JP2000278597A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP2000278597A
JP2000278597A JP11078218A JP7821899A JP2000278597A JP 2000278597 A JP2000278597 A JP 2000278597A JP 11078218 A JP11078218 A JP 11078218A JP 7821899 A JP7821899 A JP 7821899A JP 2000278597 A JP2000278597 A JP 2000278597A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/74Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the scene brightness using illuminating means

Abstract

(57)【要約】 【課題】フラッシュ撮影において、画角の変化により調
光範囲がずれるおそれもなく、信頼性の高い調光制御が
リアルタイムで可能となるデジタルカメラを提供する。 【解決手段】一部の受光素子が調光用の受光素子Pmと
なされ、調光用受光素子については独立して画像データ
の読み出しが可能な撮像センサ8と、フラッシュ7と、
該フラッシュを使用した撮影時に、前記調光用受光素子
の露光による画像データの蓄積量を検出する検出手段1
2aを備える。該検出手段の検出結果が所定レベルに達
すると、フラッシュ制御手段12は、フラッシュの発光
を停止する。これにより、リアルタイムでの調光制御が
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルカメラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】撮像センサを使用したデジタルカメラ
は、一般に、撮像センサで読み取った画像データを使っ
て露光制御が可能である。しかし、フラッシュ撮影時に
は、フラッシュ発光後に画像データの読み出しを行なう
ので、この画像データを用いて発光中のフラッシュに対
する調光制御を行うことはできない。
【0003】そこで、従来では、被写体からのフラッシ
ュ光の反射光を、撮影レンズに通すことなく外部調光素
子に受光させ、この外部調光素子からの出力信号に基づ
いてフラッシュ光の制御を行なう外部調光方式か、ある
いはフラッシュの本発光に先立って予備発光を行なわ
せ、この予備発光時の撮像センサによる画像データに基
づいて本発光時の制御を行なう調光方式が多く採用され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合には、被写体からの反射光を撮影レンズを通さない
ので、撮像レンズとしてズームレンズを使用する場合の
ように、レンズ位置の変位に伴う画角の変化に対して調
光範囲のずれが生じ、これがそのまま調光精度のずれに
つながるという欠点があった。また、後者の場合には、
被写体からのフラッシュ光の反射光が撮影レンズを通る
ので、画角の変化による調光範囲のずれのおそれはない
が、フラッシュを予備発光と本発光の2回動作させなけ
ればならないために、調光制御にタイムラグが生じると
いう欠点があった。
【0005】また、これらとは別に、被写体からの反射
光を撮影レンズを通して前記撮像センサの受光面で反射
させ、その反射光を別途設けた受光素子で受光させて反
射光量を測定し、これに基づいて調光制御を行なう調光
方式も知られている。しかし、この場合は、撮像センサ
の受光面の平坦精度、さらには金属部や保護ガラスなど
受光面の部材の影響を受けやすく、調光の制御データに
高い信頼性が得られないといった問題があった。
【0006】この発明は、上記実情に鑑みてなされたも
ので、フラッシュ撮影において、画角の変化により調光
範囲がずれるおそれもなく、信頼性の高い調光制御がリ
アルタイムで可能となるデジタルカメラを提供すること
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、一部の受光
素子が調光用の受光素子となされるとともに、前記調光
用受光素子については独立して画像データの読み出しが
可能な撮像センサと、フラッシュと、該フラッシュを使
用した撮影時に、前記調光用受光素子の露光による画像
データの蓄積量を検出する検出手段と、該検出手段の検
出結果に基づいて、上記フラッシュの調光制御を行なう
フラッシュ制御手段と、を備えたことを特徴とするデジ
タルカメラによって解決される。
【0008】このデジタルカメラでは、前記検出手段に
よって検出された調光用受光素子についての画像データ
の蓄積量が所定のレベルに達するまでは、フラッシュ制
御手段はフラッシュの発光を行わせ、所定のレベルに達
すると、発光を停止させる。このように、撮像センサの
一部の受光素子を調光用受光素子として用い、その画像
データを調光に利用するので、外部調光方式のように画
角の変化により調光範囲にずれが生じたりすることがな
い。さらにフラッシュ撮影中の画像データを利用するの
で、リアルタイムでの調光制御が可能である。また、撮
像センサの受光面での反射光を利用する方式ではないか
ら、信頼性の高い制御が達成される。
【0009】撮像センサとしては、例えばCMOSセン
サがある。このセンサによれば、前記検出手段による調
光用受光素子についての画像データ蓄積量の検出を確実
に行うことができる。
【0010】また、前記調光用受光素子については、独
立して、初期状態からの新たな蓄積動作開始のためのリ
セットが可能であるとともに、前記画像データの蓄積中
に、前記調光用受光素子に対する前記リセットとリセッ
ト前のデータの読み出しが繰り返され、前記検出手段
は、それぞれの読み出しによって得られた画像データを
累積加算することによって、前記画像データの蓄積量を
検出する構成としても良い。
【0011】調光用受光素子に対する画像データの蓄積
を連続して行うものとすると、蓄積量が所定レベルに達
するまでに、該受光素子のデータ蓄積レベルが飽和レベ
ルに近づいてしまい、正確なデータ蓄積量が得られない
恐れもある。これに対し、初期状態からの新たな蓄積動
作とこの蓄積動作によって蓄積されたデータの読み出し
動作が繰り返され、それぞれの読み出し動作によって得
られたデータを累積加算する構成とすることによって、
調光用受光素子の動作特性における適正な動作領域を常
時使用しながら、正確な画像データの蓄積量を得ること
ができ、より高精度な調光制御が行なえる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を、
図面に基づいて説明する。
【0013】図1は、この発明の一実施形態に係るデジ
タルカメラの電気的構成を示すブロック図である。
【0014】図1において、デジタルカメラ1は、後述
する各回路等を有するカメラ本体2と、このカメラ本体
2の前面に装着された撮影レンズユニット3とからな
る。
【0015】撮影レンズユニット3は、被写体の光学像
を取り込む撮影レンズ4ならびに光量を制限する絞り
5、さらにはメカニカルシャッター6などを備えてい
る。
【0016】前記カメラ本体2は、例えば銀塩フィルム
カメラのボディを利用して構成されたもので、銀塩フィ
ルム配設相当位置には、撮影レンズ4の光路上におい
て、結像された被写体光を光電変換する光電変換素子と
しての撮像センサ8が、受光面を撮影レンズ4側に向け
て配置されている。この撮像センサ8は、例えばカラー
モザイクフィルタを有する全画素読み出しタイプのエリ
ア形センサであり、この実施形態では、多数のCMOS
形フォトダイオードからなる受光素子を備えたCMOS
センサが用いられている。
【0017】また、カメラ本体2には、高速間欠発光可
能なフラッシュ7が着脱可能に装着されている。9はカ
メラ本体2に設けられたシャッターボタン、10はカメ
ラ本体2に装備された表示部である。この表示部10
は、たとえば液晶表示器(LCD)からなり、プレビュ
ー時のライブビュー画像や撮影画像を表示する。
【0018】上記カメラ本体2には、上記撮像センサ8
の他に、映像処理回路11、露出演算部12、絞りドラ
イバ13、シャッタードライバ14、センサタイミング
制御回路15が設けられ、さらに図示は省略したが画像
データを一時記憶する画像メモリや、撮影画像を記憶す
る着脱自在なメモリカード等が設けられている。
【0019】前記映像処理回路11は、撮像センサ8か
らの出力であるアナログ画像信号をデジタル画像信号に
変換した後、画素補間、ホワイトバランス、ガンマ補正
等の画像処理を行い、プレビュー画像や撮影画像を前記
表示部10に表示させる。前記画像処理された信号は、
映像処理回路11内で輝度信号にマトリクス変換され、
露出演算部12に入力される。
【0020】前記露出演算部12は、前記輝度信号を参
照信号と比較することにより輝度に応じた露出制御信号
を生成する。この露出制御信号による露出制御値は、予
め設定されたテーブルに基づいて電荷蓄積時間および絞
りのパラメータに置き換えられる。さらに、この露出演
算部12は、後述するように、フラッシュ撮影時に調光
用受光素子で繰り返される電荷蓄積によって得られた各
蓄積量を累積加算する加算回路12aを備えるととも
に、加算回路12aによる電荷蓄積量が所定レベルに達
すると、露出演算部12は、フラッシュ7の発光を停止
させる。つまり、露出演算部12は、フラッシュ撮影時
のフラッシュ制御手段としても機能し、また、加算回路
12aは、フラッシュ撮影時に、調光用受光素子につい
ての画像データの蓄積量を検出する検出手段として機能
する。
【0021】センサタイミング制御回路15は、撮像セ
ンサ8における電荷蓄積時間および読み出しタイミング
を露出演算部12からの指令に従って制御するものであ
り、このセンサタイミング制御回路15からの信号に基
づいて、撮像センサ8の蓄積開始タイミングが制御され
る。
【0022】前記シャッタードライバ14は、露出演算
部12からの指示に基づいて、メカニカルシャッター6
の開閉を制御するものであり、メカニカルシャッター6
の閉じるタイミングで撮像センサ8の電荷蓄積終了タイ
ミングが設定される。
【0023】前記絞りドライバ13は、露出演算部12
により設定された所定の絞り量に従って前記絞り5の開
口径を制御するものである。
【0024】絞りドライバ13により絞り量が設定され
た後、前記メカニカルシャッター6が開き、その後撮像
センサ8の受光素子がリセットされると、電荷の蓄積が
開始される。所定の電荷蓄積時間が経過すると、メカニ
カルシャッター6が閉じて撮像センサ8が完全に遮光さ
れ、この状態で各受光素子の信号が読み出される。
【0025】前記撮像センサ8は、図2、図3に示すよ
うに、マトリクス状に配置された多数のCMOS形フォ
トダイオードからなる受光素子P1〜Pnによって画素
が形成されている。各受光素子P1〜Pnは、結像した
光学像を光電変換し露光量に応じた電荷を蓄積する。ま
た、図2に示すように、全受光素子P1〜Pnのうちの
一部、例えば複数個の受光素子Pmが前記フラッシュ7
に対する調光用受光素子として設定されている。
【0026】図3は、前記撮像センサ8の駆動部を示
す。図3では、縦横各3列目の受光素子が前述の調光用
受光素子Pmとして設定されている。
【0027】前記各受光素子P1〜Pnには、各受光素
の蓄積電荷を排出する(ゼロにする)ためのリセットス
イッチRSがそれぞれ接続されており、これらリセット
スイッチRSの縦列群M1、M2、・・・Mn毎に、リ
セットラインRL・・・がそれぞれ接続されている。こ
れらリセットラインRLは、垂直走査回路VSCからの
リセット信号を上記各リセットスイッチRSに送出させ
るものであり、リセット信号を受けた縦列群のリセット
スイッチRSは瞬時に閉成動作し、前回の光電変換時に
蓄積された電荷を放電したのち、直ちに開放されて、各
受光素子P1〜Pnは駆動状態(露光による電荷蓄積が
可能な状態)に復帰する。
【0028】前記調光用受光素子Pmには、専用のリセ
ットラインRLoが接続されており、該リセットライン
RLoを介して、前記リセットラインRLによるリセッ
トとは別に独立して、任意のタイミングでリセット可能
となされている。
【0029】さらに、上記受光素子P1〜Pnには、垂
直読み出しスイッチVSがそれぞれ接続されており、こ
れら垂直読み出しスイッチVSの縦列群毎に、複数のア
ドレスラインAL・・・がそれぞれ接続されている。こ
れらアドレスラインALは、所定のタイミングで出力さ
れた上記垂直走査回路VSCからのアドレス信号を、上
記垂直読み出しスイッチVSに送出して、垂直読み出し
スイッチVSを制御するためのものである。
【0030】上記受光素子P1〜Pnの横列群には、垂
直読み出しスイッチVSに接続されて、受光素子P1〜
Pnの画像データを出力ラインOLに取り出す複数の信
号ラインSLがそれぞれ設けられており、各信号ライン
SLと出力ラインOLとの間には、水平走査回路HSC
によって開閉駆動される水平読み出しスイッチHSが介
挿されている。
【0031】なお、TCはタイミング発生回路であり、
前記センサタイミング制御回路15から、同期入力信号
が入力されるとともに、垂直走査回路VSCおよび水平
走査回路HSCの各動作を制御する。
【0032】すなわち、上記タイミング発生回路TCか
らの制御信号を垂直走査回路VSCおよび水平走査回路
HSCに印加して、垂直読み出しスイッチVSおよび水
平読み出しスイッチHSを選択的に開閉制御することに
より、任意のアドレスの受光素子P1〜Pnの画像デー
タが、信号ラインSLを介して出力ラインOLに取り出
され、該出力ラインOLに接続された出力アンプAMP
で増幅されて、前記映像処理回路11に送出される。
【0033】また、EXCは露光パターン発生回路であ
り、フラッシュ撮影時に、前記調光用受光素子Pmに対
して独立してリセットならびに画素データの読み出しを
行なうためのものである。
【0034】次に、図示実施形態に係るデジタルカメラ
の動作を説明する。
【0035】フラッシュを使用しない定常光撮影時にお
いて、シャッターボタン9が半押しされると、メカニカ
ルシャッター6が開放されたのち、撮像センサ8の受光
素子P1〜Pnは、タイミング発生回路TCからの信号
によってリセットされ、駆動状態となる。
【0036】所定時間の経過後、垂直読み出しスイッチ
VSおよび水平読み出しスイッチHSが選択的に開閉制
御され、受光素子P1〜Pnの画像信号が、記した番号
順に信号ラインSLを介して出力ラインOLに取り出さ
れる。そして、出力ラインOLに接続された出力アンプ
AMPで増幅されたのち、前記映像処理回路11で映像
処理され、表示部10に表示される。また、得られた画
像データに基づいて映像処理回路11により輝度が演算
され、これに基づいて露出演算部12で適正な絞り量お
よび露出時間が演算される。この動作が所定のフレーム
周期で繰り返される結果、表示部にはライブビュー画像
が表示される。
【0037】次に、シャッターボタン9が全押しされる
と、露出演算部12において直前に演算された露出制御
値に基づいて、絞り5が制御され、センサタイミング制
御回路15が撮像センサ8を制御する。この結果、前記
撮像センサ8に対して適正露光が行われる。
【0038】この定常光撮影においては、調光用受光素
子Pmによって得られた画像データは、他の受光素子と
同様に、撮影データの一部として使用される。
【0039】次に、フラッシュ7を使用する撮影につい
て説明する。
【0040】フラッシュ撮影時には、前記撮像センサ8
における調光用受光素子Pmの画像データの蓄積量を露
出演算部12が検出し、これをモニタすることにより、
前記フラッシュ7を調光制御する。
【0041】具体的な調光制御について、図4及び図5
を用いて説明する。図4は、フラッシュ撮影時の各動作
タイミングの説明図、また図5は、フラッシュ7の調光
制御に関する動作タイミングの説明図である。図5
(A)は、被写体までの距離が近か、あるいは被写体か
らの反射率が高い場合を示し、図5(B)は、被写体ま
での距離が遠いか、あるいは被写体からの反射率が低い
場合を示す。
【0042】時点t1でメカニカルシャッター6が開放
され、露光が開始される。時点t1aで撮像センサ8の
全受光素子に対してリセット信号が印加され、実際の電
荷の蓄積が開始される。
【0043】時点t2でフラッシュ7の発光動作が開始
され、フラッシュ7は所定の間隔で高速パルス発光を行
う。
【0044】前記調光用受光素子Pmには、フラッシュ
7がパルス発光を行なう度に、あるいは何回かのパルス
発光に対して1回の割合で、リセットラインRLoを介
して垂直走査回路VSCから独立したリセット信号が送
られ、その都度調光用受光素子Pmは初期状態にリセッ
トされ、新たな電荷の蓄積が開始される。一方、調光用
受光素子Pmがリセットされる直前の電荷蓄積量は随時
読み出され、露出演算部12の加算回路12aに送られ
て、加算回路12aで累積加算される。このように、調
光制御のための電荷蓄積中に、調光用受光素子Pmに対
してリセットを繰り返し、その都度初期状態から電荷蓄
積を開始させることで、飽和レベルに達する前の適正な
動作領域において蓄積動作が繰り返して実行されること
になり、より正確な画像データの蓄積量を得ることがで
きる。勿論、リセットすることなく電荷蓄積を連続的に
行っても良い。
【0045】加算回路12aで累積加算されたデータ
は、蓄積動作が飽和することなく連続的に行われた場合
のデータと等しいので、この値が基準のフラッシュオフ
レベルに達すると、時点t3で露出演算部12aから発
光停止信号が出され、フラッシュ7の発光動作は停止す
る。図5(A)のように、被写体までの距離が近いか、
或いは被写体からの反射率が高い場合、調光用受光素子
Pmのデータ加算値は、短時間でフラッシュオフレベル
に達する。一方、図5(B)のように、被写体までの距
離が遠いか、あるいは被写体からの反射率が低い場合に
は、フラッシュオフレベルに達するまでに時間がかか
り、この間フラッシュは発光を持続する。
【0046】こうして、撮影の進行と同時にフラッシュ
の調光制御を行うことができる。
【0047】なお、調光用受光素子Pmを複数個設定し
てある場合には、例えば、それぞれの調光用受光素子に
よって得られた累積加算値を平均し、平均値がフラッシ
ュオフレベルに達するかどうかを判断すればよい。
【0048】この後、時点t4でメカニカルシャッター
6が閉じられ、ここで実際の露光が終了する。時点t1
aから時点t4までが実際の電荷蓄積時間となる。その
後、時点t5から時点t6までの間で、調光用受光素子
Pm以外の画素に蓄積された画像データの読み出しを行
い、フラッシュ撮影が終了する。
【0049】ところで、上述したように、フラッシュ撮
影時には調光用受光素子Pmの画像データは調光制御に
利用され、撮影画像のデータとして使用しない。このた
め、フラシュ撮影時には、調光用受光素子Pmについて
は撮影データが欠落することになる。そこで、図6に示
すように、欠落する画素の補間を行なう。すなわち、図
6(A)に示す撮像センサ8の画素(フィルタ)Pの配
列パターンにおいて、図6(B)は、G(緑色)の画素
を調光用受光素子Pmとした場合の補間フィルタを示
し、図6(C)は、R(赤色)もしくはB(青色)の画
素を調光用受光素子Pmとした場合の補間フィルタを示
し、いずれの場合も隣接する同色の画素を利用して平均
補間を行う。
【0050】図7は、フラッシュ撮影時の調光シーケン
スを示すフローチャートである。なお、図中および以下
の説明では、ステップをSと記す。
【0051】従来の予備発光を行なう調光方式の場合、
メカニカルシャッタが開くと同時にフラッシュを予備発
光させ、一度画像データの読み出しを行なっている。さ
らにこの画像データに基づいてフラッシュ発光時間を演
算し、その後フラッシュの本発光を行わせ、メカニカル
シャッタが閉じた後で画像処理を行なっている。
【0052】これに対して、この実施形態の調光方式に
おいては、レリーズにより、S101でメカニカルシャ
ッター6が開放された後、S102で撮像センサ8の調
光用受光素子Pmを含む各受光素子がリセットされ、電
荷の蓄積が開始される。
【0053】次に、S103でフラッシュ7が高速間欠
発光する。この間、S104では、この発光動作に同期
して、調光用受光素子Pmの画像データが随時読み出さ
れ、加算回路12aで加算される。S105では、その
画像データの累積値が所定の信号レベルに達したか否か
が判別され、所定レベルに達していると(S105にて
YES)、S106でフラッシュ7の発光を停止する。
所定レベルに達していないと(S105にてNO)、S
103にもどり、フラッシュの発光を持続する。
【0054】上記フラッシュ7の発光動作の停止後、S
107でメカニカルシャッター6が閉じられ、S108
で調光用受光素子Pmを除く受光素子について画像デー
タの読み出し処理が行なわれ、S109で画像データが
一時メモリに記憶される。
【0055】この後、S110で調光用受光素子Pmや
欠陥画素に対する補間処理等が行なわれ、次にS111
で画像の再生処理が行われ、S112で画像が表示部1
0に表示され、S113で画像データのメモリカードへ
の書き込みが行なわれる。
【0056】なお、上記撮像センサ8における調光用受
光素子Pmの分布は任意であり、例えば図8に示すよう
に受光面の中央部に縦横分布された配置としても良い。
【0057】また、上記実施形態では、調光用受光素子
Pmが予め特定されているもので説明したが、全部のあ
るいは所定範囲の受光素子Pに専用リセットラインRL
oを接続しておき、撮影条件に応じて、任意の受光素子
を調光用受光素子Pmに設定しても良い。
【0058】
【発明の効果】この発明は、上述の次第で、撮像センサ
の一部の受光素子を調光用受光素子として用い、その画
像データを調光に利用するので、外部調光方式のような
画角の変化により調光範囲にずれが生じることもなく、
信頼性の高い調光制御がリアルタイムで可能となる。
【0059】また、撮像センサとしてCMOSセンサを
用いた場合には、検出手段による調光用受光素子につい
ての画像データ蓄積量の検出を確実に行うことができ、
より信頼性の高い調光制御が可能となる。
【0060】また、前記調光用受光素子に対するリセッ
トとデータの読み出しが繰り返され、それぞれの読み出
しによって得られた画像データを累積加算する構成とし
た発明によれば、調光用受光素子の動作特性における飽
和領域を避けた適正な動作領域を使用しながら、正確な
画像データの蓄積量を得ることができ、より高精度な調
光制御を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るデジタルカメラの
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】同じくデジタルカメラに使用した撮像センサの
駆動部を示す構成図である。
【図3】図2の駆動部の拡大図である。
【図4】同じくデジタルカメラにおけるフラッシュ撮影
時の各動作タイミングの説明図である。
【図5】同じくデジタルカメラにおけるフラッシュ撮影
時の調光制御に関する動作タイミングの説明図である。
【図6】図1の撮像センサにおける調光用受光素子に対
する補間処理の説明図である。
【図7】同じくデジタルカメラにおけるフラッシュ撮影
時の調光シーケンスを示すフローチャートである。
【図8】撮像センサにおける調光用受光素子の配置パタ
ーンの他の例を示す概念図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・デジタルカメラ 7・・・・・・・フラッシュ 8・・・・・・・撮像センサ 12・・・・・・露出演算部(調光制御手段) 12a・・・・・加算回路(検出手段) P1〜Pn・・・受光素子 Pm・・・・・・調光用受光素子
フロントページの続き Fターム(参考) 2H053 AA00 AD12 DA03 2H054 AA01 CD01 5C022 AA13 AB02 AB06 AB15 AB17 AC03 AC32 AC42 AC52 AC54 5C024 AA05 BA01 CA17 CA20 CA21 DA04 FA01 GA01 GA31 GA42 GA52 HA24 HA27

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部の受光素子が調光用の受光素子とな
    されるとともに、少なくとも前記調光用受光素子につい
    ては独立して画像データの読み出しが可能な撮像センサ
    と、 フラッシュと、 該フラッシュを使用した撮影時に、前記調光用受光素子
    の露光による画像データの蓄積量を検出する検出手段
    と、 該検出手段の検出結果に基づいて、上記フラッシュの調
    光制御を行なうフラッシュ制御手段と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記撮像センサがCMOSセンサである
    請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記調光用受光素子については、独立し
    て、初期状態からの新たな蓄積動作開始のためのリセッ
    トが可能であるとともに、前記画像データの蓄積中に、
    前記調光用受光素子に対する前記リセットとリセット前
    のデータの読み出しが繰り返され、前記検出手段は、そ
    れぞれの読み出しによって得られた画像データを累積加
    算することによって、前記画像データの蓄積量を検出す
    る請求項1又は2に記載のデジタルカメラ。
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