JP2000310740A - 走査光学系 - Google Patents

走査光学系

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JP2000310740A
JP2000310740A JP2000032268A JP2000032268A JP2000310740A JP 2000310740 A JP2000310740 A JP 2000310740A JP 2000032268 A JP2000032268 A JP 2000032268A JP 2000032268 A JP2000032268 A JP 2000032268A JP 2000310740 A JP2000310740 A JP 2000310740A
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laser beam
main scanning
acousto
recording medium
reflection mirror
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JP2000032268A
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English (en)
Inventor
Kenichi Saito
賢一 斉藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザービームにより露光開始のタイミング
を検出するために設けている反射ミラーの端部での、レ
ーザービームのフレア反射を防止する。 【解決手段】 ポリゴンミラー76によってレーザービ
ームを主走査方向へ偏向する主走査光学ユニット22で
は、AOM60のトランスデューサ66から音響光学変
調媒質64へのレーザービームの入射位置である回折位
置Mまでの伝播距離Lを、超音波の伝播速度V、レーザ
ービームの露光面での主走査速度v、反射ミラー120
のSOSセンサ122への反射位置Pから印画紙62側
の端部までの距離l及びfθレンズ80の焦点距離fで
あるときに、 L<l・V/{v・(f−t)/f} として、レーザービームの反射ミラーでのフレア反射を
防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に係
り、詳細には、画像形成装置に設けられて音響光光変調
素子(音響光学変調器)によって回折したレーザービーム
を主走査方向へ走査して記録媒体に画像を形成する走査
光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルラボシステムでは、レーザビー
ムを走査して印画紙に画像を書き込む画像露光装置が用
いられる。この画像露光装置は、R、G、Bの各色のレ
ーザビームを発する光源を備え、カラー画像データに基
づいて各色の光源から発するレーザビームを変調してポ
リゴンミラー等の偏向器へ照射し、この偏向器によって
レーザービームを主走査方向に偏向しながら印画紙へ照
射する。
【0003】この画像露光装置に設けられる走査光学系
では、R、G、Bの各色のLDを備えた光源ユニット、
集光用のコリメータレンズ及び音響光学変調器(AO
M)と共に、fθレンズ、シリンドリカルレンズ等を備
えており、R、G、Bの各色の光源ユニットから照射す
るレーザビームをポリゴンミラーの所定の一点に照射
し、ポリゴンミラーで反射されたレーザービームを印画
紙へ照射することにより主走査を行うようになってい
る。
【0004】ところで、このように構成されている走査
光学系では、レーザービームの主走査方向に沿った照射
位置をセンサによって検出して、主走査の開始タイミン
グを決定し、決定した主走査開始タイミングに合せてA
OMを通過するレーザービームを回折させるようにして
いる。
【0005】レーザービームを検出するセンサは、ポリ
ゴンミラーで反射されたレーザービームを、反射ミラー
によってさらに反射させて受光するようになっているも
のがある(特開平6−202016号公報等参照)。こ
のような反射ミラーでは、周縁部にレーザービームが照
射されると、フレア反射を生じ、フレア反射したレーザ
ービームが印画紙を不必要に露光してしまうことがあ
る。印画紙は、このようなフレア反射によって不必要に
露光されてしまうと、記録される画像の仕上がり品質が
損ねられてしまうと言う問題がある。
【0006】このために、主走査光学系では、センサに
よってレーザービームを検出した後のAOMによる光の
回折方向や強度等を変えて、レーザービームが反射ミラ
ーの周縁部に照射されてしまうことがないようにするこ
とにより、フレア反射を防止しようとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、AOM
では、トランスデューサによって音響光学変調媒質内に
発生させた超音波によって音響光学変調媒質内を通過す
るレーザービームを回折させているため、トランスデュ
ーサーによる超音波を発生させてからレーザービームが
回折するまでに時間差が生じる。
【0008】このため、センサによってレーザービーム
を検出してからAOMが作動するまでの間にレーザービ
ームが反射ミラーの周縁部に達してしまうことがあり、
必ずしも確実にフレア反射を防止し得るものではなかっ
た。
【0009】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、レーザービームが反射ミラーの周縁部に照射され
てしまうのを確実に防止することにより、レーザービー
ムが反射ミラーの周縁部でフレア反射をおこし、記録材
料等の記録媒体に形成される画像の仕上がり品質が損ね
られてしまうのを確実に防止することができる走査光学
系を提案することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、レーザ光源から発するレーザビームが音響
光学変調媒質を通過するときに、トランスデューサーに
よって入力する超音波によって該レーザービームを回折
する音響光学変調素子と、前記音響光学変調素子によっ
て回折されたレーザービームを記録媒体の主走査方向へ
偏向する主走査偏向手段と、前記記録媒体の露光領域外
に設けられて前記主走査偏向手段からのレーザービーム
を反射する反射ミラーと、前記反射ミラーによって反射
されたレーザービームを受光することにより主走査開始
位置を判断するためのセンサと、を含み、主走査方向に
偏向されるレーザビームによって前記記録媒体の所定の
領域を露光する走査光学系であって、前記音響光学変調
媒質内でのレーザービームの回折位置となるレーザービ
ームの照射位置から前記トランスデューサまでの距離
を、前記反射ミラーの前記記録媒体側の端部からの前記
センサに受光されるレーザービームの反射ミラー上の反
射位置、前記レーザービームの主走査速度及び前記音響
光学変調媒質内での超音波の伝播速度に基づいて設定し
ていることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、レーザービームを回折
する音響光学変調媒質内でのレーザービームの回折位置
であるトランスデューサからの距離を、音響光学変調媒
質内での超音波の伝播速度、主走査開始位置を判断する
ためにセンサによって検出するレーザービームの反射位
置、及びレーザービームの主走査速度に基づいて設定す
る。
【0012】例えば、センサの検出結果に基づいてトラ
ンスデューサをオフすることにより、レーザービームの
回折が停止するまでの間に、反射ミラー上を主走査方向
に移動するレーザービームが、反射ミラーの記録媒体側
の端部に達しないように、レーザービームの回折位置を
設定すれば良い。
【0013】これにより、レーザービームが反射ミラー
の記録媒体側端部に達するタイミングとなったときに
は、レーザービームが反射ミラーに照射されないことに
なり、レーザービームが反射ミラーの端部に照射されて
しまうことによるフレア反射を防止でき、記録媒体に形
成される画像がフレア反射によって損ねられてしまうこ
とがない。
【0014】また、本発明は、レーザ光源から発して音
響光学変調素子の音響光学変調媒質を通過するときに、
トランスデューサーによって入力する超音波によって強
度変調したレーザービームを、記録媒体の主走査方向へ
偏向する主走査偏向手段及びfθレンズを含む光学系に
よって前記記録媒体を走査露光するときに、前記記録媒
体の露光領域外に設けた反射ミラーの所定位置で反射さ
れたレーザービームを、主走査開始位置を判断するため
のセンサによって受光する走査光学系であって、前記f
θレンズの焦点距離をf、前記記録媒体上でレーザービ
ームの移動速度である主走査速度をv、前記反射ミラー
と前記記録媒体上の露光面との距離をt、前記センサに
よって検出されるレーザービームの反射ミラー上での反
射位置から反射ミラーの画像記録領域側の端部までの距
離をl、前記音響光学変調媒質内での前記超音波の伝搬
速度をV、前記トランスデューサーから前記レーザービ
ームの通過点までの距離をL、としたときに、 L<l・V/{v・(f−t)/f} であることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、音響光学変調媒質内で
の超音波の伝播速度や主走査速度に比較してレーザービ
ームの速度を無視できるので、レーザービームがセンサ
によって検出される反射ミラー上の反射位置から反射ミ
ラーの端部に達するまでの走査時間 l・f/{v(f
−t)} より、反射ミラーへ向けてレーザービームを
回折する音響光学変調媒質内でトランスデューサから発
せられた超音波の回折位置までの伝播時間 L/V が
短くなるように設定している。
【0016】すなわち、 l・f/{v(f−t)}>L/V としている。
【0017】これにより、センサの検出結果に基づいて
レーザービームの回折ないし射出を停止したときに、レ
ーザービームの照射位置は反射ミラーの記録媒体側端部
に達していないので、この時点で反射ミラーへのレーザ
ービームの照射が停止されることになり、反射ミラーの
端部にレーザービームが照射されることによるフレア反
射を確実に防止することができる。
【0018】なお、音響光学変調媒質へのレーザービー
ムの照射位置が定まっているときには、反射ミラー上の
反射位置を調整しても良く、この場合には、 l>(L/V)・{v・(f−t)/f} とすれば良い。
【0019】さらに、本発明では、レーザ光源から発し
て音響光学変調素子の音響光学変調媒質を通過するとき
に、トランスデューサーによって入力する超音波によっ
て強度変調したレーザービームを、記録媒体の主走査方
向へ偏向する主走査偏向手段及びfθレンズを含む光学
系によって前記記録媒体を走査露光するときに、前記記
録媒体の露光領域外に設けた反射ミラーの所定位置で反
射されたレーザービームを、主走査開始位置を判断する
ためのセンサによって受光する走査光学系であって、前
記fθレンズの焦点距離をf、前記記録媒体上でレーザ
ービームの移動速度である主走査速度をv、前記反射ミ
ラーと前記記録媒体上の露光面との距離をt、前記セン
サによって検出されるレーザービームの反射ミラー上で
の反射位置から反射ミラーの画像記録領域側の端部まで
の距離をl、前記反射ミラーで反射されたレーザービー
ムが前記センサに入射してから前記音響光学変調素子が
作動するまでの時間をτ、前記音響光学変調素子が作動
することにより前記音響光学変調媒質内での前記超音波
の伝搬速度をV、前記トランスデューサーから前記レー
ザービームの通過点までの距離をL、としたときに、 L<V・〔l/{v・(f−t)/f}−τ〕 としている。
【0020】この発明によれば、センサがレーザビーム
を検出してからトランスデューサーが作動するまでの時
間τを考慮して、レーザービームを回折する音響光学変
調媒質内でのレーザービームの回折位置とトランスデュ
ーサまでの距離を設定している。
【0021】一般に、センサがレーザビームを検出する
とレーザビームを検出した旨を示す信号(SOS信号)
を出力し、この信号に基づいてトランスデューサーが作
動する。この信号の検出及び出力は、回路内のクロック
信号に同期されて行われる。したがって、センサがレー
ザビームを受光してからトランスデューサーが作動する
までの間にもレーザビームが走査されるので、この時間
が遅延時間となる。
【0022】したがって、 L<l・V/{v・(f−t)/f}−V・τ すなわち、 L<V・〔l/{v・(f−t)/f}−τ〕 とすることがより好ましく、これにより、より確実に反
射ミラーでのフレア反射を防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1及び図2には、本実施形態に
係るディジタルラボシステム10の概略構成を示してい
る。
【0024】図1に示すように、このディジタルラボシ
ステム10は、ラインCCDスキャナ14、画像処理部
16、レーザプリンタ部18及びプロセッサ部20を含
んで構成されており、ラインCCDスキャナ14と画像
処理部16は、入力部26として一体化されており、レ
ーザプリンタ部18及びプロセッサ部20は、出力部2
8として一体化されている。
【0025】図2に示されるように、ラインCCDスキ
ャナ14は、ラインCCD30を備えており、このライ
ンCCD30によってネガフィルムやリバーサルフィル
ム等の写真フィルムFに記録されているコマ画像を読み
取る。読取対象となるコマ画像が記録されている写真フ
ィルムFとしては、例えば135サイズの写真フィル
ム、110サイズの写真フィルム、及び透明な磁気層が
形成された写真フィルム(240サイズの写真フィル
ム:所謂APSフィルム)、120サイズ及び220サ
イズ(ブローニサイズ)の写真フィルム等を用いること
ができる。
【0026】ラインCCDスキャナ14は、ラインCC
D30によって上記の読取対象のコマ画像を読み取り、
A/D変換部32においてA/D変換した画像データを
画像処理部16へ出力する。
【0027】画像処理部16には、ラインCCDスキャ
ナ14から出力された画像データ(スキャン画像デー
タ)が入力される。また、画像処理部16には、デジタ
ルカメラ34等での撮影によって得られた画像データ、
原稿(例えば反射原稿等)をスキャナ36(フラットベ
ット型)で読み取ることで得られた画像データ、他のコ
ンピュータで生成され、フロッピディスクドライブ3
8、MOドライブ又はCDドライブ40から読み込まれ
る画像データ、及びモデム42を介して通信によって受
信する画像データ等(ファイル画像データ)の外部から
の画像データの入力も可能となっている。
【0028】画像処理部16は、入力された画像データ
を画像メモリ44に記憶し、色階調処理部46、ハイパ
ートーン処理部48、ハイパーシャープネス処理部50
等で各種の補正等の画像処理を行い、記録用の画像デー
タとしてレーザプリンタ部18へ出力する。なお、画像
処理部16では、画像処理した画像データを画像ファイ
ルとして、例えばFD、MO、CD等の記憶媒体に記録
したり、通信回線を介して他の情報処理機器へ送信する
等して出力することも可能となっている。
【0029】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザ光源52R、52G、52B(以下、総称するときは
「レーザ光源52」と言う)を備えており、これらのレ
ーザ光源52から発せられたレーザービームを、画像処
理部16から入力された記録用画像データに応じて変調
して印画紙62を走査露光する。これにより、印画紙6
2に画像データに応じた画像が記録される。
【0030】また、プロセッサ部20は、レーザプリン
タ部18で画像が記録された印画紙62に対し、発色現
像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。これによ
り、印画紙62上に画像が形成され、画像データに応じ
た写真プリントが得られる。
【0031】図3には、レーザプリンタ部18にレーザ
ービームの走査光学系として設けられている主走査光学
ユニット22を示している。この主走査光学ユニット2
2は、ケーシング24に、R、G、Bの各色のレーザビ
ームを発するレーザ光源52R、52G、52Bが設け
られた光源ユニット56R、56G、56Bが配設され
ている(以下、総称するときには「光源ユニット56」
という)。
【0032】なお、レーザ光源52Rは、Rの波長(例
えば680nm)のレーザビームを射出する半導体レーザ
(LD)が設けられ、レーザ光源52G、52Bは、L
Dと該LDから射出されるレーザビームを1/2波長の
レーザビームに変換する波長変換素子(SHG)を備え
ており、SHGからGの波長(例えば532nm)、Bの
波長(例えば475nm)のレーザビームを射出するよう
にLDの発振波長が定められている。
【0033】レーザ光源52R、52G、52Bのそれ
ぞれのレーザビーム射出側には、コリメータレンズ58
及び音響光学変調器(以下「AOM60」と言う)が順
に配置されている。
【0034】図5(B)に示されるように、AOM60
は、入射されるレーザビームが通過する音響光学変調媒
質64と超音波を発生するトランスデューサ66とによ
って構成されている。AOM60では、トランスデュー
サ66に所定の高周波信号が入力されることにより発生
される超音波が音響光学変調媒質64内を伝播する。レ
ーザー光源52R、52G、52Bから発せられ、コリ
メータレンズ58を透過したレーザービームは、AOM
60を通過するときに、この超音波によって回折され
る。
【0035】図3に示されるように、主走査光学ユニッ
ト22のケーシング24内には、平面ミラー70、ビー
ムエキスパンダ72及びシリンドリカルレンズ74と共
に、主走査偏向手段としてポリゴンミラー(PLG)7
6が順に設けられている。それぞれのAOM60から射
出されるレーザービームは、平面ミラー70で反射され
ると、ビームエキスパンダ72によって平行光とされた
のち、シリンドリカルレンズ74によって線状に結像さ
れてポリゴンミラー76の偏向反射面78上の略同一位
置に照射される。このとき、ポリゴンミラー76が高速
回転することにより、レーザービームは主走査方向に偏
向されながら反射され、所定の走査速度で主走査方向へ
走査される。
【0036】なお、G及びBのレーザビームを発するL
Dとして固定レーザを用いているときには、ビームエキ
スパンダ72とシリンドリカルレンズ74との間のレー
ザビームの光路上にNDフィルタを設け、レーザビーム
を僅かに偏向し(例えば約0.5°)、反射したレーザ
ビームがLDに戻ることにより発振してしまうのを防止
することが好ましい。また、くさび形状に形成したND
フィルタを用いて、レーザビームの偏向角度の調整を行
なうようにしても良い。
【0037】ポリゴンミラー76のレーザビーム反射側
には、露光面上の走査速度を補正するfθレンズ80、
副走査方向にパワーレンズを持つ面倒れ補正用のシリン
ドリカルレンズ82及びシリンドリカルミラー84が順
に配置されており、さらに、シリンドリカルミラー84
のレーザビーム射出側には、折り返しミラー86が配置
されている。
【0038】ポリゴンミラー76で主走査方向へ偏向さ
れながら反射されたレーザビームは、fθレンズ80、
シリンドリカルレンズ82を順に透過した後、シリンド
リカルミラー84によって折り返しミラー86へ向けて
反射され、さらに、折り返しミラー86により、印画紙
62へ向けて反射される。これにより、レーザビーム
は、印画紙62へ主走査されながら照射される。
【0039】なお、図3では、ポリゴンミラー76の回
転方向、レーザビームの主走査方向及び印画紙62の副
走査方向をそれぞれ矢印A、矢印B及び矢印Cによって
示している。また、折り返しミラー86を省略してシリ
ンドリカルミラー84によって略鉛直方向下方へ向けて
反射させて、印画紙62に照射するようにしても良い。
【0040】図4には、レーザプリンタ部18の電気系
の概略構成を示している。レーザプリンタ部18は、記
録用の画像データを記憶するフレームメモリ54を備え
ており、I/F回路90を介して画像処理部16から入
力される画像データ(印画紙62に記録すべき画像の各
画素毎のR、G、B濃度を表すデータ)が、フレームメ
モリ54に一旦記憶される。このフレームメモリ54に
記憶された画像データは、D/A変換器88を介して主
走査光学ユニット22が設けられている露光部92へ出
力される。
【0041】露光部92には、ポリゴンミラー76が設
けられている主走査光学ユニット22、各色のレーザ光
源52の各LDを駆動するLDドライバ94及びAOM
60を駆動するAOMドライバ96と共に、これらを制
御する主走査制御回路98が設けられている。また、主
走査制御回路98は、図示しないマイクロコンピュータ
を備えたプリンタ部制御回路100に接続されており、
主走査制御回路98は、プリンタ部制御回路100から
の制御信号に基づいてレーザ光源52、AOM60と共
に主走査ユニット22に設けられているポリゴンミラー
76の駆動用の図示しないモータ等を制御して、レーザ
ービームを主走査する。
【0042】この時、R、G、Bの各色に対応したAO
M60には、AOMドライバ96からトランスデューサ
66に画像データに応じた高周波信号が入力される。こ
れにより、AOM60では、トランスデューサ66が音
響光学変調媒質64内に高周波信号に応じた超音波伝播
を生じさせ、音響光学変調媒質64に照射されたレーザ
ビームに回折を生じさせる。これにより、レーザービー
ムは、高調波信号の振幅に応じた強度の回折光としてA
OM60から射出される。すなわち、画像データに応じ
て回折されたレーザービームがAOM60から射出さ
れ、印画紙62がこのレーザービームによって露光され
ることにより、画像データに応じた画像が形成される。
【0043】なお、プリンタ部制御回路100には、ケ
ーシング24内を加圧するファンモータ104、レーザ
プリンタ部18に装填されたマガジンから印画紙62を
引き出すマガジンモータ106がプリンタ部ドライバ1
02を介して接続されていると共に、印画紙62の裏面
に文字等をプリントするバックプリント部108、オペ
レータが各種のプリント指示をするための操作パネル1
10などが接続されている。これにより、プリンタ部制
御回路100は、露光部92の作動に合せてこれらの作
動を制御して、印画紙62に露光処理を施す。
【0044】また、プリント部制御回路100には、プ
ロセッサ部20で現像処理が終了した印画紙62の画像
濃度を測定する濃度計112及びプロセッサ部20に設
けられている図示しないプロセッサ部制御回路が接続さ
れており、レーザープリンタ部18とプロセッサ部20
の作動を同期させ、レーザプリンタ部18で画像を形成
した印画紙62を連続してプロセッサ部20で処理でき
るようにしている。
【0045】ところで、図3に示されるように、主走査
光学ユニット22には、折り返しミラー86と印画紙6
2の搬送路の間に、反射ミラー120が配置されてい
る。なお、本実施の形態では、折り返しミラー86と印
画紙62の搬送路の間に反射ミラー120を設けた例を
説明するが、本発明は、主走査偏向手段であるポリゴン
ミラー76と記録媒体である印画紙62の間であれば反
射ミラー120を何れの位置に配置しても良い。
【0046】図5(A)に示されるように、この反射ミ
ラー120は、レーザービームの主走査方向に沿った一
端側に配置されており、主走査されるレーザービーム
は、画像記録領域外へ向けられたときに反射ミラー12
0に照射され、この後に画像記録領域へ照射されるよう
になっている。
【0047】すなわち、レーザビームの主走査領域(図
5(A)で二点鎖線で示す)は、画像記録領域よりも広
げられており、前記した反射ミラー120は、この主走
査領域内で画像記録領域外に配置されている。これによ
り、主走査方向へ走査されるレーザービームは、反射ミ
ラー120に照射された後に、画像記録領域へ照射され
るようになっている。
【0048】また、主走査光学ユニット22には、この
反射ミラー120に対向して、SOSセンサ122が設
けられている。SOSセンサ122は、反射ミラー12
0の所定の位置Pで反射されたレーザービームを受光す
るようになっている。すなわち、主走査方向に沿った反
射ミラー120上の位置Pにレーザービームが照射され
たときに、このレーザービームをSOSセンサ122に
よって検出するようになっている。
【0049】このSOSセンサ122は、ポリゴンミラ
ー76及び反射ミラー120で反射されてSOSセンサ
122に達するまでのレーザービームの光路長が、ポリ
ゴンミラー76で反射されて印画紙62に達するまでの
レーザービームの光路長とが略等しくなる位置に配置さ
れている。すなわち、SOSセンサ122は、印画紙6
2の主走査線上に配置されているのと同等となる位置に
設けられている。
【0050】図4に示されるように、SOSセンサ12
2は、主走査制御回路98に接続されており、主走査制
御回路98では、このSOSセンサ122の検出結果か
らレーザービームが画像記録領域に達するタイミングを
判断し、この判断結果に基づいてAOM60を制御す
る。
【0051】これにより、図5(A)に示されるよう
に、印画紙62は、画像データに応じて変調され、さら
に、ポリゴンミラー76及びfθレンズ80によって偏
光された光ビームが、主走査開始位置Qsから主走査終
了位置Qeまでの画像記録領域に照射されるようになっ
ている。
【0052】一方、レーザービームが反射ミラー120
の印画紙62側の端部に照射されると、少なからずレー
ザービームのフレア反射が生じて、印画紙62を露光し
てしまうことがある。このような反射ミラー120の端
部でのレーザービームのフレア反射を防止するために、
露光部92の主走査制御回路98では、SOSセンサ1
22によってレーザービームを検出すると、AOM60
でのレーザービームの回折を停止し、レーザービームが
記録開始位置Qsに達するタイミングで、AOM60を
オンして、印画紙62の露光を行うようにしている。
【0053】図5(B)に示されるように、AOM60
では、トランスデューサ66によって発せられた超音波
が、音響光学変調媒質64内を伝播し、この超音波がレ
ーザービームの照射位置を通過するときにレーザービー
ムを回折する。このために、例えば、AOM60をオフ
してから実際にレーザービームの回折が停止するまで
に、音響光学変調媒質64内での超音波の伝播速度V
と、トランスデューサ66からレーザービームの回折位
置Mまでの伝播距離Lに応じて遅れが生じる。
【0054】この遅れ時間T0は、 T0=L/V となる。
【0055】この時、ポリゴンミラー76は常に回転し
ているため、レーザービームの回折の停止が遅れると、
レーザービームの照射位置が主走査方向へ移動する。露
光部92では、レーザービームの回折の停止が遅れて
も、レーザービームの反射ミラー120上の照射位置
が、反射ミラー120の端部に達するのを防止するよう
に、AOM60へのレーザービームの照射位置、すなわ
ち、音響光学変調媒質64内でのレーザービームの回折
位置Mを設定している。
【0056】図5(A)に示されるように、AOM60
から射出されたレーザービームは、ポリゴンミラー76
で反射され、さらにfθレンズ80を透過して反射ミラ
ー120又は印画紙62に照射される。このとき、レー
ザービームの印画紙62上での主走査速度v、fθレン
ズ80の焦点距離f、印画紙62と反射ミラー120の
光路差tから、反射ミラー120上でのレーザービーム
の走査速度v1は、v1=v・(f−t)/fとなる。
【0057】また、反射ミラー120でのフレア反射を
防止するためには、遅れ時間T0の間の反射ミラー12
0上での光ビームの移動距離l0は、 l0=v1・T=(L/V)・v・(f−t)/f となる。
【0058】この移動距離l0は、反射ミラー120の
反射位置Pから反射ミラー120の印画紙62側端部ま
での主走査方向に沿った距離lより短ければ良い(l0
<l)ことから、フレア反射を防止するための伝搬距離
Lは、 L<l・V/{v(f−t)/f} となる。
【0059】露光部92では、この伝搬距離Lとなる回
折位置Mにレーザービームが照射されるようにしてい
る。
【0060】これにより、SOSセンサ122によって
レーザービームを検出すると、レーザービームは、照射
位置が反射位置Pから距離lo(lo<l)だけ反射ミラ
ー120上を移動した後に、反射ミラー120の端部に
達する前に、一旦、照射が停止されるようになってい
る。
【0061】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0062】本実施の形態に適用したデジタルラボシス
テム10では、カラーCCDスキャナ14で写真フィル
ム等に記録されている画像を画像データとして読み込む
と、この画像データを画像処理部16へ出力する。画像
処理部16では、カラーCCDスキャナ14によって読
み込んだ画像データに所定の画像処理を施し、印画紙6
2に記録する記録用画像データとしてレーザプリンタ部
18へ出力する。
【0063】レーザプリンタ部18では、画像処理部1
6から入力された画像データをフレームメモリ54に格
納した後、このフレームメモリ54に格納した画像デー
タに基づいて露光部92等を制御して、画像データに応
じて印画紙62を走査露光し、画像データに応じた画像
を印画紙62に形成する。
【0064】プリンタ部18で画像露光された印画紙6
2は、レーザプリンタ部18からプロセッサ部20へ送
られて現像処理が施される。これにより、カラーCCD
スキャナ14で読み込んだ画像に基づいた写真プリント
が得られる。
【0065】一方、レーザプリンタ部18に設けられて
いる主走査光学ユニット22は、画像データに応じた信
号が光源ユニット56のAOM60(AOMドライバ9
6)に入力されることにより、レーザ光源52から発せ
られるR、G、Bのレーザビームをそれぞれの色の画像
データ(濃度データ)に基づいて変調して平面ミラー7
0へ向けて射出する。
【0066】平面ミラー70へ向けて射出された各色の
レーザビームは、平面ミラー70でポリゴンミラー76
へ向けて反射され、回転するポリゴンミラー76によっ
て主走査方向へ走査されながら反射される。この後、レ
ーザービームは、fθレンズ80等を透過した後、シリ
ンドリカルミラー84及び折り返しミラー86によって
印画紙62へ向けて反射される。これにより、印画紙6
2は、レーザービームによって走査露光される。
【0067】一方、露光する露光部92では、レーザー
ビームを主走査するときに、反射ミラー120に照射し
たレーザービームをSOSセンサ122によって検出す
ると、この検出タイミングに基づいてAOM60による
レーザービームの画像データに基づいた変調を行う。す
なわち、露光部92では、SOSセンサ122でレーザ
ービームを検出すると、印画紙62への主走査開始タイ
ミングを設定し、この設定結果に基づいてレーザービー
ムを変調する。
【0068】このとき、露光部92では、SOSセンサ
122によって反射ミラー120の反射位置Pに照射さ
れたレーザービームを検出すると、AOM60によるレ
ーザービームの回折を一旦停止した後、レーザービーム
が記録開始位置Qsに達するタイミングで、レーザービ
ームの照射を再開する。これにより、印画紙62は、記
録開始位置Qsから記録終了位置Qe間の一定の領域が露
光される。
【0069】ところで、AOM60では、トランスデュ
ーサ66に高周波信号が入力されることにより、この高
周波信号に応じた超音波を発生させ、この超音波が音響
光学変調媒質64内を伝播することにより、音響光学変
調媒質64に照射されたレーザービームを回折する。こ
のとき、音響光学変調媒質64内の超音波の伝播速度V
とトランスデューサ66からレーザービームが照射され
る回折位置Mまでの伝播距離Lによって遅れが生じる。
【0070】このために、SOSセンサ122によって
レーザービームを検出してからレーザービームの回折を
停止するまでの間に、レーザービームは、反射ミラー1
20上を主走査される。
【0071】一般に、AOM60でのレーザービームの
回折位置Mからトランスデューサ66までの距離である
伝播距離Lを短くすることが好ましいが、本実施の形態
に適用した主走査光学ユニット22では、さらに、伝播
距離Lが L<l・V/{v(f−t)/f} となるようにAOM60の音響光学変調媒質64へレー
ザービームを照射する位置である回折位置Mを調整して
いる。
【0072】これにより、AOM60によって例えば、
遅れ時間To(To=L/V)が生じた場合、この遅れ時
間Toの間、レーザービームの照射位置が反射ミラー1
20上を移動する。
【0073】このときに、露光部92では、AOM60
によるレーザービームの回折が停止したときの反射ミラ
ー120上のレーザービームの反射位置P(図5(A)
参照)の移動距離loは、 lo=To・v1 =(L/V)・{v・(f−t)/f} となる。また、 L<l・V/{v(f−t)/f} から、l0<lとなる。
【0074】したがって、レーザービームが反射ミラー
120の印画紙62側の端部に達する前に、レーザービ
ームの照射が一旦停止するので、レーザービームが反射
ミラー120の端部へ照射されることによるフレア反射
が生じることがない。
【0075】例えば、V=4260m/sのAOM60
を用い、f=300mm、t=50mmの光学系で、解像度
300DPIの画像(1画素が84.7μm)を主走査速
度v=2100m/s(1画素の露光時間が40ns)で露
光して形成するときに、l=2mm、L=5mmとすると、レ
ーザービームが停止する前に、レーザービームが反射ミ
ラー120の端部に達してしまうことになる。
【0076】これに対して、V=4260m/sのAO
M60を用い、f=250mm、t=100mmの光学系
で、解像度300DPIの画像(1画素が84.7μm)
を主走査速度v=1050m/s(1画素の露光時間が8
0ns)で露光して形成するときに、l=2mm、L=1mmで
あれば、反射ミラー120でのフレア反射を生じること
がない。
【0077】このように、露光部92では、反射ミラー
120の端部でレーザービームのフレア反射が生じない
ようにしているので、フレア反射したレーザービームに
よって印画紙62を不必要に露光して、印画紙62に形
成する画像を損ねてしまうことがない。
【0078】なお、以上説明した本実施の形態は、本発
明の構成を限定するものではない。
【0079】本実施の形態では、レーザービームが反射
ミラー120の端部でフレア反射を生じることがないよ
うに、AOM60へのレーザービームの入射位置を調整
したが、SOSセンサ122によって検出するレーザー
ビームの反射位置Pから反射ミラー120の印画紙62
側の端部までの主走査方向に沿った距離lを、 l<(L/V)・f/{v・(f−t)} となるように、SOSセンサ122によって検出するレ
ーザービームの反射ミラー120上での反射位置Pを調
整しても良い。
【0080】また、v1<vであるから、 L<l・V/v 又は、l<L・v/V となるようにしても良い。
【0081】また、本実施の形態では、トランスデュー
サー66が作動してからの時間に基づいて距離L等を設
定するように説明したが、SOSセンサ122が反射ミ
ラー120によって反射されたレーザビームを検出して
から、トランスデューサー66が作動するまでの時間を
考慮することがより好ましい。
【0082】すなわち、図4に示されるように、露光部
92では、SOSセンサ122の検出結果を主走査制御
回路98に読み込んで、SOS信号を検出したと判断す
る。この後に、主走査制御回路98がレーザビームを停
止に相当する画像信号をAOMドライバ96に出力する
ことにより、トランスデューサー66が作動する。
【0083】主走査制御回路98は、所定の周波数のク
ロック信号に同期して種々の処理を行う。すなわち、S
OSセンサ122からのSOS信号は、クロック信号に
同期化して読み込まれ、また、AOMドライバ96に
は、画像信号がクロック信号に同期化されて出力され
る。
【0084】これにより、SOSセンサ122がレーザ
ビームを検出してからトランスデューサー66が作動す
るまでにクロック信号の周期に応じた時間差が生じる。
この時間差は、例えばクロック信号の周波数を5MHzと
したときに、クロック信号の周期が200nsecとなる
ため、最大で200nsecの時間となる。
【0085】一方、SOSセンサ122がレーザビーム
を検出してからトランスデューサー66が作動するまで
の間にもレーザビームが走査されるため、この時間差が
レーザビームの回折停止を送らせる遅延時間となる。し
たがって、この時間差を遅延時間τとすると、 L<l・V/{v・(f−t)/f}−V・τ すなわち、 L<V・〔l/{v・(f−t)/f}−τ〕 とすることがより好ましい。
【0086】これにより、反射ミラー120でのレーザ
ビームのフレア反射を、より確実に防止し、印画紙62
により仕上がり品質の高い画像を形成することができ
る。
【0087】また、本実施の形態では、折り返しミラー
86と印画紙62の間に、SOSセンサ122へ向けて
レーザービームを反射する反射ミラー120を設けて説
明したが、この反射ミラー120の設置位置は、例え
ば、ポリゴンミラー76の近傍等、主走査偏向手段と記
録媒体の間で、主走査されるレーザービームをSOSセ
ンサ122で検出できる位置であれば、任意の位置に配
置した構成に適用することができる。
【0088】さらに、本実施の形態では、R、G、Bの
各色のレーザービームを用いて露光する走査光学系とし
て説明したが、本発明が適用される走査光学系は、単一
波長のレーザービームを用いたものであっても良い。
【0089】なお、本本実施の形態では、印画紙62を
露光するデジタルラボシステム10のレーザプリンタ部
18に本発明の走査光学系を適用して説明したが、本発
明の走査光学系は、これに限らず、記録媒体として感光
ドラムを用いる複写機など、任意の記録媒体に画像を形
成する走査光学系に適用することができる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、音
響光学変調媒質内の超音波の伝播速度、レーザービーム
の主走査速度及び反射ミラー上の露光領域側の端部から
反射位置間ので距離に基づいて、音響光学変調媒質への
レーザービームの照射位置を設定しているので、反射ミ
ラーの端部にレーザービームが照射されることによるレ
ーザービームのフレア反射を防止することができる。
【0091】これにより、記録媒体に形成する画像の仕
上がりを損ねてしまうことがなく、仕上がり品質の高い
画像を形成することができると言う優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したデジタルラボシステム
の概観を示す概略構成図である。
【図2】デジタルラボシステムの概略構成を示す要部ブ
ロック図である。
【図3】主走査光学ユニットの概略構成を示す要部斜視
図である。
【図4】主走査光学ユニットを設けたレーザプリンタ部
の概略構成を示すブロック図である。
【図5】(A)は本発明を適用した主走査光学ユニット
の概略を示す構成図、(B)は主走査光学ユニットに用
いたAOMの概略を示す構成図である。
【符号の説明】
10 デジタルラボシステム 18 レーザプリンタ部 22 主走査光学系 52 レーザ光源 56 光源ユニット 60 AOM(音響光学変調素子) 62 印画紙(記録媒体) 64 音響光学変調媒質 66 トランスデューサ 76 ポリゴンミラー(主走査偏向手段) 80 fθレンズ 98 主走査制御回路 120 反射ミラー 122 SOSセンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源から発するレーザビームが音
    響光学変調媒質を通過するときに、トランスデューサー
    によって入力する超音波によって該レーザービームを回
    折する音響光学変調素子と、 前記音響光学変調素子によって回折されたレーザービー
    ムを記録媒体の主走査方向へ偏向する主走査偏向手段
    と、 前記記録媒体の露光領域外に設けられて前記主走査偏向
    手段からのレーザービームを反射する反射ミラーと、 前記反射ミラーによって反射されたレーザービームを受
    光することにより主走査開始位置を判断するためのセン
    サと、 を含み、主走査方向に偏向されるレーザビームによって
    前記記録媒体の所定の領域を露光する走査光学系であっ
    て、 前記音響光学変調媒質内でのレーザービームの回折位置
    となるレーザービームの照射位置から前記トランスデュ
    ーサまでの距離を、前記反射ミラーの前記記録媒体側の
    端部からの前記センサに受光されるレーザービームの反
    射ミラー上の反射位置、前記レーザービームの主走査速
    度及び前記音響光学変調媒質内での超音波の伝播速度に
    基づいて設定していることを特徴とする走査光学系。
  2. 【請求項2】 レーザ光源から発して音響光学変調素子
    の音響光学変調媒質を通過するときに、トランスデュー
    サーによって入力する超音波によって強度変調したレー
    ザービームを、記録媒体の主走査方向へ偏向する主走査
    偏向手段及びfθレンズを含む光学系によって前記記録
    媒体を走査露光するときに、前記記録媒体の露光領域外
    に設けた反射ミラーの所定位置で反射されたレーザービ
    ームを、主走査開始位置を判断するためのセンサによっ
    て受光する走査光学系であって、 前記fθレンズの焦点距離をf、前記記録媒体上でレー
    ザービームの移動速度である主走査速度をv、前記反射
    ミラーと前記記録媒体上の露光面との距離をt、前記セ
    ンサによって検出されるレーザービームの反射ミラー上
    での反射位置から反射ミラーの画像記録領域側の端部ま
    での距離をl、前記音響光学変調媒質内での前記超音波
    の伝搬速度をV、前記トランスデューサーから前記レー
    ザービームの通過点までの距離をL、としたときに、 L<l・V/{v・(f−t)/f} であることを特徴とする走査光学系。
  3. 【請求項3】 レーザ光源から発して音響光学変調素子
    の音響光学変調媒質を通過するときに、トランスデュー
    サーによって入力する超音波によって強度変調したレー
    ザービームを、記録媒体の主走査方向へ偏向する主走査
    偏向手段及びfθレンズを含む光学系によって前記記録
    媒体を走査露光するときに、前記記録媒体の露光領域外
    に設けた反射ミラーの所定位置で反射されたレーザービ
    ームを、主走査開始位置を判断するためのセンサによっ
    て受光する走査光学系であって、 前記fθレンズの焦点距離をf、前記記録媒体上でレー
    ザービームの移動速度である主走査速度をv、前記反射
    ミラーと前記記録媒体上の露光面との距離をt、前記セ
    ンサによって検出されるレーザービームの反射ミラー上
    での反射位置から反射ミラーの画像記録領域側の端部ま
    での距離をl、前記反射ミラーで反射されたレーザービ
    ームが前記センサに入射してから前記音響光学変調素子
    が作動するまでの時間をτ、前記音響光学変調素子が作
    動することにより前記音響光学変調媒質内での前記超音
    波の伝搬速度をV、前記トランスデューサーから前記レ
    ーザービームの通過点までの距離をL、としたときに、 L<V・〔l/{v・(f−t)/f}−τ〕 であることを特徴とする走査光学系。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130020559A (ko) * 2011-08-19 2013-02-27 레이저 이미징 시스템즈 게엠베하 & 코. 카게 직접 이미징을 위한 시스템과 방법
CN107967911A (zh) * 2016-10-18 2018-04-27 南京理工大学 一种产生单一超声横波的光学换能器及方法

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