JPH07141880A - メモリ装置及びデータ処理装置 - Google Patents
メモリ装置及びデータ処理装置Info
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- JPH07141880A JPH07141880A JP5160934A JP16093493A JPH07141880A JP H07141880 A JPH07141880 A JP H07141880A JP 5160934 A JP5160934 A JP 5160934A JP 16093493 A JP16093493 A JP 16093493A JP H07141880 A JPH07141880 A JP H07141880A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 データの書き込み方向あるいは読み出し方向
を二系統具備したメモリ装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明に係るメモリ装置は、データの入出力
経路を二系統具備した記憶回路15と、前記記憶回路1
5に対して、行方向から書き込みを行うか列方向から書
き込みを行うかを選択する書き込み方向選択フラグレジ
スタ18と、前記書き込み方向選択フラグレジスタ18
の出力に基づいて、前記記憶回路15の列あるいは行方
向のメモリセルを選択するセレクタと、前記セレクタで
選択されたメモリセルに対して、列方向から書き込みを
行う書き込み回路と、行方向から書き込みを行う書き込
み回路とを備えたものである。
を二系統具備したメモリ装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明に係るメモリ装置は、データの入出力
経路を二系統具備した記憶回路15と、前記記憶回路1
5に対して、行方向から書き込みを行うか列方向から書
き込みを行うかを選択する書き込み方向選択フラグレジ
スタ18と、前記書き込み方向選択フラグレジスタ18
の出力に基づいて、前記記憶回路15の列あるいは行方
向のメモリセルを選択するセレクタと、前記セレクタで
選択されたメモリセルに対して、列方向から書き込みを
行う書き込み回路と、行方向から書き込みを行う書き込
み回路とを備えたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置における
メモリ装置に関するものであり、特に、書き込み方向あ
るいは読み出し方向を二系統具備するメモリ装置に関す
る。
メモリ装置に関するものであり、特に、書き込み方向あ
るいは読み出し方向を二系統具備するメモリ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、情報を記憶する装置としてメモリ
装置があり、データの入出力においては、ワード単位で
行われている。例えば、先入れ先出し機能を持つファー
スト・イン・ファースト・メモリ等がこれに該当する。
図7は、従来のメモリ装置の構成を示したものである。
図において、1は書き込まれたデータを格納するN行×
M列のメモリセルからなる記憶回路であり、Nビットデ
ータの入出力経路(以下「行方向」と記述する。)を持
つ。2はタイミング制御回路であり、外部装置で生成さ
れた書き込み要求信号13あるいは読み出し要求信号1
4を受けて書き込み信号26、読み出し信号35及びプ
リチャージ信号34(後記述)を生成する。3はNビッ
トのデータの書き込み回路であり、タイミング制御回路
2から書き込み信号26を受けて、Nビットのデータ入
力線8から入力されたNビットのデータを記憶回路1に
対して書き込む。4はNビットのデータの読み出し回路
であり、タイミング制御回路2から読み出し信号35を
受けて、記憶回路1に格納されているNビットのデータ
を読み出し、Nビットのデータ出力線9に出力させる。
また、読み出し回路4では、タイミング制御回路2から
プリチャージ信号34を受けることにより、データの書
き込み動作及び読み出し動作も制御されている。5は書
き込みポインタであり、タイミング制御回路2から書き
込み信号26を受けて、記憶回路1に入力されたデータ
の格納されるアドレスを指示するためのIビット(M=
2I )の書き込みアドレス信号10を生成し、セレクタ
7に出力するものである。6は読み出しポインタであ
り、タイミング制御回路2から読み出し信号35を受け
て、記憶回路1から読み出されるデータのアドレスを指
示するためのIビット(M=2I )の読み出しアドレス
信号11を生成し、セレクタ7に出力するものである。
セレクタ7は、書き込みアドレス信号10あるいは読み
出しアドレス信号11に基づいてそれぞれデータの書き
込み位置あるいは読み出し位置を選択し、Mビットのデ
ータ選択信号線12のうちの1ビットを指定することに
より記憶回路1への書き込み位置あるいは記憶回路1か
らの読み出し位置を制御する。
装置があり、データの入出力においては、ワード単位で
行われている。例えば、先入れ先出し機能を持つファー
スト・イン・ファースト・メモリ等がこれに該当する。
図7は、従来のメモリ装置の構成を示したものである。
図において、1は書き込まれたデータを格納するN行×
M列のメモリセルからなる記憶回路であり、Nビットデ
ータの入出力経路(以下「行方向」と記述する。)を持
つ。2はタイミング制御回路であり、外部装置で生成さ
れた書き込み要求信号13あるいは読み出し要求信号1
4を受けて書き込み信号26、読み出し信号35及びプ
リチャージ信号34(後記述)を生成する。3はNビッ
トのデータの書き込み回路であり、タイミング制御回路
2から書き込み信号26を受けて、Nビットのデータ入
力線8から入力されたNビットのデータを記憶回路1に
対して書き込む。4はNビットのデータの読み出し回路
であり、タイミング制御回路2から読み出し信号35を
受けて、記憶回路1に格納されているNビットのデータ
を読み出し、Nビットのデータ出力線9に出力させる。
また、読み出し回路4では、タイミング制御回路2から
プリチャージ信号34を受けることにより、データの書
き込み動作及び読み出し動作も制御されている。5は書
き込みポインタであり、タイミング制御回路2から書き
込み信号26を受けて、記憶回路1に入力されたデータ
の格納されるアドレスを指示するためのIビット(M=
2I )の書き込みアドレス信号10を生成し、セレクタ
7に出力するものである。6は読み出しポインタであ
り、タイミング制御回路2から読み出し信号35を受け
て、記憶回路1から読み出されるデータのアドレスを指
示するためのIビット(M=2I )の読み出しアドレス
信号11を生成し、セレクタ7に出力するものである。
セレクタ7は、書き込みアドレス信号10あるいは読み
出しアドレス信号11に基づいてそれぞれデータの書き
込み位置あるいは読み出し位置を選択し、Mビットのデ
ータ選択信号線12のうちの1ビットを指定することに
より記憶回路1への書き込み位置あるいは記憶回路1か
らの読み出し位置を制御する。
【0003】図8は、記憶回路1、書き込み回路2及び
読み出し回路3の回路構成図である。図において、記憶
回路1を構成するN行×M列からなるメモリセルのi行
j列目をAij(0≦i≦n,0≦i≦m)とし、M列か
らなる書き込み回路2のj列目をBj (0≦i≦m)と
し、M列からなる読み出し回路3のj列目をCj (0≦
j≦m)とする。例えばメモリセルA11の構成につい
て、12aはMビットのメモリセル選択信号線12のう
ちの1ビット分、20、21は行方向から入力されるデ
ータの内部バス、22、23はメモリセルを構成するイ
ンバータである。24、25はトランジスタゲートであ
り、メモリセル選択信号線12aに基づいて行方向から
入力されるデータのメモリセルへの入力及び行方向から
出力されるデータのメモリセルからの出力を制御する。
また、書き込み回路B1 の構成について、8aはNビッ
トのデータ入力線7のうちの1ビット分、27、28は
データの書き込み信号26によって制御されるトランジ
スタゲート、29は入力データを反転させる反転用イン
バータである。また、読み出し回路C1 の構成につい
て、30〜33はデータの書き込み/読み出し動作を制
御するプリチャージトランジスタゲートであり、プリチ
ャージトランジスタゲート32、33はプリチャージ信
号34によって制御されている。36は読み出されるデ
ータの出力バッファ、9aはNビットのデータ出力線9
のうちの1ビット分である。すべてのメモリセルAij、
Bj 及びCj は、それぞれA11、B1 及びC1 と同様に
構成されているので符号の図示は省略するが、相当する
部分に同一の符号を付与して以後記述する。書き込み信
号26は、書き込み回路(B1 ,B2 ,…Bn )のそれ
ぞれのトランジスタゲート27、28に伝達される。M
ビットのメモリセル選択信号線12aは、メモリセル
(A11,A21,…An1)のトランジスタゲート24、2
5に接続されている。プリチャージ信号34は、読み出
し回路(C1 ,C2 ,…Cn )のそれぞれのプリチャー
ジトランジスタ32、33に伝達される。読み出し信号
35は、読み出し回路(C1 ,C2 ,…Cn )のそれぞ
れの出力バッファ36に伝達される。
読み出し回路3の回路構成図である。図において、記憶
回路1を構成するN行×M列からなるメモリセルのi行
j列目をAij(0≦i≦n,0≦i≦m)とし、M列か
らなる書き込み回路2のj列目をBj (0≦i≦m)と
し、M列からなる読み出し回路3のj列目をCj (0≦
j≦m)とする。例えばメモリセルA11の構成につい
て、12aはMビットのメモリセル選択信号線12のう
ちの1ビット分、20、21は行方向から入力されるデ
ータの内部バス、22、23はメモリセルを構成するイ
ンバータである。24、25はトランジスタゲートであ
り、メモリセル選択信号線12aに基づいて行方向から
入力されるデータのメモリセルへの入力及び行方向から
出力されるデータのメモリセルからの出力を制御する。
また、書き込み回路B1 の構成について、8aはNビッ
トのデータ入力線7のうちの1ビット分、27、28は
データの書き込み信号26によって制御されるトランジ
スタゲート、29は入力データを反転させる反転用イン
バータである。また、読み出し回路C1 の構成につい
て、30〜33はデータの書き込み/読み出し動作を制
御するプリチャージトランジスタゲートであり、プリチ
ャージトランジスタゲート32、33はプリチャージ信
号34によって制御されている。36は読み出されるデ
ータの出力バッファ、9aはNビットのデータ出力線9
のうちの1ビット分である。すべてのメモリセルAij、
Bj 及びCj は、それぞれA11、B1 及びC1 と同様に
構成されているので符号の図示は省略するが、相当する
部分に同一の符号を付与して以後記述する。書き込み信
号26は、書き込み回路(B1 ,B2 ,…Bn )のそれ
ぞれのトランジスタゲート27、28に伝達される。M
ビットのメモリセル選択信号線12aは、メモリセル
(A11,A21,…An1)のトランジスタゲート24、2
5に接続されている。プリチャージ信号34は、読み出
し回路(C1 ,C2 ,…Cn )のそれぞれのプリチャー
ジトランジスタ32、33に伝達される。読み出し信号
35は、読み出し回路(C1 ,C2 ,…Cn )のそれぞ
れの出力バッファ36に伝達される。
【0004】このように構成されたメモリ装置では、デ
ータを書き込む場合、書き込みポインタ5の値を受けた
セレクタ7により、1ワード(Nビット)分のメモリセ
ル、例えばメモリセル(A11,A21,…An1)が選択さ
れ、書き込み回路(B1 ,B2 ,…Bn )に入力された
1ワード分(Nビット)のデータが、選択されたメモリ
セル(A11,A21,…An1)に格納される。このような
操作が書き込みポインタ5のアドレス指定に基づいて繰
り返し行われ、記憶回路1に行方向からデータが書き込
まれる。データを読み出す場合、読み出しポインタ6の
値を受けたセレクタ7により、1ワード(Nビット)分
のメモリセル、例えばメモリセル(A11,A21,…
An1)が選択され、メモリセル(A11,A21,…An1)
に格納されているNビットのデータが読み出し回路(C
1 ,C2 ,…Cn )から出力される。このような操作が
読み出しポインタ6のアドレス指定に基づいて繰り返し
行われ、記憶回路1の行方向からデータが読み出され
る。
ータを書き込む場合、書き込みポインタ5の値を受けた
セレクタ7により、1ワード(Nビット)分のメモリセ
ル、例えばメモリセル(A11,A21,…An1)が選択さ
れ、書き込み回路(B1 ,B2 ,…Bn )に入力された
1ワード分(Nビット)のデータが、選択されたメモリ
セル(A11,A21,…An1)に格納される。このような
操作が書き込みポインタ5のアドレス指定に基づいて繰
り返し行われ、記憶回路1に行方向からデータが書き込
まれる。データを読み出す場合、読み出しポインタ6の
値を受けたセレクタ7により、1ワード(Nビット)分
のメモリセル、例えばメモリセル(A11,A21,…
An1)が選択され、メモリセル(A11,A21,…An1)
に格納されているNビットのデータが読み出し回路(C
1 ,C2 ,…Cn )から出力される。このような操作が
読み出しポインタ6のアドレス指定に基づいて繰り返し
行われ、記憶回路1の行方向からデータが読み出され
る。
【0005】次に、メモリ装置の動作タイミングについ
て、1ビット分のデータの書き込み及び読み出しを、書
き込み回路B1 、メモリセルA11及び書き込み回路C1
で行う場合を例に図9を用いて説明する。図9は、メモ
リ装置へのデータの書き込み及び読み出しを行う場合の
タイミングチャート図である。
て、1ビット分のデータの書き込み及び読み出しを、書
き込み回路B1 、メモリセルA11及び書き込み回路C1
で行う場合を例に図9を用いて説明する。図9は、メモ
リ装置へのデータの書き込み及び読み出しを行う場合の
タイミングチャート図である。
【0006】まず始めに、データ書き込みを行う場合、
外部装置から書き込み要求信号13を受けたタイミング
制御回路2で書き込み信号26が生成され、該書き込み
信号26が書き込みポインタ5及び書き込み回路3に非
同期的に入力される。書き込みポインタ5では、書き込
み信号26が“H”レベルになると、書き込みアドレス
信号10を生成し、該書き込みアドレス信号10をセレ
クタ7に出力する。セレクタ7では、書き込みアドレス
信号10に基づいてメモリセル選択信号線12aを
“H”レベルにし、ゲート24、25を開いてメモリセ
ルA11を選択する。またこのとき、書き込み回路3で
は、書き込み信号26が“H”レベルとなり、データ入
力線8aに入力されたデータ及びその反転データがそれ
ぞれ内部バス20及び21に出力される。すなわち、メ
モリセルの選択と書き込み回路3への書き込み信号のタ
イミングにより、選択されたメモリセルA11に対してデ
ータの書き込みを行う。データの書き込みが行われてい
る間、プリチャージ信号34は“L”レベルから“H”
レベルになり、ゲート32、33が閉じてプリチャージ
が解除されている。書き込み、読み出し時以外はプリチ
ャージ信号34は“L”レベルになり、ゲート32、3
3が開いてプリチャージされている。プリチャージ期
間、トランジスタ30、31はOFFしている。これ
は、データの読み出し時にゲート24、25が開かれた
とき、メモリセル内のデータが反転するのを防止するた
めである。
外部装置から書き込み要求信号13を受けたタイミング
制御回路2で書き込み信号26が生成され、該書き込み
信号26が書き込みポインタ5及び書き込み回路3に非
同期的に入力される。書き込みポインタ5では、書き込
み信号26が“H”レベルになると、書き込みアドレス
信号10を生成し、該書き込みアドレス信号10をセレ
クタ7に出力する。セレクタ7では、書き込みアドレス
信号10に基づいてメモリセル選択信号線12aを
“H”レベルにし、ゲート24、25を開いてメモリセ
ルA11を選択する。またこのとき、書き込み回路3で
は、書き込み信号26が“H”レベルとなり、データ入
力線8aに入力されたデータ及びその反転データがそれ
ぞれ内部バス20及び21に出力される。すなわち、メ
モリセルの選択と書き込み回路3への書き込み信号のタ
イミングにより、選択されたメモリセルA11に対してデ
ータの書き込みを行う。データの書き込みが行われてい
る間、プリチャージ信号34は“L”レベルから“H”
レベルになり、ゲート32、33が閉じてプリチャージ
が解除されている。書き込み、読み出し時以外はプリチ
ャージ信号34は“L”レベルになり、ゲート32、3
3が開いてプリチャージされている。プリチャージ期
間、トランジスタ30、31はOFFしている。これ
は、データの読み出し時にゲート24、25が開かれた
とき、メモリセル内のデータが反転するのを防止するた
めである。
【0007】次に、データを読み出す場合、外部装置か
ら読み出し要求信号14を受けたタイミング制御回路2
で読み出し信号35が生成され、該読み出し信号35が
読み出しポインタ6及び読み出し回路4に非同期的に入
力される。読み出しポインタ6では、読み出し信号35
が“H”レベルになると、読み出しアドレス信号11を
生成し、該読み出しアドレス信号11をセレクタ7に出
力する。セレクタ7では、読み出しアドレス信号11に
基づいてメモリセル選択信号線12aを“H”レベルに
し、ゲート24、25を開いてメモリセルA11を選択す
る。このとき、データプリチャージ信号34が“L”レ
ベルから“H”レベルになるようにタイミング制御回路
2で制御され、ゲート32、33が閉じてプリチャージ
が解除される。メモリセル内のデータが“0”の場合、
すなわちインバータ22の出力が“L”の場合、プリチ
ャージされた内部バス20にチャージされた電荷が、イ
ンバータ22の“L”出力によりインバータ23を通し
て引き抜かれ、内部バス20は“L”になる。これによ
りトランジスタ31がONし、内部バス21は“H”に
確定、これによりトランジスタ30がOFFし、内部バ
ス20は“L”に確定する。メモリセル内のデータが
“1”の場合、すなわちインバータ22の出力が“H”
の場合、プリチャージされた内部バス21にチャージさ
れた電荷が、インバータ23の“L”出力によりインバ
ータ22を通して引き抜かれ、内部バス21は“L”に
なる。これによりトランジスタ30がONし、これによ
り内部バス20は“H”に確定する。このようにして内
部バス20の状態が確定し、出力バッファ36に入力さ
れる。出力バッファは、メモリ装置のタイミング制御回
路2によりデータ読み出し信号35が“L”レベルに指
定されると、データを出力させる。
ら読み出し要求信号14を受けたタイミング制御回路2
で読み出し信号35が生成され、該読み出し信号35が
読み出しポインタ6及び読み出し回路4に非同期的に入
力される。読み出しポインタ6では、読み出し信号35
が“H”レベルになると、読み出しアドレス信号11を
生成し、該読み出しアドレス信号11をセレクタ7に出
力する。セレクタ7では、読み出しアドレス信号11に
基づいてメモリセル選択信号線12aを“H”レベルに
し、ゲート24、25を開いてメモリセルA11を選択す
る。このとき、データプリチャージ信号34が“L”レ
ベルから“H”レベルになるようにタイミング制御回路
2で制御され、ゲート32、33が閉じてプリチャージ
が解除される。メモリセル内のデータが“0”の場合、
すなわちインバータ22の出力が“L”の場合、プリチ
ャージされた内部バス20にチャージされた電荷が、イ
ンバータ22の“L”出力によりインバータ23を通し
て引き抜かれ、内部バス20は“L”になる。これによ
りトランジスタ31がONし、内部バス21は“H”に
確定、これによりトランジスタ30がOFFし、内部バ
ス20は“L”に確定する。メモリセル内のデータが
“1”の場合、すなわちインバータ22の出力が“H”
の場合、プリチャージされた内部バス21にチャージさ
れた電荷が、インバータ23の“L”出力によりインバ
ータ22を通して引き抜かれ、内部バス21は“L”に
なる。これによりトランジスタ30がONし、これによ
り内部バス20は“H”に確定する。このようにして内
部バス20の状態が確定し、出力バッファ36に入力さ
れる。出力バッファは、メモリ装置のタイミング制御回
路2によりデータ読み出し信号35が“L”レベルに指
定されると、データを出力させる。
【0008】メモリ装置では、上記のようなデータ書き
込み動作とデータ読み出し動作が、ともに無関係に非同
期的に行われる。
込み動作とデータ読み出し動作が、ともに無関係に非同
期的に行われる。
【0009】コンピュータシステムを構成する装置はそ
れぞれ処理速度が異なるため、処理速度の速いCPUな
どは入出力装置などのタイミングに合わせるために、か
なりの待ち時間が発生するので、バッファを設けて一時
的にデータを記憶させ、処理速度の遅い装置を有効に利
用できるようにしている。図10は、マイクロコンピュ
ータの中で従来のメモリ装置をシリアルI/Oのバッフ
ァとして用いた場合のブロック図である。図において、
40は例えば8行×8列の上述のメモリ装置、49はメ
モリ装置40への読み出し書き込みを制御するデータ制
御信号線(図7の書き込み要求信号13及び読み出し要
求信号14)、41は外部とのデータのやりとりを1ビ
ット単位で行うシリアルI/O、42はCPU(図示せ
ず)と接続されるデータバス/アドレスバス、43は所
望のデータを前記データバス/アドレスバス42からメ
モリ装置40に入力するための8ビットのデータ信号
線、44はメモリ装置40からシリアルI/O41にデ
ータを入力するための8ビットのデータ信号線、58は
メモリ装置40からデータバス/アドレスバス42にデ
ータを入力するための8ビットのデータ信号線、45は
シリアルI/O41からメモリ装置40へデータを入力
するための8ビットのデータ信号線、46は外部からシ
リアルI/O41に入力される1ビットのデータ信号
線、47はシリアルI/O41から外部に出力される1
ビットのデータ信号線、48はシリアルI/O41への
データ入力及びシリアルI/Oからのデータ出力を制御
するデータ制御信号線である。
れぞれ処理速度が異なるため、処理速度の速いCPUな
どは入出力装置などのタイミングに合わせるために、か
なりの待ち時間が発生するので、バッファを設けて一時
的にデータを記憶させ、処理速度の遅い装置を有効に利
用できるようにしている。図10は、マイクロコンピュ
ータの中で従来のメモリ装置をシリアルI/Oのバッフ
ァとして用いた場合のブロック図である。図において、
40は例えば8行×8列の上述のメモリ装置、49はメ
モリ装置40への読み出し書き込みを制御するデータ制
御信号線(図7の書き込み要求信号13及び読み出し要
求信号14)、41は外部とのデータのやりとりを1ビ
ット単位で行うシリアルI/O、42はCPU(図示せ
ず)と接続されるデータバス/アドレスバス、43は所
望のデータを前記データバス/アドレスバス42からメ
モリ装置40に入力するための8ビットのデータ信号
線、44はメモリ装置40からシリアルI/O41にデ
ータを入力するための8ビットのデータ信号線、58は
メモリ装置40からデータバス/アドレスバス42にデ
ータを入力するための8ビットのデータ信号線、45は
シリアルI/O41からメモリ装置40へデータを入力
するための8ビットのデータ信号線、46は外部からシ
リアルI/O41に入力される1ビットのデータ信号
線、47はシリアルI/O41から外部に出力される1
ビットのデータ信号線、48はシリアルI/O41への
データ入力及びシリアルI/Oからのデータ出力を制御
するデータ制御信号線である。
【0010】メモリ装置40では、データ信号線43に
入力される8ビットの外部出力用データをシリアルI/
O41に入力する前にメモリ装置40の容量分(8×8
ビット)だけストックしておき、あるいは、1ビットの
データ信号線46を介して外部からシリアルI/O41
に入力されたデータを、データ信号線45を介してメモ
リ装置40に入力させ、メモリ装置40の容量分だけス
トックしておく。そして、メモリ装置40がフルになっ
た時(8×8ビット)にデータ信号線44又はデータ信
号線58を出力経路として、CPUを呼び出しデータ処
理を行うことにより、CPUとシリアルI/Oとの処理
速度違いを整合することができる。
入力される8ビットの外部出力用データをシリアルI/
O41に入力する前にメモリ装置40の容量分(8×8
ビット)だけストックしておき、あるいは、1ビットの
データ信号線46を介して外部からシリアルI/O41
に入力されたデータを、データ信号線45を介してメモ
リ装置40に入力させ、メモリ装置40の容量分だけス
トックしておく。そして、メモリ装置40がフルになっ
た時(8×8ビット)にデータ信号線44又はデータ信
号線58を出力経路として、CPUを呼び出しデータ処
理を行うことにより、CPUとシリアルI/Oとの処理
速度違いを整合することができる。
【0011】図11は、マイクロコンピュータの中で従
来のメモリ装置をパルス出力ポートのバッファとして用
いた場合のブロック図である。図において、50は例え
ば8行×4列の上述のメモリ装置、57はメモリ装置4
0への読み出し書き込みを制御するデータ制御信号線
(図7の書き込み要求信号13及び読み出し要求信号1
4)、51はパルス出力ポートであり、データが入力さ
れ、クロック同期でパラレルデータを出力させる。52
はCPU(図示せず)と接続されるデータバス/アドレ
スバス、53は所望のデータを前記データバス/アドレ
スバス52からメモリ装置50に入力するための4ビッ
トのデータ信号線、54はメモリ装置50からパルス出
力ポート51にデータを入力するための4ビットのデー
タ信号線、55はパルス出力ポート51からリパラレル
データを出力させるためのデータ信号線、56はパルス
出力ポート51へのデータ入力及びパルス出力ポート5
1からのデータ出力を制御するデータ制御信号線であ
る。
来のメモリ装置をパルス出力ポートのバッファとして用
いた場合のブロック図である。図において、50は例え
ば8行×4列の上述のメモリ装置、57はメモリ装置4
0への読み出し書き込みを制御するデータ制御信号線
(図7の書き込み要求信号13及び読み出し要求信号1
4)、51はパルス出力ポートであり、データが入力さ
れ、クロック同期でパラレルデータを出力させる。52
はCPU(図示せず)と接続されるデータバス/アドレ
スバス、53は所望のデータを前記データバス/アドレ
スバス52からメモリ装置50に入力するための4ビッ
トのデータ信号線、54はメモリ装置50からパルス出
力ポート51にデータを入力するための4ビットのデー
タ信号線、55はパルス出力ポート51からリパラレル
データを出力させるためのデータ信号線、56はパルス
出力ポート51へのデータ入力及びパルス出力ポート5
1からのデータ出力を制御するデータ制御信号線であ
る。
【0012】メモリ装置50では、図10のメモリ装置
40と同様にパルス出力ポート51に入力されるべきデ
ータをメモリ装置50の容量分(8×4ビット)だけス
トックしておくことができ、メモリ装置がフルになった
時にデータ信号線4を出力経路として、CPUを呼び出
しデータ処理を行うことにより、パルス出力ポートとC
PUとの処理速度の違いを整合する。
40と同様にパルス出力ポート51に入力されるべきデ
ータをメモリ装置50の容量分(8×4ビット)だけス
トックしておくことができ、メモリ装置がフルになった
時にデータ信号線4を出力経路として、CPUを呼び出
しデータ処理を行うことにより、パルス出力ポートとC
PUとの処理速度の違いを整合する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のメモリ装置は以
上のように構成されているので、データの書き込み方向
及び読み出し方向がそれぞれ一系統ずつしかなく、1つ
の入力方向から入力されるデータの記憶領域としてしか
使用することができなかった。例えば、1つのチップ内
でシリアルI/O用のバッファとパルス出力ポート用の
バッファとを必要とする場合、取り扱うデータのビット
数が異なるため2つのメモリ装置を設けなければなら
ず、チップ面積が大型化するという問題点があった。
上のように構成されているので、データの書き込み方向
及び読み出し方向がそれぞれ一系統ずつしかなく、1つ
の入力方向から入力されるデータの記憶領域としてしか
使用することができなかった。例えば、1つのチップ内
でシリアルI/O用のバッファとパルス出力ポート用の
バッファとを必要とする場合、取り扱うデータのビット
数が異なるため2つのメモリ装置を設けなければなら
ず、チップ面積が大型化するという問題点があった。
【0014】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、データの書き込み方向あるいは
読み出し方向を二系統具備したメモリ装置を提供するこ
とを目的とする。
ためになされたもので、データの書き込み方向あるいは
読み出し方向を二系統具備したメモリ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係るメモリ装
置においては、書き込みあるいは読み出しアドレス信号
を生成するアドレス発生回路と、N行×M列からなるメ
モリセルで構成され、前記アドレス信号に対応したアド
レスのメモリセルに対してデータの書き込みあるいは読
み出しが行われる記憶回路と、前記アドレス信号が前記
記憶回路の行アドレスであることを示す第1の信号ある
いは前記アドレス信号が前記記憶回路の列アドレスであ
ることを示す第2の信号を生成する回路と、前記アドレ
ス信号と前記第1の信号又は第2の信号を受け、前記第
1の信号を受けた場合は、前記記憶回路に対して前記ア
ドレス信号に対応したI行目(1≦I≦N)のメモリセ
ルを選択し、前記第2の信号を受けた場合は、前記記憶
回路に対して前記アドレス信号に対応したI列目(1≦
I≦N)のメモリセルを選択する選択回路とを備えたこ
とを特徴とする。
置においては、書き込みあるいは読み出しアドレス信号
を生成するアドレス発生回路と、N行×M列からなるメ
モリセルで構成され、前記アドレス信号に対応したアド
レスのメモリセルに対してデータの書き込みあるいは読
み出しが行われる記憶回路と、前記アドレス信号が前記
記憶回路の行アドレスであることを示す第1の信号ある
いは前記アドレス信号が前記記憶回路の列アドレスであ
ることを示す第2の信号を生成する回路と、前記アドレ
ス信号と前記第1の信号又は第2の信号を受け、前記第
1の信号を受けた場合は、前記記憶回路に対して前記ア
ドレス信号に対応したI行目(1≦I≦N)のメモリセ
ルを選択し、前記第2の信号を受けた場合は、前記記憶
回路に対して前記アドレス信号に対応したI列目(1≦
I≦N)のメモリセルを選択する選択回路とを備えたこ
とを特徴とする。
【0016】また、前記記憶回路は、Nビットデータの
入力又は出力経路とMビットデータの入力又は出力経路
とを持つことを特徴とする。
入力又は出力経路とMビットデータの入力又は出力経路
とを持つことを特徴とする。
【0017】更に、この発明に係るデータ処理装置にお
いては、データ処理部とデータ処理部の外部とでデータ
を通信する第1の通信手段と、データ処理部とデータ処
理部の外部とでデータを通信する第2の通信手段と、デ
ータ処理部の命令に基づいて前記第1の通信手段の緩衝
域として用いられる場合と前記第2の通信手段の緩衝域
として用いられる場合とを有するメモリ装置を備えたこ
とを特徴とする。
いては、データ処理部とデータ処理部の外部とでデータ
を通信する第1の通信手段と、データ処理部とデータ処
理部の外部とでデータを通信する第2の通信手段と、デ
ータ処理部の命令に基づいて前記第1の通信手段の緩衝
域として用いられる場合と前記第2の通信手段の緩衝域
として用いられる場合とを有するメモリ装置を備えたこ
とを特徴とする。
【0018】
【作用】この発明に係るメモリ装置においては、記憶回
路のメモリセル内にデータ書き込みあるいは読み出しを
行う際に、アドレス発生回路で生成されたアドレス信号
が行アドレスを示すのか列アドレスを示すのかを選択す
る信号に基づいて、前記アドレス信号のデコーダ出力で
あるメモリ選択信号を列方向に配列されたメモリセル列
を選択する信号と行方向に配列されたメモリセル列を選
択する信号に切り換えることができるので、行方向に配
列されたメモリセル列を選択したり、列方向に配列され
たメモリセル列を選択したりすることができる。
路のメモリセル内にデータ書き込みあるいは読み出しを
行う際に、アドレス発生回路で生成されたアドレス信号
が行アドレスを示すのか列アドレスを示すのかを選択す
る信号に基づいて、前記アドレス信号のデコーダ出力で
あるメモリ選択信号を列方向に配列されたメモリセル列
を選択する信号と行方向に配列されたメモリセル列を選
択する信号に切り換えることができるので、行方向に配
列されたメモリセル列を選択したり、列方向に配列され
たメモリセル列を選択したりすることができる。
【0019】更に、この発明に係るデータ処理装置にお
いては、行方向に配列されたメモリセル列を選択した
り、列方向に配列されたメモリセル列を選択したりする
ことにより、列方向のメモリセルのビット数と行方向の
メモリセルのビット数の2通りのビット数のデータを入
出力させ、ビット数の異なるデータを扱う2つの通信手
段の緩衝域として兼用できる。
いては、行方向に配列されたメモリセル列を選択した
り、列方向に配列されたメモリセル列を選択したりする
ことにより、列方向のメモリセルのビット数と行方向の
メモリセルのビット数の2通りのビット数のデータを入
出力させ、ビット数の異なるデータを扱う2つの通信手
段の緩衝域として兼用できる。
【0020】
実施例1.図1はこの発明の第1の実施例を示すメモリ
装置の構成図である。図において、2〜6、8〜14
は、従来装置と同一あるいは相当する部分である。15
は書き込まれたデータを格納するN行、M列からなる記
憶回路であり、Nビットデータの入出力経路(行方向)
とMビットデータの入出力経路(以下「列方向」と記述
する。)を持つ。16はMビット分のデータの書き込み
回路であり、Mビット分のデータ入力線17から入力さ
れたMビット分のデータを記憶回路15に対して書き込
む。18はラッチ等で構成された書き込み方向選択フラ
グレジスタであり、CPUから出力されるアドレス信号
をデコードするアドレスデコーダ(図示せず)からの信
号19によって指定され、記憶回路15に対して行方向
から書き込みを行うか列方向から書き込みを行うかを指
定することができ、ラッチの機能により書き換えが発生
するまで指定時の値を保持することのできるレジスタで
ある。37はセレクタであり、書き込みアドレス信号1
0あるいは読み出しアドレス信号11に基づいてそれぞ
れデータの書き込み位置あるいは読み出し位置を選択
し、Mビットのメモリセル選択信号線12のうちの1ビ
ット分あるいはNビットのメモリセル選択信号線38の
うちの1ビット分により記憶回路15への書き込み位置
あるいは読み出し位置を制御する。このとき、セレクタ
37に対して書き込み方向選択フラグレジスタ18から
行方向の書き込みが指示された場合、書き込みポインタ
5からアドレス指定を受けるのは、Mビットの選択信号
線12であり、列方向の書き込みが指示された場合、書
き込みポインタ5からアドレス指定を受けるのは、Nビ
ットの選択信号線38である。また、本実施例での書き
込みアドレス信号10及び読み出しアドレス信号11の
Iビットは、N番地とM番地の両方を指定できるように
少なくとも、N=2I を満たすI及びM=2I を満たす
Iよりも大きい値に設定されている。
装置の構成図である。図において、2〜6、8〜14
は、従来装置と同一あるいは相当する部分である。15
は書き込まれたデータを格納するN行、M列からなる記
憶回路であり、Nビットデータの入出力経路(行方向)
とMビットデータの入出力経路(以下「列方向」と記述
する。)を持つ。16はMビット分のデータの書き込み
回路であり、Mビット分のデータ入力線17から入力さ
れたMビット分のデータを記憶回路15に対して書き込
む。18はラッチ等で構成された書き込み方向選択フラ
グレジスタであり、CPUから出力されるアドレス信号
をデコードするアドレスデコーダ(図示せず)からの信
号19によって指定され、記憶回路15に対して行方向
から書き込みを行うか列方向から書き込みを行うかを指
定することができ、ラッチの機能により書き換えが発生
するまで指定時の値を保持することのできるレジスタで
ある。37はセレクタであり、書き込みアドレス信号1
0あるいは読み出しアドレス信号11に基づいてそれぞ
れデータの書き込み位置あるいは読み出し位置を選択
し、Mビットのメモリセル選択信号線12のうちの1ビ
ット分あるいはNビットのメモリセル選択信号線38の
うちの1ビット分により記憶回路15への書き込み位置
あるいは読み出し位置を制御する。このとき、セレクタ
37に対して書き込み方向選択フラグレジスタ18から
行方向の書き込みが指示された場合、書き込みポインタ
5からアドレス指定を受けるのは、Mビットの選択信号
線12であり、列方向の書き込みが指示された場合、書
き込みポインタ5からアドレス指定を受けるのは、Nビ
ットの選択信号線38である。また、本実施例での書き
込みアドレス信号10及び読み出しアドレス信号11の
Iビットは、N番地とM番地の両方を指定できるように
少なくとも、N=2I を満たすI及びM=2I を満たす
Iよりも大きい値に設定されている。
【0021】この発明におけるメモリ装置の動作につい
て、図2を用いて説明する。便宜上、M>Nとする。図
2は記憶回路15を構成するN行、M列からなるメモリ
セルおよびセレクタ37の詳細図であり、i行j列のメ
モリセルをAij(0≦i≦n,0≦j≦m)としてい
る。図において、例えばメモリセルA11の構成を詳細に
見ると、60、61は行方向から入力されるデータの内
部バス、62、63は列方向から入力されるデータの内
部バス、64、65はメモリセルを構成するインバー
タ、66、67は行方向から入力されるデータのメモリ
セルへの入力及び行方向に出力されるデータのメモリセ
ルからの出力を制御するトランジスタゲート、68、6
9は列方向から入力されるデータのメモリセルへの入力
及び列方向に出力されるデータのメモリセルからの出力
を制御するトランジスタゲートである。すべてのメモリ
セルAijは、A11と同様に構成されているので符号の図
示は省略するが、相当する部分に同一の符号を付与して
以下記述する。12aはMビットのメモリセル選択信号
線12のうちの1ビット分であり、メモリセル(A11,
A21,…An1)のトランジスタゲート66、67に接続
されている。38aはセレクタ37によって指定される
Nビットのメモリセル選択信号線38のうちの1ビット
分であり、メモリセル(A11,A21,…A1m)のトラン
ジスタゲート68、69に接続されている。セレクタ3
7については、デコータ回路70とN個の論理素子7
1、72から構成されている。デコーダ回路70は、書
き込みアドレス信号10及び読み出しアドレス信号11
をデコードする。N個の論理素子71、72は、書き込
み方向選択フラグレジスタ18から出力される信号に基
づいて、デコーダ回路70からの出力がMビットのメモ
リセル選択信号線12のアドレスを指定するのかNビッ
トのメモリセル選択信号線38のアドレスを指定するの
かを決定する。73はMビットのメモリセル選択信号線
38のうち(N−1)番地のアドレスを示す1ビット分
であり、メモリセル(A1n,A2n,…Ann)のトランジ
スタゲート66、67に接続されている。書き込み時に
おける書き込み回路13の動作は、従来のメモリ装置の
書き込み時における書き込み回路2の動作と同様であ
る。ここでは、書き込み方向の切り替え動作について説
明する。
て、図2を用いて説明する。便宜上、M>Nとする。図
2は記憶回路15を構成するN行、M列からなるメモリ
セルおよびセレクタ37の詳細図であり、i行j列のメ
モリセルをAij(0≦i≦n,0≦j≦m)としてい
る。図において、例えばメモリセルA11の構成を詳細に
見ると、60、61は行方向から入力されるデータの内
部バス、62、63は列方向から入力されるデータの内
部バス、64、65はメモリセルを構成するインバー
タ、66、67は行方向から入力されるデータのメモリ
セルへの入力及び行方向に出力されるデータのメモリセ
ルからの出力を制御するトランジスタゲート、68、6
9は列方向から入力されるデータのメモリセルへの入力
及び列方向に出力されるデータのメモリセルからの出力
を制御するトランジスタゲートである。すべてのメモリ
セルAijは、A11と同様に構成されているので符号の図
示は省略するが、相当する部分に同一の符号を付与して
以下記述する。12aはMビットのメモリセル選択信号
線12のうちの1ビット分であり、メモリセル(A11,
A21,…An1)のトランジスタゲート66、67に接続
されている。38aはセレクタ37によって指定される
Nビットのメモリセル選択信号線38のうちの1ビット
分であり、メモリセル(A11,A21,…A1m)のトラン
ジスタゲート68、69に接続されている。セレクタ3
7については、デコータ回路70とN個の論理素子7
1、72から構成されている。デコーダ回路70は、書
き込みアドレス信号10及び読み出しアドレス信号11
をデコードする。N個の論理素子71、72は、書き込
み方向選択フラグレジスタ18から出力される信号に基
づいて、デコーダ回路70からの出力がMビットのメモ
リセル選択信号線12のアドレスを指定するのかNビッ
トのメモリセル選択信号線38のアドレスを指定するの
かを決定する。73はMビットのメモリセル選択信号線
38のうち(N−1)番地のアドレスを示す1ビット分
であり、メモリセル(A1n,A2n,…Ann)のトランジ
スタゲート66、67に接続されている。書き込み時に
おける書き込み回路13の動作は、従来のメモリ装置の
書き込み時における書き込み回路2の動作と同様であ
る。ここでは、書き込み方向の切り替え動作について説
明する。
【0022】行方向から書き込みを行う場合、アドレス
デコーダから出力された信号19によって書き込み方向
選択フラグレジスタ18が指定され、行方向から書き込
みを行うことを示す信号(本実施例では“L”レベルと
定める)がセレクタ37に伝達される。一方、書き込み
ポインタで生成されたアドレス信号10はセレクタ37
中のデコーダ回路70でデコードされ、0から(M−
1)番地の範囲で1ビットが指定される。この1ビット
のアドレス指定がMビットのメモリセル選択信号線12
のアドレスであるかNビットのメモリセル選択信号線3
8のアドレスであるかを書き込み方向選択フラグレジス
タからの信号が決定する。例えば、デコーダ回路70で
0番地が“H”レベルに指定された場合、書き込み方向
選択フラグレジスタ18の出力が“L”レベルであるか
ら、論理回路71の出力の“H”レベルがメモリセル選
択信号線12aに出力され、論理回路72の出力の
“L”レベルがメモリセル選択信号線38aに出力され
る。つまり、メモリセル選択信号線12aが選択された
ことになり、メモリセル(A11,A21,…An1)が選択
され、メモリセル(A11,A21,…An1)にNビット分
の書き込みデータが格納される。このような操作が書き
込みポインタ5のアドレス指定に基づいて繰り返し行わ
れ、記憶回路15に行方向からデータが書き込まれる。
デコーダから出力された信号19によって書き込み方向
選択フラグレジスタ18が指定され、行方向から書き込
みを行うことを示す信号(本実施例では“L”レベルと
定める)がセレクタ37に伝達される。一方、書き込み
ポインタで生成されたアドレス信号10はセレクタ37
中のデコーダ回路70でデコードされ、0から(M−
1)番地の範囲で1ビットが指定される。この1ビット
のアドレス指定がMビットのメモリセル選択信号線12
のアドレスであるかNビットのメモリセル選択信号線3
8のアドレスであるかを書き込み方向選択フラグレジス
タからの信号が決定する。例えば、デコーダ回路70で
0番地が“H”レベルに指定された場合、書き込み方向
選択フラグレジスタ18の出力が“L”レベルであるか
ら、論理回路71の出力の“H”レベルがメモリセル選
択信号線12aに出力され、論理回路72の出力の
“L”レベルがメモリセル選択信号線38aに出力され
る。つまり、メモリセル選択信号線12aが選択された
ことになり、メモリセル(A11,A21,…An1)が選択
され、メモリセル(A11,A21,…An1)にNビット分
の書き込みデータが格納される。このような操作が書き
込みポインタ5のアドレス指定に基づいて繰り返し行わ
れ、記憶回路15に行方向からデータが書き込まれる。
【0023】また、書き込み方向選択フラグレジスタ1
8から出力される信号が“H”レベルの場合、列方向か
ら書き込みを行うことができる。例えば、デコーダ回路
70で0番地が“H”レベルに指定された場合、書き込
み方向選択フラグレジスタ18の出力が“H”レベルで
あるから、論理回路71の出力の“L”レベルがメモリ
セル選択信号線12aに出力され、論理回路72の出力
の“H”レベルがメモリセル選択信号線38aに出力さ
れる。つまり、メモリセル選択信号線38aが選択され
たことになり、メモリセル(A11,A21,…A1m)が選
択され、メモリセル(A11,A12,…A1m)にMビット
分の書き込みデータが格納される。このような操作が書
き込みポインタ5のアドレス指定に基づいて繰り返し行
われ、記憶回路15に列方向からデータが書き込まれ
る。
8から出力される信号が“H”レベルの場合、列方向か
ら書き込みを行うことができる。例えば、デコーダ回路
70で0番地が“H”レベルに指定された場合、書き込
み方向選択フラグレジスタ18の出力が“H”レベルで
あるから、論理回路71の出力の“L”レベルがメモリ
セル選択信号線12aに出力され、論理回路72の出力
の“H”レベルがメモリセル選択信号線38aに出力さ
れる。つまり、メモリセル選択信号線38aが選択され
たことになり、メモリセル(A11,A21,…A1m)が選
択され、メモリセル(A11,A12,…A1m)にMビット
分の書き込みデータが格納される。このような操作が書
き込みポインタ5のアドレス指定に基づいて繰り返し行
われ、記憶回路15に列方向からデータが書き込まれ
る。
【0024】データの読み出し動作が行われている間
は、書き込み方向選択フラグレジスタ18は、常時
“L”を出力しているので、行方向から読み出しが行わ
れる。
は、書き込み方向選択フラグレジスタ18は、常時
“L”を出力しているので、行方向から読み出しが行わ
れる。
【0025】このように構成されたメモリ装置では、行
方向からの書き込みに加えて列方向からの書き込みが行
えるので、ビット幅の異なる2通りのデータを記憶する
ことができる。よって、ビット幅の異なる2種類のデー
タのバッファを1つのメモリ装置で兼用できる。
方向からの書き込みに加えて列方向からの書き込みが行
えるので、ビット幅の異なる2通りのデータを記憶する
ことができる。よって、ビット幅の異なる2種類のデー
タのバッファを1つのメモリ装置で兼用できる。
【0026】実施例2.図3は、この発明の第2の実施
例におけるメモリ装置の構成図である。図において、2
〜6、8〜15、19、26、35、37、38は、実
施例1(図1)のメモリ装置におけるものと同一あるい
は相当するものである。85はMビット分のデータの読
み出し回路であり、記憶回路15に格納されているMビ
ットのデータを読み出し、Mビットのデータ出力線86
に出力させる。87は読み出し方向選択フラグレジスタ
であり、記憶回路15に対して行方向から読み出しを行
うか列方向から読み出しを行うかを選択する。読み出し
方向選択フラグレジスタ87で、行方向の読み出しが選
択された場合、読み出しポインタ6からアドレス指定を
受けるのは、セレクタ37におけるMビットの選択信号
線12であり、列方向の読み出しが選択された場合、読
み出しポインタ6からアドレス指定を受けるのは、セレ
クタ37におけるNビットの選択信号線38である。
例におけるメモリ装置の構成図である。図において、2
〜6、8〜15、19、26、35、37、38は、実
施例1(図1)のメモリ装置におけるものと同一あるい
は相当するものである。85はMビット分のデータの読
み出し回路であり、記憶回路15に格納されているMビ
ットのデータを読み出し、Mビットのデータ出力線86
に出力させる。87は読み出し方向選択フラグレジスタ
であり、記憶回路15に対して行方向から読み出しを行
うか列方向から読み出しを行うかを選択する。読み出し
方向選択フラグレジスタ87で、行方向の読み出しが選
択された場合、読み出しポインタ6からアドレス指定を
受けるのは、セレクタ37におけるMビットの選択信号
線12であり、列方向の読み出しが選択された場合、読
み出しポインタ6からアドレス指定を受けるのは、セレ
クタ37におけるNビットの選択信号線38である。
【0027】実施例2におけるメモリ装置の動作につい
て、図2を用いて説明する。図2は実施例1における記
憶回路及セレクタの詳細図であるが、実施例2において
は、図2の書き込み回路16を読み出し回路86に変更
し、書き込み方向選択フラグレジスタ18を読み出し方
向選択フラグレジスタ87に変更したものである。読み
出し時における読み出し回路86の動作は、従来のメモ
リ装置の読み出し時における読み出し回路4の動作と同
様である。また、読み出し方向の切り替え動作について
は、読み出方向選択フラグレジスタ87から出力される
信号に基づいて、実施例1の書き込み方向の切り替え動
作と同様に行われる。
て、図2を用いて説明する。図2は実施例1における記
憶回路及セレクタの詳細図であるが、実施例2において
は、図2の書き込み回路16を読み出し回路86に変更
し、書き込み方向選択フラグレジスタ18を読み出し方
向選択フラグレジスタ87に変更したものである。読み
出し時における読み出し回路86の動作は、従来のメモ
リ装置の読み出し時における読み出し回路4の動作と同
様である。また、読み出し方向の切り替え動作について
は、読み出方向選択フラグレジスタ87から出力される
信号に基づいて、実施例1の書き込み方向の切り替え動
作と同様に行われる。
【0028】このように構成されたメモリ装置では、行
方向から入力されたNビットデータを保持し、読み出し
時には、行方向から読み出しを行うか列方向から読み出
しを行うかを選択することができるので、必要に応じ
て、Nビットデータを出力させたり、Mビットデータを
出力させたりすることができる。よって、2種類のデー
タのバッファを1つのメモリ装置で兼用でき、装置の小
型化を図ることができる。以下に、その一例を記述す
る。
方向から入力されたNビットデータを保持し、読み出し
時には、行方向から読み出しを行うか列方向から読み出
しを行うかを選択することができるので、必要に応じ
て、Nビットデータを出力させたり、Mビットデータを
出力させたりすることができる。よって、2種類のデー
タのバッファを1つのメモリ装置で兼用でき、装置の小
型化を図ることができる。以下に、その一例を記述す
る。
【0029】図4は図3のメモリ装置を2通りのデータ
のバッファとして用いた場合のブロック図である。図に
おいて、41、45〜48、51、55〜56は、従来
図の図10あるいは図11と同一あるいは相当するもの
を示す。80は例えば8行×8列の図1のメモリ装置、
85はメモリ装置80に対する書き込み及び読み出しを
制御するための信号線(図1の書き込み要求信号13、
読み出し要求信号14及びアドレスデコーダからの信号
19)、81はCPU(図示せず)と接続されるデータ
バス/アドレスバス、82は所望のデータを前記データ
バス/アドレスバス42からメモリ装置80に入力する
ための8ビットのデータ信号線、83はメモリ装置80
からシリアルI/O41にデータを入力するための8ビ
ットのデータ信号線、86はメモリ装置80からデータ
バス/アドレスバス81にデータを入力するための8ビ
ットのデータ信号線、84はメモリ装置80からパルス
出力ポート51にデータを出力するための4ビットのデ
ータ信号線である。
のバッファとして用いた場合のブロック図である。図に
おいて、41、45〜48、51、55〜56は、従来
図の図10あるいは図11と同一あるいは相当するもの
を示す。80は例えば8行×8列の図1のメモリ装置、
85はメモリ装置80に対する書き込み及び読み出しを
制御するための信号線(図1の書き込み要求信号13、
読み出し要求信号14及びアドレスデコーダからの信号
19)、81はCPU(図示せず)と接続されるデータ
バス/アドレスバス、82は所望のデータを前記データ
バス/アドレスバス42からメモリ装置80に入力する
ための8ビットのデータ信号線、83はメモリ装置80
からシリアルI/O41にデータを入力するための8ビ
ットのデータ信号線、86はメモリ装置80からデータ
バス/アドレスバス81にデータを入力するための8ビ
ットのデータ信号線、84はメモリ装置80からパルス
出力ポート51にデータを出力するための4ビットのデ
ータ信号線である。
【0030】このような構成においては、メモリ装置8
0をシリアルI/O41のバッファとして用いるかパル
ス出力ポート51のバッファとして用いるかを上述の読
み出し方向選択フラグレジスタ87の指定に基づいて行
う。例えば、読み出し方向選択フラグレジスタ87の指
定により、メモリ装置80の行方向から読み出しを行う
ことにする。つまりこの場合、メモリ装置80はパルス
出力ポート51のバッファとして用いられ、データ信号
線82からは、パルス出力ポート51用の8ビットのデ
ータが入力される。メモリ装置80がフルになった時、
CPUによりデータ制御信号線85、56が制御され、
読み出し方向選択フラグレジスタ87の指定により、メ
モリ装置80で保持されたデータが行方向から4ビット
単位で読み出され、パルス出力ポート51に入力され
る。また、読み出し方向選択フラグレジスタ87の指定
により、メモリ装置80の列方向から読み出しを行う場
合、メモリ装置40はシリアルI/Oのバッファとして
従来と同様に用いられる。
0をシリアルI/O41のバッファとして用いるかパル
ス出力ポート51のバッファとして用いるかを上述の読
み出し方向選択フラグレジスタ87の指定に基づいて行
う。例えば、読み出し方向選択フラグレジスタ87の指
定により、メモリ装置80の行方向から読み出しを行う
ことにする。つまりこの場合、メモリ装置80はパルス
出力ポート51のバッファとして用いられ、データ信号
線82からは、パルス出力ポート51用の8ビットのデ
ータが入力される。メモリ装置80がフルになった時、
CPUによりデータ制御信号線85、56が制御され、
読み出し方向選択フラグレジスタ87の指定により、メ
モリ装置80で保持されたデータが行方向から4ビット
単位で読み出され、パルス出力ポート51に入力され
る。また、読み出し方向選択フラグレジスタ87の指定
により、メモリ装置80の列方向から読み出しを行う場
合、メモリ装置40はシリアルI/Oのバッファとして
従来と同様に用いられる。
【0031】次に、メモリ装置80の列方向入力・行方
向出力の機能を用いる場合の効果について記述する。例
えば、従来のパルス出力ポートのメモリ装置(図10)
のビット幅は、パルス出力ポートのデータにより決まっ
ていた。例えば、パルス出力ポートからのデータ出力が
4ビットの場合、メモリ装置に対しても4ビット入力を
8回行い、4ビット出力を8回行っていた。それに対
し、列方向入力・行方向出力の機能を用いることによ
り、メモリ装置40に対して列方向から8ビットのデー
タを4回入力し、行方向から4ビットのデータを8回出
力させることができる。つまり、パルス出力ポート55
のデータ幅よりも大きいデータ幅でメモリ装置にデータ
をセットでき、データをメモリ装置80からパルス出力
ポート51に出力するときは4ビット単位で扱えるの
で、結果として、データの入出力回数を減らすことがで
き、CPUの負荷を削減できることに加えて高速にデー
タをセットすることができる。この場合、メモリ装置に
対して入出力されるデータは予めプログラムで設定でき
るので、4ビットデータを8ビットデータに設定するこ
とは容易に行える。
向出力の機能を用いる場合の効果について記述する。例
えば、従来のパルス出力ポートのメモリ装置(図10)
のビット幅は、パルス出力ポートのデータにより決まっ
ていた。例えば、パルス出力ポートからのデータ出力が
4ビットの場合、メモリ装置に対しても4ビット入力を
8回行い、4ビット出力を8回行っていた。それに対
し、列方向入力・行方向出力の機能を用いることによ
り、メモリ装置40に対して列方向から8ビットのデー
タを4回入力し、行方向から4ビットのデータを8回出
力させることができる。つまり、パルス出力ポート55
のデータ幅よりも大きいデータ幅でメモリ装置にデータ
をセットでき、データをメモリ装置80からパルス出力
ポート51に出力するときは4ビット単位で扱えるの
で、結果として、データの入出力回数を減らすことがで
き、CPUの負荷を削減できることに加えて高速にデー
タをセットすることができる。この場合、メモリ装置に
対して入出力されるデータは予めプログラムで設定でき
るので、4ビットデータを8ビットデータに設定するこ
とは容易に行える。
【0032】実施例3.図5はこの発明の第3の実施例
を示すメモリ装置の構成図である。図において、2〜
6,8〜15、19、26、35、37、38、85、
86は、実施例1(図1)又は実施例2(図3)に示す
メモリ装置と同一あるいは相当する部分である。88は
書き込み/読み出し方向選択フラグレジスタであり、記
憶回路15に対して行方向から書き込みあるいは読み出
しを行うか列方向から書き込みあるいは読み出しを行う
かを選択する。
を示すメモリ装置の構成図である。図において、2〜
6,8〜15、19、26、35、37、38、85、
86は、実施例1(図1)又は実施例2(図3)に示す
メモリ装置と同一あるいは相当する部分である。88は
書き込み/読み出し方向選択フラグレジスタであり、記
憶回路15に対して行方向から書き込みあるいは読み出
しを行うか列方向から書き込みあるいは読み出しを行う
かを選択する。
【0033】図6は、図5における記憶回路及セレクタ
の詳細図である。実施例1及び実施例2と異なって、2
つの書き込み回路3、16と2つの読み出し回路4、8
5が記憶回路15に接続されているので、書き込み動作
及び読み出し動作のどちらも行方向と列方向から行え
る。書き込み/読み出しの切り替え動作は、実施例1で
説明した書き込みの切り替え動作と同じである。
の詳細図である。実施例1及び実施例2と異なって、2
つの書き込み回路3、16と2つの読み出し回路4、8
5が記憶回路15に接続されているので、書き込み動作
及び読み出し動作のどちらも行方向と列方向から行え
る。書き込み/読み出しの切り替え動作は、実施例1で
説明した書き込みの切り替え動作と同じである。
【0034】このように構成されたデータメモリ装置で
は、書き込み時には、行方向から書き込みを行うか列方
向から書き込みを行うかを選択でき、更に読み出し時に
も、行方向から読み出しを行うか列方向から読み出しを
行うかを選択することができるので、必要に応じて、デ
ータの入出力時にNビットデータ及びMビットデータを
選択することができる。
は、書き込み時には、行方向から書き込みを行うか列方
向から書き込みを行うかを選択でき、更に読み出し時に
も、行方向から読み出しを行うか列方向から読み出しを
行うかを選択することができるので、必要に応じて、デ
ータの入出力時にNビットデータ及びMビットデータを
選択することができる。
【0035】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、以下に記載するような効果を奏する。
れているため、以下に記載するような効果を奏する。
【0036】この発明に係るメモリ装置においては、書
き込みあるいは読み出しアドレス信号を生成するアドレ
ス発生回路と、N行×M列からなるメモリセルで構成さ
れ、前記アドレス信号に対応したアドレスのメモリセル
に対してデータの書き込みあるいは読み出しが行われる
記憶回路と、前記アドレス信号が前記記憶回路の行アド
レスであることを示す第1の信号あるいは前記アドレス
信号が記憶回路の列アドレスであることを示す第2の信
号を生成する回路と、前記アドレス信号と前記第1の信
号又は第2の信号を受け、前記第1の信号を受けた場合
は、前記記憶回路に対して前記アドレス信号に対応した
I行目(1≦I≦N)のメモリセルを選択し、前記第2
の信号を受けた場合は、前記記憶回路に対して前記アド
レス信号に対応したI列目(1≦I≦M)のメモリセル
を選択する選択回路とを備えているので、ビット幅の異
なる2通りのデータを書き込んだり読み出したりするこ
とができ、メモリ装置の汎用性がアップする。
き込みあるいは読み出しアドレス信号を生成するアドレ
ス発生回路と、N行×M列からなるメモリセルで構成さ
れ、前記アドレス信号に対応したアドレスのメモリセル
に対してデータの書き込みあるいは読み出しが行われる
記憶回路と、前記アドレス信号が前記記憶回路の行アド
レスであることを示す第1の信号あるいは前記アドレス
信号が記憶回路の列アドレスであることを示す第2の信
号を生成する回路と、前記アドレス信号と前記第1の信
号又は第2の信号を受け、前記第1の信号を受けた場合
は、前記記憶回路に対して前記アドレス信号に対応した
I行目(1≦I≦N)のメモリセルを選択し、前記第2
の信号を受けた場合は、前記記憶回路に対して前記アド
レス信号に対応したI列目(1≦I≦M)のメモリセル
を選択する選択回路とを備えているので、ビット幅の異
なる2通りのデータを書き込んだり読み出したりするこ
とができ、メモリ装置の汎用性がアップする。
【0037】また、この発明に係るメモリ装置は、ビッ
ト幅の異なるデータを扱う2つのデータ通信手段の緩衝
域として兼用することができるので、チップ面積を少な
くすることができる。
ト幅の異なるデータを扱う2つのデータ通信手段の緩衝
域として兼用することができるので、チップ面積を少な
くすることができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示すメモリ装置の構成
図である。
図である。
【図2】本発明の第1のあるいは第2の実施例を示すメ
モリ装置の回路図である。
モリ装置の回路図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示すメモリ装置の構成
図である。
図である。
【図4】本発明の第2のメモリ装置を用いたデータ処理
装置の構成図である。
装置の構成図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示すメモリ装置の構成
図である。
図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示すメモリ装置の回路
図である。
図である。
【図7】従来例によるメモリ装置の構成図である。
【図8】従来例によるメモリ装置の回路図である。
【図9】従来例によるメモリ装置のタイミングチャート
である。
である。
【図10】従来例によるメモリ装置を用いたデータ処理
装置の構成図である。
装置の構成図である。
【図11】従来例によるメモリ装置を用いたデータ処理
装置の構成図である。
装置の構成図である。
15 記憶回路 16 書き込み回路 17 データ入力線 18 書き込み方向選択フラグレジスタ 37 セレクタ 85 読み出し回路 86 データ出力線 87 読み出し方向選択フラグレジスタ 88 書き込み/読み出し方向選択フラグレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 11/34 354 G
Claims (3)
- 【請求項1】 書き込みあるいは読み出しアドレス信号
を生成するアドレス発生回路と、 N行×M行からなるメモリセルで構成され、前記アドレ
ス信号に対応したアドレスのメモリセルに対してデータ
の書き込みあるいは読み出しが行われる記憶回路と、 前記アドレス信号が前記記憶回路の行アドレスであるこ
とを示す第1の信号あるいは前記アドレス信号が前記記
憶回路の列アドレスであることを示す第2の信号を生成
する回路と、 前記アドレス信号と前記第1の信号又は第2の信号を受
け、前記第1の信号を受けた場合は、前記記憶回路に対
して前記アドレス信号に対応したI行目(1≦I≦N)
のメモリセルを選択し、前記第2の信号を受けた場合
は、前記記憶回路に対して前記アドレス信号に対応した
I列目(1≦I≦M)のメモリセルを選択する選択回路
とを備えたことを特徴とするメモリ装置。 - 【請求項2】 前記記憶回路は、Nビットデータの入力
又は出力経路とMビットデータの入力又は出力経路とを
持つことを特徴とする請求項第1項記載のメモリ装置。 - 【請求項3】 データ処理部とデータ処理部の外部とで
データを通信する第1の通信手段と、 データ処理部とデータ処理部の外部とでデータを通信す
る第2の通信手段と、 データ処理部の命令に基づいて前記第1の通信手段の緩
衝域として用いられる場合と前記第2の通信手段の緩衝
域として用いられる場合とを有するメモリ装置を備えた
ことを特徴とするデータ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5160934A JPH07141880A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | メモリ装置及びデータ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5160934A JPH07141880A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | メモリ装置及びデータ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07141880A true JPH07141880A (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=15725406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5160934A Pending JPH07141880A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | メモリ装置及びデータ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07141880A (ja) |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5160934A patent/JPH07141880A/ja active Pending
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