JP2000285018A - データ転送システム放射線画像検出器 - Google Patents

データ転送システム放射線画像検出器

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JP2000285018A
JP2000285018A JP11088860A JP8886099A JP2000285018A JP 2000285018 A JP2000285018 A JP 2000285018A JP 11088860 A JP11088860 A JP 11088860A JP 8886099 A JP8886099 A JP 8886099A JP 2000285018 A JP2000285018 A JP 2000285018A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンク切替方式を採用するデータ転送システ
ムにおいて、複雑な回路を追加することなく、ローコス
トに、バンク切替えを行うことができるようにする。 【解決手段】 メインCPU10から入力されるクロッ
クCLKに基づいて、バンクメモリ50のバンク切替用
アドレスA10〜A14を表す出力データを生成するカ
ウンタ40を備えた構成とする。カウンタ40の出力デ
ータQ1〜Q5を、バンクメモリ50の上位アドレス入
力A10〜A14に入力する。メインCPU10は、バ
ンク番号に対応する数のクロックCLKをカウンタ40
に送出する。これにより、1Kバイト分のバンク切替
を、回路構成が簡易なカウンタ40に入力されるクロッ
ク線180の1本で行うことができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機、医用電子
内視鏡等、マイクロプロセッサ(以下CPUという)と
バンクメモリとを有する装置のデータ転送システムに関
し、より詳細には、バンクメモリのバンクを切り替える
ためのアドレス設定の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、計算機や医用電子内視鏡等、多く
の装置にはCPUが設けられ、CPUのメモリエリアに
格納されたプログラムデータに基づいて、各種の動作処
理を実行するようにしている。
【0003】ここで、CPUのメモリエリアとしては、
例えばROM(読出専用メモリ)エリアやRAM(読み
書き用メモリ)エリアがある。また、RAMエリアは、
例えばワークRAMエリア、主記憶用RAMエリア、或
いはユーザー設定用RAMエリアとして使用される。ユ
ーザー設定用RAMエリアは、操作者の設定条件に応じ
て装置を動作させるべく、設定データを格納するエリア
である。例えば、医用電子内視鏡装置であれば、各医師
の好みの設定条件、具体的には、シャッタ速度、色調等
を医師毎に登録するいわゆるドクターページとして、こ
のユーザー設定用RAMエリアが利用される。
【0004】RAMエリアをユーザー設定用RAMエリ
アとして使用する際、より多くのユーザーに対応するた
めに、単純なシステムでは、1つのメインCPU内に、
ユーザー毎の専用のRAMエリアを用意している。しか
しながら、この方法は、ユーザー数が多くなればなるほ
どユーザー設定用RAMエリアの容量が増え、ワークR
AMエリアや主記憶用RAMエリアに割り当てることの
できる容量が減るという問題がある。
【0005】そこで、限られたアドレス空間(例えば1
Kバイト)で、より多くのユーザーに対応することがで
きるようにする方法として、この限られたアドレス空間
よりも大きなメモリ容量を有する、ユーザー毎の設定デ
ータを多数保存するバンクメモリをCPUとは別に用意
し、1人分に割り当てたCPU内のユーザー設定用RA
Mエリアに、必要とするユーザーの設定データをバンク
メモリから転送するようにする、いわゆるバンク切替方
式がある。この方式では、バンクメモリの各バンクにユ
ーザー毎のデータを夫々格納し、所望のユーザーのデー
タをRAMエリアに転送するときには、そのユーザーの
データが格納されているバンクを特定するためのバンク
切替用アドレス(通常は上位アドレス)をバンクメモリ
に対して設定することによって、バンクを切り替えてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バンク
切替方式を採用すると、上述のように、ユーザーを指定
するためにバンク切替アドレスを設定する必要がある。
メモリの多くは、アドレス設定のための入力端子とし
て、上位ビットから下位ビットまでの専用の端子を有し
ているため、アドレス設定は、数ビット分のパラレルの
アドレス線を介して行われるのが一般的である。このた
め、バンク切替方式を採用した場合には、バンク切替ア
ドレス設定のために要する、CPUとバンクメモリとの
間の制御線が数ビット分必要になり、CPUボードを設
計する上でパターン配置が大変で、実装上の効率悪化を
招くという問題がある。
【0007】一方、パラレルのアドレスデータを一旦シ
リアルデータに変換して、1本の制御線でバンクメモリ
部まで転送し、その後、シリアルデータをパラレルデー
タに展開して、このパラレルデータでアドレス設定をす
る方法もあるが、この方法では、CPU側に並列直列変
換器、バンクメモリ側に直列並列変換器が、夫々必要と
なり、コストアップを招くという問題がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、バンク切替方式を採用すると共に、複雑な回路を
追加することなく、ローコストに、バンク切替えを行う
ことができるデータ転送システムを提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ転送
システムは、バンクメモリのバンク切替用アドレスを設
定するのにカウンタを利用し、CPUからのパラレルデ
ータによってバンクメモリの残りのアドレスを設定する
ようにしたことを特徴とするものである。すなわち、本
発明による第1のデータ転送システムは、バンクメモリ
側からマイクロプロセッサ側にデータを転送するもので
あって、RAMエリアを有するマイクロプロセッサと、
夫々がマイクロプロセッサのRAMエリアのデータの一
部を担う多数のバンクデータを格納するバンクメモリ
と、マイクロプロセッサから入力されるクロックに基づ
いて、バンクメモリのバンク切替用アドレスを表す出力
データを生成するカウンタとを備え、カウンタの出力デ
ータによってバンクメモリのバンク切替用アドレスを設
定すると共に、マイクロプロセッサから入力されるパラ
レルデータによってバンクメモリの残りのアドレスを設
定し、該設定したアドレスのバンクメモリのバンクデー
タをマイクロプロセッサのRAMエリアに転送するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明による第2のデータ転送シス
テムは、マイクロプロセッサ側からバンクメモリ側にデ
ータを転送するものであって、RAMエリアを有するマ
イクロプロセッサと、夫々がマイクロプロセッサのRA
Mエリアのデータの一部を担う多数のバンクデータを格
納するRAMからなるバンクメモリと、マイクロプロセ
ッサから入力されるクロックに基づいて、バンクメモリ
のバンク切替用アドレスを表す出力データを生成するカ
ウンタとを備え、カウンタの出力データによってバンク
メモリのバンク切替用アドレスを設定すると共に、マイ
クロプロセッサから入力されるパラレルデータによって
バンクメモリの残りのアドレスを設定し、マイクロプロ
セッサが入手したデータをバンクメモリに転送し、該転
送したデータをバンクメモリの前記設定したアドレスに
格納するようにしたことを特徴とするものである。
【0011】なお、第1のデータ転送システムにおける
バンクメモリは、ROMおよびRAMの、何れであって
もよい。
【0012】バンクメモリに対してアドレスを設定する
に際しては、バンク切替用アドレスとして上位アドレス
を使用すると共に、メインマイクロプロセッサから入力
されるパラレルデータによって、残りの下位アドレスを
設定するようにするのが好ましい。
【0013】カウンタは、入力されたクロックに基づい
て、バンク切替用アドレスを表すパラレルの出力データ
を生成することができるものである限り、どのようなカ
ウンタであってもよい。例えば、同期式カウンタでもよ
いし、非同期式カウンタでもよい。また、アップ若しく
はダウンの専用カウンタであってもよいし、両者を切り
替えて使用することができるアップダウンカウンタであ
ってもよいが、アップダウンカウンタを使用する方が、
制御線を少なくすることができるので好ましい。
【0014】上記本発明によるデータ転送システムは、
特に、マイクロプロセッサおよびバンクメモリを備えた
電子内視鏡装置に適用するのが好ましい。この場合、バ
ンクメモリは、電子内視鏡装置を使用する者特有の設定
条件、具体的には、シャッタ速度や色調等の各医師の好
みの設定条件を格納するドクターページ用メモリとして
利用するとよい。
【0015】
【発明の効果】本発明によるデータ転送システムによれ
ば、バンク切替方式を採用する装置において、メインマ
イクロプロセッサから入力されるクロックに基づいて、
バンクメモリのバンク切替用アドレスを表す出力データ
を生成するカウンタを備え、このカウンタの出力データ
をバンクメモリのバンク切替用アドレス設定に使用する
ようにしたので、バンク切替用アドレスの設定のために
マイクロプロセッサが占有するポートが、基本的には、
このカウンタに入力されるクロック信号用の1本とな
り、マイクロプロセッサの入出力ポートを節約すること
ができ、マイクロプロセッサ周辺部のパターン配置が楽
になる。特に、カウンタをバンクメモリ側に配設するよ
うにすれば、一層パターン配置が楽になる。
【0016】また、マイクロプロセッサの限られた数の
ポートを、他の用途に利用することができるようになる
という効果も得られる。
【0017】さらに、バンク切替方式を採用する装置に
本発明を適用するに当たっては、新たにカウンタと言う
簡単な回路を設けるようにしただけであり、コストアッ
プを極めて低く押さえることができる。
【0018】また、上記データ転送システムを電子内視
鏡装置に適用すれば、例えば、シャッタ速度や色調等の
各医師の好みの設定条件を格納するドクターページ用メ
モリとしてバンクメモリを利用することができ、クロッ
クの発生数を変えることでドクターページの切替えがで
きるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態によるデータ転送システムの構成を示す回路図で
ある。
【0020】図1に示すように、このデータ転送システ
ム1は、該データ転送システム1を備えた装置、例えば
電子内視鏡装置の中枢の処理を行う8ビットのメインC
PU(マイクロプロセッサ)10、カウンタ40、およ
びROM51,RAM52からなるバンクメモリ50と
を備えている。
【0021】メインCPU10には、クリスタル21、
およびコンデンサ22,23からなる発振回路20と、
抵抗31,32、ダイオード33、コンデンサ34、お
よびANDゲート35からなるリセット回路30とが接
続されている。発振回路20は、メインCPUのマスタ
ークロックを生成するものであり、リセット回路30
は、メインCPUのイニシャルリセット用の回路であ
る。
【0022】メインCPU10の各出力は以下のように
接続されている。すなわち、アドレス出力A0〜A9
は、直値アドレスバス100を介して、ROM51およ
びRAM52の各下位アドレス入力A0〜A9に夫々接
続されている(A0側が下位ビット)。データ入出力D
0〜D7は、データバス120を介して、ROM51の
データ出力DQ0〜DQ7とRAM52のデータ入出力
DQ0〜DQ7とに夫々接続されている(D0,DQ0
側が下位ビット)。クロック出力CLKは、クロック線
130を介してカウンタ40のクロック入力CLKに接
続されている。ROM選択出力ROMSELは、選択線
140を介してROM51のイネーブル入力NCEに、
RAM選択出力RAMSELは、選択線150を介して
RAM52のイネーブル入力NCEに、夫々接続されて
いる。読出設定出力RDは、読出設定線160を介して
ROM51およびRAM52の出力イネーブル入力NO
Eに接続されている。書込設定出力WRは書込設定線1
70を介してRAM52の書込イネーブル入力NWEに
接続されている。RAM52は、書込設定出力WRがH
のときに読出モードに設定され、Lのときに書込モード
に設定される。クリア出力CLRはクリア線180を介
してカウンタ40のクリア入力NCLRに接続されてい
る。なお、ROM選択出力ROMSEL、RAM選択出
力RAMSEL、読出設定出力RD、書込設定出力WR
およびクリア出力CLRの各出力信号は、何れもアクテ
ィブロー(L)の信号である。
【0023】カウンタ40は、内部に5段のD型FF
(フリップフロップ)41〜45を有する5ビットのリ
ップルカウンタである。すなわち、メインCPU10の
クロック出力CLKがFF41のクロック入力CLK1
に入力され、FF41の反転出力NQ1がFF42のク
ロック入力CLK2に入力され、FF42の反転出力N
Q2がFF43のクロック入力CLK3に入力され、F
F43の反転出力NQ3がFF44のクロック入力CL
K4に入力され、FF44の反転出力NQ4がFF45
のクロック入力CLK5に入力されている。また、FF
41〜45の各反転出力NQ1〜NQ5は、自身のデー
タ入力D1〜D5に入力されている。さらに、メインC
PU10のクリア出力CLRがFF41〜45の各クリ
ア入力CLR1〜CLR5に共通に入力され、FF41
〜45の各プリセット入力NPRE1〜NPRE5は、
何れも電源DVDDに接続されプルアップされている。
これにより、FF41側が下位ビット、FF45側が上
位ビットとして割り当てられる。
【0024】このカウンタ40は、メインCPU10か
らクロックCLKが入力される毎に、1,2,3・・・
とカウントアップする。これにより、FF41〜45の
出力Q1〜Q5は、バイナリ出力データとして、順次0
0001、00010、00011、・・・と変化す
る。この出力データ(パラレルデータ)は、バンクメモ
リ50の上位アドレスA10〜A14を表すデータとし
て利用され、ROM51およびRAM52の各上位アド
レス入力A10〜A14に夫々入力される(A10側が
下位ビット)。
【0025】バンクメモリ50内のROM51およびR
AM52は、何れも大容量メモリであり、1バンク当た
り1Kバイトが割り当てられ、これによって多数のバン
クを有するようにされている。バンクの切替は、上位ア
ドレスA10〜A14(5ビット分)のアドレス設定に
よって行う。また、下位アドレス入力A0〜A9(10
ビット分)を設定することによって、1Kバイト分のア
ドレスが切り替えられる。
【0026】各バンクには夫々バンクデータが格納され
る。例えば、このデータ転送システムを、電子内視鏡装
置に適用する場合には、ドクターの設定条件、具体的に
は、シャッタ速度、色調(ホワイトバランス)、ガンマ
γ、ゲイン等を表すデータを、ドクター毎に格納する。
つまり、各バンクがドクターページとして割り当てられ
る。
【0027】図2は、メインCPU10のアドレス空間
と、ROM51およびRAM52のバンクとの対応関係
を示す図である。図示するように、メインCPU10の
アドレス空間は大別すると3つのエリアの分けられ、動
作プログラム等を格納するROMエリア、RAMエリ
ア、およびその他のアドレス空間のエリアから構成され
ている。RAMエリアは、さらに、主記憶RAMエリ
ア、プログラムを実行するためのワークエリアとなるワ
ークRAMエリア、およびバンクメモリ50のいずれか
のバンクがメインCPU10のアドレス空間に割り当て
られたときの、メインCPU10のアドレス空間上のロ
ーカルRAMエリアから構成されている。
【0028】ローカルRAMエリアの容量として、バン
クメモリ50の1バンク当たりの容量に対応するように
1Kバイトが割り当てられている。バンクメモリ50内
のROM51或いはRAM52から1バンク分のバンク
データがローカルRAMエリアに転送されることによっ
て、ROM51やRAM52に格納されていたバンクデ
ータがメインCPU10のRAMエリアのデータの一部
を担当するように構成されている。
【0029】次に、上記構成のデータ転送システム1の
動作について、図3に示すフローチャートを参照して説
明する。図3中、ステップ番号には“ST”を番号の前
に付けて示す。最初にバンクメモリ50のバンクデータ
をメインCPU10のローカルRAMエリアに転送する
処理について説明する。
【0030】先ず、メインCPU10のクリア出力CL
Rを、所定時間だけLにしてカウンタ40をリセットす
る(ST10〜ST12)。これにより、カウンタ40
の出力データは、00000(B;バイナリ値)とな
る。
【0031】次に、アクセスしたいアドレス情報、すな
わち、バンクメモリ50の何れのアドレスのバンクデー
タをメインCPU10のローカルRAMエリアに転送さ
せるかを示すアドレス情報を入手する(ST13)。例
えば、先頭アドレスが3400(H;ヘキサ値)であれ
ば、この先頭アドレス3400をセットする。
【0032】このアドレス情報の入手に際しては、例え
ば、このデータ転送システム1を電子内視鏡装置に適用
する場合には、ドクターのIDコードをキーボード等か
ら入力することによって、IDコードに対応するアドレ
ス情報を自動的に入手することができるように、IDコ
ードとアドレス情報とを対応付けておくとよい。例え
ば、図2に示すように、ROM51やRAM52の上位
アドレスを、IDコード0に対して0(H)、IDコー
ド1に対して1(H)、IDコード2に対して2
(H)、・・・と言うように対応付けておく。
【0033】次に、アドレス情報のうちの上位アドレス
をシリアル変換する(ST14)。すなわち、アクセス
したいアドレス情報の先頭アドレス番号からローカルR
AMエリア分を差し引く。本例では、ローカルRAMエ
リアとして、1Kバイト(03FF(H))を割り当て
ており、減算結果U−ADDは、3400−03FF=
3001となる。この減算結果U−ADDのうち、1K
バイト分、すなわち下位10ビットの情報は直値アドレ
スを表すため、残りの上位アドレスに対応する数を求め
る。本例では3となる。
【0034】次に、シリアル変換結果に基づいて、上位
アドレスに対応する数のクロックCLKをカウンタ40
に出力する(ST15〜ST17,ST20〜ST2
3)。このクロックCLKの出力処理は以下のようにし
て行う。
【0035】先ず、減算結果U−ADDが0か否かを判
定する(ST15)。減算結果U−ADDが0となった
ときにはステップ30に移行する。減算結果U−ADD
が0でないときには、減算結果U−ADDを256
(D;デシマル値)で除算し、除算結果をU−ADDに
設定する(ST16)。次に再度U−ADDが0か否か
を判定する(ST17)。除算結果U−ADDが0でな
いときには(通常、最初は0でない)、除算結果U−A
DDから1を差し引き、結果をU−ADDに設定し(S
T20)、クロック出力CLKを所定時間だけH(ハ
イ)にして、クロック出力CLKをLに戻してステップ
17に戻る(ST21〜ST23)。これにより、カウ
ンタ40にクロックCLKが1パルスだけ送出される。
このステップ17からステップ23までの処理を、除算
結果U−ADDが0となるまで繰り返す。
【0036】除算結果U−ADDが0となったときには
ステップ30に移行し、積算カウンタ値D−ADDを0
に設定する。このとき、カウンタ40の出力データが、
ROM51およびRAM52の各上位アドレス入力A1
0〜A14に夫々入力される。本例では、上位アドレス
として00011(B)が設定される。
【0037】次に、ROMエリア或いはRAMエリアの
選択、すなわちバンクメモリ50内のROM51とRA
M52のうちの、何れのバンクデータをメインCPU1
0のローカルRAMエリアに転送させるかを設定する
(ST31)。例えば、ROMエリアを選択する場合に
は、ROM選択出力ROMSELをLにすると共に、R
AM選択出力RAMSELをHに設定する。一方、RA
Mエリアを選択する場合には、ROM選択出力ROMS
ELをHにすると共に、RAM選択出力RAMSELを
Lに設定する。なお、何れの空間を選択するかに拘わら
ず、書込設定出力WRをHにして、RAM52を読出モ
ードに設定する。
【0038】次に、バンクデータをメインCPU10の
ローカルRAMエリアに転送させるリード処理を実行す
る(ST32〜ST34)。具体的には、積算カウンタ
値D−ADDを順次インクリメントしてローカルRAM
エリアのアドレスを順次インクリメントながら、直値ア
ドレスバス100に、ローカルRAMエリアのアドレス
に対応するバンクメモリ50の下位アドレスを順次送出
し、読出設定出力RDをLにして、データバス120を
介して、ROM51若しくはRAM52のバンクデータ
をローカルRAMエリアに順次転送する。これを、積算
カウンタ値D−ADDが400になるまで繰り返す。積
算カウンタ値D−ADDが400になったら、読出設定
出力RDをHにして、ROMエリアおよびRAMエリア
を解除し処理を終了する(ST35)。
【0039】以上の処理により、カウンタ40の出力デ
ータで設定された上位アドレスA10〜A14とメイン
CPU10から直値アドレスとして設定された下位アド
レスA0〜A9とによってバンクメモリ50のアドレス
が順次設定され、設定されたアドレスのバンクデータが
メインCPU10のローカルRAMエリア内に順次転送
され、この転送されたデータが、ローカルRAMエリア
内の所定のアドレスに格納され、結果として、1バンク
分、すなわち1Kバイトのデータが、ローカルRAMエ
リアにコピーされる。
【0040】以上の処理が終了後、メインCPU10
は、ローカルRAMエリア内に格納したデータを使用し
てプログラムを実行する。例えば、ドクターのIDコー
ドとして0が入力されたときには、ROM51やRAM
52の上位アドレス0(H)のデータがメインCPU1
0のローカルRAMエリアにコピーされ、メインCPU
10は、IDコード0のドクターに応じた設定条件で動
作し、同様に、ドクターのIDコードとして2が入力さ
れたときには、IDコード2のドクターに応じた設定条
件で動作する。
【0041】このように、バンク切替えを担うバンクメ
モリ50の上位アドレスA10〜A14の設定を、カウ
ンタ40へのクロックCLKの送出数で設定することが
でき、基本的には、バンク切替え設定がクロック線13
0の1本で済むようになり、実質的にはシリアルデータ
でバンク切替え設定を行うこととなり、メインCPUの
入出力ポートを節約できる。なお、「基本的には」と言
ったのは、後述する例で明らかなように、クリア線18
0は本発明において必須のものではないからである。ま
た、カウンタ40をバンクメモリ50側に配置すること
によって、メインCPU10周辺部のパターン配置が極
めて容易になる。また、カウンタ40はD型FFを5段
接続したリップルカウンタであり、極めて簡易な構成で
あるので、本発明を適用するに当たっての、コストアッ
プを極めて低く押さえることができる。
【0042】次に、メインCPU10が入手したデータ
をRAM52に転送して、この転送したデータをRAM
52に格納させる処理について説明する。
【0043】ステップ10からステップ30までの処理
は、上述したバンクデータをローカルRAMエリアに転
送する処理と同じである。入手したデータをRAM52
に転送する場合には、ステップ31において、ROM選
択出力ROMSELをHに設定し、RAM選択出力RA
MSELをLに設定してRAMエリアを選択すると共
に、書込設定出力WRをLにして、RAM52を書込モ
ードに設定する。なお、このとき、読出設定出力RDは
Hに設定されている。
【0044】次に、ステップ32〜34において、入手
したデータをRAM52に転送するライト処理を実行す
る。具体的には、積算カウンタ値D−ADDを順次イン
クリメントしながら、直値アドレスバス100にバンク
メモリ50の下位アドレスを順次送出し、データバス1
20を介して、入手したデータをRAM52に順次転送
する。これを、積算カウンタ値D−ADDが400にな
るまで繰り返す。積算カウンタ値D−ADDが400に
なったら、書込設定出力WRをHにして、RAMエリア
を解除し処理を終了する(ST35)。
【0045】以上の処理により、カウンタ40の出力デ
ータで設定された上位アドレスA10〜A14とメイン
CPU10から直値アドレスとして設定された下位アド
レスA0〜A9とによってバンクメモリ50のアドレス
が設定され、入手したデータがバンクメモリ50の設定
されたアドレスに、バンクデータとして格納される。
【0046】例えば、ドクターのIDコードとして0が
入力されたときには、上位アドレス0(H)のRAM5
2のアドレス空間に、IDコードが0のドクターの設定
条件、例えば、シャッタ速度、色調等を表すデータが格
納され、IDコードとして1が入力されたときには、上
位アドレス1(H)のRAM52のアドレス空間に、I
Dコードが1のドクターの設定条件を表すデータが、そ
れぞれドクターページのデータとして格納される。
【0047】以上、本発明によるデータ転送システムの
好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記実
施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更
しない限りにおいて、種々変更することが可能である。
【0048】例えば、上記実施の形態においては、バン
ク切替用のアドレスカウンタとしてカウントアップ機能
のみを有するリップルカウンタを使用していたが、他の
態様のカウンタとすることもできる。
【0049】例えば、上述のリップルカウンタでは、バ
ンク切替に際して、上位アドレスが先に設定したアドレ
ス値よりも小さい場合には、一旦カウンタをリセットし
て、改めて所望の数のクロックを発生させなければ、そ
のアドレスを設定できない。一方、アドレスカウンタと
して、カウントアップとカウントダウンを切り替えて使
用することができるアップダウンカウンタを使用すれ
ば、カウンタをカウントダウンモードにすると共に、先
に設定したアドレス値との差分だけのクロックを送出す
ることによって、先に設定したアドレス値よりも小さい
アドレスを、一旦リセットすることなく、短時間で設定
することができる。また、アップダウンカウンタを使用
すると、クリア線180が不要になり、メインCPU1
0の入出力ポートを一層節約することができる。
【0050】また、上述の説明では、図3に示したフロ
ーチャートの、開始から終了までの一連の処理に際し
て、バンクメモリ50のデータを、1バンク分を一纏め
にして転送するようにしていたが、必ずしも1バンク分
を一纏めにして転送する処理としなくてもよい。すなわ
ち、下位アドレスA0〜A9を任意に設定することによ
って、転送させるべきデータが格納されているアドレス
や、入手したデータを格納すべきアドレスを指定するこ
とができ、所望のデータのみを転送させることができ
る。例えば、先頭アドレスから所定アドレスまで、逆に
所定アドレスから最終アドレスまで、或いはこれらを組
み合わせて、所定アドレスから別の所定アドレスまでと
いった中抜きアドレスの、何れも可能である。このよう
に、所望のデータのみを転送するようにすれば、転送時
間を短くするすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるデータ転送システム
の構成を示す回路図
【図2】メインCPUのアドレス空間と、ROMおよび
RAMのバンクとの対応関係を示す図
【図3】本発明の実施の形態によるデータ転送システム
の作用を示すフローチャート
【符号の説明】 1 データ転送システム 10 メインCPU 20 発振回路 30 リセット回路 40 カウンタ 50 バンクメモリ 51 ROM(読出専用メモリ) 52 RAM(読み書き用メモリ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RAMエリアを有するマイクロプロセッ
    サと、 夫々が前記マイクロプロセッサのRAMエリアのデータ
    の一部を担う多数のバンクデータを格納するバンクメモ
    リと、 前記マイクロプロセッサから入力されるクロックに基づ
    いて、前記バンクメモリのバンク切替用アドレスを表す
    出力データを生成するカウンタとを備え、 前記カウンタの出力データによって前記バンクメモリの
    バンク切替用アドレスを設定すると共に、前記マイクロ
    プロセッサから入力されるパラレルデータによって前記
    バンクメモリの残りのアドレスを設定し、該設定したア
    ドレスの前記バンクメモリのバンクデータを前記マイク
    ロプロセッサのRAMエリアに転送するようにしたこと
    を特徴とするデータ転送システム。
  2. 【請求項2】 RAMエリアを有するマイクロプロセッ
    サと、 夫々が前記マイクロプロセッサのRAMエリアのデータ
    の一部を担う多数のバンクデータを格納するRAMから
    なるバンクメモリと、 前記マイクロプロセッサから入力されるクロックに基づ
    いて、前記バンクメモリのバンク切替用アドレスを表す
    出力データを生成するカウンタとを備え、 前記カウンタの出力データによって前記バンクメモリの
    バンク切替用アドレスを設定すると共に、前記マイクロ
    プロセッサから入力されるパラレルデータによって前記
    バンクメモリの残りのアドレスを設定し、前記マイクロ
    プロセッサが入手したデータを前記バンクメモリに転送
    し、該転送したデータを前記バンクメモリの前記設定し
    たアドレスに格納するようにしたことを特徴とするデー
    タ転送システム。
  3. 【請求項3】 前記マイクロプロセッサおよびバンクメ
    モリが、電子内視鏡装置内に備えられていることを特徴
    とする請求項1または2記載のデータ転送システム。
  4. 【請求項4】 前記バンクメモリが、前記電子内視鏡装
    置を使用する者特有の設定条件を格納するものであるこ
    とを特徴とする請求項3記載のデータ転送システム。
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