JPH11235844A - 光変調器駆動装置 - Google Patents

光変調器駆動装置

Info

Publication number
JPH11235844A
JPH11235844A JP10039165A JP3916598A JPH11235844A JP H11235844 A JPH11235844 A JP H11235844A JP 10039165 A JP10039165 A JP 10039165A JP 3916598 A JP3916598 A JP 3916598A JP H11235844 A JPH11235844 A JP H11235844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
modulator
signal
amplifier
oscillator
aom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10039165A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Tomiyama
進 富山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP10039165A priority Critical patent/JPH11235844A/ja
Publication of JPH11235844A publication Critical patent/JPH11235844A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 増幅器から放射される電磁波による悪影響を
低減し、小型化及び構成の簡易化を達成する。 【解決手段】 AOMドライバ100 の筐体102 内部の基
板114 上の空間は隔壁104,106,108 によって6個の空間
110A〜110Fに分割されており、発振器118 等は空間110B
内に収容され、Rのレーザ光を強度変調するAOMに対
応する変調器124R及び増幅器142Rは空間110D内に収容さ
れ、Gのレーザ光を強度変調するAOMに対応する変調
器124G及び増幅器142Gは空間110E内に収容され、Bのレ
ーザ光を強度変調するAOMに対応する変調器124B及び
増幅器142Bは空間110F内に収容されている。これによ
り、AOMドライバ100 の作動時に各増幅器142 から放
射される電磁波が、各々他のAOMに対応する変調器12
4 や発振器118 の動作に悪影響を及ぼすことが防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光変調器駆動装置に
係り、特に、音響光学効果を利用して回折光の強度を変
調する光変調器を駆動するための駆動信号を出力する光
変調器駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真フィルムに記録されてい
るフィルム画像を、CCD等の読取センサを備えたフィ
ルム読取装置によって読み取り、該読み取りによって得
られた画像データに対して各種の補正等の画像処理を行
った後に、画像処理後の画像データに基づきR、G、B
各色のレーザ光を各々変調して記録材料上で走査させ、
記録材料への画像の露光記録を行う画像処理システムが
知られている。この画像処理システムによれば、フィル
ム画像を面露光により印画紙に記録する従来の写真処理
システムと比較して、画像データに対する画像処理によ
り記録画像の画質を自在にコントロールすることができ
る。
【0003】ところで、上記画像処理システムでは音響
光学光変調器(AOM)を用いてレーザ光の変調を行っ
ている。このAOMは、媒質の光弾性効果を介して超音
波と光ビームが相互に作用する現象(音響光学効果)を
利用し、透明結晶に超音波を照射し、透明結晶の歪みに
よる屈折率変化によって光の回折を生じさせ、超音波の
周波数に応じた方向に射出される回折光の強度を、超音
波の強度(振幅)を変化させることで変調するものであ
る。AOMは、電気信号を超音波振動に変換するトラン
スデューサが透明結晶に貼付されて構成されており、ト
ランスデューサに電気信号(駆動信号)が供給されるこ
とによって駆動される。
【0004】また、AOMを駆動する駆動信号を発生す
るAOMドライバは、所定周波数の信号を発生させる発
振器を備えており、変調器は、入力された変調信号に従
って発振器から出力された信号の振幅を変調する。振幅
が変調された信号は増幅器で増幅された後に駆動信号と
してAOMに供給される。前述の変調信号は記録材料に
記録すべき画像を表しているので、AOMから射出され
る回折光の強度が記録すべき画像に応じて変調され、該
回折光が記録用レーザ光として記録材料に照射されるこ
とにより、記録材料上に画像が記録される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、AOM
ドライバから出力される駆動信号は、比較的高周波(例
えば200MHz 程度)でかつ比較的高パワー(例えば
1W程度)の信号であるので、AOMドライバの増幅器
からは電磁波及び大量の熱が放射される。前述の画像処
理システムでは、R、G、B各色のレーザ光を別個のA
OMによって各々変調するので、各AOMを駆動するた
めの駆動信号を各々別個に生成し各AOMに供給する必
要があるが、各AOMに対応する増幅器から放射される
電磁波が他のAOMに対応する変調器等の動作に悪影響
を及ぼし、記録画像に乱れが生ずる恐れがある。このた
め、前記画像処理システムでは、略同一構成のAOMド
ライバを各色に対応して各々設けると共に、各AOMド
ライバを別々の筐体に各々収容しており、装置の大型
化、コストアップの原因となっていた。
【0006】また、各色に対応するAOMドライバを別
々の筐体に収容したとしても、増幅器から放射される大
量の熱によって筐体内の温度(すなわち、同一筐体内に
収容されている変調器や発振器の周囲の温度)が変化す
るので、変調器や発振器(特に増幅器と近接した位置に
配置される変調器)が前記温度変化の影響を受け、変調
器や発振器から出力される電気信号が前記温度変化に伴
って変化することで、記録画像に乱れが生ずることがあ
った。
【0007】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、増幅器から放射される電磁波による悪影響を低減
し、かつ小型化及び構成の簡易化を実現できる光変調器
駆動装置を得ることが目的である。
【0008】また本発明は、増幅器から放射される熱に
よる悪影響を低減することができる光変調器駆動装置を
得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係る光変調器駆動装置は、音響
光学効果を利用して回折光の強度を変調する複数の光変
調器に対応して複数のスペースが内部に設けられた単一
の筐体と、前記筐体内に配置され、所定周波数で所定振
幅の搬送波信号を出力する単一の発振器と、前記複数の
光変調器に対応して前記筐体内の前記複数のスペースに
各々設けられ、前記発振器から出力された搬送波信号の
振幅を、対応する光変調器用の変調信号に応じて各々変
調する複数の変調器と、前記複数の光変調器に対応して
前記筐体内の前記複数のスペースに各々設けられ、同一
のスペースに設けられた変調器によって変調された信号
を各々増幅し、増幅した信号を、対応する光変調器を駆
動するための駆動信号として各々出力する複数の増幅器
と、導電率が所定値以上の材質から成り、前記筐体内の
前記複数のスペースの間を隔てるように前記筐体内に設
けられた第1の隔壁と、を含んで構成している。
【0010】請求項1記載の発明では、単一の筐体の内
部に、複数の光変調器に対応して複数のスペースが設け
られており、この筐体内には、単一の発振器が配置され
ていると共に、前記複数のスペースには、複数の光変調
器に対応して変調器及び増幅器が各々設けられている。
本発明に係る光変調器駆動装置は、複数の光変調器に対
応して複数の駆動信号を出力するが、複数の駆動信号を
生成するための発振器、変調器及び増幅器が全て単一の
筐体内に設けられていると共に、複数の光変調器に対し
て単一の発振器が共通に使用され、複数の変調器が単一
の発振器から出力された搬送波信号の振幅を各々変調す
る構成となっている。従って、本発明に係る光変調器駆
動装置の小型化、構成の簡易化を実現することができ
る。
【0011】一方、上記のように、複数の光変調器に対
応して複数の駆動信号を出力する光変調器駆動装置を単
一の筐体内に設けた場合、複数の増幅器の各々から放射
される電磁波が、異なる光変調器に対応する変調器の動
作に各々悪影響を及ぼす恐れがある。これに対して請求
項1の発明では、複数の変調器及び複数の増幅器が、同
一の光変調器に対応する変調器及び増幅器毎に筐体内の
別々のスペースに設けられており、筐体内には、複数の
スペースの間を隔てるように、導電率が所定値以上の材
質から成る第1の隔壁が設けられている。
【0012】これにより、筐体内の複数のスペースの間
の電磁波の通過が第1の隔壁によって遮断されるので、
増幅器から放射された電磁波が、前記増幅器と異なる光
変調器に対応する変調器の動作に悪影響を及ぼすことを
防止することができる。従って請求項1の発明によれ
ば、増幅器から放射される電磁波による悪影響を低減で
きると共に、装置の小型化及び構成の簡易化を実現でき
る。
【0013】請求項2記載の発明に係る光変調器駆動装
置は、所定周波数で所定振幅の搬送波信号を出力する発
振器と、前記発振器から出力された搬送波信号の振幅を
入力された変調信号に応じて変調する変調器と、前記変
調器によって変調された信号を増幅し、増幅した信号
を、音響光学効果を利用して回折光の強度を変調する光
変調器を駆動するための駆動信号として出力する増幅器
と、前記変調器又は変調器の近傍の温度を検出する温度
検出手段と、前記温度検出手段によって検出された温度
が所定値になるように前記変調器の周囲の温度を制御す
る温度制御手段と、を含んで構成している。
【0014】請求項2記載の発明に係る光変調器駆動装
置は発振器、変調器及び増幅器を備えている。光変調器
駆動装置では、一般に増幅器と変調器が近接した位置に
配置されるので、増幅器から放射される熱によって変調
器の周囲の温度が変化し、変調器が周囲温度の変化の影
響を受け、変調器から出力される信号が周囲温度の変化
に伴って変化することがある。これに対して請求項2の
発明では、変調器又は変調器の近傍の温度を温度検出手
段によって検出し、検出された温度が所定値になるよう
に、温度制御手段によって変調器の周囲の温度を制御す
るので、変調器の周囲の温度は常に所定値に維持され、
出力信号に変化が生ずることを抑制することができる。
【0015】従って、請求項2の発明によれば、装置設
置箇所の環境温度の影響を受けることなく、増幅器から
放射される熱によって悪影響を受けることも防止するこ
とができる。また、上記により、変調器と増幅器との距
離を比較的小さくすることも可能となるので、装置を小
型化することも可能となる。
【0016】なお温度制御手段は、例えば熱を発生して
周囲温度を上昇させるヒータ等の熱発生手段と、熱発生
手段から発生される熱量を制御(オンオフ制御でもオン
時間のデューティー比制御であってもよい)する制御手
段と、で構成することができる。この場合には、前記所
定値として比較的高温の値(例えば増幅器が継続して作
動したときの最大温度に相当する値)を設定し、光変調
器駆動装置が駆動信号の出力を開始する前に予め変調器
の周囲温度を熱発生手段によって前記所定値まで上昇さ
せておけば、変調器が動作している間の変調器の周囲温
度を常に所定値に維持することができる。また、熱発生
手段に代えて周囲温度を低下させる電子冷却素子等の冷
却手段を用いてもよい。この場合の前記所定値は、増幅
器から放射される熱量及び冷却手段の能力を勘案して設
定すればよい。
【0017】また、上述した温度検出手段及び温度制御
手段は、請求項1に記載の光変調器駆動装置において、
複数の変調器に対応して各々設けてもよいことは言うま
でもない。
【0018】一方、増幅器から放射される熱や電磁波
は、発振器の動作にも悪影響を及ぼす可能性がある。特
に発振器の一部として使用されることが多い水晶発振器
は、周囲温度が所定範囲外の環境下(例えば50℃以
上)では正常な動作が保証されていないことも多い。こ
れを考慮すると、請求項1の発明又は請求項2の発明に
おいて、請求項3に記載したように、発振器の配置位置
とその周囲との間を隔てる第2の隔壁を設けることが好
ましい。これにより、増幅器から放射される熱や電磁波
が第2の隔壁によって遮断されるので、増幅器から放射
される熱や電磁波が発振器に悪影響を及ぼすことも防止
することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下では、まず
本実施形態に係るディジタルラボシステム全体の概略構
成について説明する。
【0020】(システム全体の概略構成)図1には本実
施形態に係るディジタルラボシステム10の概略構成が
示されており、図2にはディジタルラボシステム10の
外観が示されている。図1に示すように、このラボシス
テム10は、ラインCCDスキャナ14、画像処理部1
6、レーザプリンタ部18、及びプロセッサ部20を含
んで構成されており、ラインCCDスキャナ14と画像
処理部16は、図2に示す入力部26として一体化され
ており、レーザプリンタ部18及びプロセッサ部20
は、図2に示す出力部28として一体化されている。
【0021】ラインCCDスキャナ14は、ネガフィル
ムやリバーサルフィルム等の写真フィルムに記録されて
いるフィルム画像を読み取るためのものであり、例えば
135サイズの写真フィルム、110サイズの写真フィ
ルム、及び透明な磁気層が形成された写真フィルム(2
40サイズの写真フィルム:所謂APSフィルム)、1
20サイズ及び220サイズ(ブローニサイズ)の写真
フィルムのフィルム画像を読取対象とすることができ
る。ラインCCDスキャナ14は、上記の読取対象のフ
ィルム画像をラインCCDで読み取り、画像データを出
力する。なお、上記のラインCCDスキャナ14に代え
て、エリアCCDによってフィルム画像を読み取るエリ
アCCDスキャナを設けてもよい。
【0022】画像処理部16は、ラインCCDスキャナ
14から出力されたデータ(スキャンデータ)が入力さ
れると共に、デジタルカメラでの撮影によって得られた
画像データ、フィルム画像以外の原稿(例えば反射原稿
等)をスキャナで読み取ることで得られた画像データ、
コンピュータで生成された画像データ等(以下、これら
をファイル画像データと総称する)を外部から入力する
(例えば、メモリカード等の記憶媒体を介して入力した
り、通信回線を介して他の情報処理機器から入力する
等)ことも可能なように構成されている。
【0023】画像処理部16は、入力された画像データ
に対して各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像
データとしてレーザプリンタ部18へ出力する。また、
画像処理部16は、画像処理を行った画像データを画像
ファイルとして外部へ出力する(例えばメモリカード等
の記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情報処
理機器へ送信する等)ことも可能とされている。
【0024】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザ光源を備えており、画像処理部16から入力された記
録用画像データに応じて変調したレーザ光を印画紙に照
射して、走査露光によって印画紙に画像を記録する。ま
た、プロセッサ部20は、レーザプリンタ部18で走査
露光によって画像が記録された印画紙に対し、発色現
像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。これによ
り、印画紙上に画像が形成される。
【0025】(レーザプリンタ部及びプロセッサ部の構
成)次に、レーザプリンタ部18及びプロセッサ部20
の構成について説明する。図3には、レーザプリンタ部
18の光学系の構成が示されている。レーザプリンタ部
18の光学系は、該光学系を構成する各光学部品がハウ
ジング208に各々取付けられて構成されている。ハウ
ジング208の一端部には、レーザ光源210R、21
0G、210Bの3個のレーザ光源が固定されている。
【0026】レーザ光源210RはRの波長(例えば6
85nm)のレーザ光を射出する半導体レーザ(LD)
で構成されている。また、レーザ光源210Gは、LD
と、該LDから射出されたレーザ光を1/2の波長のレ
ーザ光に変換する波長変換素子(SHG)から構成され
ており、SHGからGの波長(例えば532nm)のレ
ーザ光が射出されるようにLDの発振波長が定められて
いる。同様に、レーザ光源210BもLDとSHGから
構成されており、SHGからBの波長(例えば473n
m)のレーザ光が射出されるようにLDの発振波長が定
められている。なお、上記LDに代えて固体レーザを用
いてもよい。
【0027】レーザ光源210R、210G、210B
のレーザ光射出側には、各々コリメータレンズ212、
光変調器としての音響光学光変調素子(AOM)214
が順に配置されている。3個のAOM214は互いに同
一の構成であり、入射されたレーザ光が音響光学媒質を
透過するように配置されていると共に、AOMドライバ
100(図4参照、詳細は後述)に接続されており、A
OMドライバ100から高周波の駆動信号が入力される
と、音響光学媒質内を前記駆動信号に応じた超音波が伝
搬し、音響光学媒質を透過するレーザ光に音響光学効果
が作用して回折が生じる。これにより、前記駆動信号の
振幅に応じた強度のレーザ光がAOM214から回折光
として射出される。
【0028】なお、以下では3個のAOMのうち、レー
ザ光源210Rから射出されるRのレーザ光の光路上に
配置されているAOMを「AOM214R」、レーザ光
源210Gから射出されるGのレーザ光の光路上に配置
されているAOMを「AOM214G」、レーザ光源2
10Bから射出されるBのレーザ光の光路上に配置され
ているAOMを「AOM214B」と称して区別する。
【0029】AOM214R、214G、214Bの回
折光射出側には平面ミラー215が配置されており、平
面ミラー215のレーザ光射出側には、球面レンズ21
6及びシリンドリカルレンズ217が、R、G、Bの各
レーザ光の光路上に各々配置されている。また、3個の
シリンドリカルレンズ217のレーザ光射出側にはポリ
ゴンミラー218が配置されており、各AOM214
R、214G、214Bから回折光として各々射出され
たR、G、Bの3本のレーザ光は、平面ミラー215で
反射され、球面レンズ216及びシリンドリカルレンズ
217を透過してポリゴンミラー218の反射面上の略
同一の位置に照射され、ポリゴンミラー218で反射さ
れる。
【0030】ポリゴンミラー218のレーザ光射出側に
はfθレンズ220、副走査方向にのみパワーを有する
面倒れ補正用のシリンドリカルレンズ221、シリンド
リカルミラー222が順に配置されており、シリンドリ
カルミラー222のレーザ光射出側には折り返しミラー
223が配置されている。ポリゴンミラー218で反射
された3本のレーザ光はfθレンズ220、シリンドリ
カルレンズ221を透過し、シリンドリカルミラー22
2、折り返しミラー223で反射されることでハウジン
グ208から略鉛直下方向に射出され、マガジン(図示
省略)から引き出されてハウジング208の下方迄搬送
された印画紙224に照射される。
【0031】そして、ポリゴンミラー218の回転に伴
って各レーザ光の照射位置が図3矢印B方向に沿って走
査されることにより主走査が成され、印画紙224が図
3矢印C方向に沿って一定速度で搬送されることにより
レーザ光の副走査が成され、走査露光によって印画紙2
24に画像が記録される。
【0032】図4にはレーザプリンタ部18及びプロセ
ッサ部20の電気系の概略構成が示されている。レーザ
プリンタ部18は記録用画像データを記憶するためのフ
レームメモリ230を備えている。フレームメモリ23
0はI/F回路232を介して画像処理部16に接続さ
れており、画像処理部16から入力された記録用画像デ
ータ(印画紙224に記録すべき画像の各画素毎のR、
G、B濃度を表す画像データ)はI/F回路232を介
してフレームメモリ230に一旦記憶される。フレーム
メモリ230はD/A変換器234を介して露光部23
6に接続されていると共に、プリンタ部制御回路238
に接続されている。
【0033】露光部236は、前述のようにLD(及び
SHG)から成るレーザ光源210及びAOM214を
3個備えていると共に、AOMドライバ100、ポリゴ
ンミラー218を回転させるモータを備えた主走査ユニ
ット240が設けられている。露光部236はプリンタ
部制御回路238に接続されており、プリンタ部制御回
路238によって各部の動作が制御される。
【0034】プリンタ部制御回路238にはプリンタ部
ドライバ242が接続されており、プリンタ部ドライバ
242には、露光部236に対して送風するファン24
4、レーザプリンタ部に装填されたマガジンに収納され
ている印画紙をマガジンから引き出すためのマガジンモ
ータ246が接続されている。また、プリンタ部制御回
路238には、印画紙224の裏面に文字等をプリント
するバックプリント部248が接続されている。これら
のファン244、マガジンモータ246、バックプリン
ト部248はプリンタ部制御回路238によって作動が
制御される。
【0035】また、プリンタ部制御回路238には、未
露光の印画紙224が収納されるマガジンの着脱及びマ
ガジンに収納されている印画紙のサイズを検出するマガ
ジンセンサ250、オペレータが各種の指示を入力する
ための操作盤252(図2も参照)、プロセッサ部20
で現像等の処理が行われて可視化された画像の濃度を測
定する濃度計254、プロセッサ部20のプロセッサ部
制御回路256が接続されている。
【0036】プロセッサ部制御回路256には、プロセ
ッサ部20の機体内の印画紙搬送経路を搬送される印画
紙224の通過の検出や、処理槽内に貯留されている各
種の処理液の液面位置の検出等を行う各種センサ258
が接続されている。
【0037】また、プロセッサ部制御回路256には、
現像等の処理が完了して機体外に排出された印画紙を所
定のグループ毎に仕分けするソータ260(図2参
照)、処理槽内に補充液を補充する補充システム26
2、ローラ等の洗浄を行う自動洗浄システム264が接
続されていると共に、プロセッサ部ドライバ266を介
して、各種ポンプ/ソレノイド268が接続されてい
る。これらのソータ260、補充システム262、自動
洗浄システム264、及び各種ポンプ/ソレノイド26
8はプロセッサ部制御回路256によって作動が制御さ
れる。
【0038】(AOMドライバの構成)次に、本発明の
光変調器駆動装置に対応するAOMドライバ100の構
成について説明する。図5に示すように、AOMドライ
バ100は底部が矩形状で箱型の筐体102を備えてお
り、筐体102の内部には、各種の回路が搭載された基
板114が収容されている。筐体102は熱伝導率及び
導電率が高いアルミニウムで形成されており、接地端子
と電気的に接続されている(図示省略)。
【0039】基板114上には、筐体102の底部の長
手方向に沿って延びる隔壁104が立設されていると共
に、底部の幅方向に沿って延びる隔壁106、108が
所定の間隔を空けて立設されている。筐体102内部の
基板114上の空間は、隔壁104によって筐体102
の幅方向に沿って並ぶ2個の空間に分割され、隔壁10
4によって分割された2個の空間は、更に隔壁106及
び隔壁108によって各々3個の空間に分割される。従
って、筐体102内部の基板114上の空間は隔壁10
4、106、108によって6個の空間110A〜11
0Fに分割されている。隔壁104、106、108は
筐体102と同様にアルミニウムで形成されている。
【0040】なお、隔壁106及び隔壁108は、請求
項1に記載の第1の隔壁に対応しており、隔壁104、
106、108のうち、空間110Bとその周囲とを区
画している部分は請求項3に記載の第2の隔壁に対応し
ている。また、空間110D、110E、110Fは請
求項1に記載の複数のスペースに対応している。
【0041】筐体102の底部の幅方向に沿った筐体1
02の両側部の一方には電源端子112が設けられてお
り、この電源端子112は、基板114に搭載されて空
間110C内に収容された電源回路116に接続されて
いる。電源回路116は、電源端子112を介して供給
された電力を、所定電圧に変換して後述の各回路に分配
・供給する。
【0042】図6に示すように、AOMドライバ100
は、水晶発振器やクロック安定化回路等を含んで構成さ
れた発振器118を備えている。発振器118の信号出
力端は増幅器120の信号入力端に接続されており、発
振器118から出力された信号は増幅器120で増幅さ
れ、発振器118の発振周波数(例えば200MHz程
度)に等しい一定周波数でかつ一定振幅の搬送波信号と
して増幅器120から出力される。なお、発振器118
及び増幅器120は基板114に搭載されて筐体102
の空間110B内に収容されている(図5参照)。
【0043】発振器118の信号出力端は変調器124
R、124G、124Bの第1の信号入力端に接続され
ており、増幅器120から出力された搬送波信号は変調
器124R、124G、124Bに各々入力される。筐
体102の底部の長手方向に沿った筐体102の両側部
の一方には3個の入力端子126R、126G、126
Bが設けられており(図5参照)、入力端子126Rは
変調器124Rの第2の信号入力端に接続され、入力端
子126Gは変調器124Gの第2の信号入力端に接続
され、入力端子126Bは変調器124Bの第2の信号
入力端に接続されている。
【0044】入力端子126R、126G、126Bに
は、画像処理部16から入力された記録すべき画像の
R、G、B濃度を表す画像データが、D/A変換器23
4によってアナログ信号に変換され、変調信号として
R、G、B毎に別々に入力され、入力端子126R、1
26G、126Bに入力されたR、G、Bの変調信号
は、第2の信号入力端を介して変調器124R、124
G、124Bに別々に入力される。変調器124R、1
24G、124Bは、各々アナログの乗算器で構成され
ており、第1の信号入力端を介して入力された搬送波信
号と、第2の信号入力端を介して入力された変調信号の
積に相当するアナログ信号を出力する。
【0045】搬送波信号と変調信号の積を演算すること
は、搬送波信号の振幅を変調信号に応じて変調すること
に等しく、変調器124R、124G、124Bから
は、R、G、Bの変調信号に応じて搬送波信号を振幅変
調した信号(以下、振幅変調信号という)が出力され
る。なお変調器124として、アナログの乗算器に代え
てダブルバランスドミキサを用いてもよい。但し、後述
のように変調器124の周囲はある程度高温となるの
で、変調器124としては、温度変化により特性が大き
く変化するダイオード等の素子を含まない回路、例えば
前出のアナログ乗算器等を用いることが好ましい。
【0046】図5に示すように、変調器124Rは基板
114に搭載されて空間110D内に収容されている。
図7に示すように、基板114上の変調器124Rの配
置位置の近傍には温度センサ130が設けられており、
変調器124R及び温度センサ130の上方には、変調
器124R及び温度センサ130に接するようにパワー
トランジスタ132が配置されている。温度センサ13
0の信号出力端は、同じく基板114上に搭載されたコ
ンパレータ134(図6参照)の信号入力端に接続され
ており、コンパレータ134の信号出力端はパワートラ
ンジスタ132に接続されている。
【0047】温度センサ130、コンパレータ134、
パワートランジスタ132は温度調整回路136R(図
6参照)を構成している。なお、温度センサ130は請
求項2に記載の温度検出手段に対応しており、コンパレ
ータ134及びパワートランジスタ132は請求項2に
記載の温度制御手段に対応している。
【0048】また、変調器124Gは、温度調整回路1
36Rと同様の構成の温度調整回路136Gと共に基板
114に搭載されて空間110E内に収容されており、
変調器124Bも、温度調整回路136Rと同様の構成
の温度調整回路136Bと共に基板114に搭載されて
空間110F内に収容されている。
【0049】変調器124R、124G、124Bの信
号出力端は増幅器142R、142G、142Bの信号
入力端に接続されており、変調器124R、124G、
124Bから出力されたR、G、Bの振幅変調信号は増
幅器142R、142G、142Bによって増幅され
る。入力端子126が設けられている側部と対向する筐
体102の側部には3個の出力端子144R、144
G、144Bが設けられており(図5参照)、出力端子
144Rは増幅器142Rの信号出力端に接続され、出
力端子144Gは増幅器142Gの信号出力端に接続さ
れ、出力端子144Bは増幅器142Bの信号出力端に
接続されている。
【0050】増幅器142Rによって増幅されたRの振
幅変調信号は、出力端子144Rを介してAOM214
Rの駆動信号としてAOM214Rに供給される。ま
た、同様に、増幅器142Gによって増幅されたGの振
幅変調信号は、出力端子144Gを介してAOM214
Gの駆動信号としてAOM214Gに供給され、増幅器
142Bによって増幅されたBの振幅変調信号は、出力
端子144Bを介してAOM214Bの駆動信号として
AOM214Bに供給される。
【0051】空間110D内の筐体102の内側面には
伝熱ブロック146が取付けられており、増幅器142
R(パワーモジュール)は伝熱ブロック146に密着状
態で取付られている。伝熱ブロック146には、筐体1
02の側部を挟んで伝熱ブロック146の反対側に配置
されたヒートシンク148が連結されている。また、空
間110E内の筐体102の内側面には、ヒートシンク
148が連結された伝熱ブロック146が取付けられて
おり、増幅器142Gは伝熱ブロック146に密着状態
で取付けられている。更に、空間110F内の筐体10
2の内側面には、ヒートシンク148が連結された伝熱
ブロック146が取付けられており、増幅器142Bは
伝熱ブロック146に密着状態で取付けられている。
【0052】上記により、従って、増幅器142R、1
42G、142Bで発生した熱の大部分は、各々伝熱ブ
ロック146、ヒートシンク148を伝導して筐体10
2の外部に放出される。なお、筐体102のヒートシン
ク148が設けられている側部と反対側の側部にもヒー
トシンク150が複数設けられており、筐体102及び
その内部の温度上昇はヒートシンク150によってある
程度抑制される。
【0053】上記のように、AOMドライバ100は、
R、G、Bの駆動信号を生成する回路が全て単一の筐体
102内に収容されていると共に、発振器118及び増
幅器120によって生成される搬送波信号が各色共通に
用いられるので、本実施形態に係るAOMドライバ10
0は小型化が容易であると共に、低コストに構成するこ
とができる。
【0054】(作用)次に本実施形態の作用を説明す
る。印画紙224への画像の記録を行う場合、レーザプ
リンタ部18のプリンタ部制御回路238は、画像処理
部16から入力されてフレームメモリ230に一旦記憶
した記録用画像データが表す画像を走査露光によって印
画紙224に記録するために、画像処理部16から入力
された画像記録用パラメータに基づき、記録用画像デー
タに対して各種の補正を行って走査露光用画像データを
生成し、フレームメモリ230に再記憶させる。
【0055】そして、露光部236のポリゴンミラー2
18を回転させ、レーザ光源210R、210G、21
0Bからレーザ光を射出させると共に、生成した走査露
光用画像データをフレームメモリ230からD/A変換
器234を介して露光部236へ出力させる。これによ
り、走査露光用画像データがアナログ信号に変換され
て、露光部236のAOMドライバ100に変調信号と
して入力される。
【0056】AOMドライバ100の変調器124Rに
は、Rの変調信号が入力されると共に増幅器120を介
して発振器118から搬送波信号が入力され、双方の積
に相当する信号、すなわち、Rの変調信号のレベル(印
画紙224に記録すべき画像の各画素毎のR濃度)に応
じて搬送波信号の振幅変調を行った結果に相当するRの
振幅変調信号が出力される。Rの振幅変調信号は、変調
器124Rと同一の空間110D内に配置された増幅器
142Rによって増幅され、Rの駆動信号として出力さ
れる。
【0057】また、変調器124Gには、搬送波信号と
共にGの変調信号が入力され、Gの変調信号のレベル
(印画紙224に記録すべき画像の各画素毎のG濃度)
に応じて搬送波信号の振幅変調を行った結果に相当する
Gの振幅変調信号が出力される。Gの振幅変調信号は、
変調器124Gと同一の空間110E内に配置された増
幅器142Gによって増幅され、Gの駆動信号として出
力される。
【0058】同様に、変調器124Bには、搬送波信号
と共にBの変調信号が入力され、Bの変調信号のレベル
(印画紙224に記録すべき画像の各画素毎のB濃度)
に応じて搬送波信号の振幅変調を行った結果に相当する
Bの振幅変調信号が出力される。Bの振幅変調信号は、
変調器124Bと同一の空間110F内に配置された増
幅器142Bによって増幅され、Bの駆動信号として出
力される。
【0059】AOMドライバ100から出力されたRの
駆動信号はAOM214Rに供給され、Gの駆動信号は
AOM214Gに供給され、Bの駆動信号はAOM21
4Bに供給される。これにより、3個のAOM214
R、214G、214Bからは印画紙224に記録すべ
き画像のR、G、B濃度に応じて強度変調されたR、
G、Bのレーザ光(回折光)が射出され、これらのレー
ザ光はポリゴンミラー218、fθレンズ220、ミラ
ー222を介して印画紙224に照射される。
【0060】そして、ポリゴンミラー218の回転に伴
って各レーザ光の照射位置が図3矢印B方向に沿って走
査されることにより主走査が成され、印画紙224が図
3矢印C方向に沿って一定速度で搬送されることにより
レーザ光の副走査が成され、走査露光によって印画紙2
24に画像が記録される。走査露光によって画像が記録
された印画紙224はプロセッサ部20へ送り込まれ、
発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理が施され、露
光記録された画像が可視化される。
【0061】上述した画像記録処理の間、AOMドライ
バ100の増幅器142R、142G、142Bの各々
からは、入力される振幅変調信号に応じた電磁波、及び
大量の熱が放射される。これに対して本実施形態では、
変調器124R及び増幅器142Rが配置されている空
間110Dと、変調器124G及び増幅器142Gが配
置されている空間110Eと、変調器124B及び増幅
器142Bが配置されている空間110Fと、の間を隔
壁106、108によって隔てており、隔壁106、1
08によって電磁波の通過が遮断される。
【0062】従って、増幅器142から放射された電磁
波が、前記増幅器142が収容されている空間と異なる
空間内に位置している変調器124に悪影響を及ぼし、
他の色の駆動信号に乱れやノイズの混入等が生ずること
を防止することができ、記録画像の画質の低下(例えば
R、G、Bの変調信号がRのレーザ光のみを印画紙22
4に照射する信号であるにも拘らず、R以外の色のレー
ザ光も印画紙224に照射される等)が生ずることを回
避することができる。
【0063】また本実施形態では、レーザプリンタ部1
8の電源が投入されると温度調整回路136R、136
G、136Bが作動し、温度センサ130は周囲温度に
応じた電圧レベルの検出信号を出力し、コンパレータ1
34は、温度センサ130から入力される検出信号の電
圧レベルを所定の電圧値と比較することにより、温度セ
ンサ130によって検出された温度が所定値(増幅器1
42が継続して作動したときの変調器124の周囲温度
の最大値に相当する値)未満か否かを判断し、検出され
た温度が所定値未満と判断した場合にパワートランジス
タ132をオンし、検出された温度が所定値以上と判断
した場合にパワートランジスタ132をオフする。パワ
ートランジスタ132はオンされると発熱し、周囲の温
度を上昇させる。
【0064】これにより、レーザプリンタ部18の電源
が投入されると、パワートランジスタ132の周囲の温
度(すなわち変調器124の周囲の温度)は画像記録処
理が開始される前より所定値に維持される。また、画像
記録処理が開始された後も、変調器124の周囲の温度
は所定値に維持される。従って、増幅器142から放射
される熱が、同一の空間110内に収容されている変調
器124の動作に悪影響を及ぼすことも防止することが
できる。
【0065】更に本実施形態では、発振器118が収容
されている空間110Bを、隔壁104、106、10
8によって他の空間と隔てており、隔壁104、10
6、108により、空間110B内に電磁波が侵入する
ことが防止されると共に、空間110B内の温度が大き
く上昇することも防止することができる。従って、増幅
器142R、142G、142Bから放射される熱や電
磁波が、発振器118の動作に悪影響を及ぼすことも防
止することができる。
【0066】なお、上記では請求項2記載の発明を、3
個のAOM214R、214G、214Bに対応して
R、G、Bの駆動信号を各々生成するAOMドライバ1
00に適用した場合を説明したが、これに限定されるも
のではなく、単一のAOMを駆動するための駆動信号を
生成するAOMドライバに適用してもよい。
【0067】また上記では、AOM214R、214
G、214Bから各々1本の回折光が射出されるように
AOMを駆動するAOMドライバを例に説明したが、こ
れに限定されるものではなく、各々振幅変調を行った互
いに異なる周波数の複数の信号を混合し、駆動信号とし
てAOMに入力することにより、単一のAOMから複数
本の回折光を射出させる構成のAOMドライバに本発明
を適用することも可能である。
【0068】また、上記ではAOMから射出されたレー
ザ光を印画紙への画像の記録に用いる場合を説明した
が、これに限定されるものではなく、画像の読み取りや
その他の処理に用いてもよい。
【0069】更に、上記では筐体102内に単一の基板
114を設け、筐体102内部の基板114上の空間を
隔壁104、106、108によって6個の空間110
A〜110Fに分割していたが、これに限定されるもの
ではなく、筐体102の底部に隔壁104、106、1
08を立設することで筐体102の内部空間を複数の空
間に分割し、例として図8にも示すように、各空間内に
各々別個に基板114、122、128、138、14
0を収容するようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、複数の光変調器に対応する複数の変調器を筐体内の
複数のスペースに各々設けると共に、複数の光変調器に
対応する複数の増幅器を前記複数のスペースに各々設
け、導電率が所定値以上の材質から成る第1の隔壁によ
って筐体内の複数のスペースの間を隔てたので、増幅器
から放射される電磁波による悪影響を低減し、かつ小型
化及び構成の簡易化を実現できる、という優れた効果を
有する。
【0071】請求項2記載の発明は、変調器又は変調器
の近傍の温度を検出し、検出した温度が所定値になるよ
うに変調器の周囲の温度を制御するので、装置設置箇所
の環境温度の影響を受けることなく、増幅器から放射さ
れる熱によって悪影響を受けることも防止することがで
きる、という優れた効果を有する。
【0072】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2の発明において、発振器の配置位置とその周囲との
間を隔てる第2の隔壁を設けたので、上記効果に加え、
増幅器から放射される熱や電磁波が発振器に悪影響を及
ぼすことも防止することができる、という効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るディジタルラボシステムの概
略ブロック図である。
【図2】ディジタルラボシステムの外観図である。
【図3】レーザプリンタ部の光学系の概略構成図であ
る。
【図4】レーザプリンタ部及びプロセッサ部の電気系の
概略構成を示すブロック図である。
【図5】AOMドライバの筐体内部の各回路の配置を示
す平面図である。
【図6】AOMドライバの概略構成を示すブロック図で
ある。
【図7】基板上での変調器、温度センサ及びパワートラ
ンジスタの位置関係を示す側面図である。
【図8】AOMドライバの筐体内部の配置の他の例を示
す平面図である。
【符号の説明】
100 AOMドライバ 102 筐体 104、106、108隔壁 118 発振器 124R、124G、124B変調器 130 温度センサ 136 温度調整回路 142R、142G、142B増幅器 214R、214G、214BAOM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響光学効果を利用して回折光の強度を
    変調する複数の光変調器に対応して複数のスペースが内
    部に設けられた単一の筐体と、 前記筐体内に配置され、所定周波数で所定振幅の搬送波
    信号を出力する単一の発振器と、 前記複数の光変調器に対応して前記筐体内の前記複数の
    スペースに各々設けられ、前記発振器から出力された搬
    送波信号の振幅を、対応する光変調器用の変調信号に応
    じて各々変調する複数の変調器と、 前記複数の光変調器に対応して前記筐体内の前記複数の
    スペースに各々設けられ、同一のスペースに設けられた
    変調器によって変調された信号を各々増幅し、増幅した
    信号を、対応する光変調器を駆動するための駆動信号と
    して各々出力する複数の増幅器と、 導電率が所定値以上の材質から成り、前記筐体内の前記
    複数のスペースの間を隔てるように前記筐体内に設けら
    れた第1の隔壁と、 を含む光変調器駆動装置。
  2. 【請求項2】 所定周波数で所定振幅の搬送波信号を出
    力する発振器と、 前記発振器から出力された搬送波信号の振幅を入力され
    た変調信号に応じて変調する変調器と、 前記変調器によって変調された信号を増幅し、増幅した
    信号を、音響光学効果を利用して回折光の強度を変調す
    る光変調器を駆動するための駆動信号として出力する増
    幅器と、 前記変調器又は変調器の近傍の温度を検出する温度検出
    手段と、 前記温度検出手段によって検出された温度が所定値にな
    るように前記変調器の周囲の温度を制御する温度制御手
    段と、 を含む光変調器駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記発振器の配置位置とその周囲との間
    を隔てる第2の隔壁が設けられていることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の光変調器駆動装置。
JP10039165A 1998-02-20 1998-02-20 光変調器駆動装置 Pending JPH11235844A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10039165A JPH11235844A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 光変調器駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10039165A JPH11235844A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 光変調器駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11235844A true JPH11235844A (ja) 1999-08-31

Family

ID=12545520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10039165A Pending JPH11235844A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 光変調器駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11235844A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6873781B2 (en) 2003-03-11 2005-03-29 3M Innovative Properties Company Optical fiber wiring board
KR20210109779A (ko) * 2020-02-28 2021-09-07 연세대학교 산학협력단 광 변조기의 온도 제어 방법 및 그를 위한 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6873781B2 (en) 2003-03-11 2005-03-29 3M Innovative Properties Company Optical fiber wiring board
KR20210109779A (ko) * 2020-02-28 2021-09-07 연세대학교 산학협력단 광 변조기의 온도 제어 방법 및 그를 위한 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6169562B1 (en) Image exposure apparatus
US6339491B1 (en) Dustproof structure of optical box
US7269193B2 (en) Semiconductor laser driving circuit and image recording apparatus
US6664996B2 (en) Laser beam scanner and photographic printer including a driver for driving a modulator using optical modulation data
US6366366B1 (en) Image reading method and apparatus
JPH11235844A (ja) 光変調器駆動装置
JP3993957B2 (ja) 光学箱の防塵構造
US6295079B1 (en) Scanning optical unit
US6384950B1 (en) Optical system for scanning
JP2005074978A (ja) レーザ光走査装置の放熱構造
JP2000267025A (ja) 画像露光装置
JP2008209430A (ja) レーザ露光装置
JP2000292724A (ja) 走査光学系
US20060017801A1 (en) Image recording apparatus
JP2000162528A (ja) 画像露光装置
JP2000330215A (ja) 画像露光装置
JP3020100B2 (ja) カラー画像形成システム
JP2000206627A (ja) 画像露光装置
JP2000347303A (ja) 画像露光装置
JP2001270151A (ja) レーザビーム走査ユニット及び写真処理装置
JP2001281577A (ja) 走査光学系及び画像記録装置
JP2000111822A (ja) 走査光学系
JP3670447B2 (ja) 画像出力装置及び画像出力方法
JP2000284197A (ja) 画像形成装置
JP2000155280A (ja) 走査光学系