JP2000290334A - 重合反応の停止方法 - Google Patents
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Abstract
的に失活でき、熱安定性に優れたオキシメチレン系重合
体を提供する。 【解決手段】 トリオキサン、あるいはトリオキサンと
環状エーテルおよび/または環状アセタールとの混合物
を、カチオン活性触媒を用いて重合してオキシメチレン
重合体または共重合体を製造するにあたり、該触媒の失
活剤を、SP値(溶解度パラメーター)が9.5〜1
2.5である有機溶媒に溶解して添加することを特徴と
する重合反応の停止方法。
Description
重合触媒を失活させ、重合反応を停止させる方法に関す
る。更に詳しくは、トリオキサン等をカチオン活性触媒
により重合し、オキシメチレン重合体または共重合体を
製造するに際し、触媒の失活剤を特定の有機溶媒に溶解
して添加し、重合反応を停止させる方法に関する。
ンと環状エーテルおよび/または環状アセタールとをカ
チオン活性触媒を用いて重合させて、オキシメチレン重
合体または共重合体を得ることは公知であり、種々の方
法が提案されている。これらのうち、実質上溶媒を使用
しない塊状重合またはモノマーに対して、20%以下の
溶媒を用いる準塊状重合が工業的に望ましい方法であ
る。更に、重合により得られたオキシメチレン重合体ま
たは共重合体の粗重合体は、解重合を阻止するために触
媒を失活させる必要がある。
の方法が提案されている。例えば、特開昭58−348
19号には、トリエチルアミン、トリブチルアミン、水
酸化カルシウム等の塩基性中和剤を含む水溶液中、ある
いは有機溶媒中で失活する方法が提案されている。しか
し、重合体に対して同一重量以上の多量の失活剤の溶媒
を用いることは、溶媒と重合体の分離や、溶媒回収が必
要となり、失活化工程が非常に複雑になってしまう欠点
を有し、工業的に有利な方法とは言い難い。
27519号には、亜硫酸金属塩を用いる方法が提案さ
れているが、これらの固体の失活剤を用いて触媒を失活
した重合体の熱安定性は、満足するものではない。一
方、特開昭57−80415号には、三級ホスフィン化
合物の有機溶媒溶液を失活剤として用いる方法が、更
に、特開平8−208784号には特定のヒンダードア
ミン化合物の有機溶媒溶液を用いる方法がそれぞれ提案
されているが、これらの溶媒のSP値(溶解度パラメー
ター)に関しては全く記載が無い。
況を鑑み、洗浄による重合触媒の除去を行う必要がな
く、熱安定性に優れたオキシメチレン重合体または共重
合体を得ることのできる簡略でかつ効率的に重合触媒を
失活することを目的とする。
題を解決すべく鋭意検討した結果、重合触媒の失活剤
を、特定の有機溶媒に溶解して添加することにより、重
合を停止することができることを見出し、本発明を完成
するに至った。
いはトリオキサンと環状エーテルおよび/または環状ア
セタールとの混合物を、カチオン活性触媒を用いて重合
してオキシメチレン重合体または共重合体を製造するに
あたり、該触媒の失活剤を、SP値(溶解度パラメータ
ー)が9.5〜12.5である有機溶媒に溶解して添加
する重合反応の停止方法である。
一般的に使用されてきた塩基性中和剤あるいはルイス塩
基等を有機溶媒に溶解して添加するに際し、オキシメチ
レン重合体または共重合体と親和性の高い特定の有機溶
媒に溶解して添加することにより、重合触媒の失活を簡
略にかつ効率的に行い、失活時の副反応を抑制して、熱
安定性に優れたオキシメチレン重合体または共重合体を
得ることにある。本発明の方法によれば、失活剤を溶解
するために用いる溶媒が、オキシメチレン重合体または
共重合体と親和性が高い作用によって、失活剤が極めて
効率的に働き、重合しつつある活性カチオン末端が、安
定な末端基を形成して封鎖されることによるものと解さ
れる。
本発明における重合方法としては、塊状重合法、溶融重
合法等がある。例えば、好ましい重合方法としては、実
質上溶媒を用いない塊状重合法か、またはモノマーに対
して20%以下の溶媒を用いる準塊状重合法があり、溶
融状態にあるモノマーを用いて重合し、重合の進行と共
に粉塊状化した固体のポリマーを得る方法である。
ルデヒドの環状三量体であるトリオキサンを主体とする
ものであり、コモノマーとして用いられる環状エ−テル
または環状アセタ−ルは、次の一般式(2)で表される
化合物を意味する。
るものであり、水素原子または炭素数1〜5のアルキル
基を表す。R5 はメチレン基またはオキシメチレン基ま
たはそれぞれアルキル基で置換されたメチレン基または
オキシメチレン基(nは0〜3の整数)を示すか、さら
には一般式(3)または(4)で表される二価の基を示
す(nは1であり、mは1〜4の整数)。〕
ールとしては、エチレンオキサイド、プロピレンオキシ
ド、1,3-ジオキソラン、1,3-ジオキサン、1,3-ジオキセ
パン、1,3,5-トリオキセパン、1,3,6-トリオキソカンな
どが挙げられる。特にコモノマ−としては1,3−ジオ
キソランが好ましい。また、本発明の重合法において、
オキシメチレン重合体または共重合体の分子量調節のた
めに、必要ならば適当な分子量調節剤を用いても良い。
ン活性触媒が用いられる。このようなカチオン活性触媒
としては、ルイス酸、殊にホウ素、スズ、チタン、リ
ン、ヒ素およびアンチモン等のハロゲン化物、例えば三
フッ化ホウ素、四塩化スズ、四塩化チタン、五塩化リ
ン、五フッ化リン、五フッ化ヒ素および五フッ化アンチ
モン、およびその錯化合物または塩の如き化合物、プロ
トン酸、例えばトリフルオロメタンスルホン酸、パーク
ロル酸、プロトン酸のエステル、殊にパークロル酸と低
級脂肪族アルコールとのエステル、プロトン酸の無水
物、特にパークロル酸と低級脂肪族カルボン酸との混合
無水物、あるいは、トリエチルオキソニウムヘキサフル
オロホスファート、トリフェニルメチルヘキサフルオロ
アルゼナート、アセチルヘキサフルオロボラートなどが
挙げられる。特に三フッ化ホウ素を含む化合物、あるい
は三フッ化ホウ素水和物および配位錯体化合物が好適で
あり、エ−テル類との配位錯体である三フッ化ホウ素ジ
エチルエ−テラ−ト、三フッ化ホウ素ジブチルエーテラ
ートは特に好ましい。
式、連続式のいずれでも可能であり、バッチ式重合装置
としては、一般的に用いられる攪拌機付きの反応槽が使
用できる。連続式重合装置としては、重合時の急激な固
化、発熱に対処可能な強力な攪拌能力、緻密な温度制
御、さらにはスケ−ルの付着を防止するセルフクリ−ニ
ング機能を備えたニ−ダ−、二軸スクリュー式連続押出
混練機、二軸のパドル型連続混合機、その他、これまで
に提案されているトリオキサンの連続重合装置が使用可
能で、2種以上のタイプの重合機を組み合わせて使用す
ることもできる。
量等により特に限定はされないが、一般に用いられる塊
状重合法を採用するならば、60〜120℃、好ましく
は60〜110℃の温度範囲である。また、重合時間は
触媒量、重合温度とも関係し、特に制限はないが、一般
には0.25〜120分の重合時間が選ばれ、特に1〜
30分とするのが好ましい。
出され、次いで直ちに失活剤と混合接触させて重合触媒
の失活化を行い重合反応を停止することが必要である。
本発明においては重合後に触媒の失活剤を、特定の有機
溶媒に溶解して添加し、生成粗共重合体と混合接触させ
触媒の失活及び重合の停止を行うことである。
示される三級ホスフィン化合物、
基であり、それぞれ同一であっても異なってもよい。)
および/または、アミン化合物である。
三級の脂肪族アミンや芳香族アミン、ヘテロ環アミン、
ヒンダードアミン類を挙げることができる。また、アル
カリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物などの無機化合
物の触媒失活剤で、本発明の特定の有機溶媒に溶解する
ものであれば特に制限はない。
エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モ
ノ−n−ブチルアミン、ジ―n―ブチルアミン、トリ−
n−ブチルアミン、アニリン、ジフェニルアミン、ピリ
ジン、ピペリジン、モルホリンなどが使用できる。これ
らの中で特に三級ホスフィン化合物および三級アミンは
好ましく、トリフェニルホスフィンが最も好適である。
止が行われる限りにおいて特に制限はないが、通常、使
用した重合触媒の0.5〜30倍モルで、好ましくは1
〜20倍モルである。
ために用いる有機溶媒としては、SP値(溶解度パラメ
ーター)が9.5〜12.5であるものである。SP値
が前記の範囲外であると、オキシメチレン重合体または
共重合体との親和性が低いために、失活剤が効率的に働
らかないため、好ましくない。
は、具体的には、1,4−ジオキサン、n−プロピルア
ルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコ
ール、sec-ブチルアルコール、イソブチルアルコール、
tert−ブチルアルコール、n−ペンチルアルコール、ベ
ンジルアルコール、エチルセロソルブ、エチルカルビト
ール、炭酸ジメチル、アニソール、テトラリンなどが挙
げられる。なかでも1,4−ジオキサン、プロピルアル
コール類、ブチルアルコール類、テトラリンが好まし
い。
ては、粗重合体の0.01〜5wt%、好ましくは0.
01〜1wt%である。
細な粉粒体であることが好ましい。このためには重合反
応機が塊状重合物を充分粉砕する機能を有するものが好
ましく、また、重合後の反応物を別に粉砕機を用いて粉
砕した後に失活剤を加えてもよく、更に失活剤の存在下
で粉砕と攪拌を同時に行ってもよい。また粉砕は、粉砕
後の粒度が、標準ふるいを用いRo−Tap(ロータッ
プ)シェーカーによってふるい分けして、100wt%
が10メッシュの篩を通過し、そのうち90wt%以上
が20メッシュの篩を、60wt%以上が60メッシュ
の篩をそれぞれ通過するような粒度となるように粉砕す
ることが望ましい。このような粒度まで粉砕が行われな
い場合は、失活剤と触媒の反応は完結せず、従って残存
した触媒によって徐々に解重合が進行して分子量低下を
生じる。
好ましくは20〜130℃で行う。あまりに温度が低い
と失活反応の完結に時間を要し、高すぎると解重合が生
じ好ましくない。
キシメチレン重合体または共重合体は、そのまま後段の
安定化工程に送ることができる。しかし、一層の精製が
必要であるならば、洗浄、未反応モノマーの分離回収、
乾燥等を経ることができる。また、必要に応じて後工程
において、各種安定剤、滑剤等を配合し、押出機等によ
り溶融混練し、ペレット化して製品とする。
が、本発明はこれらに限定されるものでないことは言う
までもない。なお、実施例、比較例中の用語および測定
方法を以下に示す。
断面を有し、内断面の長径が20cmであり、周囲にジ
ャケットを有する、長いケース内に1対のシャフトを備
え、それぞれのシャフトには互いにかみ合う擬三角形板
が多数はめ込まれ、擬三角形板の先端でケース内面およ
び相手の擬三角形板の表面をクリーニングできる連続混
合機。 〔メルトインデックス(MI)〕190℃、2160g
標準荷重下での溶融指数(単位g/10分)。これは分子量
に対応する特性値として評価した。すなわち、MI値が
低い程分子量が高い。但し、粗重合体粉末に一定の安定
剤を添加し、東洋精機製ラボプラストミルで220℃、
20分間溶融安定化処理を実施した後、測定した値であ
る。 〔加熱重量減少率〕粗重合体粉末2gに安定剤(チバガ
イギー社製:イルガノックス245)4.0wt%を加えよく
混合し試験管に入れ、窒素置換後10torr減圧下で22
2℃、2時間加熱した場合の重量減少率を示す。
る類似の構造を有する連続重合機(シャフトには互いに
かみ合う擬三角形板の代わりにスクリュー様の羽根が多
数はめ込まれている)および停止剤混合機(2段目重合
機と類似の構造を有し、供給口部分から停止剤溶液を注
入し、連続的に重合体と混合せしめる連続重合機)を3
台直列に接続したものを使用し、オキシメチレン共重合
体の製造を実施した。1台目の重合機の入口から、トリ
オキサンに対して1,3−ジオキソラン4.4重量%お
よび分子量調節剤としてのメチラール500ppmを含
有するトリオキサンを連続的に供給し、同時に同じとこ
ろへ、三フッ化ホウ素ジエチルエ−テラ−トをベンゼン
に5wt%濃度に溶解させた溶液を、全モノマー(トリ
オキサン+1,3-ジオキソラン)に対して、BF3 として
60ppm になるように連続添加して、共重合を行った。
また、停止剤混合機の入口より、表1に示す溶媒に溶解
した失活剤を含む溶液を連続的に供給し、重合を停止
し、出口よりオキシメチレン共重合体を収得した。得ら
れた重合体の性状を表1に示す。比較のため、他の溶媒
を使用した場合についても同様な方法で重合体を製造
し、得られた重合体の性状を表1に示す。
よる触媒の除去を行う必要がなく、簡略にかつ効率的に
失活でき、熱安定性に優れたオキシメチレン系重合体が
得られる。
7)
合体の0.01〜5wt%、好ましくは0.01〜1w
t%である。
る類似の構造を有する連続重合機(シャフトには互いに
かみ合う擬三角形板の代わりにスクリュー様の羽根が多
数はめ込まれている)および停止剤混合機(2段目重合
機と類似の構造を有し、供給口部分から停止剤溶液を注
入し、連続的に重合体と混合せしめる連続重合機)を3
台直列に接続したものを使用し、オキシメチレン共重合
体の製造を実施した。1台目の重合機の入口から、トリ
オキサンに対して1,3−ジオキソラン4.4重量%お
よび分子量調節剤としてのメチラール500ppmを含
有するトリオキサンを連続的に供給し、同時に同じとこ
ろへ、三フッ化ホウ素ジエチルエ−テラ−トをベンゼン
に5wt%濃度に溶解させた溶液を、全モノマー(トリ
オキサン+1,3-ジオキソラン)に対して、BF3 として
60ppm になるように連続添加して、共重合を行った。
次に、停止剤混合機の入口より、粗重合体に対して0.5w
t%の表1に示す溶媒に溶解した失活剤を含む溶液として
連続的に供給し、重合を停止し、出口よりオキシメチレ
ン共重合体を収得した。得られた重合体の性状を表1に
示す。比較のため、他の溶剤を使用した場合についても
同様な方法で重合体を製造し、得られた重合体の性状を
表1に示す。
Claims (5)
- 【請求項1】 トリオキサン単独、あるいはトリオキサ
ンと環状エーテルおよび/または環状アセタールとの混
合物を、カチオン活性触媒を用いて重合してオキシメチ
レン重合体または共重合体を製造するにあたり、該触媒
の失活剤を、SP値(溶解度パラメーター)が9.5〜
12.5である有機溶媒に溶解して添加することを特徴
とする重合反応の停止方法。 - 【請求項2】 失活剤が一般式(1)で表される三級ホ
スフィン化合物である請求項1記載の停止方法。 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 は炭素数1〜18の炭化水素
基であり、それぞれ同一であっても異なってもよい。) - 【請求項3】 失活剤がアミン化合物である請求項1記
載の停止方法。 - 【請求項4】 カチオン活性触媒が三フッ化ホウ素ある
いはその配位化合物である請求項1に記載の停止方法。 - 【請求項5】 環状エ−テルが1,3-ジオキソランである
請求項1に記載の停止方法。
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