JP2000300819A - 遊技媒体の研磨移送装置 - Google Patents

遊技媒体の研磨移送装置

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JP2000300819A
JP2000300819A JP11837399A JP11837399A JP2000300819A JP 2000300819 A JP2000300819 A JP 2000300819A JP 11837399 A JP11837399 A JP 11837399A JP 11837399 A JP11837399 A JP 11837399A JP 2000300819 A JP2000300819 A JP 2000300819A
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polishing
drive
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driving
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JP11837399A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作異常の発生を早期に検出し、火災の発生
や装置の破損等を防止出来る遊技媒体の研磨移送装置を
提供すること。 【解決手段】 第1駆動部79及び第2駆動部122の
うち、少なくともいずれか一方の駆動部79/122の
駆動動作に異常が生じた場合、異常信号が外部に出力さ
れるようになっているため、店員や管理者が駆動部79
/122の異常を早期に認識することが出来る。同時に
駆動が自動的に停止され、駆動部79/122に長時間
負荷が加わることがないので、駆動部を構成するモータ
79/122の異常発熱を要因とする火災の発生や、モ
ータ79/122のトルクが駆動部周辺を構成する部材
等に加わることにより生じる部材の破損が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
コイン遊技機あるいはスロットマシン等に代表される遊
技機に使用される遊技媒体である、いわゆるパチンコ玉
やコイン等の汚れを磨き落とすための遊技媒体の研磨移
送装置に関し、詳しくは、装置の駆動動作を制御する遊
技媒体の研磨移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技媒体の研磨移送装置として
は、例えば当出願人が出願し、特開平9−192293
号公報等に開示されたものがある。この遊技媒体の研磨
移送装置は、ロール状に巻回された帯状の遊技媒体研磨
部材が巻出されて該遊技媒体研磨部材の一部分が遊技媒
体と当接して該遊技媒体の汚れが磨き落とされるように
構成されており、遊技媒体研磨部材が間欠的にあるいは
継続的に巻出されるように制御することにより、遊技媒
体と当接している遊技媒体研磨部材部分が移動して次の
遊技媒体研磨部材部分が遊技媒体と当接するように構成
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな遊技媒体研磨装置にあっては、帯状の遊技媒体研磨
部材の巻取り装置内にゴミ等が進入することが要因とな
り、遊技媒体研磨部材の巻き取りがうまく行われなくな
ることがあった。また、遊技媒体を遊技媒体研磨部材に
移送する移送装置においては、装置内に進入するゴミ等
が要因となり遊技媒体を移送出来なくなることがあるば
かりか、駆動部としての歯車と遊技媒体の移送管との間
に遊技媒体が噛んでしまい、リフトモータの回転が阻止
されることがあった。
【0004】このような異常状態が発生した場合にあっ
ても、遊技媒体研磨装置は遊技機の裏面側に設けられて
いるため、店員や管理者が即座に認識することが出来
ず、長期にわたって遊技媒体の研磨が行われない状態が
続くことがあった。また、例えば店の営業時間内に上記
のような異常事態が発生した場合、遊技媒体研磨部材巻
き取り用の駆動モータ、あるいは遊技媒体移送装置の駆
動モータに長時間負荷がかかるため、モータが異常発熱
して火災を引き起こす要因となるばかりか、巻き取り装
置や移送装置にモータのトルクが加わり、装置を構成す
る部材の破損が生じるといった問題があった。
【0005】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、動作異常の発生を早期に検出し、火災の
発生や装置の破損等を防止出来る遊技媒体の研磨移送装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の遊技媒体の研磨移送装置は、内部空間内に
封入された遊技媒体を用いて遊技を行う封入式の遊技機
に取り付けられ、前記遊技媒体に当接させることで遊技
媒体の研磨を行う研磨部材を有する研磨手段と、前記研
磨手段に遊技媒体を移送する移送手段とからなる遊技媒
体の研磨移送装置において、前記研磨手段に、前記研磨
部材を適宜移動させる第1駆動部が設けられ、また、前
記移送手段に、遊技媒体を移送するための第2駆動部が
設けられるとともに、これら第1駆動部及び第2駆動部
の駆動制御を行う制御部が設けられており、該制御部
は、前記第1駆動部及び第2駆動部の駆動動作の検出を
行い、少なくともいずれか一方の駆動部の駆動動作の異
常を検出した時に、異常信号を外部に出力するととも
に、少なくとも異常が発生している駆動部の駆動源を停
止することを特徴としている。この特徴によれば、第1
駆動部及び第2駆動部のうち、少なくともいずれか一方
の駆動部の駆動動作に異常が生じた場合、異常信号が外
部に出力されるようになっているため、店員や管理者が
駆動部の異常を早期に認識することが出来る。同時に駆
動が自動的に停止され、駆動部に長時間負荷が加わるこ
とがないので、駆動源としてのモータの異常発熱を要因
とする火災の発生や、駆動部のトルクが駆動部周辺を構
成する部材等に加わることにより生じる部材の破損が防
止される。
【0007】本発明の遊技媒体の研磨移送装置は、内部
空間内に封入された遊技媒体を用いて遊技を行う封入式
の遊技機に取り付けられ、前記遊技媒体に当接させるこ
とで遊技媒体の研磨を行う研磨部材を有する研磨手段
と、前記研磨手段に遊技媒体を移送する移送手段とから
なる遊技媒体の研磨移送装置において、前記研磨手段
は、前記研磨部材を適宜移動させる第1駆動部と、該第
1駆動部に接続され、この駆動部の駆動制御を行う第1
制御部とを具備し、また、前記移送手段は、遊技媒体を
移送するための第2駆動部と、該第2駆動部に接続さ
れ、この駆動部の駆動制御を行う第2駆動制御部とを具
備し、少なくとも前記各制御部のうちいずれか一方は、
それぞれ接続される駆動部の駆動動作の検出を行い、該
駆動部の駆動動作の異常を検出した時に、異常信号を外
部に出力するとともに、該駆動部の駆動源を停止するこ
とを特徴とする。この特徴によれば、第1駆動部及び第
2駆動部のうち、少なくともいずれか一方の駆動部の駆
動動作に異常が生じた場合、異常信号が外部に出力され
るようになっているため、店員や管理者が駆動部の異常
を早期に認識することが出来る。同時に駆動が自動的に
停止され、駆動部に長時間負荷が加わることがないの
で、駆動源としてのモータの異常発熱を要因とする火災
の発生や、駆動部のトルクが駆動部周辺を構成する部材
等に加わることにより生じる部材の破損が防止される。
【0008】本発明の遊技媒体の研磨移送装置は、前記
第1駆動部及び第2駆動部が、互いの駆動部に共通な1
つの駆動源により駆動されるようになっていることが好
ましい。このようにすれば、駆動部の構造が簡素化され
るばかりか、駆動制御が容易になる。
【0009】本発明の遊技媒体の研磨移送装置は、前記
制御部は、前記駆動源にかかる負荷電流の検出を行い、
この負荷電流の変位を検出することで、前記駆動源の異
常を検出することが好ましい。このようにすれば、駆動
部に何らかの負荷が加わっていることを確実に検出出来
るので、駆動部及び駆動源の破損を防止できる。
【0010】本発明の遊技媒体の研磨移送装置は、前記
各駆動部に、これら駆動部の駆動軸の回転周期を検出す
る回転周期検出部が設けられ、前記制御部は、前記回転
周期検出部から出力されるパルス幅の変位を検出するこ
とで、前記各駆動部の異常を検出することが好ましい。
このようにすれば、駆動部に負荷がかかった状態を異常
状態として検出出来るばかりか、駆動部の破損等の要因
による駆動部の空回り等を異常状態として検出すること
が出来る。
【0011】本発明の遊技媒体の研磨移送装置は、前記
研磨部材の長手方向に、前記制御部が検出可能な検出体
が一定間隔おきに複数配設されるとともに、前記制御部
は、前記検出体の検出を行い、この検出周期の変位を検
出することで、前記駆動部の異常を検出することが好ま
しい。このようにすれば、駆動部の駆動動作の異常を確
実に検出することが出来るばかりか、研磨部材が正常に
移動されているか否かを確実に検出することが出来る。
【0012】本発明の遊技媒体の研磨移送装置は、前記
研磨部材及び移送手段内に設けられる移送管が一列で構
成されていることが好ましい。このようにすれば、研磨
手段及び移送手段の構造がコンパクト化されるので、メ
ンテナンス作業が容易になるばかりか、駆動部の制御が
容易になる。
【0013】本発明の遊技媒体の研磨移送装置は、前記
制御部は、前記第1駆動部または第2駆動部のうち、少
なくともいずれか一方の駆動部の異常を検出した際に、
前記遊技機の遊技を停止することが好ましい。このよう
にすれば、駆動部が正常に動作していない状態で、遊技
が長期間継続されることがないので、被害を最小限に押
さえることが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0015】(実施例)図1には、遊技場内に設置され
た遊技島(図示略)に並設され、遊技媒体であるパチン
コ玉が指触不能に封入された封入式のパチンコ台2と、
パチンコ台2の側部位置に各パチンコ台2毎に一対に配
置されるカードユニット3とが示されている。
【0016】パチンコ台2の前面には操作部32が設け
られており、この操作部32の上面には、図3に示すよ
うに遊技者によりカードユニット3に設けられた後述す
るICカード挿入口7に挿入された記録媒体であるIC
カードより読み出されたICカードに個別に付与、記録
された識別符号(ID)および有価価値情報である度数
データに基づく度数を表示する度数表示部103と、そ
の時点において遊技者が所持する持ち点合計(合計得
点)が表示される合計得点表示部104と、遊技の開始
または合計得点が「0」になった際に押圧操作されて、
度数表示部103に残度数が存在する場合に所定の大き
さの得点の貸出を行う貸出ボタン101と、遊技を終了
する際等に押圧操作されることにより、カードユニット
3に挿入されているICカードの返却がなされる返却ボ
タン102とが設けられており、これら各部は操作部3
2内部に設けられている基板100上に実装されてい
る。
【0017】パチンコ台2に内部に内封されたパチンコ
玉は、打球操作ハンドル15を操作することにより、ハ
ンマー28により1発ずつ遊技領域17内に打込まれ
る。打込まれたパチンコ玉は発射玉検出器26により1
つずつ検出され、検出のある毎に合計得点表示部104
の持点数が1つずつ減算更新表示される。
【0018】また、発射勢いが弱すぎて遊技領域17に
まで到達しなかったパチンコ玉はファール玉入口27よ
り回収され、遊技盤の裏面に設けられたファール玉検出
器38(図2参照)で検出される。これらファール玉が
検出されるごとに合計得点表示部104の持点数が1つ
ずつ加算更新表示される。これにより、打玉が遊技領域
17に到達することなく減算更新された持点を遊技者が
再度有効に使用することが出来るようになっている。
【0019】これら遊技領域17内部に打ち込まれた打
玉が始動口19や通常入賞口20、あるいは可変入賞球
装置16に入賞すれば、その入賞に応じて所定数の得点
が遊技者に付与される。遊技者に付与された得点は、合
計得点表示部104に加算更新表示される。また、いず
れの入賞口にも入賞しなかったパチンコ玉はアウト口2
5より回収される。
【0020】パチンコ台2の背面には、図2に示される
ように、所定数のパチンコ玉が封入されたパチンコ玉の
循環経路が設けられており、封入されたパチンコ玉が循
環して遊技に使用されている。封入されたパチンコ玉循
環経路の経路途中には、玉タンク59に排出された封入
玉を打込玉集合樋40まで揚送するための玉還元機55
と、玉還元機55により揚送途中の封入玉を研磨し、玉
の表面の汚れを磨き落とす研磨装置54とが設けられて
いる。玉還元機55は、スプロケット58、リフトモー
タ122、搬送路62を含み、パチンコ台2と独立して
取外し可能である。さらに玉還元機55には、研磨装置
54を着脱可能に装着するための装着部が設けられてい
る。玉還元機55の搬送路62の上方部分は、図示する
ように伸縮可能な蛇腹部材で構成されており、この蛇腹
部材は打込玉集合樋40との連結口より取外し可能であ
る。したがって、必要に応じて玉還元機55内の玉抜き
を行なうことが可能になっている。
【0021】通常入賞口20や始動口19、あるいは可
変入賞球装置16内に進入した入賞玉は、遊技盤の裏面
に導かれて入賞玉集合樋30に案内され、一方、アウト
口25により回収されたアウト玉は、アウト玉誘導樋3
6に案内されて、入賞玉検出器31で検出された入賞玉
と合流する。そして、アウト玉および入賞玉は打込玉検
出器33で検出された後、回収樋34を流下して、下方
の玉タンク59内へ案内される。
【0022】玉還元機55を介して研磨装置54を通過
するように揚送され、再度打込玉集合樋40内へ案内さ
れたパチンコ玉は、傾斜に沿って発射玉供給口39へ案
内され、またファール玉入口27より回収されたファー
ル玉は、ファール玉検出器38で検出された後に打込玉
集合樋40内に合流され、それぞれ発射玉供給口39に
案内される。遊技者が打球操作ハンドル15を操作すれ
ば打球モータ29が駆動してハンマー28が間欠揺動さ
れ、ハンマー28の間欠揺動に伴って発射玉供給口39
に案内されたパチンコ玉が1発ずつ遊技領域17へ弾発
発射される。以上のようにして、パチンコ台2内に封入
されている所定数量のパチンコ玉が繰返し循環して使用
されている。
【0023】なお、図5にはパチンコ玉の循環経路の他
の形態が適用されたパチンコ台2の裏面図示されてい
る。このパチンコ台2においては、予め設定された内容
(例えば打込玉検出器33が所定数のP玉を検出した時
や、開店時または閉店時、あるいは所定時間経過後)に
応じてソレノイド41が自動的に励磁され、打込玉集合
樋40の一部を形成している開閉板126が所定角度回
動し、玉抜き樋42と打込玉集合樋40とを連通させ
る。これにより、打込玉検出器33で検出された後、打
込玉集合樋34を案内される封入玉は発射玉供給口39
へ誘導されることなく玉抜き樋42へ案内され、玉抜き
樋42へ案内された封入玉は玉タンク59内に案内され
るようになっている。
【0024】このパチンコ台2では、図2に示すパチン
コ台2のように全てのパチンコ玉を逐次循環させず、遊
技に最低限必要なパチンコ玉(例えば20玉)が打込玉
集合樋40から上部の循環経路内で使用し、玉抜き樋4
2より下流側には予備のパチンコ玉を用意させておく。
すなわち、所定遊技時間経過後に開閉板126を開放
し、打込玉集合樋40内のパチンコ玉を玉抜き樋42内
に流下させ、研磨装置54により研磨された予備のパチ
ンコ玉を打込玉集合樋40内に流入させ、パチンコ玉を
交互に使用出来る。このようにすれば、全てのパチンコ
玉を常時研磨装置54内を通過させて常時研磨すること
なく、必要に応じた最低限の研磨が可能となるため、研
磨部材を有効に利用することが出来る。
【0025】図2に戻って、図中35は遊技用制御基板
であり、各種遊技内容の制御を行なう遊技用マイクロコ
ンピュータ56(図4参照)が設けられている。43は
持点用制御基板であり、持点の制御を行なうための持点
制御用マイクロコンピュータ120(図4参照)が設け
られ、持点用制御基板43はコネクタ部44を介してカ
ードユニット3に設けられたカードユニット制御基板
(図示略)と接続されている。
【0026】図1における105はアナログ表示部であ
り、合計得点表示部104に表示されている持点数(合
計得点)がランプの点灯量によりアナログ表示される。
また、14は透明板保持枠であり、遊技領域17の前面
を覆う透明板を保持している。
【0027】遊技領域17に打込まれた打玉が始動口1
9に入賞すれば、可変表示装置18で図柄の可変表示が
開始される。そして、可変表示装置18の可変表示結果
が予め定められた特定の表示態様(たとえば777)と
なればいわゆる大当りが発生する。大当りが発生すれ
ば、ソレノイド21が励磁されて可変入賞球装置16に
設けられた開閉板24が解放状態となり遊技者にとって
有利な第1の状態となる。この第1の状態はパチンコ玉
の可変入賞球装置16への所定個数(たとえば10個)
の入賞、あるいは所定期間(たとえば30秒間)の経過
のうち、いずれか早い方の条件が成立することにより終
了して遊技者にとって不利な第2の状態、すなわち、開
閉板24が閉じた状態となる。
【0028】可変入賞球装置16が第1の状態となって
いる間に可変入賞球装置16内に進入したパチンコ玉
は、入賞個数検出器23あるいは特定入賞玉検出器22
により検出される。パチンコ玉が特定入賞玉検出器22
により検出されれば、その回の可変入賞球装置16の第
1の状態が終了するのを待って再度可変入賞球装置16
を第2の状態から第1の状態に制御する繰返し継続制御
が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数はたとえ
ば16回と定められている。
【0029】次いで、本実施例の遊技用装置を構成する
カードユニット3の前面には、図1に示すように、点灯
によりカードユニット3の動作を報知する動作ランプ1
0と、硬貨投入口4と、投入された貨幣の合計金額やI
Cカード挿入口7に挿入されたICカードより読み出さ
れた識別符号(ID)および遊技に使用可能な有価価値
である度数データにより特定される度数等を表示する表
示部5と、発行または挿入されているICカードの排出
を遊技者に報知するカードインジケータ9と、硬貨返却
口6と、該硬貨返却口からの硬貨の返却の際に点滅点灯
されて該硬貨の返却を遊技者に報知する硬貨インジケー
タ13aと、ICカードが挿入および発行可能とされた
ICカード挿入口7と、紙幣が挿入および返却可能とさ
れた紙幣挿入口8と、該紙幣挿入口8からの紙幣の返却
の際に点滅点灯されて該紙幣の返却を遊技者に報知する
紙幣インジケータ13bと、が設けられている。
【0030】これら本実施例に用いたパチンコ台2およ
び遊技用装置を成すカードユニット3は、図4に示され
るように通信ケーブル48により管理装置であるホスト
コンピュータ49に接続されており、これらの詳細な構
成を以下に説明する。
【0031】まず、パチンコ台2の構成について説明す
ると、パチンコ台2の裏面に設けられた遊技用制御基板
35には、パチンコ台2各部の動作制御を実施する遊技
用マイクロコンピュータ56が設けられており、遊技用
マイクロコンピュータ56は、持点用制御基板43に設
けられた持点制御用マイクロコンピュータ120に接続
され、遊技用マイクロコンピュータ56より遊技におけ
る各状況、例えば大当りの発生等の各情報が出力される
ようになっている。
【0032】また、パチンコ台2の前面の操作部32に
設けられた各表示部および各操作ボタンは、それぞれ持
点制御用マイクロコンピュータ120に接続され、各操
作ボタンからの信号が持点制御用マイクロコンピュータ
120に出力されるとともに、該各表示部に表示される
表示データの算出および表示更新が持点制御用マイクロ
コンピュータ120によってなされるようになってい
る。
【0033】また、持点制御用マイクロコンピュータ1
20は、封入されたパチンコ玉の検出を行う各検出器
(打込玉検出器33、入賞玉検出器31、発射玉検出器
26、ファール玉検出器38)と接続されており、遊技
において各検出器より出力される信号に基づき、予め持
点制御用マイクロコンピュータ120の内部ROMに記
憶されている持点算出プログラムにより持ち点(合計得
点)の入賞玉による加算、および使用得点の減算を実施
している。
【0034】持点制御用マイクロコンピュータ120に
は、リフトモータ122の制御を行なうためのリフト制
御回路121およびリフトモータ122の過負荷状態を
検出するための過負荷検出回路125が設けられている
とともに、巻取モータ79の制御を行なうための研磨制
御回路123および巻取モータ79の過負荷状態を検出
するための過負荷検出回路124が設けられている。
【0035】持点制御用マイクロコンピュータ120
は、リフトモータ122もしくは巻取モータ79いずれ
か一方のモータに、予め設定された所定値以上の負荷が
加わったことを検出すると、持点制御用マイクロコンピ
ュータ120は、負荷が検出されたいずれか一方のモー
タもしくは両方のモータの駆動を停止させるとともに、
持点アナログ表示器105を点滅点灯させ、さらにホー
ルコンピュータ49の表示装置107に異常が検出され
たことを表示するようになっている。
【0036】また、持点制御用マイクロコンピュータ1
20は、カードユニット3内部に設けられたカードユニ
ット制御基板(図示略)上に設けられた後述するマイク
ロプロセッシングユニット(MPU)50に接続されて
おり、投入された貨幣の合計金額に該当する度数デー
タ、または挿入されたICカードより読み出される識別
情報(ID)および有価価値情報により特定される度数
データ、並びにICカードが会員カードであり、過去の
遊技により獲得された得点情報が存在する場合には得点
データが、それぞれMPU50から出力されるようにな
っている。
【0037】次に本実施例のカードユニット3の構成を
説明すると、図4に示すように、動作ランプ10や、各
インジケータ9、13a、13bに加えて、表示部5の
表示動作の制御を行う表示ドライバ51と、ICカード
挿入口7に連設され、所定金額が投入されることにより
新規のICカードの発行を実施するともに、挿入される
ICカードから識別情報(ID)や有価価値情報等の種
々の情報の読み出しを行い、投入された合計金額に該当
する度数と特定された度数とが合算処理されて算出され
た新たな度数の大きさを特定可能な情報や遊技により獲
得された新たな得点データ等の書き込みを行うICカー
ドリーダライタ57と、硬貨投入口4に連設され、硬貨
投入口との連通路に硬貨の投入を検知する検知手段とし
ての硬貨センサ46’を有し、投入硬貨の識別を行う硬
貨識別ユニット46と、紙幣挿入口8に連設され、紙幣
挿入口8との連通路に紙幣の挿入を検知する紙幣センサ
53’を有し、投入紙幣の検出および紙幣の識別を行う
紙幣識別ユニット53と、投入された貨幣の合計金額
や、挿入されたICカードから読み出しおよび書き込ま
れる各種情報データ等を記憶するとともに、カードユニ
ット制御部であるMPU50が実行する制御内容等が記
述された制御プログラム等を記憶する記憶部52と、通
信ケーブル48を介してホストコンピュータ49とのデ
ータ通信を行うための通信部47と、これら各部の制御
等を行うとともに硬貨識別ユニット46および紙幣識別
ユニット53からの出力に基づき投入された貨幣の合計
金額を算出するMPU50と、を具備しており、これら
各部は図4に示すように接続されてICカードを新規に
発行可能とされているとともに、既に発行されているI
Cカードに投入される金額に該当する有価価値である度
数デ−タを加算して遊技に使用可能とする追加入金処理
が可能とされている。
【0038】次に、研磨装置54の構成について、まず
図6に示される研磨装置54の分解斜視図を用いて説明
する。リール64、65は、取付基板77aに設けられ
た開口114に回転可能に挿入される。ローラ66は軸
66aに軸支され、軸66aは取付基板77aの図示す
る位置に植立される。研磨部材63は、テープ状の部材
であり、たとえば、パチンコ玉と接触してその汚れを研
磨可能な所定の繊維からなる布などにより構成されてい
る。研磨部材(研磨テープ)63は、図示するように、
ロール状に巻回され、ロールの中央部がリール64、6
5に挿入された状態で取付基板77aに収容される。ロ
ーラ66は、取付基板77aに収容された研磨部材63
を一方の巻出用のリール64から他方の巻取用のリール
65へ案内すべく、研磨部材63を摺動可能に保持す
る。
【0039】弾性部材71は取付穴71aを含み、取付
基板77aに植立された位置決めボス111に軸支され
る。当接部材70は、係止片70aを含み、係止部材7
8と弾性部材71とにより係止される。さらに当接部材
70は、凹部89を含み、2つのローラ66間に渡され
た研磨部材63が凹部89側に位置する。すなわち、一
方のリール64から巻出された研磨部材は一方のローラ
66を介して凹部89に沿って搬送され、他方のローラ
66を介して他方のリール65に巻取られるように構成
されている。
【0040】当接部材70が位置する取付基板77aの
側面は切欠しており、弾性部材71に押圧される当接部
材70の一部は、取付基板77aより、やや外部に突出
する。カバー77bは取付穴110bを含み、取付基板
77aに植立された取付ボス110aにねじ止めされ
る。また、位置決め穴113にリール64、65が回転
可能に挿入され、位置決め穴112に弾性部材71を軸
支する位置決めボス111が挿入される。カバー77b
は取付基板77aと同様に、その一側面が切欠してお
り、取付基板77aと接合した際に当接部材70の一部
が外部へ露出する。
【0041】図7は、研磨装置54の内部構造を説明す
るための正面図である。なお、図7は玉還元機55に装
着された状態を示している。
【0042】リール64,65には、それぞれ回転軸7
6,75が挿入されている。なお、回転軸75,76は
玉還元機55側に設けられている。回転軸75は、巻取
モータ79の駆動力により時計回りに回転する。リール
65は、回転軸75と一体的に回転し、研磨部材63を
巻取る。なお、巻取モータ79は回転軸75と同様に玉
還元機55に設けられている。
【0043】研磨装置54に設けられるリール64,6
5の内側には、それぞれ合計6つの突起65aが設けら
れている。一方、回転軸75の表面には合計3つの突起
75aが設けられており、リール65に設けられた突起
65aと係合して、リール65を回転軸75に一体的に
固定する。これにより、巻取モータ79により駆動され
る回転軸75の空回りが防止される。
【0044】リール64から巻出される研磨部材63
は、巻出側のローラ66を介して当接部材70に沿って
搬送され、巻取側のローラ66を介してリール65に巻
取られる。弾性部材71は、当接部材70を押圧して係
止片70aを係止部材78に係止させている。当接部材
70に沿う研磨部材63は、当接部材70とともに取付
基板77aよりもやや外部に押し出された状態となって
いる。
【0045】後述するように、玉還元機55の搬送路6
2に設けられた遊技媒体露出部118(図8参照)に沿
って当接部材70に沿う研磨部材63が配置されるよう
に、この研磨装置54が装着される。そして、前記遊技
媒体露出部118から露出するパチンコ玉が当接部材7
0に沿う研磨部材63と当接する。この際、当接部材7
0を押圧する弾性部材71の弾性力により、パチンコ玉
が研磨部材63と適度に当接する。
【0046】また、この研磨装置54は矢印で示すよう
に、パチンコ玉の揚送方向とは逆方向に研磨部材63が
巻取られるように装着される。したがって、パチンコ玉
の揚送方向と同一方向に研磨部材63が巻取られる場合
と比較して、次のような利点を有する。
【0047】すなわち、揚送されるパチンコ玉により、
巻出側のリール64から研磨部材63が引出されてしま
うおそれを防止できる。換言すれば、パチンコ玉が研磨
部材63と当接する状態では、パチンコ玉の揚送力によ
り、常に研磨部材63を弛みのない状態にすることがで
き、揚送中のパチンコ玉に合わせて研磨部材63が移動
してしまい、実質的にパチンコ玉の研磨がなされないな
どという不都合や、研磨部材63がローラ66などに絡
みついてしまうなどという不都合を防止できる。このた
め、巻出側のリール64などに、所定のストッパなどを
わざわざ設ける必要がなくなり、構造を簡略化できると
ともに製造コストの低減を図ることができる。また、本
実施例では研磨部材63及び搬送路62が一列で構成さ
れており、構造がコンパクト化されているので、メンテ
ナンス作業が容易になるばかりか、後述する駆動部の制
御が容易になる。
【0048】なお、本実施例においては、パチンコ玉の
揚送に合わせて常に研磨部材63が搬送されて巻取られ
るのではなく、パチンコ玉と当接する研磨部材63にあ
る程度の汚れが付着するまで同一部分を利用してパチン
コ玉の研磨が行なわれる。そして、研磨部材63にある
程度の汚れが付着した段階で巻取モータ79が駆動さ
れ、汚れの付着した研磨部材63が巻取られ汚れのない
新たな部分が巻出された時点で巻取モータ79が停止す
る。したがって、パチンコ玉の揚送に合わせて常に研磨
部材を搬送させる方式と比較して、研磨部材63を有効
に活用することができる。
【0049】図7における係止部材72は、歯車73と
係合してリール65の逆転を防止するための部材であ
る。リール65の逆転を防止することで、パチンコ玉の
揚送力により、既に巻取られた研磨部材63がリール6
5より巻出されてしまうことを防止できる。このよう
に、この研磨装置54では、リールの逆回転を防止する
ための部材が巻取側のリール65にのみありさえすれば
よく、巻出側のリール64には、このような防止手段を
設ける必要がない。
【0050】係止部材72は、取付基板77aに植立さ
れた回転軸80により軸支され、その一方端が歯車73
と係合し、他方端が取付基板77aに固着された弾性部
材74と接続している。一方、歯車73はリール65と
一体的に固着されており、リール65と一体的に回転す
る。係止部材72は、歯車73が時計回りに回転するの
に連動して、歯車73の周囲に設けられた複数の歯部と
次々に係合する。一方、歯車73を反時計回りに回転さ
せる回転力が働いた場合には、歯車73と回転軸80と
の間で抑止力が働いてその回転が抑止される。これによ
り、リール65の逆回転が防止される。
【0051】なお、係止部材72、歯車73、回転軸8
0および弾性部材74で構成される、逆転することを防
止する防止手段を研磨装置54に設けるのではなく、玉
還元機55に設けてもよい。つまり、回転軸80、弾性
部材74を玉還元機55の補強板60に固着し、係止部
材72は回転軸80に軸支され、歯車73は巻取用の回
転軸75に取付ければよい。これにより、研磨装置自体
のコストを下げることができる。
【0052】図8および図9は、玉タンク59および玉
還元機55の背面図である。また、図10は図9のA−
A線に沿う断面図を示す。
【0053】玉還元機55には、研磨装置54を装着す
るためのホルダ61と、ホルダ61を補強して玉還元機
55に固定する補強板60が設けられている。そして、
ホルダ61と補強板60とにより、研磨装置54を着脱
可能に装着するための装着部が構成されている。
【0054】ホルダ61には、研磨装置54内部の巻取
用のリール65を回転させるための回転軸75,巻取用
のリール64を回転可能に支持するための回転軸76,
研磨装置54を係止するための係止片82,研磨装置5
4と係合する係合部83,研磨装置54を着脱可能に係
止するための係止部材84が設けられている。また、搬
送路62には、その内部で揚送途中のパチンコ玉を外部
に露出させる遊技媒体露出部118が設けられている。
この遊技媒体露出部118に研磨部材63が臨むように
研磨装置54が装着される。
【0055】また、図10に示すように係止部材84
は、係止部86を含み、開口88に挿入された状態で回
転軸85により回動可能に軸支されている。一方、補強
板60の裏面側に位置する係止部材84の端部には、補
強板60に固着された弾性部材87が接続され、その弾
性力により係止部材84は所定角度回動し、係止部86
が補強板60と当接する位置で係止される。
【0056】研磨装置54の着脱は、以下のようにして
行なわれる。すなわち、取外しの場合には、係止部材8
4を図10に示す矢印方向に回動させれば、研磨装置5
4は係止部材84の係止から解放される。これにより、
研磨装置54を容易にホルダ61から取外すことができ
る。一方、装着時には、係止部材84を同様に回動し、
研磨装置54を係止片82および係合部83に沿って挿
入すれば回転軸75,76が自然と研磨装置54内のリ
ール65,64に挿入される。その後、係止部材84を
手放せば弾性部材87の弾性力により係止部材84が所
定位置に引き戻されて研磨装置54が係止される。これ
により、研磨部材54をホルダ61に容易に装着するこ
とができる。
【0057】なお、回転軸75には、補強板60を介し
てその裏面側に巻取モータ79が接続されており、巻取
モータ79はパチンコ台2の制御に応じて駆動される。
さらに回転軸75は、図示しない弾性部材を介してホル
ダ61に設けられた開口部上に設けられており、回転軸
75を押圧すれば弾性部材の弾性力に逆らって回転軸7
5がホルダ61内に没するように構成されている。した
がって、研磨装置54を装着する際に回転軸75に設け
られた突起75a(図7参照)とリール65に設けられ
た突起65a(図7参照)とが噛み合わない場合には、
回転軸75がホルダ61内に没しつつ、その状態で巻取
モータ79が駆動すると、噛み合った位置で弾性力によ
り復帰する。このため、研磨装置54の装着時に突起7
5aと突起65aとの噛み合わせを意識する必要がな
い。
【0058】次に、研磨装置54が装着された際の動作
説明を詳細に説明する。パチンコ台2から玉タンク59
に排出されたパチンコ玉は、玉還元機55に誘導され、
リフトモータ122により駆動するスプロケット58
(図2参照)により搬送路62を揚送される。揚送中の
パチンコ玉は、研磨装置54の当接部70(図7参照)
に沿う研磨部材63と当接して研磨される。
【0059】当接部70に沿う研磨部材63においてパ
チンコ玉が繰返し研磨されれば、当接部70に沿う一定
部分の研磨部材は劣化し、研磨能力が低下する。この実
施形態では、たとえば、パチンコ台2の稼動時間が所定
時間に達した(打込玉検出器48により所定数の打込玉
が検出された)場合に、前記一定部分の研磨能力が低下
したものと判断されるように構成されている。
【0060】パチンコ台2の稼動時間が所定時間に達し
た場合には、回転軸75を駆動する巻取モータ79が駆
動され、新たな研磨部材63が巻出されることにより、
当接部材70に沿う研磨部材63の更新がなされる。こ
の際に、使用済みの部分のみを巻取り、未使用の部分ま
で余分に巻取ることのないようにするためには、研磨部
材の更新時に常に当接部70に沿う長さだけを巻取るよ
うに制御する必要がある。この制御方法については後述
することとする。
【0061】図11は、搬送路62および研磨装置54
の一部断面図である。図を参照して、搬送路62はパチ
ンコ玉を研磨部材63に当接させるために、その一部が
切欠している。さらに、研磨装置54を取外した際にパ
チンコ玉が遊技媒体露出部118より漏出するのを防ぐ
ために包持片90a,90bが設けられている。この包
持片90a,90bが設けられていることにより、いわ
ゆる玉抜きをすることなく研磨装置54の着脱を行なう
ことが可能である。したがって、たとえば、営業時間中
の僅かな遊技機休止期間を利用して、研磨装置54を交
換することも可能である。
【0062】なお、図示する包持片90a,90bは、
研磨装置54が装着されている状態においてもパチンコ
玉を包持しているが、これに代えて、研磨装置54が装
着されている場合には包持しないように構成してもよ
い。たとえば、所定の弾性部材で包持片90a,90b
を構成し、研磨装置54が未装着状態では、その弾性力
によりパチンコ玉を包持させる。一方、研磨装置54が
装着されている場合には、当接部材70に設けた所定の
突起部が前記包持片とパチンコ玉との間に割込むように
構成して前記包持片によるパチンコ玉の包持が解除さ
れ、研磨部材63によりパチンコ玉を搬送路62に保持
するように構成することが考えられる。
【0063】当接部材70に沿う研磨部材63は、パチ
ンコ玉と当接することにより当接部材70の凹部89に
当接する。凹部89は、パチンコ玉の球面に沿う形状に
構成されているために、研磨部材63は、パチンコ玉の
形状に沿って変形する。これにより、研磨部材63が搬
送路62から露出したパチンコ玉の表面と当接する面積
が多くなる。したがって、凹部89が設けられていない
場合に比べて、パチンコ玉の広範囲部分を効率的に研磨
することができる。さらに研磨部材63のテープ幅が搬
送路62から露出したパチンコ玉の表面と当接するのに
必要かつ十分な幅に構成されているために、研磨部材6
3を無駄なく使用することができる。
【0064】なお、当接部材70は弾性部材71(図6
参照)により、適度に研磨部材63をパチンコ玉に当接
させているため、パチンコ玉が必要以上に搬送路62に
押圧されることに伴ってスプロケット58を駆動するリ
フトモータ122(図2参照)に負荷がかかり過ぎた
り、逆に押圧力が弱すぎてパチンコ玉と研磨部材63と
の間に十分な摩擦力が働かないためにパチンコ玉を十分
に研磨できないなどという不都合を防止できる。また、
本実施形態における弾性部材71は金属板の板ばねであ
るが、ゴムやスポンジなど弾性力があるものであればよ
い。
【0065】次に、図2に示すパチンコ台2における研
磨装置54および玉還元機55の駆動制御方法を以下に
説明する。
【0066】まず玉還元機55におけるリフトモータ1
22は、図4に示されるように過負荷検出回路125及
びリフト制御回路121を介して持点制御用マイクロコ
ンピュータ120に接続されており、持点制御用マイク
ロコンピュータ120は、リフト制御回路121を介し
てリフトモータ122の駆動制御を行ない、必要に応じ
てスプロケット58を回転させ、パチンコ玉を揚送する
ようになっている。過負荷検出回路125は、図12に
示されるように、内部に設けられた抵抗に流れる電流値
を、抵抗の両端の電位差を検出することで測定する。
【0067】持点制御用マイクロコンピュータ120
は、リフトモータ122が駆動している間、図13
(a)に示されるようなリフトモータ122の駆動に伴
う電圧の変動を過負荷検出回路125から所定時間おき
にサンプリングする。そして、例えばリフトモータ12
2に流れる電流が増加し、すなわち抵抗の両端の電位差
が大きくなり、図13(b)に示されるように電圧が所
定のしきい値を超えた場合、何らかの要因によりリフト
モータ122に過負荷が加わっていると判断し、リフト
制御回路121(図4参照)を介してリフトモータ12
2の駆動停止制御を行なうとともに、過負荷検出信号を
マイクロプロセッシングユニット50を介してホールコ
ンピュータ49に出力し、表示装置107にエラーメッ
セージを表示し、さらにLED回路を介して持点アナロ
グ表示器105を点滅表示させる。なお、この過負荷検
出信号にはパチンコ台2の識別データが付与され、ホー
ルコンピュータ49においてどのパチンコ台2に異常が
発生したかを識別出来るようになっている。
【0068】また、上述のしたような電圧の変動は、何
らかの要因により一時的に発生する可能性があるため、
これら過負荷検出信号の外部への出力は、持点制御用マ
イクロコンピュータ120がサンプリングを所定回数
(例えば10回)行い、その結果10回ともしきい値を
超えた電圧を検出した時に行うようにすれば、リフトモ
ータ122の駆動動作が正常な場合における誤作動を防
止出来る。
【0069】研磨装置54における巻取モータ79は、
図4に示されるように過負荷検出回路124及び研磨制
御回路123を介して持点制御用マイクロコンピュータ
120に接続されており、持点制御用マイクロコンピュ
ータ120は、研磨制御回路123を介して巻取モータ
79の駆動制御を行ない、本実施例においては予め記憶
された所定時間が経過されると、所定量のテープ部材の
巻取りを行うように設定されている。
【0070】持点制御用マイクロコンピュータ120
は、巻取モータ79が駆動している間、巻取モータ79
の駆動に伴う電圧の変動を過負荷検出回路124から所
定時間おきにサンプリングする。そして、例えば巻取モ
ータ79に流れる電流が増加し、すなわち抵抗の両端の
電位差が大きくなり、電圧が所定のしきい値を超えた場
合、巻取モータ79に何らかの要因により過負荷が加わ
っていると判断し、研磨制御回路123(図4参照)を
介して巻取モータ79の駆動停止制御を行なうととも
に、過負荷検出信号をマイクロプロセッシングユニット
50を介してホールコンピュータ49に出力し、表示装
置107にエラーメッセージを表示し、さらにLED回
路を介して持点アナログ表示器105を点滅表示させ
る。なお、この過負荷検出信号にはパチンコ台2の識別
データが付与され、ホールコンピュータ49においてど
のパチンコ台2に異常が発生したかを識別出来るように
なっている。
【0071】以上説明したように、玉還元機55におい
て、スプロケット58の歯部と移送管との間にパチンコ
玉が噛み込んだり、ゴミの進入等による要因によりスプ
ロケット58の回転に抵抗が加わり、リフトモータ12
2に所定以上の負荷がかかると、持点制御用マイクロコ
ンピュータ120によりリフトモータ122の駆動が自
動的に停止される。また、研磨装置54において、研磨
部材63の巻き取り動作中において、ゴミの進入等何ら
かの要因により巻取モータ79の回転に抵抗が生じて巻
取モータ79に所定以上の負荷が加わると、持点制御用
マイクロコンピュータ120により巻取モータ79の駆
動が自動的に停止される。
【0072】よって、リフトモータ122の回転動作及
び研磨装置54における巻取モータ79の回転動作に異
常があった場合、この異常信号がホールコンピュータ4
9の表示装置107やパチンコ台2の持点アナログ表示
器105に出力されるので、店員や管理者が早急に認
識、対応してメンテナンスすることが出来る。
【0073】また、早急に対応しなくても、長時間にわ
たってリフトモータ122や巻取モータ79に負荷が加
わってモータが異常発熱することがないので、火災等の
発生が防止されるばかりか、モータのトルクによるスプ
ロケット58の歯部等の部材の損傷が防止される。
【0074】また、これら過負荷検出信号の出力は、前
述のように持点アナログ表示器105の点滅表示やホー
ルコンピュータ49の表示装置107の画面上でのエラ
ーメッセージ表示によりなされるだけでなく、例えばパ
チンコ台2に別途設けられる適宜表示ランプ(図示略)
の点灯、あるいは外部出力端子を介して、パチンコ台2
の上方に設けられる呼び出しランプ(図示略)等の点
灯、あるいはスピーカーからの音声出力によりなされて
もよい。このように動作異常が表示装置やスピーカー等
に報知されることで、店員がパチンコ台2を開放するこ
となしに、研磨装置の異常を容易に認識することが可能
となる。
【0075】さらに、このような報知がなされた後にお
いて、持点制御用マイクロコンピュータ120により遊
技中のパチンコ機2の打球モータ29の駆動を停止し、
遊技不能とすることも可能である。この場合、例えばパ
チンコ機2が大当たり中であれば、その大当たり状態を
一時的に停止させ、エラーが解除された後に元の遊技状
態に戻すといった制御が同時に行われる。このようにす
れば、リフトモータ122や巻取モータ79等が正常に
動作していない状態で遊技が長期間継続されることがな
いので、被害を最小限に押さえることが出来る。
【0076】また、このような報知がなされた後におい
てメンテナンスが行われない場合、例えばパチンコ台2
の電源を立ち上げた際に、メンテナンスがなされていな
い旨が、例えばパチンコ台2の可変表示装置18の画面
上にエラーメッセージとして表示されるようにしてもよ
い。あるいは、遊技場側の怠慢などによりメンテナンス
が報知後所定期間経過しても行なわれなかった場合に、
その制裁としてパチンコ台2を不能動化し、遊技場にと
って不利益な状態とすることも可能である。
【0077】ここで、本実施例における研磨部材(研磨
テープ)更新制御方法を、図14〜図17に基づいて以
下説明する。
【0078】図14(a)においては、ローラ66に検
出体としての印116を一定間隔おきに複数配設し、こ
の印116を取付基板77aの所定箇所に配置された回
転周期検出部としてのフォトスイッチ115で検出する
ことにより、一定量の巻取を行なうものである。すなわ
ち、一定の長さの研磨部材63が巻出される際に印11
6がフォトスイッチ115で検出される回数を予め持点
制御用マイクロコンピュータ120に記憶しておく。そ
して、研磨部材(研磨テープ)更新制御の実行時に、記
憶に基づいた回数だけ印116が検出される間、巻取モ
ータ79を駆動するのである。
【0079】このようにすれば、巻取用のリール65で
巻取られる研磨部材63の巻径に拘らず、同一数の印1
16が検出されることに基づいて巻取モータ79を停止
すればよいので、制御内容を簡易なものとすることがで
きる。なお、フォトスイッチ115は研磨装置54内に
構成してもよく、あるいはホルダ61に構成してもよ
い。また、ローラ66は2つあるうちのいずれを使用し
てもよい。
【0080】一方、図14(b)に示されるように、印
116をローラ66ではなく研磨部材63に一定間隔毎
に設け、これを装着された研磨装置54近傍に設けられ
るフォトスイッチ115により検出するようにすれば、
図14(a)で説明した実施形態と同様の制御が可能と
なる。また、この場合、研磨部材63のローラ66上で
の滑り等に影響されることがないので、研磨部材63の
巻取量を正確に検出することが出来る。さらに、フォト
スイッチ115を研磨装置54毎に設ける必要がないば
かりか、配線等も容易になる。
【0081】以上、図14に示した実施形態は、研磨部
材(研磨テープ)更新制御のみならず、後述する巻取終
了予告報知制御や巻取終了制御に利用される。
【0082】次に、パチンコ台2に設けられた持点制御
用マイクロコンピュータ120(図5参照)の制御手順
について説明する。図15〜図17は、それぞれ、研磨
テープ(研磨部材)更新制御,巻取終了予告報知制御,
巻取終了制御の制御手順を示したフローチャートであ
り、持点制御用マイクロコンピュータ120は、これら
のフローチャートに基づく制御プログラムに従って、各
制御を実行する。なお、これらのフローチャートに基づ
く制御プログラムは、持点制御用マイクロコンピュータ
120に構成されているROM内に記憶されている。
【0083】まず、研磨部材(研磨テープ)更新制御の
制御手順を図15(a)のフローチャートに基づいて説
明する。S1において研磨部材63の巻取更新中である
か否かが判断される。巻取更新中でない場合には、S2
に進み、更新時間となったか否かが判断される。具体的
には、前述のとおり、パチンコ台2の累計稼働時間が所
定時間となったか否かが判断される。更新時間でない場
合には、そのまま処理が終了する。一方、更新時間であ
る場合には、S3に進み、何回目の巻取更新であるかが
確認される。すなわち、更新回数が確認される。次にS
4に進み、更新回数に対応した回転角度だけ巻取モータ
79が駆動され、当接部材70に沿う研磨部材63の巻
取更新が開始され、処理が終了する。
【0084】一方、S1において巻取更新中であると判
断された場合には、S5に進む。S5では、巻取モータ
79は所定回転量に達したか否かが判断される。すなわ
ち、更新回数に応じて予め定められた回転角だけ巻取モ
ータ79が稼働したか否かが判断される。そして、所定
回転量に達していない場合には、そのまま処理が終了す
る。一方、所定回転量に達した場合、S6に進み巻取モ
ータ79が停止制御される。次にS7に進み、巻取の更
新回数に1が加算された後処理が終了する。
【0085】図15(b)は、図14(b)において説
明した研磨部材(研磨テープ)更新制御の制御手順を示
すフローチャートである。まず、S11において巻取更
新中であるか否かが判断される。巻取更新中でない場合
には、S12に進み、更新時間となったか否かが判断さ
れる。具体的には、パチンコ遊技機の累計稼働時間が所
定値となったか否かが判断される。更新時間でない場合
には、そのまま処理が終了する。一方、更新時間である
場合には、S13に進み、巻取モータ79の駆動が開始
され、処理が終了する。
【0086】一方、S11において更新中であると判断
された場合には、S14に進み、停止センサの検出出力
があったか否かが判断される。具体的には、フォトスイ
ッチ115などにより研磨部材63に設けられた印11
6が検出されたか否かが判断される。停止センサの検出
出力がなかった場合には、そのまま処理が終了する。一
方、停止センサの検出出力があった場合には、S15に
進み、巻取モータ79が停止制御された後、処理が終了
する。
【0087】次に、巻取終了予告報知制御の制御手順を
図16のフローチャートに基づいて説明する。まず、S
21において、予告報知中であるか否かが判断される。
予告報知中でない場合には、S22に進み、巻取モータ
79が駆動したか否かが判断される。巻取モータが駆動
していない場合には、そのまま処理が終了する。一方、
巻取モータ79が駆動した場合には、S23に進み、巻
取モータ79の駆動時間が累積加算される。次にS24
に進み、終了予告時間に達したか否かが判断される。具
体的には、S23で累積加算されているモータの駆動時
間が所定値に達したか否かの判断がなされる。終了予告
時間に達していない場合には、そのまま処理が終了す
る。一方、終了予告時間に達している場合には、S25
に進み、報知動作が開始された後、処理が終了する。こ
こで、報知動作とは、前述したように、持点アナログ表
示器105の点滅表示,適宜スピーカ(図示略)等から
の所定の報知音の出力,巻取終了予告信号のホールコン
ピュータ49への出力などである。
【0088】一方、S21において予告報知中であると
判断された場合には、S26に進み、巻取がすべて終了
したか否かの判断がなされる。すなわち、巻出用のリー
ル64からすべての研磨部材63が巻出されたか否かが
判断される。具体的には、図14に示したフォトスイッ
チ115により、印116が予め設定された回数(累積
回数)検出されたか否かの判断がなされる。フォトスイ
ッチ115により印116が予め設定された回数検出さ
れていない場合には、巻取が終了していないと判断さ
れ、そのまま処理が終了する。一方、巻取が終了したと
判断された場合には、S27に進み、S25で行なわれ
た報知動作が終了する。次にS28に進み、S23で累
積加算されている巻取モータ79の駆動時間が初期化さ
れた後、処理が終了する。
【0089】このように、研磨部材63がすべて使用さ
れてしまう前に巻取終了予告報知が行なわれるので、遊
技場などは、研磨装置54の交換を時間的余裕をもって
行なうことができる。巻取終了予告報知が行なわれた
後、研磨装置54が交換されることなく、さらに研磨部
材(研磨テープ)更新制御が数回行なわれれば巻出用の
リール64からすべての研磨部材63が巻出される。す
べての研磨部材63が巻出されれば、パチンコ台2の前
面に設けられた持点アナログ表示器105が点滅表示さ
れてその旨が報知されるようになっている。
【0090】次に、巻取終了制御の制御手順を図17の
フローチャートに基づいて説明する。まず、S41にお
いて巻取終了報知中であるか否かが判断される。巻取終
了報知中でない場合には、S42に進み、巻取終了検出
信号が検出されたか否かが判断される。具体的には、図
14に示したフォトスイッチ115により、印116が
予め設定された回数(累積回数)検出されたか否かの判
断がなされる。フォトスイッチ115により印116が
予め設定された回数検出されていない場合には、そのま
ま処理が終了する。一方、巻取終了検出信号が検出され
た場合には、S43に進む。S43では、巻取終了報知
動作が行なわれる。報知動作として具体的には、前述し
たように、持点アナログ表示器115の点滅,あるいは
図示しないスピーカ等からの所定の報知音の出力,巻取
終了検出信号のホールコンピュータへの出力などであ
る。
【0091】一方、S41において終了報知中であると
判断された場合には、S44に進む。S44では、巻取
終了検出信号の検出出力がなくなったか否かが判断され
る。すなわち、研磨装置54が交換されたことに基づい
て、検出回数のリセット操作がされたか否かの判断がな
される。巻取終了検出信号の検出出力がある場合には、
そのまま処理が終了する。一方、検出信号がなくなれば
S45に進む。S45では、S43で行なわれた巻取終
了報知が終了される。
【0092】以上説明したように、研磨部材63(研磨
テープ)更新制御が複数回行なわれて、未使用の研磨部
材63が残り少なくなれば、例えばパチンコ台2の前面
に設けられる持点アナログ表示器105が点滅点灯さ
れ、その旨が報知される。なお、この報知手段として適
宜スピーカ等から報知音が発せられることによりなされ
てもよい。さらに、パチンコ台2に設けられた情報入出
力回路を介して遊技場に設置されているホールコンピュ
ータ49にその旨が報知される。
【0093】また、巻取終了制御が行なわれることによ
り、研磨装置54の交換が促進され、パチンコ玉を常に
汚れのない状態に保持することができる。
【0094】次に、研磨装置54および玉還元機55の
駆動制御方法の第2実施例を図18〜図21に基づいて
説明する。
【0095】図18に示されるように、本実施例の研磨
装置54における回転軸75は巻取モータ79に、ま
た、スプロケット58はリフトモータ122によりそれ
ぞれ回転駆動されるようになっている。ホルダ61の裏
面には、巻取モータ79の駆動軸79a、及びリフトモ
ータ122の駆動軸122aに、図19(a)、(b)
に示されるように複数の孔140が形成された円盤状の
回転板141、142が軸着されているとともに、この
回転板141、142に対応して、持点マイクロコンピ
ュータ120にそれぞれ接続する回転周期検出部として
のフォトセンサ143、144がそれぞれ設けられてい
る。
【0096】本実施例においては、図20(a)に示さ
れるように、正常時における駆動軸79aもしくは駆動
軸122aのパルス幅(例えば50msON、50msOF
F)を予め持点制御用マイクロコンピュータ120のR
OM内に記憶させておき、図20(b)及び図20
(c)に示されるように、検出されるパルス幅が正常時
におけるパルス幅と異なった時、巻取モータ79及びリ
フトモータ122の駆動動作に異常が発生していると判
別する。
【0097】ここで、具体的な制御方法を図21に基づ
いて説明する。まず、巻取モータ79もしくはリフトモ
ータ122の駆動に伴いパルスの検出が開始される。こ
の時、開始位置でONもしくはOFFの状態から始まる
ため、2回目のパルスが検出された時から検出が開始さ
れる(S1)。
【0098】持点制御用マイクロコンピュータ120
は、S2において、巻取モータ79もしくはリフトモー
タ122の駆動中、検出されるパルス幅が例えば30ms
以上及び70ms以下であれば駆動を続行させ、上記範囲
外の数値が検出されると、この異常数値の検出回数をカ
ウントする(S3)。なお、上記パルス幅の範囲の設定
は任意である。そしてこの異常数値の検出が連続してカ
ウントされ(S4)、カウントが5回未満であった場
合、この異常数値のカウントをクリア(S8)し、S2
に戻って再度検出を繰り返す。
【0099】S4においてこの異常数値を例えば5回以
上連続してカウントした場合(S5)、異常が発生して
いる巻取モータ79もしくはリフトモータ122の駆動
停止制御を行なうとともに(S6)、異常周期検出信号
をマイクロプロセッシングユニット50を介してホール
コンピュータ49に出力し、表示装置107にエラーを
表示するとともに、LED回路を介して持点アナログ表
示器105を点滅表示させる(S7)。
【0100】このように本実施例にあっては、フォトセ
ンサ143、144のパルス幅を検出するにより巻取モ
ータ79及びリフトモータ122の駆動動作の異常を検
出するため、例えば駆動部に異物が詰まったり、スプロ
ケット58が玉を噛み込んでしまう等の要因により、図
20(b)に示されるように駆動軸79a、122aの
回転速度が遅くなるといった異常状態を検出出来るばか
りか、研磨装置54がホルダ61から外れたり、あるい
は回転軸75やスプロケット58の歯部が破損すること
により、巻取モータ79及びリフトモータ122に負荷
がかからなくなり、回転速度が速くなるといった異常状
態をも検出することが出来る。
【0101】また、本実施例において、研磨装置54に
おける巻取モータ79の回転動作異常の検出を、前述し
た研磨部材63の巻取り更新制御において使用されたフ
ォトスイッチ115による印116の検出を利用しても
よい。あるいは逆に、研磨部材63の巻取り更新制御
に、本実施例におけるフォトセンサ143による回転板
141の孔140の検出制御を利用することも可能であ
る。
【0102】以上、前記第1実施例、第2実施例におい
て巻取モータ79及びリフトモータ122それぞれの駆
動停止制御及び外部出力制御方法を説明してきたが、言
うまでもなく持点制御用マイクロコンピュータ120
は、巻取モータ79及びリフトモータ122それぞれの
駆動制御を行なっており、少なくともいずれか一方のモ
ータの駆動に異常が発生した場合、異常が発生したモー
タの駆動を停止し、異常信号を外部に出力するが、この
時、両モータの駆動を停止させてもよい。
【0103】また、巻取モータ79及びリフトモータ1
22の制御部を、各々のモータに対応して1つずつ設
け、それぞれ別々の制御部にて制御してもよい。
【0104】さらに、図22には、本発明の第3実施例
としての遊技用管理システムの構成を示すブロック図が
示されている。本実施例においては、持点制御用マイク
ロコンピュータ120に、研磨・移送制御回路103お
よび過負荷検出回路131を介して研磨・移送駆動モー
タ132が接続されており、図23に示されるように、
この研磨・移送駆動モータ132の駆動軸133には、
玉還元機55のスプロケット58が固着されている。さ
らにこの駆動軸133からは、適宜連結機構(図示略)
を介して連結される中継軸134が上方に向かって延設
されており、この中継軸134が研磨装置54の裏面に
設けられる減速機構135を介して回転軸75に連結さ
れている。
【0105】すなわち、研磨・移送駆動モータ132の
駆動によりスプロケット58が連動するとともに、この
回転が中継軸134、減速機構135を介して回転軸7
5に伝達されて研磨部材63が適宜巻取られるようにな
っている。
【0106】このように1つの研磨・移送駆動モータ1
32の駆動によりスプロケット58および研磨部材63
を巻取る回転軸75が連動するように構成されている研
磨移送装置においては、持点制御コンピュータ120
は、1つの研磨・移送駆動モータ132の駆動動作を検
出し、過負荷検出信号が入力された時に、研磨・移送駆
動モータ132の駆動を停止する。このように、研磨装
置54の駆動部としての回転軸75および玉還元機55
の駆動部としてのスプロケット58が同一の駆動源とし
ての研磨・移送駆動モータ132により駆動される場合
においても、1つの研磨・移送駆動モータ132の駆動
を、前記第1実施例もしくは第2実施例にて説明した方
法により制御することが出来る。
【0107】前記各実施例における各要素は、本発明に
対して以下のように対応している。
【0108】本発明の請求項1は、内部空間内に封入さ
れた遊技媒体(パチンコ玉)を用いて遊技を行う封入式
の遊技機(パチンコ台2)に取り付けられ、前記遊技媒
体(パチンコ玉)に当接させることで遊技媒体(パチン
コ玉)の研磨を行う研磨部材(63)を有する研磨手段
(研磨装置54)と、前記研磨手段(研磨装置54)に
遊技媒体(パチンコ玉)を移送する移送手段(玉還元機
55)とからなる遊技媒体の研磨移送装置において、前
記研磨手段(研磨装置54)に、前記研磨部材(63)
を適宜移動させる第1駆動部(回転軸75)が設けら
れ、また、前記移送手段(玉還元機55)に、遊技媒体
(パチンコ玉)を移送するための第2駆動部(スプロケ
ット58)が設けられるとともに、これら第1駆動部
(回転軸75)及び第2駆動部(スプロケット58)そ
れぞれの駆動制御を行う制御部(持点制御用マイクロコ
ンピュータ120)が設けられており、該制御部(持点
制御用マイクロコンピュータ120)は、前記第1駆動
部(回転軸75)及び第2駆動部(スプロケット58)
の駆動動作の検出を行い、少なくともいずれか一方の駆
動部(回転軸75/スプロケット58)の駆動動作の異
常を検出した時に、異常信号を外部に出力するととも
に、少なくとも異常が発生している駆動部(回転軸75
/スプロケット58)の駆動源(巻取モータ79/リフ
トモータ122)を停止する。
【0109】本発明の請求項2は、内部空間内に封入さ
れた遊技媒体(パチンコ玉)を用いて遊技を行う封入式
の遊技機(パチンコ台2)に取り付けられ、前記遊技媒
体(パチンコ玉)に当接させることで遊技媒体(パチン
コ玉)の研磨を行う研磨部材(63)を有する研磨手段
(研磨装置54)と、前記研磨手段(研磨装置54)に
遊技媒体(パチンコ玉)を移送する移送手段(玉還元機
55)とからなる遊技媒体の研磨移送装置において、前
記研磨手段(研磨装置54)は、前記研磨部材(63)
を適宜移動させる第1駆動部(回転軸75)と、該第1
駆動部(回転軸75)に接続され、この駆動部(回転軸
75)の駆動制御を行う第1制御部(持点制御用マイク
ロコンピュータ120)とを具備し、また、前記移送手
段は、遊技媒体を移送するための第2駆動部(スプロケ
ット58)と、該第2駆動部(スプロケット58)に接
続され、この駆動部(スプロケット58)の駆動制御を
行う第2駆動制御部とを具備し、少なくとも前記各制御
部のうちいずれか一方は、それぞれ接続される駆動部
(回転軸75/スプロケット58)の駆動動作の検出を
行い、該駆動部(回転軸75/スプロケット58)の駆
動動作の異常を検出した時に、異常信号を外部に出力す
るとともに、該駆動部(回転軸75/スプロケット5
8)の駆動源(巻取モータ79/リフトモータ122)
を停止する。
【0110】本発明の請求項3は、前記第1駆動部(回
転軸75)及び第2駆動部(スプロケット58)が、互
いの駆動部(回転軸75/スプロケット58)に共通な
1つの駆動源(研磨・移送モータ132)により駆動さ
れるようになっている。
【0111】本発明の請求項4は、前記制御部(持点制
御用マイクロコンピュータ120)は、前記各駆動源
(巻取モータ79/リフトモータ122/研磨・移送モ
ータ132)にかかる負荷電流の検出を行い、この負荷
電流の変位を検出することで、前記各駆動部(回転軸7
5/スプロケット58)の異常を検出する
【0112】本発明の請求項5は、前記各駆動部(回転
軸75/スプロケット58)に、これら駆動部(回転軸
75/スプロケット58)の駆動軸(79a、122
a)の回転周期を検出する回転周期検出部(フォトセン
サ143、144)が設けられ、前記制御部(持点制御
用マイクロコンピュータ120)は、前記回転周期検出
部(フォトセンサ143、144)から出力されるパル
ス幅の変位を検出することで、前記各駆動部(回転軸7
5/スプロケット58)の異常を検出する。
【0113】本発明の請求項6は、前記研磨部材(6
3)の長手方向に、前記制御部(持点制御用マイクロコ
ンピュータ120)が検出可能な検出体(印116)が
一定間隔おきに複数配設されており、前記制御部(持点
制御用マイクロコンピュータ120)は、前記検出体
(印116)の検出を行い、この検出周期の変位を検出
することで、前記駆動部(回転軸75)の異常を検出す
【0114】本発明の請求項7は、前記研磨部材(6
3)及び移送手段(玉還元機55)内に設けられる移送
管(搬送路62)が一列で構成されている。
【0115】本発明の請求項8は、前記制御部(持点制
御用マイクロコンピュータ120)は、前記各駆動部
(回転軸75/スプロケット58)のうち、少なくとも
いずれか一方の駆動部(回転軸75/スプロケット5
8)の異常を検出した際に、前記遊技機(パチンコ台
2)の遊技を停止する。
【0116】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0117】例えば、上記実施の形態において、駆動部
を制御する制御部は、1つの持点マイクロコンピュータ
120により第1駆動部としてのリフトモータ122お
よび第2駆動部としての巻取モータ79を制御する形態
になっているが、それぞれ別々の制御部により制御され
るようになっていてもよい。
【0118】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。
【0119】(a)請求項1、2項の発明によれば、第
1駆動部及び第2駆動部のうち、少なくともいずれか一
方の駆動部の駆動動作に異常が生じた場合、異常信号が
外部に出力されるようになっているため、店員や管理者
が駆動部の異常を早期に認識することが出来る。同時に
駆動が自動的に停止され、駆動部に長時間負荷が加わる
ことがないので、駆動部としてのモータの異常発熱を要
因とする火災の発生や、駆動部のトルクが駆動部周辺を
構成する部材等に加わることにより生じる部材の破損が
防止される。
【0120】(b)請求項3項の発明によれば、駆動部
の構造が簡素化されるばかりか、駆動制御が容易にな
る。
【0121】(c)請求項4項の発明によれば、駆動部
に何らかの負荷が加わっていることを確実に検出出来る
ので、駆動部及び駆動源の破損を防止できる。
【0122】(d)請求項5項の発明によれば、駆動部
に負荷がかかった状態を異常状態として検出出来るばか
りか、駆動部の破損等の要因による駆動部の空回り等を
異常状態として検出することが出来る。
【0123】(e)請求項6項の発明によれば、駆動部
の駆動動作の異常を確実に検出することが出来るばかり
か、研磨部材が正常に移動されているか否かを確実に検
出することが出来る。
【0124】(f)請求項7項の発明によれば、研磨手
段及び移送手段の構造がコンパクト化されるので、メン
テナンス作業が容易になるばかりか、駆動部の制御が容
易になる。
【0125】(g)請求項8項の発明によれば、駆動部
が正常に動作していない状態で、遊技が長期間継続され
ることがないので、被害を最小限に押さえることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されたパチンコ台を示す正面図で
ある。
【図2】図1のパチンコ台の背面図である。
【図3】図1のパチンコ台の前面に設けられる操作部の
上面図である。
【図4】遊技用管理システムの構成を示すブロック図で
ある。
【図5】パチンコ玉の循環経路の変形例を示すパチンコ
台の背面図である。
【図6】研磨装置の分解斜視図である。
【図7】研磨装置の内部構造を示す断面図である。
【図8】玉還元機を示す斜視図である。
【図9】研磨装置が装着された玉還元機を示す斜視図で
ある。
【図10】図9のA−A断面図である。
【図11】図10の要部拡大断面図である。
【図12】過負荷検出回路を示す回路図である。
【図13】(a)は正常時における電圧の変位を示す図
であり、(b)は異常状態時における電圧の変位を示す
図である。
【図14】(a)は研磨装置の要部拡大断面図であり、
(b)は研磨部材の要部拡大図である。
【図15】(a)、(b)は研磨部材の更新制御の制御
手順を示すフローチャートである。
【図16】研磨部材の巻取終了予告報知制御の制御手順
を示すフローチャートである。
【図17】研磨部材の巻取終了制御の制御手順を示すフ
ローチャートである。
【図18】本発明の第2実施例が適用されたパチンコ台
の裏面図である。
【図19】(a)は図18のB−B断面図であり、
(b)は(a)のC−C断面図である。
【図20】(a)は正常なパルス幅の変位を示す図であ
り、(b)、(c)は異常状態時におけるパルス幅の変
位を示す図である。
【図21】本発明の第2実施例における駆動部の異常検
出制御手順を示すフローチャートである。
【図22】本発明の第3実施例としての遊技用管理シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図23】本発明の第3実施例としての駆動部を示す概
略側面図である。
【符号の説明】
2 パチンコ台 3 カードユニット 4 硬貨投入口 5 表示部 6 硬貨返却口 7 ICカード挿入口 8 紙幣挿入口 9 カードインジケータ 10 動作ランプ 13a 硬貨インジケータ 13b 紙幣インジケータ 14 透明板保持枠 15 打球操作ハンドル 16 可変入賞球装置 17 遊技領域 18 可変表示装置 19 始動口 20 通常入賞口 21 ソレノイド 22 特定入賞玉検出器 23 入賞個数検出器 24 開閉板 25 アウト口 26 発射玉検出器 27 ファール玉入口 28 ハンマー 29 打球モータ 30 入賞玉集合樋 31 入賞玉検出器 32 操作部 33 打込玉検出器 34 回収樋 35 遊技用制御基板 36 アウト玉誘導樋 38 ファール玉検出器 39 発射玉供給口 40 打込玉集合樋 41 ソレノイド 42 玉抜き樋 43 持点用制御基板 44 コネクタ部 46 硬貨識別ユニット 46’ 硬貨センサ 47 通信部 48 通信ケーブル 49 ホールコンピュータ 50 マイクロプロセッシングユニット 51 表示ドライバ 52 記憶部 53 紙幣識別ユニット 53’ 紙幣センサ 57 カードリーダライタ 54 研磨装置 55 玉還元機 56 遊技用マイクロコンピュータ 58 スプロケット 59 玉タンク 60 補強板 61 ホルダ 62 搬送路 63 研磨部材 64 リール 65 リール 65a 突起 66 ローラ 66a 軸 70 当接部 70a 係止片 71 弾性部材 71a 取付穴 72 係止部材 73 歯車 74 弾性部材 75 回転軸 75a 突起 76 回転軸 77a 取付基板 77b カバー 78 係止部材 79 巻取モータ 79a 駆動軸 80 回転軸 82 係止片 83 係合部 84 係止部材 85 回転軸 86 係止部 87 弾性部材 88 開口 89 凹部 90a 包持片 90b 包持片 100 基板 101 貸出ボタン 102 返却ボタン 103 度数表示部 104 合計得点表示部 105 持点アナログ表示器 107 表示装置 110a 取付ボス 110b 取付穴 111 ボス 112 穴 113 穴 114 開口 115 フォトスイッチ 115 持点アナログ表示器 116 印 118 遊技媒体露出部 121 リフト制御回路 122 リフトモータ 122a 駆動軸 123 研磨制御回路 124 過負荷検出回路 125 過負荷検出回路 126 開閉板 130 研磨移送制御回路 131 過負荷検出回路 132 研磨・移送モータ 133 駆動軸 134 中継軸 135 減速機構 140 孔 141、142 回転板 143、144 フォトセンサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月18日(1999.5.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】本発明の遊技媒体の研磨移送装置は、内部
空間内に封入された遊技媒体を用いて遊技を行う封入式
の遊技機に取り付けられ、前記遊技媒体に当接させるこ
とで遊技媒体の研磨を行う研磨部材を有する研磨手段
と、前記研磨手段に遊技媒体を移送する移送手段とから
なる遊技媒体の研磨移送装置において、前記研磨手段
は、前記研磨部材を適宜移動させる第1駆動部と、該第
1駆動部に接続され、この駆動部の駆動制御を行う第1
制御部とを具備し、また、前記移送手段は、遊技媒体を
移送するための第2駆動部と、該第2駆動部に接続さ
れ、この駆動部の駆動制御を行う第2制御部とを具備
し、少なくとも前記各制御部のうちいずれか一方は、そ
れぞれ接続される駆動部の駆動動作の検出を行い、該駆
動部の駆動動作の異常を検出した時に、異常信号を外部
に出力するとともに、該駆動部の駆動源を停止すること
を特徴とする。この特徴によれば、第1駆動部及び第2
駆動部のうち、少なくともいずれか一方の駆動部の駆動
動作に異常が生じた場合、異常信号が外部に出力される
ようになっているため、店員や管理者が駆動部の異常を
早期に認識することが出来る。同時に駆動が自動的に停
止され、駆動部に長時間負荷が加わることがないので、
駆動源としてのモータの異常発熱を要因とする火災の発
生や、駆動部のトルクが駆動部周辺を構成する部材等に
加わることにより生じる部材の破損が防止される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0109
【補正方法】変更
【補正内容】
【0109】本発明の請求項2は、内部空間内に封入さ
れた遊技媒体(パチンコ玉)を用いて遊技を行う封入式
の遊技機(パチンコ台2)に取り付けられ、前記遊技媒
体(パチンコ玉)に当接させることで遊技媒体(パチン
コ玉)の研磨を行う研磨部材(63)を有する研磨手段
(研磨装置54)と、前記研磨手段(研磨装置54)に
遊技媒体(パチンコ玉)を移送する移送手段(玉還元機
55)とからなる遊技媒体の研磨移送装置において、前
記研磨手段(研磨装置54)は、前記研磨部材(63)
を適宜移動させる第1駆動部(回転軸75)と、該第1
駆動部(回転軸75)に接続され、この駆動部(回転軸
75)の駆動制御を行う第1制御部(持点制御用マイク
ロコンピュータ120)とを具備し、また、前記移送手
段は、遊技媒体を移送するための第2駆動部(スプロケ
ット58)と、該第2駆動部(スプロケット58)に接
続され、この駆動部(スプロケット58)の駆動制御を
行う第2制御部とを具備し、少なくとも前記各制御部の
うちいずれか一方は、それぞれ接続される駆動部(回転
軸75/スプロケット58)の駆動動作の検出を行い、
該駆動部(回転軸75/スプロケット58)の駆動動作
の異常を検出した時に、異常信号を外部に出力するとと
もに、該駆動部(回転軸75/スプロケット58)の駆
動源(巻取モータ79/リフトモータ122)を停止す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 BC53 BC56 CA16 DA09 EA10 EA36 3C034 AA13 AA17 AA19 CA11 CA16 CA18 CB03 CB13 DD18 3C058 AA05 AA14 AA15 AA16 AB03 AB04 AB08 AC02 BA04 BA06 BA07 BC01 BC02 BC03 CA01 CB06 DA20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部空間内に封入された遊技媒体を用い
    て遊技を行う封入式の遊技機に取り付けられ、前記遊技
    媒体に当接させることで遊技媒体の研磨を行う研磨部材
    を有する研磨手段と、前記研磨手段に遊技媒体を移送す
    る移送手段とからなる遊技媒体の研磨移送装置におい
    て、 前記研磨手段に、前記研磨部材を適宜移動させる第1駆
    動部が設けられ、また、前記移送手段に、遊技媒体を移
    送するための第2駆動部が設けられるとともに、これら
    第1駆動部及び第2駆動部それぞれの駆動制御を行う制
    御部が設けられており、該制御部は、前記第1駆動部及
    び第2駆動部の駆動動作の検出を行い、少なくともいず
    れか一方の駆動部の駆動動作の異常を検出した時に、異
    常信号を外部に出力するとともに、少なくとも異常が発
    生している駆動部の駆動源を停止することを特徴とする
    遊技媒体の研磨移送装置。
  2. 【請求項2】 内部空間内に封入された遊技媒体を用い
    て遊技を行う封入式の遊技機に取り付けられ、前記遊技
    媒体に当接させることで遊技媒体の研磨を行う研磨部材
    を有する研磨手段と、前記研磨手段に遊技媒体を移送す
    る移送手段とからなる遊技媒体の研磨移送装置におい
    て、 前記研磨手段は、前記研磨部材を適宜移動させる第1駆
    動部と、該第1駆動部に接続され、この駆動部の駆動制
    御を行う第1制御部とを具備し、また、前記移送手段
    は、遊技媒体を移送するための第2駆動部と、該第2駆
    動部に接続され、この駆動部の駆動制御を行う第2駆動
    制御部とを具備し、少なくとも前記各制御部のうちいず
    れか一方は、それぞれ接続される駆動部の駆動動作の検
    出を行い、該駆動部の駆動動作の異常を検出した時に、
    異常信号を外部に出力するとともに、該駆動部の駆動源
    を停止することを特徴とする遊技媒体の研磨移送装置。
  3. 【請求項3】 前記第1駆動部及び第2駆動部が、互い
    の駆動部に共通な1つの駆動源により駆動されるように
    なっている請求項1または2に記載の遊技媒体の研磨移
    送装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、前記駆動源にかかる負荷
    電流の検出を行い、この負荷電流の変位を検出すること
    で、前記駆動源の異常を検出する請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の遊技媒体の研磨移送装置。
  5. 【請求項5】 前記各駆動部に、これら駆動部の駆動軸
    の回転周期を検出する回転周期検出部が設けられ、前記
    制御部は、前記回転周期検出部から出力されるパルス幅
    の変位を検出することで、前記各駆動部の異常を検出す
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技媒体の研磨
    移送装置。
  6. 【請求項6】 前記研磨部材の長手方向に、前記制御部
    が検出可能な検出体が一定間隔おきに複数配設されると
    ともに、前記制御部は、前記検出体の検出を行い、この
    検出周期の変位を検出することで、前記駆動部の異常を
    検出する請求項1ないし5のいずれかに記載の遊技媒体
    の研磨移送装置。
  7. 【請求項7】 前記研磨部材及び移送手段内に設けられ
    る移送管が一列で構成されている請求項1ないし6のい
    ずれかに記載の遊技媒体の研磨移送装置。
  8. 【請求項8】 前記制御部は、前記各駆動部のうち、少
    なくともいずれか一方の駆動部の異常を検出した際に、
    前記遊技機の遊技を停止する請求項1ないし7のいずれ
    かに記載の遊技媒体の研磨移送装置。
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