JP2000302973A - 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 - Google Patents

室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物

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JP2000302973A
JP2000302973A JP11116706A JP11670699A JP2000302973A JP 2000302973 A JP2000302973 A JP 2000302973A JP 11116706 A JP11116706 A JP 11116706A JP 11670699 A JP11670699 A JP 11670699A JP 2000302973 A JP2000302973 A JP 2000302973A
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Hisayuki Nagaoka
久幸 長岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物に
おいて、その諸物性の低下を引き起こさないメチルオイ
ル代替化物を提供し、もって低コストで優れた特性を有
する室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物を提供す
る。 【解決手段】 (A) シラノール基または加水分解性基で
両末端が閉塞されたポリジオルガノシロキサン 100重量
部、(B) 特定のオルガノシランまたはその部分加水分解
縮合物 0.5〜30重量部、(C) 無機質充填剤1〜200 重量
部、及び(D)蒸留範囲: 150〜320 ℃、40℃における粘
度: 1.0〜4.0cSt、15℃での比重:0.75〜0.9 、且つ平
均分子量が 140〜250 である、脂肪族鎖状炭化水素と脂
肪族環状炭化水素の混合物5〜150 重量部を含有してな
る室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は室温硬化性ポリオルガノシ
ロキサン組成物に関し、更に詳しくは可塑剤成分として
特定の脂肪族鎖状炭化水素と脂肪族環状炭化水素の混合
物を用いた室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物に
関する。
【0002】
【発明の技術的背景とその問題点】室温硬化性ポリオル
ガノシロキサン組成物は、加熱加圧成型の必要がなく、
空気中の湿気に触れるだけで、あるいは硬化剤を加える
だけで、硬化してゴム状弾性体になり、そしてそれらの
保存は湿気の遮断下において可能なものである。この様
に、室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物は、特殊
な技術や高価な設備を必要とせず、手軽に使用すること
が出来、そしてまた、硬化後のゴムは広い温度範囲で安
定で、電気特性、耐熱性、耐候性、耐オゾン性、耐薬品
性などがあり、また接着性のものから逆に型取り材とし
て用いた時の離型性の良いものまである。このため、こ
れらの特性を生かして、ハイテク建造物から高速道路、
水槽、一般住宅などのあらゆる建築現場を始めとして、
自動車産業、電気・電子産業、医療関連など、あらゆる
産業に利用されている。また、この組成物は包装形態だ
けでなく硬化形態も種々のものがあり、非常に多品種な
製品構成となっている。これらの組成物は、一般的に
は、ポリオルガノシロキサンポリマー、フィラー、可塑
剤、架橋剤、触媒などから構成されている。この中の可
塑剤としては、一般に、ポリマーと同じポリジメチルシ
ロキサン骨格で両末端がメチル基のオイルが使われてい
るが、このオイルの製造コストが割高であることから、
このオイルを使うことによって組成物全体のコストを引
き上げてしまっている。そこで、このオイルの代替が現
在迄に種々模索・検討されている。この代替物に要求さ
れる特性としては、ポリオルガノシロキサンポリマーと
の相溶性が良く経時的な分離が起こらないこと、そして
未硬化物や硬化物中から蒸発して消失しないような非揮
散性があることである。さらにシロキサンと同様に人体
などに無害なこと、並びに化学的に安定なことも必要と
される。しかしながら、これらの特性を兼備するものは
なかなか存在せず、したがってこのメチルオイルの代替
化が難しいのが現状である。例えば、室温硬化性ポリオ
ルガノシロキサン組成物の中のメチルポリジメチルシロ
キサンオイルの代わりに、脂肪族炭化水素基で置換され
た芳香族化合物(例えば、ドデシルベンゾール等)を使
用することが提案されているが(BR89-03276)、この芳
香族化合物は人体等に有害性があったり、光があたるこ
とで変色したりする。また、一般のプラスチック中に多
用されている有機可塑剤(トリオクチルホスフェート)
を上記と同様に使用する方法も提案されているが(DE
2802170 )、この有機物質はポリオルガノシロキサンポ
リマーやオイルとの相溶性が良くないため 100%の置き
換えが出来ないばかりか、その組成物の接着性に対して
も悪影響を及ぼす。また、シラン変性されたポリグリコ
ールを使用することも提案されているが(EP 13144
6)、これは高コストとなる。更に、鉱油である特定の
パラフィン系炭化水素混合物を使用することも提案され
ているが(DE 3342026 、特開平11−12468 号公報)、
これらの物質はポリオルガノシロキサンとの相溶性が悪
く、経時的な分離を引き起こすという問題がある。
【0003】
【発明の目的】本発明は、室温硬化性ポリオルガノシロ
キサン組成物において、その諸物性の低下を引き起こさ
ないメチルオイル代替化物を提供し、もって低コストで
優れた特性を有する室温硬化性ポリオルガノシロキサン
組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【発明の構成】本発明者らは、上記目的を達成するため
鋭意検討した結果、メチルオイル代替物として、特定の
脂肪族環状パラフィン系炭化水素を室温硬化性ポリオル
ガノシロキサン組成物中に用いることで、このものが組
成物中に良く混和し、またその経時的な分離も起らず、
そしてその揮散がないことから組成物が硬化したゴムの
経時的な収縮も認められないことを見出し、本発明を成
すに至った。即ち本発明は、 (A) シラノール基または加水分解性基で両末端が閉塞さ
れたポリジオルガノシロキサン 100重量部 (B) 下記一般式(1) で表されるオルガノシランまたはそ
の部分加水分解縮合物0.5〜30重量部 RaSiX4-a (1) (ただし、式中R は1価の置換または非置換の炭化水素
基、X はケイ素原子に結合せるアルコキシ基、エノキシ
基、ジオルガノケトオキシム基、ジオルガノアミノキシ
基、ジオルガノアミノ基及びジオルガノアミド基からな
る群より選ばれた有機基、a は0,1,2または3で、
1分子中に平均2個を越える数を示す。) (C) 無機質充填剤1〜200 重量部 (D) 蒸留範囲: 150〜320 ℃、40℃における粘度: 1.0
〜4.0cSt、15℃での比重:0.75〜0.9 、且つ平均分子量
が 140〜250 である、脂肪族鎖状炭化水素と脂肪族環状
炭化水素の混合物5〜150 重量部 を含有してなる室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成
物である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いられる(A) 成分は、通常この種の室温で硬
化しうる縮合型ポリシロキサン組成物に用いられる、シ
ラノール基または加水分解性基で両末端が閉塞されたポ
リジオルガノシロキサンであり、一般にシラノール基両
末端であるα,ω−ジヒドロキシポリジメチルシロキサ
ンが有利である。しかし、加水分解性基両末端であるポ
リマーも用いることができる。この加水分解性基には、
ジアルコキシオルガノシロキシ基としてジメトキシメチ
ルシロキシ基やジエトキシビニルシロキシ基、ビス(ジ
オルガノケトオキシム)オルガノシロキシ基としてジ
(アセトンオキシム)メチルシロキシ基、およびジエノ
キシオルガノシロキシ基としてジイソプロペノキシビニ
ルシロキシ基などが挙げられる。その粘度は、硬化前の
組成物に適度の押出し性を与えると共に、硬化後のゴム
状弾性体に優れた機械的性質を与えるために、25℃にお
いて 100〜500,000cStの範囲であることが好ましい。粘
度が100cSt未満では硬化後のゴム状弾性体の機械的特性
が十分でなく、500,000cStを越えると均一な組成物が得
られず、押出し作業性も悪くなる。ケイ素原子に直接結
合せる有機基としては、メチル基、エチル基、ブチル
基、ヘキシル基のようなアルキル基、ビニル基、アリル
基のようなアルケニル基、フェニル基のようなアリール
基、スチレニル基のようなアラルキル基、およびクロロ
メチル基のような1価の置換炭化水素基などが例示され
るが、合成の容易さからメチル基、ビニル基、またはフ
ェニル基のような1価の炭化水素基が一般に有利であ
る。中でもメチル基は原料中間体が最も容易に得られる
ばかりでなく、シロキサンの重合度の割に最も低い粘度
を与え、硬化前の組成物の押出し作業性と硬化後のゴム
状弾性体の物性のバランスを有利にするので、実質的に
すべての有機基がメチル基であることが好ましい。
【0006】本発明で用いられる(B) 成分は、湿気によ
って加水分解を行い、(A) 成分のシラノール基または加
水分解性基と容易に縮合反応を行うもので、一般式RaSi
X4-a(R ,X およびa は前述の通り)で表されるオルガ
ノシランおよびその部分縮合物である。R としては、合
成の容易さや架橋速度から、炭素数1〜8のアルキル
基、炭素数2〜3のアルケニル基およびフェニル基から
なる群より選ばれた1価の炭化水素基が好ましく、その
例としてメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
ビニル基およびフェニル基が挙げられる。X としては、
アセトキシ基、ベンゾキシ基などのアシロキシ基、メト
キシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ
基、ブトキシ基などのアルコキシ基、プロペノキシ基な
どのエノキシ基、アセトンオキシム基、ブタノンオキシ
ム基などのジオルガノケトオキシム基、ジメチルアミノ
キシ基、ジエチルアミノキシ基などのジオルガノアミノ
キシ基、メチルアミノ基、エチルアミノ基、シクロヘキ
シルアミノ基などのオルガノアミノ基、およびN−メチ
ルアセトアミド基などのジオルガノアミド基が例示され
る。これらのうち、適当な硬化速度を与えること、そし
て合成が比較的容易であることから、アセトキシ基、ア
ルコキシ基、ジオルガノケトオキシム基、エノキシ基、
およびジオルガノアミド基が好ましい。この様な(B) 成
分の代表例として、メチルトリアセトキシシラン、ビニ
ルトリアセトキシラン、メチルトリベンゾキシシランな
どのアセトキシ系化合物、メチルトリメトキシシラン、
ビニルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、エチルオルソシリケー
ト、プロピルオルソシリケートなどのアルコキシ系化合
物、メチルトリプロペノキシシラン、ビニルトリイソプ
ロペノキシシランなどのエノキシ系化合物、メチルトリ
ス(アセトンオキシム)シラン、メチルトリス(ブタノ
ンオキシム)シランのようなオキシム系化合物、メチル
トリス(ジメチルアミノキシ)シラン、メチルトリス
(ジエチルアミノキシ)シランなどのアミノキシ系化合
物、メチルトリス(ジメチルアミノ)シラン、メチルト
リス(ジエチルアミノ)シラン、メチルトリス(シクロ
ヘキシルアミノ)シランのようなアミノ系化合物、メチ
ルトリス(N−メチルアセトアミド)シラン、ビニルト
リス(N−メチルアセトアミド)シランなどのアミド系
化合物があり、また、これらが部分縮合したものがあ
る。これらの(B) 成分の配合量は、(A) 成分 100重量部
あたり 0.5〜30重量部の範囲である。これよりも(B) 成
分が少ないと架橋が十分に行われず、またこれよりも多
いと過剰の架橋剤やその加水分解生成物がゴム状弾性体
の性質に悪影響を及ぼすからである。
【0007】本発明で用いられる(C) 成分は、硬化後の
ゴム状弾性体に機械的強度や硬さを付与するものであ
る。この無機質充填剤としては、当該業者の間で公知な
もので良く、例えば煙霧質シリカ、沈澱シリカ、シリカ
エアロゲル、粉砕シリカ、けいそう土、炭酸カルシウム
などが挙げられる。これらの無機質充填剤は、単独で用
いても2種以上を混合して用いてもよく、また、そのま
ま用いても、あるいは表面をポリジメチルシロキサン、
オクタメチルシクロテトラシロキサン、およびヘキサメ
チルジシラザンなどのような有機ケイ素化合物で処理し
て用いてもよい。充填剤の配合量は、その種類や組成物
の使用目的によっても異なるが、(A) 成分100重量部に
対して1〜200 重量部が好ましい。1重量部未満では、
硬化後のゴム状弾性体の機械的強度が乏しく、また、 2
00重量部を越えると、未硬化時の作業性が悪くなった
り、硬化したゴムの硬さが高過ぎてしまう。
【0008】本発明の(D) 成分である脂肪族鎖状炭化水
素と脂肪族環状炭化水素の混合物は、本発明の他の成分
と良く混和し、またその経時的な分離も起こらず、そし
てその揮散が少ないことから組成物が硬化したゴム状弾
性体の経時的な収縮も殆ど引き起こさない、特徴的な可
塑剤である。この炭化水素混合物は、原油の精製工程に
おいて派生した留分を用いて得られるものであり、より
詳細には、原油の蒸留によって得られる脂肪族系溶剤を
水素化精製することによって得られるものであって、脂
肪族鎖状炭化水素であるノルマルパラフィンやイソパラ
フィン等および脂肪族環状炭化水素であるナフテン等か
らなる混合物である。これらの炭化水素は、その化合物
中の炭素数が7個から30個程度のものまで含まれる。こ
のものは、蒸留範囲が 150〜320 ℃であり、40℃におけ
る粘度が 1.0〜4.0cSt、また、15℃での比重は0.75〜0.
9 である。そして平均分子量は 140〜250 を有するもの
である。この成分の配合量は(A) 成分 100重量部に対し
て5〜150 重量部が好ましい。5重量部未満ではその効
果がなく、また、 150重量部を越えると、未硬化時に非
流動性が必要な場合であっても流れ性が出てしまった
り、硬化後のゴム状弾性体の機械的特性が低下したりす
る。
【0009】本発明の組成物は、(B) 成分の種類によっ
ては常温で触媒なしに反応が進行するものもあるが、大
部分は架橋反応を促進するために(E) 成分として触媒を
添加することが好ましい。触媒としては、ジメチルヘキ
シルアミン、ジエチルヒドロキシルアミン、テトラメチ
ルグアニジン、テトラメチルグアニジノプロピルトリメ
トキシシランなどのアミン化合物;塩化テトラメチルア
ンモニウム、塩化トリメチルヘキシルアンモニウムなど
の第四級アンモニウム塩類;オクタン酸亜鉛、オクタン
酸スズなどの金属有機酸塩;ジブチルスズジアセテー
ト、ジブチルスズジオクトエート、ジブチルスズジラウ
レート、ジオクチルスズジラウレート、ジブチルスズジ
マレエートなどの有機金属化合物;テトラブチルチタネ
ート、1,3−ジオキシプロパンチタンビス(エチルアセ
トアセテート)などのチタン化合物などが使用される。
添加量は特に限定されないが、例えばジブチルスズジラ
ウレートの場合、(A)成分 100重量部に対して0.05〜
5重量部が適当である。
【0010】本発明の組成物には、さらに必要に応じ
て、顔料、耐熱剤、耐寒剤、難燃剤、防かび剤、接着向
上剤などを添加含有させることができる。
【0011】本発明の組成物は上記の各成分を、必要に
応じて1包装形、あるいは2包装形以上の形態として、
連続製造装置あるいはバッチ製造装置を使って、湿気を
遮断した状態で混合することにより、製造することがで
きる。
【0012】
【発明の効果】上記の脂肪族環状パラフィン系炭化水素
をメチルオイル代替物として用いる、本発明の室温硬化
性ポリオルガノシロキサン組成物は、従来のメチルオイ
ル含有の組成物と同等の特性を発揮するものである。こ
の炭化水素は該組成物中に良く混和し、また経時的に分
離も引き起さず、そしてその揮散がないことから該組成
物の硬化したゴム状弾性体の経時的な収縮も引き起こさ
ない。本発明の組成物は、この炭化水素の利用によって
該組成物の製造コストを大きく削減すると共に、該組成
物の新たな用途を創造する有益なものである。
【0013】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。各例中、部とあるのはいずれも重量部を示したもの
である。 実施例1 粘度20,000cSt のシラノール基両末端ポリジメチルシロ
キサン 100部に、ポリジメチルシロキサンで表面処理さ
れた煙霧質シリカ(比表面積約200 m2 /g)20部、お
よび蒸留範囲: 260〜300 ℃、40℃における粘度:3.5c
St、15℃での比重:0.8 、そして平均分子量が 230であ
る、脂肪族鎖状炭化水素であるノルマルパラフィンと脂
肪族環状炭化水素であるナフテンからなる混合物30部を
均一になるまで混練りして、次いで湿気を遮断した状態
でメチルトリス(ブタノンオキシム)シラン6部、およ
びジブチルスズジラウレート0.5 部を加えて混練りする
ことで、室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物を得
た。このものを23℃、50%RHで7日間硬化させて、JIS
K 6249に基づいた物性試験に供した。また、この硬化物
を50℃、30日間加熱してそのオイル分離性と重量減少率
を調べた。これらの結果を表1に示した。
【0014】比較例1〜3 実施例1において、脂肪族鎖状炭化水素であるノルマル
パラフィンと脂肪族環状炭化水素であるナフテンからな
る混合物を表1の化合物に変更した以外は同様に行っ
て、各組成物を調製し、同様に諸物性試験を行った。結
果を表1に併記した。
【0015】実施例2 粘度25,000cSt のジエトキシメチルシロキシ基両末端ポ
リジメチルシロキサン100部に、炭酸カルシウム(粒
状、粒径:3μ) 120部、ポリジメチルシロキサンで表
面処理された煙霧質シリカ(比表面積約 200m2 /g)
20部、および蒸留範囲: 200〜250 ℃、40℃における粘
度:2.0cSt、15℃での比重:0.8 、そして平均分子量が
190である、脂肪族鎖状炭化水素であるノルマルパラフ
ィンと脂肪族環状炭化水素であるナフテンからなる混合
物60部を均一になるまで混練りして、次いで湿気を遮断
した状態でビニルトリメトキシシラン12部、およびジブ
チルスズジマレエート1部を加えて、混練りすることで
組成物を得た。このものについて実施例1と同様な諸物
性試験を行ない、その結果を表2に示した。
【0016】実施例3 粘度 50,000cStのシラノール基両末端ポリジメチルシロ
キサン 100部に、ヘキサメチルジシラザンで表面処理さ
れた煙霧質シリカ(比表面積約180 m2 /g)25部、お
よび蒸留範囲: 230〜270 ℃、40℃における粘度:2.2c
St、15℃での比重:0.8 、そして平均分子量が 210であ
る、脂肪族鎖状炭化水素であるイソパラフィンと脂肪族
環状炭化水素であるナフテンからなる混合物70部を均一
になるまで混練りして、次いで湿気を遮断した状態でメ
チルトリアセトキシシラン8部、およびジブチルスズジ
アセテート 0.5部を加えて、混練りすることにより組成
物を得た。このものについて実施例1と同様な諸物性試
験を行い、その結果を表2に示した。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) シラノール基または加水分解性基で両
    末端が閉塞されたポリジオルガノシロキサン 100重量部 (B) 下記一般式(1) で表されるオルガノシランまたはそ
    の部分加水分解縮合物0.5〜30重量部 RaSiX4-a (1) (ただし、式中R は1価の置換または非置換の炭化水素
    基、X はケイ素原子に結合せるアルコキシ基、エノキシ
    基、ジオルガノケトオキシム基、ジオルガノアミノキシ
    基、ジオルガノアミノ基及びジオルガノアミド基からな
    る群より選ばれた有機基、a は0,1,2または3で、
    1分子中に平均2個を越える数を示す。) (C) 無機質充填剤1〜200 重量部 (D) 蒸留範囲: 150〜320 ℃、40℃における粘度: 1.0
    〜4.0cSt、15℃での比重:0.75〜0.9 、且つ平均分子量
    が 140〜250 である、脂肪族鎖状炭化水素と脂肪族環状
    炭化水素の混合物5〜150 重量部 を含有してなる室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成
    物。
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