JP5576100B2 - 油中水型乳化化粧料 - Google Patents

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本発明は、シリコーンオイル、シリコーンレジン、シリコーン系界面活性剤、および水溶性高分子を含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料に関する。
従来より、肌色を整え、皮膚のシミやソバカスといった欠陥を隠す目的でファンデーションが使用されており、油性タイプ、乳液状、固形状、粉末状等種々の形態のものが提供されている。油性化粧料は清涼感に欠けるため乳化化粧料が主に用いられている。乳化化粧料には油中水型乳化化粧料、水中油型乳化化粧料等があり、特に油中水型乳化化粧料は肌表面をオイル膜でカバーし、水分蒸発を防ぐことから肌荒れ等に効果があり、また撥水性があることから化粧くずれを防ぐ効果があるため広く用いられている(特許文献1参照)。
油中水型乳化化粧料は、乳化助剤として有機変性粘土鉱物を用いることで、伸びがよく、みずみずしい使用感で、かつ安定性が良好な油中水型乳化化粧料が得られることが見出されている(特許文献2参照)。しかしながら、肌上での伸びは改善できるが、密着感(化粧とまり感)、耐水性および耐油性が悪いという欠点があった。
他にも油中水型乳化化粧料の例として、安定性が良好で、優れた使用感及び皮脂分泌抑制効果を有する油中水型乳化化粧料(特許文献3参照)、高温の環境におかれても乳化系が安定で、肌上での伸びが軽く、しかもべたつかない油中水型乳化化粧料(特許文献4参照)、使用感が良好で、塗布後時間が経過してもべたつかず密着性に優れ、しかも乳化安定性に優れた油中水型乳化化粧料(特許文献5参照)等が開示されている。
特許第4209056号公報 特開平10−120525号公報 特開平8−175952号公報 特開平8−217618号公報 特開平9−59126号公報
本発明において、密着感(化粧とまり感)に優れ、耐水性および耐油性を上げることで、化粧持ちに優れた油中水型乳化化粧料を提供することを目的とする。
シリコーンオイル、シリコーンレジン、シリコーン系界面活性剤、および水溶性高分子を含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料が、優れた密着感(化粧とまり感)、耐水性および耐油性を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明によれば、シリコーンオイル、シリコーンレジン、シリコーン系界面活性剤、および水溶性高分子を含有することにより、密着感(化粧とまり感)、耐水性および耐油性を有する油中水型乳化化粧料を提供することができる。
本発明で用いるシリコーンオイルは、特に限定されず、直鎖状、環状、架橋型等のいずれを用いても良い。具体的に例示すると、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン・メチルフェニルポリシロキサン共重合体等の低粘度から高粘度のシリコーン油、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン、テトラメチルテトラフェニルシクロテトラシロキサン等の環状シリコーン油、ステアロキシシリコーン等の高級アルコキシ変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン等から選択される一種又は二種以上を適宜配合して用いることができるが、好ましくは環状シリコーン油がよく、より好ましくはデカメチルシクロペンタシロキサンがよい。
本発明で用いるシリコーンレジンは、特に限定されず、トリメチルシロキシケイ酸、ポリアルキルシロキシケイ酸、ジメチルシロキシ単位含有トリメチルシロキシケイ酸、パーフルオロアルキル基含有ポリアルキルシロキシケイ酸から選択される1種または2種以上を用いることができるが、好ましくはトリメチルシロキシケイ酸がよい。
本発明で用いるシリコーン系界面活性剤は、特に限定されず、POE・メチルポリシロキサン共重合体、シリコーン鎖分岐型POE・メチルポリシロキサン共重合体、架橋型POE・メチルポリシロキサン共重合体、アルキル・POE共変性メチルポリシロキサン共重合体、シリコーン鎖分岐型アルキル・POE共変性メチルポリシロキサン共重合体、長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン等が例示される。好ましくはPOE・メチルポリシロキサン共重合体がよい。
本発明で用いる水溶性高分子は、特に限定されず、グアーガム、ローカストビンガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、トラガガントガム、ペクチン、マンナン、デンプン、タマリンドガム、寒天、プルラン、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸、β−グルカン等の多糖類、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン等の動物系蛋白質類、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース系半合成高分子、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン等のデンプン系半合成高分子、アルギン酸プロピレングリコール、アルギン酸塩等のアルギン酸系半合成高分子、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチル30エーテル、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸塩等のビニル系合成高分子等、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコールとポリプロピレングリコールの共重合体等から選択される1種又は2種以上を適宜配合して用いることができる。好ましくは多糖類、セルロース系半合成高分子から選択される1種または2種以上を適宜配合して用いるのがよく、より好ましくは、プルランを用いるのがよい。
本発明で用いるシリコーンオイルの配合量は、油中水型乳化化粧料全量に対して、0.1〜30.0質量%が好ましく、1.0〜30.0質量%がより好ましく、1.0〜20.0質量%が最も好ましい。
本発明で用いるシリコーンレジンの配合量は、油中水型乳化化粧料全量に対して、0.01〜5.0質量%が好ましく、0.1〜5.0質量%がより好ましく、0.1〜3.0質量%が最も好ましい。
本発明で用いるシリコーン系界面活性剤の配合量は、油中水型乳化化粧料全量に対して、0.01〜5.0質量%が好ましく、0.1〜5.0質量%がより好ましく、0.1〜3.0質量%が最も好ましい。
本発明で用いる水溶性高分子の配合量は、油中水型乳化化粧料全量に対して、0.01〜5.0質量%が好ましく、0.01〜3.0質量%がより好ましい。
本発明で用いる「密着感」とは、油中水型乳化化粧料において、使用時にべたつかず、ある程度の伸びをもって、化粧料が止まる感じをいう。
本発明で用いる油中水型乳化化粧料には、本発明の目的や効果を損なわない範囲で、上記以外のシリコーン化合物、上記以外の水溶性高分子、有機高分子、油性成分、酸化チタン、酸化鉄、マイカ、タルク等の粉体、シリコーン処理した粉体、紫外線吸収剤、植物エキス、保湿剤、抗菌剤、防腐剤、色素、香料などを適宜配合することができる。
本願発明の油中水型乳化化粧料は、ファンデーション、アイカラー、チークカラー、リップカラー、マスカラ、アイライナー等のメイクアップ化粧料や日焼け防止用化粧料として有用であり、特にファンデーション、日焼け防止用化粧料として有用である。
次に本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明の油中水型乳化化粧料は、これらに限定されるものではない。
[実施例1]
4種類(実施例1、および比較例1、2、3)の油中水型乳化化粧料を調製した。
<油中水型乳化化粧料の調製方法>
表1に示す処方にて本発明の油中水型乳化化粧料である実施例1、及び比較例1−3を調製した。調製は、60℃で均一溶解させた(6)〜(8)に粉体(1)〜(5)を添加してホモミキサーで分散させ、次いで60℃に加熱した(9)〜(12)、(14)、(15)を徐々に添加し、次いで(13)を加え、ホモミキサーにて80℃で乳化後、室温まで撹拌冷却して行った。
Figure 0005576100
[評価方法]
上記実施例1および比較例1、2、3について、20〜40歳代の化粧品開発に従事するパネラー3名に使用試験を行った。使用試験は、3名のパネラーに実施例1および比較例1、2、3のそれぞれをブラインドにて使用していただき、[密着感]、[耐水性]、[耐油性]について官能評価を行った。その結果を表1に示す。
評価基準は、以下に示すとおりとした。
◎:優
○:良
△:可
×:不可
以上の結果から、シリコーンオイル、シリコーンレジン、シリコーン系界面活性剤、および水溶性高分子を含有する油中水型乳化化粧料は、密着感(化粧とまり感)、耐水性および耐油性において、良好な結果を示すことがわかった。
[実施例2]日焼け止めクリーム
(1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 5.0(質量%)
(2)デカメチルシクロペンタシロキサン 25.0
(3)ジメチコノール 5.0
(4)トリメチルシロキシケイ酸 1.0
(5)ステアリルメチルポリシロキサン 6.0
(6)ポリオキシエチレン・メチルポリ 2.0
シロキサン共重合体
(7)シリコーン処理微粒子酸化チタン 2.0
(8)シリコーン処理微粒子酸化亜鉛 8.0
(9)パラメトキシケイ皮酸2−エチル 7.0
ヘキシル
(10)プルラン 0.1
(11)精製水 26.3
(12)塩化ナトリウム 1.0
(13)グリセリン 8.0
(14)フェノキシエタノール 0.5
(15)香料 0.1
製造方法:
成分(1)〜(9)の油相部および、成分(10)〜(13)の水相部をそれぞれ80℃に加熱溶解したのち、攪拌状態で水相部を油相部に徐々に加え、混合均一化する。完全に乳化した後、冷却を行い50℃にて成分(14)〜(15)を加え、さらに冷却し、混合均一化する。
シリコーンオイル、シリコーンレジン、シリコーン系界面活性剤、および水溶性高分子を含有する油中水型乳化化粧料は、密着感(化粧とまり感)に優れ、耐水性および耐油性を上げることで、化粧持ちに優れた油中水型乳化化粧料を提供することができる。

Claims (1)

  1. 下記(A)〜(D)の成分を含有することを特徴とする、油中水型乳化化粧料。
    (A)シリコーンオイル
    (B)シリコーンレジン
    (C)シリコーン系界面活性剤
    (D)プルラン
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