JP2008209430A - レーザ露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印画紙に露光される画像に濃度ムラが生じるのを抑制する。
【解決手段】写真プリントシステムDPは、レーザ光を出射するレーザダイオードと、画像データに含まれる各画素に対応した階調値に応じて変調されたレーザ光が出射されるようにレーザダイオードに供給される駆動電流を制御するデータ処理部41、D/Aコンバータ43及びLD制御回路45とを備えている。そして、データ処理部41は、レーザダイオードから出射されたレーザ光によって連続的に露光される画素A及びBのそれぞれの階調値の差が所定値よりも大きい場合には、D/Aコンバータ43から出力される画像信号のレベルが画素Aの階調値に対応したレベルから画素Bの階調値に対応したレベルに段階的に変化するように、出力データを生成する。これにより、LD制御回路45から、画素Aの階調値に対応したレベルが画素Bの階調値に対応したレベルに段階的に変化する駆動電流がレーザダイオードに供給される。
【選択図】図2

Description

本発明は、レーザ露光装置に関し、特に、画像データが示す階調値に応じた強度に直接変調されたレーザ光で写真感光材料を露光するレーザ露光装置に関する。
写真感光材料を露光するレーザ露光装置においては、半導体レーザ素子であるレーザダイオードの駆動電流の大きさを一定に保ち、このレーザダイオードから出射されるレーザ光を画像データが示す階調値に応じてAOM素子(音響光学変調素子)を用いて変調することが広く行われている(例えば、特許文献1参照)。
また、レーザダイオードの駆動電流の大きさを画像データが示す階調値に応じて変化させることで、レーザ素子から出射されるレーザ光の強度を変調する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。このように駆動電流の大きさを変化させることでレーザ光の強度を直接変調すれば、AOM素子を用いることなく、装置構成を簡略化することができる。
特開2005−58557号公報 特開2003−198052号公報
ところで、上記特許文献2に記載の駆動電流の大きさを変化させることでレーザ光の強度を直接変調させる場合では、レーザ光によって連続的に露光される画素のそれぞれの階調値の差が大きいときに、レーザ光を出射するレーザ素子に供給される駆動信号(図6(a)参照)のレベルを急激に変化させる必要がある。この駆動信号がレーザ素子に供給されれば、図6(b)に示すように、当該レーザ素子から出射されるレーザ光の出射波形にリンギングやフレアが生じる。なお、リンギングとは、1画素に対応した露光領域が写真感光材料上に形成される時間よりも短い時間においてレーザ光の出射波形のレベルが激しく変動する現象をいい、フレアとは、1画素に対応した露光領域が写真感光材料上に形成される時間よりも長い時間においてレーザ光の出射波形のレベルが目的の階調値に対応するレベルになだらかに収束する現象をいう。
本願発明者の実験によると、出射波形にリンギングやフレアを含むレーザ光で写真感光材料を露光した場合には、写真感光材料に露光される画像に濃度ムラが発生することが確認された。そして、本願発明者は、この濃度ムラの主たる原因が、1画素に対応した露光領域が写真感光材料上に形成される時間よりも短い時間において変動するリンギングではなく、1画素に対応した露光領域が写真感光材料上に形成される時間よりも長い時間において変動するフレアであること見い出した。
そこで、この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、写真感光材料に露光される画像に濃度ムラが生じるのを抑制することが可能なレーザ露光装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明のレーザ露光装置は、写真感光材料を露光するためのレーザ光を出射するレーザ素子と、画像データに含まれる各画素に対応した階調値に応じて変調されたレーザ光がレーザ素子から出射されるようにレーザ素子に供給される駆動電流を制御する制御手段とを備えている。そして、制御手段は、レーザ素子から出射されたレーザ光によって連続的に露光される第1画素及び第2画素のそれぞれの階調値の差が所定値よりも大きい場合には、第1画素の階調値に対応した駆動電流が第2画素の階調値に対応した駆動電流に段階的に変化するようにレーザ素子に供給される駆動電流を制御する。
本願発明者の実験によると、駆動電流のレベルを急激に変化させる場合に比べて、駆動電流のレベルを段階的に変化させた方が、レーザ素子から出射されるレーザ光の出射波形にフレアが生じにくいということが確認された。そのため、上記構成によれば、レーザ光によって連続的に露光される第1画素及び第2画素のそれぞれの階調値の差が所定値よりも大きい場合に、レーザ素子に供給される駆動電流が第1画素の階調値に対応した駆動電流から第2画素の階調値に対応した駆動電流に段階的に変化されるので、第1画素の階調値に対応した駆動電流から第2画素の階調値に対応した駆動電流に急激に変化させる場合に比べて、レーザ光の出射波形にフレアが発生してしまうのを抑制することができる。その結果、写真感光材料に露光される画像に濃度ムラが生じてしまうのを抑制することができる。
上記レーザ露光装置において、好ましくは、制御手段は、1画素に対応した露光領域が写真感光材料上に形成される時間よりも短い時間において、第1画素の階調値に対応した駆動電流が第2画素の階調値に対応した駆動電流に変化するようにレーザ素子に供給される駆動電流を制御する。
上記構成によれば、駆動電流を段階的に変化させるのに所定の時間を要したとしても、その所定の時間が1画素に対応した露光領域が写真感光材料上に形成される時間よりも短い時間であるため、変化途中の駆動電流のレベルが第2画素の階調値に対応した駆動電流のレベルと異なっていても、その駆動電流に起因する濃度ムラが写真感光材料に形成される画像に現れにくい。つまり、所定の時間を要して駆動電流を段階的に変化させたとしても、写真感光材料に露光される画像に濃度ムラが生じるのを抑制することができる。
上記レーザ露光装置において、好ましくは、第2画素の階調値は、写真感光材料に形成可能な画像の濃度範囲の中間の濃度に対応している。
写真感光材料に形成可能な画像の濃度範囲の中間の濃度は、レーザ光の出射波形のレベル(光量)の変化に対して急激に変化するので、フレアのようにレーザ光の出射波形のレベルが第2画素の階調値に対応した駆動電流に係るレーザ光の出射波形のレベルになだらかに収束する場合でも、濃度ムラが顕著に発生し易い。この場合でも、本発明のレーザ露光装置では、フレアの発生を抑制することができるので、写真感光材料に露光される画像に中間の濃度の濃度ムラが生じるのを抑制することができる。
以下、本発明の好適な一実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係るレーザ露光装置を含む写真プリントシステムDPのブロック構成図である。図1に示す写真プリントシステムDPは、いわゆるデシタルミニラボ機として知られているものである。図1に示すように、プリントシステムDPは、写真プリントとして出力される画像データを取込む各種の画像データ入力機器を有する画像入力装置IRと、画像入力装置IRにて入力された画像データに基づいて写真感光材料PSの一例である印画紙2に露光処理する露光・現像装置EPとを有している。
〔画像入力装置IRの概略構成〕
画像入力装置IRには、図1に概略的に示すように、写真フィルムの駒画像を読み取ってデジタル画像データとして出力するフィルムスキャナ3と、メモリカードリーダ,光磁気ディスクドライブ及びCD−Rドライブ等の画像データ入力機器を有する外部入出力装置4と、パーソナルコンピュータにて構成されてフィルムスキャナ3や外部入出力装置4の制御のほか写真プリントシステムDP全体の管理を実行する主制御装置5とが設けられている。さらに、主制御装置5には、仕上がりプリント画像をシミュレートしたシミュレート画像や各種の制御用の情報を表示するモニタ5aと、露光条件の手動設定等や制御情報の入力操作をオペレータにさせるための操作卓5bとが接続されている。
〔露光・現像装置EPの全体構成〕
露光・現像装置EPの筐体内部には、印画紙2の乳剤面を露光して潜像を形成する画像露光装置EXと、画像露光装置EXにて露光された印画紙2を現像処理する現像処理装置PPと、印画紙マガジン6から引き出された印画紙2を多数の搬送ローラ9等にて現像処理装置PPへ搬送する印画紙搬送系PTとが設けられている。
図示を省略するが、露光・現像装置EPの筐体外部には、現像処理装置PPにて現像処理及び乾燥処理された印画紙2をオーダ毎に分類するためのソータが取り付けられている。また、筐体上面には、現像処理装置PPの印画紙排出口から排出された印画紙2をこのソータヘ搬送するコンベア10が取り付けられている。
さらに、印画紙搬送系PTの搬送経路の途中には、印画紙マガジン6から引き出された長尺の印画紙2を設定プリントサイズに切断するカッタ11と、印画紙2の搬送列を複数の搬送列に振り分けるための振り分け装置12とが設けられている。
〔画像露光装置EXの構成〕
画像露光装置EXは、印画紙2を露光して潜像を形成する露光ユニット13と、露光ユニット13を制御する露光制御装置14とを主要部としている。
〔露光ユニット13の構成〕
露光ユニット13は、画像データが示す階調値に応じた強度に変調された光ビームを印画紙2上で走査して、印画紙2上に画像の潜像を形成するいわゆるレーザビーム走査露光方式を採用している。図2に、露光ユニット13及び露光制御装置14のブロック構成図に示す。露光ユニット13には、赤色用光源装置21と、緑色用光源装置22と、青色用光源装置23と、緑色用光源装置22及び青色用光源装置23から出射した光ビームを強度変調するための音響光学変調素子(以下、「AOM素子」と略記する)24と、光ビームの光路を屈曲させるミラー25と、球面レンズ26と、シリンドリカルレンズ27と、図示を省略するモータにて自身の中心軸周りに回転駆動されるポリゴンミラー28と、f−θ特性及び面倒れ補正機能を有するレンズ群29とが含まれている。
〔赤色用光源装置21の構成〕
赤色用光源装置21は、図3に概略的に示すように、光源として赤色レーザ光を出射するレーザダイオード(LD)31と、レーザダイオード31の出射光を集光する集光レンズ32と、レーザダイオード31の出射光を光出力検出用の光ビーム(ここでは反射光)と露光対象物である印画紙への照射用の光ビーム(ここでは透過光)とに分岐させるビームスプリッタ33と、ビームスプリッタ33にて分岐した反射光の強度を検出するためのフォトダイオード(PD)34と、レーザダイオード31を加熱又は冷却するためのいわゆるペルチェ素子と呼ばれる熱電変換装置35とを含んでいる。
〔露光制御装置14の構成〕
図2に示すように、露光制御装置14は、上記構成の露光ユニット13を制御するために、データ処理部41と、画像データメモリ42と、3つのD/Aコンバータ43と、2つのAOM制御回路44と、LD制御回路45と、温度制御装置46とを含んでいる。画像データメモリ42は、フィルムスキャナ3により読み取られたデジタル画像データを格納するために設けられている。このデジタル画像データは、主走査方向に沿って露光される露光領域に対応する各画素の階調値を表すデジタル値が連続するものである。
データ処理部41は、画像データメモリ42に格納されるデジタル画像データを取得して、そのデジタル画像データに種々の補正を施して、赤色、緑色及び青色の色ごとに出力データとして出力する。具体的には、データ処理部41は、図示しないルックアップテーブルを参照することにより、画像データメモリ42から取得したデジタル画像データに、印画紙2の発色特性や露光ユニット13の露光特性を考慮した補正を施して、出力データを生成する。そして、この出力データが、後段のD/Aコンバータ43に供給される。
また、本実施の形態では、データ処理部41は、画像データメモリ42に格納されるデジタル画像データを取得した際に、連続する画素(画素A及び画素Bとする)のそれぞれの階調値の差が所定値よりも大きい場合には、D/Aコンバータ43から出力される画像信号のレベルが画素Aの階調値に対応したレベルから画素Bの階調値に対応したレベルに段階的に変化するように、出力データを生成する。なお、後述の図4では、画素Aの階調値は、印画紙2に形成可能な画像の濃度範囲の高濃度に対応し、画素Bの階調値は、印画紙2に形成可能な画像の濃度範囲の中間の濃度に対応している。
D/Aコンバータ43は、赤色、緑色及び青色の色ごとに設けられており、データ処理部41から供給される出力データをD/A変換して、画像信号を出力する。なお、D/Aコンバータ43は、8クロックで1画素に対応した露光領域が印画紙2上に形成されるように画像信号を出力する。そして、D/Aコンバータ43は、画素Aの階調値に対応したレベルから画素Bの階調値に対応したレベルに段階的に変化する画像信号を生成する場合には、画素Aに対応する8クロック分の画像信号のうちの8クロック目のレベルを、画像Aの階調値と画像Bの階調値との間の階調値のレベルとすることにより、画像信号のレベルを段階的に変化させる。8クロック間の画像信号が1画素に対応した露光領域を印画紙2上に形成する時間に相当するので、D/Aコンバータ43は、1画素に対応した露光領域が写真感光材料上に形成される時間(8クロック間)よりも短い時間(1クロック間)で、画像Aの階調値のレベルから画像Bの階調値のレベルに変化した画像信号を出力する。そして、この画像信号が、後段のLD制御回路45に供給される。
LD制御回路45は、赤色に係るD/Aコンバータ43から供給される画像信号に応じて変調された駆動信号を、印画紙2に照射されるレーザ光を出射するレーザダイオード31に供給する。本実施の形態では、LD制御回路45は、画素Aの階調値に対応したレベルから画素Bの階調値に対応したレベルに段階的に変化する画像信号に基づいて、画素Aの階調値に対応したレベルが画素Bの階調値に対応したレベルに段階的に変化する駆動電流(図4(a)参照)をレーザダイオード31に供給する。当該駆動電流が供給されたレーザダイオード31は、図4(b)に示すように、リンギング及びフレアの発生が抑制された出射波形のレーザ光を出射する。レーザダイオード31から出射されるレーザ光の光量と印画紙2に発色される濃度との関係は、図5に示すように、中間の濃度付近では、レーザ光の光量の変化に対して濃度変化が大きい。そのため、レーザダイオード31から出射されるレーザ光の出射波形のレベルに僅かな変動があるだけで、印画紙2に露光される画像に濃度ムラが生じることとなる。
図3に示すように、LD制御回路45は、高周波発生回路51と、電流/電圧変換回路52と、オペアンプ53と、重畳器54とを含んでいる。電流/電圧変換回路52は、フォトダイオード34の出力電流を電圧信号に変換する。オペアンプ53の一方の入力端子にはD/Aコンバータ43からの画像信号が入力され、他方の入力端子には電流/電圧変換回路52からの電圧信号が入力される。オペアンプ53は、D/Aコンバータ43からの画像信号が示す各画素の階調値に応じて大きさの変化する直流電流信号を生成する。この際、オペアンプ53は、電流/電圧変換回路52から入力される電圧信号レベルがD/Aコンバータ43から入力される画像信号レベルと一致するようなフィードバック制御によって、いわゆるAPC(オートパワーコントロール)をかけてレーザダイオード31の出射光量を制御している。
高周波発生回路51は、レーザダイオード31のモードホップを抑制するために設けられたものであって、オペアンプ53の出力端子から出力された直流信号と重畳される高周波電流信号を生成する。高周波発生回路51の出力信号は、フォトダイオード34及び電流/電圧変換回路52により構成されるフィードバックループの応答周波数帯域よりも十分に高い周波数(本実施の形態では数100MHz)を有している。そのため、高周波発生回路51は、オペアンプ53によるレーザダイオード31の出力制御に影響しない。高周波発生回路51が生成した高周波信号は、重畳器54にて、オペアンプ53からの直流信号と重畳される。そして、重畳器54における重畳によって生成された重畳信号が、駆動電流としてレーザダイオード31に供給される。
このようにして、本実施の形態では、画像データに基づいて生成されたD/Aコンバータ43から送られてくるアナログの画像信号によって、レーザダイオード31が直接変調される。換言すると、画像入力装置IRから露光に供されるために送られてくる画像データが示す各画素の階調値に応じて、直接変調にてレーザダイオード31の出射光強度が強度変調される。
AOM制御回路44は、緑色又は青色に係るD/Aコンバータ43からの画像信号に応じて変調された、AOM素子24の駆動信号を生成する。温度制御装置46は、図示を省略する温度センサの検出情報に基づいて、レーザダイオード31の動作温度を調整するための熱電変換装置35を制御する。
本実施の形態では、レーザ光によって連続的に露光される画素A及び画素Bのそれぞれの階調値の差が所定値よりも大きい場合に、レーザダイオード31に供給される駆動電流が画素Aに対応した駆動電流から画素Bに対応した駆動電流Bに段階的に変化されるので、図4及び図6に示したように、画素Aの階調値に対応した駆動電流から画素Bの階調値に対応した駆動電流に急激に変化させる場合に比べて、レーザ光の出射波形にフレアが発生してしまうのを抑制することができる。その結果、印画紙2に露光される画像に濃度ムラが生じてしまうのを抑制することができる。
また、本実施の形態では、駆動電流を段階的に変化させるのに所定の時間(1クロック間)を要したとしても、その所定の時間が1画素に対応した露光領域が写真感光材料上に形成される時間(8クロック間)よりも短い時間であるため、変化途中の駆動電流のレベルが画素Bの階調値に対応した駆動電流のレベルと異なっていても、その駆動電流のレベルの違いによる濃度ムラが印画紙2に形成される画像に現れにくい。つまり、所定の時間(1クロック間)を要して駆動電流を段階的に変化させたとしても、印画紙2に露光される画像に濃度ムラが生じるのを抑制することができる。
印画紙2に形成可能な画像の濃度範囲の中間の濃度は、図5に示すように、レーザ光の出射波形のレベルの変化に対して急激に変化するので、フレアのようにレーザ光の出射波形のレベルが画素Bの階調値に対応した駆動電流に係るレーザ光の出射波形のレベルになだらかに収束する場合でも、濃度ムラが顕著に発生し易い。この場合でも、本実施の形態に係る写真プリントシステムDPでは、フレアの発生を抑制することができるので、印画紙2に露光される画像に中間の濃度の濃度ムラが生じるのを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、画素Aに対応する8クロック分の画像信号のうちの8クロック目のレベルを、画像Aの階調値と画像Bの階調値との間の階調値のレベルとすることにより、画像信号のレベルを段階的に変化させる例について説明したが、本発明はこれに限らず、アナログ的にローパスフィルタを用いて画像信号のレベルを段階的に変化させてもよい。
また、上記実施形態では、目的の階調値(画素Bの階調値)が印画紙に形成可能な画像の濃度範囲の中間の濃度に対応している場合について説明したが、本発明はこれに限らず、目的の階調値が中間の濃度に対応していない場合にも適用可能である。
また、上記実施形態では、高濃度の画素Aの階調値に対応したレベルから、中間の濃度の画素Bの階調値に対応したレベルに段階的に変化するように駆動信号を制御する例について説明したが、本発明はこれに限らず、低濃度の画素の階調値に対応したレベルから、中間の濃度又は高濃度の画素の階調値に対応したレベルに段階的に変化するように駆動信号を制御してもよい。
また、上記実施形態では、赤色用光源装置21において光源として赤色レーザ光を出射するレーザダイオード31を用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、例えば、青色用光源装置23において光源として青色レーザ光を出射するレーザダイオードを用いることも可能である。この場合でも、上記実施形態と同様に、当該レーザダイオードから出射される青色レーザ光によって連続的に露光される画素A及び画素Bのそれぞれの階調値の差が所定値よりも大きい場合に、レーザダイオードに供給される駆動電流を画素Aに対応した駆動電流から画素Bに対応した駆動電流Bに段階的に変化させることにより、印画紙に露光される画像に濃度ムラが生じるのを抑制することができる。
本発明の一実施の形態に係るレーザ露光装置を含む写真プリントシステムのブロック構成図である。 図1の写真プリントシステムに含まれる露光ユニット及び露光制御装置のブロック構成図である。 図2に描かれた赤色用光源装置及びLD駆動回路の概略図である。 図3に描かれたレーザダイオードに供給される駆動信号と、その駆動信号によりレーザダイオードから出射されるレーザ光の出射波形とを示した図である。 図3に描かれたレーザダイオードから出射されるレーザ光の光量と、そのレーザ光によって露光される画像の濃度との関係を示したグラフである。 レーザ素子に供給される駆動信号と、その駆動信号によりレーザ素子から出射されるレーザ光の出射波形とを示した図である。
符号の説明
DP 写真プリントシステム
IR 画像入力装置
EP 露光・現像装置
EX 画像露光装置
PP 現像処理装置
PT 印画紙搬送系
2 印画紙
13 露光ユニット
14 露光制御装置
21 赤色用光源装置
22 緑色用光源装置
23 青色用光源装置
24 音響光学変調素子(AOM素子)
31 レーザダイオード(LD)
33 ビームスプリッタ
34 フォトダイオード(PD)
35 熱電変換装置
41 データ処理部
42 画像データメモリ
43 D/Aコンバータ
44 AOM制御回路
45 LD駆動回路
46 温度制御装置
51 高周波発生回路
52 電流/電圧変換回路
53 オペアンプ
54 重畳器

Claims (3)

  1. 写真感光材料を露光するためのレーザ光を出射するレーザ素子と、
    画像データに含まれる各画素に対応した階調値に応じて変調されたレーザ光が前記レーザ素子から出射されるように前記レーザ素子に供給される駆動電流を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記レーザ素子から出射されたレーザ光によって連続的に露光される第1画素及び第2画素のそれぞれの階調値の差が所定値よりも大きい場合には、前記第1画素の階調値に対応した駆動電流が前記第2画素の階調値に対応した駆動電流に段階的に変化するように前記レーザ素子に供給される駆動電流を制御することを特徴とするレーザ露光装置。
  2. 前記制御手段は、1画素に対応した露光領域が写真感光材料上に形成される時間よりも短い時間において、前記第1画素の階調値に対応した駆動電流が前記第2画素の階調値に対応した駆動電流に変化するように前記レーザ素子に供給される駆動電流を制御することを特徴とする請求項1に記載のレーザ露光装置。
  3. 前記第2画素の階調値は、写真感光材料に形成可能な画像の濃度範囲の中間の濃度に対応していることを特徴とする請求項1または2に記載のレーザ露光装置。
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