JP2017057433A - 金属基材の硫化防止方法、硫化防止性評価方法、及び実装回路基板 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、これは自動車部品のシール材や電気電子用途の接着剤等に使用されるような、無機系充填剤が配合された室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物には好適であるが、コーティング用途のような低粘度の材料では金属粉が沈降するため適さない。また金属粉により材料が着色されるため、透明性が要求されるコーティング材料とすることが難しい。
〔1〕
(A)分子内に少なくとも2個のシラノール基及び/又は加水分解性シリル基を有するオルガノポリシロキサン 100質量部、
(B)ケイ素原子に結合した加水分解性基を1分子中に平均2個以上有する(C)成分以外の加水分解性オルガノシラン及び/又はその部分加水分解縮合物 0.5〜10質量部、及び
(C)1分子中に窒素原子を3個以上有するアミノ基含有加水分解性オルガノシラン及び/又はその部分加水分解縮合物 0.8〜3.0質量部
を含有する室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を、金属基材の表面に塗布/硬化して、該組成物の硬化物からなるシリコーンコーティング被膜を該金属基材の表面に形成する工程を含むことを特徴とする硫黄性腐食ガスに対する金属基材の硫化防止方法。
〔2〕
(C)成分が、下記一般式(3)又は一般式(3)’で示されるアミノ基含有加水分解性オルガノシラン及び/又はその部分加水分解縮合物である〔1〕記載の硫黄性腐食ガスに対する金属基材の硫化防止方法。
Y=N−Z−SiR3 (3)
Y−NH−Z−SiR3 (3)’
(ここで、Yは、その構造中に窒素原子を2個以上含有する炭素数1〜15の1価又は2価炭化水素基を示し、Zは、ヘテロ原子を含んでもよい炭素数1〜10の非置換又は置換の2価炭化水素基を示す。Rは、炭素数1〜6の加水分解性基及び炭素数1〜6の1価炭化水素基から選ばれる1種又は2種以上の1価の基であるが、ケイ素原子に結合する3個のRのうち、少なくとも2個は加水分解性基である。)
〔3〕
Yが、1,5,7−トリアザビシクロ[4,4,0]デカ−5−エン、又はN−置換もしくは非置換のグアニジル基である〔2〕記載の硫黄性腐食ガスに対する金属基材の硫化防止方法。
〔4〕
室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を空気中の湿分によって硬化させるものである〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の金属基材の硫化防止方法。
〔5〕
金属基材が、電気・電子部品を搭載した回路基板である〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の金属基材の硫化防止方法。
〔6〕
〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の金属基材の硫化防止方法において、シリコーンコーティング被膜を形成した金属基材と硫黄粉末又は硫化水素とを共存させ、該硫黄粉末又は硫化水素による金属基材の腐食の有無を確認することを特徴とするシリコーンコーティング被膜を形成した金属基材の硫化防止性を評価する硫化防止性評価方法。
〔7〕
電気・電子部品を搭載した回路基板上に、〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化物からなるシリコーンコーティング被膜を形成してなる実装回路基板。
[(A)成分]
本発明に係る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の(A)成分は、主剤(ベースポリマー)として作用するものであって、通常、下記一般式(1)で示される分子鎖両末端シラノール基(ケイ素原子に結合した水酸基)封鎖の直鎖状ジオルガノポリシロキサン、又は下記一般式(2)で示される分子鎖両末端がそれぞれ2個又は3個の加水分解性基(R2O−基、R2は炭素数1〜6の1価炭化水素基)を有する加水分解性シリル基で封鎖された直鎖状ジオルガノポリシロキサン等の直鎖状ジオルガノポリシロキサンを好適に使用することができる。
なお、本発明において、ジオルガノシロキサン単位の繰り返し数を示すm値(重合度)又は分子量は、通常、トルエン等を展開溶媒としてゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)分析におけるポリスチレン換算の数平均重合度(又は数平均分子量)等として求めることができる(以下、同じ)。また、粘度は、回転粘度(例えば、BL型、BH型、BS型、コーンプレート型、レオメータ等)によって測定することができる(以下、同じ)。
(B)成分は、ケイ素原子に結合した加水分解性基(即ち、ケイ素原子に結合してSi−O−C結合を形成し得る基)を1分子中に平均2個以上、好ましくは3個又は4個有する加水分解性(オルガノ)シラン及び/又はその部分加水分解縮合物(即ち、残存する加水分解性基を1分子中に平均2個以上有するオルガノシロキサンオリゴマー)から選ばれる少なくとも1種の(オルガノ)シラン化合物であり、本発明に係る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化剤(架橋剤)として作用するものである。
なお、(B)成分は、後述する(C)成分である1分子中に窒素原子を3個以上有するアミノ基含有加水分解性オルガノシラン及びその部分加水分解縮合物を含まない。
(C)成分は、本発明に係る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化物被膜に硫化防止性を発現させるための重要な成分であり、具体的には、1分子中に窒素原子を3個以上、好ましくは3〜6個、より好ましくは3〜5個含むアミノ基含有加水分解性オルガノシラン及び/又はその部分加水分解縮合物であり、特には、下記一般式(3)又は一般式(3)’で示される、触媒機能を発現する1価又は2価の塩基性部位(Y)を有するアミノ基含有加水分解性オルガノシラン及び/又はその部分加水分解縮合物である。
Y=N−Z−SiR3 (3)
Y−NH−Z−SiR3 (3)’
また、本発明に係る室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物には、上記成分以外に、コーティング材料としての性状を損なわない範囲で、以下充填剤や添加剤などを配合しても差し支えない。
充填剤としては、粉砕シリカ、煙霧状シリカ、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、水酸化アルミニウム、水酸化酸化アルミニウム、アルミナ、酸化マグネシウム、湿式シリカなどが挙げられる。
添加剤としては、例えば、ウェッターやチキソトロピー向上剤としてのポリエーテル、可塑剤としての非反応性ジメチルシリコーンオイル(例えば、分子鎖両末端トリメチルシリル基封鎖ジメチルポリシロキサン)などが挙げられる。
本発明に記載のコーティング材料(室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物)は、以下の方法にて硫化防止性試験を実施することができるが、これに限定されるものではない。
1)硫黄性腐食ガスと反応しやすい金属(銀や銅など)上に、本発明に係るコーティング材料を塗布し硬化させてなる試験体を作製する。
2) 1)で作製した試験体を密封可能な容器に入れる。
3) 2)の容器内に硫黄粉末を配置、あるいは硫化水素や二酸化硫黄ガスを封入して密閉し、コーティング材料が塗布された金属面の腐食を目視にて確認する。試験温度は常温(20℃±5℃)〜90℃の範囲、また試験期間は1〜60日の範囲から任意に選択できる。
なお、粘度は25℃において回転粘度計により測定したものであり、分子量はトルエンを展開溶媒としたGPC分析によるポリスチレン換算の数平均分子量を示す。また、Meはメチル基を示し、以下の室温は25℃を意味する。
(A)成分として分子鎖両末端がシラノール基で封鎖された25℃における粘度が700mPa・sのポリジメチルシロキサン100質量部と、分子鎖両末端がトリメチルシリル基で封鎖された300mPa・sのポリジメチルシロキサン20質量部を室温で10分混合させた。次に、(B)成分としてビニルトリアセトキシシラン6質量部と、(C)成分として下記式(12)で示されるアミノ基含有加水分解性オルガノシラン1.3質量部((A)成分100質量部当り1.3質量部に相当する量)を添加し、室温で10分混合させ組成物1を得た。
(A)成分として分子鎖両末端がシラノール基で封鎖された25℃における粘度が700mPa・sのポリジメチルシロキサン100質量部と、分子鎖両末端がトリメチルシリル基で封鎖された300mPa・sのポリジメチルシロキサン20質量部を室温で10分混合させた。次に、(B)成分としてビニルトリアセトキシシラン6質量部と、(C)成分として上記式(12)で示されるアミノ基含有加水分解性オルガノシラン1.1質量部((A)成分100質量部当り1.1質量部に相当する量)を添加し、室温で10分混合させ組成物2を得た。
(A)成分としてMe3SiO1/2単位及びSiO4/2単位からなり、分子量が約5,000でかつ、シラノール基含有量が0.04mol/100g(0.61質量%)であり、固形分が60質量%になるようにイソパラフィンCで溶解させた三次元網状構造のシロキサンコポリマー92質量部と、(B)成分としてビニルトリアセトキシシラン4質量部と、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン0.8質量部を室温で10分混合させた。(A)成分として分子鎖両末端がシラノール基で封鎖された25℃における粘度が700mPa・sであるポリジメチルポリシロキサン30質量部を室温で15分混合させた後、(C)成分として上記式(12)で示されるアミノ基含有加水分解性オルガノシラン1.4質量部((A)成分100質量部当り1.6質量部に相当する量)を添加し、室温で10分混合させ組成物3を得た。
(A)成分としてMe3SiO1/2単位及びSiO4/2単位からなり、分子量が約5,000でかつ、シラノール基含有量が0.04mol/100g(0.61質量%)であり、固形分が60質量%になるようにイソパラフィンCで溶解させた三次元網状構造のシロキサンコポリマー92質量部と、(B)成分としてビニルトリアセトキシシラン4質量部と、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン0.8質量部を室温で10分混合させた。(A)成分として分子鎖両末端がシラノール基で封鎖された25℃における粘度が700mPa・sであるポリジメチルポリシロキサン30質量部を室温で15分混合させた後、(C)成分として上記式(12)で示されるアミノ基含有加水分解性オルガノシラン1.1質量部((A)成分100質量部当り1.3質量部に相当する量)を添加し、室温で10分混合させ組成物4を得た。
(A)成分として分子鎖両末端がトリメトキシシリル基で封鎖され、25℃における粘度が700mPa・sのポリジメチルシロキサン70質量部と、(A)成分として分子鎖両末端がトリメトキシシリル基で封鎖され、25℃における粘度が20,000mPa・sのポリジメチルシロキサン20質量部と、分子鎖両末端がトリメチルシリル基で封鎖された300mPa・sのポリジメチルシロキサン15質量部を室温で10分混合させた。次に、(B)成分としてn−デシルトリメトキシシラン4質量部と、(C)成分として上記式(12)で示されるアミノ基含有加水分解性オルガノシラン1.1質量部((A)成分100質量部当り1.2質量部に相当する量)と、テトラ−n−ブトキシチタン1質量部と、ジイソプロポキシビス(アセチルアセトナート)チタン3質量部を添加し、室温で10分混合させ組成物5を得た。
(A)成分として分子鎖両末端がトリメトキシシリル基で封鎖され、25℃における粘度が700mPa・sのポリジメチルシロキサン70質量部と、(A)成分として分子鎖両末端がトリメトキシシリル基で封鎖され、25℃における粘度が20,000mPa・sのポリジメチルシロキサン20質量部と、分子鎖両末端がトリメチルシリル基で封鎖された300mPa・sのポリジメチルシロキサン15質量部を室温で10分混合させた。次に、(B)成分としてn−デシルトリメトキシシラン4質量部と、(C)成分として上記式(12)で示されるアミノ基含有加水分解性オルガノシラン0.9質量部((A)成分100質量部当り1.0質量部に相当する量)と、テトラ−n−ブトキシチタン1質量部と、ジイソプロポキシビス(アセチルアセトナート)チタン3質量部を添加し、室温で10分混合させ組成物6を得た。
(A)成分として分子鎖両末端がシラノール基で封鎖され、25℃における粘度が700mPa・sのポリジメチルシロキサン100質量部と、分子鎖両末端がトリメチルシリル基で封鎖された300mPa・sのポリジメチルシロキサン20質量部を室温で10分混合させた。次に、(B)成分としてビニルトリアセトキシシラン6質量部と、(C)成分として上記式(12)で示されるアミノ基含有加水分解性オルガノシラン0.6質量部((A)成分100質量部当り0.6質量部に相当する量)を添加し、室温で10分混合させ組成物7を得た。
(A)成分としてMe3SiO1/2単位、及びSiO4/2単位からなり、分子量が約5,000でかつ、シラノール基含有量が0.04mol/100g(0.61質量%)であり、固形分が60質量%になるようにイソパラフィンCで溶解させた三次元網状構造のシロキサンコポリマー92質量部と、(B)成分としてビニルトリアセトキシシラン4質量部と、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン0.8質量部を室温で10分混合させた。次に、(A)成分として分子鎖両末端がシラノール基で封鎖され、25℃における粘度が700mPa・sであるポリジメチルポリシロキサン30質量部を室温で15分混合させた後、(C)成分として上記式(12)で示されるアミノ基含有加水分解性オルガノシラン0.6質量部((A)成分100質量部当り0.7質量部に相当する量)を添加し、室温で10分混合させ組成物8を得た。
(A)成分として分子鎖両末端がトリメトキシシリル基で封鎖され、25℃における粘度が700mPa・sのポリジメチルシロキサン70質量部と、(A)成分として分子鎖両末端がトリメトキシシリル基で封鎖され、25℃における粘度が20,000mPa・sのポリジメチルシロキサン20質量部と、分子鎖両末端がトリメチルシリル基で封鎖された300mPa・sのポリジメチルシロキサン15質量部を室温で10分混合させた。次に、(B)成分としてn−デシルトリメトキシシラン4質量部と、(C)成分として上記式(12)で示されるアミノ基含有加水分解性オルガノシラン0.5質量部((A)成分100質量部当り0.55質量部に相当する量)と、テトラ−n−ブトキシチタン1質量部と、ジイソプロポキシビス(アセチルアセトナート)チタン3質量部を添加し、室温で10分混合させ組成物9を得た。
・試験方法
1)組成物1〜9を、Ag鍍金Ni基板(50mm×100mm×1.5mm厚)上に1mm厚になるように塗布し、23℃/50%RH条件下で4日硬化させ、試験体を作製する。
2)密閉可能な140mlのガラス瓶の中に、硫黄粉末0.2gを入れ、その中に1)で調製した試験体を吊るし、密閉状態とする。
3)70℃の恒温槽に入れ、コーティングされたAg鍍金Ni基板上の黒変(腐食)の有無を経時で目視にて確認する。
コーティング材料が塗布されたAg鍍金Ni基板の面積に対して、Ag鍍金が腐食した面積を以下の指標にて評価した。
○:Ag鍍金が腐食した面積が、全体の30%未満、又は腐食せず
△:Ag鍍金が腐食した面積が、全体の30%以上60%未満
×:Ag鍍金が腐食した面積が、全体の60%以上
・試験方法
1)組成物1〜9を、Ag鍍金Ni基板(50mm×100mm×1.5mm厚)上に1mm厚になるように塗布し、23℃/50%RH条件下で4日硬化させ、試験体を作製する。
2)1)で作製した試験体を密封可能な容器に入れる。
3)2)の容器内を硫化水素濃度0.5ppmとなるように硫化水素ガスを封入して密閉し、40℃の環境下に置き、経時処理を行う。
4)コーティングされたAg鍍金Ni基板上の腐食の有無を経時で目視にて確認する。
コーティング材料が塗布されたAg鍍金Ni基板の面積に対して、Ag鍍金が腐食した面積を以下の指標にて評価した。
○:Ag鍍金が腐食した面積が、全体の30%未満、又は腐食せず
△:Ag鍍金が腐食した面積が、全体の30%以上60%未満
×:Ag鍍金が腐食した面積が、全体の60%以上
Claims (7)
- (A)分子内に少なくとも2個のシラノール基及び/又は加水分解性シリル基を有するオルガノポリシロキサン 100質量部、
(B)ケイ素原子に結合した加水分解性基を1分子中に平均2個以上有する(C)成分以外の加水分解性オルガノシラン及び/又はその部分加水分解縮合物 0.5〜10質量部、及び
(C)1分子中に窒素原子を3個以上有するアミノ基含有加水分解性オルガノシラン及び/又はその部分加水分解縮合物 0.8〜3.0質量部
を含有する室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を、金属基材の表面に塗布/硬化して、該組成物の硬化物からなるシリコーンコーティング被膜を該金属基材の表面に形成する工程を含むことを特徴とする硫黄性腐食ガスに対する金属基材の硫化防止方法。 - (C)成分が、下記一般式(3)又は一般式(3)’で示されるアミノ基含有加水分解性オルガノシラン及び/又はその部分加水分解縮合物である請求項1記載の硫黄性腐食ガスに対する金属基材の硫化防止方法。
Y=N−Z−SiR3 (3)
Y−NH−Z−SiR3 (3)’
(ここで、Yは、その構造中に窒素原子を2個以上含有する炭素数1〜15の1価又は2価の炭化水素基を示し、Zは、ヘテロ原子を含んでもよい炭素数1〜10の非置換又は置換の2価炭化水素基を示す。Rは、炭素数1〜6の加水分解性基及び炭素数1〜6の1価炭化水素基から選ばれる1種又は2種以上の1価の基であるが、ケイ素原子に結合する3個のRのうち、少なくとも2個は加水分解性基である。) - Yが、1,5,7−トリアザビシクロ[4,4,0]デカ−5−エン、又はN−置換もしくは非置換のグアニジル基である請求項2記載の硫黄性腐食ガスに対する金属基材の硫化防止方法。
- 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を空気中の湿分によって硬化させるものである請求項1〜3のいずれか1項記載の金属基材の硫化防止方法。
- 金属基材が、電気・電子部品を搭載した回路基板である請求項1〜4のいずれか1項記載の金属基材の硫化防止方法。
- 請求項1〜5のいずれか1項記載の金属基材の硫化防止方法において、シリコーンコーティング被膜を形成した金属基材と硫黄粉末又は硫化水素とを共存させ、該硫黄粉末又は硫化水素による金属基材の腐食の有無を確認することを特徴とするシリコーンコーティング被膜を形成した金属基材の硫化防止性を評価する硫化防止性評価方法。
- 電気・電子部品を搭載した回路基板上に、請求項1〜3のいずれか1項記載の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化物からなるシリコーンコーティング被膜を形成してなる実装回路基板。
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