JP2000285199A - 媒体の読み取り方法及び媒体の読み取り装置 - Google Patents

媒体の読み取り方法及び媒体の読み取り装置

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JP2000285199A
JP2000285199A JP11093553A JP9355399A JP2000285199A JP 2000285199 A JP2000285199 A JP 2000285199A JP 11093553 A JP11093553 A JP 11093553A JP 9355399 A JP9355399 A JP 9355399A JP 2000285199 A JP2000285199 A JP 2000285199A
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宏彦 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】媒体の搬送速度が変化しても媒体に記録されて
いる画像を認識できるようにすることである。 【解決手段】媒体の搬送を開始し(図3,S11)、媒
体の読み取りが終了したなら(S13)、読み取った媒
体長L1と規格上の媒体長L0とから媒体長の比Cを求
める(S14)。そして、それぞれの文字の記録位置
(切り出し座標)X1〜Xnにその比Cを乗算して適正
な切り出し位置XCnを求める(S15)。その切り出
し位置から画像を切り出し認識を行う(S16)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、媒体の読み取り方
法及びその読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】媒体に記録された画像を媒体を搬送しな
がらラインセンサにより読み取り、読み取った画像の中
の文字を認識する装置が実用化されている。媒体に印刷
されている文字等の位置が予め決まっている場合には、
ラインセンサで読み取った画像から特定の位置の画像を
切り出し、その切り出した画像に対して文字認識を行う
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、媒体の
搬送速度によりラインセンサにより読み取られる媒体長
が変化するので、読み取り装置の基準となる搬送速度に
おける切り出し位置で画像を切り出すと、搬送速度が変
化した場合には、切り出した領域から認識対象の画像が
はみだし、目的とする画像を認識できないことが考えら
れる。
【0004】本発明の課題は、媒体の搬送速度が変動し
ても媒体に記録されている画像を認識できるようにする
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
媒体に記録されている画像を媒体を搬送して読み取る読
み取り方法であって、予め定められている媒体長と測定
された媒体長とから得られる情報と、画像の媒体上の記
録位置に関する情報とに基づいて画像を含む領域の切り
出し位置を算出し、算出した切り出し位置から切り出し
た画像を認識する。
【0006】この発明によれば、実際の搬送速度に合わ
せて画像を含む領域の切り出し位置を求めることができ
るので、媒体の搬送速度が基準搬送速度に対して変動し
た場合でも画像を正確に認識することができる。
【0007】請求項5記載の発明は、媒体に記録されて
いる画像を媒体を搬送して読み取る読み取り方法であっ
て、予め定められている媒体長と測定した媒体長とに関
する情報と、予め定められている第1の画像の媒体上の
記録位置に関する情報とに基づいて第1の画像を含む領
域の切り出し位置を算出し、第1の画像を含む領域の切
り出し位置から切り出された第1の画像を認識し、認識
された第1の画像の位置と第1の画像を含む領域の切り
出し位置から得られる第1の画像の位置とのずれ量を算
出し、ずれ量と第2の画像の記録位置に関する情報から
得られる第2の画像の位置とから第2の画像を含む領域
の切り出し位置を算出し、算出された第2の画像を含む
領域の切り出し位置から切り出された第2の画像を認識
する。
【0008】この発明によれば、第1の画像を認識して
得られる第1の画像の位置と、第1の画像の切り出し位
置から求めた第1の画像の位置とからそれらのずれ量を
算出し、そのずれ量に基づいて第2の画像の切り出し位
置を算出するようにしたので、仮に第1の画像の切り出
し位置がずれたとしても、第1の画像が認識できれば、
次に切り出す第2の画像を含む領域の切り出し位置をそ
のずれ量分補正することで第2の画像を正確に切り出す
ことができる。これにより、媒体の搬送速度が変動する
場合でも、画像を確実に認識することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態
の読み取り装置の読み取りユニットの構成を示す図であ
り、図2は、読み取り装置の回路ブロックである。この
実施の形態の読み取り装置は、競馬場の投票券に印刷さ
れている日付、レース番号、枠番号、投票券の発券番号
等を読み取る装置に関するものである。
【0010】図1において、装置本体の挿入口の付近に
は発光素子11a(例えば、フォトダイオード)と受光
素子11b(例えば、フォトトランジスタ)が対向して
配置された光センサ11が設けられており、投票券が挿
入されて発光素子11aから放射される光が遮られて受
光素子11bでその光を受光できなくなると、光が遮断
されたことを示す信号が光センサ11から出力される。
【0011】光センサ11により投票券が挿入されたこ
とが検出され、さらに、発光素子15aと受光素子15
bとからなる2番目の光センサ15の位置を投票券が通
過したことが検出されると、ソレノイド12が駆動さ
れ、投票券の読み取りが完了するまで次の投票券の挿入
が行えないように挿入シャッタが閉じられる。ソレノイ
ド12がオンか、オフかは光センサ13により検出さ
れ、光センサ13からソレノイド12の状態を示すデジ
タル信号が出力される。
【0012】マイクロスイッチ14、27及び28は、
開閉可能となっている読み取りユニットの開閉部分が閉
じられているか否かを検出するためのものである。搬送
路上には、挿入口付近の光センサ11を含めてそれぞれ
発光素子15a〜26aと受光素子15b〜26bとか
らなる13個の光センサ11,15〜26が配置されて
おり、それらの光センサにより投票券の位置を検出して
いる。
【0013】投票券を搬送する第1ローラ(図示せず)
は直流24Vを電源電圧とするDCモータ29により駆
動される。搬送路にはソレノイド30とそのソレノイド
30のオン、オフを検出する光センサ31が設けられて
いる。また、投票券が複数枚挿入された場合に、複数枚
の投票券に押圧を加えて投票券を1枚づつ繰り出すため
のプレートを動作させるソレノイド32とそのソレノイ
ド32のオン、オフを検出する光センサ33とが設けら
れている。
【0014】第2ローラ(図示せず)は、直流24Vを
電源電圧とするDCモータ34により駆動される。ま
た、搬送路にはソレノイド35とそのソレノイド35の
オン、オフを検出する光センサ36とが設けられてい
る。
【0015】厚みセンサ37で搬送される投票券の厚み
を検出し、コンタクトイメージセンサ(CISI)38
で1ライン毎に投票券の画像データを読み取る。投票券
1枚分の画像データを読み取ったなら、ソレノイド39
を駆動させて投票券に穴を空ける。これは投票券により
現金の払戻を行うので、データの読み取りが完了した投
票券と未処理の投票券を識別できるようにするためであ
る。
【0016】次に、読み取った投票券の数字等の認識が
行われ、数字が正常に認識できた場合には、図1の下側
の搬送路に投票券が搬送されるように切り換えゲートが
切り換えられる。また、投票券の数字が正常に認識でき
なかった場合には、図1の上側の搬送路に投票券が搬送
されるように切り換えゲートが切り換えられる。この切
り換えゲートはソレノイド40により切り換えられる。
ソレノイド40のオン、オフは光センサ41により検出
される。
【0017】図1の下側の搬送路に搬送された投票券
は、二重送り防止するためのソレノイド46により複数
の投票券の端が揃えられる。さらに、ソレノイド47に
より投票券が搬送路に押しつけられる。光センサ26
a、26bにより投票券がスタッカの直前まで搬送され
たことが検出されたなら、その投票券はスタッカに収納
されて搬送が終了する。光センサ46は二重送りを防止
するソレノイド45のオン、オフを検出するためのセン
サであり、光センサ48はソレノイド47のオン、オフ
を検出するためのセンサである。また、光センサ49
は、スタッカが満杯に近くなったことを検出するための
センサである。
【0018】図1の上側の搬送路に搬送された投票券
は、光センサ22a、22b、23a、23b、24
a、24bにより位置が検出され、DCモータ44によ
り駆動される図示しないローラにより搬送され返却口か
ら排出される。
【0019】次に、読み取り装置の回路構成を図2を参
照して説明する。MPU61は、1Mバイトのフラッシ
ュROM62に格納されている制御プログラムに従って
回路各部を制御する。MPU61はクロックジェネレー
タ63で生成されるクロックに基づいて動作する。MP
Uコントロールステータスレジスタ64は、MPU61
の状態を示すステータス情報を記憶するレジスタであ
る。割り込み制御レジスタ65はMPU61に対する割
り込みを制御する情報を記憶するレジスタである。メモ
リチェック回路66は、2MバイトのDRAM67のメ
モリチェックを行う。バス監視DMAC調停回路67
は、DMA転送のアクセスの調停を行う。また、128
KバイトのSRAM68には装置の設定データが記憶さ
れる。
【0020】インタロック制御回路69は、読み取りユ
ニットの開閉を検出するスイッチ(インタロックスイッ
チ)14,27,28のオン、オフを検出して、MPU
61に読み取りユニットの開閉部が閉じられているか否
かを通知する回路であり、最大4個のスイッチの入力信
号を検出することができる。
【0021】フォトセンサ状態回路70は、投票券の位
置を検出する光センサ(発光、受光素子)の出力信号を
コンパレータ71で比較した結果と、ソレノイドのオ
ン、オフを検出する光センサ13,33・・・のデジタ
ルの出力とが入力されており、各光センサの状態を示す
データをMPU61に出力する。
【0022】アナログマルチプレクサ72には、投票券
の位置を検出する光センサ11,15〜26の出力と、
電池電圧レベルを示す信号と、厚みセンサ37の検出信
号を信号増幅回路76で増幅した信号とが入力してお
り、フォト制御回路73は、そのアナログマルチプレク
サ72を制御する回路である。アナログマルチプレクサ
72の出力はA/Dコンバータ74に出力されており、
A/Dコンバータ74により光センサのアナログの検出
信号がデジタル信号に変換されてMPU61に出力され
る。
【0023】搬送時間計測回路75は、光センサ11,
15〜26の検出信号の変化から投票券の搬送時間を計
測する回路である。2相パルスモータ制御回路77は、
パルスモータ制御レジスタ78に設定されたデータに従
ってパルスモータ43の駆動信号を生成しドライバIC
79に出力してパルスモータ43を駆動する。
【0024】DCモータ制御回路80は、ドライバIC
81またはドライバPT板52上のドライバIC82を
介してDCモータ29,34,44を制御する。ソレノ
イド制御回路83は、ドライバIC84を介してソレノ
イド12,30・・・をオン、オフ制御する。
【0025】イメージセンサ38により読み取られる1
ライン分のイメージデータは、センサ制御部85の制御
の基にSRAM86に順次書き込まれ、投票券1枚分の
画像データがDRAM67に転送される。
【0026】イメージセンサ38により読み取られ、M
PU61により認識された文字、数字等のデータはDM
AC回路87により回線コントローラ88に送られ、回
線コントローラ88によりフラグ同期のHDLC手順に
基づくデータをホストコンピュータ等の上位制御部に送
信する。
【0027】電源PT板53に搭載されているDC/D
Cコンバータ89により24V、12V、5V、−12
Vの電圧が生成され、回路各部に供給される。次に、以
上のような構成の読み取り装置において、媒体(投票
券)の規格上の媒体長とセンサで読み取った実際の媒体
長とから画像の切り出し位置を算出する本発明の第1の
実施の形態の処理内容を、図3のフローチャート及び図
4を参照して説明する。
【0028】媒体が挿入口から挿入されたなら媒体の搬
送を開始する(図3,S11)。媒体を搬送し、イメー
ジセンサ38で1ラインづつ媒体を読み取る(S1
2)。媒体の読み取りが終了したなら(S13)、規格
上の媒体長L0に対する読み取った媒体長L1の比L1
/L0=Cを算出する(S14)。例えば、実際の搬送
速度が基準搬送速度の2倍であれば、イメージセンサ3
8により読み取られる媒体長は、基準搬送速度で搬送さ
れた媒体を読み取った場合の1/2となる。この媒体長
の比は基準搬送速度に対する実際の搬送速度の比の逆数
となる。
【0029】次に、予め定められている媒体上の画像
(文字)の記録位置から得られる画像を含む領域の切り
出し座標X1〜Xnに媒体長の比Cを乗算して実際の搬
送速度における適正な切り出し位置C・Xnを算出する
(S15)。そして、その座標C・Xnから画像を切り
出し認識を行う(S16)。
【0030】図4は、規格上の媒体長と媒体上の文字の
記録位置から求められる画像(認識対象の文字を含む領
域)の切り出し位置座標を示す図である。画像A1,A
2,A3は一定間隔毎に記録されており、基準搬送速度
における媒体長がL0、画像A1の切り出し位置が(X
1,Y1)、画像A2の切り出し位置が(X2,Y
1)、画像A3の切り出し位置が(X3,Y1)である
とする。
【0031】今、イメージセンサ38により、搬送され
る媒体が読み取られ、読み取られた媒体長がL1である
とすると、規格上の媒体長L0と実際に読み取られた媒
体長L1との比から、実際の搬送速度における画像A1
の切り出し位置(X1・L1/L0,Y1)を求めるこ
とができる。
【0032】これにより画像の切り出し位置を、実際の
搬送速度に応じた適正な位置にすることができるので、
認識対象の画像を正確に切り出して認識を行うことがで
きる。よって、認識対象の文字等の画像が欠けて認識誤
りが発生するのを防止できる。
【0033】次に、1つの画像の認識結果に基づいて次
の画像の切り出し位置を算出する本発明の第2の実施の
形態を、図5のフローチャート及び図6の説明図を参照
して説明する。
【0034】媒体の搬送を開始し(図5,S21)、イ
メージセンサ38により媒体から1ライン分づつすべて
の画像データを読み取る(S22)。媒体の読み取りが
完了したなら(S23)、上述した第1の実施の形態の
算出方法で規格上の媒体長と実際に読み取った媒体長と
の比Cを求め、その比から認識対象の画像を含む領域の
切り出し位置XC1を算出する(S24)。そして、そ
の切り出し位置から切り出した画像、すなわち1文字目
の文字認識を行う(S25)。
【0035】切り出す画像の領域は認識対象の文字より
広い領域が設定されているので、切り出した画像から文
字が認識できたなら、認識できた文字の座標(XA1,
YA1)と、媒体長の比から算出した切り出し位置にお
ける文字の座標とのずれ量を算出する。つまり実際に読
み取った1文字目の座標が、計算上の1文字目の座標に
対してどの程度ずれているかを計算する。
【0036】ずれ量が算出されたなら、2番目の文字を
含む領域の切り出し座標にずれ量を加算して2文字目の
切り出し位置を算出し、算出した位置から切り出した文
字の認識を行う(S27)。そして、2文字目を認識で
きたなら、その2文字目の座標をXAn,YAnとし
(S28)、文字数をカウントするカウンタnに「1」
を加算してn=2とする(S29)。さらに、カウンタ
nが総読取文字数より大きいか否かを判別する(S3
0)。
【0037】カウンタnの値が総読取文字数より小さけ
れば(S30,NO)、ステップS27に戻り認識でき
た2文字目の座標(XAn,YAn)と、計算上の2文
字目の座標とのずれ量を算出し、そのずれ量に基づいて
次の文字を含む領域の切り出し位置を算出する。これら
の処理を3文字目、4文字目・・・n文字目と順に行
う。そして、文字数をカウントするカウンタnの値が総
読取文字数より大きくなったならそこで処理を終了す
る。
【0038】図6は、第2の実施の形態の画像の切り出
し位置の説明図である。先ず、規格上の媒体長に対する
実際に読み取った媒体長の比と、予め定められている画
像の記録位置と基準搬送速度とから求められる画像の切
り出し位置とから、実際の搬送速度における画像の切り
出し位置を算出し、その切り出し位置から画像を切り出
して認識を行う。
【0039】例えば、画像A1を認識し、認識した画像
の左上隅の座標が(X1,Y1)であるとする。なお、
切り出される画像の領域は、切り出し位置が多少ずれて
も画像が認識できるように図6の各画像A1〜A3をよ
り広い領域であるとする。
【0040】実際の搬送速度から求めた切り出し位置に
おける計算上の画像A1の座標(左上隅の座標、以下同
じ)を(X1,Y1)、認識した画像の座標を(X
1’,Y’)とすると、両者のずれ量(A1,B1)は
(X1−X1’,Y1−Y1’)で表せる。ずれ量(A
1,B1)は、実際の搬送速度から求めた切り出し位置
を基準とする画像A1の位置と認識により得られた実際
に画像が存在した位置とのずれを表しているので、次の
画像を切り出すときにそのずれ量分、切り出し位置をず
らせば、搬送途中で搬送速度が変動した場合でも、正確
に画像の切り出し位置を求めることができる。
【0041】今、画像A1の左端と画像A2の左端との
距離がX2であるとすると、画像A2の座標は、画像A
1の座標をずれ量(A1,B1)分補正した座標(X1
+A1,Y1+B1)に画像A1と画像A2とのX軸方
向の間隔である”X2”を加算したものとなる。すなわ
ち、画像A2を含む領域の切り出し座標は、計算上の画
像A2を含む領域の切り出し位置をずれ量分補正したも
のとなる。
【0042】画像A3についても同様に、画像A2が認
識できたなら、認識された画像A2の座標と、実際の搬
送速度から求めた画像A2を含む領域の切り出し位置を
基準とした画像A2の座標とのずれ量を算出し、そのず
れ量分次の画像A3を含む領域の切り出し座標を補正す
る。
【0043】以上のようにして、1つ前の画像の認識さ
れた座標を基準として次の画像の切り出し位置を求める
ことにより、搬送途中で速度が変動した場合でも目的と
する画像を認識することができる。
【0044】この実施の形態によれば、認識した画像の
実際の位置に基づいて次の画像を含む領域の切り出し位
置を算出するようにしたので、媒体の搬送速度が基準搬
送度と異なる場合でも、認識対象の画像を正確に切り出
して認識することができる。また、個々の画像の認識結
果から次の画像を含む領域の切り出し位置を算出してい
るので、搬送途中で媒体の搬送速度が変動する場合で
も、正確に画像を切り出して画像を認識することができ
る。
【0045】なお、この第2の実施の形態では、媒体の
実際の搬送速度に基づいて切り出し位置を算出し、その
算出した切り出し位置を基準にして画像を認識している
が、予め定められている画像の媒体上の記録位置から基
準速度における画像の切り出し位置を定めておいて、そ
の切り出し位置を実際に認識した画像の座標に基づいて
補正するようにしても良い。
【0046】さらに、上述した実施の形態では、イメー
ジセンサにより読み取った媒体長から切り出し位置を算
出しているが、媒体の位置を検出するセンサを多数設
け、媒体を読み取るときの搬送速度をセンサにより測定
し、測定された搬送速度から切り出し位置を算出するよ
うにしても良い。
【0047】上述した実施の形態は、本発明を競馬場の
投票券を読み取る読み取り装置に適用した場合である
が、これに限らず、種々の媒体に記録された画像を読み
取る読み取り装置に本発明は適用できる。例えば、証
書、有価証券等に記録された文字及び数字等を読み取る
読み取り装置にも本発明は適用できる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、媒体の搬送速度が変動
しても媒体に記録されている画像を正確に切り出して認
識することができる。また、実際に認識できた画像の座
標を基準としてそれ以降の画像の切り出し位置を求める
ことで、搬送途中で搬送速度が変動する場合でも正確に
画像を認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】読み取りユニットの構成を示す図である。
【図2】読み取り装置の回路ブロック図である。
【図3】第1の実施の形態の画像の切り出し位置を算出
する処理のフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態の画像の切り出し位置の説明
図である。
【図5】第2の実施の形態の画像の切り出し位置を算出
する処理のフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態の画像の切り出し位置の説明
図である。
【符号の説明】
38 イメージセンサ 61 MPU 62 ROM 67 DRAM

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体に記録されている画像を媒体を搬送し
    て読み取る読み取り方法であって、 予め定められている媒体長と測定された媒体長とから得
    られる情報と、画像の媒体上の記録位置に関する情報と
    に基づいて画像を含む領域の切り出し位置を算出し、 前記切り出し位置から切り出した画像を認識することを
    特徴とする媒体の読み取り方法。
  2. 【請求項2】媒体に記録されている画像を媒体を搬送し
    て読み取る読み取り方法であって、 測定した前記媒体の搬送速度と予め定められている基準
    搬送速度とから得られる情報と、画像の前記媒体上の記
    録位置に関する情報とに基づいて前記画像を含む領域の
    切り出し位置を算出し、 前記切り出し位置から切り出した画像を認識することを
    特徴とする媒体の読み取り方法。
  3. 【請求項3】センサにより読み取った媒体長と予め定め
    られている基準搬送速度における媒体長とから得られる
    情報と、前記画像の記録位置に関する情報とに基づいて
    画像を含む領域の切り出し位置を算出することを特徴と
    する請求項1または2記載の媒体の読み出し方法。
  4. 【請求項4】前記画像はレースの投票券に記録された数
    字であり、 予め定められている前記数字の記録位置を前記媒体長の
    比または搬送速度の比に基づいて補正して前記数字を含
    む領域の切り出し位置を算出し、 前記算出された切り出し位置から前記数字を切り出し、
    切り出した数字の認識を行うことを特徴とする請求項
    1,2または3記載の媒体の読み取り方法。
  5. 【請求項5】媒体に記録されている画像を媒体を搬送し
    て読み取る読み取り方法であって、 予め定められている媒体長と測定した媒体長とに関する
    情報と、予め定められている第1の画像の媒体上の記録
    位置に関する情報とに基づいて第1の画像を含む領域の
    切り出し位置を算出し、 前記第1の画像を含む領域の切り出し位置から切り出さ
    れた第1の画像を認識し、 認識された第1の画像の位置と前記第1の画像を含む領
    域の切り出し位置から得られる前記第1の画像の位置と
    のずれ量を算出し、 前記ずれ量と第2の画像の記録位置に関する情報から得
    られる第2の画像の位置とに基づいて第2の画像を含む
    領域の切り出し位置を算出し、 前記算出された第2の画像を含む領域の切り出し位置か
    ら切り出された第2の画像を認識することを特徴とする
    媒体の読取方法。
  6. 【請求項6】媒体に記録されている画像を読み取る読み
    取り装置であって、 予め定められている媒体長と測定した媒体長とから得ら
    れる情報と、予め定められている画像の前記媒体上の記
    録位置に関する情報とに基づいて前記画像を含む領域の
    切り出し位置を算出する切り出し位置算出手段と、 前記切り出し位置から切り出した画像を認識する認識手
    段とを備えることを特徴とする媒体の読み取り装置。
  7. 【請求項7】前記媒体に記録された画像を読み取るセン
    サを有し、 前記切り出し位置算出手段は、予め定められている媒体
    長と前記センサにより読み取った媒体長との比を求め、
    基準搬送速度における前記画像を含む領域の位置と前記
    媒体長の比とに基づいて前記画像を含む領域の切り出し
    位置を算出することを特徴とする請求項6記載の媒体の
    読み取り装置。
  8. 【請求項8】媒体に記録されている画像を媒体を搬送し
    て読み取る読み取り装置であって、 予め定められている第1の画像の媒体上の記録位置に関
    する情報に基づいて第1の画像を含む領域の切り出し位
    置を算出する第1の切り出し位置算出手段と、 前記第1の画像を含む領域の切り出し位置から切り出さ
    れた第1の画像を認識する認識手段と、 認識された第1の画像の位置と前記第1の切り出し位置
    算出手段により算出された第1の画像を含む領域の切り
    出し位置から得られる第1の画像の位置とのずれ量を算
    出するずれ量算出手段と、 第2の画像の記録位置に関する情報から得られる前記第
    2の画像の位置と前記ずれ量とに基づいて第2の画像を
    含む領域の切り出し位置を算出する第2の切り出し位置
    算出手段とを備えることを特徴とする媒体の読み取り装
    置。
  9. 【請求項9】前記媒体に記録されている画像を読み取る
    センサを有し、 前記第1の切り出し位置算出手段は、予め定められてい
    る媒体長とセンサにより読み取った媒体長とから得られ
    る情報と、前記画像の記録位置に関する情報とに基づい
    て前記第1の画像を含む領域の切り出し位置を算出する
    ことを特徴とする請求項8記載の媒体の読み取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022030302A1 (ja) * 2020-08-03 2022-02-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置および画像形成装置

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