JPH08248391A - 表示制御装置及び情報処理装置及び制御方法 - Google Patents

表示制御装置及び情報処理装置及び制御方法

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JPH08248391A
JPH08248391A JP7048320A JP4832095A JPH08248391A JP H08248391 A JPH08248391 A JP H08248391A JP 7048320 A JP7048320 A JP 7048320A JP 4832095 A JP4832095 A JP 4832095A JP H08248391 A JPH08248391 A JP H08248391A
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JP7048320A
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Hajime Morimoto
はじめ 森本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示画像の記憶保持性を有する表示器に良好
な画像をレスポンス良く表示させることを可能にする。 【構成】 SGVAチップ302は、情報処理装置側の
CPUなどからの要求に従ってVRAM301に書き込
みを行うと、書換え検出/フラグ生成回路が書換えられ
た位置を検出する。CPU300は、これを受けて、ラ
インアドレス生成回路304に対して書換えられた領域
を2値化中間調処理回路305に転送させ、そこでFL
CD119に合う形式のデータに変換させる。変換され
たデータはフレームメモリ制御回路307を介してフレ
ームメモリ306に格納される。この格納処理を行って
いる最中、フレームメモリ制御回路307は、フレーム
メモリ306中の未出力画像データをFLCDに順次出
力する処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示制御装置及び情報処
理装置及び制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、情報処理システム(或いは装
置)では、情報の視覚的表現機能を実現する手段として
表示装置を使用している。このような表示装置としては
CRT表示装置が広く使われていることは周知の通りで
ある。
【0003】CRT表示装置における表示制御では、情
報処理装置内に設けられたビデオメモリ(以下、VRA
Mという)に対して表示する画像の書き込み動作と、V
RAMからの表示データの読み出し動作がそれぞれ独立
して実行されている。
【0004】上述したCRTの表示制御の場合、表示情
報を更新するなどのためのビデオメモリに対する表示デ
ータの書き込みと、表示のための読み出しはそれぞれ独
立して行われるため、情報処理システム側のプログラム
では表示タイミングを一切考慮することがなく、任意の
タイミングで所望の表示データを書き込むことができる
という利点がある。
【0005】しかし、一般にCRT表示装置は、その奥
行きが表示面積に比例して大きくるので、CRT表示装
置全体の容積は大きくなるばかりである。つまり、CR
T表示装置は小型化という点で欠点を有する。設置場
所、携帯性等の自由が損なわれるからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この点を補うものとし
ては、液晶表示器(以下、LCDという)がある。LC
Dは、その表示面積に対しての厚みが、CRTと比較し
て極端に薄くできるのである。このようなLCDの中
に、強誘電性液晶(Ferroelectric Liquid Crystal)の
液晶セルを用いた表示器(以下、FLCDという)があ
る。FLCDの特徴の1つは、その液晶セルが電界の印
加に対して表示状態の保存性を有する点にある。すなわ
ち、FLCDは、その液晶セルが十分に薄いものであ
り、その中の細長いFLCの素子は、電界を除いてもそ
れぞれの配向状態を維持するものである。このようなF
LC素子は、その双安定性により、それを活用したFL
CDは表示内容を記憶する特性を有する。このようなF
LC及びFLCDの詳細は、例えば特願昭62−763
57号に記載されている。
【0007】さて、FLCDを駆動する場合には、CR
Tや他の液晶表示器と異なり、表示画像を記憶して表示
し続けるので、連続的なリフレッシュ駆動周期に対して
時間的な余裕が生ずる。この結果、その連続的なリフレ
ッシュ駆動とは別に、表示画面上の変更のあった部分の
みの表示状態を更新する、所謂、部分書換駆動が可能に
なる。
【0008】また、FLCDの場合、その表示色を疑似
的に増やすために2値化中間調処理が行われる。この処
理の代表的なものに、自然画像の画像品位と文字画像の
画像品位を両立するED(誤差拡散)法が知られてい
る。このED処理は、ある画素で発生した誤差を近隣の
画素に次々と拡散(配分)するため、その処理に際して
画像は連続性が要求される。
【0009】ところが、ED法による処理と、部分書換
処理を同時に行おうとすると以下の問題が発生する。
【0010】すなわち、ED法は上記の如く、その処理
過程で発生する誤差は波紋の如く、次々と伝播していく
ので、処理対象の画像は連続的である必要がある。これ
に対して、変更のあった部分がいくつかあった場合、そ
れぞれの部分は垂直方向に対して飛び飛びになる。
【0011】従って、ED処理結果を直ちにFLCDに
反映させるためには、その転送レートは全く同じになる
必要がある。しかし、部分書き換え位置は勿論固定では
なく、表示画面上のどこにあっても良いわけであるか
ら、それらに全て対処するにはED処理結果をそのまま
FLCDに転送するのは、技術的に問題が残る。
【0012】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】本発明は上記問題点に鑑みなされたものであ
り、表示画像の記憶保持性を有する表示器に良好な画像
をレスポンス良く表示させることを可能にする表示制御
装置及び情報処理装置及び制御方法を提供しようとする
ものである。
【0013】この課題を解決するため、例えば本発明の
表示制御装置は以下の構成を備える。すなわち、表示画
像の記憶保持性を有する表示器と接続する表示制御装置
であって、表示画像の元になる画像データを記憶する第
1の記憶手段と、前記表示器の表示形式のデータを記憶
する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に対するア
クセスを監視する監視手段と、該監視手段によって前記
第1の記憶手段に対する書き込みが検出された場合、書
き込みがなされた領域の画像データを前記表時器の表示
データフォーマットに変換する変換手段と、変換された
画像データを前記第2の記憶手段に格納する格納手段
と、前記第2の記憶手段内に前記表示器への未出力画像
があるかどうかを判断する判断手段と、該判断手段でも
って未出力画像が存在すると判断した場合、当該画像を
前記表示器に出力する出力手段とを備える。
【0014】ここで本発明の好適な実施態様に従えば、
第2の記憶手段は、前記表示器が表示する全画面分の容
量を有し、更に、判断手段でもって、第2の記憶手段に
未出力画像の存在がないと判断した場合、第2の記憶手
段に記憶された全画像を前記表示器に出力する第2の出
力手段を備えることが望ましい。これによって、書換え
が行われなかった画像があっても、表示器にはその分を
リフレッシュすることになり、良好な画像を維持させる
ことが可能になる。
【0015】また、本発明の好適な実施態様に従えば、
第2の出力手段は、第2の記憶手段に格納されている画
像を飛び越し走査して前記表示器に出力することが望ま
しい。これによって、表示器の表示速度が多少遅い場合
であっても、全画面の更新を早く行うことが可能にな
る。
【0016】また、好適な実施態様に従えば、表示制御
装置は、汎用情報処理装置に設けられた拡張バスに接続
されることが望ましい。これによって、汎用の情報処理
装置でもって表示画像を記憶保持できる表示器を活用
し、利用することが可能になる。
【0017】また、表示器は、強誘電性液晶表示器であ
ることが望ましい。これにより、上記の作用効果は一段
と顕著になる。
【0018】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。
【0019】図示において、101は情報処理システム
全体を制御するCPU、102はアドレスバス、コント
ロールバス、データバスからなるシステムバス、103
はブートプログラムやBIOS等を記憶しているROM
である。104は、RAMで構成され、OS及び各種ア
プリケーションがロードされるメインメモリである。1
05はメモリ間、メモリと各デバイス間等のデータ転送
を高速に行うダイレクトメモリアクセスコントローラ
(DMAC)である。106はキーボード、及びキーボ
ードからの信号を制御してシステムバス102を介して
CPU101に通知するキーボードコントローラであ
る。107はCPU101に対して各種割り込み信号の
発生を制御する割り込みコントローラである。108は
シリアルインターフェース(例えばRS232Cインタ
ーフェース等)であり、通信モデム109、ポインティ
ングデバイスの1つであるマウス110、イメージスキ
ャナ111を接続している(或いは接続可能にしてい
る)。112は、水晶発振器を含み、そのクロックに基
づいて計時するリアルタイムクロック、113はパラレ
ルインターフェースである。このパラレルインターフェ
ース113には、例えばプリンタ114が接続される。
115はハードディスクや光磁気ディスク等の大容量記
憶装置及びそのインターフェース(例えばSCSIイン
ターフェース)である。116はLANインターフェー
スであり、例えばイーサネット(米国ゼロックス社、D
EC社、インテル社の共同開発によるバス構造のLA
N)117に接続される。118はフロッピーディスク
及びそのインターフェースである。
【0020】そして、119は上記装置の表示画面を形
成するFLC表示器(FLCD)であり、120はFL
CD119と本システムとを接続するためのインターフ
ェース(FLCD I/F)である。
【0021】このFLCDインターフェース120につ
いての詳細は後述するが、内部に表示用のRAM(VR
AM)と、そのVRAMに格納された画像をFLCD1
19に表示させるための処理を行う回路群を含んでい
る。
【0022】尚、このFLCDインターフェース120
は、システムに固定的に接続されていても良いし、通
常、ワークステーションやパーソナルコンピュータに代
表される情報処理装置に設けられた拡張スロットと呼ば
れる部分にカード(もしくはボード)として接続される
ものであってもよい。すなわち、実施例のFLCD11
9及びそのインターフェース120は、如何なる形態で
システムに組み込まれても構わないし、外部に独立した
装置として接続されても構わない。尚、FLCD119
が情報処理装置とは別体になったいる場合には、FLC
Dインターフェース120とはケーブルで接続されてい
る。
【0023】いずれにせよ、本システムにおいては、メ
インメモリ104に記憶装置115や118等からOS
やアプリケーションをロードしそれを実行する。実行中
の画面情報はFLCDインターフェース120内に設け
られたVRAMに格納することでFLCD119に表示
させることになる。尚、動作するOSやアプリケーショ
ンは何でも良く、例えばOSとしては米国マイクロソフ
ト社のMS−WINDOWSがあり、同OS上で動作す
るアプリケーションなどである。
【0024】また、先に説明したように、パーソナルコ
ンピュータ等に、FLCDインターフェース120を接
続させた場合、そのインターフェース120内のVRA
Mに対して像を書き込む必要があるが、この処理は記憶
装置115等に記憶されたFLCD専用のデバイスドラ
イバ(ソフトの一種)を起動することで行うことにな
る。
【0025】さて、上記実施例のシステムにおける画像
の表示に関するデータの流れの概念を図2に示す。
【0026】アプリケーションもしくはOSが、FLC
Dインターフェース120内のVRAMに対して書き込
みを行うと、それを2値化中間調処理(実施例ではED
処理)を行い、それをFLCD119の1画面分の容量
を有するフレームメモリ(各画素4ビット=R,G,
B,I)に書き込む。このフレームメモリの内容をFL
CD119に転送し、表示する。つまり、一般の表示装
置では、VRAMの内容がそのまま表示装置に転送され
ていたのに対し、実施例におけるFLCDインターフェ
ース120には、VRAMと、表示器であるFLCDと
の間に、フレームメモリを介在させるものである。
【0027】図3に、実施例におけるFLCDインター
フェース120の具体的なブロック構成を示す。
【0028】図示において、300はFLCDインター
フェース120内に設けられ、当該インターフェース全
体の制御を司るCPUである。このCPU300は、R
OM308に格納されているプログラムにしたがって動
作することになる。
【0029】301はVRAMであり、1画素に対して
R,G,Bそれぞれが1バイト(8ビット)が割り当て
られている(計3バイト=24ビット=約1600万
色)。一般に、RGB各色要素に対して8ビットを与え
たとき、それでもって再現されるカラー画像はフルカラ
ー画像と呼ばれる。なお、実施例においては、1280
×1024ドットサイズの画像を記憶可能な容量を有し
ている(1280×1024×3≒4Mバイト)。
【0030】302はVRAM301に対するアクセス
を制御するためのSVGAであり、情報処理システム側
のCPU101からの指令に基づいてVRAM301へ
の描画(書き込み)及び読み出しを行うことが可能にな
っている。また、CPU101からの指令に基づいて図
形等の描画を行う機能も備え、後述する機能をも備え
る。なお、VRAMに対して各種図形の描画を行ったり
するためのLSIは、ディスプレイコントロールチップ
として広く用いられるものであり、それ自身は公知のも
のである。
【0031】303は書き込み検出/フラグ生成回路で
あって、SVGAチップ302がVRAM301に対す
る書き込み(描画処理)を行うとき、そのライトイネー
ブル信号(実際はチップセレクト信号も含む)をトリガ
にして、書き込みアドレスを検出し、何ライン目が更新
されたかを検出し、それを保持する。
【0032】より詳細を説明すると、この回路303
は、SVGAチップ302がVRAM301に対して書
き込みを行うときのライトイネーブル信号を活用し、そ
のとき出力されていたアドレスを不図示のレジスタにラ
ッチする。そして、そのラッチされたアドレスデータか
ら何ライン目に対して書き込みが行われたのかを演算し
(書き込みアドレスを1ラインのバイト数で割る回路で
算出できる)、書換えられたラインに対応する領域フラ
グに“1”をセットする。実施例におけるFLCD11
9の画面全体のライン数は1024(0ライン目〜10
23ライン目)であり、各領域は32ラインを1単位と
しているので、領域フラグは合計32(=1024/3
2)ビットである。すなわち、この32ビットのフラグ
における各ビットは、0〜31ライン目、32〜63ラ
イン目、…、992〜1023目の各領域に対する書き
込みがあったかどうかを保持する。
【0033】1ライン毎に書換えられたかどうかを保持
するのではなく、ある程度のライン数を単位としている
のは、一般に、表示画像を変更する際には1ラインのみ
の書換えはほとんどなく、複数ラインにまたがっている
ためである。なお、1領域に対して割り当てるライン数
は32に限定されるものではなく、これ以外であっても
良い。ただし、あまり少ないと領域フラグのビット数が
多くなる。また、後述する部分書換え処理の指示回数も
その分だけ多くなって、オーバーヘッドが発生する割合
が高くなる。また、割り当てるライン数が大きすぎる
と、部分書換えの処理の不要部分が多くなる可能性が高
くなるという不具合も発生する。この理由で、32ライ
ンとした。
【0034】また、説明は後述するが、FLCD119
の全表示可能は1280×1024であるが、それ以外
のドット数でも表示できるようにするため(例えば10
24×768、600×480など)、書換えラインを
算出するために使用する1ラインの情報量はプログラマ
ブルになっている。表示ドット数の変更は、情報処理装
置側のCPU102(その時に動作しているプログラム
は、本実施例におけるFLCDインターフェースの制御
ドライバ)からの指示に基づく。
【0035】以上説明した書換え検出/フラグ生成回路
303は、VRAM301に対して書き込んだ32ライ
ン単位の領域に対して書換えられたことを検出すると、
その領域フラグの内容をCPU300に通知する。ま
た、後述するように、CPU300からの要求に応じ
て、領域フラグをゼロクリアすることも行う。
【0036】304はラインアドレス生成回路であっ
て、CPU300から指示されたラインの先頭アドレス
及び、そのラインからのオフセットライン数を受け、S
VGAチップに対して、データ転送のためのアドレス及
びその制御信号を出力する。SVGAチップ302は、
このアドレスデータ及び信号を受け、該当するラインか
ら指示されたのライン数の画像データ(RGB各8ビッ
ト)を以下に説明する2値化中間調処理回路305に出
力する。
【0037】2値化中間調処理回路305は、SVGA
チップ302から転送されてきた画像データ(1画素当
たりRGB各8ビット)を誤差拡散法に基づいてRGB
及び輝度信号I(各1ビットで計4ビット)に量子化す
る。なお、RGB各8ビットからRGBを各1ビットに
2値化するとともに、輝度の高低を示す2値信号Iを生
成する技術が既に本願出願人が提案している(例えば、
特願平4−126148号)。また、この2値化中間調
処理回路305には、その処理を遂行するため、誤差拡
散処理で必要なバッファメモリが内蔵されている。
【0038】なお、この2値化中間調処理回路305
は、CPU300からの指示に基づいて、2値化する場
合のパラメータとなる誤差拡散テーブル(パラメー
タ)、出力するライン位置及びライン数を受け、それに
従って出力する。誤差拡散テーブルを固定とはせず、C
PU300から動的に設定できるようにしたのは、例え
ば、情報処理装置側のCPU101からの指示に基づい
て配色などを変更できるようにするためである。
【0039】306は、FLCD119に表示する画像
(1画素につきRGBI各1ビットのデータ)を記憶す
るフレームメモリである。先に説明したように、実施例
におけるFLCD119は1280×1024ドットで
あり、各ドットは4ビットであるので、1Mバイト(計
算では640Kバイト)の容量を有している。
【0040】307はフレームメモリの書き込み及び読
み出し、そして、FLCD119への転送を制御するフ
レームメモリ制御回路である。具体的には、2値化中間
調処理回路305から出力されたRGBIのデータをフ
レームメモリに格納すると共に、CPU300により指
示された領域をFLCD119に出力する処理を行う。
また、あるまとまったライン数の画像データをFLCD
119に転送処理している場合を除き(すなわち、CP
U300から転送指示された画像データの転送が完了し
て、次の転送指示がない場合に)、FLCD119から
データ転送リクエストを受けた場合、その旨をCPU3
00に割り込み信号として通知する。尚、FLCDに転
送する際のデータフォーマットは、RGBIの計4ビッ
トを一組としており、フレームメモリ306にもこの形
式でデータが格納されている。
【0041】さらに、このフレームメモリ制御回路30
7は、2値化中間調処理回路305からの画像データを
フレームメモリに格納完了した場合にも、その旨の割り
込み信号をCPU300に出力する。そしてまた、CP
U300から指示されたラインの画像データの転送が完
了した場合(複数ラインの転送の指示があれば、指示さ
れたライン数の画像データの転送が完了した場合)に
も、その旨の割り込み信号をCPU300に出力する。
【0042】さて、上述した構成において、今、情報処
理装置本体のCPU101がOS或いはアプリケーショ
ン等のから、文字や図形等の描画要求を受けると、それ
に対するコマンドあるいはイメージデータをCPU10
1がFLCDインターフェース120内のSVGAチッ
プ302に出力する。SVGAチップ302は、イメー
ジデータを受信した場合にはそのイメージをVRAM3
01の指示された位置に書き込み、図形データ等の描画
コマンドを受けるとVRAM301に対して対応する位
置にその図形イメージを描画する。すなわち、SVGA
チップ302はVRAM301に対して書き込み処理を
行う。
【0043】書換検出/フラグ生成回路303は、先に
説明したように、SVGAチップ302の書き込みを監
視している。この結果、書き込みの行われた領域に対す
るフラグをセットしていくと共に、それをCPU300
に知らせる。
【0044】CPU300は、書換検出/フラグ生成回
路303に格納されている領域フラグをリードすると共
に、書換え検出/フラグ生成回路303に対してその領
域フラグをリセットし、次回の書換えに備える。尚、こ
のリセット動作は、読み出しと同時に行うようハード的
手段を用いても良い。
【0045】さて、CPU300はリードした領域フラ
グから、どのビットがセットされているか、すなわち、
どの領域(複数ある場合もある)に対して書換えが行わ
れたかを判断する。そして書換えが行われたと判断した
領域をVRAM301から2値化中間調処理回路305
に転送すべく、その転送開始ラインの先頭アドレス(通
常は画面左隅のアドレス)と、その位置から何ラインの
画像を転送するかを示すデータを、ラインアドレス生成
回路304に対して出力する。
【0046】ここで注目する点は、VRAM301の例
えば10番目の領域、すなわち、320〜351ライン
の領域に書き込みが行われたことを検出した場合、ライ
ンアドレス生成回路に、320ライン目の先頭画素のア
ドレスとそこから32ライン分の転送を行わせる指示を
行うのではなく、320ライン目より5ライン前のライ
ン(315ライン目)の先頭画素アドレスからの転送を
行なわせる。つまり、315ライン目〜351ラインに
対しての転送指示を行なわせる。理由は以下の通りであ
る。
【0047】一般に誤差拡散処理を行う場合、発生した
誤差を未処理の画素群に拡散するため、重み付け要素値
(配分の比率を示す値)を有する2次元的なマトリック
スを用いる。発生した誤差は、次々と伝播していく。こ
こで、2つの画素A,Bを想定し、画素Aの位置で2値
化処理したときに発生する誤差の画素B(未処理の画
素)の位置に与える影響を考える。この場合、B画素に
与えるA画素で発生した誤差の影響は、AB画素間の距
離が大きいほど小さくなる。換言すれば、その距離があ
る程度あれば、B画素位置に与えるA画素からの誤差の
影響は無視できるほど小さい。上記5ラインは、かかる
理由を根拠にしている。尚、誤差の影響を無視できるた
めの距離は、誤差拡散のマトリックスのサイズ及び重み
付け要素値に依存して決まる。また、実施例における2
値化中間調処理回路305での誤差拡散処理は、画像の
左上隅から右下隅に向かうものとしているのは、上記説
明から理解できよう。
【0048】また、CPU300は、2値化中間調処理
回路305に対しては2値化中間調処理結果のラインデ
ータのどの部分を出力するのかを示す指示を与える。
【0049】すなわち、先に示したように、VRAM3
01の320ライン〜351目の領域に対して書き込み
がなされた場合には、315〜351ライン目のデータ
が2値化中間調処理回路305に転送されるが、CPU
300は2値化中間調処理回路305に対してはライン
320〜351ラインのデータを出力するよう指示す
る。
【0050】以上の結果、2値化中間調処理回路305
からは、319ライン目以前の未変更部分の画像の影響
を受けた、320〜351ラインのデータをフレームメ
モリ制御回路307に出力することになる。
【0051】フレームメモリ制御回路307は、CPU
300からの指示に基づいて、2値化中間調処理回路3
05より出力されてきたライン単位のデータ(1画素に
つき4ビット)を対応するフレームメモリ306に書き
込んでいく。すなわち、CPU300は、2値化中間調
処理回路306から出力されるライン数及びその先頭の
ラインが画像の何ライン目であるのか知っているわけで
あるから、フレームメモリ制御回路307に対し、入力
するラインのアドレス(フレームメモリ306に対する
書き込み先頭アドレス)及び連続して何ライン分のデー
タを書き込むのかを示すデータをセットする。
【0052】こうして、フレームメモリ306には、書
換えられた(更新された)画像の部分のみの画像、しか
も書換えられていない画像との接合部分が自然な画像が
書き込まれることになる。尚、フレームメモリ制御回路
307は、CPU300から指示された領域に対する、
2値化中間調処理回路305から転送されたデータのフ
レームメモリ306への格納を完了すると、先に示した
割り込み信号を発生する。
【0053】ところで、実施例における2値化中間調処
理回路305の処理速度は、1画面分にして現時点では
約1/30秒である。これはCRT等の垂直同期信号が
60Hz程度であるのに対して、約半分である。しかし
ながら、画面全体が書換えることは、通常のアプリケー
ションを使用している限りは希である。換言すれば、2
値化中間調処理回路305が処理するライン数は実際は
それほど多くなく、必然、処理量が少ないから画面全体
として見た場合の処理が完了するまでの期間は、CRT
の表示更新期間と比較してさほど変わらなか、半分の領
域以下であればむしろCRTより速い。
【0054】また、フレームメモリ制御回路307は、
CPU300からFLCD119に対する出力指示も受
ける。出力指示は、FLCD119へどのライン(ライ
ンの先頭アドレス)から何ライン分(連続ライン数)を
転送するかを指示するが、フレームメモリ制御回路30
7はこの転送が完了した場合にもCPU300に対して
その旨を通知する割り込み信号を発生する。これは先に
説明した通りである。
【0055】ここで、フレームメモリ制御部307がF
LCD119に転送するデータフォーマットを示すと次
の通りの、 書き込みラインアドレス+RGBI+RGBI+…+R
GBI である。
【0056】FLCD119はかかるデータを受け、そ
の先頭のアドレスに従って、その直後から続くデータを
FLCD119の駆動のために使用する。
【0057】尚、2値化中間調処理回路305からの書
き込みが複数の不連続の領域の処理結果を出力すること
もあり、且つ、フレームメモリ制御回路307に対する
FLCD119への転送指示は、前回のFLCDへの転
送の完了の通知を受けてからであるので、フレームメモ
リ306に書き込まれた画像データが直ちに、FLCD
119に出力される画像データとなるとは限らない。す
なわち、上記の如く、フレームメモリ306を介して処
理することで、VRAM301への書き込みと、FLC
D119への出力はまったく非同期に処理することにな
る。
【0058】図4に実施例におけるFLCD119のブ
ロック構成図を示す。図示において、400はFLCD
全体の制御を司るコントローラであり、401はFLC
である。402はFLC401の行方向(ライン)の1
つを選択するための回路であり、403は1ライン分の
記憶容量を有するレジスタである。
【0059】コントローラ400は、先に説明したFL
CDインターフェースからの、 書き込みラインアドレス+RGBI+RGBI…+RG
BI のデータを受信し、その先頭の書き込みアドレスを調べ
ると共に、それ以降に受信した画素データRGBIRG
BI…のデータをレジスタ403に供給する。そして、
書き込みアドレスで示されるラインを選択するよう行方
向選択回路402に指示し、FLCの表示更新を行なわ
せる。また、このコントローラ400は、不図示の温度
センサより得た温度に依存した時間間隔(60〜70μ
secの範囲で変動する)でFLCDインターフェース
120に対してデータ転送要求信号を発生する。
【0060】フレームメモリ制御回路307は、例えば
32ラインの転送要求をCPU300から指示されてい
る場合、このデータ転送要求を受ける度に、先に示した
フォーマットに従って1ライン単位に出力する。こうし
て、指示された全てのラインの転送が完了し、次の転送
要求指示を受けていない場合であって、尚且つ、FLC
D119からデータ転送要求信号を受けると、その旨を
CPU300に割り込み信号として通知する。
【0061】CPU300はこの通知を受けると、部分
書換えした画像の未転送データがあるか判断し、もしな
ければ、フレームメモリ306内に格納されている全画
面の画像データをインタレース方式で、FLCD119
に転送指示させる。すなわち、この割り込み信号を受信
する度に、1ライン目、3ライン目…1023ライン
目、2ライン目、…1024ライン目という順序で、1
ラインずつ転送を行なわせるべく、フレームメモリ制御
部307に指示を与える。尚、実際には、FLCD11
9からの転送要求信号が来た場合には、次の転送要求信
号が来た場合に転送させるラインの指定を行う。
【0062】上記の如く、画像に変動がない場合に、イ
ンタレース転送する理由は以下の通りである。
【0063】実施例で使用したFLCD119は、先に
説明したように、表示画像を記憶保持する機能を有する
ので、理論上、変更箇所のみの画像の転送を行えば良
い。しかし、全く変更がなくリフレッシュすることがな
い画像と、変更があって新たに駆動表示された(部分書
換えられた)画像との境界での輝度に微小ならが差が発
生することがわかったからである。
【0064】すなわち、実施例におけるFLCD119
は、表示画像の部分的な更新があった場合には、その更
新された部分のみでFLCDの表示を更新するが、表示
画像に対する変化がない場合には、フレームメモリ30
6内の全画像をインタレース的にFLCD119に転送
する処理を行う。各ラインを順次転送するのではなく、
インタレース転送する理由は、一般に、液晶表示器はそ
の応答が早くないので、見かけ上の表示画像の更新を早
くするためである。
【0065】以上説明した処理内容に従って、FLCD
インターフェース120内のCPU300の動作処理手
順を、図5を用いて説明する。
【0066】尚、図示における各フラグの意味は次の通
りである。
【0067】A)量子化完了フラグ:フレームメモリ制
御回路307が2値化中間調処理回路305から出力さ
れてきた画像データをフレームメモリ307に格納し終
えたか否かを示す情報を保持するフラグ。
【0068】B)転送完了フラグ:フレームメモリ制御
回路307が、CPU300によって指示された位置の
画像のFLCD119への転送が完了したか否か示す情
報を保持するフラグ。
【0069】C)転送要求フラグ:FLCD119が次
のデータ転送要求を要求してきたか否かを示す情報を保
持するフラグ。ただし、この転送要求フラグは、フレー
ムメモリ制御回路307が、CPU300で指示された
ライン数分の転送が完了していない限りはセットされな
い(なぜなら、この間の転送要求信号は、フレームメモ
リ制御回路307の転送タイミングに使用しており、そ
の転送要求信号に対する割り込み信号は発生しないから
である)。
【0070】さて、今、書換え検出/フラグ生成回路3
03からリードした領域フラグ(32ビット)が、図示
のようになっているものとする(タイミングT1)。
【0071】この場合、CPU300は、その先頭から
調べて最初に“1”にセットされている領域位置(以下
領域NOという)“2”を検出できる。そこで、それに
従って、フレームメモリ制御回路307、2値化中間調
処理回路305、ラインアドレス生成回路304の各々
にセットするアドレス及びライン数を演算し、その順番
にセットする。フレームメモリ制御回路307を最初に
した理由は、各回路のイネーブル信号(図3参照)がイ
ネーブル状態になった場合に、その動作を行うからであ
り、逆にセットしてしまうと下位の回路の準備ができて
いないにも拘らず上位の回路が出力してしまうからであ
る。
【0072】最後のラインアドレス生成回路304にア
ドレス及びライン数のセットを行うと、それがトリガに
なってSVGAチップ302は、下位の2値化中間調処
理回路305のイネーブル信号をセットしてデータの転
送を始める。
【0073】これによって2値化中間調処理回路は、R
GB各8ビットに基づいて誤差拡散処理でもってRGB
I各1ビットの画像データを生成するが、CPU300
によって設定されたライン(5ライン目)に到達しては
じめて下位のフレームメモリ制御回路307へのイネー
ブル信号をセットし、処理結果を出力する。
【0074】フレームメモリ制御回路307は、2値化
中間調処理回路305から入力した処理済みの画像デー
タを、CPU300から指示されたフレームメモリ30
6のアドレス位置から順次格納していく。こうして、フ
レームメモリ制御回路307が、その格納処理が完了す
ると、CPU300に対して格納完了を意味する割り込
み信号を出力する。
【0075】この割り込み信号を受け、CPU300は
量子化完了フラグをセットし(タイミングT2)、フレ
ームメモリ制御回路307に対してFLCD119への
転送指示(アドレス及びライン数のセット)を行う。ま
た、CPU300は、領域フラグ中の領域NO“2”以
外にセットされている領域NOがあるかを検索し、もし
あればその部分に対しても同様の処理を行なわせる。図
示の場合、領域NO“4”に関しても、書き込みが確認
されているから、上記のフレームメモリ306への格納
までの処理を行なわせる。そして、この格納処理が完了
すると(タイミングT3)、それ以降の領域フラグ中の
セットされている領域NOに対して同様の処理を行って
いく。
【0076】この過程で、フレームメモリ制御回路30
7から先に転送指示された領域NO“2”の転送が完了
した旨の割り込みを受けると、領域NO“2”に対する
転送完了フラグを1にセットし(タイミングT4)、量
子化完了フラグが“1”になっている他の領域NOがあ
るかどうかを判断する。そして、それがあれば、FLC
D119への転送を行うよう指示する。
【0077】尚、タイミングT4とタイミングT3のい
ずれが早く発生するかは、処理するデータ量に依存し、
不定である。
【0078】こうして、転送完了通知を受け、その時点
で次に転送すべきデータがなくなると、FLCD119
からのデータ転送要求信号に基づく割り込み信号をフレ
ームメモリ制御回路307が出力してくる(タイミング
T5)。これを受け、CPU300は、書換え検出/フ
ラグ生成回路303の領域フラグをリード処理を行う。
【0079】そして、このときリードした領域フラグ中
に“1”のビットがないとき、先に説明したように、フ
レームメモリ306のインタレース転送(1ラインずつ
飛び越し転送)を行うべく、転送する1ラインのアドレ
スをセットする。この転送が完了すると、フレームメモ
リ制御回路307は、FLCD119からデータ転送要
求信号を受けることになるが、その時点で転送が1ライ
ンのデータ転送が完了しているから、CPU300に割
り込みをかける。
【0080】CPU300は、この割り込みがかかる度
に、書換え検出/フラグ生成回路303から領域フラグ
をリードするが、全てのビットは“0”の間は、先のイ
ンタレース転送を継続して処理を行うことになる。
【0081】要するに、図5における領域フラグを読み
出し、その中に1つでも“1”がセットされている領域
NOがあることがわかった場合、あたかも領域フラグが
図示のフラグテーブルを右方向にシフトしていくかの如
く各処理が行われることになる。
【0082】次に、実施例における上記処理を実現する
ためのCPU300が処理する一連の工程の例を図6〜
図9のフローチャートに従って説明する。尚、かかるフ
ローチャートに基づくプログラムは、ROM308に格
納されているものである。
【0083】図6は、実施例におけるFLCDインター
フェース120内のCPU300のメイン処理ルーチン
を示すフローチャートである。
【0084】まず、ステップS1で情報処理装置本体の
バス102を介して表示ドット数の指示があったかどう
かを判断する。もしあれば、ステップS2に進んで、指
示された表示ドット数にするべく、書換え検出/フラグ
生成回路303を初めとする各回路305〜307にも
環境情報としてセットする。
【0085】尚、実施例におけるFLCD119は、1
280×1024ドットの表示能力を有することは既に
説明した。ここで、例えば1024×768にするよう
指示を受けた場合には、画像はFLCD119の表示画
面の中央に表示される方が、操作者に自然な感じを与え
るので好ましい。ステップS2における処理は、これを
実現するための処理を行っている。例えば、書換え検出
/フラグ生成回路303は、書換えられたライン位置を
特定するときに、書換えられたアドレスを、1ライン分
のバイト数で除算することになるが、この1ライン分の
バイト数は、表示ドット数によって決まる。
【0086】尚、以下の説明では、1280×1024
ドットの表示指示を受けた場合を説明する。
【0087】図7は、フレームメモリ制御回路307か
らデータ転送要求信号を受けたときに起動する割り込み
ルーチンのフローチャートである。
【0088】フレームメモリ制御回路307は、CPU
300から指示されたライン数の画像のFLCD119
への転送指示を受けると、このFLCD119からのデ
ータ転送要求信号に同期して転送を行うことは既に説明
した。ここで、CPU300から指示されていない場
合、或いは、指示された転送が完了した場合に、FLC
D119からこのデータ転送要求信号を受けると、それ
をそのままCPU300に対して割り込み信号として出
力する。換言すれば、一連の転送要求を受け、その転送
を行っている最中にFLCD119からデータ転送要求
を受けている場合には、フレームメモリ制御回路307
は、その信号をCPU300に出力しない。
【0089】図7のフローチャートは、この割り込み信
号を受けた場合の処理、すなわち、おくるべきデータの
転送が完了した後の割り込み処理である。
【0090】まず、ステップS11では、書換え検出/
フラグ生成回路303より領域フラグ32ビットをリー
ドすると共に、書換え検出/フラグ生成回路303に対
し、リセットさせる、内部の領域フラグをゼロクリアす
る。
【0091】ステップS12では、リードした領域フラ
グ中に、セットされているビットがあるかどうか、つま
り、書換えられた部分があるかどうかを判断する。ここ
で、全てのビットは“0”であると判断した場合には、
ステップS13に進んで、インタレース転送を行う処理
を行う。つまり、VRAM301に対して何等書き込み
が検出されていない場合には、FLCD119からデー
タ転送要求を受ける度に、インタレース転送(フレーム
メモリ306から1ラインのデータを、且つ、飛び越し
て転送の指示)を行うことになる。
【0092】一方、リードした領域中に、セットされた
ビットが存在することがわかったら、ステップS14に
進み、各回路へセットするアドレス及びライン数を演算
する。尚、連続する領域、たとえば領域NO10〜12
(289〜384ラインの領域)に対するビットが共に
セットされている場合には、これらを1つの領域とし
て、アドレス及びライン数を演算する。
【0093】この演算が完了すると、処理はステップS
15〜S17で、フレームメモリ制御回路307、2値
化中間調処理回路305、そして、最後にラインアドレ
ス生成回路304にそれぞれ対応する情報をセットし、
2値化中間調処理(量子化処理)を開始させる。先に説
明したように、ラインアドレス生成回路304には、書
換えられた領域の先頭ラインよりも5ライン前のアドレ
スをセットする。ただし、領域NO“1”の場合が書換
えられた場合には、その5ライン前は存在しない。この
場合には、領域NOから割り出されたアドレスをそのま
ま活用する。
【0094】以上の結果、領域フラグをリードし、その
中にセットビットが存在する場合の最初の量子化処理が
開始される。
【0095】図8は、フレームメモリ制御回路307
が、2値化中間調処理回路305から量子化後の画像デ
ータを受け、それをフレームメモリ306に格納する作
業が完了した場合に、同回路307より出力される割り
込み信号に対するフローチャートである。
【0096】まず、ステップS21で、現在、フレーム
メモリ制御回路307は、部分書換え画像のFLCD1
19への転送を行っている最中かどうかを判断する。
【0097】転送していないと判断した場合、すなわ
ち、その時点ではインタレース転送を行っていて、最初
の部分書換え画像のフレームメモリ306への格納が完
了したと判断した場合には、ステップS22に進み、
今、格納が完了した量子化後の画像データの転送を行な
わせるべく、フレームメモリ制御回路307にそのアド
レス、及び、ライン数をセットし、部分書換え画像の転
送を行なわせる。
【0098】ステップS23に処理が進むと、次に量子
化する領域があるか否かを、既に読み込んだ領域フラグ
を調べて判断する。
【0099】もし、未量子化処理の領域があると判断し
た場合には、ステップS24でその領域に対するアドレ
ス及びライン数を演算し、ステップS25〜ステップS
27において、各回路に情報をセットし、次の量子化処
理を開始させる。尚、このステップS24〜ステップS
27は、先に説明したステップS14〜ステップS17
と同じであるので、その詳述は省略する。
【0100】図9は、フレームメモリ制御回路307
が、CPU300によって指示された部分書換え画像の
FLCD119への転送が完了した場合に通知される割
り込み処理のフローチャートである。
【0101】まず、ステップS31で、次に転送すべき
データがあるかを判断する。転送すべきデータがないケ
ースは、部分書換えに対する全ての領域の画像をFLC
D119に転送し終えた場合と、先に説明した量子化処
理が完了していず、それを待っている場合の2通りであ
る。いずれにしても、転送すべきデータがないと判断し
たら、本処理を終える。
【0102】また、転送すべきデータがあると判断した
ら、ステップS32に進んで、その領域をFLCD11
9に転送すべく、フレームメモリ制御回路307に対し
て、その転送開始ラインアドレス及びライン数をセット
し、転送処理を開始させる。
【0103】以上説明したように、CPU300は、上
記の処理を行うことで、先に説明した部分書換え部分の
表示の更新、及び、変化がない場合のインタレース表示
を行なわせることが可能になる。これらの処理の中核と
なるのは、CPU300は勿論であるが、上記説明の如
く、フレームメモリ制御回路307に依存する部分、す
なわち、フレームメモリ306を設けたことによる影響
が大である。
【0104】しかして、上記の如く、実施例によれば、
VRAM301への書き込みとFLCD119への表示
更新が、全く非同期に行えるので、FLCD119の特
徴を最大限に利用した表示を行なわせることが可能にな
る。
【0105】尚、上記実施例では、フレームメモリ制御
回路307は、CPU300から部分書換えによる転送
指示があった場合、その部分書換え画像の転送中では、
FLCD119からのデータ転送要求信号による割り込
み信号をCPU300に出力しないとしたが、その動作
中の状況に拘らず割り込み信号を出力するようにしても
良い。
【0106】この場合には、CPU300は、部分書換
え指示を行った場合に、転送するライン数を知っている
ことになるから、割り込み信号を受ける度に、カウント
ダウンし、その値を検査すれば、その割り込みが転送完
了による割り込みなのか、インタレース転送中の割り込
みなのかを判断できるからである。
【0107】また、上記実施例におけるCPU300の
処理手順は、一例であって、これによって本願発明が限
定されるものではない。要は、先に説明したごとく、部
分書換え画像をFLCDに転送する際、フレームメモリ
306を介在させ、非同期に行うようになっていれば良
いからである。
【0108】尚、実施例におけるFLCDインターフェ
ース或いはFLCD119は、始めから情報処理装置と
一体になっている構成でも、パーソナルコンピュータで
代表される装置が標準で備える拡張スロットに搭載する
場合でも構わない。
【0109】また、FLCDインターフェース120内
のCPU300は、ROM308に格納されたプログラ
ムに従って処理を行うとしたが、ROM308の代わり
に例えばRAM或いは書換え可能で記憶保持可能なEE
PROMであっても良い。
【0110】RAMで構成する場合には、情報処理装置
側の電源が投入された場合に、本FLCDインターフェ
ースを駆動するためのドライバソフトの初期段階で、F
LCDインターフェース120内のCPU300に対し
て該当するプログラムをダウンロードすれば良い。尚、
RAM或いはEEPROMにすることにより利点は、C
PU300の処理プログラムを変更することを容易にす
るためであると共に、プログラムのデバッグを容易にす
るためである。
【0111】従って、本実施例における情報処理装置或
いはFLCDインターフェース装置は、単独の装置であ
っても、複数の装置の組み合わせであっても良く、且
つ、外部からプログラムを供給する場合にも適応可能で
ある。
【0112】よって、本願発明は上記実施例によって限
定されるものではなく、本発明の趣旨をかえない限り
は、如何なる場合にも適応可能である。
【0113】また、実施例ではFLCD、すなわち、強
誘電性液晶表時器を例にして説明した。そして、その表
示色は16色として説明したが、表示画像を保持できる
装置であれば如何なる方式にも適応可能であり、FLC
Dに限るものではなく、発色数も16色でもって限定さ
れるものではない。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、表
示画像の記憶保持性を有する表示器に良好な画像をレス
ポンス良く表示させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における情報処理システムのブロック構
成図である。
【図2】実施例のシステムにおける画像の表示に関する
データの流れの概念を示す図である。
【図3】実施例におけるFLCDインターフェースの具
体的なブロック構成を示す図である。
【図4】実施例におけるFLCDのブロック構成図であ
る。
【図5】実施例におけるFLCDインターフェース内の
CPUの動作中のフラグの推移を示すずである。
【図6】実施例におけるFLCDインターフェース内の
CPU300のメイン処理ルーチンを示すフローチャー
トである。
【図7】フレームメモリ制御回路からデータ転送要求信
号を受けたときに起動する割り込みルーチンのフローチ
ャートである。
【図8】フレームメモリ制御回路からの量子化完了通知
を受けた場合に起動する処理を示すフローチャートであ
る。
【図9】フレームメモリ制御回路から、FLCDへの転
送完了通知を受けた場合の起動する処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
119 FLCD 300 CPU 301 VRAM 302 SVGAチップ 303 書換え検出/フラグ生成回路 304 ラインアドレス生成回路 305 2値化中間調処理回路 306 フレームメモリ 307 フレームメモリ制御回路 308 ROM

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画像の記憶保持性を有する表示器と
    接続する表示制御装置であって、 表示画像の元になる画像データを記憶する第1の記憶手
    段と、 前記表示器の表示形式のデータを記憶する第2の記憶手
    段と、 前記第1の記憶手段に対するアクセスを監視する監視手
    段と、 該監視手段によって前記第1の記憶手段に対する書き込
    みが検出された場合、書き込みがなされた領域の画像デ
    ータを前記表時器の表示データフォーマットに変換する
    変換手段と、 変換された画像データを前記第2の記憶手段に格納する
    格納手段と、 前記第2の記憶手段内に前記表示器への未出力画像があ
    るかどうかを判断する判断手段と、 該判断手段でもって未出力画像が存在すると判断した場
    合、当該画像を前記表示器に出力する出力手段とを備え
    ることを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の記憶手段は、前記表示器が表
    示する全画面分の容量を有し、 更に、前記判断手段でもって、前記第2の記憶手段に未
    出力画像の存在がないと判断した場合、前記第2の記憶
    手段に記憶された全画像を前記表示器に出力する第2の
    出力手段を備えることを特徴する請求項第1項に記載の
    表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の出力手段は、第2の記憶手段
    に格納されている画像を飛び越し走査して前記表示器に
    出力することを特徴とする請求項第2項に記載の表示制
    御装置。
  4. 【請求項4】 請求項第1項の表示制御装置は、汎用情
    報処理装置に設けられた拡張バスに接続されることを特
    徴とする表示制御装置。
  5. 【請求項5】 前記表示器は、強誘電性液晶表示器であ
    ることを特徴とする請求項第1項に記載の表示制御装
    置。
  6. 【請求項6】 表示画像の記憶保持性を有する表示器を
    備える情報処理装置であって、 表示画像の元になる画像データを記憶する第1の記憶手
    段と、 前記表示器の表示形式のデータを記憶する第2の記憶手
    段と、 前記第1の記憶手段に対するアクセスを監視する監視手
    段と、 該監視手段によって前記第1の記憶手段に対する書き込
    みが検出された場合、書き込みがなされた領域の画像デ
    ータを前記表時器の表示データフォーマットに変換する
    変換手段と、 変換された画像データを前記第2の記憶手段に格納する
    格納手段と、 前記第2の記憶手段内に前記表示器への未出力画像があ
    るかどうかを判断する判断手段と、 該判断手段でもって未出力画像が存在すると判断した場
    合、当該画像を前記表示器に出力する出力手段とを備え
    ることを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の記憶手段は、前記表示器が表
    示する全画面分の容量を有し、 更に、前記判断手段でもって、前記第2の記憶手段に未
    出力画像の存在がないと判断した場合、前記第2の記憶
    手段に記憶された全画像を前記表示器に出力する第2の
    出力手段を備えることを特徴する請求項第6項に記載の
    情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の出力手段は、第2の記憶手段
    に格納されている画像を飛び越し走査して前記表示器に
    出力することを特徴とする請求項第7項に記載の情報処
    理装置。
  9. 【請求項9】 前記表示器は強誘電性液晶表示器である
    ことを特徴とする請求項第6項に記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 表示画像の記憶保持性を有する表示器
    を備える表示制御装置であって、 表示画像の元になる画像データを記憶する第1の記憶手
    段と、 前記表示器の表示形式のデータを記憶する第2の記憶手
    段と、 前記第1の記憶手段に対するアクセスを監視する監視手
    段と、 該監視手段によって前記第1の記憶手段に対する書き込
    みが検出された場合、書き込みがなされた領域の画像デ
    ータを前記表時器の表示データフォーマットに変換する
    変換手段と、 変換された画像データを前記第2の記憶手段に格納する
    格納手段と、 前記第2の記憶手段内に前記表示器への未出力画像があ
    るかどうかを判断する判断手段と、 該判断手段でもって未出力画像が存在すると判断した場
    合、当該画像を前記表示器に出力する出力手段とを備え
    ることを特徴とする表示制御装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の記憶手段は、前記表示器が
    表示する全画面分の容量を有し、 更に、前記判断手段でもって、前記第2の記憶手段に未
    出力画像の存在がないと判断した場合、前記第2の記憶
    手段に記憶された全画像を前記表示器に出力する第2の
    出力手段を備えることを特徴する請求項第10項に記載
    の表示制御装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の出力手段は、第2の記憶手
    段に格納されている画像を飛び越し走査して前記表示器
    に出力することを特徴とする請求項第11項に記載の表
    示制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項第10項の表示制御装置は、汎
    用情報処理装置に設けられた拡張バスに接続されること
    を特徴とする表示制御装置。
  14. 【請求項14】 前記表示器は強誘電性液晶表示器であ
    ることを特徴とする請求項第10項に記載の表示制御装
    置。
  15. 【請求項15】 表示画像の記憶保持性を有する表示器
    を制御する表示制御装置の制御方法であって、 表示画像の元になる画像を記憶する第1の記憶手段に対
    するアクセスを監視する工程と、 該監視工程によって前記第1の記憶手段に対する書き込
    みが検出された場合、書き込みがなされた領域の画像デ
    ータを前記表時器の表示データフォーマットに変換する
    変換工程と、 変換された画像データを、前記表示器の表示形式のデー
    タを記憶する第2の記憶手段に格納する格納工程と、 該第2の記憶手段内に、前記表示器への未出力画像があ
    るかどうかを判断する判断工程と、 該判断工程でもって未出力画像が存在すると判断した場
    合、当該画像を前記表示器に出力する出力工程とを備え
    ることを特徴とする表示制御装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 前記第2の記憶手段は、前記表示器が
    表示する全画面分の容量を有し、 更に、前記判断工程でもって、前記第2の記憶手段に未
    出力画像の存在がないと判断した場合、前記第2の記憶
    手段に記憶された全画像を前記表示器に出力する第2の
    出力工程を備えることを特徴する請求項第15項に記載
    の表示制御装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記第2の出力工程は、第2の記憶手
    段に格納されている画像を飛び越し走査して前記表示器
    に出力することを特徴とする請求項第16項に記載の表
    示制御装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 請求項第15項の表示制御装置は、汎
    用情報処理装置に設けられた拡張バスに接続されること
    を特徴とする表示制御装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 前記表示器は、強誘電性液晶表示器で
    あることを特徴とする請求項第15項に記載の表示制御
    装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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