JP2008154684A - 清掃用メダル及び清掃用メダルを使用可能な遊技機 - Google Patents

清掃用メダル及び清掃用メダルを使用可能な遊技機 Download PDF

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Abstract

【課題】管理者、遊技者双方にとって有益な、メダル投入口、メダル通路に付着した汚れの全く新しい除去形態を提供する。
【解決手段】清掃用メダル125は、遊技機1のメダル投入口22の投入口幅寸法dよりも薄い本体厚みtで形成されたメダル本体126と、メダル本体126の両面にブラシ厚みsを有する研磨ブラシ部127を備える。メダル投入口22に投入された清掃用メダル125は、投入口幅寸法dを備えるメダル通路102を転動する。メダル投入口22への投入時及びメダル通路102における転動時において、研磨ブラシ部127は、メダル投入口22、メダル通路102内壁面に当接し、当該内壁面に付着した汚れを除去する。又、清掃用メダル125には、ICチップ130が配設されている。遊技機1は、ICチップ130に基づく制御を行い、清掃用メダル125の品質管理及び当該遊技機1の清掃状況の管理を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、メダル投入口から投入され、装置内部のメダル通路を転動するメダル及び、当該メダルが用いられる遊技機に関し、特に、メダル投入口、メダル通路に付着した汚れを除去するメダル及びこれを使用することが可能な遊技機に関する。
従来、遊技場においては、遊技媒体としてメダルが用いられている。つまり、遊技場に設置されている種々の遊技機(例えば、スロットマシンや所謂「パチスロ機」等)では、遊技者が遊技媒体であるメダルをメダル投入口へ投入することを条件に、各遊技機における遊技が行われている。
そして、これらの遊技機には、上記メダル投入口に接続されたメダル通路が形成されている。従って、メダル投入口に投入されたメダルは、当該メダル通路を転動することにより、メダル通路端部に形成された所定の箇所(メダルセレクタ、ホッパー等)に至るように構成されている。
ここで、遊技場で用いられるメダルは、多数の遊技者が共通して使用するものである。従って、メダル表面には、多くの遊技者の手垢や塵埃等の汚れが付着してしまう。そして、表面に汚れが付着したメダルを遊技機に使用すると、メダル投入口やメダル通路に汚れが付着することになる。
上述したように、これらの遊技機では「メダルの投入」が遊技の開始条件となっているため、当該遊技機に対するメダルの投入は、非常に多くの回数行われる。そうすると、メダル投入口、メダル通路には、粘性を帯びた手垢等の汚れが付着、堆積することになってしまう。
こうして、メダル投入口、メダル流路に汚れが付着、堆積してしまうと、当該遊技機に対するメダルの投入に不具合が生じたり、メダル通路におけるメダルの転動不良を引き起したりしてしまう。即ち、特に、メダル通路内壁面に付着した汚れは、メダルの転動を停止させてしまうため、メダルの詰りを生じさせてしまう点で大きな問題となっている。
上記問題点を解決する為に、特許文献1乃至4に記載された発明が知られている。
特許文献1には、メダル洗浄装置に関する発明が記載されている。この特許文献1に係るメダル洗浄装置は、メダルを洗浄することにより、遊技者の手垢等の汚れを除去することを目的として構成された装置である。即ち、特許文献1は、常時清浄なメダルを提供することにより、メダル投入口やメダル通路に対する汚れの付着を防止し、メダルの円滑な転動を実現している。
そして、特許文献2には、装置に形成されたメダル通路の清掃時の利便性を向上させたメダル選別装置が記載されている。具体的には、当該メダル選別装置に配設された扉の開放状態を維持するように構成し、内部のメダル通路を清掃する際に扉が閉じることを防止している。これにより、メダル通路を清掃する際の利便性を向上させている
又、特許文献3には、遊技機等のメダル投入口に付着した汚れを容易に除去可能なメダル投入口清掃具が記載されている。このメダル投入口清掃具は、メダル投入口機構部を遊技機本体から取り外すことなく、当該投入口内壁面に付着した汚れを簡便且つ確実に除去しうる。
更に、特許文献4には、遊技機等に配設されるメダルセレクタに係る清掃用ツールに関する発明が記載されている。メダルセレクタにおいても、メダルに付着した汚れがメダルセレクタ内のメダル通路に付着することに起因する問題点を有している。つまり、メダルセレクタに特化した清掃用ツールを提供することで、メダル通路に付着した汚れを簡便且つ確実に除去することを目的としている。
特開2005−192602号公報 特開2004−062832号公報 登録実用新案第3083181号公報 特開2005−211456号公報
しかしながら、特許文献1記載のメダル洗浄装置の場合、高い頻度でメダルの洗浄を行わなければ、メダル投入口、メダル通路に対する汚れの付着に係る問題の発生を防止することはできなかった。
又、特許文献2記載のメダル選別装置の場合、メダル通路の清掃時の利便性は向上しているものの、当該メダル通路の清掃自体は、管理者が自ら雑巾や綿棒等で行わなければならず、非常に面倒な作業であった。
そして、特許文献3記載のメダル投入口清掃具の場合は、当該清掃具を用いることで、メダル投入口内壁に付着した汚れは、迅速且つ確実に除去しうるが、メダル投入口以後のメダル通路に付着した汚れは除去し得ない。即ち、メダル通路に付着した汚れは、管理者が自ら除去しなければならなかった。
更に、特許文献4記載のメダルセレクタ用清掃ツールの場合、メダルセレクタに特化した形状で構成されているため、メダルセレクタにおける汚れの除去は確実に行うことができる。しかしながら、その他の部分に当該清掃用ツールを適用することはできず、汚れの除去を完全にできない場合が生じうる。又、当該清掃用ツールを用いたとしても、管理者が自ら作業する必要があり、管理者の負担が大きいという問題がある。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、管理者、遊技者双方にとって有益な、メダル投入口、メダル通路に付着した汚れの全く新しい除去形態を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るメダル(例えば、清掃用メダル125)は、所定の幅寸法で開口され、メダルが投入されるメダル投入口(例えば、メダル投入口22)と、前記メダル投入口から投入されたメダルが通過すると共に、前記メダル投入口の幅寸法に対応する通路断面積で形成されたメダル通路(例えば、メダル通路102)と、を備える装置(例えば、遊技機1、メダル選別装置100)に用いられるメダルであって、前記幅寸法よりも薄い厚みで形成されるメダル本体(例えば、メダル本体126)と、前記メダル本体の表面に形成され、前記メダル投入口及び前記メダル通路の内壁に当接する研磨部(例えば、研磨ブラシ部127)と、を備え、前記メダル本体と前記研磨部からなる厚みが前記メダル投入口の開口幅寸法となることを特徴とする。
そして、請求項2に係るメダル(例えば、清掃用メダル125)は、請求項1に記載のメダルであって、当該メダルが前記装置(例えば、遊技機1、メダル選別装置100)に投入された使用回数情報を書換可能に記憶すると共に、外部装置と無線通信し、前記使用回数情報を通知する非接触型認識素子(例えば、ICチップ130)を備えることを特徴とする。
又、請求項3に係る遊技機(例えば、遊技機1)は、所定の幅寸法で開口され、メダルが投入されるメダル投入口(例えば、メダル投入口22)と、前記メダル投入口から投入されたメダルが通過すると共に、前記メダル投入口の幅寸法に対応する通路断面積で形成されたメダル通路(例えば、メダル通路102)と、前記メダル投入口から投入されたメダルに基づいて、遊技を実行する遊技制御手段(例えば、主制御回路71、副制御回路72)と、を備える遊技機であって、前記幅寸法よりも薄い厚みで形成されるメダル本体(例えば、メダル本体126)と、前記メダル本体の表面に形成され、前記メダル投入口及び前記メダル通路の内壁に当接する研磨部(例えば、研磨ブラシ部127)と、無線通信可能な非接触型認識素子(例えば、ICチップ130)と、を備え、前記メダル本体と前記研磨部からなる厚みが前記メダル投入口の開口幅寸法となる清掃用メダル(例えば、清掃用メダル125)が投入された場合に、前記非接触型認識素子との通信により、前記清掃用メダルの投入を検知する清掃用メダル検知手段(例えば、セレクタ基板150)と、前記清掃用メダル検知手段の検知結果に基づいて、当該遊技機に対する清掃用メダルの累積使用回数を算出し、当該累積使用回数を報知する制御を行うメンテナンス制御手段(例えば、主制御回路71)と、を備えることを特徴とする。
又、請求項4に係る遊技機(例えば、遊技機1)は、所定の幅寸法で開口され、メダルが投入されるメダル投入口(例えば、メダル投入口22)と、前記メダル投入口から投入されたメダルが通過すると共に、前記メダル投入口の幅寸法に対応する通路断面で形成されたメダル通路(例えば、メダル通路102)と、前記メダル投入口から投入されたメダルに基づいて、遊技を実行する遊技制御手段(例えば、主制御回路71、副制御回路72)と、を備える遊技機であって、前記幅寸法よりも薄い厚みで形成されるメダル本体(例えば、メダル本体126)と、前記メダル本体の表面に形成され、前記メダル投入口及び前記メダル通路の内壁に当接する研磨部(例えば、研磨ブラシ部127)と、当該メダルの使用回数情報を書換可能に記憶すると共に、無線通信によって前記使用回数情報を通知する非接触型認識素子(例えば、ICチップ130)と、を備え、前記メダル本体と前記研磨部からなる厚みが前記メダル投入口の開口幅寸法となる清掃用メダル(例えば、清掃用メダル125)が投入された場合に、前記非接触型認識素子から当該清掃用メダルの使用回数情報を取得すると共に、当該清掃用メダルの使用回数情報を更新する使用回数情報記録手段(例えば、セレクタ基板150)と、前記使用回数情報記録手段で使用回数情報が取得された後に、清掃用メダルが通過するメダル通路から分岐する分岐メダル通路(例えば、メダル回収通路111)と、前記分岐メダル通路の末端に配設されるメダル回収タンク(例えば、メダル回収タンク200)と、前記メダル通路と前記分岐メダル通路との分岐部に配設され、前記メダル通路を通過するメダルの進行方向を前記メダル通路と前記分岐メダル通路とに切り換え可能な通路切換手段(例えば、第2通路切換機構118)と、前記使用回数情報記録手段により取得された清掃用メダルの使用回数が所定の使用回数以上である場合には、前記通路切換手段により、当該清掃用メダルの進行方向を分岐メダル通路に切り換え、当該清掃用メダルを前記メダル回収タンクに収容するメダル回収制御手段(例えば、セレクタ基板150)と、を備えることを特徴とする。
請求項1に係るメダルによれば、当該メダルをメダル投入口に投入する際に、メダル投入口内壁面に研磨部が当接することになるので、メダル投入口内壁面に付着している汚れを除去することができる。
又、メダル投入口に投入されたメダルは、その後、メダル通路を転動する。この時、当該メダルの研磨部がメダル通路内壁面に当接するので、メダル通路内壁面に付着した汚れも研磨部により除去することができる。
つまり、請求項1に係るメダルによれば、「当該メダルのメダル投入口への投入」という単純な作業を行うだけで、メダル投入口内壁面に付着した汚れと、メダル通路内壁面に付着した汚れの何れをも除去することができる。従って、従来のように、管理者が自ら雑巾等を用いて清掃作業を行う必要はなく、管理者の負担を軽減することができる。
又、請求項1に係るメダルを用いることにより、遊技機1のメダル投入口内壁面、メダル通路内壁面における汚れの付着堆積を防止することができるので、メダルの詰まりも防止することができる。従って、遊技者が遊技を行う際にメダルの詰まりが生じることはなく、快適に遊技機での遊技を行うことができる。
請求項2に係るメダルによれば、非接触型認識素子を備えているので、当該非接触型認識素子に記憶されている使用回数情報の書き換えを行うことができ、これを外部装置に対して無線通信により通知することができる。
この結果、当該メダルの使用状況を外部装置において、把握することができ、もって、当該メダルの品質管理やメダル投入口、メダル通路内壁面の清掃状況の管理を行うことができる。
そして、請求項3に係る遊技機によれば、遊技制御手段により、メダル投入口から投入されたメダルに基づいて、遊技が実行される。ここで、メダル投入口に投入されたメダルは、メダル投入口を通過した後、メダル通路を転動する。
ここで、当該遊技機において、清掃用メダルがメダル投入口に投入されると、メダル投入口内壁面、メダル通路内壁面に研磨部が当接するので、メダル投入口、メダル通路に付着した汚れを除去することができる。
又、清掃用メダルが投入された場合、清掃用メダル検知手段と、当該清掃用メダルに配設された非接触型認識素子との無線通信により、清掃用メダルの投入が検知される。そして、清掃用メダル検知手段の検知結果に基づいて、当該遊技機に対して清掃用メダルが投入された回数を累積加算して算出される累積使用回数が算出され、この累積使用回数が報知される。
ここで、清掃用メダルの使用回数は、メダル投入口、メダル通路の清掃回数に相当するので、管理者は、当該累積使用回数から、メダル投入口、メダル通路の清掃状況を把握することができる。即ち、当該遊技機によれば、管理者は、当該遊技機の清掃状況を容易に把握することができるので、当該遊技機の清掃状況の管理を容易に行うことができる。
又、請求項4に係る遊技機によれば、遊技制御手段により、メダル投入口から投入されたメダルに基づいて、遊技が実行される。ここで、メダル投入口に投入されたメダルは、メダル投入口を通過した後、メダル通路を転動する。
ここで、当該遊技機において、清掃用メダルがメダル投入口に投入されると、メダル投入口内壁面、メダル通路内壁面に研磨部が当接するので、メダル投入口、メダル通路に付着した汚れを除去することができる。
そして、メダル投入口に清掃用メダルが投入されると、使用回数情報記録手段は、非接触型認識素子から当該清掃用メダルの使用回数情報を取得すると共に、当該清掃用メダルの使用回数情報を更新する。取得した使用回数情報が所定の使用回数以上である場合、メダル回収制御手段は、通路切換手段を制御し、当該清掃用メダルの進行方向を分岐メダル通路に切り換え、当該清掃用メダルをメダル回収タンクに収容する。
この結果、所定の使用回数以上使用された清掃用メダルは、メダル回収タンクに収容されるので、研磨部の性能低下が生じている虞がある清掃用メダルが再度、使用されることはない。つまり、当該遊技機によれば、遊技機に使用される清掃用メダルの汚れの除去性能を一定以上に維持することができる。
本実施形態に係る遊技機1及びメダル115について、図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態に係る遊技機は、所謂『パチスロ機』であり、複数の図柄の変動表示を停止して表示される図柄に基づいて特定の入賞態様が成立するように、遊技者の操作により変動表示を停止可能に構成されている。
当該遊技機1は、後述するメダル投入口にメダル115を投入可能に構成されている。
尚、メダル115には、遊技媒体としての機能のみを有する通常メダル120と、後述するメダル投入口22、メダル通路102に対する清掃機能を有する清掃用メダル125が含まれる。即ち、メダル115は、通常メダル120、清掃用メダル125の総称である。
先ず、本実施形態に係る遊技機1の機械的構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、遊技機1の外観を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る遊技機1は、その筐体を構成するキャビネット2を備えている。キャビネット2の正面には、パネル表示部2aが、略垂直に形成されており、当該パネル表示部2aの中央には縦長矩形の表示窓4L、4C、4Rが設けられている。
そして、この表示窓4L、4C、4Rには、クロスダウンライン8a、トップライン8b、センターライン8c、ボトムライン8d、クロスアップライン8eからなる5本の入賞ラインが設けられている。トップライン8b、センターライン8c、ボトムライン8dは、表示窓4L、4C、4Rを水平方向に横断する入賞ラインである。そして、クロスダウンライン8a、クロスアップライン8eは、表示窓4L、4C、4Rを斜め方向に横断する入賞ラインである。
これらの入賞ラインは、後述の1−BETボタン11、2−BETボタン12、最大BETボタン13(以下、1−BETボタン11等という)の操作やメダル投入口22に対するメダル115の投入により、それぞれ1本、3本、5本が有効化される。どの入賞ラインが有効化されたかは、後述する3つのBETランプの点灯態様により報知される。
ここで、上記5本の入賞ライン8a〜8eは、役の入賞の成否に関わる。具体的に、本実施形態に係る遊技機1では、所定の役(例えば、『上チリの小役』)に対応する一の図柄(例えば、「上チリ」)が何れかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置(例えば、BET数が「3」であれば左の表示窓4L内の位置)に停止表示されること、又は所定の役に対応する図柄組合せを構成する図柄が何れかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置に並んで停止表示されることにより、所定の役の入賞が成立する。
そして、キャビネット2の内部には、3個のリール3L、3C、3Rが、回転自在に横一列に設けられている。各リール3L、3C、3Rの外周面には、複数の図柄からなる図柄列が記されている。各図柄列は、「00」〜「20」のコードナンバーが付された複数種類の図柄からなっている。即ち、各図柄列は、「赤7」、「青7」、「下チリ」、「ベル」、「スイカ」、「Replay」、「上チリ」の7種類の図柄から構成されている。
又、3個のリール3L、3C、3Rは、表示窓4L、4C、4Rの背面側に配設されている。従って、各リールの図柄は、表示窓4L、4C、4Rを通して観察可能である。各リールは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。
尚、本実施形態において、「赤7」、「青7」の図柄は、特定の入賞態様を構成するものとして設定されている。ここで、特定の入賞態様とは、後述のBBやRBのボーナスが成立する入賞態様を意味する。又、この特定の入賞態様は、内部当籤役を報知するST(スーパータイムの略称)等のボーナス以外の有利な遊技状態を開始させる入賞態様を含む場合がある。
表示窓4L、4C、4Rの左側には、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、クレジット表示部19が設けられている。1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9cは、一つのゲーム(単位遊技)を行うために賭けられたメダル115の数(以下『BET数』という)に応じて点灯する。ここで、本実施形態では、一のゲームは、全てのリールが停止したときに終了する。
1−BETランプ9aは、BET数が「1」で1本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。2−BETランプ9bは、BET数が「2」で3本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。最大BETランプ9cは、BET数が「3」で全て(5本)の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。
クレジット表示部19は、7セグメントLEDで構成されており、貯留されているメダル115の枚数を表示する。又、当該クレジット表示部19は、所定の場合に、当該遊技機1に対して、清掃用メダル125が投入された累積的な回数(累積使用回数)を表示する。
一方、表示窓4L、4C、4Rの右側には、当り表示ランプ17、払出表示部18が配設されている。当り表示ランプ17は、基本的に、BB又はRBの入賞成立が実現可能となった後、BB又はRBの入賞が成立するまでの間、点灯するランプであり、所謂WINランプである。ここで、BB及びRBを総称して、『ボーナス』という。
払出表示部18は、7セグメントLEDから成り、入賞成立時のメダル115の払出枚数を表示する。
そして、パネル表示部2aの右側上部には、ボーナス遊技情報表示部20が設けられている。ボーナス遊技情報表示部20は、7セグメントLEDを備えており、後述するBB一般遊技状態におけるゲームの回数等を表示する。
又、表示窓4L、4C、4Rの下方には、水平面の台座部10が配置されている。そして、台座部10と表示窓4L、4C、4Rの間には、液晶表示装置5が設けられている。液晶表示装置5の表示画面5a上には、遊技に関連する情報(例えばST時における内部当籤役の入賞に関する情報)や、遊技上の演出が表示される。
液晶表示装置5の左側には、1−BETボタン11、2−BETボタン12、最大BETボタン13が配設されている。1−BETボタン11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダル115の内の1枚をゲームへの賭け枚数とする操作手段である。2−BETボタン12は、1回の押し操作により、クレジットされているメダル115のうちの2枚をゲームへの賭け枚数とする操作手段である。最大BETボタン13は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数をゲームへの賭け枚数とする操作手段である。そして、上述したように、1−BETボタン11等の操作に応じて、所定の入賞ラインが有効化される。
一方、液晶表示装置5の右側には、メダル115の投入を可能にするメダル投入口22が配置されている。このメダル投入口22は、開口断面矩形状のスリット開口として形成されており、開口断面の長手方向寸法「D」(以下、投入口寸法D)、短手方向寸法「d」(以下、投入口幅寸法d)を有している(図3(a)参照)。そして、図2に示すように、メダル投入口22は、メダル選別装置100に連絡されている。
このメダル選別装置100は、メダル投入口22から投入されたメダル115の内から正規のメダル115を選別すると共に、所定の条件を満たす清掃用メダル125を排除する装置である。
尚、メダル選別装置100の詳細及び所定条件を満たす清掃用メダル125の詳細については後述する。
メダル選別装置100の後方には、メダル選別装置100から正規のメダル115が送出されるホッパー40が配設されている。又、このホッパー40は、リール3L、3C、3Rの下方に配設されている。
ホッパー40は、ホッパータンク40aと、ホッパー本体40bとを備えて構成されている。ホッパータンク40aには、メダル選別装置100から送出されたメダル115が貯留される。そして、ホッパー本体40bは、ホッパータンク40aに貯留されたメダル115を排出する部分である。このホッパー本体40b内部には、メダル投入機構(図示せず)が配設されている。当該メダル投入機構は、遊技機1での遊技結果に応じて、所定枚数のメダル115を投出ノズル40cから投出する。投出されたメダル115は、ドア部2bに開口されたメダル払出口15を介して、受皿であるメダル受部16に受け入れられる。
また、メダル選別装置100下方には、メダル回収タンク200が配設されている。このメダル回収タンク200には、メダル選別装置100で選別された「所定条件を満たす清掃用メダル125」が送出され、これらが貯留される。
そして、メダル回収タンク200は、ドア部2bの裏面側において開閉可能に配設されている。これにより、オペレータは、保守点検を行う際にドア部2bの裏面側を開放することで、メダル回収タンク200内部に収容された「所定条件を満たす清掃用メダル125」を回収することができる。
そして、図1に示すように、台座部10の前面部の左寄りには、C/Pボタン14が設けられている。C/Pボタン14は、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出しを切替えるための操作手段である。このC/Pボタン14の操作により、正面下部のメダル払出口15からのメダル115の払出と、当該メダル115のクレジットとしての貯留と、を切り換えることができる。
一方、C/Pボタン14の右側には、スタートレバー6が配置されている。スタートレバー6は、所定の角度範囲で回動自在に取り付けられており、遊技者の操作により遊技開始指令信号を出力する操作手段である。従って、遊技機1では、スタートレバー6が操作されることによって、リール3L、3C、3Rの回転が開始され、表示窓4L、4C、4R内における図柄の変動表示が開始される。
そして、台座部10の前面部中央且つ液晶表示装置5の下方には、停止ボタン7L、停止ボタン7C、停止ボタン7Rが配設されている。停止ボタン7L、停止ボタン7C、停止ボタン7Rは、それぞれ、リール3L、リール3C、リール3Rに対応しており、対応するリールの回転を停止させるための操作手段である。
又、キャビネット2の上部の左右には、スピーカ21L、21Rが設けられている。そして、スピーカ21L、21Rの間には、配当表パネル23が配設されている。この配当表パネル23には、入賞図柄の組合せ及びメダル115の配当枚数等が表示されている。
そして、スピーカ21L、21R、配当表パネル23の上方には、LEDランプ29が配設されている。LEDランプ29は、遊技状態に応じて発光することで、遊技状態に応じた演出に用いられる。
次に、本実施形態に係る遊技機1で用いられるメダル115について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
上述したように、遊技機1で用いられるメダル115には、通常メダル120と、清掃用メダル125の2種類が存在している(図3(b)、(c)参照)。
図3(b)に示すように、通常メダル120は、所定寸法の直径(以下、メダル直径R)を有する円盤状に形成されている。又、通常メダル120は、所定寸法の厚み「T」(以下、メダル厚みT)を有している。即ち、通常メダル120の断面は、長辺にメダル直径R、短辺にメダル厚みTを有する略矩形状の断面となる。
そして、通常メダル120のメダル直径Rは、メダル投入口22の投入口寸法Dより、やや小さな寸法であり、メダル厚みTは、メダル投入口22の投入口幅寸法dより、やや小さな寸法である。従って、遊技者は、通常メダル120をメダル投入口22に投入可能であり、当該通常メダル120を用いて、遊技機1に係る遊技を行うことができる。
次に、遊技機1で用いられる清掃用メダル125について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図3(c)に示すように、清掃用メダル125は、メダル本体126と、研磨ブラシ部127を有して構成されている。
メダル本体126は、通常メダル120と同様に、メダル直径Rを有する円盤状に形成されている。この点、メダル本体126は、通常メダル120と異なり、メダル厚みTより薄い厚み(以下、本体厚みt)で形成されている。
そして、このメダル本体126の表側、裏側の両面には、研磨ブラシ部127が配設されている。この研磨ブラシ部127は、メダル投入口22やメダル通路102に付着した汚れに当接することで、メダル投入口22、メダル通路102内壁面の汚れを除去する。
又、この研磨ブラシ部127は、夫々、所定寸法の厚み(以下、ブラシ厚みs)を有して形成されている。即ち、研磨ブラシ部127は、夫々ブラシ厚みsを有し、メダル直径Rに対応する直径で形成された円盤状に形成されている。
従って、図3(c)に示すように、清掃用メダル125は、通常メダル120と同じメダル直径Rの円盤上に形成されており、その厚みは、2つ分のブラシ厚みsと本体厚みtにより構成される。尚、図3(b)、(c)に示すように、通常メダル120のメダル厚みTと、清掃用メダルの厚み(即ち、2つ分のブラシ厚みsと本体厚みt)は、同じ厚みとなる。
これにより、清掃用メダル125も、通常メダル120と同様に、メダル投入口22、メダル通路102を転動することができる。そして、上述したように、メダル投入口22は、投入口寸法D、投入口幅寸法dからなる長方形状のスリット開口であるため、メダル投入口22の投入口寸法Dよりやや小さな寸法のメダル直径R、メダル投入口22の投入口幅寸法dよりやや小さな寸法のメダル厚みTで形成された清掃用メダル125がメダル投入口22に投入されると、清掃用メダル125の研磨ブラシ部127は、メダル投入口22の内壁面に接触する。これにより、従って、メダル投入口22内壁面に付着した汚れは、当該研磨ブラシ部127により除去される。
つまり、清掃用メダル125をメダル投入口22に投入するだけで、当該メダル投入口22等の内壁面に付着した汚れを除去することができる。
清掃用メダル125は、ICチップ130を内蔵している(図3(c)、図8参照)。図8に示すように、ICチップ130は、メモリ132と、アンテナ133と、CPU131と、変復調回路135と、電源制御回路134とを備えている。メモリ132は、使用回数データ等が記憶される記憶手段である。ここで、使用回数データは、当該清掃用メダル125が遊技機1に投入された回数を示すデータである。アンテナ133は、送信データの発信や受信データの受信を行う。又、CPU131は、受信信号の解析や使用回数データの送信等の制御動作を実行する。変復調回路135は、使用回数データ等の送信データを変調すると共に、受信データを復調する回路である。そして、電源制御回路134は、当該ICチップ130に関する駆動電源を供給する回路である。
つまり、ICチップ130は、後述するメダル選別装置100のセレクタ制御部151に対して使用回数データを送信することができる。これにより、当該遊技機1では、使用回数データに基づく、遊技機1の清掃状況の管理、清掃用メダル125の品質管理を可能としている。この点については、後に詳細に説明する。
上述したように、遊技機1には、メダル選別装置100が配設されている。このメダル選別装置100は、遊技機1の内部に着脱可能に配設されている(図4(a)、(b)参照)。そして、メダル選別装置100は、外枠体101と、外枠体101の内部に設けられたメダル通路102とを有している。
この点、メダル選別装置100は、メダル投入口22と一体に形成されていてもよく、メダル投入口22を備えた部材が組み付けられるようになっていてもよい。
メダル通路102は、その断面が略矩形状となるように形成されており、上述したメダル投入口22と同様の通路断面(即ち、長辺に投入口寸法D、短辺に投入口幅寸法dを有する長方形状断面)を有している(図5参照)。従って、メダル投入口22から投入された通常メダル120、清掃用メダル125は、当該メダル通路102内を転動する。
この時、清掃用メダル125は、図5に示すように、メダル通路102内壁面に当接するので、メダル通路102内壁面に付着した汚れを除去することができる。即ち、本実施形態に係る遊技機1によれば、清掃用メダル125をメダル投入口22に投入する作業を行うだけで、メダル投入口22内壁面の汚れのみならず、メダル通路102内壁面に付着した汚れをも除去しうる。
そして、メダル通路102は、メダル投入部102aと、メダル排出部102bとを有している。メダル投入部102aは、メダル115の進行方向の上流端に位置し、メダル投入口22に連通されている。メダル排出部102bは、メダル115の進行方向の下流端に位置し、ホッパー40(図2参照)に連絡されている。従って、メダル投入口22にメダル115が投入されると、メダル投入部102aを介して、メダル115は、メダル通路102に到達する。そして、当該メダル115は、自重によって、メダル通路102下流側のメダル排出部102bに向かって転動する。
更に、メダル通路102は、メダル115の進行方向の上流側から下流側から順に、メダル投入部102a、メダル減速部102g、清掃用メダル検出部102f、メダル返却部102c、メダル回収部102j、メダル排出部102bを有している。
メダル減速部102gは、メダル投入部102aから投入されたメダル115の進行速度を減速させる機能を有している。具体的に説明すると、メダル減速部102gは、メダル通路102を曲折して形成された曲折通路部102iを有しており、曲折通路部102iは、メダル115の進行方向を急激に変化させることによって、メダル115に対してブレーキ力を付与する。即ち、メダル減速部102gは、メダル115を減速させた後に清掃用メダル検出部102fに進行させる。
これにより、後述する清掃用メダル検出部102fにおける清掃用メダル125のICチップ130に対する通信処理時間を充分に確保すると共に、判別処理後のメダル115の進行方向の切換時間を充分に確保している。
尚、メダル減速部102gは、上記の進行方向の急激な変化による曲折通路部102i等の減速機構の他、起毛やメッシュ等による機械的な接触(摩擦)による減速機構、エアーの吹き付けによる減速機構、磁力や圧力による吸引力による減速機構等であってもよいし、これら機構の2以上を組み合わせた構成であってもよい。
上記メダル減速部102gの下流側には、清掃用メダル検出部102fが配置されている。清掃用メダル検出部102fには、メダル115のICチップ130とのデータ通信を可能とすべく、セレクタ基板150のアンテナ171が近接されている。そして、セレクタ基板150のセレクタ制御部151は、使用回数データ書換機能と、通信機能と、回収機能を有している。ここで、使用回数データ書換機能とは、清掃用メダル125が投入された場合に、当該清掃用メダル125の使用回数に「1」を加算し、ICチップ130のデータ内容を書き換える機能である。そして、通信機能とは、後述するホールコンピュータ300に対して、当該遊技機1に対する清掃用メダル125の投入を送信する機能である。又、回収機能とは、清掃用メダル125が所定の使用限度回数以上使用された場合に、当該清掃用メダル125を回収する機能である。
清掃用メダル検出部102fの下流側には、メダル返却部102cが配置されている。メダル返却部102cには、メダル返却通路107が、メダル分岐路として接続されている。メダル返却通路107は、メダル受部16(受皿)に連絡されている。従って、メダル返却部102cを通過したメダル115は、所定の場合に、メダル返却通路107を介して、受皿となるメダル受部16に放出される。
又、メダル返却部102cには、第1通路切換機構108が設けられている。第1通路切換機構108は、メダル返却部102cに到達したメダル115の進行方向を切り換える機構である。即ち、第1通路切換機構108は、切換ソレノイド109と、底面部を揺動自在に支持された断面L字形状の切換板110とを有している(図4(b)参照)。切換ソレノイド109は、励磁・非励磁により切換板110を揺動させる。従って、切換ソレノイド109による切換板110の揺動動作により、メダル115の進行方向を、メダル通路102方向又は、メダル返却通路107に切り換えることができる。尚、切換ソレノイド109は、セレクタ基板150からの制御指令によって、作動(即ち、励磁・非励磁)が制御される。
ここで、第1通路切換機構108は、メダル115の投入枚数が所定枚数以上の場合や単位遊技中である場合に、セレクタ基板150からの制御指令に従って、切換ソレノイド109を非励磁状態にする。これにより、上記の場合に投入されたメダル115は、メダル返却通路107を進行するため、メダル受部16に返却される。
また、第1通路切換機構108は、メダル115の投入枚数が所定枚数未満の場合や単位遊技中でない場合に、セレクタ基板150からの制御指令に基づいて、切換ソレノイド109を励磁状態にする。これにより、この状態で投入されたメダル115は、メダル通路102を進行し、投入メダルセンサ103方向に転動することになる。
そして、メダル返却部102c下流側には、メダル回収部102jが配置されている。メダル回収部102jには、メダル回収通路111が回収用メダル分岐路として接続されている。このメダル回収通路111は、メダル回収タンク200に連絡されている。従って、所定の場合には、メダル回収部102jに到達したメダル115は、メダル回収通路111を介して、メダル回収タンク200へ転動する。
又、メダル回収部102jには、第2通路切換機構118が設けられている。第2通路切換機構118は、メダル回収部102jに到達したメダル115の進行方向を切り換える機構である。この点、第2通路切換機構118は、上述した第1通路切換機構108と同一の構成であり、切換ソレノイド109と切換板110とを有している。つまり、第2通路切換機構118は、切換ソレノイド109の励磁・非励磁により切換板110を揺動させることで、メダル115の進行方向を、投入メダルセンサ103方向とメダル回収タンク200方向に切り換える。尚、この切換ソレノイド109も、第1通路切換機構108と同様に、セレクタ基板150からの制御指令に基づいて作動が制御される。
ここで、第2通路切換機構118は、清掃用メダル検出部102fにおいて、使用限度回数以上の清掃用メダル125を検出した場合(S105:YES)、セレクタ基板150からの制御指令に基づいて、当該清掃用メダル125の進行方向をメダル回収通路111に設定する。
一方、清掃用メダル検出部102fで使用限度回数以上の清掃用メダル125を検出しなかった場合(S102:NO、S105:NO)、第2通路切換機構118は、メダル115の進行方向を投入メダルセンサ103方向に設定する。即ち、通常メダル120や使用限度回数未満の清掃用メダル125は、投入メダルセンサ103方向へ転動する。
そして、メダル回収部102jの下流側には、投入メダルセンサ103が配置されている。投入メダルセンサ103は、メダル115を検出し、メダル115の枚数を計数するためのセンサである。投入メダルセンサ103は、例えば、互いに対向した発光部と受光部とを有して断面コ字状に形成され、その検出光軸を投入メダルセンサ103内に上方から臨ませて位置するフォトカプラである。尚、投入メダルセンサ103の断面は、コ字状に形成された発光部と受光部とを備えた構成に限定されるものではなく、受光部だけを設けた構成にされていてもよい。
次に、本実施形態に係る遊技機1の電気的構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図6は、遊技機1の制御ブロック図である。
図6に示すように、遊技機1は、主基板に設けられた主制御回路71と、副基板に設けられた副制御回路72によって、動作制御がなされている。
主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、主基板側記憶手段であるROM32、RAM33を有している。又、主制御回路71には、外部集中端子板89が接続されている。外部集中端子板89では、ホールコンピュータ300やメダル選別装置100との間におけるデータ通信が行われる。
CPU31には、クロックパルス発生回路34、分周器35、乱数発生器36、サンプリング回路37が接続されている。クロックパルス発生回路34は、基準クロックパルスを発生する回路である。又、乱数発生器36は、一定の数値範囲に属し、サンプリング回路37でサンプリングされる乱数を発生する。そして、サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。
そして、CPU31は、これらの乱数発生器36、サンプリング回路37でサンプリングされた乱数と、ROM32内に格納されている確率抽籤テーブルに基づいて、内部当籤役を決定する。
尚、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内(即ち、CPU31の動作プログラム上)で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36、サンプリング回路37は省略することができる。この点、乱数発生器36、サンプリング回路37を乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
マイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、当り表示ランプ17)、各種表示部(払出表示部18、クレジット表示部19、ボーナス遊技情報表示部20)、ホッパー40(払出しのための駆動部を含む)、ステッピングモータ49L、49C、49Rとがある。ホッパー40は、上述のように、メダル115を収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダル115を払出す装置である。又、ステッピングモータ49L、49C、49Rは、リール3L、3C、3Rを回転駆動させる駆動手段である。
更に、CPU31の出力部には、モータ駆動回路39、ホッパー駆動回路41、ランプ駆動回路45、表示部駆動回路48がI/Oポート38を介して接続されている。モータ駆動回路39は、ステッピングモータ49L、49C、49Rの駆動制御を行う回路である。ホッパー駆動回路41は、ホッパー40を駆動制御する回路である。そして、ランプ駆動回路45は、1−BETランプ9a等の各種ランプを駆動制御する回路である。表示部駆動回路48は、払出表示部18等の各種表示部を駆動制御する回路である。
これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
又、主制御回路71は、制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する入力信号発生手段に接続されている。主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6s、1−BETスイッチ11s、2−BETスイッチ12s、最大BETスイッチ13s、C/Pスイッチ14s、リール停止信号回路46、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51がある。これらもI/Oポート38を介してCPU31に接続されている。
スタートスイッチ6sは、スタートレバー6の操作を検出するスイッチである。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L、7C、7Rの操作に応じて停止信号を発生する回路である。リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を受けて、各リール3L、3C、3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する回路である。払出完了信号回路51は、メダル検出部40sの計数値(ホッパー40から払出されたメダル115の枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する回路である。
また、主制御回路71のRAM33には、種々の情報が一時的に格納される。例えば、実行中の遊技状態や、投入されたメダル115の枚数等が格納される。
一方、主制御回路71のROM32には、各種のデータテーブルと、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。ここで、上記各種のデータテーブルには、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽籤テーブルや停止ボタンの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル群等が含まれる。又、ROM32には、後述する各処理ルーチンを実行するプログラム等が格納されている。
次に、本実施形態に係る遊技機1の副制御回路72について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図7は、副制御回路に関する説明図である。
副制御回路72は、主制御回路71に接続されており(図6参照)、当該主制御回路71から出力されるコマンドや情報等を受信することで、副制御回路に接続されている各種アクチュエータの制御を行う回路である。具体的には、副制御回路72は、主制御回路71からの制御指令(コマンド)に基づいて液晶表示装置5の表示制御、スピーカ21L、21Rからの音の出力制御等を行なう(図7参照)。
図7に示すように、副制御回路72は、主制御回路71を構成する主基板とは別の基板(即ち、副基板)上に構成されており、サブマイクロコンピュータ73を主たる構成要素としている。
そして、当該副制御回路72は、画像制御回路81、音源IC78、パワーアンプ79、LED駆動回路77、通信部88を備えている。画像制御回路81は、液晶表示装置5の表示制御手段として機能する回路である。音源IC78は、スピーカ21L、21Rにより出音される音を制御し、パワーアンプ79は、増幅器として機能する。LED駆動回路77は、LEDランプ29の点灯態様を駆動制御する。又、通信部88は、外部集中端子板89を介して、主制御回路71、メダル選別装置100に接続されており、これらとのデータ通信を行う。
サブマイクロコンピュータ73は、サブCPU74と、副基板側記憶手段としてのプログラムROM75と、ワークRAM76とを有して構成されている。そして、サブCPU74は、主制御回路71から送信された制御指令に従って制御動作を行なう。プログラムROM75には、サブCPU74で実行するコマンド処理ルーチン等の制御プログラムが格納されている。又、ワークRAM76は、上記制御プログラムをサブCPU74で実行するときの一時記憶手段として機能する。
尚、図7に示すように、副制御回路72は、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器、サンプリング回路を備えていないが、サブCPU74の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行する。この乱数サンプリングにより、CS、NS等を発生させるかどうかが決定される。
そして、画像制御回路81は、画像制御IC82、画像制御ワークRAM83、画像ROM86、ビデオRAM87で構成されている。画像制御IC82は、サブマイクロコンピュータ73で設定されたパラメータに基づき、画像制御プログラムに従って液晶表示装置5での表示内容を決定する。画像制御ワークRAM83は、画像制御プログラムを画像制御IC82で実行するときの一時記憶手段(バッファ)として機能する。画像ROM86は、画像を形成するためのドットデータを格納している。ビデオRAM87は、画像制御IC82で画像を形成するときの一時記憶手段として機能する。
次に、メダル選別装置100の制御系について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図8は、メダル選別装置100の制御系に関する説明図である。
図6、図7に示すように、メダル選別装置100は、外部集中端子板89を介して、上述の主制御回路71、副制御回路72、ホールコンピュータ300に対して接続されている。
図8に示すように、メダル選別装置100は、セレクタ基板150を備えている。セレクタ基板150には、マイクロコンピュータ等で構成されたセレクタ制御部151と、アクチュエータ駆動部156と、コネクタ157と、アンテナ171とが実装されている。
アクチュエータ駆動部156は、切換ソレノイド109に接続されており、切換ソレノイド109を作動させる。そして、コネクタ157は、外部集中端子板89に着脱可能に接続されている。
セレクタ制御部151は、アクチュエータ出力部162、メダルセンサ入力部163、通信部164、演算部165、記憶部166、変復調部172を有している。アクチュエータ出力部162は、アクチュエータ駆動部156に接続されており、アクチュエータ駆動部156を介して切換ソレノイド109を作動させる。メダルセンサ入力部163は、投入メダルセンサ103に接続されており、投入メダルセンサ103からの信号をセレクタ制御部151での情報処理に適した状態に変換して取り込む。通信部164は、コネクタ157に接続されており、外部集中端子板89を介して外部機器(即ち、主制御回路71、副制御回路72、ホールコンピュータ300等)との間でデータ通信を行う。
また、変復調部172は、アンテナ171に接続されている。変復調部172は、データを情報処理に適した信号形態から、アンテナ171を介したデータ通信に適した信号形態に変換する変調機能と、データ通信の信号形態から情報処理の信号形態に変換する復調機能とを有している。
また、記憶部166は、ワークデータ領域166cとプログラム領域166dとを有している。ワークデータ領域は、メダル管理処理ルーチンにおけるメダル115の判別処理領域として使用される。プログラム領域166dは、各種のプログラムや各種のデータを読み出し可能及び書換可能に格納している。上記各種のプログラムには、後述するメダル管理処理ルーチン等が含まれる。そして、上記各種のデータには、清掃用メダル125の使用限度回数を示す使用限度回数データが含まれている。
尚、プログラム領域166dは、書換不能に構成されていてもよい。
演算部165は、メダル管理処理ルーチン等の各種プログラムを実行可能である。メダル管理処理ルーチンを実行することにより、演算部165は、清掃用メダル検出部102fにより、清掃用メダル125のICチップ130を検知する機能と、清掃用メダル検出部102fにより、清掃用メダル125のICチップ130の使用回数データを取得する機能と、当該使用回数データをホールコンピュータ300に送信する機能と、当該使用回数データと、使用限度回数データに基づいて、使用限度となった清掃用メダル125を判別する機能、を果たすとともに、使用限度回数以上となった清掃用メダル125をメダル回収タンク200に収容する機能と、メダル115の投入枚数が所定枚数以上となった場合や単位遊技中に無条件にメダル115を返却する機能と、メダル115の投入枚数が所定枚数未満の場合や単位遊技中でない場合に、通常メダル120や使用限度回数未満の清掃用メダル125をホッパー40に収容する機能を果たす。
ここで、ホールコンピュータ300について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図8に示すように、ホールコンピュータ300は、遊技場に配設されている複数の遊技機1の管理を行うべく配設されたコンピュータである。つまり、ホールコンピュータ300は、遊技場に配設されている各遊技機1の主制御回路71、副制御回路72、メダル選別装置100と、外部集中端子板89を介して、相互に通信可能に接続されており、この通信に応じた処理を行うことで、各遊技機1の管理を行う。
当該ホールコンピュータ300は、制御部301と、記憶部302を備えて構成されている。制御部301は、各遊技機1との通信により得られた情報に基づいて、各遊技機1に対する管理を行うべく、後述するデータ管理処理ルーチン等の各種制御プログラムを実行する部分である。
そして、記憶部302は、各遊技機1との間で行われた通信結果を記憶する記憶手段であり、データ管理処理ルーチン等の各種制御プログラムが記憶される記憶手段である。この記憶部302には、各遊技機1に対し、夫々累積使用回数記憶領域303が形成されている。この累積使用回数記憶領域303には、遊技機1に対して清掃用メダル125が投入された使用回数を累積加算した累積使用回数データが記憶される。即ち、記憶部302には、外部集中端子板89を介して接続されている遊技機の数に応じた累積使用回数記憶領域303が形成されており、夫々に累積使用回数データが記憶されている。
従って、ホールコンピュータ300は、外部集中端子板89を介して通信可能に接続されている複数の遊技機1に関する累積使用回数を管理することができる。
以上のように構成された遊技機1は、『一般遊技状態』、『RB遊技状態』及び『BB一般遊技状態』からなる3種類の遊技状態を出現させる。ここで、この3種類の遊技状態について説明する。これら「3種類」の各遊技状態は、基本的に、内部当籤する可能性のある役の種類、再遊技に内部当籤する確率及び入賞成立を実現することが可能なボーナスの種別、内部当籤と入賞成立との関係により区別される。
各遊技状態の特徴、即ち、各遊技状態において内部当籤する役の種類、その確率及び各遊技状態におけるリール3L、リール3C、リール3Rの停止制御(入賞する可能性のある役の種類等)については後述する。また、各遊技状態間の移行は、ボーナス図柄の組合せが入賞ライン上に表示されたとき等により移行する。
BBの入賞は、『一般遊技状態』において「青7−青7−青7」又は「赤7−赤7−赤7」が有効化されたライン入賞ラインに沿って並ぶことにより成立する。BBの入賞が成立すると、遊技状態は『BB一般遊技状態』となる。
RBの入賞は、『一般遊技状態』において「赤7−赤7−青7」が有効化された入賞ラインに沿って並ぶこと、又は『BB一般遊技状態』において「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。『BB一般遊技状態』においてRBの入賞が成立することを、一般に『JACIN』と称する。RBの入賞が成立すると、遊技状態は『RB遊技状態』となる。
再遊技は、『一般遊技状態』において「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。再遊技が成立すると、投入したメダル115の枚数と同数のメダル115が自動投入されるので、遊技者はメダル115を消費することなく次回のゲームを行うことができる。
また、『一般遊技状態』及び『BB一般遊技状態』では、「上チリの小役」、「下チリの小役」、「ベルの小役」、「スイカの小役」の入賞成立を実現することが可能である。 尚、『一般遊技状態』においては、「BB」「RB」「再遊技」「ベルの小役」「スイカの小役」「上チリの小役」「下チリの小役」に入賞する可能性がある。そして、入賞成立が「再遊技」の場合、メダル115の払い出しはない。又、「BB」「RB」「ベル」「スイカ」「上チリ」「下チリ」の小役の場合、例えば、それぞれ「15枚」「15枚」「10枚」「3枚」「1枚」「7枚」のメダル115が払い出される。
役物の入賞は、『RB遊技状態』において「Replay−Replay−Replay」、「赤7−Replay−Replay」「青7−Replay−Replay」の何れかが並ぶことにより成立する。役物の入賞成立回数が「8回」となったとき、又は、12回の遊技が終了したとき、遊技状態が移行する。ここで、役物の入賞が成立する可能性のある『RB遊技状態』のゲームは、一般に『JACゲーム』と称される。
次に、本実施形態に係る遊技機1のメインルーチンについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図9は、遊技機1に係るメインルーチンのフローチャートである。
先ず、電源が投入されると、主制御回路71において、メインルーチンが実行される。これにより、遊技機1は遊技の実行が可能な状態になる。この時、副制御回路72では、リセットルーチン(図示せず)が実行される。これにより、液晶表示装置5の演出画像の表示等を実施可能な状態になる。
尚、主制御回路71、副制御回路72は、メインルーチンやリセットルーチンとは別の処理ルーチンを独立して実行している。例えば、副制御回路72においては、ST実行処理ルーチンを実行している。
図9に示すように、主制御回路71でメインルーチンが実行されると、CPU31は、遊技開始時の初期化(S1)を実行する。その後、CPU31は、RAM33からゲーム終了時の記憶内容を消去する(S2)。
続いて、CPU31は、メダル投入処理(S3)を実行する。この時、CPU31は、メダル選別装置100や1−BETボタン11等からの入力があるまで処理を待機する。この時、メダル選別装置100においては、メダル管理処理ルーチンが実行されており、メダル投入口22から投入されたメダルがメダル排出部102bに到達すると、投入メダルセンサ103からメダル投入信号が主制御回路71へ送信される。従って、当該メダル投入処理(S3)において、CPU31は、当該メダル投入信号に基づいてクレジット数の加算の処理を行い、1−BETボタン11からの入力信号に基づいて、ベット数の設定処理を行う。尚、メダル選別装置100の動作については後述する。
その後、S4において、CPU31は、スタートレバー6の操作によりスタートスイッチ6sがオンされたか否かを判定する。スタートスイッチ6sがオンされると(S4:YES)、CPU31は、リール回転信号を単位遊技の開始信号として、副制御回路72、メダル選別装置100にそれぞれ出力する。一方、スタートスイッチ6sがオンされない場合には(S4:NO)、CPU31は、スタートレバー6が操作されるまで、処理を待機する。
そして、リール回転信号を送信した後、CPU31は、リール回転処理(S5)を実行する。CPU31は、各リール3L、リール3C、リール3Rの回転を開始し、その後、抽籤用の乱数を抽出する(S6)。続いて、CPU31は、遊技状態監視処理(S7)を実行する。これにより、当該遊技機1では、今回のゲームの遊技状態が確認される。
今回のゲームの遊技状態が確認されると、CPU31は、確率抽籤処理(S8)を実行する。即ち、CPU31は、確率抽籤テーブル(図示せず)に基づいて、遊技状態に対応した内部当籤役を抽籤する。そして、CPU31は、選択された内部当籤役を示す内部当籤役信号を副制御回路72に送信する。当該内部当籤役信号は、副制御回路72に格納される。
続いて、CPU31は、リールの回転停止態様が規定された停止テーブル群を選択する停止テーブル群選択処理(S9)を実行する。そして、停止テーブル群選択処理(S9)の後、CPU31は、リール回転停止処理(S10)を実行する。このリール回転停止処理(S10)では、CPU31は、何れかの停止ボタン7L、停止ボタン7C、停止ボタン7Rが操作されたタイミング、又は、自動停止タイマの値が「0」になったタイミングで、滑りコマ数を決定し、当該リールを決定された滑りコマ数分回転した後、停止する。
そして、全てのリール3L、3C、3Rの回転を停止すると、CPU31は、単位遊技の終了信号として、全リール停止信号を副制御回路72、メダル選別装置100にそれぞれ出力する(S10)。
リール回転停止処理(S10)の後、CPU31は、表示窓4L、4C、4Rの図柄の停止態様に基づいて入賞役(入賞が成立した役)を識別する入賞判定(入賞検索)を実行する(S11)。その後、CPU31は、入賞判定(S11)の判定結果及び遊技状態に応じてメダル115のクレジット又は払出しを行う(S12)。
尚、入賞役がBB又はRBであると判定された場合には、CPU31は、遊技状態を『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』にする。
次に、CPU31は、現在の遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』であるか否かを判定する(S13)。現在の遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』でない場合(S13:NO)、CPU31は、S2に処理を戻す。一方、遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』である場合には(S13:YES)、CPU31は、ボーナスの「遊技数チェック処理」を実行する(S14)。この後、S15において、CPU31は、ボーナスの終了時であるか否かの判定を行う。ボーナスの終了時でない場合(S15:NO)、CPU31は、S2に処理を戻す。一方、ボーナスの終了時である場合には(S15:YES)、CPU31は、ボーナス終了信号を副制御回路72に出力し(S16)、その後、S2に処理を戻す。
次に、メダル選別装置100で実行されるメダル管理処理ルーチンについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図11は、メダル管理処理ルーチンのフローチャートである。尚、当該メダル管理処理ルーチンは、主制御回路71において、メインルーチンが実行されている間に実行される。
メダル選別装置100でメダル管理処理ルーチンが開始されると、先ず、演算部165は、単位遊技中であるか否かについての判断を行う(S101)。具体的には、演算部165は、主制御回路71からのリール回転信号、全リール停止信号の受信に基づいて、S101の判断を行う。単位遊技中である場合(S101:YES)、演算部165は、第1通路切換機構108の切換ソレノイド109を非励磁状態にする。これにより、切換板110が揺動し、メダル返却通路107が開放されるので、メダル投入口22から投入されたメダル115は、メダル受部16へと放出される。その後、演算部165は、メダル管理処理ルーチンを終了する。一方、単位遊技中でない場合には(S101:NO)、演算部165は、S102に処理を移行する。
S102においては、演算部165は、清掃用メダル検出部102fにおいて、清掃用メダル125を検出したか否かについての判断を行う。上述したように、本実施形態においては、清掃用メダル125にICチップ130を配設する一方で、通常メダル120には、ICチップ130は配設されていない。従って、演算部165は、清掃用メダル検出部102fを通過するメダル115に、ICチップ130が配設されているか否かに基づいて、S102の判断を行う。
清掃用メダル125を検出した場合には(S102:YES)、演算部165は、当該遊技機1を示す識別信号と共に、清掃用メダル検出信号をホールコンピュータ300に送信する(S103)。このS103において、清掃用メダル検出信号をホールコンピュータ300に送信することで、当該遊技機1に対する清掃用メダル125の累積使用回数が随時更新される。この点については、後に詳細に説明する。
一方、清掃用メダル125を検出しなかった場合には(S102:NO)、演算部165は、S108に処理を移行する。
清掃用メダル検出信号をホールコンピュータ300に送信した後、演算部165は、当該清掃用メダル125に配設されているICチップ130から、当該清掃用メダル125の使用回数データの読取処理を実行する(S104)。具体的には、演算部165は、セレクタ基板150のアンテナ171から読出指令信号を送信し、清掃用メダル125のICチップ130に対して使用回数データの発信を要求する。そして、ICチップ130から使用回数データが発信され、当該使用回数データを受信すると、演算部165は、この累積回数データをアンテナ171で受信し、ワークデータ領域166cに格納する(S104)。
続くS105においては、演算部165は、当該清掃用メダル125の使用回数が使用限度回数以上であるか否かを判断する。即ち、このS105は、当該清掃用メダル125の研磨ブラシ部127の汚れ除去性能が所定回数以上の使用により低下している虞が高いか否かを判断する処理である。
具体的には、演算部165は、ワークデータ領域166cに格納された当該清掃用メダル125の使用回数データと、記憶部166に格納されている使用限度回数データを比較することで、S105の判断を行う。
当該清掃用メダル125の使用回数が使用限度回数以上である場合には(S105:YES)、演算部165は、所定時間(即ち、清掃用メダル検出部102fのメダル115がメダル回収部102jを通過するのに要する時間)、第2通路切換機構118の切換ソレノイド109を非励磁状態にする。これにより、第2通路切換機構118の切換板110が揺動し、メダル回収通路111が上記所定時間開放されるので、使用限度回数以上使用された清掃用メダル125は、メダル回収タンク200に回収される。所定時間開口した後、演算部165は、メダル管理処理ルーチンを終了する。
一方、当該清掃用メダル125の使用回数が使用限度回数未満である場合には(S105:NO)、演算部165は、S107に処理を移行する。
S107に移行すると、演算部165は、当該清掃用メダル125に係る使用回数データに「1」を加算し、「1」を加算した使用回数データをICチップ130のメモリ132に記憶させる。これにより、当該清掃用メダル125の使用回数データは、最新の状態を示すものに更新される。その後、演算部165は、S108に処理を移行する。
S108に移行すると、演算部165は、第1通路切換機構108の切換ソレノイド109を励磁状態にする。これにより、第1通路切換機構108の切換板110が揺動するため、メダル返却通路107は閉鎖される。従って、この時にメダル返却部102cに到達したメダル115は、メダル返却通路107へ向かうことはなく、メダル返却部102c方向へ転動する。
更に、S109において、演算部165は、第2通路切換機構118の切換ソレノイド109を励磁状態にする。これにより、第2通路切換機構118の切換板110が揺動するため、メダル回収通路111は閉鎖される。従って、この時にメダル回収部102jに到達したメダル115は、メダル回収通路111、メダル回収タンク200へ向かうことはなく、メダル返却部102c方向へ転動する。即ち、使用限度回数未満の清掃用メダル125及び通常メダル120は、メダル通路102を転動し、ホッパー40に到達する。
メダル回収通路111を閉鎖した後、演算部165は、メダル管理処理ルーチンを終了する。
尚、当該演算部165は、遊技機1において、メインルーチンが実行されている間、当該メダル管理処理ルーチンを実行する。つまり、メダル管理処理ルーチンを終了した時点で、再度、当該メダル管理処理ルーチンの処理が開始される。
このメダル管理処理ルーチンを実行することにより、本実施形態に係る遊技機1では、使用限度回数を超過した清掃用メダル125は、必ずメダル回収タンク200に回収されることになる。ここで、使用限度回数を超過した清掃用メダル125の研磨ブラシ部127は、経年の使用により、汚れの除去性能が低下している虞が高い。
つまり、本実施形態に係る遊技機1は、メダル管理処理ルーチンを実行することで、汚れの除去性能が低下している清掃用メダル125を回収する。従って、遊技機1においては、一定以上の汚れ除去性能を有する清掃用メダル125によって、メダル投入口22、メダル通路102内壁面に付着した汚れの除去が行われるので、より確実にメダル投入口22、メダル通路102内壁面の汚れを除去することができる。この結果、遊技機1によれば、当該汚れに起因するメダル115の詰まり等の不具合を確実に防止することができる。
又、使用限度回数未満の清掃用メダル125は、ホッパー40内に貯留されるので、ホッパータンク40a内において、貯留されている他の通常メダル120に当接する。この結果、当該清掃用メダル125は、他の通常メダル120に付着している汚れをも除去することができる。
次に、ホールコンピュータ300で実行されるデータ管理処理ルーチンについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図12は、データ管理処理ルーチンのフローチャートである。
図12に示すように、データ管理処理ルーチンの実行を開始すると、制御部301は、先ず、外部集中端子板89を介して接続されている各メダル選別装置100から、清掃用メダル検出信号を受信したか否かについての判断を行う(S201)。上述したように、本実施形態では、遊技機1のメダル投入口22に清掃用メダル125が投入されると必ず清掃用メダル検出信号がホールコンピュータ300に対して送信される(S103)。つまり、S201では、外部集中端子板89を介して接続されている各遊技機1に対して、清掃用メダル125が投入されたか否かについての判断が行われる。清掃用メダル検出信号を受信した場合(S201:YES)、制御部301は、当該清掃用メダル検出信号と共に受信した識別信号に基づいて、遊技機1を特定し、当該遊技機1に係る累積使用回数記憶領域303の累積使用回数データに「1」を加算する(S202)。清掃用メダル検出信号に基づいて、累積使用回数データを更新した後、制御部301は、S203に処理を移行する。
一方、清掃用メダル検出信号を受信しなかった場合(S201:NO)、制御部301は、そのままS203に処理を移行する。
S203に移行すると、制御部301は、データ要求信号を受信したか否かについての判断を行う。ここで、当該データ要求信号は、遊技機1における清掃管理処理ルーチンにおいて発信される信号であり、当該遊技機1の累積使用回数データの送信を要求する信号である。又、当該データ要求信号には、当該遊技機1を識別する識別信号が付加されている。データ要求信号を受信している場合(S203:YES)、制御部301は、識別信号に基づいて遊技機1を特定し、当該遊技機1に係る累積使用回数記憶領域303から累積使用回数データを読み出す。そして、当該遊技機1に対して、読み出した累積使用回数データを送信する(S204)。当該遊技機1に係る累積使用回数データを送信した後、制御部301は、データ管理処理ルーチンを終了する。
一方、データ要求信号を受信していない場合(S203:NO)、制御部301は、そのまま、データ管理処理ルーチンを終了する。
尚、制御部301は、データ管理処理ルーチンの終了と同時に、再度、データ管理処理ルーチンを実行する。
このように、データ管理処理ルーチンにおいて、外部集中端子板89で接続されている複数の遊技機1の累積使用回数データが、ホールコンピュータ300で管理されるので、管理者は、当該ホールコンピュータ300に接続されている複数の遊技機1の清掃状況を容易に把握することができる。
次に、遊技機1において実行される清掃管理処理ルーチンについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図10は、清掃管理処理ルーチンのフローチャートである。
図10に示すように、清掃管理処理ルーチンの実行が開始されると、CPU31は、所定操作(例えば、最大BETボタン13、C/Pボタン14の同時操作)がなされたか否かについての判断がなされる(S21)。所定操作が行われた場合(S21:YES)、CPU31は、外部集中端子板89を介して、ホールコンピュータ300にデータ要求信号を送信する(S22)。上述したように、このデータ要求信号には、当該遊技機1を特定する識別信号が付加されている。データ要求信号を送信した後、CPU31は、S23に処理を移行する。
一方、所定操作が行われなかった場合(S21:NO)、CPU31は、そのまま清掃管理処理ルーチンを終了する。
S23においては、CPU31は、累積使用枚数データを受信したか否かについての判断が行われる。上述したように、ホールコンピュータ300は、データ要求信号の受信に基づいて、当該遊技機1の累積使用回数データを当該遊技機1に送信する(S204)。従って、S23では、CPU31は、S204の処理によりホールコンピュータ300から送信された累積使用回数データを受信したか否かについての判断を行う。累積使用回数データを受信していない場合(S23:NO)、CPU31は、当該遊技機1に係る累積使用回数データを受信するまで処理を待機する。
一方、累積使用回数データを受信した場合(S23:YES)、CPU31は、表示部駆動回路48を制御し、受信した累積使用回数データをクレジット表示部19に表示する(S24)。クレジット表示部19に累積使用回数データを表示した後、CPU31は、清掃管理処理ルーチンを終了する。
この清掃管理処理ルーチンを実行することにより、遊技機1では、当該遊技機1に対して、清掃用メダル125が使用された回数を累積的に計数した累積使用回数データが、管理者に報知される。ここで、当該遊技機1に対して清掃用メダル125が使用された回数は、当該遊技機1のメダル投入口22、メダル通路102内壁面の汚れについての清掃が行われた回数を示すことになる。
従って、管理者は、クレジット表示部19に表示された累積使用回数データを視認することにより、当該遊技機1のメダル投入口22、メダル通路102の清掃状況を把握することができ、当該清掃状況に応じて適切な措置を講じることができる。具体的に説明すると、或る遊技機1に係る累積使用回数が、他の遊技機1の累積使用回数に比べ、極端に小さかった場合には、当該或る遊技機1に対して、より多くの清掃用メダル125を投入するとよい。これにより、当該或る遊技機1のメダル投入口22、メダル通路102内壁面の汚れを除去し、他の遊技機1のメダル投入口22、メダル通路102と同様の状態にすることができる。即ち、複数の遊技機1が設置されている遊技場において、各遊技機1の清掃状況を容易に管理することができる。
以上説明した通り、本実施形態に係る清掃用メダル125は、メダル投入口22内壁面やメダル通路102内壁面に研磨ブラシ部127が当接するように構成されているので、メダル投入口22、メダル通路102内壁面に付着した汚れを除去することができる。
これにより、メダル投入口22に清掃用メダル125を投入するだけで、メダル投入口22、メダル通路102の汚れを除去することができるので、清掃用メダル125は、雑巾等による清掃作業に係る管理者の負担を軽減することができる。
又、清掃用メダル125により、メダル投入口22、メダル通路102における汚れの付着堆積を防止しうるので、メダル115の詰まり等の不具合が生じることはない。この結果、遊技者が遊技を行う際に、不具合が発生することはなく、快適に遊技に興じることができる。
又、遊技機1において、清掃管理処理ルーチンを実行することにより、管理者は、当該遊技機1に対する清掃用メダル125の累積使用回数データを把握することができる。ここで、当該累積使用回数データは、当該遊技機1のメダル投入口22、メダル通路102内壁面の汚れについての清掃が行われた回数を示すので、遊技機1のメダル投入口22、メダル通路102の清掃状況を把握することができ、当該清掃状況に応じて適切な措置を講じることができる。
更に、遊技機1において、メダル管理処理ルーチンを実行することにより、使用限度回数を超過した清掃用メダル125は、必ずメダル回収タンク200に回収されることになる。ここで、使用限度回数を超過した清掃用メダル125の研磨ブラシ部127は、経年の使用により、汚れの除去性能が低下している虞が高い。つまり、本実施形態に係る遊技機1は、メダル管理処理ルーチンを実行することで、汚れの除去性能が低下している清掃用メダル125を回収する。
従って、遊技機1では、一定以上の汚れの除去性能を有する清掃用メダル125によって、メダル投入口22、メダル通路102内壁面に付着した汚れの除去が行われるので、より確実にメダル投入口22、メダル通路102内壁面の汚れを除去することができる。この結果、当該汚れに起因するメダル115の詰まり等の不具合を確実に防止することができる。
又、使用限度回数未満の清掃用メダル125は、ホッパー40内に貯留されるので、ホッパータンク40a内において、貯留されている他の通常メダル120に当接する。この結果、当該清掃用メダル125は、他の通常メダル120に付着している汚れをも除去することができる。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態に係る清掃用メダル125においては、メダル本体126の表面、裏面の両面に研磨ブラシ部127を配設しているが、この態様に限定するものではなく、種々の態様を採用することができる。例えば、メダル本体126の厚み部分(即ち、メダル本体126の側面部)に対して、研磨ブラシ部127を配設することも可能である。
又、清掃用メダル125において、メダル本体126表面に配設される部材は、研磨ブラシ部127のように、他の部材に付着した汚れに当接することで除去しうるものであれば、種々の部材を採用しうる。
更に、遊技機1に限らず、メダル投入口及びメダル通路を備える装置であれば、本発明に係る清掃用メダル125を用いることができる。例えば、両替機等の装置に清掃用メダル125を用いることも可能である。
更に、本実施形態においては、所謂「パチスロ機」を例として説明しているが、この態様に限定するものではなく、メダル投入口及びメダル通路を有する遊技機であれば、本発明を適用しうる。
又、本実施形態においては、清掃用メダル125として、或る1種類の研磨ブラシ部127を備えるメダルとして説明したが、他に異なる材質(特に、異なる硬度)で形成された研磨ブラシ部127を備える清掃用メダル125を複数種類使用可能としてもよい。この場合には、メダル投入口22、メダル通路102に付着する汚れの性質(例えば、汚れの粘着性や量)に応じて、硬度の異なる複数種類の清掃用メダル125を使用することができる。
この時、当該遊技機1において、当該清掃管理処理ルーチンを実行した際に、清掃用メダル125の種類に応じた累積使用回数を液晶表示装置5に表示するように構成することで、遊技機1の管理者は、より適切な措置をとることができる。又、清掃用メダル125の種類毎に、夫々に対応する使用限度回数を設定することにより、清掃用メダル125の種類に対応する研磨ブラシ部127の除去性能の管理を行うことができる。
更に、本実施形態においては、遊技機1で清掃管理処理ルーチンを実行すると、ホールコンピュータ300から当該遊技機1に係る累積使用回数データを取得し、これをクレジット表示部19に表示するように構成しているが、遊技機1単独で行うこともできる。つまり、清掃用メダル検出部102fで清掃用メダル125を検出した時点(S102:YES)で、RAM33に記憶されている累積使用回数データを更新する一方で、清掃管理処理ルーチンを実行した場合、RAM33に格納されている累積使用回数データをクレジット表示部19に表示するように構成することも可能である。
又、本実施形態においては、使用限度回数未満の清掃用メダル125は、ホッパー40に向かって転動するように構成しているが、この態様に限定するものではない。例えば、使用限度回数未満の清掃用メダル125は、メダル返却通路107を介して、メダル受部16に返却するように構成してもよい。
本実施形態に係る遊技機の外観斜視図である。 本実施形態に係る遊技機の内部構成を示す概略構成図である。 遊技機に配設されるメダル選別装置の内部構成を示す説明図である。 メダル投入口、通常メダル、清掃用メダルの構成を示す説明図である。 メダル通路通過時の清掃用メダルを示す説明図である。 主制御回路の構成を示すブロック図である。 副制御回路の構成を示すブロック図である。 ICチップ、メダル選別装置、ホールコンピュータの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るメインルーチンのフローチャートである。 本実施形態に係る清掃管理処理ルーチンのフローチャートである。 本実施形態に係るメダル管理処理ルーチンのフローチャートである。 本実施形態に係るデータ管理処理ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1 遊技機
22 メダル投入口
71 主制御回路
72 副制御回路
100 メダル選別装置
102 メダル通路
111 メダル回収通路
118 第2通路切換機構
125 清掃用メダル
126 メダル本体
127 研磨ブラシ部
130 ICチップ
150 セレクタ基板
200 メダル回収タンク

Claims (4)

  1. 所定の幅寸法で開口され、メダルが投入されるメダル投入口と、前記メダル投入口から投入されたメダルが通過すると共に、前記メダル投入口の幅寸法に対応する通路断面積で形成されたメダル通路と、を備える装置に用いられるメダルであって、
    前記幅寸法よりも薄い厚みで形成されるメダル本体と、
    前記メダル本体の表面に形成され、前記メダル投入口及び前記メダル通路の内壁に当接する研磨部と、を備え、
    前記メダル本体と前記研磨部からなる厚みが前記メダル投入口の開口幅寸法となることを特徴とするメダル。
  2. 請求項1に記載のメダルであって、
    当該メダルが前記装置に投入された使用回数情報を書換可能に記憶すると共に、外部装置と無線通信し、前記使用回数情報を通知する非接触型認識素子を備えることを特徴とするメダル。
  3. 所定の幅寸法で開口され、メダルが投入されるメダル投入口と、
    前記メダル投入口から投入されたメダルが通過すると共に、前記メダル投入口の幅寸法に対応する通路断面積で形成されたメダル通路と、
    前記メダル投入口から投入されたメダルに基づいて、遊技を実行する遊技制御手段と、を備える遊技機であって、
    前記幅寸法よりも薄い厚みで形成されるメダル本体と、前記メダル本体の表面に形成され、前記メダル投入口及び前記メダル通路の内壁に当接する研磨部と、無線通信可能な非接触型認識素子と、を備え、前記メダル本体と前記研磨部からなる厚みが前記メダル投入口の開口幅寸法となる清掃用メダルが投入された場合に、前記非接触型認識素子との通信により、前記清掃用メダルの投入を検知する清掃用メダル検知手段と、
    前記清掃用メダル検知手段の検知結果に基づいて、当該遊技機に対する清掃用メダルの累積使用回数を算出し、当該累積使用回数を報知する制御を行うメンテナンス制御手段と、を備えることを特徴とする遊技機。
  4. 所定の幅寸法で開口され、メダルが投入されるメダル投入口と、
    前記メダル投入口から投入されたメダルが通過すると共に、前記メダル投入口の幅寸法に対応する通路断面で形成されたメダル通路と、
    前記メダル投入口から投入されたメダルに基づいて、遊技を実行する遊技制御手段と、を備える遊技機であって、
    前記幅寸法よりも薄い厚みで形成されるメダル本体と、前記メダル本体の表面に形成され、前記メダル投入口及び前記メダル通路の内壁に当接する研磨部と、当該メダルの使用回数情報を書換可能に記憶すると共に、無線通信によって前記使用回数情報を通知する非接触型認識素子と、を備え、前記メダル本体と前記研磨部からなる厚みが前記メダル投入口の開口幅寸法となる清掃用メダルが投入された場合に、前記非接触型認識素子から当該清掃用メダルの使用回数情報を取得すると共に、当該清掃用メダルの使用回数情報を更新する使用回数情報記録手段と、
    前記使用回数情報記録手段で使用回数情報が取得された後に、清掃用メダルが通過するメダル通路から分岐する分岐メダル通路と、
    前記分岐メダル通路の末端に配設されるメダル回収タンクと、
    前記メダル通路と前記分岐メダル通路との分岐部に配設され、前記メダル通路を通過するメダルの進行方向を前記メダル通路と前記分岐メダル通路とに切り換え可能な通路切換手段と、
    前記使用回数情報記録手段により取得された清掃用メダルの使用回数が所定の使用回数以上である場合には、前記通路切換手段により、当該清掃用メダルの進行方向を分岐メダル通路に切り換え、当該清掃用メダルを前記メダル回収タンクに収容するメダル回収制御手段と、を備えることを特徴とする遊技機。
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