JPH1132218A - 欠陥画素修正装置及び欠陥画素修正方法 - Google Patents

欠陥画素修正装置及び欠陥画素修正方法

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JPH1132218A
JPH1132218A JP9185488A JP18548897A JPH1132218A JP H1132218 A JPH1132218 A JP H1132218A JP 9185488 A JP9185488 A JP 9185488A JP 18548897 A JP18548897 A JP 18548897A JP H1132218 A JPH1132218 A JP H1132218A
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defective
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JP9185488A
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Hiromasa Suzuki
宏昌 鈴木
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像センサの歩留りを良くすると共に、塵、
埃、傷等の外的要因に起因する欠陥画素の画像データを
修正することができる欠陥画素修正装置及び欠陥画素修
正方法を得る。 【解決手段】 暗電流補正部124及びシェーディング
補正部128は、エリアCCDスキャナ12を構成する
エリアCCDの画素毎の暗電流値及びシェーディングデ
ータを各々測定し、測定された暗電流値及びシェーディ
ングデータに基づいてエリアCCDの画素毎の欠陥画素
を各々検出し、検出された欠陥画素の画像データを該欠
陥画素の周辺画素の画像データに基づいて各々生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、欠陥画素修正装置
及び欠陥画素修正方法に係り、特に、画像を複数画素に
分割して読み取り画素毎に画像データを出力する画像セ
ンサの欠陥画素の画像データを修正する欠陥画素修正装
置及び欠陥画素修正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像を複数画素に分割して読み取
り画素毎に画像データを出力するエリアCCD、ライン
CCD等の画像センサ(イメージセンサ)が、ディジタ
ルラボシステム、ファクシミリ、光学的文字読取装置
(OCR)、ビデオカメラ等の多くの機器において広く
使用されている。
【0003】従来の画像センサは、画像データの各画素
に対応した複数の光電変換素子を備えており、光電変換
素子の受光面に入射する光量に比例して発生した電荷を
走査し、順次画像データとして出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像センサでは、画像センサを構成する複数の光電
変換素子の欠陥を1画素分も許容しないとすると、画像
センサの歩留りが悪く、従って画像センサが非常に高価
となる、という問題点があった。
【0005】また、上記画像センサを構成する全ての光
電変換素子に欠陥がない場合においても、該画像センサ
を用いて画像データを読み取る際に、画像センサの受光
面付近に塵、埃、傷等が存在する場合、正しい画像デー
タが得られない、という問題点があった。
【0006】また、上記画像センサを照明する際に、画
像センサの受光面全面に対して全く均一に照明すること
は非常に難しく、そのため出力される画像データには、
所謂明るさムラが発生するという問題点もあった。
【0007】本発明は上記問題点を解消するために成さ
れたものであり、画像センサの歩留りを良くすると共
に、塵、埃、傷等の外的要因に起因する欠陥画素の画像
データを修正することができる欠陥画素修正装置及び欠
陥画素修正方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の欠陥画素修正装置は、画像を複数画
素に分割して読み取り画素毎に画像データを出力する画
像センサの画素毎の暗電流値を測定して、暗電流値が所
定値以上である画素を欠陥画素として検出し、該欠陥画
素の画像データを該欠陥画素の周辺画素の画像データに
基づいて生成する第1の欠陥画素補正手段と、前記画像
センサの画素毎のシェーディングを補正するためのシェ
ーディングデータを測定して、シェーディングデータが
所定範囲外である画素を欠陥画素として検出し、該欠陥
画素の画像データを該欠陥画素の周辺画素の画像データ
に基づいて生成する第2の欠陥画素補正手段と、を備え
ている。
【0009】請求項1に記載の欠陥画素修正装置によれ
ば、第1の欠陥画素補正手段によって、画像を複数画素
に分割して読み取り画素毎に画像データを出力する画像
センサの画素毎の暗電流値が測定された後、暗電流値が
所定値以上である画素が欠陥画素として検出され、該欠
陥画素の画像データが該欠陥画素の周辺画素の画像デー
タに基づいて生成される。なお、上記暗電流値は、画像
センサの光入射側に光を入射しない状態において画像セ
ンサ内を流れる電流であり、上記所定値は、欠陥画素の
ない画像センサの画素毎の暗電流値の分布等に基づい
て、欠陥のない画素の暗電流値として許容し得る上限の
値として予め設定されるものである。
【0010】さらに請求項1に記載の欠陥画素修正装置
では、第2の欠陥画素補正手段によって、上記画像セン
サの画素毎のシェーディングを補正するためのシェーデ
ィングデータが測定された後、シェーディングデータが
所定範囲外である画素が欠陥画素として検出され、該欠
陥画素の画像データが該欠陥画素の周辺画素の画像デー
タに基づいて生成される。なお、上記シェーディングデ
ータは画像データのシェーディング補正を行うために予
め測定されて用いられるデータであり、上記所定範囲
は、欠陥画素のない画像センサの画素毎のシェーディン
グデータの分布等に基づいて、欠陥のない画素のシェー
ディングデータの範囲として許容し得る範囲として予め
設定されるものである。
【0011】このように、請求項1に記載の欠陥画素修
正装置によれば、第1の欠陥画素補正手段、及び第2の
欠陥画素補正手段において、各々暗電流値、及びシェー
ディングデータに基づいて欠陥画素が検出され、検出さ
れた欠陥画素の画像データが該欠陥画素の周辺画素の画
像データに基づいて自動的に生成されるので、画像セン
サの画素の欠陥の数をある程度許容することができ、画
像センサの歩留りを良くすることができると共に、塵、
埃、傷等の外的要因に起因する欠陥画素の画像データを
修正することができる。
【0012】請求項2記載の欠陥画素修正装置は、請求
項1記載の欠陥画素修正装置において、前記第1の欠陥
画素補正手段、及び前記第2の欠陥画素補正手段の少な
くとも一方において欠陥画素が検出された場合にアラー
ムを発生するアラーム発生手段をさらに備えている。
【0013】このように、請求項2に記載の欠陥画素修
正装置によれば、請求項1記載の欠陥画素修正装置にお
いて、第1の欠陥画素補正手段、及び第2の欠陥画素補
正手段の少なくとも一方において欠陥画素が検出された
場合、アラームが発生されるので、オペレータに対して
欠陥画素の存在を確実に知らせることができる。従っ
て、本欠陥画素修正装置をハードコピー装置等の出力装
置に適用した場合は、無駄な出力をなくすことができ、
ファクシミリ等の原稿送信装置に適用した場合は、読み
にくい原稿であることを送信する前にオペレータに対し
て知らせることができる。
【0014】なお、請求項3記載の欠陥画素修正装置の
ように、請求項1又は請求項2記載の欠陥画素修正装置
において、前記第1の欠陥画素補正手段、及び前記第2
の欠陥画素補正手段は、前記欠陥画素の画像データを、
該欠陥画素の近傍の画素の画像データ、及びランクフィ
ルタの少なくとも一方を用いて生成することが好まし
い。ここで、上記欠陥画素の近傍の画素には、欠陥画素
に接する1画素、欠陥画素の前後2近傍の画素、欠陥画
素の上下2近傍の画素、欠陥画素の4近傍の画素、欠陥
画素の8近傍の画素等が含まれる。
【0015】また、請求項4記載の欠陥画素修正装置の
ように、前記ランクフィルタはメディアンフィルタであ
ることが好ましい。メディアンフィルタは、処理対象画
素、及び処理対象画素の周囲8近傍の画素の中央値を処
理対象画素の画像データとするものであり、濃度が全体
的に低い画像データに対して適用すると効果が高い。
【0016】また、請求項5記載の欠陥画素修正方法
は、画像を複数画素に分割して読み取り画素毎に画像デ
ータを出力する画像センサの画素毎の暗電流値を測定し
て、暗電流値が所定値以上である画素を欠陥画素として
検出し、該欠陥画素の画像データを該欠陥画素の周辺画
素の画像データに基づいて生成すると共に、前記画像セ
ンサの画素毎のシェーディングを補正するためのシェー
ディングデータを測定して、シェーディングデータが所
定範囲外である画素を欠陥画素として検出し、該欠陥画
素の画像データを該欠陥画素の周辺画素の画像データに
基づいて生成する。
【0017】従って、請求項5記載の欠陥画素修正方法
は、請求項1記載の欠陥画素修正装置と同様に、暗電流
値、及びシェーディングデータに基づいて欠陥画素が検
出され、検出された欠陥画素の画像データが該欠陥画素
の周辺画素の画像データに基づいて自動的に生成される
ので、画像センサの画素の欠陥の数をある程度許容する
ことができ、画像センサの歩留りを良くすることができ
ると共に、塵、埃、傷等の外的要因に起因する欠陥画素
の画像データを修正することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
欠陥画素修正装置をディジタルラボシステムに適用した
場合の実施形態について説明する。
【0019】まず、本実施形態に係るディジタルラボシ
ステムについて説明する。 (システム全体の概略構成)図1には本実施形態に係る
ディジタルラボシステム10の概略構成が示されてお
り、図2にはディジタルラボシステム10の外観が示さ
れている。図1に示すように、このラボシステム10
は、エリアCCDスキャナ12、ラインCCDスキャナ
14、画像処理部16、レーザプリンタ部18、及びプ
ロセッサ部20を含んで構成されており、エリアCCD
スキャナ12及びラインCCDスキャナ14の少なくと
も一方と画像処理部16は、図2に示す入力部26とし
て一体化されており、レーザプリンタ部18及びプロセ
ッサ部20は、図2に示す出力部28として一体化され
ている。
【0020】エリアCCDスキャナ12及びラインCC
Dスキャナ14は、ネガフィルムやリバーサルフィルム
等の写真フィルムに記録されているフィルム画像を読み
取るためのものであり、例えばエリアCCDスキャナ1
2は135サイズの写真フィルム、110サイズの写真
フィルム、及び透明な磁気層が形成された写真フィルム
(240サイズの写真フィルム:所謂APSフィルム)
のフィルム画像を読取対象とし、ラインCCDスキャナ
14は120サイズ及び220サイズ(ブローニサイ
ズ)の写真フィルムのフィルム画像を読取対象とするこ
とができる。
【0021】エリアCCDスキャナ12及びラインCC
Dスキャナ14は、上記の読取対象のフィルム画像を画
像センサとしてのエリアCCD又はラインCCDで読み
取り、画像データを出力する。
【0022】画像処理部16は、エリアCCDスキャナ
12やラインCCDスキャナ14から出力された画像デ
ータ(スキャン画像データ)が入力されると共に、デジ
タルカメラでの撮影によって得られた画像データ、フィ
ルム画像以外の原稿(例えば反射原稿等)をスキャナで
読み取ることで得られた画像データ、コンピュータで生
成された画像データ等(以下、これらをファイル画像デ
ータと総称する)を外部から入力する(例えば、メモリ
カード等の記憶媒体を介して入力したり、通信回線を介
して他の情報処理機器から入力する等)ことも可能なよ
うに構成されている。
【0023】画像処理部16は、入力された画像データ
に対して各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像
データとしてレーザプリンタ部18へ出力する。また、
画像処理部16は、画像処理を行った画像データを画像
ファイルとして外部へ出力する(例えばメモリカード等
の記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情報処
理機器へ送信する等)も可能とされている。
【0024】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザ光源を備えており、画像処理部16から入力された記
録用画像データに応じて変調したレーザ光を印画紙に照
射して、走査露光によって印画紙に画像を記録する。ま
た、プロセッサ部20は、レーザプリンタ部18で走査
露光によって画像が記録された印画紙に対し、発色現
像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。これによ
り、印画紙上に画像が形成される。
【0025】(エリアCCDスキャナの構成)次にエリ
アCCDスキャナ12の構成について説明する。図3に
はエリアCCDスキャナ12の光学系の概略構成が示さ
れている。この光学系は、ハロゲンランプやメタルハラ
イドランプ等から成り写真フィルム22に光を照射する
光源30を備えており、光源30の光射出側には、写真
フィルム22に照射する光の光量を調節するための絞り
32、色分解フィルタユニット34、写真フィルム22
に照射する光を拡散光とする光拡散ボックス36が順に
配置されている。色分解フィルタユニット34は、R、
G、Bの色分解フィルタ34R、34G、34Bが、図
3矢印A方向に沿って回転可能とされたターレット34
Aに嵌め込まれて構成されている。
【0026】写真フィルム22は、フィルムキャリア3
8(図6参照、図3では図示省略)によってフィルム画
像の画面中心が光軸Lに一致するように位置決めされ
る。なお、図3では長尺状の写真フィルム22を示して
いるが、1コマ毎にスライド用のホルダに保持されたス
ライドフィルム(リバーサルフィルム)やAPSフィル
ムについては、各々専用のフィルムキャリアが用意され
ており(APSフィルム用のフィルムキャリアは磁気層
に磁気記録された情報を読み取る磁気ヘッドを有してい
る)、これらの写真フィルムのフィルム画像を位置決め
することも可能とされている。
【0027】写真フィルム22を挟んで光源30と反対
側には、光軸Lに沿って、フィルム画像を透過した光を
結像させるレンズユニット40、ブラックシャッタ4
1、エリアCCD42が順に配置されている。図3では
レンズユニット40として単一のレンズのみを示してい
るが、レンズユニット40は、実際には複数枚のレンズ
から構成されたズームレンズである。ブラックシャッタ
41は、矢印S方向に回動可能とされており、エリアC
CD42の画素毎の暗電流値を測定する際にエリアCC
D42の受光面への光の入射を遮断する等の役割りを有
している。エリアCCD42は多数のCCDセルがマト
リックス状に配列されたモノクロのCCDであり、受光
面がレンズユニット40の結像点位置に一致するように
配置されている。
【0028】また、エリアCCD42にはピエゾアクチ
ュエータ44X、44Yが取付けられている。ピエゾア
クチュエータは電圧を加えると歪んで変位を発生するも
のであり、ピエゾアクチュエータ44X、44Yは、変
位の発生方向がエリアCCD42の画素の配列方向(図
3の矢印X方向及び矢印Y方向)に沿うように配置され
ている。
【0029】図4にはエリアCCDスキャナ12の電気
系の概略構成が示されている。コントロール基板には、
エリアCCDスキャナ12全体の制御を司るマイクロプ
ロセッサ46が搭載されている。マイクロプロセッサ4
6にはモータドライバ48が接続されており、モータド
ライバ48には、絞り32をスライド移動させる絞り駆
動モータ50、色分解フィルタユニット34のターレッ
ト34Aを回転させるフィルタ駆動モータ54が接続さ
れている。
【0030】マイクロプロセッサ46は、図示しない電
源スイッチのオンオフに連動して光源30を点消灯させ
る。また、マイクロプロセッサ46は、エリアCCD4
2によるフィルム画像の読み取り(測光)を行う際に、
フィルタ駆動モータ54によってターレット34Aを回
転させる。従ってフィルム画像は、エリアCCD42に
より各成分色毎に順に読み取られることになる。またマ
イクロプロセッサ46は、絞り駆動モータ50により絞
り32をスライド移動させ、エリアCCD42に入射さ
れる光量を調節する。
【0031】また、マイクロプロセッサ46にはピエゾ
ドライバ60を介してピエゾアクチュエータ44X、4
4Yが接続されている。マイクロプロセッサ46は、単
一のフィルム画像に対し、エリアCCD42によって各
成分色毎に各々4回読み取りを行わせると共に、各回の
読み取りにおいて、ピエゾアクチュエータ44X、44
Yにより、エリアCCD42の位置を図3のX方向又は
Y方向に移動させる。
【0032】また、マイクロプロセッサ46にはバス6
2を介してRAM64(例えばSRAM)、ROM66
(例えば記憶内容を書換え可能なROM)が接続されて
いると共に、モータドライバ68が接続されている。モ
ータドライバ68には、レンズユニット40の複数枚の
レンズの位置を相対的に移動させることでレンズユニッ
ト40のズーム倍率を変更するズーム駆動モータ70、
レンズユニット40全体を移動させることでレンズユニ
ット40の結像点位置を光軸Lに沿って移動させるレン
ズ駆動モータ106が接続されている。マイクロプロセ
ッサ46は、フィルム画像のサイズやトリミングを行う
か否か等に応じて、ズーム駆動モータ70によってレン
ズユニット40のズーム倍率を所望の倍率に変更する。
【0033】一方、エリアCCD42は、タイミングジ
ェネレータ74と共にCCD基板に搭載されている。タ
イミングジェネレータ74は、エリアCCD42や後述
するA/D変換器82等を動作させるための各種のタイ
ミング信号(クロック信号)を発生する。
【0034】エリアCCD42の信号出力端は、CCD
基板に搭載された増幅器76、コントロール基板に搭載
された増幅器78、80を介してA/D変換器82に接
続されている。A/D変換器82の出力端は、相関二重
サンプリング回路(CDS)88を介してインタフェー
ス(I/F)回路90に接続されている。CDS88で
は、フィードスルー信号のレベルを表すフィードスルー
データ及び画素信号のレベルを表す画素データを各々サ
ンプリングし、各画素毎に画素データからフィードスル
ーデータを減算する。そして、演算結果(各CCDセル
での蓄積電荷量に正確に対応する画素データ)を、I/
F回路90を介してスキャン画像データとして画像処理
部16へ順次出力する。
【0035】また、モータドライバ68には、ブラック
シャッタ41を開閉させるシャッタ駆動モータ92が接
続されている。エリアCCD42の暗電流については、
後段の画像処理部16で補正されるが、暗電流レベル
は、フィルム画像の読み取りを行っていないときに、マ
イクロプロセッサ46がブラックシャッタ41を閉止さ
せることで得ることができる。
【0036】(ラインCCDスキャナの構成)次にライ
ンCCDスキャナ14の構成について説明する。なお、
エリアCCDスキャナ12と同一の部分には同一の符号
を付して説明を省略し、エリアCCDスキャナ12と異
なる部分についてのみ説明する。
【0037】図5にはラインCCDスキャナ14の光学
系の概略構成が示されている。この光学系は、光源30
と光拡散ボックス36との間に、絞り32及び色分解フ
ィルタユニット34に代えて、C(シアン)、M(マゼ
ンタ)、Y(イエロー)の調光フィルタ114C、11
4M、114Yが射出光の光軸Lに沿って順に設けられ
ており、エリアCCD42に代えてラインCCD116
が設けられている。本実施形態では、ラインCCD11
6として、CCDセルがライン状に配列されて成るCC
Dセル列が3ライン設けられ、各ラインの光入射側に
R、G、Bの色分解フィルタの何れかが各々取付けられ
た3ラインカラーCCDを用いている。
【0038】ラインCCDスキャナ14の電気系の構成
については図示を省略するが、フィルタ駆動モータ54
は、調光フィルタ114C、114M、114Yを各々
独立に移動可能とされている。また、ラインCCD11
6からはR、G、Bの測光信号が並列に出力されるの
で、図4に示した増幅器76、78、80、A/D変換
器82、CDS88から成る信号処理系も3系統設けら
れており、I/F回路90からは、スキャン画像データ
としてR、G、Bの画像データが並列に出力される。
【0039】(画像処理部の構成)次に画像処理部16
の構成について図6を参照して説明する。画像処理部1
6は、エリアCCDスキャナ12に対応してエリアスキ
ャナ補正部120が設けられていると共に、ラインCC
Dスキャナ14に対応してラインスキャナ補正部122
が設けられている。なお図7は、エリアスキャナ補正部
120の詳細な構成を示す。
【0040】図7に示すように、エリアスキャナ補正部
120には、入力端にエリアCCDスキャナ12の出力
端が接続された暗電流補正部124が設けられており、
暗電流補正部124の出力端は濃度変換部126の入力
端に接続されている。また、濃度変換部126の出力端
はシェーディング補正部128の入力端に接続されてお
り、シェーディング補正部128の出力端は後述するよ
うにセレクタ132の入力端に接続されている。
【0041】また暗電流補正部124にはメモリ125
及びアラーム発生手段としてのアラーム発生源127
が、シェーディング補正部128にはメモリ129及び
アラーム発生源127が、各々接続されている。
【0042】暗電流補正部124は、エリアCCD42
の光入射側に光を入射しない状態においてエリアCCD
42内を流れる電流である暗電流の値を測定して、測定
した暗電流値に基づいて欠陥画素の検出、欠陥画素のス
キャン画像データの補正、及び暗電流補正を行うもので
あり、濃度変換部126は、暗電流補正部124から出
力された暗電流補正後の輝度値であるスキャン画像デー
タを濃度値のスキャン画像データに変換するものであ
り、さらにシェーディング補正部128は、写真フィル
ム22をフィルムキャリア38に装着しない状態でエリ
アCCD42の光入射側にR、G、B各色毎の均一な光
を入射したときのエリアCCD42の出力データ(以
下、シェーディングデータと称する)を測定して、測定
したシェーディングデータに基づいて欠陥画素の検出、
欠陥画素のスキャン画像データの補正、及びシェーディ
ング補正(エリアCCD42の画素毎の感度ばらつきの
補正、及び光源30の照明むらの補正)を行うものであ
る。
【0043】なお、上記欠陥画素は、エリアCCD42
から出力されたスキャン画像データに何らかの原因で欠
陥がある画素をいい、この原因としては、エリアCCD
42のCCDセル自体に欠陥がある、エリアCCD42
の受光面付近に塵、埃、傷等が存在している等がある。
また、上記暗電流補正部124が本発明の第1の欠陥画
素補正手段に、上記シェーディング補正部128が本発
明の第2の欠陥画素補正手段に、各々相当する。
【0044】一方、ラインスキャナ補正部122は、上
記の暗電流補正部124、濃度変換部126、及びシェ
ーディング補正部128等から成る信号処理系が3系統
設けられており、ラインCCDスキャナ14から並列に
出力されるR、G、Bの画像データを並列に処理する。
【0045】また、ラインCCD116は3本のライン
(CCDセル列)が写真フィルム22の搬送方向に沿っ
て所定の間隔を空けて順に配置されているので、ライン
CCDスキャナ14からR、G、Bの各成分色の画像デ
ータの出力が開始されるタイミングには時間差がある。
ラインスキャナ補正部122は、フィルム画像上で同一
の画素のR、G、Bの画像データが同時に出力されるよ
うに、各成分色毎に異なる遅延時間で画像データの出力
タイミングの遅延を行う。
【0046】エリアスキャナ補正部120及びラインス
キャナ補正部122の出力端はセレクタ132(図6参
照)の入力端に接続されており、補正部120、122
から出力された画像データはセレクタ132に入力され
る。また、セレクタ132の入力端は入出力コントロー
ラ134のデータ出力端にも接続されており、入出力コ
ントローラ134からは、外部から入力されたファイル
画像データがセレクタ132に入力される。セレクタ1
32の出力端は入出力コントローラ134、イメージプ
ロセッサ部136A、136Bのデータ入力端に各々接
続されている。セレクタ132は、入力された画像デー
タを、入出力コントローラ134、イメージプロセッサ
部136A、136Bの各々に選択的に出力可能とされ
ている。
【0047】イメージプロセッサ部136Aは、メモリ
コントローラ138、イメージプロセッサ140、3個
のフレームメモリ142A、142B、142Cを備え
ている。フレームメモリ142A、142B、142C
は各々単一のフィルム画像の画像データを記憶可能な容
量を有しており、セレクタ132から入力された画像デ
ータは3個のフレームメモリ142の何れかに記憶され
るが、メモリコントローラ138は、入力された画像デ
ータの各画素のデータが、フレームメモリ142の記憶
領域に一定の順序で並んで記憶されるように、画像デー
タをフレームメモリ142に記憶させる際のアドレスを
制御する。
【0048】イメージプロセッサ140は、フレームメ
モリ142に記憶された画像データを取込み、階調変
換、色変換、画像の超低周波明るさ成分の階調を圧縮す
るハイパートーン処理、粒状を抑制しながらシャープネ
スを強調するハイパーシャープネス処理等の各種の画像
処理を行う。なお、上記の画像処理の処理条件は、オー
トセットアップエンジン144(後述)によって自動的
に演算され、演算された処理条件に従って画像処理が行
われる。イメージプロセッサ140は入出力コントロー
ラ134に接続されており、画像処理を行った画像デー
タは、フレームメモリ142に一旦記憶された後に、所
定のタイミングで入出力コントローラ134へ出力され
る。なお、イメージプロセッサ部136Bは、上述した
イメージプロセッサ部136Aと同一の構成であるので
説明を省略する。
【0049】ところで、本実施形態では個々のフィルム
画像に対し、エリアCCDスキャナ12又はラインCC
Dスキャナ14において読み取りを2回行う。1回目の
読み取り(以下、プレスキャンという)では、フィルム
画像の濃度が極端に低い場合(例えばネガフィルムにお
ける露光オーバのネガ画像)にも、エリアCCD42又
はラインCCD116で蓄積電荷の飽和が生じないよう
に決定した読取条件(写真フィルムに照射する光のR、
G、Bの各波長域毎の光量、CCDの電荷蓄積時間)で
フィルム画像の読み取りが行われる。このプレスキャン
によって得られた画像データ(プレスキャン画像デー
タ)は、セレクタ132から入出力コントローラ134
に入力され、更に入出力コントローラ134に接続され
たオートセットアップエンジン144に出力される。
【0050】オートセットアップエンジン144は、C
PU146、RAM148(例えばDRAM)、ROM
150(例えば記憶内容を書換え可能なROM)、入出
力ポート152を備え、これらがバス154を介して互
いに接続されて構成されている。
【0051】オートセットアップエンジン144は、入
出力コントローラ134から入力された複数コマ分のフ
ィルム画像のプレスキャン画像データに基づいて、ファ
インスキャンによって得られた画像データ(ファインス
キャン画像データ)に対する画像処理の処理条件を演算
し、演算した処理条件をイメージプロセッサ部136の
イメージプロセッサ140へ出力する。この画像処理の
処理条件の演算では、撮影時の露光量、撮影光源種やそ
の他の特徴量から類似のシーンを撮影した複数のフィル
ム画像が有るか否か判定し、類似のシーンを撮影した複
数のフィルム画像が有った場合には、これらのフィルム
画像のファインスキャン画像データに対する画像処理の
処理条件が同一又は近似するように決定する。
【0052】なお、画像処理の最適な処理条件は、画像
処理後の画像データを、レーザプリンタ部18における
印画紙への画像の記録に用いるのか、外部へ出力するの
か等によっても変化する。画像処理部16には2つのイ
メージプロセッサ部136A、136Bが設けられてい
るので、例えば、画像データを印画紙への画像の記録に
用いると共に外部へ出力する等の場合には、オートセッ
トアップエンジン144は各々の用途に最適な処理条件
を各々演算し、イメージプロセッサ部136A、136
Bへ出力する。これにより、イメージプロセッサ部13
6A、136Bでは、同一のファインスキャン画像デー
タに対し、互いに異なる処理条件で画像処理が行われ
る。
【0053】更に、オートセットアップエンジン144
は、入出力コントローラ134から入力されたフィルム
画像のプレスキャン画像データに基づいて、レーザプリ
ンタ部18で印画紙に画像を記録する際のグレーバラン
ス等を規定する画像記録用パラメータを算出し、レーザ
プリンタ部18に記録用画像データ(後述)を出力する
際に同時に出力する。
【0054】入出力コントローラ134はI/F回路1
56を介してレーザプリンタ部18に接続されている。
画像処理後の画像データを印画紙への画像の記録に用い
る場合には、イメージプロセッサ部136で画像処理が
行われた画像データは、入出力コントローラ134から
I/F回路156を介し記録用画像データとしてレーザ
プリンタ部18へ出力される。また、オートセットアッ
プエンジン144はパーソナルコンピュータ158に接
続されている。画像処理後の画像データを画像ファイル
として外部へ出力する場合には、イメージプロセッサ部
136で画像処理が行われた画像データは、入出力コン
トローラ134からオートセットアップエンジン144
を介してパーソナルコンピュータ158に出力される。
【0055】パーソナルコンピュータ158は、CPU
160、メモリ162、ディスプレイ164及びキーボ
ード166(図2も参照)、ハードディスク168、C
D−ROMドライバ170、搬送制御部172、拡張ス
ロット174、画像圧縮/伸長部176を備えており、
これらがバス178を介して互いに接続されて構成され
ている。搬送制御部172はフィルムキャリア38に接
続されており、フィルムキャリア38による写真フィル
ム22の搬送を制御する。また、フィルムキャリア38
にAPSフィルムがセットされた場合には、フィルムキ
ャリア38がAPSフィルムの磁気層から読み取った情
報(例えば画像記録サイズ等)が入力される。
【0056】また、メモリカード等の記憶媒体に対して
データの読出し/書込みを行うドライバ(図示省略)
や、他の情報処理機器と通信を行うための通信制御装置
は、拡張スロット174を介してパーソナルコンピュー
タ158に接続される。入出力コントローラ134から
外部への出力用の画像データが入力された場合には、前
記画像データは拡張スロット174を介して画像ファイ
ルとして外部(前記ドライバや通信制御装置等)に出力
される。また、拡張スロット174を介して外部からフ
ァイル画像データが入力された場合には、入力されたフ
ァイル画像データは、オートセットアップエンジン14
4を介して入出力コントローラ134へ出力される。こ
の場合、入出力コントローラ134では入力されたファ
イル画像データをセレクタ132へ出力する。
【0057】なお、画像処理部16は、プレスキャン画
像データ等をパーソナルコンピュータ158に出力し、
エリアCCDスキャナ12やラインCCDスキャナ14
で読み取られたフィルム画像をディスプレイ164に表
示したり、印画紙に記録することで得られる画像を推定
してディスプレイ164に表示し、キーボード166を
介してオペレータにより画像の修正等が指示されると、
これを画像処理の処理条件に反映することも可能とされ
ている。
【0058】(レーザプリンタ部及びプロセッサ部の構
成)次にレーザプリンタ部18及びプロセッサ部20の
構成について説明する。図8には、レーザプリンタ部1
8の露光部の光学系の構成が示されている。レーザプリ
ンタ部18は、レーザ光源210R、210G、210
Bの3個のレーザ光源を備えている。レーザ光源210
RはRの波長のレーザ光を射出する半導体レーザ(L
D)で構成されている。また、レーザ光源210Gは、
LDと、該LDから射出されたレーザ光を1/2の波長
のレーザ光に変換する波長変換素子(SHG)から構成
されており、SHGからGの波長のレーザ光が射出され
るようにLDの発振波長が定められている。同様に、レ
ーザ光源210BもLDとSHGから構成されており、
SHGからBの波長のレーザ光が射出されるようにLD
の発振波長が定められている。
【0059】レーザ光源210R、210G、210B
のレーザ光射出側には、各々コリメータレンズ212、
音響光学光変調素子(AOM)214が順に配置されて
いる。AOM214は、入射されたレーザ光が音響光学
媒質を透過するように配置されていると共に、AOMド
ライバ216(図9参照)に接続されており、AOMド
ライバ216から高周波信号が入力されると、音響光学
媒質内を前記高周波信号に応じた超音波が伝搬し、音響
光学媒質を透過するレーザ光に音響光学効果が作用して
回折が生じ、前記高周波信号の振幅に応じた強度のレー
ザ光がAOM214から回折光として射出される。
【0060】AOM214の回折光射出側にはポリゴン
ミラー218が配置されており、各AOM214から回
折光として各々射出されたR、G、Bの波長の3本のレ
ーザ光は、ポリゴンミラー218の反射面上の略同一の
位置に照射され、ポリゴンミラー218で反射される。
ポリゴンミラー218のレーザ光射出側にはfθレンズ
220、平面ミラー222が配置されており、ポリゴン
ミラー218で反射された3本のレーザ光はfθレンズ
220を透過し、平面ミラー222で反射されて印画紙
224に照射される。
【0061】図9にはレーザプリンタ部18及びプロセ
ッサ部20の電気系の概略構成が示されている。レーザ
プリンタ部18は画像データを記憶するフレームメモリ
230を備えている。フレームメモリ230はI/F回
路232を介して画像処理部16に接続されており、画
像処理部16から入力された記録用画像データ(印画紙
224に記録すべき画像の各画素毎のR、G、B濃度を
表す画像データ)はI/F回路232を介してフレーム
メモリ230に一旦記憶される。フレームメモリ230
はD/A変換器234を介して露光部236に接続され
ていると共に、プリンタ部制御回路238に接続されて
いる。
【0062】露光部236は、前述のようにLD(及び
SHG)から成るレーザ光源210を3個備えていると
共に、AOM214及びAOMドライバ216も3系統
備えており、ポリゴンミラー218、ポリゴンミラー2
18を回転させるモータを備えた主走査ユニット240
が設けられている。露光部236はプリンタ部制御回路
238に接続されており、プリンタ部制御回路238に
よって各部の動作が制御される。
【0063】印画紙224への画像の記録を行う場合、
プリンタ部制御回路238は、記録用画像データが表す
画像を走査露光によって印画紙224に記録するため
に、画像処理部16から入力された画像記録用パラメー
タに基づき、記録用画像データに対して各種の補正を行
って走査露光用画像データを生成し、フレームメモリ2
30に記憶させる。そして、露光部236のポリゴンミ
ラー218を回転させ、レーザ光源210R、210
G、210Bからレーザ光を射出させると共に、生成し
た走査露光用画像データをフレームメモリ230からD
/A変換器234を介して露光部236へ出力させる。
これにより、走査露光用画像データがアナログ信号に変
換されて露光部236に入力される。
【0064】AOMドライバ216は、入力されたアナ
ログ信号のレベルに応じてAOM214に供給する超音
波信号の振幅を変化させ、AOM214から回折光とし
て射出されるレーザ光の強度をアナログ信号のレベル
(すなわち、印画紙224に記録すべき画像の各画素の
R濃度及びG濃度及びB濃度の何れか)に応じて変調す
る。従って、3個のAOM214からは印画紙224に
記録すべき画像のR、G、B濃度に応じて強度変調され
たR、G、Bのレーザ光が射出され、これらのレーザ光
はポリゴンミラー218、fθレンズ220、ミラー2
22を介して印画紙224に照射される。
【0065】そして、ポリゴンミラー218の回転に伴
って各レーザ光の照射位置が図8矢印B方向に沿って走
査されることにより主走査が成され、印画紙224が図
8矢印C方向に沿って一定速度で搬送されることにより
レーザ光の副走査が成され、走査露光によって印画紙2
24に画像が記録される。走査露光によって画像が記録
された印画紙224はプロセッサ部20へ送り込まれ
る。
【0066】プリンタ部制御回路238にはプリンタ部
ドライバ242が接続されており、プリンタ部ドライバ
242には、露光部236に対して送風するファン24
4、レーザプリンタ部に装填されたマガジンに収納され
ている印画紙をマガジンから引き出すためのマガジンモ
ータ246が接続されている。また、プリンタ部制御回
路238には、印画紙224の裏面に文字等をプリント
するバックプリント部248が接続されている。これら
のファン244、マガジンモータ246、バックプリン
ト部248はプリンタ部制御回路238によって作動が
制御される。
【0067】また、プリンタ部制御回路238には、未
露光の印画紙224が収納されるマガジンの着脱及びマ
ガジンに収納されている印画紙のサイズを検出するマガ
ジンセンサ250、オペレータが各種の指示を入力する
ための操作盤252(図2も参照)、プロセッサ部20
で現像等の処理が行われて可視化された画像の濃度を測
定する濃度計254、プロセッサ部20のプロセッサ部
制御回路256が接続されている。
【0068】プロセッサ部制御回路256には、プロセ
ッサ部20の機体内の印画紙搬送経路を搬送される印画
紙224の通過の検出や、処理槽内に貯留されている各
種の処理液の液面位置の検出等を行う各種センサ258
が接続されている。
【0069】また、プロセッサ部制御回路256には、
現像等の処理が完了して機体外に排出された印画紙を所
定のグループ毎に仕分けするソータ260(図2参
照)、処理槽内に補充液を補充する補充システム26
2、ローラ等の洗浄を行う自動洗浄システム264が接
続されていると共に、プロセッサ部ドライバ266を介
して、各種ポンプ/ソレノイド268が接続されてい
る。これらのソータ260、補充システム262、自動
洗浄システム264、及び各種ポンプ/ソレノイド26
8はプロセッサ部制御回路256によって作動が制御さ
れる。
【0070】次に、ディジタルラボシステム10におけ
る本発明の欠陥画素修正装置としてのエリアスキャナ補
正部120(図6及び図7参照)、及びラインスキャナ
補正部122の作用を詳細に説明する。なお、エリアス
キャナ補正部120では、実際のフィルム画像に対する
各種補正(暗電流補正、暗電流補正時の欠陥画素補正、
シェーディング補正、シェーディング補正時の欠陥画素
補正)を行うに先立って、暗電流補正部124による画
素毎の暗電流値の測定、及びシェーディング補正部12
8による画素毎のシェーディングデータの測定を行う。
まず、これらについて説明する。暗電流補正部124で
は、エリアCCD42の光入射側がエリアCCD42と
レンズユニット40との間に設けられたブラックシャッ
タ41により遮光されている状態で、エリアCCDスキ
ャナ12から出力されたデータ(エリアCCD42内部
の暗電流に相当するデータであり、このデータを以下の
説明では暗電流値と称する)を画素毎にメモリ125に
記憶しておく。なお、暗電流値は温度の変化に伴って大
きく変化するので、この暗電流値の測定は比較的頻繁
に、例えば写真フィルム22を交換する毎に繰り返して
行うことが好ましい。また、この場合、写真フィルム2
2の交換を検知し、自動的に暗電流値を測定することが
好ましい。また、この暗電流値は非常に小さな値である
ので、測定時毎に複数回測定し、平均値を求めて利用す
ることが好ましい。
【0071】また、シェーディング補正部128では、
写真フィルム22をフィルムキャリア38に装着してい
ない状態でかつフィルタユニット34における色分解フ
ィルタ34R、34G、34Bの各々の中心を光源30
(図3も参照)の光軸Lに略一致させるように各色分解
フィルタを位置させた状態、すなわち、エリアCCD4
2の受光面に対してR、G、B各色の均一な光を照射し
た状態においてエリアCCDスキャナ12から出力され
たフィルタ色毎、すなわちR、G、B各色毎の画像デー
タ(シェーディングデータ)を画素毎にメモリ129に
記憶しておく。なお、シェーディングデータは、暗電流
値のように温度に大きく依存するものではないので、暗
電流値のように頻繁に測定する必要はなく、例えばレン
ズ交換時、ズーム倍率変更時、ラボシステム立ち上げ時
等に測定する程度でよい。また、この場合、例えばレン
ズ交換時、ズーム倍率変更時、ラボシステム立ち上げ時
等を自動的に検知してシェーディングデータを測定する
モードがあることが好ましい。
【0072】次に、エリアスキャナ補正部120によ
り、実際にエリアCCDスキャナ12により入力された
フィルム画像の補正を行う際の作用を説明する。
【0073】暗電流補正部124では、エリアCCDス
キャナ12からフィルム画像のR、G、B各色毎のスキ
ャン画像データが画素毎に入力されると、上記によりメ
モリ125に予め記憶しておいた画素毎の暗電流値のう
ち、入力されたスキャン画像データの画素に対応する画
素の暗電流値を読み取り、該暗電流値が所定値B1 以上
であるか否かを判定し、所定値B1 以上でない場合には
判定対象画素が欠陥画素ではないとして、当該画素のス
キャン画像データから暗電流値を減ずることにより暗電
流補正を行った後、濃度変換部126に出力する。
【0074】一方、上記判定の結果、暗電流値が所定値
1 以上である場合には、判定対象画素は欠陥画素であ
るとして、当該判定対象画素(以下、欠陥補正対象画素
と称する)の周辺画素の暗電流補正後のスキャン画像デ
ータを用いて補正を行った後、濃度変換部126に出力
する。図10は、各画素における暗電流値d1 の分布状
態と所定値B1 の一例を示すものであり、同図の場合、
暗電流値d1 が所定値B1 以上である画素Xが欠陥画素
であると判定される。なお、所定値B1 は、欠陥画素の
ないエリアCCDの画素毎の暗電流値の分布等に基づい
て、欠陥のない画素の暗電流値として許容し得る上限の
値として予め設定されたものである。
【0075】なお、本実施形態における欠陥補正対象画
素の補正は次のように行う。欠陥補正対象画素が図11
(A)に示すようにスキャン画像データにおける端部に
位置していない場合は、欠陥補正対象画素の前後の画素
のスキャン画像データの平均値を欠陥補正対象画素のス
キャン画像データとして濃度変換部126に出力する。
また、欠陥補正対象画素が図11(B)に示すようにス
キャン画像データの左端に位置している場合は、欠陥補
正対象画素の右に接する画素のスキャン画像データを欠
陥補正対象画素のスキャン画像データとして濃度変換部
126に出力する。さらに、欠陥補正対象画素が図11
(C)に示すようにスキャン画像データの右端に位置し
ている場合は、欠陥補正対象画素の左に接する画素のス
キャン画像データを欠陥補正対象画素のスキャン画像デ
ータとして濃度変換部126に出力する。
【0076】図12は、上記のように欠陥補正対象画素
の補正を行う回路の一例を示したものである。同図に示
すように、この回路はエリアCCDスキャナ12の出力
端がプラス側入力端に、暗電流値を入力するための信号
線がマイナス側入力端に接続された加え合せ点300
と、加え合せ点300の出力端が入力端に接続された3
段のレジスタ302、304、306と、レジスタ30
2及びレジスタ306の各々の出力端が2つの入力端の
各々に接続された加え合せ点308と、加え合せ点30
8の出力端が入力端に接続された演算回路309と、演
算回路309の出力端、レジスタ302の出力端、レジ
スタ306の出力端、及びレジスタ304の出力端が各
々入力端A、B、C、及びDに接続されたセレクタ31
0により構成されている。
【0077】なお、上記加え合せ点300は、プラス側
入力端に入力されたデータからマイナス側入力端に入力
されたデータを減じて、すなわちエリアCCDスキャナ
12から入力された画素毎のスキャン画像データから該
画素の暗電流値を減じて出力する機能(暗電流補正に相
当)を有している。また、上記加え合せ点308は、入
力された2つのデータを加算して出力する機能を、演算
回路309は入力されたデータを2分の1して出力する
機能(より具体的には、入力された2進数のディジタル
データを1ビットだけ右シフトすることにより2分の1
として出力する機能)を、各々有している。従って、加
え合せ点308と演算回路309とにより構成される回
路は、レジスタ302及び306に保持されたデータの
平均値を出力する機能を有している。
【0078】またセレクタ310は、切換信号入力端に
0が入力された場合に入力端Aに入力されたデータを、
切換信号入力端に1が入力された場合に入力端Bに入力
されたデータを、切換信号入力端に2が入力された場合
に入力端Cに入力されたデータを、切換信号入力端に3
が入力された場合に入力端Dに入力されたデータを、各
々出力する。
【0079】この回路では、エリアCCDスキャナ12
から入力されたスキャン画像データに対して加え合せ点
300により画素毎に暗電流補正を行い、該暗電流補正
後の画素毎のスキャン画像データにおける連続する3画
素分のスキャン画像データが、レジスタ302、30
4、及び306に各々保持される。また、セレクタ31
0の切換信号入力端には、レジスタ304に処理対象と
する画素のスキャン画像データが保持されたタイミング
に同期して、処理対象とする画素が欠陥補正対象画素で
かつ図11(A)に示した状態であるときに0を、処理
対象とする画素が欠陥補正対象画素でかつ図11(B)
に示した状態であるときに1を、処理対象とする画素が
欠陥補正対象画素でかつ図11(C)に示した状態であ
るときに2を、処理対象とする画素が欠陥補正対象画素
でないときに3を、各々入力するように構成されてい
る。
【0080】従って、処理対象とする画素が欠陥補正対
象画素でかつ図11(A)に示した状態である場合に
は、レジスタ302及び306に保持された、該処理対
象とする画素の前後の画素の暗電流補正後のスキャン画
像データの平均値がセレクタ310から出力され、処理
対象とする画素が欠陥補正対象画素でかつ図11(B)
に示した状態である場合には、レジスタ302に保持さ
れた、該処理対象とする画素の直後の画素の暗電流補正
後のスキャン画像データがセレクタ310から出力さ
れ、処理対象とする画素が欠陥補正対象画素でかつ図1
1(C)に示した状態である場合には、レジスタ306
に保持された、該処理対象とする画素の直前の画素の暗
電流補正後のスキャン画像データがセレクタ310から
出力され、処理対象とする画素が欠陥補正対象画素でな
い場合には、レジスタ304に保持された該処理対象と
する画素の暗電流補正後のスキャン画像データが、その
ままセレクタ310から出力される。
【0081】なお、暗電流補正部124では、暗電流値
に基づいて検出された欠陥画素が複数(例えば2個)連
続した場合には、アラーム発生源127(図7参照)に
よりアラームを発生し、これ以降の処理を中止する旨の
表示を行う。もちろん、ユーザによっては、この表示を
無視してこれ以降の処理を続行しても構わない。
【0082】濃度変換部126では、暗電流補正部12
4から暗電流補正後(必要に応じて欠陥画素補正後)の
R、G、B各色毎のスキャン画像データが入力される
と、入力された各色毎のスキャン画像データの対数をと
ることによって輝度値であるスキャン画像データを濃度
値のスキャン画像データに変換してシェーディング補正
部128に出力する。なお、この際のスキャン画像デー
タの輝度値から濃度値への変換は、濃度変換部126に
備えられた図示しないルックアップテーブルを用いて行
う。
【0083】シェーディング補正部128では、濃度変
換部126から濃度値に変換されたR、G、B各色毎の
スキャン画像データが画素毎に入力されると、上記によ
りメモリ129に予め記憶しておいた画素毎のシェーデ
ィングデータのうち、入力されたスキャン画像データの
画素に対応する画素のシェーディングデータを読み取
り、該シェーディングデータの値が所定範囲内に収まっ
ているか否かを判定し、該シェーディングデータの値が
所定範囲内に収まっている場合は、判定対象画素は欠陥
画素ではないとして、判定対象画素のスキャン画像デー
タに対して次の(1)式の演算を行うことによってシェ
ーディング補正を行い、シェーディング補正後の各色毎
のスキャン画像データを後段(セレクタ132)に出力
する。
【0084】 DNout =DNin−SN+SNmin (1) ここで、DNinは入力された補正対象画素のスキャン画
像データ、SNは上記により予めメモリ129に記憶し
たR、G、B各色毎の補正対象画素のシェーディングデ
ータ、SNmin はR、G、B各色毎のシェーディングデ
ータの最小値、DNout は出力するシェーディング補正
後の補正対象画素のスキャン画像データを示し、各デー
タとも濃度値のデータである。
【0085】このように濃度変換部126による濃度値
への変換後にシェーディング補正を行うことによって、
濃度値への変換前のスキャン画像データ、すなわち輝度
値のスキャン画像データに対してシェーディング補正を
行う場合には、次の(2)式に示すように乗算及び除算
によって行われるシェーディング補正が、上記(1)式
に示すように減算及び加算のみによって簡易に行うこと
ができる。
【0086】 DKout =DKin×SKmax ÷SK (2) ここで、DKinは入力された補正対象画素のスキャン画
像データ、SKはR、G、B各色毎の補正対象画素のシ
ェーディングデータ、SKmax はR、G、B各色毎のシ
ェーディングデータの最大値、DKout は出力するシェ
ーディング補正後の補正対象画素のスキャン画像データ
を示し、各データとも輝度値のデータである。
【0087】一方、シェーディングデータの値が上記所
定範囲内に収まっていない場合は、判定対象画素は欠陥
画素であるとして、上記暗電流補正部124における欠
陥画素の補正方法と同様の方法で、すなわち欠陥補正対
象画素の周辺画素のシェーディング補正後の画像データ
を用いて欠陥補正対象画素の画像データを生成して後段
(セレクタ132)に出力する。
【0088】図13は、R、G、B各色毎の画素毎のシ
ェーディングデータds の分布状態と上記所定範囲にお
ける上限値w1 及び下限値w2 の一例を示すものであ
り、同図の場合、全ての画素のシェーディングデータが
上限値w1 と下限値w2 との間に収まっているので、欠
陥画素はないものと判定される。なお、上限値w1 及び
下限値w2 は、欠陥画素のないエリアCCDの画素毎の
シェーディングデータの分布等に基づいて、欠陥のない
画素のシェーディングデータの範囲として許容し得る範
囲として予め設定されたものである。
【0089】なお、シェーディング補正部128では、
シェーディングデータに基づいて検出された欠陥画素が
複数(例えば2個)連続した場合には、アラーム発生源
127によりアラームを発生し、これ以降の処理を中止
する旨の表示を行う。この場合も、ユーザによっては、
この表示を無視してこれ以降の処理を続行しても構わな
い。
【0090】一方、ラインスキャナ補正部122では、
ラインCCDスキャナ14から並列に出力されるR、
G、B各色毎のスキャン画像データに対して、エリアス
キャナ補正部120における処理と略同様の処理を並列
に行う。但し、ラインCCD116では、1画素の欠陥
画素によって、1列全て誤ったスキャン画像データが出
力されてしまうため、暗電流補正部124及びシェーデ
ィング補正部128において1画素でも欠陥画素が検出
された場合には、アラームを発生して、これ以降の処理
を中止することが好ましい。ここで、欠陥であることを
判定するためのレベルを変えて再び処理を行っても構わ
ない。
【0091】以上詳細に説明したように、本実施形態に
係る欠陥画素修正装置及び欠陥画素修正方法は、暗電流
値及びシェーディングデータに基づいて欠陥画素を検出
し、欠陥画素に対しては、当該欠陥画素の周辺画素のス
キャン画像データに基づいて当該欠陥画素のスキャン画
像データを生成しているので、エリアCCD42の画素
の欠陥の数をある程度許容することができ、エリアCC
D42の歩留りを良くすることができると共に、塵、
埃、傷等の外的要因に起因する欠陥画素の画像データを
自動的に修正することができる。
【0092】なお、本実施形態では、欠陥補正対象画素
の前後の画素のスキャン画像データを用いて欠陥補正対
象画素のスキャン画像データを生成する場合について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば図14に示す欠陥補正対象画素に接する8近傍の画
素のスキャン画像データの平均値として欠陥補正対象画
素のスキャン画像データを生成してもよく、欠陥補正対
象画素、及び欠陥補正対象画素に接する8近傍の画素を
用いたメディアンフィルタ等のランクフィルタを用いて
欠陥補正対象画素のスキャン画像データを生成してもよ
く、さらにこれらの方法を組み合わせて欠陥補正対象画
素のスキャン画像データを生成してもよい。これらの方
法を組み合わせた場合の欠陥補正対象画素のスキャン画
像データの生成方法としては、例えば欠陥補正対象画素
の8近傍の画素の平均濃度が所定値より大きい場合に前
後2画素のスキャン画像データの平均値を用い、上記平
均濃度が所定値以下の場合にメディアンフィルタを用い
る、といった方法が挙げられる。
【0093】また、本実施形態では、暗電流補正部12
4、またはシェーディング補正部128において欠陥画
素が複数(例えば2個)連続して検出された場合にアラ
ームを発生する場合について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、欠陥画素が1つでも検出さ
れたらアラームを発生する形態としてもよいし、所定個
以上連続して検出されたらアラームを発生する形態とし
てもよいし、さらに、ユーザの画質に対する要求程度に
応じてアラームの発生頻度を可変とする形態としてもよ
い。
【0094】〔その他の実施形態〕次に本発明の他の実
施の形態について説明する。
【0095】CCD(エリアCCD、ラインCCD)の
各CCDセルからの出力データが入射光量に比例してい
ない(リニアリティが悪い)場合、セットアップ演算の
誤差が大きくなったり、色の再現性が悪くなったりす
る。特にCCDを高速で駆動した場合には、CCDセル
や周辺回路の周波数特性の問題等からCCDから安定し
た出力波形が得られない場合があり、これが原因となっ
てリニアリティが悪化する場合がある。このような問題
点を解消する方法として、CCD周辺のアナログ回路の
周波数特性を改善する方法が考えられるが、この方法で
は、このために要する部品が高額である、回路の設計変
更や評価のための時間がかかる、効果を容易に得ること
ができない、等の問題点がある。
【0096】そこで本実施形態では、図15に示すよう
に、エリアスキャナ補正部120における暗電流補正部
124の前段にエリアCCD42のリニアリティを補正
するための直線性補正部123を設けている。
【0097】直線性補正部123では、予め複数の既知
の光量をエリアCCD42に入射したときの各CCDセ
ルからの出力データを測定して、該出力データに基づい
て、エリアCCDスキャナ12から入力されたスキャン
画像データのリニアリティを補正できるようなルックア
ップテーブルを作成して記憶しておき、実際のフィルム
画像の読み取りの際には、エリアCCDスキャナ12か
ら入力された画素毎のスキャン画像データに対して、上
記ルックアップテーブルを用いて画素毎にリニアリティ
の補正を行った後、暗電流補正部124に出力する。
【0098】以上のように本実施形態では、CCDのリ
ニアリティを補正するための直線性補正部123を設け
たので、容易にリニアリティのよいスキャン画像データ
を得ることができる。
【0099】なお、本実施形態では、直線性補正部12
3を暗電流補正部124の前段に設けた場合について説
明したが、図7における濃度変換部126に代えて、濃
度変換部126を構成する図示しない輝度値・濃度値変
換用のルックアップテーブルに、上記直線性補正部12
3のルックアップテーブルの機能を兼用させた濃度変換
・直線性補正部126B(図16参照)としても本実施
形態と同様の効果が得られると共に、この場合はさらに
本実施形態に比較して、直線性補正部123を不要とす
ることができるので、装置のコストを低下させることが
できる。
【0100】
【発明の効果】請求項1乃至請求項4の何れか1項記載
の欠陥画素修正装置及び請求項5記載の欠陥画素修正方
法によれば、暗電流値、及びシェーディングデータに基
づいて欠陥画素が検出され、検出された欠陥画素の画像
データが該欠陥画素の周辺画素の画像データに基づいて
自動的に生成されるので、画像センサの画素の欠陥の数
をある程度許容することができ、画像センサの歩留りを
良くすることができると共に、塵、埃、傷等の外的要因
に起因する欠陥画素の画像データを修正することができ
る、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るディジタルラボシステムの概
略ブロック図である。
【図2】ディジタルラボシステムの外観図である。
【図3】エリアCCDスキャナの光学系の概略構成図で
ある。
【図4】エリアCCDスキャナの電気系の概略構成を示
すブロック図である。
【図5】ラインCCDスキャナの光学系の概略構成図で
ある。
【図6】画像処理部の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図7】エリアスキャナ補正部の詳細構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】レーザプリンタ部の露光部の光学系の概略構成
図である。
【図9】レーザプリンタ部及びプロセッサ部の電気系の
概略構成を示すブロック図である。
【図10】エリアCCDの画素毎の暗電流値の分布状
態、及び所定値B1 の一例を示すグラフである。
【図11】欠陥画素の補正方法を説明する概略図であ
る。
【図12】欠陥画素の補正を行うための回路の一例を示
す回路図である。
【図13】エリアCCDの画素毎のシェーディングデー
タの分布状態、及び所定範囲の上限値w1 、下限値w2
の一例を示すグラフである。
【図14】実施形態のその他の欠陥画素の補正方法を説
明する概略図である。
【図15】その他の実施形態に係るエリアスキャナ補正
部の構成例を示すブロック図である。
【図16】その他の実施形態に係るエリアスキャナ補正
部のその他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
42 エリアCCD(画像センサ) 116 ラインCCD(画像センサ) 120 エリアスキャナ補正部(欠陥画素修正装置) 124 暗電流補正部(第1の欠陥画素補正手段) 126 濃度変換部 127 アラーム発生源(アラーム発生手段) 128 シェーディング補正部(第2の欠陥画素補正
手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を複数画素に分割して読み取り画素
    毎に画像データを出力する画像センサの画素毎の暗電流
    値を測定して、暗電流値が所定値以上である画素を欠陥
    画素として検出し、該欠陥画素の画像データを該欠陥画
    素の周辺画素の画像データに基づいて生成する第1の欠
    陥画素補正手段と、 前記画像センサの画素毎のシェーディングを補正するた
    めのシェーディングデータを測定して、シェーディング
    データが所定範囲外である画素を欠陥画素として検出
    し、該欠陥画素の画像データを該欠陥画素の周辺画素の
    画像データに基づいて生成する第2の欠陥画素補正手段
    と、 を備えた欠陥画素修正装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の欠陥画素補正手段、及び前記
    第2の欠陥画素補正手段の少なくとも一方において欠陥
    画素が検出された場合にアラームを発生するアラーム発
    生手段をさらに備えた請求項1記載の欠陥画素修正装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の欠陥画素補正手段、及び前記
    第2の欠陥画素補正手段は、前記欠陥画素の画像データ
    を、該欠陥画素の近傍の画素の画像データ、及びランク
    フィルタの少なくとも一方を用いて生成する請求項1又
    は請求項2記載の欠陥画素修正装置。
  4. 【請求項4】 前記ランクフィルタはメディアンフィル
    タである請求項3記載の欠陥画素修正装置。
  5. 【請求項5】 画像を複数画素に分割して読み取り画素
    毎に画像データを出力する画像センサの画素毎の暗電流
    値を測定して、暗電流値が所定値以上である画素を欠陥
    画素として検出し、該欠陥画素の画像データを該欠陥画
    素の周辺画素の画像データに基づいて生成すると共に、
    前記画像センサの画素毎のシェーディングを補正するた
    めのシェーディングデータを測定して、シェーディング
    データが所定範囲外である画素を欠陥画素として検出
    し、該欠陥画素の画像データを該欠陥画素の周辺画素の
    画像データに基づいて生成する欠陥画素修正方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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