JP2008132230A - 封入球式遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】球研磨機構内で遊技球を移動するためだけの駆動源を別個に設ける必要がなく、球研磨機構の構造が複雑になることを抑えることができる封入球式遊技機を提供する。
【解決手段】遊技球を研磨する球研磨機構88を備え、球研磨機構88は、遊技球を導入口90aから導入可能な球研磨流路90と、導入口90aを開閉可能な開閉部材91と、研磨面を球研磨流路90内に臨ませて、球研磨流路90へ導入された遊技球を研磨面上に摺動可能な研磨部材92とを備え、発射装置20により発射されて区画部材61,62に沿って飛翔する遊技球を球研磨流路90へ導入可能とするとともに、該遊技球を飛翔勢により球研磨流路90に沿って移動可能とし、遊技者による遊技が行われていない待機状態であることを条件に、発射装置20を駆動して遊技球を導入口90aへ到達する発射勢で発射するとともに開閉部材91を開状態に変換して、遊技球の研磨動作を実行する。
【選択図】図5

Description

本発明は、球循環路内に遊技球を封入し、該遊技球を発射して遊技を行う封入球式遊技機に関する。
封入球式遊技機は、遊技領域と、遊技球を遊技領域へ向けて発射可能な発射装置と、発射装置から発射された遊技球を遊技領域へ案内する発射案内流路と、遊技領域を流下した遊技球を回収して球発射装置へ導入する球戻り流路とにより球循環路を構成し、該球循環路内に遊技球を封入した遊技機である。この封入球式遊技機においては、島設備から遊技球が供給されて遊技後に排出される遊技機(たとえば一般的なパチンコ遊技機)とは異なり、封入された遊技球(封入球)が何度も循環使用されるので、封入球が汚れ易いという問題がある。そこで、球循環路の途中に封入球を研磨する球研磨機構(球研磨装置)を配設した封入球式遊技機が提案されている(例えば特許文献1)。この球研磨機構は、遊技球を搬送するためのスプロケットと、該スプロケットを直接回転駆動する駆動源(モータ)と、スプロケットで搬送される遊技球に圧接される研磨部材とから構成されている。
特開平3−193079号公報
ところが、上記特許文献に記載の球研磨機構においては、遊技球を研磨するためだけの駆動源を備えているため、球研磨機構の構造が複雑になりがちである。また、球研磨機構の製造コストを低く抑え難い。そして、研磨部材の近傍に駆動源が配置されているため、研磨部材として織り布を使用した場合には、織り布がほつれて糸くず等が駆動源に絡みついたり駆動源の内部に侵入したりする虞がある。したがって、駆動源が故障して遊技球を研磨できなくなる不都合を生じる虞がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、球研磨機構内で遊技球を移動するためだけの駆動源を別個に設ける必要がなく、球研磨機構の構造が複雑になることを抑えることができる封入球式遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、区画部材により円形状の遊技領域が区画形成された遊技盤と、該遊技盤の下方に配置され、遊技球を遊技領域へ向けて発射可能な発射装置と、遊技領域の一側方に下端側から上端側に亘って円弧状に設定され、発射装置から発射された遊技球を遊技領域へ案内する発射案内流路と、遊技領域を流下した遊技球を回収して発射装置へ導入する球戻り流路と、を備え、発射装置と発射案内流路と遊技領域と球戻り流路とにより球循環路を構成し、該球循環路内に遊技球を封入した封入球式遊技機において、
前記遊技球を研磨する球研磨機構と、該球研磨機構を用いて行われる研磨動作を制御する球研磨制御手段と、を備え、
前記球研磨機構は、
前記遊技領域を挟んで発射案内流路とは反対側に配置され、遊技球を上端部に開設された導入口から導入可能な球研磨流路と、
前記導入口を開閉可能な開閉部材と、
前記研磨面を球研磨流路内に臨ませて、球研磨流路へ導入された遊技球を研磨面上に摺動可能な研磨部材と、
を備え、発射装置により発射されて区画部材に沿って飛翔する遊技球を球研磨流路へ導入可能とするとともに、該遊技球を飛翔勢により球研磨流路に沿って移動可能とし、
前記球研磨制御手段は、
遊技者による遊技が行われていない待機状態であることを条件に、発射装置を駆動して遊技球を導入口へ到達する発射勢で発射する制御と、開閉部材を開状態に変換する制御とを行って遊技球の研磨動作を実行することを特徴とする封入球式遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記球研磨流路は、遊技盤の上端側から下端側に亘って遊技領域の側方へ膨出した円弧状に形成され、
前記球研磨流路のうち遊技領域とは反対側を区画する外側区画壁と、区画部材のうち遊技領域を区画する領域区画壁とを同一曲面上に配置し、
前記研磨部材は、研磨面を球研磨流路の外側区画壁から球研磨流路内に臨ませたことを特徴とする請求項1に記載の封入球式遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記遊技領域の下端には、遊技領域を流下してきた遊技球を回収するアウト口を開設し、該アウト口を介して遊技領域と球戻り流路とを連通し、
前記アウト口を遊技領域の外方へ拡開し、該拡開部に球研磨流路の下端部を連通したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の封入球式遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記球研磨制御手段は、待機状態が予め設定した時間を越えて継続した場合に、遊技球の研磨動作を実行することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の封入球式遊技機である。
請求項5に記載のものは、前記開閉部材は、球研磨流路の流路幅よりも長尺な部材で構成され、当該開閉部材の長手方向の一端を球研磨流路の遊技領域側を区画する内側区画壁の近傍に軸着し、該軸着部を中心に回動して導入口を開閉可能とし、
前記開閉部材のうち、少なくとも長手方向の他端と発射案内流路の出口に対向する箇所とに緩衝部材を配置し、
前記軸着部を中心にして開閉部材を発射案内流路側へ回動して他端を球研磨流路のうち遊技領域とは反対側を区画する外側区画壁から遠ざけると、開閉部材が導入口を開放する開状態へ変換し、
前記軸着部を中心にして開閉部材を球研磨流路側へ回動して他端を外側区画壁に近づけると、開閉部材が導入口を閉成する閉状態へ変換し、
該閉状態においては、開閉部材の他端を外側区画壁から離間し、該離間距離を遊技球の直径よりも狭い距離に設定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の封入球式遊技機である。
請求項6に記載のものは、前記研磨部材を研磨部材移動機構により球研磨流路の延設方向に沿って移動可能とし、
前記球研磨制御手段は、球研磨流路内を移動する遊技球の移動方向とは反対方向へ研磨部材を移動するように研磨部材移動機構を制御することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の封入球式遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、遊技球を研磨する球研磨機構と、該球研磨機構を用いて行われる研磨動作を制御する球研磨制御手段とを備え、球研磨機構は、遊技領域を挟んで発射案内流路とは反対側に配置され、遊技球を上端部に開設された導入口から導入可能な球研磨流路と、導入口を開閉可能な開閉部材と、研磨面を球研磨流路内に臨ませて、球研磨流路へ導入された遊技球を研磨面上に摺動可能な研磨部材とを備え、発射装置により発射されて区画部材に沿って飛翔する遊技球を球研磨流路へ導入可能とするとともに、該遊技球を飛翔勢により球研磨流路に沿って移動可能とし、球研磨制御手段は、遊技者による遊技が行われていない待機状態であることを条件に、発射装置を駆動して遊技球を導入口へ到達する発射勢で発射する制御と、開閉部材を開状態に変換する制御とを行って遊技球の研磨動作を実行するので、発射装置により与えられた飛翔勢を利用して遊技球を研磨することができる。したがって、球研磨機構内に遊技球を移動させるためだけの駆動源を別個に設ける必要がなく、球研磨機構の構造が複雑になることを抑えることができる。このことから、球研磨機構の製造コスト、ひいては、球研磨機構を備えた封入球式遊技機の製造コストの低減を図ることができる。また、遊技球を球研磨機構へ送り込む発射装置と球研磨機構とを近づけて配置する必要がない。したがって、研磨部材として織り布を使用し、この織り布がほつれた場合であっても、遊技球を球研磨機構へ送り込む構成にほつれた糸が絡まって遊技球を研磨できなくなる不都合を生じ難くすることができる。これにより、球研磨機構を故障し難い構成にすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、球研磨流路は、遊技盤の上端側から下端側に亘って遊技領域の側方へ膨出した円弧状に形成され、球研磨流路のうち遊技領域とは反対側を区画する外側区画壁と、区画部材のうち遊技領域を区画する領域区画壁とを同一曲面上に配置し、研磨部材は、研磨面を球研磨流路の外側区画壁から球研磨流路内に臨ませたので、遊技球を球研磨流路内へスムーズに導入することができる。また、球研磨流路内を移動する際の遠心力を利用して遊技球を研磨部材に押圧することができ、遊技球を効率よく研磨することができる。
請求項3に記載の発明によれば、遊技領域の下端には、遊技領域を流下してきた遊技球を回収するアウト口を開設し、該アウト口を介して遊技領域と球戻り流路とを連通し、アウト口を遊技領域の外方へ拡開し、該拡開部に球研磨流路の下端部を連通したので、球研磨流路内の遊技球を球戻り流路へ流下させるためにアウト口とは別個の開口を開設する必要がない。したがって、研磨した遊技球を回収する構成が複雑になる不都合をなくすことができる。
請求項4に記載の発明によれば、球研磨制御手段は、待機状態が予め設定した時間を越えて継続した場合に、遊技球の研磨動作を実行するので、遊技者が遊技を終えた直後に遊技球の研磨動作が開始することがない。したがって、遊技者に、残存球があって遊技をまだ実行できたはずだったと思わせてしまう不都合、さらには残存球が勝手に発射されてしまったと思わせてしまう不都合をなくすことができる。
請求項5に記載の発明によれば、開閉部材は、球研磨流路の流路幅よりも長尺な部材で構成され、当該開閉部材の長手方向の一端を球研磨流路の遊技領域側を区画する内側区画壁の近傍に軸着し、該軸着部を中心に回動して導入口を開閉可能とし、開閉部材のうち、少なくとも長手方向の他端と発射案内流路の出口に対向する箇所とに緩衝部材を配置したので、発射案内流路から遊技領域へ飛翔してきた遊技球が衝突し易い箇所を緩衝部材で保護することができる。したがって、緩衝部材により遊技球からの衝撃を吸収することができ、開閉部材の損傷を抑制することができる。
また、軸着部を中心にして開閉部材を発射案内流路側へ回動して他端を球研磨流路のうち遊技領域とは反対側を区画する外側区画壁から遠ざけると、開閉部材が導入口を開放する開状態へ変換し、軸着部を中心にして開閉部材を球研磨流路側へ回動して他端を外側区画壁に近づけると、開閉部材が導入口を閉成する閉状態へ変換し、該閉状態においては、開閉部材の他端を外側区画壁から離間し、該離間距離を遊技球の直径よりも狭い距離に設定するので、閉状態の開閉部材に遊技球が衝突すると、開閉部材の他端が外側区画壁に当接するまで開閉部材を回動して、遊技球からの衝撃を吸収することができる。したがって、開閉部材が遊技球に衝突されて損傷することを一層抑えることができる。さらに、開閉部材が回動して他端が外側区画壁に接触したとしても、他端に配置された緩衝部材により開閉部材と外側区画壁との衝突による衝撃を緩和することができ、しかも、開閉部材または外側区画壁が損傷する不都合を抑制することができる。
請求項6に記載の発明によれば、研磨部材を研磨部材移動機構により球研磨流路の延設方向に沿って移動可能とし、球研磨制御手段は、球研磨流路内を移動する遊技球の移動方向とは反対方向へ研磨部材を移動するように研磨部材移動機構を制御するので、遊技球の流下速度と研磨部材との摺動速度を遊技球の流下速度よりも増加させることができ、遊技球を効率よく研磨することができる。
以下、本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1は封入球式遊技機の斜視図、図2は封入球式遊技機の背面図、図3は封入球式遊技機の前面枠の分解斜視図である。
封入球式遊技機1は、図1〜図3に示すように、機枠(外枠)2に、大きな略額縁状の前面枠(内枠)3を開閉可能に軸着し、該前面枠3のベースとなる前面枠本体4に遊技盤収納フレーム5を後方から止着し、該遊技盤収納フレーム5内に矩形状の遊技盤7を着脱可能な状態で収納し、該遊技盤7の前面側には、円形状の遊技領域8と、該遊技領域8へ遊技球を案内する発射案内流路10とを区画形成している(図5参照)。また、前面枠本体4の前側には、一側(図1中、左側)が軸着された透明部材保持枠(ガラス枠)11を開閉可能な状態で設け、該透明部材保持枠11に透視可能な透明部材(ガラス板)12を収納し、透明部材保持枠11を閉じると、遊技盤7が透明部材保持枠11により覆われるとともに、透明部材12を通して遊技領域8を前方から透視できるように構成している。
さらに、透明部材保持枠11の下方には、開閉ユニット14と下部ユニット15を上下に並べた状態で備え、開閉ユニット14の後方にはフレームボード部16を止着している。そして、遊技盤収納フレーム5の後面側に遊技盤7の後側の一部を突出可能なフレーム開口5aを開設し、該フレーム開口5aの下方であってフレームボード部16の後方に位置する箇所には流路形成ユニット17を止着し、フレーム開口5aの上方には、封入球式遊技機1と外部(例えば、遊技店内に設けられた集中管理装置)とを接続するための外部端子盤18を備えている。また、下部ユニット15には、遊技球を遊技領域8へ向けて発射する発射装置20を設け、流路形成ユニット17には、遊技領域8を流下した遊技球を回収して発射装置20へ導入する球戻り流路21を設け、発射装置20と発射案内流路10と遊技領域8と球戻り流路21とにより球循環路22を構成し、該球循環路22内に遊技球(封入球)を封入している。なお、下部ユニット15および流路形成ユニット17については、後で詳細に説明する。
開閉ユニット14は、前面枠本体4に開閉可能な状態で軸着された開閉パネル25を備え、該開閉パネル25の前面に棚部26を前方へ突設し、該棚部26の前側部の一側(図1中、左側)にはカード挿入口27を開設し、該カード挿入口27に有価情報が記憶された遊技カード(図示せず)を挿入して遊技を行えるように構成されている。また、棚部26の上面部には、遊技カードの処理を指示するためのカード操作部28(遊技の途中で一時的に遊技カードを排出するための保留スイッチ28a、遊技カードの有価情報を遊技球数に変換するための変換スイッチ28b、および、遊技終了時に持ち球数や有価情報等の情報の書き換えおよび遊技カードの排出を行わせるための終了スイッチ28c)と、カード挿入口27へ挿入された遊技カードの有価情報(残額)を表示する残額表示器29と、有価情報から変換された遊技球数に賞球数(遊技の結果獲得した遊技球数)を加算した数、さらには発射球数(遊技領域8へ発射された遊技球数)を減算した数を表示する持ち球数表示器30とを配置している。
下部ユニット15は、開閉ユニット14と略同じ横幅で形成された下部パネル32を備え、該下部パネル32の左右方向の中央部分を凹ませて小物収納凹部33を形成し、該小物収納凹部33の奥面には、遊技状態に応じて音を発生するスピーカー34を配置している。さらに、小物収納凹部33の一側方(図1中、左側方)には灰皿35を備え、他側方(図1中、右側方)には、遊技球を遊技領域8へ向けて発射するための発射ユニット36を備えている。なお、発射ユニット36は、遊技球を遊技領域8へ向けて発射可能な発射装置20と、該発射装置20を操作するための発射操作ハンドル37とから構成されており、発射装置20を下部パネル32の後方であって遊技盤7の下方に配置し、発射操作ハンドル37を下部パネル32の前面側に突設している。また、発射装置20とスピーカー34との間には、発射装置20の制御を行う発射制御装置38を備えている。
フレームボード部16は、上方の遊技盤7と下方の発射装置20との間に挟まれて起立した状態で配置されており、発射装置20から発射された遊技球を遊技盤7へ誘導する機能を備えている。具体的に説明すると、図4に示すように、横長な平板状のボード基部40を備え、該ボード基部40の前面には発射レール41をボード基部40のうち発射装置20側の下端(図4中、右側下端)から発射装置20とは反対側の上端(図4中、左側上端)へ向けて上り傾斜した状態で配置している。そして、発射レール41の下端側に球発射位置42を設定し、該球発射位置42に発射装置20の発射杵20aを出没可能とし、球発射位置42に配置された遊技球を発射杵20aにより弾発して、発射レール41から上方の遊技盤7(詳しくは後述する発射案内流路10)へ飛翔できるように構成されている。さらに、フレームボード部16のうち球発射位置42とは反対側(図4中、左側)には、カード挿入口27に連通し、遊技カードの処理を実行するカード処理部(カードリーダライタ)44を配置している。
また、ボード基部40のうち発射レール41に沿って球発射位置42から僅かに上方へ移動した位置には、球送り開口46を前後方向へ貫通して遊技球を球発射位置42へ供給可能とし、該球送り開口46には遊技球を検出可能な球送りセンサ47を配置している。さらに、発射レール41の上端の側方(図4中、左側方)には、上部が開放されたファール樋48を配置し、ボード基部40のうちファール樋48の下端の後方に位置する箇所を前後方向に貫通してファール球回収口49を開設している。したがって、発射レール41に沿って発射された遊技球が遊技領域8へ到達せずに発射案内流路10を逆流してきた場合には、この遊技球(所謂ファール球)をファール樋48に受け入れてファール球回収口49へ誘導し、フレームボード部16の後方へ誘導できるように構成されている。なお、ファール球回収口49には、ファール球を検出可能なファールセンサ50を配置している。
流路形成ユニット17は、左右方向の発射装置20寄り(図2中、左寄り)に、遊技領域8を流下した遊技球、および遊技領域8へ到達しなかったファール球を回収して発射装置20へ導入する球戻り流路21を形成し、発射装置20とは反対寄り(図2中、右寄り)には遊技機制御装置52を配置している。なお、遊技機制御装置52については、後で詳細に説明する。
球戻り流路21は、図2に示すように、遊技領域8を流下して入賞した遊技球を回収可能なセーフ樋54aを上端部に連通して備えた第1戻り流路54と、入賞せずに遊技領域8を流下した遊技球を回収可能なアウト樋55aを上端部に連通して備えた第2戻り流路55と、ファール球回収口49に連通する第3戻り流路56と、第1戻り流路54の下端部、第2戻り流路55の下端部、および第3戻り流路56の下端部に連通する球供給樋57とを備えている。そして、球供給樋57の下端部を球送り開口46へ連通して、球戻り流路21により回収された遊技球を球送り開口46、さらには発射装置20へ供給できるように構成されている。
なお、セーフ樋54aは、上部に横長なセーフ開放口54bを開放し、該セーフ開放口54bに後述する遊技盤7の一部を接続できるように構成されている。また、アウト樋55aは、セーフ樋54aの下方に配置されており、遊技盤収納フレーム5に対向する前側部分を前方へ向けて開放し、該開放口と遊技盤収納フレーム5に開設されたアウト連通口5b(図3参照)とを前後に重なる状態で連通している。そして、第2戻り流路55の途中には、当該第2戻り流路55を流下する遊技球を検出可能なアウトセンサ59を備えている。さらに、球供給樋57の下端部と球送り開口46との間には、発射杵20aの動作に連動して遊技球を1個ずつ球発射位置42へ供給可能な球送り部材60を備えている。
次に、遊技盤収納フレーム5に収納される遊技盤7について説明する。
遊技盤7は、図5に示すように、当該遊技盤7の前面の一側(図5中、左側)に略C字状の第1区画部材61を配置し、他側(図5中、左側)には逆C字状の第2区画部材62を配置している。また、第1区画部材61の円弧状の内側壁部に金属製バンドで形成された外側ガイドレール64を添設し、該外側ガイドレール64、第1区画部材61および第2区画部材62から遊技盤7の中央寄りに離間した位置には、円弧状(詳しくは、開放部分を上方へ向けた倒C字状)の内側ガイドレール65を止着している。そして、該内側ガイドレール65を外側ガイドレール64および第2区画部材62の円弧状の内側壁部と略平行となる状態に設定し、各区画部材61,62、外側ガイドレール64および内側ガイドレール65により円形状の遊技領域8を区画形成している。
また、内側ガイドレール65と外側ガイドレール64との間に挟まれた空間、言い換えると、遊技領域8の一側方(図5中、左側方)に下端側から上端側に亘って縦長に設定された円弧状空間を、発射装置20から発射された遊技球を遊技領域8へ案内する発射案内流路10としている。そして、発射案内流路10の上端部を遊技領域8へ連通可能とし、内側ガイドレール65の上端部には、遊技球が遊技領域8から発射案内流路10側への戻りを防止する舌片状の戻り球防止部材67を設けている。さらに、発射案内流路10の下端部を下方へ開放し、この開放部を発射レール41の上方へ臨ませて、発射レール41から斜め上方へ飛翔した遊技球を発射案内流路10へ導入するように構成されている。
そして、遊技領域8の略中央にはセンターケース70を配設し、該センターケース70の下方には、遊技球の入賞により変動表示ゲームの始動条件を成立させる始動入賞口71を配置し、該始動入賞口71の左右両側に開閉可能な状態で軸着された羽根形状の可動部材(普通電動役物)71aを備え、センターケース70の側方(左側方)には普図始動ゲート72を配置し、センターケース70の左右両側方には、遊技球が入賞可能な一般入賞口73を備えている。また、始動入賞口71の下方には大入賞口74を配置し、該大入賞口74の側方に普通図柄表示器75および特別図柄表示器76を配置している。さらに、始動入賞口71、普図始動ゲート72、大入賞口74やセンターケース70等の取付部分を除いた遊技領域8内に障害釘(図示せず)や風車77を配置し、遊技領域8の下端には、入賞せずに遊技領域8を流下してきた遊技球(アウト球)を回収するアウト口78を開設している。そして、アウト口78にアウト樋55aを接続して遊技領域8と第2戻り流路55(すなわち球戻り流路21)とを連通し、アウト球を第2戻り流路55へ流下できるように構成されている。なお、普通図柄表示器75は、普図始動ゲート72への入賞(通過)を契機として普図変動表示ゲーム(補助遊技)を行う表示器であり、特別図柄表示器76は、始動入賞口71への入賞を始動条件として特図変動表示ゲーム(特別遊技)を行う表示器である。
また、遊技盤7の裏面側には、遊技盤7よりもひと回り小さい矩形状の球寄せベース81を装着し、該球寄せベース81内に始動入賞口71、一般入賞口73、大入賞口74に入賞した遊技球(セーフ球)を回収するための球寄せ流路(図示せず)を形成している。そして、球寄せベース81を遊技盤収納フレーム5のフレーム開口5aから後方へ突出可能とし、球寄せベース81の下端部に開設した球寄せ流路の下流開口をセーフ樋54aに接続して球寄せ流路と第1戻り流路54とを連通して、セーフ球を第1戻り流路54へ流下できるように構成されている。さらに、球寄せベース81の裏面側には、遊技盤制御装置83と、センターケース70内に設けられた表示装置70aを制御する表示制御装置84と、始動入賞口71、一般入賞口73、大入賞口74の裏側を被覆する入賞具カバー85とを配置している。
そして、遊技盤7は、封入された遊技球を研磨する球研磨機構88を備えている。球研磨機構88は、遊技盤7の前面側のうち遊技領域8を挟んで発射案内流路10とは反対側(図5中、右側)に配置され、遊技球を導入口90aから導入可能な球研磨流路90と、該球研磨流路90の導入口90aを開閉可能な開閉部材91と、球研磨流路90へ導入された遊技球を研磨する帯状の研磨部材92とを備えて構成されている。
球研磨流路90は、内側ガイドレール65と第2区画部材62との間に形成された縦長な空間であり、図5に示すように、遊技盤7の上端側から下端側に亘って遊技領域8の側方(右側方)へ膨出した円弧状に形成されている。したがって、内側ガイドレール65のうち遊技領域8を挟んで反対側に位置する箇所(図5中、右半部分)を球研磨流路90の内側区画壁90bとし、該内側区画壁90bにより球研磨流路90の遊技領域8側を区画している。さらに、第2区画部材62の内側壁部のうち内側ガイドレール65(詳しくは内側区画壁90b)に外方から対向する箇所、詳しくは内側壁部の上端部であって遊技領域8の上部を区画する領域区画壁62aよりも下方の箇所を球研磨流路90の外側区画壁90cとし、該外側区画壁90cにより球研磨流路90のうち遊技領域8とは反対側を区画している。なお、第2区画部材62は、外側区画壁90cと領域区画壁62aとを同一曲面上に配置してなだらかに連続する状態に設定している。
また、外側区画壁90cには、図6〜図8に示すように、球研磨流路90に沿って長尺な研磨開口94を開設し、該研磨開口94の後側縁部と遊技盤7の前面(言い換えると球研磨流路90の後部を区画する面)との距離L1、および研磨開口94の前側縁部と透明部材12の裏面(言い換えると球研磨流路90に対向する面)との距離L2(図8参照)をそれぞれ遊技球の半径よりも十分に小さく設定している。したがって、遊技球が研磨開口94の前後両側縁部に当接することがなく、外側区画壁90cに対向する球面を研磨開口94内に臨ませながら球研磨流路90を流下できるように構成されている。さらに、研磨開口94よりも遊技領域8とは反対側(言い換えると第2区画部材62の内部)にガイド壁部95を外側区画壁90cに沿って円弧状に備え、研磨開口94の前後両側縁部とガイド壁部95との間に研磨部材92の縁部を挟持し、この挟持状態で研磨開口94から研磨部材92の研磨面92aとなる表面を球研磨流路90内に臨ませるように構成されている。そして、ガイド壁部95の上端部および下端部を外側区画壁90cから離間させて挿通口96を開設し、該挿通口96を介して研磨部材92を外側区画壁90cとガイド壁部95との間に挿通可能とし、挿通口96を挟んで外側区画壁90cとは反対側には、円柱状の研磨支持部97を設け、該研磨支持部97に研磨部材92を引っ掛けて第2区画部材62の側部(図6中、左側部)へ向かう方向へ折り返せるように構成されている。
さらに、球研磨流路90の上端部には、発射案内流路10の出口10aの方向(図5中、左方向)へ向けて開放可能な導入口90aを開設し、該導入口90aを遊技領域8の上部の側方(右側方)に配置している。そして、球研磨流路90の下端部をアウト口78の下方に配置して、アウト口78の拡開部99に連通している。拡開部99は、アウト口78を遊技領域8の外方(具体的にはアウト口78の下縁部の前方に位置する内側ガイドレール65よりも下方)へ拡開して形成されており、当該拡開部99の後端部をアウト樋55aに接続している。したがって、球研磨流路90は、拡開部99を介して第2戻り流路55へ連通し、当該球研磨流路90を流下した遊技球を球戻り流路21へ導出できるように構成されている。なお、拡開部99は、球戻り流路21に連通可能であればどのように設定してもよく、例えば、アウト口78を左右方向へ拡開して形成されたものであってもよい。
開閉部材91は、図9に示すように、球研磨流路90の流路幅(すなわち内側ガイドレール65と第2区画部材62の内側縁部との間隔)よりも長尺な部材で構成されており、当該開閉部材91の長手方向の一端となる基端部91aを内側ガイドレール65の端部の近傍、言い換えると球研磨流路90の遊技領域8側を区画する内側区画壁90bの近傍に軸着している。また、軸着部91bの後方には開閉部材91を回動するための回動駆動源としての開閉ソレノイド100(図10参照)を接続し、該開閉ソレノイド100により軸着部91bを中心に回動して導入口90aを開閉できるように構成されている。具体的には、軸着部91bを中心にして発射案内流路10側(図9(b)中、左側)へ回動して当該開閉部材91の他端となる先端部91cを第2区画部材62の外側区画壁90cから遠ざけると、導入口90aを開放する開状態へ変換する(図9(b)参照)。一方、軸着部91bを中心にして球研磨流路90側(図9(a)中、右側)へ回動して当該開閉部材91の先端部91cを外側区画壁90cに近づけると、導入口90aを閉成する閉状態へ変換する(図9(a)参照)。
研磨部材92は、外側区画壁90cよりも十分に長い帯状に形成された布材であり、図6および図7に示すように、第1リール101に巻回され、この第1リール101を第2区画部材62の上側の内部に回動可能な状態で軸着して第2区画部材62内に収容されている。また、第1リール101から当該研磨部材92の端部を巻き解き、上側の研磨支持部97および挿通口96を介して外側区画壁90cとガイド壁部95との間を通し、下側の挿通口96および研磨支持部97を介して第2区画部材62の下側の内部まで引き出して到達させている。さらに、引き出した端部を第2リール102の軸部に止着し、この第2リール102を第2区画部材62の上側の内部に回動可能な状態で軸着している。したがって、研磨部材92は、第1リール101と第2リール102との間に掛け渡され、この状態で研磨面92aを外側区画壁90cの研磨開口94から球研磨流路90内へ臨ませて、球研磨流路90へ導入された遊技球を研磨面92a上に摺動できるように設定されている。
なお、第2リール102は、外周縁に窪部102aを形成して第2区画部材62の側方へ露出し、窪部102aに指を引っ掛けて当該第2リール102を手動で回転し易いように構成されている。また、第1リール101には回転を規制するブレーキ機構(図示せず)を備えている。したがって、第2リール102を回転すれば研磨開口94に臨ませた研磨部材92を巻き取ることができ、さらに第1リール101から研磨部材92を新たに巻き解き、この巻き解かれた部分の研磨面92aを研磨開口94に臨ませることができる。しかも、ブレーキ機構により第1リール101が惰性で回転し過ぎる不都合、ひいては第2リール102から研磨部材92を送り出し過ぎる不都合を阻止することができる。そして、外側区画壁90cおよびガイド壁部95を遊技領域8の側方(右側方)へ膨出した円弧状に形成し、ガイド壁部95の上端および下端に研磨支持部97を配置して研磨部材92を折り返しているので、第2リール102に巻き取った時に発生した研磨部材92の張力を上下の研磨支持部97の間で維持することができ、研磨部材92をガイド壁部95と外側区画壁90cとの間に円弧状に張った状態で保持することができる。
次に、図10に基づいて封入球式遊技機1の制御を行う制御系統について説明する。
遊技盤7の裏面側に設けられた遊技盤制御装置83は、遊技を統括的に制御する主制御装置として機能し、遊技制御を司るCPU、遊技制御のためのプログラム等を記憶しているROM、および遊技制御時にワークエリアとして利用されるRAM、入力インターフェース、出力インターフェース等から構成される。また、遊技盤7に設けられた各種センサ(入賞口センサ106、特図始動センサ107、普図始動センサ108、カウントセンサ109)からの検出信号を受けて、大当たり遊技等、種々の処理を行う。そして、後述する遊技機制御装置52や封入球式遊技機1の演出制御を行う演出制御装置110の他、始動入賞口71の可動部材71aを駆動する普電ソレノイド111、大入賞口74を開閉する大入賞口ソレノイド112、開閉ソレノイド100、特別図柄表示器76、普通図柄表示器75等に指令信号を送信して、遊技を統括的に制御する。
また、前面枠3の裏面側に設けられた遊技機制御装置52は、遊技に伴って増減する遊技球数や、球循環路22に封入された遊技球に関する制御を行う制御装置であり、制御を司るCPU、制御のためのプログラム等を記憶しているROM、およびワークエリアとして利用されるRAM、入力インターフェース、出力インターフェース等から構成されている。そして、入力インターフェースには、球循環路22上に設けられた各センサ(アウトセンサ59、ファールセンサ50、球送りセンサ47)、カード操作部28(保留スイッチ28a、変換スイッチ28b、終了スイッチ28c)を接続し、出力インターフェースには、発射制御装置38、残額表示器29、持ち球数表示器30を接続している。さらに、入力インターフェースおよび出力インターフェースを介して遊技盤制御装置83と、カード処理部44を制御するカード処理制御装置114を接続している。
なお、遊技盤制御装置83、遊技機制御装置52および発射制御装置38は、本発明における球研磨制御手段として機能し、球研磨機構88へ遊技球を供給するために発射装置20を駆動したり、開閉部材91を開閉する開閉ソレノイド100を制御したりして、球研磨機構88を用いて行われる研磨動作を制御するように設定されている。
次に、球研磨機構88の作用について説明する。なお、球研磨機構88の開閉部材91は、あらかじめ導入口90aを閉成しているものとする。
上記のような構成の封入球式遊技機1において、発射装置20(図示せず)から遊技球を発射して遊技を開始すると、封入球式遊技機1は、発射案内流路10により遊技球を案内して遊技領域8の上部へ飛入させた後、障害釘や風車77により方向を変えながら遊技領域8内を流下させる。そして、遊技球が一般入賞口73、始動入賞口71等に入賞した場合には、所定の賞球数を遊技者に付与し、球戻り流路21を介して遊技球を発射装置20(球発射位置42)へ戻す。また、遊技球が何れにも入賞しなかった場合には、遊技球をアウト口78から球戻り流路21へ流下させて発射装置20(球発射位置42)に戻す。
そして、発射装置20の駆動を停止して遊技を終了し、遊技者による遊技が行われていない待機状態になると、球研磨制御手段の一部である遊技機制御装置52がこの待機状態、具体的には、カード処理部44に遊技カードが挿入されていない状態を検出する。すると、遊技機制御装置52は、この検出結果に基づいて遊技盤制御装置83へ開閉部材91の開閉指令を送信するとともに、発射制御装置38へ発射装置20の駆動指令を送信する。そして、遊技盤制御装置83が球研磨制御手段の一部として機能して、開閉ソレノイド100を駆動して開閉部材91を開状態に変換し、球研磨流路90の導入口90aを遊技領域8へ向けて開放する。また、発射制御装置38が球研磨制御手段の一部として機能し、開閉部材91の変換後に発射装置20を駆動して、遊技球を球研磨流路90の導入口90aへ到達する発射勢で発射する。
すると、この遊技球は、発射案内流路10に案内されて遊技領域8に飛入し、区画部材61,62、具体的には外側ガイドレール64、第1区画部材61の内側壁部、第2区画部材62の領域区画壁62aに沿って飛翔し、さらには開放状態の導入口90aを通って球研磨流路90へ導入される。このとき、第2区画部材62は、外側区画壁90cと領域区画壁62aとを同一曲面上に配置しているので、遊技球を球研磨流路90内へスムーズに導入することができる。
そして、球研磨流路90内へ導入された遊技球は、飛翔勢により円弧状の球研磨流路90、具体的には円弧状の外側区画壁90cに沿って移動し、外側区画壁90cの研磨開口94に臨ませた研磨部材92の研磨面92a上を摺動する。この結果、球研磨流路90内を移動する際の遠心力を利用して遊技球を研磨部材92に押圧することができ、遊技球を効率よく研磨することができる。さらに、発射装置20により与えられた飛翔勢を利用して遊技球を研磨することができる。したがって、球研磨機構88内に遊技球を移動させるためだけの駆動源を別個に設ける必要がなく、球研磨機構88の構造が複雑になることを抑えることができる。このことから、球研磨機構88の製造コスト、ひいては、球研磨機構88を備えた封入球式遊技機1の製造コストの低減を図ることができる。
また、遊技球を球研磨機構88へ送り込む発射装置20と球研磨機構88とを近づけて配置する必要がない。したがって、研磨部材92として織り布を使用し、この織り布がほつれた場合であっても、遊技球を球研磨機構88へ送り込む構成にほつれた糸が絡まって遊技球を研磨できなくなる不都合を生じ難くすることができる。これにより、球研磨機構88を故障し難い構成にすることができる。さらに、発射装置20により遊技球を1個ずつ発射して球研磨流路90へ送り込むので、遊技球の研磨動作のために発射装置20に掛かる負荷が増大することがなく、発射装置20が故障し易くなる不具合を抑えることができる。
このようにして研磨部材92により研磨された遊技球は、球研磨流路90の下端に到達し、拡開部99を通過して球戻り流路21へ流下して、再び発射装置20から発射可能な状態となる。したがって、球研磨流路90内の遊技球を球戻り流路21へ流下させるためにアウト口78とは別個の開口を開設する必要がない。これにより、研磨した遊技球を回収する構成が複雑になる不都合をなくすことができる。また、遊技球を研磨した結果、研磨部材92の研磨面92aの汚れがひどくなった場合には、第2リール102を回転して汚れた研磨部材92を巻き取るとともに、第1リール101から新たな研磨面92aを送出して研磨開口94に臨ませれば、球研磨機構88における研磨効果を維持することができる。
次に、上記した遊技球の研磨動作を実現するための遊技機制御装置52および発射制御装置38による制御をフローチャートに基づいて説明する。
遊技機制御装置52では、図11に示すように、遊技球の研磨動作の準備処理となる球研磨指令情報設定処理を行う。具体的に説明すると、まず、カード処理部44に遊技カードが挿入されているか否かにより遊技者が遊技を実行中か否か(S1)を判断する。なお、遊技実行中の判断は、遊技者が発射操作ハンドル37を把持しているか否かに基づいて行われるように設定してもよい。例えば、発射操作ハンドル37に遊技者による把持を感知可能なセンサ(図示せず)を内蔵し、このセンサからの感知信号を発射制御装置38により検出し、この検出結果を遊技機制御装置52が受信して、遊技が実行中であるか否かを判断してもよい。
そして、遊技を実行中であると判断された場合には、発射装置20から遊技球を強制発射するための強制発射フラグがセットされて遊技球を球研磨機構88へ送る準備がなされているか否か(S2)を判断する。そして、強制発射フラグがセットされていない場合には、球研磨指令情報設定処理を終了し(RET)、強制発射フラグがセットされている場合には、この強制発射フラグをリセットし(S3)、遊技球の強制発射を停止するための強制発射停止指令情報、および開閉部材91を閉状態へ変換するための開閉ソレノイドOFF指令情報をセット(S4,S5)してから、球研磨指令情報設定処理を終了する(RET)。なお、遊技盤制御装置83では、球研磨指令情報設定処理によりセットされた開閉ソレノイドOFF指令情報を受信し、開閉ソレノイド100をOFF状態にして開閉部材91を閉状態へ変換する。したがって、強制発射フラグがリセットされ、強制発射停止指令情報がセットされた場合には、開閉部材91が閉状態へ変換して導入口90aを閉成し、球研磨流路90へ遊技球を導入不能となる。
一方、ステップS1にて、遊技を実行中ではないと判断された場合には、発射装置20から遊技球を強制発射するための強制発射フラグがセットされて遊技球を球研磨機構88へ送る準備がなされているか否か(S6)を判断する。そして、強制発射フラグがセットされている場合には、球研磨指令情報設定処理を終了し(RET)、強制発射フラグがセットされていない場合には、強制発射フラグをセットし(S7)、遊技球の強制発射を開始するための強制発射指令情報、および開閉ソレノイド100をON状態にして開閉部材91を開状態へ変換するための開閉ソレノイドON指令情報をセット(S8,S9)してから、球研磨指令情報設定処理を終了する(RET)。なお、遊技盤制御装置83では、球研磨指令情報設定処理によりセットされた開閉ソレノイドON指令情報を受信して開閉ソレノイド100をON状態にして開閉部材91を開状態へ変換する。なお、遊技盤制御装置83では、球研磨指令情報設定処理によりセットされた開閉ソレノイドON指令情報を受信し、開閉ソレノイド100をON状態にして開閉部材91を開状態へ変換する。したがって、強制発射フラグおよび強制発射指令情報がセットされた場合には、開閉部材91が開状態へ変換して導入口90aを開放し、球研磨流路90へ遊技球を導入可能となる。
さらに、発射制御装置38では、図12に示すように、遊技機制御装置52から強制発射指令情報を受信して強制発射指令を発生したか否かを判断する(S11)。そして、強制発射指令を発生していないと判断された場合には、遊技機制御装置52から強制発射停止指令情報を受信して強制発射停止指令を発生したか否か(S12)を判断し、強制発射停止指令を発生していると判断された場合には、強制発射情報をリセットする(S13)。そして、ステップS13において強制発射情報をリセットした後、あるいはステップS12において強制発射停止指令を発生していないと判断された場合には、強制発射情報の有無を判断し(S14)、強制発射情報がない場合には、遊技中の遊技者による発射操作に基づいて発射処理が行われている最中、具体的には遊技球を連続発射する発射処理のうち、前回の発射信号と次回の発射信号との間の処理中(すなわち揺動中の発射杵20aが球発射位置42から後退してから再び前進するまでの間)であるか否かを判断する(S15)。そして、この処理中である場合には、発射処理を引き続き実行して発射装置20から遊技球を連続発射し(S16)、再びステップS11の処理、すなわち強制発射指令を発生したか否かを判断する。
また、ステップS15において、発射処理中ではない(具体的には、連続発射における前回発射信号と次回発射信号との間の処理中ではない)と判断された場合には、発射操作中(具体的には、遊技者が発射操作ハンドル37を把持している状態)であるか否かを、発射操作ハンドル37に内蔵されたセンサ(図示せず)からの信号に基づいて判断する(S17)。そして、発射操作中であると判断された場合には、遊技者により発射操作ハンドル37が回動操作されて発射勢が調整されている最中か否かを判断し(S18)、発射勢が調整されていなければ発射勢を維持し、発射勢が調整されていれば、この調整量(操作量)に基づく発射情報(発射勢の情報)をセット(S19)して、発射処理を行う(S16)。そして、発射処理後、あるいはステップS17において発射操作中ではないと判断された場合には、再びステップS11の処理、すなわち強制発射指令を発生したか否かを判断する。
一方、ステップS11において、強制発射指令を発生したと判断された場合、すなわち遊技が行われていない待機状態であると判断された場合には、強制発射情報をセット(S20)し、この強制発射情報に基づいて強制発射処理を行って、遊技球を発射装置20から球研磨流路90(すなわち球研磨機構88)へ向けて強制発射(自動発射)する(S21)。なお、遊技球の強制発射は、ステップS14において強制発射情報がすでにセットされていると判断された場合にも行われる。そして、強制発射処理を行った後には、再びステップS11の処理、すなわち強制発射指令を発生したか否かを判断する。
このようにして遊技機制御装置52、遊技盤制御装置83および発射制御装置38は、遊技中である場合には、開閉部材91を閉状態に変換する制御を行うとともに、遊技者による発射操作ハンドル37の操作に基づいて発射装置20を制御して遊技球を遊技領域8へ飛翔させる。また、遊技が行われていない待機状態である場合には、開閉部材91を開状態に変換する制御を行うとともに、遊技球を発射装置20から発射して球研磨流路90へ供給して、球研磨動作を実行する。
ところで、上記実施形態の球研磨指令情報設定処理においては、封入球式遊技機1が待機状態である場合には直ちに球研磨動作を行うように制御しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図13に示す第2実施形態における球研磨指令情報設定処理では、封入球式遊技機1が待機状態となった後、言い換えると遊技者による遊技が終了した後、あらかじめ設定した時間が経過するまで球研磨動作の実行を保留するように設定している。具体的に説明すると、遊技機制御装置52では、まず、カード処理部44に遊技カードが挿入されているか否か等により遊技者が遊技を実行中か否か(S31)を判断する。そして、遊技を実行中であると判断された場合には、発射装置20から遊技球を強制発射するための強制発射フラグがセットされて遊技球を球研磨機構88へ送る準備がなされているか否か(S32)を判断する。そして、強制発射フラグがセットされていない場合には、球研磨指令情報設定処理を終了し(RET)、強制発射フラグがセットされている場合には、この強制発射フラグおよび球研磨動作の保留状態で待機するための待機時間タイマをリセットし(S33,S34)、遊技球の強制発射を停止するための強制発射停止指令情報、および開閉部材91を閉状態へ変換するための開閉ソレノイドOFF指令情報をセット(S35,S36)してから、球研磨指令情報設定処理を終了する(RET)。
一方、ステップS31にて、遊技を実行中ではないと判断された場合には、発射装置20から遊技球を強制発射するための強制発射フラグがセットされて遊技球を球研磨機構88へ送る準備がなされているか否か(S37)を判断する。そして、強制発射フラグがセットされていない場合には、強制発射フラグをセットし(S38)、さらに待機時間タイマをセットして待機状態のまま研磨動作を保留する時間(例えば30秒間)を設定する(S39)。そして、球研磨指令情報設定処理を終了する(RET)。
また、ステップS37において、強制発射フラグがセットされていると判断された場合には、待機状態の継続時間(研磨動作保留時間)がステップS39において予め設定した時間を越えたか否かを判断する(S40)。そして、設定時間を越えていない場合には、球研磨指令情報設定処理を終了し(RET)、設定時間を超えている場合には、遊技球の強制発射を開始するための強制発射指令情報、および開閉ソレノイド100をON状態にして開閉部材91を開状態へ変換するための開閉ソレノイドON指令情報をセット(S41,S42)してから、球研磨指令情報設定処理を終了する(RET)。このような処理を行うことにより、遊技機制御装置52は、封入球式遊技機1の待機状態があらかじめ設定した時間を越えて継続した場合に遊技球の研磨動作を実行する。したがって、封入球式遊技機1は、遊技者が遊技を終えた直後に遊技球の研磨動作が開始することがない。このことから、遊技者に、残存球があって遊技をまだ実行できたはずだったと思わせてしまう不都合、さらには残存球が勝手に発射されてしまったと思わせてしまう不都合をなくすことができる。
なお、上記した各実施形態における球研磨指令情報設定処理では、遊技が実行されるまで遊技球を球研磨流路90へ導入して球研磨動作を行うように設定されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、球研磨動作の終期を決定するカウント制御またはタイマー制御を行い、球研磨動作を開始してから予め設定されたカウント数がカウントされたこと、あるいは予め設定された動作時間が経過したことを条件として球研磨動作を終了するように設定してもよい。
ところで、上記実施形態では、閉状態の開閉部材91が飛翔中の遊技球から受ける衝撃を吸収可能とする構成を備えていないが、本発明はこれに限定されない。例えば、図14に示す第3実施形態の開閉部材91は、その先端部91cと発射案内流路10の出口10aに対向する箇所(図14中、左側部)とにゴム等の弾性体からなる緩衝部材116を配置している。そして、閉状態においては、先端部91cを外側区画壁90cから離間し、この離間距離Xを遊技球の直径よりも十分に狭い距離に設定している。このように開閉部材91を設定すれば、発射案内流路10から遊技領域8へ飛翔してきた遊技球が衝突し易い箇所を緩衝部材116で保護することができる。したがって、緩衝部材116により遊技球からの衝撃を吸収することができ、開閉部材91の損傷を抑制することができる。また、閉状態の開閉部材91に遊技球が衝突すると、開閉部材91の他端が外側区画壁90cに当接するまで開閉部材91を回動して、遊技球からの衝撃を吸収することができる。したがって、開閉部材91が遊技球に衝突されて損傷することを一層抑えることができる。さらに、開閉部材91が回動して他端が外側区画壁90cに接触したとしても、他端に配置された緩衝部材116により開閉部材91と外側区画壁90cとの衝突による衝撃を緩和することができ、しかも、開閉部材91または外側区画壁90cが損傷する不都合を抑制することができる。
なお、緩衝部材116は、少なくとも開閉部材91の先端と発射案内流路10の出口10aに対向する箇所とに配置されていればよい。したがって、開閉部材91の全体に緩衝部材116を被覆する状態で配置してもよいし、あるいは、開閉部材91をゴム等の弾性体で形成してもよい。
ところで、上記実施形態では、球研磨動作中においては、研磨部材92を移動しないように設定したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図15に示す第4実施形態の球研磨機構88は、研磨部材118を無端ベルト状の布材で構成し、この研磨部材118を研磨部材移動機構119により球研磨流路90の延設方向に沿って移動できるように構成されている。具体的に説明すると、研磨部材移動機構119を、第2区画部材62の上側に回動可能な状態で軸着された第1リール121と、下側に回動可能な状態で軸着された第2リール122と、第1リール121を回動するための回動モータ123とから構成している。そして、研磨部材118を上下に配置された第1リール121および第2リール122に掛け渡し、この状態で遊技領域8側に位置する部分(図15(a)中、左側部)を上下の研磨支持部97に引っ掛けるとともに、挿通口96を介して外側区画壁90cとガイド壁部95との間に挿通して、研磨部材118を球研磨流路90の延設方向に沿って移動可能としている。そして、遊技盤7の裏面側のうち第1リール121の後方に位置する箇所に回動モータ123を配置し(図15(b)参照)、該回動モータ123の回動軸123aを第1リール121の中心軸に接続している。さらに、回動モータ123を球研磨制御手段、例えば遊技盤制御装置83へ電気的に接続している。このような構成の球研磨機構88を備え、遊技盤制御装置83により回動モータ123を駆動制御して第1リール121を回動し、研磨部材118のうち球研磨流路90に臨ませた部分を下方から上方へ向けて移動、すなわち球研磨流路90内を移動(流下)する遊技球の移動方向とは反対方向へ移動すれば、遊技球と研磨部材118との摺動速度を遊技球の流下速度よりも増加させることができ、遊技球を効率よく研磨することができる。
なお、球研磨機構88は、ガイド壁部95のうち少なくとも研磨開口94に重なる箇所を可撓性部材(例えばゴム材)で形成したり、あるいは研磨開口94に重なる箇所に開口部を開設したりしてもよい。このような構成を備えれば、遊技球から受ける押圧力により研磨部材92,118の前後方向(幅方向)の中央部分が研磨開口94を挟んで球研磨流路90とは反対方向(外方向)へ凹むことができ、この凹み部に遊技球の球面を摺動することができる。したがって、ガイド壁部95に可撓性部材や開口部を設けない場合と比較して、遊技球と研磨部材92,118との接触面積を広く設定することができ、球研磨機構88による遊技球の研磨の効率を向上させることができる。
前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
封入球式遊技機の斜視図である。 封入球式遊技機の背面図である。 前面枠の分解斜視図である。 フレームボード部の斜視図である。 遊技盤の正面図である。 第2区画部材の後方から見た斜視図である。 第2区画部材の正面図である。 球研磨流路およびその周辺の断面図である。 (a)は閉状態の開閉部材の説明図、(b)は開状態の開閉部材の説明図である。 封入球式遊技機の制御系統の説明に供するブロック構成図である。 球研磨指令情報設定処理のフローチャートである。 発射制御のフローチャートである。 待機時間タイマ制御を含む球研磨指令情報設定処理のフローチャートである。 緩衝部材を備えた開閉部材の説明図である。 (a)は研磨部材移動機構を備えた第2区画部材の正面図、(b)は第1リールおよび回動モータの周辺の断面図である。
符号の説明
1 封入球式遊技機
3 前面枠
7 遊技盤
8 遊技領域
10 発射案内流路
10a 出口
20 発射装置
21 球戻り流路
22 球循環路
36 発射ユニット
37 発射操作ハンドル
38 発射制御装置
42 球発射位置
52 遊技機制御装置
61 第1区画部材
62 第2区画部材
62a 領域区画壁
64 外側ガイドレール
65 内側ガイドレール
78 アウト口
83 遊技盤制御装置
88 球研磨機構
90 球研磨流路
90a 導入口
90b 内側区画壁
90c 外側区画壁
91 開閉部材
91a 基端部
91b 軸着部
91c 先端部
92 研磨部材
92a 研磨面
94 研磨開口
95 ガイド壁部
96 挿通口
99 拡開部
101 第1リール
102 第2リール
116 緩衝部材
118 研磨部材
119 研磨部材移動機構
121 第1リール
122 第2リール
123 回動モータ

Claims (6)

  1. 区画部材により円形状の遊技領域が区画形成された遊技盤と、該遊技盤の下方に配置され、遊技球を遊技領域へ向けて発射可能な発射装置と、遊技領域の一側方に下端側から上端側に亘って円弧状に設定され、発射装置から発射された遊技球を遊技領域へ案内する発射案内流路と、遊技領域を流下した遊技球を回収して発射装置へ導入する球戻り流路と、を備え、発射装置と発射案内流路と遊技領域と球戻り流路とにより球循環路を構成し、該球循環路内に遊技球を封入した封入球式遊技機において、
    前記遊技球を研磨する球研磨機構と、該球研磨機構を用いて行われる研磨動作を制御する球研磨制御手段と、を備え、
    前記球研磨機構は、
    前記遊技領域を挟んで発射案内流路とは反対側に配置され、遊技球を上端部に開設された導入口から導入可能な球研磨流路と、
    前記導入口を開閉可能な開閉部材と、
    前記研磨面を球研磨流路内に臨ませて、球研磨流路へ導入された遊技球を研磨面上に摺動可能な研磨部材と、
    を備え、発射装置により発射されて区画部材に沿って飛翔する遊技球を球研磨流路へ導入可能とするとともに、該遊技球を飛翔勢により球研磨流路に沿って移動可能とし、
    前記球研磨制御手段は、
    遊技者による遊技が行われていない待機状態であることを条件に、発射装置を駆動して遊技球を導入口へ到達する発射勢で発射する制御と、開閉部材を開状態に変換する制御とを行って遊技球の研磨動作を実行することを特徴とする封入球式遊技機。
  2. 前記球研磨流路は、遊技盤の上端側から下端側に亘って遊技領域の側方へ膨出した円弧状に形成され、
    前記球研磨流路のうち遊技領域とは反対側を区画する外側区画壁と、区画部材のうち遊技領域を区画する領域区画壁とを同一曲面上に配置し、
    前記研磨部材は、研磨面を球研磨流路の外側区画壁から球研磨流路内に臨ませたことを特徴とする請求項1に記載の封入球式遊技機。
  3. 前記遊技領域の下端には、遊技領域を流下してきた遊技球を回収するアウト口を開設し、該アウト口を介して遊技領域と球戻り流路とを連通し、
    前記アウト口を遊技領域の外方へ拡開し、該拡開部に球研磨流路の下端部を連通したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の封入球式遊技機。
  4. 前記球研磨制御手段は、待機状態が予め設定した時間を越えて継続した場合に、遊技球の研磨動作を実行することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の封入球式遊技機。
  5. 前記開閉部材は、球研磨流路の流路幅よりも長尺な部材で構成され、当該開閉部材の長手方向の一端を球研磨流路の遊技領域側を区画する内側区画壁の近傍に軸着し、該軸着部を中心に回動して導入口を開閉可能とし、
    前記開閉部材のうち、少なくとも長手方向の他端と発射案内流路の出口に対向する箇所とに緩衝部材を配置し、
    前記軸着部を中心にして開閉部材を発射案内流路側へ回動して他端を球研磨流路のうち遊技領域とは反対側を区画する外側区画壁から遠ざけると、開閉部材が導入口を開放する開状態へ変換し、
    前記軸着部を中心にして開閉部材を球研磨流路側へ回動して他端を外側区画壁に近づけると、開閉部材が導入口を閉成する閉状態へ変換し、
    該閉状態においては、開閉部材の他端を外側区画壁から離間し、該離間距離を遊技球の直径よりも狭い距離に設定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の封入球式遊技機。
  6. 前記研磨部材を研磨部材移動機構により球研磨流路の延設方向に沿って移動可能とし、
    前記球研磨制御手段は、球研磨流路内を移動する遊技球の移動方向とは反対方向へ研磨部材を移動するように研磨部材移動機構を制御することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の封入球式遊技機。
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