JP2000281791A - フッ素変性シリコーン重合体 - Google Patents

フッ素変性シリコーン重合体

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 式(1)の化合物と、式(2)の化合物
と、式(3)の化合物とをヒドロシリル化させて得られ
るフッ素変性シリコーン重合体;この重合体とシリコー
ン油、フッ素系油剤およびフッ素変性シリコーン系油剤
から選ばれる一種以上とを含むペースト状組成物。 【化1】 【化2】 【化3】 【効果】 この重合体は、シリコーン油だけでなくフッ
素系油剤も膨潤でき、化粧料として有用なペーストを形
成させ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリコーン油やフッ
素系油剤を膨潤することができ、化粧料配合成分として
有用なフッ素変性シリコーン重合体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シリコ
ーン誘導体は化粧品および香粧品分野において広く用い
られている。化粧品用途のシリコーン誘導体として三次
元架橋されたシリコーン類が提案されている。これは主
に低粘度シリコーン油を増粘するために使用され、たと
えば特開平1−230511号、特開平2−21477
5号、特開平4−272932号、USP565436
2、特開平10−114526号等に記載されている技
術である。低粘度シリコーン油を三次元架橋されたシリ
コーン類で膨潤した化粧料組成物は、塗布時に感触がな
めらかでべたつき感がないという特徴を有し、皮膚に残
存して撥水被膜を形成するという性質を有する。しか
し、三次元架橋されたシリコーン類の撥水被膜は、撥油
性に乏しいため皮脂等により形成された被膜の強度が低
下する、低表面エネルギー被膜を形成しないため二次付
着防止機能が発現しない等、被膜特性の面で化粧品素材
として使用するためには満足いくものとはいえない。ま
た、三次元架橋されたシリコーン類はフッ素系油剤との
相溶性が低いためフッ素系油剤あるいはフッ素系油剤と
シリコーン油の混合物を安定に膨潤することができず、
配合系が制限されていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、特定のフッ
素化合物を用いて三次元架橋したシリコーン重合体が低
表面エネルギー被膜を形成し、その被膜は皮脂等により
特性が低下しないことを見出した。また本重合体を用い
ることにより、従来困難であったフッ素系油剤、シリコ
ーン油あるいはフッ素変性シリコーン系油剤を増粘して
経時的に安定なペースト状組成物が得られることを見出
した。
【0004】すなわち、本発明は、一般式(1)で表わ
されるハイドロジェンシリコーン類(式中、R1 は同種
または異種の置換または非置換の炭素数1〜18のアル
キル基、アリール基またはアラルキル基を、aは0〜1
000の整数を、bは1〜1000の整数を示す)と、
一般式(2)で表わされる不飽和フッ素化合物(式中、
Rfは直鎖または分岐の炭素数1〜16のフッ素化炭化
水素基を、R2 は水素原子または炭素数1〜4のアルキ
ル基を、Xはエーテル基、エステル基、アミド基および
スルホンアミド基のうちいずれか一種を含む炭素数1〜
16のメチレン鎖を示す)と、一般式(3)で表わされ
る不飽和シロキサン化合物(式中、R3は同種または異
種の置換または非置換の炭素数1〜18のアルキル基、
アリール基またはアラルキル基を、dは0〜1000の
整数を示す)とをヒドロシリル化反応させることにより
製造されるフッ素変性シリコーン重合体を提供するもの
である。
【0005】
【化4】
【0006】
【化5】
【0007】
【化6】
【0008】また本発明は、上記フッ素変性シリコーン
重合体と、シリコーン油、フッ素系油剤およびフッ素変
性シリコーン系油剤から選ばれる一種以上とを含むペー
スト状フッ素変性シリコーン重合体組成物を提供するも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】一般式(1)中のR1 で示される
アルキル基は炭素数1〜12のもの、特に炭素数1〜6
のものが好ましい。アリール基は炭素数6〜10のも
の、特にフェニル基が好ましい。アラルキル基は炭素数
7〜12のもの、特にフェニル−C1-4−アルキル基が
好ましい。またこれらの基に置換し得る基は塩素原子、
フッ素原子などのハロゲン原子が好ましい。好ましいR
1 の具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、クロロメチル基、トリフルオロプロピル
基、フェニル基、ベンジル基、フェネチル基が挙げら
れ、特にメチル基、フェニル基、トリフルオロプロピル
基が好ましい。なお、式中のR1 は同一でもそれぞれ異
なっていてもよい。aは0〜1000の整数、bは1〜
1000の整数であるが、aの好ましい範囲は10〜2
00であり、bの好ましい範囲は2〜200である。
【0010】一般式(2)中のRfで示されるフッ素化
炭化水素基としては、直鎖または分岐鎖のパーフルオロ
アルキル基または末端が水素のフルオロアルキル基が挙
げられ、F(CF2)e-、H(CF2)e-、(CF3)2CF(CF2)e-3-(こ
こで、eは1〜16の整数であるが、4〜12が好まし
い)がより好ましく、F(CF2)e-が特に好ましい。R2
示される炭素数1〜4のアルキル基のうち、メチル基が
特に好ましい。Xはエーテル結合、エステル結合、アミ
ド結合またはスルホンアミド結合を含有する炭素数1〜
16のメチレン鎖、すなわち-(CH2)pO(CH2)q-、-(CH2)p
COO(CH2)q-、-(CH2)pCONH(CH2)q-、-(CH2)pSO2NH(CH2)q
-(ここで、pおよびqは合計で1〜16の整数を示
す)で示される基である。一般式(2)の化合物の具体
例としては、RfCH2CH2OCH2CH=CH2、RfCH2CH2OOCCH=C
H2、RfCH2CH2OOCC(CH3)=CH2、RfCH2CH2OOC(CH2)8CH=C
H2、RfSO2NHCH=CH2、RfCONHCH=CH2 が挙げられ、特にRf
CH2CH2OCH 2CH=CH2、RfCH2CH2OOCCH=CH2、RfCH2CH2OOCC
(CH3)=CH2、RfCH2CH2OOC(CH2)8CH=CH2が好ましい。
【0011】一般式(3)中のR3 としては、前記R1
の例として示したものがすべて挙げられ、具体例として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、クロ
ロメチル基、トリフルオロプロピル基、フェニル基、ベ
ンジル基、フェネチル基が挙げられ、特にメチル基、フ
ェニル基、トリフルオロプロピル基が好ましい。なお、
式中のR3 は同一でもそれぞれ異なっていてもよい。d
の好ましい範囲は、0〜100である。
【0012】本発明のフッ素変性シリコーン重合体は、
ハイドロジェンシリコーン類(1)とフッ素化合物
(2)と不飽和シロキサン化合物(3)とをヒドロシリ
ル化させることにより得られるが、ハイドロジェンシリ
コーン類(1)とフッ素化合物(2)との比率は、得ら
れるフッ素変性シリコーン重合体のフッ素系油剤への膨
潤性の点からこれら両者の反応物の重量に対するフッ化
炭化水素基Rfの重量%が、20〜90%、特に30〜
80%が好ましい。一方、ハイドロジェンシリコーン類
(1)と不飽和シロキサン化合物(3)との比率は、得
られるフッ素変性シリコーン重合体の油剤への膨潤性と
被膜形成性の点から、ハイドロジェンシリコーン類
(1)1分子に対する不飽和シロキサン化合物(3)の
分子の比(Y)が0.5以上、さらに0.5〜5、特に
1〜3が好ましい。なお、Yが小さすぎると架橋密度が
低いため、油剤への膨潤性が悪くまた被膜を形成しなく
なり、一方Yが大きすぎると膨潤性は良好であるが、架
橋密度が高いために粉体になり、被膜を形成しなくな
る。
【0013】これら3成分のヒドロシリル化反応は、ま
ず、ハイドロジェンシリコーン類(1)とフッ素化合物
(2)とのヒドロシリル化を行い、次いでこれに不飽和
シロキサン化合物(3)とのヒドロシリル化を行うのが
好ましい。第一段階のヒドロシリル化反応は、例えば触
媒の存在下に10〜200℃の加温下に行えばよい。触
媒としては、Bogdan Marciniec 編集「Comprehensive H
andbook on Hydrosilylation」(Pergamon Press, 199
2)29〜32ページに記載されているもの、例えば塩
化白金酸等の白金系触媒、ロジウム系触媒等を用いるこ
とができる。特に活性の高さの点から白金系触媒が好ま
しい。この反応には有機溶媒を使用してもよく、ヘキサ
ン等の脂肪族炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素、オク
タメチルシクロテトラシロキサン等の低粘度シリコーン
油等が使用できる。溶媒を使用した場合は溶媒を留去す
るとフッ素変性シリコーン体が得られる。
【0014】得られたフッ素変性シリコーン体と不飽和
シロキサン化合物(3)とのヒドロシリル化反応は、シ
リコーン油、フッ素系油剤およびフッ素変性シリコーン
系油剤から選ばれる一種以上中で行うのが好ましい。反
応は、前記第一段階の反応と同様の触媒の存在下、10
〜200℃の加温下に行うのが好ましい。
【0015】ここで用いられるシリコーン油としては伊
藤編著「シリコーンハンドブック」(日刊工業新聞社、
1998年刊)112〜115ページ記載の化合物が挙
げられる。特に100mm2/s以下の低粘度のポリジメチ
ルシロキサンやオクタメチルシクロテトラシロキサン
(D4)、デカメチルシクロペンタシロキサン(D5)が
好ましい。フッ素系油剤としては山辺・松尾監修「フッ
素化合物の合成と機能」(シーエムシー、1987年
刊)110〜113ページ記載の化合物あるいは石川監
修「フッ素材料の最新動向」(シーエムシー、1994
年刊)176〜179ページ記載のパーフルオロポリエ
ーテル、特開平10−175900号公報段落番号〔0
006〕記載の次の化合物(D)が挙げられる。
【0016】Rf2-(CH2)l-O-R4 (D)
【0017】(式中、Rf2 は直鎖または分岐の炭素数
1〜20のパーフルオロアルキル基を示し、R4 は直鎖
または分岐の炭素数3〜9のアルキル基または炭素数3
〜9のシクロアルキル基を示す。lは1〜8の数を示
す。)
【0018】フッ素変性シリコーン系油剤としては、下
記構造式の化合物(A)あるいは特開平6−18431
2号段落番号〔0016〕〜〔0022〕記載の下記化
合物(B)が例示される。
【0019】
【化7】
【0020】(式中、R5 は同種または異種の置換また
は非置換の炭素数1〜18のアルキル基、アリール基ま
たはアラルキル基を、Rf3 は直鎖または分岐の炭素数
1〜16のフッ素化炭化水素基を、mは0〜1000の
整数を、nは1〜1000の整数を示す)
【0021】これらのシリコーン油、フッ素系油剤およ
びフッ素変性シリコーン系油剤は、混合して用いてもよ
い。これらの油剤の量は、フッ素変性シリコーン重合体
100重量部に対し5〜2000重量部、特に20〜1
000重量部が好ましい。
【0022】さらにこのようにして得られた本発明のフ
ッ素変性シリコーン重合体にシリコーン油、フッ素系油
剤およびフッ素変性シリコーン系油剤から選ばれる一種
以上を分散混合したのち、せん断力下で攪拌または混練
処理するとペースト状の均一な組成物が得られる。せん
断力下での攪拌はホモミキサー、ホモジナイザー等を用
いることができる。混練処理装置としては橋本著「混練
技術と混練機の選び方」(テクノシステム、1990年
刊)記載の装置等が挙げられる。具体的には三本ロール
ミル、二本ロールミル、ガウリンホモジナイザー等を用
いて行えばよい。油剤の量はフッ素変性シリコーン重合
体100重量部に5〜2000重量部、特に20〜10
00重量部が好ましい。ここで添加する油剤は、いずれ
も前記第二段階の反応と同じものが用いられる。
【0023】本発明で得られるペースト状組成物を用い
て化粧料組成物を調製することができる。ペースト状組
成物は化粧料中に10〜90重量%配合することが好ま
しい。
【0024】化粧料組成物には、通常化粧品として使用
することができる成分、例えば保湿剤、防腐剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、美容成分、香料等の油性成分、体
質顔料、着色顔料、光輝性顔料、有機粉体、シリコーン
処理顔料、フッ素処理顔料、タール色素などの粉体成
分、界面活性剤成分、天然油・植物油・合成油等の油成
分等を本発明の効果を損なわない範囲で配合することが
できる。
【0025】
【実施例】実施例1 ハイドロジェンシリコーン類(一般式(1)においてR1
=CH3、a=20、b=10)35gとパーフルオロアルキルアリ
ルエーテル58.9g(一般式(2)においてX=CH2OCH
2CH2、R2=H、Rf=CF2(CF2)6CF3) をカールシュテット触
媒により反応させた。ついでオクタメチルシクロテトラ
シロキサン(D4)94gとジビニルシリコーン(一般
式(3)においてR3=CH3、d=10)18.1gを加え、カ
ールシュテット触媒を添加して架橋反応を行った。つい
でD4 を188g加えてホモジナイザーにより粉砕、攪
拌を行うとペースト状組成物が得られた。
【0026】実施例2 実施例1の破砕、攪拌工程において、D4 188gに代
えて前記構造式(B)で示されるフッ素変性シリコーン
油(式(B)中、R5=CH3、m=3、n=3、Rf3=C8 F 17)94
gとD4 94gを加えてホモジナイズすると同様なペー
スト状組成物を得た。
【0027】実施例3 実施例1の粉砕、攪拌工程において、D4 188gに代
えてパーフルオロポリエーテル〔フォンブリン(アウジ
モント社製)〕94gとD4 94gを加えてホモジナイ
ズしてペースト状組成物を得る。
【0028】実施例4〜11 実施例1と同様に原料の種類を代えて種々のペースト状
組成物を得た。
【0029】実施例1〜3と同様な操作で下記原料を用
いたところ、いずれも添加した油剤の分離のないペース
トを得ることができた。
【0030】
【表1】
【0031】 実施例11 (ファンデーション) (重量%) 実施例2で得られたペースト状組成物 30 UV吸収剤(パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル) 3 オクタメチルシクロテトラシロキサン 9 6mm2/sのポリジメチルシロキサン 4 ポリエーテル変性シリコーン 〔SH3775E(東レ・ダウコーニング社製)〕 2.5 顔料 12 香料 0.5 エタノール 9 水 30
【0032】本ファンデーションは塗布時には伸びが軽
く、スムーズな感触を与えた。塗布後は滑らかな感触の
被膜を形成し、長時間経過後も化粧崩れしにくく、衣服
やハンカチへの色移りがなかった。
【0033】実施例12 ハイドロジェンシリコーン類(一般式(1)においてR
1=CH3、a=100、b=100)10gとパーフル
オロアルキルウンデシレン酸エステル41.8g(一般
式(2)においてX=(CH28COO(CH22、R
2 =H、Rf=CF2(CF26CF3)をヘキサン20
0g中でカールシュテット触媒により反応させた。ヘキ
サン留去後、デカメチルシクロペンタシロキサン
(D5)52.8gとジビニルシリコーン(一般式
(3)においてR3=CH3、d=10)1.0gを加
え、カールシュテット触媒を添加して架橋反応を行っ
た。得られた硬化物を3本ロールミル処理した後に前記
構造式(D)で示されるフッ素エーテル油(式(D)
中、R4=CH2(CH26CH3、Rf2=CF2(C
24CF3、l=2)を317g加えてホモミキサー
で攪拌すると均一なペーストが得られた。
【0034】実施例13〜21 実施例12と同様にして原料、溶媒の種類を表2に示し
たものに変えて種々のペースト組成物を得た。
【0035】
【表2】
【0036】
【発明の効果】本発明のフッ素変性シリコーン重合体
は、低表面エネルギー被膜を形成することができ、種々
の産業分野に使用することができる。特にメイクアップ
化粧品に用いた場合には、二次付着防止効果が得られ、
従来困難であったフッ素系油剤のみあるいはシリコーン
油、フッ素系油剤やフッ素変性シリコーン系油剤の混合
物を増粘してこれらの油剤のペースト状組成物を得るこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 83/08 C08L 83/08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表わされるハイドロジェ
    ンシリコーン類(式中、R1 は同種または異種の置換ま
    たは非置換の炭素数1〜18のアルキル基、アリール基
    またはアラルキル基を、aは0〜1000の整数を、b
    は1〜1000の整数を示す)と、一般式(2)で表わ
    される不飽和フッ素化合物(式中、Rfは直鎖または分
    岐の炭素数1〜16のフッ素化炭化水素基を、R2 は水
    素原子または炭素数1〜4のアルキル基を、Xはエーテ
    ル基、エステル基、アミド基およびスルホンアミド基の
    うちいずれか一種を含む炭素数1〜16のメチレン鎖を
    示す)と、一般式(3)で表わされる不飽和シロキサン
    化合物(式中、R3 は同種または異種の置換または非置
    換の炭素数1〜18のアルキル基、アリール基またはア
    ラルキル基を、dは0〜1000の整数を示す)とをヒ
    ドロシリル化反応させることにより製造されるフッ素変
    性シリコーン重合体。 【化1】 【化2】 【化3】
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフッ素変性シリコーン重
    合体と、シリコーン油、フッ素系油剤およびフッ素変性
    シリコーン系油剤から選ばれる一種以上とを含むペース
    ト状フッ素変性シリコーン重合体組成物。
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