JPH09192334A - 遊技媒体磨き装置用制御装置および遊技媒体磨き装置 - Google Patents

遊技媒体磨き装置用制御装置および遊技媒体磨き装置

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JPH09192334A
JPH09192334A JP8006788A JP678896A JPH09192334A JP H09192334 A JPH09192334 A JP H09192334A JP 8006788 A JP8006788 A JP 8006788A JP 678896 A JP678896 A JP 678896A JP H09192334 A JPH09192334 A JP H09192334A
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JP
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polishing
game medium
ball
polishing member
winding
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JP8006788A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨部材の交換を時間的余裕をもって行なう
ことのできる研磨装置を提供する。 【解決手段】 図14(a)において、研磨部材を巻取
る巻取モータの総駆動時間を加算して(S23)、予め
定められた巻取終了予告時間となった場合に(S2
4)、残量の少ない旨を報知する報知動作が行なわれる
ように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
コイン遊技機あるいはスロットマシンなどに代表される
遊技機に使用される遊技媒体である、いわゆるパチンコ
玉やコイン等の汚れを磨き落とすための遊技媒体磨き装
置および該遊技媒体磨き装置の制御が可能な遊技媒体磨
き装置用制御装置に関し、詳しくは、遊技媒体磨き装置
用制御装置により制御される遊技媒体磨き装置および遊
技媒体と当接する遊技媒体磨き装置の遊技媒体磨き部材
部分を移動させて次の遊技媒体磨き部材部分を前記遊技
媒体と当接させる移動制御が可能な遊技媒体磨き装置用
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技媒体磨き装置として従来か
ら知られているものに、たとえば、ロール状に巻回され
た帯状の遊技媒体磨き部材が巻出されて該遊技媒体磨き
部材の一部分が遊技媒体と当接して該遊技媒体の汚れが
磨き落とされるように構成された遊技媒体磨き装置があ
った。さらにこの種の従来の遊技媒体磨き装置において
は、遊技媒体磨き装置用制御装置の制御により、前記遊
技媒体磨き部材が間欠的にあるいは継続的に巻出される
ことにより、前記遊技媒体と当接している遊技媒体磨き
部材部分が移動して次の遊技媒体磨き部材部分が前記遊
技媒体と当接するように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、何の前触れもなく、すべての遊技媒体磨き部
材が巻出されてしまうために、巻出された遊技媒体磨き
部材のすべての部分が遊技媒体を磨くのに使用されたこ
とに伴って該遊技媒体磨き部材の交換を必要とする際に
余裕をもってその交換を行なうことができないという不
都合が生じていた。このため、遊技媒体磨き部材の交換
が遅れてしまい、汚れが付着した遊技媒体で遊技が行な
われてしまうおそれが生じていた。したがって、遊技媒
体磨き装置を管理する管理者などは前記遊技媒体磨き部
材の使用状況に常に注意せねばならず、管理が面倒であ
るという不都合が生じていた。
【0004】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、管理の容易な遊技媒体磨き装置
および該遊技媒体磨き装置を制御するための遊技媒体磨
き装置用制御装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技媒体と当接する遊技媒体磨き装置の遊技媒体磨
き部材部分を移動させて次の遊技媒体磨き部材部分を前
記遊技媒体と当接させる移動制御が可能な遊技媒体磨き
装置用制御装置であって、前記遊技媒体磨き部材部分の
移動量が前記遊技媒体磨き部材を交換すべき予め定めら
れた移動量に達することを予告報知するための予告報知
手段を有することを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記遊技媒体磨き部材部分が
移動した移動量を検出するための移動量検出手段を有
し、前記予告報知手段は、前記移動量検出手段の検出に
基づいて前記予告報知を行なうことを特徴とする。請求
項3に記載の本発明は、遊技媒体磨き装置用制御装置に
より制御される遊技媒体磨き装置であって、遊技媒体の
汚れを磨き落とすための遊技媒体磨き部材と、前記遊技
媒体磨き部材の一部であって前記遊技媒体と当接する遊
技媒体磨き部材部分を移動させて次の遊技媒体磨き部材
部分を前記遊技媒体と当接させるための移動手段と、前
記遊技媒体磨き部材部分の移動量が前記遊技媒体磨き部
材を交換すべき予め定められた移動量に達することを予
告報知させるためにその移動量を検出してその検出信号
を出力する移動量検出手段とを有することを特徴とす
る。
【0007】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、予告報知手
段の働きにより、前記遊技媒体磨き部材部分の移動量が
前記遊技媒体磨き部材を交換すべき予め定められた移動
量に達することが予告報知される。請求項2に記載の本
発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、
移動量検出手段の働きにより、前記遊技媒体磨き部材部
分が移動した移動量が検出され、前記予告報知手段の働
きにより、前記移動量検出手段の検出に基づいて前記予
告報知が行なわれる。
【0008】請求項3に記載の本発明によれば、移動手
段の働きにより、前記遊技媒体磨き部材の一部であっ
て、前記遊技媒体と当接する前記遊技媒体磨き部材部分
が移動して次の遊技媒体磨き部材部分が前記遊技媒体と
当接し、該遊技媒体磨き部材部分により前記遊技媒体の
汚れが磨き落とされる。また、移動量検出手段の働きに
より、前記遊技媒体磨き部材部分の移動量が前記遊技媒
体磨き部材を交換すべき予め定められた移動量に達する
ことを予告報知させるためにその移動量が検出されてそ
の検出信号が出力される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態で
は、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発
明はこれに限らず、コイン遊技機やスロットマシンなど
に適用することも可能である。さらに、遊技機に限ら
ず、たとえば、遊技機から排出された遊技媒体を当該遊
技機に循環させるための循環装置に対して適用すること
も可能である。
【0010】図1は、遊技機の一例のパチンコ遊技機1
および共通カードユニット33を示す正面図である。
【0011】パチンコ遊技機1で遊技を行なう場合に
は、パチンコ遊技機1に接続されている共通カードユニ
ット33の共通カード挿入・排出口40に共通カードを
挿入する。この共通カードを挿入することにより、挿入
された共通カードに記録されている記録情報が読取られ
る。そして、遊技者が操作部9に設けられた引落しスイ
ッチ(図示省略)を押圧操作すると、予め定められた額
(たとえば100円)が共通カードの記録情報に含まれ
るカード残高から引落されて持点に加算更新される。パ
チンコ遊技機1の前面枠の上方部分には、持点を点灯量
によってアナログ的に表示する持点アナログ表示器7が
設けられている。また、その持点アナログ表示器7の左
右にスピーカ8が設けられている。
【0012】持点が存在する状態で、遊技者が打球操作
ハンドル5を操作すれば、遊技媒体の一例となるパチン
コ玉が1発ずつ発射されて遊技領域11に打込まれる。
この発射玉が発射玉検出器27により検出される。な
お、発射勢いが弱すぎて遊技領域11にまで到達しなか
ったパチンコ玉は、流下してきてファール玉戻り口50
に進入した後、ファール玉検出器28(図2,図3参
照)により検出される。遊技領域11には、通常入賞口
21,19と、始動入賞口22とが設けられている。ま
た、遊技領域11のほぼ中央には、複数種類の識別情報
を可変表示して表示状態が変化する可変表示装置12が
設けられている。また、その下方には、開閉板15が開
成して遊技者にとって有利な第1の状態と開閉板15が
閉成して遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能
な可変入賞球装置13が設けられている。
【0013】パチンコ玉が始動入賞口22に入賞してそ
の始動入賞玉が始動入賞玉検出器24により検出されれ
ば、可変表示装置12が可変開始し、その可変表示停止
時の表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえ
ば777)となれば、特定遊技状態が発生して可変入賞
球装置13の開閉板15が開成し、パチンコ玉が可変入
賞球装置13に入賞可能な第1の状態となる。可変入賞
球装置13は、通常時においてはソレノイド23の励磁
が解除されているために開閉板15が閉成して打玉が入
賞不可能な第2の状態となっているが、前記特定遊技状
態が発生すれば、ソレノイド23が励磁されて可変入賞
球装置13が第1の状態となる大当り制御が行なわれ
る。この可変入賞球装置13の第1の状態は、打玉の所
定個数(たとえば10個)の入賞あるいは所定期間(た
とえば30秒間)の経過のうちいずれか早い方の条件が
成立することにより終了して第2の状態となる。また、
可変入賞球装置13内には、所定箇所に特定入賞領域1
6が設けられており、この特定入賞領域16に入賞した
入賞玉が特定入賞玉検出器17により検出される。ま
た、可変入賞球装置13内に入賞したすべての入賞玉が
入賞玉検出器18により検出される。
【0014】可変入賞球装置13が第1の状態となって
いる期間中に打玉が特定入賞領域16に入賞して特定入
賞玉検出器17により検出されれば、その回の可変入賞
球装置13の第1の状態が終了するのを待って再度可変
入賞球装置13を第1の状態に制御する繰返し継続制御
が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数はたとえ
ば16回と定められている。
【0015】可変表示装置12の上方に設けられている
玉入口20に打玉が進入すれば、その玉が下方に誘導さ
れて始動入賞口22の上方にまで導かれ、その始動入賞
口22の上方から再度遊技領域11に放出される。その
結果、放出されたパチンコ玉は始動入賞口22に入賞し
やすい状態となる。図中25は、遊技状態などに応じて
点灯または点滅するランプである。また、遊技領域11
の最下端部分には、いずれの入賞口や入賞球装置にも入
賞しなかったパチンコ玉をアウト玉として回収するアウ
ト口45が形成されている。また、前面板4には、各種
表示器やスイッチなどが設けられているとともに、スピ
ーカ10が設けられており、このスピーカ10からは、
大当りにおける効果音などが発せられる。図中6はリセ
ットキースイッチであり、このリセットキースイッチ6
に遊技場の係員が所定のキーを挿入して操作することに
より、大当り終了時に持点を使用しての遊技の続行を許
可するか否かが決定される。このリセットキースイッチ
6の操作がリセット操作検出器6aにより検出される。
また、32は遊技続行許容表示器であり、リセットキー
スイッチ6の操作により、遊技続行許容状態になってい
ることが点灯表示される。
【0016】図中36は、共通カードユニット33が使
用可能な状態であることを点灯表示するユニット使用可
表示器である。37は端数表示スイッチであり、共通カ
ードの残高に端数が存在する場合に、この端数表示スイ
ッチ37が押圧操作されることにより、その端数が操作
部9上の所定の表示器により表示されるように構成され
ている。38は連結方向表示器であり、共通カードユニ
ット33が接続されているパチンコ遊技機の接続方向を
点灯表示するものである。39はカード挿入表示器であ
り、カード挿入・排出口40に共通カードが挿入されて
いる旨を点灯表示するものである。また35は情報出力
部であり、挿入された共通カードなどに関する情報を遊
技場に設置されている管理用のホールコンピュータに出
力するためのものである。34は情報入力部であり、共
通カードに関する情報などがホール管理用のホールコン
ピュータなどから入力される。また、3はガラス扉であ
り、遊技領域11の前面を開閉可能に覆うものである。
ガラス扉3は、遊技場の係員などが所有する所定の鍵で
解錠操作が行なわれることにより開成する。
【0017】遊技領域11内において、パチンコ玉の玉
詰まりが発生した場合には、このガラス扉3が開成され
て玉詰まりが解消される。また、玉詰まりが発生すれば
遊技が一旦中断されるので、サービス玉として係員など
がパチンコ玉をいずれかの入賞口に入賞させて、遊技者
に所定得点を与える場合がある。この際のサービス玉
は、前面板4の奥に設けられた玉出しレバー部30を操
作することにより、玉出し穴31より供給される。玉出
しレバー部30は、前面板開閉部29を操作して前面板
4を開くことで、その操作が可能となる。前面板開閉部
29は、ガラス扉3を開成させないと操作ができない位
置に取付けられており、したがって遊技者がその操作を
行なうことはできない。
【0018】図2および図3は、パチンコ遊技機の背面
図を示す。パチンコ遊技機1には、所定数のパチンコ玉
が封入された封入玉循環経路が設けられており、封入さ
れたパチンコ玉が循環して遊技に使用されている。ま
た、封入玉循環経路の経路途中に、玉タンク59に排出
された封入玉を発射玉誘導路53まで揚送するための玉
還元機55と、玉還元機55により揚送途中の封入玉を
研磨し、玉の表面の汚れを磨き落とす研磨装置54とが
設けられている。玉還元機55は、スプロケット58,
リフトモータ103,搬送路62を含み、パチンコ遊技
機1と独立して取外し可能である。さらに玉還元機55
には、研磨装置54を着脱可能に装着するための装着部
が設けられている。玉還元機55の搬送路62の上方部
分は、図示するように伸縮可能な蛇腹部材で構成されて
おり、この蛇腹部材は発射玉誘導路53との連結口91
より取外し可能である。したがって、必要に応じて玉還
元機55内の玉抜きを行なうことが可能である。
【0019】特に、図2は、封入玉が常に玉還元機55
を介して循環される実施形態であり、図3は、必要に応
じて封入玉が玉還元機55に流入して循環される実施形
態である。以下、図2および図3をそれぞれ封入玉を還
元する構成に関しての第1実施形態および第2実施形態
として順に説明を行なう。
【0020】まず、図2は、前記第1実施形態を示す図
である。パチンコ遊技機1の遊技盤保持枠43には、遊
技盤取付用の回動レバー57が設けられており、この回
動レバー57を回動操作することにより、遊技盤42が
着脱可能となる。一方、遊技領域11に設けられている
入賞口や可変入賞球装置などから入賞したすべての入賞
玉は入賞玉集合カバー部材44を通じて入賞玉検出器4
6へ誘導される。そして、入賞玉検出器46で検出され
た入賞玉はアウト口45から回収されたパチンコ玉とと
もに合流樋47に誘導される。合流樋47に誘導された
パチンコ玉は、その後、打込玉検出器48により検出さ
れる。
【0021】一方、ファール玉はファール玉戻り口50
から排出された後、ファール玉検出器28で検出され
て、打込玉検出器48により検出されたパチンコ玉と合
流する。なお、発射勢いがあまりに弱すぎてファール玉
戻り口50まで到達しなかったパチンコ玉はファール玉
戻り口51に進入した後、合流樋47を誘導されるパチ
ンコ玉と合流する。一方、合流樋47を流下するすべて
のパチンコ玉は、玉タンク59へ排出される。
【0022】玉タンク59に排出されたパチンコ玉は、
還元機55へ誘導される。玉還元機55には、リフトモ
ータ103の駆動力により、誘導されたパチンコ玉を係
合させつつ回転するスプロケット58が設けられてい
る。スプロケット58はパチンコ玉をその上方まで揚送
し搬送路62へ案内する。
【0023】そして、搬送路62へ案内されたパチンコ
玉は、後続するパチンコ玉に押し進められて搬送路62
内を揚送される。搬送路62の経路途中には、その一部
が搬送路62外部に露出した遊技媒体露出部118(図
6参照)が設けられており、その遊技媒体露出部に沿う
ように研磨装置54の研磨部材63(図5参照)が配置
されている。搬送路62を揚送途中のパチンコ玉は、こ
の遊技媒体露出部118において研磨部材63(図5参
照)と当接することによりその汚れが磨き落とされる。
なお、研磨装置54は、搬送路62に対して容易に着脱
可能であり、研磨部材63の劣化などに応じて交換され
る。
【0024】研磨装置54により研磨されたパチンコ玉
は搬送路62の上部まで搬送された後、発射玉誘導路5
3へ放出される。発射玉誘導路53へ放出されたパチン
コ玉は、補給玉検出器56で検出された後、玉出し通路
52に誘導される。玉出し通路52は、所定個数(たと
えば4個)のパチンコ玉をその通路内に滞留させること
が可能な通路長さに構成されており、玉出しレバー部3
0(図1参照)が操作されない限り、滞留中のパチンコ
玉は玉出し穴31(図1参照)より排出されない。した
がって、玉出し通路52が所定個数のパチンコ玉で埋ま
った後は、補給玉検出器56で検出されたパチンコ玉は
打込玉出口49へ流下し、再び弾発発射されることが可
能となる。なお、補給玉検出器56でパチンコ玉が検出
されることにより、玉還元機55が正常に動作している
か否かを把握することができる。
【0025】この第1実施形態においては、玉還元機5
5がパチンコ遊技機1と別体に構成されているので、遊
技盤42の交換が可能であることはもちろん、パチンコ
遊技機そのものを交換することも可能である。
【0026】また、パチンコ遊技機そのものに玉還元機
55が内蔵されていない分だけ、パチンコ遊技機を製造
するコストの低減を図ることができる。
【0027】また、弾発発射されたパチンコ玉は、ファ
ール玉を含めてすべて搬送路62を介して循環されるた
めに、その度に研磨装置54によりパチンコ玉が研磨さ
れることになる。したがって、研磨装置54の研磨能力
がさほど高くなくても、封入玉循環経路内のパチンコ玉
を汚れのない状態に保つことができる。したがって、研
磨装置54の研磨部材63として研磨能力のさほど高く
ない、比較的に安価なものを適用でき、コストの低減を
図ることができる。また、パチンコ玉が研磨される間も
遊技を継続して行なうことができるので、パチンコ玉を
研磨するためにわざわざパチンコ遊技機の稼働を停止し
なければならないなどといった不都合をも回避できる。
【0028】次に図3は、前記第2実施形態を示す図で
ある。この第2実施形態は、前述の第1実施形態と比較
して、パチンコ玉の汚れを磨き落とす必要性が生じた場
合にのみ、パチンコ玉が玉タンク59に案内される点に
おいてその構成が異なる。以下、前述の第1実施形態と
同一構成部分についてはその説明を省略しつつ、この第
2実施形態について詳細な説明を行なう。
【0029】入賞玉検出器46で検出された入賞玉およ
びアウト口45から排出されたパチンコ玉は合流樋47
で合流した後、打込玉検出器48で検出されて、打込玉
出口49へ向けて案内される。合流樋47から打込玉出
口49に至る経路途中には、合流樋47と連通する要研
磨玉誘導路94が設けられており、たとえばパチンコ遊
技機1が遊技状態にあるときなどは仕切り弁92によ
り、この誘導路が閉塞されている。したがって、遊技中
は合流樋47を流下するパチンコ玉は打込玉出口49へ
進入する。
【0030】仕切り弁92はソレノイド93が励磁され
ることにより、合流樋47と要研磨玉誘導路94とを連
通させる。これにより、合流樋47を流下するパチンコ
玉は打込玉出口49に案内されることなく、要研磨玉誘
導路94へ流下して、検出器95により検出される。ソ
レノイド93は、たとえば、すべてのパチンコ玉が要研
磨玉誘導路94に流下したことが検出器95により検出
されたことを条件に非励磁状態となり、仕切り弁92が
誘導路の連通を閉塞する。一方、要研磨玉誘導路94に
流下したパチンコ玉は、パチンコ遊技機1と別体に設け
られた玉タンク59へ排出される。玉タンク59に排出
されたパチンコ玉は、第1実施形態と同様にして、玉還
元機55により搬送路62を揚送され、その揚送途中で
研磨装置54により汚れが磨き落とされる。そして、搬
送路62の上部まで揚送されたパチンコ玉は、合流樋4
7に放出される。
【0031】この第2実施形態の場合には、以下の条件
を満たす場合にソレノイド93が励磁されて、要研磨玉
誘導路94が合流樋47と連通し、パチンコ玉の研磨が
行なわれる。
【0032】すなわち、遊技者が共通カードを共通カー
ドユニット33に挿入していないこと、あるいは挿入さ
れた共通カードのカード残高が遊技を行なうのに必要と
される額に満たないこと、および、封入玉がある程度汚
れていること、あるいは汚れていると予想される状態に
あることが条件となる。封入玉が汚れていると予想され
る状態にあるか否かの具体的判断方法として、たとえ
ば、打込玉検出器48により所定数の打込玉が検出され
たか否かを判断することが考えられる。また、打球操作
ハンドル5に手が触れているかを検出するタッチセンサ
の検出時間が所定時間に達したか否かを判断することな
ども考えられる。その他に、封入玉の汚れを実際にチェ
ックするために、たとえば、合流樋47に所定のセンサ
を設けてもよい。
【0033】なお、第2実施形態においては、ファール
玉戻り口50,51より排出されたパチンコ玉は、直接
玉タンク59へ排出され、玉還元機55を介して循環さ
れる。
【0034】この第2実施形態によれば、第1実施形態
と同様に玉還元機55がパチンコ遊技機1と別体に構成
されているので、遊技盤42のみを交換することが可能
であることはもちろん、パチンコ遊技機自体を交換する
ことも可能である。
【0035】また、第1実施形態と異なり、玉還元機5
5を必要時に作動させるパートタイム方式であるため
に、必要以上にパチンコ玉を研磨することに伴って研磨
部材63が早期に劣化してしまうという不都合を防止で
きる。
【0036】一方、ソレノイド93は、励磁状態になっ
てから所定時間経過後に非励磁状態になるように構成し
てもよい。このように構成することにより、たとえば、
すべてのパチンコ玉が要研磨玉誘導路94に流下するの
に必要とされる時間を超える時間に前記所定時間を設定
すれば、同一のパチンコ玉を繰返し研磨することも可能
となる。
【0037】また、玉還元機55内に、遊技中に循環さ
れるパチンコ玉とは別の予備用のパチンコ玉を予め封入
しておくことも考えられる。たとえば、遊技中に循環し
て使用されるパチンコ玉を20個とし、それ以外の20
個のパチンコ玉を玉還元機55内に貯留しておく。そし
て、循環中のパチンコ玉の汚れ具合に応じて、循環中の
パチンコ玉と玉還元機55内に貯留されているパチンコ
玉とを入替えるのである。
【0038】図4は、研磨装置54の構成を説明するた
めの分解斜視図である。図を参照して、リール64,6
5は、取付基板77aに設けられた開口114に回転可
能に挿入される。ローラ66は、軸66aに軸支され、
軸66aは取付基板77aの図示する位置に植立され
る。研磨部材63は、テープ状の部材であり、たとえ
ば、パチンコ玉と接触してその汚れを研磨可能な所定の
繊維からなる布などにより構成されている。研磨部材
(研磨テープ)63は、図示するように、ロール状に巻
回され、ロールの中央部がリール64,65に挿入され
た状態で取付基板77aに収容される。ローラ66は、
取付基板77aに収容された研磨部材63を一方の巻出
用のリール64から他方の巻取用のリール65へ案内す
べく、研磨部材63を摺動可能に保持する。
【0039】弾性部材71は取付穴71aを含み、取付
基板77aに植立された位置決めボス111に軸支され
る。当接部材70は、係止片70aを含み、係止部材7
8と弾性部材71とにより係止される。さらに当接部材
70は、凹部89を含み、2つのローラ66間に渡され
た研磨部材63が凹部89側に位置する。すなわち、一
方のリール64から巻出された研磨部材は一方のローラ
66を介して凹部89に沿って搬送され、他方のローラ
66を介して他方のリール65に巻取られるように構成
されている。
【0040】当接部材70が位置する取付基板77aの
側面は切欠しており、弾性部材71に押圧される当接部
材70の一部は、取付基板77aより、やや外部に突出
する。
【0041】カバー77bは取付穴110bを含み、取
付基板77aに植立された取付ボス110aにねじ止め
される。また、位置決め穴113にリール64,65が
回転可能に挿入され、位置決め穴112に弾性部材71
を軸支する位置決めボス111が挿入される。
【0042】カバー77bは取付基板77aと同様に、
その一側面が切欠しており、取付基板77aと接合した
際に当接部材70の一部が外部へ露出する。
【0043】図5は、研磨装置54の内部構造を説明す
るための正面図である。なお、図5は、玉還元機55に
装着された状態を示している。
【0044】リール64,65には、それぞれ回転軸7
6,75が挿入されている。なお、回転軸75,76は
玉還元機55側に設けられている。回転軸75は、巻取
モータ79の駆動力により、時計回りに回転する。リー
ル65は、回転軸75と一体的に回転し、研磨部材63
を巻取る。なお、巻取モータ79は回転軸75と同様に
玉還元機55に設けられている。
【0045】研磨装置54に設けられるリール64,6
5の内側には、それぞれ合計6つの突起65aが設けら
れている。一方、回転軸75の表面には合計3つの突起
75aが設けられており、リール65に設けられた突起
65aと係合して、リール65を回転軸75に一体的に
固定する。これにより、巻取モータ79により駆動され
る回転軸75が空回りしてしまうことを防止する。
【0046】リール64から巻出される研磨部材63
は、巻出側のローラ66を介して当接部材70に沿って
搬送され、巻取側のローラ66を介してリール65に巻
取られる。弾性部材71は、当接部材70を押圧して係
止片70aを係止部材78に係止させている。当接部材
70に沿う研磨部材63は、当接部材70とともに取付
基板77aよりもやや外部に押し出された状態となって
いる。
【0047】後述するように、玉還元機55の搬送路6
2に設けられた遊技媒体露出部118(図6参照)に沿
って当接部材70に沿う研磨部材63が配置されるよう
に、この研磨装置54が装着される。そして、前記遊技
媒体露出部118から露出するパチンコ玉が当接部材7
0に沿う研磨部材63と当接する。この際、当接部材7
0を押圧する弾性部材71の弾性力により、パチンコ玉
が研磨部材63と適度に当接する。
【0048】また、この研磨装置54は矢印で示すよう
に、パチンコ玉の揚送方向とは逆方向に研磨部材63が
巻取られるように装着される。したがって、パチンコ玉
の揚送方向と同一方向に研磨部材63が巻取られる場合
と比較して、次のような利点を有する。
【0049】すなわち、揚送されるパチンコ玉により、
巻出側のリール64から研磨部材63が引出されてしま
うおそれを防止できる。換言すれば、パチンコ玉が研磨
部材63と当接する状態では、パチンコ玉の揚送力によ
り、常に研磨部材63を弛みのない状態にすることがで
き、揚送中のパチンコ玉に合わせて研磨部材63が移動
してしまい、実質的にパチンコ玉の研磨がなされないな
どという不都合や、研磨部材63がローラ66などに絡
みついてしまうなどという不都合を防止できる。このた
め、巻出側のリール64などに、所定のストッパなどを
わざわざ設ける必要がなくなり、構造を簡略化できると
ともに製造コストの低減を図ることができる。
【0050】なお、本発明においては、パチンコ玉の揚
送に合わせて常に研磨部材63が搬送され、巻取られる
のではなく、パチンコ玉と当接する研磨部材63にある
程度の汚れが付着するまで同一部分を利用してパチンコ
玉の研磨が行なわれる。そして、研磨部材63にある程
度の汚れが付着した段階で巻取モータ79が駆動され、
汚れの付着した研磨部材63が巻取られ汚れのない新た
な部分が巻出された時点で巻取モータ79が停止する。
したがって、パチンコ玉の揚送に合わせて常に研磨部材
を搬送させる方式と比較して、研磨部材63を有効に活
用することができる。
【0051】係止部材72は、歯車73と係合してリー
ル65が逆転するのを防止するための部材である。リー
ル65の逆転を防止することで、パチンコ玉の揚送力に
より、既に巻取られた研磨部材63がリール65より巻
出されてしまうことを防止できる。このように、この研
磨装置54では、リールの逆回転を防止するための部材
が巻取側のリール65にのみありさえすればよく、前述
のとおり巻出側のリール64には、このような防止手段
を設ける必要がない。
【0052】係止部材72は、取付基板77aに植立さ
れた回転軸80により軸支され、その一方端が歯車73
と係合し、他方端が取付基板77aに固着された弾性部
材74と接続している。一方、歯車73はリール65と
一体的に固着されており、リール65と一体的に回転す
る。係止部材72は、歯車73が時計回りに回転するの
に連動して、歯車73の周囲に設けられた複数の歯部と
次々に係合する。一方、歯車73を反時計回りに回転さ
せる回転力が働いた場合には、歯車73と回転軸80と
の間で抑止力が働いてその回転が抑止される。これによ
り、リール65の逆回転が防止される。
【0053】なお、係止部材72、歯車73、回転軸8
0および弾性部材74で構成される、逆転することを防
止する防止手段を研磨装置54に設けるのではなく、玉
還元機55に設けてもよい。つまり、回転軸80、弾性
部材74を玉還元機55の補強板60に固着し、係止部
材72は回転軸80に軸支され、歯車73は巻取用の回
転軸75に取付ければよい。これにより、研磨装置自体
のコストを下げることができる。
【0054】図6および図7は、玉タンク59および玉
還元機55の背面図である。また、図8は、図7のA−
A線に沿う断面図を示す。
【0055】玉還元機55には、研磨装置54を装着す
るためのホルダ61と、ホルダ61を補強して玉還元機
55に固定する補強板60が設けられている。そして、
ホルダ61と補強板60とにより、研磨装置54を着脱
可能に装着するための装着部が構成されている。
【0056】ホルダ61には、研磨装置54内部の巻取
用のリール65を回転させるための回転軸75,巻取用
のリール64を回転可能に支持するための回転軸76,
研磨装置54を係止するための係止片82,研磨装置5
4と係合する係合部83,研磨装置54を着脱可能に係
止するための係止部材84が設けられている。また、搬
送路62には、その内部で揚送途中のパチンコ玉を外部
に露出させる遊技媒体露出部118が設けられている。
この遊技媒体露出部118に研磨部材63が臨むように
研磨装置54が装着される。
【0057】また、図8に示すように係止部材84は、
係止部86を含み、開口88に挿入された状態で回転軸
85により回動可能に軸支されている。一方、補強板6
0の裏面側に位置する係止部材84の端部には、補強板
60に固着された弾性部材87が接続され、その弾性力
により係止部材84は所定角度回動し、係止部86が補
強板60と当接する位置で係止される。
【0058】研磨装置54の着脱は、以下のようにして
行なわれる。すなわち、取外しの場合には、係止部材8
4を図8に示す矢印方向に回動させれば、研磨装置54
は係止部材84の係止から解放される。これにより、研
磨装置54を容易にホルダ61から取外すことができ
る。一方、装着時には、係止部材84を同様に回動し、
研磨装置54を係止片82および係合部83に沿って挿
入すれば回転軸75,76が自然と研磨装置54内のリ
ール65,64に挿入される。その後、係止部材84を
手放せば弾性部材87の弾性力により係止部材84が所
定位置に引き戻されて研磨装置54が係止される。これ
により、研磨部材54をホルダ61に容易に装着するこ
とができる。
【0059】なお、回転軸75には、補強板60を介し
てその裏面側に巻取モータ79が接続されており、巻取
モータ79はパチンコ遊技機1の制御に応じて駆動され
る。さらに回転軸75は、図示しない弾性部材を介して
ホルダ61に設けられた開口部上に設けられており、回
転軸75を押圧すれば弾性部材の弾性力に逆らって回転
軸75がホルダ61内に没するように構成されている。
したがって、研磨装置54を装着する際に回転軸75に
設けられた突起75a(図5参照)とリール65に設け
られた突起65a(図5参照)とが噛み合わない場合に
は、回転軸75がホルダ61内に没しつつ、その状態で
巻取モータ79が駆動すると、噛み合った位置で弾性力
により復帰する。このため、研磨装置54の装着時に突
起75aと突起65aとの噛み合わせを意識する必要が
ない。
【0060】次に、研磨装置54が装着された際の動作
説明を詳細に説明する。パチンコ遊技機1から玉タンク
59に排出されたパチンコ玉は、玉還元機55に誘導さ
れ、リフトモータ103により駆動するスプロケット5
8(図2,図3参照)により搬送路62を揚送される。
揚送中のパチンコ玉は、研磨装置54の当接部70(図
5参照)に沿う研磨部材63と当接して研磨される。
【0061】当接部70に沿う研磨部材63においてパ
チンコ玉が繰返し研磨されれば、当接部70に沿う一定
部分の研磨部材は劣化し、研磨能力が低下する。この実
施形態では、たとえば、パチンコ遊技機1の稼動時間が
所定時間に達した(打込玉検出器48により所定数の打
込玉が検出された)場合に、前記一定部分の研磨能力が
低下したものと判断されるように構成されている。
【0062】パチンコ遊技機1の稼動時間が所定時間に
達した場合には、回転軸75を駆動する巻取モータ79
(図5参照)が駆動され、新たな研磨部材63が巻出さ
れることにより、当接部材70に沿う研磨部材63の更
新がなされる。この際に、使用済みの部分のみを巻取
り、未使用の部分まで余分に巻取ることのないようにす
るためには、研磨部材の更新時に常に当接部70に沿う
長さだけを巻取るように制御する必要がある。このため
に、以下の制御が行なわれる。
【0063】すなわち、研磨部材63を常に当接部材7
0に沿う一定長さだけ巻取るために必要な巻取モータ7
9の回転角度が巻取更新の更新回数に応じて予め定めら
れており、更新回数に応じた巻取モータ79の駆動制御
が行なわれる。ここで、巻取の更新回数に応じて回転角
度が定められているのは、研磨部材63を巻取るにつれ
て巻取用のリール65の巻径が変化するため、巻取モー
タ79の単位回転角当りの巻取量が変化するためであ
る。すなわち、巻径が大きくなるにつれて、巻取モータ
79の1回転当りの巻取長さが長くなるため、常に同一
長さを巻取るために、巻取の更新回数に応じて巻取モー
タ79の回転角度を異ならせているのである。このよう
に、巻取更新ごとに常に一定の長さの研磨部材63を巻
取る研磨部材(研磨テープ)更新制御がなされるため
に、研磨部材63を無駄なく使用することができる。
【0064】研磨部材(研磨テープ)更新制御が複数回
行なわれて、未使用の研磨部材63が残り少なくなれ
ば、ランプ25(図1参照)が点滅表示されるととも
に、スピーカ10から所定の報知音が発せられ、その旨
が報知される。さらに、パチンコ遊技機1に設けられた
情報入出力回路99(図10参照)を介して遊技場に設
置されているホールコンピュータにその旨が報知され
る。このような巻取終了予告報知制御は、たとえば、回
転軸75を駆動する巻取モータ79の総駆動時間に基づ
いて行なわれる。すなわち、研磨装置54を交換した
後、巻取モータ79の駆動時間が累積計数され、予め定
められた駆動時間に達した場合に研磨部材63の残量が
少ないものとみなして、前述の報知制御が行なわれるの
である。
【0065】このように、研磨部材63がすべて使用さ
れてしまう前に巻取終了予告報知が行なわれるので、遊
技場などは、研磨装置54の交換を時間的余裕をもって
行なうことができる。
【0066】巻取終了予告報知が行なわれた後、研磨装
置54が交換されることなく、さらに研磨部材(研磨テ
ープ)更新制御が数回行なわれれば巻出用のリール64
からすべての研磨部材63が巻出される。すべての研磨
部材63が巻出されれば、パチンコ遊技機1の前面に設
けられた持点アナログ表示器7が点滅表示するとともに
スピーカ10から所定の報知音が発せられ、その旨が報
知される。また、情報入出力回路99(図10参照)か
ら巻取終了検出信号がホールコンピュータに送信され
る。さらに、打球ハンドル5が不能動化され、遊技が不
可能な状態に制御される。
【0067】このような巻取終了制御が行なわれること
により、研磨装置54の交換が促進され、パチンコ玉を
常に汚れのない状態に保持することができる。すなわ
ち、巻取終了予告報知が行なわれた後、遊技場側の怠慢
などにより、研磨装置54の交換が行なわれなかった場
合には、その制裁としてパチンコ遊技機1が不能動化さ
れ、遊技場にとって不利益な状態となる。
【0068】このような巻取終了制御は、たとえば以下
のようにして行なわれる。巻取用のリール64に巻回さ
れている研磨部材63の端部は、リール64に圧着され
ているため、巻取用のリール64に巻回されている研磨
部材63がすべて巻出された後、継続して巻取制御を行
なえば巻取用モータ79に過負荷がかかる。そして、こ
の過負荷が検出されることにより巻出用のリール65か
らすべての研磨部材63が巻出されたものと判断される
のである。
【0069】以上説明した、研磨部材(研磨テープ)更
新制御,巻取終了予告報知制御および巻取終了制御は、
パチンコ遊技機1に設けられた持点制御用マイクロコン
ピュータ96(図10参照)により行なわれる。
【0070】図9は、搬送路62および研磨装置54の
一部断面図である。図を参照して、搬送路62はパチン
コ玉117を研磨部材63に当接させるために、その一
部が切欠している。さらに、研磨装置54を取外した際
にパチンコ玉が遊技媒体露出部118より漏出するのを
防ぐために包持片90a,90bが設けられている。こ
の包持片90a,90bが設けられていることにより、
いわゆる玉抜きをすることなく研磨装置54の着脱を行
なうことが可能である。したがって、たとえば、営業時
間中の僅かな遊技機休止期間を利用して、研磨装置54
を交換することも可能である。
【0071】なお、図示する包持片90a,90bは、
研磨装置54が装着されている状態においてもパチンコ
玉117を包持しているが、これに代えて、研磨装置5
4が装着されている場合には包持しないように構成して
もよい。たとえば、所定の弾性部材で包持片90a,9
0bを構成し、研磨装置54が未装着状態では、その弾
性力によりパチンコ玉117を包持させる。一方、研磨
装置54が装着されている場合には、当接部材70に設
けた所定の突起部が前記包持片とパチンコ玉117との
間に割込むように構成して前記包持片によるパチンコ玉
117の包持が解除され、研磨部材63によりパチンコ
玉117を搬送路62に保持するように構成することが
考えられる。
【0072】当接部材70に沿う研磨部材63は、パチ
ンコ玉117と当接することにより当接部材70の凹部
89に当接する。凹部89は、パチンコ玉117の球面
に沿う形状に構成されているために、研磨部材63は、
パチンコ玉117の形状に沿って変形する。これによ
り、研磨部材63が搬送路62から露出したパチンコ玉
117の表面と当接する面積が多くなる。したがって、
凹部89が設けられていない場合に比べて、パチンコ玉
117の広範囲部分を効率的に研磨することができる。
さらに研磨部材63のテープ幅が搬送路62から露出し
たパチンコ玉117の表面と当接するのに必要かつ十分
な幅に構成されているために、研磨部材63を無駄なく
使用することができる。
【0073】なお、当接部材70は弾性部材71(図4
参照)により、適度に研磨部材63をパチンコ玉117
に当接させているため、パチンコ玉117が必要以上に
搬送路62に押圧されることに伴ってスプロケット58
を駆動するリフトモータ103(図2,図3参照)に負
荷がかかり過ぎたり、逆に押圧力が弱すぎてパチンコ玉
117と研磨部材63との間に十分な摩擦力が働かない
ためにパチンコ玉117を十分に研磨できないなどとい
う不都合を防止できる。また、本実施形態における弾性
部材71は金属板の板ばねであるが、ゴムやスポンジな
ど弾性力があるものであればよい。
【0074】図10は、パチンコ遊技機1に設けられる
制御回路の一部を示すブロック図である。持点制御用マ
イクロコンピュータ96は、遊技制御用マイクロコンピ
ュータ100およびカードユニット用マイクロコンピュ
ータ101と接続され、それぞれのマイクロコンピュー
タには、制御中枢としてのCPU(図示省略),制御用
プログラムを記憶するためのROM(図示省略),デー
タを随時読出書込可能なRAM(図示省略)が設けられ
ている。さらに、持点制御用マイクロコンピュータ96
には、各種検出器と接続される検出回路97,各種表示
器と接続されるLED回路98,情報入出力回路99,
リフトモータ103の制御を行なうためのリフト制御回
路102,巻取モータ79の制御を行なうための研磨制
御回路104および巻取モータ79の過負荷状態を検出
するための過負荷検出回路105,発射装置ユニット6
7を制御するための発射制御回路106,電源回路10
8の電位が低下した場合にその電力をバックアップする
ためのバックアップ電源107が設けられている。
【0075】打球操作ハンドル5(図1参照)が操作さ
れてパチンコ玉が発射されれば、その発射玉が発射玉検
出器27により検出され、その検出出力が検出回路97
を介して持点制御用マイクロコンピュータに入力され
る。遊技領域11内に打込まれたパチンコ玉が入賞すれ
ば入賞玉検出器46に検出され、その検出信号が検出回
路97を介して持点制御用マイクロコンピュータ96に
入力される。入賞玉検出器46の検出信号が持点制御用
マイクロコンピュータ96に入力されれば、持点制御用
マイクロコンピュータ96は、入賞信号を遊技制御用マ
イクロコンピュータ100に入力する。遊技制御用マイ
クロコンピュータ100は、これに応じて遊技者に付与
する得点数に関する信号を持点制御用マイクロコンピュ
ータ96に入力する。入賞信号の入力を受けて持点制御
用マイクロコンピュータ96は、持点アナログ表示制御
用の信号をLED回路98に出力する。LED回路98
は、これに応じて持点アナログ表示器7の表示制御を行
なう。
【0076】ファール玉の発生がファール玉検出器28
で検出されれば、その検出出力が検出回路97を介して
持点制御用マイクロコンピュータ96に入力される。リ
セットキースイッチ6(図1)が操作されれば、その操
作が解除操作(リセット操作)検出器6aで検出され、
検出回路97を介して持点制御用マイクロコンピュータ
96に入力される。持点制御用マイクロコンピュータ9
6は、この検出の入力に応じてLED回路98に遊技続
行許容表示器32の表示制御用の信号を入力する。打込
玉検出器48により打込玉が検出されれば、その検出出
力が検出回路97を介して持点制御用マイクロコンピュ
ータ96へ入力される。持点制御用マイクロコンピュー
タ96は、たとえば、その検出回数を計数する。玉還元
機55から発射玉誘導路53に戻されたパチンコ玉が補
給玉検出器56に検出されれば、その検出出力が検出回
路97を介して持点制御用マイクロコンピュータ96に
入力される。
【0077】遊技制御用マイクロコンピュータ100に
より、大当りを成立させることが決定されれば、大当り
信号が持点制御用マイクロコンピュータ96に入力され
る。持点制御用マイクロコンピュータ96は大当り信号
を情報入出力回路99へ入力する。その他、遊技制御用
マイクロコンピュータ100には、始動入賞玉検出器2
4,特定入賞玉検出器17などの検出信号が入力され、
遊技制御用マイクロコンピュータ100はこれらの入力
に応じて持点制御用マイクロコンピュータ96に各々の
情報を入力する。持点制御用マイクロコンピュータ96
は、始動入賞情報や特定入賞情報を情報入出力回路99
へ入力する。
【0078】研磨装置54内の研磨部材63の残量が残
り少なくなったためにその予告報知の必要が生じた場
合、または研磨部材63の巻取がすべて終了した場合に
は、持点制御用マイクロコンピュータ96から遊技制御
用マイクロコンピュータ100へ巻取終了予告信号、ま
たは巻取終了検出信号が入力される。遊技制御用マイク
ロコンピュータ100は、スピーカ10を介して、それ
ぞれの信号に対応した報知音を発生する。なお、巻取終
了予告信号が入力された際には、ランプ25(図1参
照)を点滅表示させる。
【0079】持点制御用マイクロコンピュータ96は、
リフト制御回路102を介してリフトモータ103の駆
動制御を行ない、必要に応じてスプロケット58を回転
させ、パチンコ玉を揚送する。
【0080】持点制御用マイクロコンピュータ96は研
磨制御回路104を介して巻取モータ79を制御し、研
磨部材63の巻取更新時に巻取モータ79を駆動する。
前述のように、巻取の更新回数に応じて巻取モータ79
を回転させる回転角は異なっており、更新回数と、その
回数に対応した巻取モータ79の回転角との対応テーブ
ルが持点制御用マイクロコンピュータ96内のROMに
記憶されている。
【0081】過負荷検出回路105は巻取モータ79の
過負荷状態を検出し、その検出出力が持点制御用マイク
ロコンピュータ96に入力される。持点制御用マイクロ
コンピュータ96は、この検出入力に基づいて前述の巻
取終了制御を行なう。すなわち、検出入力に基づいて情
報入力回路79と遊技制御用マイクロコンピュータ10
0に巻取終了検出信号を送信するとともにLED回路9
8を介して持点アナログ表示器7を点滅表示させる。さ
らに、発射制御回路106を介して発射装置ユニット6
7を不能動化し、パチンコ遊技機1を遊技不可能な状態
に制御する。
【0082】図11は、研磨部材63の残量検出機能に
関し、図5とは異なる構成を示す図である。この構成に
示す研磨装置54には図示するように、取付基板77a
に開口109が設けられている。なお、その他の構成に
関しては図5に示した研磨装置54と同様であるので、
符号および動作の説明を省略する。
【0083】一方、図示する研磨装置54が装着される
ホルダ61(図6参照)には、図6とは異なり、2つの
残量検出器81a,81bが2段に重なるように設けら
れている。残量検出器81a,81bは、研磨装置54
がホルダ61に装着された際に開口109に位置するよ
うに構成されており、それぞれの検出器から延びる検出
部の先端がリール64に巻回された研磨部材63の外周
に接触する。
【0084】残量検出器81a,81bは、検出部が検
出器本体に設けられた当接スイッチに当接することによ
り検出信号を生じるように構成されており、介在するも
のがなければ、検出部は弾性力により本体の当接スイッ
チと当接する。なお、図示する残量検出器81aは検出
部が当接スイッチに当接している状態を例示しており、
一方、81bは当接していない状態を例示している。
【0085】また、残量検出器81aは、巻取終了検出
用の検出器であり、リール64の研磨部材63がすべて
巻出されて検出部の先端がリール64に接触した際に残
量検出器81a本体の当接スイッチに検出部が当接する
ように本体の取付角度が調整されている。一方、残量検
出器81bは研磨部材63の残量の残り少ないことを検
出するための検出器であり、リール64の研磨部材63
がある程度巻出されて巻径が所定値になった際に本体の
当接スイッチに検出部が当接するように本体の取付角度
が調整されている。
【0086】図10に示した持点制御用マイクロコンピ
ュータ96は、たとえば2つの残量検出器81a,81
bの検出出力に基づいて前述した巻取終了制御および巻
取終了予告報知制御を行なう。
【0087】この図11に示した実施形態によれば、研
磨装置54内に収納された巻取部材63のテープ長さが
研磨装置によりまちまちであっても、容易に前述した巻
取終了予告報知制御や巻取終了制御を行なうことが可能
である。
【0088】図12は、前述した研磨部材(研磨テー
プ)更新制御に関し、研磨部材63を一定量ずつ巻取る
ための別実施形態を示す図である。
【0089】前述の実施形態では、巻取の更新回数に応
じた巻取モータ79の回転角を予め持点制御用マイクロ
コンピュータ96に記憶させ、その記憶に基づいて巻取
モータ79を制御するように構成した。
【0090】一方、図12(a)は、ローラ66に検出
用の印116を複数設け、この印116をフォトスイッ
チ115で検出することにより、一定量の巻取を行なう
ものである。すなわち、一定の長さの研磨部材63が巻
出される際に印116がフォトスイッチ115で検出さ
れる回数を予め持点制御用マイクロコンピュータ96に
記憶しておく。そして、研磨部材(研磨テープ)更新制
御の実行時に、記憶に基づいた回数だけ印116が検出
される間、巻取モータ79を駆動するのである。
【0091】この実施形態では、巻取用のリール65で
巻取られる研磨部材63の巻径に拘らず、同一数の印1
16が検出されることに基づいて巻取モータ79を停止
すればよいので、前述の実施形態のように更新回数に応
じて巻取モータ79の回転角度を調整する必要がない。
したがって、この実施形態によれば、前述した実施形態
に比較してその制御内容を簡易なものとすることができ
る。なお、フォトスイッチ115は研磨装置54内に構
成してもよく、あるいはホルダ61に構成してもよい。
また、ローラ66は2つあるうちのいずれを使用しても
よい。
【0092】また、図12(b)は、ローラ66に印1
16を設けるのではなく、研磨部材66に印116を設
けるように構成した実施形態である。さらに、この実施
形態では、巻取更新時に更新するテープの長さに合わせ
て一定間隔毎に印116を設けている。そして、印11
6の検出用のフォトスイッチなどを研磨装置54あるい
はホルダ61などに設けて研磨部材63の搬送に伴って
移動する印116を検出し、その検出回数に応じて巻取
モータ79を制御する。
【0093】以上、図12(a),(b)に示した実施
形態は、研磨部材(研磨テープ)更新制御のみならず、
巻取終了予告報知制御や巻取終了制御にも利用すること
ができる。たとえば、図12(a)においては、フォト
スイッチ115で検出される印116の検出回数が所定
回数に達した場合に巻取終了予告報知や巻取終了報知を
行なうように構成することが考えられる。一方、図12
(b)においても、同様にして各報知制御を行なうこと
ができる。さらに図12(b)では、印116とは異な
る巻取終了予告報知用の印と巻取終了報知用の印とを研
磨部材63の所定位置に予め設けておき、巻取終了予告
報知や巻取終了報知を行なう状態となった場合にちょう
どそれらの印がフォトスイッチなどでそれぞれ検出され
るように構成してもよい。
【0094】なお、図12(a)に示したフォトスイッ
チ115を研磨装置54内に設ける場合には、フォトス
イッチ115を取付基板77aの所定位置に設置する。
たとえば、ローラ66に印116を設けて、その印11
6を検出することにより巻取終了予告報知制御や巻取終
了報知制御、あるいは研磨部材(研磨テープ)更新制御
を行なう場合には、図13(a)に示した位置に設置す
る。一方、研磨部材63に印116を設けて、その印1
16を検出することにより前記各制御を行なう場合に
は、印116を検出可能な所定位置に設置する。そし
て、取付基板77aの裏面にフォトスイッチ115の検
出信号を出力するための出力端子を設けておく。さらに
ホルダ61に前記出力端子から出力される信号を入力す
るための入力端子を設けて、研磨装置54がホルダ61
に装着された際に前記出力端子から出力される出力信号
が前記入力端子に入力されるように構成する。そして、
前記入力端子に入力された検出信号が図10に示した持
点制御用マイクロコンピュータ96に入力され、持点制
御用マイクロコンピュータ96が入力された検出信号に
基づいて巻取終了予告報知や巻取終了報知、あるいは研
磨部材(研磨テープ)の更新を行なうように構成するこ
とが考えられる。
【0095】次に、パチンコ遊技機1に設けられた持点
制御用マイクロコンピュータ96(図10参照)の制御
手順について説明する。図13〜図15は、それぞれ、
研磨テープ(研磨部材)更新制御,巻取終了予告報知制
御,巻取終了制御の制御手順を示したフローチャートで
あり、持点制御用マイクロコンピュータ96は、これら
のフローチャートに基づく制御プログラムに従って、各
制御を実行する。なお、これらのフローチャートに基づ
く制御プログラムは、持点制御用マイクロコンピュータ
96に構成されているROM内に記憶されている。
【0096】図13は、研磨部材(研磨テープ)更新制
御の制御手順を示すフローチャートである。図13
(a)は、図5〜図8において説明した研磨部材(研磨
テープ)更新制御の制御手順を示すフローチャートであ
る。まず、S1において研磨部材63の巻取更新中であ
るか否かが判断される。巻取更新中でない場合には、S
2に進み、更新時間となったか否かが判断される。具体
的には、前述のとおり、パチンコ遊技機1の累計稼働時
間が所定時間となったか否かが判断される。更新時間で
ない場合には、そのまま処理が終了する。一方、更新時
間である場合には、S3に進み、何回目の巻取更新であ
るかが確認される。すなわち、更新回数が確認される。
次にS4に進み、更新回数に対応した回転角度だけ巻取
モータ79が駆動され、当接部材70に沿う研磨部材6
3の巻取更新が開始され、処理が終了する。
【0097】一方、S1において巻取更新中であると判
断された場合には、S5に進む。S5では、巻取モータ
79は所定回転量に達したか否かが判断される。すなわ
ち、更新回数に応じて予め定められた回転角だけ巻取モ
ータ79が稼働したか否かが判断される。そして、所定
回転量に達していない場合には、そのまま処理が終了す
る。一方、所定回転量に達した場合、S6に進み巻取モ
ータ79が停止制御される。次にS7に進み、巻取の更
新回数に1が加算された後処理が終了する。
【0098】図13(b)は、図12(b)において説
明した研磨部材(研磨テープ)更新制御の制御手順を示
すフローチャートである。まず、S11において巻取更
新中であるか否かが判断される。巻取更新中でない場合
には、S12に進み、更新時間となったか否かが判断さ
れる。具体的には、パチンコ遊技機1の累計稼働時間が
所定値となったか否かが判断される。更新時間でない場
合には、そのまま処理が終了する。一方、更新時間であ
る場合には、S13に進み、巻取モータ79の駆動が開
始され、処理が終了する。
【0099】一方、S11において更新中であると判断
された場合には、S14に進み、停止センサの検出出力
があったか否かが判断される。具体的には、フォトスイ
ッチなどにより研磨部材63に設けられた印116が検
出されたか否かが判断される。停止センサの検出出力が
なかった場合には、そのまま処理が終了する。一方、停
止センサの検出出力があった場合には、S15に進み、
巻取モータ79が停止制御された後、処理が終了する。
【0100】図14は、巻取終了予告報知制御の制御手
順を示すフローチャートである。図14(a)は、図5
〜図8において説明した巻取終了予告報知制御の制御手
順に関するフローチャートを示す。まず、S21におい
て、予告報知中であるか否かが判断される。予告報知中
でない場合には、S22に進み、巻取モータ79が駆動
したか否かが判断される。巻取モータが駆動していない
場合には、そのまま処理が終了する。一方、巻取モータ
79が駆動した場合には、S23に進み、巻取モータ7
9の駆動時間が累積加算される。次にS24に進み、終
了予告時間に達したか否かが判断される。具体的には、
S23で累積加算されているモータの駆動時間が所定値
に達したか否かの判断がなされる。終了予告時間に達し
ていない場合には、そのまま処理が終了する。一方、終
了予告時間に達している場合には、S25に進み、報知
動作が開始された後、処理が終了する。ここで、報知動
作とは、前述したように、ランプ25の点滅表示,スピ
ーカ10からの所定の報知音の出力,巻取終了予告信号
のホールコンピュータへの出力などである。
【0101】一方、S21において予告報知中であると
判断された場合には、S26に進み、巻取がすべて終了
したか否かの判断がなされる。すなわち、巻出用のリー
ル64からすべての研磨部材63が巻出されたか否かが
判断される。具体的には、図10において説明した過負
荷検出回路105から巻取モータ79の過負荷状態が検
出されたか否かの判断がなされる。巻取が終了していな
いと判断された場合には、そのまま処理が終了する。一
方、巻取が終了したと判断された場合には、S27に進
み、S25で行なわれた報知動作が終了する。次にS2
8に進み、S23で累積加算されている巻取モータ79
の駆動時間が初期化された後、処理が終了する。
【0102】図14(b)は、図11において説明した
巻取終了予告報知制御の制御手順を示すフローチャート
である。まず、S31において予告報知中であるか否か
が判断される。予告報知中でないと判断された場合に
は、S32に進み、残量チェックセンサ(残量検出器)
81bの検出出力があったか否かが判断される。残量チ
ェックセンサ(残量検出器)81bの検出出力がないと
判断された場合には、そのまま処理が終了する。一方、
検出出力があった場合には、S33に進み、巻取終了予
告報知の報知動作が開始された後、処理が終了する。な
お、巻取終了予告報知の報知動作は、たとえば図14
(a)のS25と同様であるので、その内容の説明を省
略する。
【0103】一方、S31において予告報知中であると
判断された場合には、S34に進み、巻取が終了したか
否かが判断される。具体的には、図10に示した過負荷
検出回路105により巻取モータ79の過負荷状態が検
出されたか否かが判断される。巻取が終了していない場
合には、そのまま処理が終了する。一方、巻取が終了し
ている場合には、S35に進み、報知動作が終了された
後、処理が終了する。
【0104】図15は、図5〜図8において説明した巻
取終了制御の制御手順を示すフローチャートである。ま
ず、S41において巻取終了報知中であるか否かが判断
される。巻取終了報知中でない場合には、S42に進
み、巻取終了検出信号が検出されたか否かが判断され
る。具体的には、図10に示した過負荷検出回路105
が巻取モータ79の過負荷状態を検出したか否かの判断
がなされる。巻取終了検出信号が検出されていない場合
には、そのまま処理が終了する。一方、巻取終了検出信
号が検出された場合には、S43に進む。S43では、
巻取終了報知動作が行なわれ、さらにパチンコ遊技機1
の遊技が不能動化される。報知動作として具体的には、
前述したように、持点アナログ表示器7の点滅,スピー
カ10からの所定の報知音の出力,巻取終了検出信号の
ホールコンピュータへの出力などである。また、パチン
コ遊技機1の遊技の不能動化は、図10に示した発射装
置ユニット67が不能動化されることにより実現され
る。
【0105】一方、S41において終了報知中であると
判断された場合には、S44に進む。S44では、巻取
終了検出信号の検出出力がなくなったか否かが判断され
る。すなわち、研磨装置54が交換されたことに基づい
て巻取モータ79の過負荷状態が解除されたか否かの判
断がなされる。巻取終了検出信号の検出出力がある場合
には、そのまま処理が終了する。一方、検出信号がなく
なればS45に進む。S45では、S43で行なわれた
巻取終了報知が終了され、さらにパチンコ遊技機1の不
能動化状態が解除されて遊技を再開することが可能な状
態に制御される。そして、その後処理が終了する。
【0106】以下に、以上説明した発明の実施形態に関
する変形例や特徴点などを列挙する。
【0107】(1) 図1を参照して、巻取終了予告報
知が行なわれる場合には、ランプ25が点滅表示され、
スピーカ10から所定の報知音が発せられるように構成
した。しかしながら、さらにこれに加えて、可変表示装
置12の表示画面上に所定の報知画像などが表示される
ように構成してもよい。さらに、図10に示した情報入
出力回路99から巻取終了予告信号がホールコンピュー
タへ入力されるように構成したが、この信号の入力に基
づいてホールコンピュータのモニタ画面などに報知内容
が表示されるように構成してもよい。あるいは、情報入
出力回路99から遊技機設置島ごとに設置された所定の
モニタ装置などへ巻取終了予告信号が入力されるように
構成して、そのモニタ装置上で報知内容が表示されるよ
うに構成してもよい。また、報知する期間を所定時間経
過後としてもよい。あるいは報知動作は検出信号が出力
されてから即時行なうのではなく、営業終了時間となっ
てから行なうなどして、検出信号が出力されてから所定
時間経過後であってもよい。なお、巻取終了制御が行な
われた際の報知動作についても、以上述べた変形例に従
って同様に構成することが考えられる。また、報知動作
例をいくつか示したが、このうちのいずれの組合せによ
り報知動作を行なってもよく、またはこのうちの1つに
より報知動作を行なうように構成してもよい。
【0108】図2,図3を参照して、玉還元機55は、
パチンコ遊技機1より独立して取外し可能なように構成
したが、パチンコ遊技機1と一体的に構成されているも
のであってもよい。そして、研磨装置54が、パチンコ
遊技機1と一体的に構成されている玉還元機55の揚送
路62に着脱可能になるように構成されていてもよい。
【0109】あるいは、研磨装置54を発射玉誘導路5
3に着脱可能に構成してもよい。この場合には、発射玉
誘導路53の所定部分に内部のパチンコ玉を露出させる
遊技媒体露出部118を設けて、その遊技媒体露出部1
18に対し研磨装置54の研磨部材63が臨む態様で装
着するように構成する。
【0110】(2) 図4を参照して、研磨部材63を
ロール状に巻回し、その一方端と他方端とをそれぞれ巻
出用のリール64と巻取用のリール65とに圧着した状
態で巻出用のリール64から研磨部材63が巻出されて
巻取用のリール65に巻取られるように構成した。しか
しながら、これに代えて、研磨部材63の一方端と他方
端とを接続して、研磨部材63の同一部分が繰返し当接
部材70に繰出されるように構成してもよい。
【0111】あるいは、所定の研磨部材収納部を設け
て、該研磨部材収納部に折り畳まれた研磨部材63が巻
取用のリール65に巻出されて巻取更新が行なわれるよ
うに構成してもよい。この場合には、巻出用のリール6
4は不要となる。逆に巻取用のリール65を設けること
なく、巻出用のリール64のみを設けて研磨部材63の
更新が行なわれるように構成してもよい。
【0112】(3) 図5を参照して、巻取用のリール
65が逆回転するのを防止するために係止部材72,歯
車73を設けたが、これに代えて巻取モータ79自身に
逆回転防止用の防止手段を設けるように構成してもよ
い。
【0113】また、巻取モータ79を研磨装置54に設
けるように構成してもよい。また、巻取モータ79の駆
動力が直接リール65に伝達されるように構成したが、
これに限られるものではない。たとえば、巻取モータ7
9とリール65との間に所定のギアなどを設けて、ギア
比によりリール65の回転速度を調整するように構成し
てもよい。また、巻取モータ79に代えて、所定のソレ
ノイドによりリール65を回転させるように構成しても
よい。
【0114】また、巻取モータ79は、研磨部材63の
更新時にのみ駆動されるように構成した。しかしなが
ら、これに代えて、パチンコ玉が搬送路62を揚送され
ている際には常に駆動するように構成してもよい。具体
的には、図10に示した持点制御用マイクロコンピュー
タ96がリフトモータ103の駆動中、巻取モータ79
を継続して駆動制御するようにすることが考えられる。
または、図6に示した遊技媒体露出部118に所定のセ
ンサを設けて、このセンサでパチンコ玉の移動が検出さ
れている間は持点制御用マイクロコンピュータ96が巻
取モータ79を継続して駆動制御するように構成しても
よい。パチンコ玉が揚送路62を揚送されている際に常
に巻取モータ79を駆動するように構成することによ
り、元々パチンコ玉の揚送方向と研磨部材63の搬送方
向とが逆方向であるために研磨部材63とパチンコ玉と
の摩擦力が大となり、パチンコ玉を効果的に研磨するこ
とができる。さらに、研磨部材63が移動しつつパチン
コ玉と当接するために、パチンコ玉が研磨部材63と当
接する当接長さが長くなり、一層パチンコ玉を効果的に
磨くことが可能となる。
【0115】また、この際に巻取モータ79の巻取速度
を調整することにより、パチンコ玉が当接部材70の下
部から上部まで揚送されるまでの間に当接する研磨部材
63の当接長さを可変可能となる。すなわち、巻取モー
タ79の回転速度を調整することにより、研磨装置54
の研磨能力を必要に応じて高くしたり低くしたりするこ
とが可能となる。なお、この際に巻取モータ79とリー
ル65との間に所定のギアを設けて、回転速度の調整を
行なうように構成してもよい。
【0116】(4) 図6,図7を参照して、係止部材
84を操作することにより、研磨装置54を容易に着脱
可能となるように構成した。なお、巻取用の回転軸75
が何らかの原因により研磨装置54内に正規に挿入され
ないまま研磨装置54が装着されてしまった場合には、
その異常状態が検出され、図10に示した情報入出力回
路99を通じてホールコンピュータに報知されるように
構成してもよい。あるいは、スピーカ10から所定の警
告音が発せられたり、パチンコ遊技機1に設けられたラ
ンプが点滅するなどして報知されるように構成してもよ
い。
【0117】ホルダ61および補強板60は、玉還元機
55に対してねじ止めされ、一体的に設けられている
が、容易に着脱可能となるように構成してもよい。
【0118】(5) 図9を参照して、凹部89はパチ
ンコ玉117の球面に沿う形状となるように構成した
が、これに限られるものではない。たとえば、適当な多
角形により構成することが考えられ、その他、パチンコ
玉117と研磨部材63との当接部分が多くなるような
構造であれば凹部89をどのような形状に構成してもよ
い。
【0119】(6) 図10を参照して、過負荷検出回
路105は、たとえば、電圧もしくは電流の変化を検出
可能なブレーカあるいはコンパレータ(比較回路)など
により構成することが考えられる。
【0120】(7) 図11を参照して、残量検出器8
1a,81bは、検出部が検出器本体の当接スイッチに
当接することにより、検出出力が発生するものにより構
成した。しかしながら、これに代えて、検出部が本体の
当接スイッチから離れることにより検出出力が生ずる検
出器を用いて構成してもよい。
【0121】(8) 図13(a)を参照して、S2に
おいて行なう巻取更新時間となったか否かの判断は、パ
チンコ遊技機1の累積稼働時間に基づいて行なわれるよ
うに構成した。しかしながら、これに代えて、リフトモ
ータ103の累積稼動時間や総回転数により判断が行な
われるように構成してもよい。あるいは、補給玉検出器
56(図2,図3参照)で検出されたパチンコ玉の総数
に基づいて更新時期を判断するように構成してもよい。
また、1日1回、巻取更新が行なわれるように電源投入
時、電源OFF時に更新するようにしてもよい。
【0122】また、S5においては巻取モータ79が所
定の回転量に達したか否かの判断を行なうように構成し
た。しかしながら、これに代えて、巻取モータ79の稼
働時間に基づいて判断がなされるように構成してもよ
い。
【0123】(9) 研磨テープ(研磨部材)更新制御
の制御手順について図13に2つの実施形態を示した。
このうち、図13(a)は、図5〜図8において説明し
た研磨テープ(研磨部材)更新制御の制御手順に対応す
るものであり、図13(b)は、図12(b)において
説明した研磨テープ(研磨部材)更新制御の制御内容に
対応するものである。なお、さらに異なる実施形態を図
12(a)において説明したが、これに対応するフロー
チャートの図示は省略している。しかしながら、図13
(b)に示したフローチャートを利用して図12(a)
に示した実施形態の制御手順を説明することも可能であ
る。
【0124】すなわち、図13(b)のS14において
停止センサ(フォトスイッチ115)の検出出力があっ
たと判断された場合には、その検出回数が加算更新され
るように構成する。次に、加算更新されている検出回数
が所定値に達したか否かの判断がなされるように構成し
て、所定値に至った場合には、S15に進み、巻取モー
タ79が停止制御されるとともに、累積加算されていた
検出回数を初期化するように構成するのである。
【0125】(10) 研磨テープ(研磨部材)更新制
御に関しては、他に次のようなものが考えられる。たと
えば、ホールコンピュータなどからの外部入力や遊技場
の係員などによるボタン操作などによって研磨部材が更
新されるように構成する。あるいは、図13(b)のS
14に示した停止センサとして、研磨部材63の汚れ度
合いをチェック可能な汚れセンサを用いる。そして、巻
取モータ79が回転した後、汚れのない新たな研磨部材
63が当該汚れセンサにより検出されれば巻取モータ7
9の回転が停止するように構成する。
【0126】(11) 図14(a)を参照して、S2
3では、巻取モータ79の駆動時間を累積加算して、総
駆動時間が所定値に達した場合にテープの残量が残り少
ない状態にあると判断されるように構成した。しかしな
がら、巻取モータ79の駆動時間に代えて、巻取モータ
79の回転数やローラ66の回転数などにより研磨部材
の残量が残り少ない状態にあるか否かの判断がなされる
ように構成してもよい。
【0127】(12) 図15を参照して、S43で
は、発射装置ユニット67(図10参照)を不能動化す
ることにより遊技を停止させるように構成した。しかし
ながら、これに代えて、入賞玉検出器23や特定玉検出
器22あるいは始動入賞玉検出器21などのスイッチが
無効になるように構成してもよく、可変表示装置4の可
変表示動作が停止したり、電源そのものが切れてしまう
ように構成してもよい。また、遊技停止させるのを検出
信号が出力された時点でなく、たとえば、再度電源を投
入した時点(たとえば次の日)で行なう構成でもよい。
【0128】また、巻取が終了したか否かの判断に過負
荷検出回路105(図10参照)を利用したが、これに
代えて巻取モータ79の総回転数や回転時間、ローラ6
6の回転数などにより検出するように構成してもよい。
あるいは、図12(b)で説明したように、巻取終了検
出用の所定の印をフォトセンサなどが検出するように構
成してもよい。あるいは、別実施形態として図11にお
いて説明した構成において、巻取終了用の残量検出器8
1aの検出出力に基づいてS44の判断が行なわれるよ
うに構成してもよい。
【0129】また、S42において巻取終了検出信号の
検出出力があった場合には、S43に進み、即座に報知
動作および遊技停止制御が行なわれるように構成した。
しかしながら、巻取終了検出信号の検出出力があった場
合でも、未使用の研磨部材63が当接部材70に沿って
巻出された状態にある場合が考えられる。この場合に
は、さらに巻出された研磨部材部分を用いてパチンコ玉
を研磨することが可能であり、巻取終了検出信号の出力
があったからといって即座に遊技を停止などする必要は
ない。そこで、巻取終了検出信号の検出出力があった場
合には、所定のタイマなどが作動して所定時間が計時さ
れた後に、S43に移行するように構成することが考え
られる。なお、報知動作については、巻取終了検出信号
の検出出力があって即座に行なわれるように構成して、
遊技場に研磨部材63がすべて巻出されている旨を通知
するように構成してもよい。
【0130】(13) 図9において凹部89は研磨部
材63をパチンコ玉117に当接させる以前よりその形
状に変化はない。しかしながら、これに代えて、凹部8
9を弾力のある部材で構成し、研磨部材63がパチンコ
玉117に当接していない状態では凹んでおらず、当接
する状態において凹みが現れるように構成してもよい。
【0131】(14) 研磨部材63は、たとえば、ワ
イピングクロス、皮、スポンジ、合成樹脂、紙などによ
り構成してもよい。
【0132】
【課題を解決するための手段の具体例】図10に示した
持点制御用マイクロコンピュータ96により、遊技媒体
と当接する遊技媒体磨き装置の遊技媒体磨き部材部分を
移動させて次の遊技媒体磨き部材部分を前記遊技媒体と
当接させる移動制御が可能な遊技媒体磨き装置用制御装
置が構成されている。さらに研磨装置54により、前記
遊技媒体磨き装置用制御装置により制御される遊技媒体
磨き装置が構成されている。また、研磨部材63によ
り、前記遊技媒体の汚れを磨き落とすための遊技媒体磨
き部材が構成されている。
【0133】さらに、図6に示した遊技媒体露出部11
8に露出しているパチンコ玉と当接する研磨部材63の
研磨部材部分により、前記遊技媒体磨き部材部分が構成
されている。巻取用のリール65により、前記遊技媒体
と当接する前記遊技媒体磨き部材部分を移動させて次の
遊技媒体磨き部材部分を前記遊技媒体と当接させるため
の移動手段が構成されている。図14に示したフローチ
ャートにより、前記遊技媒体磨き部材部分の移動量が前
記遊技媒体磨き部材を交換すべき予め定められた移動量
に達することを予告報知するための予告報知手段が構成
されている。また、図11に示した残量検出器81bま
たは図12に示したフォトスイッチ115により、前記
遊技媒体磨き部材部分が移動した移動量を検出するため
の移動量検出手段が構成されている。
【0134】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、前記遊技媒体磨き部材部分の移動量が前記
遊技媒体磨き部材を交換すべき予め定められた移動量に
達することが予告報知されるために、前記遊技媒体磨き
部材を余裕をもって交換することができ、遊技媒体磨き
装置の管理が容易となる。請求項2に関しては、請求項
1に関する効果に加えて、前記移動量検出手段の検出に
基づいて前記予告報知が行なわれるために、前記遊技媒
体磨き部材部分の移動速度に左右されることなく前記予
告報知を行なうことができる。
【0135】請求項3に関しては、前記遊技媒体磨き部
材部分の移動量が前記遊技媒体磨き部材を交換すべき予
め定められた移動量に達することを予告報知させるため
にその移動量が検出されてその検出信号が出力されるた
めに、前記遊技媒体磨き部材の移動量が前記予め定めら
れた移動量に達することを予告報知することが可能とな
る。これにより、前記遊技媒体磨き部材を余裕をもって
交換することが可能となり、管理が容易な遊技媒体磨き
装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面の正
面図である。
【図2】パチンコ遊技機1の背面図である。
【図3】パチンコ遊技機1の背面図である。
【図4】研磨装置の分解斜視図である。
【図5】研磨装置の内部構造を説明するための説明図で
ある。
【図6】研磨装置および研磨装置が装着される玉還元機
の背面図である。
【図7】研磨装置および研磨装置が装着される玉還元機
の背面図である。
【図8】図7のA−A線上に沿う断面図である。
【図9】搬送路内部のパチンコ玉と研磨部材との対応関
係を示す断面図である。
【図10】パチンコ遊技機1に設けられた制御回路を説
明するためのブロック図である。
【図11】研磨装置の内部構造を説明するための説明図
である。
【図12】研磨部材の巻取量を検出する検出手段を説明
するための説明図である。
【図13】研磨部材(研磨テープ)更新制御の制御手順
を示すフローチャートである。
【図14】巻取終了予告報知制御の制御手順を示すフロ
ーチャートである。
【図15】巻取終了制御の処理手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1はパチンコ遊技機、5は打球操作ハンドル、10はス
ピーカ、7は持点アナログ表示器、32は遊技続行許容
表示器、25はランプ、99は情報入出力回路、96は
持点制御用マイクロコンピュータ、103はリフトモー
タ、105は過負荷検出回路、79は巻取モータ、67
は発射装置ユニット、54は研磨装置、55は玉還元
機、58はスプロケット、60は補強板、61はホル
ダ、62は搬送路、63は研磨部材、64は巻出用のリ
ール、65は巻取用のリール、66はローラ、70は当
接部材、71は弾性部材、73は歯車、74は弾性部
材、75は巻取用の回転軸、76は巻出用の回転軸、7
7aは取付基板、81a,81bは残量検出器、88は
開口、89は凹部、90a,90bは包持片、109は
開口、115はフォトスイッチ、116は印、82は係
止片、83は係合部、84は係止部材である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技媒体と当接する遊技媒体磨き装置の
    遊技媒体磨き部材部分を移動させて次の遊技媒体磨き部
    材部分を前記遊技媒体と当接させる移動制御が可能な遊
    技媒体磨き装置用制御装置であって、 前記遊技媒体磨き部材部分の移動量が前記遊技媒体磨き
    部材を交換すべき予め定められた移動量に達することを
    予告報知するための予告報知手段を有することを特徴と
    する、遊技媒体磨き装置用制御装置。
  2. 【請求項2】 前記遊技媒体磨き部材部分が移動した移
    動量を検出するための移動量検出手段を有し、 前記予告報知手段は、前記移動量検出手段の検出に基づ
    いて前記予告報知を行なうことを特徴とする、請求項1
    記載の遊技媒体磨き装置用制御装置。
  3. 【請求項3】 遊技媒体磨き装置用制御装置により制御
    される遊技媒体磨き装置であって、 遊技媒体の汚れを磨き落とすための遊技媒体磨き部材
    と、 前記遊技媒体磨き部材の一部であって前記遊技媒体と当
    接する遊技媒体磨き部材部分を移動させて次の遊技媒体
    磨き部材部分を前記遊技媒体と当接させるための移動手
    段と、 前記遊技媒体磨き部材部分の移動量が前記遊技媒体磨き
    部材を交換すべき予め定められた移動量に達することを
    予告報知させるためにその移動量を検出してその検出信
    号を出力する移動量検出手段とを有することを特徴とす
    る、遊技媒体磨き装置。
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