JP5277998B2 - クーラント冷却装置 - Google Patents

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本発明は、工作物の熱変位や、研削焼け等を防止するために加工部に供給されるクーラントを冷却する冷却器を備えたクーラント冷却装置に関するものである。
研削盤等の工作機械においては、加工部(研削個所)にクーラントが供給されるが、クーラントは、加工部で発生した熱によって温度上昇するため、クーラントを冷却コイルを備えた冷却器内に通して冷却するようにしている。これによって、工作物の熱変位や、研削焼けを防止し、工作物加工径を安定化させるとともに、工作物の性状変化を防止するようにしている。この種のクーラント冷却装置として、例えば、特許文献1に記載されているものが知られている。
特許文献1に記載のクーラント冷却装置は、冷却コイルの内側に浮遊する微細な残留スラッジを少なくするために、円形のクーラントタンク内にクーラントを接線方向に供給することにより、クーラントタンク内に渦流を発生させ、この渦流によってクーラントタンク内に含有する微細な残留スラッジを、クーラントタンクの中央部底部に効率よく集積させるようにしたものである。
特開2006−187851号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載されたクーラント冷却装置においては、夜間や休日、あるいは長期連休など、機械を連続して停止した場合、冷却器の内部にクーラントが定常的に滞留したままとなる。このため、クーラントに含まれる研削カスや微細な切屑などからなるスラッジが冷却コイルに付着し、そのまま、放置しておくと冷却コイルによる冷却効率が著しく低下してしまう。従って、定期的に冷却コイル等の清掃を行う必要がある。
一般に冷却コイルの清掃は、冷却器の外筒を上下に分解して冷却コイルを剥き出しにし、その状態で、冷却コイルに圧縮エアを吹き付けたり、冷却コイルを直接ブラシ等でこすってスラッジを取り除くようにしている。しかしながら、圧縮エアを吹き付ける方式は、スラッジを周囲に撒き散らし、環境衛生上好ましくなく、また、ブラシ等でこすり取る方式は、非常に多くの手間と労力が必要となる問題がある。
本発明は、上記した従来の問題点を解決するためになされたもので、機械の停止時に、サイフォン現象を利用して冷却器内のクーラントを自動的に排出できるようにし、冷却コイル等の清掃を実質的に不要にしたクーラント冷却装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の特徴は、クーラントを貯留するクーラントタンクと、該クーラントタンクの上方位置に配設され冷却コイルを備えた冷却器と、ポンプによってクーラントを前記冷却器に供給し、前記冷却コイルによってクーラントを冷却させるクーラント供給管路と、前記冷却器によって冷却されたクーラントを前記クーラント槽に戻すクーラント戻し管路を備えたクーラント冷却装置において、前記クーラント戻し管路の少なくとも一部に、前記クーラント槽の液面の上方位置に開口するエア吸入口を設け、前記冷却器の底部に一端が開口し、他端が前記クーラント槽に開口し、前記ポンプの停止時にサイフォン現象によって前記冷却器内のクーラントを自動的に排出するクーラント自動排出管路を備えたことである。
請求項2に係る発明の特徴は、請求項1において、前記冷却器は、密閉された円筒状の外筒と、該外筒内に収容され、外周に前記冷却コイルを巻付けた円筒状の内筒とを備え、前記内筒の上部は上部壁によって覆われ、前記内筒の下部は前記外筒の底部に隙間を有して開口され、前記クーラント自動排出管路の一端は、前記内筒の上部壁を貫いて前記外筒の底部近傍に開口されていることである。
請求項3に係る発明の特徴は、請求項1または請求項2において、前記クーラント戻し管路の他端は、前記クーラント槽に貯留されたクーラント内に開口され、前記クーラント戻し管路の他端側には、前記クーラント槽に貯留されたクーラントの液面レベルの上方位置に、細孔の前記エア吸入口が大気中に開口されていることである。
請求項4に係る発明の特徴は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記クーラント自動排出管路中には開閉弁が設けられ、該開閉弁の開放時にのみ、前記ポンプの停止時に前記冷却器内のクーラントを自動排出できるようにしたことである。
上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、クーラント戻し管路の少なくとも一部に、クーラント槽の液面の上方位置に開口するエア吸入口を設け、冷却器の底部に一端が開口し、他端がクーラント槽に開口し、ポンプの停止時にサイフォン現象によって冷却器内のクーラントを自動的に排出するクーラント自動排出管路を備えているので、作業者の手を煩わせることなく、また、自動で行うための機器や制御を必要とすることなく、クーラント中に含有するスラッジが冷却コイルに付着するのを確実に防止することができ、冷却コイルに付着したスラッジを取り除く清掃作業を実質的に不要にすることができる。
請求項2に係る発明によれば、冷却器は、密閉された円筒状の外筒と、外筒内に収容され、外周に冷却コイルを巻付けた円筒状の内筒とを備え、内筒の上部は上部壁によって覆われ、内筒の下部は外筒の底部に隙間を有して開口され、クーラント自動排出管路の一端は、内筒の上部壁を貫いて外筒の底部近傍に開口されているので、ポンプの停止時に、冷却器内のクーラントを冷却器の底部近傍のレベルまで排出することができる。
請求項3に係る発明によれば、クーラント戻し管路の他端は、クーラント槽に貯留されたクーラント内に開口され、クーラント戻し管路の他端側には、クーラント槽に貯留されたクーラントの液面レベルの上方位置に、細孔のエア吸入口が大気中に開口されているので、クーラント戻し管路にエア吸入口を設ける場合にも、クーラント戻し管路を流れる大部分のクーラントは、クーラント槽に貯留されたクーラント内に戻され、クリーン槽に戻されるクーラントによってクリーン槽内のクーラントを泡立たせないようにすることができる。
請求項4に係る発明によれば、クーラント自動排出管路中には開閉弁が設けられ、開閉弁の開放時にのみ、ポンプの停止時に冷却器内のクーラントを自動排出できるようにしたので、例えば、長期連休など長期間機械を停止する場合には、開閉弁を開放させて冷却器内のクーラントを自動排出させ、昼休みや夜間などの短時間の機械の停止の場合には、開閉弁を閉止させて冷却器内のクーラントの自動排出を阻止することができる。
本発明の実施の形態に係るクーラント冷却装置を示す概要図である。
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態に係るクーラント冷却装置10の概要図を示すもので、クーラント冷却装置10は、クーラント槽11を備え、クーラント槽11は、仕切り板12で仕切られたクリーン槽13とダーティ槽14からなっている。ダーティ槽14には、研削盤等の工作機械で使用されたクーラントが回収管路15を介して回収され、また、クリーン槽13に貯留されたクーラントは、送出ポンプ16により汲み上げられ、送出管路17を介して工作機械の加工部に送出されるようになっている。
ダーティ槽14に回収されたクーラントは、マグネットセパレータ等のクーラント処理装置18により切屑等が分離されて濾過された後、クリーン槽13に供給され、貯留される。クリーン槽13に貯留されるクーラントは、仕切り板12をオーバフローしてダーティ槽14に流れることにより、常に一定のレベルに保持されるようになっている。
クーラント槽11の上方位置には、冷却器21が配設されている。冷却器21は、密閉された円筒状の外筒22と、外筒22内に収容された円筒状の内筒23と、内筒23の外周に螺旋状に巻付けられた冷却コイル24からなっている。外筒22は、有底円筒状の外筒本体25と、外筒本体25の上端開口部を閉塞する蓋体26からなっており、蓋体26は外筒本体25の上端にパッキン27を介してボルト28により分離可能に結合されている。内筒23は、有底円筒状をなし、底部(上部壁)23aが上方に位置する姿勢、すなわち、バケツをひっくり返したような姿勢で、外筒22の内周に所定の隙間を有して配設されている。内筒23の下部は、外筒22の底部22aに所定の隙間を有して開口されている。
内筒23の外周に巻付けられた冷却コイル24内には、冷媒が循環されるようになっており、外筒22の内周と内筒23の外周との間を流れるクーラントを冷却するようになっている。外筒22の上部には、クーラント供給管路31の一端31aが接続され、このクーラント供給管路31の他端31bはクリーン層13に貯留されたクーラントの内部に開口されている。クーラント供給管路31中には供給ポンプ32が設けられ、この供給ポンプ32によってクリーン槽13に貯留されたクーラントが、外筒22内の上部に供給されるようになっている。
内筒23の上部壁23aには、冷却されたクーラントをクリーン槽13に戻すクーラント戻し管路33の一端33aが開口されている。クーラント戻し管路33は、外筒22の蓋体26を貫通して、冷却器21の外部に導出され、他端33bは、クリーン槽13に貯留されたクーラントの内部に開口されている。クーラント戻し管路33の他端33b側には、クリーン槽13に貯留されたクーラントの液面レベルの上方位置に、細孔のエア吸入口34が大気中に開口され、供給ポンプ32の停止時に、クーラント戻し管路33内にエアを吸入できるようにしている。
これにより、クーラント供給管路31を介して外筒22の上部に供給されたクーラントは、外筒22の内周と内筒23の外周との間を冷却コイル24に沿って下方に流れるに従って徐々に冷却され、内筒23の下部と外筒22の底部22aとの間を通って内筒23内に導入され、内筒23の上部よりクーラント戻し管路33を介してクリーン槽13内に戻される。この際、クーラント戻し管路33を流れるクーラントの一部は、エア吸入口34より流出されて落下し、クリーン槽13内に戻される。
また、外筒22の蓋体26および内筒23の上部壁23aを貫いて、クーラント自動排出管路35が内筒23内に延在され、その一端35aは外筒22の底部22a近傍に開口されている。クーラント自動排出管路35の他端35bは、クリーン槽13に貯留されたクーラントの内部に開口されている。この際、冷却器21がクーラント槽11の上方位置に配設されていることにより、外筒22の底部22a近傍に開口するクーラント自動排出管路35の一端35aは、クリーン槽13内に開口する他端35bより高い位置となる。これにより、供給ポンプ32の停止時に、後述するようにクーラント自動排出管路35がサイフォンとして機能し、冷却器21内からクリーン槽13へのクーラントの流れを発生させて、冷却器21内のクーラントをクリーン槽13に自動排出するようになっている。
なお、クーラント自動排出管路35中には、手動の開閉弁36が設けられている。開閉弁36は通常開放状態に保持されているが、供給ポンプ32の停止時に、サイフォン現象を作用させたくない場合、すなわち、冷却器21内のクーラントをクリーン槽13に自動排出させたくない場合には、閉止することができるようになっている。
従って、供給ポンプ32の停止時に、常に冷却器21内のクーラントをクリーン槽13に自動排出させるのではなく、例えば、長期連休など長期間機械を停止する場合には、開閉弁36を開放させて冷却器21内のクーラントを自動排出させ、昼休みや夜間などの短時間の機械の停止の場合には、開閉弁36を閉止状態に保持して冷却器21内のクーラントの自動排出を阻止することもできる。
次に、上記した実施の形態にかかるクーラント冷却装置の動作について説明する。工作機械が起動されると、ポンプ16、32が駆動される。送出ポンプ16の駆動により、クリーン槽13に貯留されたクーラントが送出管路17を介して工作機械に圧送され、加工部に供給される。これによって、工作物の熱変位や、研削焼けが防止され、工作物加工径が安定化されるとともに、工作物の性状変化が防止される。
工作機械の加工部で発生した熱によって温度上昇したクーラントは、回収管路15を介してダーティ槽14に回収される。ダーティ槽14に回収されたクーラントは、クーラント処理装置18により切屑が濾過され、クリーン槽13に供給されて貯留される。ただし、クリーン槽13に供給されたクーラント中には、研削カスや微細な切屑などからなるスラッジが含有されている。
クリーン槽13内に貯留されたクーラントを冷却するために、供給ポンプ32の駆動によって、クリーン槽13に貯留されたクーラントがクーラント供給管路31を介して冷却器21内に供給される。冷却器21内に供給されたクーラントは、外筒22の内周と内筒23の外周との間を冷却コイル24に沿って下方に流れるに従って徐々に冷却される。冷却されたクーラントは、内筒23の下部と外筒22の底部22aとの間を通って内筒23内に導入され、内筒23の上部よりクーラント戻し管路33を介してクリーン槽13内に戻される。この際、クーラント戻し管路33を流れるクーラントの一部は、エア吸入口34より流出されて落下し、クリーン槽13内に収容される。
このようにして、加工部で発生した熱によって温度上昇したクーラントは、冷却器21を循環されることによって冷却され、所定の温度以下に冷却される。
工作機械の運転が停止され、供給ポンプ32が停止されると、クーラント戻し管路33にエア吸入口34が開口されて、クーラント戻し管路33にエアが吸入できる状態になっているため、クーラント自動排出管路35の一端35aと他端35bの高低差によるサイフォン現象によって、冷却器21内に充満されているクーラントがクリーン槽13内に流れ出る。そして、クーラント自動排出管路35を介して流れ出たクーラントの体積分だけ、エアがエア吸入口34よりクーラント戻し管路33内に吸い込まれる。
このような作用によって、冷却器21内のクーラントがクーラント自動排出管路35を介してクリーン槽13に徐々に排出され、最終的には、冷却器21内に残留するクーラントは、クーラント自動排出管路35の一端35aが開口したレベルとなる。なお、クリーン槽13にクーラントが排出されると、クリーン槽13とダーティ槽14との仕切り板12よりクーラントがオーバフローするので、クリーン槽13内のクーラントは一定の液面以上には上昇しない。
このように、工作機械の運転が停止されると、すなわち、供給ポンプ32が停止されると、冷却器21内のクーラントがクーラント自動排出管路35を介してクリーン槽13に自動的に排出されるため、工作機械の運転が長時間停止されても、クーラントが冷却器21内に滞留し続けることによる冷却コイル24へのスラッジの付着を確実に防止することができる。
長時間の運転停止の後、工作機械の運転が開始され、供給ポンプ32が駆動されると、クリーン槽13内のクーラントが吸い上げられ、クーラント供給管路31を介して冷却器21内にクーラントが供給される。そして、クーラントは、上記したように、クリーン槽13と冷却器21との間を循環されることにより冷却される。
なお、図中37は、クーラント供給管路31に接続され、クーラント供給管路31を流れるクーラントの温度を検出する温度センサを示す。この温度センサ37で検出されたクーラントの温度に応じて、インバータ制御等によって、冷却コイル24を循環する冷媒による冷却能力がコントロールされ、クリーン槽13内のクーラントを所定の温度以下になるように制御する。この場合、温度センサ37は、クーラント戻し管路33に接続してもよい。
また、図中38は、冷却器21の外筒22の上部に冷却コイル24に向けて下向きに開口されたエア噴出口を示す。このエア噴出口38より定期的(一定期間毎)に圧縮エアを冷却コイル24に向けて噴出することにより、冷却コイル24に付着したスラッジを吹き飛ばすことができるようにしている。これにより、仮に長期の間に冷却コイル24にスラッジが付着しても、外筒22を分解することなく、冷却コイル24の清掃を行えるようになり、スラッジを周囲に撒き散らすことなく、安全かつ簡単に冷却コイル24の清掃が行える。なお、エア噴出口38は通常時は閉止されている。
上記した実施の形態によれば、供給ポンプ32の停止時に、サイフォン現象を利用して、冷却器21内のクーラントをクーラント自動排出管路35を介して自動的に排出することができる。従って、長期連休など機械が長期に亘って停止された場合でも、クーラント中に含有するスラッジが、冷却コイル24に付着したり、冷却器21の底部に堆積するのを確実に防止することができ、冷却コイル24にスラッジを取り除く清掃作業を実質的に不要にすることができる。しかも、これが、作業者の手を一切煩わせることなく、また、自動で行うためのバルブ等の機器や制御を必要とすることなく行い得、クーラント自動排出管路(サイフォン)35を設けるだけの簡単な構成によって達成することができる。
上記した実施の形態においては、クーラント戻し管路33にエアを吸入するエア吸入口34をクリーン槽13の液面より上方の位置に開口させたが、クーラント戻し管路33の他端33bを、クリーン槽13の液面より上方位置に開口させることにより、わざわざエア吸入口34を設けなくても、供給ポンプ32の停止時に、クーラント戻し管路33内にエアを吸入させることができる。ただし、エア吸入口34をクリーン槽13の液面より上方に開口させた場合には、クーラント戻し管路33の他端33bを、クリーン槽13に貯留されたクーラント内に開口させることができるため、クーラント戻し管路33よりクリーン槽13に戻されるクーラントによって、クリーン槽13内のクーラントを泡立たせないようにできる利点がある。
なお、本発明のクーラント冷却装置10は、研削盤等の工作機械に限らず、加工部に供給されて温度上昇したクーラントを冷却する機能を有する他の機械にも適用可能である。
以上、本発明を実施の形態に即して説明したが、本発明は実施の形態で述べた構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の形態を採り得るものである。
本発明に係るクーラント冷却装置は、機械の加工部に供給して工作物の熱変位や、研削焼けを防止するために加工部に供給されるクーラントを冷却する機械に用いるのに適している。
10…クーラント冷却装置、11…クーラント槽、13…クリーン槽、14…ダーティ槽、21…冷却器、22…外筒、23…内筒、24…冷却コイル、31…クーラント供給管路、32…ポンプ、33…クーラント戻し管路、34…エア吸入口、35…クーラント自動排出管路、36…開閉弁。

Claims (4)

  1. クーラントを貯留するクーラントタンクと、該クーラントタンクの上方位置に配設され冷却コイルを備えた冷却器と、ポンプによってクーラントを前記冷却器に供給し、前記冷却コイルによってクーラントを冷却させるクーラント供給管路と、前記冷却器によって冷却されたクーラントを前記クーラント槽に戻すクーラント戻し管路を備えたクーラント冷却装置において、
    前記クーラント戻し管路の少なくとも一部に、前記クーラント槽の液面の上方位置に開口するエア吸入口を設け、前記冷却器の底部に一端が開口し、他端が前記クーラント槽に開口し、前記ポンプの停止時にサイフォン現象によって前記冷却器内のクーラントを自動的に排出するクーラント自動排出管路を備えたことを特徴とするクーラント冷却装置。
  2. 請求項1において、前記冷却器は、密閉された円筒状の外筒と、該外筒内に収容され、外周に前記冷却コイルを巻付けた円筒状の内筒とを備え、前記内筒の上部は上部壁によって覆われ、前記内筒の下部は前記外筒の底部に隙間を有して開口され、前記クーラント自動排出管路の一端は、前記内筒の上部壁を貫いて前記外筒の底部近傍に開口されていることを特徴とするクーラント冷却装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記クーラント戻し管路の他端は、前記クーラント槽に貯留されたクーラント内に開口され、前記クーラント戻し管路の他端側には、前記クーラント槽に貯留されたクーラントの液面レベルの上方位置に、細孔の前記エア吸入口が大気中に開口されていることを特徴とするクーラント冷却装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記クーラント自動排出管路中には開閉弁が設けられ、該開閉弁の開放時にのみ、前記ポンプの停止時に前記冷却器内のクーラントを自動排出できるようにしたことを特徴とするクーラント冷却装置。
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