JPH09241510A - 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 - Google Patents

室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物

Info

Publication number
JPH09241510A
JPH09241510A JP4864096A JP4864096A JPH09241510A JP H09241510 A JPH09241510 A JP H09241510A JP 4864096 A JP4864096 A JP 4864096A JP 4864096 A JP4864096 A JP 4864096A JP H09241510 A JPH09241510 A JP H09241510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
composition
parts
compound
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4864096A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Ono
和久 小野
Tsuneo Mogi
恒雄 茂木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
Toshiba Silicone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Silicone Co Ltd filed Critical Toshiba Silicone Co Ltd
Priority to JP4864096A priority Critical patent/JPH09241510A/ja
Publication of JPH09241510A publication Critical patent/JPH09241510A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存安定性および深部硬化性に優れ、接着
性、特に耐水接着性に優れた透明なゴム状弾性体が得ら
れる室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物を提供す
る。 【解決手段】 架橋手段を伴う(A)ケイ素官能性ポリ
ジオルガノシロキサンを含む室温硬化性ポリオルガノシ
ロキサン組成物において、(B)カルボン酸金属塩また
は有機スズ化合物;および(C)イミノ基含有有機ケイ
素化合物を含むことを特徴とする室温硬化性ポリオルガ
ノシロキサン組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室温硬化性ポリオ
ルガノシロキサン組成物に関し、さらに詳しくは、湿気
の存在しない密封条件下では安定であり、空気中の水分
と接触することにより、室温で硬化してゴム状弾性体を
生じ、その際に優れた接着性を発現する接着性ポリオル
ガノシロキサン組成物に関する。特に本発明は、保存安
定性、深部硬化性および接着性に優れた室温硬化性ポリ
オルガノシロキサン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】室温で硬化してゴム状弾性体を生成する
ポリオルガノシロキサン組成物の中で、空気中の水分と
接触することによって硬化反応が生起するタイプのもの
は、縮合反応型の室温硬化性液状シリコーンゴム(RT
Vシリコーンゴム)として知られており、接着性に優れ
ているため、電気・電子工業や自動車工業などにおける
弾性接着剤およびコーティング材など、また建築用シー
リング材などとして広く用いられている。このような組
成物は、一般に分子末端が水酸基で封鎖された水酸基末
端ポリジオルガノシロキサンをベースポリマーとし、分
子中に平均2個を越える加水分解性基を有する架橋剤、
および必要に応じて触媒や接着性向上剤などを配合した
ものであり、架橋剤の種類に応じて、硬化の際にアルコ
ール、アセトン、カルボン酸、有機アミン、アミド、有
機ヒドロキシルアミン、オキシム化合物などを放出す
る。また、一部の脱アルコール型のように、あらかじめ
分子末端のケイ素原子に加水分解性基であるアルコキシ
基の結合した末端反応性ポリオルガノシロキサンをベー
スポリマーとして用いたものもあり、硬化性および保存
安定性、作業性などに優れた組成物が見出されている。
【0003】また、各々の架橋剤および末端のケイ素原
子に結合した加水分解反応性基の種類により、種々の特
色が現れる。脱酢酸型のような脱カルボン酸型は、硬化
性に優れ、特にガラスなどに対して優れた接着性を示す
反面、硬化の際に酢酸のようなカルボン酸を放出するた
め、刺激臭が強いうえ、金属や大理石などを侵すという
問題がある。脱アミン型は、同様に硬化の際に放出する
アミンに臭気と毒性があり、脱ヒドロキシルアミン型、
脱アミド型は低モジュラスの硬化物が得られるが硬化が
遅い。脱アセトン型は速乾性であるが黄変を起こしやす
い。脱オキシム型は、接着性などの特性に優れ、汎用的
に使用されているが、銅系金属に対して腐食性を示す。
脱アルコール型において、ベースポリマーとして末端水
酸基封鎖型のポリジオルガノシロキサンを用いたもの
は、臭気や腐食性の問題はないが、硬化が遅く、保存性
が悪い。ただし、末端加水分解性基(アルコキシ基)型
のポリジオルガノシロキサンをベースポリマーとして用
いたものは、保存性がよく、しかも速乾性であるなどの
特徴を有している。
【0004】このように、硬化反応にあずかる反応性基
(加水分解性基)によって種々の特徴と問題点がある
が、このような接着性ポリオルガノシロキサン組成物
を、金属、プラスチックまたは塗装面などに施す場合、
その表面状態によっては接着しにくいという問題があ
る。そのため、これらの接着性ポリオルガノシロキサン
組成物を使用するに当たっては、通常、あらかじめ処理
面を適切なプライマーで前処理してから接着性ポリオル
ガノシロキサン組成物を施す方法がとられている。しか
し、この場合、プライマーを塗布する工程が必要となる
ほか、被着体に応じたプライマーの選択が必要であり、
塗布方法も変える必要があるなど、作業上の不利益が生
じる。
【0005】こうした問題を解決する手段として、この
ようなポリオルガノシロキサン組成物に接着性向上剤を
配合することが行われている。たとえば、3−アミノプ
ロピルトリエトキシシランのようなアミノアルキル基含
有アルコキシシランを配合する方法(特公昭46−11
272号明細書)、オキシム基とアルコキシ基を含有す
るシラン化合物を配合する方法(特公昭56−9560
号公報)などが提案されている。これらは、初期の接着
性は改善されるが、長期間の貯蔵中に接着性が低下した
り、硬化して得られたゴム状弾性体が経時的に黄変を生
じたりする。アミノアルキル基含有アルコキシシランを
配合した場合、空気に接触する表面の硬化性は優れる
が、深部硬化性は、これを配合しないものに比べて遅
い。
【0006】また、黄変と温水による劣化に対する抵抗
性を付与するために、アミノアルキル置換アルコキシシ
ランとエポキシシランの反応生成物を添加する方法(特
公昭60−43868号公報)が提案されているが、少
量の添加では接着性の発現が遅いうえ、十分な接着力が
得られない。一方、多量に添加した場合、組成物の粘性
が増大して作業性が悪くなり、また透明なゴム状弾性体
が得られない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題点を解決して、保存安定性に優れ、室温において
比較的短時間に硬化し、深部硬化性に優れ、しかも接着
性、特に耐水接着性に優れたゴム状弾性体を与え、しか
も経時的に黄変がなく、透明なゴム状弾性体を得るのに
適した接着性、室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成
物を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、ケイ素原子
に結合した特定のイミノ基含有基を有する有機ケイ素化
合物を、接着性向上剤としてポリオルガノシロキサン組
成物に配合することにより、その目的を達成しうること
を見出して、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明の室温硬化性ポリオルガ
ノシロキサン組成物は、架橋手段を伴う(A)ケイ素官
能性ポリジオルガノシロキサンを含む室温硬化性ポリオ
ルガノシロキサン組成物において、該(A)100重量
部に対して、(B)カルボン酸金属塩または有機スズ化
合物0.001〜10重量部;および(C)ケイ素原子
に直接結合したアミノヒドロカルビル基またはN−アミ
ノアルキル置換アミノヒドロカルビル基を有する有機ケ
イ素化合物と、有機カルボニル化合物とを反応させて得
られるイミノ基含有有機ケイ素化合物0.01〜25重
量部を含むことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において、「架橋手段を伴
う(A)ケイ素官能性ポリジオルガノシロキサン」と
は、ベースポリマーである(A)ケイ素官能性ポリジオ
ルガノシロキサン自体が、(B)成分の触媒作用によっ
て架橋反応を起こして硬化するか、該(A)成分以外に
架橋剤を用いることにより、同様に(B)成分の触媒作
用により、(A)成分と架橋剤との間の架橋反応によっ
て硬化する、そのような(A)ケイ素官能性ポリジオル
ガノシロキサン、または該シロキサンと架橋剤との組合
せをいう。反応は縮合反応であり、空気中の水分の存在
で反応が進行する。
【0011】このような(A)成分は、代表的には、下
記の一般式:
【化1】 (式中、R3 はたがいに同一でも異なっていてもよい置
換または非置換の1価の炭化水素基を表し;R4 は−O
SiR5 3-pp を表し、R5 はたがいに同一でも異なっ
ていてもよい置換または非置換の1価の炭化水素基を表
し、Xは水酸基または加水分解性基を表し、pは1〜3
の数であり;nは該(A)成分の25℃における粘度を
20〜1,000,000cPにする数である)で示され
る、実質的に直鎖状のポリジオルガノシロキサンであ
り、その末端基R4 は、ケイ素官能性基Xを少なくとも
1個有するケイ素官能性シロキシ単位である。すなわ
ち、該(A)成分は、分子の両末端に、上記のケイ素官
能性基Xをそれぞれ少なくとも1個有する。
【0012】R3 は、たがいに同一でも異なっていても
よい置換または非置換の1価の炭化水素基である。R3
としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシルのようなア
ルキル基;ビニル、アリルのようなアルケニル基;フェ
ニル、トリル、キシリルのようなアリール基;および2
−フェニルエチル、2−フェニルプロピルのようなアラ
ルキル基が例示され;さらにこれらの炭化水素基の水素
原子の一部が他の原子または基で置換されたもの、すな
わちクロロメチル、3−クロロプロピル、3,3,3−
トリフルオロプロピルのようなハロゲン化アルキル基;
3−シアノプロピルのようなシアノアルキル基などの置
換炭化水素基が例示される。これらのうち、合成が容易
で、(A)成分が分子量の割に低い粘度を有し、硬化前
の組成物に良好な押出し性を与えることと、硬化後の組
成物に良好な物理的性質を与えることから、全有機基の
85%以上がメチル基であることが好ましく、実質的に
すべての有機基がメチル基であることが特に好ましい。
一方、特に耐熱性、耐放射線性、耐寒性または透明性を
付与する場合は、R3 の一部として必要量のフェニル基
を;耐油性、耐溶剤性を付与する場合は、R3 の一部と
して3,3,3−トリフルオロプロピル基や3−シアノ
プロピル基を;また塗装適性を有する表面を付与する場
合は、R3 の一部として長鎖アルキル基やアラルキル基
を、それぞれメチル基と併用するなど、目的に応じて任
意に選択できる。
【0013】末端基R4 のケイ素原子に結合するR5
は、たがいに同一でも異なっていてもよく、またR3
同一でも異なっていてもよい置換または非置換の1価の
炭化水素基であり、R3 と同様なものが例示される。合
成が容易で、Xの反応性が優れていることから、メチル
基またはビニル基が好ましい。
【0014】Xは末端基R4 に少なくとも1個存在する
ケイ素官能性基、すなわち水酸基または加水分解性基で
ある。Xとしては、水酸基のほか;メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、ブトキシのようなアルコキシ基;2−
メトキシエトキシ、2−エトキシエトキシのような置換
アルコキシ基;イソプロペノキシのようなエノキシ基;
アセトキシ、オクタノキシのようなアシロキシ基;ジメ
チルケトキシマト、メチルエチルケトキシマト、ジエチ
ルケトキシマト、メチルブチルケトキシマト、エチルブ
チルケトキシマトのようなケトキシマト基;アセトアミ
ド、N−メチルアセトアミドのようなアミド基;N´,
N´−ジエチル−N−メチルウレイド基のようなウレイ
ド基;ジメチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジエチル
アミノ、メチルブチルアミノのようなアミノ基;メチル
エチルアミノキシ、ジエチルアミノキシ、エチルブチル
アミノキシのようなアミノキシ基などの加水分解性基が
例示され、たがいに同一でも異なっていてもよい。合成
の容易さ、硬化前の組成物の物性、保存中の安定性、硬
化性、経済性および広範囲の用途に用いられることか
ら、水酸基、アルコキシ基、イソプロペノキシ基、アセ
トキシ基またはメチルエチルケトキシマト基が好まし
い。
【0015】末端基R4 におけるケイ素官能基Xの数p
は、1〜3である。そのうち、合成が容易で、各種の架
橋剤と組み合わせて用いられることから、Xが水酸基
で、pが1のものが好ましい。このようなケイ素官能性
ポリジオルガノシロキサンは、たとえば、オクタメチル
シクロテトラシロキサンのような環状ジオルガノシロキ
サン低量体を、水の存在下に酸性触媒またはアルカリ性
触媒によって開環重合または開環共重合させることによ
り、得られた直鎖状ポリジオルガノシロキサンの末端基
に、ケイ素原子に結合する水酸基を導入できる。
【0016】Xが加水分解性基のものは、たとえば、上
述のようにして得られた、末端に水酸基を有するポリジ
オルガノシロキサンに、2個以上の任意の加水分解性基
を有するシランを縮合させることによって、合成でき
る。この場合、該シランの加水分解性基はこの縮合反応
によって1個が消費されるので、反応によって得られた
ポリジオルガノシロキサンの末端基R4 におけるXの数
pは、用いられた加水分解性基含有シランが有していた
Xの数よりも1個少ない。
【0017】また、硬化前の組成物に適度の押出し性を
付与するとともに、硬化後のゴム状弾性体に優れた機械
的性質を与えるために、(A)成分のnは、該(A)の
25℃における粘度が20〜1,000,000cPにな
るように選択される。該粘度が20cP未満では硬化後の
ゴム弾性体の伸びが十分でなく、一方、1,000,0
00cPを越えると均一な組成物が得にくく、押出し作業
性も低下する。特に好ましい粘度は、硬化前および硬化
後の組成物に要求される性質を調和させることから、5
00〜200,000cPの範囲である。
【0018】このような(A)成分のうち、Xが加水分
解性基であり、pが平均1を越える数(すなわち、分子
中に平均2を越える数のXを有する)のものをベースポ
リマーとして用いる場合には、(A)成分中の該Xが架
橋手段となり、架橋剤がなくても架橋反応が進行し、硬
化してゴム状弾性体を生ずる。この場合、好ましいXは
メトキシのようなアルコキシ基;アセトキシのようなア
シロキシ基;およびメチルエチルケトキシマトのような
ケトキシマト基であり、メトキシ基が特に好ましい。X
は2〜3が好ましい。このようなベースポリマーを用い
ることは、硬化前の組成物を安定化させるとともに、優
れた硬化性を与えるために好ましい。
【0019】(A)成分が上記以外のとき、すなわちX
が水酸基であるか、pが1である場合、架橋手段として
架橋剤を配合する。
【0020】架橋剤としては、水および硬化触媒(B)
の存在下に(A)中のケイ素官能性基Xと反応し、組成
物を硬化させるためのケイ素官能性基を有するケイ素化
合物および/またはその部分加水分解縮合物が用いられ
る。該架橋剤は、下記の一般式: R6 4-qSiYq (式中、R6 はたがいに同一でも異なっていてもよい置
換または非置換の1価の炭化水素化を表し;Yは加水分
解性基を表し;qは平均2を越え、4以下の数である)
で示される。R6 としては、(A)成分のケイ素原子に
直接結合した有機基R1 と同様な基を例示することがで
き、入手のしやすさと、優れた架橋反応速度が得られる
ことから、メチル基またはビニル基が好ましい。また、
加水分解反応性基Yとしては、(A)成分の末端基に存
在するXとして、水酸基とともに挙げられたのと同様の
ものが例示される。
【0021】このような架橋剤の例としては、テトラメ
トキシシラン、メチルトリメトキシシラン、エチルトリ
メトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニル
トリメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルト
リエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、フェニ
ルトリエトキシシラン、メチルトリイソプロポキシシラ
ンおよびそれらの部分加水分解縮合物のようなアルコキ
シ基含有化合物;テトラキス(2−エトキシエトキシ)
シラン、メチルトリス(2−メトキシエトキシ)シラ
ン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、メ
チルトリス(2−エトキシエトキシ)シランおよびそれ
らの部分加水分解縮合物のような置換アルコキシ基含有
化合物;メチルトリイソプロペノキシシラン、ビニルト
リイソプロペノキシシラン、フェニルトリイソプロペノ
キシシラン、ジメチルジイソプロペノキシシラン、メチ
ルビニルジイソプロペノキシシランおよびそれらの部分
加水分解縮合物のようなエノキシ基含有化合物;メチル
トリアセトキシシラン、エチルトリアセトキシシラン、
ビニルトリアセトキシシラン、フェニルトリアセトキシ
シラン、ジメチルジアセトキシシラン、ジ−tert−ブト
キシジアセトキシシランおよびそれらの部分加水分解縮
合物のようなアセトキシ基含有化合物;テトラキス(メ
チルエチルケトキシマト)シラン、メチルトリス(ジメ
チルケトキシマト)シラン、メチルトリス(メチルエチ
ルケトキシマト)シラン、ビニルトリス(メチルエチル
ケトキシマト)シラン、フェニルトリス(メチルエチル
ケトキシマト)シラン、メチルトリス(ジエチルケトキ
シマト)シラン、テトラキス(メチルエチルケトキシマ
ト)シラン、ジメチルビス(ジメチルケトキシマト)シ
ラン、ジメチルビス(メチルエチルケトキシマト)シラ
ン、メチルビニルビス(メチルエチルケトキシマト)シ
ラン、ジフェニルビス(ジエチルケトキシマト)シラ
ン、メチルビス(メチルエチルケトキシマト)メトキシ
シラン、メチルビス(メチルエチルケトキシマト)エト
キシシラン、メチルビス(メチルエチルケトキシマト)
イソプロポキシシランおよびそれらの部分加水分解縮合
物のようなケトキシマト基含有化合物などが例示され
る。これらのうち、qが2であるシランは、qが3また
は4であるシランと併用される。
【0022】これらのうち、合成が容易で、組成物の保
存安定性を損なうことなく、しかも大きな架橋反応速
度、したがって大きな硬化速度を与えることを考慮する
と、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メ
チルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、
メチルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、メチル
トリス(イソプロペノキシ)シラン、ビニルトリス(イ
ソプロペノキシ)シラン、メチルトリアセトキシシラ
ン、ビニルトリアセトキシシラン、テトラキス(メチル
エチルケトキシマト)シラン、メチルトリス(メチルエ
チルケトキシマト)シラン、ビニルトリス(メチルエチ
ルケトキシマト)シラン、およびそれらの部分加水分解
縮合物を用いることが好ましい。
【0023】本発明において、さきに具体例を列挙した
ような、R6 として1価の炭化水素基を有するケイ素官
能性化合物のほか、置換された1価の炭化水素基を有す
る、炭素官能性の同様な化合物を、架橋剤の一部または
全部として用いてもよい。このようなR6 としては、置
換もしくは非置換のアミノ基、エポキシ基、イソシアナ
ト基、(メタ)アクリロキシ基、メルカプト基またはハ
ロゲン原子で置換されたアルキル基やフェニル基が例示
され、このような置換アルキル基としては、置換メチ
ル、3−置換プロピル、4−置換ブチルが例示される
が、合成が容易で、安定なことから、3−置換プロピル
基が好ましい。また、後述のように、これらのうち、R
6 としてアミノ基含有基、Yとしてアルコキシ基を有す
るシラン化合物、またはその部分加水分解によって得ら
れるシロキサン化合物を、後述のように(D)成分とし
て配合することにより、さらに組成物の接着性を増すこ
とができる。
【0024】架橋剤の配合量は、(A)成分100重量
部に対して、通常、0.5〜25重量部であり、好まし
くは3〜10重量部である。0.5重量部未満では架橋
が十分に行われず、硬度の低い硬化物しか得られないば
かりでなく、架橋剤を配合した組成物の保存安定性が悪
い。一方、25重量部を越えて配合すると、保存中にそ
の一部が系より分離し、硬化の際に著しい収縮を生じ、
得られたゴム状弾性体の物性が低下する。
【0025】なお、前述の、(A)成分として、Xが加
水分解性基で、pが平均1を越えるものを用いる場合
は、前述のように、基本的には架橋剤がなくても硬化が
可能であるが、このような場合においても、組成物の硬
化性と、硬化して得られるゴム状弾性体の機械的性質と
をバランスよく具現するために、架橋手段として、上記
の架橋剤を併用することが好ましく、加水分解性基Yが
Xと同じである架橋剤を併用することがより好ましい。
この場合の架橋剤の配合量は、(A)成分100重量部
に対して、通常、0.1〜25重量部であり、好ましく
は0.3〜10重量部である。25重量部を越えて配合
すると、さきに述べたような現象を生ずる。
【0026】本発明に用いられる(B)成分のカルボン
酸金属塩または有機スズ化合物は、(A)成分自体に架
橋手段として含有されるXどうし、および/または
(A)成分のXと架橋剤のYとを、水分の存在下に反応
させて架橋構造を形成させ、ゴム状弾性体を得るための
硬化触媒である。(B)成分としては、オクタン酸ス
ズ、2−エチルヘキサン酸スズ、デカン酸スズ、ナフテ
ン酸スズ、オレイン酸スズのようなカルボン酸スズ;こ
れらに対応するカルボン酸鉄、カルボン酸コバルト、カ
ルボン酸マンガン、カルボン酸亜鉛のような他のカルボ
ン酸金属塩、代表的にはオクタン酸、ナフテン酸などの
金属塩;ならびにジブチルスズジアセテート、ジブチル
スズジオクトエート、ジブチルスズジラウレート、ジオ
クチルスズジラウレート、ジブチルスズジオレート、ジ
メチルスズモノオレート、酸化ジブチルスズ、ジブチル
スズジメトキシド、ジブチルビス(アセチルアセトナ
ト)スズ、ジブチルビス(トリエトキシシロキシ)スズ
のような有機スズ化合物が例示され、比較的短時間に十
分な架橋構造を形成させて、ゴム状弾性体を生じさせる
ことから、ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズジ
ラウレート、ジブチルスズジメトキシド、ジブチルビス
(アセチルアセトナト)スズおよびジブチルビス(トリ
エトキシシロキシ)スズが好ましい。
【0027】(B)成分の配合量は、(A)成分100
重量部あたり0.001〜10重量部、好ましくは0.
05〜5重量部の範囲である。0.001重量部未満で
は、硬化触媒として十分に作用せず、硬化に長い時間が
かかるばかりでなく、特に空気との接触面から遠いゴム
層の深部における硬化が不十分となり、逆に10重量部
を越える場合には、その配合量に見合う効果がなく、無
意味であるばかりか、経済的に不利益であり、また保存
安定性が悪くなるからである。
【0028】(C)成分のイミノ基含有有機ケイ素化合
物は、本発明の組成物に優れた保存安定性、深部硬化性
および接着性を付与し、硬化後の組成物に透明性の優れ
た外観と接着性、特にその耐水性を与える、本発明にお
いて最も特徴的な成分である。(C)成分は、ケイ素原
子に直接結合したアミノヒドロカルビル基またはN−ア
ミノアルキル置換アミノヒドロカルビル基を有する有機
ケイ素化合物と、有機カルボニル化合物とを反応させて
得ることができる。
【0029】有機ケイ素化合物としては、上記の基を有
するアルコキシシラン、エノキシシラン、ケトキシマト
シランのようなシラン類;ならびにシロキサンオリゴマ
ーおよび高分子ポリシロキサンのようなシロキサン類が
例示されるが、これらに限定されるものではない。上記
のアミノ基含有基は、好ましくは、一般式−Q1 〔NH
2a NH2 (式中、Q1 は、該Q1 に隣接するケイ
素原子と窒素原子との間に3個以上の炭素原子を有し、
脂肪族不飽和結合を含まぬ2価の炭化水素基を表し;Q
2 は2個以上の炭素原子を有するアルキレン基を表し;
aは0または1の数である)で示される。Q1 としては
1,3−プロピレン、1,4−ブチレン、1,3−ブチ
レン、1,6−ヘキシレンなどのアルキレン基;および
p−フェニレンエチル−2−エンなどのアリーレンアル
キレン基が例示され、合成が容易なことから1,3−プ
ロピレン基が好ましい。Q2 としてはエチレン、1,3
−プロピレン、1,4−ブチレンなどのアルキレン基が
例示される。このようなアミノ基含有基としては、3−
アミノプロピル、4−アミノブチル、3−アミノブチル
のようなアミノアルキル基;N−(2−アミノエチル)
−3−アミノプロピルのようなN−アミノアルキル置換
アミノアルキル基;および2−(4−アミノフェニル)
エチルのようなアミノアラルキル基が例示され、合成が
容易で、それより得られる(C)成分が組成物に優れた
接着性を付与することから、3−アミノプロピルおよび
N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルが好ま
しい。
【0030】このようなアミノ基含有有機ケイ素化合物
としては、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3
−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロ
ピルトリプロポキシシラン、3−アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキ
シシラン、3−アミノプロピルジメチルメトキシシラ
ン、3−アミノプロピルジメチルエトキシシラン、4−
アミノブチルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエ
チル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノ
プロピルジメチルメトキシシラン、2−(4−アミノフ
ェニル)エチルトリメトキシシランのようなアルコキシ
シラン類;3−アミノプロピルトリス(プロペニルオキ
シ)シラン、N−(アミノエチル)−3−アミノプロピ
ルトリス(プロペニルオキシ)シランのようなエノキシ
シラン類;3−アミノプロピルトリス(メチルエチルケ
トキシマト)シラン、N−(アミノエチル)−3−アミ
ノプロピルトリス(メチルエチルケトキシマト)シラン
のようなケトキシマトシラン類;3−アミノプロピル
(メチルエチルケトキシマト)ジメトキシシラン、3−
アミノプロピル(メチルエチルケトキシマト)ジエトキ
シシラン、3−アミノプロピルビス(メチルエチルケト
キシマト)メトキシシラン、3−アミノプロピルビス
(メチルエチルケトキシマト)エトキシシラン、N−
(アミノエチル)−3−アミノプロピル(メチルエチル
ケトキシマト)ジメトキシシランのようなケイ素官能性
混成シラン類;ならびに1,3−ビス(3−アミノプロ
ピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、
1,3−ビス〔N−(2−アミノエチル)−3−アミノ
プロピル〕−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサ
ン、α,ω−ビス(3−アミノプロピル)ポリジメチル
シロキサン、α,ω−ビス〔N−(2−アミノエチル)
−3−アミノプロピル〕ポリジメチルシロキサンのよう
なシロキサン類が例示され、(C)成分を大量に用いて
も該(C)成分が硬化前に組成物より分離したり、組成
物を硬化させて得られるゴム状弾性体より分離してにじ
み出す現象がないことから、アルコキシ基のようなケイ
素官能性基を有するシラン類が好ましく、接着性と硬化
性がともに優れていることから、3個のケイ素官能性
基、特にメトキシ基またはエトキシ基を有するシランが
さらに好ましい。
【0031】アミノ基含有有機ケイ素化合物と反応させ
る有機カルボニル化合物としては、一般式:
【化2】 (式中、R1 およびR2 はそれぞれ独立して、水素原
子、またはカルボニル基もしくはエステル結合を含んで
いてもよい1価の炭化水素基を表し;Q3 は4個以上の
炭素原子を有する2価の炭化水素基を表す)で示され、
分子中に1個または2個以上のカルボニル基が存在する
鎖状および環状のケトン化合物およびアルデヒド化合物
が包含される。R1 とR2 はたがいに同一でも異なって
いてもよく、水素原子のほか;メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、ペンチル、ヘキシルのような直鎖状または
分岐状のアルキル基;ベンジルのようなアラルキル基;
フェニルのようなアリール基;メチルカルボニル、メチ
ルカルボニルメチル、メチルカルボニエチルのようなカ
ルボニル含有炭化水素基;メトキシカルボニルメチル、
エトキシカルボニルメチルのようなエステル結合含有炭
化水素基が例示される。Q3 としては、カルボニル炭素
原子とともにシクロペンチル、シクロヘキシル、フェニ
ルのような1価の環状炭化水素基を形成する2価の炭化
水素基が例示される。
【0032】このような有機カルボニル化合物として
は、アセトン、メチルエチルケトン、メチルプロピルケ
トン、メチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン、
ジブチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノ
ン、アセトフェノンのような通常のモノケトン化合物;
アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチルのようなケトカル
ボン酸エステル;およびジアセチル、アセチルアセト
ン、アセトニルアセトンのようなジケトン化合物などの
ケトン類;ならびにホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ド、n−ブチルアルデヒド、ベンズアルデヒドのような
アルデヒド類が例示される。
【0033】本発明の組成物が空気中の水分によって硬
化する際、または硬化後に、(C)成分が加水分解して
有機カルボニル化合物を脱離するのに伴って、常温ない
し比較的低い温度の加熱によって該有機カルボニル化合
物が揮発するためには、常温において高い蒸気圧を有す
る化合物であることが好ましい。ただし、アルデヒド類
などを水溶液として反応させる際には、アミノ基含有有
機ケイ素化合物としてケイ素官能性基を含まぬシロキサ
ンを選択することが好ましい。
【0034】(C)成分は、前記のように、アミノ基含
有有機ケイ素化合物と有機カルボニル化合物とを反応さ
せることによって合成される。反応は、反応式:
【化3】 で示される可逆的な脱水縮合反応であり、生成する水を
系外に留去することにより、平衡は右に移動し、(C)
成分が得られる。
【0035】原料のアミノ基含有有機ケイ素化合物と有
機カルボニル化合物の使用量は、等量もしくは有機カル
ボニル化合物を過剰に用いるのが好ましい。その使用量
の比は、1:1〜100が好ましく、1:1.05〜2
0がより好ましい。反応温度は、使用するアミノ基含有
有機ケイ素化合物と有機カルボニル化合物の種類により
異なるが、通常は常温〜200℃、好ましくは50〜1
50℃である。反応時間は1〜600分、好ましくは5
〜300分である。反応の際に、トルエンなどの溶媒、
および/または塩酸のような酸などの触媒を、必要に応
じて添加してもよい。圧力は常圧近傍でよいが、必要に
応じて若干の加圧もしくは減圧にすることも差し支えな
い。(C)成分の製造の際に、反応の平衡を移行させる
ために、生成した水を系外に除くことがきわめて有効で
あって、水との間に共沸混合物を形成する溶媒、たとえ
ばシクロヘキサン、トルエン、キシレンなどを共沸用添
加剤として、共沸蒸留によって脱水する方法が推奨でき
る。さらに、シリカゲル、モレキュラーシーブなどの脱
水剤を使用して、反応を進行させることも可能である。
【0036】このようにして得られた(C)成分は、代
表的には、分子中にケイ素子に結合した少なくとも1個
の、一般式: −Q1 〔NHQ2a N=CR12 または−Q1 〔N
HQ2a N=CQ3 (式中、Q1 、Q2 、Q3 、R1 、R2 およびaは前述
のとおり)で示されるイミノ基含有基を有する。(C)
成分がこのようなイミノ基含有基を2個以上有する場
合、該イミノ基含有基は同一のケイ素原子に結合してい
ても、別個のケイ素原子に結合していてもよいが、合成
が容易なことから、別個のケイ素原子に結合しているこ
とが好ましい。また、有機カルボニル化合物に2個以上
のカルボニル基が存在し、2個以上のカルボニル基がそ
れぞれアミノ基含有有機ケイ素化合物と反応するとき
は、さらに複雑な構造の化合物が得られ、これらも
(C)成分として用いることができる。
【0037】(C)成分の配合量は、(A)成分100
重量部あたり0.1〜25重量部、好ましくは0.5〜
10重量部である。0.1重量部未満では、接着性およ
び耐水性の向上に十分な効果が得られず、25重量部を
越えて使用してもそれに見合う効果がなく、経済的に不
利であるばかりでなく、保存中に組成物から(C)成分
が分離する傾向がある。
【0038】本発明の組成物は、(A)、(B)および
(C)成分を含むことを特徴とする室温硬化性ポリオル
ガノシロキサン組成物であるが、さらに、組成物の表面
硬化性をより優れたものにするために、必要に応じて
(D)成分として、第一級および/または第二級アミン
である有機アミン化合物を配合してもよい。該有機アミ
ン化合物は、1分子中に1個または2個以上の第一級お
よび/または第二級アミノ基を有し、第一級アミノ基と
第二級アミノ基が併存していてもよい。
【0039】このような有機アミン化合物としては、ブ
チルアミン、2−エチルヘキシルアミン、プロピレンジ
アミンなどが例示される。さらに、組成物の各成分との
相溶性がよく、硬化後の組成物からの(D)成分の分離
がなく、得られたゴム状弾性体の物性を低下させないこ
とから、(D)成分としてケイ素原子に置換または非置
換のアミノアルキル基とアルコキシ基とが結合した有機
ケイ素化合物を用いることが好ましい。このような有機
アミン化合物として用いられる有機ケイ素化合物として
は、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルト
リプロポキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメト
キシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)
−3−アミノプロピルメチルジメトキシシランなどが例
示される。なお、(D)成分としては、(C)成分を合
成する際に反応原料として用いられ、残存したアミノ基
含有有機ケイ素化合物を、(C)成分と混在したままで
配合しても差し支えない。
【0040】(D)成分の配合量は、(D)成分中の第
一級および/または第二級アミノ基の数が、(C)成分
中のイミノ基の数に対して0.01〜2.5倍になる量
を用いることが好ましい。0.01倍未満では、組成物
の表面硬化性を十分に上げる効果が得られず、2.5倍
を越えると、組成物の保存安定性が悪くなり、保存中に
増粘、ゲル化などを起こすからである。十分な深部硬化
性を得るには、(D)成分中のアミノ基の数は、(C)
成分中のイミノ基の数以下がより好ましく、該イミノ基
の0.05〜0.95倍がさらに好ましい。
【0041】また、本発明の組成物に、接着性の耐水性
を改善するために、必要に応じて(E)成分として、オ
キシラン環含有化合物を配合してもよい。オキシラン環
含有化合物としては、一般式:
【化4】 (式中、G1 はグリシジル基、2−ヒドロキシプロピル
基または水素原子を表し;R7 は水素原子またはアルキ
ル基を表し;nは0〜10の数を表す)で示されるビス
フェノールA型、ビスフェノールF型もしくは類似のエ
ポキシ樹脂;一般式: R8 (NG2)b (式中、R8 は2価または3価の炭化水素基を表し;G
2 はグリシジル基を表し;bは2または3の数である)
で示されるグリシジルアミン型エポキシ樹脂;一般式:
【化5】 (式中、G3 はグリシジル基を表し;R9 は水素原子、
アルキル基またはアラルキル基を表し、mは0〜12の
数を表す)で示されるノボラック型エポキシ樹脂などを
挙げることができる。
【0042】さらに、他のタイプのオキシラン環含有化
合物は、オキシラン環で置換され、分子鎖中にエーテル
酸素原子が存在していてもよい1価の炭化水素基がケイ
素原子に結合しているオキシラン環含有有機ケイ素化合
物である。該ケイ素化合物としては、3−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピ
ルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチ
ルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチル
ジエトキシシランのようなグリシドキシ基含有アルコキ
シシラン;2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリメトキシシランのような脂環式エポキシ基含有
アルコキシシラン;ならびに1,3−ビス(3−グリシ
ドキシプロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシ
ロキサンおよび1,3−ビス〔2−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)エチル〕−1,1,3,3−テトラメ
チルジシロキサンのようなオキシラン環含有シロキサン
が例示される。
【0043】組成物の各成分との相溶性がよく、硬化後
の組成物からの(E)成分の分離がなく、硬化後の組成
物の透明性を損なわず、物性も低下しないことから、
(E)成分としては、オキシラン環を有するアルコキシ
シランを用いることが好ましい。
【0044】(E)成分の配合量は、(A)成分100
重量部あたり0.01〜25重量部が好ましく、相溶
性、保存安定性および硬化して得られるゴム状弾性体の
物性を考慮して、0.05〜10重量部がさらに好まし
い。0.01重量部未満では接着性の十分な耐水性が得
られず、25重量部を越えると組成物中の相溶性が低下
するばかりでなく、保存中に組成物の粘度が増大して作
業性の低下を招く。
【0045】本発明の組成物に、硬化前に適度の流動性
を与え、硬化して得られるゴム状弾性体に、たとえばシ
ーリング材、接着剤、現場成形ガスケットなどとして用
いる場合に要求される高い機械的強度を付与するため
に、無機質充填剤を添加することが好ましい。このよう
な無機質充填剤としては、煙霧質シリカ、焼成シリカ、
沈殿シリカ、煙霧質酸化チタン、およびこれらの表面を
オルガノクロロシラン類、ポリオルガノシロキサン類、
ヘキサメチルジシラザンなどで疎水化したもののような
補強性充填剤;ならびにけいそう土、粉砕シリカ、アル
ミノケイ酸、炭酸カルシウム、有機酸表面処理炭酸カル
シウム、マグネシア、アルミナのような非補強性充填剤
が例示され、硬化して得られるゴム状弾性体に必要な物
性に応じて選択される。たとえば、透明性が要求される
場合には、煙霧質シリカを用いることが好ましく、建築
用シーリング材として、特に低いモジュラスを有するこ
とが要求される場合には、これらのうち非補強性充填剤
を用いることが好ましい。上記の補強性充填剤の添加量
が少なすぎると、機械的特性向上の効果がほとんど現わ
れず、逆に多すぎる場合には、モジュラスが大きくな
り、破断の際の伸びが小さくなる。したがって、これら
の充填剤の添加量は、(A)100重量部に対して1〜
500重量部の範囲が好ましく、5〜150重量部がよ
り好ましい。
【0046】さらに、本発明の組成物には、目的に応じ
て、顔料、チクソトロピー性付与剤、押出し作業性を改
良するための粘度調整剤、紫外線防止剤、防カビ剤、耐
熱向上剤、前述の(C)成分および(E)成分以外の接
着向上剤、難燃化剤、表面樹脂化防止剤など、各種の添
加剤を加えてもよい。
【0047】本発明の組成物は、すべての構成成分、お
よび必要に応じて配合される各種の添加剤を、湿気を遮
断した状態で混合することによって調製できる。得られ
た組成物は、単一の非透湿性密閉容器中にそのまま保存
し、使用時に該容器より押出しなどの方法によって放出
し、空気中の水分にさらすことによって硬化させる、い
わゆる1包装型室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成
物として用いることができる。
【0048】また、本発明の組成物をこのような1包装
型として保存する場合であって、(A)成分の加水分解
性基Xがアルコキシ基であるか、架橋剤のYがアルコキ
シ基である場合、その保存安定性を向上させるために、
アルコールスカベンジャー(捕捉剤)を配合しても差支
えない。アルコールスカベンジャーとしては、アルコー
ルと反応可能な基を有するものはすべて使用可能である
が、ヘキサメチルジシラザンのようなケイ素−窒素結合
を有する化合物が好ましい。アルコールスカベンジャー
の添加量は、(A)成分100重量部に対して、通常、
0.5〜30重量部であり、好ましくは1〜15重量部
である。0.5重量部未満では、上記のようなケイ素官
能性基を有するものを含む組成物の保存安定性の向上効
果が得られず、30重量部を越えて用いても、それに見
合う効果がないばかりか、硬化して得られたゴム状弾性
体の物性や耐熱性が低下し、また加熱による黄変が著し
い。
【0049】また、本発明の組成物において、(A)成
分、架橋剤、および(B)(C)成分の組合せのうち少
なくとも一種を別の容器に保存しておき、使用直前に混
合して押出すことにより、硬化させる、いわゆる2包装
型室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物として用い
ることもできる。このような包装形態においては、たと
えば(A)成分を一方の容器に、架橋剤、(B)成分お
よび(C)成分を他方の容器に保存してもよく;(A)
成分と架橋剤を一方の容器に、(B)成分と(C)成分
を他方の容器に保存してもよく;あるいは(A)成分、
架橋剤および(C)成分を一方の容器に、(B)成分を
他方の容器に保存してもよい。また、充填剤その他の必
要に応じて配合される成分は、任意に、その一方または
両方の容器の成分に混合してもよいが、(D)成分およ
び/または(E)成分がケイ素官能性基を有する場合、
保存形態を決定するうえで、それらは架橋剤と同様の注
意が必要である。
【0050】
【発明の効果】本発明の室温硬化性ポリオルガノシロキ
サン組成物は、未硬化の状態で保存安定性に優れ、接着
性および深部硬化性に優れるうえに、硬化によって得ら
れるゴム状弾性体は、他の成分の選択によっては透明性
に優れ、経時的な黄変がきわめて少なく、接着性の耐水
性も優れている。
【0051】したがって、本発明の組成物は、電気・電
子工業など各種の工業分野において、弾性接着・シール
材、コーティング剤などとして有用なほか、建築用シー
リング材としても好適に用いられる。
【0052】
【実施例】以下に、実施例および比較例によって、本発
明をさらに詳細に説明する。本発明はこれらの実施例に
よって限定されるものではない。なお、実施例中、部は
すべて重量部を表し、粘度などの物性値はすべて25
℃、相対湿度60%における値である。
【0053】以下の実施例および比較例において調製し
た組成物について、次のような評価を行った。
【0054】(a)押し出し性:組成物を330mlカー
トリッジ容器に充填し、ノズルの先端を内径6.2mmに
切断し、治具を用いて容器の底部に荷重を加え、押し出
しに要した力を測定した。
【0055】(b)指触乾燥時間:組成物を20℃、6
0%RHの雰囲気中に押し出して、指で表面に接触して
乾燥状態にあることを確認するに至る時間を測定した。
【0056】(c)深部硬化性:組成物を内径12mmの
円筒に充填し、20℃、60%RHの雰囲気下に24時
間、96時間および168時間それぞれ放置した後、表
面からの硬化部分の厚みを測定することにより、深部硬
化性を評価した。
【0057】(d)物理的性質:組成物を厚さ2mmのシ
ート状に押し出し、25℃、60%RHで168時間放
置し、空気中の湿気により硬化させて、その物理的性質
をJIS K 6301により測定した。
【0058】(e)透明性:物理的性質の測定と同様に
厚さ2mmのシートを作製して硬化させ、デジタル温度計
NDH−2D型(日本電色工業(株)製を用いて、透明
性を測定した。
【0059】(f)引張せん断接着強さ:JIS K 6850の
方法により、銅、アルミニウム、アクリル樹脂およびポ
リカーボネートをそれぞれ被着体とし、その表面に組成
物を押し出して硬化させ、試験片を作成した。この試験
片について、引張せん断接着強さを測定し、接着状態を
観察した。
【0060】(g)耐水性:引張せん断接着強さの測定
と同様にして試験片を作成した。この試験片を50℃の
温水に7日間浸漬した後、引張せん断接着強さを測定
し、接着状態を観察した。
【0061】(h)保存安定性:湿気を遮断した容器に
組成物を入れて、70℃に5日間加熱した後、押し出し
性および指触乾燥時間を、20℃、60%RHの雰囲気
下で測定した。また、厚さ2mmのシート状に押し出し、
25℃、60%RHで168時間放置し、空気中の湿気
により硬化させて、その物理的性質をJIS K 6301により
測定した。
【0062】合成例1:N−(1,3−ジメチルブチリ
デン)−3−(トリエトキシシリル)−1−プロパナミ
ンの合成 窒素導入管、温度計、還流冷却器および撹拌機を備えた
反応容器に、3−アミノプロピルトリエトキシシラン2
21部とメチルイソブチルケトン200gとを仕込み、
撹拌しながら加熱して、メチルイソブチルケトンの還流
状態で温度を105〜115℃に8時間保った後、さら
に加熱と撹拌を続けながらメチルイソブチルケトンを留
去した。留出物中の水分を測定して、脱水縮合が90%
以上進行したことを確認し、さらに残存したメチルイソ
ブチルケトンを留去して、N−(1,3−ジメチルブチ
リデン)−3−(トリエトキシシリル)−1−プロパナ
ミン279部を得た。収率は理論量に対して92%であ
った。
【0063】合成例2:N−(1−メチルプロピリデ
ン)−3−(トリメトキシシリル)−1−プロパナミン
の合成 合成例1で用いたのと同様の装置に、3−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン179部とメチルエチルケトン1
44部を仕込み、合成例1に準じてメチルエチルケトン
の還流と留去を行うことにより脱水縮合を行い、N−
(1−メチルプロピリデン)−3−(トリメトキシシリ
ル)−1−プロパナミンを得た。
【0064】合成例3:N−(1,3−ジメチルブチリ
デン)−3−〔(メチルエチルケトキシマト)ジエトキ
シシリル〕−1−プロパナミンの合成 合成例1で用いたのと同様の装置に、3−アミノプロピ
ル(メチルエチルケトキシマト)ジエトキシシラン27
2部とメチルイソブチルケトン200部を仕込み、合成
例1と同様にして脱水縮合を行い、N−(1,3−ジメ
チルブチリデン)−3−〔(メチルエチルケトキシマ
ト)ジエトキシシリル〕−1−プロパナミンを合成し
た。
【0065】実施例1 粘度20,000cPのα,ω−ビス(メチルジメトキシ
シリル)ポリジメチルシロキサン100部に、比表面積
200m2/gの煙霧質シリカ15部を添加し、均一に混合
してベースコンパウンドB−1を得た。一方、メチルト
リメトキシシラン15部、ヘキサメチルジシラザン30
部およびジブチルスズジラウレート2部を均一に混合し
て、架橋剤混合物C−1を得た。
【0066】上記のようにして調製したベースコンパウ
ンドB−1の100部に、架橋剤混合物C−1を4.7
部、およびイミノ基含有有機ケイ素化合物として、合成
例1で得られたN−(1,3−ジメチルブチリデン)−
3−(トリエトキシシリル)−1−プロパナミンを1.
0部配合し、湿気を遮断した状態で、均一になるまで混
合し、脱泡して、組成物を調製した。この組成物につい
て、前述の方法により、押し出し性、指触乾燥時間、深
部硬化性、物理的性質、透明性、引張せん断強さ、耐水
性および保存安定性を測定した。その結果は、表1およ
び表2に示すとおりであった。
【0067】実施例2 イミノ基含有有機ケイ素化合物として、合成例2で得ら
れたN−(1−メチルプロピリデン)−3−(トリメト
キシシリル)−1−プロパナミン1.0部を用いたほか
は実施例1と同様にして組成物を調製し、実施例1と同
様に物性値の測定を行った。その結果は、表1および表
2に示すとおりであった。
【0068】比較例1〜4 イミノ基含有有機ケイ素化合物の代わりに、3−アミノ
プロピルトリエトキシシラン1.0部(比較例1)、N
−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメト
キシシラン1.0部(比較例2)、メチルジ(メチルエ
チルケトキシマト)エトキシラン1.3部(比較例
3)、または3−アミノプロピルトリエトキシシランと
3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの反応生
成物1.5部(比較例4)をそれぞれ用いたほかは実施
例1と同様にして、比較例1〜4の組成物を調製した。
ほかに、これらと同じ量のベースコンパウンドB−1と
架橋剤混合物C−1のみを用いて、比較例5の組成物を
調製した。これらの組成物について、実施例1と同様に
物性値の測定を行った。その結果は、表1および表2に
示すとおりであった。
【0069】実施例3 粘度20,000cPのα,ω−ジヒドロキシポリジメチ
ルシロキサン100部に、比表面積200m2/gの煙霧質
シリカ15部を添加し、均一に混合してベースコンパウ
ンドB−2を得た。一方、メチルトリス(メチルエチル
ケトキシマト)シラン10部およびジブチルスズジラウ
レート1部を均一に混合して、架橋剤混合物C−2を得
た。
【0070】上記のようにして調製したベースコンパウ
ンドB−2の100部に、架橋剤混合物C−2を8部、
およびイミノ基含有有機ケイ素化合物として、合成例3
で得られたN−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−
〔(メチルエチルケトキシマト)ジエトキシシリル〕−
1−プロパナミンを1.0部配合し、実施例1と同様に
して組成物を調製して、実施例1と同様に物性値の測定
を行った。その結果は、表1および表2に示すとおりで
あった。
【0071】実施例4 実施例1で得られたベースコンパウンドB−1の100
部に、架橋剤混合物C−1を1.7部、N−(1,3−
ジメチルブチリデン)−3−(トリエトキシシリル)−
1−プロパナミンを0.9部、および3−アミノプロピ
ルトリエトキシシランを0.1部配合し、以下、実施例
1と同様にして組成物を調製し、実施例1と同様に物性
値の測定を行った。その結果は、表1および表2に示す
とおりであった。
【0072】実施例5 実施例1で得られたベースコンパウンドB−1の100
部に、架橋剤混合物C−1を1.7部、N−(1,3−
ジメチルブチリデン)−3−(トリエトキシシシル)−
1−プロパナミンを0.7部、および3−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシランを0.3部配合し、以下、
実施例1と同様にして組成物を調製し、実施例1と同様
に物性値の測定を行った。その結果は、表1および表2
に示すとおりであった。
【0073】
【表1】
【0074】
【表2】
【0075】表1および表2から明らかなように、本発
明によって調製された試料は、保存安定性、深部硬化性
に優れており、硬化して透明性と、広範囲の被着体に対
する優れた引張せん断接着強さ、とりわけその耐水性が
優れたゴム状弾性体を与えた。それに対して比較例1お
よび2の試料は、深部硬化性および透明性が劣り、特に
接着性の耐水性が悪かった。また比較例4の試料は、押
し出し性と透明性が劣り、保存後に押し出し性がさらに
低下していた。比較例3および5の試料は、満足な接着
性が得られず、これらはプライマー処理の助けがなけれ
ば接着性を要する用途には使用できないことを示してい
た。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架橋手段を伴う(A)ケイ素官能性ポリ
    ジオルガノシロキサンを含む室温硬化性ポリオルガノシ
    ロキサン組成物において、該(A)100重量部に対し
    て、 (B)カルボン酸金属塩または有機スズ化合物0.00
    1〜10重量部;および(C)ケイ素原子に直接結合し
    たアミノヒドロカルビル基またはN−アミノアルキル置
    換アミノヒドロカルビル基を有する有機ケイ素化合物
    と、有機カルボニル化合物とを反応させて得られるイミ
    ノ基含有有機ケイ素化合物0.01〜25重量部を含む
    ことを特徴とする室温硬化性ポリオルガノシロキサン組
    成物。
  2. 【請求項2】 (C)が、分子中にケイ素原子に結合し
    た少なくとも1個の、一般式: −Q1 〔NHQ2a N=CR12 または−Q1 〔N
    HQ2a N=CQ3 (式中、Q1 は、該Q1 に隣接するケイ素原子と窒素原
    子との間に3個以上の炭素原子を有し、脂肪族不飽和結
    合を含まぬ2価の炭化水素基を表し;Q2 は2個以上の
    炭素原子を有するアルキレン基を表し;R1 およびR2
    はそれぞれ独立して、水素原子、またはカルボニル基も
    しくはエステル結合を含んでいてもよい1価の炭化水素
    基を表し;Q3 は4個以上の炭素原子を有する2価の炭
    化水素基を表し;aは0または1の数である)で示され
    るイミノ基含有基を有する、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 さらに、(D)第一級および/または第
    二級アミンを、該アミン中のアミノ基の数が、(C)成
    分中のイミノ基の数に対して0.01〜2.5倍になる
    量含有する、請求項1または2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 (D)が、アミノアルキル基を含有する
    アルコキシ官能性有機ケイ素化合物である、請求項3記
    載の組成物。
  5. 【請求項5】 さらに、(E)オキシラン環含有化合物
    を0.01〜25重量部含有する、請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の組成物。
JP4864096A 1996-03-06 1996-03-06 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 Withdrawn JPH09241510A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4864096A JPH09241510A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4864096A JPH09241510A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09241510A true JPH09241510A (ja) 1997-09-16

Family

ID=12808981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4864096A Withdrawn JPH09241510A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09241510A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012036252A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及び自動車オイルシール
JP2012097220A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Momentive Performance Materials Inc 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP2015098557A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 信越化学工業株式会社 多成分型オルガノポリシロキサン組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012036252A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及び自動車オイルシール
JP2012097220A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Momentive Performance Materials Inc 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP2015098557A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 信越化学工業株式会社 多成分型オルガノポリシロキサン組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0254860B2 (ja)
JPH0627267B2 (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
TW200535193A (en) Room temp solidified organic polysiloxane composition
US6878769B2 (en) Room temperature curable organopolysiloxane compositions
JP2004323764A (ja) 接着性ポリオルガノシロキサン組成物
JPH0333749B2 (ja)
US5371164A (en) Room-temperature curable polyorganosiloxane composition
JP2003119385A (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP5009042B2 (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JPH09241509A (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP4149030B2 (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP6319168B2 (ja) 縮合反応生成物の製造方法、該縮合反応生成物を含有する室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法
JP2006131824A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP7355105B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物、シリコーンゴム及び物品
JP2005213487A (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JPH09241510A (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP3178998B2 (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP4183940B2 (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP3418262B2 (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP4070858B2 (ja) 低比重化ポリオルガノシロキサン組成物
JP4884601B2 (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP2017057433A (ja) 金属基材の硫化防止方法、硫化防止性評価方法、及び実装回路基板
JP2003183499A (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP6490367B2 (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP4920170B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030506