JP4148481B2 - 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 - Google Patents

室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物に関し、さらに、密封下(湿気が存在しない状態)では安定であるが、空気中の水分と接触すると、室温で硬化してゴム状弾性体を生成するポリオルガノシロキサン組成物に関する。特に、本発明は、接着性および貯蔵安定性に優れた室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
室温で硬化してゴム状弾性体を生成するポリオルガノシロキサン組成物のうち、空気中の水分と接触することにより硬化反応が生起するタイプのものは、縮合反応型の室温硬化性液状シリコーンゴム(RTVシリコーンゴム)として既知であり、接着性に優れており、建築・土木工業、電気・電子工業、自動車工業などの分野でその特性を生かし、シーリング材、ポッティング材、コーティング材などに広く用いられている。
【0003】
このような組成物は、一般に分子末端が水酸基で封鎖されたシラノール基末端ポリジオルガノシロキサンをベースポリマーとし、これに加水分解性基を分子内に平均2個以上有する架橋剤、および必要に応じて触媒や接着性向上剤などを配合したものである。
【0004】
これらは、架橋剤および末端のケイ素原子に結合した加水分解反応性基の種類に応じ、硬化機構別に下記のような特性を有する。脱酢酸型のような脱カルボン酸型は、硬化性に優れ、特にガラスなどに対して優れた接着性を示す反面、酢酸のようなカルボン酸の刺激臭や金属や石材に対して腐食性がある。脱アミン型は、アミンの臭気と毒性がある。脱ヒドロキシルアミン型および脱アミド型は、低モジュラス化が容易であるが、遅硬化性である。脱アセトン型は、速硬化性でかつ腐食性がなく耐熱性などに優れているが、黄変を起こしやすい。脱オキシム型は、種々の特性でもっともバランスがとれており、汎用的に使用されているが、銅系金属に対して腐食性を示す。脱アルコール型反応混合物、速硬化性と遅硬化性のものが上市されており、表面硬化性が大きく異なる。べースポリマーとして末端水酸基封鎖型のポリジオルガノシロキサンを用いた遅硬化性のものは、臭気や腐食性を有さないが、貯蔵安定性に欠ける。末端加水分解性基(アルコキシ基)型のポリジオルガノシロキサンをベースポリマーとして用いた速硬化性のものは、貯蔵安定性がよい。現在、脱オキシム型、脱アセトン型、脱アルコール型の各種の組成物が用いられているが、それぞれの問題点の改善が望まれている。
【0005】
一方、末端のケイ素原子にアルコキシ基を結合させたポリオルガノシロキサン、アルコキシシラン、硬化触媒およびアルコール捕捉剤からなる1包装型の室温硬化性組成物が見出されている。この組成物は、貯蔵安定性が良好であり、かつ速硬化性である。アルコール捕捉剤として、ケイ素−窒素結合化合物を用いる組成物(特開昭59−500219号公報および特開昭58−501040号公報)が開示されている。このような化合物に、加水分解し得る基を含有させ、アルコールとの反応後も架橋剤として利用し得る化合物を含む組成物(特開昭60−135458号公報および特開昭60−123552号公報)が開示されている。
【0006】
しかし、このようなアルコール捕捉剤を追加しない室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物が望まれている。そのような組成物として、硬化触媒が炭素―スズ結合を2個有する1価の有機スズ基を含み、残りの原子価がβ−ジケトナト基で満たされたスズ化合物である、室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物があり、これは、貯蔵安定性に優れ、また、実質的に酸を含まない(特開昭60−202152号公報)。しかし、硬化性および接着性は、満足のいくものではなく、貯蔵中の黄変やモジュラス変化の大きさに問題が残る。上記の問題点を克服するポリオルガノシロキサンが要望されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点を有さない、硬化性、貯蔵安定性および接着性に優れたポリオルガノシロキサン組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、次の(A)〜(C)成分、すなわち
(A)一般式(1):
【化1】
Figure 0004148481
(式中、
1 は、互いに同一でも異なっていてもよい、非置換または置換の1価の炭化水素基であり;
2 は、−OSiR3 3-pp
で示される基であり;
3 は、互いに同一でも異なっていてもよい、非置換または置換の1価の炭化水素基であり;
Xは、加水分解性基または水酸基であり;
pは、1〜3の数であり;そして
nは、25℃での(A)成分の粘度を20〜1,000,000cPにする数である)
で示される分子中にケイ素官能基として加水分解性基を有するケイ素官能性ポリジオルガノシロキサン、または所望ならば架橋剤を含むケイ素官能性ポリジオルガノシロキサン組成物、
(B)硬化触媒としてβ−ジケトナト基を有する有機スズ化合物、および
(C)イソシアナトアルキル基含有加水分解性シラン化合物
で示される各成分を必須成分とし、貯蔵安定性に優れ、かつ硬化性および接着性に優れた室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物を提供する。
【0010】
(A)成分は、実質的に直鎖状のポリオルガノシロキサンまたはその組成物であり、その末端基R2 は、ケイ素官能基Xを少なくとも1個有するケイ素官能性シロキシ単位である。すなわち、該(A)成分は、分子の両末端に上記のケイ素官能性基Xをそれぞれ少なくとも1個有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
1 は、互いに同一でも異なっていてもよい、非置換または置換の1価の炭化水素基である。R1 として、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシルのようなアルキル基;ビニル、アリルのようなアルケニル基;フェニル、トリル、キシリルのようなアリール基;2−フェニルエチル、2−フェニルプロピルのようなアラルキル基を挙げる。さらに、これらの炭化水素基中の水素原子の一部が他の原子または他の基で置換されたもの、すなわち、クロロメチル、3−クロロプロピル、3,3,3−トリフルオロプロピルのようなハロゲン化アルキル基;3−シアノプロピルのようなシアノアルキル基などの置換炭化水素基を挙げる。
【0012】
全有機基の85%以上がメチルであることが好ましく、実質的にすべての有機基がメチルであることがより好ましい。
【0013】
一方、耐熱性、耐放射線性、耐寒性または透明性を付与する場合は、R1 の一部として必要量のフェニル基を;耐油性、耐溶剤性を付与する場合は、R1 の一部として3,3,3−トリフルオロプロピル基または3−シアノプロピル基を;そして、塗装適性を有する表面を付与する場合は、R1 の一部として長鎖アルキル基やアラルキル基を、目的に応じ任意に選択して、それぞれメチル基と併用することができる。
【0014】
末端基R2 のケイ素原子に結合しているR3 は、互いに同一でも異なっていてもよい、非置換または置換の1価の炭化水素基であり、また、R1 と互いに同一でも異なっていてもよく、R1 と同様のものを例示することができる。メチル基またはビニル基が好ましい。
【0015】
Xは、ケイ素官能基、すなわち、加水分解性基であり、末端基R2 中に少なくとも1個存在する。Xとして、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシのようなアルコキシ基;2−メトキシエトキシ、2−エトキシエトキシのような置換アルコキシ基;イソプロペノキシのようなエノキシ基;アセトキシ基のようなアシルオキシ基;メチルエチルケトキシマトのようなケトキシマト基などの加水分解性基が挙げられ、互いに同一でも異なっていてもよい。非置換アルコキシ基が好ましい。
【0016】
末端基R2 におけるケイ素官能基Xの数pは、1〜3である。Xが加水分解性基のものは、例えば、末端に水酸基を有するポリオルガノシロキサンと、任意の加水分解性基を2個以上有するシランとを縮合させて合成することができる。縮合反応中にこのシランに含まれる加水分解性基が1個消費されるため、合成したポリオルガノシロキサンの末端基R2 におけるpは、用いた加水分解性基含有シランのそれよりも1個少ない。
【0017】
nは、25℃での(A)成分の粘度が20〜1,000,000cP、好ましくは500〜200,000cPの範囲になるように選択する。20cP未満では硬化後のゴム状弾性体の伸びが不十分であり、1,000,000cP以上では均一な組成物が得られにくく、押出し作業性も低下する。
【0018】
(A1)成分、すなわち、分子中にケイ素官能基として平均2を超える加水分解性基を有するケイ素官能性ポリジオルガノシロキサン(pが平均1を超える)をベースポリマーとして用いる場合には、加水分解性基Xが加水分解し、縮合反応によって、架橋剤を必要とせずに架橋反応が進行し、硬化してゴム状弾性体を生ずる。Xは、メトキシのようなアルコキシ基、アセトキシのようなアシルオキシ基およびメチルエチルケトキシマト基が好ましく、特にメトキシ基が好ましい。
【0019】
分子中に平均2個のケイ素官能基を有するケイ素官能性ポリジオルガノシロキサン(pが1である)である場合、ならびに平均2個を越えるケイ素官能基を有していても該ケイ素官能基が水酸基である場合、架橋剤を配合して、架橋構造を形成する。
【0020】
架橋剤としては、水および硬化触媒(B)の存在下に(A2)中のケイ素官能性基Xと反応させ、組成物を硬化させるための加水分解性基を有するケイ素化合物および/またはその部分加水分解縮合物を用いる。該ケイ素化合物は、下記の一般式(2):
4 4-qSiYq
(式中、
4 は、互いに同一でも異なっていてもよい、非置換または置換の1価の炭化水素基であり;
Yは、加水分解性基であり;
qは、平均2を越え、4以下の数である)
で示される。R4 としては、(A)成分のケイ素原子に直接結合した有機基R1 と同様のものが挙げられる。メチル基またはビニル基が好ましい。また、加水分解性基Yとして、(A)成分の末端に存在するXと同様のものが挙げられる。
【0021】
このような架橋剤の例として、テトラメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトライソプロポキシシランおよびそれらの部分加水分解縮合物のようなアルコキシ基含有化合物;テトラキス(2−エトキシエトキシ)シラン、メチルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニル(2−エトキシエトキシ)シラン、フェニルトリス(2−メトキシエトキシ)シランおよびそれらの部分加水分解縮合物のような置換アルコキシ基含有化合物;メチルトリイソプロペノキシシラン、ビニルトリイソプロペノキシシラン、フェニルトリイソプロペノキシシラン、ジメチルジイソプロペノキシシラン、メチルビニルジイソプロペノキシシランおよびそれらの部分加水分解縮合物のようなエノキシ基含有化合物が挙げられる。これらの化合物のうち、qが2であるシランは、qが3または4であるシランと併用してもよい。
【0022】
上記の縮合物のうち、合成が容易で、組成物の貯蔵安定性を損なうことなく、かつ架橋反応速度、すなわち硬化速度を大きくすることを考慮すると、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシランおよびそれらの部分加水分解縮合物を用いることが好ましい。
【0023】
架橋剤の配合量は、(A2)成分10重量部に対して、通常0.5〜25重量部であり、好ましくは2〜10重量部である。0.5重量部未満では、架橋が十分に行われず、硬度の低い硬化物しか得られないばかりでなく、架橋剤を配合した組成物の貯蔵安定性が悪い。一方、25重量部を超えて配合すると、得られたゴム状弾性体の物性が低下する。
【0024】
(A1)成分は、硬化する際に架橋剤を必要としないが、加水分解し、縮合反応させる方法の一部として上記の架橋剤を併用することが好ましい。この場合の架橋剤の配合量は、(A1)成分100重量部に対して、通常0.1〜25重量部であり、好ましくは0.3〜10重量部である。25重量部を超えて配合すると、得られたゴム状弾性体の物性が低下する。
【0025】
本発明において、先に具体例を列挙したような、R4 として、1価の炭化水素基を有するケイ素官能性化合物のほか、 置換された1価の炭化水素基を有する、炭素官能性の同様な化合物を、架橋剤の一部または全部として用いてもよい。このようなR4 としては、置換もしくは非置換のアミノ基、エポキシ基、イソシアナト基、(メタ)アクリロキシ基、メルカプト基またはハロゲン原子で置換されたアルキル基やフェニル基が挙げられ、このような置換アルキル基としては、置換メチル基、3−置換プロピル基、4−置換ブチル基が挙げられるが、合成が容易で安定なことから、3−置換プロピル基が好ましい。
【0026】
このようなR4 を有する化合物としては、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリイソプロポキシシラン、3−アミノプロピルトリアセトアミドシラン、n−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、n−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、n−メチル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、n−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、n,n−ジメチル−3−アミノプロピルトリメトキシシランのような置換または非置換のアミノ基含有シラン;3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3, 4−エポキシシクロヘキシルエチルトリメトキシシランのようなエポキシ基含有シラン;3−イソシアナトプロピルトリメトキシシラン、3−イソシアナトプロピルメチルジメトキシシランのようなイソシアナト基含有シラン;3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシランのような(メタ)アクリロキシ基含有シラン;3−メルカプトプロピルトリメトキシシランのようなメルカプト基含有シラン;および3−クロロプロピルトリメトキシシランのようなハロゲン原子含有シランが挙げられる。このような置換炭化水素基含有シランや前記のビニル基含有シランは、炭素官能性シランであって、これらを配合することにより、組成物が硬化する際の各種器材への接着性を向上させることができる。これらのうち、組成物の硬化性および接着性を向上させる効果や、その発現性の速いことから、置換または非置換のアミノアルキル基含有シランを用いることが好ましい。
【0027】
このような炭素官能性シランの配合量は、前記の架橋剤のうち、(A)成分100重量部に対して、0.05〜25重量部、好ましくは0.1〜10重量部である。0.05重量部未満では、接着性の向上効果が少なく、その発現が遅い。逆に、25重量部を超えて配合すると、前記のような問題点のほか、貯蔵安定性と作業性が悪くなり、また黄変現象を生ずる。
【0028】
本発明の(B)成分のβ−ジケトナト基を有するスズ化合物は、硬化触媒であり、水分の存在下に(A)成分の加水分解性基X同士および/または(A)成分と架橋剤のYとを反応させて架橋構造を形成させる。このような成分(B)として、ジ(n−ブチル)ビス(アセチルアセタト)スズ、ジ(n−ブチル)ビス(ベンゾイルアセタト)スズ、ジエチルビス(ラウロイルアセタト)スズ、ジメチルビス(ビバロイルアセタト)スズ、ジ(n−オクチル)ビス(アセチルアセタト)スズ、ジ(n−プロピル)ビス(ベンゾイルアセタト)スズ、〔ジ(n−ブチル)ビス(アセチルアセタト)スズ〕ラウレート、〔n−ブチルビス(ベンゾイルアセタト)スズ〕ラウレートを挙げ、ジ(n−ブチル)ビス(アセチルアセタト)スズ、ジ(n−オクチル)ビス(アセチルアセタト)スズ、〔ジ(n−ブチル)ビス(アセチルアセタト)スズ〕ラウレートが好ましい。
【0029】
(B)成分の配合量は、(A)成分100重量部あたり、通常、0.05重量部〜10重量部、好ましくは0.1〜5重量部である。0.05重量部未満では、硬化触媒として十分に作用せず、逆に、10重量部を超えて配合しても、その配合量に見合う効果がない。
【0030】
(C)成分のイソシアナトアルキル基含有加水分解性シラン化合物を、(B)成分と併用することにより、本発明の組成物に優れた貯蔵安定性および接着性を付与する。(C)成分は本発明の特徴的な成分である。(C)成分として、ケイ素原子にイソシアナトアルキル基が直接結合した3−イソシアナトプロピルトリメトキシシラン、3−イソシアナトプロピルメチルメトキシシラン、3−イソシアナトプロピルトリエトキシシラン、3−イソシアナトプロピルメチルエトキシシランを挙げる。
【0031】
(C)成分の配合量は、(A)成分100重量部あたり0.5重量部〜20重量部、好ましくは0.5〜10重量部である。
【0032】
本発明の組成物は、
(A)室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物100重量部に対して、
(B)硬化触媒0.05〜10重量部;および
(C)イソシアナトアルキル基含有加水分解性シラン化合物0.5〜20重量部
を含むことを特徴とする室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物が好ましい。
【0033】
本発明の組成物は、シーリング材、接着剤、現場成形ガスケットなどとして用いることができる。このような用途において要求される機械的強度を高くするために、下記のような充填剤を所望する物性に応じて選択することができる。煙霧質シリカ、焼成シリカ、沈殿シリカ、煙霧質酸化チタン、およびこれらの表面をオルガノクロロシラン類、ポリオルガノシロキサン類、ヘキサメチルジシラザンなどによる疎水化物などのような補強性充填剤;ならびにけいそう土、粉砕シリカ、アルミノケイ酸塩、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、有機酸表面処理炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、タルク、酸化第二鉄などのような非補強性充填剤が挙げられる。組成物に透明性または低いモジュラスを与えるためには、それぞれ煙霧質シリカまたは非補強充填剤を用いることが望ましい。充填剤の添加量は、(A)100重量部に対して、1〜200重量部、好ましくは5〜100重量部の範囲である。
【0034】
本発明の組成物に、さらに、顔料、チクソトロピー性付与剤、押出し作業性を改良するための粘度調整剤、紫外線吸収剤、防カビ剤、耐熱向上剤、難燃化剤など、各種の添加剤を加えてもよい。
【0035】
本発明の組成物は、上記の(A)、(B)および(C)成分ならびに各種の添加剤を、湿気を遮断した状態で混合することにより得られる。得られた組成物は、密閉容器中でそのまま貯蔵し、使用時に空気中の水分にさらすことによって始めて硬化する、いわゆる1包装型室温硬化性組成物として使用することができる。また、本発明の組成物を、例えば、架橋剤と硬化触媒に分けた組成物として調整し、適宜2〜3の別々の容器に分けて貯蔵し、使用時にこれらを混合する、いわゆる多包装型室温硬化性組成物として使用することもできる。
【0036】
【実施例】
【0037】
実施例中で、本発明をより具体的に説明するが、いかなる意味においても本発明を限定するものではない。なお、実施例中、特に断らない限り、部とあるのはいずれも重量部を表し、粘度など物性値および放置状態はすべて25℃、相対湿度(RH)60%での値である。
【0038】
下記の実施例および比較例で調製して、貯蔵した組成物を(a)〜(d)について評価を行い、表1に示した。
【0039】
(a)指触乾燥時間:組成物を20℃、60%RHの雰囲気中に押出して、表面に接触した乾燥状態にあることを指で確認できるまでの時間を測定した。
【0040】
(b)物理特性:組成物を厚さ2mmのシート状になるように調製し、168時間放置し、空気中の湿気により硬化させて、その物理的性質をJIS K 6301により測定した。
【0041】
(c)貯蔵安定性:湿気を遮断した容器に組成物を入れ、70℃で5日間加熱した後、指触乾燥時間を測定した。その後、厚さ2mmのシート状になるように調製し、168時間放置し、空気中の湿気により硬化させて、その物理的性質をJIS K 6301により測定した。
【0042】
(d)接着性:内径が6mmφの金属製のノズルから組成物を、幅25×長さ80mmの各種の被着体表面に約60mmの長さで吐出した後、そのままの状態で168時間放置して、その界面の接着状態を90〜180°の方向に引っ張ることにより確認した。
【0043】
実施例1
粘度20,000cPのα,ω−ビス(メチルジメトキシシロキシ)ポリジメチルシロキサン100部に、比表面積200m2/gの煙霧質シリカ15部を添加して均一に混合した。次に、メチルトリメトキシシシラン2.0部、ジ(n−ブチル)ビス(アセチルアセタト)スズ0.5部および3−イソシアナトプロピルトリメトキシシラン0.5部を添加し、次いで湿気遮断下に均一に混合し、組成物1を得た。
【0044】
得られた組成物を、(a)〜(d)について評価した。
【0045】
実施例2
3−イソシアナトプロピルトリメトキシシラン2.5部を用いた以外は実施例1と同様にして、組成物2を得た。
【0046】
実施例3
3−イソシアナトプロピルトリメトキシシラン5.0部を用いた以外は実施例1と同様にして、組成物3を得た。
【0047】
実施例4
粘度20,000cPのα,ω−ビス(トリメトキシシロキシ)ポリジメチルシロキサン100部を用いた以外は実施例1と同様にして、組成物4を得た。
【0048】
実施例5
ジ(n−ブチル)ビス(アセチルアセタト)スズ0.6部を用いた以外は、実施例2と同様にして組成物5を得た。
【0049】
比較例1
粘度20,000cPのα,ω−ジヒドロキシポリジメチルシロキサン100部およびジブチルビススズラウレート0.5部を用いた以外は、実施例2と同様にして組成物を得た。
【0050】
比較例2
ジブチルビススズラウレート0.1部を用いた以外は、実施例2と同様にして組成物を得た。
【0053】
【表1】
Figure 0004148481
【0054】
【表2】
Figure 0004148481
【0055】
【発明の効果】
本発明による室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物は、湿気の存在しない密封下では安定であり、空気中の水分と接触することにより、室温で硬化してゴム状弾性体となり、優れた接着性および貯蔵安定性を示す。

Claims (3)

  1. (A1)一般式(1):
    Figure 0004148481
    (式中、
    1 は、互いに同一でも異なっていてもよい、非置換の1価の炭化水素基であり;
    2 は、−OSiR 3 3-p p
    で示される基であり;
    3 は、互いに同一でも異なっていてもよい、非置換の1価の炭化水素基であり;
    Xは、加水分解性基であるアルコキシ基であり;
    pは、1〜3の数であり;そして
    nは、25℃での(A1)成分の粘度を20〜1,000,000 cP にする数であるが、
    ただし、2個超の加水分解性基を有することとする)
    で示されるケイ素官能性ポリジオルガノシロキサン100重量部に対して、
    (B)硬化触媒として、β−ジケトナト基を有する有機スズ化合物 . 05〜10重量部、
    (C)3−イソシアナトプロピルトリメトキシシラン0.5〜20重量部
    を含むことを特徴とする、室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物。
  2. さらに架橋剤として、一般式(2):
    4 4-qSiYq (2)
    (式中、R4 は、互いに同一でも異なっていてもよい、非置換または置換の1価の炭化水素基であり;Yは、加水分解性基であり;qは、平均2を越え、4以下の数である)で示される、ケイ素化合物を含む、請求項1記載の組成物。
  3. さらに、架橋剤として、テトラメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトライソプロポキシシランもしくはそれらの部分加水分解縮合物;テトラキス(2−エトキシエトキシ)シラン、メチルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリス(2−エトキシエトキシ)シラン、フェニルトリス(2−メトキシエトキシ)シランもしくはそれらの部分加水分解縮合物;またはメチルトリイソプロペノキシシラン、ビニルトリイソプロペノキシシラン、フェニルトリイソプロペノキシシラン、ジメチルジイソプロペノキシシラン、メチルビニルジイソプロペノキシシランもしくはそれらの部分加水分解縮合物を含む、請求項1又は2記載の組成物。
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