JP4566949B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技球を流下させる傾斜流路を備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、遊技球を所定箇所まで流下させて案内(誘導)するための傾斜流路が複数配設されている。そして、傾斜流路を区画する区画構成要素(例えば、傾斜流路の側壁、底部、あるいは底部と側壁との隅部)に開口溝を開設し、この開口溝から異物(例えば、ごみや埃)を遊技球と分別して取り除けるように構成することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−309169号公報
ところで、上記した特許文献の傾斜流路では、ごみや埃等を遊技球の流下(転動)により遊技球から簡単に離脱させ、開口溝から落下させて取り除くことができるが、手垢や油等の汚れを簡単に取り除くことができない。そして、手垢や油等の汚れは、遊技球の流下の妨げとなり易く、球詰まりを引き起こす原因となり易い。さらに、汚れが付着した状態で遊技球が遊技領域内に流入すると、遊技領域に遊技球の汚れが移って付着してしまい、遊技の結果に悪影響を及ぼしたり、遊技領域が見苦しくなったりする虞がある。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技球に付着して取り除き難い手垢や油等の汚れを簡単に取り除くことができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技領域が区画形成された遊技盤と、遊技球を貯留するための球貯留皿と、該球貯留皿から球発射位置へ遊技球を供給するための傾斜流路と、該傾斜流路を流下する遊技球を球発射位置へ1個ずつ供給する球送り部材と、該球送り部材により球発射位置に供給された遊技球を遊技領域へ発射する発射装置と、を備えた遊技機において、
前記傾斜流路は、当該傾斜流路の両側に、遊技球の側部を下方から支持して転動させるための球支持突条部を傾斜流路の傾斜方向に沿って傾斜した状態で備え、当該傾斜流路へ流入する前には下部が支持されて転動していた遊技球を両球支持突条部間に支持して流下させることにより、単位距離を流下する間の遊技球の回転数が当該傾斜流路への流入前よりも増加するように構成され、
前記傾斜流路のうち前記球支持突条部よりも上方または下方には、前記球支持突条部上を流下する遊技球に接触可能な球磨き部材を配置するとともに、
前記球磨き部材を移動して、球支持突条部上の遊技球に接触する接触状態と、球支持突条部上の遊技球から離した非接触状態とに変換可能な駆動機構を備え、
前記球送り部材は、遊技球を保持可能な球保持部を備え、該球保持部に遊技球を1個保持した状態で傾斜流路を遮断し、遊技球を球発射位置へ供給することを停止する球供給停止状態と、球保持部に保持した遊技球のみを流下して球発射位置に供給するが、当該球送り部材よりも上流側に配置された遊技球の流下を阻止する球供給状態とに変換可能とし、
前記球送り部材を球供給状態に設定して傾斜流路内の遊技球が滞留している状態では、球磨き部材を非接触状態に設定し、
前記球送り部材を球供給状態から球供給停止状態へ変換して傾斜流路内の遊技球が球送り部材側へ流下し始めると、駆動機構を駆動して球磨き部材を非接触状態から接触状態へ変換することを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、遊技領域が区画形成された遊技盤と、遊技球を貯留するための球貯留皿と、該球貯留皿から球発射位置へ遊技球を供給するための傾斜流路と、該傾斜流路を流下する遊技球を球発射位置へ1個ずつ供給する球送り部材と、該球送り部材により球発射位置に供給された遊技球を遊技領域へ発射する発射装置と、を備えた遊技機において、
前記傾斜流路を回転しながら流下する遊技球に接触可能な球磨き部材と、
該球磨き部材を移動して、傾斜流路内の遊技球に接触する接触状態と、傾斜流路内の遊技球から離した非接触状態とに変換可能な駆動機構と、を設け、
前記球送り部材は、遊技球を保持可能な球保持部を備え、該球保持部に遊技球を1個保持した状態で傾斜流路を遮断し、遊技球を球発射位置へ供給することを停止する球供給停止状態と、球保持部に保持した遊技球のみを流下して球発射位置に供給するが、当該球送り部材よりも上流側に配置された遊技球の流下を阻止する球供給状態とに変換可能とし、
前記球送り部材を球供給状態に設定して傾斜流路内の遊技球が滞留している状態では、球磨き部材を非接触状態に設定し、
前記球送り部材を球供給状態から球供給停止状態へ変換して傾斜流路内の遊技球が球送り部材側へ流下し始めると、駆動機構を駆動して球磨き部材を非接触状態から接触状態へ変換することを特徴とする遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記駆動機構は、球磨き部材を回転状態の遊技球のうち球磨き部材が接触する部分の移動方向とは反対方向へ移動して遊技球を制動する制動動作を実行可能とし、
前記球送り部材が球供給停止状態から球供給状態へ変換する直前に、球磨き部材の接触状態を維持するとともに、制動動作を実行するように構成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、遊技領域が区画形成された遊技盤と、遊技球を貯留するための球貯留皿と、該球貯留皿から球発射位置へ遊技球を供給するための傾斜流路と、該傾斜流路を流下する遊技球を球発射位置へ1個ずつ供給する球送り部材と、該球送り部材により球発射位置に供給された遊技球を遊技領域へ発射する発射装置と、を備えた遊技機において、傾斜流路は、当該傾斜流路の両側に、遊技球の側部を下方から支持して転動させるための球支持突条部を傾斜流路の傾斜方向に沿って傾斜した状態で備え、当該傾斜流路へ流入する前には下部が支持されて転動していた遊技球を両球支持突条部間に支持して流下させることにより、単位距離を流下する間の遊技球の回転数が当該傾斜流路への流入前よりも増加するように構成され、傾斜流路のうち球支持突条部よりも上方または下方には、球支持突条部上を流下する遊技球に接触可能な球磨き部材を配置したので、傾斜流路を流下する遊技球の回転を利用して遊技球を磨くことができ、表面に付着した手垢や油等の取り除き難い汚れを簡単に取り除いて遊技球を掃除することができる。
そして、球磨き部材を移動して、球支持突条部上の遊技球に接触する接触状態と、球支持突条部上の遊技球から離した非接触状態とに変換可能な駆動機構を備えたので、球磨き部材と接触して遊技球の回転力が減衰したとしても、球磨き部材を非接触状態へ変換すれば、遊技球の回転が止まる不都合を抑えることができる。また、遊技球が傾斜流路を流下して遊技球の回転力が増加した時点で、球磨き部材を接触状態へ変換すれば、再び遊技球を磨くことができる。したがって、遊技球の流下や回転を止めることなく、遊技球を掃除することができる。
さらに、球送り部材は、遊技球を保持可能な球保持部を備え、該球保持部に遊技球を1個保持した状態で傾斜流路を遮断し、遊技球を球発射位置へ供給することを停止する球供給停止状態と、球保持部に保持した遊技球のみを流下して球発射位置に供給するが、当該球送り部材よりも上流側に配置された遊技球の流下を阻止する球供給状態とに変換可能とし、球送り部材を球供給状態に設定して傾斜流路内の遊技球が滞留している状態では、球磨き部材を非接触状態に設定するので、球送り部材を球供給状態から球供給停止状態へ変換したときに、遊技球を球保持部へ向けて流下し易くなり、遊技球の回転を促進することができる。
また、球送り部材を球供給状態から球供給停止状態へ変換して傾斜流路内の遊技球が球送り部材側へ流下し始めると、駆動機構を駆動して球磨き部材を非接触状態から接触状態へ変換するので、十分に回転した状態の遊技球に球磨き部材を接触させることができ、遊技球の掃除を効率よく行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、遊技領域が区画形成された遊技盤と、遊技球を貯留するための球貯留皿と、該球貯留皿から球発射位置へ遊技球を供給するための傾斜流路と、該傾斜流路を流下する遊技球を球発射位置へ1個ずつ供給する球送り部材と、該球送り部材により球発射位置に供給された遊技球を遊技領域へ発射する発射装置と、を備えた遊技機において、傾斜流路を回転しながら流下する遊技球に接触可能な球磨き部材と、該球磨き部材を移動して、傾斜流路内の遊技球に接触する接触状態と、傾斜流路内の遊技球から離した非接触状態とに変換可能な駆動機構と、を設けたので、球磨き部材と接触して遊技球の回転力が減衰したとしても、球磨き部材を非接触状態へ変換すれば、遊技球の回転が止まる不都合を抑えることができる。また、遊技球が傾斜流路を流下して遊技球の回転力が増加した時点で、球磨き部材を接触状態へ変換すれば、再び遊技球を磨くことができる。したがって、遊技球の流下や回転を止めることなく、遊技球を掃除することができる。
さらに、球送り部材は、遊技球を保持可能な球保持部を備え、該球保持部に遊技球を1個保持した状態で傾斜流路を遮断し、遊技球を球発射位置へ供給することを停止する球供給停止状態と、球保持部に保持した遊技球のみを流下して球発射位置に供給するが、当該球送り部材よりも上流側に配置された遊技球の流下を阻止する球供給状態とに変換可能とし、球送り部材を球供給状態に設定して傾斜流路内の遊技球が滞留している状態では、球磨き部材を非接触状態に設定するので、球送り部材を球供給状態から球供給停止状態へ変換したときに、遊技球を球保持部へ向けて流下し易くなり、遊技球の回転を促進することができる。
そして、球送り部材を球供給状態から球供給停止状態へ変換して傾斜流路内の遊技球が球送り部材側へ流下し始めると、駆動機構を駆動して球磨き部材を非接触状態から接触状態へ変換するので、十分に回転した状態の遊技球に球磨き部材を接触させることができ、遊技球の掃除を効率よく行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、駆動機構は、球磨き部材を回転状態の遊技球のうち球磨き部材が接触する部分の移動方向とは反対方向へ移動して遊技球を制動する制動動作を実行可能とし、球送り部材が球供給停止状態から球供給状態へ変換する直前に、球磨き部材の接触状態を維持するとともに、制動動作を実行するように構成したので、遊技球の掃除を効率よく行いながら遊技球の流下勢を抑えることができ、遊技球が球送り部材に与える衝撃を軽減することができる。したがって、球送り部材の損傷を抑えることができ、遊技球を球発射位置へ安定して供給することができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の斜視図、図2はパチンコ遊技機の下部の内部構造を示す拡大図である。
パチンコ遊技機1は、外枠(機枠あるいは本体枠)2に前面枠(内枠)3を開閉可能に軸着し、この前面枠3のベースとなる略額縁状の前面枠本体4に矩形状の遊技盤5を収納可能とし、遊技盤5の表面には、区画部材(サイドケース)7を配置して略円形状の遊技領域8を区画形成し、該遊技領域8内に表示装置や入賞口等の役物(いずれも図示せず)を配設している。また、前面枠3の前面側には、一側(図1中、左側)が軸着された透明部材保持枠9を開閉(回動)可能に設け、該透明部材保持枠9に透視可能な透明部材10を収納し、透明部材保持枠9の裏面側には、遊技球を遊技領域8内へ案内するための縦長な発射案内路(図示せず)を形成し、透明部材保持枠9を閉じると、遊技盤5が透明部材保持枠9により覆われるとともに、透明部材10が遊技領域8の前方に配置され、透明部材10を通して遊技領域8を前方から視認できるように構成している。さらに、透明部材保持枠9の下方には、一側(図1中、左側)が軸着された横長な貯留皿ユニット14を開閉(回動)可能に備え、該貯留皿ユニット14の側方(図1中、右側方)には、後述する発射装置17を操作するための発射操作ユニット(発射操作ハンドル)18を備えている。
前面枠本体4は、矩形状の開口部を上寄りに開設した合成樹脂製枠体であり、図2に示すように、開口部の周縁に額縁状の遊技盤収納部23を備え、遊技盤収納部23内に遊技盤5を着脱可能な状態で収納するように構成されている。また、遊技盤収納部23の下方にボード部24を備え、該ボード部24の上端に遊技盤載置部(図示せず)を設け、該遊技盤載置部に遊技盤5の下端を載置することで、遊技盤5の上下方向の位置を規制できるように構成されている。さらに、ボード部24の一側寄り(図2中、左寄り)の上部には、前面枠本体4の裏側の球排出装置(図示せず)から供給される賞球あるいは貸球としての遊技球を貯留皿ユニット14へ排出する球排出口29を開設している。そして、ボード部24の他側寄り(図2中、右寄り)、すなわち発射操作ユニット18寄りの位置には、貯留皿ユニット14の自由端部を係止可能なロック係止受部30を設け、該ロック係止受部30に貯留皿ユニット14の自由端部を係止して貯留皿ユニット14を前面枠本体4に対して閉状態に維持できるように構成されている。
貯留皿ユニット14は、遊技球を貯留し、この貯留した遊技球を弾発して遊技盤5の遊技領域8へ発射するためのユニットである。貯留皿ユニット14は、図3に示すように、横長なベースパネル(開閉部材)31を備え、該ベースパネル31の一端部(図3中、左端部)には、ベースパネル31を前面枠本体4に対して開閉可能な状態で軸着する軸着部(ヒンジ部)31aを配置し、他側部(図3中、右側部)には、ロック係止受部30に係止可能なロック係止部31bを配置している。また、ベースパネル31の前面側には、遊技球を貯留可能な皿部材33(本発明における球貯留皿に相当)と、該皿部材33の前側部およびベースパネル31の前面側全体を覆うカバー部材34と、カバー部材34の側方を装飾するブロック状の装飾部材36とを配置している。さらに、ベースパネル31の後面側には、球排出装置および球排出口29から排出された遊技球(賞球または貸球)、あるいは発射装置17から発射されたが遊技領域8まで到達せずに発射案内路を逆流してきた遊技球(ファール球)を流下(誘導)する横長な球流下樋40と、皿部材33に貯留された遊技球を遊技領域8へ向けて発射する発射装置17とを配置している。そして、ベースパネル31のロック係止部31b側(図3中、右側)には、球抜機構41をベースパネル31の前後両面側に亘って配置し、該球抜機構41を球流下樋40の下流端(図3中、右端)に接続し、球流下樋40を流下する遊技球を貯留皿ユニット14の下方へ抜き出せるように構成されている。なお、発射装置17については、後で詳細に説明する。
また、ベースパネル31の軸着部31a寄り(図3中、左寄り)には、略矩形状の大きなベース開口43を開設し、カバー部材34の裏側のうちベース開口43に対向する部分には、後方を開放した箱状の発射支持部44を形成し、該発射支持部44に発射装置17をその前側部がベース開口43へ遊嵌するとともに前後方向へ移動可能な状態で支持している。さらに、発射支持部44の先端部と発射装置17との間には、発射装置17を後方のボード部24側へ付勢する支持付勢部材45を備え、該支持付勢部材45により発射装置17の後端に設けられた位置決め係合突部46をボード部24に設けられた位置決め係合受部47へ押圧して発射装置17を前面枠本体4に対して位置決めできるように構成されている(図2参照)。
なお、球流下樋40は、図3に示すように、当該球流下樋40の本体となる横長な球流下部材51と、球流下部材51の下流端に接続され、当該球流下樋40の傾斜下部となる接続流路部材52とから構成されている。そして、球流下部材51の上流部(図3中、左側部)を発射装置17の上方に配置し、この上流部の前後幅を下流部の前後幅よりも広く設定して略箱状の球受部54を形成し、該球受部54の後部に球受開口54aを開設して、球受開口54aと球排出口29とが連通、すなわち球流下樋40と球排出口29とが連通するように構成されている。また、球受部54の上部を開放して発射案内路の下端に連通し、発射案内路を逆流してきたファール球を球受部54に受け入れるように構成されている。さらに、球受部54の底部には、発射装置17と発射案内路とを連通(接続)する発射接続路55を上下に貫通する状態で配置している。
そして、ベースパネル31の上側のうちロック係止部31b寄り(図3中、右寄り)の部分には、前後に貫通する流下開口57を開設し、球流下樋40をベースパネル31(貯留皿ユニット14)の自由端側へ下り傾斜した状態、言い換えると球排出口29の前方から流下開口57側へ向けて下り傾斜した状態で設定している。さらに、流下開口57の後方に接続流路部材52を配置するとともに、該接続流路部材52のうち流下開口57に対向する前面部を開放して流下開口57へ連通している。したがって、流下開口57を介して皿部材33の内側(詳しくは皿部材33の内側の上部)と接続流路部材52、すなわち球流下樋40の傾斜下部とを連通している。また、皿部材33の底面を流下開口57からベース開口43へ向けて下り傾斜する状態に設定し、発射装置17のうちベース開口43から前方へ臨ませた部分と、皿部材33の内側(詳しくは皿部材33の内側の下部)とを連通している。したがって、貯留皿ユニット14は、球排出口29から排出された遊技球(賞球あるいは貸球)を球流下樋40、流下開口57、皿部材33を経て発射装置17へ供給するように構成されている。なお、接続流路部材52は、その底面を前方の流下開口57へ向けて下り傾斜した状態に設定し、球流下部材51を横方向へ流下してきた遊技球が前方へ流下方向を変換し、迅速に流下開口57を通過して皿部材33へ流入するように構成されている。
また、球抜機構41は、図3に示すように、球流下樋40の接続流路部材52の側壁に開設された球抜開口60と、開閉部材61が設けられた開閉ユニット63と、球抜開口60を通過した遊技球を流下させる球抜流路65(第1球抜流路66および第2球抜流路67)と、開閉部材61を操作するための球抜操作機構68と、球抜操作機構68の操作により生じる動力を伝達可能な操作リンク機構69とを備えて構成されている。そして、カバー部材34の中央部分に設けられた球抜操作機構68の操作部(球抜ボタン)68aを押し込み操作すると、開閉部材61を開いて球抜開口60と球抜流路65とを連通し、球流下樋40内の遊技球を貯留皿ユニット14から抜き出すことを許容する抜き出し状態に変換する。さらに、抜き出し状態で再び操作部を押し込み操作すると、開閉部材61を閉じて球抜開口60と球抜流路65とを遮断し、遊技球を貯留皿ユニット14から抜き出しを規制する抜き出し規制状態に変換する。なお、抜き出し状態においては、遊技球は、カバー部材34の下部に開設された球抜排出口(図示せず)から下方へ流下して貯留皿ユニット14から抜き出される。
次に、発射装置17について説明する。
貯留皿ユニット14に装着された発射装置17は、図4(a)および図5に示すように、当該発射装置17の基部となる発射ベース72と、当該発射装置17に供給された遊技球を回動動作(揺動動作)により弾発する打球発射杵(発射部材)73と、該打球発射杵73を駆動するロータリーソレノイド74等の回動駆動源(揺動駆動源)と、打球発射杵73の回動範囲を規制する回動規制部75と、打球発射杵73に接続されたリンク機構76とを備えて構成され、後方の前面枠本体4のボード部24に対向する状態で配置されている。
発射ベース72は、発射装置17を貯留皿ユニット14へ取り付けるための部材であり、後方および上方が開放された略箱形状に形成され、その内部に打球発射杵73、回動規制部75およびリンク機構76を収容している。また、発射ベース72の四隅から位置決め係合突部46を後方の前面枠本体4へ向けて突設している。さらに、発射ベース72の前側には矩形状のベース基部79を備え、該ベース基部79の前面側にロータリーソレノイド74を配置し、該ロータリーソレノイド74の出力軸(発射回動軸)80を当該発射ベース72の中央部分よりも上寄りの位置を貫通して後方へ突出し、発射回動軸80の先端(後端)に打球発射杵73を軸着している。
また、ベース基部79の後面側のうち発射回動軸80の突出部分よりも上方には、遊技球を1個ずつ整列した状態で流下可能な傾斜流路としての球送り流路(整列路)84を一側(図4(a)中、右側)へ下り傾斜した姿勢で配置している。そして、球送り流路84の上流端(図4(a)中、左端部)に、ベース基部79を前後に貫通する貫通流路85を球送り流路84に連通した状態で備え、該貫通流路85の前端部をベース開口43から前方へ突出して皿部材33の傾斜下端に接続し、遊技球を皿部材33から貫通流路85を介して球送り流路84へ導入できるように構成されている。さらに、球送り流路84の下流部(図4(a)中、右側部)を下方へ屈曲し、この屈曲部に球送り部材88を回動自在な状態で配置している。また、球送り流路84の下流端の側方(図4(a)中、右側方)には、球送り流路84から供給された遊技球を1個保持可能な弾発球保持部89を備え、該弾発球保持部89に保持される遊技球の配置空間部を球発射位置90とし、球送り流路84から流下してきた遊技球を、球発射位置90よりも球送り流路84寄りの位置に設けられた球送り部材88により球発射位置90へ供給できるように構成されている。そして、該弾発球保持部89の下部を開放して後述する打球発射杵73の一部を球発射位置90へ下方から進入可能とし、弾発球保持部89および球発射位置90の上方には、発射接続路55の下端と球発射位置90とを上下に連通可能な発射連通路91を備え、遊技球が球発射位置90から発射連通路91および発射接続路55を介して透明部材保持枠9の発射案内路へ飛翔できるように構成されている。
なお、球送り流路84は、ベース基部79に設けられ、後方へ向けて開放された樋状の流路基部84aと、該流路基部84aの開放部分を後方から閉塞する流路蓋部84bとを前後に重ねて構成されている。また、球送り流路84の前後両側には、球支持突条部93を球送り流路84の傾斜方向に沿って傾斜した状態で備えている。具体的には、図4(b)に示すように、流路基部84aのベース基部79側(すなわち前側)のうち、球送り部材88よりも上流側に位置する部分から第1球支持突条部93aを球送り流路84の内側(すなわち後方)へ向けて突設し、流路蓋部84bの前面側のうち球送り部材88よりも上流側に位置する部分から第2球支持突条部93bを球送り流路84の内側(すなわち前方)へ向けて突設している。そして、第1球支持突条部93aおよび第2球支持突条部93bを球送り流路84と同じ傾斜角度でベース基部79の一側(図4(a)中、右側)へ下り傾斜した姿勢に設定するとともに、第1球支持突条部93aと第2球支持突条部93bとの間隔を遊技球(詳しくは不正部材ではない正規の遊技球)の直径よりも僅かに狭く設定している。したがって、球送り流路84は、遊技球の一側部を第1球支持突条部93aで支持(詳しくは第1球支持突条部93aで下方から支持)するとともに、他側部を第2球支持突条部93bで支持(詳しくは第2球支持突条部93bで下方から支持)して、両球支持突条部93間に遊技球を載せて転動可能とし、この支持状態、言い換えると下部が両球支持突条部93の間に沈み込んだ状態で遊技球を球送り部材88側へ流下させる(図4(b)参照)。なお、球送り流路84内における遊技球の流下状態(挙動)については、後で詳細に説明する。
また、球送り部材88は、球送り流路84を流下する遊技球を球発射位置90へ1個ずつ供給するための部材であり、図5に示すように、球送り軸98を介して前方のベース基部79および後方の流路蓋部84bに回動自在な状態で軸着され、球送り軸98の上方に遊技球を1個保持可能な球保持部(切欠部)99を形成している。そして、球送り軸98を中心にして後方から見て反時計方向へ回動して球保持部99を屈曲部よりも上流側へ向けて開放すると(図5(b)参照)、球保持部99に遊技球を1個保持した状態で球送り流路84を遮断し、遊技球を球発射位置90へ供給することを停止する状態(球供給停止状態)に変換する。一方、後方から見て時計方向へ回動して球保持部99を屈曲部よりも下流側へ向けて開放すると(図5(a)参照)、球保持部99に保持した遊技球のみを球送り流路84の下流端へ流下して球発射位置90に供給するが、屈曲部よりも上流側(言い換えると球送り部材88よりも上流側)に配置された遊技球の流下を球送り部材88の先端部分で阻止する状態(球供給状態)に変換する。
打球発射杵73は、図4(a)に示すように、ロータリーソレノイド74の発射回動軸80に止着される軸着部分から縦長な杵部102を球発射位置90側(図5中、右側)へ僅かに屈曲した状態で延設し、該杵部102の先端部には、遊技球を弾発する弾発部103を球発射位置90側(右側)へ突設している。そして、発射回動軸80を揺動中心にして、弾発部103を球発射位置90へ向けて移動(回動)する第1動作と、球発射位置90から離れる第2動作とを行って揺動するように構成されている。具体的に説明すると、ロータリーソレノイド74を駆動(励磁)して発射回動軸80を図4(a)に示す回転方向Aへ回転すると第1動作を行い、杵部102を横向き姿勢にして弾発部103を弾発球保持部89の内部へ下方から進入させ、弾発球保持部89上に保持された遊技球を上方へ弾発する弾発状態に変換する。一方、ロータリーソレノイド74の駆動を停止(すなわち消磁)して打球発射杵73の自重により発射回動軸80を図4(a)に示す回転方向Bへ回転すると第2動作を行い、弾発部103を球発射位置90および弾発球保持部89の下方へ移動して杵部102を縦向き姿勢に変えて、次の遊技球を弾発するための弾発準備状態に変換する(図5(a)参照)。さらに、打球発射杵73のうち軸着部分(発射回動軸80)を挟んで杵部102と反対側には、後述する回動規制部75に衝突可能な発射ストッパー104を杵部102の延設方向とは異なる方向(杵部102の延設方向から「へ」字状に屈曲した方向)へ向けて突設し、発射ストッパー104および杵部102を回動規制部75に係合(当接)することで、打球発射杵73の回動範囲を規制するように構成されている。
回動規制部(緩衝部材)75は、該打球発射杵73と衝突して打球発射杵73の回動動作を規制するための厚肉な円筒状の部材であり、打球発射杵73(杵部102、発射ストッパー104)の前後幅(厚さ)よりも十分に広い前後幅に設定され、衝撃を吸収し易い材料、例えばゴム材等の弾性体で形成されている。また、ベース基部79の後面側のうち杵部102の回動範囲と発射ストッパー104の回動範囲との間に位置する部分、具体的には、打球発射杵73の軸着部(発射回動軸80)の下方であって杵部102を挟んで球発射位置90とは反対側(図4(a)中、左側)に、ホルダ部106に保持された状態で配置されている。そして、回動規制部75の中心軸と発射回動軸80との距離を杵部102の延出長さおよび発射ストッパー104の延出長さよりも短く設定し、杵部102および発射ストッパー104が回動規制部75の外周部に係合(当接)できるように構成されている。なお、回動規制部75は、その左右両側部分に打球発射杵73を当接できるように設定されている。具体的には、回動規制部75の一側部(図4(a)中、左側部)の表面部分を第1規制部107とし、該第1規制部107に発射ストッパー104を衝突できるように構成されている。また、回動規制部75の他側部(図4(a)中、右側部)、言い換えると回動規制部75を挟んで第1規制部107とは反対側の表面部分を第2規制部108とし、該第2規制部108に杵部102を衝突できるように構成されている。
リンク機構76は、打球発射杵73と球送り部材88とを連動させるための機構であり、打球発射杵73に設けられた杵側リンク部材110と、杵側リンク部材110と球送り部材88とを接続する球送りリンク部111とを備えて構成されている。また、球送りリンク部111を、杵側リンク部材110の球送り部材88側(図4(a)中、右側)に設けられた縦長な略円弧状のカム溝部112と、球送り部材88の球送り軸98を挟んで球保持部99とは反対側に設けられたカムフォロワ113とから構成している。さらに、カムフォロワ113を後方へ延設された円筒状の回動ころで形成し、カム溝部112内にカムフォロワ113を嵌合した状態で転動することで打球発射杵73と球送り部材88とを連動するように構成されている。
そして、発射装置17は、球送り流路84の下部、詳しくは球支持突条部93よりも下方に位置する下部に、球磨き部材としてのブラシ116を球送り流路84の傾斜方向(あるいは球支持突条部93の傾斜方向)に沿って傾斜した姿勢で配置している。ブラシ116は、矩形状のブラシ基部117に導電性を有する毛118(例えば、カーボン粉や銅粉等の導電性素材を混入させた合成樹脂で成形された毛118)を複数本植設して構成された放電ブラシであり、球送り流路84を流下する遊技球に毛118の先端(毛先)を接触できるように構成されている。また、当該ブラシ116(具体的にはブラシ116に植設された毛118の束)の傾斜方向に沿う方向の長さ(図4(a)中、左右長さ)を遊技球の外周よりも長く、さらには、球支持突条部93と略同じ長さに設定し、前後幅を第1球支持突条部93aと第2球支持突条部93bとの間隔と略同じ幅に設定している。そして、ブラシ116の毛118の先端(毛先)を球送り流路84の上流側へ曲げて、球送り流路84内を流下する遊技球の回転方向、詳しくは遊技球の下部の移動方向へ向けている。
次に、発射装置17の作用について説明する。なお、球発射位置90および球送り流路84には、予め遊技球が配置されているものとする。
まず、ロータリーソレノイド74の駆動を停止した常態では、発射装置17は、図5(a)に示すように、打球発射杵73を弾発準備状態に設定し、杵部102を回動規制部75の第2規制部108に当接する。さらに、球送り部材88を球供給状態(球保持部99を球発射位置90側へ向けた状態)に維持するとともに、球送り部材88の回動を阻止する。
この状態からロータリーソレノイド74を駆動して打球発射杵73が第1動作(すなわち弾発部103を球発射位置90へ向けて移動する動作)を行うと(図5(b)参照)、リンク機構76が打球発射杵73の第1動作によって発生した回動力を球送り部材88へ伝達し、この伝達力により球送り部材88が回動して球供給状態から球供給停止状態(球保持部99を球送り流路84の上流側へ向けた状態)へ変換する。すると、球送り部材88は、球保持部99に球送り流路84から流下した遊技球を1個保持し、この保持状態で球送り流路84および球保持部99内の遊技球が球発射位置90へ流下することを阻止する。そして、この保持状態になると、その後は打球発射杵73が更に回動しても球送り部材88は動かない。
また、球送り部材88が球保持部99に遊技球を保持すると、球送り流路84内の遊技球が下流の球送り部材88側へ向けて遊技球1個分だけ流下する。このとき、球送り流路84を流下する遊技球は、その側部を第1球支持突条部93aおよび第2球支持突条部93bに支持され、この支持状態で回転しながら流下する。具体的には、遊技球の上部を球送り部材88側(球送り流路84の下流側)へ移動するとともに、下部を貫通流路85側(球送り流路84の上流側)へ移動する状態で回転する。すると、回転移動する遊技球の下部が球支持突条部93の間へ向けて上方へ延設された毛118の一部、具体的には毛118の先端部のうち湾曲した側部(毛先周辺の腹部分)に擦り付けられる。したがって、球送り流路84を流下する遊技球の回転を利用して遊技球を磨くことができ、表面に付着した手垢や油等の取り除き難い汚れを簡単に取り除いて遊技球を掃除することができる。
なお、球送り流路84の上流部においては、図4(c)に示すように、下部を支持されて転動してきた遊技球が球支持突条部93により当該遊技球の側部を支持されて転動することになる。したがって、遊技球が球支持突条部93よりも上流側から球支持突条部93へ流下する際には、遊技球が支持される箇所と遊技球の回転中心との距離、すなわち遊技球の転がり半径Rが小さくなり、このため、遊技球の転動速度(流下速度)が遅くなる。この結果、遊技球の回転数、具体的には遊技球が単位距離を流下する間に回転する回転数が多くなる。言い換えると、球送り流路84へ流入する前には下部が支持されて転動していた遊技球を両球支持突条部93a,93bの間に支持して流下させることにより、単位距離を流下する間の遊技球の回転数が球送り流路84への流入前よりも増加する。このことから、流下中の遊技球の表面にブラシ116を繰り返し擦り付けて十分に磨くことができる。
さらに、毛先を球送り流路84内の遊技球の回転方向へ向けているので、遊技球が毛先(ブラシ116の先端)に引っ掛かって回転が遅くなるという不都合を抑えることができ、遊技球の汚れを効率よく取り除くことができる。そして、ブラシ116は、放電ブラシであるので、遊技球に帯電した静電気を取り除くことができ、静電気により遊技球に付着していたゴミや埃等を効率よく取り除くことができる。また、ブラシ116の球送り流路84に沿う方向の長さを遊技球の外周よりも長く設定したので、回転しながら流下する遊技球の全周を十分に磨くことができる。さらに、発射装置17の球送り流路84にブラシ116を設けたので、遊技領域8へ発射する直前に遊技球を綺麗に磨くことができる。したがって、飛翔する遊技球がゴミや埃等によりバランスを崩すことを抑えることができ、発射した遊技球のムラ飛びを抑制することができる。また、遊技領域8に遊技球の汚れが付着して遊技に悪影響を及ぼしたり、遊技領域8が見苦しくなったりすることを防止することができる。
引き続き打球発射杵73が第1動作を行って弾発部103を球発射位置90へ進入させると、弾発部103は球発射位置90に配置された遊技球に衝突する。弾発部103により衝突(弾発)された遊技球は、発射連通路91および発射接続路55を上昇し、透明部材保持枠9の発射案内路へ向けて勢いよく飛翔する。このようにして発射装置17は遊技球を発射する。さらに打球発射杵73が第1動作を続けると、図5(b)に示すように、発射ストッパー104が回動規制部75の第1規制部107に衝突(係合)し、打球発射杵73の第1動作および回動範囲が規制される。
打球発射杵73の第1動作を規制したならば、ロータリーソレノイド74を消磁して、自重により打球発射杵73に球発射位置90から離れる第2動作を行わせる。打球発射杵73が第2動作を行うと、リンク機構76が打球発射杵73の第2動作により発生した回動力を球送り部材88へ伝達し、この伝達力により球送り部材88が回動して球供給停止状態から球供給状態へ戻る。すると、球送り部材88は、球供給停止状態時に保持した遊技球1個を球送り流路84の下流側へ流下して球発射位置90へ供給する。これにより、次回発射する遊技球を球発射位置90へ配置して発射準備を行う。また、球送り部材88の一部(球保持部99の側部)により球送り流路84の屈曲部を遮断し、球送り流路84の上流側の遊技球が球発射位置90へ流下することを阻止する。さらに打球発射杵73が第2動作を続けると、図5(a)に示すように、杵部102が緩衝部材71の第2規制部108に衝突(係合)し、打球発射杵73の第2動作が規制される。
ところで、上記実施形態では、発射装置17の状態に拘らずブラシ116の位置を動かさずに維持したが、本発明はこれに限定されず、発射装置17の状態変換に伴ってブラシ116を移動して、球送り流路84内の遊技球に対して進退できるように構成してもよい。例えば、図6および図7に示す第2実施形態における発射装置17は、基本的な構成は第1実施形態のものと同じであるが、ブラシ116を移動するための駆動機構120を備えている点で異なる。具体的に説明すると、球送り流路84は、駆動機構120に、移動駆動源となるモータ121と、該モータ121の出力を伝達してブラシ116を上下方向へ移動する移動伝達部122とを備え、流路蓋部84bのうちブラシ116の後方に位置する箇所を後方へ凹ませて伝達収容部123を形成し、該伝達収容部123の内側(ブラシ116側)に移動伝達部122を配置し、流路蓋部84bの後面側(流路蓋部84bを挟んでブラシ116側とは反対側)にモータ121を出力軸が下向きになる姿勢で配置している。
また、移動伝達部122には、複数の伝達ギア(第1伝達ギア125、第2伝達ギア126、第3伝達ギア127)を球送り流路84の傾斜方向に沿って横に並べて噛合し、この噛合状態で伝達収容部123内に縦方向へ回動可能な状態で軸着している。さらに、第1伝達ギア125をブラシ116の一側(図6(b)中、左側)の後方に配置し、第3伝達ギア127をブラシ116の他側(図6(b)中、左側)の後方に配置し、第2伝達ギア126を第1伝達ギア125と第3伝達ギア127との間に配置している。そして、第1伝達ギア125には、モータ121の出力軸に軸着されたウォームギア128を噛合し、第1伝達ギア125のうち回動軸から外れた位置から前方のブラシ116へ向けて第1支持軸130を延設し、該第1支持軸130をブラシ基部117の一側に回動可能な状態で挿通している。また、第3伝達ギア127のうち回動軸から外れた位置から前方のブラシ116へ向けて第3支持軸131を延設し、該第3支持軸131をブラシ基部117の他側に回動可能な状態で挿通している。そして、少なくとも第1伝達ギア125と第3伝達ギア127とを同じ形状(同じ歯数)の歯車で形成して、第1支持軸130と第3支持軸131とが同じ角速度、且つ同じ位相で回動するように構成されている。したがって、駆動機構120は、ブラシ116を第1支持軸130および第3支持軸131で球送り流路84の傾斜方向へ沿って傾斜した姿勢で支持し、この支持状態でモータ121に通電すると、各伝達ギア125,126,127を回動して第1支持軸130および第3支持軸131を同じ回転方向、同じ角速度、同じ位相で回転して、傾斜姿勢を保ちながらブラシ116を上下方向へ回動することができる。
そして、駆動機構120によりブラシ116を移動して上死点に到達すると、ブラシ116の毛118が球送り流路84内の遊技球に接触する状態(接触状態)となり、ブラシ116を移動して下死点に到達すると、ブラシ116の毛118が球送り流路84内の遊技球から離れた状態(非接触状態)となる。したがって、ブラシ116と接触して遊技球の回転力が減衰したとしても、ブラシ116を非接触状態へ変換すれば、遊技球の回転が止まる不都合を抑えることができる。また、遊技球が球送り流路84を流下して遊技球の回転力が増加した時点で、ブラシ116を接触状態へ変換すれば、再び遊技球を磨くことができる。このことから、遊技球の流下や回転を止めることなく、遊技球を掃除することができる。
このような構成の駆動機構120を備えた発射装置17において、打球発射杵73を弾発準備状態に設定するとともに球送り部材88を球供給状態に設定して、球送り流路84内の遊技球が滞留している状態では、駆動機構120によりブラシ116を下方へ移動して非接触状態に設定しておく(図7(a)参照)。この設定状態からロータリーソレノイド74を駆動して打球発射杵73が第1動作(弾発部103を球発射位置90へ向けて移動する動作)を行い、球送り部材88を球供給状態から球供給停止状態へ変換すると、球送り部材88は、球保持部99に球送り流路84から流下した遊技球を1個保持する。この結果、球送り流路84内の遊技球が下流の球送り部材88側へ向けて流下する。このとき、ブラシ116が球送り流路84内の遊技球から離れているので、遊技球を球保持部99へ向けて流下し易くなり、遊技球の回転を促進することができる。そして、球送り部材88を球供給状態から球供給停止状態へ変換して球送り流路84内の遊技球が球送り部材88側へ流下し始めたならば、駆動機構120を駆動してブラシ116を非接触状態から接触状態へ変換する(図7(b)参照)。したがって、十分に回転した状態の遊技球にブラシ116を接触させることができ、遊技球の掃除を効率よく行うことができる。なお、このとき、モータ121の回転方向を調整して、第1支持軸130および第3支持軸131を後方から見て時計回りに回動するように設定すれば、上死点近傍でのブラシ116を遊技球の流下方向と同じ方向であって、回転する遊技球の下部の移動方向とは反対方向へ移動することができる。したがって、ブラシ116に対する遊技球の相対速度を増すことができ、ブラシ116が遊技球の表面を擦って掃除する効果を向上させることができる。
引き続き打球発射杵73が第1動作を行って遊技球を発射し、さらに打球発射杵73が第1動作を続けると、発射ストッパー104が回動規制部75の第1規制部107に衝突(係合)し、打球発射杵73の第1動作および回動範囲が規制される。打球発射杵73の第1動作を規制したならば、ロータリーソレノイド74を消磁して、自重により打球発射杵73に球発射位置90から離れる第2動作を行わせるとともに、球送り部材88を回動して球供給停止状態から球供給状態へ変換する。このとき、図7(c)に示すように、球送り部材88が球供給停止状態から球供給状態へ変換する直前に、モータ121を駆動して第1支持軸130および第3支持軸131を後方から見て時計回りに回動し、上死点近傍で遊技球に接触した状態のブラシ116を遊技球の流下方向と同じ方向であって、回転する遊技球の下部の移動方向とは反対方向へ移動する。すなわち、ブラシ116と遊技球との接触状態を維持し、この維持状態で駆動機構120を駆動して、ブラシ116を回転状態の遊技球のうちブラシ116が接触する部分の移動方向とは反対方向へ移動して遊技球を制動する制動動作を実行する。すると、遊技球の掃除を効率よく行いながら遊技球の流下勢を抑えることができ、球供給状態へ変換した球送り部材88のうち球送り流路84を遮断する部分、具体的には球保持部99の側方の部分に遊技球が衝突することを緩和することができ、遊技球が球送り部材88に与える衝撃を軽減することができる。したがって、球送り部材88の損傷や、球送り部材88を伝達して球送り軸98や球送りリンク部111等に加わる負荷を抑えることができ、遊技球を球発射位置90へ安定して供給することができる。
なお、上記実施形態では、ブラシ116を球送り流路84の下部に配置して、回転しながら流下する遊技球の下部を磨くように設定したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ブラシ116を球送り流路84の上部(詳しくは球支持突条部93よりも上方に位置する上部)に配置して、回転しながら流下する遊技球の上部を磨くように設定してもよい。また、ブラシ116を駆動する駆動機構120は、ギアを用いた機構に限定されず、球送り流路84を流下する遊技球に対してブラシ116を進退して接触状態と非接触状態とに変換可能とする機構、さらにはブラシ116を回転状態の遊技球のうちブラシ116が接触する部分の移動方向とは反対方向へ移動して遊技球を制動する制動動作を行える機構であれば、どのようなものでもよい。
さらに、上記実施形態では、遊技球を磨く球磨き部材をブラシ116としたが、本発明はこれに限らず、遊技球を磨けるものであればどのようなものでもよい。例えば、スポンジや布等を遊技球の表面に擦り付けて磨くことができる球磨き部材であってもよい。また、球磨き部材、および球磨き部材を駆動する駆動機構は、球送り流路84に配置することに限定されず、遊技球を流下可能であれば、どのような傾斜流路に配置してもよい。
そして、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機1を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、遊技球を流下させる傾斜流路を備えた遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、内部に封入した遊技球を循環させる封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
パチンコ遊技機の斜視図である。 貯留皿ユニットを開いた状態のパチンコ遊技機の下部の拡大斜視図である。 貯留皿ユニットの分解斜視図である。 (a)は発射装置の背面図、(b)は球送り流路の断面図、(c)は球送り流路内を流下する遊技球の説明図である。 (a)は打球発射杵を弾発準備状態に変換した発射装置の背面図、(b)は打球発射杵を弾発状態に変換した発射装置の背面図である。 第2実施形態における流路蓋部およびブラシの説明図であり、(a)は背面図、(b)は正面図、(c)は断面図である。 第2実施形態における発射装置の説明図であり、(a)はブラシを非接触状態にした説明図、(b)はブラシを接触状態にした説明図、(c)は制動動作を行うブラシの説明図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 前面枠
14 貯留皿ユニット
17 発射装置
33 皿部材
34 カバー部材
40 球流下樋
41 球抜機構
60 球抜開口
61 開閉部材
63 開閉ユニット
65 球抜流路
72 発射ベース
73 打球発射杵
75 回動規制部
84 球送り流路
84a 流路基部
84b 流路蓋部
88 球送り部材
90 球発射位置
91 発射連通路
93 球支持突条部
93a 第1球支持突条部
93b 第2球支持突条部
98 球送り軸
99 球保持部
116 ブラシ
117 ブラシ基部
118 毛
120 駆動機構
121 モータ
122 移動伝達部
123 伝達収容部
125 第1伝達ギア
126 第2伝達ギア
127 第3伝達ギア
128 ウォームギア
130 第1支持軸
131 第3支持軸

Claims (3)

  1. 遊技領域が区画形成された遊技盤と、遊技球を貯留するための球貯留皿と、該球貯留皿から球発射位置へ遊技球を供給するための傾斜流路と、該傾斜流路を流下する遊技球を球発射位置へ1個ずつ供給する球送り部材と、該球送り部材により球発射位置に供給された遊技球を遊技領域へ発射する発射装置と、を備えた遊技機において、
    前記傾斜流路は、当該傾斜流路の両側に、遊技球の側部を下方から支持して転動させるための球支持突条部を傾斜流路の傾斜方向に沿って傾斜した状態で備え、当該傾斜流路へ流入する前には下部が支持されて転動していた遊技球を両球支持突条部間に支持して流下させることにより、単位距離を流下する間の遊技球の回転数が当該傾斜流路への流入前よりも増加するように構成され、
    前記傾斜流路のうち前記球支持突条部よりも上方または下方には、前記球支持突条部上を流下する遊技球に接触可能な球磨き部材を配置するとともに、
    前記球磨き部材を移動して、球支持突条部上の遊技球に接触する接触状態と、球支持突条部上の遊技球から離した非接触状態とに変換可能な駆動機構を備え、
    前記球送り部材は、遊技球を保持可能な球保持部を備え、該球保持部に遊技球を1個保持した状態で傾斜流路を遮断し、遊技球を球発射位置へ供給することを停止する球供給停止状態と、球保持部に保持した遊技球のみを流下して球発射位置に供給するが、当該球送り部材よりも上流側に配置された遊技球の流下を阻止する球供給状態とに変換可能とし、
    前記球送り部材を球供給状態に設定して傾斜流路内の遊技球が滞留している状態では、球磨き部材を非接触状態に設定し、
    前記球送り部材を球供給状態から球供給停止状態へ変換して傾斜流路内の遊技球が球送り部材側へ流下し始めると、駆動機構を駆動して球磨き部材を非接触状態から接触状態へ変換することを特徴とする遊技機。
  2. 遊技領域が区画形成された遊技盤と、遊技球を貯留するための球貯留皿と、該球貯留皿から球発射位置へ遊技球を供給するための傾斜流路と、該傾斜流路を流下する遊技球を球発射位置へ1個ずつ供給する球送り部材と、該球送り部材により球発射位置に供給された遊技球を遊技領域へ発射する発射装置と、を備えた遊技機において、
    前記傾斜流路を回転しながら流下する遊技球に接触可能な球磨き部材と、
    該球磨き部材を移動して、傾斜流路内の遊技球に接触する接触状態と、傾斜流路内の遊技球から離した非接触状態とに変換可能な駆動機構と、を設け、
    前記球送り部材は、遊技球を保持可能な球保持部を備え、該球保持部に遊技球を1個保持した状態で傾斜流路を遮断し、遊技球を球発射位置へ供給することを停止する球供給停止状態と、球保持部に保持した遊技球のみを流下して球発射位置に供給するが、当該球送り部材よりも上流側に配置された遊技球の流下を阻止する球供給状態とに変換可能とし、
    前記球送り部材を球供給状態に設定して傾斜流路内の遊技球が滞留している状態では、球磨き部材を非接触状態に設定し、
    前記球送り部材を球供給状態から球供給停止状態へ変換して傾斜流路内の遊技球が球送り部材側へ流下し始めると、駆動機構を駆動して球磨き部材を非接触状態から接触状態へ変換することを特徴とする遊技機。
  3. 前記駆動機構は、球磨き部材を回転状態の遊技球のうち球磨き部材が接触する部分の移動方向とは反対方向へ移動して遊技球を制動する制動動作を実行可能とし、
    前記球送り部材が球供給停止状態から球供給状態へ変換する直前に、球磨き部材の接触状態を維持するとともに、制動動作を実行するように構成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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