JP5033507B2 - 明細票発行装置 - Google Patents

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この発明は、例えば明細票を発行する自動取引装置などに組み込まれるような明細票発行装置に関する。
一般的に、明細票の元になるロール紙には、印字位置あるいはカット位置を決める為の黒マーク(10mm)が印刷されている。また、ロール紙によっては、発行した明細票をフォルダに閉じる為の閉じ穴(4Φ)を持つ種類もある。この黒マークの位置及び閉じ穴の位置は、明細票ロール紙の種類により異なる。
現行の明細票発行装置における明細票の黒マーク検知方式は、反射型センサを用いて明細票紙面の反射光量を連続的に測定しつつ、白から黒への反射光の量的な変化を検知している。明細票の白部は反射量が多く(以下、この時の反射量の値を白レベルとする)、黒マーク部は反射量が減少し(以下、この時の反射量の値を黒レベルとする)、閉じ穴及び用紙無しでは反射量が大幅減少する(以下、この時の反射量の値を明細票無しレベルとする)。ここで各レベルにおける反射量の値を数値として比較すると、白レベル>黒レベル>明細票無しレベル、の順番になる。
黒マークを検知する一般的な方法として、白レベルから黒レベルへの変化を決定する閾値を設定し、その変化点を明細票ロール紙のローディング時に検知する方法がある。
詳述すると、先ず、明細票無しの状態で反射型センサの反射量をサンプリングし、これを明細票無しレベルとする。次に明細票の搬送を実施する。搬送を開始した後に、反射型センサにより検出した反射量が、上記の明細票無しレベルの閾値よりも高い(明るい)値に変化した地点を、明細票の先端検知とする。そして、検知した明細票の先端から例えば30mm搬送地点の反射量をサンプリングし、これを白レベル(明細票有り)とする。ここで、この白レベルの値よりも少し低い(暗い)値(例えば80%に相当する反射量)を黒レベル(黒マーク検知)の判定のための暫定閾値とする。
しかし、明細票ロール紙には、黒マーク(10mm)と同じライン上に閉じ穴(4Φ)が有り、上述した暫定閾値だけでは黒マークと閉じ穴の区別ができない。その為、6mm以上黒マークレベルの暫定閾値が連続した部分を検出した場合に黒マーク検知としている。暫定閾値で黒マークを検知したならその地点の反射光量を黒マークレベルとしてサンプリングし、上記の明細票有り(白レベル)と黒マークレベルの中間値を正規の黒マーク閾値とする。
以上の手続きによって求めた黒マーク閾値を基準として、明細票発行装置は、明細票1枚分の搬送を実行し、反射光の測定を連続的に行う。そして、明細票発行装置は、この間に6mm以上の黒マークレベルを検知した場合に、1行目印字位置(すなわちカット位置)を決めている。
また、閾値を用いて黒マーク検出をし、検出した黒マークの実際の反射量をサンプリングして、この実際の反射量を黒レベルの閾値に再設定する黒マーク検出装置が提案されている(特許文献1参照)。この黒マーク検出装置は、明細票の反射量のレベルのばらつきやセンサ取り付け条件によって生じるばらつきを補正し、黒マーク検出の精度を向上させることができるとされている。
特開平6−141128号公報
しかし、実際には、明細票ロール紙の製造に起因する閉じ穴サイズの誤差や、製造メーカ毎に微妙に異なる黒マークサイズや閉じ穴サイズの違い、及び明細票発行装置自体の機構に起因して生じる機構変化等により、反射型センサの反射量が変動する問題がある。また、明細票閉じ穴径の大型化等により、黒マークと閉じ穴の区別が困難になるなどの問題もある。これらの問題により、閉じ穴を黒マークと誤検知し、1行目の印字位置を正しく決定出来ず、印字ずれやカット位置ずれが発生している。
尚、既存製品では、反射型センサの反射部を白塗りまたは白色のテープを貼る等をして、閉じ穴を用紙有り(白)と同等の反射量になるように調整し、閉じ穴対策をしている製品も見受けられる。しかし、このように白塗りまたは白色のテープを貼ることは、部品点数と製造工程の増加につながり、原価高になる問題がある。
本発明は、上述の問題点に鑑み、従来の装置に対する特別な機構追加や明細票自体への特別な加工を施すことなく、確実に1行目の印字位置を決定することを目的とする。
この発明は、明細票のロール紙をセットするホッパ部と、前記ロール紙を搬送する搬送路と、前記ロール紙の黒マークを検知するセンサと、前記センサでの検知に基づいて印字位置を決定する印字位置決定部と、前記ロール紙に印字する印字部とを備え、前記ホッパ部にセットされている前記ロール紙を前記搬送路で搬送し、前記センサで黒マークを検知して前記印字位置決定部で印字位置を決定し、ロール紙を印字位置に合わせて前記印字部で印字し、印字完了した明細票を発行する明細票発行装置であって、前記印字位置決定部は、前記ロール紙をローディングする際に、前記センサにより前記ロール紙を検知する前のセンサレベルを用いて前記ロール紙の閉じ穴であると判定する閾値として閉じ穴暫定閾値を設定し、前記ロール紙を検知した際のセンサレベルを用いて前記黒マークであると判定する閾値として黒マーク暫定閾値を設定し、前記ロール紙の搬送時に前記センサの出力が前記黒マーク暫定閾値以下である状態が規定長さ以上連続するのであれば閉じ穴検知と判定し、明細票1枚分のロール紙を搬送した間において黒マーク検知がない場合には前記黒マーク暫定閾値を上げ、また同様に搬送した間において黒マークを複数個検知した場合は前記黒マーク暫定閾値を下げる閾値の補正を実行し、閾値の補正の際、閾値の上限値、及び下限値を設定することにより黒マークの検出異常を判定し、明細票1枚分のロール紙を搬送している間に黒マーク検知した場合に、検知した黒マークのセンサレベル及び閉じ穴のセンサレベルを用いて閉じ穴閾値を設定し、検知した前記ロール紙のセンサレベル及び黒マークのセンサレベルを用いて黒マーク閾値を設定し、前記ロール紙に印字をする際に、前記センサによる検知に基づいて前記ロール紙の黒マークおよび閉じ穴の両方を特定し、該特定したうちの前記黒マークを基準として印字位置を決定する明細票発行装置であることを特徴とする。
この発明により、従来の装置に対する特別な機構追加や明細票自体への特別な加工を施すことなく、確実に1行目の印字位置を決定することができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は、本発明の一実施形態である現金自動取引装置1の外観斜視図である。
現金自動取引装置1は、本体制御部2、操作部3、カード取扱装置4、明細票発行装置5、現金取扱装置6、および通帳取扱装置7で主に構成されている。
本体制御部2は、各装置からの報告を受けると共に、各装置に必要な指示を出す。
操作部3は、顧客が入力した取引種類や取引金額を本体制御部2へ連絡する。
カード取扱装置4は、利用者が挿入したカードを吸入し、カードに記録された利用者情報を読みだす。カード取扱装置4は、読み出した利用者情報を本体制御部2へ報告し、該本体制御部2から指示されたデータをカードに書き込み、該カードを排出する。
明細票発行装置5は、本体制御部2の指示により取引データを明細票に印字して利用者へ排出する。
現金取扱装置6は、本体制御部2の指示により現金を出金する出金処理と、利用者が預け入れた現金を計数して本体制御部2へ報告する入金処理を行う。
通帳取扱装置7は、本体制御部2の指示により取引データを通帳に印字して利用者へ排出する。
図2は、本発明の一実施形態である現金自動取引装置1の制御ブロック図である。
回線制御部8は、暗証番号や取引金額や口座番号や振込み先情報等の取引情報をセンタ90へ送信する処理、およびセンタ90の処理結果を受信し本体制御部2へ連絡する処理等を実行するものである。
センタ90は、回線制御部8から受信した暗証番号や取引金額や口座番号や振込み先情報等の取引情報を確認し、確認結果を回線制御部8へ送信する。
図3、図4、図5は、本発明の一実施形態に係わる現金自動取引装置1における出金取引の一例をあらわした処理フロー図である。
現金自動取引装置1は、利用者の取引き開始(ステップS201)か、係員の電源オフ(ステップS202)を待っている。
利用者により操作部3で出金の取り引きが選択されると(ステップS204)、出金取引を開始する。係員により電源オフされると(ステップS202:YES)、現金自動取引装置1は、電源をオフにし(ステップS203)、終了する。
出金取引が開始された場合、現金自動取引装置1は、カード取扱装置4に挿入されたカードを装置内部へカード吸入する(ステップS205)。
カード吸入の結果が異常発生であれば(ステップS206:YES)、カード搬送路異常オンとし(ステップS207)、搬送異常終了する。カード吸入結果が異常無しであれば(ステップS206:NO)、現金自動取引装置1は、明細票に取引日付と時刻を印字する(ステップS208)。
操作部3により暗証番号入力を受け付け(ステップS209)、出金金額入力を受け付けると(ステップS210)、現金自動取引装置1は、利用者デ−タ確認のためにセンタ90と交信する(ステップS211)。利用者データを確認できれば、明細票発行装置5により取引データを印字する(ステップS212)。
取引デ−タ印字の結果が異常発生であれば(ステップS213:YES)、明細票搬送路異常オンとし(ステップS214)、搬送異常終了する。取引デ−タ印字結果が異常無しであれば(ステップS213:NO)、明細票カットを実行する(ステップS216)。
明細票カットの結果が異常発生であれば(ステップS217:YES)、明細票搬送路異常オンとし(ステップS214)、搬送異常終了する。明細票カット結果が異常無しであれば(ステップS217:NO)、明細票を排出する(ステップS218)。
明細票排出の結果が異常発生であれば(ステップS219:YES)、明細票搬送路異常オンとし(ステップS214)、搬送異常終了する。明細票排出結果が異常無しであれば(ステップS219:NO)、利用者により明細票が抜き取られたか監視し(ステップS220)、抜き取られれば(ステップS220:YES)、カード取扱装置4によりカードを排出する(ステップS221)。
カード排出の結果が異常発生であれば(ステップS222:YES)、カ−ド搬送路異常オンとし(ステップS223)、搬送異常終了する。カード排出結果が異常無しであれば(ステップS222:NO)、利用者によりカードが抜き取られたか監視し(ステップS224)、カ−ドが抜き取られれば(ステップS224:YES)、現金取扱装置6により現金を放出する(ステップS225)。
現金放出の結果が異常発生であれば(ステップS226:YES)、現金搬送路異常オンとし(ステップS227)、搬送異常終了する。現金放出結果が異常無しであれば(ステップS226:NO)、利用者により現金が受け取られたか監視し(ステップS228)、現金が受け取られれば(ステップS228:YES)、取引き成立とし(ステップS229)、次の取引き待ちとする。
図6は、本発明の一実施形態に係わる明細票発行装置5の一例の概略図である。同図を用いて電源オン、明細票ローディング動作、印字動作、カット動作及び排出動作について説明する。
係員により電源が入れられると、明細票発行装置5は、復旧動作により搬送路Aの搬送ベルト16を回転させる。このとき、搬送路Aに明細票10がなければ、搬送路入口センサ18及び排出センサ11で明細票10を検知できない為、異常となる。ここで排出センサ11は、カットされた明細票の排出を確認するセンサである。
係員が明細票ロール紙14をホッパ部13にセットすると、明細票ロール紙14の残量少を検知する残量少検知センサ30がオフとなり、明細票発行装置5は、ローディング動作を開始する。明細票発行装置5は、図示していない搬送モータの駆動により明細票ロール紙14を回転させる。これにより、明細票ロール紙14の先端は、分離部15を通過し搬送ベルト16に進入する。明細票発行装置5は、搬送路入口センサ18が明細票ロール紙14の先端を検知し、更に印字位置決めセンサ19が明細票10のタイミングマークを検知した後、所定量搬送して搬送モータの駆動による搬送を停止し、取引き待ちに入る。
次に取引データを印字するため印字動作を開始すると、明細票発行装置5は、搬送モータを起動させて搬送ベルト16により明細票10を明細票排出口17側へ搬送するベルト搬送を開始する。また、これと同時に、明細票発行装置5は、印字部としての印字ヘッド20により明細票10に取引データ等をあわせて印字する。
カット動作を開始すると、明細票発行装置5は、搬送モータを起動させて搬送ベルト16により明細票10を明細票排出口17側へ搬送するベルト搬送を行い、印字位置決めセンサ19がタイミングマークを検知した後、所定量搬送して搬送を停止する。この際、排出センサ11が明細票10を検知しなければ、明細票発行装置5は用紙ジャムとみなしエラー処理を行う。
その後、明細票発行装置5は、明細票カッタ21を動作させて明細票10をミシン目の位置でカットし、排出準備位置へ搬送するため搬送モータを起動する。ベルト搬送により明細票10が抜き取りセンサ12で検知されれば、明細票発行装置5は明細票10を所定量搬送して停止する。ここで抜き取りセンサ12は、排出した明細票の抜き取りを検知するセンサである。
排出動作の開始により、明細票発行装置5は、搬送モータを起動し明細票10を明細票排出口17側へベルト搬送し、排出センサ11が明細票10の後端を検知した後所定量搬送して停止し、利用者による明細票10の抜き取りを抜き取りセンサ12で検知するまで待つ。
図7は、明細票発行装置5の制御ブロック図である。
回線制御部28は、本体制御部2からローディング、印字、カット又は排出などの指示情報を受信して主制御部22へ連絡する処理、および、処理結果を主制御部22から受け取り本体制御部2へ送信する処理を実行するものである。
センサ制御部23は、搬送ベルト16上の明細票10及び明細票10のタイミングマークの通過や残留及びアクチェータなどの定位置を監視している複数のセンサによる読取りを行い、読取り結果を主制御部22へ連絡するものである。
搬送モータ制御部24は、主制御部22の指示により明細票10を搬送する搬送モータをON/OFFするものであり、搬送制御を行うものである。
カッタ制御部25は、主制御部22の指示により明細票10をカットする明細票カッタ21を動作させるものである。
印字ヘッド制御部26は、主制御部22の指示により取引データ(印字バッファ29の内容)を明細票10に印字するものである。
印字編集制御部27は、主制御部22の指示により取引データを印字バッファ29に編集するものである。
図8は、本発明の一実施形態に係わる明細票発行装置5の印字位置決めセンサ19の一例の説明図であり、図9は、本発明の一実施形態に係わる明細票ロール紙14の概略図である。
図8の側面図に示すように、反射型センサである印字位置決めセンサ19は、発光素子31aからの光を明細票ロール紙14に反射させ、この反射光を受光素子31bで受光する。この受光のとき、出力Voutのレベルが上がる。
明細票10は、図9に示す白部32では反射量が多く(白レベル)、黒マーク34部では反射量が減少し(黒レベル)、閉じ穴33及び用紙無しでは反射量が大幅減少する(明細票無しレベル)。各レベルを数値として比較すると、白レベル>黒レベル>明細票無しレベルとなる。
図9に示すように、明細票ロール紙14は、フォルダ用の2個の閉じ穴33と、印字位置決めを行う為の黒マーク34と、カット位置目安のミシン目35とで1枚の明細票10を構成している。また、閉じ穴33と黒マーク34は、明細票ロール紙14の側端から同じ距離だけ内側に配置され、同一線上に配置されている。尚、ミシン目35の有無は本発明には関係しない。
図10は、本発明の一実施形態に係わる印字位置決めセンサ19の出力レベルタイムチャート図である。この図10により、本発明の一実施形態に係わる閉じ穴検知と黒マーク検知による印字位置決め方法を説明する。
印字位置決めセンサ19(図6参照)に明細票ロール紙14が無い場合、印字位置決めセンサ19の出力Voutは低レベルである。この際、明細票ロール紙14が無い時の出力Vout(g8レベル)の150%を用紙先端検知レベルとすると共に、本発明の一実施形態に係わる閉じ穴閾値も用紙無しレベルの150%(図10のf8’付近)とする。尚、この閉じ穴閾値は、ダーク判定閾値の1つであり、黒マーク検出後に再設定する。
ここで、閉じ穴閾値を用紙無しレベルの150%とするのは、閉じ穴の中央付近におけるセンサレベルのピーク(最低値のピーク)が、黒マークよりも低くなる特徴に基づいている。この特徴を判定するため、黒マークのセンサレベルよりも低く、用紙無しのセンサレベルよりも高い値を閉じ穴閾値に設定している。具体的には、明細票無しレベルとしてサンプリングした反射量の値よりも少し高い(明るい)値(例えば150%に相当する反射量)に設定している。
明細票ローディング動作により用紙先端が印字位置決めセンサ19に到達すると、発光素子31aからの光が明細票ロール紙14に反射し、この反射光を受光素子31bで受光して出力Voutのレベルが上昇する。このレベル上昇により用紙先端検知とし、用紙検知レベルa8を白レベルとする。一方、白レベルの80%(図10のc8’付近)を本発明の一実施形態に係わる黒マーク検知のための暫定の黒マーク閾値とする。尚、この黒マーク閾値は、ダーク判定閾値の1つであり、黒マーク検出後に再設定する。
本実施例の明細票ロール紙14の場合、用紙先端の後に閉じ穴33が現れ、この閉じ穴33により図10のセンサ出力状態のt1からt7のセンサ出力が得られる。ここで、センサレベルのみでは閉じ穴33か黒マーク34か判定できない為、センサレベルの長さを測定する。センサレベルが黒マーク閾値(現段階ではc8’)以下となるタイミングt2から黒マークレベル長さ測定を開始する。t3でセンサレベルが閉じ穴閾値(現段階ではf8’付近)以下なので閉じ穴レベル長さ測定も開始する。
t4で閉じ穴レベル長さが2Φ以上なので閉じ穴と判定する。この2Φは、予め定められた閉じ穴判定基準長さである。一方で、閉じ穴判定時の最低レベルg8(図10)を記録する。黒マークレベル長さ測定は、t6で黒マーク閾値(現段階ではc8’)以上になるので黒マークとは判定しない。結果、閉じ穴検知有りで黒マーク検知無しとなり、t1からt7のセンサ出力は黒マークと判定されない。
次に、図10のt8からt12のセンサレベルでは、t9の黒マーク閾値から黒マークレベル長さ測定を開始する。t10で黒マークレベル長さが6mm以上なので黒マークと判定する。この6mmは、予め定められた黒マーク判定基準長さである。一方、黒マーク判定時の最低レベルd8(図10)を記録する。結果、閉じ穴検知無しで黒マーク検知有りなのでt8からt12のセンサ出力は黒マークと判定される。
以上のように黒マークを検知したなら、明細票発行装置5の主制御部22は、搬送モータ制御部24の制御により黒マーク先端または黒マーク後端を基準に所定量搬送し、印字ヘッド20を明細票ロール紙の印字開始位置に合わせる。尚、黒マーク先端を基準とするか、後端を基準とするか、及び所定搬送量をどの程度にするかは、取扱う明細票ロール紙14の種類による。
また、明細票1枚分を搬送した後、黒マーク閾値と閉じ穴閾値はそれぞれ再設定される。黒マーク閾値は、用紙検知レベルa8と黒マーク判定時の最低レベルd8の中間であるレベルc8を黒マーク閾値とし再設定する。閉じ穴閾値は閉じ穴判定時の最低レベルg8(閉じ穴のセンサレベル)と黒マーク判定時の最低レベルd8(黒マークのセンサレベル)の中間であるレベルf8を閉じ穴閾値とし再設定する。この様に実際のレベルから黒マーク閾値と閉じ穴閾値を得る事でより信頼性があがる。
次に、図10により本発明の一実施形態に係わる黒マーク検知の黒マーク閾値の補正方法について説明する。
印字位置決めセンサ19での閉じ穴を黒マークと誤検知する問題の解決手段として、明細票1枚搬送毎に黒マーク閾値を少しずつ下げる。例えば、黒マーク閾値が図10のb8レベル(小点線)の場合、t1からt7の通り4Φの穴が黒マーク(6mm以上、閾値よりも低い状態)に見えてしまう為、t8からt10と合わせて黒マークが複数個あるように見えてしまう。この場合、明細票1枚分の搬送で印字位置決めをする。そして、黒マーク閾値を少し下げて再度、明細票の搬送を実施し、4Φの閉じ穴が黒マークと判定されない一点鎖線で表したc8レベル(黒マーク閾値よりも低い状態が4mm未満)を探す。
逆に、黒マーク検知不可なら明細票1枚搬送毎に黒マーク閾値を少しずつ上げる。例えば、黒マーク閾値が図10のe8レベル(大点線)の場合、t9からt11において6mm以上のc8レベル(黒)を検知しない。この為、黒マーク閾値を少しずつ上げ、再度、明細票の搬送を実施し、c8レベル(一点鎖線)を探す。その際、黒マーク閾値が図10のe8になると黒マークの条件となる黒マーク閾値よりも低い状態が見つかるが、該当箇所は6mm以上連続しないため、黒マーク無しと判定する。したがって、明細票1枚搬送毎に黒マーク閾値を少しずつ上げ、実線で表したd8から一点鎖線で表したc8の間の黒マークが見つかる条件(黒マーク閾値よりも低い状態が6mm以上続く)の箇所を探し、黒マーク閾値を再設定する。
図11は、本発明の一実施形態に係わる印字位置決めセンサ19の補正範囲を表した出力レベルタイムチャート図である。尚、図11では説明に挙がらないが、図10のa8レベルと図11のa9レベル、図10のc8レベルと図11のc9レベル、図10のf8レベルと図11のe9レベルはそれぞれ同じ意味を持つ。
図10と図11で黒マーク閾値を上下補正する際、それぞれ上限と下限を設定し運用する際の一例を説明する。図10と図11の出力レベルにおいて、黒マーク検知不可であれば、明細票1枚毎に黒マーク閾値を少しずつ上げる。ここで、閾値を上げた黒マーク閾値が図10のb8レベルにまで達してしまうと、明らかに閉じ穴を黒マークと検知してしまう。このため、黒マーク閾値の上限を白レベルの85%である図11のb9レベルとする。
逆に、閉じ穴を黒マークと誤検知する問題の解決手段として、明細票1枚毎に黒マーク閾値を少しずつ下げる。この際、黒マーク閾値が図10のe8レベルに達すると明らかに黒マーク検知ができなくなる。このため、下限を白レベルの55%である図11のd9レベルとする。この際、それぞれ上限と下限の状態で連続して所定回数(例えば連続3回)続けて黒マーク検知が出来なければ異常終了とする。
図12、および図13は、本発明の一実施形態に係わる明細票発行装置5における調整処理の一例をあらわした処理フロー図である。
明細票発行装置5の主制御部22は、閉じ穴閾値を用紙なしレベルの150%に設定する(ステップS301)。主制御部22は、モータと搬送ベルト16による用紙搬送を開始する(ステップS302)。
用紙先端を検知すると(ステップS303:YES)、主制御部22は、黒マーク閾値を用紙有りレベルの80%に設定する(ステップS304)。
そして、主制御部22は、明細票10の用紙一枚分の搬送を行った後に搬送停止する(ステップS305)。このとき、黒マークの検知および閉じ穴の検知も実行する。
黒マーク検知による停止であった場合、つまり黒マーク検知があった場合(ステップS306:YES)、主制御部22は、黒マークを複数検知したか否か判定する(ステップS307)。
黒マークを複数検知していなければ(ステップS307:NO)、主制御部22は、黒マーク閾値を、用紙検知レベルa8と黒マークレベル(黒マーク判定時の最低レベルd8)の中間(レベルc8)に再設定する(ステップS308)。
閉じ穴を検知していれば(ステップS309:YES)、主制御部22は、閉じ穴閾値を閉じ穴レベル(閉じ穴判定時の最低レベルg8)と黒マークレベル(黒マーク判定時の最低レベルd8)の中間値(レベルf8)に再設定する(ステップS310)。
閉じ穴を検知していなければ(ステップS309:NO)、主制御部22は、ステップS316に処理を進める。
前記ステップS306で黒マーク検知が無かった場合(ステップS306:NO)、主制御部22は、黒マーク閾値を少し上げ(ステップS311)、ステップS313に処理を進める。この上げた後の黒マーク閾値は、例えば現在の黒マーク閾値に予め定めた定数1.02を乗算して得た値にすると良い。
前記ステップS307で黒マークを複数個検知した場合(ステップS307:YES)、主制御部22は、黒マーク閾値を少し下げる(ステップS312)。この少し下げた黒マーク閾値は、現在の黒マーク閾値に予め定めた定数0.98を乗算して得た値にすると良い。
前記ステップS306またはS307により黒マーク閾値を補正した後、主制御部22は、上限または下限での黒マーク検知異常の回数が3回(予め定めた繰り返し数)か否か判定する(ステップS313)。3回目であれば(ステップS313:YES)、主制御部22は、異常終了する。
3回目より少なければ(ステップS313:NO)、主制御部22は、異常が1回目か否か判定する(ステップS314)。
主制御部22は、一回目であれば(ステップS314:YES)、ステップS305に処理を戻し、一回目でなければ(ステップS314:NO)、用紙をカットして回収(ステップS315)してからステップS305に処理を戻す。
前記ステップS310の後、主制御部22は、上位の本体制御部2から印字指示があるまで待機する(ステップS316:NO)。
印字指示を受けると(ステップS316:YES)、主制御部22は、明細票ロール紙14への印字と搬送を行う(ステップS317)。この印字および搬送のとき、主制御部22は、これまでに設定された黒マーク閾値及び閉じ穴閾値を用いて黒マークの検知および閉じ穴の検知を行い、印字位置を調整して印刷する。これにより、主制御部22は、印字位置決定部として機能する。
主制御部22は、明細票ロール紙14から印字部分を明細票10としてカットし(ステップS318)、この明細票10を排出する(ステップS319)。
その後、主制御部22は、必要に応じて黒マーク閾値を補正し、また必要に応じて閉じ穴閾値を補正する(ステップS320〜324)。ここで、ステップS320はステップS306と、ステップS321はステップS307と、ステップS322はステップS311と、ステップS323はステップS312と、ステップS324はステップS313と、処理完了後の戻り先がステップS316である点を除けば同一であるから、その詳細な説明を省略する。
以上の構成および動作により、従来の装置に対する特別な機構追加や明細票自体への特別な加工を施すことなく、確実に1行目の印字位置を決定することができる。
また、明細票ロール紙14の製造誤差及び機構の製造誤差などを吸収できる。
また、閉じ穴を黒マークと誤検知した場合、つまり黒マークが複数個検知された場合、黒マーク閾値を少しずつ下げることで閉じ穴を黒マークと検知しなくなるように自己補正できる。
また、黒マーク検知不可時に黒マーク閾値を少しずつ上げるため、黒マークを検知し易くできる。
また、黒マーク検知が不可なら異常終了とするため、極度のカットずれの明細票10を排出してしまうことを防止できる。
また、閉じ穴を黒マークと検知しても、停止前に検知する黒マークが本当の黒マークである為、カット位置ずれになることを防止できる。
また、黒レベルが黒マーク閾値より低い(暗い)状態が続く長さを基準に、黒マーク閾値を再設定することにより、閉じ穴を黒マークと誤検知することを防止できる。
また、黒マーク閾値の上げ下げの操作(すなわち閾値の補正)において、それぞれ上限と下限を設定しているため、閾値の補正を繰り返した末に黒マーク検知が不可の状態のまま黒マーク閾値が上限或いは下限を超過する場合は、黒マーク検出異常と判定することができる。
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。例えば、本発明は、現金自動取引装置1のみならず、ロール紙を明細票の発行に使用可能な種々の取引装置に適用可能である。
現金自動取引装置の外観斜視図。 現金自動取引装置の制御ブロック図。 現金自動取引装置における出金取引の処理フロー図。 現金自動取引装置における出金取引の処理フロー図。 現金自動取引装置における出金取引の処理フロー図。 明細票発行装置の一例の概略図。 明細票発行装置の制御ブロック図。 明細票発行装置の印字位置決めセンサの説明図。 明細票ロール紙の概略図。 印字位置決めセンサの出力レベルタイムチャート図。 印字位置決めセンサの補正範囲を表した出力レベルタイムチャート図。 明細票発行装置における調整処理の処理フロー図。 明細票発行装置における調整処理の処理フロー図。
符号の説明
5…明細票発行装置、10…明細票、13…ホッパ部、14…明細票ロール紙、19…印字位置決めセンサ、20…印字ヘッド、22…主制御部、34…黒マーク、A…搬送路

Claims (3)

  1. 明細票のロール紙をセットするホッパ部と、
    前記ロール紙を搬送する搬送路と、
    前記ロール紙の黒マークを検知するセンサと、
    前記センサでの検知に基づいて印字位置を決定する印字位置決定部と、
    前記ロール紙に印字する印字部とを備え、
    前記ホッパ部にセットされている前記ロール紙を前記搬送路で搬送し、前記センサで黒マークを検知して前記印字位置決定部で印字位置を決定し、ロール紙を印字位置に合わせて前記印字部で印字し、印字完了した明細票を発行する明細票発行装置であって、
    前記印字位置決定部は、
    前記ロール紙をローディングする際に、前記センサにより前記ロール紙を検知する前のセンサレベルを用いて前記ロール紙の閉じ穴であると判定する閾値として閉じ穴暫定閾値を設定し、
    前記ロール紙を検知した際のセンサレベルを用いて前記黒マークであると判定する閾値として黒マーク暫定閾値を設定し、
    前記ロール紙の搬送時に前記センサの出力が前記黒マーク暫定閾値以下である状態が規定長さ以上連続するのであれば閉じ穴検知と判定し、
    明細票1枚分のロール紙を搬送した間において黒マーク検知がない場合には前記黒マーク暫定閾値を上げ、また同様に搬送した間において黒マークを複数個検知した場合は前記黒マーク暫定閾値を下げる閾値の補正を実行し、閾値の補正の際、閾値の上限値、及び下限値を設定することにより黒マークの検出異常を判定し、
    明細票1枚分のロール紙を搬送している間に黒マーク検知した場合に、検知した黒マークのセンサレベル及び閉じ穴のセンサレベルを用いて閉じ穴閾値を設定し、検知した前記ロール紙のセンサレベル及び黒マークのセンサレベルを用いて黒マーク閾値を設定し、
    前記ロール紙に印字をする際に、前記センサによる検知に基づいて前記ロール紙の黒マークおよび閉じ穴の両方を特定し、該特定したうちの前記黒マークを基準として印字位置を決定する構成にした
    明細票発行装置。
  2. 前記ロール紙に印字をする際に、明細票1枚分のロール紙を搬送した間において黒マーク検知が無い場合には前記黒マーク暫定閾値を上げ、また同様に搬送した間において黒マークを複数個検知した場合は前記黒マーク暫定閾値を下げる閾値の補正を実行する
    請求項1記載の明細票発行装置。
  3. 閾値の補正の際、閾値の上限値、及び下限値を設定することにより黒マークの検出異常を判定する
    請求項記載の明細票発行装置。
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