JP2000292724A - 走査光学系 - Google Patents

走査光学系

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JP2000292724A
JP2000292724A JP11103949A JP10394999A JP2000292724A JP 2000292724 A JP2000292724 A JP 2000292724A JP 11103949 A JP11103949 A JP 11103949A JP 10394999 A JP10394999 A JP 10394999A JP 2000292724 A JP2000292724 A JP 2000292724A
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light source
lens
laser light
laser
cylindrical body
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JP11103949A
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Kiyoshi Kondo
潔 近藤
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LDとコリメータレンズを用いるときに部品
数の削減と組み付け性の向上を図る。 【解決手段】 ホルダ150のホルダ本体152には、
レンズ収容部158と、レンズ収容部の反対側の面にL
D収容部が形成され、連通孔によって連通されている。
コリメータレンズ58が取り付けられている筒体160
は、レンズ収容部に収容され、楔178とネジ188、
190によって保持される。このとき、ネジ188、1
90及び楔に当接しているネジ182の抜き出しによっ
て筒体の位置調整を行うことによりLDの光軸に対して
コリメータレンズの光軸を正確に調整することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置等に
設けられてLD等の点光源から発する光によって記憶媒
体を走査露光する走査光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルラボシステムでは、レーザビー
ムを走査して印画紙に画像を書き込む画像形成装置が設
けられているものがある。この画像形成装置は、R、
G、Bの各色のレーザビームを発する光源を備え、カラ
ー画像データに基づいて各色光源から発するレーザビー
ムを変調してポリゴンミラー等の偏向器へ照射し、この
偏向器からレーザービームが主走査方向に偏向して印画
紙等の記録媒体へ照射する。これにより、印画紙が露光
されることにより、印画紙に画像が形成される。
【0003】この画像露光装置に設けられる走査光学系
には、LD(レーザーダイオード)、ポリゴンミラー、
fθレンズ、シリンドカルレンズ等の多数の光学素子が
設けら、LDから光速で回転するポリゴンミラーへレー
ザービームを照射する。ポリゴンミラーへ照射されたレ
ーザービームは、ポリゴンミラーによって主走査方向へ
反射されながら印画紙等の記録材料へ照射され、記録材
料を露光する。
【0004】カラー画像を形成する画像形成装置では、
R、G、Bの各色に応じたレーザー光源が設けられ、そ
れぞれの色に応じたレーザービームを、対応する画像デ
ータによって変調することにより、記録材料のカラー画
像を形成するようにしたものがある。このような画像形
成に用いられる走査光学系では、多数の光学素子のそれ
ぞれを高精度で位置決めして組みつけられている。
【0005】ところで、LD等の点光源から発せられる
レーザービームは、球面波であるため、平面波に変換す
る必要がある。このために、R、G、Bの各色を発する
光源には、コリメータレンズが設けられている。
【0006】一般に、このような光源を組み付ける場合
には、取り付け用のベース上にLDを支持するホルダと
コリメータレンズが装着されているホルダを取り付ける
ようにしている。このとき、LDが取り付けられている
ホルダとコリメータレンズが取り付けられているホルダ
の間隔を調整すると共に、LDから発せられるレーザー
ビームの光軸とコリメータレンズの光軸が一致するよう
に調整するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こよう
な走査光学系では、各光学素子に加えてLDやコリメー
タレンズの位置調整及び光軸調整も高精度で行わなけれ
ばならず、この部品数の増加が走査光学系の組み付け作
業をさらに煩雑なものとしている。
【0008】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、部品点数の削減によって組み付け性の向上を図っ
た走査光学系を提案することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、レーザ光源から発せられてコリメータレン
ズによって平面光に変換したレーザビームを記録媒体に
記録する画像に応じて変調した後、主走査偏向手段によ
って主走査方向に偏向して前記記録媒体を走査露光する
走査光学系であって、矩形ブロック形状のホルダ本体の
一面側に前記レーザー光源が取り付けられるレーザ光源
収容部が形成されると共に他面側に前記コリメータレン
ズを収容して所定位置に保持するレンズ収容部及びレー
ザー光源収容部とレンズ収容部の間をレーザー光が通過
可能に連通する連通孔が形成されたホルダを設けている
ことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、ホルダに光源収容部と
レンズ収容部を設けて、レーザー光源と、このレーザ光
源に対する所定の位置にコリメータレンズを保持し、レ
ーザー光源から発せられたレーザー光が連通孔を通って
レンズ収容部内に至るようになっている。すなわち、レ
ーザー光源を取り付けるためのホルダとコリメータレン
ズを取り付けるためのホルダを一体に形成している。
【0011】これにより部品点数の削減を図ることがで
きる。また、レーザ光源とコリメータレンズの取り付け
が容易となり、組み付け性の向上を図ることができる。
【0012】請求項2に係る発明は、前記レンズ収容部
に、前記コリメータレンズが取り付けられた筒体を保持
する保持手段として、前記筒体の外周面と前記レンズ収
容部の内面との間に配置される楔部材と、前記楔部材に
当接して前記筒体が前記レンズ収容部の内面からの接離
方向へ楔部材を移動可能とする第1のネジ部材と、前記
楔部材に対向して設けられて互いに直交するに方向から
前記筒体の外周面に当接してそれぞれが前記筒体を前記
レンズ収容部の内面からの接離方向へ移動可能とする第
2のネジ部材と、を含むことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、コリメータレンズが取
り付けられている筒体の周囲に楔部材及び第2のネジ部
材を当接させて保持する。楔部材は、第1のネジ部材に
よって筒体をレンズ収容部の内面から接離する方向へ移
動する。また、第2のネジ部材のそれぞれも、楔部材と
対向する位置で筒体をレンズ収容部の内面から接離する
方向へ移動する。これにより、レーザー光源に対するレ
ンズ収容部内での筒体の位置を適切に調整して保持する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1及び図2には、本実施形
態に係るディジタルラボシステム10の概略構成を示し
ている。
【0015】図1に示すように、このディジタルラボシ
ステム10は、ラインCCDスキャナ14、画像処理部
16、レーザプリンタ部18及びプロセッサ部20を含
んで構成されており、ラインCCDスキャナ14と画像
処理部16は、入力部26として一体化されており、レ
ーザプリンタ部18及びプロセッサ部20は、出力部2
8として一体化されている。
【0016】図2に示されるように、ラインCCDスキ
ャナ14は、ラインCCD30を備えており、このライ
ンCCD30によってネガフィルムやリバーサルフィル
ム等の写真フィルムFに記録されているコマ画像を読み
取る。読取対象となるコマ画像が記録されている写真フ
ィルムFとしては、例えば135サイズの写真フィル
ム、110サイズの写真フィルム、及び透明な磁気層が
形成された写真フィルム(240サイズの写真フィル
ム:所謂APSフィルム)、120サイズ及び220サ
イズ(ブローニサイズ)の写真フィルム等を用いること
ができる。
【0017】ラインCCDスキャナ14は、ラインCC
D30によって上記の読取対象のコマ画像を読み取り、
A/D変換部32においてA/D変換した画像データを
画像処理部16へ出力する。
【0018】画像処理部16には、ラインCCDスキャ
ナ14から出力された画像データ(スキャン画像デー
タ)が入力される。また、画像処理部16には、デジタ
ルカメラ34等での撮影によって得られた画像データ、
原稿(例えば反射原稿等)をスキャナ36(フラットベ
ット型)で読み取ることで得られた画像データ、他のコ
ンピュータで生成され、フロッピディスクドライブ3
8、MOドライブ又はCDドライブ40から読み込まれ
る画像データ、及びモデム42等を介して通信によって
受信する画像データ等(ファイル画像データ)の外部か
らの画像データの入力も可能となっている。
【0019】画像処理部16は、入力された画像データ
を画像メモリ44に記憶し、色階調処理部46、ハイパ
ートーン処理部48、ハイパーシャープネス処理部50
等で各種の補正等の画像処理を行い、記録用の画像デー
タとしてレーザプリンタ部18へ出力する。なお、画像
処理部16では、画像処理した画像データを画像ファイ
ルとして、例えばFD、MO、CD等の記憶媒体に記録
したり、通信回線を介して他の情報処理機器へ送信する
等して出力することも可能となっている。
【0020】レーザプリンタ部18は、R、G、Bのレ
ーザ光源52R、52G、52B(以下、総称するとき
は「レーザ光源52」と言う)を備えており、これらの
レーザ光源52から発せられたレーザービームを、画像
処理部16から入力された記録用画像データに応じて変
調して印画紙62を走査露光する。これにより、印画紙
62に画像データに応じた画像が記録される。
【0021】プロセッサ部20は、レーザプリンタ部1
8で画像が記録された印画紙62に対し、発色現像、漂
白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。これにより、印画
紙62上に画像が形成され、画像データに応じた写真プ
リントが得られる。
【0022】図3には、レーザプリンタ部18にレーザ
ービームの走査光学系として設けられている主走査光学
ユニット22を示している。この主走査光学ユニット2
2は、ケーシング24に、R、G、Bの各色のレーザビ
ームを発するレーザ光源52R、52G、52Bが設け
られた光源ユニット56R、56G、56Bが配設され
ている(以下、総称するときには「光源ユニット56」
という)。
【0023】レーザ光源52Rは、Rの波長(例えば6
80nm)のレーザビームを射出する半導体レーザ(L
D)が設けられ、レーザ光源52G、52Bは、LDと
該LDから射出されるレーザビームを1/2波長のレー
ザビームに変換する波長変換素子(SHG:Second Ha
rmonic Generation)を備えており、SHGからGの波
長(例えば532nm)、Bの波長(例えば475nm)の
レーザビームを射出するようにLDの発振波長が定めら
れている。
【0024】このようなレーザ光源52R、G、Bに
は、LDに高調波重畳回路を組み合わせても良い。ま
た、レーザ光源52R、G、Bには、固体レーザのみで
なく、いずれか1色に自励発振LDを用いることがで
き、さらに、自励発振LDに高調波重畳回路を組み合わ
せたLD、自励発振LDとSHGを用いても良い。
【0025】また、レーザ光源52R、G、Bには、自
励発振LDと高調波重畳回路を組み合わせたLDにSH
Gを用いて形成しても良い。
【0026】すなわち、各色のLDについて任意の組み
合わせを用いることができる。
【0027】レーザ光源52R、52G、52Bのそれ
ぞれのレーザビーム射出側には、コリメータレンズ58
及び音響光学変調器(以下「AOM60」と言う)が順
に配置されている。AOM60は、入射されるレーザビ
ームが通過する音響光学変調媒質と超音波を発生するト
ランスデューサ(何れも図示省略)を備えた一般的構成
となっており、トランスデューサに所定の高周波信号が
入力されることにより発生される超音波が音響光学変調
媒質内を伝播する。レーザ光源52R、52G、52B
から発せられ、コリメータレンズ58を透過したレーザ
ービームは、AOM60を通過するときに、この超音波
によって回折される。
【0028】主走査光学ユニット22のケーシング24
内には、平面ミラー70、ビームエキスパンダ72及び
シリンドカルレンズ74と共に、偏向器としてポリゴン
ミラー(PLG)76が設けられている。それぞれのA
OM60から射出されるレーザービームは、平面ミラー
70で反射されると、ビームエキスパンダ72によって
平行光とされたのち、シリンドリカルレンズ74によっ
て線状に結像されてポリゴンミラー76の偏向反射面7
8上の略同一位置に照射される。このとき、ポリゴンミ
ラー76が高速回転することにより、レーザービームは
主走査方向に偏向されながら反射され、所定の走査速度
で主走査方向へ走査される。
【0029】なお、G及びBのレーザビームを発するL
Dとして固定レーザを用いているときには、ビームエキ
スパンダ72とシリンドカルレンズ74との間のレーザ
ビームの光路上にNDフィルタを設け、レーザビームを
僅かに偏向し(例えば約0.5°)、反射したレーザビ
ームがLDに戻ることにより発振してしまうのを防止す
ることが好ましい。また、くさび形状に形成したNDフ
ィルタを用いて、レーザビームの偏向角度の調整を行な
うようにしても良い。
【0030】ポリゴンミラー76のレーザビーム反射側
には、露光面上の走査速度を補正するfθレンズ80、
副走査方向にパワーレンズを持つ面倒れ補正用のシリン
ドリカルレンズ82及びシリンドリカルミラー84が順
に配置されており、さらに、シリンドリカルミラー84
のレーザビーム射出側には、折り返しミラー86が配置
されている。
【0031】ポリゴンミラー76で主走査方向へ偏向さ
れながら反射されたレーザビームは、fθレンズ80、
シリンドリカルレンズ82を順に透過した後、シリンド
カルミラー84によって折り返しミラー86へ向けて反
射され、さらに、折り返しミラー86により、印画紙6
2へ向けて反射される。これにより、レーザビームは、
印画紙62へ主走査されながら照射される。
【0032】なお、図3では、ポリゴンミラー76の回
転方向、レーザビームの主走査方向及び印画紙62の副
走査方向をそれぞれ矢印A、矢印B及び矢印Cによって
示している。また、折り返しミラー86を省略してシリ
ンドリカルミラー84によってレーザービームを印画紙
62へ向けて反射させるようにしても良い。
【0033】図4には、レーザプリンタ部18の電気系
の概略構成を示している。レーザプリンタ部18は、記
録用の画像データを記憶するフレームメモリ54を備え
ており、I/F回路90を介して画像処理部16から入
力される画像データ(印画紙62に記録すべき画像の各
画素毎のR、G、B濃度を表すデータ)が、フレームメ
モリ54に一旦記憶される。このフレームメモリ54
は、D/A変換器88を介して主走査光学ユニット22
が設けられている露光部92へ出力される。
【0034】露光部92には、ポリゴンミラー76が設
けられている主走査光学ユニット22、各色のレーザ光
源52の各LDを駆動するLDドライバ94及びAOM
60を駆動するAOMドライバ96と共に、これらを制
御する主走査制御回路98が設けられている。
【0035】また、図3に示されるように、露光部92
には、折り返しミラー86と印画紙62の搬送路の間に
反射ミラー120及びSOSセンサ122が設けられて
いる。この反射ミラー120は、印画紙62への画像記
録領域外に主走査されたレーザービームが照射されるこ
とにより、このレーザービームをSOSセンサ122へ
向けて反射する。
【0036】図4に示されるように、SOSセンサ12
2は、主走査制御回路98に接続されており、主走査制
御回路98は、このSOSセンサ122の検出結果か
ら、印画紙62上への露光開始タイミングを判断するよ
うになっている。
【0037】一方、主走査制御回路98は、図示しない
マイクロコンピュータを備えたプリンタ部制御回路10
0に接続されており、主走査制御回路98は、プリンタ
部制御回路100からの制御信号に基づいてレーザ光源
52、AOM60と共に主走査ユニット22に設けられ
ているポリゴンミラー76の駆動用の図示しないモータ
等を制御して、レーザービームを主走査する。
【0038】この時、R、G、Bの各色に対応したAO
M60には、AOMドライバ96から画像データに応じ
た高周波信号が入力される。これにより、AOM60を
通過するレーザービームに回折が生じ、高調波信号の振
幅に応じた強度でレーザービームが回折光として射出さ
れる。すなわち、画像データに応じて回折されたレーザ
ービームがAOM60から射出され、印画紙62がこの
レーザービームによって露光されることにより、画像デ
ータに応じた画像が形成される。
【0039】なお、プリンタ部制御回路100は、プリ
ンタ部ドライバ102を介してケーシング24内を加圧
するファンモータ104、レーザプリンタ部18に装填
されたマガジンから印画紙62を引き出すマガジンモー
タ106が接続されていると共に、印画紙62の裏面に
文字等をプリントするバックプリント部108、オペレ
ータが各種のプリント指示をするための操作パネル11
0などが接続されており、露光部92の作動に合せてこ
れらの作動を制御して、印画紙62に露光処理を施す。
【0040】また、プリント部制御回路100には、プ
ロセッサ部20で現像処理が終了した印画紙62の画像
濃度を測定する濃度計112及びプロセッサ部20に設
けられている図示しないプロセッサ部制御回路が接続さ
れており、レーザープリンタ部18とプロセッサ部20
の作動を同期させ、レーザプリンタ部18で画像を形成
した印画紙18を連続してプロセッサ部20で処理でき
るようにしている。
【0041】ところで、図3に示されるように、主走査
光学ユニット22を構成する光学素子が取付けられてい
るケーシング24には、平板状のベース部24Aが延設
されて一体に形成されている。このベース部24Aに
は、光源ユニット56R、56G、56Bが取り付けら
れており、光源ユニット56R、56G、56Bから射
出されるレーザービームのそれぞれは、ケーシング24
の立壁24Bに形成されている貫通孔24Cからケーシ
ング24内に入射されて、反射ミラー70に至るように
なっている。
【0042】一方、図5には、主走査光源ユニット22
に用いられている光源ユニット56を示している。な
お、光源ユニット56R、56G、56Bは、光学素子
の組み付けについては略同一の構成となっており、以下
では、特に区別せずに光源ユニット56として示してい
る。
【0043】この光源ユニット56は、長尺平板状のベ
ース130を備えており、光源ユニット56は、このベ
ース130をケーシング24のベース部24Aに位置決
めされて取付けられる(図3では図示省略)。このベー
ス130には、長手方向の一端側にAOMが架台132
を介して取り付けられ、中間部にコリメータ134が配
置される。
【0044】コリメータ134は、筒体136内に複数
のレンズ138が配置されており、コリメータレンズ5
8との組み合わせによってレーザー光源52から発せら
れる球面波のレーザー光を平行波に変換し、レーザービ
ームとしてAOM60へ照射するようにしている。
【0045】このコリメータ134は、架台140を介
してベース130に取り付けられるようになっている。
この架台140には、長軸方向がコリメータ134の軸
線方向に沿った一対の長孔142が形成されており、架
台140は、この長孔142をベース130の長手方向
に沿うように配置し、長孔142に挿入する図示しない
ネジをベース130に形成されているネジ孔へ螺合する
ことにより固定される。これにより、コリメータ134
は、ベース130の長手方向に沿った位置調整が可能と
なっている。
【0046】一方、ベース130には、AOM60と反
対側の端部にホルダ150が配置されるようになってい
る。
【0047】図5(A)、図5(B)、図6(A)、図
6(B)に示されるように、このホルダ150は、外形
形状が矩形のブロック状に形成されているホルダ本体1
52と、このホルダ本体152から突設された一対の脚
部154によって形成されている。図5(A)及び図5
(B)に示されるように、ホルダ150は、脚部154
をベース130の幅方向に対応させ、ネジ156によっ
てベース130の所定の位置に取り付けられる。
【0048】このホルダ150には、ホルダ本体152
のコリメータ134側に矩形形状に刳り抜かれた形状で
レンズ収容部158が形成されている。このレンズ収容
部158内には、内部にコリメータレンズ58が収容さ
れている筒体160が挿入配置されるようになってい
る。
【0049】また、ホルダ本体152には、コリメータ
134と反対側の面にLD収容部162が形成されてい
る。このLD収容部162は、連通孔164(図5
(A)参照)によってレンズ収容部158内と連通され
ている。
【0050】レーザ光源52となるLD166は、LD
アセンブリ168に取り付けられている。このLDアッ
センブリ168内には、高調波重畳回路が形成されてい
る。
【0051】このLDアッセンブリ168は、複数本の
端子170が突設されており、この端子170が、基板
172の所定の位置に挿入されて固定されることによ
り、基板172に取り付けられている。
【0052】これにより、図5(A)に示されるよう
に、LDアッセンブリ168は、基板172から突設さ
れた形状になっており、LDアッセンブリ168と基板
172とで略L字形状となっている。また、基板172
には、コネクタ174が設けられており、このコネクタ
174に接続される図示しないハーネスによって基板1
72及びLDアッセンブリ168に制御信号が入力され
る。
【0053】図5(B)に示されるように、この基板1
72は、ネジ176等によってホルダ本体152の側面
の所定の位置に固定されて取り付けられる。これによ
り、図5(A)に示されるように、LDアッセンブリ1
68が、ホルダ本体152のLD収容部162側の面に
組み付けられる。また、LDアッセンブリ168から突
出しているLD166は、LDアッセンブリ168がホ
ルダ本体152に取り付けられることにより、レーザー
光の射出側を連通孔164内に向けた状態で、LD収容
部162内に挿入配置される。
【0054】一方、図6(A)及び図6(B)に示され
るように、ホルダ本体152内のレンズ収容部158内
には、コリメータレンズ58を収容している筒体160
の下側に楔178が配置されている。この楔178は、
ホルダ本体152に形成されたネジ孔180に螺合した
ネジ182の先端部が当接している。
【0055】この楔178は、ネジ182によって筒体
160の下方へ押し込まれれることにより、上面に当接
している筒体160を斜め上方側へ押し上げるようにな
っている。
【0056】また、ホルダ150のホルダ本体152に
は、上面及びネジ孔180と反対側の側面に、ネジ孔1
84、186がそれぞれ形成されている。ネジ孔18
4、186のそれぞれには、ネジ188、190が螺合
されるようになっており、このネジ188、190の先
端部がレンズ収容部158内に突出している。
【0057】筒体160は、レンズ収容部158内に収
容された状態で、外周面が楔178の状面及びネジ18
8、190の先端が当接することによりレンズ収容部1
58内に固定される。また、筒体160は、ネジ18
2、188、190の抜き出しによって軸線が上下左右
に移動するようになっている。
【0058】光源ユニット56では、このネジ182、
188、190の抜き出しによってLD166に対し
て、LD166から発せられるレーザー光の光軸とコリ
メータレンズ156の光軸の位置調整がなされるように
なっている。なお、LD166に対するコリメータレン
ズ58の位置調整は、例えば約40℃程度の予め設定さ
れた所定の温度の環境下でなされる。
【0059】これにより、光源ユニット56では、LD
166から発せられたレーザー光が、コリメータレンズ
58によって集光され、コリメータレンズ58を透過し
たレーザー光は、コリメータ134内を通過し、レーザ
ービームとしてAOM60に入射される。
【0060】なお、これらの光学素子の固定は、位置調
整が可能であれば任意の機構を用いることができ、本実
施の形態では詳細な説明を省略する。なお、光源ユニッ
ト56には、ホルダ150とコリメータ134の間のレ
ーザ光の光路を覆うカバーを設けることが好ましい。こ
れにより、コリメータレンズ58とコリメータ134の
間で空気の流れが生じるのを防止し、コリメータレンズ
58の倍率を高くしたときに空気の流れによって生じる
レーザービームの揺らぎが発生しないようにすることが
できる。
【0061】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0062】本実施の形態に適用したデジタルラボシス
テム10では、カラーCCDスキャナ14で写真フィル
ム等に記録されている画像を画像データとして読み込む
と、この画像データを画像処理部16へ出力する。画像
処理部16では、カラーCCDスキャナ14によって読
み込んだ画像データに所定の画像処理を施し、印画紙5
4に記録する記録用画像データとしてレーザプリンタ部
18へ出力する。
【0063】レーザプリンタ部18では、画像処理部1
6から入力された画像データをフレームメモリ54に格
納した後、このフレームメモリ54に格納した画像デー
タに基づいて露光部92等を制御して、画像データに応
じて印画紙62を走査露光し、画像データに応じた画像
を印画紙62に形成する。
【0064】プリンタ部18で画像露光された印画紙6
2は、レーザプリンタ部18からプロセッサ部20へ送
られて現像処理が施される。これにより、カラーCCD
スキャナ14で読み込んだ画像に基づいた写真プリント
が得られる。
【0065】一方、レーザプリンタ部18に設けられて
いる主走査光学ユニット22は、画像データに応じた信
号が露光部92の光源ユニット56に入力されることに
より、レーザ光源52から発せられるR、G、Bのレー
ザビームをそれぞれの色の画像データ(濃度データ)に
基づいて変調して平面ミラー70へ向けて射出する。
【0066】平面ミラー70へ向けて射出された各色の
レーザビームは、平面ミラー70でポリゴンミラー76
へ向けて反射され、回転するポリゴンミラー76によっ
て主走査方向へ走査されながら反射される。この後、レ
ーザービームは、fθレンズ80等を透過した後、シリ
ンドカルミラー84及び折り返しミラー86によって印
画紙62へ向けて反射される。これにより、レーザービ
ームが走査されながら印画紙62を露光する。
【0067】ところで、主走査光学ユニット22に設け
られている光源ユニット56では、レーザー光源52を
構成するLD166及びLDアッセンブリ168が、コ
リメータレンズ58と共にホルダ150に取り付けられ
るようになっている。
【0068】この光源ユニット56の組み付けは、予
め、ホルダ150にコリメータレンズうとLD166を
取り付ける。
【0069】LD166は、内部に高調波重畳回路が形
成されているLDアッセンブリ168に取り付けられて
おり、このLDアッセンブリ168は、基板172に組
み付けられている。これにより、基板172をホルダ1
50のホルダ本体152に取り付けて固定することによ
り、LD166が、ホルダ本体152に形成しているL
D収容部162内に配置される。
【0070】コリメータレンズ58は、筒体160内に
取り付けられており、この筒体160は、ホルダ本体1
52のレンズ収容部158内に挿入される。このレンズ
収容部う内には、楔178が配置されており、筒体16
0は、この楔178条面に載せられる。
【0071】一方、レンズ本体152には、所定の位置
にネジ孔180、184、186が形成されており、そ
れぞれのネジ孔180、184、186にネジ182、
188、190が螺合される。これにより、ネジ182
の先端部が楔178に当接することにより、楔178を
筒体160の下方へ挿入し、筒体160をネジ孔18
4、186へ向けて押し上げる。
【0072】また、ネジ孔184に螺合されることによ
りネジ188の先端部がレンズ収容部158内に突出す
ることにより筒体160の側方に当接し、ネジ孔186
にネジ190が螺合されることにより、ネジ190の先
端部がレンズ収容部158内に突出すると、筒体160
の上方に当接する。
【0073】これにより、レンズ収容部158に収容さ
れている筒体160は、外周部が楔178及びネジ18
8、190に挟まれて保持固定される。
【0074】ここで、ネジ182、188、190の抜
き差しを行うことにより、筒体160は、レンズ収容部
158内で、上下左右方向に平行移動される。これによ
り、LD166から発せられるレーザー光の光軸と、コ
リメータレンズ58の光軸調整が容易となっている。
【0075】このようにして、コリメータレンズ58と
レーザー光源52(LD166)とが組み付けられたホ
ルダ150は、AOM60と共にベース130の所定の
位置に取り付けられる。
【0076】この後に、ベース130には、AOM60
とホルダ150の間にコリメータ134が取り付けられ
る。このとき、コリメータレンズ58とLD166の間
隔に応じてコリメータ134とコリメータレンズ58の
間隔が調整される。
【0077】従来の光源ユニットでは、コリーメータレ
ンズ58とレーザー光源52を形成するLD166及び
LDアッセンブリ168とを、別々のホルダに組み付け
て、ベース130に取り付けていた。
【0078】これに対して、光源ユニット56では、コ
リーメータレンズ58とレーザー光源52を形成するL
D166及びLDアッセンブリ168とを、一つのホル
ダ150に取り付けるようにしているため、ベース13
0に取り付ける部品数が少なくて済むようになってい
る。また、コリメータレンズ58とLD166の位置調
整を予め行っているので、光源ユニット56の組み付け
時には、コリメータレンズ58とAOM60に対してコ
リメータ134の位置調整を行うだけでよく、組み付け
作業が極めて容易となっている。
【0079】なお、以上説明した本実施の形態は、本発
明の構成を限定するものではない。本実施の形態では、
デジタルラボシステム10のレーザプリンタ部18に設
けている主走査光学ユニット22に本発明を適用して説
明したが、本発明は、点状光源から発せられる面状波を
平面光に偏向して記録材料を走査露光する任意の構成の
走査光学系に適用することができる。
【0080】また、本実施の形態では、R、G、Bの各
色のレーザービームを用いて露光する走査光学系として
説明したが、本発明が適用される走査光学系は、単一波
長のレーザービームを用いたものであっても良い。
【0081】また、本発明は、印画紙等の写真感光材料
に限らず、感光ドラム等の任意の記録媒体に走査露光に
よって画像を形成する走査光学系に適用することができ
る。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ーザ光源とコリメータレンズを一体に取り付けられるホ
ルダを用いているので、部品点数の削減を図ることがで
きる。また、保持手段によってレーザー光源に対するコ
リメータレンズの位置調整が容易となっていると共に、
走査光学系の組み付け性が向上すると言う優れた効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したデジタルラボシステム
の概観を示す概略構成図である。
【図2】デジタルラボシステムの概略構成を示す要部ブ
ロック図である。
【図3】主走査光学ユニットの概略構成を示す要部斜視
図である。
【図4】主走査光学ユニットを設けたレーザプリンタ部
の概略構成を示すブロック図である。
【図5】(A)は光源ユニットを示す概略構成図、
(B)は図5(A)の光源ユニットをLDアッセンブリ
側からレーザー光の光軸に沿って見た概略構成図であ
る。
【図6】(A)は光源ユニットに設けられるホルダの一
例を示す概略斜視図、(B)はホルダへの筒体の取り付
けを示すホルダをレーザビームの射出側から見た概略構
成図である。
【符号の説明】
10 デジタルラボシステム 18 レーザプリンタ部 22 主走査光学ユニット 52 レーザ光源(光学素子) 56 光源ユニット 58 コリメータレンズ 60 AOM 62 印画紙(記録媒体) 130 ベース 150 ホルダ 152 ホルダ本体 158 レンズ収容部 160 筒体 162 LD収容部 164 連通孔 166 LD 168 LDアッセンブリ 178 楔(楔部材) 182 ネジ(第1のネジ部材) 188、190 ネジ(第2のネジ部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源から発せられてコリメータレ
    ンズによって平面光に変換したレーザビームを記録媒体
    に記録する画像に応じて変調した後、主走査偏向手段に
    よって主走査方向に偏向して前記記録媒体を走査露光す
    る走査光学系であって、 矩形ブロック形状のホルダ本体の一面側に前記レーザー
    光源が取り付けられるレーザ光源収容部が形成されると
    共に他面側に前記コリメータレンズを収容して所定位置
    に保持するレンズ収容部及びレーザー光源収容部とレン
    ズ収容部の間をレーザー光が通過可能に連通する連通孔
    が形成されたホルダを設けていることを特徴とする走査
    光学系。
  2. 【請求項2】 前記レンズ収容部に、前記コリメータレ
    ンズが取り付けられた筒体を保持する保持手段として、 前記筒体の外周面と前記レンズ収容部の内面との間に配
    置される楔部材と、 前記楔部材に当接して前記筒体が前記レンズ収容部の内
    面からの接離方向へ楔部材を移動可能とする第1のネジ
    部材と、 前記楔部材に対向して設けられて互いに直交するに方向
    から前記筒体の外周面に当接してそれぞれが前記筒体を
    前記レンズ収容部の内面からの接離方向へ移動可能とす
    る第2のネジ部材と、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の走査光学系。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100455394B1 (ko) * 2002-08-27 2004-11-06 삼성전자주식회사 광픽업의 렌즈 위치 결정 장치
CN100392468C (zh) * 2004-11-03 2008-06-04 三星电子株式会社 用于激光扫描单元的激光束生成装置

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KR100455394B1 (ko) * 2002-08-27 2004-11-06 삼성전자주식회사 광픽업의 렌즈 위치 결정 장치
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