JP2001285720A - Mos型固体撮像装置および電子カメラ - Google Patents

Mos型固体撮像装置および電子カメラ

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JP2001285720A
JP2001285720A JP2000100411A JP2000100411A JP2001285720A JP 2001285720 A JP2001285720 A JP 2001285720A JP 2000100411 A JP2000100411 A JP 2000100411A JP 2000100411 A JP2000100411 A JP 2000100411A JP 2001285720 A JP2001285720 A JP 2001285720A
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Nobuo Suzuki
信雄 鈴木
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Fujifilm Microdevices Co Ltd
Original Assignee
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
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    • HELECTRICITY
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    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/73Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the exposure time
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/75Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing optical camera components

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  • Cameras In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 MOS型固体撮像装置を利用した従来の電子
カメラでは、逆光補正を行うことができず、また、高速
で移動する被写体の静止画を撮像すると、ブレが生じ
る。 【解決手段】 画素行単位で画像信号読み出し動作およ
び電子シャッタ動作を行うことができるMOS型固体撮
像装置を備えた電子カメラに、静止画の撮像を指示する
静止画指示信号が発せられたときに所定の電子シャッタ
動作を中止させ、電子シャッタ動作を中止している間に
設定される垂直ブランキング期間内に全ての光電変換素
子を対象に一斉にリセット動作を行うと共に、このリセ
ット動作に続けて閃光装置を動作させ、その後に行われ
画像信号読み出し動作に基づいてMOS型固体撮像装置
が出力する画像信号を基に静止画データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子カメラに係り、
特に、MOS型固体撮像装置を用いて動画データと静止
画データとを得ることができる電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】CCD(電荷結合素子)の量産技術が確
立されて以来、CCD型固体撮像装置をライン・センサ
あるいはエリア・イメージセンサとして利用した機器が
急速に普及している。
【0003】その一方で、CCD型固体撮像装置よりも
消費電力が小さいMOS型固体撮像装置の開発が、携帯
型端末等の普及に伴って進められている。MOS型固体
撮像装置は、その消費電力をCCD型固体撮像装置の例
えば1/5〜1/10程度にまで低下させることができ
る。
【0004】MOS型固体撮像装置は、半導体基板、こ
の半導体基板の一表面側に複数行、複数列に亘って行列
状に形成された多数個の画素、画素列毎にこの画素列に
近接して配置された出力信号線、出力用信号線の各々と
電気的に接続された画像信号出力部等を備えている。個
々の画素は、光電変換素子と、この光電変換素子に電気
的に接続された少なくとも1個のトランジスタとを含
む。出力用信号線は低抵抗であることが望まれ、通常、
金属材料によって形成される。
【0005】なお、本明細書では、複数行、複数列に亘
って行列状に亘って形成された多数個の画素の配列のう
ちで、出力用信号線の延在方向と同じ方向に並んでいる
配列を「画素列」といい、この方向を「画素列方向」と
いう。画素列方向に交差する方向を「画素行方向」とい
い、この方向の画素の配列を「画素行」という。出力用
信号線が蛇行している場合は、個々の出力用信号線全体
の延在方向をこの出力用信号線の延在方向とする。
【0006】構成の異なる幾つかのMOS型固体撮像装
置が知られている。その1つに、画素の各々が出力用ト
ランジスタとリセット用トランジスタとを含んで構成さ
れたMOS型固体撮像装置がある。本明細書では、この
タイプのMOS型固体撮像装置を「MOS型固体撮像装
置I」ということがある。
【0007】MOS型固体撮像装置Iの各画素において
は、1個の出力用トランジスタの制御端子(ゲート電
極)と1個の光電変換素子とが電気的に接続され、出力
用信号線の各々に負荷抵抗が付設される。光電変換素子
に蓄積されている電荷量に応じた電圧が出力用トランジ
スタの制御端子に印加されると、対応する出力用信号線
に出力信号(アナログ電圧信号)が発生する。画像信号
出力部は、このアナログ電圧信号をそのまま、またはデ
ィジタル信号に変換して、出力する。
【0008】このとき、光電変換素子に蓄積されている
電荷は消滅しない。そのため、次の出力信号を出力用信
号線に発生させる前に、出力信号を発生させ終わった光
電変換素子に蓄積されたままとなっている電荷を所定の
配線等に排出することが必要となる。光電変換素子から
の電荷の排出は、リセット用トランジスタを用いて制御
される。1個の光電変換素子に1個ずつ、リセット用ト
ランジスタが付設される。
【0009】ところで、動画データを出力する動画モー
ドと静止画データを出力する静止画モードとを有する電
子カメラにおいては、通常、動画モードによる撮像が定
常的に行われ、必要時においてのみ、静止画モードによ
る撮像が行われる。撮像時においては、画像信号読み出
し期間と垂直ブランキング期間とが交互に繰り返し設定
される。
【0010】MOS型固体撮像装置を備えた電子カメラ
では、画像信号読み出し期間のそれぞれにおいて、1フ
レーム分の画像データを得るうえで必要な出力信号がM
OS型固体撮像装置に発生する。
【0011】MOS型固体撮像装置がMOS型固体撮像
装置Iである場合、1フレーム分の画像データを得るう
えで必要な出力信号は、例えば画素行単位で出力用信号
線の各々に順次発生する。各出力用トランジスタの動作
が、画素行単位で制御される。画素行毎に1本の行選択
用信号配線が配設され、これらの行選択用信号配線を介
して、対応する画素の各々に出力信号の生成を制御する
ための行選択信号が供給される。
【0012】本明細書では、1フレーム分の画像データ
を得るうえで必要な出力信号を画素行単位で出力用信号
線の各々に順次発生させる動作を、「画像信号読み出し
動作」という。1回の画像信号読み出し期間中に1回の
画像信号読み出し動作が行われる。通常、画像信号読み
出し期間の開始と共に画像信号読み出し動作が始まり、
画像信号読み出し動作の終了と共に画像信号読み出し期
間が終わる。1画像信号読み出し期間は、例えば1/6
0秒〜1/30秒程度である。
【0013】MOS型固体撮像装置がMOS型固体撮像
装置Iである場合、リセット用トランジスタの各々を画
素行単位で順次動作させることにより、各光電変換素子
に蓄積されている電荷を画素行単位で排出する行リセッ
ト動作を行うことができる。
【0014】個々の光電変換素子の露光時間を規定する
ために、所定の時期に行リセット動作が行われる。この
行リセット動作は、電子シャッタ動作に相当する。光電
変換素子に光が入射し続けていれば、電子シャッタ動作
が済んだ画素行の光電変換素子から順次、新たな電荷蓄
積が開始される。電子シャッタ動作が行われてから次の
画像信号読み出し動作が行われるまでの期間が、露光時
間に相当する。
【0015】全ての画素行を対象にして電子シャッタ動
作を行うのに要する期間は、1回の画像信号読み出し期
間の長さにほぼ等しい。1回の電子シャッタ動作は、例
えば、1つの画像信号読み出し期間の所定時期に開始さ
れて次の画像信号読み出し期間の所定時期に終わる。
【0016】各リセット用トランジスタの制御のため
に、画素行毎に1本のリセット信号供給配線が配設され
る。リセット信号供給配線を介して、対応する各リセッ
ト用トランジスタにリセット信号が供給される。
【0017】必要に応じて、画像信号読み出し動作とこ
れに続く電子シャッタ動作との間の所望の時期、例えば
画素行単位で出力信号線の各々に出力信号を発生させ終
わるたび毎に、出力信号を発生させ終わった光電変換素
子に蓄積されている電荷が所定の配線等に排出される。
出力用信号線の各々に画素行単位で出力信号を発生させ
る動作と、光電変換素子の各々に蓄積されている電荷を
画素行単位で排出する動作とが、画素行毎にこの順番で
順次行われる。その後の所定時期に、電子シャッタ動作
があらためて行われる。
【0018】行選択信号を行選択用信号配線の各々に所
定のタイミングで供給する行読み出し走査部が、多くの
場合、同一の半導体基板上に形成される。リセット信号
をリセット信号供給配線の各々に所定のタイミングで供
給する行リセット走査部が、多くの場合、同一の半導体
基板上に形成される。
【0019】アナログ/ディジタル変換器(以下、「A
/D変換器」と略記する。)を用いて画像信号出力部を
構成することによって、ディジタル出力を得ることがで
きる。A/D変換器は、入力されたアナログ電圧信号に
応じたディジタル信号を、例えばバッファメモリに出力
する。A/D変換器を備えたMOS型固体撮像装置にお
いては、A/D変換器からのディジタル出力が画像信号
となる。
【0020】各走査部、画像信号出力部等の動作は、制
御部によって制御される。この制御部は、多くの場合、
同一の半導体基板上に形成される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】逆光時に被写体の静止
画を明るく撮影するためには、被写体が露出不足になら
ないように、ストロボやフラッシュをたくことが望まれ
る。すなわち、逆光補正を行うことが望まれる。
【0022】しかしながら、行順次の画像信号読み出し
動作を前提とするMOS型固体撮像装置を利用した電子
カメラであって逆光補正機能を有する電子カメラは、未
だ開発されていない。
【0023】また、電子シャッタ動作時に、光電変換素
子に蓄積されている電荷が画素行単位で順次排出される
ことから、各画素行毎にシャッタ時刻が異なることにな
る。高速で移動する被写体を撮像すると、画像の上部と
下部とでシャッタ時刻が異なり、ブレが生じる。
【0024】本発明の目的は、逆光補正機能を付加する
ことが容易なMOS型固体撮像装置を提供することであ
る。
【0025】本発明の他の目的は、高速で移動する被写
体の静止画を撮像した場合でもブレが生じにくいMOS
型固体撮像装置を提供することである。
【0026】本発明の更に他の目的は、高速で移動する
被写体を撮像した場合でもブレが生じにくく、逆光補正
機能を付加することが容易な電子カメラを提供すること
である。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、半導体基板と、該半導体基板の一表面側に複数行、
複数列に亘って行列状に形成された多数個の画素であっ
て、各々が光電変換素子と、該光電変換素子に蓄積され
た電荷にしたがって出力信号を生成することができる出
力用トランジスタと、前記光電変換素子に蓄積された電
荷を排出するためのリセット用トランジスタとを含む多
数個の画素と、画素列方向に延在する複数本の出力用信
号線であって、各々がそれぞれ別個に、画素行毎に1個
の画素の出力用トランジスタと電気的に接続される複数
本の出力用信号線と、前記複数の画素行の1行毎に該画
素行に沿って1本ずつ配設された行選択用信号配線であ
って、各々が、対応する画素に該画素での出力信号の生
成を制御する行選択信号を供給するために使用される行
選択用信号配線と、前記複数の画素行の1行毎に該画素
行に沿って1本ずつ配設されたリセット信号供給配線で
あって、各々が、対応するリセット用トランジスタそれ
ぞれに前記電荷の排出を制御するリセット信号を供給す
るために使用されるリセット信号供給配線と、前記半導
体基板に形成された列方向走査部であって、前記行選択
用信号配線の各々と電気的に接続され、これら行選択用
信号配線の各々に前記行選択信号を逐次供給するための
行読み出し走査部と、前記リセット信号供給配線の各々
と電気的に接続され、これらリセット信号供給配線の各
々に前記リセット信号を逐次供給するための行リセット
走査部と、前記リセット信号供給配線の各々と電気的に
接続され、これらリセット信号供給配線の各々に前記リ
セット信号を一斉に供給するための全リセット制御部と
を含む列方向走査部と、前記複数本の出力用信号線の各
々と電気的に接続され、前記出力信号に応じた画像信号
を順次出力する画像信号出力部とを備えたMOS型固体
撮像装置が提供される。
【0028】本発明の他の観点によれば、半導体基板お
よび該半導体基板の一表面側に複数行、複数列に亘って
行列状に形成された多数個の画素であって、各々が光電
変換素子を含む多数個の画素を有し、所定行の光電変換
素子の各々に蓄積されている電荷量に応じた出力信号を
画素行単位で順次発生させる画像信号読み出し動作、光
電変換素子の各々に蓄積されている電荷を画素行単位で
順次排出してこれらの光電変換素子の露光時間を規定す
る電子シャッタ動作、および、全ての光電変換素子の各
々に蓄積されている電荷を一斉に排出する全リセット動
作を行うことができ、垂直ブランキング期間を介して連
続的に設定される画像信号読み出し期間それぞれの期間
内に前記画像信号読み出し動作を行うとともに前記電子
シャッタ動作を開始して、画像信号を前記画素行単位で
順次出力することができるMOS型固体撮像装置と、前
記MOS型固体撮像装置が出力した画像信号を基に、動
画データまたは静止画データを出力する映像信号処理部
と、操作されたときに前記MOS型固体撮像装置への光
の入射を遮断する光遮断手段と、操作されたときに静止
画の撮像を指示する静止画指示信号を発する静止画指示
信号発生部と、前記光遮断手段を動作させることなく、
前記MOS型固体撮像装置に前記画像信号読み出し動作
と前記電子シャッタ動作とを交互に繰り返し行わせて、
前記映像信号処理部から動画データを出力させる動画モ
ード制御を定常的に行う動画モード制御部と、前記静止
画指示信号が発せられたときに、該静止画指示信号が発
せられた後に行われる筈であった電子シャッタ動作を少
なくとも1回中止させ、電子シャッタ動作を再開するま
での間に設定される任意の1回の垂直ブランキング期間
内に、前記全リセット動作を行わせるとともに該全リセ
ット動作の終了後に前記光遮断手段を動作させ、その後
に設定される静止画像信号読み出し期間内に行われた画
像信号読み出し動作に基づいて前記MOS型固体撮像装
置が出力する画像信号を基に、前記映像信号処理部から
静止画データを出力させ、前記光遮断手段の動作を解除
して前記MOS型固体撮像装置への光の入射を可能にす
る第1の静止画モード制御部とを備えた電子カメラが提
供される。
【0029】MOS型固体撮像装置が全リセット動作を
行うことができれば、このMOS型固体撮像装置と光遮
断手段、たとえばメカニカルシャッタとを組み合わせる
ことにより、全ての光電変換素子のシャッタ時刻を一致
させることができる。被写体が高速で移動していても、
ブレを生じることなくその静止画を撮像することが可能
になる。
【0030】また、例えば全リセット動作、閃光装置の
動作および光遮断手段による光の遮断を1つの垂直ブラ
ンキング期間内にこの順番で行い、次の画像信号読み出
し期間が終了するまで光遮断手段による光の遮断を続け
ることにより、所望の逆光補正がなされた被写体の静止
画データを得ることが可能になる。全リセット動作を行
ってから光遮断手段による光の遮断が行われるまでの期
間が、露光時間に相当する。
【0031】なお、本明細書でいう「閃光装置」とは、
ストロボおよびフラッシュの総称である。ストロボは、
電子カメラに内蔵されるか、電子カメラに設けられた閃
光装置着装部に着脱自在に着装される。フラッシュは、
閃光装置着装部に着脱自在に着装される。
【0032】
【発明の実施の形態】図1(A)は、実施例によるMO
S型固体撮像装置を模式的に示す平面図であり、図1
(B)は、MOS型固体撮像装置における画素の一例を
示す等価回路図である。
【0033】図1(A)に示すMOS型固体撮像装置1
00においては、半導体基板1の一表面側に、多数個の
画素10が正方行列状(行数と列数が異なる場合を含
む。)に配置されている。
【0034】図示の簡略化された構成においては、計6
4個の画素10が8つの画素行11と8つの画素列12
とに亘って行列状に配置されている。実際のMOS型固
体撮像装置では、画素の総数が例えば数10万〜数10
0万に達する。
【0035】半導体基板1の1つの縁部に沿って、列方
向走査部40が配設されている。この列方向走査部40
は、行読み出し走査部43、行リセット走査部45およ
び全リセット制御部47を含む。1行の画素行11に1
個ずつ、行制御信号生成部49が設けられている。各行
制御信号生成部49は、行読み出し走査部43、行リセ
ット走査部45および全リセット制御部47に電気的に
接続されている。
【0036】半導体基板1の他の1つの縁部に沿って、
画像信号出力部50が配設されている。この画像信号出
力部50は、アナログ信号出力部53と行方向走査部5
5とを含む。半導体基板1の1つの隅部に、制御部60
が配設されている。
【0037】図1(B)に示すように、個々の画素10
は、光電変換素子20と、この光電変換素子20に付設
された出力用トランジスタ21、行選択用トランジスタ
22およびリセット用トランジスタ23を含む。各光電
変換素子20上にカラーフィルタ、マイクロレンズを備
えてもよい。
【0038】半導体基板1がp型ウェルを備えたn型シ
リコン基板からなる場合、個々の光電変換素子20は、
例えば、前記のp型ウェルの所定箇所にn型領域を形成
することによって得ることができる。また、このn型領
域の表面に例えばp+ 型領域を形成することにより、埋
め込み型のフォトダイオードからなる光電変換素子20
を得ることができる。
【0039】光電変換素子20の各々は、読出しゲート
として利用される部分を除き、半導体基板1に形成され
たチャンネルストップ領域によって、または、半導体基
板1に形成されたフィールド酸化膜によって、平面視上
取り囲まれる。チャンネルストップ領域は、例えばp+
型領域によって形成される。p+ 型領域でのp型不純物
濃度は、p型ウェルでのp型不純物濃度より高い。
【0040】各光電変換素子20も8行8列に亘って行
列状に配設され、画素行方向ないし画素列方向の光電変
換素子のピッチは、例えば数μm〜10μm程度であ
る。
【0041】画素10を構成する出力用トランジスタ2
1、行選択用トランジスタ22およびリセット用トラン
ジスタ23は、例えばMOS型トランジスタである。
【0042】出力用トランジスタ21と行選択用トラン
ジスタ22とは、電源電圧供給配線25と出力用信号線
30との間に直列に接続される。出力用トランジスタ2
1の制御端子(ゲート)と光電変換素子20とが、配線
26を介して電気的に接続される。行選択用トランジス
タ22の制御端子(ゲート)と行選択用信号配線27と
が、電気的に接続される。構造的には、行選択用信号配
線27の一部が行選択用トランジスタ22のゲート電極
を兼ねていてもよい。
【0043】リセット用トランジスタ23は、出力用ト
ランジスタ21のゲート電極と電源電圧供給配線25と
の間に接続される。リセット用トランジスタ23の制御
端子(ゲート)とリセット信号供給配線28とが、電気
的に接続される。構造的には、リセット信号供給配線2
8の一部がリセット用トランジスタ23のゲート電極を
兼ねていてもよい。
【0044】電源電圧供給配線25は、例えば1行の画
素行11に1本ずつ、この画素行11に沿って延在す
る。1列の画素列12に1本ずつ、この画素列12に沿
って電源電圧供給配線25を延在させることもできる。
【0045】電源電圧供給配線25は、例えばアルミニ
ウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、タングステン、
タングステン合金、モリブデン、モリブデン合金等の金
属材料によって形成される。
【0046】行選択用信号配線27は、例えば1行の画
素行11に1本ずつ、この画素行11に沿って延在す
る。各行選択用信号配線27の一端は対応する行制御信
号生成部49に達し、この行制御信号生成部49から行
選択信号の供給を受ける。
【0047】リセット信号供給配線28も、例えば1行
の画素行11に1本ずつ、この画素行11に沿って延在
する。各リセット信号供給配線28の一端は対応する行
制御信号生成部49に達し、この行制御信号生成部49
からリセット信号の供給を受ける。
【0048】行選択用信号配線27およびリセット信号
供給配線28は、例えば、ゲート電極と同一のポリシリ
コン層やポリサイド層(ポリシリコンとシリサイドとの
積層)、または、ゲート電極に接続されたタングステ
ン、タングステン合金、モリブデン、モリブデン合金等
の導電性金属材料層によって形成される。
【0049】出力用信号線30は、1列の画素列12に
1本ずつ、この画素列12に沿って延在する。各出力用
信号線30は、画素行11の1行毎に、行選択用トラン
ジスタ22および出力用トランジスタ21を介して1個
の光電変換素子20に電気的に接続されている。各出力
用信号配線30の一端は、アナログ信号出力部53に達
する。
【0050】出力用信号線30は、低抵抗であることが
望ましい。特に電流を流して出力を得る場合には、安定
な出力を得るために、出力用信号線30を低抵抗にする
ことが望ましい。低抵抗の出力用信号線30は、例えば
アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、タング
ステン、タングステン合金、モリブデン、モリブデン合
金等の金属材料によって形成することができる。
【0051】電源電圧供給配線25、行選択用信号配線
27、リセット信号供給配線28および出力用信号線3
0は、例えば、電気的絶縁層を介して半導体基板1上に
設けられる。電源電圧供給配線25、行選択用信号配線
27およびリセット信号供給配線28は並列に配置さ
れ、出力用信号線30に対して交差する方向に延在す
る。半導体基板1内に導電層を形成し、基板上の導電層
と併せて出力用信号線30を形成することもできる。こ
れらの配線は、トランジスタを介して電気的に接続され
る他は、互いに電気的に絶縁される。
【0052】行読み出し走査部43は、各行制御信号生
成部49に所定の順番で行選択信号を発生させるための
信号を生成する。行選択信号は、行選択用信号配線27
を介して行選択用トランジスタ22に供給される。
【0053】行リセット走査部45は、各行制御信号生
成部49に所定の順番でリセット信号を発生させるため
の信号を生成する。リセット信号は、リセット信号供給
配線28を介してリセット用トランジスタ23に供給さ
れる。
【0054】全リセット制御部47は、各行制御信号生
成部49に一斉にリセット信号を発生させるための全リ
セット信号を生成する。
【0055】アナログ信号出力部53は、光電変換素子
20の各々に蓄積されている電荷量に応じて出力用信号
線30の各々に画素行単位で発生する電圧変化を基に、
アナログ電圧信号を画素行単位で順次生成する。
【0056】このアナログ信号出力部53は、例えば、
負荷トランジスタと、キャパシタ(コンデンサ)と、サ
ンプリング用トランジスタと、このサンプリング用トラ
ンジスタの制御端子(ゲート)に接続されたサンプリン
グ信号供給配線とを含んで構成される。1本の出力用信
号線30に負荷トランジスタ、キャパシタ(コンデン
サ)およびサンプリング用トランジスタがそれぞれ1個
ずつ配設される。1本のサンプリング信号供給配線が、
全てのサンプリング用トランジスタに電気的に接続され
る。
【0057】負荷トランジスタは、出力用トランジスタ
21の抵抗の変化に応じて、対応する出力用信号線30
との接続点に電気信号(アナログ電圧信号)を発生させ
る。キャパシタ(コンデンサ)は、出力用信号線30に
発生したアナログ電圧信号をサンプル/ホールドする。
サンプリング用トランジスタは、サンプリング信号供給
配線を介して制御部60から供給されるサンプリング制
御信号に基づいて、負荷トランジスタからキャパシタ
(コンデンサ)へのアナログ電圧信号の供給を制御す
る。
【0058】行方向走査部55は、アナログ信号出力部
53の動作を制御して、アナログ電圧信号を順次出力さ
せる。
【0059】この行方向走査部55は、例えば、アナロ
グ信号出力部53で生成されたアナログ電圧信号を順次
選択するようにクロックパルスに基づいてシフト動作を
行うことができるシフトレジスタ、選択したアナログ電
圧信号を出力として合成するために必要なタイミングパ
ルスを生成する回路等を含んで構成される。
【0060】制御部60は、行読み出し走査部43、行
リセット走査部45、全リセット制御部47、アナログ
信号出力部53および行方向走査部55それぞれの動作
を制御する。
【0061】図示したMOS型固体撮像装置100は、
行読み出し走査部43の動作を制御することにより、各
光電変換素子20からの映像信号を画素行単位で読み出
すことができる。行リセット走査部45の動作を制御す
ることにより、各光電変換素子20を画素行単位でリセ
ットすることができる。
【0062】さらに、全リセット制御部47の動作を制
御することにより、全ての光電変換素子20を一斉にリ
セットする全リセット動作を行うことができる。全リセ
ット動作では、全ての光電変換素子20それぞれに蓄積
されている電荷が、対応する電源電圧供給配線25に一
斉に排出される。
【0063】MOS型固体撮像装置100への光の入射
とその遮断とを適宜制御することができる光遮断手段、
例えばメカニカルシャッタと、MOS型固体撮像装置1
00とを組み合わせて電子カメラを構成することによ
り、全ての画素10のシャッタ時刻を一致させることが
できる。被写体が高速で移動していても、ブレを生じる
ことなくその静止画を撮像することが可能になる。
【0064】閃光装置を併用し、例えば全リセット動
作、閃光装置の動作および光遮断手段による光の遮断を
1つの垂直ブランキング期間内にこの順番で行うことに
より、所望の逆光補正がなされた被写体の静止画データ
を得ることが可能になる。このとき、全リセット動作を
行ってから光遮断手段による光の遮断が行われるまでの
期間が、露光時間に相当する。光遮断手段による光の遮
断は、垂直ブランキング期間に続く画像信号読み出し期
間が終了するまで続けられる。
【0065】図2は、実施例による電子カメラの概略を
示すブロック図である。同図に示すように、本実施例の
電子カメラ200は、図1(A)および図1(B)に示
した固体撮像装置100、撮像光学系110、光遮断手
段115、動画モード制御部120、第1の静止画モー
ド制御部130、第2の静止画モード制御部135、閃
光装置140、主制御部150、第1切換手段160、
第2切換手段165、静止画モード指定手段170、静
止画指示信号発生部175、画像信号処理部180、測
光部185、表示部190等を備えている。必要に応じ
て、記憶媒体195が具備される。
【0066】撮像光学系110は、MOS型固体撮像素
子100上に光学像を結像させる。MOS型固体撮像素
子100は、撮像光学系110が結像した光学像を画像
信号に変換する。撮像光学系110は、例えば光学レン
ズ、絞り、オプティカルローパスフィルタ等を含んで構
成される。なお、図2中の矢印Lは光束を示す。
【0067】光遮断手段115は、操作されたときにM
OS型固体撮像装置100への光の入射を遮断する。こ
の光遮断手段115は、例えばメカニカルシャッタを含
んで構成される。
【0068】動画モード制御部120は、MOS型固体
撮像装置100を動画モードで駆動させ、映像信号処理
部180から動画データを出力させる。MOS型固体撮
像装置100は、動画モード制御部120による制御を
定常的に受け、画像信号読み出し動作と電子シャッタ動
作とを交互に繰り返し行う。
【0069】第1の静止画モード制御部130は、スト
ロボ等の閃光装置140を動作させることなく、1フレ
ーム分の静止画用画像信号をMOS型固体撮像装置10
0に出力させる。また、この静止画用画像信号を基に、
映像信号処理部180から静止画データを出力させる。
【0070】第2の静止画モード制御部135は、スト
ロボ等の閃光装置140に閃光装置動作信号を供給する
とともに、1フレーム分の静止画用画像信号をMOS型
固体撮像装置100に出力させる。閃光装置140を動
作させ、逆光補正が行われた1フレーム分の静止画用画
像信号をMOS型固体撮像装置100に出力させること
ができる。また、この静止画用画像信号を基に、映像信
号処理部180から静止画データを出力させる。
【0071】図3は、電子カメラ200を動画モード制
御部120による動画モード制御の下に動作させたとき
の垂直ブランキングパルス、静止画指示信号、MOS型
固体撮像装置100の動作、全リセット信号、光遮断手
段の動作、閃光装置動作信号、および、画像信号処理部
180からの出力それぞれの関係を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【0072】垂直ブランキングパルスの電位は例えば3
V程度である。1つの垂直ブランキングパルスの継続期
間が1つの垂直ブランキング期間に相当する。動画モー
ド制御時での垂直ブランキング期間の長さは、例えば1
m秒程度である。
【0073】1つの垂直ブランキングパルスが立ち下が
ってから次の垂直ブランキングパルスが立ち上がるまで
の期間が、1つの画像信号読み出し期間に相当する。1
つの画像信号読み出し期間内に、画素行の数に応じた数
の水平走査期間が、水平ブランキング期間を挟んで連続
的に設定される。画素行の数が例えば500程度の場合
の水平走査期間の長さは概ね60数μ秒、水平ブランキ
ング期間の長さは概ね10数μ秒、1つの画像信号読み
出し期間の長さは概ね30m秒である。
【0074】図3中にそれぞれ1本の実線で示すよう
に、静止画指示信号、全リセット信号および閃光装置動
作信号は発せられていない。全リセット動作ARは行わ
れない。光遮断手段115も動作せず、開放されたまま
になっている。図3においては、光遮断手段115が動
作していない状態を「開」で表している。「開」の意味
は、後掲の図4、図5においても同じである。
【0075】MOS型固体撮像装置100における画像
信号読み出し動作のタイミングが太い実線G1〜G4に
よって示され、電子シャッタ動作のタイミングが細い実
線ES1〜ES4によって示されている。図中の「第1
行」は第1画素行を意味し、「最終行」は最終行の画素
行(第8画素行)を意味する。中間の位置は、対応する
中間の画素行を示す。第1画素行は、例えば画像信号出
力部50に最も近い画素行であり、最終行は例えば画像
信号出力部50に最も遠い画素行である。これらのこと
は、後掲の図4および図5においても同じである。
【0076】MOS型固体撮像装置100が画像信号読
み出し動作Gと電子シャッタ動作ESとを交互に繰り返
して、動画用画像信号を逐次出力する。電子シャッタ動
作ESから次の画像信号読み出し動作Gまでの横方向距
離が露光時間を示す。
【0077】画像信号処理部180は、MOS型固体撮
像装置100が画像信号読み出し動作G1に基づいて出
力した画像信号を基に動画データAD1を出力し、画像
信号読み出し動作G2に基づいて出力した画像信号を基
に動画データAD2を出力する。同様に、画像信号読み
出し動作G3に基づいて出力した画像信号を基に動画デ
ータAD3を出力し、画像信号読み出し動作G4に基づ
いて出力した画像信号を基に動画データAD4を出力す
る。静止画データは出力されない。
【0078】映像信号処理回路180から出力された動
画データは、例えば表示部190へ送られ、この表示部
190において動画が再生される。あるいは、記憶媒体
195へ送られ、ここに記録される。
【0079】電子カメラ200を用いての静止画の撮像
は、第1の静止画モード制御手段130または第2の静
止画モード制御手段135による制御の下に行われる。
電子カメラ200を第1の静止画モード制御手段130
の下に動作させることにより、ストロボ等の閃光装置1
40を動作させることなく静止画データを得ることがで
きる。
【0080】図4は、電子カメラ200を第1の静止画
モード制御部130による制御の下に動作させたときの
垂直ブランキングパルス、静止画指示信号、MOS型固
体撮像装置100の動作、全リセット信号、光遮断手段
の動作、閃光装置動作信号、および、画像信号処理部1
80からの出力それぞれの関係を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【0081】図4に示した事項のうち図3に示した事項
と共通するものについては、図3で用いた用語または記
号と同じ用語または記号を用いて表して、その説明を省
略する。
【0082】静止画モード指定手段170によって第1
の静止画モード制御部130が指定されているときに、
静止画指示信号発生部175が操作されて静止画指示信
号SPが発せられると、第1の静止画モード制御部13
0による制御が開始される。
【0083】この制御は、静止画指示信号SPが発せら
れた後最初に行われる電子シャッタ動作、すなわち、画
像信号読み出し期間H1に開始される電子シャッタ動作
ES2、画像信号読み出し期間H1の次に設定される静
止画像信号読み出し期間H2に行われる画像信号読み出
し動作G3および電子シャッタ動作ES3に対して行わ
れる。第1の静止画モード制御部130による制御は、
画像信号読み出し動作G2、全リセット動作、光遮断手
段115および映像信号処理部180に対しても行われ
る。
【0084】画像信号読み出し動作G1、G4および電
子シャッタ動作ES1、ES4は、動画モード制御部1
20によって制御される。画像信号読み出し動作G2
は、動画モード制御部120によって制御することもで
きる。
【0085】第1の静止画モード制御部130は、画像
信号読み出し動作G2を動画モード制御時と同様にして
実施する一方で、電子シャッタ動作ES2およびES3
を中止させる。画像信号読み出し期間H1と静止画像信
号読み出し期間H2との間に設定される垂直ブランキン
グ期間V1内の時刻T1 に全リセット信号Rを発生させ
る。時刻T1 に全リセット動作ARが行われる。また、
垂直ブランキング期間V1内の時刻T2 に光遮断手段1
15を動作させ、MOS型固体撮像100への光の入射
を遮断する。
【0086】図4においては、光遮断手段115が光の
入射を遮断する動作を「閉」で表している。「閉」の意
味は、後掲の図5においても同じである。
【0087】静止画像信号読み出し期間H2に行われる
画像信号読み出し動作G3は、インターレース走査や高
速間引き走査等に対応した画像信号読み出し動作であっ
てもよいが、プログレッシブ走査に対応した画像信号読
み出し動作であることが好ましい。画像信号読み出し動
作G3以前の画像信号読み出し動作G1、G2がインタ
ーレース走査または高速間引き走査等に対応した画像信
号読み出し動作である場合においても、同様である。
【0088】画像信号処理部180は、MOS型固体撮
像装置100が画像信号読み出し動作G3に基づいて出
力した画像信号を基に静止画データSD1を出力する。
他の画像信号読み出し動作G1、G2、G4に基づいて
出力した画像信号を基に、動画データAD1、AD2、
AD3を出力する。画像信号読み出し動作G3に基づい
て出力した画像信号を基にした動画データAD3は出力
されない。ただし、動画データAD3が作り出されるよ
うに電子カメラ200を構成することも可能であろう。
【0089】第1の静止画モード制御部130は、その
後、静止画像信号読み出し期間H2に続けて設定される
垂直ブランキング期間内V2内の所定時刻T3 におい
て、光遮断手段115を「開」に戻す。
【0090】全リセット動作ARが行われてから光遮断
手段115が「閉」になるまでの期間が、各光電変換素
子20の露光時間になる。したがって、全ての画素10
のシャッタ時刻が一致する。被写体が高速で移動してい
ても、ブレを生じることなくその静止画を撮像すること
が可能になる。
【0091】この露光時間の長さは、固定されていても
よいし、可変であってもよい。例えば、1m秒〜数10
0m秒程度の時間長とする。垂直ブランキング期間V1
の長さは、露光時間の長さに応じて変化する。動画モー
ド制御時の露光時間は概ね1m秒〜30m秒程度である
ので、露光時間は長時間側に選択幅が広がる。
【0092】静止画撮像時の露光時間を可変にする場合
には、例えば電子カメラ200に露光時間設定手段13
7(図2参照)を設ける。露光時間設定手段137によ
って露光時間が設定されると、この情報が第1の静止画
モード制御部130および第2の静止画モード制御部1
35に供給され、設定された露光時間になるように光遮
断手段115の動作時期が変更される。
【0093】あるいは、測光部185からの情報に基づ
いて主制御部150が最適の露光時間を算出し、この算
出結果に基づいて第1の静止画モード制御部130また
は第2の静止画モード制御部135が光遮断手段115
の動作時期を変更するように構成することもできる。
【0094】なお、画像信号読み出し動作G2が開始さ
れた後電子シャッタ動作ES2が開始される筈の時刻の
前に静止画指示信号SPが発せられた場合も、第1の静
止画モード制御部130に上記と同じ制御を行わせるこ
とが可能である。
【0095】電子カメラ200を第2の静止画モード制
御手段135の下に動作させることにより、ストロボ等
の閃光装置140を動作させて、逆光補正された被写体
像の静止画データを得ることができる。
【0096】図5は、電子カメラ200を第2の静止画
モード制御部135による制御の下に動作させたときの
垂直ブランキングパルス、静止画指示信号、MOS型固
体撮像装置100の動作、全リセット信号、光遮断手段
の動作、閃光装置動作信号、および、画像信号処理部1
80からの出力それぞれの関係を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【0097】図5に示した事項のうち図4に示した事項
と共通するものについては、図4で用いた用語または記
号と同じ用語または記号を用いて表して、その説明を省
略する。
【0098】静止画モード指定手段170によって第2
の静止画モード制御部135が指定されているときに、
静止画指示信号発生部175が操作されて静止画指示信
号SPが発せられると、第2の静止画モード制御部13
5による制御が開始される。
【0099】この制御は、静止画指示信号SPが発せら
れた後最初に行われる電子シャッタ動作、すなわち、画
像信号読み出し期間H1に開始される電子シャッタ動作
ES2、画像信号読み出し期間H1の次に設定される静
止画像信号読み出し期間H2に行われる画像信号読み出
し動作G3および電子シャッタ動作ES3に対して行わ
れる。第2の静止画モード制御部135による制御は、
画像信号読み出し動作G2、全リセット動作、光遮断手
段115、閃光装置140および映像信号処理部180
に対しても行われる。
【0100】画像信号読み出し動作G1、G4および電
子シャッタ動作ES1、ES4は、動画モード制御部1
20によって制御される。画像信号読み出し動作G2
は、動画モード制御部120によって制御することもで
きる。
【0101】第2の静止画モード制御部135は、画像
信号読み出し動作G2を動画モード制御時と同様にして
実施する一方で、電子シャッタ動作ES2およびES3
を中止させ、垂直ブランキング期間V1内の時刻t1
閃光装置動作信号FPを発する。時刻T1 と時刻t1
の時差は、例えば数10μ秒である。これらの制御を除
けば、第1の静止画モード制御部130と同様の制御を
行う。
【0102】閃光装置動作信号FPが発せられることか
ら、垂直ブランキング期間V1内の例えば時刻t1 〜t
2 にかけて、ストロボ等の閃光装置140を動作させる
ことができる。閃光装置140の発光時間は、閃光装置
140の性能等に応じて異なるが、例えば数10μ秒〜
数m秒である。露光時間(T2 −T1 )は、例えば1m
秒〜数100m秒程度、垂直ブランキング期間V1の長
さは、例えば数m秒〜数100m秒程度である。
【0103】逆光補正された被写体像の静止画データを
得ることができる。被写体が高速で移動していたとして
も、ブレを生じることなくその静止画を撮像することが
可能になる。
【0104】なお、画像信号読み出し動作G2が開始さ
れた後電子シャッタ動作ES2が開始される筈の時刻の
前に静止画指示信号SPが発せられた場合も、第2の静
止画モード制御部135に上記と同じ制御を行わせるこ
とが可能である。
【0105】固体撮像装置100は、画像信号読み出し
動作時、電子シャッタ動作時、全リセット動作時に、例
えば下記のように動作する。
【0106】以下の説明は、図1(A)および図1
(B)を参照しつつ行う。また、便宜上、画素行11の
各々を、画像信号出力部50に近い順に、第1画素行1
1、第2画素行11、……第7画素行11、第8画素行
11と呼ぶものとする。また、第n(nは1〜8の整数
を表す。)画素行11に対応する出力用トランジスタ2
1、リセット用トランジスタ23、行選択用トランジス
タ22、リセット信号供給配線28および行選択用信号
配線27は、その名称の先頭に「第n」を付けて表記す
るものとする。第n画素行11に対応する光電変換素子
は、その名称の先頭に「第n行」を付けて表記するもの
とする。
【0107】まず、画像信号読み出し期間に入ると、制
御部60が所定の制御信号を行読み出し走査部43に供
給する。行読み出し走査部43は、この制御信号に応じ
て、各行制御信号生成部49に所定のタイミングで所定
の信号を供給する。行制御信号生成部49の各々から第
1〜第8行選択用信号配線27の各々に、所定の順番で
行選択信号が供給される。画像信号読み出し動作が開始
される。
【0108】第n行選択用信号配線27に行選択信号が
供給されると、第n行選択用トランジスタ22の各々が
オンされる。第n出力用トランジスタ21の各々が、対
応する電源電圧供給配線25と出力用信号線30との間
に電気的に接続される。
【0109】第n行光電変換素子20の各々に蓄積され
ている電荷量に応じたアナログ電圧信号が出力用信号線
30の各々に発生する。
【0110】制御部60は、所定の制御信号をアナログ
信号出力部53に供給してサンプリング用トランジスタ
を制御し、出力用信号線30の各々に発生したアナログ
電圧信号をキャパシタに保持させる。引き続き、制御部
60は行リセット走査部45を制御し、行制御信号生成
部49から第nリセット信号供給配線28にリセット信
号を供給させる。第nリセット信号供給配線28へのリ
セット信号の供給により、第nリセット用トランジスタ
23の各々がオンされる。第n行光電変換素子20の各
々に蓄積されている電荷が、対応する電源電圧供給配線
25に排出される。すなわち、第n行光電変換素子20
の各々がリセットされる。リセットされた第n行光電変
換素子20の各々は、リセット信号がローに戻った後、
次の電荷の蓄積を開始することができる。
【0111】制御部60が行方向走査部55を制御し、
この制御を受けた行方向走査部55がアナログ信号出力
部55を制御して、アナログ電圧信号の各々をアナログ
信号出力部53から出力させる。すなわち、第n行光電
変換素子20それぞれに蓄積されている電荷量に応じた
画像信号が、画素行単位で出力される。
【0112】動画モード制御時にMOS型固体撮像装置
100が行うべき画像信号読み出し動作の種別は、固定
されていてもよいし、任意に選択できるようにしてもよ
い。任意に選択できるようにする場合には、動作選択の
ための手段が電子カメラ200に付設される。静止画モ
ード制御時にMOS型固体撮像装置100が行うべき静
止画像信号読み出し動作の種別についても同様である。
【0113】画像信号読み出し動作および静止画像信号
読み出し動作は、それぞれ独立に、例えばプログレッシ
ブ走査、インターレース走査および間引き走査のいずれ
かの走査に対応した動作となる。
【0114】対応する出力用信号線30に出力信号を発
生させる動作と蓄積している電荷を排出するリセット動
作とを、第1画素行11から第8画素行11まで画素行
単位で順次行うことにより、プログレッシブ走査に対応
した1回の画像信号読み出し動作が完了する。
【0115】対応する出力用信号線30に出力信号を発
生させる動作と蓄積している電荷を排出するリセット動
作とを、第1画素行11から第8画素行11までの1行
おきの画素行単位で順次行うことにより、インターレー
ス走査に対応した1回の画像信号読み出し動作が完了す
る。
【0116】対応する出力用信号線30に出力信号を発
生させる動作と蓄積している電荷を排出するリセット動
作とを、例えば第1画素行11から第8画素行11まで
の2行以上おきの画素行単位で順次行うことにより、間
引き走査に対応した1回の画像信号読み出し動作が完了
する。
【0117】なお、画像信号読み出し動作は、リセット
動作を含めずに実施することもできる。画像信号読み出
し動作時にリセット動作を行うか否かは、適宜選択可能
である。ただし、リセット動作を行わない場合、少なく
とも動画モード制御時には電子シャッタ動作を必ず行う
必要がある。
【0118】電子シャッタ動作は、各光電変換素子20
の露光時間が所定の時間となるように、画像信号読み出
し動作を終えた画素行11から順次、所定のタイミング
で開始される。露光時間が1回の画像信号読み出し期間
の長さと同じ場合には、上述した画像信号読み出し動作
内でのリセット動作が電子シャッタ動作となる。
【0119】露光時間が1回の画像信号読み出し期間の
長さより短い場合には、画像信号読み出し動作内でのリ
セット動作とは別のタイミングで、電子シャッタ動作が
行われる。この電子シャッタ動作は、画像信号読み出し
動作内でのリセット動作と同じ動作である。1回の電子
シャッタ動作は、1つの画像信号読み出し期間の途中か
ら開始され、この画像信号読み出し期間に続く垂直ブラ
ンキング期間内または次の画像信号読み出し期間内に終
了する。
【0120】全リセット動作は、所望の垂直ブランキン
グ期間に行われる。制御部60から所定の信号が全リセ
ット制御部47に供給され、この信号に応じて、全リセ
ット制御部47が各行制御信号生成部49に全リセット
信号を供給する。各行制御信号生成部49が、リセット
信号供給配線28の各々に一斉にリセット信号を供給す
る。光電変換素子20の各々に蓄積されていた電荷が、
対応する電源電圧供給配線25に一斉に排出される。
【0121】動画モード制御部120、第1の静止画モ
ード制御部130および第2の静止画モード制御部13
5の全てまたは一部を、MOS型固体撮像装置100と
同一の半導体チップに集積化することができる。さら
に、主制御部150もMOS型固体撮像装置100と同
一の半導体チップに集積化することができる。
【0122】MOS型固体撮像装置100中の制御部6
0や主制御部150とは別に、動画モード制御および/
または静止画モード制御を行う1〜3個の所望数の制御
部を設けることもできる。
【0123】主制御部150は、例えば中央演算処理装
置(CPU)によって構成される。
【0124】定常的に行われている動画モード制御部1
20による動画モード制御から第1または第2の静止画
モード制御部130、135による制御への切り換え
は、例えばシャッタボタン等を含んで構成される静止画
指示信号発生部175が静止画指示信号を発したとき
に、第1切換手段160を用いて行われる。
【0125】第1切換手段160は、例えば、フリップ
フロップと論理回路等を用いて構成される。
【0126】静止画指示信号が発せられたときに第1の
静止画モード制御部130と第2の静止画モード制御部
135とのどちらに切り換えるかは、電子カメラ200
の使用者が静止画モード指定手段170によって予め指
定しておくことができる。初期設定で第1の静止画モー
ド制御部130を選択するようにしてもよい。
【0127】静止画指示信号発生部175が操作されて
静止画指示信号が発せられると、静止画モード指定手段
170によって予め指定された静止画モード制御部によ
る制御に切り替わる。
【0128】静止画モード指定手段170は、例えば、
電子カメラ200の使用者によって操作されるモードセ
レクタのスイッチボタン、または、メニュー表示を見な
がらモードを選択することができるメニュー選択スイッ
チ等を用いて構成される。
【0129】第2切換手段165は、例えば、カメラボ
ディに設けられたモードセレクタや、フリップフロップ
と論理回路等を用いて構成される。
【0130】動画モード制御部120による制御から第
1または第2の静止画モード制御部130、135によ
る制御への切り換えは、静止画の撮像に必要なごく短時
間の間だけ行われる。第1切換手段160は、その後、
動画モード制御部120による制御に切り換える。
【0131】映像信号処理回路180は、MOS型固体
撮像装置100から出力された画像信号を受け取り、こ
れに補間、データ圧縮等の種々の処理を施して、所定の
種類の画像データ(動画データまたは静止画データ)を
出力する。映像信号処理回路180は、得られた画像デ
ータのデータ量、映像信号処理での各ステップの終了信
号、映像信号処理におけるエラー信号等の情報を主制御
部150に送る。
【0132】測光部185は、映像信号処理回路180
から所定の信号、例えば輝度信号を受け取り、撮像時の
露光条件を数値化する。例えば、中央重点測光、分割測
光等の測光方式が知られている。測光部185は、数値
化した露光条件を主制御部150に供給する。
【0133】主制御部150は、この値から露光条件を
選択し、その結果を動画モード制御部120に伝える。
動画モード制御部120は、露光条件が最適範囲に入る
かまたは最適範囲に近づくように電子シャッタ動作の開
始タイミングを変更するAE動作を行う。動画モード制
御時においては、AE動作を連続的に行うことが好まし
い。
【0134】主制御部150が選択した露光条件が第1
の静止画モード制御部130および第2の静止画モード
制御部135にも伝えられるように構成することもでき
る。第1の静止画モード制御部130および第2の静止
画モード制御部135によって、露光条件が最適範囲に
入るかまたは最適範囲に近づくように光遮断手段115
の動作タイミングを変更するAE動作を行うことが可能
になる。
【0135】映像信号処理回路180から出力された動
画データは、例えば表示部190へ送られ、この表示部
190において動画が再生される。あるいは、圧縮され
た画像データが記憶媒体195へ送られ、ここに記録さ
れる。映像信号処理回路180で生成された静止画デー
タについても同様である。
【0136】表示部190は、例えば液晶表示装置、エ
レクトロルミネセンス(EL)表示装置、プラズマ表示
装置、電子管等によって構成される。
【0137】記録媒体195は、例えばメモリカード、
メモリスティック、コンパクトフラッシュメモリ等の不
揮発性メモリや、メモリテープ、メモリディスク、フロ
ッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気
記録媒体、光記録媒体(DVD−RAM、CD−R、C
D−RW等)等によって構成される。
【0138】図2において図示を省略したパルス信号発
生部が、所望箇所に配設される。このパルス信号発生部
は、電子カメラ200内の各装置の動作の統一をとるた
めのパルス信号を生成し、MOS型固体撮像装置10
0、映像信号処理部180等に供給する。
【0139】図6および図7は、電子カメラ200にお
ける上述の動作制御を概略的に示すフローチャートであ
る。
【0140】ステップS1は、動画モード制御部120
による動画モード制御を示す。電子カメラ200におい
ては、動画モード制御が定常的に行われる。
【0141】ステップS2では、静止画指示信号が発生
されたか否かを判断する。静止画指示信号が発生されて
いなければ、ステップS1に戻る。静止画指示信号が発
生すると、ステップS3に移行する。
【0142】ステップS3では第1切換手段160が動
作し、動画モード制御から静止画モード制御に移行す
る。
【0143】ステップS4では、静止画モード指定手段
170によって指定されているモードが特定される。第
1の静止画モードが指定されていればステップS5に移
行し、第2の静止画モードが指定されていればステップ
S20に移行する。
【0144】ステップS5では、第2切換手段165が
第1の静止画モード制御部130を選択する。第1の静
止画モード制御部130による制御が開始され、まず、
ステップS6に移行する。
【0145】ステップS6では、垂直ブランキングパル
スが発生されたか否かが判断される。この判断は、垂直
ブランキングパルスが発せられるまで繰り返し行われ
る。垂直ブランキングパルスが発せられると、ステップ
S7に移行する。
【0146】ステップS7では、電子シャッタ動作を中
止させるべき期間が設定される。電子シャッタ動作は、
ステップS7で設定された期間中、中止される。
【0147】ステップS8では、ステップS6からステ
ップS7に移行するタイミングの基準となった垂直ブラ
ンキングパルスによって規定される垂直ブランキング期
間に続く画像信号読み出し期間に、画像信号読み出し動
作が実行される。この画像信号読み出し動作に基づいて
MOS型固体撮像装置100が出力する画像信号は、動
画データの生成に使用される。
【0148】ステップS9では、ステップS6からステ
ップS7に移行するタイミングの基準となった垂直ブラ
ンキングパルスに続く次の垂直ブランキングパルスが立
ち上がったか否かを判断する。この判断は、垂直ブラン
キングパルスが立ち上がるまで繰り返し行われる。垂直
ブランキングパルスが立ち上がると、ステップS10に
移行する。
【0149】ステップS10では、全リセット動作が実
行される。また、シャッタ時間、すなわち、光遮断手段
115の動作時刻を特定するために、クロックパルスの
カウント動作が開始される。
【0150】ステップS11では、光遮断手段115の
動作時刻に達したか否かが判断される。この判断は、光
遮断手段115の動作時刻に達するまで繰り返し行われ
る。光遮断手段115の動作時刻に達すると、ステップ
S12に移行する。
【0151】ステップS12では、光遮断手段115を
動作させる。MOS型固体撮像100への光の入射が遮
断される。
【0152】ステップS13では、ステップS9からス
テップS10に移行するタイミングの基準となった垂直
ブランキングパルスが立ち下がったか否かが判断され
る。この判断は、垂直ブランキングパルスが立ち下がる
まで繰り返し行われる。垂直ブランキングパルスが立ち
下がると、ステップS14に移行する。
【0153】ステップS14では、画像信号読み出し動
作が実行される。この画像信号読み出し動作に基づいて
MOS型固体撮像装置100が出力する画像信号は、静
止画データの生成に使用される。
【0154】ステップS15では、ステップS13から
ステップS14に移行するタイミングの基準となった垂
直ブランキングパルスに続く次の垂直ブランキングパル
スが立ち上がったか否かを判断する。この判断は、垂直
ブランキングパルスが立ち上がるまで繰り返し行われ
る。垂直ブランキングパルスが立ち上がると、ステップ
S16に移行する。
【0155】ステップS16では、ステップS12で動
作させた光遮断手段115の動作を解除する。MOS型
固体撮像装置100への光の入射が可能になる。このス
テップS16は、ステップS15からステップS16に
移行するタイミングの基準となった垂直ブランキングパ
ルスによって規定される垂直ブランキング期間内に行わ
れる。
【0156】ステップS17では、電子シャッタ動作の
再開時期が設定される。動画モード制御部120は、こ
の再開時期に合わせて電子シャッタ動作を開始する。
【0157】ステップS17が終了すると、ステップS
1に戻る。すなわち、第1の静止画モード制御部130
による制御から動画モード制御に戻る。
【0158】一方、ステップS4で特定された静止画モ
ードが第2の静止画モードである場合には、ステップS
20に移行する。
【0159】ステップS20では、第2切換手段165
が第2の静止画モード制御部135を選択する。第2の
静止画モード制御部130による制御が開始され、先に
説明したステップS6〜ステップS9と同様のステップ
S21〜ステップS24が行われ、その後、ステップS
25に移行する。
【0160】ステップS25では、全リセット動作が実
行され、シャッタ時間のカウント動作が開始される。ま
た、閃光発生時間、すなわち、閃光装置140の動作時
刻を特定するためのクロックパルスのカウント動作が開
始される。
【0161】ステップS26では、閃光装置140の動
作時刻に達したか否かが判断される。この判断は、閃光
装置140の動作時刻に達するまで繰り返し行われる。
閃光装置140の動作時刻に達すると、ステップS27
に移行する。
【0162】ステップS27では、閃光装置動作信号が
発せられる。閃光装置140が動作する。
【0163】この後、先に説明したステップS11〜ス
テップS17と同様のステップS28〜ステップS34
が行われる。
【0164】ステップS34が終了すると、ステップS
1に戻る。すなわち、第2の静止画モード制御部135
による制御から動画モード制御に戻る。
【0165】以上説明した電子カメラ200において
は、静止画モード指定手段170によって第1の静止画
モード制御部130を指定することにより、被写体が高
速で移動していても、ブレを生じることなくその静止画
を撮像することが可能になる。静止画モード指定手段1
70によって第2の静止画モード制御部135を指定す
ることにより、逆光補正された被写体像の静止画データ
を得ることができるとともに、被写体が高速で移動して
いても、ブレを生じることなくその静止画を撮像するこ
とが可能になる。
【0166】電子カメラ200を構成する光遮断手段1
15は、比較的長い期間中に1回の遮断動作と1回の開
放動作を行えばよい。このため、例えばメカニカルシャ
ッタによって光遮断手段115を構成する場合、このメ
カニカルシャッタの性能はそれ程高くなくてよい。安価
なメカニカルシャッタを用いることができるので、電子
カメラ200自体も安価に提供することが容易になる。
【0167】図8は、他の実施例によるMOS型固体撮
像装置を模式的に示す平面図である。同図に示すMOS
型固体撮像装置110においては、計32個の画素10
が8行8列に亘って画素ずらし配置されている。この点
を除けば、MOS型固体撮像装置110の構成は図1に
示したMOS型固体撮像装置100の構成と同様であ
る。その動作についても同様である。
【0168】このため、図8に示した構成要素のうちで
図1に示した構成要素と共通するものについては、図1
で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省
略する。
【0169】なお、本明細書でいう「画素ずらし配置」
とは、奇数番目に当たる画素列を構成する各光電変換素
子に対し、偶数番目に当たる画素列を構成する光電変換
素子の各々が、各画素列内での光電変換素子同士のピッ
チP1 の約1/2、列方向にずれ、奇数番目に当たる画
素行を構成する各光電変換素子に対し、偶数番目に当た
る画素行を構成する光電変換素子の各々が、各画素行内
での光電変換素子同士のピッチP2 の約1/2、行方向
にずれ、画素行の各々が奇数列または偶数列の光電変換
素子のみを含む、多数個の画素の配置を意味する。上記
のピッチP1 と上記のピッチP2 とは同じ値であっても
よいし、異なる値であってもよい。
【0170】また、「光電変換素子同士のピッチP1
約1/2」とは、P1 /2を含む他に、製造誤差、設計
上もしくはマスク製作上起こる画素位置の丸め誤差等の
要因によってP1 /2からはずれてはいるものの、得ら
れる固体撮像装置の性能およびその画像の画質からみて
実質的にP1 /2と同等とみなすことができる値をも含
むものとする。本明細書でいう「光電変換素子同士のピ
ッチP2 の約1/2」についても同様である。
【0171】図示のMOS型固体撮像装置110におい
ては、1行の画素行11が奇数列の光電変換素子20の
み、または偶数列の光電変換素子20のみを含む。この
ため、出力用信号線30を画素列12の1列おきに配設
することもできる。
【0172】出力用信号線30を画素列12毎に配設し
た場合および画素列12の1列おきに配設した場合のい
ずれにおいても、各出力用信号線30は、画素行11の
1行毎に1個の画素10中の出力用トランジスタと電気
的に接続される。
【0173】図9は、更に他の実施例によるMOS型固
体撮像装置を模式的に示す平面図である。同図に示すM
OS型固体撮像装置120は、映像信号出力部がアナロ
グ信号出力部53a、A/D変換部57およびバッファ
メモリ59を含んで構成されている点で、図1に示した
MOS型固体撮像装置100と大きく異なる。これに伴
って、制御部の機能も若干異なる。これらの点を除け
ば、MOS型固体撮像装置120の構成はMOS型固体
撮像装置100の構成と同様である。
【0174】このため、図9に示した構成要素のうちで
図1に示した構成要素と共通するものについては、図1
で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省
略する。ただし、映像信号出力部には新たな参照符号
「50a」を付し、制御部には新たな参照符号「60
a」を付してある。
【0175】アナログ信号出力部53aは、図1に示し
たアナログ信号出力部53と同様に、例えば負荷トラン
ジスタ、キャパシタ(コンデンサ)、サンプリング用ト
ランジスタ、および、このサンプリング用トランジスタ
の制御端子(ゲート)に接続されたサンプリング信号供
給配線を含んで構成される。
【0176】ただし、キャパシタ(コンデンサ)にホー
ルドされたアナログ電圧信号は、A/D変換部57に出
力される。
【0177】A/D変換部57は、アナログ信号出力部
53a中のキャパシタ(コンデンサ)1個につき1個ず
つ配設された多数個(本実施例では計8個)のA/D変
換器によって構成される。A/D変換器の各々は、対応
するキャパシタ(コンデンサ)から供給されるアナログ
電圧信号をディジタル信号に変換し、バッファメモリ5
9に出力する。これらのディジタル信号が画像信号とな
る。
【0178】バッファメモリ59は、各A/D変換器か
ら出力されるディジタル信号を一時的に保持し、保持し
たディジタル信号の各々を外部に出力する。バッファメ
モリ59は、例えばDRAM、SRAM等の半導体記憶
素子を用いて構成することができる。
【0179】制御部60aは、行読み出し走査部43、
行リセット走査部45および全リセット制御部47の動
作を制御する他、アナログ信号出力部53a、A/D変
換部57およびバッファメモリ59の動作を制御する。
【0180】A/D変換器を用いて画像信号出力部を構
成することによって、MOS型固体撮像装置からディジ
タル出力を得ることができる。
【0181】なお、画素10の各々を画素ずらし配置
し、かつ、画素列12の1列毎に1本の出力用信号線3
0を配設した場合、2本の出力用信号線30に1個ず
つ、A/D変換器を接続することもできる。また、アナ
ログ信号出力部の出力に1個のみA/D変換器を接続す
ることもできる。
【0182】図10は、更に他の実施例によるMOS型
固体撮像装置を示す模式図である。同図に示すMOS型
固体撮像装置130では、画素の各々が、光電変換素子
20、出力用トランジスタ21、リセット用トランジス
タ23および行選択用トランジスタ22に更に電荷転送
用トランジスタ24を増設した構成を有する。これに伴
って、画素行毎に1本の転送信号供給配線29が増設さ
れ、列方向走査部に行転送制御走査部46が増設されて
いる。行転送制御走査部46の増設に伴って、行制御信
号生成部および制御部の機能も若干異なる。
【0183】これらの点を除けば、MOS型固体撮像装
置130の構成は図1に示したMOS型固体撮像装置1
00の構成と同様である。このため、図10に示した構
成要素のうちで図1(A)または図1(B)に示した構
成要素と共通するものについては、図1(A)または図
1(B)で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその
説明を省略する。
【0184】ただし、画素には新たな参照符号「10
a」を付し、列方向走査部には新たな参照符号「40
a」を付し、行制御信号生成部には新たな参照符号「4
9a」を付し、制御部には新たな参照符号「60b」を
付してある。
【0185】電荷転送用トランジスタ24は、配線26
とリセット用トランジスタ23との節点Nよりも光電変
換素子20側において、対応する光電変換素子20と出
力用トランジスタ21とに配線26を介して接続され
る。この電荷転送用トランジスタ24は、例えばMOS
トランジスタからなる。
【0186】転送用トランジスタ24の制御端子(ゲー
ト)は、対応する転送信号供給配線29に電気的に接続
される。構造的には、転送信号供給配線29の一部が転
送用トランジスタ24のゲート電極を兼ねていてもよ
い。
【0187】1行の画素行に1本ずつ、転送信号供給配
線29が配設される。個々の転送信号供給配線29は、
対応する画素行に沿って延在する。
【0188】転送信号供給配線29は、例えばポリシリ
コン、ポリサイド、アルミニウム、タングステン、タン
グステン合金、モリブデン、モリブデン合金等の導電性
材料によって形成される。転送信号供給配線29は、図
示を省略した電気的絶縁層によって、他の配線および半
導体基板と電気的に絶縁されている。
【0189】各転送信号供給配線29の一端は、対応す
る行制御信号生成部49に接続されている。行制御信号
生成部49は、行転送制御走査部46から所定の信号を
受けると転送制御信号を生成し、対応する転送信号供給
配線29にこの転送制御信号を供給する。
【0190】行転送制御走査部46は、各行制御信号生
成部49に所定の順番で行選択信号を発生させるための
信号を生成する。
【0191】制御部60bは、行読み出し走査部43、
行リセット走査部45、全リセット制御部47および映
像信号出力部50の動作を制御する他、行転送制御走査
部46の動作も制御する。
【0192】行転送制御走査部46は、例えば、(1) 制
御部60bから供給される制御信号を入力信号として受
けて水平同期パルスによってシフト動作するシフトレジ
スタ、(2) 画像信号読み出し動作をプログレッシブ走
査、インターレース走査および間引き走査のうちのどの
走査に対応した動作にするかを指定する動作選択信号に
応じてシフト動作の仕様を変える論理回路、等を含んで
構成される。
【0193】画像信号読み出し動作は、例えば次のよう
にして行うことができる。
【0194】まず、第1画素行に対応する行選択用信号
配線27に、所定の行制御信号生成部49aから行選択
信号を供給する。対応する行選択用トランジスタ22の
各々がオンする。出力用トランジスタ21が、行選択用
トランジスタ22を介して出力用信号線30に接続され
る。
【0195】次いで、第1画素行に対応するリセット信
号供給配線28に、所定の行制御信号生成部49aから
リセット信号を供給する。対応するリセット用トランジ
スタ23の各々がオンし、このリセット用トランジスタ
23に対応する出力用トランジスタ21それぞれのゲー
ト部にある不要電荷が、対応する電源電圧供給配線25
に排出される。
【0196】リセット信号を供給し終えた後、第1画素
行に対応する転送信号供給配線29に、所定の行制御信
号生成部49aから転送制御信号を供給する。対応する
電荷転送用トランジスタ24の各々がオンし、光電変換
素子20に蓄積されている電荷量に応じた電圧が出力用
トランジスタ21のゲートに印加されて、出力用トラン
ジスタ21の抵抗値が変化する。出力用トランジスタ2
1とアナログ信号出力部53内の負荷抵抗、例えば負荷
トランジスタとが、電源電圧供給配線25と接地との間
に接続され、電源電圧を分割する。第1行光電変換素子
20の各々に蓄積されている電荷量に応じた出力信号
が、対応する出力用信号線30の各々に発生する。
【0197】この後、第2画素行から最終行の画素行ま
で、上記の操作を順次行う。画像信号読み出し動作が完
了する。
【0198】なお、必要に応じて、1行の画素行につい
て出力信号線30の各々に出力信号を発生させ終わった
直後に、この行の光電変換素子20に蓄積されている電
荷を電源電圧供給配線25に排出する。
【0199】電子シャッタ動作は、例えば次のようにし
て行うことができる。まず、電荷を排出しようとする画
素行(以下、「第n画素行」という。)に対応するリセ
ット信号供給配線28に、所定の行制御信号生成部49
aからリセット信号を供給する。対応するリセット用ト
ランジスタ23の各々がオンする。
【0200】次に、第n画素行に対応する転送信号供給
配線29に、所定の行制御信号生成部49aから転送制
御信号を供給する。対応する電荷転送用トランジスタ2
4の各々がオンし、第n行光電変換素子20の各々に蓄
積されている電荷が、対応する電源電圧供給配線25に
排出される。第n行光電変換素子20の各々がリセット
される。
【0201】このとき、対応する出力用トランジスタ2
1のゲート部に電荷の一部が留まることもあり得る。し
かしながら、この電荷は、第n画素行に対する次の画像
信号読み出し動作の初期段階で電源電圧供給配線25に
排出される。したがって、第n画素行に対する次の画像
信号読み出し動作時に、この電荷が混入した状態で出力
信号が発生することはない。
【0202】なお、第n行光電変換素子20に蓄積され
ている電荷を排出するために使用されるリセット信号と
転送制御信号とは、リセット信号を先に供給しさえすれ
ば、時間的に離れていてもよい。また、リセット信号と
転送制御信号とは、オーバーラップさせて供給してもよ
い。
【0203】この後、電荷を排出しようとする他の画素
行に対して上述したリセット動作を順次行う。電子シャ
ッタ動作が完了する。
【0204】全リセット動作時には、上述したリセット
動作が全ての画素行に対して一斉に行われる。
【0205】図2に示した電子カメラ200は、図1に
示したMOS型固体撮像100を用いて構成する他、図
8、図9または図10に示したMOS型固体撮像11
0、120、130を用いて構成することもできる。M
OS型固体撮像110、120、130のいずれを用い
る場合でも、他の構成要素は変更しなくもよい。
【0206】MOS型固体撮像100、110、120
および130のいずれを用いる場合でも、第2の静止画
モード制御部135を設けるか否かは適宜選択可能であ
る。第2の静止画モード制御部135を設けない場合、
閃光装置140および静止画モード指定手段170を省
略することができる。
【0207】以上実施例によるMOS型固体撮像および
電子カメラについて説明したが、本発明は上述した実施
例に限定されるものではない。
【0208】例えば、個々の画素は、1個の光電変換素
子と1個のトランジスタを用いて構成することもでき
る。
【0209】図11は、1個の光電変換素子と1個のト
ランジスタとを用いて構成された画素の一例を示す等価
回路図である。図10に示した構成要素のうち図1
(B)に示した構成要素と共通するものについては、図
1(B)で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその
説明を省略する。
【0210】同図に示す画素10bは、光電変換素子2
0と出力用信号線30との間に接続された1個のトラン
ジスタ21aを有する。行選択用信号配線27が、トラ
ンジスタ21aの制御端子(ゲート)に電気的に接続さ
れる。構造的には、行選択用信号配線27の一部がトラ
ンジスタ21aのゲート電極を兼ねていてもよい。
【0211】行選択用信号配線27に所定の電圧を印加
すると、光電変換素子20に蓄積されている電荷が、対
応する出力用信号線30に読み出される。出力用信号線
30に出力信号が発生する。この電流信号が、そのま
ま、またはディジタル信号に変換されて、画像信号とな
る。画素行単位で画像信号読み出し動作を行うことがで
きる。
【0212】電子シャッタ動作時には、各出力用信号線
30が電源電圧に接続され、この状態で、行選択用信号
配線27の各々に所定の電圧が順次印加される。画素行
単位で電荷の排出を行うことができる。図1(A)に示
した行リセット走査部45を省略することができる。
【0213】全リセット動作時には、各出力用信号線3
0が電源電圧に接続され、この状態で、行選択用信号配
線27の各々に所定の電圧が一斉に印加される。各光電
変換素子に蓄積されていた電荷が一斉に排出される。
【0214】全リセット動作を行うことができるMOS
型固体撮像装置は、光遮蔽手段を備えていない電子カメ
ラに搭載することもできる。
【0215】列方向走査部を構成する各走査部ないし制
御部は、各々を半導体基板の1つの縁に沿わせて並列に
配置する他、半導体基板の複数の箇所に分散配置するこ
ともできる。
【0216】第1の静止画モード制御部および第2の静
止画モード制御が中止させる電子シャッタ動作の回数は
2回に限定されるものではない。同様に、第1の静止画
モード制御部および第2の静止画モード制御が中止させ
る電子シャッタ動作は、静止画指示信号が発せられた後
最初に設定される垂直ブランキング期間に開始される筈
の電子シャッタ動作と、その次の垂直ブランキング期間
に開始される筈の電子シャッタ動作とに限定されるもの
ではない。電子カメラに求められる性能やその用途、あ
るいは、静止画指示信号が発せられたタイミング等に応
じて、静止画指示信号が発せられた後の所望の時期の電
子シャッタ動作を少なくとも1回中止させるように構成
することができる。
【0217】長時間露光の静止画データを得るための第
3の静止画モード制御部を増設することもできる。第3
の静止画モード制御部は、例えば、電子シャッタ動作を
続けて2回以上中止させ、これら中止させた電子シャッ
タ動作同士の間の期間に行われる筈であった映像信号読
み出し動作も中止させることにより、長時間露光を行
う。この間、全リセット動作は行われない。
【0218】全リセット動作を行うことができるMOS
型固体撮像装置は、白黒撮像用のものであってよいし、
カラー撮像用のものであってもよい。
【0219】白黒撮像用およびカラー撮像用のいずれの
MOS型固体撮像装置においても、一般に、光電変換素
子以外の領域において無用の光電変換が行われないよう
に、光遮蔽膜が設けられる。また、光電変換素子での光
利用効率を高めるために、光電変換素子それぞれの上方
にマイクロレンズおよび/またはインナーレンズが1個
ずつ配設されることがある。カラー撮像用のMOS型固
体撮像装置においては、光電変換素子とこれに対応する
マイクロレンズとの間に色フィルタが配設されることが
ある。
【0220】図12は、カラー撮像用のMOS型固体撮
像装置の一例を概略的に示す断面図である。
【0221】同図に示すMOS型固体撮像装置100b
では、光電変換素子20、光電変換素子20に附随する
各種のトランジスタおよび配線、行読み出し走査部等の
走査部、アナログ信号出力部等の出力部および制御部を
形成し終えた半導体基板1上に、これらの部材を覆う光
遮蔽膜12が形成されている。
【0222】半導体基板1は、例えば、n型半導体基板
1aと、このn型半導体基板1aの一表面側に形成され
たp型ウェル1bとを備える。
【0223】個々の光電変換素子20は、例えば、p型
ウェル1bの所定箇所に形成されたn型領域20aと、
このn型領域20a上に形成されたp+ 型領域20bと
を備えた埋め込み型のフォトダイオードによって構成さ
れる。
【0224】例えば、各光電変換素子20を平面視上取
り囲むチャネルストップ領域2が、p型ウェル1bに形
成される。このチャネルストップ領域2は、例えばp+
型領域からなる。
【0225】p+ 型領域20b、チャネルストップ領域
2およびp型ウェル1bそれぞれの表面上に、電気的絶
縁層3が形成される。
【0226】半導体基板1の他の場所では、電気的絶縁
層3の上にゲート電極が形成され、ゲート電極の両側に
n型領域が形成されて、トランジスタが形成される。
【0227】画素部に附随する各種の配線は、電気的絶
縁層3上に形成される。これらの配線同士は、その表面
に形成された電気的絶縁膜によって、互いに絶縁され
る。図12においては、出力用信号線30とその表面に
形成された電気的絶縁膜30aが示されている。
【0228】光遮蔽膜12は、光電変換素子20それぞ
れの上に1個ずつ、所定形状の開口部12aを有する。
個々の開口部12aは、平面視上、対応する光電変換素
子20におけるn型不純物領域20aの縁より内側にお
いて開口している。
【0229】この光遮蔽膜12は、例えばアルミニウ
ム、クロム、タングステン、チタン、モリブデン等の金
属からなる金属薄膜や、これらの金属の2種以上からな
る合金薄膜、あるいは、前記の金属同士または前記の金
属と前記の合金とを含む群から選択された2種以上を組
み合わせた多層金属薄膜等によって形成される。
【0230】電気絶縁材料からなる保護膜15が、光遮
蔽膜12上および開口部12aから露出している電気的
絶縁層3上に配設される。保護膜15は、例えば、シリ
コン窒化膜、リンやホウ素を高濃度に含むシリコン酸化
膜等によって形成される。
【0231】第1の平坦化膜16が、保護膜15上に形
成される。第1の平坦化膜16はマイクロレンズ用の焦
点調節層としても利用される。必要に応じて、第1の平
坦化膜16中にインナーレンズが形成される。
【0232】第1の平坦化膜16は、例えばフォトレジ
スト等の透明樹脂を例えばスピンコート法によって所望
の厚さに塗布することによって形成される。
【0233】所定個の色フィルタが、第1の平坦化膜1
6上に形成される。カラー撮像を可能にする複数種の色
フィルタが所定のパターンで形成され、色フィルタアレ
イを構成する。3原色(赤、緑、青)系の色フィルタア
レイ、および、いわゆる補色タイプの色フィルタアレイ
がある。
【0234】3原色系の色フィルタアレイおよび補色タ
イプの色フィルタアレイのいずれにおいても、個々の光
電変換素子20の上方に色フィルタが1個ずつ配設され
る。図11においては2色の色フィルタ17R、17B
が計3個示されている。
【0235】色フィルタアレイは、例えば、所望色の顔
料もしくは染料を含有させた樹脂(カラーレジン)の層
を、フォトリソグラフィ法等の方法によって所定箇所に
形成することによって作製することができる。
【0236】第2の平坦化膜18が、色フィルタアレイ
上に形成される。第2の平坦化膜18は、例えばフォト
レジスト等の透明樹脂を例えばスピンコート法によって
所望の厚さに塗布することによって形成される。
【0237】所定個のマイクロレンズ19が、第2の平
坦化膜18上に形成される。これらのマイクロレンズ1
9は、個々の光電変換素子20の上方に1個ずつ配設さ
れ、マイクロレンズアレイを構成する。
【0238】マイクロレンズ19は、例えば、屈折率が
概ね1.3〜2.0の透明樹脂(フォトレジストを含
む。)からなる層をフォトリソグラフィ法等によって所
定形状に区画した後、熱処理によって各区画の透明樹脂
層を溶融させ、表面張力によって角部を丸め込ませた後
に冷却することによって得られる。
【0239】電子カメラは、閃光装置を内蔵したもので
あってもよいし、閃光装置が外装されるものであっても
よい。閃光装置が外装される場合、この電子カメラは、
閃光装置を着装するための閃光装置着装部を有する。こ
の閃光装置着装部は、静止画モード指定手段として利用
することができる。すなわち、閃光装置が着装される
と、閃光装置着装部が第2切換手段165(図2参照)
を制御して、第2の静止画モード制御部135(図2参
照)を指定するように構成することができる。
【0240】その他、種々の変更、改良、組み合わせ等
が可能であることは、当業者に自明であろう。
【0241】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
逆光補正機能を付加することが容易なMOS型固体撮像
装置および高速で移動する被写体を撮像した場合でもブ
レが生じにくいMOS型固体撮像装置を提供することが
容易になる。また、高速で移動する被写体を撮像した場
合でもブレが生じにくく、逆光補正機能を付加すること
が容易な電子カメラを提供することが容易になる。MO
S型固体撮像装置を利用した電子カメラの用途を拡大す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は、実施例によるMOS型固体撮像
装置を模式的に示す平面図であり、図1(B)は、MO
S型固体撮像装置におけるスイッチング回路部の一例を
示す等価回路図である。
【図2】図2は、実施例による電子カメラの概略を示す
ブロック図である。
【図3】図2に示した電子カメラを動画モード制御部に
よる動画モード制御の下に動作させたときの垂直ブラン
キングパルス、静止画指示信号、MOS型固体撮像装置
の動作、全リセット信号、光遮断手段の動作、閃光装置
動作信号、および、画像信号処理部からの出力それぞれ
の関係を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】図2に示した電子カメラを第1の静止画モード
制御部による制御の下に動作させたときの垂直ブランキ
ングパルス、静止画指示信号、MOS型固体撮像装置の
動作、全リセット信号、光遮断手段の動作、閃光装置動
作信号、および、画像信号処理部からの出力それぞれの
関係を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】図2に示した電子カメラを第2の静止画モード
制御部による制御の下に動作させたときの垂直ブランキ
ングパルス、静止画指示信号、MOS型固体撮像装置の
動作、全リセット信号、光遮断手段の動作、閃光装置動
作信号、および、画像信号処理部からの出力それぞれの
関係を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】図2に示した電子カメラにおける動作制御の一
部を概略的に示すフローチャートである。
【図7】図2に示した電子カメラにおける動作制御の他
の一部を概略的に示すフローチャートである。
【図8】他の実施例によるMOS型固体撮像装置を模式
的に示す平面図である。
【図9】更に他の実施例によるMOS型固体撮像装置を
模式的に示す平面図である。
【図10】更に他の実施例によるMOS型固体撮像装置
を示す模式図である。
【図11】1個のトランジスタを用いて構成されたスイ
ッチング回路部の一例を示す等価回路図である。
【図12】カラー撮像用のMOS型固体撮像装置の一例
を概略的に示す断面図である。
【符号の説明】
1…半導体基板、 10、10a、10b…画素、 2
0…光電変換素子、21…出力用トランジスタ、 22
…行選択用トランジスタ、 23…リセット用トランジ
スタ、24…転送用トランジスタ、 25…電源電圧供
給配線、 27…行選択用信号配線、 28…リセット
信号供給配線、 30…出力用信号線、 40…列方向
走査部、 43…行読み出し走査部、 45…行リセッ
ト走査部、 47…全リセット制御部、 49…行制御
信号生成部、 50…映像信号出力部、 53、53a
…アナログ信号出力部、 55…行方向走査部、 57
…A/D変換部、 59…バッファメモリ、 60、6
0a、60b…制御部、100、100a、110、1
20、130…MOS型固体撮像装置、 110…撮像
光学系、 120…動画モード制御部、 130…第1
の静止画モード制御部、 135…第2の静止画モード
制御部、 140…閃光装置、 150…主制御部、
170…静止画モード指定手段、 175…静止画指示
信号発生部、 180…画像信号処理部、 200…電
子カメラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/146 H04N 5/228 Z H04N 5/228 H01L 27/14 A Fターム(参考) 2H002 CC01 CD00 2H054 AA01 BB11 4M118 AA10 AB01 BA06 CA02 DD08 DD12 DD20 FA06 FA33 GD03 GD07 5C022 AA00 AA13 AB15 AB41 AB55 AC01 AC42 AC52 AC69 5C024 AX04 BX01 CY11 DX04 GY38

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 該半導体基板の一表面側に複数行、複数列に亘って行列
    状に形成された多数個の画素であって、各々が光電変換
    素子と、該光電変換素子に蓄積された電荷にしたがって
    出力信号を生成することができる出力用トランジスタ
    と、前記光電変換素子に蓄積された電荷を排出するため
    のリセット用トランジスタとを含む多数個の画素と、 画素列方向に延在する複数本の出力用信号線であって、
    各々がそれぞれ別個に、画素行毎に1個の画素の出力用
    トランジスタと電気的に接続される複数本の出力用信号
    線と、 前記複数の画素行の1行毎に該画素行に沿って1本ずつ
    配設された行選択用信号配線であって、各々が、対応す
    る画素に該画素での出力信号の生成を制御する行選択信
    号を供給するために使用される行選択用信号配線と、 前記複数の画素行の1行毎に該画素行に沿って1本ずつ
    配設されたリセット信号供給配線であって、各々が、対
    応するリセット用トランジスタそれぞれに前記電荷の排
    出を制御するリセット信号を供給するために使用される
    リセット信号供給配線と、 前記半導体基板に形成された列方向走査部であって、前
    記行選択用信号配線の各々と電気的に接続され、これら
    行選択用信号配線の各々に前記行選択信号を逐次供給す
    るための行読み出し走査部と、前記リセット信号供給配
    線の各々と電気的に接続され、これらリセット信号供給
    配線の各々に前記リセット信号を逐次供給するための行
    リセット走査部と、前記リセット信号供給配線の各々と
    電気的に接続され、これらリセット信号供給配線の各々
    に前記リセット信号を一斉に供給するための全リセット
    制御部とを含む列方向走査部と、 前記複数本の出力用信号線の各々と電気的に接続され、
    前記出力信号に応じた画像信号を順次出力する画像信号
    出力部とを備えたMOS型固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記画素の各々が、さらに、前記出力用
    トランジスタと直列に接続された行選択用トランジスタ
    を有する請求項1に記載のMOS型固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記画素の各々が、さらに、前記光電変
    換素子と前記リセット用トランジスタとの間に接続され
    た電荷転送用トランジスタを有する請求項1または請求
    項2に記載のMOS型固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記画像信号出力部が、前記出力用信号
    線の各々に発生する前記出力信号をそれぞれアナログ電
    圧信号に変換し、これらのアナログ電圧信号を順次出力
    する請求項1〜請求項3のいずれかに記載のMOS型固
    体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記画像信号出力部が、前記出力用信号
    線の各々に発生する前記出力信号をそれぞれアナログ電
    圧信号に変換し、これらのアナログ電圧信号を更にディ
    ジタル画像信号にそれぞれ変換して順次出力する請求項
    1〜請求項3のいずれかに記載のMOS型固体撮像装
    置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記半導体基板に形成され、前
    記行読み出し走査部、前記行リセット走査部、前記全リ
    セット制御部および前記画像信号出力部それぞれの動作
    を制御する制御部を有する請求項1〜請求項5のいずれ
    かに記載のMOS型固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記多数個の画素が画素ずらし配置され
    ている請求項1〜請求項6のいずれかに記載のMOS型
    固体撮像装置。
  8. 【請求項8】 半導体基板および該半導体基板の一表面
    側に複数行、複数列に亘って行列状に形成された多数個
    の画素であって、各々が光電変換素子を含む多数個の画
    素を有し、所定行の光電変換素子の各々に蓄積されてい
    る電荷量に応じた出力信号を画素行単位で順次発生させ
    る画像信号読み出し動作、光電変換素子の各々に蓄積さ
    れている電荷を画素行単位で順次排出してこれらの光電
    変換素子の露光時間を規定する電子シャッタ動作、およ
    び、全ての光電変換素子の各々に蓄積されている電荷を
    一斉に排出する全リセット動作を行うことができ、垂直
    ブランキング期間を介して連続的に設定される画像信号
    読み出し期間それぞれの期間内に前記画像信号読み出し
    動作を行うとともに前記電子シャッタ動作を開始して、
    画像信号を前記画素行単位で順次出力することができる
    MOS型固体撮像装置と、 前記MOS型固体撮像装置が出力した画像信号を基に、
    動画データまたは静止画データを出力する映像信号処理
    部と、 操作されたときに前記MOS型固体撮像装置への光の入
    射を遮断する光遮断手段と、 操作されたときに静止画の撮像を指示する静止画指示信
    号を発する静止画指示信号発生部と、 前記光遮断手段を動作させることなく、前記MOS型固
    体撮像装置に前記画像信号読み出し動作と前記電子シャ
    ッタ動作とを交互に繰り返し行わせて、前記映像信号処
    理部から動画データを出力させる動画モード制御を定常
    的に行う動画モード制御部と、 前記静止画指示信号が発せられたときに、該静止画指示
    信号が発せられた後に行われる筈であった電子シャッタ
    動作を少なくとも1回中止させ、電子シャッタ動作を再
    開するまでの間に設定される任意の1回の垂直ブランキ
    ング期間内に、前記全リセット動作を行わせるとともに
    該全リセット動作の終了後に前記光遮断手段を動作さ
    せ、その後に設定される静止画像信号読み出し期間内に
    行われた画像信号読み出し動作に基づいて前記MOS型
    固体撮像装置が出力する画像信号を基に、前記映像信号
    処理部から静止画データを出力させ、前記光遮断手段の
    動作を解除して前記MOS型固体撮像装置への光の入射
    を可能にする第1の静止画モード制御部とを備えた電子
    カメラ。
  9. 【請求項9】 前記第1の静止画モード制御部が、前記
    静止画指示信号が発せられた後最初に行われる筈であっ
    た電子シャッタ動作を中止させる請求項8に記載の電子
    カメラ。
  10. 【請求項10】 さらに、所定の信号を受けたときに閃
    光を発する閃光装置、または該閃光装置を着装するため
    の閃光装置着装部と、 前記静止画指示信号が発せられたときに、該静止画指示
    信号が発せられた後に行われる筈であった電子シャッタ
    動作を少なくとも1回中止させ、電子シャッタ動作を再
    開するまでの間に設定される任意の1回の垂直ブランキ
    ング期間内に、前記全リセット動作を行わせるとともに
    該全リセット動作の終了後に前記閃光装置を動作させる
    ための閃光装置動作信号を発生させ、さらに、該閃光装
    置動作信号を発生させた後に前記光遮断手段を動作さ
    せ、その後に設定される静止画像信号読み出し期間内に
    行われた画像信号読み出し動作に基づいて前記MOS型
    固体撮像装置が出力する画像信号を基に、前記映像信号
    処理部から静止画データを出力させ、前記光遮断手段の
    動作を解除して前記MOS型固体撮像装置への光の入射
    を可能にする第2の静止画モード制御部と、 前記静止画指示信号が発せられたときに動作すべき静止
    画モード制御部を、複数の静止画モード制御部のうちか
    ら予め指定する静止画モード指定手段とを有する請求項
    8または請求項9に記載の電子カメラ。
  11. 【請求項11】 前記第2の静止画モード制御部が、前
    記静止画指示信号が発せられた後最初に行われる筈であ
    った電子シャッタ動作を中止させる請求項10に記載の
    電子カメラ。
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