JP2013046735A - 封入式の弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】封入式のパチンコ機1では、遊技中は、遊技に使用された遊技球は回収経路51を流下し、経路切替装置45により通常経路52に誘導され、発射制御装置35に供給されて再び遊技に使用される。一方、遊技中で無い場合に開始条件が成立すると、開閉装置47の開閉部材47bにより発射経路50が閉鎖されると共に、発射制御装置35による遊技球の自動発射が開始され、発射された遊技球は、開閉部材47bに衝突してファール球取込口に誘導され、ファール球となる。その後、該遊技球は回収経路51を流下し、経路切替装置45により球磨き用経路53に誘導されて研磨装置46により研磨され、汚れの除去が行われた後に発射制御装置35に到達する。
【選択図】図2
Description
なお、封入式の弾球遊技機においては、遊技者が遊技球に直接手で触れることは無いため、従来の弾球遊技機に比べ、遊技球に汚れが付着するペースは遅いと考えられる。このため、封入式の弾球遊技機の稼動中や遊技中に常時遊技球の汚れの除去を行わなくとも、遊技に支障をきたすことや、遊技球の汚れが遊技領域等に付着し、見栄えが悪化することは無いと考えられる。
すなわち、請求項2に記載されているように、回収手段は、発射経路の壁部における、発射経路を発射装置に向かって流下する遊技球が入球する位置に設けられたファール球取込口に入球した遊技球を、ファール球として回収し、進路変更手段は、発射経路と交差する方向にスライド移動可能であり、該スライド移動により、発射経路の壁部に設けられた収納部に収納された収納状態と、該壁部から突出した突出状態とに変位する開閉部材として構成され、防止手段は、遊技球の汚れの除去が行われていない場合には、開閉部材を収納状態とすることで、発射装置から発射された遊技球を遊技領域に到達可能とし、遊技球の汚れの除去が行われる間、開閉部材を突出状態とすることで、発射装置から発射された遊技球を開閉部材に衝突させてファール球取込口に誘導し、該遊技球をファール球とすることで、遊技が行われることを防いでも良い。
こうすることにより、遊技球の汚れの除去が行なわれる間、発射装置により発射された遊技球と衝突した際の衝撃により、開閉部材が曲がってしまうことや、開閉部材の配置位置がずれてしまい、開閉部材をスライド移動させるための機構が破損してしまうことを防ぐことができる。
すなわち、請求項4に記載されているように、ファール球取込口に入球し、ファール球として回収される遊技球が流下する経路をファール球取込経路とし、開閉部材は、突出状態となった際に、ファール球取込経路の延長線と交差した状態となっても良い。
すなわち、誘導手段は、回収手段により回収された遊技球を、再度発射させるために発射装置に誘導する第一誘導経路及び第二誘導経路として構成されており、除去手段は、第一誘導経路を誘導される遊技球の汚れを除去しても良い。そして、除去制御手段は、判定手段により遊技中と判定された場合には、第二誘導経路により遊技球を発射装置に誘導することで、除去手段に対し遊技球の汚れの除去を行わせず、判定手段により遊技中でないと判定された場合に、第一誘導経路により遊技球を発射装置に誘導し、除去手段に対し該遊技球の汚れの除去を行わせても良い。
また、次のようなタイミングで、遊技球の汚れの除去を開始しても良い。
そこで、請求項6に記載の封入式の弾球遊技機では、除去制御手段は、判定手段により遊技中でないと判定された場合に、予め定められた開始条件が成立すると、除去手段に対し遊技球の汚れの除去を行わせても良い。
なお、開始条件とは、予め定められた時刻が到来するという条件であっても良い(請求項7)。
ところで、請求項8に記載されているように、除去制御手段は、予め定められた時間にわたり、除去手段に対し遊技球の汚れの除去を行わせても良い。
また、請求項9に記載されているように、輝度に基づき遊技球の汚れの度合いを測定する測定手段をさらに備え、除去制御手段は、測定手段により測定された遊技球の汚れの度合いが予め定められた度合いに達するまで、除去手段に対し遊技球の汚れの除去を行わせても良い。
また、一般的に、封入式の弾球遊技機では、不正行為の防止等のため、遊技中、遊技領域に到達した遊技球(イン)と、遊技領域を通過した後に回収された遊技球(アウト)の数をカウントし、外部に設けられた管理用コンピュータに送信する処理が行われる。しかしながら、遊技球の汚れの除去のために遊技球を自動発射させている場合には、イン,アウトの数の送信を行う必要性は無いと考えられる。
[構成の説明]
(1)封入式パチンコ機について
まず、封入式パチンコ機(以下、単にパチンコ機とも記載)について説明する。封入式パチンコ機は、発射制御装置により遊技盤に向けて発射された遊技球を回収し、回収した遊技球を発射制御装置により再度発射することで、内部に封入された所定数の遊技球を循環的に使用して遊技を行うパチンコ機である。該パチンコ機で遊技を行う遊技者は、遊技球を直接手にすることはなく、パチンコ機に表示される持球(遊技に用いることができる遊技球)の数に基づいて遊技を行う。
次に、第一実施形態のパチンコ機1の全体の構成について、図1を用いて説明する。
図1に示すように、パチンコ機1は、上述のICカード処理装置100と隣り合わせで配置されている。ICカード処理装置100には、カード挿入口110が設けられており、カード挿入口110に遊技カードを挿入することで、球貸操作等が可能となり、パチンコ機1での遊技が可能となる。
外枠2の左側上下には、ヒンジ5が設けられていると共に、該ヒンジ5には内枠3が取り付けられており、内枠3は外枠2に対して開閉可能な構成になっている。
次に、第一実施形態のパチンコ機1における遊技球を循環させる仕組みについて説明する。図2には、パチンコ機1の遊技領域7aや、遊技球の発射制御装置35や、遊技球を誘導する経路等の背面図を模式的に示す説明図が記載されている。
次に、第一実施形態のパチンコ機1の電気的構成について、図4に記載のブロック図を用いて説明する。このパチンコ機1の電気的構成は、図4のブロック図に示すとおり、主制御装置30を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、電源基板等は記載していない。また、詳細の図示は省略するが、主制御装置30、演出図柄制御装置33a、サブ統合装置32のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えているが、本実施例では、発射制御装置35、電源基板にはCPU、ROM、RAMは設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置35にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
また、主制御装置30は、図柄表示装置中継端子板26を介して接続されている第1特図表示装置17,第2特図表示装置18,普通図柄表示装置21の表示や、第1特図保留数表示装置19,第2特図保留数表示装置20,普図保留数表示装置22の点灯を制御する。
発射制御装置35は、発射モータ35cを制御して、遊技球を遊技領域7aに遊技球を発射させる。また、主制御装置30に対し、発射した遊技球をカウントするための信号を出力する。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル9を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル9を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止SW35aを押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置35に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル9を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
演出図柄制御装置33aは、サブ統合装置32から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置30から送信されてきたものとサブ統合装置32が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置33bを制御して、演出図柄等の演出画像を表示させる。
また、主制御装置30は、発射球センサ41,アウト球センサ42,ファール球センサ43,経路切替装置45,研磨装置46に接続されており、これらのセンサから信号が入力されると共に、これらの装置の動作を制御する。
[動作の説明]
次に、第一実施形態のパチンコ機1の動作について説明する。
まず、遊技中で無い場合に、開始条件の成立により遊技球の汚れの除去を開始する汚れ除去開始処理について、図5に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、パチンコ機1の主制御装置30にて定期的に実行される処理である。
ここで、開始条件とは、例えば、予め設定された時刻(X月X日のX:XXでも良いし、毎週月曜日のX:XXでも良い)を経過したという条件であっても良く、該時刻を、パチンコ店の営業開始前、或いは営業終了後の時刻とすることが考えられる。また、パチンコ店の営業開始前、或いは営業終了後の時間帯であり、なお且つ、前回遊技球の汚れの除去が行われた後、予め定められた時間が経過したという条件であっても良い。
S215では、主制御装置30は、第1特図始動SW11a等といった入賞口への入球を検知するスイッチや、普通図柄作動SW12cからの信号を無効化し、入賞口への入球や普通図柄作動ゲートの通過を検出しないようにする。また、管理用コンピュータに対する遊技情報やイン,アウトの送信を停止し(イン,アウトの算出自体を停止しても良い)、S220に処理を移行する。
S225では、主制御装置30は、研磨装置46を作動させ、球磨き用経路53を流下して研磨装置46に供給された遊技球の研磨が行われる状態に設定し、S230に処理を移行する。
S235では、主制御装置30は、遊技球の汚れの除去中である旨の表示を行う。具体的には、例えば、サブ統合装置32に対してコマンドを送信し、演出図柄表示装置33bの液晶画面にて上記表示を行っても良い。また、例えば、サブ統合装置32に対して各種LED、ランプ25を特定のパターンで点滅させるといった方法や、パチンコ機1の上方に配されたトップランプを特定のパターンで点滅さえるといった方法により、パチンコ店の店員のみが把握できるように上記表示を行っても良い。そして、該表示の後、主制御装置30は、S240に処理を移行する。
(2)汚れ除去終了処理について
次に、遊技球の汚れの除去を終了させる汚れ除去終了処理について、図6に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、パチンコ機1の主制御装置30にて定期的に実行される処理である。
S320では、主制御装置30は、遊技球の汚れ度合いに基づき、遊技球の汚れが十分に除去されたか否かを判定する。具体的には、遊技球の汚れ度合いが予め定められた閾値を下回る場合には、遊技球の汚れが十分に除去されたと判定しても良い。また、遊技球の汚れの除去を開始する前の汚れ度合いを予め検出しておくと共に、汚れの除去の開始前における汚れ度合いと、開始後における汚れ度合いを比較し、汚れ度合いの低減が予め定められた閾値に達した場合には、遊技球の汚れが十分に除去されたと判定しても良い。
そして、肯定判定が得られた場合には(S320:Yes)、S325に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S320:No)、本処理を終了する。
S330では、主制御装置30は、入賞口への入球を検知するスイッチや、普通図柄作動SW12cからの信号を有効化することで、入賞口への入球や普通図柄作動ゲートの通過を検出可能な状態とし、S335に処理を移行する。
S340では、主制御装置30は、研磨装置46を停止させ、S345に処理を移行する。
S350では、主制御装置30は、遊技球の汚れの除去中である旨の表示を停止させ、本処理を終了する。
ところで、第一実施形態のパチンコ機1では、遊技中は、主制御装置30にて持球のカウントが行われ、主制御装置30は、発射球センサ41からの信号に基づき遊技球の発射を検出し、持球の数を減ずると共に、ファール球センサ43からの信号に基づきファール球の発生が検出された場合には、ファール球の数を持球に加える。
一方、S420では、主制御装置30は、遊技球の汚れの除去が行われているか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S420:Yes)、S425に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S420:No)、本処理を終了する。
これは、遊技球の研磨の状態(汚れの状態)やガイドレール16の錆や汚れ等の状態により、遊技球とガイドレール16との間の摩擦力が変化するが、この摩擦力の変化に応じて上記閾値や到達可能速度を適切に設定し、上記判定を正確に行う、或いは、発射した遊技球を確実に遊技領域7aに到達させるためである。
次に、第二実施形態のパチンコ機1について説明する。
第二実施形態のパチンコ機1は、第一実施形態と類似した構成を有しているが、遊技球を発射制御装置35に誘導する経路の構成や、研磨装置46等の構成が相違しており、以下では、この相違点を中心に説明する。
図8には、第二実施形態のパチンコ機1の遊技領域7aや、遊技球の発射制御装置35や、遊技球を誘導する経路等を模式的に示す説明図が記載されている。
また、第一実施形態と同様に、遊技領域7aに到達し、入賞口やアウト口15に入球した遊技球は、回収経路51に導かれると共に、遊技領域7aに到達しなかった遊技球は、発射経路50に形成されたファール球取込口(図示無し)からファール球として回収され、回収経路51に導かれる。そして、回収経路51は、通常経路52と、研磨装置46が設けられた球磨き用経路53とに分岐し、回収経路51の分岐点には、経路切替装置45が設けられている。経路切替装置45は、主制御装置からの指示に応じて、遊技球を、通常経路52と球磨き用経路53のいずれかに導く。
また、第一実施形態と同様に、回収経路51の分岐点の手前には、遊技球の汚れ度合いを検出するための測定装置44が設けられている。また、発射経路50の始点の付近には発射球センサ41が、ファール球取込口にはファール球センサ43が、回収経路51の分岐点の付近にはアウト球センサ42が設けられており、これらのセンサによりイン及びアウトのカウントが行われ、管理用コンピュータに送信される。無論、センサの配置はこれに限定されることは無い。
[動作の説明]
次に、第二実施形態のパチンコ機1の動作について説明する。
次に、第三実施形態のパチンコ機1について説明する。
第三実施形態のパチンコ機1もまた、第一実施形態と類似した構成を有しているが、遊技球を発射制御装置35に誘導する経路の構成や、研磨装置46等の構成が相違しており、以下では、この相違点を中心に説明する。
図9には、第三実施形態のパチンコ機1の遊技領域7aや、遊技球の発射制御装置35や、遊技球を誘導する経路等の背面図を模式的に示す説明図が記載されている。
また、第一実施形態と同様に、遊技領域7aに到達し、入賞口やアウト口15に入球した遊技球は、回収経路51に導かれると共に、遊技領域7aに到達しなかった遊技球は、発射経路50に形成されたファール球取込口50aからファール球として回収され、回収経路51に導かれる。
また、第一実施形態と同様に、発射経路50の始点の付近には発射球センサ41が、ファール球取込口50aにはファール球センサ43がそれぞれ設けられている。また、回収経路51における測定装置44の配置位置の上流側であって、ファール球が合流する地点の下流側の位置には、アウト球センサ42が設けられている。そして、第一実施形態と同様にして、これらのセンサによりイン及びアウトのカウントが行われ、管理用コンピュータに送信される。無論、センサの配置はこれに限定されることは無い。
[動作の説明]
次に、第三実施形態のパチンコ機1の動作について説明する。
また、第三実施形態のパチンコ機1では、第一実施形態に類似した汚れ除去開始処理,汚れ除去終了処理により、遊技球の汚れの除去が行われる。このため、以下では、これらの処理における第一実施形態との相違点について説明する。
まず、汚れ除去開始処理について説明する。第三実施形態の汚れ除去開始処理は、S220,S225が第一実施形態と相違しており、他のステップでは第一実施形態と同様の処理が行われる。このため、以下では、第三実施形態の汚れ除去開始処理におけるS220,S225の処理の内容について説明する。
次に、汚れ除去終了処理について説明する。第三実施形態の汚れ除去終了処理は、S335,S340が第一実施形態と相違しており、他のステップでは第一実施形態と同様の処理が行われる。このため、以下では、第三実施形態の汚れ除去終了処理におけるS335,S340の処理の内容について説明する。
第一〜第三実施形態のパチンコ機1によれば、遊技と、遊技球の汚れの除去が同時に行われることが無いため、画像や音声等による各種演出と並行して球磨きが行われることが無くなり、パチンコ機1の最大消費電力や騒音を抑えることができる。
また、第一〜第三実施形態のパチンコ機1によれば、汚れの除去を行う際に発射された遊技球は、発射経路50を閉鎖する開閉部材47bと衝突してファール球となるため、該遊技球により遊技が行われてしまうことを確実に防ぐことができる。
(1)第一〜第三実施形態におけるパチンコ機1では、主制御装置30にて遊技球の汚れを除去するための処理が行われるが、サブ統合装置32にて該処理を行っても良い。
(2)また、第一〜第三実施形態の汚れ除去終了処理では、測定装置44を用いて遊技球の汚れ度合いを検出し、汚れ度合いが十分に低下した場合に、汚れの除去を終了している。しかしながら、これに限定されることは無く、遊技球の汚れの除去を開始した後、一定期間が経過した場合にこれを終了しても良い。
(3)また、第一〜第三実施形態における汚れ除去開始処理のS215では、入賞口への入球や普通図柄作動ゲートの通過が無効化されるが、遊技球の汚れの除去が行われている間は遊技球が遊技領域7aに進入しないため、この無効化は必ずしも必要なく、無効化を行わない場合であっても同様の効果を得ることができる。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
また、汚れ除去開始処理のS210,S220,S225,S240,汚れ除去終了処理のS320,S325,S335,S340,経路切替装置45が、除去制御手段に相当する。
Claims (9)
- 発射装置により遊技盤上の遊技領域に向けて発射された遊技球を回収し、回収した遊技球を前記発射装置により再度発射することで、内部に封入された所定数の遊技球を循環的に使用して遊技を行う封入式の弾球遊技機であって、
前記発射装置により発射された後に前記遊技領域に到達し、前記遊技領域に設けられた入賞口或いはアウト口に入球した遊技球を回収すると共に、前記発射装置により発射された後に前記遊技領域に到達しなかった遊技球をファール球として回収する回収手段と、
前記回収手段により回収された遊技球を、再度発射させるために前記発射装置に誘導する誘導手段と、
前記誘導手段により誘導される遊技球の汚れを除去する除去手段と、
遊技中か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により遊技中と判定された場合には、前記除去手段に対し遊技球の汚れの除去を行わせず、前記判定手段により遊技中でないと判定された場合に、前記発射装置に対し遊技球の発射を行わせると共に、前記除去手段に対し、前記誘導手段により誘導される遊技球の汚れの除去を行わせる除去制御手段と、
前記発射装置により発射された遊技球の進路を変更し、該遊技球を前記ファール球とする進路変更手段と、
前記遊技球の汚れの除去が行われる間、前記進路変更手段により前記発射装置により発射された遊技球を前記ファール球とすることで、遊技が行われることを防ぐ防止手段と、
を備えることを特徴とする封入式の弾球遊技機。 - 請求項1に記載の弾球遊技機において、
前記回収手段は、前記発射経路の壁部における、前記発射経路を前記発射装置に向かって流下する遊技球が入球する位置に設けられたファール球取込口に入球した遊技球を、前記ファール球として回収し、
前記進路変更手段は、前記発射経路と交差する方向にスライド移動可能であり、該スライド移動により、前記発射経路の壁部に設けられた収納部に収納された収納状態と、該壁部から突出した突出状態とに変位する開閉部材として構成され、
前記防止手段は、前記遊技球の汚れの除去が行われていない場合には、前記開閉部材を前記収納状態とすることで、前記発射装置から発射された遊技球を前記遊技領域に到達可能とし、前記遊技球の汚れの除去が行われる間、前記開閉部材を前記突出状態とすることで、前記発射装置から発射された遊技球を前記開閉部材に衝突させて前記ファール球取込口に誘導し、該遊技球を前記ファール球とすることで、遊技が行われることを防ぐこと、
を特徴とする弾球遊技機。 - 請求項2に記載の弾球遊技機において、
前記開閉部材は、前記突出状態となった場合に、その一端が、前記発射経路の壁部に設けられた陥没部に嵌入した状態となること、
を特徴とする弾球遊技機。 - 請求項2または請求項3の弾球遊技機において、
前記ファール球取込口に入球し、前記ファール球として回収される遊技球が流下する経路をファール球取込経路とし、
前記開閉部材は、前記突出状態となった際に、前記ファール球取込経路の延長線と交差した状態となること、
を特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の弾球遊技機において、
遊技球の汚れの除去を開始する除去開始操作を受け付ける受付手段をさらに備え、
前記除去制御手段は、前記判定手段により遊技中でないと判定された場合に、前記受付手段を介して前記除去開始操作を受け付けると、前記除去手段に対し前記遊技球の汚れの除去を行わせること、
を特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の弾球遊技機において、
前記除去制御手段は、前記判定手段により遊技中でないと判定された場合に、予め定められた開始条件が成立すると、前記除去手段に対し前記遊技球の汚れの除去を行わせること、
を特徴とする弾球遊技機。 - 請求項6に記載の弾球遊技機において、
前記開始条件とは、予め定められた時刻が到来するという条件であること、
を特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載の弾球遊技機において、
前記除去制御手段は、予め定められた時間にわたり、前記除去手段に対し前記遊技球の汚れの除去を行わせること、
を特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載の弾球遊技機において、
輝度に基づき遊技球の汚れの度合いを測定する測定手段をさらに備え、
前記除去制御手段は、前記測定手段により測定された遊技球の汚れの度合いが予め定められた度合いに達するまで、前記除去手段に対し前記遊技球の汚れの除去を行わせること、
を特徴とする弾球遊技機。
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