JP2000284756A - メモリ性表示装置用表示コントローラ - Google Patents

メモリ性表示装置用表示コントローラ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を効率よく低減できるメモリ性表示
装置用の表示コントローラを提供する。 【解決手段】 リフレッシュ制御回路10による前回の
表示更新以降にグラフィックエンジン6により異なるデ
ータへの書き換えが発生したかどうか書き換え検出回路
7で検出し、その情報をTagRAM5に格納してお
く。リフレッシュ制御回路10は、表示の更新に先だっ
てTagRAM5の当該アドレスを調べ、前回以降VR
AM4の当該アドレスが異なるデータに書き換えられて
いる場合にのみ、VRAM4からのデータ読み込みと該
データのメモリ性表示装置3への送出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等の電子機器の表示装置として強誘電性液晶表示
器や表示データ保持機能付き液晶表示器等のメモリ性を
持った表示装置を制御する表示コントローラに関し、特
に、その表示装置及び表示コントローラを含んだ表示系
全体の消費電力低減を図るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ等の電子
機器の低消費電力な表示手段として強誘電性液晶表示装
置(特開昭63−063094号公報参照)や表示デー
タ保持回路付き液晶表示装置(特開平8−62996号
公報参照)などのメモリ性を有する表示装置が提案され
ている。このメモリ性表示装置を使用する場合、表示す
べきデータが変更された画素のみ表示装置上のデータを
書き換えれば良いという特徴を生かすため、表示データ
の変化を検出する必要がある。従来、この検出(以下、
書き換え検出と呼ぶ)方法として、大別して下記の二つ
の方法が用いられている。
【0003】その第1は、書き換え検出手段を持たない
従来の表示コントローラが出力する表示データを、一
旦、書き換え検出手段を持つ表示変換装置に通してメモ
リ性表示装置を駆動するという方法である(特開平8−
184264号公報参照)。
【0004】図19はその第1の方法を示すブロック図
である。書き換え検出手段を持たない従来の表示コント
ローラ79に接続された表示変換装置81は、1画面
(フレーム)分の表示データを一時的に記憶するフレー
ムバッファ82と、2つの表示データの差分を検出し必
要な表示データのみをメモリ性表示装置3が要求するタ
イミングで送出する差分検出&表示制御回路83で構成
される。表示コントローラ79が、表示データ信号84
として現在の表示データを出力し、フレームバッファ8
2はそれを記憶する。同時にフレームバッファ82は前
回の表示データを表示データ信号85として出力する。
差分検出&表示制御回路83は、これら表示データ信号
84と表示データ信号85とを比較し、異なる場合、表
示データ信号86をメモリ性表示装置3へ出力する。
【0005】図20は、従来の表示コントローラ79及
びその周辺の詳細ブロック図である。従来の表示コント
ローラ79は、ホストCPU1からの描画命令及び描画
データ11に基づき表示データを生成しビデオメモリ
(以下、VRAMと記す)4に書き込むグラフィックエ
ンジン6、一定の周期でVRAM4から表示データを読
み出し表示装置80に送出するリフレッシュ制御回路1
0、及びグラフィックエンジン6とリフレッシュ制御回
路10のVRAMアクセス権を調停するVRAM調停回
路8で構成されている。14は内部VRAM許可信号、
15はVRAM制御信号群、16はVRAMデータ信号
群、19はVRAM要求信号、23は表示制御信号群、
24は更新信号、25はメモリクロック、26は表示ク
ロックである。
【0006】第2の方法は、図20に示した表示コント
ローラ79の内部にグラフィックエンジン6のVRAM
4への書き込みアクセスを検出する手段を持たせるとい
うものである(特開平8−248391号公報参照)。
【0007】図21は第2の方法を示すブロック図であ
る。メモリ性表示装置用表示コントローラ87は、書き
込み検出回路88がVRAMバス91の監視によりグラ
フィックエンジン6のVRAM4への書き込みアクセス
を検出すると、その書き込みアドレスからメモリ性表示
装置3上のどの走査線にあたるかを判断し、更新フラグ
信号90により表示制御回路87にその走査線番号と表
示データに書き換えがあったという情報を渡す。表示制
御回路89はその情報に基づき、表示データに書き換え
があった走査線に対してのみ表示データを表示データ信
号92を介してメモリ性表示装置へ送出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の書
き換え検出には以下のような問題がある。第1の方法で
は、VRAMとは別に同じ容量のメモリであるフレーム
バッファを備える必要があり、部品点数及びコストの増
大が発生する。更に、表示を行う為にVRAMとフレー
ムバッファ双方にアクセスしなければならず、そこで消
費電力の増大を招くという問題が発生する。
【0009】第2の方法では、書き換え検出が単なる書
き込みアクセスの検出であり、データの変化について考
慮していない為、単純な図形の移動等で多く発生すると
思われる“今記憶されているデータと同じデータを書き
込む”という動作に対しても、“書き換えた”と判断し
てしまい、更新の必要の無い画素まで書き換えが発生
し、メモリ性表示装置の利点を十分発揮出来ない。つま
り、消費電力を効率良く低減出来ないという問題があ
る。
【0010】本発明は上記問題点を解決し、消費電力を
効率よく低減できるメモリ性表示装置用の表示コントロ
ーラを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、メモリ性表示
装置を制御する表示コントローラであって、メモリ性表
示装置の表示を更新する表示更新手段と、表示データを
生成して表示データ記憶手段へ書き込む表示データ生成
手段と、表示データ記憶手段へのデータへの書き換えが
発生したかどうか比較する書き換え比較手段と、その比
較情報を格納するための書き換え情報記憶手段と、表示
更新手段による表示の更新に先だって書き換え情報記憶
手段の当該アドレスを調べ、当該アドレスが異なるデー
タに書き換えられている場合にのみ、表示データ記憶手
段からデータを読み込んで表示更新手段を介してメモリ
性表示装置へ送出する書き換え制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0012】これを図1の実施例に当てはめて説明する
と、メモリ性表示装置3は、表示データが変化した画素
に対してのみ表示の更新を行えば良いという特徴を持つ
ので、その表示の更新は、表示コントローラ2内のリフ
レッシュ制御回路(表示更新手段としての機能と書き換
え制御手段の一部の機能も兼ねる)10により定期的
(数十回/秒以上)に行う。一方、現在表示の更新をし
ようとしている画素に対応するVRAM(表示データ記
憶手段)4上のアドレスに対して、前回の表示更新以降
にグラフィックエンジン(表示データ生成手段)6によ
り異なるデータへの書き換えが発生したかどうか書き換
え検出回路(書き換え比較手段)7で検出し、その情報
をTagRAM(書き換え情報記憶手段)5に格納して
おく。リフレッシュ制御回路10は、表示の更新に先だ
ってTagRAM5の当該アドレスを調べ、前回以降V
RAM4の当該アドレスが異なるデータに書き換えられ
ている場合にのみ、VRAM4からのデータ読み込みと
該データのメモリ性表示装置3への送出を行うことによ
り、VRAM4及びメモリ性表示装置3へのアクセスが
大幅に削減され消費電力を低減できる。
【0013】表示データ記憶手段としては、データの書
き換えが発生したかどうかを比較する書き換え比較手段
を備えているもの(図8に示す実施例におけるデータ比
較回路付きVRAM69)が良い。この場合、書き換え
比較手段は、電位をラッチして比較することによりデー
タの書き換えが発生したかどうかを検出する。
【0014】表示データ記憶手段と書き換え情報記憶手
段へのアクセスをそれぞれ調停するため調停手段(VR
AM調停回路8及びTagRAM調停回路9)を備え
る。
【0015】アクセス数を低減するため、表示データ記
憶手段から読み込んで表示更新手段にて更新を行う際の
1ライン中の画素数を可変する。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。
【0017】図1の実施例のシステムは、本発明による
表示コントローラ2、この表示コントローラ2に対して
ソフトウェアの命令に従い画像の情報や画像操作の命令
を発行するホストCPU1、画像データを保持する一般
的なDRAM(Dynamic Random Access Memory)によっ
て構成されるVRAM(画像メモリ)4、このVRAM
4のデータが前回と異なるかどうかという情報を保持し
ておく高速なSRAM(Static Random Access Memor
y)により構成されるTagRAM5、及び画像を表示
する為のメモリ性表示装置3より構成されている。
【0018】図1を参照すると、本発明の表示コントロ
ーラ2は、ホストCPU1からの命令や情報のVRAM
データへの変換を行うグラフィックエンジン6、グラフ
ィックエンジン6のVRAM4へのアクセスを監視し、
現在VRAM4に格納されているデータと異なるデータ
を書き込む場合にその情報のTagRAM5への書き込
みを命令する書き込み検出回路7、予め決めておいた周
期でTagRAM5を調べ、もしそのデータが“更新”
の場合にVRAM4から当該アドレスの画像データを読
み込み、メモリ性表示装置3への転送を行うリフレッシ
ュ制御回路10、書き換え検出回路7とリフレッシュ制
御回路10のVRAM4へのアクセスを調停するVRA
M調停回路8、及び書き換え検出回路7とリフレッシュ
制御回路10のTagRAM5へのアクセスを調停する
TagRAM調停回路9で構成されている。
【0019】ホストCPU1は、ホストバス11を介し
てグラフィックエンジン6、書き換え検出回路7及びリ
フレッシュ制御回路に接続され、それぞれの動作設定を
行うことが出来る。VRAM4は、書き換え検出回路7
とリフレッシュ制御回路10に、それぞれ排他で制御す
るVRAM制御信号群15とVRAMデータ信号群16
を介して接続される。そのアクセス権はVRAM調停回
路8で調停され、アクセス権の無い方は、VRAM制御
信号群15及びVRAMデータ信号群16をハイインピ
ーダンス、又は入力の状態にする。
【0020】TagRAM5は、書き換え検出回路7と
リフレッシュ制御回路10に、それぞれ排他で制御する
TagRAM制御信号群17とTagRAMデータ信号
18を介して接続される。そのアクセス権はTagRA
M調停回路9で調停され、アクセス権の無い方は、Ta
gRAM制御信号群17及びTagRAMデータ信号1
8をハイインピーダンス、又は入力の状態にする。メモ
リ性表示装置3には、リフレッシュ制御回路10が、制
御する表示制御信号群23(タイミング、データ)及び
更新信号24を介して接続される。
【0021】表示コントローラ2の内部では、グラフィ
ックエンジン6と書き換え検出回路7とは内部VRAM
制御信号群12、内部VRAMデータ信号群13及び内
部VRAM許可信号14で接続され、それぞれグラフィ
ックエンジン6に対して出力、双方向、入力となってい
る。
【0022】VRAM調停回路8は、リフレッシュ制御
回路10が出力するVRAM要求信号19を受けて書き
換え検出回路7とリフレッシュ制御回路10に対してV
RAM許可信号20を出力する。このVRAM許可信号
20は、リフレッシュ制御回路10と書き換え検出回路
7に対して反対のアクティブレベルとする。すなわち、
VRAM許可信号20が“1”の時はリフレッシュ制御
回路10に対してアクセスを許可し、“0”の時は書き
換え検出回路7に対してアクセスを許可する。
【0023】同様に、TagRAM調停回路9は、リフ
レッシュ制御回路10が出力するTagRAM要求信号
21を受けて書き換え検出回路7とリフレッシュ制御回
路10に対してTagRAM許可信号22を出力する。
また、それぞれに対してアクティブレベルが反対である
ことも同様である。
【0024】この表示コントローラ2には、動作の為の
基準クロックとしてメモリクロック25と表示クロック
26が供給されていて、前者は全ての内部回路に、後者
はリフレッシュ制御回路10にのみ分配される。
【0025】次に、図1の構成の動作について説明す
る。表示コントローラ2の内部回路のうち、グラフィッ
クエンジン6及び書き換え検出回路7と、リフレッシュ
制御回路8は独立して動作する。書き換え検出回路7と
リフレッシュ制御回路8はVRAM4及びTagRAM
5を共有しており、VRAM制御信号群15、VRAM
データ信号群16、TagRAM制御信号群17及びT
agRAMデータ信号18は共通の信号を用いている。
その為に、ある時刻において前者と後者、どちらにVR
AM4及びTagRAM5のアクセス権を与えるか、と
いった制御を行うのがVRAM調停回路8及びTagR
AM調停回路9である。
【0026】まずリフレッシュ制御回路10の動作につ
いて、図2を参照して説明する。H_SYNは、表示制
御信号群23の一つでメモリ性表示装置3上の表示位置
を与える為の信号である。D_DATも表示制御信号群
23の一つで表示階調を与える。M_ENBは更新信号
24であり、M_ENB=“0”の期間に対応する画素
は表示を更新せず、現在の表示を保持するようにメモリ
性表示装置3で制御する。T_REQはTagRAM要
求信号21、T_ACKはTagRAM許可信号22、
T_ADRはTagRAM制御信号群17の一部でアド
レスを与える。T_DATはTagRAMデータ信号1
8、T_WE#はTagRAM制御信号群17の一つ
で、TagRAM5への書き込みを制御する。M_RE
QはVRAM要求信号19、M_ACKはVRAM許可
信号20、M_A/CはVRAM制御信号群15、M_
DATはVRAMデータ信号群16をそれぞれ示す。
【0027】図2中の時点t1から開始されるメモリ性
表示装置3への表示データの転送に先だって、VRAM
4上の対応するアドレスのデータが書き換えられている
かどうか調べる為に、時点t2でリフレッシュ制御回路
10はTagRAM5へのアクセス要求をTagRAM
調停回路9へ発行し、TagRAM調停回路9は、Ta
gRAM制御信号群17の監視により、この時書き換え
検出回路7がTagRAMへのアクセスを行っていない
と判断すると、即座にTagRAM許可信号22を返
す。これを受けリフレッシュ制御回路10がt1から転
送するライン(このラインの考え方については後述す
る)に対応するアドレスをTagRAM5へ出力する
と、そのラインが更新されている場合はT_DATに
“1”が、更新されていない場合は“0”が出力され
る。
【0028】図2中の時点t3ではT_DATは“0”
であり、このラインは“書き換えられていない”ことを
意味している。この段階でTagRAM5へのアクセス
は終了したので、リフレッシュ制御回路10はTagR
AM要求信号21を解除(T_REQ=“0”)する。
このラインが書き換えられていないという情報に基づ
き、リフレッシュ制御回路10はVRAM4へのアクセ
ス要求は行わず(M_REQ=“0”のまま)、t1か
らM_ENBを“0”にして、このラインは表示の更新
が必要無いことをメモリ性表示装置3へ伝える。
【0029】同様に、時点t8からの表示データ転送に
先だって、リフレッシュ制御回路10がTagRAM5
を調べた結果、T_DAT=“1”(t4)よりこのラ
インはVRAM4の内容が書き換えられていると判断
し、リフレッシュ制御回路10はVRAM4へのアクセ
ス要求をVRAM調停回路8へ発行する(t5)。と同
時に、リフレッシュ制御回路10は、T_WE#=
“0”、T_DAT=“0”を出力することによりTa
gRAM5の当該アドレスのデータに“0”を書き込み
クリアし、TagRAM5へのアクセス要求を解除(T
_REQ=“0”)する。M_ACK=“1”によりV
RAMへのアクセス権を与えられると、リフレッシュ制
御回路10はVRAM制御信号群15を制御し、VRA
M4の該当するアドレスからのデータ読み込みを開始す
る(t6)。そして、時点t7からVRAMデータ信号
群16を介して読み込んだデータのメモリ性表示装置3
への転送を、表示制御信号群23を介して開始する(t
8)。
【0030】次に、グラフィックエンジン6と書き換え
検出回路7の動作について、図3を参照して説明する。
M_CLKはメモリクロック25、G_ADRは内部V
RAM制御信号群12の一部で、VRAMへのアドレス
を与える。G_COMは内部VRAM制御信号群12の
一部で、VRAMへのコマンドを与える。G_DATは
内部VRAMデータ信号群13、G_ENBは内部VR
AM許可信号14を示す。M_ADRはVRAM制御信
号群15の一部で、アドレスを与える。M_COMはV
RAM制御信号群15の一部で、コマンドを与える。そ
の他の記号は図2と同じである。
【0031】まず、図3中の時点t9において、グラフ
ィックエンジン6がVRAM4への書き込みアクセスを
開始すると、それを受けた書き換え検出回路7は、その
時M_ACK=“0”であれば、1メモリクロック遅れ
てt10でVRAM4の先に受けた書き込みアドレス
(RA、CA)に対してまず読み込みアクセスを開始す
る。ここで、t10からグラフィックエンジン6がG_
DAT13に出力するデータ(WD0:3)は、書き込
み検出回路7内部のライトバッファに一時的に保持され
る。そして、t10から書き換え検出回路7により開始
された読み込みアクセスに対して、VRAM4がM_D
AT16に出力したデータ(RD0:3)と内部のライ
トバッファに保持されたデータ(WD0:3)を逐次比
較し、一部でも差異があった場合、T_ACK=“0”
を確認し、T_ADRに当該アドレスを、T_DATに
“1”を出力、T_WE#=“0”とし、TagRAM
5の当該アドレスに“1”を書き込む(t11)。
【0032】これが、このラインにおいて表示データに
変化があったことを示す情報となる。WD0:3とRD
0:3に全く差異が無い場合は、図3中のT_WE#は
破線で示すように“1”のままとなり、TagRAM5
に対する書き込みは行わない。書き込み検出回路7は、
前述の読み込みアクセスに引き続きt12から、ライト
バッファに一時的に保持しておいた書き込みデータのV
RAM4に対する書き込み動作を開始する。
【0033】ここで、グラフィックエンジン6のアクセ
スは既にt13で完了している為、次のメモリクロッ
ク、つまりt14でグラフィックエンジン6が次のアク
セスを開始する可能性がある。そこで、その前にG_E
NB=“0”とし、書き換え検出回路7が次のグラフィ
ックエンジン6のVRAMアクセスに対応可能となるt
15までグラフィックエンジン6のVRAMアクセスを
禁止する。
【0034】書き換え検出回路7のVRAMアクセス中
にリフレッシュ制御回路10からVRAMアクセス要求
が発生する場合がある。この場合重要なのは、基本的に
リフレッシュ制御回路10からの要求が優先されるとい
う点のみであり、その調停制御の詳細な動作自体につい
ては様々なバリエーションが考えられるが、図4を参照
して以下に一例を説明する。
【0035】まず、図4中のt16で書き換え検出回路
7が図3中のt10と同様にVRAM4への読み込みア
クセスを開始する。その読み込みアクセスの途中(例え
ばt17)でリフレッシュ制御回路10からVRAMア
クセス要求が発行された(M_REQ=“1”)場合、
最後のデータ(RD4)の読み込み開始と同時にVRA
M調停回路8がM_ACK=“1”とし、アクセス権を
リフレッシュ制御回路に与える。これを受けて書き換え
検出回路7は、図3中ではt12で開始していた書き込
みアクセスを一時保留し、VRAM制御信号群15及び
VRAMデータ信号群16をハイインピーダンス、また
は入力の状態にする。
【0036】一方、アクセス権を得たリフレッシュ制御
回路10は、まずプリチャージコマンドを発行し(t1
9)、それに引き続き所望のアドレスからデータを読み
込み、最後のデータ(RDd)の読み込みと同時に再度
プリチャージコマンドを発行する(t21)。また、リ
フレッシュ制御回路10はこれに先立ち1メモリクロッ
ク前にM_REQ=“0”とする(t20)。これを受
けVRAM調停回路8は、M_ACK=“0”としVR
AM4へのアクセス権を再度書き換え検出回路7へ渡
す。再びVRAM4へのアクセス権を得た書き換え検出
回路7は前述の一時保留していた書き込みアクセスをt
22から開始する。この書き込みアクセスが完了するま
で書き換え検出回路7は内部VRAM許可信号14(G
_ENB)を“0”とし、グラフィックエンジン6が新
しいVRAMアクセスを開始すること禁止しておくこと
は図3の場合と同様である。
【0037】次に、前述していた「ライン」について、
図5を参照して説明する。図5はメモリ性表示装置3の
内部構造を示したものである。メモリ性表示装置3は、
画像を表示する為のメモリ性表示器27、そのメモリ性
表示器27の走査線31を選択し駆動する走査線選択回
路29、メモリ性表示器27の信号線32を駆動する信
号線駆動回路30、及び入力された表示制御信号群23
と更新信号24から2つの駆動回路を制御する為の、走
査線同期信号33及び信号線データ信号34、信号線同
期信号35、表示保持信号36を生成する駆動制御回路
28から成る。
【0038】走査線選択回路29は、駆動制御回路28
が出力す走査同期信号33から現在選択すべき走査線を
シフトレジスタ、ラッチ等により生成、駆動する。一
方、信号線駆動回路30は、駆動制御回路28が出力す
る信号線同期信号35、信号線データ信号34及び表示
保持信号36に基づきシフトレジスタ、ラッチ等により
各信号線に印可するべき電圧を生成、走査線の駆動と同
期して各信号線に印可する。
【0039】本発明でいう「ライン」とは、1本の走査
線上の連続した画素の集合を表し、この画素の集合単位
で表示データが“変化した/変化していない”を判断す
る。よって、この集合が小さい場合には微少な範囲の画
像変化に対して、リフレッシュ制御回路10のVRAM
4へのアクセスが少なくて済むという長所と、TagR
AM5の容量増加とリフレッシュ制御回路10のTag
RAM5へのアクセス頻度が多くなるという短所を持つ
ことになる。
【0040】逆にこの集合が大きい場合、TagRAM
5の容量とリフレッシュ制御回路10のTagRAMへ
のアクセス頻度は少なくて済むが、一度表示の更新が必
要なラインにヒットした時にリフレッシュ制御回路10
のVRAM4への余分なアクセス、すなわち同一集合内
であれば例え表示データが変化していない画素であって
も表示を更新するという規則に起因する実際には必要で
ないアクセスが増加する。
【0041】そこで、本実施例ではラインサイズを可変
とし、表示データの変化状況に応じて最も効率よく消費
電力を低減できるようにソフトウェアまたはハードウェ
アでラインサイズを変更する。例えば、図5の37は3
2画素を1ラインとした場合を表し、38は1走査線上
の画素全てを1ラインとした場合を表す。図6はVRA
M4とTagRAM5の概念図であり、図5の1024
×1024画素の表示空間との対応のためにVRAM4
を256(列方向)×1024(行方向)として表現し
ている。すなわち、VRAM4の1ワードが4画素分に
相当し、256Kビットのアドレス空間を持つ場合を想
定している(例えば、1画素の階調が16ビットでVR
AM1ワードが64ビット)。その場合に1ラインの最
小画素数を32とすると、TagRAMは図6のように
1024/32×1024=32Kビットのアドレス空
間を必要とする。
【0042】図5の32画素ライン37はn番目の走査
線上、32i番目から32i+31番目の信号線によっ
て駆動される32画素より成り、図6中のVRAM4
上、n行8i列からn行8i+7列までのメモリブロッ
ク39に表示データが記憶されていて、TagRAM5
上のn行i列目のメモリ41にメモリブロック39でデ
ータの書き換えが発生したかどうかが記憶されている。
【0043】一方、1走査線上の画素全てで1ラインと
する場合、例えば図5の38のように、k番目の走査線
上の全画素がその構成要素となり、その表示データが記
憶される場所は、図6中のVRAM4上k行目の全メモ
リブロック40となる。そして、このメモリブロック4
0上のデータが書き換えられたかどうかは、TagRA
M5上のk行0列目のメモリブロック42に記憶され
る。
【0044】このように制御する為の一例を図7に示
す。VAxはVRAM4のアドレス信号を、TAxはT
agRAMのアドレス信号を表す。VRAM4が256
Kビットのアドレス空間を持つ場合、アドレス信号はV
A17−VA0の18本となる。TagRAM5が32
Kビットのアドレス空間を持つ場合、アドレス信号はT
A14−TA0の15本となる。それぞれ上位の10本
VA17−VA8とTA14−TA5は直接接続し、T
agRAM5の残りのアドレス信号TA4−TA0は図
7に示す様にANDゲート44を介してVA7−VA3
にそれぞれのアドレス選択信号45を論理積したものと
する。アドレス選択信号45はラインサイズ設定レジス
タ43に接続され、ソフトウェアによりホストバス4を
介して設定する方法とハードウェアで自動に設定される
方法が考えられる。
【0045】続いて図7の動作について説明する。まず
1ラインを32画素とする場合、アドレス選択信号45
(AS0−4)が全て“1”になるようにラインサイズ
設定レジスタ43に設定すると、VRAM4へのアドレ
ス信号の3ビット目から7ビット目(VA3−7)は、
そのままTagRAM5へのアドレス信号の0ビット目
から4ビット目に出力される。これにより、図6中VR
AM4のn行8i列からn行8i+7行のメモリブロッ
ク39で書き換えが発生すると、TagRAM5のn行
i列のメモリに書き換え発生の情報が書き込まれる。
【0046】一方、1ラインが1走査線上全ての画素と
する場合、ラインサイズ設定レジスタ43によりアドレ
ス選択信号(AS0−4)を全て“0”とする。する
と、VA3−7の値に関わらずTA0−4は常に全て
“0”となり、図6中のVRAM4上、k行目のメモリ
ブロック40のどこで書き換えが発生しても、その書き
換え発生の情報はTagRAM5上のk行0列目のメモ
リセルに書き込まれる。これにより、k番目の走査線上
の画素は、TagRAM場k行0列目のメモリセル42
を調べるだけで更新の必要があるかどうか判断すること
ができるので、TagRAM5へのアクセス頻度が少な
くなる。しかし反面、更新時には1走査線上の画素全て
を更新しなければならない。
【0047】ここで、便宜上図5及び図6では32画素
のラインと1024画素のラインが混在している様に表
記しているが、ラインサイズの変更は時間軸で行うもの
で、実際には同時刻に混在する事はない。よって、ある
時刻において1ラインm画素の設定にすると、全画面に
おいて1ラインm画素となる。
【0048】尚、AS4:0を11110b、1110
0b、11000b、10000bと出力することによ
って、それぞれ1ラインのサイズが64画素、128画
素、256画素、512画素とすることができる。
【0049】図8は、本発明による別の実施例を示すブ
ロック図である。本実施例は、前述の実施例(第1の実
施例)の書き換え検出回路7をTag制御回路68に、
VRAM4をデータ比較回路付きVRAM69(以下、
比較VRAMと記す)に変更している。書き換えの検出
は比較VRAM69で行い、その結果を比較信号70で
Tag制御回路68に伝達する。グラフィックエンジン
6は、VRAM制御信号群15及びVRAMデータ信号
群16により直接比較VRAM69にアクセスする。T
ag制御回路68はVRAM制御信号群15に基づき、
VRAM書き換え発生時にTagRAM制御信号群17
を生成する。VRAM許可信号20はリフレッシュ制御
回路10とグラフィックエンジン6に入力される。
【0050】図9は、図8の実施例のグラフィックエン
ジン6が比較VRAM69に書き込みアクセスを行う時
の動作を示すタイミング図であり、前述の実施例の図6
にあたる。図9中のt23にアクセスが開始し、順次デ
ータ(WD0、1、2、3)を書き込む。データの書き
込みの1クロック後に比較信号70(COMP)が出力
される(t24から)。
【0051】例えば、3番目のデータWD2が前回のデ
ータと異なる場合、図中t25のタイミングでCOMP
=“1”と出力する。それを受けてTag制御回路68
は書き換え情報のTagRAM5への書き込みを開始す
る(t26)。この時のTagRAMのアドレス信号1
7a(T_ADR)はVRAMのアドレス信号15a
(M_ADR)に基づきTag制御回路68が生成す
る。
【0052】ホストCPU1、メモリ性表示装置3、T
agRAM5、グラフィックエンジン6、VRAM調停
回路8、TagRAM調停回路9、及びリフレッシュ制
御回路10の動作は第1の実施例と同様である。
【0053】比較VRAM69は、書き込みアクセス時
に書き込みデータとその時記憶されているデータを比較
し、その結果を比較信号として出力するVRAMであ
る。一般的にVRAMとして用いられるDRAM(Dyna
mic Random Access Memory)を例に説明する。
【0054】図10は、一般的なDRAMの構成を示す
ブロック図である。データを記憶保持するメモリ・セル
・アレイ46、アドレス信号54からロウ・アドレス5
6をラッチ生成するロウ・アドレス・バッファ47、同
様にカラム・アドレス57をラッチ生成するカラム・ア
ドレス・バッファ48、ロウ・アドレスからワードライ
ンを選択ドライブするロウ・デコーダ49、メモリ・セ
ル・アレイ46の出力を増幅するセンス・アンプ50、
カラム・アドレス57により選択されたビットラインの
みをデータ制御回路52に出力するカラム・デコーダ5
1、データの入出力を制御するデータ制御回路52、及
びDRAMの全体の制御を行う制御回路53より構成さ
れる。
【0055】図11は、メモリ・セル・アレイ46、セ
ンス・アンプ50、カラム・デコーダ51及びデータ制
御回路52の一部を詳細にした図である。メモリ・セル
・アレイ46は、ワードライン64、ビットライン65
とその交点に配置されたメモリ・セル63よって構成さ
れている。
【0056】カラム・デコーダ51は、デコーダ部71
及びカラム数分のゲート部72で構成され、デコーダ部
71でカラム選択信号67を生成しゲート部72に与え
ている。2本のセットになったビットライン65がセン
ス・アンプ50を通ってカラム・デコーダ51のゲート
部72に接続される。ゲート部72の出口で2本にまと
められローカルデータバス66としてデータ制御回路5
2に接続される。カラム・デコーダ51のゲート部72
は図17に示す構造になっていて、カラム選択信号67
によってビットライン65とローカルデータバス66の
導通/非導通を制御するカラムゲート73で構成されて
いる。
【0057】データ制御回路52は図18に示す構造に
なっていて、書き込み時にライトアンプ76によって外
部から入力されたデータ信号16を内部の信号レベルに
変換しローカルデータバス66に出力し、読み出し時に
出力バッファ75によってローカルデータバス66の信
号を外部の信号レベルに変換しデータ信号16に出力す
る。どちらの動作を行うかは書き込み/読み出し選択信
号62によって制御される。
【0058】本実施例の比較VRAM69の実現方法と
して2つの形態を説明する。図12は第1の形態を示す
ブロック図で、カラム・デコーダ51のゲート部72に
その機能を持たせている。各ゲート部72毎にラッチ&
比較回路74を置き、ビットライン65を入力し比較信
号70を出力し、カラム選択信号67で動作を制御す
る。図13は図12の動作を示すタイミング図である。
WLはワードライン64、BLはビットライン65、C
Sはカラム選択信号67、W/Rは書き込み/読み出し
選択信号62、L_DATはローカルデータバス66を
それぞれ示す。図12、13及び11を参照して第1の
形態の動作について説明する。
【0059】あるワードライン64aが活性電位になる
と、そこに接続されたメモリ・セル63a、63bの記
憶電位がビットライン65a、65cに現れる。図13
のt27はこの状態を示す。c_levelは現在の記憶電位
を表す。一方、W/R=“1”となると、入力されたデ
ータに応じた電位がローカルデータバス66に出力され
る。t28がこの状態を示す。
【0060】n_levelは次に記憶される電位を表す。次
にカラム選択信号67aが活性電位になると、ローカル
データバス66a、66bとビットライン65a、65
bがそれぞれ導通し、ビットライン65a、65bにn_
levelがドライブされ、ワードラインが活性化している
メモリ・セル63aにこのn_levelが保持される(t2
9)。このようにビットライン65a、65bには最初
に現在の記憶電位c_levelが、続いて新しい記憶電位n_l
evelが現れる。
【0061】そこで、カラム選択信号67の立ち上がり
でラッチした電位とカラム選択信号67の立ち下がりに
ビットライン65a、65bに現れている電位を比較
し、異なるレベルを示す場合、比較信号70に“1”を
出力する。尚、比較信号70は、全てのカラム、全ての
データビットについて論理和を取ったものを出力する。
この方法は、ワードラインが活性になった時に現在の記
憶電位がビットラインに現れることを利用するもので、
動作タイミング的には従来のDRAMと変わりなく、動
作速度上のペナルティは無いという長所を持つ。しか
し、カラム・デコーダのゲート部一つ一つに、すなわち
カラム数分の比較回路が必要で回路規模が大きいという
短所がある。
【0062】第2の形態は、ラッチ&比較回路74をデ
ータ制御回路52に置き、ライトアンプ76が非動作状
態では、ローカルデータバス66にはカラム選択信号6
7によって選択されたビットライン65xの電位が現れ
ることを利用する。
【0063】図14は、第2の形態で用いるデータ制御
回路52の構成を示すブロック図である。図18のデー
タ制御回路と比較してローカルデータバス66の電位を
ラッチ及び比較する為のラッチ&比較回路74及び、書
き込み/読み出し選択信号62からラッチ&比較回路7
4とライトアンプ76を制御する為の信号、書き込み許
可信号78を生成するためのラッチ制御回路77が追加
されている。
【0064】図16は、DRAMへの書き込み動作とし
て一般的なアーリーライト(Early Write)時の従来のデ
ータ制御回路の動作を示すタイミング図である。W/R
=“1”となり書き込みを示すと、ライトアンプ76
は、ローカルデータバス(L_DAT)を入力データ
(M_DAT)に対応した電位(n_level)でドライブす
る(t30)。t30では、書き込むべきアドレスに対
応したワードライン64aは活性(WL=“1”)、カ
ラム選択信号67aは非活性(CS=“0”)であるの
で、ビットライン65a,65bには現在の保持電位
(n_level)が現れている。続いて、t31にて書き込む
べきアドレスに対応したカラム選択信号67aが活性
(CS=“1”)になると、ビットライン65a、65
bに新しい保持電位(n_level)がドライブされメモリ・
セルに記憶される。よって、その後カラム選択信号が非
活性(CS=“0”)になってもビットラインはn_leve
lのままである。
【0065】図15は、本実施例の第2の形態(図14
の構成)による書き込み時の動作を示すタイミング図で
ある。
【0066】まずt33では、図15のt30と異なり
ライトアンプ76の動作制御信号である書き込み許可信
号78はまだ非活性(WE=“0”)なので、ローカル
データバス66はプリチャージレベルである。一方、ワ
ードライン64aが活性であることは図15と同様であ
るので、ビットライン65a、65bは現在の保持電位
となっている。t34でカラム選択信号67aが活性に
なると、ローカルデータバス66には現在の保持電位が
現れる。続いて、t35で書き込み許可信号76が活性
になると、ローカルデータバス66及びビットライン6
5a、65bは新しい保持電位でドライブされる。
【0067】つまり、本実施例の第2の形態は内部的に
レイトライト(Late Write)のタイミングを作り出してい
るわけである。こうすることによりローカルデータバス
66には、t34では現在の保持電位、t35では新し
い保持電位が現れるので、ラッチ&比較回路77はこれ
らを比較し結果を比較信号70で出力する。比較するポ
イントは書き込み許可信号76の立ち上がりと立ち下が
りである。尚、比較信号70は全てのデータビットで論
理和をとり出力する。この第2の方法は、ラッチ&比較
回路がデータ信号の数だけあればよく、第1の方法に比
べるとカラム数分の1で済むという長所がある。しか
し、タイミングの変換をしている為、DRAM自体の高
速化の足かせとなる可能性が生じる。
【0068】第1の実施例では図3に示される様に、グ
ラフィックエンジンの書き込みアクセスに対して従来に
比べ余分な読み出しアクセス(t10から始まるサイク
ル)が増え、性能上の不利となる要素を持っていたが、
第2の実施例ではその余分な読み出しアクセスを無くす
ことができ、グラフィックエンジンの書き込みアクセス
サイクルは従来と同等である。
【0069】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、メモリ性表示装
置及びVRAM(表示データ記憶手段)の消費電力が低
減出来るということである。何故ならば、表示の為に発
生するメモリ性表示装置とVRAMへのアクセスが、表
示データの変化した画素を含むラインだけで済むからで
ある。反面、TagRAM(書き換え情報記憶手段)へ
のアクセスが増えるが、そのアクセス頻度(ラインサイ
ズで変化する)は、従来のVRAMへのアクセス頻度の
ラインサイズ分の1であることと、そのデータ幅が1ビ
ットしか必要ないことからTagRAMによる増加分は
上記低減分に比べ微々たるものである。
【0070】また、ラインサイズの可変手段を備えるこ
とにより、表示書き換えの少ない時はラインサイズを大
きくし、表示書き換えが多い時にはラインサイズを小さ
くすることにより、より効果的に消費電力を低減するこ
とができる。
【0071】第2の効果は、表示系の性能向上である。
何故ならば、上述したように表示の為のVRAMアクセ
スが減少するということは、グラフィックエンジンがV
RAMアクセス権を保有する期間が増大するということ
を意味し、よって従来に比べグラフィックエンジンのV
RAMへのアクセス待ち時間が減少するからである。本
発明の第1の実施例では、グラフィックエンジンのVR
AMへの書き込みアクセス時に従来比で余分なサイクル
が発生する為、性能向上を断言することは出来ない。し
かし、第2の実施例では上述の余分なサイクルは無く、
性能向上は明らかと言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図である。
【図2】図1中のリフレッシュ制御回路の動作のタイミ
ングチャートである。
【図3】図1中のグラフィックエンジンと書き換え検出
回路の動作のタイミングチャートである。
【図4】図1中のVRAM調停回路及びTagRAM調
停回路の動作のタイミングチャートである。
【図5】メモリ性表示装置の内部構造を示すブロック図
である。
【図6】図1中のVRAM及びTagRAMの概念図で
ある。
【図7】VRAM及びTagRAMのアドレス制御回路
を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例のブロック図である。
【図9】図8中のグラフィックエンジンが比較VRAM
に書き込みアクセスを行う時の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図10】一般的なDRAMの構成を示すブロック図で
ある。
【図11】図10中のメモリ・セル・アレイ、センス・
アンプ、カラム・デコーダ及びデータ制御回路の一部を
詳細にした図である。
【図12】比較VRAMの第1の形態のブロック図であ
る。
【図13】図12の比較VRAMの動作を示すタイミン
グチャートである。
【図14】比較VRAMの第2の形態で用いるデータ制
御回路の構成を示すブロック図である。
【図15】図14の構成による書き込み時の動作を示す
タイミングチャートである。
【図16】アーリーライト時のデータ制御回路の動作を
示すタイミングチャートである。
【図17】図10中のカラム・デコーダのゲート部の構
成を示す図である。
【図18】図10中のデータ制御回路の構成を示す図で
ある。
【図19】書き換え検出手段を持たない従来の表示コン
トローラが出力する表示データを、一旦、書き換え検出
手段を持つ表示変換装置に通してメモリ性表示装置を駆
動する従来例を示すブロック図である。
【図20】従来の表示コントローラ及びその周辺のブロ
ック図である。
【図21】表示コントローラの内部にグラフィックエン
ジンのVRAMへの書き込みアクセスを検出する手段を
持たせる従来例のブロック図である。
【符号の説明】
1 ホストCPU 2 表示コントローラ 3 メモリ性表示装置 4 VRAM(表示データ記憶手段) 5 TagRAM(書き換え情報記憶手段) 6 グラフィックエンジン(表示データ生成手段) 7 書き換え検出回路(書き換え比較手段) 8 VRAM調停回路 9 TagRAM調停回路 10 リフレッシュ制御回路(表示更新手段) 68 Tag制御回路 69 データ比較回路付きVRAM
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月6日(2000.4.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、メモリ性表示
装置を制御する表示コントローラであって、メモリ性表
示装置の表示を更新する表示更新手段と、表示データを
生成して表示データ記憶手段へ書き込む表示データ生成
手段と、メモリ性表示装置における1本の走査線上の連
続したある数の画素の集合を比較単位のラインとして、
このライン単位で表示データ記憶手段へのデータの書き
換えが発生したかどうかを比較する書き換え比較手段
と、その比較情報を対応するアドレスに格納するための
書き換え情報記憶手段と、表示更新手段による表示の更
新に先だって書き換え情報記憶手段の当該アドレスを調
べ、当該アドレスの内容が異なるデータへの書き換えで
ある場合にのみ、表示データ記憶手段からデータを読み
込んで表示更新手段を介してメモリ性表示装置へ送出す
る書き換え制御手段とを備えたことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】表示データ記憶手段に対する表示データ生
成手段のアクセスと、書き換え情報記憶手段に対する書
き換え比較手段のアクセスをそれぞれ調停する調停手段
(VRAM調停回路8及びTagRAM調停回路9)を
備える。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】アクセス数を低減するため、書き換え比較
単位であるラインを構成する画素数を可変するラインサ
イズ可変手段を備える。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】走査線選択回路29は、駆動制御回路28
が出力す走査同期信号33から現在選択すべき走査線を
シフトレジスタ、ラッチ等により生成、駆動する。一
方、信号線駆動回路30は、駆動制御回路28が出力す
る信号線同期信号35、信号線データ信号34及び表示
保持信号36に基づきシフトレジスタ、ラッチ等により
各信号線に印加するべき電圧を生成、走査線の駆動と同
期して各信号線に印加する。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月29日(2000.6.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 メモリ性表示装置用表示コントロー
【特許請求の範囲】
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等の電子機器の表示装置として強誘電性液晶表示
器や表示データ保持機能付き液晶表示器等のメモリ性を
持った表示装置を制御する表示コントローラに関し、特
に、その表示装置及び表示コントローラを含んだ表示系
全体の消費電力低減を図るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ等の電子
機器の低消費電力な表示手段として強誘電性液晶表示装
置(特開昭63−063094号公報参照)や表示デー
タ保持回路付き液晶表示装置(特開平8−62996号
公報参照)などのメモリ性を有する表示装置が提案され
ている。このメモリ性表示装置を使用する場合、表示す
べきデータが変更された画素のみ表示装置上のデータを
書き換えれば良いという特徴を生かすため、表示データ
の変化を検出する必要がある。従来、この検出(以下、
書き換え検出と呼ぶ)方法として、大別して下記の二つ
の方法が用いられている。
【0003】その第1は、書き換え検出手段を持たない
従来の表示コントローラが出力する表示データを、一
旦、書き換え検出手段を持つ表示変換装置に通してメモ
リ性表示装置を駆動するという方法である(特開平8−
184264号公報参照)。
【0004】図19はその第1の方法を示すブロック図
である。書き換え検出手段を持たない従来の表示コント
ローラ79に接続された表示変換装置81は、1画面
(フレーム)分の表示データを一時的に記憶するフレー
ムバッファ82と、2つの表示データの差分を検出し必
要な表示データのみをメモリ性表示装置3が要求するタ
イミングで送出する差分検出&表示制御回路83で構成
される。表示コントローラ79が、表示データ信号84
として現在の表示データを出力し、フレームバッファ8
2はそれを記憶する。同時にフレームバッファ82は前
回の表示データを表示データ信号85として出力する。
差分検出&表示制御回路83は、これら表示データ信号
84と表示データ信号85とを比較し、異なる場合、表
示データ信号86をメモリ性表示装置3へ出力する。
【0005】図20は、従来の表示コントローラ79及
びその周辺の詳細ブロック図である。従来の表示コント
ローラ79は、ホストCPU1からの描画命令及び描画
データ11に基づき表示データを生成しビデオメモリ
(以下、VRAMと記す)4に書き込むグラフィックエ
ンジン6、一定の周期でVRAM4から表示データを読
み出し表示装置80に送出するリフレッシュ制御回路1
0、及びグラフィックエンジン6とリフレッシュ制御回
路10のVRAMアクセス権を制御するVRAM制御回
路8で構成されている。14は内部VRAM許可信号、
15はVRAM制御信号群、16はVRAMデータ信号
群、19はVRAM要求信号、23は表示制御信号群、
24は更新信号、25はメモリクロック、26は表示ク
ロックである。
【0006】第2の方法は、図20に示した表示コント
ローラ79の内部にグラフィックエンジン6のVRAM
4への書き込みアクセスを検出する手段を持たせるとい
うものである(特開平8−248391号公報参照)。
【0007】図21は第2の方法を示すブロック図であ
る。メモリ性表示装置用表示コントローラ87は、書き
込み検出回路88がVRAMバス91の監視によりグラ
フィックエンジン6のVRAM4への書き込みアクセス
を検出すると、その書き込みアドレスからメモリ性表示
装置3上のどの走査線にあたるかを判断し、更新フラグ
信号90により表示制御回路87にその走査線番号と表
示データに書き換えがあったという情報を渡す。表示制
御回路89はその情報に基づき、表示データに書き換え
があった走査線に対してのみ表示データを表示データ信
号92を介してメモリ性表示装置へ送出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の書
き換え検出には以下のような問題がある。第1の方法で
は、VRAMとは別に同じ容量のメモリであるフレーム
バッファを備える必要があり、部品点数及びコストの増
大が発生する。更に、表示を行う為にVRAMとフレー
ムバッファ双方にアクセスしなければならず、そこで消
費電力の増大を招くという問題が発生する。
【0009】第2の方法では、書き換え検出が単なる書
き込みアクセスの検出であり、データの変化について考
慮していない為、単純な図形の移動等で多く発生すると
思われる“今記憶されているデータと同じデータを書き
込む”という動作に対しても、“書き換えた”と判断し
てしまい、更新の必要の無い画素まで書き換えが発生
し、メモリ性表示装置の利点を十分発揮出来ない。つま
り、消費電力を効率良く低減出来ないという問題があ
る。
【0010】本発明は上記問題点を解決し、消費電力を
効率よく低減できるメモリ性表示装置用の表示コントロ
ーラを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、メモリ性表示
装置を制御する表示コントローラであって、メモリ性表
示装置の表示を更新する表示更新手段と、表示データを
生成して表示データ記憶手段へ書き込む表示データ生成
手段と、メモリ性表示装置における1本の走査線上の連
続したある数の画素の集合を比較単位のラインとして、
このライン単位で表示データ記憶手段へのデータの書き
換えが発生したかどうかを比較する書き換え比較手段
と、その比較情報を対応するアドレスに格納するための
書き換え情報記憶手段と、書き換え比較単位であるライ
ンを構成する画素数を可変するラインサイズ可変手段
と、表示更新手段による表示の更新に先だって書き換え
情報記憶手段の当該アドレスを調べ、当該アドレスの内
容が異なるデータへの書き換えである場合にのみ、表示
データ記憶手段からデータを読み込んで表示更新手段を
介してメモリ性表示装置へ送出する書き換え制御手段と
を備えたことを特徴とする。
【0012】これを図1の実施例に当てはめて説明する
と、メモリ性表示装置3は、表示データが変化した画素
に対してのみ表示の更新を行えば良いという特徴を持つ
ので、その表示の更新は、表示コントローラ2内のリフ
レッシュ制御回路(表示更新手段としての機能と書き換
え制御手段の一部の機能も兼ねる)10により定期的
(数十回/秒以上)に行う。一方、現在表示の更新をし
ようとしている画素に対応するVRAM(表示データ記
憶手段)4上のアドレスに対して、前回の表示更新以降
にグラフィックエンジン(表示データ生成手段)6によ
り異なるデータへの書き換えが発生したかどうか書き換
え検出回路(書き換え比較手段)7で検出し、その情報
をTagRAM(書き換え情報記憶手段)5に格納して
おく。リフレッシュ制御回路10は、表示の更新に先だ
ってTagRAM5の当該アドレスを調べ、前回以降V
RAM4の当該アドレスが異なるデータに書き換えられ
ている場合にのみ、VRAM4からのデータ読み込みと
該データのメモリ性表示装置3への送出を行うことによ
り、VRAM4及びメモリ性表示装置3へのアクセスが
大幅に削減され消費電力を低減できる。
【0013】表示データ記憶手段としては、データの書
き換えが発生したかどうかを比較する書き換え比較手段
を備えているもの(図8に示す実施例におけるデータ比
較回路付きVRAM69)が良い。この場合、書き換え
比較手段は、電位をラッチして比較することによりデー
タの書き換えが発生したかどうかを検出する。
【0014】表示データ記憶手段に対する表示データ生
成手段のアクセスと、書き換え情報記憶手段に対する書
き換え比較手段のアクセスをそれぞれ制御するアクセス
制御手段(VRAM制御回路8及びTagRAM制御回
路9)を備える。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。
【0016】図1の実施例のシステムは、本発明による
表示コントローラ2、この表示コントローラ2に対して
ソフトウェアの命令に従い画像の情報や画像操作の命令
を発行するホストCPU1、画像データを保持する一般
的なDRAM(Dynamic Random Access Memory)によっ
て構成されるVRAM(画像メモリ)4、このVRAM
4のデータが前回と異なるかどうかという情報を保持し
ておく高速なSRAM(Static Random Access Memor
y)により構成されるTagRAM5、及び画像を表示
する為のメモリ性表示装置3より構成されている。
【0017】図1を参照すると、本発明の表示コントロ
ーラ2は、ホストCPU1からの命令や情報のVRAM
データへの変換を行うグラフィックエンジン6、グラフ
ィックエンジン6のVRAM4へのアクセスを監視し、
現在VRAM4に格納されているデータと異なるデータ
を書き込む場合にその情報のTagRAM5への書き込
みを命令する書き込み検出回路7、予め決めておいた周
期でTagRAM5を調べ、もしそのデータが“更新”
の場合にVRAM4から当該アドレスの画像データを読
み込み、メモリ性表示装置3への転送を行うリフレッシ
ュ制御回路10、書き換え検出回路7とリフレッシュ制
御回路10のVRAM4へのアクセスを制御するVRA
M制御回路8、及び書き換え検出回路7とリフレッシュ
制御回路10のTagRAM5へのアクセスを制御する
TagRAM制御回路9で構成されている。
【0018】ホストCPU1は、ホストバス11を介し
てグラフィックエンジン6、書き換え検出回路7及びリ
フレッシュ制御回路に接続され、それぞれの動作設定を
行うことが出来る。VRAM4は、書き換え検出回路7
とリフレッシュ制御回路10に、それぞれ排他で制御す
るVRAM制御信号群15とVRAMデータ信号群16
を介して接続される。そのアクセス権はVRAM制御回
路8で制御され、アクセス権の無い方は、VRAM制御
信号群15及びVRAMデータ信号群16をハイインピ
ーダンス、又は入力の状態にする。
【0019】TagRAM5は、書き換え検出回路7と
リフレッシュ制御回路10に、それぞれ排他で制御する
TagRAM制御信号群17とTagRAMデータ信号
18を介して接続される。そのアクセス権はTagRA
M制御回路9で制御され、アクセス権の無い方は、Ta
gRAM制御信号群17及びTagRAMデータ信号1
8をハイインピーダンス、又は入力の状態にする。メモ
リ性表示装置3には、リフレッシュ制御回路10が、制
御する表示制御信号群23(タイミング、データ)及び
更新信号24を介して接続される。
【0020】表示コントローラ2の内部では、グラフィ
ックエンジン6と書き換え検出回路7とは内部VRAM
制御信号群12、内部VRAMデータ信号群13及び内
部VRAM許可信号14で接続され、それぞれグラフィ
ックエンジン6に対して出力、双方向、入力となってい
る。
【0021】VRAM制御回路8は、リフレッシュ制御
回路10が出力するVRAM要求信号19を受けて書き
換え検出回路7とリフレッシュ制御回路10に対してV
RAM許可信号20を出力する。このVRAM許可信号
20は、リフレッシュ制御回路10と書き換え検出回路
7に対して反対のアクティブレベルとする。すなわち、
VRAM許可信号20が“1”の時はリフレッシュ制御
回路10に対してアクセスを許可し、“0”の時は書き
換え検出回路7に対してアクセスを許可する。
【0022】同様に、TagRAM制御回路9は、リフ
レッシュ制御回路10が出力するTagRAM要求信号
21を受けて書き換え検出回路7とリフレッシュ制御回
路10に対してTagRAM許可信号22を出力する。
また、それぞれに対してアクティブレベルが反対である
ことも同様である。
【0023】この表示コントローラ2には、動作の為の
基準クロックとしてメモリクロック25と表示クロック
26が供給されていて、前者は全ての内部回路に、後者
はリフレッシュ制御回路10にのみ分配される。
【0024】次に、図1の構成の動作について説明す
る。表示コントローラ2の内部回路のうち、グラフィッ
クエンジン6及び書き換え検出回路7と、リフレッシュ
制御回路8は独立して動作する。書き換え検出回路7と
リフレッシュ制御回路8はVRAM4及びTagRAM
5を共有しており、VRAM制御信号群15、VRAM
データ信号群16、TagRAM制御信号群17及びT
agRAMデータ信号18は共通の信号を用いている。
その為に、ある時刻において前者と後者、どちらにVR
AM4及びTagRAM5のアクセス権を与えるか、と
いった制御を行うのがVRAM制御回路8及びTagR
AM制御回路9である。
【0025】まずリフレッシュ制御回路10の動作につ
いて、図2を参照して説明する。H_SYNは、表示制
御信号群23の一つでメモリ性表示装置3上の表示位置
を与える為の信号である。D_DATも表示制御信号群
23の一つで表示階調を与える。M_ENBは更新信号
24であり、M_ENB=“0”の期間に対応する画素
は表示を更新せず、現在の表示を保持するようにメモリ
性表示装置3で制御する。T_REQはTagRAM要
求信号21、T_ACKはTagRAM許可信号22、
T_ADRはTagRAM制御信号群17の一部でアド
レスを与える。T_DATはTagRAMデータ信号1
8、T_WE#はTagRAM制御信号群17の一つ
で、TagRAM5への書き込みを制御する。M_RE
QはVRAM要求信号19、M_ACKはVRAM許可
信号20、M_A/CはVRAM制御信号群15、M_
DATはVRAMデータ信号群16をそれぞれ示す。
【0026】図2中の時点t1から開始されるメモリ性
表示装置3への表示データの転送に先だって、VRAM
4上の対応するアドレスのデータが書き換えられている
かどうか調べる為に、時点t2でリフレッシュ制御回路
10は、TagRAM5へのアクセス要求をTagRA
M制御回路9へ発行し、TagRAM制御回路9は、T
agRAM制御信号群17の監視により、この時、書き
換え検出回路7がTagRAMへのアクセスを行ってい
ないと判断すると、即座にTagRAM許可信号22を
返す。これを受け、リフレッシュ制御回路10がt1か
ら転送するライン(このラインの考え方については後述
する)に対応するアドレスをTagRAM5へ出力する
と、そのラインが更新されている場合はT_DATに
“1”が、更新されていない場合は“0”が出力され
る。
【0027】図2中の時点t3ではT_DATは“0”
であり、このラインは“書き換えられていない”ことを
意味している。この段階でTagRAM5へのアクセス
は終了したので、リフレッシュ制御回路10はTagR
AM要求信号21を解除(T_REQ=“0”)する。
このラインが書き換えられていないという情報に基づ
き、リフレッシュ制御回路10はVRAM4へのアクセ
ス要求は行わず(M_REQ=“0”のまま)、t1か
らM_ENBを“0”にして、このラインは表示の更新
が必要無いことをメモリ性表示装置3へ伝える。
【0028】同様に、時点t8からの表示データ転送に
先だって、リフレッシュ制御回路10がTagRAM5
を調べた結果、T_DAT=“1”(t4)よりこのラ
インはVRAM4の内容が書き換えられていると判断
し、リフレッシュ制御回路10はVRAM4へのアクセ
ス要求をVRAM制御回路8へ発行する(t5)。と同
時に、リフレッシュ制御回路10は、T_WE#=
“0”、T_DAT=“0”を出力することによりTa
gRAM5の当該アドレスのデータに“0”を書き込み
クリアし、TagRAM5へのアクセス要求を解除(T
_REQ=“0”)する。M_ACK=“1”によりV
RAMへのアクセス権を与えられると、リフレッシュ制
御回路10はVRAM制御信号群15を制御し、VRA
M4の該当するアドレスからのデータ読み込みを開始す
る(t6)。そして、時点t7からVRAMデータ信号
群16を介して読み込んだデータのメモリ性表示装置3
への転送を、表示制御信号群23を介して開始する(t
8)。
【0029】次に、グラフィックエンジン6と書き換え
検出回路7の動作について、図3を参照して説明する。
M_CLKはメモリクロック25、G_ADRは内部V
RAM制御信号群12の一部で、VRAMへのアドレス
を与える。G_COMは内部VRAM制御信号群12の
一部で、VRAMへのコマンドを与える。G_DATは
内部VRAMデータ信号群13、G_ENBは内部VR
AM許可信号14を示す。M_ADRはVRAM制御信
号群15の一部で、アドレスを与える。M_COMはV
RAM制御信号群15の一部で、コマンドを与える。そ
の他の記号は図2と同じである。
【0030】まず、図3中の時点t9において、グラフ
ィックエンジン6がVRAM4への書き込みアクセスを
開始すると、それを受けた書き換え検出回路7は、その
時M_ACK=“0”であれば、1メモリクロック遅れ
てt10でVRAM4の先に受けた書き込みアドレス
(RA、CA)に対してまず読み込みアクセスを開始す
る。ここで、t10からグラフィックエンジン6がG_
DAT13に出力するデータ(WD0:3)は、書き込
み検出回路7内部のライトバッファに一時的に保持され
る。そして、t10から書き換え検出回路7により開始
された読み込みアクセスに対して、VRAM4がM_D
AT16に出力したデータ(RD0:3)と内部のライ
トバッファに保持されたデータ(WD0:3)を逐次比
較し、一部でも差異があった場合、T_ACK=“0”
を確認し、T_ADRに当該アドレスを、T_DATに
“1”を出力、T_WE#=“0”とし、TagRAM
5の当該アドレスに“1”を書き込む(t11)。
【0031】これが、このラインにおいて表示データに
変化があったことを示す情報となる。WD0:3とRD
0:3に全く差異が無い場合は、図3中のT_WE#は
破線で示すように“1”のままとなり、TagRAM5
に対する書き込みは行わない。書き込み検出回路7は、
前述の読み込みアクセスに引き続きt12から、ライト
バッファに一時的に保持しておいた書き込みデータのV
RAM4に対する書き込み動作を開始する。
【0032】ここで、グラフィックエンジン6のアクセ
スは既にt13で完了している為、次のメモリクロッ
ク、つまりt14でグラフィックエンジン6が次のアク
セスを開始する可能性がある。そこで、その前にG_E
NB=“0”とし、書き換え検出回路7が次のグラフィ
ックエンジン6のVRAMアクセスに対応可能となるt
15までグラフィックエンジン6のVRAMアクセスを
禁止する。
【0033】書き換え検出回路7のVRAMアクセス中
にリフレッシュ制御回路10からVRAMアクセス要求
が発生する場合がある。この場合重要なのは、基本的に
リフレッシュ制御回路10からの要求が優先されるとい
う点のみであり、その制御制御の詳細な動作自体につい
ては様々なバリエーションが考えられるが、図4を参照
して以下に一例を説明する。
【0034】まず、図4中のt16で書き換え検出回路
7が図3中のt10と同様にVRAM4への読み込みア
クセスを開始する。その読み込みアクセスの途中(例え
ばt17)でリフレッシュ制御回路10からVRAMア
クセス要求が発行された(M_REQ=“1”)場合、
最後のデータ(RD4)の読み込み開始と同時にVRA
M制御回路8がM_ACK=“1”とし、アクセス権を
リフレッシュ制御回路に与える。これを受けて書き換え
検出回路7は、図3中ではt12で開始していた書き込
みアクセスを一時保留し、VRAM制御信号群15及び
VRAMデータ信号群16をハイインピーダンス、また
は入力の状態にする。
【0035】一方、アクセス権を得たリフレッシュ制御
回路10は、まずプリチャージコマンドを発行し(t1
9)、それに引き続き所望のアドレスからデータを読み
込み、最後のデータ(RDd)の読み込みと同時に再度
プリチャージコマンドを発行する(t21)。また、リ
フレッシュ制御回路10はこれに先立ち1メモリクロッ
ク前にM_REQ=“0”とする(t20)。これを受
けVRAM制御回路8は、M_ACK=“0”としVR
AM4へのアクセス権を再度書き換え検出回路7へ渡
す。再びVRAM4へのアクセス権を得た書き換え検出
回路7は前述の一時保留していた書き込みアクセスをt
22から開始する。この書き込みアクセスが完了するま
で書き換え検出回路7は内部VRAM許可信号14(G
_ENB)を“0”とし、グラフィックエンジン6が新
しいVRAMアクセスを開始すること禁止しておくこと
は図3の場合と同様である。
【0036】次に、前記の「ライン」について、図5を
参照して説明する。図5はメモリ性表示装置3の内部構
造を示したものである。メモリ性表示装置3は、画像を
表示する為のメモリ性表示器27、そのメモリ性表示器
27の走査線31を選択し駆動する走査線選択回路2
9、メモリ性表示器27の信号線32を駆動する信号線
駆動回路30、及び入力された表示制御信号群23と更
新信号24から2つの駆動回路を制御する為の、走査線
同期信号33及び信号線データ信号34、信号線同期信
号35、表示保持信号36を生成する駆動制御回路28
から成る。
【0037】走査線選択回路29は、駆動制御回路28
が出力す走査同期信号33から現在選択すべき走査線を
シフトレジスタ、ラッチ等により生成、駆動する。一
方、信号線駆動回路30は、駆動制御回路28が出力す
る信号線同期信号35、信号線データ信号34及び表示
保持信号36に基づきシフトレジスタ、ラッチ等により
各信号線に印加するべき電圧を生成、走査線の駆動と同
期して各信号線に印加する。
【0038】本発明でいう「ライン」とは、1本の走査
線上の連続した画素の集合を表し、この画素の集合単位
で表示データが“変化した/変化していない”を判断す
る。よって、この集合が小さい場合には微少な範囲の画
像変化に対して、リフレッシュ制御回路10のVRAM
4へのアクセスが少なくて済むという長所と、TagR
AM5の容量増加とリフレッシュ制御回路10のTag
RAM5へのアクセス頻度が多くなるという短所を持つ
ことになる。
【0039】逆にこの集合が大きい場合、TagRAM
5の容量とリフレッシュ制御回路10のTagRAMへ
のアクセス頻度は少なくて済むが、一度表示の更新が必
要なラインにヒットした時にリフレッシュ制御回路10
のVRAM4への余分なアクセス、すなわち同一集合内
であれば、例え表示データが変化していない画素であっ
ても、表示を更新するという規則に起因する実際には必
要でないアクセスが増加する。
【0040】そこで、本実施例ではラインサイズを可変
とし、表示データの変化状況に応じて最も効率よく消費
電力を低減できるようにソフトウェアまたはハードウェ
アでラインサイズを変更する。例えば、図5の37は3
2画素を1ラインとした場合を表し、38は1走査線上
の画素全てを1ラインとした場合を表す。図6はVRA
M4とTagRAM5の概念図であり、図5の1024
×1024画素の表示空間との対応のためにVRAM4
を256(列方向)×1024(行方向)として表現し
ている。すなわち、VRAM4の1ワードが4画素分に
相当し、256Kビットのアドレス空間を持つ場合を想
定している(例えば、1画素の階調が16ビットでVR
AM1ワードが64ビット)。その場合に1ラインの最
小画素数を32とすると、TagRAMは図6のように
1024/32×1024=32Kビットのアドレス空
間を必要とする。
【0041】図5の32画素ライン37はn番目の走査
線上、32i番目から32i+31番目の信号線によっ
て駆動される32画素より成り、図6中のVRAM4
上、n行8i列からn行8i+7列までのメモリブロッ
ク39に表示データが記憶されていて、TagRAM5
上のn行i列目のメモリ41にメモリブロック39でデ
ータの書き換えが発生したかどうかが記憶されている。
【0042】一方、1走査線上の画素全てで1ラインと
する場合、例えば図5の38のように、k番目の走査線
上の全画素がその構成要素となり、その表示データが記
憶される場所は、図6中のVRAM4上k行目の全メモ
リブロック40となる。そして、このメモリブロック4
0上のデータが書き換えられたかどうかは、TagRA
M5上のk行0列目のメモリブロック42に記憶され
る。
【0043】このように制御する為の一例を図7に示
す。VAxはVRAM4のアドレス信号を、TAxはT
agRAMのアドレス信号を表す。VRAM4が256
Kビットのアドレス空間を持つ場合、アドレス信号はV
A17−VA0の18本となる。TagRAM5が32
Kビットのアドレス空間を持つ場合、アドレス信号はT
A14−TA0の15本となる。それぞれ上位の10本
VA17−VA8とTA14−TA5は直接接続し、T
agRAM5の残りのアドレス信号TA4−TA0は、
図7に示す様にANDゲート44を介してVA7−VA
3にそれぞれのアドレス選択信号45を論理積したもの
とする。アドレス選択信号45はラインサイズ設定レジ
スタ43に接続され、ソフトウェアによりホストバス4
を介して設定する方法とハードウェアで自動に設定され
る方法が考えられる。
【0044】続いて図7の動作について説明する。まず
1ラインを32画素とする場合、アドレス選択信号45
(AS0−4)が全て“1”になるようにラインサイズ
設定レジスタ43に設定すると、VRAM4へのアドレ
ス信号の3ビット目から7ビット目(VA3−7)は、
そのままTagRAM5へのアドレス信号の0ビット目
から4ビット目に出力される。これにより、図6中VR
AM4のn行8i列からn行8i+7行のメモリブロッ
ク39で書き換えが発生すると、TagRAM5のn行
i列のメモリに書き換え発生の情報が書き込まれる。
【0045】一方、1ラインが1走査線上全ての画素と
する場合、ラインサイズ設定レジスタ43によりアドレ
ス選択信号(AS0−4)を全て“0”とする。する
と、VA3−7の値に関わらずTA0−4は常に全て
“0”となり、図6中のVRAM4上、k行目のメモリ
ブロック40のどこで書き換えが発生しても、その書き
換え発生の情報はTagRAM5上のk行0列目のメモ
リセルに書き込まれる。これにより、k番目の走査線上
の画素は、TagRAM上のk行0列目のメモリセル4
2を調べるだけで更新の必要があるかどうか判断するこ
とができるので、TagRAM5へのアクセス頻度が少
なくなる。しかし反面、更新時には1走査線上の画素全
てを更新しなければならない。
【0046】ここで、便宜上図5及び図6では32画素
のラインと1024画素のラインが混在している様に表
記しているが、ラインサイズの変更は時間軸で行うもの
で、実際には同時刻に混在する事はない。よって、ある
時刻において1ラインm画素の設定にすると、全画面に
おいて1ラインm画素となる。
【0047】尚、AS4:0を11110b、1110
0b、11000b、10000bと出力することによ
って、それぞれ1ラインのサイズが64画素、128画
素、256画素、512画素とすることができる。
【0048】図8は、本発明による別の実施例を示すブ
ロック図である。本実施例は、前述の実施例(第1の実
施例)の書き換え検出回路7をTag制御回路68に、
VRAM4をデータ比較回路付きVRAM69(以下、
比較VRAMと記す)に変更している。書き換えの検出
は比較VRAM69で行い、その結果を比較信号70で
Tag制御回路68に伝達する。グラフィックエンジン
6は、VRAM制御信号群15及びVRAMデータ信号
群16により直接比較VRAM69にアクセスする。T
ag制御回路68はVRAM制御信号群15に基づき、
VRAM書き換え発生時にTagRAM制御信号群17
を生成する。VRAM許可信号20はリフレッシュ制御
回路10とグラフィックエンジン6に入力される。
【0049】図9は、図8の実施例のグラフィックエン
ジン6が比較VRAM69に書き込みアクセスを行う時
の動作を示すタイミング図であり、前述の実施例の図6
にあたる。図9中のt23にアクセスが開始し、順次デ
ータ(WD0、1、2、3)を書き込む。データの書き
込みの1クロック後に比較信号70(COMP)が出力
される(t24から)。
【0050】例えば、3番目のデータWD2が前回のデ
ータと異なる場合、図中t25のタイミングでCOMP
=“1”と出力する。それを受けてTag制御回路68
は書き換え情報のTagRAM5への書き込みを開始す
る(t26)。この時のTagRAMのアドレス信号1
7a(T_ADR)はVRAMのアドレス信号15a
(M_ADR)に基づきTag制御回路68が生成す
る。
【0051】ホストCPU1、メモリ性表示装置3、T
agRAM5、グラフィックエンジン6、VRAM制御
回路8、TagRAM制御回路9、及びリフレッシュ制
御回路10の動作は第1の実施例と同様である。
【0052】比較VRAM69は、書き込みアクセス時
に書き込みデータとその時記憶されているデータを比較
し、その結果を比較信号として出力するVRAMであ
る。一般的にVRAMとして用いられるDRAM(Dyna
mic Random Access Memory)を例に説明する。
【0053】図10は、一般的なDRAMの構成を示す
ブロック図である。データを記憶保持するメモリ・セル
・アレイ46、アドレス信号54からロウ・アドレス5
6をラッチ生成するロウ・アドレス・バッファ47、同
様にカラム・アドレス57をラッチ生成するカラム・ア
ドレス・バッファ48、ロウ・アドレスからワードライ
ンを選択ドライブするロウ・デコーダ49、メモリ・セ
ル・アレイ46の出力を増幅するセンス・アンプ50、
カラム・アドレス57により選択されたビットラインの
みをデータ制御回路52に出力するカラム・デコーダ5
1、データの入出力を制御するデータ制御回路52、及
びDRAMの全体の制御を行う制御回路53より構成さ
れる。
【0054】図11は、メモリ・セル・アレイ46、セ
ンス・アンプ50、カラム・デコーダ51及びデータ制
御回路52の一部を詳細にした図である。メモリ・セル
・アレイ46は、ワードライン64、ビットライン65
とその交点に配置されたメモリ・セル63よって構成さ
れている。
【0055】カラム・デコーダ51は、デコーダ部71
及びカラム数分のゲート部72で構成され、デコーダ部
71でカラム選択信号67を生成しゲート部72に与え
ている。2本のセットになったビットライン65がセン
ス・アンプ50を通ってカラム・デコーダ51のゲート
部72に接続される。ゲート部72の出口で2本にまと
められローカルデータバス66としてデータ制御回路5
2に接続される。カラム・デコーダ51のゲート部72
は図17に示す構造になっていて、カラム選択信号67
によってビットライン65とローカルデータバス66の
導通/非導通を制御するカラムゲート73で構成されて
いる。
【0056】データ制御回路52は図18に示す構造に
なっていて、書き込み時にライトアンプ76によって外
部から入力されたデータ信号16を内部の信号レベルに
変換しローカルデータバス66に出力し、読み出し時に
出力バッファ75によってローカルデータバス66の信
号を外部の信号レベルに変換しデータ信号16に出力す
る。どちらの動作を行うかは書き込み/読み出し選択信
号62によって制御される。
【0057】本実施例の比較VRAM69の実現方法と
して2つの形態を説明する。図12は第1の形態を示す
ブロック図で、カラム・デコーダ51のゲート部72に
その機能を持たせている。各ゲート部72毎にラッチ&
比較回路74を置き、ビットライン65を入力し比較信
号70を出力し、カラム選択信号67で動作を制御す
る。図13は図12の動作を示すタイミング図である。
WLはワードライン64、BLはビットライン65、C
Sはカラム選択信号67、W/Rは書き込み/読み出し
選択信号62、L_DATはローカルデータバス66を
それぞれ示す。図12、13及び11を参照して第1の
形態の動作について説明する。
【0058】あるワードライン64aが活性電位になる
と、そこに接続されたメモリ・セル63a、63bの記
憶電位がビットライン65a、65cに現れる。図13
のt27はこの状態を示す。c_levelは現在の記憶電位
を表す。一方、W/R=“1”となると、入力されたデ
ータに応じた電位がローカルデータバス66に出力され
る。t28がこの状態を示す。
【0059】n_levelは次に記憶される電位を表す。次
にカラム選択信号67aが活性電位になると、ローカル
データバス66a、66bとビットライン65a、65
bがそれぞれ導通し、ビットライン65a、65bにn_
levelがドライブされ、ワードラインが活性化している
メモリ・セル63aにこのn_levelが保持される(t2
9)。このようにビットライン65a、65bには最初
に現在の記憶電位c_levelが、続いて新しい記憶電位n_l
evelが現れる。
【0060】そこで、カラム選択信号67の立ち上がり
でラッチした電位とカラム選択信号67の立ち下がりに
ビットライン65a、65bに現れている電位を比較
し、異なるレベルを示す場合、比較信号70に“1”を
出力する。尚、比較信号70は、全てのカラム、全ての
データビットについて論理和を取ったものを出力する。
この方法は、ワードラインが活性になった時に現在の記
憶電位がビットラインに現れることを利用するもので、
動作タイミング的には従来のDRAMと変わりなく、動
作速度上のペナルティは無いという長所を持つ。しか
し、カラム・デコーダのゲート部一つ一つに、すなわち
カラム数分の比較回路が必要で回路規模が大きいという
短所がある。
【0061】第2の形態は、ラッチ&比較回路74をデ
ータ制御回路52に置き、ライトアンプ76が非動作状
態では、ローカルデータバス66にはカラム選択信号6
7によって選択されたビットライン65xの電位が現れ
ることを利用する。
【0062】図14は、第2の形態で用いるデータ制御
回路52の構成を示すブロック図である。図18のデー
タ制御回路と比較してローカルデータバス66の電位を
ラッチ及び比較する為のラッチ&比較回路74及び、書
き込み/読み出し選択信号62からラッチ&比較回路7
4とライトアンプ76を制御する為の信号、書き込み許
可信号78を生成するためのラッチ制御回路77が追加
されている。
【0063】図16は、DRAMへの書き込み動作とし
て一般的なアーリーライト(Early Write)時の従来のデ
ータ制御回路の動作を示すタイミング図である。W/R
=“1”となり書き込みを示すと、ライトアンプ76
は、ローカルデータバス(L_DAT)を入力データ
(M_DAT)に対応した電位(n_level)でドライブす
る(t30)。t30では、書き込むべきアドレスに対
応したワードライン64aは活性(WL=“1”)、カ
ラム選択信号67aは非活性(CS=“0”)であるの
で、ビットライン65a,65bには現在の保持電位
(n_level)が現れている。続いて、t31にて書き込む
べきアドレスに対応したカラム選択信号67aが活性
(CS=“1”)になると、ビットライン65a、65
bに新しい保持電位(n_level)がドライブされメモリ・
セルに記憶される。よって、その後カラム選択信号が非
活性(CS=“0”)になってもビットラインはn_leve
lのままである。
【0064】図15は、本実施例の第2の形態(図14
の構成)による書き込み時の動作を示すタイミング図で
ある。
【0065】まずt33では、図15のt30と異なり
ライトアンプ76の動作制御信号である書き込み許可信
号78はまだ非活性(WE=“0”)なので、ローカル
データバス66はプリチャージレベルである。一方、ワ
ードライン64aが活性であることは図15と同様であ
るので、ビットライン65a、65bは現在の保持電位
となっている。t34でカラム選択信号67aが活性に
なると、ローカルデータバス66には現在の保持電位が
現れる。続いて、t35で書き込み許可信号76が活性
になると、ローカルデータバス66及びビットライン6
5a、65bは新しい保持電位でドライブされる。
【0066】つまり、本実施例の第2の形態は内部的に
レイトライト(Late Write)のタイミングを作り出してい
るわけである。こうすることによりローカルデータバス
66には、t34では現在の保持電位、t35では新し
い保持電位が現れるので、ラッチ&比較回路77はこれ
らを比較し結果を比較信号70で出力する。比較するポ
イントは書き込み許可信号76の立ち上がりと立ち下が
りである。尚、比較信号70は全てのデータビットで論
理和をとり出力する。この第2の方法は、ラッチ&比較
回路がデータ信号の数だけあればよく、第1の方法に比
べるとカラム数分の1で済むという長所がある。しか
し、タイミングの変換をしている為、DRAM自体の高
速化の足かせとなる可能性が生じる。
【0067】第1の実施例では図3に示される様に、グ
ラフィックエンジンの書き込みアクセスに対して従来に
比べ余分な読み出しアクセス(t10から始まるサイク
ル)が増え、性能上の不利となる要素を持っていたが、
第2の実施例ではその余分な読み出しアクセスを無くす
ことができ、グラフィックエンジンの書き込みアクセス
サイクルは従来と同等である。
【0068】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、メモリ性表示装
置及びVRAM(表示データ記憶手段)の消費電力が低
減出来るということである。何故ならば、表示の為に発
生するメモリ性表示装置とVRAMへのアクセスが、表
示データの変化した画素を含むラインだけで済むからで
ある。反面、TagRAM(書き換え情報記憶手段)へ
のアクセスが増えるが、そのアクセス頻度(ラインサイ
ズで変化する)は、従来のVRAMへのアクセス頻度の
ラインサイズ分の1であることと、そのデータ幅が1ビ
ットしか必要ないことからTagRAMによる増加分は
上記低減分に比べ微々たるものである。
【0069】また、ラインサイズの可変手段を備えたの
で、表示書き換えの少ない時はラインサイズを大きく
し、表示書き換えが多い時にはラインサイズを小さくす
ることにより、より効果的に消費電力を低減することが
できる。
【0070】第2の効果は、表示系の性能向上である。
何故ならば、上述したように表示の為のVRAMアクセ
スが減少するということは、グラフィックエンジンがV
RAMアクセス権を保有する期間が増大するということ
を意味し、よって従来に比べグラフィックエンジンのV
RAMへのアクセス待ち時間が減少するからである。本
発明の第1の実施例では、グラフィックエンジンのVR
AMへの書き込みアクセス時に従来比で余分なサイクル
が発生する為、性能向上を断言することは出来ない。し
かし、第2の実施例では上述の余分なサイクルは無く、
性能向上は明らかと言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図である。
【図2】図1中のリフレッシュ制御回路の動作のタイミ
ングチャートである。
【図3】図1中のグラフィックエンジンと書き換え検出
回路の動作のタイミングチャートである。
【図4】図1中のVRAM制御回路及びTagRAM制
御回路の動作のタイミングチャートである。
【図5】メモリ性表示装置の内部構造を示すブロック図
である。
【図6】図1中のVRAM及びTagRAMの概念図で
ある。
【図7】VRAM及びTagRAMのアドレス制御回路
を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例のブロック図である。
【図9】図8中のグラフィックエンジンが比較VRAM
に書き込みアクセスを行う時の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図10】一般的なDRAMの構成を示すブロック図で
ある。
【図11】図10中のメモリ・セル・アレイ、センス・
アンプ、カラム・デコーダ及びデータ制御回路の一部を
詳細にした図である。
【図12】比較VRAMの第1の形態のブロック図であ
る。
【図13】図12の比較VRAMの動作を示すタイミン
グチャートである。
【図14】比較VRAMの第2の形態で用いるデータ制
御回路の構成を示すブロック図である。
【図15】図14の構成による書き込み時の動作を示す
タイミングチャートである。
【図16】アーリーライト時のデータ制御回路の動作を
示すタイミングチャートである。
【図17】図10中のカラム・デコーダのゲート部の構
成を示す図である。
【図18】図10中のデータ制御回路の構成を示す図で
ある。
【図19】書き換え検出手段を持たない従来の表示コン
トローラが出力する表示データを、一旦、書き換え検出
手段を持つ表示変換装置に通してメモリ性表示装置を駆
動する従来例を示すブロック図である。
【図20】従来の表示コントローラ及びその周辺のブロ
ック図である。
【図21】表示コントローラの内部にグラフィックエン
ジンのVRAMへの書き込みアクセスを検出する手段を
持たせる従来例のブロック図である。
【符号の説明】 1 ホストCPU 2 表示コントローラ 3 メモリ性表示装置 4 VRAM(表示データ記憶手段) 5 TagRAM(書き換え情報記憶手段) 6 グラフィックエンジン(表示データ生成手段) 7 書き換え検出回路(書き換え比較手段) 8 VRAM制御回路 9 TagRAM制御回路 10 リフレッシュ制御回路(表示更新手段) 68 Tag制御回路 69 データ比較回路付きVRAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 650 G09G 3/20 650C Fターム(参考) 2H093 NC13 NC26 NC29 NC50 ND39 NF17 5C006 AA02 AC11 AC21 AF04 AF14 AF31 AF45 AF47 AF69 BA12 BB15 BC16 BF02 FA04 FA47 5C080 AA10 BB05 DD26 EE26 FF09 GG02 GG12 JJ02 JJ04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリ性表示装置を制御する表示コントロ
    ーラであって、前記メモリ性表示装置の表示を更新する
    表示更新手段と、表示データを生成して表示データ記憶
    手段へ書き込む表示データ生成手段と、前記表示データ
    記憶手段へのデータへの書き換えが発生したかどうか比
    較する書き換え比較手段と、その比較情報を格納するた
    めの書き換え情報記憶手段と、前記表示更新手段による
    表示の更新に先だって前記書き換え情報記憶手段の当該
    アドレスを調べ、当該アドレスが異なるデータに書き換
    えられている場合にのみ、前記表示データ記憶手段から
    データを読み込んで前記表示更新手段を介してメモリ性
    表示装置へ送出する書き換え制御手段とを備えたことを
    特徴とする、メモリ性表示装置用表示コントローラ。
  2. 【請求項2】表示データ記憶手段が、データの書き換え
    が発生したかどうかを比較する書き換え比較手段を備え
    ていることを特徴とする、請求項1記載のメモリ性表示
    装置用表示コントローラ。
  3. 【請求項3】書き換え比較手段は、電位をラッチして比
    較することによりデータの書き換えが発生したかどうか
    を検出することを特徴とする、請求項2記載のメモリ性
    表示装置用表示コントローラ。
  4. 【請求項4】表示データ記憶手段と書き換え情報記憶手
    段へのアクセスをそれぞれ調停する調停手段を備えたこ
    とを特徴とする、請求項1、2又は3記載のメモリ性表
    示装置用表示コントローラ。
  5. 【請求項5】表示データ記憶手段から読み込んで表示更
    新手段にて更新を行う際の1ライン中の画素数を可変す
    るラインサイズ可変手段を備えたことを特徴とする、請
    求項1、2、3又は4記載のメモリ性表示装置用表示コ
    ントローラ。
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