JP2000279797A - 処理剤溶解装置 - Google Patents

処理剤溶解装置

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JP2000279797A
JP2000279797A JP11088790A JP8879099A JP2000279797A JP 2000279797 A JP2000279797 A JP 2000279797A JP 11088790 A JP11088790 A JP 11088790A JP 8879099 A JP8879099 A JP 8879099A JP 2000279797 A JP2000279797 A JP 2000279797A
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bottle
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water
dissolving
discharge port
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JP11088790A
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Yoshie Nozawa
良衛 野沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボトルから溶解槽への粒状の処理剤の流動
を、長期間メンテナンス不要で円滑に行うことができ、
かつ溶解槽での溶解作業も確実に行う。 【解決手段】 ボトル122のシール部材122Aを穿
孔するための第1の位置から第2の位置へ移動した穿孔
部材140は、粒状の処理剤が穿孔部材140の内側を
通過することによりその一部が付着することがある。こ
れを放置しておくと、周囲の湿気や、溶解槽104から
の水の跳ね上げによって堆積、固化することがある。そ
こで、第2の位置から第1の位置を通過して、第3の位
置まで穿孔部材140を下降させ、溶解槽104の水中
に浸漬させる。この浸漬によって穿孔部材140に付着
した粒状の処理剤が溶けながら離れ、穿孔部材140を
洗浄することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体状又は顆粒状
の処理剤が収容され処理剤の吐出口がシール部材で閉止
されたボトルを、吐出口が下向きになるように装填した
状態で前記シール部材を破断し、処理剤をボトルから下
方に位置する溶解槽へ落下させ、この溶解槽内で水に溶
解する処理剤溶解装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、現像機用として用いられる粉体又
は顆粒状の処理剤を水に溶解して処理液を準備する場
合、専用の溶解装置を用いて溶解することがある。
【0003】一般に粉体又は顆粒状の処理剤は、PET
製のボトルに収容されて市販しなされている。その吐出
口は、粉体又は顆粒状の処理剤をボトル内に収容した後
に、アルミニウム製のシール部材等でシールされてい
る。なお、安全のため、シール部材を覆うねじ込み式の
蓋体で締め付けもよい。
【0004】このようなボトルは、蓋体を外した状態で
吐出口を下向きにして溶解装置の装填部に装填される。
【0005】溶解装置の装填部には、装填されるボトル
のシール部材と対向するように円筒状の刃を持つ穿孔部
材が配設されており、この穿孔部材の刃によってシール
部材を輪状に突き破ることにより、ボトル内の処理剤を
下方の溶解槽へ落下させる。
【0006】溶解槽には水が貯留されており、攪拌用の
スクリューを回転させることにより処理剤を水に溶解
し、所定の濃度の処理液をが生成する。
【0007】
【発明が解決するための課題】しかしながら、粉体又は
顆粒状の処理剤が穿孔部材の円筒内を通過するとき、そ
の一部がこの刃に付着堆積し、溶解槽からはね上がる若
干量の水や、空気中の水分によって固化し、穿孔部材が
動作不良を起こすことがある。この堆積、固化する量が
増加すると、ボトルから粉体又は顆粒状の処理剤が円滑
に溶解槽まで落下しなくなる場合がある。
【0008】また、穿孔部材の刃によって突き破ったシ
ール部材の一部(シールかす)が溶解槽に落下し、現像
機への配管系に詰まってポンプに多大な負荷をかける原
因となって、これを故障させたり、溶解槽から排出する
処理液を制御するバルブの開閉を妨げたりすることがあ
った。
【0009】さらに、スクリューによる攪拌しているた
め、このスクリューの羽根部にも解けきれなかった粉体
又は顆粒状の処理剤が堆積、固化し動作不良を起こすこ
ともある。また、羽根部の錆びによる動作不良も考えら
れる。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、ボトルから溶
解槽への処理剤の供給を、長期間メンテナンス不要で円
滑に行うことができ、かつ溶解槽での溶解作業も確実に
行うことができる粉体又は顆粒状処理剤の溶解装置を得
ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、粉体状又は顆粒状の処理剤が収容され処理剤の吐出
口がシール部材で閉止されたボトルを、吐出口が下向き
になるように装填した状態で前記シール部材を破断し、
処理剤をボトルから下方に位置する溶解槽へ落下させ、
この溶解槽内で水に溶解する処理剤溶解装置であって、
装填されたボトルの吐出口に対向するように配置され、
前記吐出口のシール部材を輪状に破断するための刃を持
つ穿孔部材と、前記穿孔部材を、前記シール部材を破断
する上方位置と、かつ前記溶解槽中の水面下の位置へ選
択的に移動させる移動手段と、を有している。
【0012】ボトルを装填した状態で、穿孔部材を上方
位置へ移動させると、穿孔部材によりシール部材は破断
され、ボトル内の処理剤は吐出口から落下して、溶解槽
内へ落ちる。
【0013】このとき、穿孔部材には、粉体又は顆粒状
の処理剤の一部が付着する。このまま放置しておくと、
粉体又は顆粒状の処理剤が徐々に堆積し、周囲の湿気や
溶解槽から跳ね上げてくる水などによって固化し、次に
装填するボトルからの処理剤の落下通路を塞いでしま
う。
【0014】そこで、移動手段を作動させて、穿孔部材
を溶解槽内の水の水面下へ移動させる。この位置は水中
であるため、穿孔部材に付着した処理剤は、溶け出し穿
孔部材から離れる。
【0015】穿孔部材には処理剤が付着しておらず、処
理剤の溶解槽への落下を妨げることがなくなり、次の穿
孔時のボトルから溶解槽までの処理剤の流れを円滑にす
ることができる。
【0016】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記穿孔部材の下方に、前記移動
手段により前記穿孔部材と共に移動可能な袋状の網が取
り付けられており、前記ボトルの吐出口からの処理剤は
この網内に落下するようになっていることを特徴として
いる。
【0017】請求項2に記載の発明によれば、穿孔部材
の下方にこれと共に移動するように袋状の網が取り付け
られている。網は、穿孔部材が移動する際に、この移動
に追従して移動する。このため、ボトルから処理剤が全
てこの網内へ落下する。落下した処理剤は、溶解槽内の
水に溶け、水溶液として網目から溶解槽中の水水に拡散
する。
【0018】この網は、穿孔部材によって破断したシー
ル部材の欠片(シールかす)は、網目からは出られない
ため、シールかすが溶解槽内に浮遊することがなく、配
管やバルブを詰まらせることがなくなる。しーるかすは
網から回収することもできる。
【0019】請求項3に記載の発明は、前記請求項2に
記載の発明において、前記ボトルの吐出口が下向きにな
るようにボトルを装填する構造が、ボトルの吐出口を、
前記穿孔部材時と対向させる位置と前記穿孔部材上方を
開放する位置の間を移動可能であることを特徴としてい
る。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、ボトルを
装填する構造が、ボトルの吐出口を穿孔部材に対向させ
る位置と、穿孔部材の上方を開放する位置の間を移動可
能となっている。この構造によって、穿孔部材の上方を
開放するように移動させたとき、穿孔部材及び網とを取
り外すための作業空間を作ることができる。例えば、作
業者が手を伸ばして穿孔部を把持し、持ち上げるといっ
た作業が可能となる。
【0021】これにより、穿孔部材や網の洗浄が必要な
とき、簡単な作業で着脱することができ、作業効率を向
上することができる。
【0022】請求項4に記載の発明は、前記請求項2又
は請求項3に記載の発明において、前記袋状の網内で向
けて前記溶解槽内の水を供給するポンプをさらに有して
いる。
【0023】請求項4に記載の発明によれば、袋状の網
は既に水中に浸漬されているが、内部に処理剤を溶解す
るための特別な手段がない。そこで、溶解槽からポンプ
によって水を吸出し、例えば、補助溶解容器の上部開口
からこの吸出した水を吐出するような循環系を設けるこ
とにより、水の流れの勢いで粉体又は顆粒状の処理剤が
解け易くなる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係る現
像剤溶解装置100が示されている。
【0025】溶解装置100は、上下二層構造を持つ。
上槽は、予めあらか所定量の水を貯留し、その中に後述
する粉体又は顆粒状の現像剤を溶解する溶解槽104で
あり、下槽は水に現像剤を溶解させてできた現像液を1
08をストックするストック槽110である。
【0026】溶解槽104の底面は擂鉢状に形成され、
その最底位置に開口部112が設けられ、この開口部1
12から現像液がストック槽110へ流下する構造とな
っている。開口部112には、電磁弁114が取り付け
られており、現像剤を溶解する段階ではこの開口部11
2は閉止されている。
【0027】ストック槽110の側壁110Aには、配
管116の一端が接続され、管路はストック槽110内
と連通している。配管116は、図示しない現像槽まで
延設され、その中間部にはポンプ118が設けられてい
る。このポンプ118の駆動により、ストック槽110
内の現像液108を現像槽へ送り込むことができる。
【0028】図2に示される如く、溶解槽104の上方
には、ボトル装填部120が配設されている。この装填
部120は、粉体又は顆粒状所の現像剤を収容するボト
ル122を吐出口を下向きに支持する板状の支持台12
4を備えている。支持台124の中央部には円孔126
が設けられている。この円孔126の周縁部には、ボト
ル122の吐出口128を固定するための係合部130
が設けられている。係合部130は、リング状の側壁部
130Aとこの側壁部130Aの上端にドーナツ状の天
井部130Bとが一体形成された構成となっている。な
お、この天井部130Bにおける互いに直径方向に対応
する位置には、切欠部132が設けられている。
【0029】この係合部130の切欠部132に対応し
てボトル122の吐出口128の周面には、半径方向の
突起部134が、互いに直径方向に設けられている。
【0030】ここでボトル122を装填部120に装填
する場合の動作は、ボトル122を逆さ(吐出口128
を下向き)にして、突起部134と切欠部132とを対
向させて、係合部130内へ押し込む。その後、ボトル
122を回転させる。この押し込み、回転動作により、
突起部134が支持台124と天井部130Bとの間に
挟持され、ボトル122は装填部120の支持台24に
固定される。
【0031】装填部120の支持台124は、ケーシン
グ101の上板部101Aの上面に対してキャスタ13
6を介して支持されている。また、この支持台124
は、その幅方向(図2の紙面手前―奥方向)及び上下方
向の移動をガイド部材138によって規制され、図1の
左右方向にスライド移動可能となっている。なお、溶解
装置を作動させるときには、上板部101Aの中央部に
設けられた開口101Bの位置にあり、この開口部10
1Bの上方を開放するときに退避位置へ移動されるよう
になっている。なお、開口部101Bの上方を開放する
のは、後述する穿孔部材140網142の着脱時であ
る。
【0032】図1に示される如く、装填部120の下部
には、穿孔部材140が配設されている。穿孔部材14
0は、ケーシング101の天井部101Aにパンタグラ
フ14を介して吊り下げ状態で支持された移動支持板1
46に取り付けられている。
【0033】図3に示される如く、穿孔部材140は、
円筒状の薄板金属板を袈裟懸け状にカットした形状であ
り、上端面に沿って複数の鋸刃状刃部148が形成され
ている。この刃部146は、穿孔部材140の上端面に
その全周の一部(最低位置の1/10程度)を残して形成
されている。この穿孔部材140は、前記ボトル122
の吐出口に設けられたアルミニウム製のシール部材12
2A(図2参照)を破断するのに用いられる。
【0034】パンタグラフ144は、一対の伸縮アーム
の支持角度によって、前記移動支持板146を図1の上
下方向へ平行移動させることができるようになってい
る。なお、この伸縮アームの駆動系については省略する
が、最も簡単な構造としては移動支持板146をエアー
シリンダ等の伸縮ロッドの先端部に取り付け、この伸縮
ロッドを伸縮させることが考えられる。
【0035】穿孔部材140は、移動支持板146を駆
動させることにより、図1に示される第1の位置と、こ
れによりも上方に移動し、刃部148がボトル122の
シール部材122Aを突き破りボトル122の吐出口1
28に入り込んむ第2の位置(請求項1における上方位
置、図4(A)参照)と、第1の位置よりも下方の水中
に浸漬される第3の位置(請求項1における水面下の位
置、図4(B)参照)に移動可能である。
【0036】穿孔部材140が第1の位置から第2の位
置へ移動すると、刃部148が徐々にシール部材122
Aを突き破っていき、最終的には、円形に、但し一部を
残して突き破ることになる。このとき、穿孔部材140
の内周面にはかえし150が形成されており、第2の位
置から第3の位置への移動時に、このかえし150に円
形に破断されたシール部材122Aの一部が引っ掛かり
シール部材122の円形部分を下方へ引っ張って、確実
にシール部材122Aに円形の開口を形成する。この
際、円形のシール部材122Aは吐出口側に残ったシー
ル部材からきり離れない。
【0037】第3の位置で、穿孔部材140は、溶解槽
104に予め貯留されている水102内に沈められる。
しかる後、穿孔部材140は、待機位置ともいうべき第
1の位置へ復帰する。
【0038】穿孔部材140の下端面には、フランジ部
152が形成されており、このフランジと移動支持板1
46との間に袋状の網142の上端に形成されたフラン
ジ部154を挟み、ピン156によって袋状の網142
と穿孔部材140とを移動支持板146に固定してい
る。
【0039】なお、このとき袋状の網142の下端は、
移動支持対146に施された円形の開口を介して下方へ
垂れ下がっている。
【0040】袋状の網142に、前記穿孔部材140で
シール部材12Aを突き破ったときに、ボトル122内
にあった粉体状または顆粒状の現像剤が装填部の支持台
124の円孔126、ケーシング101の上板101A
の開口部101B及び移動支持板146の円形開口を介
して落下する。このとき、図4(A)に図示されている
ように、溶解槽104内の所定レベルまで水102が入
っているので、現像剤はこの水で溶解される。
【0041】網142の上方開口に向けて、パイプ15
8の一端開口が配設されている。このパイプ158は、
ポンプ160を介して、溶解槽104の底部に配管され
ている。このため、ポンプ158を駆動することによっ
て、溶解槽104内の水102を吸出し、網142の上
から吐出させることができる。この吐出の勢いで、現像
材はとけ易くなる。このポンプ158によるこの水10
2の循環が溶解槽104内を攪拌する。
【0042】以下に本実施の形態の作用を説明する。 (ボトル122の装填)穿孔部材140が第1の位置に
あることとし、ボトル122の開口部128ねじ込み式
の蓋体がついている場合には、この蓋体を取り外し、シ
ール部材122Aを露出させる。この状態で、ボトル1
22を逆さ(開口部128を下向き)にし、装填部12
0に対応させる。このとき、開口部128の周囲に形成
された突起部134を、装填部120の切欠部132に
対向させた状態で、係合部130へ押し込む。その後、
ボトル122を軸回転させると、突起部134が支持台
124と天井部130Bとの間に挟持され、固定され
る。 (穿孔動作)移動支持板146を、例えばシリンダ等の
作動によって移動させる。このとき、パンタグラフ部1
44の伸縮アームによって、移動支持板146は上方向
へ平行移動する。この平行移動によって、穿孔部材14
0は第1の位置から第2の位置へ移動する。この移動に
よって、穿孔部材140の先端の刃部148がシール部
材122Aを突き破っていく。1回の動作で突き破れな
い場合には、第1の位置から第2の位置への移動を繰り
返す。
【0043】穿孔部材140が第1の位置又は第3の位
置へ移動するとき、シール部材122Aは、穿孔部材1
40の内周面に設けられたかえし150に引っ掛かるた
め、破断されたシール部材を確実に下方へ引っ張って円
形(一部を除く)にシール部材122Aを穿孔すること
ができる。
【0044】シール部材122Aが穿孔されると、ボト
ル122内の現像剤が落下し、穿孔部材140の内側を
通過して、水102内の網142へと流れ落ちる。
【0045】穿孔部材140が作動したときに、シール
部材122Aから出たシールかす、あるいは破断された
ボトル122の吐出口から剥がされたシール部材122
Aは、網142内に保持されるので、これらが電磁弁1
14や配管116等を詰まらせることはない。 (溶解動作)網142あるいは網142を介して溶解槽
内の水中に落下しあ粉体又は顆粒状の現像剤は、水に溶
解される。現像剤は網142により溶解槽内に広く拡散
するので、水に溶解しやすい状態で溶解槽に供給され
る。さらに、ポンプの作動によって溶解槽内の水102
を吸い上げ、網142の上方から吐出させている。この
水の循環で、処理剤の溶解を促進させることができる。
なお、溶解槽104内には、予め所定量の水102が入
れらている。この水に1つのボトル122内の現像剤を
全て溶解することにより、適正濃度の現像液を得られ
る。 (穿孔部材の洗浄)ボトル122のシール部材122A
を穿孔するための第1の位置から第2の位置へ移動した
穿孔部材140には、現像剤が穿孔部材140の内側を
落下するので、その一部が付着する。この付着は、穿孔
部材140がぬれているときに著しい。周囲の湿気や、
溶解槽104からの水の跳ね上げによって付着は避けら
れないが、これを放置しておくと、付着と乾燥の繰りか
えしにより堆積、固化する。
【0046】この実施形態では、第2の位置から第1の
位置を通過して、第3の位置まで穿孔部材140を下降
させ、溶解槽104の水中に浸漬させる。
【0047】この浸漬によって穿孔部材140に付着し
た現像剤は水中に溶けながら離れるので、穿孔部材14
0を洗浄することができる。
【0048】所定時間穿孔部材140を浸漬した後、第
1の位置に戻すことにより、穿孔部材140は、次のボ
トル122のシール部材122Aの穿孔の待機状態とな
る。 (穿孔部材140と網142のメンテナンス)穿孔部材
140や網142を、水102に浸漬することで洗浄し
ているため、短期間でのメンテンナンスは不要である
が、長期間のメンテナンスは定期的に行うことが好まし
い。洗浄のみならず、刃部148の欠損や、網目の破損
等も生じるからである。
【0049】このため、穿孔部材140と網142を取
り外さなければならなくなる。この場合、本実施の形態
では、装填部120をスライド移動させて、ケーシング
111の開口部128の上方向から退避させることがで
きる。この退避によって、開口部128周辺に作業空間
ができ、作業者は、手を穿孔部材140まで延ばし、把
持して引き上げることにより、簡単にピン15について
刃148が移動支持板146の孔から抜け、取り出すこ
とができる。取り外された穿孔部材140と網142
は、検査され、損傷があれば修理又は交換し、洗浄した
後、元の位置に戻される。この作業も、ピン156を移
動支持板146の孔置関係の二槽構造としたが、それぞ
れ別々に設けてもよい。
【0050】この場合、循環用のパイプ158の途中に
三方弁170を取り付け、この三方弁170の切り換え
によって、溶解槽104内の水(又は処理液)を、網1
42の上方開口又はストックタンク110の何れかに選
択的に案内するようにすれば、1個のポンプ160を兼
用することができる。
【0051】以上の実施の形態の説明は、処理剤として
現像剤を適用して説明したが、他の処理剤、例えば、定
着剤についても適用できることは言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】以上説明した如く本発明にかかる粉体又
は顆粒状処理剤の溶解装置は、ボトルから溶解槽への処
理剤の流動を、長期間メンテナンス不要で円滑に行うこ
とができ、かつ溶解槽での溶解作業も確実に行うことが
できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る溶解装置の全体概略図であ
る。
【図2】装填部と装填部に契合されるボトル注ぎ口を示
す斜視図である。
【図3】穿孔部材の斜視図である。
【図4】(A)は穿孔部材が第2場面において第2の位
置に来たときの状態、(B)は穿孔部材が第3の位置に
来たときの状態を示す概略図である。
【部号の説明】
100 溶解装置 104 溶解槽 120 装填部 130 係合部 140 穿孔部材 142 補助溶解容器 144 パンタグラフ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体状又は顆粒状の処理剤が収容され処
    理剤の吐出口がシール部材で閉止されたボトルを、吐出
    口が下向きになるように装填した状態で前記シール部材
    を破断し、処理剤をボトルから下方に位置する溶解槽へ
    落下させ、この溶解槽内で水に溶解する処理剤溶解装置
    であって、 装填されたボトルの吐出口に対向するように配置され、
    前記吐出口のシール部材を輪状に破断するための刃を持
    つ穿孔部材と、 前記穿孔部材を、前記シール部材を破断する上方位置
    と、かつ前記溶解槽中の水面下の位置へ選択的に移動さ
    せる移動手段と、を有する処理剤溶解装置。
  2. 【請求項2】 前記穿孔部材の下方に、前記移動手段に
    より前記穿孔部材と共に移動可能な袋状の網が取り付け
    られており、前記ボトルの吐出口からの処理剤はこの網
    内に落下するようになっていることを特徴とする請求項
    1記載の処理剤溶解装置。
  3. 【請求項3】 前記ボトルの吐出口が下向きになるよう
    にボトルを装填する構造が、ボトルの吐出口を、前記穿
    孔部材時と対向させる位置と前記穿孔部材上方を開放す
    る位置の間を移動可能であることを特徴とする請求項2
    記載の処理剤溶解装置。
  4. 【請求項4】 前記袋状の網内で向けて前記溶解槽内の
    水を供給するポンプをさらに有する請求項2又は請求項
    3に記載の処理剤溶解装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006223953A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Toyoko Kagaku Co Ltd 薬液製造方法、薬剤投入装置及び薬液調合装置
US8467193B2 (en) 2010-09-06 2013-06-18 Denso Corporation Electronic control unit
WO2023188874A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 タツタ電線株式会社 粉体投入用部品、粉体セットおよび粉体投入方法

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