JPH09135961A - 玉研磨装置 - Google Patents

玉研磨装置

Info

Publication number
JPH09135961A
JPH09135961A JP29707195A JP29707195A JPH09135961A JP H09135961 A JPH09135961 A JP H09135961A JP 29707195 A JP29707195 A JP 29707195A JP 29707195 A JP29707195 A JP 29707195A JP H09135961 A JPH09135961 A JP H09135961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
polishing
pachinko
balls
pachinko balls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29707195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4057658B2 (ja
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP29707195A priority Critical patent/JP4057658B2/ja
Publication of JPH09135961A publication Critical patent/JPH09135961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4057658B2 publication Critical patent/JP4057658B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱いが容易でパチンコ玉を万遍なく研磨す
ることのできる玉研磨装置を提供する。 【解決手段】 スクリュー70を回転させることでパチ
ンコ玉を研磨部材72と接触させて研磨する研磨装置に
おいて、研磨部材72を蛇行させて取付けることにより
パチンコ玉を万遍なく磨くことができるように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
コイン遊技機などの弾球遊技機に使用される玉研磨装置
に関し、詳しくは、弾球遊技に使用される打玉に付着し
た汚れを磨き落とすための玉研摩装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の玉磨き装置として従来から一般
的に知られているものに、たとえば、弾球遊技に使用さ
れる打玉に付着した汚れを磨き落とすための玉研磨装置
であって、研磨部材となる布ベルトと打玉とを接触させ
て打玉を研磨することにより該打玉の汚れを磨き落と
す、いわゆるベルト式玉研磨装置があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このベ
ルト式玉研磨装置では、布ベルトと接触する打玉の接触
表面位置が限られていたために、打玉が部分的にしか研
磨されず打玉の汚れを十分に除去することができないと
いう不都合があった。
【0004】本発明は係る実情に鑑み考え出されたもの
であり、その目的は、打玉の汚れを万遍なく除去するこ
との可能な玉研磨装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、弾球遊技に使用される打玉に付着した汚れを磨き落
とすための玉研磨装置であって、打玉の所定表面を研磨
するための研磨部材と、前記打玉を前記研磨部材に対し
て回転させながら移動させることにより打玉の研磨を可
能とするための移動手段と、前記打玉の回転方向に変化
を加えることにより前記研磨部材と接触する該打玉の接
触表面位置を転換可能な接触表面位置転換手段とを有す
ることを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の本発明は、弾球遊技に使
用される打玉に付着した汚れを磨き落とすための玉研磨
装置であって、研磨対象となる打玉が進入する進入部
と、打玉の所定表面を研磨するための研磨部材と、前記
打玉を前記研磨部材に対して回転させながら移動させる
ことにより打玉の研磨を可能とするための移動手段と、
前記研磨手段で研磨され終えた打玉を遊技使用前に再度
前記進入部に案内することが可能な案内部とを有するこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、移動手段の
働きにより、前記打玉が前記研磨部材に対して回転しな
がら移動することにより打玉の研磨が可能となる。さら
に接触表面位置転換手段の働きにより、前記打玉の回転
方向に変化が加えられることで前記研磨部材と接触する
打玉の接触表面位置が転換される。
【0008】請求項2に記載の本発明によれば、移動手
段の働きにより、前記打玉が前記研磨部材に対して回転
しながら移動することにより打玉の研磨が可能となる。
さらに案内部により、前記研磨手段で研磨され終えた打
玉が遊技使用前に再度前記進入部に案内される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態で
は、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発
明はこれに限らず、コイン遊技機などに適用することも
可能である。
【0010】図1は、遊技機の一例のパチンコ遊技機1
および共通カードユニット33を示す正面図である。
【0011】遊技者が遊技をしたい場合には、遊技場に
設置されている複数のパチンコ遊技機の中から遊技をし
たいパチンコ遊技機1を探し出し、そのパチンコ遊技機
に接続されている共通カードユニット33の共通カード
挿入・排出口40に自己が所有する共通カードを挿入す
る。共通カードとは、共通カードシステムに加盟してい
る遊技場なら全国どこでも使用できる第三者発行型のプ
リペイドカードのことである。この共通カードを挿入す
ることにより、その挿入された共通カードに記録されて
いる記録情報が読取られる。カード情報の中には、カー
ド残高情報が含まれており、その読取ったカード残高情
報に基づいてカード残高が操作部9に設けられた残高表
示器(図示省略)に表示される。そして、遊技者が操作
部9に設けられた引落しスイッチ(図示省略)を押圧操
作すると、予め定められた額(たとえば100円)が前
記カード残高から引落されて持点に加算更新される。そ
の加算更新された持点が操作部9のドット表示器(図示
省略)に表示される。また、パチンコ遊技機1の前面枠
の上方部分には、持点を点灯量によってアナログ的に表
示する持点アナログ表示器7が設けられている。また、
その持点アナログ表示器7の左右にスピーカ8が設けら
れている。
【0012】持点が存在する状態で、遊技者が打球操作
ハンドル5を操作すれば、打球ハンマー26が間欠揺動
してパチンコ玉が1発ずつ弾発発射されて遊技領域11
に打込まれる。この弾発発射された発射玉が発射玉検出
器27により検出される。なお、発射勢いが弱すぎて遊
技領域11にまで到達しなかったパチンコ玉は、流下し
てきてファール玉戻り口50(図2参照)に進入した
後、ファール玉として検出される。そのファール玉を検
出するためのファール玉検出器28が図示する位置に設
けられている。遊技領域11には、通常入賞口21,1
9と始動入賞口22とが設けられている。また、遊技領
域11のほぼ中央には、複数種類の識別情報を可変表示
して表示状態が変化する可変表示装置12が設けられて
いる。また、その下方には、開閉板15が開成して遊技
者にとって有利な第1の状態と開閉板15が閉成して遊
技者にとって不利な第2の状態とに変化可能な可変入賞
球装置13が設けられている。
【0013】パチンコ玉が始動入賞口22に入賞してそ
の始動入賞玉が始動入賞玉検出器24により検出されれ
ば、可変表示装置12が可変開始し、その可変表示装置
12の可変停止時の表示結果が予め定められた特定の表
示態様(たとえば777)となれば、特定遊技状態が発
生して可変入賞球装置13の開閉板15が開成して、入
賞開口14内に打玉が入賞しやすい第1の状態となる。
可変入賞球装置13は、通常時においてはソレノイド2
3の励磁が解除されているために開閉板15が閉成して
打玉が入賞不可能な第2の状態となっているが、前記特
定遊技状態が発生すれば、ソレノイド23が励磁されて
可変入賞球装置13が第1の状態となる大当り制御が行
なわれる。この可変入賞球装置13の第1の状態は、打
玉の所定個数(たとえば10個)の入賞あるいは所定期
間(たとえば30秒間)の経過のうちいずれか早い方の
条件が成立することにより終了して第2の状態となる。
また、可変入賞球装置13の入賞開口14内には、所定
箇所に特定入賞領域16が設けられており、この特定入
賞領域16に入賞した入賞玉が特定入賞玉検出器17に
より検出される。また、可変入賞球装置13内に入賞し
たすべての入賞玉が入賞玉検出器18により検出され
る。
【0014】可変入賞球装置13が第1の状態となって
いる期間中に打玉が特定入賞領域16に入賞して特定入
賞玉検出器17により検出されれば、その回の可変入賞
球装置13の第1の状態が終了するのを待って再度可変
入賞球装置13を第1の状態に制御する繰り返し継続制
御が行なわれる。この繰り返し継続制御の上限回数はた
とえば16回と定められている。
【0015】可変表示装置12の上方に設けられている
玉入口20にパチンコ玉が進入すれば、その玉が下方に
誘導されて始動入賞口22の上方にまで導かれ、その始
動入賞口22の上方から再度遊技領域11に放出され
る。その結果、放出されたパチンコ玉は始動入賞口22
に入賞しやすい状態となる。図中25は、遊技状態に応
じて点灯または点滅するランプである。また遊技状態1
1の最下端部分には、いずれの入賞口や入賞球装置にも
入賞しなかったパチンコ玉をアウト玉として回収するア
ウト口45が形成されている。前面盤4には、前述した
各種表示器やスイッチなどが設けられているとともにス
ピーカ10が設けられており、このスピーカ10から
は、大当り時における効果音などが発せられる。図中6
はリセットキースイッチであり、このリセットキースイ
ッチ6に遊技場の係員が所定のキーを挿入して操作する
ことにより、大当り終了時に持点を使用しての遊技の続
行を許すか否かが入力される。このリセットキースイッ
チ6の操作がリセット操作検出器6aにより検出され
る。また、32は遊技続行許容表示器であり、リセット
キースイッチ6の操作により、遊技続行許容状態になっ
ていることが点灯表示される。
【0016】図中36は、共通カードユニット33が使
用可能な状態であることを点灯表示するユニット使用可
表示器である。37は端数表示スイッチであり、共通カ
ードの残高に端数が存在する場合に、この端数表示スイ
ッチ37が押圧操作されることにより、その端数が操作
部9上の残額表示器(図示省略)により表示されるよう
に構成されている。38は連結方向表示器であり、この
共通カードユニット33が接続されているパチンコ遊技
機の接続方向を点灯表示するものである。39はカード
挿入表示器であり、カード挿入・排出口40に共通カー
ドが挿入されている旨を点灯表示するものである。また
35は情報出力部であり、挿入された共通カードに関す
る情報などを遊技場に設置されている管理用のホストコ
ンピュータに出力するためのものである。34は情報入
力部であり、共通カードに関する情報などが管理用のホ
ストコンピュータなどから入力される。また3はガラス
扉であり、遊技領域11の前面を開閉可能に覆うもので
ある。ガラス扉3は、遊技場の係員などが所有する所定
の鍵で解錠操作が行なわれることで開成する。
【0017】遊技領域11内において、釘などの影響に
よりパチンコ玉の玉詰まりが発生した場合には、遊技場
の係員などにより、このガラス扉3が開成されて玉詰ま
りが解消される。また、玉詰まりが発生すれば遊技が一
旦中断されるので、サービス玉として係員などがパチン
コ玉をいずれかの入賞口に入賞させて、遊技者に所定得
点を与える場合がある。この際のサービス玉は、前面盤
4の奥に設けられた玉出しレバー部30を操作すること
により、玉出し穴31より供給される。玉出しレバー部
30は、前面盤開閉部29を操作させて前面盤4を開く
ことで、その操作が可能となる。前面盤開閉部29は、
ガラス扉3を開成させないと操作ができない位置に取付
けられており、したがって遊技者がその操作を行なうこ
とはできない。
【0018】図2〜図5は、パチンコ遊技機1の背面図
を示す。パチンコ遊技機1内には、所定数のパチンコ玉
が封入されており、この封入玉が破線に示す封入玉循環
経路内で循環して遊技に使用されている。すなわち、パ
チンコ遊技機1は玉封入型のパチンコ遊技機である。ま
た、封入玉循環経路の経路途中に、封入玉を研磨するこ
とにより玉の表面の汚れを磨き落とすとともに、研磨さ
れた封入玉を打込玉出口49に導く還元機能を有する機
構が設けられている。
【0019】図2および図3は、この還元機能(研磨部
54)がそれぞれパチンコ遊技機1に内蔵されている実
施形態を示す。一方、図4および図5は、この還元機能
(玉還元機66)がそれぞれパチンコ遊技機1と別体に
設けられている実施形態を示す。また、図2および図4
は、封入玉が常にそれぞれの還元機能内を介して遊技に
使用されている実施形態であり、図3および図5は、必
要に応じて封入玉がそれぞれの還元機能内に流入して循
環される実施形態である。以下、図2〜図5をそれぞれ
還元機能に関する第1実施形態〜第4実施形態として順
に詳細な説明を行なう。
【0020】まず、図2は、封入玉の還元機能に関する
第1実施形態を示す図である。パチンコ遊技機の遊技盤
保持枠43には、遊技盤取付用の回動レバー100が設
けられており、この回動レバー100を回動操作するこ
とにより、遊技盤42が着脱可能となる。一方、遊技領
域11に設けられている入賞口や可変入賞球装置などか
ら入賞したすべての入賞玉は入賞玉集合カバー部材44
を通じて入賞玉検出器46へ誘導される。そして、入賞
玉検出器46で検出された入賞玉は合流樋47に落下し
て、玉出し通路52に誘導される。玉出し通路52は所
定個数(たとえば4個)のパチンコ玉を滞留させること
が可能な通路長さに構成されており、玉出しレバー部3
0(図1参照)が操作されない限り、滞留中のパチンコ
玉は玉出し穴31(図1参照)より排出されない。した
がって、玉出し通路52が所定個数のパチンコ玉で埋ま
った後は、入賞玉検出器74から落下したパチンコ玉は
合流樋47に誘導されてアウト口45に進入したパチン
コ玉と合流した後、打込玉検出器48により検出され
る。
【0021】一方、ファール玉はファール玉戻り口50
から排出された後、ファール玉検出器28で検出され
て、打込玉検出器48により検出されたパチンコ玉と合
流する。なお、発射勢いがあまりに弱すぎてファール玉
戻り口50まで到達しなかったパチンコ玉はファール玉
戻り口51に進入した後、合流樋47上を誘導されるパ
チンコ玉と合流する。
【0022】そして、遊技領域11内に打込まれた打込
玉、すなわち、打込玉検出器48により検出されたパチ
ンコ玉のみならず、ファール玉も併せて還元機能の一例
となる研磨部54により上部へ揚送される。また、その
途中でパチンコ玉が研磨されることにより、玉に付着し
た汚れなどが磨き落とされる。なお、この研磨機能に関
する詳細については、図6以降で後述する。
【0023】研磨部54により揚送されたパチンコ玉は
供給玉検出器55で検出された後、発射玉誘導路53へ
案内される。なお、供給玉検出器55の検出により、研
磨部54が正常に動作しているか否か、すなわち、パチ
ンコ玉の揚送が正常に行なわれているか否かを判断する
ことができる。
【0024】さらに、発射玉誘導路53から打込玉出口
49を通って、打球ハンマー26により打球される玉発
射位置に導かれる。この打球ハンマー26は、打球発射
ユニット67の打球モータ68による駆動力により間欠
揺動される。この打球ハンマー26の間欠揺動に連動し
て連動昇降杆69が上下に動き、その上動動に従ってパ
チンコ玉が1つずつ打球発射位置に供給される。そし
て、この打球発射位置に供給されたパチンコ玉が打球ハ
ンマー26により弾発されることにより、再び遊技領域
11内に打込まれる。
【0025】この第1実施形態によれば、封入玉の汚れ
を磨き落とすための玉研磨機能がパチンコ遊技機内に内
蔵されているために、パチンコ遊技機外部に別途玉研磨
装置を設ける必要がなくなる。これにより、たとえば、
遊技設置島ごとに設けられた大型のペレット式(清浄
式)玉研磨装置などが不要となり、その分のコストを低
減することができる。
【0026】また、研磨部54はパチンコ遊技機1の枠
側に設けられているために、遊技盤42のみを交換して
新たな遊技盤を配設することができ、これにより台交換
の際のコストも低減できる。
【0027】また、パチンコ玉は常に研磨部54を介し
て循環しているために、打球操作により弾発されたパチ
ンコ玉はその度に研磨されることになる。したがって、
研磨部54がパチンコ玉の汚れを磨き落とす能力がさほ
ど高くないものであったとしても、封入玉循環経路内を
循環するパチンコ玉を汚れの少ない状態に保つことがで
きる。
【0028】また、パチンコ玉が研磨される間も遊技を
継続して行なうことができるので、パチンコ玉を研磨す
るためにわざわざパチンコ遊技機の稼動を停止しなけれ
ばならないなどといった不都合を回避できる。
【0029】また、ファール玉戻り口50,51より排
出されたパチンコ玉も併せて研磨部54を介して発射玉
誘導路53に放出されるので、ファール玉を発射玉誘導
路53まで誘導するためにわざわざ揚送装置を設けなけ
ればならないという不都合を解消できる。すなわち、こ
の第1実施形態によれば、パチンコ遊技機内でパチンコ
玉の研磨を可能とするために研磨部54を設けたが、こ
れにより、従来、玉封入式パチンコ遊技機に構成されて
いたファール玉揚送装置を研磨部54で兼用することで
ファール玉専用の揚送装置を不要なものとしたのであ
る。
【0030】次に図3は、封入玉の還元機能に関する第
2実施形態を示す図である。この第2実施形態は第1実
施形態とは異なり、合流樋47に流入したパチンコ玉は
必要に応じて研磨部54に案内される。すなわち、パチ
ンコ玉の研磨を必要とするとき以外は合流樋47に流入
したパチンコ玉は研磨部54に案内されることなく、直
接打込玉出口49に進入する。
【0031】以下、第1実施形態と同一構成部分につい
てはその説明を省略しつつ、第2実施形態について詳細
に説明を行なう。入賞玉検出器46で検出された入賞玉
およびアウト口45から排出されたパチンコ玉は合流樋
47で合流した後、打込玉検出器48で検出されて打込
玉出口49へ向けて案内される。合流樋47から打込玉
出口49に至る経路途中には、合流樋47と連通する要
研磨玉通路58が設けられており、たとえばパチンコ遊
技機1が遊技状態にあるときなどは仕切弁57により、
この通路が閉塞されている。したがって、遊技中は合流
樋47上を流下するパチンコ玉は打込玉出口49へ進入
する。
【0032】仕切弁57はソレノイド59が励磁される
ことにより、合流樋47と要研磨玉通路58とを連通さ
せる。これにより、合流樋47を流下するパチンコ玉は
打込玉出口49に案内されることなく、要研磨玉通路5
8へ流下して、要研磨玉検出器60により検出される。
ソレノイド59は、たとえば、すべてのパチンコ玉が要
研磨玉通路58に流下したことが要研磨玉検出器60に
より検出されたことを条件に非励磁状態となり、仕切弁
57が通路の連通を閉鎖する。一方、要研磨玉通路58
に流下したパチンコ玉は研磨部54により研磨された
後、再び合流樋47に放出されて打込玉出口49に進入
する。
【0033】この第2実施形態の場合には、以下の条件
を満たす場合にソレノイド59が励磁されて、要研磨玉
通路が合流樋47と連通し、パチンコ玉の研磨が行なわ
れる。
【0034】すなわち、遊技者が共通カードを共通カー
ドユニット33に挿入していないこと、あるいは挿入さ
れた共通カードのカード残額が遊技を行なうに必要とさ
れる額に満たないことが条件となる。しかしながら、封
入玉がある程度汚れていること、あるいは汚れていると
予想される状態にあることを条件に加えてもよい。これ
により、無駄に研磨部54を作動させることを避けるこ
とができる。なお、封入玉の汚れについては、合流樋4
7に所定のセンサを設けることによりチェックすること
が考えられる。あるいは研磨後のパチンコ玉が研磨部5
4から合流樋47へ放出されてから所定時間経過したこ
とを条件としてもよく、あるいは打込玉検出器48によ
り所定数の打込玉が検出されたことを条件にしてもよ
い。
【0035】なお、ファール玉戻り口50,51より排
出されたパチンコ玉は要研磨玉通路58へ誘導される。
そして研磨部54により上部へ揚送されて合流樋47に
放出される。したがって、第2実施形態においても第1
実施形態と同様にファール玉専用の還元装置を設ける必
要がなく、コストが低減されるという利点を有する。な
お、ファール玉が発生するごとに研磨部54を介してそ
のファール玉が合流樋47に還元されるように構成して
もよく、所定個数のファール玉が発生するごとにまとめ
て還元するように構成してもよい。
【0036】この第2実施形態によれば、第1実施形態
と同様に研磨部54がパチンコ遊技機に内蔵されている
ので、別途、玉研磨装置を外部にわざわざ設ける必要が
なく、コストを削減することができる。また、第1実施
形態と同様に研磨部54がパチンコ遊技機の枠側につい
ているので遊技盤42のみを交換することが可能であ
る。
【0037】また、第1実施形態と異なり、研磨部54
を必要時に作動させるパートタイム方式であるために、
必要以上にパチンコ玉を研磨することに伴って研磨部材
が早期に劣化してしまうという不都合が防止できる。
【0038】一方、ソレノイド59は、励磁状態になっ
てから所定時間経過後に非励磁状態になるように構成し
てもよい。このように構成することにより、たとえば、
すべてのパチンコ玉が要研磨玉通路58に流下するのに
必要とされる時間を超える時間に前記所定時間を接触す
れば繰り返しパチンコ玉を研磨することも可能である。
【0039】また、研磨部54内に遊技中に循環される
パチンコ玉とは別の予備用のパチンコ玉を封入しておく
ことも考えられる。たとえば、遊技中に循環して使用さ
れるパチンコ玉を20個とし、それ以外の20個のパチ
ンコ玉を研磨部54に貯留しておく。そして、循環中の
パチンコ玉の汚れ度合いに応じて、循環中のパチンコ玉
と研磨部54内に貯留されているパチンコ玉とを入替え
るのである。この場合、合流樋47から要研磨玉通路5
8に連通する連通点は、研磨部54により検出されたパ
チンコ玉が合流樋47に放出される放出点(供給玉検出
器55の位置)よりも図面に向かって右側に位置させる
ことが望ましい。これにより、研磨済みのパチンコ玉と
汚れたパチンコ玉との入替が遊技を中断することなく速
やかに行なえる。
【0040】次に図4は、封入玉の還元機能に関する第
3実施形態を示す図である。この第3実施形態、さらに
後述する第4実施形態は、前述の第1実施形態および第
2実施形態とは異なり、還元機能の一例となる玉還元機
66がパチンコ遊技機1に内蔵されておらず別体となっ
ている。したがって、玉還元機66のみをパチンコ遊技
機1と独立して取り外すことが可能である。
【0041】以下、前述の第1実施形態と同一構成部分
についてはその説明を省略しつつ、第3実施形態につい
て詳細な説明を行なう。
【0042】入賞玉検出器46で検出された入賞玉、お
よびアウト口45から排出されたアウト玉は合流樋47
で合流された後、打込玉検出器48により検出される。
さらにこれらの検出玉がファール玉戻り口50,51か
ら排出されたファール玉と合流した後、玉還元機66に
案内される。玉還元機66内には、パチンコ遊技機1か
ら排出されたパチンコ玉と係合する回転体が設けられて
おり、この回転体が回転することにより、回転体と係合
するパチンコ玉は研磨されつつ玉還元機66の揚送通路
95を介して上方へ揚送される。なお、玉還元機66に
ついては、図11以降で詳細な説明を行ない、ここでは
その説明を省略する。
【0043】揚送通路95により揚送されたパチンコ玉
は玉還元機66の補給玉検出器61により検出された
後、パチンコ遊技機1に内蔵された発射玉誘導路53へ
放出される。そして、発射玉誘導路53を介して打込玉
出口49内に進入することで、再び弾発発射されること
が可能となる。
【0044】第3実施形態においては、玉研磨機能を有
する玉還元機66がパチンコ遊技機1と別体に設けられ
ている。しかしながら、従来の遊技設置島ごとに設けら
れていた玉還元装置あるいは研磨装置とは異なり大型の
ものではない。また、各台ごとに対応して設けられてい
る。したがって、ファール玉を発射玉誘導路53まで還
元するためのみに玉封入式パチンコ遊技機に設けられて
いた還元装置が不要なものとなり、この機能を玉還元機
66で兼用できる。すなわち、従来においては、パチン
コ遊技機が玉封入式であるか否かにかかわらず清掃する
ために排出されたパチンコ玉を研磨するための装置が遊
技機設置島ごとに設けられていた場合が多く、このた
め、遊技中に発生したファール玉については遊技機内部
に専用の還元装置を設ける必要があったのである。しか
しながら、パチンコ玉の研磨を各遊技機台ごとに可能と
するために研磨機能および研磨されたパチンコ玉を還元
するための還元機能が必要となり、これらの機能にファ
ール玉を還元させる機能を兼用させることにより、ファ
ール玉専用の還元装置を不要なものとし、かかるコスト
の低減を実現したのである。
【0045】また、玉還元機66がパチンコ遊技機1と
別体に構成されているので、第1実施形態あるいは第2
実施形態と同様に遊技盤42の交換が可能であるのに加
えて、パチンコ遊技機そのものを交換することも可能で
ある。
【0046】また、パチンコ遊技機そのものに玉還元機
66が内蔵されていない分だけ、パチンコ遊技機を製造
するコストの低減を図ることができる。
【0047】また、弾発発射されたパチンコ玉は、ファ
ール玉を含めてすべて玉還元機66を介して循環される
ために、その度にパチンコ玉が研磨されることになる。
したがって、玉還元機66がパチンコ玉を還元するごと
にその汚れを磨き落とす研磨能力がさほど高くなくて
も、封入玉循環経路内のパチンコ玉を汚れのない状態に
保つことができる。したがって、玉還元機66に研磨能
力のさほど高くない、比較的安価な研磨機を適用できる
ために、コストの低減を図ることができる。
【0048】次に図5は、封入玉の還元機能に関する第
4実施形態を示す図である。この第4実施形態は、前述
の第3実施形態と比較して、パチンコ玉の汚れを磨き落
とす必要性が生じた場合にのみ、パチンコ玉が玉還元機
66に案内される点において第3実施形態と構成が異な
る。あるいは、前述の第2実施形態と比較して、パチン
コ玉を研磨するとともにそのパチンコ玉を合流樋47に
還元する還元機能部分(図3における研磨部54に相
当)が玉還元機66として、パチンコ遊技機1と別体に
設けられている点において、第2実施形態とその構成が
異なる。以下、前述の第2実施形態および第3実施形態
と同一構成部分についてはその説明を省略しつつ、第4
実施形態について詳細な説明を行なう。
【0049】パチンコ玉の研磨を必要としない状態にお
いては、ソレノイド59が非励磁状態であり、したがっ
て仕切弁57は要研磨玉通路58と合流樋47との連通
を閉塞している。したがって、アウト口45あるいは入
賞口などから排出されたパチンコ玉は合流樋47を介し
て打込玉出口49に案内される。
【0050】一方、パチンコ玉の汚れを磨き落とす必要
性が生じ、かつ、遊技に支障のない場合には、ソレノイ
ド59が励磁されることにより仕切弁57が合流樋47
と要研磨玉通路58とを連通させる。なお、パチンコ玉
を研磨する必要性が生じたか否かの判断については、第
2実施形態と同様にパチンコ玉の打込回数や所定時間の
経過、あるいは所定のセンサによるパチンコ玉の汚れ度
合いの判定などで行なう。
【0051】合流樋47と要研磨玉通路58とが連通す
ることにより、合流樋47に案内されるすべてのパチン
コ玉は要研磨玉検出器60で検出後に玉還元機66へ排
出される。そして玉還元機66により研磨が行なわれた
後、上部へ揚送される。揚送されたパチンコ玉は補給玉
検出器61により検出された後、再びパチンコ遊技機1
に還元されるべく、合流樋47に放出される。合流樋4
7に放出されたパチンコ玉のうち玉出し通路52の通路
長さを埋め合わせるだけのパチンコ玉は玉出し通路52
へ案内され、残りのパチンコ玉は打込玉出口49へ向か
う。なお、第2実施形態と同様に、この時点で合流樋4
7と要研磨玉通路58との連通部分が閉塞されているよ
うに構成してもよく、あるいは、所定回数パチンコ玉の
研磨を行なうために連通状態を保っていてもよい。
【0052】一方、遊技中に発生するファール玉につい
てはファール玉戻り口50,51から玉還元機66に排
出される。玉還元機66は、遊技中にファール玉が発生
することにより合流樋47を循環するパチンコ玉の不足
分を補うために、発生したファール玉数に相当するパチ
ンコ玉を揚送通路95より合流樋47に還元する。この
際、ファール玉の発生ごとに、そのファール玉を還元す
るように構成してもよく、ファール玉が所定個数分滞留
した際にまとめてそれらのファール玉を還元するように
構成してもよい。あるいは、玉還元機66内に予め予備
用のパチンコ玉を貯留しておき、ファール玉の発生に伴
ってこれらの貯留玉によりパチンコ玉を還元するように
構成してもよい。
【0053】この第4実施形態においては、第3実施形
態と同様にファール玉を合流樋47(第3実施形態を示
す図4においては発射玉誘導路53)に還元する機能を
玉還元機66に持たせたので、ファール玉専用の還元装
置が不要である。したがって、その分コストの低減を図
ることができる。
【0054】また、第3実施形態と同様に遊技盤42の
みならずパチンコ遊技機の交換が可能であり、パチンコ
遊技機そのものに還元機能を必要とせず、第1実施形態
および第2実施形態に比較してパチンコ遊技機を製造す
るコストの低減を図ることができる。
【0055】また、第3実施形態と比較して、必要時に
玉還元機66を作動させてパチンコ玉の研磨を行なうの
で、玉還元機66内の研磨部材を無駄に消費せず、研磨
剤が早期に劣化してしまうことを防止できる。
【0056】なお、玉還元機66内に交換用のパチンコ
玉を貯留しておくように構成することにより、遊技を中
断させることなく、遊技中にパチンコ玉の入替を行なう
ことが可能である点においては、第2実施形態と同様で
ある。
【0057】図6は、図2,図3に示した研磨部54と
適用可能な研磨装置の第1実施形態を示す図である。特
に図6(a)は、その縦断面図であり、図6(b)は、
図6(a)のA−A線に沿う断面図を示す。
【0058】まず、図6(a)を参照して合流樋47
(要研磨玉通路58)に案内されたパチンコ玉は、モー
タ71により作動するスクリュー70により誘導樋74
まで揚送された後、発射玉誘導路53に放出される。な
お、図2,図3に示した供給玉検出器55の図示を省略
してある。
【0059】研磨部54の壁面には、揚送中のパチンコ
玉と接触することによりパチンコ玉の研磨を行なうため
の研磨部材72が係止部材73の開閉により着脱可能な
態様で設けられている。揚送中のパチンコ玉94は、ス
クリュー70の回転に合わせてスクリュー軸70aを中
心に回転しつつ上昇し、研磨部材72と接触する位置に
位置するごとに研磨部材72との摩擦により研磨されつ
つもほぼ図の矢印方向に回転する。
【0060】次に図6(b)を参照して、パチンコ玉9
4は研磨部材72との接触を繰り返しながら揚送される
ことにより、図の斜線に示す帯状の部分が繰り返し研磨
されることで該当部分の汚れが磨き落とされる。なお、
摩擦係数が研磨部54の壁面<スクリュー70<研磨部
材72の順に大きく、かつ、その差が極めて大きいため
にパチンコ玉の自転は、ほぼ研磨部材72と接触する場
合にのみ発生し、かつ、その自転方向は図6(a)に示
す矢印方向に限定され、スクリュー70の回転による影
響は無視できる。
【0061】なお、研磨部材72は係止部材73を矢印
方向に位置させることで容易に交換することが可能であ
る。
【0062】図7は、前述した図6に示した研磨装置に
関する実施形態の変形例を示す図である。
【0063】まず図7(a)は、図6(b)と比較し
て、研磨部材72に凹部が設けられており、パチンコ玉
94と接触する部分が図6(b)に比べて多くなるよう
な工夫がなされている。この構成によれば、図に示すよ
うに図6(b)に比較してパチンコ玉のより広い表面部
分を研磨することが可能となる。
【0064】図7(b)は、図6(b)に比較して研磨
部54の壁面の所定位置に突起76を設けてパチンコ玉
94が突起76と衝突することでパチンコ玉94が研磨
部材72と接触する接触表面位置が転換される工夫がな
されている。図7(c)は、図7(b)を矢印方向から
見た一部縦断面図であり、突起76への衝突前後で変化
するパチンコ玉94の研磨部材接触表面位置が示されて
いる。なお、図に向かってパチンコ玉94の奥にスクリ
ュー70(図示省略)が配設されており、手前に研磨部
材72(図示省略)が配設されている。
【0065】突起76へ衝突前は、図の斜線で示す帯状
部分が研磨されている。一方、突起76と衝突すること
により、パチンコ玉94が矢印に示す方向に転動して接
触表面位置が転換し、これまでとは異なった表面が新た
に研磨されることになる。すなわち、図に示すパチンコ
玉の破線で囲まれた帯状部分が新たに研磨される部分と
なる。
【0066】図7(d)は、さらに図7(b),(c)
の変形例を示し、突起の代わりに磁石78を設けたもの
であり、パチンコ玉94が磁石78付近に近づいた際に
磁力により、パチンコ玉が所定方向に転動し、図7
(b),(c)と同様にして新たな表面が研磨されるこ
とになる。なお、図7(d)では磁石78は壁面より突
出するような態様で示されているが、壁面内部に磁石7
8が埋込まれていてもよい。
【0067】図7に示した構成によれば、パチンコ玉の
表面の一部分のみならず、表面の広範囲部分を研磨可能
である。なお、突起76あるいは磁石78を複数設ける
ことでさらに広範囲を研磨することができる。また、そ
の際には、パチンコ玉の同一周囲を所定回数磨き終わる
位置に次の突起76あるいは磁石78を設けるように構
成することで、より無駄なくきれいにパチンコ玉を研磨
することが可能となる。
【0068】図8は、図6に示した研磨部材72のさら
に異なる変形例を示す図である。図8(a)は、その縦
断面図を示し、図8(b)は、図8(a)の矢印方向よ
り見た横断面図を示す。図に示すように、研磨部材72
がスクリュー70を中心に蛇行するような態様で設けら
れている。したがってパチンコ玉94は、研磨部材72
を構成する72a,72b,72cそれぞれと順に接触
して研磨されつつ揚送される。
【0069】図8(c)は、図8(a),(b)に対応
して、パチンコ玉94が研磨部材72それぞれの構成部
分72a,72b,72cと接触して研磨される研磨表
面位置を示す。このような構成によれば、研磨部材72
自体が蛇行しつつパチンコ玉94の接触表面位置を転換
させているので、図6に比較してよりパチンコ玉の広範
囲部分を研磨することができる。
【0070】図9は、図2,図3に示した研磨部54と
して適用可能な研磨装置の第2実施形態を示す図であ
る。この実施形態は図6に示した第1実施形態と比較し
て、パチンコ玉を遊技使用前に繰り返して研磨すること
が可能である点に特徴を有する。なお、ここではこの研
磨装置を図2に示した研磨部54に適用させた場合を例
に挙げて説明する。また、図6において前述した第1実
施形態と同一構成部分についてはその説明を省略する。
【0071】研磨部材72により研磨されつつスクリュ
ー70により揚送されたパチンコ玉は、誘導樋74に放
出される。誘導樋74には、仕切弁81が設けられてお
り、ソレノイド80が励磁されることにより仕切弁81
が誘導樋74と発射玉誘導路53とを連通させる。ソレ
ノイド80が励磁されており、誘導樋74と発射玉誘導
路53とが連通状態にある場合には、スクリュー70に
より揚送されたパチンコ玉は誘導樋74を介して発射玉
誘導路53へ導かれる。発射玉誘導路53に導かれたパ
チンコ玉は発射玉誘導路53に沿って打込玉出口49
(図2参照)へ案内される。
【0072】一方、ソレノイド80が励磁されていない
場合には、仕切弁81は誘導樋74と発射玉誘導路53
との連通を閉塞する。なお、図において仕切弁81はこ
の連通を閉塞した状態が示されている。また、連通させ
た際の状態は図の点線で示されている。
【0073】仕切弁81が発射玉誘導路53への連通を
閉塞している場合には、スクリュー70により揚送され
たパチンコ玉は仕切弁81上を転動して、誘導樋79に
より合流樋47に案内される。したがって、誘導樋79
により合流樋47に案内されたパチンコ玉は再びスクリ
ュー70により揚送されるとともにその揚送途中で研磨
部材72により研磨される。
【0074】この図9に示した実施形態においてパチン
コ玉が研磨される表面部分は、図6(b)に示した部分
と同様であるが、繰り返しスクリュー70に案内されて
研磨されることにより、パチンコ玉の表面の広範囲を研
磨することが可能である。なお、研磨部材72の構造は
図7(a)に示したようなものであってもよく、あるい
はこの研磨装置自体を図7または図8に示したような構
造に構成した上で、パチンコ玉を繰り返しスクリュー7
0に案内して研磨するような構成にしてもよい。
【0075】また、ソレノイド80が励磁された場合に
は、仕切弁81は誘導樋74と発射玉誘導路53とを連
通させるが、仕切弁81は図の点線で示すように誘導樋
79を閉塞する閉塞弁としての機能をも果たすために、
誘導樋74と発射玉誘導路53とが連通状態にある際に
誤ってパチンコ玉が誘導樋79側に進入してしまうこと
を防止できる。
【0076】なお、ここではこの研磨装置を図2に示す
研磨部54に適用した場合を例に挙げて説明したが、図
3に示す研磨部54に適用した場合には、図に示す発射
玉誘導路53が合流樋47として適用され、合流樋47
が要研磨玉通路58として適用される。
【0077】図10は、図2,図3に示した研磨部54
として適用可能な研磨装置の実施形態を示す図である。
この実施形態は、前述した図6に示した実施形態および
図9に示した実施形態と比較して、スクリュー70によ
りパチンコ玉を揚送後にパチンコ玉の研磨を行なう点に
特徴を有する。さらに図6に示した実施形態および図9
に示した実施形態では、ともに1回の研磨で磨かれるパ
チンコ玉の表面部分は図6(b)に示したように限定さ
れていたが、この図10に示した実施形態では、進路誘
導部83の外形に工夫を凝らすことにより、パチンコ玉
が研磨部材72と接触する接触表面位置を転換させてパ
チンコ玉の広範囲部分を研磨可能とした点においても、
その特徴を有する。
【0078】以下、この研磨装置を図2に示した研磨部
54に適用させた場合を例に挙げて詳細な説明を行な
う。
【0079】合流樋47によりスクリュー70に案内さ
れたパチンコ玉は、スクリュー70により上部へ揚送さ
れる。この点については、揚送途中に研磨部材72が設
けられていないことを除いては図6および図9に示した
各実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
スクリュー70の上方位置には、研磨部材72と進路誘
導部83と回転体82とから構成される円形の誘導部9
6が設けられており、スクリュー70により揚送された
パチンコ玉はこの円形の誘導部96により研磨されると
ともに、研磨後に発射玉誘導路53へ案内される。な
お、研磨部材72と回転体82と進路誘導部83とを示
すA−A線に沿う断面図を図13(c)に示す。すなわ
ち、取外し可能な円盤状の研磨部材72上に図10の斜
線で示す進路誘導部が取付けられており、さらにその上
にモータ84(図13参照)により駆動されて回転可能
な回転体82が軸支されている。さらに図13(c)に
示すように、取付けられた回転体82を覆うような態様
で進路誘導部83が設けられている。すなわち、回転体
82がモータ84側の進路誘導部83と研磨部材72側
の進路誘導部83とで挟まれるような態様となってい
る。さらにモータ84側の進路誘導部83には、図13
(c)に示すように凹部が設けられている。また、回転
体82を挟んでこの凹部と反対側には、この凹部に対応
するスペースだけ進路誘導部83が欠いており、その部
分に研磨部材72が表出している。そして、回転体82
を挟んで構成されるこのスペースにより、スクリュー7
0から揚送されたパチンコ玉を研磨するとともに発射玉
誘導路53へ誘導するための誘導スペースが構成されて
おり、この誘導スペースが図10(a)の進路誘導部8
3(斜線で図示)で挟まれる部分に示されている。
【0080】回転体82には、図10(a)に示すよう
に前述の誘導スペースに沿ってパチンコ玉を案内可能な
U字形の案内部が設けられている。この案内部は、図に
示すようにパチンコ玉の直径を超える奥行きを有してい
る。したがって、パチンコ玉は案内部に固定されること
なく自由に転動することが可能である。これにより、誘
導スペースに沿ってパチンコ玉を案内することが実現さ
れる。
【0081】回転体82は、モータ84(図13参照)
の駆動力により図に向かって時計回りに回転する。回転
体82が回転することにより、スクリュー70から放出
されたパチンコ玉は所定のタイミングで回転体82の案
内部に進入し、誘導スペースに沿って回転体82により
円形誘導部96内を回転した後、発射玉誘導路53へ案
内される。
【0082】図10(b)は、図10(a)に示した研
磨装置のA−A線上に沿う一部断面図である。前述のと
おり、円形誘導部96内に構成される誘導スペースの片
面は研磨部材72により構成されているので、パチンコ
玉は誘導される間に研磨される。この際、パチンコ玉は
図のx方向に回転しつつ研磨されるので、斜線に示す帯
状部分が研磨されることになる。
【0083】しかしながら、回転軸97側に設けられた
進路誘導部83は、回転軸97を中心とした異なる半径
により構成される複数の円が組合せられた形状をしてい
るので、誘導スペースに段差ができている。したがって
パチンコ玉がこの段差を通過する際に図10(b)に示
すy方向に所定角度だけ回転することになり、これによ
り、新たな表面部分が研磨されることになる。なお、図
10(a)では、このような段差が3箇所設けられてお
り、したがってパチンコ玉が研磨部材72と接触する接
触表面位置が3度転換されることになり、パチンコ玉の
それぞれ異なる周囲部分が4箇所研磨されることにな
る。また、進路誘導部83は研磨が進むにつれてその半
径が短くなるように構成されているので、段差のあるご
とにパチンコ玉が図10(b)のy方向に所定角ずつ回
転していくことになる。これにより、適当に段差をつけ
てパチンコ玉がy方向に回転したりあるいはy′方向に
回転したりするためにパチンコ玉が研磨部材72と接触
する位置を転換させたものの既に磨いた部分が重複して
磨かれてしまうという不都合を防止できる。
【0084】図11は、図4,図5に示した玉還元機6
6として適用可能な研磨装置の第3実施形態を示す図で
ある。なお、図2,図3に示した研磨部54としても適
用可能である。
【0085】まず、図11(a)を参照して、パチンコ
遊技機1から排出されたパチンコ玉は玉回収樋89内に
案内される。82はモータ(図13参照)の駆動力によ
り回転する回転体であり、玉回収樋89から導かれたパ
チンコ玉と係合する係合部を有している。回転体82の
奥には係合部と係合したパチンコ玉と接触して、パチン
コ玉を研磨するための研磨部材72が設けられている。
すなわち、回転体の形状などは異なるものの、その基本
的構成は図10に示した円形誘導部96と同じである。
しかしながら、図10と比較してパチンコ玉が研磨部材
72と接触する接触表面位置を転換させるための進路誘
導部83は設けられていない。パチンコ玉は回転体82
背面の研磨部材72,回転体82,および回転体82手
前に位置する壁面(図示省略)に保持されつつ、回転体
82の回転に伴って研磨部材72で研磨されながら係合
部内で一定方向に回転する。これにより、パチンコ玉の
一定周囲部分のみが研磨されることになり、図10の場
合と比較して回転体82に係合されている間に研磨され
る表面面積は小さい。
【0086】この研磨装置には、研磨部材72で磨き終
えたパチンコ玉を再度玉回収樋89に案内するための誘
導樋93と、回転体82と係合したパチンコ玉を誘導樋
93へ導くための可動片92とが設けられている。可動
片92はソレノイド91が励磁されていない場合には、
図11(a)に示すように、パチンコ玉と接触しない位
置に退避している。したがって、この場合には、回転体
82と係合するパチンコ玉は回転体82の回転力により
順に玉排出樋90側に押し出される。一方、玉排出樋9
0側に押し出されたパチンコ玉は後続するパチンコ玉に
よりさらに押し進められて玉排出樋90内に進入する。
そして後続するパチンコ玉により排出樋90を上昇する
力が加えられることで、玉排出樋90に進入したパチン
コ玉が順に上方へ揚送された後、補給玉検出器61(図
4,5参照)で検出され、パチンコ遊技機1内の発射玉
誘導路53(図4参照)あるいは合流樋47(図5参
照)に放出される。
【0087】一方、可動片92はソレノイド91が励磁
されることにより、図11(b)に示すように、玉排出
樋90へ向かうパチンコ玉を係止し、パチンコ玉の連動
を中止させる。これにより、玉排出樋90におけるパチ
ンコ玉の揚送が停止する。さらに回転体82と係合しつ
つ回転中のパチンコ玉が玉排出樋90へ放出される箇所
に可動片92が位置するので、パチンコ玉は回転体82
から放出されることなくその係合部に留まることにな
る。そして、その位置からさらに回転体82とともに回
転した後、誘導樋93へ放出される。誘導樋93へ放出
されたパチンコ玉は、玉回収樋89へ案内された後、再
び回転体82と係合して研磨されることになる。
【0088】したがって、回転体82と係合するパチン
コ玉は、その一定周囲部分しか研磨されない構成である
ものの、パチンコ玉を繰り返し循環して研磨することが
できるので同一周囲部分を2度、3度と続けて研磨する
可能性は極めて低く、これによりパチンコ玉表面の広範
囲部分を研磨可能である。
【0089】このような研磨装置を図5に適用する場合
において、たとえば以下のように構成することが考えら
れる。この研磨装置内には、交換用のパチンコ玉を封入
しておき、遊技中はソレノイド91を励磁させて研磨装
置内のパチンコ玉を繰り返し研磨する。そして、遊技中
使用していたパチンコ玉と入替える際にソレノイド91
を非励磁状態にして、研磨済みのパチンコ玉をパチンコ
遊技機1へ放出するように構成するのである。なお、こ
の図11に示した研磨装置の研磨部材72は図10に示
したものと同様に容易に脱着可能であり、したがって消
耗時に交換することが可能である。詳細については、図
13で後述する。
【0090】図12は、図4および図5に示した玉還元
機66として適用可能な研磨装置の実施形態を示す図で
ある。なお、この研磨装置をパチンコ遊技機1内に内蔵
することにより、図2および図3に示す研磨部54とし
ても適用可能である。
【0091】図12(a)は、この研磨装置の断面図で
あり、図12(b)は、特にその進路誘導部83の形状
を示す図である。この図12に示した実施形態は、図1
0に示した円形誘導部96とほぼ同様の構成であり、U
字形の案内部を有する回転体82の背部にパチンコ玉を
誘導する進路誘導部83が設けられ、さらにその背部に
研磨部材72が設けられている。
【0092】回転体82はモータ84(図13参照)の
駆動力により玉回収樋89から進入したパチンコ玉を進
路誘導部83で構成される誘導スペースに沿って回転さ
せる。回転中のパチンコ玉は研磨部材72と接触するこ
とで一定周囲を研磨され、また、進路誘導部83の構造
により、その接触表面位置が転換されることで複数の表
面周囲が研磨される。
【0093】図10に示した研磨装置と異なる点は、パ
チンコ玉を揚送前に研磨するとともに、スクリュー70
などを用いることなく回転体83により研磨済みのパチ
ンコ玉を揚送できる点である。すなわち、パチンコ遊技
機1より回収されたパチンコ玉は玉回収樋89を介して
回転体83に案内された後、研磨される。そして、玉排
出樋90付近まで案内されたパチンコ玉は進路誘導部8
3の曲面に沿って玉排出樋90内へ押し上げられる。さ
らに後続するパチンコ玉により玉排出樋90を上昇して
パチンコ遊技機1内へ放出される。
【0094】図10に示した研磨装置と比較してパチン
コ玉を揚送するためのスクリュー70などを必要としな
い点において、製造コストを低減できるとともに構成を
単純にすることができるという利点を有する。なお、研
磨部材72は、図13において後述するように容易に脱
着可能である。
【0095】図13は、図10〜図12に示した研磨装
置の研磨部材72の着脱方法について説明するための図
である。図13(a),(b)は、図10〜図12に示
した研磨装置の背面図であり、図13(c)は、A−A
線に沿う断面図を示す。なお、図13(c)において進
路誘導部83が図示されており、したがってこの図は図
10,図12に示す研磨装置に対応するものである。し
かしながら、図11に示す研磨装置についても、研磨部
材72側に進路誘導部83が設けられていない点を除い
てほぼ同様の断面図となるので、図13(c)を代用し
て説明を行なう。
【0096】まず、図13(a)を参照して、研磨部材
72には把手88が設けられており、この把手を手にし
て研磨部材72の着脱を行なう。さらに研磨部材72に
は、大きさの異なる2つの突起87a,87bが設けら
れており、この突起を研磨装置側に設けられた凹部85
a,85bにそれぞれ挿入することにより、研磨部材7
2が研磨装置内に収まる。
【0097】凹部85a,85bは、それぞれ図示する
ように内部に溝86a,86bが設けられており、図1
3(b)に示すように把手88を図に向かって時計回り
にひねることで突起87a,87bがそれぞれ溝86
a,86b内に進入する。溝86a,86bは、突起8
7a,87bが進入する位置から奥に向かうにつれて徐
々にその幅が狭くなるように構成されている。したがっ
て、把手88を所定角度ひねった時点で溝86a,86
bと突起87a,87bとの摩擦力が働いて研磨部材7
2が研磨装置に固定される。研磨部材72の取外しは、
以上の手順を逆に辿ることにより行なうことができる。
【0098】なお、突起87aと87bとは同一の大き
さでもよいが、突起87aと87bの大きさに違いを持
たせたのは、図13(c)に示すように研磨部材72側
に設けられた進路誘導部83の形状が上下で異なるた
め、誤って上下逆に研磨部材72が取付けられることを
防止するためである。
【0099】図13(c)は、研磨部材72の装着後の
図を示す。モータ84が駆動することにより、その駆動
力が回転軸97に伝達される。回転体82は、この駆動
力を受けて所定方向に回転しパチンコ玉を進路誘導部8
3に沿って案内する。パチンコ玉は進路誘導部83,回
転体82,研磨部材72により保持されつつ研磨され
る。
【0100】なお、研磨部材72が研磨装置に固定され
る際にひねられる方向は回転体82の回転方向と同一方
向となるように構成することが望ましい。これにより、
パチンコ玉と研磨部材72との摩擦力により、徐々に研
磨部材72が回転して外れてしまうといった不都合を防
止できる。
【0101】また、着脱方法はこの実施形態と限らず、
ねじで固定しても係止爪でも、回転係止するようないわ
ゆるフック状のものでも何でもよい。
【0102】以下に、以上説明した実施形態の変形例や
特徴点などを列挙する。 (1) 図1に示したように、パチンコ遊技機1はその
内部にパチンコ玉が封入された封入式遊技機であるが、
封入式以外の遊技機に対して、各実施形態を適用するこ
とも可能である。
【0103】(2) さらに図1に示したパチンコ遊技
機はカード式のパチンコ遊技機であるが、遊技者がパチ
ンコ玉を投入することにより遊技が行なわれる遊技機に
も適用可能である。この場合、たとえば図3において共
通カードの残額に基づいてパチンコ玉の交換を行なうよ
うにするのに代えて、打球操作ハンドル68が操作され
ていないことに基づいてパチンコ玉の入替が行なわれる
ように構成してもよい。
【0104】(3) 図11に示した研磨装置に図12
に示したような進路誘導部83を設けてもよい。これに
より、一層、パチンコ玉を無駄なく研磨することが可能
となる。
【0105】(4) なお、研磨部材は磨けるものなら
ばどういったものでもよく、たとえば布(繊維)、スポ
ンジ、革、合成樹脂、紙などである。また、ゴムやバネ
などの弾性部材を利用して研磨部材の表面を打玉により
押しつけるようにしてもよい。
【0106】
【課題を解決するための手段の具体例】図6〜図13に
示した研磨装置により、弾球遊技に使用される打玉に付
着した汚れを磨き落とすための玉研磨装置が構成されて
いる。なお、パチンコ玉により、前記打玉が構成されて
いる。
【0107】図6〜図13に示した研磨部材72によ
り、打玉の所定表面を研磨するための研磨部材が構成さ
れている。また、図6〜図10に示したスクリュー7
0、および図11〜図13に示した回転体82により、
前記打玉を前記研磨部材に対して回転させて移動させる
ことにより打玉の研磨を可能とするための移動手段が構
成されている。
【0108】図7に示した突起76,磁石78、図8に
示した研磨部材72、図10および図12,図13に示
した進路誘導部83により、前記打玉の回転方向に変化
を加えることにより前記研磨部材と接触する該打玉の接
触表面位置を転換可能な接触表面位置転換手段が構成さ
れている。
【0109】図9および図10に示した合流樋47、図
11に示した玉回収樋89により、研磨対象となる打玉
が進入する進入部が構成されている。さらに図9に示し
た誘導樋74および仕切弁81、図11に示した可動片
92および誘導樋93により、前記研磨手段で研磨され
終えた打玉を遊技使用前に再度前記進入部に案内するこ
とが可能な案内部が構成されている。
【0110】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、前記打玉の回転方向に変化を加えることに
より前記研磨部材と接触する該打玉の接触表面位置を転
換可能であるために、該打玉に付着した汚れを万遍なく
磨き落とすことができる。
【0111】請求項2に関しては、前記研磨手段で研磨
され終えた打玉を遊技使用前に再度前記進入部に案内す
ることにより繰り返し打玉を研磨することが可能である
ために、打玉に付着した汚れを万遍なく磨き落とすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機およびカードユニットを示す正
面図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面図である(パチンコ玉の
還元機能に関する第1実施形態を示す)。
【図3】パチンコ遊技機の背面図である(パチンコ玉の
還元機能に関する第2実施形態を示す)。
【図4】パチンコ遊技機の背面図である(パチンコ玉の
還元機能に関する第3実施形態を示す)。
【図5】パチンコ遊技機の背面図である(パチンコ玉の
還元機能に関する第4実施形態を示す)。
【図6】研磨装置の断面図である(研磨装置に関する第
1実施形態を示す)。
【図7】研磨装置の断面図を示す図である(図6に示す
研磨装置の変形例を示す)。
【図8】研磨装置の断面図である(図6の研磨装置の変
形例を示す)。
【図9】研磨装置の断面図である(研磨装置に関する第
2実施形態を示す)。
【図10】研磨装置の断面図である(研磨装置に関する
第3実施形態を示す)。
【図11】研磨装置の断面図である(研磨装置に関する
第4実施形態を示す)。
【図12】研磨装置の断面図である(研磨装置に関する
第5実施形態を示す)。
【図13】図10〜図12に示す研磨装置における研磨
部材72の着脱方法について説明するための図である。
【符号の説明】
1はパチンコ遊技機、11は遊技領域、28はファール
玉検出器、50,51はファール玉戻り口、45はアウ
ト口、13は可変入賞球装置、44は入賞玉集合カバー
部材、46は入賞玉検出器、47は合流樋、48は打込
玉検出器、54は研磨部、55は供給玉検出器、53は
発射玉誘導路、57は仕切弁、58は要研磨玉通路、5
9はソレノイド、60は要研磨玉検出器、61は補給玉
検出器、66は玉還元機、70はスクリュー、71はモ
ータ、72は研磨部材、73は係止部材、74は誘導
樋、75は誘導樋、76は突起、78は磁石、79は誘
導樋、80はソレノイド、81は仕切弁、82は回転
体、83は進路誘導部、84はモータ、85a,85b
は凹部、86a,86bは溝、87a,87bは突起、
88は把手、89は玉回収樋、90は玉排出樋、91は
ソレノイド、92は可動片、93は誘導樋、49は打込
玉出口、94はパチンコ玉、95は揚送通路、96は円
形誘導部、97は回転軸である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾球遊技に使用される打玉に付着した汚
    れを磨き落とすための玉研磨装置であって、 打玉の所定表面を研磨するための研磨部材と、 前記打玉を前記研磨部材に対して回転させながら移動さ
    せることにより打玉の研磨を可能とするための移動手段
    と、 前記打玉の回転方向に変化を加えることにより前記研磨
    部材と接触する該打玉の接触表面位置を転換可能な接触
    表面位置転換手段とを有することを特徴とする、玉研磨
    装置。
  2. 【請求項2】 弾球遊技に使用される打玉に付着した汚
    れを磨き落とすための玉研磨装置であって、 研磨対象となる打玉が進入する進入部と、 打玉の所定表面を研磨するための研磨部材と、 前記打玉を前記研磨部材に対して回転させながら移動さ
    せることにより打玉の研磨を可能とするための移動手段
    と、 前記研磨手段で研磨され終えた打玉を遊技使用前に再度
    前記進入部に案内することが可能な案内部とを有するこ
    とを特徴とする、玉研磨装置。
JP29707195A 1995-11-15 1995-11-15 玉研磨装置 Expired - Fee Related JP4057658B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29707195A JP4057658B2 (ja) 1995-11-15 1995-11-15 玉研磨装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29707195A JP4057658B2 (ja) 1995-11-15 1995-11-15 玉研磨装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09135961A true JPH09135961A (ja) 1997-05-27
JP4057658B2 JP4057658B2 (ja) 2008-03-05

Family

ID=17841841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29707195A Expired - Fee Related JP4057658B2 (ja) 1995-11-15 1995-11-15 玉研磨装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4057658B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011125756A (ja) * 2011-03-30 2011-06-30 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2012105798A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Joyco Systems Corp 遊技機の球研磨装置
JP2012115404A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機ユニットおよび遊技球搬送装置
JP2013005832A (ja) * 2011-06-22 2013-01-10 Shinko Seisakusho Co Ltd 揚送研磨装置
JP2013094457A (ja) * 2011-11-01 2013-05-20 Asama Seisakusho:Kk 汚れ除去装置
JP2013132400A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Asama Seisakusho:Kk 汚れ除去装置
JP2014030491A (ja) * 2012-08-01 2014-02-20 Asama Seisakusho:Kk 遊技球搬送研磨装置
JP2016034569A (ja) * 2015-10-27 2016-03-17 株式会社ジョイコシステムズ 遊技機の球研磨装置、及びカセット
CN114750062A (zh) * 2022-05-19 2022-07-15 深圳市金佳利机电有限公司 一种五金制品的高效加工设备及方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012105798A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Joyco Systems Corp 遊技機の球研磨装置
JP2012115404A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機ユニットおよび遊技球搬送装置
JP2011125756A (ja) * 2011-03-30 2011-06-30 Sankyo Co Ltd 遊技用装置
JP2013005832A (ja) * 2011-06-22 2013-01-10 Shinko Seisakusho Co Ltd 揚送研磨装置
JP2013094457A (ja) * 2011-11-01 2013-05-20 Asama Seisakusho:Kk 汚れ除去装置
JP2013132400A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Asama Seisakusho:Kk 汚れ除去装置
JP2014030491A (ja) * 2012-08-01 2014-02-20 Asama Seisakusho:Kk 遊技球搬送研磨装置
JP2016034569A (ja) * 2015-10-27 2016-03-17 株式会社ジョイコシステムズ 遊技機の球研磨装置、及びカセット
CN114750062A (zh) * 2022-05-19 2022-07-15 深圳市金佳利机电有限公司 一种五金制品的高效加工设备及方法
CN114750062B (zh) * 2022-05-19 2023-09-29 深圳市金佳利机电有限公司 一种五金制品的高效加工设备及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4057658B2 (ja) 2008-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5236349B2 (ja) 封入球循環式遊技機
JPH10258152A (ja) 遊技システム
JP6347625B2 (ja) 遊技機及び遊技枠
JP6572502B2 (ja) 封入式遊技機
JP6078822B2 (ja) 封入式遊技機
JPH09135961A (ja) 玉研磨装置
JP5938648B2 (ja) 封入式遊技機
JPH10216338A (ja) 遊技装置
JP2023052840A (ja) 弾球遊技機
JP4188435B2 (ja) 遊技媒体磨き装置
JP4057660B2 (ja) 弾球遊技用玉循環装置
JP4057661B2 (ja) 弾球遊技用玉循環装置
JPH09192334A (ja) 遊技媒体磨き装置用制御装置および遊技媒体磨き装置
JP6370560B2 (ja) 遊技機および遊技枠
JPH09201468A (ja) 遊技媒体磨き装置
JP4152453B2 (ja) 研磨装置
JP2003010482A (ja) 遊技機
JP5938650B2 (ja) 封入式遊技機
JP6393913B2 (ja) 封入式遊技機
JP4188434B2 (ja) 遊技媒体磨き装置
JP6682136B2 (ja) 遊技機
JP7208508B2 (ja) 弾球遊技機
JP4175522B2 (ja) 遊技媒体を磨くための装置
JP2018126657A (ja) 遊技機
JP5961597B2 (ja) 研磨装置および遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20070601

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070731

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071214

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees