JP2001235140A - 全一次式燃焼バーナの燃焼制御装置 - Google Patents

全一次式燃焼バーナの燃焼制御装置

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JP2001235140A
JP2001235140A JP2000045653A JP2000045653A JP2001235140A JP 2001235140 A JP2001235140 A JP 2001235140A JP 2000045653 A JP2000045653 A JP 2000045653A JP 2000045653 A JP2000045653 A JP 2000045653A JP 2001235140 A JP2001235140 A JP 2001235140A
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JP
Japan
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combustion
ventilation
rotation speed
fuel
burner
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JP2000045653A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Tanimura
愛隆 谷村
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Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通風路における燃料と燃焼用空気との混合比
が適正範囲であるときの混合比調整手段の誤った作動を
防止すること。 【解決手段】 燃焼制御手段Hが、燃焼制御処理と併行
して、加熱対象物の加熱前の熱状態の検出情報から求め
たバーナ3の燃焼量と基準関係とに基づいて、加熱対象
物を目標加熱状態にするための基準回転速度を求める基
準回転速度演算処理を実行するとともに、その回転速度
演算処理にて求めた基準回転速度と、回転速度検出手段
4aにて検出される、燃焼制御処理の実行による通風フ
ァン4の実際の回転速度との偏差が設定許容範囲から外
れ、かつ、混合比検出手段17により検出される混合比
が適正範囲から外れていると、その混合比検出手段17
の検出情報に基づいて、通風路7における燃料と燃焼用
空気との混合比が適正範囲になるように混合比調整手段
15を制御する混合比調整処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱対象物を燃焼
により加熱する全一次予混合型のバーナと、燃焼用空気
を通風路を通して前記バーナに通風し、かつ、その通風
に伴って、供給される燃料を前記燃焼用空気と混合して
供給する通風ファンと、前記通風ファンの通風作用によ
り吸引力が作用するように前記通風路に接続されて、燃
料を供給する燃料供給路と、前記燃料供給路に設置され
て、その設置箇所よりも下流側の燃料供給圧力を設定圧
力に維持する圧力調整手段と、前記バーナの燃焼を制御
する燃焼制御手段とが設けられ、前記燃焼制御手段が、
前記加熱対象物の加熱後の熱状態の検出情報に基づい
て、前記加熱対象物が目標加熱状態になるように前記通
風ファンの回転速度を制御する燃焼制御処理を実行する
ように構成されている全一次式燃焼バーナの燃焼制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような全一次式燃焼バーナの燃焼
制御装置は、高発熱量のガスグループや低発熱量のガス
グループなどのガスグループを燃焼させるのに使用され
るものであり、そして、それらのガスグループのうちの
いずれかのガスグループを選択したときには、そのガス
グループに属する異なる発熱量のガスのうちのひとつを
選択し、その選択したガスと燃焼用空気との混合比が適
正範囲になるように調整されて使用されることになる
が、調整されているガスと異なるガスを使用する場合な
どには、通風路における燃料ガスと燃焼用空気との混合
比が適正範囲にならず、安定な燃焼が行えないので、燃
料と燃焼用空気との混合比を適正範囲になるように調整
する必要があった。
【0003】したがって、従来、燃料供給路に設けられ
た燃料供給圧力をゼロに維持する圧力調整手段と並列に
なるように、燃料と燃焼用空気との混合比を調整する混
合比調整手段が設けられて、排気ガス中の酸素濃度を検
出する酸素センサやバーナの燃焼時の輻射熱を検出する
熱電対などの混合比検出手段の検出情報に基づいて、混
合比調整手段により通風路への燃料供給量を調整して、
燃料と燃焼用空気との混合比を適正範囲にするようにし
ていた(例えば、特開平5−312315号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
全一次式燃焼バーナの燃焼制御装置では、圧力調整手段
と並列になるように混合比調整手段が設けられているた
めに、圧力調整手段への一次燃料供給圧力が変化する
と、混合比調整手段を介して通風路に供給される燃料供
給圧力が一次燃料供給圧力の変化の影響をそのまま受け
ることになり、燃料と燃焼用空気との混合比を適正範囲
に調整することができないことがあった。
【0005】そこで、本出願人は、上述の不利を解消す
るものとして、上述の全一次式燃焼装置において、通風
路における燃料と燃焼用空気との混合比を調整する混合
比調整手段を、圧力調整手段よりも燃料供給方向の下流
側に設置し、燃料と燃焼用空気との混合比を検出する混
合比検出手段を設けて、その混合比検出手段により検出
される混合比が適正範囲になるように混合比調整手段を
制御するものを先に出願している(特願平10−312
217号参照)。説明を加えると、上記特願平10−3
12217号に記載のものは、混合比調整手段を圧力調
整手段よりも燃料供給方向の下流側に設置することによ
って、圧力調整手段への一次燃料供給圧力が変化して
も、圧力調整手段によって通風路に供給される燃料供給
圧力を設定圧力に維持することができることとなって、
燃料供給圧力が一次燃料供給圧力の変化の影響を受ける
ことなく、通風路における燃料と燃焼用空気との混合比
が適正範囲になるように調整できるようにしたものであ
る。
【0006】しかしながら、上記特願平10−3122
17号に記載のものでは、混合比検出手段により検出さ
れる混合比が適正範囲を外れると、その混合比が適正範
囲になるように混合比調整手段を制御することとなって
いるので、通風路における燃料と燃焼用空気との混合比
が適正範囲であっても、経年劣化などにより、混合比検
出手段が誤った信号を出力してしまうと、その誤った信
号の情報に基づいて、混合比調整手段が誤って作動して
しまい、通風路における燃料と燃焼用空気との混合比が
適正範囲を外れてしまう虞があった。ちなみに、通風路
における燃料と燃焼用空気との混合比が適正範囲を外れ
る要因としては、上述のように、通風路における燃料ガ
スと燃焼用空気との混合比が適正範囲になるように調整
されているガスと異なる発熱量のガスを使用する場合の
他に、通風路に燃焼用空気を吸引する吸引部に異物や埃
などが付着して吸引部の通路面積が小さくなる通風異常
や、燃料供給路に異物や埃などが付着して燃料供給路の
通路面積が小さくなる燃料供給異常などが考えられる。
【0007】本発明は、かかる点に着目してなされたも
のであり、その目的は、通風路における燃料と燃焼用空
気との混合比を適正範囲になるように確実に調整し、か
つ、その混合比が適正範囲であるときの混合比調整手段
の誤った作動を防止することが可能となる全一次式燃焼
バーナの燃焼制御装置を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明によれば、加熱対象物を燃焼
により加熱する全一次予混合型のバーナと、燃焼用空気
を通風路を通して前記バーナに通風し、かつ、その通風
に伴って、供給される燃料を前記燃焼用空気と混合して
供給する通風ファンと、前記通風ファンの通風作用によ
り吸引力が作用するように前記通風路に接続されて、燃
料を供給する燃料供給路と、前記燃料供給路に設置され
て、その設置箇所よりも下流側の燃料供給圧力を設定圧
力に維持する圧力調整手段と、前記バーナの燃焼を制御
する燃焼制御手段とが設けられ、前記燃焼制御手段が、
前記加熱対象物の加熱後の熱状態の検出情報に基づい
て、前記加熱対象物が目標加熱状態になるように前記通
風ファンの回転速度を制御する燃焼制御処理を実行する
ように構成されている全一次式燃焼バーナの燃焼制御装
置において、前記圧力調整手段よりも燃料供給方向の下
流側に設置されて、前記通風路における燃料と燃焼用空
気との混合比を調整する混合比調整手段と、燃料と燃焼
用空気との混合比を検出する混合比検出手段と、前記通
風ファンの回転速度を検出する回転速度検出手段と、前
記バーナの燃焼量とその燃焼量での燃焼を実現するため
の前記通風ファンの基準回転速度との関係を基準関係と
して記憶する記憶手段とが設けられ、前記燃焼制御手段
が、前記燃焼制御処理と併行して、前記加熱対象物を前
記目標加熱状態に加熱するのに必要とする前記バーナの
燃焼量をその加熱対象物の加熱前の熱状態の検出情報か
ら求めて、その求めた前記バーナの燃焼量と前記基準関
係とに基づいて、前記加熱対象物を前記目標加熱状態に
するための前記基準回転速度を求める基準回転速度演算
処理を実行するとともに、その回転速度演算処理にて求
めた前記基準回転速度と、前記回転速度検出手段にて検
出される、前記燃焼制御処理の実行による前記通風ファ
ンの実際の回転速度との偏差が設定許容範囲から外れ、
かつ、前記混合比検出手段により検出される混合比が適
正範囲から外れていると、その混合比検出手段の検出情
報に基づいて、前記通風路における燃料と燃焼用空気と
の混合比が適正範囲になるように前記混合比調整手段を
制御する混合比調整処理を実行するように構成されてい
る。
【0009】すなわち、前記混合比検出手段により検出
される混合比が適正範囲から外れていることに加えて、
回転速度演算処理にて求めた前記基準回転速度と、前記
回転速度検出手段にて検出される、前記燃焼制御処理の
実行による前記通風ファンの実際の回転速度との偏差が
設定許容範囲から外れていると、混合比検出手段の検出
情報に基づいて、前記通風路における燃料と燃焼用空気
との混合比が適正範囲になるように前記混合比調整手段
を制御する混合比調整処理を実行することができること
となる。したがって、混合比検出手段により検出された
混合比が適正範囲を外れていても、基準回転速度と燃焼
制御処理の実行による前記通風ファンの実際の回転速度
との偏差が設定許容範囲から外れなければ、混合比調整
手段を作動しないようにすることができることとなっ
て、通風路における燃料と燃焼用空気との混合比が適正
範囲であるときに、混合比検出手段が誤った信号を出力
して、その混合比検出手段により検出される混合比が適
正範囲から外れても、混合比調整手段の制御が誤って行
われないようにすることができることとなる。
【0010】つまり、通風路における燃料ガスと燃焼用
空気との混合比が適正範囲になるように調整されている
ガスを使用し、通風異常や燃料供給異常などが発生して
いなければ、通風路における燃料と燃焼用空気との混合
比が適正範囲となることはもちろんのこと、燃焼制御処
理の実行による通風ファンの実際の回転速度は、加熱対
象物の加熱前の熱量の検出情報を基にして、記憶されて
いる基準関係を用いて求められる基準回転速度に近い値
となって、基準回転速度と燃焼制御処理の実行による前
記通風ファンの実際の回転速度との偏差が設定許容範囲
となる。逆に、通風路における燃料ガスと燃焼用空気と
の混合比が適正範囲になるように調整されているガスと
発熱量の異なるガスを使用していたり、通風路における
燃料ガスと燃焼用空気との混合比が適正範囲になるよう
に調整されているガスを使用していても、通風異常や燃
料供給異常などが発生していると、通風路における燃料
と燃焼用空気との混合比が適正範囲から外れることはも
ちろんのこと、燃焼制御処理の実行による通風ファンの
実際の回転速度は、加熱対象物の加熱前の熱量の検出情
報を基にして、記憶されている基準関係を用いて求めら
れる基準回転速度から大きくずれることとなって、基準
回転速度と燃焼制御処理の実行による前記通風ファンの
実際の回転速度との偏差が設定許容範囲から外れること
となる。
【0011】したがって、通風路における燃料と燃焼用
空気との混合比が適正範囲であるときに、混合比検出手
段が誤った信号を出力して、その混合比検出手段により
検出される混合比が適正範囲から外れても、基準回転速
度と燃焼制御処理の実行による前記通風ファンの実際の
回転速度との偏差が設定許容範囲となっており、このと
きに、混合比調整手段の制御が誤って行われないように
することができることとなって、通風路における燃料と
燃焼用空気との混合比が適正範囲であるときの混合比調
整手段の誤った作動を防止することができることとな
る。
【0012】しかも、混合比調整手段を圧力調整手段よ
りも燃料供給方向の下流側に設置することによって、圧
力調整手段への一次燃料供給圧力が変化しても、圧力調
整手段によって通風路に供給される燃料供給圧力を設定
圧力に維持することができることとなって、燃料供給圧
力が一次燃料供給圧力の変化の影響を受けることなく、
通風路における燃料と燃焼用空気との混合比が適正範囲
になるように調整できることとなる。
【0013】以上のことをまとめると、請求項1に記載
の発明によれば、通風路における燃料と燃焼用空気との
混合比を適正範囲になるように確実に調整し、かつ、そ
の混合比が適正範囲であるときの混合比調整手段の誤作
動を防止することが可能となる全一次式燃焼バーナの燃
焼制御装置を提供できるに到った。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、前記燃焼
制御手段が、前記回転速度演算処理にて求めた前記基準
回転速度と、前記回転速度検出手段にて検出される、前
記燃焼制御処理の実行による前記通風ファンの実際の回
転速度との偏差が設定許容範囲であり、かつ、前記混合
比検出手段により検出される混合比が適正範囲を外れて
いると、前記混合比検出手段の異常と判別するように構
成されている。
【0015】すなわち、通風路における燃料と燃焼用空
気との混合比が適正範囲であるときに、混合比検出手段
が異常となって、混合比検出手段が誤った信号を出力す
ると、その混合比検出手段により検出される混合比が適
正範囲から外れ、かつ、基準回転速度と燃焼制御処理の
実行による前記通風ファンの実際の回転速度との偏差が
設定許容範囲となるので、混合比検出手段の異常を的確
に判別することができることとなる。したがって、混合
比検出手段の異常を的確に判別することによって、その
異常を使用者に報知することが可能となって、混合比検
出手段が異常のまま使用されることを防止することがで
き、全一次式燃焼バーナの燃焼制御装置の安全性を向上
することが可能となった。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、前記混合
比調整手段が、前記燃料供給路に設置されて、前記通風
路への燃料供給量を調整する燃料調整弁である又は前記
通風路に燃焼用空気を吸引する吸引部に設置されて、燃
焼用空気の通過抵抗の変更により前記通風路への燃焼用
空気供給量を調整する吸引抵抗変更手段である。
【0017】すなわち、混合比検出手段の検出情報に基
づいて、燃料調整弁の開度を調整し、通風路への燃料供
給量を調整することによって、または、吸引抵抗変更手
段により吸引部の燃焼用空気の通過抵抗を変更させて、
通風路への燃焼用空気供給量を調整することによって、
通風路における燃料と燃焼用空気との混合比を適正範囲
になるように確実に調整することができることとなっ
て、通風路への燃料供給量および燃焼用空気供給量の両
方を調整することによって混合比を調整するものと比較
して、混合比を調整するときの制御を容易にすることが
でき、構成の簡素化を図ることが可能となる。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、前記混合
比調整手段が、前記燃料供給路に設置されて、前記通風
路への燃料供給量を調整する燃料調整弁と、前記通風路
に燃焼用空気を吸引する吸引部に設置されて、燃焼用空
気の通過抵抗の変更により前記通風路への燃焼用空気供
給量を調整する吸引抵抗変更手段とから構成されてい
る。
【0019】すなわち、燃料調整弁の開度を調整し、通
風路への燃料供給量を調整するとともに、吸引抵抗変更
手段により吸引部の燃焼用空気の通過抵抗を変更させ
て、通風路への燃焼用空気供給量を調整することによっ
て、通風路における燃料と燃焼用空気との混合比を適正
範囲になるように確実に調整することができることとな
って、通風路への燃料供給量および燃焼用空気供給量の
いずれか一方を調整することによって混合比を調整する
ものと比較して、短時間で混合比を適正範囲に調整する
ことができ、混合比を短時間でかつ確実に調整すること
ができることとなる。
【0020】請求項5に記載の発明によれば、前記混合
比検出手段が、前記バーナの燃焼状態を検出する燃焼状
態検出手段である。すなわち、通風路における燃料と燃
焼用空気との混合比が適正範囲であると、バーナの燃焼
状態が安定な状態となるので、例えば、フレームロッド
などの汎用センサでバーナの燃焼状態を検出することに
よって通風路における燃料と燃焼用空気との混合比を確
実に検出することが可能となって、コストの低減を図る
ことが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明にかかる全一次式燃焼バー
ナの燃焼制御装置を給湯装置に適応した例を図面に基づ
いて説明する。 〔第1実施形態〕この給湯装置は、図1に示すように、
供給される水を加熱して図外の出湯栓に給湯する給湯部
K、この給湯部Kの動作を制御する燃焼制御手段として
の制御部H、この制御部Hに動作情報を指令するリモコ
ン操作部Rを備えて構成されている。
【0022】前記給湯部Kは、燃焼室1内に設けられた
水加熱用の熱交換器2、この熱交換器2を加熱するガス
燃焼式の全一次予混合型のバーナ3などから構成され、
このバーナ3の上流側から燃焼用空気を通風路7を通し
て通風し、かつ、その通風に伴って、供給される燃料ガ
スを燃焼用空気と混合して供給する通風ファン4も設け
られ、この通風ファン4の回転速度を検出する回転速度
検出手段としての回転速度センサ4aが設けられてい
る。すなわち、加熱対象物としての水をバーナ3の燃焼
により加熱するように構成されている。そして、バーナ
3の燃焼面は金属製のプレート3aで構成され、熱交換
器2には、例えば家庭用の水道などから水が供給される
入水路5、加熱後の湯水を出湯する出湯路6がそれぞれ
接続され、前記入水路5には、熱交換器2への通水量を
検出する通水量センサ8、入水路5を通して供給される
水の温度を検出する入水温サーミスタ9が設けられてい
る。また、出湯路6には、図外の出湯栓から出湯される
湯水の温度を検出する出湯温サーミスタ10が設けられ
ている。
【0023】前記通風路7に対して燃料を供給する燃料
供給路11は、通風ファン4の通風作用により吸引力が
作用するように、通風路7に接続されている。つまり、
通風ファン4の通風量が大きくなるほど、通風路7に供
給される燃料ガス供給量が大きくなるようになってい
る。そして、この燃料供給路11には、燃料供給方向の
上流側から、燃料供給を断続する電磁操作式の安全弁1
2およびメイン弁13、その設置箇所よりも下流側の燃
料供給圧力を大気圧に維持する圧力調整手段としてのゼ
ロガバナ14、通風路7への燃料供給量を調整する混合
比調整手段としての燃料調整弁15のそれぞれが設けら
れている。つまり、燃料調整弁15は、ゼロガバナ14
よりも燃料供給方向の下流側で、かつ、ゼロガバナ14
と直列になるように、燃料供給路11に設けられてい
る。
【0024】また、バーナ3の近くには、バーナ3に対
する点火動作を実行するイグナイタ16と、バーナ3が
着火されているか否かを検出する燃焼状態検出手段とし
てのフレームロッド17とがそれぞれ備えられている。
すなわち、フレームロッド17が、混合比検出手段とし
て作用するように構成されている。前記フレームロッド
17は、燃焼炎と金属製プレート3aとにより検出され
る電流値を検出するもので、バーナ3の燃焼状態に応じ
てその電流値が変化するように構成されている。
【0025】前記ゼロガバナ14について説明を加える
と、図2に示すように、ガス通路の開度を調整する弁体
14a、大気圧Ptとゼロガバナ出口圧力P2の圧力差
を受けるダイヤフラム14b、弁体14aおよびダイヤ
フラム14bを支えるスプリング14c、スプリング1
4cを調節する調節機構14dなどから構成されてい
る。そして、例えば、ゼロガバナ入口圧力P1が上昇側
に圧力変動したときには、その圧力変動に伴ってゼロガ
バナ出口圧力P2も上昇側に圧力変動するが、ゼロガバ
ナ出口圧力P2の圧力変動に伴って、弁体14aが下方
移動し、ゼロガバナ出口圧力P2を下降側に圧力変動さ
せて、ゼロガバナ出口圧力P2が大気圧Ptになるよう
に調整する。また、大気圧Ptが上昇側に圧力変動した
ときには、その圧力変動に伴って弁体14aが上方移動
し、ゼロガバナ出口圧力P2が上昇側に変動した大気圧
Ptになるように調整する。このようにして、ゼロガバ
ナ14への一次燃料供給圧力P1や大気圧Ptが変動し
た場合においても、ゼロガバナ出口圧力P2が大気圧P
tになるように調整される。
【0026】前記燃料調整弁15について説明を加える
と、図3に示すように、ステッピングモータ15a、ス
テッピングモータ15aの調整に対応してガス通路を開
閉する閉子機構15bから構成されている。そして、設
置初期などに、ステッピングモータ15aの調整により
閉止機構15bを回転作動させて、通風路7における燃
料ガスと燃焼用空気との混合比が適正範囲になるように
調整するようにしている。ちなみに、図3の(ロ)に示
すものでは、通風路7における燃料ガスと燃焼用空気と
の混合比が適正範囲になるように、ガス通路の通路面積
を小さい面積になるように調整している。
【0027】前記リモコン操作部Rは、給湯部Kの運転
の開始・停止を指令する運転スイッチ18、出湯用目標
温度を変更設定自在な温度設定スイッチ20、出湯温度
や出湯用目標温度などを表示する表示部21、運転状態
であることを表示する運転ランプ22、バーナ3が燃焼
状態であることを表示する燃焼ランプ23などを備えて
構成されている。
【0028】前記制御部Hは、マイクロコンピュータを
備えて構成され、出湯中にリモコン操作部Rの操作指令
に基づいて出湯温度が出湯用目標温度になるように制御
する燃焼制御処理、通風路7における燃料ガスと燃焼用
空気との混合比が適正範囲になるように制御する混合比
調整処理のそれぞれを実行するように構成されている。
【0029】前記燃焼制御処理は、熱交換器2への通水
が開始されるに伴ってバーナ3の燃焼を開始する点火処
理を実行して、熱交換器2への通水が停止されるに伴っ
てバーナ3の燃焼を停止させる燃焼停止処理を実行する
とともに、熱交換器2への通水が検出されているときに
は、水の加熱後の熱状態の検出情報に基づいて、出湯温
度が出湯用目標温度になるように通風ファン4の回転速
度を制御する燃焼量制御処理を実行するように構成され
ている。
【0030】具体的に説明すると、運転スイッチ18の
ON操作に伴って運転状態に設定された後に、図外の出
湯栓の開操作に伴って通水量センサ8にて検出される通
水量が設定水量を超えると、通風ファン4による通風作
動を開始し、かつ、安全弁12およびメイン弁13を開
弁させて点火用ガス量になるように通風ファン4の回転
数を調整するとともに、イグナイタ14によってバーナ
3の点火動作を行い、フレームロッド17によってバー
ナ3の着火を確認する点火処理を実行する。
【0031】その後、入水温サーミスタ9、出湯温サー
ミスタ10、通水量センサ8のそれぞれの検出情報、お
よび、温度設定スイッチ20にて設定されている出湯用
目標温度の情報に基づいて、出湯温度を出湯用目標温度
にするために必要なガス量になるように通風ファン4の
回転速度を調整するフィードフォワード制御を実行する
とともに、出湯温サーミスタ10の検出温度と出湯用目
標温度との偏差に応じて通風ファン4の回転速度を微調
整するフィードバック制御を実行する燃焼量制御処理を
実行する。
【0032】そして、燃焼量制御処理を実行していると
きに、運転スイッチ18がOFF操作されたり、図外の
出湯栓の閉操作に伴って通水量センサ8にて検出される
通水量が設定水量未満になると、安全弁12とメイン弁
13を閉弁して、通風ファン4を設定時間通風作動させ
たのち停止させて、バーナ3の燃焼を停止させる燃焼停
止処理を実行する。
【0033】前記フィードフォワード制御について説明
を加えると、水を出湯用目標温度に加熱するのに必要と
するバーナ3の燃焼量を水の加熱前の熱状態の検出情報
から求めて、その求めたバーナ3の燃焼量と記憶手段M
に記憶されている基準関係(図5に示す基準ファンコン
トロールラインLt)とに基づいて、水を出湯用目標温
度にするための基準回転速度を求める基準回転速度演算
処理を実行して、その演算された基準回転速度となるよ
うに通風ファン4の回転速度を制御するようにしてい
る。このようにして、入水路5からの水は、熱交換器2
によって加熱されて、図外の出湯栓から出湯用目標温度
の湯水が出湯されることになる。前記基準関係(図5に
示す基準ファンコントロールラインLt)は、バーナ3
の燃焼量とその燃焼量での燃焼を実現するための通風フ
ァン4の基準回転速度との関係を示すものであり、その
基準関係が記憶手段Mに予め記憶されている。
【0034】前記混合比調整処理は、上述の燃焼制御処
理と併行して実行される上述の基準回転速度演算処理に
て求めた基準回転速度と、回転速度センサ4aにて検出
される、燃焼制御処理の実行による通風ファン4の実際
の回転速度との偏差が設定許容範囲から外れ、かつ、フ
レームロッド17により検出される混合比が適正範囲か
ら外れていると、そのフレームロッド17の検出情報に
基づいて、通風路7における燃料ガスと燃焼用空気との
混合比が適正範囲になるように燃料調整弁15を制御す
るように構成されている。
【0035】前記フレームロッド17により検出される
混合比の適正範囲について説明を加えると、全一次式燃
焼バーナの空気比λの適正範囲は、1.3〜1.4とな
っており、図4に示す如く、フレームロッド17が検出
する電流値と空気比λ(理論空燃比に対する実際空燃比
の割合)との関係により、フレームロッド17が検出す
る電流値が4.0〜4.5μAの間が適正範囲となって
いる。すなわち、フレームロッド17が検出する電流値
が4.0〜4.5μAの間から外れていると、フレーム
ロッド17により検出する混合比が適正範囲を外れてい
ることとなる。ちなみに、フレームロッド17の検出情
報から混合比を検出するときには、バーナ3の燃焼量
が、フレームロッド17が検出する電流値と空気比との
関係が図4に示すような特性を示すような燃焼量で行う
ようにしている。
【0036】また、基準回転速度演算処理にて求めた基
準回転速度と、回転速度センサ4aにて検出される、燃
焼制御処理の実行による通風ファン4の実際の回転速度
との偏差の設定許容範囲について説明を加えると、図5
に示す如く、バーナ3の燃焼量と通風ファン4の回転速
度との関係を示すと、記憶手段Mに記憶されている基準
関係が基準ファンコントロールラインLtとして示され
ることとになる。そして、基準回転速度は、この基準フ
ァンコントロールラインLtから求まるので、燃焼制御
処理の実行による通風ファン4の実際の回転速度が、基
準ファンコントロールラインLtからファン回転速度の
減少側に所定量(例えば、3%)ずれた減少側ファンコ
ントロールラインLmと、基準ファンコントロールライ
ンLtからファン回転速度の増大側に所定量(例えば、
3%)ずれた増大側ファンコントロールラインLhとの
間が適正範囲となっている。すなわち、燃焼制御処理の
実行による通風ファン4の実際の回転速度が、減少側フ
ァンコントロールラインLmよりも小さい、又は、増大
側ファンコントロールラインLhよりも大きいと、基準
回転速度と、燃焼制御処理の実行による通風ファン4の
実際の回転速度との偏差が設定許容範囲から外れている
こととなる。
【0037】そして、基準回転速度と燃焼制御処理の実
行による通風ファン4の実際の回転速度との偏差が設定
許容範囲から外れ、かつ、フレームロッド17により検
出される混合比が適正範囲から外れていると、そのフレ
ームロッド17の検出情報に基づいて、通風路7におけ
る燃料ガスと燃焼用空気との混合比が適正範囲になるよ
うに、すなわちフレームロッド17が検出する電流値が
4.5μ程度になるように燃料調整弁15の開度を制御
するように構成されている。
【0038】また、回転速度演算処理にて求めた基準回
転速度と、回転速度センサ4aにて検出される、燃焼制
御処理の実行による通風ファン4の実際の回転速度との
偏差が設定許容範囲であり、かつ、フレームロッド17
により検出される混合比が適正範囲を外れていると、フ
レームロッドの異常と判別して、燃焼ランプ23を点滅
させたり、図外の警報ブザーを作動させて、上述の燃焼
停止処理を実行する。
【0039】制御部Hの制御動作について、図6のフロ
ーチャートに基づいて説明する。まず、リモコン操作部
Rの運転スイッチ18がON操作されて、給湯装置が運
転状態に設定された状態において、図外の出湯栓の開操
作に伴って通水量センサ8にて検出される通水量が設定
水量を超えて通水検知すると、上述のバーナ3の点火処
理および燃焼量制御処理を順に行う(ステップ1〜
4)。そして、バーナ3の燃焼量が、フレームロッド1
7が検出する電流値と空気比との関係が図4に示すよう
な特性を示すような燃焼量で、バーナ3の燃焼時間が設
定時間経過するか、あるいは、前回混合比調整処理を実
行してから設定時間経過した混合比調整処理実行タイミ
ングであるときに、上述の混合比調整処理を実行する
(ステップ5,6)。
【0040】このようにして、上述の各種処理が、運転
スイッチ18がOFF操作されるか、図外の出湯栓の閉
操作に伴って通水量センサ8にて検出される通水量が設
定水量未満になり通水検知しなくなるまで実行される。
そして、運転スイッチ18がOFF操作されるか、図外
の出湯栓の閉操作に伴って通水量センサ8にて検出され
る通水量が設定水量未満になり通水検知しなくなると、
上述の燃焼停止処理を実行する(ステップ7〜9)。
【0041】前記混合比調整処理について図7のフロー
チャートに基づいて説明を加えると、フレームロッド1
7の検出情報に基づいて、通風路7における燃料ガスと
燃焼用空気との混合比が適正範囲であるか判別し、その
混合比が適正範囲から外れていると、フラグをONし、
混合比が適正範囲であると、フラグをOFFする(ステ
ップ11〜13)。そして、基準回転速度演算処理にて
求めた基準回転速度と、回転速度センサ4aにて検出さ
れる、燃焼制御処理の実行による通風ファン4の実際の
回転速度との偏差Qが設定許容範囲から外れているか判
別する(ステップ14)。
【0042】前記偏差Qが適正範囲から外れているとき
には、フラグがONされていると、フレームロッド17
の検出情報に基づいて、通風路7における燃料ガスと燃
焼用空気との混合比が適正範囲になるように、燃料調整
弁15の開度を調整する(ステップ15,16)。ま
た、前記偏差Qが適正範囲であるときには、フラグがO
Nされていると、フレームロッド17の異常として、燃
焼ランプ23を点滅させたり、図外の警報ブザーを作動
させて、燃焼停止処理を実行してエラー停止する(ステ
ップ17,18)。
【0043】〔第2実施形態〕この第2実施形態は、上
記第1実施形態における混合比調整手段についての別実
施形態であり、その他の構成および動作については、上
記第1実施形態と同様であるので、その詳細な説明は省
略する。つまり、図8に示すように、吸引抵抗変更手段
としての可動ダンパー24が、ゼロガバナ14よりも燃
料供給方向の下流側であり、かつ、通風路7に燃焼用空
気を吸引する吸引部25を開閉するように設けられて、
燃焼用空気の通過抵抗の変更により通風路7への燃焼用
空気量を調整するように構成されている。なお、図8に
示すように、燃料供給路11に接続され燃料ガスを吸引
するガス孔26が通風路7内に設けられている。
【0044】そして、制御部Hが、混合比調整処理にお
いて、燃焼制御処理と併行して、実行される基準回転速
度演算処理にて求めた基準回転速度と、回転速度センサ
4aにて検出される、燃焼制御処理の実行による通風フ
ァン4の実際の回転速度との偏差が設定許容範囲から外
れ、かつ、フレームロッド17により検出される混合比
が適正範囲から外れていると、そのフレームロッド17
の検出情報に基づいて、通風路7における燃料ガスと燃
焼用空気との混合比が適正範囲になるように可動ダンパ
ー24の開度を調整するようにしている。
【0045】〔別実施形態〕 (1)上記第1および2実施形態では、燃焼状態を検出
するフレームロッド17の検出情報に基づいて、通風路
7における燃料と燃焼用空気との混合比を検出するよう
にしているが、燃焼室1からの排ガス中における酸素濃
度を検出する酸素センサやバーナ3の燃焼状態を検出す
る熱電対などにより通風路7における燃料と燃焼用空気
との混合比を検出するようにしてもよい。ちなみに、熱
電対を用いた場合には、熱電対が検出する起電力値と空
気比λとの関係が、図9に示されているように、熱電対
が検出する起電力値が、空気比λが1.3〜1.4に対
応する約12〜14mVの間が適正範囲となる。
【0046】(2)上記第1および2実施形態では、燃
焼制御処理において、水の加熱前の熱状態の検出情報に
基づいて、通風ファン4の回転速度を制御するフィード
フォワード制御を実行するとともに、水の加熱後の熱状
態の検出情報に基づいて、通風ファン4の回転速度を制
御するフィードバック制御を実行するようにしている
が、燃焼制御処理において、上述のフィードバック制御
をのみを実行するようにして実施することも可能であ
る。ちなみに、この場合には、フィードバック制御と併
行して、基準回転速度演算処理を実行することになる。
【0047】(3)上記第1および2実施形態では、入
水路5からの水量が変化するために、水の加熱前の熱状
態の検出情報として、その水の温度に加えて、入水路5
からの水量を検出するようにしているが、入水路5から
の水量が一定のものでは、その水の温度のみを水の加熱
前の熱状態の検出情報として実施することも可能であ
る。
【0048】(4)上記第1および2実施形態では、混
合比調整処理において、通風路7における燃料ガスと燃
焼用空気との混合比が適正範囲になるように、通風路7
への燃料供給量または燃焼用空気供給量のどちらか一方
を調整するようにしているが、混合比調整処理におい
て、通風路7における燃料ガスと燃焼用空気との混合比
が適正範囲になるように、通風路7への燃料供給量およ
び燃焼用空気供給量の両方を調整するようにしてもよ
い。
【0049】(5)上記第1および2実施形態では、混
合比調整処理実行タイミングになると、混合比調整処理
を実行するようにしているが、例えば、混合比調整処理
を給湯装置の試運転時に行うことも可能であり、混合比
調整処理を実行するタイミングは適宜変更が可能であ
る。
【0050】(6)上記第1および2実施形態では、燃
料供給路11に圧力調整手段としてゼロガバナを設ける
ようにしているが、ゼロガバナに限るものではなく、ガ
バナ付き比例弁などの一般的なガスガバナでもよい。
【0051】(7)上記第1および2実施形態では、金
属製のプレートで燃焼面を構成したバーナを用いるもの
としたが、例えば、セラミック製のプレートで燃焼面を
構成するものなども適応可能であり、金属製のプレート
のものに限られるものではなく、バーナが全一次式のも
のであればよい。
【0052】(8)上記第1および2実施形態では、本
発明にかかる全一次式燃焼バーナの燃焼制御装置を給湯
装置に適応した例を示しているが、暖房装置などのその
他各種の装置に適応可能であり、例えば、暖房装置に適
応したときには、加熱対象物が空気となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における給湯装置の全体概略図
【図2】ゼロガバナの概略構成図
【図3】燃料調整弁の概略構成図
【図4】フレームロッドによる電流値と空気比の関係を
示す図
【図5】通風ファンの回転速度とバーナの燃焼量の関係
を示す図
【図6】制御部の制御動作を示すフローチャート
【図7】混合比調整制御における制御動作を示すフロー
チャート
【図8】第2実施形態における給湯装置の全体概略図
【図9】熱電対による起電力値と空気比の関係を示す図
【符号の説明】
3 バーナ 4 通風ファン 4a 回転速度検出手段 7 通風路 11 燃料供給路 14 圧力調整手段 15 混合比調整手段としての燃料調整弁 17 混合比検出手段としての燃焼状態検出
手段 24 混合比調整手段としての吸引抵抗変更
手段 25 吸引部 H 燃焼制御手段 M 記憶手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱対象物を燃焼により加熱する全一次
    予混合型のバーナと、燃焼用空気を通風路を通して前記
    バーナに通風し、かつ、その通風に伴って、供給される
    燃料を前記燃焼用空気と混合して供給する通風ファン
    と、前記通風ファンの通風作用により吸引力が作用する
    ように前記通風路に接続されて、燃料を供給する燃料供
    給路と、前記燃料供給路に設置されて、その設置箇所よ
    りも下流側の燃料供給圧力を設定圧力に維持する圧力調
    整手段と、前記バーナの燃焼を制御する燃焼制御手段と
    が設けられ、 前記燃焼制御手段が、前記加熱対象物の加熱後の熱状態
    の検出情報に基づいて、前記加熱対象物が目標加熱状態
    になるように前記通風ファンの回転速度を制御する燃焼
    制御処理を実行するように構成されている全一次式燃焼
    バーナの燃焼制御装置であって、 前記圧力調整手段よりも燃料供給方向の下流側に設置さ
    れて、前記通風路における燃料と燃焼用空気との混合比
    を調整する混合比調整手段と、燃料と燃焼用空気との混
    合比を検出する混合比検出手段と、前記通風ファンの回
    転速度を検出する回転速度検出手段と、前記バーナの燃
    焼量とその燃焼量での燃焼を実現するための前記通風フ
    ァンの基準回転速度との関係を基準関係として記憶する
    記憶手段とが設けられ、 前記燃焼制御手段が、 前記燃焼制御処理と併行して、前記加熱対象物を前記目
    標加熱状態に加熱するのに必要とする前記バーナの燃焼
    量をその加熱対象物の加熱前の熱状態の検出情報から求
    めて、その求めた前記バーナの燃焼量と前記基準関係と
    に基づいて、前記加熱対象物を前記目標加熱状態にする
    ための前記基準回転速度を求める基準回転速度演算処理
    を実行するとともに、 その回転速度演算処理にて求めた前記基準回転速度と、
    前記回転速度検出手段にて検出される、前記燃焼制御処
    理の実行による前記通風ファンの実際の回転速度との偏
    差が設定許容範囲から外れ、かつ、前記混合比検出手段
    により検出される混合比が適正範囲から外れていると、
    その混合比検出手段の検出情報に基づいて、前記通風路
    における燃料と燃焼用空気との混合比が適正範囲になる
    ように前記混合比調整手段を制御する混合比調整処理を
    実行するように構成されている全一次式燃焼バーナの燃
    焼制御装置。
  2. 【請求項2】 前記燃焼制御手段が、前記回転速度演算
    処理にて求めた前記基準回転速度と、前記回転速度検出
    手段にて検出される、前記燃焼制御処理の実行による前
    記通風ファンの実際の回転速度との偏差が設定許容範囲
    であり、かつ、前記混合比検出手段により検出される混
    合比が適正範囲を外れていると、前記混合比検出手段の
    異常と判別するように構成されている請求項1に記載の
    全一次式燃焼バーナの燃焼制御装置。
  3. 【請求項3】 前記混合比調整手段が、前記燃料供給路
    に設置されて、前記通風路への燃料供給量を調整する燃
    料調整弁である又は前記通風路に燃焼用空気を吸引する
    吸引部に設置されて、燃焼用空気の通過抵抗の変更によ
    り前記通風路への燃焼用空気供給量を調整する吸引抵抗
    変更手段である請求項1または2に記載の全一次式燃焼
    バーナの燃焼制御装置。
  4. 【請求項4】 前記混合比調整手段が、前記燃料供給路
    に設置されて、前記通風路への燃料供給量を調整する燃
    料調整弁と、前記通風路に燃焼用空気を吸引する吸引部
    に設置されて、燃焼用空気の通過抵抗の変更により前記
    通風路への燃焼用空気供給量を調整する吸引抵抗変更手
    段とから構成されている請求項1または2に記載の全一
    次式燃焼バーナの燃焼制御装置。
  5. 【請求項5】 前記混合比検出手段が、前記バーナの燃
    焼状態を検出する燃焼状態検出手段である請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の全一次式燃焼バーナの燃焼制御
    装置。
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