JPH11173546A - 燃焼機器の燃焼制御方法および燃焼制御装置 - Google Patents

燃焼機器の燃焼制御方法および燃焼制御装置

Info

Publication number
JPH11173546A
JPH11173546A JP33711097A JP33711097A JPH11173546A JP H11173546 A JPH11173546 A JP H11173546A JP 33711097 A JP33711097 A JP 33711097A JP 33711097 A JP33711097 A JP 33711097A JP H11173546 A JPH11173546 A JP H11173546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ignition
combustion
burner
amount
solenoid valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33711097A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Nakamura
健二 中村
Shigeo Watanabe
成夫 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP33711097A priority Critical patent/JPH11173546A/ja
Publication of JPH11173546A publication Critical patent/JPH11173546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Combustion (AREA)
  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全かつ低騒音化を実現することができ、か
つ燃焼機器の設置場所の環境条件の変化や、経時変化に
対応した点火動作を行うことができる燃焼機器の燃焼制
御方法および装置を提供する。 【解決手段】 点火装置(12)が取り付けられた燃焼
量小側バーナ(26)と、点火装置(12)が取り付け
られておらず、燃焼量小側バーナ(26)からの火移り
により点火する燃焼量大側バーナ(25)と、燃焼量小
側バーナ(26)および燃焼量大側バーナ(25)に対
して供給されるガス量を制御する比例電離弁(14)
と、燃焼量小側バーナ(26)の点火を検出する火炎検
出器(40)と、燃焼量小側バーナ(26)および燃焼
量大側バーナ(25)に対して空気を供給する送風機
(18)とを具備し、燃焼量小側バーナ(26)の点火
時に火炎検出器(40)で燃焼量小側バーナ(26)の
点火を確認できない場合は、比例電磁弁(14)による
供給ガス量および送風機(18)による供給空気量の少
なくとも一方を自動変更して再点火する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、給湯機等の燃焼
機器の燃焼制御方法および燃焼制御装置に関し、詳しく
は、安全かつ低騒音化を実現するとともに燃焼機器の設
置場所の環境条件の変化や、経時変化に対応した点火動
作を行うことができるようにした燃焼機器の燃焼制御方
法および燃焼制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、給湯機等の燃焼機器としては、
燃焼量小側バーナと燃焼量大側バーナの2つのバーナが
設けられている。
【0003】ここで、点火装置および点火を確認する火
炎検出器は上記燃焼量小側バーナに設けられている。
【0004】すなわち、この燃焼機器の点火時において
は、点火装置により、まず、燃焼量小側バーナに点火
し、その後この燃焼量小側バーナの炎が燃焼量大側バー
ナに火移りして全バーナが点火する。
【0005】図6は、上記燃焼装置がリモートコントロ
ーラにより制御される給湯機である場合の点火時の制御
をフローチャートで示したものである。
【0006】図6において、このリモートコントローラ
の図示しない給湯スイッチがオン(ON)にされると
(ステップ201)、まず、この給湯機に対する供給水
量が3リットル/分以上かを調べる(ステップ20
2)。
【0007】ここで、供給水量が3リットル/分以上で
ない場合は(ステップ202でN)、ステップ202に
戻るが、3リットル/分以上であると(ステップ202
でY)、バーナに空気を供給する送風機(ファン)をオ
ン(ON)にし(ステップ203)、次に、この送風機
(ファン)の回転数が目標回転数かを調べる(ステップ
204)。ここで、送風機(ファン)の回転数が目標回
転数でない場合は(ステップ204でN)、ステップ2
03に戻る。
【0008】ステップ204で、送風機(ファン)の回
転数が目標回転数になったと判断されると(ステップ2
04でY)、燃焼量小側バーナおよび燃焼量大側バーナ
に供給するガス量を制御する比例電磁弁の比例弁電流を
所定の値XmAに制御して比例電磁弁をオン(ON)に
する(ステップ205)。そして、イグナイタ(点火装
置)をオン(ON)(ステップ206)、セイフティ電
磁弁をオン(ON)(ステップ207)、燃焼量小側バ
ーナおよび燃焼量大側バーナにガスを供給する給湯電磁
弁をオン(ON)(ステップ208)、燃焼量大側バー
ナに対してガスを供給する給湯切替電磁弁をオン(O
N)(ステップ209)にし、次に、火炎検出器による
火炎検知が有るか否かを調べる(ステップ210)。
【0009】ここで、火炎検知がないと判断されると
(ステップ210でN)、2秒経過したかを調べ(ステ
ップ213)、2秒経過していない場合は(ステップ2
13でN)、ステップ210に戻るが、2秒経過したと
判断されると(ステップ213でY)、ステップ214
へ進む。
【0010】また、ステップ210で、火炎検知が有る
と判断されると(ステップ210でY)、比例燃料制御
を行い(ステップ211)、次に、水流検知(所定水量
以上の水流の有無を検知)または給湯スイッチオフ(O
FF)かを調べる(ステップ212)。ここで、水流検
知または給湯スイッチオフ(OFF)でない場合は(ス
テップ212でN)、ステップ211に戻るが、水流検
知または給湯スイッチオフ(OFF)の場合は(ステッ
プ212でY)、ステップ214に進む。
【0011】ステップ214では、給湯切替電磁弁をオ
フ(OFF)にし(ステップ214)、続いて、給湯電
磁弁をオフ(OFF)(ステップ215)、セイフティ
電磁弁をオフ(OFF)(ステップ216)、イグナイ
タをオフ(OFF)(ステップ217)、比例電磁弁を
オフ(OFF)(ステップ218)、送風機(ファン)
をオフ(OFF)(ステップ219)にして、ステップ
201に戻る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
燃焼装置において、点火時は湯温の応答性を早めるため
に燃焼量小側バーナと燃焼量大側バーナとの全バーナに
点火するのが一般的である。
【0013】ここで、燃焼量小側バーナおよび燃焼量大
側バーナに供給するガス量が少ないと、燃焼量小側バー
ナの点火の確実性がなくなり、かつ燃焼量小側バーナか
ら燃焼量大側バーナに火移りせず、燃焼量小側バーナの
みで燃焼を行うことになる。この場合、燃焼量大側バー
ナから生ガスを放出した状態で燃焼が継続されることに
なり、非常に危険な状態となる。
【0014】また、燃焼量小側バーナに確実に点火し、
かつ燃焼量大側バーナへの火移りを確実にするために燃
焼量小側バーナおよび燃焼量大側バーナに供給するガス
量を多くすると、点火および火移りの確実性は増大する
が、ガス量が多くなりすぎると、空燃比がアンバランス
になり、燃焼反応が遅れるため爆発的点火を起こす危険
性が有る。
【0015】また、燃焼量小側バーナおよび燃焼量大側
バーナの確実な点火および火移りをさせるためには、燃
焼量大側バーナにも点火装置を取り付ければ可能になる
が、この場合は2つの点火装置が必要になり、部品材料
費の増加となる。
【0016】このため、従来のこの種の燃焼機器の制御
装置においては、点火条件を正常な点火および火移りが
できる正常点火可能範囲内で、かつバーナに空気を供給
する送風機の固体差による供給空気量のバラツキや供給
ガス量のバラツキ等を考慮して設定していた。
【0017】しかし、このようにして点火条件を設定す
ると、必要以上のガスの供給が必要になり、このため点
火時に騒音が発生するという問題があった。
【0018】そこで、この発明は、安全かつ低騒音化を
実現することができ、かつ燃焼機器の設置場所の環境条
件の変化や、経時変化に対応した点火動作を行うことが
できる燃焼機器の燃焼制御方法および燃焼制御装置を提
供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、正常点火可能範囲内で所定の点
火条件を設定して点火制御を行う燃焼機器の燃焼制御方
法において、所定回数点火に失敗した場合は、上記点火
条件を上記正常点火可能範囲内で自動変更して再点火制
御を行うことを特徴とする。
【0020】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、点火条件は、供給ガス量であり、上記点火条
件の自動変更は、上記供給ガス量を所定単位量づつ増加
させることを特徴とする。
【0021】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
において、点火条件は、供給空気量であり、上記点火条
件の自動変更は、上記供給空気量を所定単位量づつ減少
させることを特徴とする。
【0022】また、請求項4の発明は、請求項1の発明
において、点火条件は、供給ガス量および供給空気量で
あり、上記点火条件の自動変更は、上記供給ガス量およ
び供給空気量の少なくとも一方を所定単位量づつ変更さ
せることを特徴とする。
【0023】また、請求項5の発明は、請求項1の発明
において、燃焼機器は、少なくとも2つの燃焼バーナを
有し、上記少なくとも2つの燃焼バーナのうちの1つの
バーナに対して点火した後他のバーナは該点火したバー
ナからの火移りにより点火することを特徴とする。
【0024】また、請求項6の発明は、正常点火可能範
囲内で所定の点火条件を設定して点火制御を行う燃焼機
器の燃焼制御装置において、所定回数点火に失敗した場
合は、上記点火条件を上記正常点火可能範囲内で自動変
更して再点火制御を行う再点火制御手段、を具備するこ
とを特徴とする。
【0025】また、請求項7の発明は、請求項6の発明
において、点火条件は、供給ガス量であり、上記点火条
件の自動変更は、上記供給ガス量を所定単位量づつ増加
させることを特徴とする。
【0026】また、請求項8の発明は、請求項6の発明
において、点火条件は、供給空気量であり、上記点火条
件の自動変更は、上記供給空気量を所定単位量づつ減少
させることを特徴とする。
【0027】また、請求項9の発明は、請求項6の発明
において、点火条件は、供給ガス量および供給空気量で
あり、上記点火条件の自動変更は、上記供給ガス量およ
び供給空気量の少なくとも一方を所定単位量づつ変更さ
せることを特徴とする。
【0028】また、請求項10の発明は、請求項6の発
明において、燃焼機器は、少なくとも2つの燃焼バーナ
を有し、上記少なくとも2つの燃焼バーナのうちの1つ
のバーナに対して点火した後他のバーナは該点火したバ
ーナからの火移りにより点火することを特徴とする。
【0029】また、請求項11の発明は、請求項6の発
明において、燃焼機器は、点火装置を有する第1のバー
ナと、点火装置を有せず、上記第1のバーナからの火移
りにより点火する第2のバーナと、上記第1のバーナお
よび上記第2のバーナに対して供給されるガス量を制御
する比例電磁弁と、上記第1のバーナの点火を検出する
火炎検出器と、上記第1のバーナおよび上記第2のバー
ナに対して空気を供給する送風機と、を具備し、上記第
1のバーナの点火時に上記火炎検出器で上記第1のバー
ナの点火を確認できない場合は、上記比例電磁弁による
供給ガス量および上記送風機による供給空気量の少なく
とも一方を自動変更して再点火することを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する。
【0031】図1は、この発明に係わる燃焼機器の燃焼
制御装置の一実施の形態をブロック図で示したものであ
り、図2は、図1に示した燃焼制御装置が内蔵される燃
焼機器の概略構成を示したものである。
【0032】まず、図2を参照してこの発明が適用され
る燃焼機器の概略構成について説明する。
【0033】図2に示す燃焼機器は、リモートコントロ
ーラ2の操作に基づき制御される給湯機1である。
【0034】給湯機1は、リモートコントローラ2に接
続され、リモートコントローラ2の操作に基づき給湯機
1の各部の制御を行う制御装置3を具備しており、主
に、給水口から入水された水を湯に変換して給湯管24
を通り給湯栓20から放出する給湯制御系と、ガス配管
から供給されたガスを燃焼させる燃焼制御系とを有して
いる。
【0035】ここで、給湯制御系は、給水口から入水さ
れた給水水量を検出する水量検出器4、給水口から入水
された水を加熱する熱交換器5、給湯管24に流出する
湯の水量を制御する水量制御弁6、給湯管24に流出す
る湯の湯温を検出するサーミスタからなる湯温検出器7
を具備している。
【0036】また、燃焼制御系は、熱交換器5を配した
ガス燃焼室に設けられた2つの燃焼量大側バーナ25お
よび燃焼量小側バーナ26に対するガスの供給および燃
焼用空気の供給の制御を行うもので、ガス配管に接続さ
れ、通常、ガス配管からのガスを遮断しているセイフテ
ィ電磁弁13、ガス流量を制御する比例電磁弁14、燃
焼量大側バーナ25および燃焼量小側バーナ26に対す
るガスの供給を開閉する給湯電磁弁15、燃焼量大側バ
ーナ25に対するガスの供給を開閉する給湯切替電磁弁
16、燃焼量小側バーナ26の点火を行う点火装置1
2、燃焼量小側バーナ26に配設され、燃焼量小側バー
ナ26の点火の確認を行う火炎検出器40、燃焼量大側
バーナ25および燃焼量小側バーナ26に対する燃焼用
空気の供給を行う送風機18を具備している。
【0037】上記構成において、給水口から入水された
水は、水量検出器4を通過した後に、2方向に分流さ
れ、一方は熱交換器5に、他方は熱交換器5の出口部8
に流出される。
【0038】熱交換器5の出口部8では、熱交換器5を
通過した湯と熱交換器5を通過していない水とが混合さ
れ、水量制御弁6、湯温検出器7を通過した後、給湯管
24を通り給湯栓20から放出される。
【0039】さて、制御装置3は、図1に示すように、
水量検出器4の出力に基づき給水口から入水された水の
水量を検出する水量検出回路28、湯温検出器7の出力
に基づき給湯管24に流出する湯の湯温を検出する湯温
検出回路29、火炎検出器40の出力に基づき燃焼量小
側バーナ26の点火を確認する火炎検出回路39、送風
機18を駆動する送風機駆動部34、送風機18の回転
数を検出する回転数検出部33、給湯管24に流出する
湯の水量を制御する水量制御弁6を駆動する水量制御弁
駆動部36、ガス流量を制御する比例電磁弁14を駆動
する比例電磁弁駆動部35、ガス電磁弁(セイフティ電
磁弁13、給湯電磁弁15、給湯切替電磁弁16)を駆
動する電磁弁駆動部37、点火装置12を駆動する点火
装置駆動部38、リモートコントローラ(リモコン)2
に接続され、リモートコントローラ2の操作に基づきこ
の制御装置3の各部の動作を統括制御する制御部30を
具備して構成される。
【0040】制御部30は、給湯栓20が開状態のと
き、水量検出器4の信号を水量検出回路28により検出
し、この水量検出回路28による検出水量が、たとえ
ば、3リットル/分以上になると、送風機駆動部34に
より送風機18を駆動し、熱交換器5を配した燃焼室に
燃焼用空気を供給する。
【0041】そして、送風機18の回転数が設定回転数
になったことが回転数検出部33により検出されると、
比例電磁弁駆動部35により比例電磁弁14を駆動し、
給湯電磁弁15に供給されるガス量が設定したガス量に
なるように比例電磁弁14の弁開度を調節する。
【0042】次に、点火装置駆動部38により点火装置
12を駆動するとともに、電磁弁駆動部37によりセイ
フティ電磁弁13、給湯電磁弁15、給湯切替電磁弁1
6を駆動してセイフティ電磁弁13、給湯電磁弁15、
給湯切替電磁弁16を開弁し、燃焼量大側バーナ25お
よび燃焼量小側バーナ26にガス配管のガスを供給す
る。これにより、燃焼量大側バーナ25および燃焼量小
側バーナ26が着火する。
【0043】そこで、制御部30は、湯温検出器7の信
号を湯温検出回路29により検出し、リモートコントロ
ーラ2により設定された温度になるように比例電磁弁駆
動部35により比例電磁弁14を駆動し、比例電磁弁1
4の弁開度を調節し、また、比例電磁弁14の弁開度に
あった燃焼用空気の供給を行うことができるように送風
機駆動部34により送風機18の回転数を制御する、い
わゆる空燃比制御を行う。
【0044】ここで、燃焼量大側バーナ25および燃焼
量小側バーナ26の最大燃焼を行っても給湯管24に流
出する湯の湯温に関して設定温度が得られない場合に
は、水量制御弁6を水量制御弁駆動部36により駆動
し、給湯水量を減少させることによって設定温度の湯を
得るように制御する。
【0045】逆に、入水温度以下の設定温度にしている
等の理由により、最大流量にし且つ最小燃焼量にして
も、設定温度が得られない場合には、電磁弁駆動部37
により給湯切替電磁弁16を閉弁する。
【0046】また、水量検出回路28による検出水量が
2リットル/分以下の場合またはリモートコントローラ
2の給湯スイッチがオフ(OFF)にされた場合は、電
磁弁駆動部37によりセイフティ電磁弁13、給湯電磁
弁15、給湯切替電磁弁16を閉弁するとともに、点火
装置駆動部38による点火装置12の駆動停止および送
風機駆動部34による送風機18の駆動停止を制御す
る。
【0047】図3および図4は、上記構成におけるバー
ナ点火時の制御部の処理をフローチャートで示したもの
である。
【0048】図3において、リモートコントローラ2の
図示しない給湯スイッチがオン(ON)にされると(ス
テップ101)、まず、水量検出回路28による検出水
量が3リットル/分以上かを調べる(ステップ10
2)。
【0049】ここで、水量検出回路28による検出水量
が3リットル/分以上でない場合は(ステップ102で
N)、ステップ102に戻るが、3リットル/分以上で
あると(ステップ102でY)、不着火回数Yが予め設
定した回数Ys、例えば、3回を超えたか、すなわちY
>Ysかを調べる(ステップ103)。
【0050】ここで、不着火回数Yが予め設定した回数
Ysを超えていない場合は(ステップ103でN)、比
例電磁弁駆動部35を介して比例電磁弁14に供給する
比例弁電流をXmAに保持して(ステップ104)、ス
テップ107に進む。
【0051】また、ステップ103で、不着火回数Yが
予め設定した回数Ysを超えたと判断された場合は(ス
テップ103でY)、比例電磁弁電流をαmA、例え
ば、2mA増加させて(弁開度を大きくして)、X=X
+αmAとし(ステップ105)、不着火回数Yをクリ
アし(ステップ106)、ステップ107に進む。
【0052】ステップ107では、送風機駆動部34に
より送風機(ファン)18をオン(ON)にし(ステッ
プ107)、次に、回転数検出部33により送風機(フ
ァン)18の回転数が目標回転数かを調べる(ステップ
108)。ここで、送風機(ファン)18の回転数が目
標回転数でない場合は(ステップ108でN)、ステッ
プ108に戻る。
【0053】ステップ108で、送風機(ファン)18
の回転数が目標回転数になったと判断されると(ステッ
プ108でY)、図4のステップ109に進む。
【0054】ステップ109では、比例電流弁電流をX
mAにして比例電磁弁14をオン(ON)にする。そし
て、イグナイタ(点火装置12)をオン(ON)(ステ
ップ110)、セイフティ電磁弁13をオン(ON)
(ステップ111)、給湯電磁弁15をオン(ON)
(ステップ112)、給湯切替電磁弁16をオン(O
N)(ステップ113)にし、次に、火炎検出回路39
による火炎検知が有るか否かを調べる(ステップ11
4)。
【0055】ここで、火炎検出回路39による火炎検知
がないと判断されると(ステップ114でN)、2秒経
過したかを調べ(ステップ117)、2秒経過していな
い場合は(ステップ117でN)、ステップ114に戻
るが、2秒経過したと判断されると(ステップ117で
Y)、ステップ118へ進み、不着火回数Yをカウント
アップし、ステップ119へ進む。
【0056】また、ステップ114で、火炎検知が有る
と判断されると(ステップ114でY)、比例燃焼制御
を行い(ステップ115)、次に、水流検知(所定水量
以上の水流の有無を検知)または給湯スイッチオフ(O
FF)かを調べる(ステップ116)。ここで、水流検
知または給湯スイッチオフ(OFF)でない場合は(ス
テップ116でN)、ステップ115に戻るが、水流検
知または給湯スイッチオフ(OFF)の場合は(ステッ
プ116でY)、ステップ119に進む。
【0057】ステップ119では、給湯切替電磁弁16
をオフ(OFF)にし(ステップ119)、続いて、給
湯電磁弁15をオフ(OFF)(ステップ120)、セ
イフティ電磁弁13をオフ(OFF)(ステップ12
1)、イグナイタをオフ(OFF)(ステップ12
2)、比例電磁弁14をオフ(OFF)(ステップ12
3)、送風機(ファン)18をオフ(OFF)(ステッ
プ124)にして、図3のステップ101に戻る。
【0058】このような構成によると、点火異常(不点
火)をYs回、例えば3回繰り返すと、電磁弁電流を自
動的にαmA、例えば、2mAずつ増加させて(弁開度
を徐々に大きくし、ガス供給量を増加させて)再点火を
行うことができるので、初期設定において点火時のガス
量を正常点火可能範囲内の最低値に設定でき、これによ
り点火時の騒音を低減することができる。また、点火不
良が発生した場合でも正常点火可能範囲内で自動的にガ
ス量を変更できるので、この給湯機1の設置場所の環境
条件の変化や、経時変化に対応した制御が可能になる。
【0059】なお、上記実施の形態においては、点火不
良が発生した場合に比例電磁弁14に供給する比例弁電
流を制御することにより供給ガス量を変更するように構
成したが、供給ガス量の変更に加えて、若しくは独自に
送風機18による供給空気量を変更するように構成して
もよい。
【0060】図5は、このように構成する場合の他の実
施の形態を説明する図である。
【0061】図5において、横軸は比例電磁弁14によ
り制御されるガス量を示し、縦軸は送風機18により制
御される空気量を示し、曲線で囲んだ領域はこの給湯機
の正常点火可能範囲を示す。
【0062】この実施の形態においては、次に示す制御
のいずれかまたはその組み合わせで点火条件を自動変更
する。
【0063】1)点火異常を、例えば3回繰り返した場
合は、比例電磁弁14に供給する比例弁電流をαmAだ
け増加させて再点火動作に入り、この状態で再度点火を
検出できない状態が3回繰り返されると、再度比例弁電
流を更にαmAだけ増加させて再度点火動作に入り、こ
れを正常点火可能範囲の上限まで繰り返す(図5のA点
参照)。
【0064】2)点火異常を、例えば3回繰り返した場
合は、送風機駆動部34により送風機18の回転数をβ
r.p.mだけ減少させて再点火動作に入り、この状態
で再度点火を検出できない状態が3回繰り返されると、
送風機18の回転数をβr.p.mだけ更に減少させて
再度点火動作に入り、これを正常点火可能範囲の下限ま
で繰り返す(図5のB点参照)。
【0065】点火異常を、例えば3回繰り返した場合
は、比例弁電流をαmA単位で増加させて再点火動作を
繰り返し、正常点火可能範囲の上限に達すると、送風機
18の回転数をβr.p.mだけ増加させて再度点火動
作を行う(図5のC点参照)。
【0066】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
点火異常(不点火)を所定回繰り返すと、点火条件を変
更して再点火を行うことができるように構成したので、
従来は正常点火可能範囲の中心になるよう初期設定して
いたのを、点火時のガス量、空気量を正常点火可能範囲
内の最低値に設定でき、これにより点火時の騒音を低減
することができる。また、点火不良が発生した場合でも
正常点火可能範囲内で点火条件を自動的に変更できるの
で、この燃焼機器の設置場所の環境条件の変化や、経時
変化に対応した制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる燃焼機器の燃焼制御装置の一
実施の形態を示すブロック図。
【図2】図1に示した燃焼制御装置が内蔵される燃焼機
器の概略構成を示した図。
【図3】図1に示した燃焼制御装置におけるバーナ点火
時の制御部の処理を示すフローチャート。
【図4】図1に示した燃焼制御装置におけるバーナ点火
時の制御部の処理を示すフローチャート。
【図5】この発明の他の実施の形態を説明する図。
【図6】従来の燃焼制御装置におけるバーナ点火時の制
御部の処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 給湯機 2 リモートコントローラ 3 制御装置 4 水量検出器 5 熱交換器 6 水量制御弁 7 湯温検出器 8 出口部 12 点火装置 13 セイフティ電磁弁 14 比例電磁弁 15 給湯電磁弁 16 給湯切替電磁弁 18 送風機 20 給湯栓 24 給湯管 25 燃焼量大側バーナ 26 燃焼量小側バーナ 28 水量検出回路 29 湯温検出回路 30 制御部 33 回転数検出部 34 送風機駆動部 35 比例電磁弁駆動部 36 水量制御弁駆動部 37 電磁弁駆動部 38 点火装置駆動部 39 火炎検出回路 40 火炎検出器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正常点火可能範囲内で所定の点火条件を
    設定して点火制御を行う燃焼機器の燃焼制御方法におい
    て、 所定回数点火に失敗した場合は、上記点火条件を上記正
    常点火可能範囲内で自動変更して再点火制御を行うこと
    を特徴とする燃焼機器の燃焼制御方法。
  2. 【請求項2】 点火条件は、 供給ガス量であり、 上記点火条件の自動変更は、 上記供給ガス量を所定単位量づつ増加させることを特徴
    とする請求項1記載の燃焼機器の燃焼制御方法。
  3. 【請求項3】 点火条件は、 供給空気量であり、 上記点火条件の自動変更は、 上記供給空気量を所定単位量づつ減少させることを特徴
    とする請求項1記載の燃焼機器の燃焼制御方法。
  4. 【請求項4】 点火条件は、 供給ガス量および供給空気量であり、 上記点火条件の自動変更は、 上記供給ガス量および供給空気量の少なくとも一方を所
    定単位量づつ変更させることを特徴とする請求項1記載
    の燃焼機器の燃焼制御方法。
  5. 【請求項5】 燃焼機器は、 少なくとも2つの燃焼バーナを有し、 上記少なくとも2つの燃焼バーナのうちの1つのバーナ
    に対して点火した後他のバーナは該点火したバーナから
    の火移りにより点火することを特徴とする請求項1記載
    の燃焼機器の燃焼制御方法。
  6. 【請求項6】 正常点火可能範囲内で所定の点火条件を
    設定して点火制御を行う燃焼機器の燃焼制御装置におい
    て、 所定回数点火に失敗した場合は、上記点火条件を上記正
    常点火可能範囲内で自動変更して再点火制御を行う再点
    火制御手段、を具備することを特徴とする燃焼機器の燃
    焼制御装置。
  7. 【請求項7】 点火条件は、 供給ガス量であり、 上記点火条件の自動変更は、 上記供給ガス量を所定単位量づつ増加させることを特徴
    とする請求項6記載の燃焼機器の燃焼制御装置。
  8. 【請求項8】 点火条件は、 供給空気量であり、 上記点火条件の自動変更は、 上記供給空気量を所定単位量づつ減少させることを特徴
    とする請求項6記載の燃焼機器の燃焼制御装置。
  9. 【請求項9】 点火条件は、 供給ガス量および供給空気量であり、 上記点火条件の自動変更は、 上記供給ガス量および供給空気量の少なくとも一方を所
    定単位量づつ変更させることを特徴とする請求項6記載
    の燃焼機器の燃焼制御装置。
  10. 【請求項10】 燃焼機器は、 少なくとも2つの燃焼バーナを有し、 上記少なくとも2つの燃焼バーナのうちの1つのバーナ
    に対して点火した後他のバーナは該点火したバーナから
    の火移りにより点火することを特徴とする請求項6記載
    の燃焼機器の燃焼制御装置。
  11. 【請求項11】 燃焼機器は、 点火装置を有する第1のバーナと、 点火装置を有せず、上記第1のバーナからの火移りによ
    り点火する第2のバーナと、 上記第1のバーナおよび上記第2のバーナに対して供給
    されるガス量を制御する比例電磁弁と、 上記第1のバーナの点火を検出する火炎検出器と、 上記第1のバーナおよび上記第2のバーナに対して空気
    を供給する送風機と、を具備し、 上記第1のバーナの点火時に上記火炎検出器で上記第1
    のバーナの点火を確認できない場合は、上記比例電磁弁
    による供給ガス量および上記送風機による供給空気量の
    少なくとも一方を自動変更して再点火することを特徴と
    する請求項6記載の燃焼機器の燃焼制御装置。
JP33711097A 1997-12-08 1997-12-08 燃焼機器の燃焼制御方法および燃焼制御装置 Pending JPH11173546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33711097A JPH11173546A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 燃焼機器の燃焼制御方法および燃焼制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33711097A JPH11173546A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 燃焼機器の燃焼制御方法および燃焼制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11173546A true JPH11173546A (ja) 1999-06-29

Family

ID=18305537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33711097A Pending JPH11173546A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 燃焼機器の燃焼制御方法および燃焼制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11173546A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012225626A (ja) * 2011-04-22 2012-11-15 Iseki & Co Ltd 穀粒乾燥機
JP2014159907A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Rinnai Corp 熱源機
KR20200081677A (ko) * 2018-12-28 2020-07-08 주식회사 경동나비엔 연소기기 및 연소기기의 연소 제어방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012225626A (ja) * 2011-04-22 2012-11-15 Iseki & Co Ltd 穀粒乾燥機
JP2014159907A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Rinnai Corp 熱源機
KR20200081677A (ko) * 2018-12-28 2020-07-08 주식회사 경동나비엔 연소기기 및 연소기기의 연소 제어방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2090192C (en) Integrated furnace control
US5347981A (en) Pilot pressure switch and method for controlling the operation of a furnace
EP0225655B1 (en) Process for the ignition of a burner
JP3033475B2 (ja) 燃焼器具の制御装置
JPH11173546A (ja) 燃焼機器の燃焼制御方法および燃焼制御装置
JP4191359B2 (ja) 連続燃焼を行うボイラ
JPH0820074B2 (ja) 屋内設置型燃焼器の安全装置の制御方法
JP2694890B2 (ja) 燃焼機器の不完全燃焼時の燃焼停止装置
GB2201276A (en) Burner combustion method and system
JPS6152369B2 (ja)
JP3025186B2 (ja) 燃焼装置
US5380191A (en) Pulse combustor
JP3133724B2 (ja) 燃焼用の通風制御装置
JPH01296010A (ja) 燃焼制御装置
JPH0571734A (ja) 燃焼機器の制御装置
JP3745008B2 (ja) バーナの燃焼装置
JP2550373B2 (ja) 強制送風式燃焼装置の制御装置
JPH01302027A (ja) 燃焼制御装置
JP3292569B2 (ja) 燃焼装置
JP2022086426A (ja) 燃焼装置
KR930001845B1 (ko) 가스보일러에서의 강제소화타이머 작동 후 재점화시 연소제어방법
JPH01118021A (ja) 強制送風式燃焼装置
GB2165347A (en) Burner air/gas ratio control
JP2619205B2 (ja) 燃焼機器
JPH02169919A (ja) 強制送風式燃焼装置の制御装置