JP2000146163A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2000146163A
JP2000146163A JP10312217A JP31221798A JP2000146163A JP 2000146163 A JP2000146163 A JP 2000146163A JP 10312217 A JP10312217 A JP 10312217A JP 31221798 A JP31221798 A JP 31221798A JP 2000146163 A JP2000146163 A JP 2000146163A
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combustion
fuel
ventilation
burner
amount
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JP10312217A
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English (en)
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Yoshitaka Tanimura
愛隆 谷村
Shingo Yakushiji
新吾 薬師寺
Yoshikatsu Ishikawa
善克 石川
Takahito Yokoyama
敬仁 横山
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Harman Co Ltd
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Harman Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通風路における燃料と燃焼用空気との混合比
を適正範囲になるように確実に調整することができる燃
焼装置を提供する点にある。 【解決手段】 燃焼用空気を通風路7を通してバーナ3
に通風し、かつ、その通風に伴って、供給される燃料を
燃焼用空気と混合して供給する通風手段4と、通風手段
4の通風作用により吸引力が作用するように通風路7に
接続されている燃料供給路11と、その設置箇所よりも
下流側の燃料供給圧力を設定圧力に維持する圧力調整手
段14とが設けられている燃焼装置において、圧力調整
手段14よりも燃料供給方向の下流側に混合比調整手段
15および混合比検出手段が設置されて、制御手段H
が、混合比検出手段17の検出情報に基づいて、通風路
7における燃料と燃焼用空気との混合比が適正範囲にな
るように混合比調整手段15を制御する燃焼装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全一次予混合型の
バーナと、燃焼用空気を通風路を通して前記バーナに通
風し、かつ、その通風に伴って、供給される燃料を前記
燃焼用空気と混合して供給する通風手段と、前記通風手
段の通風作用により吸引力が作用するように前記通風路
に接続されて、燃料を供給する燃料供給路と、前記燃料
供給路に設置されて、その設置箇所よりも下流側の燃料
供給圧力を設定圧力に維持する圧力調整手段と、前記バ
ーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられている燃焼
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような燃焼装置では、通常、所定
ガスグループのうちのいずれかのガスにおいて、通風路
における燃料ガスと燃焼用空気との混合比が適正範囲に
なるように調整されているが、調整されているガスと異
なるガスを使用する場合などには、通風路における燃料
ガスと燃焼用空気との混合比が適正範囲にならず、安定
な燃焼が行えないので、燃料と燃焼用空気との混合比を
適正範囲になるように調整する必要があった。
【0003】したがって、従来、燃料供給路に設けられ
た燃料供給圧力をゼロに維持する圧力調整手段と並列に
なるように、燃料と燃焼用空気との混合比を調整する混
合比調整手段が設けられて、排気ガス中の酸素濃度を検
出する酸素センサやバーナの燃焼時の輻射熱を検出する
熱電対などの混合比検出手段の検出情報に基づいて、混
合比調整手段により通風路への燃料供給量を調整して、
燃料と燃焼用空気との混合比を適正範囲にするようにし
ていた(例えば、特開平5−312315号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
燃焼装置では、圧力調整手段と並列になるように混合比
調整手段が設けられているために、圧力調整手段への一
次燃料供給圧力が変化すると、混合比調整手段を介して
通風路に供給される燃料供給圧力が一次燃料供給圧力の
変化の影響をそのまま受けることになり、燃料と燃焼用
空気との混合比を適正範囲に調整することができないこ
とがあった。
【0005】本発明は、かかる点に着目してなされたも
のであり、その目的は、通風路における燃料と燃焼用空
気との混合比を適正範囲になるように確実に調整するこ
とができる燃焼装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明によれば、圧力調整手段より
も燃料供給方向の下流側に設置されて、通風路における
燃料と燃焼用空気との混合比を調整する混合比調整手段
と、燃料と燃焼用空気との混合比を検出する混合比検出
手段とが設けられ、制御手段が、混合比検出手段の検出
情報に基づいて、通風路における燃料と燃焼用空気との
混合比が適正範囲になるように混合比調整手段を制御す
る混合比制御を実行するように構成されている。したが
って、混合比調整手段が圧力調整手段よりも燃料供給方
向の下流側に設置されているので、圧力調整手段への一
次燃料供給圧力が変化しても、圧力調整手段によって通
風路に供給される燃料供給圧力が設定圧力に維持され
て、燃料供給圧力が一次燃料供給圧力の変化の影響を受
けることなく、通風路における燃料と燃焼用空気との混
合比が適正範囲になるように調整することができる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、混合比調
整手段が、燃料供給路に設けられて、通風路への燃料供
給量を調整する燃料調整弁である。したがって、混合比
検出手段の検出情報に基づいて、燃料調整弁の開度を調
整し、通風路への燃料供給量を調整して、通風路におけ
る燃料と燃焼用空気との混合比を適正範囲になるように
確実に調整することができる。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、混合比調
整手段が、通風路に燃焼用空気を吸引する吸引部に設け
られて、燃焼用空気の通過抵抗の変更により通風路への
燃焼用空気供給量を調整する吸引抵抗変更手段である。
したがって、混合比検出手段の検出情報に基づいて、吸
引抵抗変更手段により吸引部の燃焼用空気の通過抵抗を
変更させ、通風路への燃焼用空気供給量を調整して、通
風路における燃料と燃焼用空気との混合比を適正範囲に
なるように確実に調整することができる。
【0009】請求項4に記載の発明によれば、圧力調整
手段が、その設置箇所よりも下流側の燃料供給圧力を大
気圧に維持するゼロガバナである。つまり、ゼロガバナ
の設置箇所よりも下流側の燃焼供給圧力を、電気的な制
御手段を用いずかつ通風量の多少にかかわらずに、ゼロ
に調整することができるので、ガバナ付き比例弁などの
一般的なガスガバナと比較して、通風路における燃料と
燃焼用空気との混合比を適正範囲になるように精度よく
調整することができる。
【0010】請求項5に記載の発明によれば、混合比検
出手段が、バーナの燃焼状態を検出する燃焼状態検出手
段である。つまり、通風路における燃料と燃焼用空気と
の混合比が適正範囲であると、バーナの燃焼状態が安定
な状態となるので、例えば、フレームロッドなどでバー
ナの燃焼状態を検出することによって通風路における燃
料と燃焼用空気との混合比を確実に検出することが可能
となる。
【0011】請求項6に記載の発明によれば、混合比調
整手段が、初期状態において、変更が予定されるガス種
のうちで高カロリー側のガスを燃焼させるときに、通風
路における燃料ガスと燃焼用空気との混合比を適正範囲
にする調整状態に設定されている。つまり、初期状態に
おいて、低カロリー側のガスを燃焼させるときに、混合
比を適正範囲にする調整状態に設定すると、使用される
ガス種が高カロリー側に変更された場合には、燃焼用空
気に対する燃料ガスの量が多量になり、未燃焼ガスが多
量に流出する虞があるが、このような調整状態に設定す
るものと比較して、初期状態において、高カロリー側の
ガスを燃焼させるときに、混合比を適正範囲にする調整
状態に設定すると、使用されるガス種が低カロリー側に
変更された場合には、燃料ガスの量に対する燃焼用空気
の量が多量になるだけで、上述の不利を解消することが
できる。
【0012】また、フレームロッドにて通風路における
燃料と燃焼用空気との混合比を検出するときには、低カ
ロリー側から高カロリー側に使用されるガス種が変更さ
れた場合に比べて、高カロリー側から低カロリー側に使
用されるガス種が変更された場合の方が容易に混合比の
変化を検出できることが実験により確認されており、こ
の点からも有効である。
【0013】請求項7に記載の発明によれば、制御手段
が、通常運転モードと試運転モードとに選択切換自在に
構成され、そして、試運転モードにおいて、混合比制御
を実行するように構成されている。したがって、例え
ば、燃焼装置を使いはじめる際に試運転モードを選択
し、供給されているガスが高カロリー側のガスであるか
を判別し、ガスが適正でないと判別した場合には、混合
比制御を実行して、通風路における燃料と燃焼用空気と
の混合比を適正範囲になるように調整することができる
ので、通常運転モードと試運転モードとを適宜選択し
て、必要に応じて混合比制御を実行することができ、燃
焼装置の使い勝手を向上させることができる。
【0014】請求項8に記載の発明によれば、制御手段
が、バーナの燃焼時間が設定時間経過するごとに、混合
比制御を実行するように構成されている。つまり、常
時、混合比制御を実行するものでは、給湯装置などに適
応した場合に、混合比制御の実行によって出湯される湯
水の温度が変化することになり、かえって給湯装置の使
い勝手を悪くすることがあるが、バーナの燃焼時間が設
定時間経過するごとに、混合比制御を実行して、上述の
不利を解消しながら、燃焼装置の経時変化により通風路
における燃料と燃焼用空気との混合比が適正範囲外に変
化することも防止することができる。
【0015】請求項9に記載の発明によれば、制御手段
が、バーナの燃焼において要求される燃焼量に応じた通
風量になるように通風手段の通風量を調整するように構
成され、その燃焼量が設定範囲内の場合において、混合
比制御を実行するように構成されている。つまり、要求
される燃焼量が適切な場合には、バーナの燃焼状態が安
定しており、バーナの燃焼状態を精度よく検出すること
ができるので、とくに、通風路における燃料と燃焼用空
気との混合比をバーナの燃焼状態により検出する場合に
は、混合比制御を的確に実行することができる。
【0016】請求項10に記載の発明によれば、バーナ
が、その燃焼面が金属製プレートで構成されている。こ
のように、燃焼面を金属製プレートを用いて、燃焼炎と
金属製プレートとにより電流値を検出するフレームロッ
ドにより、バーナの燃焼状態を検出することが可能とな
る。すなわち、燃焼面がセラミック製であると、フレー
ムロッドの電流値を検出することができず、フレームロ
ッドを用いてバーナの燃焼状態を検出することができな
いが、燃焼面を金属製プレートを用いてフレームロッド
によるバーナの燃焼状態の検出を可能としている。もち
ろん、金属製プレートであれば、従来からの混合比検出
手段である熱電対などの温度センサや酸素センサも使用
可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明にかかる燃焼装置を給湯装
置に適応した例を図面に基づいて説明する。 〔第1実施形態〕この給湯装置は、図1に示すように、
供給される水を加熱して図外の出湯栓に給湯する給湯部
K、この給湯部Kの動作を制御する制御手段としての制
御部H、この制御部Hに動作情報を指令するリモコン操
作部Rを備えて構成されている。
【0018】前記給湯部Kは、燃焼室1内に設けられた
水加熱用の熱交換器2、この熱交換器2を加熱するガス
燃焼式の全一次予混合型のバーナ3などから構成され、
このバーナ3の上流側から燃焼用空気を通風路7を通し
て通風し、かつ、その通風に伴って、供給される燃料ガ
スを燃焼用空気と混合して供給する通風手段としてのフ
ァン4も設けられている。そして、バーナ3の燃焼面は
金属製のプレート3aで構成され、熱交換器2には、例
えば家庭用の水道などから水が供給される入水路5、加
熱後の湯水を出湯する出湯路6がそれぞれ接続され、前
記入水路5には、熱交換器2への通水量を検出する通水
量センサ8、入水路5を通して供給される水の温度を検
出する入水温サーミスタ9が設けられている。また、出
湯路6には、図外の出湯栓から出湯される湯水の温度を
検出する出湯温サーミスタ10が設けられている。
【0019】通風路7に対して燃料を供給する燃料供給
路11は、ファン4の通風作用により吸引力が作用する
ように、通風路7に接続されている。つまり、ファン4
の通風量が大きくなるほど、通風路7に供給される燃料
ガス供給量が大きくなるようになっている。そして、こ
の燃料供給路11には、燃料供給方向の上流側から、燃
料供給を断続する電磁操作式の安全弁12およびメイン
弁13、その設置箇所よりも下流側の燃料供給圧力を大
気圧に維持する圧力調整手段としてのゼロガバナ14、
通風路7への燃料供給量を調整する混合比調整手段とし
ての燃料調整弁15のそれぞれが設けられている。つま
り、燃料調整弁15は、ゼロガバナ14よりも燃料供給
方向の下流側で、かつ、ゼロガバナ14と直列になるよ
うに、燃料供給路11に設けられている。
【0020】また、バーナ3の近くには、バーナ3に対
する点火動作を実行するイグナイタ16と、バーナ3が
着火されているか否かを検出する燃焼状態検出手段とし
てのフレームロッド17とがそれぞれ備えられている。
前記フレームロッド17は、燃焼炎と金属製プレート3
aとにより検出される電流値を検出するもので、バーナ
3の燃焼状態に応じてその電流値が変化するように構成
されている。
【0021】前記ゼロガバナ14について説明を加える
と、図2に示すように、ガス通路の開度を調整する弁体
14a、大気圧Ptとゼロガバナ出口圧力P2の圧力差
を受けるダイヤフラム14b、弁体14aおよびダイヤ
フラム14bを支えるスプリング14c、スプリング1
4cを調節する調節機構14dなどから構成されてい
る。そして、例えば、ゼロガバナ入口圧力P1が上昇側
に圧力変動したときには、その圧力変動に伴ってゼロガ
バナ出口圧力P2も上昇側に圧力変動するが、ゼロガバ
ナ出口圧力P2の圧力変動に伴って、弁体14aが下方
移動し、ゼロガバナ出口圧力P2を下降側に圧力変動さ
せて、ゼロガバナ出口圧力P2が大気圧Ptになるよう
に調整する。また、大気圧Ptが上昇側に圧力変動した
ときには、その圧力変動に伴って弁体14aが上方移動
し、ゼロガバナ出口圧力P2が上昇側に変動した大気圧
Ptになるように調整する。このようにして、ゼロガバ
ナ14への一次燃料供給圧力P1や大気圧Ptが変動し
た場合においても、ゼロガバナ出口圧力P2が大気圧P
tになるように調整される。
【0022】前記燃料調整弁15について説明を加える
と、図3に示すように、ステッピングモータ15a、ス
テッピングモータ15aの調整に対応してガス通路を開
閉する閉子機構15bから構成されている。そして、初
期状態においては、図3の(ロ)に示すように、変更が
予定されるガス種のうちで高カロリー側のガス(例え
ば、13A−1)を燃焼させるときに、通風路7におけ
る燃料ガスと燃焼用空気との混合比を適正範囲にする調
整状態に設定されている。
【0023】前記リモコン操作部Rは、給湯部Kの運転
の開始・停止を指令する運転スイッチ18、通常運転モ
ードと試運転モードとを切換えるモード切換スイッチ1
9、出湯用目標温度を変更設定自在な温度設定スイッチ
20、出湯温度や出湯用目標温度などを表示する表示部
21、運転状態であることを表示する運転ランプ22、
バーナ3が燃焼状態であることを表示する燃焼ランプ2
3などを備えて構成されている。
【0024】前記制御部Hは、マイクロコンピュータを
備えて構成され、通常運転モードにおいて、出湯中にリ
モコン操作部Rの操作指令に基づいて出湯温度が目標給
湯温度になるように制御する燃焼制御処理、試運転モー
ドにおいて、通風路7における燃料ガスと燃焼用空気と
の混合比を適正範囲になるように制御する混合比制御処
理のそれぞれを実行するように構成されている。
【0025】前記燃焼制御処理は、通常運転モードが選
択されている状態において、熱交換器2への通水が開始
されるに伴ってバーナ3の燃焼を開始して、熱交換器2
への通水が停止されるに伴ってバーナ3の燃焼を停止さ
せるように制御するとともに、熱交換器2への通水が検
出されているときには、出湯温度が出湯用目標温度にな
るようにファン4の通風量を調整する処理を実行する。
【0026】具体的に説明すると、運転スイッチ18の
ON操作に伴って運転状態に設定された後に、モード切
換スイッチ19により通常運転モードが選択されている
と、図外の出湯栓の開操作に伴って通水量センサ8にて
検出される通水量が設定水量を超えると、ファン4によ
る通風作動を開始し、かつ、安全弁12およびメイン弁
13を開弁させて点火用ガス量になるようにファン4の
回転数を調整するとともに、イグナイタ14によってバ
ーナ3の点火動作を行い、フレームロッド17によって
バーナ3の着火を確認する。
【0027】その後、入水温サーミスタ9、出湯温サー
ミスタ10、通水量センサ8のそれぞれの検出情報、お
よび、温度設定スイッチ20にて設定されている出湯用
目標温度の情報に基づいて、出湯温度を出湯用目標温度
にするために必要なガス量になるようにファン4の通風
量を調整するフィードフォワード制御を実行するととも
に、出湯温サーミスタ10の検出温度と出湯用目標温度
との偏差に応じてファン4の通風量を微調整するフィー
ドバック制御を実行する。このようにして、入水路5か
らの水は、熱交換器2によって加熱されて、図外の出湯
栓から出湯用目標温度の湯水が出湯されることになる。
【0028】前記混合比制御処理は、試運転モードが選
択されている状態において、バーナ2の燃焼を開始し、
設定燃焼量でバーナ2を燃焼させた状態でフレームロッ
ド17の検出情報に基づいて、通風路7における燃料ガ
スと燃焼用空気との混合比が適正範囲になるように燃料
調整弁15を調整する処理を実行する。
【0029】具体的に説明すると、運転スイッチ18の
ON操作に伴って運転状態に設定された後に、モード切
換スイッチ19により試運転モードが選択されていると
きに、図外の出湯栓の開操作に伴って通水量センサ8に
て検出される通水量が設定水量を越えると、ファン4に
よる通風作動を開始し、かつ、安全弁12およびメイン
弁13を開弁させて点火用ガス量になるようにファン4
の回転数を調整するとともに、イグナイタ14によって
バーナ3の点火動作を行い、フレームロッド17によっ
てバーナ3の着火を確認する。その後、バーナ3の燃焼
量が設定燃焼量(例えば、インプット量=30000ま
たは15000kcal/h)になるようにファン4の
回転数を調整し、フレームロッド17の電流値に基づい
て、通風路7における燃料ガスと燃焼用空気との混合比
が適正範囲になるように燃料調整弁15の開度を調整す
る。
【0030】つまり、燃料調整弁15は、その初期状態
において、変更が予定されるガス種のうちで高カロリー
側のガス(例えば、13A−1)を燃焼させるときに、
通風路7における燃料ガスと燃焼用空気との混合比を適
正範囲にする調整状態に設定されているので、燃料調整
弁15の調整状態が初期状態のままであると、変更が予
定されるガス種のうちで低カロリー側のガス(例えば、
12A−3)を燃焼させるときには、通風路7における
燃料ガスと燃焼用空気との混合比が適正範囲よりも空気
過剰側に変化する。
【0031】したがって、図4に示すように、例えば、
12A−3のガスで燃焼させた時には、バーナの要求さ
れる燃焼量としての各インプット量におけるフレームロ
ッド17による電流値FLと燃料ガスと燃焼用空気との
空気比λとの関係に基づいて、空気比λが適正範囲であ
る1.30〜1.40の間になるように、すなわちフレ
ームロッド17による電流値が4.5μA程度になるよ
うに燃料調整弁15の開度を増大側に調整するようにし
ている。
【0032】図4について説明を加えると、インプット
量が30000kcal/hおよび15000kcal
/hのときの空気比λとフレーム電流値FLの関係を示
したものである。そして、高カロリー側のガス(例え
ば、13A−1)を燃焼させるときに空気比λが1.3
0〜1.40になるように設定したとき、低カロリー側
のガス(例えば、12A−3)が流れると、そのときの
空気比λが1.50〜1.60に変化する。図4に示す
ように、空気比λが1.40を越えると急激にフレーム
電流値FLが低下するため、空気比λが変化したことを
容易に判断することができ、この特性を利用することに
より、初期状態に高カロリー側のガスを燃焼させたとき
に空気比λを適正範囲に設定しておくことで、混合比制
御処理を実行する際には、精度よい調整が可能になる。
【0033】また、混合比制御処理を実行するときに
は、バーナ3の燃焼量が設定燃焼量になるように、すな
わち、そのときのインプット量が図4に示すインプット
量(30000kcal/hおよび15000kcal
/h)になるようにしているが、この設定燃焼量に対応
するインプット量は、図4に示すインプット量(300
00kcal/hおよび15000kcal/h)限ら
れるものではなく、図4に示すような空気比λとフレー
ム電流値FLの関係が得られるインプット量であればよ
い。
【0034】制御部Hの制御動作について、図5のフロ
ーチャートに基づいて説明する。まず、リモコン操作部
Rの運転スイッチ18がON操作されて、給湯装置が運
転状態に設定された状態において、モード切換スイッチ
19が通常運転モードに選択されていると、図外の出湯
栓の開操作に伴って通水量センサ8にて検出される通水
量が設定水量を超えると、バーナ3の点火処理を行う
(ステップ1〜4)。つまり、バーナ3の燃焼が停止し
ていると、ファン4による通風作動を開始し、かつ、安
全弁12およびメイン弁13を開弁させて点火用ガス量
になるようにファン4の回転数を調整するとともに、イ
グナイタ14によってバーナ3の点火動作を行い、フレ
ームロッド17によってバーナ3の着火を確認する。
【0035】その後、入水温サーミスタ9、出湯温サー
ミスタ10、通水量センサ8のそれぞれの検出情報、お
よび、温度設定スイッチ20にて設定されている出湯用
目標温度の情報に基づいて、出湯温度を出湯用目標温度
にするために必要なガス量になるようにファン4の通風
量を調整する(ステップ5)。
【0036】そして、上述の通風量の調整などの制御動
作が、熱交換器2への通水量が設定量未満になるか、運
転スイッチ18がOFF操作されるまで実行される。つ
まり、熱交換器2への通水量が設定量未満になるか、運
転スイッチ18がOFF操作されると、バーナ3が燃焼
中であると、安全弁12とメイン弁13を閉弁して、フ
ァン4の通風作動をさせて、バーナ3の燃焼を停止させ
るバーナ燃焼停止処理を行う(ステップ6〜8)。
【0037】また、モード切換スイッチ19が試運転モ
ードに選択されているときに、図外の出湯栓の開操作に
伴って通水量センサ8にて検出される通水量が設定水量
を越えると、バーナ3の点火処理を実行する(ステップ
2,9,10,11)。つまり、バーナ3の燃焼が停止
していると、ファン4による通風作動を開始し、かつ、
安全弁12およびメイン弁13を開弁させて点火用ガス
量になるようにファン4の通風量を調整するとともに、
イグナイタ14によってバーナ3の点火動作を行い、フ
レームロッド17によってバーナ3の着火を確認する。
その後、バーナ3の燃焼量が設定燃焼量(例えば、イン
プット量=30000または15000kcal/h)
になるようにファン4の通風量を調整して、フレームロ
ッド17の電流値に基づいて、通風路7における燃料ガ
スと燃焼用空気との混合比を検出し、その検出値が適正
範囲外であれば、その混合比が適正範囲になるように燃
料調整弁15の開度を調整する(ステップ12〜1
4)。
【0038】このようにして、通風路7における燃料ガ
スと燃焼用空気との混合比が適正範囲になるように調整
されると、バーナ3が燃焼中であれば、安全弁12とメ
イン弁13を閉弁して、ファン4の通風作動を停止さ
せ、バーナ3の燃焼を停止させるバーナ燃焼停止処理を
行うとともに、給湯部Kに設けた止水バルブ(図示せ
ず)を閉操作して通水停止を行う(ステップ13,1
5,8)。
【0039】上述のようにして、燃料調整弁15がゼロ
ガバナ14よりも燃料供給方向の下流側に設置されてい
るので、ゼロガバナ14への一次燃料供給圧力が変化し
ても、ゼロガバナ14によって通風路7に供給される燃
料供給圧力が大気圧に維持されて、燃料供給圧力が一次
燃料供給圧力の変化の影響を受けることなく、通風路7
における燃料と燃焼用空気との混合比が適正範囲になる
ように確実に調整することができる。
【0040】〔第2実施形態〕この第2実施形態は、上
記第1実施形態における混合比調整手段についての別実
施形態であり、その他の構成および動作については、上
記第1実施形態と同様であるので、その詳細な説明は省
略する。つまり、図6に示すように、吸引抵抗変更手段
としての可動ダンパー24が、ゼロガバナ14よりも燃
料供給方向の下流側であり、かつ、通風路7に燃焼用空
気を吸引する吸引部25を開閉するように設けられて、
燃焼用空気の通過抵抗の変更により通風路7への燃焼用
空気量を調整するように構成されている。なお、図6に
示すように、燃料供給路11に接続され燃料ガスを吸引
するガス孔26が通風路7内に設けられている。
【0041】そして、制御部Hが、混合比制御処理にお
いては、試運転モードが選択されている状態において、
バーナ2の燃焼を開始し、設定燃焼量でバーナ2を燃焼
させた状態でフレームロッド17の検出情報に基づい
て、通風路7における燃料ガスと燃焼用空気との混合比
が適正範囲になるように可動ダンパー24を調整する処
理を実行する。
【0042】具体的に説明すると、運転スイッチ18の
ON操作に伴って運転状態に設定された後に、モード切
換スイッチ19により試運転モードが選択されていると
きに、図外の出湯栓の開操作に伴って通水量センサ8に
て検出される通水量が設定水量を越えると、ファン4に
よる通風作動を開始し、かつ、安全弁12およびメイン
弁13を開弁させて点火用ガス量になるようにファン4
の通風量を調整するとともに、イグナイタ14によって
バーナ3の点火動作を行い、フレームロッド17によっ
てバーナ3の着火を確認する。その後、バーナ3の燃焼
量が設定燃焼量(例えば、インプット量=30000ま
たは15000kcal/h)になるようにファン4の
通風量を調整し、フレームロッド17の電流値に基づい
て、通風路7における燃料ガスと燃焼用空気との混合比
が適正範囲になるように可動ダンパー24の開度を調整
する。
【0043】また、混合比制御処理を実行するときに
は、バーナ3の燃焼量が設定燃焼量になるように、すな
わち、そのときのインプット量が図4に示すインプット
量(30000kcal/hおよび15000kcal
/h)になるようにしているが、この設定燃焼量に対応
するインプット量は、図4に示すインプット量(300
00kcal/hおよび15000kcal/h)限ら
れるものではなく、図4に示すような空気比λとフレー
ム電流値FLの関係が得られるインプット量であればよ
い。
【0044】つまり、可動ダンパー24は、その初期状
態において、変更が予定されるガス種のうちで高カロリ
ー側のガス(例えば、13A−1)を燃焼させるとき
に、通風路7における燃料ガスと燃焼用空気との混合比
を適正範囲にする調整状態に設定されているので、可動
ダンパー24の調整状態が初期状態のままであると、変
更が予定されるガス種のうちで低カロリー側のガス(例
えば、12A−3)を燃焼させるときには、通風路7に
おける燃料ガスと燃焼用空気との混合比が適正範囲より
も空気過剰側に変化する。
【0045】したがって、図4に示すように、例えば、
12A−3のガスで燃焼させた時には、バーナの要求さ
れる燃焼量としての各インプット量におけるフレームロ
ッド17による電流値FLと燃料ガスと燃焼用空気との
空気比λとの関係に基づいて、空気比λが適正範囲であ
る1.30〜1.40の間になるように、すなわちフレ
ームロッド17による電流値が4.5μA程度になるよ
うに可動ダンパー24の開度を減少側に調整するように
している。
【0046】また、図4に示すように、空気比λが1.
30〜1.40で燃焼させたときのフレーム電流値FL
と、空気比λが1.40以上で燃焼させたときのフレー
ム電流値FLとを比較すると、その差が大きいので、空
気比λを精度よく適正範囲内に調整することができる。
なお、この第2実施形態における制御部Hの制御動作を
ついても、上記第1実施形態と同様の動作を行うので、
その説明は省略する。
【0047】〔別実施形態〕 (1)上記第1および2実施形態では、モード切換スイ
ッチ19を設け、このモード切換スイッチ19により試
運転モードが選択されると、混合比制御を実行するよう
にしているが、バーナ3の燃焼時間が設定時間経過する
ごとに、混合比制御を実行するようにしてもよい。この
制御動作について、図7のフローチャートに基づいて説
明する。まず、リモコン操作部Rの運転スイッチ18が
ON操作されて、図外の出湯栓の開操作に伴って通水量
センサ8にて検出される通水量が設定水量を超えると、
ファン4による通風作動を開始し、かつ、安全弁12お
よびメイン弁13を開弁させて点火用ガス量になるよう
にファン4の回転数を調整するとともに、イグナイタ1
4によってバーナ3の点火動作を行い、フレームロッド
17によってバーナ3の着火を確認する(ステップ21
〜23)。
【0048】その後、入水温サーミスタ9、出湯温サー
ミスタ10、通水量センサ8のそれぞれの検出情報、お
よび、温度設定スイッチ20にて設定されている出湯用
目標温度の情報に基づいて、出湯温度を出湯用目標温度
にするために必要なガス量になるようにファン4の通風
量を調整する(ステップ24)。
【0049】そして、バーナ3の燃焼時間が設定時間経
過するか、あるいは、前回混合比制御処理を実行してか
ら設定時間経過した混合比制御実行タイミングであると
きに、バーナ3の燃焼量が設定燃焼量(例えば、インプ
ット量=30000または15000kcal/h)以
外であれば混合比制御を行わず、バーナ3の燃焼量が前
記設定燃焼量である場合のみ、フレームロッド17によ
る電流値に基づいて、通風路7における燃料ガスと燃焼
用空気との混合比を検出し、その検出値が適正範囲外で
あると、その混合比が適正範囲内になるように燃料調整
弁15あるいは可動ダンパー24の開度を調整する(ス
テップ25〜28)。なお、設定燃焼量に対応するイン
プット量は、図4に示すインプット量(30000kc
al/hおよび15000kcal/h)限られるもの
ではなく、図4に示すような空気比λとフレーム電流値
FLの関係が得られるインプット量であればよい。
【0050】そして、上述のような通風量の調整および
混合比制御処理が、熱交換器2への通水量が設定量未満
になるか、運転スイッチ18がOFF操作されるまで実
行される。つまり、熱交換器2への通水量が設定量未満
になるか、運転スイッチ18がOFF操作されると、安
全弁12とメイン弁13を閉弁して、ファン4の通風作
動をさせて、バーナ3の燃焼を停止させる(ステップ2
9〜31)。
【0051】また、混合比制御の実行については、試運
転モードにおいて、混合比制御を実行し、さらに、バー
ナ3の燃焼時間が設定時間経過するごとに、混合比制御
処理を実行するようにしてもよい。図8のフローチャー
トに基づいて説明する。なお、詳細な制御動作について
は、上述した制御動作と同様であるので、その詳細な説
明は省略する。つまり、リモコン操作部Rの運転スイッ
チ18がON操作されて、モード切換水スイッチ19が
通常運転モードに選択された状態で、図外の給湯栓の開
操作に伴って通水量センサ8にて検出される通水量が設
定水量を越えると、バーナ3の点火処理を行い、出湯温
度を出湯用目標温度にするために必要なガス量になるよ
うにファン4の通風量を調整する(ステップ41〜4
5)。
【0052】そして、バーナ3の燃焼時間が設定時間経
過するか、または、前回混合比制御処理を実行してから
設定時間経過した混合比制御実行タイミングであると、
バーナ3の燃焼量が設定燃焼量(例えば、インプット量
=30000または15000kcal/h)以外であ
れば混合比制御を行わず、バーナ3の燃焼量が前記設定
燃焼量である場合のみ、フレームロッド17による電流
値に基づいて、通風路7における燃料ガスと燃焼用空気
との混合比を検出し、その検出値が適正範囲外である
と、その混合比が適正範囲内になるように燃料調整弁1
5あるいは可動ダンパ24の開度を調整する(ステップ
46〜49)。なお、設定燃焼量に対応するインプット
量は、図4に示すインプット量(30000kcal/
hおよび15000kcal/h)限られるものではな
く、図4に示すような空気比λとフレーム電流値FLの
関係が得られるインプット量であればよい。
【0053】このようにして、上述の制御動作が、熱交
換器2への通水量が設定量未満になるか、運転スイッチ
18がOFF操作されるまで実行される。つまり、熱交
換器2への通水量が設定量未満になるか、運転スイッチ
18がOFF操作されると、バーナ燃焼停止処理を実行
する(ステップ50〜52)。
【0054】また、モード切換スイッチ19が試運転モ
ードに選択されているときに、図外の出湯栓の開操作に
伴って通水量センサ8にて検出される通水量が設定水量
を越えると、バーナ3の点火処理を実行し、バーナ3の
燃焼量が設定燃焼量になるようにファン4の通風量を調
整する(ステップ53〜56)。そして、フレームロッ
ド17の電流値に基づいて、通風路7における燃料ガス
と燃焼用空気との混合比を検出し、その検出値が適正範
囲外であれば、その混合比が適正範囲になるように燃料
調整弁15あるいは可動ダンパー24の開度を調整する
(ステップ57,58)。
【0055】このようにして、通風路7における燃料ガ
スと燃焼用空気との混合比が適正範囲になるように調整
されると、バーナ3が燃焼中であれば、安全弁12とメ
イン弁13を閉弁して、ファン4の通風作動を停止さ
せ、バーナ3の燃焼を停止させるバーナ燃焼停止処理を
行うとともに、給湯部Kに設けた止水バルブ(図示せ
ず)を閉操作して通水停止を行う(ステップ57,5
9,52)。
【0056】また、混合比制御の実行については、バー
ナ3の燃焼中において、常に、混合比制御を実行するよ
うにしてもよい。つまり、バーナ3の燃焼中において
は、常に、フレームロッド17による電流値に基づい
て、通風路7における燃料ガスと燃焼用空気との混合比
を検出し、その検出値が適正範囲外であると、その混合
比が適正範囲内になるように燃料調整弁15あるいは可
動ダンパー24の開度を調整する。説明を加えると、上
記別実施形態の制御動作を示す図7のフローチャートに
おいては、バーナ3の燃焼時間が設定時間経過するか、
あるいは、前回混合比制御処理を実行してから設定時間
経過した混合比制御実行タイミングであるか否かを判別
する動作(ステップ25)を削除する。そして、上記別
実施形態の制御動作を示す図8のフローチャートにおい
ては、バーナ3の燃焼時間が設定時間経過するか、ある
いは、前回混合比制御処理を実行してから設定時間経過
した混合比制御実行タイミングであるか否かを判別する
動作(ステップ46)を削除する。
【0057】(2)上記第1および2実施形態では、混
合比制御処理において、通風路7における燃料ガスと燃
焼用空気との混合比が適正範囲になるように、通風路7
への燃料供給量または燃焼用空気供給量のどちらか一方
を調整するようにしているが、混合比制御処理におい
て、通風路7における燃料ガスと燃焼用空気との混合比
が適正範囲になるように、通風路7への燃料供給量およ
び燃焼用空気供給量の両方を調整するようにしてもよ
い。
【0058】(3)上記第1および2実施形態では、燃
料供給路11に圧力調整手段としてゼロガバナを設ける
ようにしているが、ゼロガバナに限るものではなく、ガ
バナ付き比例弁などの一般的なガスガバナでもよい。
【0059】(4)上記第1および2実施形態では、燃
焼状態を検出するフレームロッド17の検出情報に基づ
いて、通風路7における燃料と燃焼用空気との混合比を
検出するようにしているが、燃焼室1からの排ガス中に
おける酸素濃度を検出する酸素センサやバーナ3の燃焼
状態を検出する熱電対などにより通風路7における燃料
と燃焼用空気との混合比を検出するようにしてもよい。
そして、酸素センサなどにより通風路7における燃料と
燃焼用空気との混合比を検出する場合には、バーナ3の
燃焼面はセラミック製のプレートでもよい。また、酸素
センサなどにより通風路7における燃料と燃焼用空気と
の混合比を検出する場合には、混合比制御処理を実行す
るときのバーナ3の燃焼量は、設定燃焼量に限られるも
のではなく、任意の燃焼量でもよい。
【0060】(5)上記第1および2実施形態では、混
合比調整手段としての燃料調整弁15または可動ダンパ
ー24が、初期状態において、変更が予定されるガス種
のうちで高カロリー側のガスを燃焼させるときに、通風
路7における燃料ガスと燃焼用空気との混合比を適正範
囲にする調整状態に設定されているが、フレームロッド
の形状や取り付け位置を変更してλ−FL特性を変えた
り、熱電対や酸素センサを用いることで、初期状態にお
ける混合比調整手段の設定を、変更が予定されるガス種
のうちで低カロリー側のガスに設定することも可能であ
る。
【0061】(6)上記第1および2実施形態では、通
常運転モードと試運転モードとを切換えるモード切換ス
イッチ19をリモコン操作部Rに設けるようにしている
が、モード切換スイッチ19の設置箇所は、リモコン操
作部Rに限られるものではなく、例えば、制御部Hの制
御基板上に設けるものでもよく、リモコン操作部Rに設
ける場合にも、使用者が目に触れない隠しスイッチとし
て設けるものでもよい。
【0062】(7)上記第1実施形態では、燃料調整弁
15がゼロガバナ14よりも燃料供給方向の下流側で、
かつ、ゼロガバナ14と直列になるように、燃料供給路
11に設けられているが、次のように構成してもよい。
つまり、図9に示すように、ゼロガバナ14よりも燃料
供給方向の下流側に、燃料供給路11をバイパスする副
燃料供給路11aを設けて、燃料供給路11には、高カ
ロリー用ノズル27を、副燃料供給路11aには、燃料
調整弁15を設けるように構成する。なお、高カロリー
用ノズル27に代えて、高カロリー用オリフィスを用い
ることも可能である。
【0063】(8)上記第1および2実施形態では、本
発明にかかる燃焼装置を給湯装置に適応した例を示して
いるが、暖房装置などのその他各種の装置に適応可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における給湯装置の全体概略図
【図2】ゼロガバナの概略構成図
【図3】燃料調整弁の概略構成図
【図4】フレームロッドによる電流値と混合比の関係を
示す図
【図5】制御部の制御動作を示すフローチャート
【図6】第2実施形態における給湯装置の全体概略図
【図7】別実施形態における制御部の制御動作を示すフ
ローチャート
【図8】別実施形態における制御部の制御動作を示すフ
ローチャート
【図9】別実施形態における燃料供給路の概略構成図
【符号の説明】
3 バーナ 4 通風手段 7 通風路 11 燃料供給路 14 圧力調整手段としてのゼロガバナ 15 混合比調整手段としての燃料調整弁 17 混合比検出手段としての燃焼状態検出
手段 24 混合比調整手段としての吸引抵抗変更
手段 25 吸引部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 善克 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 (72)発明者 横山 敬仁 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 Fターム(参考) 3K003 AA01 AB02 AB06 AC02 BC01 CA03 CA05 CB05 CC01 DA03 EA02 FA02 FB03 GA03 HA03 JA06 JA13 KA05 KB02 LA08 NA01 NA07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全一次予混合型のバーナと、燃焼用空気
    を通風路を通して前記バーナに通風し、かつ、その通風
    に伴って、供給される燃料を前記燃焼用空気と混合して
    供給する通風手段と、前記通風手段の通風作用により吸
    引力が作用するように前記通風路に接続されて、燃料を
    供給する燃料供給路と、前記燃料供給路に設置されて、
    その設置箇所よりも下流側の燃料供給圧力を設定圧力に
    維持する圧力調整手段と、前記バーナの燃焼を制御する
    制御手段とが設けられている燃焼装置であって、 前記圧力調整手段よりも燃料供給方向の下流側に設置さ
    れて、前記通風路における燃料と燃焼用空気との混合比
    を調整する混合比調整手段と、燃料と燃焼用空気との混
    合比を検出する混合比検出手段とが設けられ、 前記制御手段が、前記混合比検出手段の検出情報に基づ
    いて、前記通風路における燃料と燃焼用空気との混合比
    が適正範囲になるように前記混合比調整手段を制御する
    混合比制御を実行するように構成されている燃焼装置。
  2. 【請求項2】 前記混合比調整手段が、前記燃料供給路
    に設けられて、前記通風路への燃料供給量を調整する燃
    料調整弁である請求項1に記載の燃焼装置。
  3. 【請求項3】 前記混合比調整手段が、前記通風路に燃
    焼用空気を吸引する吸引部に設けられて、燃焼用空気の
    通過抵抗の変更により前記通風路への燃焼用空気供給量
    を調整する吸引抵抗変更手段である請求項1に記載の燃
    焼装置。
  4. 【請求項4】 前記圧力調整手段が、その設置箇所より
    も下流側の燃料供給圧力を大気圧に維持するゼロガバナ
    である請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃焼装置。
  5. 【請求項5】 前記混合比検出手段が、前記バーナの燃
    焼状態を検出する燃焼状態検出手段である請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の燃焼装置。
  6. 【請求項6】 前記混合比調整手段が、初期状態におい
    て、変更が予定されるガス種のうちで高カロリー側のガ
    スを燃焼させるときに、前記通風路における燃料ガスと
    燃焼用空気との混合比を適正範囲にする調整状態に設定
    されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃焼装
    置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段が、通常運転モードと試運
    転モードとに選択切換自在に構成され、そして、前記試
    運転モードにおいて、前記混合比制御を実行するように
    構成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃
    焼装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段が、前記バーナの燃焼時間
    が設定時間経過するごとに、前記混合比制御を実行する
    ように構成されている請求項1〜7のいずれか1項に記
    載の燃焼装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段が、前記バーナの燃焼にお
    いて要求される燃焼量に応じた通風量になるように前記
    通風手段の通風量を調整するように構成され、その燃焼
    量が設定範囲内の場合において、前記混合比制御を実行
    するように構成されている請求項1〜8のいずれか1項
    に記載の燃焼装置。
  10. 【請求項10】 前記バーナが、その燃焼面が金属製プ
    レートで構成されている請求項1〜9のいずれか1項に
    記載の燃焼装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8418661B2 (en) 2008-11-27 2013-04-16 Noritz Corporation Combustion apparatus
EP3772614A1 (en) * 2019-08-07 2021-02-10 Rinnai Corporation Premixing apparatus

Cited By (3)

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