JP3670447B2 - 画像出力装置及び画像出力方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像出力装置に係り、特に、画像に対して予備読み取りを行い、予備読み取りの結果に基づいて本読み取りを行い、この本読み取りにより得られた画像データを画像処理してプリンタ等に出力する画像出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、写真フィルムに記録されているフィルム画像を、CCD等の読取センサを備えたスキャナによって読み取り、該読み取りによって得られた画像データに対して各種の補正等の画像処理を行い、プリンタに出力する画像出力装置が知られている。
【0003】
またネガフィルムはラチチュードが広く濃度が低い画像から濃度が高い画像まで、種々の濃度の画像が存在するので、所望の画質の記録画像や表示画像を得るために、画像出力装置ではフィルム画像を予備的に読み取り(所謂、プレスキャン)、フィルム画像の濃度等に応じた読取条件(例えば、フィルム画像に照射する光の光量やCCDの電荷蓄積時間等)を決定し、決定した読取条件でフィルム画像を読み取っていた(所謂、ファインスキャン)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の画像出力装置ではプレスキャンを一件分、すなわち、写真フィルムの一本分のフィルム画像について行い、プレスキャンにより読み取ったフィルム画像の各々の画像データに基づいてフィルム画像の各々のファインスキャン時の読取条件を決定し、フィルム画像の各々についてファインスキャンを行い、1コマのフィルム画像についてファインスキャンが終了すると、このコマのファインスキャン画像データについて所定の画像処理を行い、画像処理がなされたそのコマの画像データをプリンタに出力し、次いで次のコマについてファインスキャン及び画像処理を行った後、そのコマの画像処理がされた画像データをプリンタに出力するというように、フィルム画像のスキャンニングとプリントとを並行して行うように構成されていた。このため、プリントが終了するまで次の写真フィルムのフィルム画像のスキャンができず、またプレスキャン中にはプリンタは全く動作せず、プリンタの利用効率が低いという問題が有った。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、プリンタの利用効率の向上を図った画像出力装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、予備読み取りと該予備読み取りを行った結果に基づいて決定された読取条件で行われる本読み取りとを長尺状の写真フィルムに記録された一連のフィルム画像各々について連続的に行う読取手段と、前記本読み取りにより得られた前記一連のフィルム画像各々の画像データを蓄積する蓄積手段と、前記一連のフィルム画像について前記予備読み取りが終了したときに、前記読取手段が前記一連のフィルム画像各々の予備読み取りを行った結果に基づいて、フィルム画像の各々の類似度を判定することにより、類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像があるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって、前記一連のフィルム画像のうち、類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像があると判定されたとき、前記類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像各々の画像データに対する画像処理条件については同一または近似した処理条件となるように演算すると共に、前記一連のフィルム画像各々の予備読み取りを行った結果に基づいて、前記本読み取りにより得られた前記一連のフィルム画像各々の画像データに対する画像処理条件を演算する演算手段と、前記蓄積手段に前記一連のフィルム画像の画像データが蓄積された時点で前記蓄積手段より前記本読み取りの画像データを読み出し、前記演算手段により算出された画像処理条件に基づいて前記一連のフィルム画像各々について画像処理を行い、該画像処理した画像データを順次、出力する処理手段と、を有することを特徴とする。
【0007】
上記構成の画像出力装置では、読取手段により予備読み取りと該予備読み取りを行った結果に基づいて決定された読取条件で行われる本読み取りとが長尺状の写真フィルムに記録された一連のフィルム画像各々について連続的に行われる。前記本読み取りにより得られた前記一連(1件分、または類似のシーンの複数画像分)のフィルム画像各々の画像データが蓄積手段に蓄積される。
判定手段は、前記一連のフィルム画像について前記予備読み取りが終了したときに、前記読取手段が前記一連のフィルム画像各々の予備読み取りを行った結果に基づいて、フィルム画像の各々の類似度を判定することにより、類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像があるか否かを判定し、演算手段は、前記判定手段によって、前記一連のフィルム画像のうち、類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像があると判定されたとき、前記類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像各々の画像データに対する画像処理条件については同一または近似した処理条件となるように演算すると共に、前記一連のフィルム画像各々の予備読み取りを行った結果に基づいて、前記本読み取りにより得られた前記一連のフィルム画像各々の画像データに対する画像処理条件を演算する。処理手段は前記蓄積手段に一連のフィルム画像の画像データが蓄積された時点で前記蓄積手段より前記本読み取りの画像データを読み出し、前記演算手段により算出された画像処理条件に基づいて前記一連のフィルム画像各々について画像処理を行い、該画像処理した画像データを順次、出力する。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、本読み取りにより得られた一連のフィルム画像の画像データが蓄積手段に蓄積された時点で所定の画像処理を行い、該画像処理を行った画像データを順次、出力するようにしたので、読取手段により画像の読み取りを行っている期間にもプリンタを利用することができ、プリンタの利用効率の向上を図ることができる。また、演算手段により類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像については同一または近似した処理条件となるように画像処理条件が演算されるので、処理手段より出力される類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像の各画像データは適正な画像処理条件で処理され、プリンタで出力される画像の仕上がり状態のばらつきを抑制することができる、という効果が有る。
【0009】
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像出力装置において、前記予備読み取りを行った結果は、前記予備読み取りによって得られたプレスキャン画像データの画像特徴量であることを特徴とする。
【0010】
上記構成の画像出力装置では、プレスキャン画像データの画像特徴量に基づいて本読み取りの読取条件が決定され、また、フィルム画像の各々の類似度が判定され、フィルム画像各々の画像データに対する画像処理条件が演算される。
【0011】
また請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像出力装置において、前記蓄積手段は、前記本読み取りにより得られた前記一連のフィルム画像各々の画像データを圧縮して蓄積し、前記処理手段は、前記蓄積手段に前記一連のフィルム画像の画像データが蓄積された時点で前記蓄積手段より前記本読み取りの画像データを伸張して読み出し、前記演算手段により算出された画像処理条件に基づいて前記一連のフィルム画像各々について画像処理を行い、該画像処理した画像データを順次、出力することを特徴としている。
上記構成の画像出力装置では、蓄積手段の容量を小さくすることができる。
また請求項4に記載の発明に係る画像出力方法は、予備読み取りと該予備読み取りを行った結果に基づいて決定された読取条件で行われる本読み取りとを長尺状の写真フィルムに記録された一連のフィルム画像各々について連続的に行い、前記本読み取りにより得られた前記一連のフィルム画像各々の画像データを蓄積し、前記一連のフィルム画像について前記予備読み取りが終了したときに、前記一連のフィルム画像各々の予備読み取りを行った結果に基づいて、フィルム画像の各々の類似度を判定することにより、類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像があるか否かを判定し、前記一連のフィルム画像のうち、類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像があると判定されたとき、前記類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像各々の画像データに対する画像処理条件については同一または近似した処理条件となるように演算すると共に、前記一連のフィルム画像各々の予備読み取りを行った結果に基づいて、前記本読み取りにより得られた前記一連のフィルム画像各々の画像データに対する画像処理条件を演算し、前記一連のフィルム画像の画像データが蓄積された時点で前記本読み取りの画像データを読み出し、前記算出された画像処理条件に基づいて前記一連のフィルム画像各々について画像処理を行い、該画像処理した画像データを順次、出力することを特徴としている。
請求項4に記載の発明に係る画像出力方法によれば、本読み取りにより得られた一連のフィルム画像の画像データが蓄積された時点で所定の画像処理を行い、該画像処理を行った画像データを順次、出力するようにしたので、画像の読み取りを行っている期間にもプリンタを利用することができ、プリンタの利用効率の向上を図ることができる。また、類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像については同一または近似した処理条件となるように画像処理条件が演算されるので、出力される類似のシーンを撮影したフィルム画像の各画像データは適正な画像処理条件で処理され、プリンタで出力される画像の仕上がり状態のばらつきを抑制することができる、という効果が有る。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下では、まず本発明の実施形態に係る画像出力装置の一例としてディジタルラボシステムについて説明する。
【0013】
(システム全体の概略構成)
図1には本実施形態に係るディジタルラボシステム10が示されている。このラボシステム10は、図12にその外観を示すようにエリアCCDスキャナ12、ラインCCDスキャナ14、及び画像処理部16を備えた入力部26と、レーザプリンタ部18及びプロセッサ部20を備えた出力部28と、で構成されている。
【0014】
エリアCCDスキャナ12及びラインCCDスキャナ14は、ネガフィルムやリバーサルフィルム等の写真フィルムに記録されているフィルム画像を読み取るためのものであり、例えばエリアCCDスキャナ12は135サイズの写真フィルム、110サイズの写真フィルム、及び透明な磁気層が形成された写真フィルム(240サイズの写真フィルム:所謂APSフィルム)のフィルム画像を読取対象とし、ラインCCDスキャナ14は120サイズ及び220サイズ(ブローニサイズ)の写真フィルムのフィルム画像を読取対象とすることができる。
【0015】
エリアCCDスキャナ12及びラインCCDスキャナ14は、上記の読取対象のフィルム画像をエリアCCD又はラインCCDで読み取り、画像データを出力する。なお、ディジタルラボシステム10は、必ずしもエリアCCDスキャナ12及びラインCCDスキャナ14の両方を備えている必要はなく、例えばフィルム画像の読み取りを行う写真フィルムのサイズが限られている場合は、エリアCCDスキャナ12及びラインCCDスキャナ14の何れか一方(例えばエリアCCDスキャナ12)のみを設けることも可能である。なお、エリアCCDスキャナ12及びラインCCDスキャナ14は本発明の読取手段に対応している。
【0016】
画像処理部16は、エリアCCDスキャナ12やラインCCDスキャナ14から出力された画像データ(スキャン画像データ)が入力されると共に、デジタルカメラでの撮影によって得られた画像データ、フィルム画像以外の原稿(例えば反射原稿等)をスキャナで読み取ることで得られた画像データ、コンピュータで生成された画像データ等(以下、これらをファイル画像データと総称する)を外部から入力する(例えば、メモリカード等の記憶媒体を介して入力したり、通信回線を介して他の情報処理機器から入力する等)ことも可能なように構成されている。
【0017】
画像処理部16は、入力された画像データに対して各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像データとしてレーザプリンタ部18へ出力する。また、画像処理部16は、画像処理を行った画像データを画像ファイルとして外部へ出力する(例えばメモリカード等の記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情報処理機器へ送信する等)ことも可能とされている。
【0018】
レーザプリンタ部18はR、G、Bのレーザ光源を備えており、画像処理部16から入力された記録用画像データに応じて変調したレーザ光を印画紙に照射して、走査露光によって印画紙に画像を記録する。また、プロセッサ部20は、レーザプリンタ部18で走査露光によって画像が記録された印画紙に対し、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。これにより、印画紙上に画像が形成される。
【0019】
(エリアCCDスキャナの構成)
次にエリアCCDスキャナ12の構成について説明する。図2にはエリアCCDスキャナ12の光学系の概略構成が示されている。この光学系は、ハロゲンランプやメタルハライドランプ等から成り写真フィルム22に光を照射する光源30を備えており、光源30の光射出側には、写真フィルム22に照射する光の光量を調節するための絞り32、色分解フィルタユニット34、写真フィルム22に照射する光を拡散光とする光拡散ボックス36が順に配置されている。色分解フィルタユニット34は、R、G、Bの色分解フィルタ34R、34G、34Bが、図2矢印A方向に沿って回転可能とされたターレット34Aに嵌め込まれて構成されている。
【0020】
写真フィルム22は、フィルムキャリア38(図5参照、図2では図示省略)によってフィルム画像の画面中心が光軸Lに一致するように位置決めされる。なお、図2では長尺状の写真フィルム22を示しているが、1コマ毎にスライド用のホルダに保持されたスライドフィルム(リバーサルフィルム)やAPSフィルムについては、各々専用のフィルムキャリアが用意されており(APSフィルム用のフィルムキャリアは磁気層に磁気記録された情報を読み取る磁気ヘッドを有している)、これらの写真フィルムのフィルム画像を位置決めすることも可能とされている。
【0021】
写真フィルム22を挟んで光源30と反対側には、光軸Lに沿って、フィルム画像を透過した光を結像させるレンズユニット40、エリアCCD42が順に配置されている。図2ではレンズユニット40として単一のレンズのみを示しているが、レンズユニット40は、実際には複数枚のレンズから構成されたズームレンズである。エリアCCD42は多数のCCDセルがマトリックス状に配列されたモノクロのCCDであり、受光面がレンズユニット40の結像点位置に一致するように配置されている。
【0022】
また、エリアCCD42にはピエゾアクチュエータ44X、44Yが取付けられている。ピエゾアクチュエータは電圧を加えると歪んで変位を発生するものであり、ピエゾアクチュエータ44X、44Yは、変位の発生方向がエリアCCD42の画素の配列方向(図2の矢印X方向及び矢印Y方向)に沿うように配置されている。また、図示は省略するが、エリアCCD42とレンズユニット40との間にはシャッタが設けられている。
【0023】
図3にはエリアCCDスキャナ12の電気系の概略構成が示されている。コントロール基板には、エリアCCDスキャナ12全体の制御を司るマイクロプロセッサ46が搭載されている。マイクロプロセッサ46にはモータドライバ48が接続されており、モータドライバ48には、絞り32をスライド移動させる絞り駆動モータ50、色分解フィルタユニット34のターレット34Aを回転させるフィルタ駆動モータ54が接続されている。
【0024】
マイクロプロセッサ46は、図示しない電源スイッチのオンオフに連動して光源30を点消灯させる。また、マイクロプロセッサ46は、エリアCCD42によるフィルム画像の読み取り(測光)を行う際に、フィルタ駆動モータ54によってターレット34Aを回転させる。従ってフィルム画像は、エリアCCD42により各成分色毎に順に読み取られることになる。またマイクロプロセッサ46は、絞り駆動モータ50により絞り32をスライド移動させ、エリアCCD42に入射される光量を調節する。
【0025】
また、マイクロプロセッサ46にはピエゾドライバ60を介してピエゾアクチュエータ44X、44Yが接続されている。マイクロプロセッサ46は、単一のフィルム画像に対し、エリアCCD42によって各成分色毎に各々4回読み取りを行わせると共に、各回の読み取りにおいて、ピエゾアクチュエータ44X、44Yにより、エリアCCD42の位置を図2のX方向又はY方向に移動させる。
【0026】
また、マイクロプロセッサ46にはバス62を介してRAM64(例えばSRAM)、ROM66(例えば記憶内容を書換え可能なROM)が接続されていると共に、モータドライバ68が接続されている。モータドライバ68には、レンズユニット40の複数枚のレンズの位置を相対的に移動させることでレンズユニット40のズーム倍率を変更するズーム駆動モータ70、レンズユニット40全体を移動させることでレンズユニット40の結像点位置を光軸Lに沿って移動させるレンズ駆動モータ106が接続されている。マイクロプロセッサ46は、フィルム画像のサイズやトリミングを行うか否か等に応じて、ズーム駆動モータ70によってレンズユニット40のズーム倍率を所望の倍率に変更する。
【0027】
一方、エリアCCD42は、タイミングジェネレータ74と共にCCD基板に搭載されている。
【0028】
タイミングジェネレータ74は、エリアCCD42や後述するA/D変換器82等を動作させるための各種のタイミング信号(クロック信号)を発生する。またタイミングジェネレータ74はマイクロプロセッサ46からの指令に基づいてエリアCCD42の各CCDセルにおける電荷蓄積時間を変更するように制御するタイミング信号を出力するようになっている。
【0029】
エリアCCD42の信号出力端は、CCD基板に搭載された増幅器76、コントロール基板に搭載された増幅器78、80を介してA/D変換器82に接続されている。A/D変換器82の出力端は、相関二重サンプリング回路(CDS)88を介してインタフェース(I/F)回路90に接続されている。CDS88では、フィードスルー信号のレベルを表すフィードスルーデータ及び画素信号のレベルを表す画素データを各々サンプリングし、各画素毎に画素データからフィードスルーデータを減算する。そして、演算結果(各CCDセルでの蓄積電荷量に正確に対応する画素データ)を、I/F回路90を介してスキャン画像データとして画像処理部16へ順次出力する。
【0030】
また、モータドライバ68には、シャッタを開閉させるシャッタ駆動モータ92が接続されている。エリアCCD42の暗出力については、後段の画像処理部16で補正されるが、暗出力レベルは、フィルム画像の読み取りを行っていないときに、マイクロプロセッサ46がシャッタを閉止させることで得ることができる。
【0031】
(ラインCCDスキャナの構成)
次にラインCCDスキャナ14の構成について説明する。なお、エリアCCDスキャナ12と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、エリアCCDスキャナ12と異なる部分についてのみ説明する。
【0032】
図4にはラインCCDスキャナ14の光学系の概略構成が示されている。この光学系は、光源30と光拡散ボックス36との間に、絞り32及び色分解フィルタユニット34に代えて、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の調光フィルタ114C、114M、114Yが射出光の光軸Lに沿って順に設けられており、エリアCCD42に代えてラインCCD116が設けられている。本実施形態では、ラインCCD116として、CCDセルがライン状に配列されて成るCCDセル列が3ライン設けられ、各ラインの光入射側にR、G、Bの色分解フィルタの何れかが各々取付けられた3ラインカラーCCDを用いている。
【0033】
ラインCCDスキャナ14の電気系の構成については図示を省略するが、フィルタ駆動モータ54は、調光フィルタ114C、114M、114Yを各々独立に移動可能とされている。また、ラインCCD116からはR、G、Bの測光信号が並列に出力されるので、図3に示した増幅器76、78、80、A/D変換器82、CDS88から成る信号処理系も3系統設けられており、I/F回路90からは、スキャン画像データとしてR、G、Bの画像データが並列に出力される。
【0034】
(画像処理部の構成)
次に画像処理部16の構成について図5を参照して説明する。画像処理部16は、エリアCCDスキャナ12に対応してエリアスキャナ補正部120が設けられていると共に、ラインCCDスキャナ14に対応してラインスキャナ補正部122が設けられている。
【0035】
エリアスキャナ補正部120は、暗補正回路124、欠陥画素補正部128、明補正回路130を備えている。暗補正回路124は、エリアCCD42の光入射側がシャッタにより遮光されている状態で、エリアCCDスキャナ12から入力された画像データ(エリアCCD42の暗出力レベルを表すデータ)を各画素毎に記憶しておき、エリアCCDスキャナ12から入力されたスキャン画像データから各画素毎に前記暗出力レベルを減ずることによって補正する。
【0036】
また、エリアCCD42の光電変換特性は各CCDセル単位でのばらつきもある。欠陥画素補正部128の後段の明補正回路130では、エリアCCDスキャナ12に画面全体が一定濃度の調整用のフィルム画像がセットされている状態で、エリアCCD42で前記調整用のフィルム画像を読み取ることによりエリアCCDスキャナ12から入力された調整用のフィルム画像の画像データ(この画像データが表す各画素毎の濃度のばらつきは各CCDセルの光電変換特性のばらつきに起因する)に基づいて各画素毎にゲインを定めておき、エリアCCDスキャナ12から入力された読取対象のフィルム画像の画像データを各画素毎に補正する。
【0037】
一方、調整用のフィルム画像の画像データにおいて、特定の画素の濃度が他の画素の濃度と大きく異なっていた場合には、前記特定の画素に対応するCCDセルには何らかの異常があり、前記特定の画素は欠陥画素と判断できる。欠陥画素補正部128は調整用のフィルム画像の画像データに基づき欠陥画素のアドレスを記憶しておき、エリアCCDスキャナ12から入力された読取対象のフィルム画像の画像データのうち、欠陥画素のデータについては周囲の画素のデータから補間してデータを新たに生成する。
【0038】
ラインスキャナ補正部122は、上記の暗補正回路124、欠陥画素補正部128、明補正回路130から成る信号処理系が3系統設けられており、ラインCCDスキャナ14から並列に出力されるR、G、Bの画像データを並列に処理する。また、ラインCCD116は3本のライン(CCDセル列)が写真フィルム22の搬送方向に沿って所定の間隔を空けて順に配置されているので、ラインCCDスキャナ14からR、G、Bの各成分色の画像データの出力が開始されるタイミングには時間差がある。ラインスキャナ補正部122は、フィルム画像上で同一の画素のR、G、Bの画像データが同時に出力されるように、各成分色毎に異なる遅延時間で画像データの出力タイミングの遅延を行う。
【0039】
エリアスキャナ補正部120及びラインスキャナ補正部122の出力端はセレクタ132の入力端に接続されており、補正部120、122から出力された画像データはセレクタ132に入力される。また、セレクタ132の入力端は入出力コントローラ134のデータ出力端にも接続されており、入出力コントローラ134からは、外部から入力されたファイル画像データがセレクタ132に入力される。セレクタ132の出力端は入出力コントローラ134、イメージプロセッサ部136A、136Bのデータ入力端に各々接続されている。セレクタ132は、入力された画像データを、入出力コントローラ134、イメージプロセッサ部136A、136Bの各々に選択的に出力可能とされている。
【0040】
イメージプロセッサ部136Aは、メモリコントローラ138、イメージプロセッサ140、画像メモリ141、3個のフレームメモリ142A、142B、142Cを備えている。画像メモリ141は少なくとも1件分、例えば、写真フィルム1本分のフィルム画像の画像データを記憶可能な容量を有している。またフレームメモリ142A、142B、142Cは、各々単一のフィルム画像の画像データを記憶可能な容量を有している。エリアCCDスキャナ12により行われるファインスキャンにより得られたフィルム画像の1件分の画像データはメモリコントローラ138の制御下に画像メモリ141に蓄積され、画像処理する際に画像メモリ141より1コマ分の画像データが順次、読み出され、フレームメモリ142(以下、フレームメモリ142A,142B,142Cのいずれかをいう。)に転送される。このときにメモリコントローラ138は、入力された画像データの各画素のデータが、画像メモリ142の記憶領域に一定の順序で並んで記憶されるように、画像データを画像メモリ142に記憶させる際のアドレスを制御する。
【0041】
イメージプロセッサ140は、フレームメモリ142に記憶された画像データを取込み、階調変換、色変換、画像の超低周波明るさ成分の階調を圧縮するハイパートーン処理、粒状を抑制しながらシャープネスを強調するハイパーシャープネス処理等の各種の画像処理を行う。なお、上記の画像処理の処理条件は、オートセットアップエンジン144(後述)によって自動的に演算され、演算された処理条件に従って画像処理が行われる。
【0042】
イメージプロセッサ140は入出力コントローラ134に接続されており、画像処理を行った画像データは、フレームメモリ142に一旦記憶された後に、所定のタイミングで入出力コントローラ134へ出力される。なお、イメージプロセッサ部136Bは、上述したイメージプロセッサ部136Aと同一の構成であるので説明を省略する。なお、画像メモリ141は本発明の蓄積手段に、またイメージプロセッサ140は本発明の処理手段に対応している。
【0043】
ところで、本実施形態では個々のフィルム画像に対し、エリアCCDスキャナ12により読み取りを2回行う。1回目の読み取り(以下、プレスキャンという)では、フィルム画像の濃度が極端に低い場合(例えばネガフィルムにおける露光不足のネガ画像)にも、エリアCCD42又はラインCCD116で蓄積電荷の飽和が生じないように決定した読取条件でフィルム画像の読み取りが行われる。このプレスキャンによって得られた画像データ(プレスキャン画像データ)は、セレクタ132から入出力コントローラ134に入力され、更に入出力コントローラ134に接続されたオートセットアップエンジン144に出力される。
【0044】
オートセットアップエンジン144は、CPU146、RAM148(例えばDRAM)、ROM150(例えば記憶内容を書換え可能なROM)、入出力ポート152を備え、これらがバス154を介して互いに接続されて構成されている。
【0045】
オートセットアップエンジン144は、フィルム画像に対してプレスキャンを行う際の所定の読取条件をエリアCCDスキャナ12に通知すると共に、入出力コントローラ134からフィルム画像のプレスキャン画像データが入力される毎に該プレスキャン画像データに基づいて、フィルム画像の特徴量(例えば、画像の平均濃度、濃度の最大値、最小値、中間値、濃度ヒストグラムのピーク値における濃度値、濃度ヒストグラムにおける濃度の最大値又は最小値からの累積頻度が所定値のときの濃度値、コントラスト等の画像特徴量)及びファインスキャン時の読取条件を演算し記憶すると共に、エリアCCDスキャナ12にファインスキャン時の読取条件を通知し、ファインスキャンを指示する。
【0046】
更にオートセットアップエンジン144は、写真フィルム22の1件分のフィルム画像について全て、プレスキャン画像データの入力が終了した時点で、写真フィルム22の1件分のフィルム画像について先に求めた画像特徴量を順次、比較してフィルム画像の各々の類似度を判定することにより、類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像が有るか否か判定し、類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像が有った場合には、これらのフィルム画像のファインスキャン画像データに対する画像処理条件については同一又は近似するように決定すると共に、写真フィルム22の1件分のフィルム画像について画像特徴量に基づいてファインスキャン画像データの画像処理条件を決定する。
【0047】
オートセットアップエンジン144は、フィルム画像のファインスキャン画像データに対する画像処理条件をイメージプロセッサ部136のイメージプロセッサ140へ出力する。
【0048】
なお、画像処理の最適な処理条件は、画像処理後の画像データを、レーザプリンタ部18における印画紙への画像の記録に用いるのか、外部へ出力するのか等によっても変化する。画像処理部16には2つのイメージプロセッサ部136A、136Bが設けられているので、例えば、画像データを印画紙への画像の記録に用いると共に外部へ出力する等の場合には、オートセットアップエンジン144は各々の用途に最適な処理条件を各々演算し、イメージプロセッサ部136A、136Bへ出力する。これにより、イメージプロセッサ部136A、136Bでは、同一のファインスキャン画像データに対し、互いに異なる処理条件で画像処理が行われる。
【0049】
更に、オートセットアップエンジン144は、入出力コントローラ134から入力されたフィルム画像のプレスキャン画像データに基づいて、レーザプリンタ部18で印画紙に画像を記録する際のグレーバランス等を規定する画像記録用パラメータを算出し、レーザプリンタ部18に記録用画像データ(後述)を出力する際に同時に出力する。なお、オートセットアップエンジン144は、本発明の演算手段に対応している。
【0050】
入出力コントローラ134はI/F回路156を介してレーザプリンタ部18に接続されている。画像処理後の画像データを印画紙への画像の記録に用いる場合には、イメージプロセッサ部136で画像処理が行われた画像データは、入出力コントローラ134からI/F回路156を介し記録用画像データとしてレーザプリンタ部18へ出力される。また、オートセットアップエンジン144はパーソナルコンピュータ158に接続されている。画像処理後の画像データを画像ファイルとして外部へ出力する場合には、イメージプロセッサ部136で画像処理が行われた画像データは、入出力コントローラ134からオートセットアップエンジン144を介してパーソナルコンピュータ158に出力される。
【0051】
パーソナルコンピュータ158は、CPU160、メモリ162、ディスプレイ164、キーボード166、ハードディスク168、CD−ROMドライバ170、搬送制御部172、拡張スロット174、画像圧縮/伸長部176を備えており、これらがバス178を介して互いに接続されて構成されている。搬送制御部172はフィルムキャリア38に接続されており、フィルムキャリア38による写真フィルム22の搬送を制御する。また、フィルムキャリア38にAPSフィルムがセットされた場合には、フィルムキャリア38がAPSフィルムの磁気層から読み取った情報(例えば画像記録サイズ等)が入力される。
【0052】
また、メモリカード等の記憶媒体に対してデータの読出し/書込みを行うドライバ(図示省略)や、他の情報処理機器と通信を行うための通信制御装置は、拡張スロット174を介してパーソナルコンピュータ158に接続される。入出力コントローラ134から外部への出力用の画像データが入力された場合には、前記画像データは拡張スロット174を介して画像ファイルとして外部(前記ドライバや通信制御装置等)に出力される。また、拡張スロット174を介して外部からファイル画像データが入力された場合には、入力されたファイル画像データは、オートセットアップエンジン144を介して入出力コントローラ134へ出力される。この場合、入出力コントローラ134では入力されたファイル画像データをセレクタ132へ出力する。
【0053】
なお、画像処理部16は、プレスキャン画像データ等をパーソナルコンピュータ158に出力し、エリアCCDスキャナ12やラインCCDスキャナ14で読み取られたフィルム画像をディスプレイ164に表示したり、印画紙に記録することで得られる画像を推定してディスプレイ164に表示し、キーボード166を介してオペレータにより画像の修正等が指示されると、これを画像処理の処理条件に反映することも可能とされている。
【0054】
(レーザプリンタ部及びプロセッサ部の構成)
次にレーザプリンタ部18及びプロセッサ部20の構成について説明する。図6には、レーザプリンタ部18の露光部の光学系の構成が示されている。レーザプリンタ部18は、レーザ光源210R、210G、210Bの3個のレーザ光源を備えている。レーザ光源210RはRの波長のレーザ光を射出する半導体レーザ(LD)で構成されている。また、レーザ光源210Gは、LDと、該LDから射出されたレーザ光を1/2の波長のレーザ光に変換する波長変換素子(SHG)から構成されており、SHGからGの波長のレーザ光が射出されるようにLDの発振波長が定められている。同様に、レーザ光源210BもLDとSHGから構成されており、SHGからBの波長のレーザ光が射出されるようにLDの発振波長が定められている。
【0055】
レーザ光源210R、210G、210Bのレーザ光射出側には、各々コリメータレンズ212、音響光学光変調素子(AOM)214が順に配置されている。AOM214は、入射されたレーザ光が音響光学媒質を透過するように配置されていると共に、AOMドライバ216(図7参照)に接続されており、AOMドライバ216から高周波信号が入力されると、音響光学媒質内を前記高周波信号に応じた超音波が伝搬し、音響光学媒質を透過するレーザ光に音響光学効果が作用して回折が生じ、前記高周波信号の振幅に応じた強度のレーザ光がAOM214から回折光として射出される。
【0056】
AOM214の回折光射出側にはポリゴンミラー218が配置されており、各AOM214から回折光として各々射出されたR、G、Bの波長の3本のレーザ光は、ポリゴンミラー218の反射面上の略同一の位置に照射され、ポリゴンミラー218で反射される。ポリゴンミラー218のレーザ光射出側にはfθレンズ220、平面ミラー222が配置されており、ポリゴンミラー218で反射された3本のレーザ光はfθレンズ220を透過し、平面ミラー222で反射されて印画紙224に照射される。
【0057】
図7にはレーザプリンタ部18及びプロセッサ部20の電気系の概略構成が示されている。レーザプリンタ部18は画像データを記憶するフレームメモリ230を備えている。フレームメモリ230はI/F回路232を介して画像処理部16に接続されており、画像処理部16から入力された記録用画像データ(印画紙224に記録すべき画像の各画素毎のR、G、B濃度を表す画像データ)はI/F回路232を介してフレームメモリ230に一旦記憶される。フレームメモリ230はD/A変換器234を介して露光部236に接続されていると共に、プリンタ部制御回路238に接続されている。
【0058】
露光部236は、前述のようにLD(及びSHG)から成るレーザ光源210を3個備えていると共に、AOM214及びAOMドライバ216も3系統備えており、ポリゴンミラー218、ポリゴンミラー218を回転させるモータを備えた主走査ユニット240が設けられている。露光部236はプリンタ部制御回路238に接続されており、プリンタ部制御回路238によって各部の動作が制御される。
【0059】
印画紙224への画像の記録を行う場合、プリンタ部制御回路238は、記録用画像データが表す画像を走査露光によって印画紙224に記録するために、画像処理部16から入力された画像記録用パラメータに基づき、記録用画像データに対して各種の補正を行って走査露光用画像データを生成し、フレームメモリ230に記憶させる。そして、露光部236のポリゴンミラー218を回転させ、レーザ光源210R、210G、210Bからレーザ光を射出させると共に、生成した走査露光用画像データをフレームメモリ230からD/A変換器234を介して露光部236へ出力させる。これにより、走査露光用画像データがアナログ信号に変換されて露光部236に入力される。
【0060】
AOMドライバ216は、入力されたアナログ信号のレベルに応じてAOM214に供給する超音波信号の振幅を変化させ、AOM214から回折光として射出されるレーザ光の強度をアナログ信号のレベル(すなわち、印画紙224に記録すべき画像の各画素のR濃度及びG濃度及びB濃度の何れか)に応じて変調する。従って、3個のAOM214からは印画紙224に記録すべき画像のR、G、B濃度に応じて強度変調されたR、G、Bのレーザ光が射出され、これらのレーザ光はポリゴンミラー218、fθレンズ220、ミラー222を介して印画紙224に照射される。
【0061】
そして、ポリゴンミラー218の回転に伴って各レーザ光の照射位置が図f矢印B方向に沿って走査されることにより主走査が成され、印画紙224が図f矢印C方向に沿って一定速度で搬送されることによりレーザ光の副走査が成され、走査露光によって印画紙224に画像が記録される。走査露光によって画像が記録された印画紙224はプロセッサ部20へ送り込まれる。
【0062】
プリンタ部制御回路238にはプリンタ部ドライバ242が接続されており、プリンタ部ドライバ242には、露光部236に対して送風するファン244、レーザプリンタ部に装填されたマガジンに収納されている印画紙をマガジンから引き出すためのマガジンモータ246が接続されている。また、プリンタ部制御回路238には、印画紙224の裏面に文字等をプリントするバックプリント部248が接続されている。これらのファン244、マガジンモータ246、バックプリント部248はプリンタ部制御回路238によって作動が制御される。
【0063】
また、プリンタ部制御回路238には、未露光の印画紙224が収納されるマガジンの着脱及びマガジンに収納されている印画紙のサイズを検出するマガジンセンサ250、オペレータが各種の指示を入力するための操作盤252、プロセッサ部20で現像等の処理が行われて可視化された画像の濃度を測定する濃度計254、プロセッサ部20のプロセッサ部制御回路256が接続されている。
【0064】
プロセッサ部制御回路256には、プロセッサ部20の機体内の印画紙搬送経路を搬送される印画紙224の通過の検出や、処理槽内に貯留されている各種の処理液の液面位置の検出等を行う各種センサ258が接続されている。
【0065】
また、プロセッサ部制御回路256には、現像等の処理が完了して機体外に排出された印画紙を所定のグループ毎に仕分けするソータ260、処理槽内に補充液を補充する補充システム262、ローラ等の洗浄を行う自動洗浄システム264が接続されていると共に、プロセッサ部ドライバ266を介して、各種ポンプ/ソレノイド268が接続されている。これらのソータ260、補充システム262、自動洗浄システム264、及び各種ポンプ/ソレノイド268はプロセッサ部制御回路256によって作動が制御される。
【0066】
(フィルムキャリアの構成)
次に図8を参照してフィルムキャリア38の構成について説明する。なお、図8はフィルムキャリア38がエリアCCDスキャナ12にセットされた状態を示している(但し、図8では絞り32、色分解フィルタユニット34、光拡散ボックス36等の図示は省略している。)が、フィルムキャリア38はラインCCDスキャナ14にセットすることも可能である。
【0067】
フィルムキャリア38は、光源30からの射出光の光軸Lを中心として両側に各々配置された搬送ローラ対280、282を備えている。搬送ローラ対280、282は各々、モータ284、286の駆動力が伝達されて回転され、この搬送ローラ対280、282の回転に伴い、搬送ローラ対280、282に挟持された写真フィルム22は光軸Lを横切って搬送される。モータ284、286はドライバ288、290を介して搬送制御部172に接続されている。また写真フィルム22の搬送路と光軸Lとが交差する位置には、光源30から射出され写真フィルム22の画像記録範囲外を透過する光を遮光すると共に、遮光範囲を変更可能なマスク292が配置されている。
本発明の実施の形態に係る画像出力装置の動作として、写真フィルム22に記録されたフィルム画像の読み取りを行う際に画像処理部16のオートセットアップエンジン144により実行される読取条件演算処理(図9)、搬送制御部172により実行されるフィルム画像読取処理(図10)及びイメージプロッセッサ140により実行される画像処理(図11)について説明する。尚、以下ではフィルム画像の読み取りを、フィルムキャリア38がセットされたエリアCCDスキャナ12で行う場合を例にとり説明する。
【0068】
読取条件演算処理では、ステップ400において、フィルム画像に対してプレスキャンを行う際の所定の読取条件(エリアCCD42が飽和しないことを前提とする)をエリアCCDスキャナ12に対して通知すると共に、エリアCCDスキャナ12及び搬送制御部172に対し写真フィルム22に記録されたフィルム画像に対するプレスキャンの実行を指示する。次のステップ402ではプレスキャン画像データが入力されたか否か判定し、この判定が肯定されるまで待機する。 プレスキャン画像データが入力されるとステップ402の判定が肯定されてステップ404へ移行し、入力されたプレスキャン画像データに基づき、フィルム画像の平均濃度等の画像特徴量を演算し、演算された画像特徴量に基づいて同一のフィルム画像に対してファインスキャンを行う際の読取条件を演算し、この読取条件及び前記画像特徴量をRAM148に記憶する。
【0069】
次にステップ408で先に演算してRAM148に記憶した各フィルム画像に対するファインスキャン時の読取条件をエリアCCDスキャナ12に対して通知し、エリアCCDスキャナ12及び搬送制御部172に対し、ファインスキャンの実行を指示する。
【0070】
更にステップ410では1本の写真フィルム22に記録されている全てのフィルム画像のプレスキャンが終了したか否か判定し、この判定が否定された場合にはステップ402に戻り、ステップ402〜410の処理を繰り返す。またステップ410の判定が肯定された場合にはステップ412に移行し、ステップ412でRAM148に記憶されている写真フィルム22のフィルム画像の画像特徴量を順次、比較して類似のシーンを撮影したフィルム画像のデータか否かを判定し、類似のシーンを撮影したフィルム画像については同一又は近似した画像処理条件となるように画像処理条件を決定すると共に、1本の写真フィルム22のフィルム画像の全てについて画像特徴量に基づいて画像処理条件(画像の拡大縮小率、画像の各周波数成分毎の強調度(ゲイン)、階調変換条件等)を決定してRAM148に記憶する。
【0071】
次いでステップ414では、先に演算してRAM148に記憶した各フィルム画像のファインスキャン画像データに対する画像処理の処理条件をイメージプロセッサ部136のイメージプロセッサ140に通知する。
【0072】
一方、フィルム画像読取処理では、ステップ500でプレスキャンの実行が指示されたか否か判定し、この判定が肯定されるまで待機する。プレスキャンの実行が指示されると、ステップ500の判定が肯定され、次のステップ502において、フィルムキャリア38は写真フィルム22を所定方向に1コマ分、搬送する。
【0073】
更にステップ504では、エリアCCD42によるフィルム画像読取位置にフィルム画像が到達したか否か判定し、この判定が肯定されるまで待機する。ステップ504の判定が肯定されると、ステップ506において、エリアCCDスキャナ12のエリアCCD42により、オートセットアップエンジン144から通知されたプレスキャン時の読取条件に従ってフィルム画像が読み取られ、読み取りによって得られた画像データがプレスキャン画像データとして画像処理部16に出力される。ステップ508ではファインスキャンの実行が指示されたか否か判定し、この判定が肯定されるまで待機する。ファインスキャンの実行が指示されると、ステップ508の判定が肯定され、次のステップ510において、エリアCCDスキャナ12のエリアCCD42により、オートセットアップエンジン144から通知されたファインスキャン時の読取条件に従ってフィルム画像が読み取られ、読み取りによって得られた画像データがファインスキャン画像データとして画像処理部16に出力される。このファインスキャン画像データは画像メモリ141に順次、記憶され、蓄積される。なお、ファインスキャン画像データを画像メモリ141に蓄積する際にデータを圧縮して蓄積させ、画像メモリ141より圧縮されたファインスキャン画像データを読み出す際に該画像データを伸長するようにしてもよい。このようにすれば画像メモリ142の容量を小さくすることができる。
【0074】
更にステップ512では写真フィルム22の1本分のフィルム画像の全てについてプレスキャン及びファインスキャンが終了したか否か判定する。この判定が否定された場合にはステップ502に戻り、ステップ502〜512の処理を繰り返す。このようにしてエリアCCD42によるフィルム画像読取位置にフィルム画像が到達する毎に、上記のステップ506、510が繰り返されることにより、フィルム画像が写真フィルムの往路方向先頭側から順に(往路方向先頭から順に1,2,…,nのコマ番号を各フィルム画像に付したとすると、コマ番号1,2,…,nの順に)、各フィルム画像についてプレスキャン及びファインスキャンが連続的に行われ、これらの読み取りによって得られた画像データがそれぞれ、プレスキャン画像データ、ファインスキャン画像データとして画像処理部16に順に出力される。尚、このプレスキャンにおける読取条件としては、大多数のフィルム画像(濃度が所定範囲内のフィルム画像)を精度良く読み取ることができ、濃度が低いフィルム画像を読み取る場合にもエリアCCD42が飽和しないような標準的な読取条件が用いられる。
【0075】
全てのフィルム画像の読み取り(プレスキャン及びファインスキャン)が終了するとステップ512の判定が肯定され、フィルム画像読み取り処理の実行を終了する。
【0076】
次にイメージプロセッサ140により実行される画像処理(図11)の内容について説明する。まずステップ600において写真フィルム22の1件分(例えば、写真フィルム1本分)のフィルム画像のファインスキャン画像データが画像メモリ141に蓄積されたか否か判定する。この判定が否定された場合には肯定されるまで待機する。ステップ600の判定が肯定された場合にはステップ602で写真フィルム22の各フィルム画像の1コマ分のファインスキャン画像データを画像メモリ141より読み出し、このファインスキャン画像データはフレームメモリ142に転送される。次のステップ604ではステップ602で読み出されたファインスキャン画像データについてオートセットアップエンジン144から通知された画像処理条件でこの処理条件に応じた画像処理を行う。次いでステップ606ではステップ604で画像処理された画像データがフレームメモリ142よりレーザプリンタ部18に出力される。
【0077】
更にステップ608では、写真フィルム22の1件分のフィルム画像の画像データ(ステップ604で画像処理されたもの)がレーザプリンタ部18に出力されたか否かを判定する。この判定が否定された場合にはステップ602に戻り、ステップ602〜608の処理を繰り返す。写真フィルム22の1件分のフィルム画像の画像データ(ステップ604で画像処理されたもの)がレーザプリンタ部18に出力され、ステップ608の判定が肯定されると、このファインスキャン画像データの画像処理を終了する。
【0078】
このようにしてオートセットアップエンジン144から通知された画像処理条件でこの処理条件に応じた画像処理された画像データが順次、レーザプリンタ部18に出力され、レーザプリンタ部18では印画紙224に画像が記録される。
【0079】
レーザプリンタ部18で印刷動作が行われている間に読取手段としてのエリアCCDスキャナ12は次の写真フィルム22のフィルム画像の読み取りを行う。
【0080】
本発明の実施の形態に係る画像出力装置によれば、ファインスキャンにより得られた写真フィルムのフィルム画像の画像データが画像メモリ141に1件分、蓄積された時点でイメージプロセッサ140は、所定の画像処理を行い、該画像処理を行った画像データを順次、出力するようにしたので、エリアCCDスキャナ12により次のフィルムの画像の読み取りを行っている期間にもプリンタを利用して既に読み取ったフィルムをプリントすることができ、プリンタの利用効率の向上を図ることができる。
【0081】
また本発明の実施の形態に係る画像出力装置によれば、オートセットアップエンジン144により類似のシーンを撮影したフィルム画像については同一または類似した処理条件となるように画像処理条件が演算されるので、イメージプロセッサ140より出力される類似のシーンを撮影したフィルム画像の各画像データは適正な画像処理条件で処理され、レーザプリンタ部18で出力される画像の仕上がり状態のばらつきを抑制することができる。
【0082】
なお、本実施の形態に係る画像出力装置ではフィルム画像の読み取りにエリアCCDスキャナ12で行う場合について述べたが、ラインCCDスキャナ14でフィルム画像を読み取る場合も同様であるので説明を省略する。ラインCCDスキャナ14で図10に示したように写真フィルム22の各フィルム画像についてプレスキャン及びファインスキャンを連続的に行う場合にラインCCDスキャナ14を2つ、並設し、一方のラインCCDスキャナ14をプレスキャン用とし、他方のラインCCDスキャナ14をファインスキャン用とするように画像出力装置を構成してもよい。この場合には写真フィルム22をフィルムキャリア38により一方向に搬送するだけでプレスキャン及びファインスキャンを行うことができる。
【0083】
また一つのラインCCDスキャナ14で写真フィルム22の各フィルム画像についてプレスキャン及びファインスキャンを連続的に行うことも可能である。この場合には写真フィルム22の各コマ毎に写真フィルム22をフィルムキャリア38により一方向に所定速度で搬送してプレスキャンを行い、次いで前記一方向と反対の方向にファインスキャンに適した速度で搬送してファインスキャンを行うことを繰り返してスキャンすればよい。
【0084】
また上記ではフィルム画像の読み取りを行うスキャナとして、読取対象の写真フィルムのサイズが異なるエリアCCDスキャナ12及びラインCCDスキャナ14を設けていたが、これに代えて、各種サイズの写真フィルムのフィルム画像を全て読み取り可能なスキャナ(ラインスキャナが好適である)を設けてもよい。
【0085】
請求項1に記載の発明によれば、本読み取りにより得られた一連のフィルム画像の画像データが蓄積手段に蓄積された時点で所定の画像処理を行い、該画像処理を行った画像データを順次、出力するようにしたので、読取手段により画像の読み取りを行っている期間にもプリンタを利用することができ、プリンタの利用効率の向上を図ることができる。また、演算手段により類似のシーンを撮影したフィルム画像については同一または近似した処理条件となるように画像処理条件が演算されるので、処理手段より出力される類似のシーンを撮影したフィルム画像の各画像データは適正な画像処理条件で処理され、プリンタで出力される画像の仕上がり状態のばらつきを抑制することができる、という効果が有る。
【0086】
また請求項3に記載の発明によれば、本読み取りにより得られた一連のフィルム画像各々の画像データを圧縮して蓄積するようにしたので、蓄積手段の容量を小さくすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、本読み取りにより得られた一連のフィルム画像の画像データが蓄積された時点で所定の画像処理を行い、該画像処理を行った画像データを順次、出力するようにしたので、画像の読み取りを行っている期間にもプリンタを利用することができ、プリンタの利用効率の向上を図ることができる。また、類似のシーンを撮影したフィルム画像については同一または近似した処理条件となるように画像処理条件が演算されるので、出力される類似のシーンを撮影したフィルム画像の各画像データは適正な画像処理条件で処理され、プリンタで出力される画像の仕上がり状態のばらつきを抑制することができる、という効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像出力装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】図1におけるエリアCCDスキャナの光学系の概略構成図。
【図3】図1におけるエリアCCDスキャナの電気系の構成を示すブロック図。
【図4】図1におけるラインCCDスキャナの光学系の概略構成図。
【図5】図1における画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図6】図1におけるレーザプリンタ部の露光部の光学系の概略構成図である。
【図7】図1におけるレーザプリンタ部及びプロセッサ部の電気系の構成を示すブロック図。
【図8】図5におけるフィルムキャリアの概略構成図。
【図9】本発明の実施の形態に係る画像出力装置による読取条件演算処理の内容を示すフローチャート。
【図10】本発明の実施の形態に係る画像出力装置によるフィルム画像読み取り処理の内容を示すフローチャート。
【図11】本発明の実施の形態に係る画像出力装置による画像処理の内容を示すフローチャート。
【図12】本発明の実施の形態に係る画像出力装置の外観構成を示す斜視図。
【符号の説明】
10 ディジタルラボシステム
12 エリアCCDスキャナ
14 ラインCCDスキャナ
16 画像処理部
18 レーザプリンタ部
20 プロセッサ部
22 写真フィルム
26 入力部
28 出力部
38 フィルムキャリア
42 エリアCCD
140 イメージプロセッサ
141 画像メモリ
142 フレームメモリ
144 オートセットアップエンジン
172 搬送制御部

Claims (4)

  1. 予備読み取りと該予備読み取りを行った結果に基づいて決定された読取条件で行われる本読み取りとを長尺状の写真フィルムに記録された一連のフィルム画像各々について連続的に行う読取手段と、
    前記本読み取りにより得られた前記一連のフィルム画像各々の画像データを蓄積する蓄積手段と、
    前記一連のフィルム画像について前記予備読み取りが終了したときに、前記読取手段が前記一連のフィルム画像各々の予備読み取りを行った結果に基づいて、フィルム画像の各々の類似度を判定することにより、類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像があるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、前記一連のフィルム画像のうち、類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像があると判定されたとき、前記類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像各々の画像データに対する画像処理条件については同一または近似した処理条件となるように演算すると共に、前記一連のフィルム画像各々の予備読み取りを行った結果に基づいて、前記本読み取りにより得られた前記一連のフィルム画像各々の画像データに対する画像処理条件を演算する演算手段と、
    前記蓄積手段に前記一連のフィルム画像の画像データが蓄積された時点で前記蓄積手段より前記本読み取りの画像データを読み出し、前記演算手段により算出された画像処理条件に基づいて前記一連のフィルム画像各々について画像処理を行い、該画像処理した画像データを順次、出力する処理手段と、
    を有することを特徴とする画像出力装置。
  2. 前記予備読み取りを行った結果は、前記予備読み取りによって得られたプレスキャン画像データの画像特徴量である請求項1に記載の画像出力装置。
  3. 前記蓄積手段は、前記本読み取りにより得られた前記一連のフィルム画像各々の画像データを圧縮して蓄積し、
    前記処理手段は、前記蓄積手段に前記一連のフィルム画像の画像データが蓄積された時点で前記蓄積手段より前記本読み取りの画像データを伸張して読み出し、前記演算手段により算出された画像処理条件に基づいて前記一連のフィルム画像各々について画像処理を行い、該画像処理した画像データを順次、出力する請求項1又は2に記載の画像出力装置。
  4. 予備読み取りと該予備読み取りを行った結果に基づいて決定された読取条件で行われる本読み取りとを長尺状の写真フィルムに記録された一連のフィルム画像各々について連続的に行い、
    前記本読み取りにより得られた前記一連のフィルム画像各々の画像データを蓄積し、
    前記一連のフィルム画像について前記予備読み取りが終了したときに、前記一連のフィルム画像各々の予備読み取りを行った結果に基づいて、フィルム画像の各々の類似度を判定することにより、類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像があるか否かを判定し、
    前記一連のフィルム画像のうち、類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像があると判定されたとき、前記類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像各々の画像データに対する画像処理条件については同一または近似した処理条件となるように演算すると共に、前記一連のフィルム画像各々の予備読み取りを行った結果に基づいて、前記本読み取りにより得られた前記一連のフィルム画像各々の画像データに対する画像処理条件を演算し、
    前記一連のフィルム画像の画像データが蓄積された時点で前記本読み取りの画像データを読み出し、前記算出された画像処理条件に基づいて前記一連のフィルム画像各々について画像処理を行い、該画像処理した画像データを順次、出力することを特徴とする画像出力方法。
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