JP6545035B2 - メダル研磨機 - Google Patents

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Description

本発明はメダル研磨機、さらに詳しくはスロットマシン等の内部に装着可能なメダル研磨機に関するものである。
遊技店において、スロットマシン等のメダル遊技機におけるメダルの移送に関しては、大きく2種類があった。
第1の種類としては、投入されたメダルをホッパーに収納し、入賞した際にこのホッパーからメダルを払い出すように形成し、ホッパーから溢れたメダルを予備タンクに収納するものであった。
この種類は、予備タンクも満杯となった場合には、その旨の報知が行われ、遊技店の店員が予備タンクのメダルを回収することとなっていた。
またこのようにして回収されたメダルは、メダル研磨機により汚れが落とされた後に、再利用されることとなっていた。
また第2の種類は、投入されたメダルをホッパーに収納し、入賞した際にこのホッパーからメダルを払い出すように形成するところまでは第1の種類と同様であるものの、ホッパーから溢れたメダルを自動回収するものであった。
そして自動回収されたメダルは、メダル研磨機を介して汚れが落とされた後に、再利用されることとなっていた。
さらに、多くのメダルが払い出された結果、遊技者がその多くのメダルを商品に代えることもある。
このような場合には、カウンターと呼ばれる装置にメダルを投入し、このカウンターでメダルの枚数を係数して、枚数を遊技者に知らせるようになっていた。
このカウンターにもメダル研磨機を設けているものがあった(引用文献1)。
即ち、いずれの場合であっても、ホッパーから払い出されたあるいは溢れたメダルが研磨対象となっていたものである。
特開2007−152029
前述したスロットマシンでは、ホッパーの容量がメダル2000枚程度となっている。
すると、例えば1200枚程度を中間として、500枚程度の上下への増減幅で遊技が行われていた場合、遊技者はメダルをホッパーに投入し、ホッパーからメダルが遊技者に払い出されることの繰り返しで、メダルに汚れが付着した状態で遊技が継続されることとなる。
このような場合、遊技者の手の汚れがメダルに付着したり、あるいは遊技店内部の汚れがメダルに付着することもあるものの、この汚れが落ちない状態で、さらにはメダルの汚れがひどくなっている状態で遊技が行われているのが現状であった。
そこで本発明は、ホッパーに投入されるメダルを研磨することによって、メダルの汚れの除去を図ろうとしてものである。
本発明の第1の態様は、ホッパー100のタンク120の開口部110に装着するメダル研磨機1であって、前記開口部110に向けて落下されたメダルMを貯留する貯留部50と、前記貯留部50から前記メダルMを排出するための排出装置10と、前記排出装置10から排出された前記メダルMを研磨しながら移送し、前記開口部110に誘導する研磨通路62と、を備え、前記研磨通路62には研磨材61が装着されていることを特徴とする。
第1の態様は、ホッパー100のタンク120に向けて投入されたメダルMを、当該タンク120の開口部110に装着されたメダル研磨機1の貯留部50で受け入れ、研磨通路62にて研磨してからタンク120に導くものである。
本発明の第2の態様は、第1の態様の特徴に加えて、前記研磨通路62は、前記タンク120の中央側から側方に向けて延出しており、かつ前記研磨材61が着脱可能に装着される研磨部63と、前記研磨部63に連通しており、かつ前記タンク120に向けて引き返す移送部64と、からなることを特徴とする。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様の特徴に加えて、前記排出装置10は、メダル保留口13を有するディスク11が回転するに際して、前記メダル保留口13の中の前記メダルMを前記研磨通路62に向けて排出するように形成されており、前記ディスク11は、回転軸が傾斜して設けられているとともに、前記研磨通路62は、傾斜して回転する前記ディスク11の上端付近から開始されることを特徴とする。
本発明の第4の態様は、第1、第2又は第3の態様の特徴に加えて、前記タンク120に投入された前記メダルMが満杯になった場合、前記排出装置10から前記研磨通路62への排出を停止することにより、前記貯留部50に投入された前記メダルMが流入される誘導部51を備え、前記誘導部51は、流入された前記メダルMを、前記タンク120内の前記メダルMを前記ホッパー100の外部に排出するためのシュート130に向けて誘導させることを特徴とする。
本発明によれば、メダルがホッパーに投入される度にメダルの汚れが除去されるので、遊技者は清潔なメダルを用いて遊技を行うことができる。
メダル研磨機を装着したホッパーの斜視図である。 メダル研磨機の斜視図である。 メダル研磨機の平面図である。 メダル研磨機の左側面図である。 図4のA−A断面図である。 方向変換部の動作を説明する図である。 研磨材ケースから研磨材を取り外した状態を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、メダル研磨機1の向きについては、特に指定のない限り、装着されるホッパー100の向き、換言すると遊技機本体の向きを基準とする。すなわち、遊技機の前扉を開放した際、観察者から見て、手前側を「前」、奥側を「後」とし、右手側を「右」、左手側を「左」とする。
(メダル研磨機1)
図1に示すように、本実施の形態のメダル研磨機1は、既存のホッパー100に装着可能なものである。具体的には、略十字状に形成されたメダル研磨機1がホッパー100のタンク120の開口部110を覆うように装着される。
図2に示すように、このメダル研磨機1は大別すると、メダルMを一旦貯留する貯留部50と、貯留部50に貯留されたメダルを排出するための排出装置10と、排出装置10から排出されたメダルMが通過する研磨通路62からなる。ここで、研磨通路62には研磨材61が装着されており(図5参照)、メダルMが研磨通路62を通過することでメダルMが研磨される。
また、図3に示すように、メダル研磨機1の外観は、貯留部50と排出装置10とを備える本体部30、研磨通路62を備える研磨材ケース60、及びメダル研磨機1を固定する固定部34が装着されるステー33が、略十字状に配されている。そして、この略十字状のメダル研磨機1が、ホッパー100の開口部110を覆うように装着される。ここで、固定部34は、下方が開口した略コの字型をしており(図2参照)、図1に示すように、当該開口をタンク120の開口部110の縁部に通すことで固定部34を被せ、固定ねじ35を締め付けることでメダル研磨機1はホッパー100に固定される。この時、メダル研磨機1の左側は研磨材ケース60の前方縁がホッパー100の開口部110の上端に載ることでメダル研磨機1はホッパー100上に支持されている。ホッパー100に装着されたメダル研磨機1は、略十字状の前方部分が下方に、後方部分が上方をそれぞれ向くようになっている(図1参照)。
(貯留部50)
図2及び図3に示すように、貯留部50は、ホッパー100のタンク120に向けて投入されたメダルMを、当該タンク120に導くことなく貯留するためのものである。この貯留部50は、遊技機のメダル投入口(図示せず)に投入されたメダルMをホッパー100まで導くためのメダル誘導路(図示せず)の出口付近に形成されている。すなわち、遊技機に投入されたメダルMは、ホッパー100のタンク120に到達する前に、まずメダル研磨機1の貯留部50に導かれることになる。
貯留部50は、後述するディスク11の外周に沿うように立設した壁からなる円形貯留部52と、円形部の前側に連設形成された矩形貯留部53とからなる。メダル研磨機1がホッパー100に装着された状態においては、貯留部50のうち円形貯留部52の前方であって、矩形貯留部53との接続部付近が最も低い位置となっている。すなわち、貯留部50に投入されたメダルMは、円形貯留部52の前方部分に集まることになる。
矩形貯留部53は、左側及び前側のみ立設した壁が設けられており、右側が解放状態となっている。また、矩形貯留部53の底面右側には、右側が緩やかに下り勾配となる排出メダル誘導部51が形成されている。この排出メダル誘導部51は、メダルMをホッパー100に設けられた溢流シュート130に導くためのものである。
(排出装置10)
排出装置10は、貯留部50に投入されたメダルMを後述する研磨通路62に導くためのものである。この排出装置10は、回転によりメダルMを貯留部50から研磨通路62に向けて移送するディスク11と、当該ディスク11を駆動するためのモータ12とからなる。
ディスク11は、回転によりメダルMを貯留部50から研磨通路62に移送させるものである。このディスク11は貯留部50の円形貯留部52の底部に設けられている。ディスク11は、その外観は円形状であって、モータ12により時計回りに回転されるものである。上述のとおり、メダル研磨機1本体は、その前方部分が下方を、後方部分が上方をそれぞれ向くように設置されている(図1参照)。したがって、ディスク11も前方部分が下方を、後方部分が上方をそれぞれ向くように回転軸が傾いて設置されている。
また、ディスク11は上層及び下層の上下二層構造となっている。このディスク11の上層側は、当該ディスク11の周上4か所に円形のメダル保留口13が等配された形状となっている。このメダル保留口13の大きさは、メダルMが収納されるようメダルMの外径より若干大きく形成されている。
図5に図4のA−A断面図を示す。図5に示すように、ディスク11の下層側において、メダル保留口13は円形状ではなく、外周側が解放された形状となっている。詳しくは、ディスク11の下層において、メダル保留口13はディスク11の回転方向のやや後方側が解放するように形成されている。そしてその結果、ディスク11の回転方向の前方側には突出したメダル搬送突起14が形成されることになる。ここでディスク11の厚みは、上層はメダルMの略1枚分であり、下層もメダルMの略1枚分の厚みとなっている。上述のとおり、メダル保留口13は、ディスク11の上層側が円形に(図3参照)、ディスク11の下層側が外周側を解放した形状となっている(図5参照)。すなわち、メダル保留口13に収納されたメダルMが上層側にあるうちは、メダル保留口13に収納された状態でディスク11とともに回転する。一方、メダルMがメダル保留口13の下層側に落下すると、ディスク11の回転による遠心力により、円形貯留部52の外側に向けて移動する(図6参照)。
モータ12は、ディスク11を回転させるものである。上述のとおり、貯留部50に投入されたメダルMは、円形貯留部52の前方部分が最も低い位置であることから、ここに集まることになる。図5示すように、本体部30であって円形貯留部52の前方部分に相当する位置にはメダルセンサー40が設置されている。メダルMが貯留部50に投入されると、メダルセンサー40はメダルMの存在を検知する。そして、モータ12は駆動を開始する。なお、本実施の形態のメダルセンサー40は、メダルが近づくことにより生じる磁気変動を感知する磁気センサーである。
モータ12は、その駆動軸をディスク11に直接接続することができるが、モータ12をディスク11の直下に配置した場合、タンク120の内部にモータ12が張り出し、タンク120の容積が減じるため好ましくない。そこで、本実施の形態では、図4に示すように、ディスク11の後方(図4では上方)にモータ12を配し、ギアでディスク11を駆動するように形成した。なお、ディスク11の駆動はギアに限定せず、例えば、ベルトで駆動してもよい。また、ギア比を変えることでモータ12の回転を減速させてからディスク11を駆動してもよい。
(方向変換部70)
方向変換部70は、ディスク11とともに回転中のメダルMを研磨通路62に誘導するためのものである。方向変換部70は、メダルMと接触するベアリング71と、ベアリング71が固定される誘導レバー72と、誘導レバー72を所定の方向に付勢するスプリング73とから構成されている。具体的には、図6(A)に示すように、誘導レバー72は逆三角形状であって、左側の頂部に相当する位置にベアリング71が設けられ、右側の頂部に相当する位置に支持部が設けられている。また、誘導レバー72の下側の頂部に相当する位置には、引張コイルばねとしてのスプリング73の一端が固定されており、当該スプリング73の他端は、本体部30に固定されている。以上のように構成された方向変換部70は、ベアリング71が前後方向に移動可能となっているとともに、当該ベアリング71は前方向、すなわち、ディスク11の回転方向のやや後方側に向けて付勢されている。
さらに、ベアリング71は、貯留部50の底部からメダルMの1枚分の厚さ分だけ突出している。すなわち、ベアリング71は、ディスク11の下層側にのみ突出しているため、ディスク11の回転の妨げになることはない。
次に、方向変換部70の動作について説明する。図6(A)に示すように、ディスク11のメダル保留口13に収納されて回転中のメダルMが、ディスク11の上端部付近に達するとベアリング71に接触する。そしてディスク11がさらに回転すると、図6(B)に示すように、メダルMは付勢されているベアリング71を後方に押し退けるとともに、メダル保留口13の解放部分から逸脱する。さらにメダルMは、メダル搬送突起14により、押し出されることで研磨通路62に誘導される。メダルMが研磨通路62に押し出されると、ベアリング71はスプリング73により元の位置に戻る。なおメダルMは、研磨通路62側からベアリング71を後方に押し退けることはできないため、逆流が防止されることになる。
(研磨通路62)
研磨通路62は、その内部にメダルMを通過させることにより、当該メダルMを研磨するものである。図7に示すように、本実施の形態の研磨通路62は、研磨材ケース60に設けられている。図3に示すように、この研磨材ケース60の端部が本体部30に設けられた研磨材ケース挿入部31に挿入されることで、研磨材ケース60と本体部30は一体化される。なお、本体部30にはロックレバー32が設けられている。このロックレバー32は、右側端部が支持部となっており、左側端部が前後方向に回動可能となっている。研磨材ケース60を研磨材ケース挿入部31に挿入する際は、ロックレバー32は手前側に回動させる。また、研磨材ケース60を研磨材ケース挿入部31に挿入した後は、ロックレバー32を後方に回動させてロックピン66を係止させる。これにより、研磨材ケース60が研磨材ケース挿入部31から抜けることを防止することができる。
図2に示すように、この研磨通路62は、タンク120の側方に向けて延出している研磨部63と、研磨部63に連通しており、かつタンク120に向けて引き返す移送部64とから構成されている。
さらに、図7に示すように、研磨部63には研磨布を台紙で裏張りし、コの字状に折り曲げ加工した研磨材61が着脱可能に装着されている。このコの字状に折り曲げ加工された研磨材61の内面の間隔は、メダルMの厚さと同一かあるいは若干狭く形成されている。そのため、メダルMの通過に伴ってメダルMの汚れ等の除去が行われる。なお、使用に伴い研磨材61が汚れて交換が必要な時は、上述のとおり、ロックレバー32は手前側に回動させて研磨材ケース60を取り外し、研磨材61を研磨材ケース60から引き抜き、新しい研磨材61を差し込み交換する。
移送部64は、その形状がJの字状である。研磨部63を通過したメダルMが移送部64に誘導されると、タンク120に戻る方向へ向きが変えられる。そして、移送されたメダルMは、移送部64の出口に設けられた排出口65から排出される。この排出口65は、タンク120の開口部110上に設けられているため、研磨通路62を通過したメダルMはタンク120内に投入されることになる。
(メダル研磨機1の動作)
本実施の形態のメダル研磨機1の動作について行程毎に説明する。
(1)メダル投入〜研磨通路62
遊技機のメダル投入口(図示せず)からメダルMが投入されると、ホッパー100のタンク120には直接誘導されず、まず、メダル研磨機1の貯留部50に導かれる。貯留部50に導かれたメダルMは、貯留部50において最も低い位置である円形貯留部52の前方部分に移動し、そしてメダルセンサー40に検知される。次に、メダルセンサー40がメダルMを検知したことに伴い、排出装置10が作動を開始する。すなわち、モータ12が回転を開始し、これに伴い、ディスク11の回転が開始する。貯留部50内のメダルMは、ディスク11のメダル保留口13に逐次収納され、ディスク11の前方、すなわち下部から、ディスク11の後方、すなわち上部に向けて移送される。上述のとおり、ディスク11に回転に伴い移送されたメダルMは、方向変換部70により、向きを変え、研磨通路62に誘導される。
(2)研磨通路62〜メダル排出
排出装置10の作動中はメダルMが逐次、研磨通路62内に誘導されている。したがって、研磨通路62では、メダルMは後から誘導されてきたメダルMに押し出されることで移動する。そして、研磨通路62の研磨部63を移動するメダルMは、研磨材61によってその両面が研磨され、汚れが除去される。メダルMは、研磨部63をタンク120の側方に向けて移動するが、その後、移送部64において向きを変え、タンク120の開口部110上に設けられた排出口65からタンク120内部に向けて排出される。
(3)オーバーフロー時
ホッパー100内のメダルMがタンク120内に満杯になると、当該タンク120に設けられたオーバーフローセンサー(図示せず)が反応し、メダル研磨機1のモータ12は停止する。すると、新たに遊技機に投入されたメダルMは貯留部50に溜り続けることになる。そして、貯留部50のメダルMも満杯となると、溢れたメダルMは排出メダル誘導部51から溢流シュート130に落下し、さらには、溢流シュート130からホッパー100の隣に設けられた予備タンク(図示せず)に導かれる。
(まとめ)
本実施の形態のメダル研磨機1は、ホッパー100に装着可能に形成されている。具体的には、ホッパー100のタンク120の開口部110上に装着可能である。本実施の形態のメダル研磨機1は、既製品のホッパー100に後から装着が可能である。換言すると、遊技機の内部に設けることが可能となっている。本実施の形態のメダル研磨機1によれば、遊技機に投入されたメダルMが、ホッパー100のタンク120に投入される前に研磨される。したがって、遊技機内部を循環するメダルMは、研磨されて汚れが除去されたものとなる。
また本実施の形態では、研磨通路62が、タンク120の側方に向けて延出する研磨部63と、研磨部63に連通し、かつタンク120に向けて引き返す移送部64と、からなる。すなわち、タンク120の開口部110上にメダルMを水平方向に往復させながら研磨する研磨通路62を形成することにより、メダル研磨機1本体の幅を抑えることができる。これにより、メダル研磨機1の小型化が可能となっている。
さらに本実施の形態では、ディスク11が、その前方部分が下方を、後方部分が上方をそれぞれ向くように回転軸が傾いて設置されている。そして、研磨通路62は、傾斜して回転する前記ディスク11の上端付近から開始されるように形成されている。すなわち、本実施の形態では、図1に示すように、ディスク11の下端側がタンク120内に収まるように形成されているため、メダル研磨機1本体の高さを抑えることができる。これにより、メダル研磨機1の小型化が可能となっている。
以上、本実施の形態によれば、メダル研磨機1の小型化に伴い、ホッパー100と遊技機内部との僅かな空間にメダル研磨機1を設置することが可能である。特に、ホッパー100の上部にあるリールユニット(図示せず)や、ホッパー100に隣接する電源ユニット(図示せず)、及び、遊技機に投入されたメダルMをホッパー100まで導くためのメダル誘導路(図示せず)に干渉せず、既製品のホッパー100に装着することができる。
本実施の形態のメダル研磨機1は、タンク120に投入されたメダルMが満杯になった場合、排出装置10から研磨通路62への排出を停止することにより、貯留部50に投入されたメダルMをホッパー100の外部の予備タンクに排出することができる。これにより、研磨されていないメダルMがホッパー100のタンク120に貯留されないため、汚れの付着したままのメダルMが遊技機から払い出されることはない。
遊技店に設置されているスロットマシン等において遊技者が遊技を行った際、遊技者の手が汚れるという現象が生じている。このため、遊技店では、手拭のためのおしぼりを提供したり、手袋を貸し出したりして対応しているのが現状である。
従前より、遊技店では、店内集中研磨機によりメダルMの研磨を行い、自動補給装置又は手補給によりメダルMを遊技機に補給している。しかしながら、補給を要するのはあくまで遊技機内部に貯留されているメダルMが空になった時であり、遊技機の特性上貯留されているメダルMが極端に減少する状況はあまりない。すなわち、補給回数が少ない。
ここで、遊技機におけるメダルMの循環の流れについて説明すると、まず遊技者が遊技機のメダル投入口にメダルを投入して遊技が開始されるが、投入されたメダルMは内部のメダル選別器により適正メダルかが判別された後、ホッパー100のタンク120に貯留される。入賞に伴いホッパー100が作動するとメダルMは遊技機下部のメダル皿に放出されるが、遊技者はメダル皿のメダルMを再び遊技のためにメダル投入口に投入する。すなわち、遊技者の手―メダル投入口―メダル選別器―ホッパー―メダル皿―遊技者の手という経路を幾度となく循環することになる。そして、この間、遊技に熱中する遊技者の手指の汗や手垢汚れがメダルに付着していくことになる。
形状選別方式のメダル選別器の場合、寸法を測定するスケール部分にメダルMの汚れが付着すると、当該メダル選別器内の通過障害を起こすため、遊技店ではメダル選別機の定期的な清掃が必要となっている。
本発明によれば、メダルの循環経路の中に、研磨工程を構成して遊技者の手汚れを減少させ快適な遊技環境を提供することができ、さらに、メダル選別器の性能保全を確保することができる。
なお、本実施の形態に係るメダル研磨機1は、スロットマシン以外のメダル遊技機やゲーム機にも応用することができる。
1 メダル研磨機 10 排出装置
11 ディスク 12 モータ
13 メダル保留口 14 メダル搬送突起
30 本体部 31 研磨材ケース挿入部
32 ロックレバー 33 ステー
34 固定部 35 固定ねじ
40 メダルセンサー 50 貯留部
51 排出メダル誘導部 52 円形貯留部
53 矩形貯留部 60 研磨材ケース
61 研磨材 62 研磨通路
63 研磨部 64 移送部
65 排出口 66 ロックピン
70 方向変換部 71 ベアリング
72 誘導レバー 73 スプリング
100 ホッパー 110 開口部
120 タンク 130 溢流シュート
M メダル

Claims (3)

  1. ホッパーのタンクの開口部に装着するメダル研磨機であって、
    前記開口部に向けて落下されたメダルを貯留する貯留部と、
    前記貯留部から前記メダルを排出するための排出装置と、
    前記排出装置から排出された前記メダルを研磨しながら移送し、前記開口部に誘導する研磨通路と、を備え、
    前記研磨通路には研磨材が装着されており、
    前記排出装置は、メダル保留口を有するディスクが回転するに際して、前記メダル保留口の中の前記メダルを前記研磨通路に向けて排出するように形成されており、
    前記ディスクは、回転軸が傾斜して設けられているとともに、前記研磨通路は、傾斜して回転する前記ディスクの上端付近から開始されることを特徴とするメダル研磨機。
  2. 前記研磨通路は、
    前記タンクの中央側から側方に向けて延出しており、かつ前記研磨材が着脱可能に装着される研磨部と、
    前記研磨部に連通しており、かつ前記タンクに向けて引き返す移送部と、からなることを特徴とする請求項1記載のメダル研磨機。
  3. 前記タンクに投入された前記メダルが満杯になった場合、前記排出装置から前記研磨通路への排出を停止することにより前記貯留部に投入された前記メダルが流入される誘導部を備え、
    前記誘導部は、流入された前記メダルを、前記タンク内の前記メダルを前記ホッパーの外部に排出するためのシュートに向けて誘導させることを特徴とする請求項1又は2記載のメダル研磨機。
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