JP4004833B2 - 固体撮像素子の駆動方法および撮像装置 - Google Patents

固体撮像素子の駆動方法および撮像装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像素子およびこれを用いた撮像装置に係り、特に、カラー撮影用のCCD(電荷結合素子)型固体撮像素子およびこれを用いた撮像装置に関する。本明細書では、CCD型固体撮像素子を用いて光学像を電気信号に変換し、この電気信号に基づいて再生画像用の画素信号を生成することができる装置を「撮像装置」という。
【0002】
【従来の技術】
今日では、ビデオカメラ、ディジタルスチルカメラ、イメージスキャナ等の種々の装置において、カラー撮影用のCCD型固体撮像素子がイメージセンサとして利用されている。
【0003】
このCCD型固体撮像素子は、半導体基板の一表面に複数行、複数列に亘って行列状に配置された多数個の光電変換素子(例えばpnフォトダイオード)を有し、これらの光電変換素子によって、光学像を電気信号に変換する。
【0004】
単板式の撮像装置に利用されるカラー撮影用のCCD型固体撮像素子では、一般に、カラー撮影に必要な複数色の色フィルタによって構成された色フィルタアレイが、上記多数個の光電変換素子の上方に配置される。1つの色フィルタが1つの光電変換素子に対応し、1個の光電変換素子と、この光電変換素子の上方に配置された1つの色フィルタとは、1個の画素を構成する。
【0005】
本明細書においては、個々の画素を、当該画素が有している色フィルタの色に応じて、例えば赤色画素、緑色画素、青色画素のように表記する。
【0006】
各画素(各光電変換素子)に蓄積された電荷に基づいて電気信号(画素信号)を生成するために、多くのCCD固体撮像素子では、画素信号を生成するための出力信号生成部が光電変換素子と一緒に1つの半導体基板に集積される。
【0007】
この出力信号生成部は、例えば1つの画素列に1つずつ配置された第1電荷転送素子と、これら第1電荷転送素子に電気的に電接続された1または複数の電荷検出回路とを有する。
【0008】
個々の第1電荷転送素子は、CCDと、1つの画素に1つずつ配置された読出しゲートとによって構成されて、対応する画素の各々に蓄積された電荷の読出し、および、読出した電荷の転送を行う。CCDは、例えば、半導体基板の一表面に線状ないし帯状に形成されたチャネル(以下、このチャネルを「電荷転送チャネル」という。)と、この電荷転送チャネル上に電気的絶縁膜を介して配置された複数の電極(以下、「転送電極」という。)とを有する。
【0009】
電荷検出回路は、上記の電荷を検出し、その大きさに応じた信号電圧を生成して出力する。
【0010】
エリア・イメージセンサとして利用されるCCD型固体撮像素子では、第1電荷転送素子の他に第2電荷転送素子が配置され、各第1電荷転送素子は第2電荷転送素子へ電荷を転送する。電荷検出回路は、第2電荷転送素子から電荷を受け取る。リニア・イメージセンサとして利用されるCCD型固体撮像素子では、1つまたは2つの第1電荷転送素子に電荷検出回路1つずつ接続される。いずれのタイプのCCD型固体撮像素子でも、電荷検出回路からの出力信号が画素信号となる。
【0011】
カラー撮影用のCCD型固体撮像素子を備えた撮像装置では、固体撮像素子から出力される画素信号を用いて色分離を行い、光学像中の赤色光、緑色光、および青色光それぞれの情報を表す電気信号、すなわち、赤色信号、緑色信号、および青色信号を生成する。そして、これらの色信号のホワイトバランスをとってから補間処理、ガンマ(γ)変換等を行って、再生画像用の画素信号(輝度信号および色差信号)を生成し、出力する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
カラー撮影用のCCD型固体撮像素子では、画素の色毎にその感度が異なる。このため、カラー撮影用のCCD型固体撮像素子を備えた撮像装置においてホワイトバランスのとれた赤色信号、緑色信号、および青色信号を生成するためには、赤色信号、緑色信号、および青色信号それぞれの利得を別個に調整することが必要となる。
【0013】
この利得調整は、感度の低い画素に蓄積された電荷に基づいて生成された色信号の利得(アンプゲイン)を増大させることによって行われている。
【0014】
しかしながら、アンプゲインを増大させるとノイズレベルも増幅される。その結果として、赤色信号、緑色信号、および青色信号それぞれのノイズレベルが互いに異なることとなる。
【0015】
本発明の目的は、ほぼホワイトバランスのとれた画素信号を得ることが可能な固体撮像素子の駆動方法を提供することである。
【0016】
本発明の他の目的は、赤色信号、緑色信号、および青色信号それぞれの利得を調整しなくてもほぼホワイトバランスのとれた色信号を得ることが可能な撮像装置を提供することである。
【0017】
本発明の一観点によれば、カラー撮影に必要な複数色の画素を有し、前記複数色の画素それぞれに蓄積された電荷の読出しを該画素の色に応じて別個に制御することができると共に、電子シャッタ動作、および、前記読出した電荷に基づいての出力信号の生成を行うことができる固体撮像素子の駆動方法は、(A)1フレームの露光期間中に、前記電子シャッタ動作を間歇的に複数回行うと共に、1回の電子シャッタ動作と該電子シャッタ動作の次に行われる電子シャッタ動作との間の期間内に前記複数色の画素の感度比に相関した読み出し周期比で選択的に前記電荷の読出しを行う工程と、(B)前記露光期間の終了後に、前記読出した電荷に基づいて前記出力信号を生成する工程とを含む。
【0018】
本発明の他の観点によれば、撮像装置は、カラー撮影に必要な複数色の画素を備え、前記複数色の画素それぞれに蓄積された電荷の読出しを該画素の色に応じて別個に制御することができると共に、電子シャッタ動作、および、前記読出した電荷に基づいての出力信号の生成を行うことができる固体撮像素子と、1フレームの露光期間中に、前記電子シャッタ動作の実施を指示する電子シャッタパルスを間歇的に複数回生成することができると共に、1回の電子シャッタ動作と該電子シャッタ動作の次に行われる電子シャッタ動作との間の期間内に、前記電荷の読出しを指示する読出しパルスを前記複数色の画素の感度比に相関した読み出し周期比で生成することができる駆動信号生成部と、前記出力信号に基づいて、再生画像用の画素信号を生成することができる信号処理部とを有する。
【0019】
画素からの電荷の読出しを当該画素の色に応じて別個に制御することができると共に、電子シャッタ動作を行うことができる固体撮像素子を上記のように駆動させることにより、1フレームの露光期間中での実効的な露光時間を画素の色に応じて調整することが可能になる。換言すれば、画素の感度に応じて、1フレームの露光期間中での実効的な露光時間を調整することが可能になる。
【0020】
その結果として、固体撮像素子からほぼホワイトバランスのとれた画素信号を出力させることが可能になる。
【0021】
ここで、本明細書でいう「ほぼホワイトバランスのとれた画素信号」とは、色分離を行った段階でほぼホワイトバランスのとれた赤色信号、緑色信号、および青色信号を得ることができる画素信号を意味する。
【0022】
固体撮像素子からほぼホワイトバランスのとれた画素信号を出力させることができれば、この固体撮像素子を備えた撮像装置では、ノイズレベルがほぼ同じ赤色信号、緑色信号、および青色信号を得ることができる。撮像装置において、高画質の再生画像が得られる画素信号を生成することが容易になる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、実施例による駆動方法によってCCD型固体撮像素子を駆動させるときの、1フレームの露光期間中での電子シャッタ動作および電荷読出し動作の実施タイミングを示す。
【0024】
この駆動方法では、図示のように、電子シャッタ動作の実施を指示する電子シャッタパルスESが、1フレームの露光期間中に一定の周期P1で間歇的にCCD型固体撮像素子に供給される。
【0025】
その一方で、赤色画素から電荷転送素子への電荷読出しを指示する読出しパルスRPR 、緑色画素から電荷転送素子への電荷読出しを指示する読出しパルスRPG 、および、青色画素から電荷転送素子への電荷読出しを指示する読出しパルスRPB が、それぞれ所定の周期でCCD型固体撮像素子に供給される。
【0026】
図1は、赤色画素、緑色画素、および青色画素それぞれの感度の比(赤色画素の感度):(緑色画素の感度):(青色画素の感度)が概ね2:4:1であるとしたときの電子シャッタ動作および電荷読出し動作の実施タイミングを示している。
【0027】
各画素の感度比が上記の値である場合、読出しパルスRPR は上記の周期P1の2倍の周期で、読出しパルスRPG は上記の周期P1の4倍の周期で、読出しパルスRPB は上記の周期P1と同じ周期で、それぞれ繰り返しCCD型固体撮像素子に供給される。
【0028】
これらの読出しパルスRPR 、RPG 、RPB は、いずれも、1つの電子シャッタパルスESが立ち下がってから次の電子シャッタパルスESが立ち上がるまでの期間に供給される。その結果として、1つの読出しパルスによって画素から読出される電荷の蓄積期間は、この読出しパルスが供給される前に固体撮像素子に供給された電子シャッタパルスESのうちで当該読出しパルスの供給時刻に最も近い時刻に供給されたものが立ち下がった時をほぼ蓄積開始時刻とし、当該読出しパルスが立ち上がった時をほぼ蓄積終了時刻とするものとなる。
【0029】
したがって、1フレームの露光期間中での赤色画素の実効的な露光時間は、上記の周期P1の2倍の周期で繰り返し設定される露光期間EPR の総和となり、緑色画素の実効的な露光時間は上記の周期P1の4倍の周期で繰り返し設定される露光期間EPG の総和となる。青色画素の実効的な露光時間は、上記の周期P1と同じ周期で繰り返し設定される露光期間EPB の総和となる。
【0030】
なお、1フレームの露光期間中、各電荷転送素子は電荷の読出しを行うのみで、読出した電荷の転送は行わない。
【0031】
CCD型固体撮像素子をこのように駆動することによって、1フレームの露光期間中での赤色画素、緑色画素、および青色画素それぞれの実効的な露光時間を、画素の色に応じて別個に設定することが可能になる。換言すれば、画素の感度に応じて、1フレームの露光期間中での実効的な露光時間を調整することが可能になる。その結果として、CCD型固体撮像素子からほぼホワイトバランスのとれた画素信号を出力させることが可能になる。
【0032】
これらの画素信号について色分離を行えば、当該色分離を行った段階で、ほぼホワイトバランスのとれた赤色信号、緑色信号、および青色信号を得ることができる。アンプゲインの調整という電気的な手法によらずに、ほぼホワイトバランスのとれた赤色信号、緑色信号、および青色信号を得ることができるので、これらの色信号それぞれのノイズレベルをほぼ同じレベルに維持することができる。
【0033】
上述した駆動方法は、(i) 各画素からの電荷の読出しを、画素の色に応じて別個に制御することができ、かつ、(ii)電子シャッタ動作を行うことができるCCD型固体撮像素子に適用することができる。
【0034】
図2〜図4は、上記の駆動方法を適用することができるCCD型固体撮像素子の一例を示す。これらの図に示したCCD型固体撮像素子100は、エリア・イメージセンサとして利用されるものである。
【0035】
図2は、CCD型固体撮像素子100における色フィルタアレイ80を概略的に示す上面図である。色フィルタアレイ80と、その下の部材との位置関係を判りやすくするために、同図には、光電変換素子10、第1電荷転送素子20(以下、「垂直電荷転送素子20」という。)、第2電荷転送素子40(以下、「水平電荷転送素子40」という。)、および電荷検出回路50を、それぞれ隠れ線によって併記してある。
【0036】
図示のように、色フィルタアレイ80では、赤色フィルタ80Rと青色フィルタ80Bとが画素行方向VR に交互に繰り返し配置された第1色フィルタ行CF1と、緑色フィルタ80Gのみによって構成された第2色フィルタ行CF2とが、交互に繰り返し配置されている。1つの第2色フィルタ行CF2を挟んで隣り合う2つの第1色フィルタ行CF1では、赤色フィルタ80Rと青色フィルタ80Bとの配置が互いに逆になっている。
【0037】
固体撮像素子100での個々の画素は、光電変換素子10と、その上方に配置された1つの色フィルタ80R、80G、または80Bとを含む。したがって、固体撮像素子100では、25個の画素が7行、7列に亘って画素ずらし配置されていることになる。
【0038】
ここで、本明細書でいう「画素ずらし配置」とは、奇数番目にあたる画素列中の各画素に対し、偶数番目に当たる画素列中の画素の各々が、画素列内での画素のピッチの約1/2、列方向にずれ、奇数番目に当たる画素行中の各画素に対し、偶数番目に当たる画素行中の画素の各々が、画素行内での画素のピッチの約1/2、行方向にずれ、画素列の各々が奇数行または偶数行の画素のみを含むような、多数個の画素の配置を意味する。「画素ずらし配置」は、多数個の画素を複数行、複数列に亘って行列状に配置する際の一形態である。
【0039】
上記の「画素列内での画素のピッチの約1/2」とは、1/2を含む他に、製造誤差、設計上もしくはマスク製作上起こる画素位置の丸め誤差等の要因によって1/2から外れてはいるものの、得られる固体撮像素子の性能およびその画像の画質からみて実質的に1/2と同等とみなすことができる値をも含むものとする。上記の「画素行内での画素のピッチの約1/2」についても同様である。
【0040】
エリア・イメージセンサとして利用される実際のCCD型固体撮像素子では、例えば数10万〜1500万個程度の画素が画素ずらし位置されるか、または、正方行列状(ただし、行数と列数とが異なるものを含む。)に配置される。
【0041】
以下の説明においては、赤色フィルタ80Rを有する画素を「赤色画素R」、緑色フィルタ80Gを有する画素を「緑色画素G」、青色フィルタ80Bを有する画素を「青色画素B」と表記する。
【0042】
図3は、図2に示したCCD型固体撮像素子100での光電変換素子10、垂直電荷転送素子20、水平電荷転送素子40、および電荷検出回路50の平面配置を概略的に示す。
【0043】
光電変換素子10の各々は、例えば、半導体基板1の一表面に形成された埋込み型のpnフォトダイオードによって構成され、平面視上、例えば八角形を呈す。光電変換素子10に光が入射すると、この光電変換素子10に電荷が蓄積される。
【0044】
図3においては、個々の光電変換素子10が何色の画素を構成しているのかを判りやすくするために、赤色画素Rを構成する光電変換素子10には参照符号Rを併記し、緑色画素Gを構成する光電変換素子10には参照符号Gを併記し、青色画素Bを構成する光電変換素子10には参照符号Bを併記している。
【0045】
個々の画素(光電変換素子10)に蓄積された電荷を電荷検出回路50へ転送するために、1つの光電変換素子列(画素列)に1つずつ、この光電変換素子列に沿って垂直電荷転送素子20が配置される。
【0046】
垂直電荷転送素子20の各々はCCDによって構成され、それぞれ、半導体基板1に形成されたn型の電荷転送チャネル23(以下、「垂直電荷転送チャネル23」という。)と、半導体基板1上に第1の電気的絶縁層(図示せず。)を介して形成されて垂直電荷転送チャネル23を平面視上横切る5種類の転送電極25a〜25e(以下、「第1〜第5垂直転送電極25a〜25e」という。)とを有する。
【0047】
垂直電荷転送チャネル23は、平面視上、対応する光電変換素子列に沿った蛇行形状を有する。
【0048】
第1垂直転送電極25aは各光電変換素子行の下流側に1本ずつ配置され、第2垂直転送電極25bは各光電変換素子行の上流側に1本ずつ配置される。これらの第1〜第2垂直転送電極25a〜25bは、対応する光電変換素子行に沿った蛇行形状を有する。1行の光電変換素子行に対応する第1〜第2垂直転送電極25a〜25bは、対応する光電変換素子行中の各光電変換素子10を平面視上ほぼ取り囲む。
【0049】
第3〜第5垂直転送電極25c〜25eは、最も下流の第1垂直転送電極25aの下流側にこの順番で並列に配置される。
【0050】
第1〜第5垂直転送電極25a〜25eの各々は、各垂直電荷転送チャネル23を平面視上横切り、全ての垂直電荷転送素子20について、その一部を構成する。
【0051】
なお、本明細書では、光電変換素子10から電荷検出回路50へ転送される電荷の移動を1つの流れとみなして、個々の部材等の相対的な位置を、必要に応じて「何々の上流」、「何々の下流」等と称して特定するものとする。
【0052】
光電変換素子10からの電荷の読出しを制御するために、各垂直電荷転送素子20は、対応する光電変換素子10それぞれに1つずつ、読出しゲートを有する。図3においては、赤色画素Rを構成する光電変換素子10に対応する読出しゲートを参照符号30rで示し、緑色画素Gを構成する光電変換素子10に対応する読出しゲートを参照符号30gで示し、青色画素Bを構成する光電変換素子10に対応する読出しゲートを参照符号30bで示し、それぞれにハッチングを付してある。
【0053】
個々の読出しゲート30r、30g、30bは、半導体基板1に形成された読出しゲート用チャネル領域(図示せず。)と、この読出しゲート用チャネル上に前述した第1の電気的絶縁層を介して配置されたゲート電極とを有する。各ゲート電極は、第1または第2垂直転送電極25a、25bの一領域からなる。各読出しゲート30r、30g、および30bの動作については、後述する。
【0054】
各垂直電荷転送素子20へ読出された電荷は、これらの垂直電荷転送素子20によって水平電荷転送素子40へ転送される。このとき、垂直電荷転送素子20の各々は、例えば4相の垂直駆動信号φV1〜φV4によって駆動されて、電荷転送を行う。図3には、4相の垂直駆動信号V1〜φV4を各垂直転送電極25a〜25eに供給するための配線WLV1〜WLV4の例を併記してある。
【0055】
水平電荷転送素子40もCCDによって構成される。この水平電荷転送素子40は、半導体基板1に形成されて光電変換素子行方向に延在するn型の電荷転送チャネル43(以下、「水平電荷転送チャネル43」という。)と、半導体基板1上に前述した第1の電気的絶縁層を介して形成されて水平電荷転送チャネル43を平面視上横切る複数本の転送電極(以下、「水平転送電極」という。)とを有する。
【0056】
図示の水平電荷転送素子40は、水平駆動信号φH1〜φH2によって駆動される2相駆動型CCDによって構成されている。水平電荷転送チャネル43は、例えば、n型不純物添加領域とn- 型不純物添加領域とを下流側から上流側に向かってこの順番で繰り返し配置した構成を有する。n型不純物添加領域におけるn型不純物の濃度は、n- 型不純物添加領域におけるn型不純物の濃度よりも高い。
【0057】
1個の垂直電荷転送素子20に、n型不純物添加領域とn- 型不純物添加領域とが2つずつ対応する。各n型不純物添加領域上および各n- 型不純物添加領域上に、水平転送電極が1本ずつ配置される。1個の垂直電荷転送素子20に対応する4本の水平転送電極のうち、下流側の2本が配線WLH2に共通結線されて水平駆動信号φH2の供給を受け、上流側の2本が配線WLH1に共通結線されて水平駆動信号φH1の供給を受ける。図3においては、個々の水平転送電極の図示を省略し、水平転送電極全体の輪郭形状を水平電荷転送チャネル43上に概略的に示してある。
【0058】
水平電荷転送素子40は、水平駆動信号φH1〜φH2によって駆動されて、各垂直電荷転送素子20から受け取った電荷を電荷検出回路50へ転送する。
【0059】
電荷検出回路50は、水平電荷転送素子40から転送されてくる電荷を順次検出して信号電圧を生成すると共にこの信号電圧を順次増幅して、画素信号を生成する。
【0060】
この電荷検出回路50は、例えば、水平電荷転送素子40の出力端に電気的に接続された出力ゲート51と、出力ゲート51に隣接して半導体基板1に形成されたフローティングディフュージョン領域52(以下、「FD領域52」と略記する。)と、このFD領域52に電気的に接続されたフローティングディフュージョンアンプ53(以下、「FDA53」と略記する。)とを有する。
【0061】
出力ゲート51は、直流電圧VOGの供給を受けて、水平電荷転送素子40からFD領域52への電荷転送を行う。FD領域52の電位は、当該FD領域52内の電荷量に応じて変化する。
【0062】
FDA53は、FD領域52の電位変動を検出、増幅して、画素信号を生成する。この画素信号が、固体撮像素子100からの出力となる。
【0063】
FD領域52に隣接してリセットゲート54が配置され、このリセットゲート54に隣接して、リセットドレイン領域55が半導体基板1に形成される。FD領域52と、リセットゲート54と、リセットドレイン領域55とは、リセットトランジスタを構成する。
【0064】
FDA53によって検出された後の電荷、あるいは、FDA53によって検出する必要のない電荷は、リセットゲート54を介してリセットドレイン領域55へ掃出され、例えば電源電圧VDDに吸収される。リセットゲート54の動作は、駆動信号φRSによって制御される。
【0065】
電荷検出回路50は、垂直電荷転送素子20の各々および水平電荷転送素子40と共に、出力信号生成部を構成する。
【0066】
上述した構成を有するCCD型固体撮像素子100では、読出しゲート30rでのゲート電極が、垂直駆動信号φV1の供給を受ける第2垂直転送電極25bによって構成され、読出しゲート30gでのゲート電極が、垂直駆動信号φV4の供給を受ける第1垂直転送電極25aによって構成されている。そして、読出しゲート30bでのゲート電極が、垂直駆動信号φV2の供給を受ける第1垂直転送電極25aによって構成されている。
【0067】
したがって、垂直駆動信号φV1の供給を受ける第2垂直転送電極25bにのみ読出しパルスを供給すれば、読出しゲート30rのみが開になり、赤色画素Rを構成する光電変換素子10に蓄積された電荷のみを垂直電荷転送素子20に読出すことができる。垂直駆動信号φV4の供給を受ける第1垂直転送電極25aにのみ読出しパルスを供給すれば、読出しゲート30gのみが開になり、緑色画素Gを構成する光電変換素子10に蓄積された電荷のみを垂直電荷転送素子20に読出すことができる。そして、垂直駆動信号φV2の供給を受ける第1垂直転送電極25aにのみ読出しパルスを供給すれば、読出しゲート30bのみが開になり、青色画素Bを構成する光電変換素子10に蓄積された電荷のみを垂直電荷転送素子20に読出すことができる。
【0068】
すなわち、各画素からの電荷の読出しを、画素の色に応じて、それぞれ別個に制御することができる。
【0069】
なお、1フレームの露光期間中、垂直駆動信号φ3はローレベル(例えば−8V)に維持され、他の垂直駆動信号φV1、φV2、およびφV4はハイレベル(例えば0V)に維持される。
【0070】
前述した実施例による駆動方法によってCCD型固体撮像素子100を駆動させるためには、このCCD型固体撮像素子100は、電子シャッタ動作を行うことができるものであることが必要である。以下、CCD型固体撮像素子100での電子シャッタの構成例を、図4を参照しつつ、CCD型固体撮像素子100の断面構造と併せて説明する。
【0071】
図4は、図2に示したIV−IV線に沿ったCCD型固体撮像素子100の断面を概略的に示す。同図には、色フィルタアレイ80上に必要に応じて配置されるマイクロレンズアレイ90も示してある。
【0072】
図4に示した構成要素のうち、既に図3に示した構成要素については図3で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
【0073】
図示のように、半導体基板1は、例えばn型シリコン基板3の一表面にp- 型不純物添加領域5、n- 型不純物添加領域6、およびp- 型不純物添加領域7がこの順番で順次形成された層構成を有する。
【0074】
- 型不純物添加領域5は、例えば、n型シリコン基板3の一表面から所定の深さ離れた位置にp型不純物をイオン注入し、その後に熱処理を施すことによって形成することができる。n- 型不純物添加領域6は、例えばn型シリコン基板3の一部からなる。p- 型不純物添加領域7は、例えば、n型シリコン基板3の一表面にp型不純物をイオン注入し、その後に熱処理を施すことによって形成される。
【0075】
本明細書においては、同じ導電型を有する不純物添加領域間での不純物濃度の大小を区別するために、不純物濃度が相対的に低いものから順番に、p- 型不純物添加領域、p型不純物添加領域、p+ 型不純物添加領域、あるいはn- 型不純物添加領域、n型不純物添加領域、n+ 型不純物添加領域と表記する。
【0076】
光電変換素子10は、例えば、p- 型不純物添加領域7の所定箇所にn型不純物添加領域10aを形成し、さらに、このn型不純物添加領域10a上にp+ 型不純物添加領域10bを形成することによって作製された埋込み型のフォトダイオードによって構成される。n型不純物添加領域10aは電荷蓄積領域として機能し、このn型不純物添加領域10aの下にはn- 型不純物添加領域6が続いている。
【0077】
垂直電荷転送チャネル23はp- 型不純物添加領域7に形成されたn型不純物添加領域からなる。
【0078】
水平電荷転送チャネル43(図3参照)は、前述のように、例えばp- 型不純物添加領域7に交互に繰り返し形成されたn型不純物添加領域とn- 型不純物添加領域とによって構成される。
【0079】
読出しゲート30r、30g、30bの各々は、前述のように、読出しゲート用チャネル領域31を有する。このチャネル領域31は、例えば、対応する光電変換素子10(n型不純物添加領域10a)の所定箇所と垂直電荷転送チャネル23との間においてp- 型不純物添加領域7に形成されたp型不純物添加領域からなる。
【0080】
チャネル領域31の形成箇所を除き、各光電変換素子10の平面視上の周囲、各垂直電荷転送チャネル23の平面視上の周囲、および水平電荷転送チャネル43の平面視上の周囲には、チャネルストップ領域CSが設けられる。このチャネルストップ領域CSは、例えばp+ 型不純物添加領域からなる。
【0081】
第1の電気的絶縁層15が半導体基板1上に形成され、その上に第1〜第5垂直転送電極25a〜25e、水平転送電極、および電荷検出回路50を構成する各種の電極が配置される。図4には、第1垂直転送電極25aおよび第2垂直転送電極25bがそれぞれ1本ずつ示されている。
【0082】
各光電変換素子10上には、第1の電気的絶縁層15として、例えばシリコン酸化膜(例えば熱酸化膜)が配置される。光電変換素子10上の領域を除いた他の領域上には、第1の電気的絶縁層15として、例えばONO膜やON膜が配置される。
【0083】
上記のONO膜は、半導体基板1側から順番にシリコン酸化膜(熱酸化膜)、シリコン窒化膜、およびシリコン酸化膜をこの順番で堆積させた層構成を有し、上記のON膜は、半導体基板1側から順番にシリコン酸化膜(熱酸化膜)およびシリコン窒化膜をこの順番で堆積させた層構成を有する。
【0084】
第1の電気的絶縁層15上に配置される各電極は、例えばポリシリコンによって形成される。
【0085】
第1〜第5垂直転送電極25a〜25eの各々は、所謂重ね合わせ構造をなす。第2垂直転送電極25bの各々、第3垂直転送電極25c、および第5垂直転送電極25eそれぞれの線幅方向の縁部が、光電変換素子10上の領域を除いた領域上において隣り合う他の垂直転送電極の線幅方向の縁部に重なる。個々の第1〜第5垂直転送電極25a〜25eは、例えば熱酸化膜等の電気的絶縁膜IFによって覆われる。これらのことは、水平転送電極についても同様である。
【0086】
第2の電気的絶縁層60が、各光電変換素子10、第1〜第5垂直転送電極25a〜25e、および水平電荷転送素子40(図3参照)を覆い、その上に光遮蔽膜64、層間絶縁膜68、パッシベーション膜70、および第1の平坦化膜75がこの順番で順次配置される。
【0087】
第2の電気的絶縁層60は、例えばシリコン酸化物によって形成されて、光遮蔽膜64とその下の各種の電極との電気的な分離を十分なものとする。
【0088】
光遮蔽膜64は、個々の光電変換素子10の上方を除いて、これらの光電変換素子10が配置されている領域を覆い、光電変換素子10以外の領域で無用の光電変換が行われるのを防止する。この光遮蔽膜64は、各光電変換素子10へ光が入射するように、個々の光電変換素子10の上方に当該光電変換素子10よりも平面視上の大きさが小さい開口部64aを1つずつ有する。個々の光電変換素子10表面において開口部64a内に平面視上位置する領域が、この光電変換素子10における受光面となる。
【0089】
光遮蔽膜64は、タングステン、アルミニウム、クロム、チタン、モリブデン等の金属や、これらの金属の2種以上からなる合金、前記の金属の化合物等によって形成される。
【0090】
層間絶縁膜68は例えばシリコン酸化物によって形成されて、垂直電荷転送素子20、水平電荷転送素子40、および電荷検出回路50へそれぞれ所定の信号を供給するための配線と、光遮蔽膜64との導通を防止する。
【0091】
パッシベーション膜70は、例えばシリコン窒化膜等によって構成されて、その下の部材を保護する。
【0092】
第1の平坦化膜75はフォトレジスト等の有機材料や、シリコン酸化物、PSG(フォスホシリケートガラス)、BPSG(ボロフォスホシリケートガラス)、シリコン窒化物等の無機材料によって形成されて、色フィルタアレイ80を形成するための平坦面を提供する。第1の平坦化膜75を無機材料によって形成する場合には、パッシベーション膜70を省略することも可能である。
【0093】
色フィルタアレイ80は、例えば、所望色の顔料または染料を含有した樹脂によって形成される。
【0094】
色フィルタアレイ80の上方にマイクロレンズアレイを配置する場合には、当該色フィルタアレイ80上に第2の平坦化膜85が形成され、その上にマクロレンズアレイ90が形成される。
【0095】
第2の平坦化膜85はフォトレジスト等の有機材料によって形成されて、マイクロレンズアレイ90を形成するための平坦面を提供する。
【0096】
マイクロレンズアレイ90は多数個のマイクロレンズ90aによって構成され、1つの光電変換素子10に1つのマイクロレンズ90aが対応する。これらのマイクロレンズ90aは、例えば、透明樹脂(フォトレジストを含む。)層をフォトリソグラフィ法等によって所定形状に区画した後、熱処理によって各区画の透明樹脂層を溶融させ、表面張力によって角部を丸め込ませた後に冷却することによって形成される。1つの区画から1つのマイクロレンズ90aが形成される。
【0097】
上述した構造を有するCCD型固体撮像素子100においては、図4に示すようにp- 型不純物添加領域5が接地される。n型シリコン基板3に例えば23V程度の電位を有する電子シャッタパルスESを供給すると、パンチスルーによってn型不純物添加領域10aとp- 型不純物添加領域5とが導通し、n型不純物添加領域10aに蓄積されていた電荷が排出される。すなわち、電子シャッタ動作が行われる。
【0098】
前述した実施例による駆動方法によってCCD型固体撮像素子100を駆動させるためには、図1に示したように、1フレームの露光期間中に電子シャッタパルスES、および読出しパルスRPR 、RPG 、RPB をそれぞれ所定回数、CCD型固体撮像素子100に供給することが必要となる。CCD型固体撮像素子100を備えた撮像装置では、これらのパルスを所定のタイミングで生成することが必要となる。
【0099】
図5は、実施例による撮像装置(例えばディジタルスチルカメラ)を概略的に示すブロック図である。
【0100】
同図に示す撮像装置200は、上述したCCD型固体撮像素子100(図5においては「固体撮像素子100」と略記している。)をエリア・イメージセンサとして用いた撮像装置であり、固体撮像素子100の他に、撮像光学系110、駆動信号生成部130、信号処理部140、モードセレクタ150、制御部160、表示部170、記録部180、およびシャッタボタン190を備える。
【0101】
CCD型固体撮像素子100については既に説明したので、ここではその説明を省略する。
【0102】
撮像光学系110は、CCD型固体撮像素子100上に光学像を結像させる。この撮像光学系110は、例えば、複数枚の光学レンズ、光学レンズを光軸方向に移動させるための光学レンズ駆動機構、光学絞り、光学絞りを開閉する光学絞り開閉機構、オプティカルローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ、メカニカルシャッタ等を含んで構成される。図5においては、1枚の光学レンズ112によって撮像光学系110を代表して示す。図中の矢印Lは光を示す。
【0103】
駆動信号生成部130は、タイミング信号発生器120と、駆動回路125とを含む。
【0104】
タイミング信号発生器120は、水平電荷転送素子40(図3参照)用の駆動信号φH1〜φH2や電荷検出回路50(図3参照)用の信号を生成し、これらの信号をCCD型固体撮像素子100に供給する。また、撮像装置200内の種々の回路の動作タイミングの統一をとるためのタイミング信号を生成し、このタイミング信号を各回路に供給する。
【0105】
駆動回路125は、タイミング信号発生器120から供給されるタイミング信号に基づいて垂直駆動信号φV1〜φV4、電子シャッタパルスES、読出しパルスRPR 、RPG 、RPB 等の信号を生成し、固体撮像素子100に供給する。この駆動回路125は例えば垂直ドライバ、DC電源等を含んで構成される。
【0106】
信号処理部140は、相関二重サンプリング(CDS)回路141、自動利得調整(AGC)回路142、A/D変換回路143、映像信号生成回路145、オートホワイトバランス回路147等を含み、CCD型固体撮像素子100から出力された画素信号に基づいて再生画像用の画素信号を生成する。
【0107】
CDS回路141は、固体撮像素子100からの画素信号に含まれる雑音信号を低減させる。AGC回路142は、CDS回路141からの出力信号のレベルを適正範囲に保つ。A/D変換回路143は、AGC回路142からの出力信号をディジタル信号に変換する。このA/D変換回路143から出力されたディジタル信号が、映像信号生成回路145へ供給される。
【0108】
映像信号生成回路145は、供給されたディジタル信号を赤色信号、緑色信号、および青色信号に色分離し、これらの色信号を用いて補間処理、ガンマ(γ)変換等の処理を行った後に、再生画像用の画素信号(輝度信号および色差信号)を生成する。
【0109】
オートホワイトバランス回路147は、例えば動画を撮影する際に映像信号生成回路145から赤色信号、緑色信号、および青色信号の供給を受け、これらの色信号それぞれの利得を調整してホワイトバランスをとる。静止画を撮影する際には、CCD型固体撮像素子100を前述した方法で駆動させ、オートホワイトバランス回路147によってホワイトバランスの微調整を行うことが好ましい。
【0110】
モードセレクタ150は、撮像装置200の動作モードを選択するための選択スイッチである。撮像装置200は、例えば、自動露出(AE)モード、自動合焦(AF)モード、デジタルズームモード、静止画モード、動画モード、連写モード等の動作モードを有している。モードセレクタ150は、撮像装置200の使用者によって操作される。
【0111】
制御部160は、モードセレクタ150によって選択された動作モードに応じて、タイミング信号発生器120、AGC回路142、映像信号生成部145等の動作を制御する。また、映像信号生成部145から供給される輝度信号に基づいて撮像光学系110中の光学絞り開閉機構の動作を制御し、測距信号に基づいて光学レンズ駆動機構の動作を制御する。この制御部160は、例えば中央演算処理装置(CPU)によって構成される。
【0112】
表示部170は、映像信号生成部145から供給される画素信号に基づいて、静止画または動画を表示する。この表示部170は、例えば液晶ディスプレイ等の表示装置によって構成される。
【0113】
記録部180は、映像信号生成部145から供給される画素信号を、例えばメモリカード等の記録媒体に記録する。
【0114】
シャッタボタン190は、例えば半押しにすると自動露出や自動測距等の動作の開始スイッチとして機能する。全押しにすると、メカニカルシャッタが動作し、一定時間、撮像光学系110からCCD型固体撮像素子100への光の入射を遮断する。
【0115】
上述した構成を有する撮像装置200では、モードセレクタによって例えば静止画モードが選択されるときにシャッタボタン190が全押しにされると、前述した実施例による駆動方法によってCCD型固体撮像素子100を駆動させて当該固体撮像素子100から1フレーム分の画素信号を出力させるのに必要な種々の信号が、駆動信号生成部130によって生成される。
【0116】
その結果として、前述した方法によってCCD型固体撮像素子100が駆動し、ほぼホワイトバランスのとれた画素信号を出力する。これらの画素信号が信号処理部140に供給されるので、信号処理部140においては、オートホワイトバランス回路148によってホワイトバランスを微調整するだけでホワイトバランスのとれた赤色信号、緑色信号、および青色信号を得ることができ、これらの色信号を用いて再生画像用の画素信号を生成することができる。赤色信号、緑色信号、および青色信号それぞれのノイズレベルがほぼ同じレベルに維持されているので、高画質の再生画像が得られる画素信号を生成しやすい。
【0117】
以上、実施例による固体撮像素子および撮像装置について説明したが、本発明は上述した実施例に限定されるものではない。
【0118】
例えば、前述した実施例による駆動方法を適用することができるCCD型固体撮像素子は、多数個の画素が画素ずらし配置されたものに限定されるものではなく、多数個の画素が正方行列状に配置されたCCD型固体撮像素子に適用することもできる。
【0119】
図6は、多数個の画素が正方行列状に配置されたエリア・イメージセンサ用のCCD型固体撮像素子での光電変換素子10と垂直電荷転送素子20との平面配置の一例を概略的に示す。他の構成は図2〜図4に示したCCD型固体撮像素子100の構成と同様にすることができるので、ここではその図示および説明を省略する。また、同図に示した構成要素についても、図3に示した構成要素と機能上共通するものには、垂直転送電極を除き、図3で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
【0120】
図示のCCD型固体撮像素子100Aでは、平面形状がほぼ矩形を呈する多数個の光電変換素子10が正方行列状に配置され、垂直電荷転送チャネル23の各々は、対応する画素列(光電変換素子列)に沿って直線状に延在する。
【0121】
電荷の読出しを画素の色に応じて別個に制御するために、1つの画素行(光電変換素子行)につき4本の垂直転送電極25A〜25Dが配置される。これら4本の垂直転送電極25A〜25Dのうち、第1垂直転送電極25Aおよび第2垂直転送電極25Bは、それぞれ、所定の読出しゲート30r、30g、または30bのゲート電極を兼ねる。第3垂直転送電極25Cおよび第4垂直転送電極25Eは、いずれも、読出しゲートのゲート電極を兼ねない。
【0122】
例えば図示のように、各第3垂直転送電極25Cには配線WLV11 を介して垂直駆動信号φV1が供給され、各第4垂直転送電極25Dには配線WLV14 を介して垂直駆動信号φV4が供給される。
【0123】
全ての第1垂直転送電極25Aの中から1本おきに選択された第1垂直転送電極25Aには配線WLV12 を介して垂直駆動信号φV2aが供給され、他の1本おきに選択された第1垂直転送電極25Aには配線WLV15 を介して垂直駆動信号φV2bが供給される。
【0124】
全ての第2垂直転送電極25Bの中から1本おきに選択された第2垂直転送電極25Bには配線WLV13 を介して垂直駆動信号φV3aが供給され、他の1本おきに選択された第2垂直転送電極25Bには配線WLV16 を介して垂直駆動信号φV2bが供給される。
【0125】
垂直駆動信号φV2aと垂直駆動信号φV2bとは、読出しパルスが重畳されるか否かが異なるのみで、各垂直電荷転送素子20によって電荷を転送する際には、互いに同じ位相を有する。垂直駆動信号φV3a、φV3bは、重畳される読出しパルスが図1に示した読出しパルスRPG であるかRPB であるかが互いに異なるのみで、各垂直電荷転送素子20によって電荷を転送する際には、互いに同じ位相を有する。
【0126】
垂直駆動信号φV2bの供給を受ける第1垂直転送電極25Aにのみ読出しパルスを供給すれば、読出しゲート30rのみが開になり、赤色画素Rを構成する光電変換素子10に蓄積された電荷のみを垂直電荷転送素子20に読出すことができる。垂直駆動信号φV3aの供給を受ける第2垂直転送電極25Bにのみ読出しパルスを供給すれば、読出しゲート30gのみが開になり、緑色画素Gを構成する光電変換素子10に蓄積された電荷のみを垂直電荷転送素子20に読出すことができる。そして、垂直駆動信号φV3bの供給を受ける第2垂直転送電極25Bにのみ読出しパルスを供給すれば、読出しゲート30bのみが開になり、青色画素Bを構成する光電変換素子10に蓄積された電荷のみを垂直電荷転送素子20に読出すことができる。
【0127】
前述したように、CCD型固体撮像素子100Aでの光電変換素子10と垂直電荷転送素子20との平面配置を除いた構成は、図2〜図4に示したCCD型固体撮像素子100の構成と同様である。CCD型固体撮像素子100Aは、電子シャッタ動作を行うことができる。
【0128】
したがって、CCD型固体撮像素子100Aは、前述した実施例による駆動方法によって駆動させることができる。
【0129】
前述した実施例による駆動方法によって駆動させるCCD型固体撮像素子は、エリア・イメージセンサとして利用される固体撮像素子に限定されるものではなく、リニア・イメージセンサとして利用されるCCD型固体撮像素子にも適用することができる。
【0130】
図7は、リニア・イメージセンサとして利用されるCCD型固体撮像素子での光電変換素子、電荷転送素子、および電荷検出回路の平面配置の一例を概略的に示す。同図に示した構成要素のうちで図3に示した構成要素と機能上共通するものについては、図3で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。
【0131】
図示のCCD型固体撮像素子300は、白黒撮影およびカラー撮影が共に可能なリニア・イメージセンサとして利用される固体撮像素子であり、このCCD型固体撮像素子300では、半導体基板1の一表面に多数個の光電変換素子10が4列に亘って配置される。
【0132】
紙面中、最も手前に描かれている光電変換素子列PC1中の各光電変換素子10は白黒撮影用の画素を構成し、手前から2番目の光電変換素子列PC2中の各光電変換素子10は青色画素を構成する。手前から3番目の光電変換素子列PC3中の各光電変換素子10は緑色画素を構成し、最も奥の光電変換素子列PC4中の各光電変換素子10は赤色画素を構成する。
【0133】
1つの光電変換素子列に1つずつ、この光電変換素子列に沿って電荷転送素子320が配置され、各電荷転送素子320の出力端に1つずつ、電荷検出回路50が接続される。
【0134】
個々の電荷転送素子320は、例えば、(i) 図3に示した水平電荷転送素子40と同様の構造を有する2相駆動型のCCD321と、(ii)対応する光電変換素子10それぞれとの間に1つずつ配置された読出しゲート30m、30b、30g、または30rとによって構成される。読出しゲート30mは、白黒撮影用の画素から電荷を読出すための読出しゲートである。
【0135】
1つの光電変換素子列とこの光電変換素子列に対応するCCD321との間に1本の読出しゲート用電極線335が配置されて、1つの光電変換素子列に対応する読出しゲートそれぞれのゲート電極を構成する。
【0136】
赤色画素から電荷を読出すための読出しパルスRPR 、緑色画素から電荷を読出すための読出しパルスRPG 、青色画素から電荷を読出すための読出しパルスRPB 、および白黒撮影用の画素から電荷を読出すための読出しパルスRPm は、それぞれ、所定の1本の読出しゲート用電極線335に供給される。
【0137】
したがって、赤色画素からの電荷の読出し、緑色画素からの電荷の読出し、および青色画素からの電荷の読出しを、それぞれ別個に制御することができる。
【0138】
光電変換素子列PC2に対応する電荷転送素子320、光電変換素子列PC3に対応する電荷転送素子320、光電変換素子列PC4に対応する電荷転送素子320、およびこれらの電荷転送素子320に接続された各電荷検出回路50は、1つの出力信号生成部を構成する。
【0139】
1列の光電変換素子列に1つずつ、この光電変換素子列に沿ってドレイン領域360が配置される。個々のドレイン領域360は、例えば、半導体基板1に形成されたn+ 型不純物添加領域によって構成される。1つのドレイン領域360と、これに対応する光電変換素子列との間には、チャネル領域が介在する。このチャネル領域は、半導体基板1上に電気的絶縁膜を介して配置された1本の掃出しゲート用電極線365によって平面視上覆われて、掃出しゲートを構成する。
【0140】
光電変換素子列PC2、PC3、またはPC4に対応する掃出しゲート用電極線365には第1電子シャッタパルスES1が供給され、光電変換素子列PC1に対応する掃出しゲート用電極線365には第2電子シャッタパルスES2が供給される。掃出しゲート用電極線365に第1または第2電子シャッタパルスES1またはES2が供給されると、この掃出しゲート用電極線365に対応する光電変換素子10の各々に蓄積されていた電荷が、当該掃出しゲート用電極線365に対応するドレイン領域360に掃出される。すなわち、電子シャッタ動作を行うことができる。
【0141】
このように、CCD型固体撮像素子300は、(i) 赤色画素からの電荷の読出し、緑色画素からの電荷の読出し、および青色画素からの電荷の読出しを、それぞれ別個に制御することができ、かつ、(ii)電子シャッタ動作を行うことができるCCD型固体撮像素子であるので、カラー撮影に際しては、前述した実施例による駆動方法によって駆動させることが可能である。
【0142】
上述したCCD型固体撮像素子100、100A、300についての説明から容易に理解されるように、前述した実施例による駆動方法は、(A) 画素からの電荷の読出しを画素の色に応じて別個に制御することができ、かつ、(B) 電子シャッタ動作を行うことができるCCD型固体撮像素子であれば、その構造に拘わらず適用可能である。
【0143】
画素の配置、電荷転送素子の構造、電荷転送素子に読出した電荷を当該電荷転送素子によって転送する際の駆動信号の相数、電子シャッタ動作を行うための構造、電荷検出回路の構成等は、上記(A) および(B) の条件を満たす範囲内で種々選定可能である。
【0144】
同様に、上記(A) および(B) の条件を満たすCCD型固体撮像素子を利用した撮像装置の構成も、当該CCD型固体撮像素子を前述した実施例による駆動法の下に駆動させることができさえすれば、その用途やグレード等に応じて適宜選定可能である。
【0145】
勿論、前述した実施例による駆動方法自体も、ほぼホワイトバランスのとれた画素信号をCCD型固体撮像素子から出力させることができさえすれば、種々変更可能である。
【0146】
例えば、1フレームの露光期間中にCCD型固体撮像素子に供給する電子シャッタパルスESの数は、概ね64〜256の範囲内で適宜選定可能である。
【0147】
1フレームの露光期間中にCCD型固体撮像素子に供給する読出しパルスRPR 、RPG 、RPB の数は、赤色画素の感度SR 、緑色画素の感度SG 、および青色画素の感度SB に応じて適宜選択可能である。
【0148】
例えば、上記の各感度の比SR :SG :SB が概ね4:2:1であれば、1フレームの露光期間中での赤色画素の露光時間TR 、緑色画素の露光時間TG 、および青色画素の露光時間TB の比TR :TG :TB を概ね1:2:4とすることにより、ほぼホワイトバランスのとれた画素信号をCCD型固体撮像素子から出力させることが可能となる。
【0149】
補色系の色フィルタを用いて画素を構成することも可能である。この場合でも、CCD型固体撮像素子から出力された画素信号を基に色分離を行ったときに得られる赤色信号、緑色信号、および青色信号がほぼホワイトバランスのとれた色信号となるように、画素の色毎にその露光時間を選定する。
【0150】
その他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能であることは、当業者に自明であろう。
【0151】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、CCD型固体撮像素子からほぼホワイトバランスのとれた画素信号を出力させることが可能になる。
【0152】
アンプゲインの調整という電気的な手法によらずに、ほぼホワイトバランスのとれた赤色信号、緑色信号、および青色信号を得ることができるので、これらの色信号それぞれのノイズレベルをほぼ同じレベルに維持することができる。高画質の再生画像が得られる撮像装置を提供することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例による駆動方法によってCCD型固体撮像素子を駆動させるときの、1フレームの露光期間中での電子シャッタ動作および電荷読出し動作の実施タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
【図2】実施例による駆動方法を適用することができるCCD型固体撮像素子での色フィルタアレイの一例を概略的に示す上面図である。
【図3】図2に示したCCD型固体撮像素子での光電変換素子、垂直電荷転送素子、水平電荷転送素子、および電荷検出回路の平面配置を示す概略図である。
【図4】図2に示したCCD型固体撮像素子のIV−IV線に沿った断面を示す概略図である。
【図5】実施例による撮像装置を概略的に示すブロック図である。
【図6】実施例による駆動方法を適用することができる他のCCD型固体撮像素子での光電変換素子と垂直電荷転送素子との平面配置の一例を示す概略図である。
【図7】実施例による駆動方法を適用することができる他のCCD型固体撮像素子での光電変換素子、電荷転送素子、および電荷検出回路の平面配置の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1…半導体基板、 10…光電変換素子、 20…垂直電荷転送素子、 30r、30g、30b…読出しゲート、 40…水平電荷転送素子、 50…電荷検出回路、 80…色フィルタアレイ、 80R…赤色フィルタ、 80G…緑色フィルタ、 80B…青色フィルタ、 100、100A、300…CCD型固体撮像素子、 130…駆動信号生成部、 140…信号処理部、 200…撮像装置、 320…電荷転送素子、 RPR …赤色画素からの電荷読出しを指示する読出しパルス、 RPG …緑色画素からの電荷読出しを指示する読出しパルス、 RPB …青色画素からの電荷読出しを指示する読出しパルス、 ES…電子シャッタパルス。

Claims (6)

  1. カラー撮影に必要な複数色の画素を有し、前記複数色の画素それぞれに蓄積された電荷の読出しを該画素の色に応じて別個に制御することができると共に、電子シャッタ動作、および、前記読出した電荷に基づいての出力信号の生成を行うことができる固体撮像素子の駆動方法であって、
    (A)1フレームの露光期間中に、前記電子シャッタ動作を間歇的に複数回行うと共に、1回の電子シャッタ動作と該電子シャッタ動作の次に行われる電子シャッタ動作との間の期間内に前記複数色の画素の感度比に相関した読み出し周期比で選択的に前記電荷の読出しを行う工程と、
    (B)前記露光期間の終了後に、前記読出した電荷に基づいて前記出力信号を生成する工程と
    を含む固体撮像素子の駆動方法。
  2. 前記複数色の画素が、赤色画素、緑色画素、および青色画素に分類される請求項1に記載の固体撮像素子の駆動方法。
  3. 前記複数色の画素が複数行、複数列に亘って行列状に配置され、
    前記固体撮像素子が、さらに、1つの画素列に1つずつ配置されて前記電荷の読出し、および該読み出した電荷の転送を行う第1電荷転送素子と、前記第1電荷転送素子の各々に電気的に接続可能な第2電荷転送素子と、該第2電荷転送素子に接続された電荷検出回路とを有する請求項1または請求項2に記載の固体撮像素子の駆動方法。
  4. カラー撮影に必要な複数色の画素を備え、前記複数色の画素それぞれに蓄積された電荷の読出しを該画素の色に応じて別個に制御することができると共に、電子シャッタ動作、および、前記読出した電荷に基づいての出力信号の生成を行うことができる固体撮像素子と、
    1フレームの露光期間中に、前記電子シャッタ動作の実施を指示する電子シャッタパルスを間歇的に複数回生成することができると共に、1回の電子シャッタ動作と該電子シャッタ動作の次に行われる電子シャッタ動作との間の期間内に、前記電荷の読出しを指示する読出しパルスを前記複数色の画素の感度比に相関した読み出し周期比で生成することができる駆動信号生成部と、
    前記出力信号に基づいて、再生画像用の画素信号を生成することができる信号処理部と
    を有する撮像装置。
  5. 前記複数色の画素が、赤色画素、緑色画素、および青色画素に分類される請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記複数色の画素が複数行、複数列に亘って行列状に配置され、
    前記固体撮像素子が、さらに、1つの画素列に1つずつ配置されて前記電荷の読出し、および該読み出した電荷の転送を行う第1電荷転送素子と、前記第1電荷転送素子の各々に電気的に接続可能な第2電荷転送素子と、該第2電荷転送素子に接続された電荷検出回路とを有する請求項4または請求項5に記載の撮像装置。
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