JPH11167096A - 表示制御装置及びその方法 - Google Patents

表示制御装置及びその方法

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JPH11167096A
JPH11167096A JP33200097A JP33200097A JPH11167096A JP H11167096 A JPH11167096 A JP H11167096A JP 33200097 A JP33200097 A JP 33200097A JP 33200097 A JP33200097 A JP 33200097A JP H11167096 A JPH11167096 A JP H11167096A
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JP33200097A
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Tadashi Takayama
正 高山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画像の記憶保持特性を有する表示器にお
いては、そのリフレッシュレートが遅いため追い越し走
査が発生し、良好な画像を好レスポンスで得ることは難
しかった。 【解決手段】 表示すべき動画像データをVRAM30
1に保持し、該動画像データはFLCD119における
表示形式に変換した後フレームメモリ306に保持され
る。フレームメモリ306への書き込みは、全てのデー
タの読み出しが終了するまで、CPU300によって制
限される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示制御装置及びそ
の方法に関し、特に、表示画像保持特性を有する表示器
における表示制御装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、情報処理システム(或いは装
置)では、情報の視覚的表現機能を実現する手段として
表示装置を使用している。このような表示装置としては
CRT表示装置あるいは液晶表示装置(以下、LCDと
いう)が広く使われていることは周知の通りである。
【0003】これらの表示装置における表示制御では、
情報処理装置内に設けられたビデオメモリ(以下、VR
AMという)に対して表示する画像の書き込み動作と、
VRAMからの表示データの読み出し動作とがそれぞれ
独立して実行されている。この場合、表示情報の更新等
のためのVRAMに対する表示データの書き込みと、表
示のための読み出しとはそれぞれ独立して行われるた
め、情報処理システム側のプログラムでは表示タイミン
グを一切考慮することがなく、任意のタイミングで所望
の表示データをVRAMに書き込むことができるという
利点がある。
【0004】さて、一般にCRT表示装置は、高速にそ
の表示内容を更新することができるため動画表示に適し
ているという特徴を持つ一方、その奥行きが表示面積に
比例して大きくなるという欠点を併せ持つ。この欠点を
補うものとして、小型化・薄型化という点で特徴を有す
るLCDが近年脚光を浴びている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなLCD
の一種として、強誘電性液晶(FLC:Ferroelectric L
iquid Crystal)の液晶セルを用いた表示器(以下、FL
CDという)がある。FLCDの特徴の一つは、その液
晶セルが電界の印加に対して表示状態の保存性を有する
点にある。すなわち、FLCDは、その液晶セルが十分
に薄く、その中の細長いFLCの素子は安定性に優れて
いるため、それを活用したFLCDは表示内容を記憶す
る特性を有する。このようなFLC及びFLCDの詳細
は、例えば特願昭62−76357号に記載されてい
る。
【0006】ところで、液晶表示装置の場合、一般的に
CRT表示装置に比較して画面のリフレッシュレートが
低いため、例えば前述のFLCDにおいては、液晶セル
がその表示状態を保存する特性を活かし、表示画像デー
タの変化した部分のみを更新する、所謂、部分書き換え
等の技術により、見掛け上の画面のリフレッシュレート
を上げるなどの工夫が従来なされてきた。
【0007】さて一方、近年、MPEGデコーダ等のI
C化に伴い、このような情報処理システム用の表示装置
上にビデオCDの再生画像、あるいはビデオキャプチャ
等による動画像を表示することが頻繁に行われるように
なってきた。このような動画像を、上記の如き、原画像
信号のフレームレートに比較して遅いリフレッシュレー
トを持つ表示器に表示する場合、追い越し走査が発生
し、異なるフレームの画像信号が合成されて動画像表示
されてしまうという問題があった。
【0008】従来、このような問題を解決するための手
段として、ダブルバッファリングによる方法などが提案
されている。しかしながらこの方法では高速の高価なメ
モリ素子が必要であり、上記FLCD表示器のように、
表示画像データの変化した部分を検出し、その変化部分
の画像情報だけを再描画することにより、見かけ上の画
面のリフレッシュレートをあげて、全体的な表示のパフ
ォーマンスを向上させている装置には、冗長な部分が多
く、最適な方法であるとは言えなかった。
【0009】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、表示画像の記憶保持特性を有する表示器
に、安価に、良好な動画像をレスポンス良く表示させる
ことを可能にする表示制御装置及びその方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一手段として、本発明の表示制御装置は以下の構成を
備える。
【0011】即ち、表示器と接続される表示制御装置で
あって、表示画像データを保持する第1の保持手段と、
前記第1の保持手段に保持された画像データを読み出し
て前記表示器における表示形式に変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された画像データを保持する第
2の保持手段と、前記第2の保持手段に保持された画像
データを読み出して前記表示器へ送出する送出手段と、
前記送出手段によって前記第2の保持手段から画像デー
タが読み出されている期間は該第2の保持手段への画像
データの書き込みを禁止する制御手段とを有することを
特徴とする。
【0012】また、前記制御手段は、前記第2の保持手
段への画像データの書き込みを、前記第1の保持手段か
らの画像データの読み出しのタイミングに基づいて制御
することを特徴とする。
【0013】また、前記制御手段は、前記第2の保持手
段への画像データの書き込みを、前記第1の保持手段か
ら画像データを読み出す際に発生するフレーム同期信号
に基づいて制御することを特徴とする。
【0014】更に、前記第1の保持手段に対する書き込
み状況を監視する監視手段を有し、前記制御手段は、前
記監視手段により前記第1の保持手段への書き込みが検
出された領域に対応する前記第2の保持手段内の画像デ
ータを送出するように、前記送出手段を制御することを
特徴とする。
【0015】また、前記制御手段は、前記第2の保持手
段への画像データの書き込みを、前記送出手段による画
像データの読み出しが終了するよりも所定時間分早く許
可することを特徴とする。
【0016】例えば、前記所定時間は、演算によって決
定されることを特徴とする。
【0017】また、前記表示器は、表示画像の記憶保持
特性を有することを特徴とする。
【0018】また、上記目的を達成するための一手法と
して、本発明の表示制御方法は以下の工程を備える。
【0019】即ち、表示器を制御する表示制御方法であ
って、第1の保持手段に表示画像データを格納する第1
の格納工程と、前記第1の保持手段に格納された画像デ
ータを読み出して前記表示器における表示形式に変換す
る変換工程と、前記変換工程において変換された画像デ
ータを第2の保持手段に格納する第2の保持工程と、前
記第2の保持手段に格納された画像データを読み出して
前記表示器へ送出する際に、前記第2の保持手段から画
像データが読み出されている期間は該第2の保持手段へ
の画像データの書き込みを禁止する送出工程と、を有す
ることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係わる一実施形態について詳細に説明する。
【0021】<第1実施形態>図1に、本実施形態の情
報処理システムのブロック構成を示す。同図において、
101は情報処理システム全体を制御するCPU、10
2はアドレスバス、コントロールバス、データバスから
なるシステムバス、103はブートプログラムやBIO
S等を記憶しているROMである。104は、RAMで
構成され、OS及び各種アプリケーションがロードされ
るメインメモリである。105はメモリ間、メモリと各
デバイス間等のデータ転送を高速に行うダイレクトメモ
リアクセスコントローラ(DMAC)である。106は
キーボード、及びキーボードからの信号を制御してシス
テムバス102を介してCPU101に通知するキーボ
ードコントローラである。107はCPU101に対し
て各種割り込み信号の発生を制御する割り込みコントロ
ーラである。108はシリアルインターフェース(例え
ばRS232Cインターフェース等)であり、通信モデ
ム109、ポインティングデバイスの1つであるマウス
110、イメージスキャナ111を接続している(或は
接続可能にしている)。112は、水晶発振器を含み、
そのクロックに基づいて計時するリアルタイムクロッ
ク、113はパラレルインターフェースである。このパ
ラレルインターフェース113には、例えばプリンタ1
14が接続される。115はハードディスクや光磁気デ
ィスク等の大容量記憶装置およびそのインターフェース
(例えばSCSIインターフェース)である。116は
LANインターフェースであり、例えばイーサネット
(米国ゼロックス社、DEC社、インテル社の共同開発
によるバス構造のLAN)117に接続される。118
はフロッピーディスク及びそのインターフェースであ
る。
【0022】そして、119は上記装置の表示画面を形
成するFLC表示器(FLCD)であり、120はFL
CD119と本システムとを接続するためのインターフ
ェース(FLCD−I/F)である。
【0023】このFLCDインターフェース120につ
いての詳細は後述するが、内部に表示用のRAM(VR
AM)と、そのVRAMに格納された画像をFLCD1
19に表示させるための処理を行う回路群を含んでい
る。
【0024】尚、このFLCDインターフェース120
は、システムに固定的に接続されていても良いし、通
常、ワークステーションやパーソナルコンピュータに代
表される情報処理装置に設けられた拡張スロットと呼ば
れる部分にカード(もしくはボード)として接続される
ものであってもよい。すなわち、本実施形態のFLCD
119及びそのインターフェース120は、如何なる形
態でシステムに組み込まれても構わないし、外部に独立
した装置として接続されても構わない。尚、FLCD1
19が情報処理装置とは別体になっている場合には、F
LCDインタフェース120とはケーブルで接続されて
いる。
【0025】いずれにせよ、本システムにおいては、メ
インメモリ104に記憶装置115や118等からOS
やアプリケーションをロードし、それを実行する。実行
中の画面情報はFLCDインターフェース120内に設
けられたVRAMに格納することで、即ちFLCD11
9に表示させることになる。尚、動作するOSやアプリ
ケーションとしては、例えばOSとしては米国マイクロ
ソフト社のMS−WINDOWSや、同OS上で動作す
るアプリケーションなど、何でも良い。
【0026】また、先に説明したように、パーソナルコ
ンピュータ等に、FLCDインターフェース120を接
続させた場合、そのインターフェース120内のVRA
Mに対して画像を書き込む必要があるが、この処理は記
憶装置115等に記憶されたFLCD専用のデバイスド
ライバ(ソフトウェアの一種)を起動することで行うこ
とになる。
【0027】さて、上述した本実施形態のシステムにお
いて、画像の表示に関するデータの流れの概念を図2に
示す。
【0028】アプリケーションもしくはOSが、FLC
Dインターフェース120内のVRAM301に対して
データ(R,G,B各8ビット)の書き込みを行うと、
該データに対して2値化中間調処理部305において2
値化中間調処理(例えば誤差拡散処理)を行い、それを
FLCD119の1画面分の容量を有するフレームメモ
リ306(R,G,B,I各1ビット)に書き込む。こ
のフレームメモリ306の内容をFLCD119に転送
し、表示する。つまり、一般の表示装置ではVRAMの
内容がそのまま表示装置に転送されていたのに対し、本
実施形態におけるFLCDインターフェース120に
は、VRAM301と、表示器であるFLCD119と
の問に、フレームメモリ306を介在させるものであ
る。
【0029】図3に、本実施形態におけるFLCDイン
ターフェース120の具体的なブロック構成を示す。
【0030】図3において、300はFLCDインター
フェース120内に設けられ、当該インターフェース全
体の制御を司るCPUである。このCPU300は、R
OM308に格納されているプログラムにしたがって動
作することになる。
【0031】301はVRAMであり、1画素に対して
R,G,Bそれぞれ1バイト(8ビット)が割り当てら
れている(計3バイト=24ビット=約1600万
色)。一般に、RGB各色要素に対して8ビットを与え
たとき、それで再現されるカラー画像はフルカラー画像
と呼ばれる。尚、本実施形態におけるVRAM301
は、1280×1024ドットサイズの画像を記憶可能
な容量を有している(1280×1024=約4Mバイ
ト)。
【0032】302はVRAM301に対するアクセス
を制御するためのSVGAであり、情報処理システム側
のCPU101からの指令に基づいて、VRAM301
への描画(書き込み)及び読み出しを行うことが可能に
なっている。また、CPU101からの指令に基づいて
図形等の描画を行う機能、及びその他後述する機能をも
備える。尚、VRAM301に対して各種図形の描画等
を行なうためのLSIは、ディスプレイコントロールチ
ップとして広く用いられているものであり、それ自身は
公知のものである。
【0033】303は書き込み検出・フラグ生成回路で
あって、SVGAチップ302がVRAM301に対す
る書き込み(描画処理)を行うとき、そのライトイネー
ブル信号(実際はチップセレクト信号も含む)をトリガ
にして、書き込みアドレスを検出し、何ライン目が更新
されたかを検出し、それを保持する。
【0034】より詳細を説明すると、この回路303
は、SVGAチップ302がVRAM301に対して書
き込みを行うときのライトイネーブル信号を活用し、そ
のとき出力されていたアドレスを不図示のレジスタにラ
ッチする。そして、そのラッチされたアドレスデータか
ら何ライン目に対して書き込みが行われたのかを演算し
(書き込みアドレスを1ラインのバイト数で割る回路で
算出できる)、書換えられたラインに対応する領域フラ
グに”1”をセットする。本実施形態におけるFLCD
119の画面全体のライン数は1024(0ライン目〜
1023ライン目)であり、各領域は32ラインを1単
位としているので、領域フラグは合計32(=1024
/32)ビットである。即ち、この32ビットのフラグ
における各ビットは、0〜31ライン目、32〜63ラ
イン目、…、992〜1023ライン目の各領域に対す
る書き込みがあったかどうかを保持する。
【0035】ここで、1ライン毎に書換えられたかどう
かを保持するのではなく、ある程度のライン数を単位と
しているのは、一般に、表示画像を変更する際には1ラ
インのみの書換えはほとんどなく、複数ラインにまたが
っているためである。尚、1領域に対して割り当てるラ
イン数は32に限定されるものではなく、これ以外であ
っても良い。ただし、あまり少ないと領域フラグのビッ
ト数が多くなる。また、後述する部分書換え処理の指示
回数もその分だけ多くなり、オーバーヘッドが発生する
割合が高くなる。また、割り当てるライン数が大きすぎ
ると、部分書換えの処理の不要部分が多くなる可能性が
高くなるという不具合も発生する。このため、本実施形
態においては32ラインを適当とした。
【0036】また、説明は後述するが、FLCD119
の全表示可能な画素数は1280×1024であるが、
それ以外のドット数でも表示できるようにするため(例
えば1024×768、640×480など)、書換え
ラインを算出するために使用する1ラインの情報量はプ
ログラマブルになっている。表示ドット数の変更は、情
報処理装置側のCPU102(その時に動作しているプ
ログラムは、本実施例におけるFLCDインターフェー
スの制御ドライバ)からの指示に基づく。
【0037】以上説明した書換え検出/フラグ生成回路
303は、VRAM301に対して書き込んだ32ライ
ン単位の領域に対して書換えられたことを検出すると、
その領域フラグの内容をCPU300に通知する。ま
た、後述するように、CPU300からの要求に応じ
て、領域フラグをゼロクリアすることも行う。CPU3
00への通知は、SVGAチップ302から供給される
V−Sync信号に同期した割り込み要求を発生するこ
とにより行う。
【0038】304はMPEGデコーダであり、情報処
理システム側のCPU101からSVGAチップ302
を介してMPEG圧縮データ伸長の要求を受けると、シ
ステムバス102を介して転送されてきたMPEG圧縮
データを不図示の作業用RAMを使用して画像データへ
伸長する。MPEGデコーダ304により伸長された画
像データは、予め情報処理システム側のCPU101に
より設定された表示領域に該当するVRAM303の領
域に、SVGAチップ302の制御により格納される。
【0039】2値化中間調処理回路305は、SVGA
チップ302から転送されてきた画像データ(1画素当
たりRGB各8ビット)を誤差拡散法に基づいてRGB
及び輝度信号I(各1ビットで計4ビット)に量子化す
る。尚、RGB各8ビットからRGBを各1ビットに2
値化するとともに、輝度の高低を示す2値信号Iを生成
する技術は、既に本願出願人により提案されている(例
えば、持願平4−126148号)。2値化中間調処理
回路305は、SVGAチップ302から供給される表
示データイネーブル信号がアクティブの場合のみ動作
し、その動作中は出力画素データが有効であることを示
すため、画素データイネーブル信号をアクティブにす
る。また2値化中間調処理回路305の非動作中は、出
力画素データが無効であることを示すため、画素データ
イネーブル信号をノンアクティブにする。また、この2
値化中間調処理回路305には、その処理を遂行するた
め、誤差拡散処理で必要なバッファメモリが内蔵されて
いる。
【0040】尚、2値化中間調処理回路305は、CP
U300からの指示に基づいて、2値化する場合のパラ
メータとなる誤差拡散テーブル(パラメータ)、出力す
るライン位置及びライン数を受け、それに従って出力す
る。誤差拡散テーブルを固定とせず、CPU300から
動的に設定できるようにしたのは、例えば、情報処理シ
ステム側のCPU101からの指示に基づいて配色など
を変更できるようにするためである。
【0041】306は、FLCD119に表示する画像
(1画素につきRGB各1ビットのデータ)を記憶する
フレームメモリである。先に説明したように、本実施形
態におけるFLCD119は1280×1024ドット
であり、各ドットは4ビットであるので、フレームメモ
リ306は1Mバイト(計算上は640Kバイト)の容
量を有している。
【0042】307はフレームメモリ306の書き込み
及び読み出し、そして、FLCD119への転送を制御
するフレームメモリ制御回路である。具体的には、2値
化中間調処理回路305により生成されたRGBIの各
データを、後述のANDゲート311の出力がアクティ
ブの場合にフレームメモリ306に格納すると共に、C
PU300により指示された領域をFLCD119に出
力する処理を行う。また、あるまとまったライン数の画
像データをFLCD119に転送処理している場合を除
き(即ち、CPU300から転送指示された画像データ
の転送が完了して、次の転送指示がない場合に)、FL
CD119からデータ転送リクエストを受けた場合、そ
の旨をCPU300に割り込み信号として通知する。
尚、FLCDに転送する際のデータフォーマットは、R
GBIの計4ビットを一組としており、フレームメモリ
306にもこの形式でデータが格納されている。
【0043】さらに、このフレームメモリ制御回路30
7は、2値化中間調処理回路305からの画像データを
フレームメモリ306に格納完了した場合にも、その旨
の割り込み信号をCPU300に出力する。そしてま
た、CPU300から指示されたラインの画像データの
転送が完了した場合(複数ラインの転送の指示があれ
ば、指示されたライン数の画像データの転送が完了した
場合)にも、その旨の割り込み信号をCPU300に出
力する。
【0044】311はANDゲートである。前述のよう
にその出力はフレームメモリ制御回路307へ接続され
ている。ANDゲート311の一方の入力は2値化中間
調処理回路305の画素データイネーブル出力へ接続さ
れており、もう一方の入力はエッジトリガフリップフロ
ップ310の出力Qへ接続されている。つまり、2値化
中間調処理回路305が動作中であり、かつ後述するエ
ッジトリガフリップフロップ310の出力Qがアクティ
ブである場合にのみ、ANDゲート311の出力はアク
ティブとなり、フレームメモリ制御回路307に、2値
化中間調処理回路305により生成されたRGBIの各
データをフレームメモリ306に格納することを許可
し、ノンアクティブの場合はRGBIの各データをフレ
ームメモリ306に格納することを禁止するように動作
する。
【0045】エッジトリガフリップフロップ310のク
ロック入力CKへはSVGAチップ302から供給され
る表示データの垂直同期信号V−Syncが接続されて
おり、エッジトリガフリップフロップ310のデータ入
力Dへは、後述のCPU300から供給されるフレーム
メモリ書込み許可/禁止信号が接続されている。
【0046】309はライン数カウンタであり、そのク
ロック入力にはSVGAチップ302から供給される表
示データの水平同期信号H−Syncが接続されてお
り、そのリセット入力にはSVGAチップ302から供
給される表示データの垂直同期信号V−Syncが接続
されている。また、その計数結果をCPU300が読み
取ることができるように、カウンタ309の出力はCP
U300へ接続されている。つまり、カウンタ309は
SVGAチップ302から出力される垂直同期信号V−
Sync毎にリセットされ、その後入力される水平同期
信号H−Syncを計数することにより、SVGAチッ
プ302がVRAM301から、現在読み出している表
示データの画面内の垂直方向の位置をCPU300が知
ることができるように設けられている。
【0047】さて、上述した構成において、情報処理シ
ステム側のOS或はアプリケーション等が、文字や図形
等の描画を行いながら、例えばビデオCD等のMPEG
圧縮された動画像を伸長しながら、再生し表示する場合
の動作を説明する。
【0048】今、情報処理システム側のCPU101が
OS或はアプリケーション等から文字や図形等の描画要
求を受けると、それに対するコマンドあるいはイメージ
データをFLCDインターフェース120内のSVGA
チップ302に出力する。SVGAチップ302は、イ
メージデータを受信した場合にはそのイメージをVRA
M301の指示された位置に書き込み、図形データ等の
描画コマンドを受けるとVRAM301に対して対応す
る位置にその図形イメージを描画する。即ち、SVGA
チップ302はVRAM301に対して書き込み処理を
行う。
【0049】一方、異なる他のアプリケーションが情報
処理システム側のCPU101に対してビデオCD等の
再生の要求をすると、CPU101はSVGAチップ3
02を介して、MPEGデコーダ304に対してMPE
G圧縮データの伸長コマンドを発行する。前述のよう
に、MPEGデコーダ304はコマンドを受け付けると
圧縮データを伸長し、予め情報処理システム側のCPU
101により設定された表示領域に該当するVRAM3
03の領域に、SVGAチップ302の制御により書き
込み処理を行う。書換え検出/フラグ生成回路303
は、先に説明したように、SVGAチップ302の書き
込みを監視している。この結果、書き込みの行われた領
域に対するフラグをセットしていくと共に、それをCP
U300に知らせる。
【0050】CPU300は、書換え検出/フラグ生成
回路303に格納されている領域フラグを読み出すと共
に、書換え検出/フラグ生成回路303に対してその領
域フラグをリセットし、次回の書換えに備える。尚、こ
のリセット動作は、読み出しと同時に行うようハード的
手段を用いても良い。
【0051】さて、CPU300は読み出した領域フラ
グから、どのビットがセットされているか、即ち、どの
領域(複数である場合もある)に対して書換えが行われ
たかを判断する。そして書換えが行われたと判断した領
域に該当する表示形式のデータをフレームメモリ306
からFLCD119に転送すべく、その転送開始ライン
の先頭アドレス(通常は画面左隅のアドレス)と、その
位置から何ラインの画像を転送するかを示すデータを、
フレームメモリ制御回路307に対して出力する。
【0052】ここで注目する点は、書換え検出/フラグ
生成回路303により検出された領域フラグの量が多い
と、FLCD119に転送するべきデータ量が多くな
り、結果としてVRAM301上に展開された動画像の
更新速度にFLCDの表示速度が追い付かなくなり、追
い越し走査が発生することがあるということである。
【0053】従って、CPU300はFLCD119へ
のデータ転送を開始するに先立ち、まず書換え検出/フ
ラグ生成回路303から読み出した全ての領域フラグを
まず検査する。その結果、FLCD119への表示デー
タ転送量が多く、追い越し走査が発生すると判断した場
合は、前述のフレームメモリ書込み許可/禁止信号をイ
ンアクティブにし、フレームメモリ306の表示データ
がFLCD送出前に更新されるのを禁止する。
【0054】次いで、CPU300はフレームメモリ制
御回路307に対して、FLCD119に対する出力指
示を発行する。出力指示は、FLCD119に対してど
のライン(ラインの先頭アドレス)から何ライン分(連
続ライン数)を転送するかを指示するが、フレームメモ
リ制御回路307はこの転送が完了したら、CPU30
0に対してその旨を通知する割り込み信号を発生する。
これは先に説明した通りである。
【0055】CPU300はFLCD119への転送完
了を示す割り込み通知信号を受けたら、前述のフレーム
メモリ書込み許可/禁止信号をアクティブにし、フレー
ムメモリ制御回路307に対し、2値化中間調処理回路
305から出力されるRGBIの表示データをフレーム
メモリ306に格納することを許可する。フレームメモ
リ書込み許可/禁止信号は、前述のように、SVGA3
02から供給される垂直同期信号V−Syncによりエ
ッジトリガフリップフロップ310にラッチされるの
で、フレームメモリ306に対する表示データの書き込
み動作は、VRAM301から読み出される画像データ
の次のフレームに同期して行われる。
【0056】一方、書換え検出/フラグ生成回路303
により検出された領域フラグの量が少なく、VRAM3
01上に展開された表示画像の更新速度よりもFLCD
の表示速度が早い場合は、CPU300は前述のフレー
ムメモリ書込み許可/禁止信号をアクティブにしたまま
で、前記と同様にフレームメモリ制御回路307に対し
て、FLCD119に対する出力指示を発行し、表示デ
ータの転送を行う。
【0057】ここで、フレームメモリ制御回路307が
FLCD119に転送するデータフォーマットを示すと
次の通りの、 書き込みラインアドレス+RGBI+RGBI+…+R
GBI である。
【0058】FLCD119はかかるデータを受け、そ
の先頭のアドレスに従って、その直後から続くデータを
駆動のために使用する。
【0059】尚、書換え検出/フラグ生成回路303に
より検出された領域フラグが不連続の領域を出力するこ
ともあり、且つ、フレームメモリ制御回路307に対す
るFLCD119への転送指示は、前回の転送の完了の
通知を受けてからであるので、フレームメモリ306に
書き込まれたは画素データが直ちにFLCD119に出
力されるとは限らない。即ち、上記の如く、フレームメ
モリ306を介して処理することで、VRAM301へ
の書き込みと、FLCD119への出力とは全く非同期
に処理することになる。
【0060】ところで、上記説明では、書換え検出/フ
ラグ生成回路303からリードした領域フラグの値か
ら、CPU300が内部処理により追い越し走査を検出
して、フレームメモリ書き込み許可/禁止信号を制御す
るように説明したが、これは、情報処理システム側のC
PU102からの指示によるものであっても構わない。
何故なら、情報処理システム側のCPU102は、表示
器の上に表示される画像がどのような画像であるかを知
りうるので、予め、画像に適した表示モードをFLCD
インターフェース120に設定することができるからで
ある。
【0061】図4に、本実施形態におけるFLCD11
9のブロック構成図を示す。同図において、400はF
LCD119全体の制御を司るコントローラであり、F
LCDインターフェース120からのデータを保持する
ためのバッファメモリを内蔵している。401はFLC
である。402はFLC401の行方向(ライン)の1
つを選択するための回路であり、403は1ライン分の
記憶容量を有するレジスタである。
【0062】コントローラ400は、先に説明したFL
CDインターフェース120からの、 書き込みラインアドレス+RGBI+RGBI+…+R
GBI のデータを受信し、その先頭の書き込みアドレスを調べ
ると共に、それ以降に受信した画素データRGBIRG
BI…のデータをレジスタ403に供給する。そして、
書き込みアドレスで示されるラインを選択するよう行方
向選択回路402に指示し、FLC401の表示更新を
行わせる。また、このコントローラ400は、不図示の
温度センサより得た温度に依存した時間間隔(60〜7
0μsecの範囲で変動する)でFLCDインターフェ
ース120に対してデータ転送要求信号を発生する。
【0063】フレームメモリ制御回路307は、例えば
32ラインの転送要求をCPU300から指示されてい
る場合、このデータ転送要求を受ける度に、先に示した
フォーマットに従って1ライン単位に出力する。こうし
て、指示された全てのラインの転送が完了し、次の転送
要求指示を受けていない場合であって、なお且つ、FL
CD119からデータ転送要求信号を受けると、その旨
をCPU300に割り込み信号として通知する。
【0064】CPU300はこの通知を受けると、部分
書換えした画像の未転送データがあるか判断し、もしな
ければ、フレームメモリ306内に格納されている全画
面の画像データをインターレース方式で、FLCD11
9に転送指示させる。即ち、この割り込み信号を受信す
る度に、1ライン目、3ライン目…1023ライン目、
2ライン目、4ライン目…1024ライン目という順序
で、1ラインずつ転送を行わせるペく、フレームメモリ
制御部307に指示を与える。尚、実際には、FLCD
119からの転送要求信号がきた場合には、次の転送要
求信号が来た場合に転送させるラインの指定を行う。
【0065】即ち、本実施形態におけるFLCD119
においては、表示画像の部分的な更新があった場合には
その更新された部分のみで表示を更新するが、表示画像
に対する変化がない場合には、フレームメモリ306内
の全画像をインターレース的にFLCD119に転送す
る処理を行う。各ラインを順次転送するのではなく、イ
ンターレース転送する理由は、一般に、液晶表示器はそ
の応答が速くないので、見かけ上の表示画像の更新を速
くするためである。
【0066】以上説明した内容に従って、FLCDイン
ターフェース120内のCPU300の動作処理手順
を、図5を用いて説明する。図5において、「領域N
o.」及び「領域フラグ」の項目によって、書換え検出
/フラグ生成回路303における32ビット(32領域
分;1領域は32ラインを示す)の領域フラグ内容を示
す。また、図5における他のフラグの意味は次の通りで
ある。
【0067】●転送完了フラグ:フレームメモリ制御回
路307が、CPU300によって指示された位置の画
像のFLCD119への転送が完了したか否かを示す情
報を保持するフラグ。
【0068】●転送要求フラグ:FLCD119が次の
データ転送要求を要求してきたか否かを示す情報を保持
するフラグ。ただし、この転送要求フラグは、フレーム
メモリ制御回路307が、CPU300で指示されたラ
イン数分の転送が完了していない限りはセットされな
い。なぜなら、この間の転送要求信号は、フレームメモ
リ制御回路307の転送タイミングに使用しており、そ
の転送要求信号に対する割り込み信号は発生しないから
である。
【0069】さて、今、前述の書換え検出/フラグ生成
回路303により、CPU300に対する割り込み要求
が発生すると、CPU300は、まず最初に、書換え検
出/フラグ生成回路303から領域フラグを読み出す。
ここで、書換え検出/フラグ生成回路303からリード
した領域フラグ(32ビット)は、図5に示すようにな
っているものとする。以下、各領域を領域Noによって
表すとする。
【0070】この場合、CPU300は、その先頭から
順に調べて、”1”にセットされている領域の数を調べ
て、FLCD119へ転送する必要のある全ビット数を
演算により得る。例えば図5においては、領域No2お
よびNo4の2領域が”1”にセットされているので、
2(領域の数)×32(ライン/フラグ)=64(ライ
ン)が、転送の必要なライン数である。演算により求め
た全ライン数を、前述のFLCD119内のコントロー
ラ400により発生される転送要求信号の時間間隔で割
ることにより、書換えの必要な全ラインを転送するのに
必要な時間を求めることができる。
【0071】そして、演算により求めた転送時間がSV
GAチップ302が供給する垂直同期信号V−Sync
のフレーム周期より長い場合は、フレームメモリ306
の内容をFLCD119に転送している途中で、VRA
M301から読み出される画像データによりフレームメ
モリ306が更新されないように、CPU300は前述
のフレームメモリ書換え許可/禁止信号をインアクティ
ブにする。
【0072】ついで、CPU300は書換え検出/フラ
グ生成回路303からリードした領域フラグをその先頭
から調べ、最初に”1”にセットされている領域No2
を検出できる。そこでそれに従い、フレームメモリ制御
回路307に対してFLCD119への転送指示(アド
レス及びライン数の指示)を行う。
【0073】フレームメモリ制御回路307から領域N
o2の転送が完了した旨の割り込みを受けると、領域N
o2に対する転送完了フラグを”1”にセットし、つい
で領域No4の転送指示をフレームメモリ制御回路30
7に対して行う。
【0074】このように、CPU300は、書換え検出
/フラグ生成回路303からリードした領域フラグが”
1”にセットされている領域に該当する、フレームメモ
リ306の領域を全てFLCD119に転送したら、フ
レームメモリ書換え許可/禁止信号をアクティブにし、
次の画像データをフレームメモリ306に格納する準備
をする。
【0075】次のデータがそろうまでの待ち時間あるい
は、全ての領域フラグに対応するフレームメモリの領域
の転送を完了した際に、FLCD119から次のデータ
転送要求を受けた場合は、先に説明したように、フレー
ムメモリ306のインターレース転送(1ラインずつ飛
び越し転送)を行うべく、転送する1ラインのアドレス
をセットし、継続してインターレース転送処理を行う。
【0076】以上の説明では、書換え検出/フラグ生成
回路303からリードした領域フラグが”1”にセット
されている領域に該当するフレームメモリ306の領域
を全てFLCD119に転送し終えてから、次の画像デ
ータをフレームメモリ306に格納する準備をするよう
に説明したが、例えば、最後の領域の転送指示をフレー
ムメモリ制御回路307に対して行うと同時に、次の画
像データをフレームメモリ306に格納する準備をする
ようにしても良い。
【0077】具体的には、CPU300は最後の領域の
転送指示をフレームメモリ制御回路307に対して行っ
た後、ライン数カウンタ309の値を読み出す。ライン
数カウンタ309は、先に説明したように、SVGAチ
ップ302が現在VRAM301から読み出している垂
直方向のライン位置を示しているので、CPU300
は、演算により次の画像データをフレームメモリ306
に取り込み開始、および完了する時間を知ることができ
る。ここで、SVGAチップ302のV−Syncおよ
びH−Syncの周期は一定であるので、現在読み出し
ているライン位置を知れば、次のフレームの開始および
終了時間を演算により求めることは容易である。そして
演算の結果、フレームメモリ306に対する次の画像デ
ータの取り込みを完了する前に、最後の領域の転送が完
了することが判明した場合には、最後の領域の転送完了
を待たずに、フレームメモリ書換え許可/禁止信号をア
クティブにし、次の画像データをフレームメモリ306
に格納する準備をする。このように処理することによ
り、フレームの間引きを最小限に抑えることが可能とな
る。
【0078】以上説明したように本実施形態において
は、表示すべき画像データに変化が少ない場合は、VR
AM301に書き込まれた画像データの変化部分のみを
FLCD119に表示することにより、より高速のリフ
レッシュレートを持つ表示装置に表示したのと同等のリ
フレッシュレートを維持することができる。一方、画像
データに変化が多い場合は、VRAM301から読み出
す画像のフレームを最適に間引くことにより、良好な動
画像表示を行うことが可能になる。
【0079】以上説明したように本実施形態によれば、
FLCDにおいて追い越し走査の発生を抑制し、良好な
画像をレスポンスよく表示させることが、高価な部材を
使用することなく可能となる。これは、特に動画像を表
示する場合に有効である。
【0080】尚、本実施形態におけるFLCDインター
フェース120或はFLCD119は、始めから情報処
理装置と一体になっている構成でも良いし、パーソナル
コンピュータに代表される情報処理装置が標準で備える
拡張スロットに搭載する場合でも構わない。
【0081】また、FLCDインターフェース120内
のCPU300は、ROM308に格納されたプログラ
ムに従って処理を行うとしたが、ROM308の代わり
に例えばRAM或は書換え可能で記憶保持可能なEEP
ROMであっても良い。RAMで構成する場合には、情
報処理装置側の電源が投入された場合に、本FLCDイ
ンターフェース120を駆動するためのドライバソフト
の初期段階で、FLCDインターフェース120内のC
PU300に対して該当するプログラムをダウンロード
すれば良い。尚、RAM或はEEPROMにすることに
よる利点は、CPU300の処理プログラムを変更する
ことを容易にするためであると共に、プログラムのデバ
ッグを容易にするためである。
【0082】従って、本実施形態における情報処理装置
或はFLCDインターフェース装置は、単独の装置であ
っても、複数の装置の組み合わせであっても良く、且
つ、外部からプログラムを供給する場合にも適応可能で
ある。
【0083】よって、本発明は上記実施形態によって限
定されるものではなく、本発明の趣旨をかえない限り
は、如何なる場合にも適応可能である。
【0084】また、本実施形態ではFLCD、すなわ
ち、強誘電性液晶表示器を例とし、その表示色は16色
として説明を行なったが、本発明は表示画像を保持でき
る装置であれば如何なる方式にも適応可能であり、FL
CDに限るものではなく、また、発色数も16色に限定
されるものではない。
【0085】<他の実施形態>なお、本発明は、複数の
機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機
器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写
機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0086】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0087】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0088】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0089】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0090】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、表
示画像の記憶保持性を有する表示器に良好な画像をレス
ポンスよく表示させることが可能になる。特に、かかる
表示器に動画像を表示する場合に、良好な画像を表示す
ることが可能となる。
【0092】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態における情報処理シス
テム構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態における画像の表示に関するデータ
の流れの概念を示す図である。
【図3】本実施形態におけるFLCDインターフェース
の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施形態におけるFLCDの構成を示すブロ
ック図である。
【図5】本実施形態におけるFLCDインターフェース
内におけるフラグ推移を示す図である。
【符号の説明】
119 FLCD 120 FLCDインターフェース 300 CPU 301 VRAM 302 SVGAチップ 303 書換え検出/フラグ生成回路 304 MPEGデコーダ 305 2値化中間調処理回路 306 フレームメモリ 307 フレームメモリ制御回路 308 ROM 309 ライン数カウンタ 310 エッジトリガフリップフロップ 311 ANDゲート

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示器と接続される表示制御装置であっ
    て、 表示画像データを保持する第1の保持手段と、 前記第1の保持手段に保持された画像データを読み出し
    て前記表示器における表示形式に変換する変換手段と、 前記変換手段により変換された画像データを保持する第
    2の保持手段と、 前記第2の保持手段に保持された画像データを読み出し
    て前記表示器へ送出する送出手段と、 前記送出手段によって前記第2の保持手段から画像デー
    タが読み出されている期間は該第2の保持手段への画像
    データの書き込みを禁止する制御手段と、 を有することを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第2の保持手段へ
    の画像データの書き込みを、前記第1の保持手段からの
    画像データの読み出しのタイミングに基づいて制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第2の保持手段へ
    の画像データの書き込みを、前記第1の保持手段から画
    像データを読み出す際に発生するフレーム同期信号に基
    づいて制御することを特徴とする請求項1記載の表示制
    御装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記第1の保持手段に対する書き
    込み状況を監視する監視手段を有し、 前記制御手段は、前記監視手段により前記第1の保持手
    段への書き込みが検出された領域に対応する前記第2の
    保持手段内の画像データを送出するように、前記送出手
    段を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の表示制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記第2の保持手段へ
    の画像データの書き込みを、前記送出手段による画像デ
    ータの読み出しが終了するよりも所定時間分早く許可す
    ることを特徴とする請求項4記載の表示制御装置。
  6. 【請求項6】 前記所定時間は、演算によって決定され
    ることを特徴とする請求項5記載の表示制御装置。
  7. 【請求項7】 前記表示器は、表示画像の記憶保持特性
    を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに
    記載の表示制御装置。
  8. 【請求項8】 表示器を制御する表示制御方法であっ
    て、 第1の保持手段に表示画像データを格納する第1の格納
    工程と、 前記第1の保持手段に格納された画像データを読み出し
    て前記表示器における表示形式に変換する変換工程と、 前記変換工程において変換された画像データを第2の保
    持手段に格納する第2の保持工程と、 前記第2の保持手段に格納された画像データを読み出し
    て前記表示器へ送出する際に、前記第2の保持手段から
    画像データが読み出されている期間は該第2の保持手段
    への画像データの書き込みを禁止する送出工程と、 を有することを特徴とする表示制御方法。
  9. 【請求項9】 前記送出工程においては、前記第2の保
    持手段への画像データの書き込みを、前記第1の保持手
    段からの画像データの読み出しのタイミングに基づいて
    制御することを特徴とする請求項8記載の表示制御方
    法。
  10. 【請求項10】 前記送出工程においては、前記第2の
    保持手段への画像データの書き込みを、前記第1の保持
    手段から画像データを読み出す際に発生するフレーム同
    期信号に基づいて制御することを特徴とする請求項8記
    載の表示制御方法。
  11. 【請求項11】 更に、前記第1の保持手段に対する書
    き込み状況を監視する監視工程を有し、 前記送出工程においては、前記監視工程において前記第
    1の保持手段への書き込みが検出された領域に対応する
    前記第2の保持手段内の画像データを送出することを特
    徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の表示制御
    方法。
  12. 【請求項12】 前記送出工程においては、前記第2の
    保持手段への画像データの書き込みを、該第2の保持手
    段からの画像データの読み出しが終了するよりも所定時
    間分早く行なうことを特徴とする請求項11記載の表示
    制御方法。
  13. 【請求項13】 前記所定時間は、演算によって決定さ
    れることを特徴とする請求項12記載の表示制御方法。
  14. 【請求項14】 前記表示器は、表示画像保持特性を有
    することを特徴とする請求項8乃至13のいずれかに記
    載の表示制御方法。
  15. 【請求項15】 表示器を制御する表示制御方法のプロ
    グラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリであ
    って、 第1の保持手段に表示画像データを格納する第1の格納
    工程のコードと、 前記第1の保持手段に格納された画像データを読み出し
    て前記表示器における表示形式に変換する変換工程のコ
    ードと、 前記変換工程において変換された画像データを第2の保
    持手段に格納する第2の保持工程のコードと、 前記第2の保持手段に格納された画像データを読み出し
    て前記表示器へ送出する際に、前記第2の保持手段から
    画像データが読み出されている期間は該第2の保持手段
    への画像データの書き込みを禁止する送出工程のコード
    と、 を有することを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011237709A (ja) * 2010-05-13 2011-11-24 Seiko Epson Corp 表示装置の制御方法、表示装置、及び表示装置の制御装置
JP2012042873A (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 Seiko Epson Corp 制御装置、表示装置及び表示装置の制御方法
JP2012058614A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Seiko Epson Corp 制御装置、表示装置及び表示装置の制御方法
JP2012198404A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Seiko Epson Corp 制御装置、表示装置および電子機器
JP2012198405A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Seiko Epson Corp 制御装置、表示装置、電子機器および駆動方法

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