JP2003299110A - 固体撮像素子の駆動方法および撮像装置 - Google Patents

固体撮像素子の駆動方法および撮像装置

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JP2003299110A JP2002096022A JP2002096022A JP2003299110A JP 2003299110 A JP2003299110 A JP 2003299110A JP 2002096022 A JP2002096022 A JP 2002096022A JP 2002096022 A JP2002096022 A JP 2002096022A JP 2003299110 A JP2003299110 A JP 2003299110A
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裕生 梅津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー撮影用のCCD型固体撮像素子を備え
た撮像装置では、ホワイトバランスのとれた赤色信号、
緑色信号、および青色信号を得るために、これら赤色信
号、緑色信号、および青色信号それぞれのアンプゲイン
を調整しているが、アンプゲインを増大させるとノイズ
レベルも増幅され、その結果として、赤色信号、緑色信
号、および青色信号それぞれのノイズレベルが互いに異
なることとなる。 【解決手段】 画素からの電荷の読出しを、当該画素の
色に応じて別個に制御することができ、かつ、電子シャ
ッタ動作を行うことができるカラー撮影用のCCD型固
体撮像素子によって1フレームの画像を撮影するにあた
って、前記電子シャッタ動作を間歇的に複数回行うと共
に、1回の電子シャッタ動作と該電子シャッタ動作の次
に行われる電子シャッタ動作との間の期間内に画素の色
に応じて選択的に電荷の読出しを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子およ
びこれを用いた撮像装置に係り、特に、カラー撮影用の
CCD(電荷結合素子)型固体撮像素子およびこれを用
いた撮像装置に関する。本明細書では、CCD型固体撮
像素子を用いて光学像を電気信号に変換し、この電気信
号に基づいて再生画像用の画素信号を生成することがで
きる装置を「撮像装置」という。
【0002】
【従来の技術】今日では、ビデオカメラ、ディジタルス
チルカメラ、イメージスキャナ等の種々の装置におい
て、カラー撮影用のCCD型固体撮像素子がイメージセ
ンサとして利用されている。
【0003】このCCD型固体撮像素子は、半導体基板
の一表面に複数行、複数列に亘って行列状に配置された
多数個の光電変換素子(例えばpnフォトダイオード)
を有し、これらの光電変換素子によって、光学像を電気
信号に変換する。
【0004】単板式の撮像装置に利用されるカラー撮影
用のCCD型固体撮像素子では、一般に、カラー撮影に
必要な複数色の色フィルタによって構成された色フィル
タアレイが、上記多数個の光電変換素子の上方に配置さ
れる。1つの色フィルタが1つの光電変換素子に対応
し、1個の光電変換素子と、この光電変換素子の上方に
配置された1つの色フィルタとは、1個の画素を構成す
る。
【0005】本明細書においては、個々の画素を、当該
画素が有している色フィルタの色に応じて、例えば赤色
画素、緑色画素、青色画素のように表記する。
【0006】各画素(各光電変換素子)に蓄積された電
荷に基づいて電気信号(画素信号)を生成するために、
多くのCCD固体撮像素子では、画素信号を生成するた
めの出力信号生成部が光電変換素子と一緒に1つの半導
体基板に集積される。
【0007】この出力信号生成部は、例えば1つの画素
列に1つずつ配置された第1電荷転送素子と、これら第
1電荷転送素子に電気的に電接続された1または複数の
電荷検出回路とを有する。
【0008】個々の第1電荷転送素子は、CCDと、1
つの画素に1つずつ配置された読出しゲートとによって
構成されて、対応する画素の各々に蓄積された電荷の読
出し、および、読出した電荷の転送を行う。CCDは、
例えば、半導体基板の一表面に線状ないし帯状に形成さ
れたチャネル(以下、このチャネルを「電荷転送チャネ
ル」という。)と、この電荷転送チャネル上に電気的絶
縁膜を介して配置された複数の電極(以下、「転送電
極」という。)とを有する。
【0009】電荷検出回路は、上記の電荷を検出し、そ
の大きさに応じた信号電圧を生成して出力する。
【0010】エリア・イメージセンサとして利用される
CCD型固体撮像素子では、第1電荷転送素子の他に第
2電荷転送素子が配置され、各第1電荷転送素子は第2
電荷転送素子へ電荷を転送する。電荷検出回路は、第2
電荷転送素子から電荷を受け取る。リニア・イメージセ
ンサとして利用されるCCD型固体撮像素子では、1つ
または2つの第1電荷転送素子に電荷検出回路1つずつ
接続される。いずれのタイプのCCD型固体撮像素子で
も、電荷検出回路からの出力信号が画素信号となる。
【0011】カラー撮影用のCCD型固体撮像素子を備
えた撮像装置では、固体撮像素子から出力される画素信
号を用いて色分離を行い、光学像中の赤色光、緑色光、
および青色光それぞれの情報を表す電気信号、すなわ
ち、赤色信号、緑色信号、および青色信号を生成する。
そして、これらの色信号のホワイトバランスをとってか
ら補間処理、ガンマ(γ)変換等を行って、再生画像用
の画素信号(輝度信号および色差信号)を生成し、出力
する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】カラー撮影用のCCD
型固体撮像素子では、画素の色毎にその感度が異なる。
このため、カラー撮影用のCCD型固体撮像素子を備え
た撮像装置においてホワイトバランスのとれた赤色信
号、緑色信号、および青色信号を生成するためには、赤
色信号、緑色信号、および青色信号それぞれの利得を別
個に調整することが必要となる。
【0013】この利得調整は、感度の低い画素に蓄積さ
れた電荷に基づいて生成された色信号の利得(アンプゲ
イン)を増大させることによって行われている。
【0014】しかしながら、アンプゲインを増大させる
とノイズレベルも増幅される。その結果として、赤色信
号、緑色信号、および青色信号それぞれのノイズレベル
が互いに異なることとなる。
【0015】本発明の目的は、ほぼホワイトバランスの
とれた画素信号を得ることが可能な固体撮像素子の駆動
方法を提供することである。
【0016】本発明の他の目的は、赤色信号、緑色信
号、および青色信号それぞれの利得を調整しなくてもほ
ぼホワイトバランスのとれた色信号を得ることが可能な
撮像装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、カラー撮影に必要な複数色の画素を有し、前記複数
色の画素それぞれに蓄積された電荷の読出しを該画素の
色に応じて別個に制御することができると共に、電子シ
ャッタ動作、および、前記読出した電荷に基づいての出
力信号の生成を行うことができる固体撮像素子の駆動方
法であって、(A)1フレームの露光期間中に、前記電
子シャッタ動作を間歇的に複数回行うと共に、1回の電
子シャッタ動作と該電子シャッタ動作の次に行われる電
子シャッタ動作との間の期間内に前記画素の色に応じて
選択的に前記電荷の読出しを行う工程と、(B)前記露
光期間の終了後に、前記読出した電荷に基づいて前記出
力信号を生成する工程とを含む固体撮像素子の駆動方法
が提供される。
【0018】本発明の他の観点によれば、カラー撮影に
必要な複数色の画素を備え、前記複数色の画素それぞれ
に蓄積された電荷の読出しを該画素の色に応じて別個に
制御することができると共に、電子シャッタ動作、およ
び、前記読出した電荷に基づいての出力信号の生成を行
うことができる固体撮像素子と、1フレームの露光期間
中に、前記電子シャッタ動作の実施を指示する電子シャ
ッタパルスを間歇的に複数回生成することができると共
に、1回の電子シャッタ動作と該電子シャッタ動作の次
に行われる電子シャッタ動作との間の期間内に、前記電
荷の読出しを指示する読出しパルスを前記画素の色に応
じて選択的に生成することができる駆動信号生成部と、
前記出力信号に基づいて、再生画像用の画素信号を生成
することができる信号処理部とを有する撮像装置が提供
される。
【0019】画素からの電荷の読出しを当該画素の色に
応じて別個に制御することができると共に、電子シャッ
タ動作を行うことができる固体撮像素子を上記のように
駆動させることにより、1フレームの露光期間中での実
効的な露光時間を画素の色に応じて調整することが可能
になる。換言すれば、画素の感度に応じて、1フレーム
の露光期間中での実効的な露光時間を調整することが可
能になる。
【0020】その結果として、固体撮像素子からほぼホ
ワイトバランスのとれた画素信号を出力させることが可
能になる。
【0021】ここで、本明細書でいう「ほぼホワイトバ
ランスのとれた画素信号」とは、色分離を行った段階で
ほぼホワイトバランスのとれた赤色信号、緑色信号、お
よび青色信号を得ることができる画素信号を意味する。
【0022】固体撮像素子からほぼホワイトバランスの
とれた画素信号を出力させることができれば、この固体
撮像素子を備えた撮像装置では、ノイズレベルがほぼ同
じ赤色信号、緑色信号、および青色信号を得ることがで
きる。撮像装置において、高画質の再生画像が得られる
画素信号を生成することが容易になる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、実施例による駆動方法に
よってCCD型固体撮像素子を駆動させるときの、1フ
レームの露光期間中での電子シャッタ動作および電荷読
出し動作の実施タイミングを示す。
【0024】この駆動方法では、図示のように、電子シ
ャッタ動作の実施を指示する電子シャッタパルスES
が、1フレームの露光期間中に一定の周期P1で間歇的
にCCD型固体撮像素子に供給される。
【0025】その一方で、赤色画素から電荷転送素子へ
の電荷読出しを指示する読出しパルスRPR 、緑色画素
から電荷転送素子への電荷読出しを指示する読出しパル
スRPG 、および、青色画素から電荷転送素子への電荷
読出しを指示する読出しパルスRPB が、それぞれ所定
の周期でCCD型固体撮像素子に供給される。
【0026】図1は、赤色画素、緑色画素、および青色
画素それぞれの感度の比(赤色画素の感度):(緑色画
素の感度):(青色画素の感度)が概ね2:4:1であ
るとしたときの電子シャッタ動作および電荷読出し動作
の実施タイミングを示している。
【0027】各画素の感度比が上記の値である場合、読
出しパルスRPR は上記の周期P1の2倍の周期で、読
出しパルスRPG は上記の周期P1の4倍の周期で、読
出しパルスRPB は上記の周期P1と同じ周期で、それ
ぞれ繰り返しCCD型固体撮像素子に供給される。
【0028】これらの読出しパルスRPR 、RPG 、R
B は、いずれも、1つの電子シャッタパルスESが立
ち下がってから次の電子シャッタパルスESが立ち上が
るまでの期間に供給される。その結果として、1つの読
出しパルスによって画素から読出される電荷の蓄積期間
は、この読出しパルスが供給される前に固体撮像素子に
供給された電子シャッタパルスESのうちで当該読出し
パルスの供給時刻に最も近い時刻に供給されたものが立
ち下がった時をほぼ蓄積開始時刻とし、当該読出しパル
スが立ち上がった時をほぼ蓄積終了時刻とするものとな
る。
【0029】したがって、1フレームの露光期間中での
赤色画素の実効的な露光時間は、上記の周期P1の2倍
の周期で繰り返し設定される露光期間EPR の総和とな
り、緑色画素の実効的な露光時間は上記の周期P1の4
倍の周期で繰り返し設定される露光期間EPG の総和と
なる。青色画素の実効的な露光時間は、上記の周期P1
と同じ周期で繰り返し設定される露光期間EPB の総和
となる。
【0030】なお、1フレームの露光期間中、各電荷転
送素子は電荷の読出しを行うのみで、読出した電荷の転
送は行わない。
【0031】CCD型固体撮像素子をこのように駆動す
ることによって、1フレームの露光期間中での赤色画
素、緑色画素、および青色画素それぞれの実効的な露光
時間を、画素の色に応じて別個に設定することが可能に
なる。換言すれば、画素の感度に応じて、1フレームの
露光期間中での実効的な露光時間を調整することが可能
になる。その結果として、CCD型固体撮像素子からほ
ぼホワイトバランスのとれた画素信号を出力させること
が可能になる。
【0032】これらの画素信号について色分離を行え
ば、当該色分離を行った段階で、ほぼホワイトバランス
のとれた赤色信号、緑色信号、および青色信号を得るこ
とができる。アンプゲインの調整という電気的な手法に
よらずに、ほぼホワイトバランスのとれた赤色信号、緑
色信号、および青色信号を得ることができるので、これ
らの色信号それぞれのノイズレベルをほぼ同じレベルに
維持することができる。
【0033】上述した駆動方法は、(i) 各画素からの電
荷の読出しを、画素の色に応じて別個に制御することが
でき、かつ、(ii)電子シャッタ動作を行うことができる
CCD型固体撮像素子に適用することができる。
【0034】図2〜図4は、上記の駆動方法を適用する
ことができるCCD型固体撮像素子の一例を示す。これ
らの図に示したCCD型固体撮像素子100は、エリア
・イメージセンサとして利用されるものである。
【0035】図2は、CCD型固体撮像素子100にお
ける色フィルタアレイ80を概略的に示す上面図であ
る。色フィルタアレイ80と、その下の部材との位置関
係を判りやすくするために、同図には、光電変換素子1
0、第1電荷転送素子20(以下、「垂直電荷転送素子
20」という。)、第2電荷転送素子40(以下、「水
平電荷転送素子40」という。)、および電荷検出回路
50を、それぞれ隠れ線によって併記してある。
【0036】図示のように、色フィルタアレイ80で
は、赤色フィルタ80Rと青色フィルタ80Bとが画素
行方向VR に交互に繰り返し配置された第1色フィルタ
行CF1と、緑色フィルタ80Gのみによって構成され
た第2色フィルタ行CF2とが、交互に繰り返し配置さ
れている。1つの第2色フィルタ行CF2を挟んで隣り
合う2つの第1色フィルタ行CF1では、赤色フィルタ
80Rと青色フィルタ80Bとの配置が互いに逆になっ
ている。
【0037】固体撮像素子100での個々の画素は、光
電変換素子10と、その上方に配置された1つの色フィ
ルタ80R、80G、または80Bとを含む。したがっ
て、固体撮像素子100では、25個の画素が7行、7
列に亘って画素ずらし配置されていることになる。
【0038】ここで、本明細書でいう「画素ずらし配
置」とは、奇数番目にあたる画素列中の各画素に対し、
偶数番目に当たる画素列中の画素の各々が、画素列内で
の画素のピッチの約1/2、列方向にずれ、奇数番目に
当たる画素行中の各画素に対し、偶数番目に当たる画素
行中の画素の各々が、画素行内での画素のピッチの約1
/2、行方向にずれ、画素列の各々が奇数行または偶数
行の画素のみを含むような、多数個の画素の配置を意味
する。「画素ずらし配置」は、多数個の画素を複数行、
複数列に亘って行列状に配置する際の一形態である。
【0039】上記の「画素列内での画素のピッチの約1
/2」とは、1/2を含む他に、製造誤差、設計上もし
くはマスク製作上起こる画素位置の丸め誤差等の要因に
よって1/2から外れてはいるものの、得られる固体撮
像素子の性能およびその画像の画質からみて実質的に1
/2と同等とみなすことができる値をも含むものとす
る。上記の「画素行内での画素のピッチの約1/2」に
ついても同様である。
【0040】エリア・イメージセンサとして利用される
実際のCCD型固体撮像素子では、例えば数10万〜1
500万個程度の画素が画素ずらし位置されるか、また
は、正方行列状(ただし、行数と列数とが異なるものを
含む。)に配置される。
【0041】以下の説明においては、赤色フィルタ80
Rを有する画素を「赤色画素R」、緑色フィルタ80G
を有する画素を「緑色画素G」、青色フィルタ80Bを
有する画素を「青色画素B」と表記する。
【0042】図3は、図2に示したCCD型固体撮像素
子100での光電変換素子10、垂直電荷転送素子2
0、水平電荷転送素子40、および電荷検出回路50の
平面配置を概略的に示す。
【0043】光電変換素子10の各々は、例えば、半導
体基板1の一表面に形成された埋込み型のpnフォトダ
イオードによって構成され、平面視上、例えば八角形を
呈す。光電変換素子10に光が入射すると、この光電変
換素子10に電荷が蓄積される。
【0044】図3においては、個々の光電変換素子10
が何色の画素を構成しているのかを判りやすくするため
に、赤色画素Rを構成する光電変換素子10には参照符
号Rを併記し、緑色画素Gを構成する光電変換素子10
には参照符号Gを併記し、青色画素Bを構成する光電変
換素子10には参照符号Bを併記している。
【0045】個々の画素(光電変換素子10)に蓄積さ
れた電荷を電荷検出回路50へ転送するために、1つの
光電変換素子列(画素列)に1つずつ、この光電変換素
子列に沿って垂直電荷転送素子20が配置される。
【0046】垂直電荷転送素子20の各々はCCDによ
って構成され、それぞれ、半導体基板1に形成されたn
型の電荷転送チャネル23(以下、「垂直電荷転送チャ
ネル23」という。)と、半導体基板1上に第1の電気
的絶縁層(図示せず。)を介して形成されて垂直電荷転
送チャネル23を平面視上横切る5種類の転送電極25
a〜25e(以下、「第1〜第5垂直転送電極25a〜
25e」という。)とを有する。
【0047】垂直電荷転送チャネル23は、平面視上、
対応する光電変換素子列に沿った蛇行形状を有する。
【0048】第1垂直転送電極25aは各光電変換素子
行の下流側に1本ずつ配置され、第2垂直転送電極25
bは各光電変換素子行の上流側に1本ずつ配置される。
これらの第1〜第2垂直転送電極25a〜25bは、対
応する光電変換素子行に沿った蛇行形状を有する。1行
の光電変換素子行に対応する第1〜第2垂直転送電極2
5a〜25bは、対応する光電変換素子行中の各光電変
換素子10を平面視上ほぼ取り囲む。
【0049】第3〜第5垂直転送電極25c〜25e
は、最も下流の第1垂直転送電極25aの下流側にこの
順番で並列に配置される。
【0050】第1〜第5垂直転送電極25a〜25eの
各々は、各垂直電荷転送チャネル23を平面視上横切
り、全ての垂直電荷転送素子20について、その一部を
構成する。
【0051】なお、本明細書では、光電変換素子10か
ら電荷検出回路50へ転送される電荷の移動を1つの流
れとみなして、個々の部材等の相対的な位置を、必要に
応じて「何々の上流」、「何々の下流」等と称して特定
するものとする。
【0052】光電変換素子10からの電荷の読出しを制
御するために、各垂直電荷転送素子20は、対応する光
電変換素子10それぞれに1つずつ、読出しゲートを有
する。図3においては、赤色画素Rを構成する光電変換
素子10に対応する読出しゲートを参照符号30rで示
し、緑色画素Gを構成する光電変換素子10に対応する
読出しゲートを参照符号30gで示し、青色画素Bを構
成する光電変換素子10に対応する読出しゲートを参照
符号30bで示し、それぞれにハッチングを付してあ
る。
【0053】個々の読出しゲート30r、30g、30
bは、半導体基板1に形成された読出しゲート用チャネ
ル領域(図示せず。)と、この読出しゲート用チャネル
上に前述した第1の電気的絶縁層を介して配置されたゲ
ート電極とを有する。各ゲート電極は、第1または第2
垂直転送電極25a、25bの一領域からなる。各読出
しゲート30r、30g、および30bの動作について
は、後述する。
【0054】各垂直電荷転送素子20へ読出された電荷
は、これらの垂直電荷転送素子20によって水平電荷転
送素子40へ転送される。このとき、垂直電荷転送素子
20の各々は、例えば4相の垂直駆動信号φV1〜φV
4によって駆動されて、電荷転送を行う。図3には、4
相の垂直駆動信号V1〜φV4を各垂直転送電極25a
〜25eに供給するための配線WLV1〜WLV4の例を併
記してある。
【0055】水平電荷転送素子40もCCDによって構
成される。この水平電荷転送素子40は、半導体基板1
に形成されて光電変換素子行方向に延在するn型の電荷
転送チャネル43(以下、「水平電荷転送チャネル4
3」という。)と、半導体基板1上に前述した第1の電
気的絶縁層を介して形成されて水平電荷転送チャネル4
3を平面視上横切る複数本の転送電極(以下、「水平転
送電極」という。)とを有する。
【0056】図示の水平電荷転送素子40は、水平駆動
信号φH1〜φH2によって駆動される2相駆動型CC
Dによって構成されている。水平電荷転送チャネル43
は、例えば、n型不純物添加領域とn- 型不純物添加領
域とを下流側から上流側に向かってこの順番で繰り返し
配置した構成を有する。n型不純物添加領域におけるn
型不純物の濃度は、n- 型不純物添加領域におけるn型
不純物の濃度よりも高い。
【0057】1個の垂直電荷転送素子20に、n型不純
物添加領域とn- 型不純物添加領域とが2つずつ対応す
る。各n型不純物添加領域上および各n- 型不純物添加
領域上に、水平転送電極が1本ずつ配置される。1個の
垂直電荷転送素子20に対応する4本の水平転送電極の
うち、下流側の2本が配線WLH2に共通結線されて水平
駆動信号φH2の供給を受け、上流側の2本が配線WL
H1に共通結線されて水平駆動信号φH1の供給を受け
る。図3においては、個々の水平転送電極の図示を省略
し、水平転送電極全体の輪郭形状を水平電荷転送チャネ
ル43上に概略的に示してある。
【0058】水平電荷転送素子40は、水平駆動信号φ
H1〜φH2によって駆動されて、各垂直電荷転送素子
20から受け取った電荷を電荷検出回路50へ転送す
る。
【0059】電荷検出回路50は、水平電荷転送素子4
0から転送されてくる電荷を順次検出して信号電圧を生
成すると共にこの信号電圧を順次増幅して、画素信号を
生成する。
【0060】この電荷検出回路50は、例えば、水平電
荷転送素子40の出力端に電気的に接続された出力ゲー
ト51と、出力ゲート51に隣接して半導体基板1に形
成されたフローティングディフュージョン領域52(以
下、「FD領域52」と略記する。)と、このFD領域
52に電気的に接続されたフローティングディフュージ
ョンアンプ53(以下、「FDA53」と略記する。)
とを有する。
【0061】出力ゲート51は、直流電圧VOGの供給を
受けて、水平電荷転送素子40からFD領域52への電
荷転送を行う。FD領域52の電位は、当該FD領域5
2内の電荷量に応じて変化する。
【0062】FDA53は、FD領域52の電位変動を
検出、増幅して、画素信号を生成する。この画素信号
が、固体撮像素子100からの出力となる。
【0063】FD領域52に隣接してリセットゲート5
4が配置され、このリセットゲート54に隣接して、リ
セットドレイン領域55が半導体基板1に形成される。
FD領域52と、リセットゲート54と、リセットドレ
イン領域55とは、リセットトランジスタを構成する。
【0064】FDA53によって検出された後の電荷、
あるいは、FDA53によって検出する必要のない電荷
は、リセットゲート54を介してリセットドレイン領域
55へ掃出され、例えば電源電圧VDDに吸収される。リ
セットゲート54の動作は、駆動信号φRSによって制
御される。
【0065】電荷検出回路50は、垂直電荷転送素子2
0の各々および水平電荷転送素子40と共に、出力信号
生成部を構成する。
【0066】上述した構成を有するCCD型固体撮像素
子100では、読出しゲート30rでのゲート電極が、
垂直駆動信号φV1の供給を受ける第2垂直転送電極2
5bによって構成され、読出しゲート30gでのゲート
電極が、垂直駆動信号φV4の供給を受ける第1垂直転
送電極25aによって構成されている。そして、読出し
ゲート30bでのゲート電極が、垂直駆動信号φV2の
供給を受ける第1垂直転送電極25aによって構成され
ている。
【0067】したがって、垂直駆動信号φV1の供給を
受ける第2垂直転送電極25bにのみ読出しパルスを供
給すれば、読出しゲート30rのみが開になり、赤色画
素Rを構成する光電変換素子10に蓄積された電荷のみ
を垂直電荷転送素子20に読出すことができる。垂直駆
動信号φV4の供給を受ける第1垂直転送電極25aに
のみ読出しパルスを供給すれば、読出しゲート30gの
みが開になり、緑色画素Gを構成する光電変換素子10
に蓄積された電荷のみを垂直電荷転送素子20に読出す
ことができる。そして、垂直駆動信号φV2の供給を受
ける第1垂直転送電極25aにのみ読出しパルスを供給
すれば、読出しゲート30bのみが開になり、青色画素
Bを構成する光電変換素子10に蓄積された電荷のみを
垂直電荷転送素子20に読出すことができる。
【0068】すなわち、各画素からの電荷の読出しを、
画素の色に応じて、それぞれ別個に制御することができ
る。
【0069】なお、1フレームの露光期間中、垂直駆動
信号φ3はローレベル(例えば−8V)に維持され、他
の垂直駆動信号φV1、φV2、およびφV4はハイレ
ベル(例えば0V)に維持される。
【0070】前述した実施例による駆動方法によってC
CD型固体撮像素子100を駆動させるためには、この
CCD型固体撮像素子100は、電子シャッタ動作を行
うことができるものであることが必要である。以下、C
CD型固体撮像素子100での電子シャッタの構成例
を、図4を参照しつつ、CCD型固体撮像素子100の
断面構造と併せて説明する。
【0071】図4は、図2に示したIV−IV線に沿ったC
CD型固体撮像素子100の断面を概略的に示す。同図
には、色フィルタアレイ80上に必要に応じて配置され
るマイクロレンズアレイ90も示してある。
【0072】図4に示した構成要素のうち、既に図3に
示した構成要素については図3で用いた参照符号と同じ
参照符号を付してその説明を省略する。
【0073】図示のように、半導体基板1は、例えばn
型シリコン基板3の一表面にp- 型不純物添加領域5、
- 型不純物添加領域6、およびp- 型不純物添加領域
7がこの順番で順次形成された層構成を有する。
【0074】p- 型不純物添加領域5は、例えば、n型
シリコン基板3の一表面から所定の深さ離れた位置にp
型不純物をイオン注入し、その後に熱処理を施すことに
よって形成することができる。n- 型不純物添加領域6
は、例えばn型シリコン基板3の一部からなる。p-
不純物添加領域7は、例えば、n型シリコン基板3の一
表面にp型不純物をイオン注入し、その後に熱処理を施
すことによって形成される。
【0075】本明細書においては、同じ導電型を有する
不純物添加領域間での不純物濃度の大小を区別するため
に、不純物濃度が相対的に低いものから順番に、p-
不純物添加領域、p型不純物添加領域、p+ 型不純物添
加領域、あるいはn- 型不純物添加領域、n型不純物添
加領域、n+ 型不純物添加領域と表記する。
【0076】光電変換素子10は、例えば、p- 型不純
物添加領域7の所定箇所にn型不純物添加領域10aを
形成し、さらに、このn型不純物添加領域10a上にp
+ 型不純物添加領域10bを形成することによって作製
された埋込み型のフォトダイオードによって構成され
る。n型不純物添加領域10aは電荷蓄積領域として機
能し、このn型不純物添加領域10aの下にはn- 型不
純物添加領域6が続いている。
【0077】垂直電荷転送チャネル23はp- 型不純物
添加領域7に形成されたn型不純物添加領域からなる。
【0078】水平電荷転送チャネル43(図3参照)
は、前述のように、例えばp- 型不純物添加領域7に交
互に繰り返し形成されたn型不純物添加領域とn- 型不
純物添加領域とによって構成される。
【0079】読出しゲート30r、30g、30bの各
々は、前述のように、読出しゲート用チャネル領域31
を有する。このチャネル領域31は、例えば、対応する
光電変換素子10(n型不純物添加領域10a)の所定
箇所と垂直電荷転送チャネル23との間においてp-
不純物添加領域7に形成されたp型不純物添加領域から
なる。
【0080】チャネル領域31の形成箇所を除き、各光
電変換素子10の平面視上の周囲、各垂直電荷転送チャ
ネル23の平面視上の周囲、および水平電荷転送チャネ
ル43の平面視上の周囲には、チャネルストップ領域C
Sが設けられる。このチャネルストップ領域CSは、例
えばp+ 型不純物添加領域からなる。
【0081】第1の電気的絶縁層15が半導体基板1上
に形成され、その上に第1〜第5垂直転送電極25a〜
25e、水平転送電極、および電荷検出回路50を構成
する各種の電極が配置される。図4には、第1垂直転送
電極25aおよび第2垂直転送電極25bがそれぞれ1
本ずつ示されている。
【0082】各光電変換素子10上には、第1の電気的
絶縁層15として、例えばシリコン酸化膜(例えば熱酸
化膜)が配置される。光電変換素子10上の領域を除い
た他の領域上には、第1の電気的絶縁層15として、例
えばONO膜やON膜が配置される。
【0083】上記のONO膜は、半導体基板1側から順
番にシリコン酸化膜(熱酸化膜)、シリコン窒化膜、お
よびシリコン酸化膜をこの順番で堆積させた層構成を有
し、上記のON膜は、半導体基板1側から順番にシリコ
ン酸化膜(熱酸化膜)およびシリコン窒化膜をこの順番
で堆積させた層構成を有する。
【0084】第1の電気的絶縁層15上に配置される各
電極は、例えばポリシリコンによって形成される。
【0085】第1〜第5垂直転送電極25a〜25eの
各々は、所謂重ね合わせ構造をなす。第2垂直転送電極
25bの各々、第3垂直転送電極25c、および第5垂
直転送電極25eそれぞれの線幅方向の縁部が、光電変
換素子10上の領域を除いた領域上において隣り合う他
の垂直転送電極の線幅方向の縁部に重なる。個々の第1
〜第5垂直転送電極25a〜25eは、例えば熱酸化膜
等の電気的絶縁膜IFによって覆われる。これらのこと
は、水平転送電極についても同様である。
【0086】第2の電気的絶縁層60が、各光電変換素
子10、第1〜第5垂直転送電極25a〜25e、およ
び水平電荷転送素子40(図3参照)を覆い、その上に
光遮蔽膜64、層間絶縁膜68、パッシベーション膜7
0、および第1の平坦化膜75がこの順番で順次配置さ
れる。
【0087】第2の電気的絶縁層60は、例えばシリコ
ン酸化物によって形成されて、光遮蔽膜64とその下の
各種の電極との電気的な分離を十分なものとする。
【0088】光遮蔽膜64は、個々の光電変換素子10
の上方を除いて、これらの光電変換素子10が配置され
ている領域を覆い、光電変換素子10以外の領域で無用
の光電変換が行われるのを防止する。この光遮蔽膜64
は、各光電変換素子10へ光が入射するように、個々の
光電変換素子10の上方に当該光電変換素子10よりも
平面視上の大きさが小さい開口部64aを1つずつ有す
る。個々の光電変換素子10表面において開口部64a
内に平面視上位置する領域が、この光電変換素子10に
おける受光面となる。
【0089】光遮蔽膜64は、タングステン、アルミニ
ウム、クロム、チタン、モリブデン等の金属や、これら
の金属の2種以上からなる合金、前記の金属の化合物等
によって形成される。
【0090】層間絶縁膜68は例えばシリコン酸化物に
よって形成されて、垂直電荷転送素子20、水平電荷転
送素子40、および電荷検出回路50へそれぞれ所定の
信号を供給するための配線と、光遮蔽膜64との導通を
防止する。
【0091】パッシベーション膜70は、例えばシリコ
ン窒化膜等によって構成されて、その下の部材を保護す
る。
【0092】第1の平坦化膜75はフォトレジスト等の
有機材料や、シリコン酸化物、PSG(フォスホシリケ
ートガラス)、BPSG(ボロフォスホシリケートガラ
ス)、シリコン窒化物等の無機材料によって形成され
て、色フィルタアレイ80を形成するための平坦面を提
供する。第1の平坦化膜75を無機材料によって形成す
る場合には、パッシベーション膜70を省略することも
可能である。
【0093】色フィルタアレイ80は、例えば、所望色
の顔料または染料を含有した樹脂によって形成される。
【0094】色フィルタアレイ80の上方にマイクロレ
ンズアレイを配置する場合には、当該色フィルタアレイ
80上に第2の平坦化膜85が形成され、その上にマク
ロレンズアレイ90が形成される。
【0095】第2の平坦化膜85はフォトレジスト等の
有機材料によって形成されて、マイクロレンズアレイ9
0を形成するための平坦面を提供する。
【0096】マイクロレンズアレイ90は多数個のマイ
クロレンズ90aによって構成され、1つの光電変換素
子10に1つのマイクロレンズ90aが対応する。これ
らのマイクロレンズ90aは、例えば、透明樹脂(フォ
トレジストを含む。)層をフォトリソグラフィ法等によ
って所定形状に区画した後、熱処理によって各区画の透
明樹脂層を溶融させ、表面張力によって角部を丸め込ま
せた後に冷却することによって形成される。1つの区画
から1つのマイクロレンズ90aが形成される。
【0097】上述した構造を有するCCD型固体撮像素
子100においては、図4に示すようにp- 型不純物添
加領域5が接地される。n型シリコン基板3に例えば
3V程度の電位を有する電子シャッタパルスESを供給
すると、パンチスルーによってn型不純物添加領域10
aとp- 型不純物添加領域5とが導通し、n型不純物添
加領域10aに蓄積されていた電荷が排出される。すな
わち、電子シャッタ動作が行われる。
【0098】前述した実施例による駆動方法によってC
CD型固体撮像素子100を駆動させるためには、図1
に示したように、1フレームの露光期間中に電子シャッ
タパルスES、および読出しパルスRPR 、RPG 、R
B をそれぞれ所定回数、CCD型固体撮像素子100
に供給することが必要となる。CCD型固体撮像素子1
00を備えた撮像装置では、これらのパルスを所定のタ
イミングで生成することが必要となる。
【0099】図5は、実施例による撮像装置(例えばデ
ィジタルスチルカメラ)を概略的に示すブロック図であ
る。
【0100】同図に示す撮像装置200は、上述したC
CD型固体撮像素子100(図5においては「固体撮像
素子100」と略記している。)をエリア・イメージセ
ンサとして用いた撮像装置であり、固体撮像素子100
の他に、撮像光学系110、駆動信号生成部130、信
号処理部140、モードセレクタ150、制御部16
0、表示部170、記録部180、およびシャッタボタ
ン190を備える。
【0101】CCD型固体撮像素子100については既
に説明したので、ここではその説明を省略する。
【0102】撮像光学系110は、CCD型固体撮像素
子100上に光学像を結像させる。この撮像光学系11
0は、例えば、複数枚の光学レンズ、光学レンズを光軸
方向に移動させるための光学レンズ駆動機構、光学絞
り、光学絞りを開閉する光学絞り開閉機構、オプティカ
ルローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ、メカニカ
ルシャッタ等を含んで構成される。図5においては、1
枚の光学レンズ112によって撮像光学系110を代表
して示す。図中の矢印Lは光を示す。
【0103】駆動信号生成部130は、タイミング信号
発生器120と、駆動回路125とを含む。
【0104】タイミング信号発生器120は、水平電荷
転送素子40(図3参照)用の駆動信号φH1〜φH2
や電荷検出回路50(図3参照)用の信号を生成し、こ
れらの信号をCCD型固体撮像素子100に供給する。
また、撮像装置200内の種々の回路の動作タイミング
の統一をとるためのタイミング信号を生成し、このタイ
ミング信号を各回路に供給する。
【0105】駆動回路125は、タイミング信号発生器
120から供給されるタイミング信号に基づいて垂直駆
動信号φV1〜φV4、電子シャッタパルスES、読出
しパルスRPR 、RPG 、RPB 等の信号を生成し、固
体撮像素子100に供給する。この駆動回路125は例
えば垂直ドライバ、DC電源等を含んで構成される。
【0106】信号処理部140は、相関二重サンプリン
グ(CDS)回路141、自動利得調整(AGC)回路
142、A/D変換回路143、映像信号生成回路14
5、オートホワイトバランス回路147等を含み、CC
D型固体撮像素子100から出力された画素信号に基づ
いて再生画像用の画素信号を生成する。
【0107】CDS回路141は、固体撮像素子100
からの画素信号に含まれる雑音信号を低減させる。AG
C回路142は、CDS回路141からの出力信号のレ
ベルを適正範囲に保つ。A/D変換回路143は、AG
C回路142からの出力信号をディジタル信号に変換す
る。このA/D変換回路143から出力されたディジタ
ル信号が、映像信号生成回路145へ供給される。
【0108】映像信号生成回路145は、供給されたデ
ィジタル信号を赤色信号、緑色信号、および青色信号に
色分離し、これらの色信号を用いて補間処理、ガンマ
(γ)変換等の処理を行った後に、再生画像用の画素信
号(輝度信号および色差信号)を生成する。
【0109】オートホワイトバランス回路147は、例
えば動画を撮影する際に映像信号生成回路145から赤
色信号、緑色信号、および青色信号の供給を受け、これ
らの色信号それぞれの利得を調整してホワイトバランス
をとる。静止画を撮影する際には、CCD型固体撮像素
子100を前述した方法で駆動させ、オートホワイトバ
ランス回路147によってホワイトバランスの微調整を
行うことが好ましい。
【0110】モードセレクタ150は、撮像装置200
の動作モードを選択するための選択スイッチである。撮
像装置200は、例えば、自動露出(AE)モード、自
動合焦(AF)モード、デジタルズームモード、静止画
モード、動画モード、連写モード等の動作モードを有し
ている。モードセレクタ150は、撮像装置200の使
用者によって操作される。
【0111】制御部160は、モードセレクタ150に
よって選択された動作モードに応じて、タイミング信号
発生器120、AGC回路142、映像信号生成部14
5等の動作を制御する。また、映像信号生成部145か
ら供給される輝度信号に基づいて撮像光学系110中の
光学絞り開閉機構の動作を制御し、測距信号に基づいて
光学レンズ駆動機構の動作を制御する。この制御部16
0は、例えば中央演算処理装置(CPU)によって構成
される。
【0112】表示部170は、映像信号生成部145か
ら供給される画素信号に基づいて、静止画または動画を
表示する。この表示部170は、例えば液晶ディスプレ
イ等の表示装置によって構成される。
【0113】記録部180は、映像信号生成部145か
ら供給される画素信号を、例えばメモリカード等の記録
媒体に記録する。
【0114】シャッタボタン190は、例えば半押しに
すると自動露出や自動測距等の動作の開始スイッチとし
て機能する。全押しにすると、メカニカルシャッタが動
作し、一定時間、撮像光学系110からCCD型固体撮
像素子100への光の入射を遮断する。
【0115】上述した構成を有する撮像装置200で
は、モードセレクタによって例えば静止画モードが選択
されるときにシャッタボタン190が全押しにされる
と、前述した実施例による駆動方法によってCCD型固
体撮像素子100を駆動させて当該固体撮像素子100
から1フレーム分の画素信号を出力させるのに必要な種
々の信号が、駆動信号生成部130によって生成され
る。
【0116】その結果として、前述した方法によってC
CD型固体撮像素子100が駆動し、ほぼホワイトバラ
ンスのとれた画素信号を出力する。これらの画素信号が
信号処理部140に供給されるので、信号処理部140
においては、オートホワイトバランス回路148によっ
てホワイトバランスを微調整するだけでホワイトバラン
スのとれた赤色信号、緑色信号、および青色信号を得る
ことができ、これらの色信号を用いて再生画像用の画素
信号を生成することができる。赤色信号、緑色信号、お
よび青色信号それぞれのノイズレベルがほぼ同じレベル
に維持されているので、高画質の再生画像が得られる画
素信号を生成しやすい。
【0117】以上、実施例による固体撮像素子および撮
像装置について説明したが、本発明は上述した実施例に
限定されるものではない。
【0118】例えば、前述した実施例による駆動方法を
適用することができるCCD型固体撮像素子は、多数個
の画素が画素ずらし配置されたものに限定されるもので
はなく、多数個の画素が正方行列状に配置されたCCD
型固体撮像素子に適用することもできる。
【0119】図6は、多数個の画素が正方行列状に配置
されたエリア・イメージセンサ用のCCD型固体撮像素
子での光電変換素子10と垂直電荷転送素子20との平
面配置の一例を概略的に示す。他の構成は図2〜図4に
示したCCD型固体撮像素子100の構成と同様にする
ことができるので、ここではその図示および説明を省略
する。また、同図に示した構成要素についても、図3に
示した構成要素と機能上共通するものには、垂直転送電
極を除き、図3で用いた参照符号と同じ参照符号を付し
てその説明を省略する。
【0120】図示のCCD型固体撮像素子100Aで
は、平面形状がほぼ矩形を呈する多数個の光電変換素子
10が正方行列状に配置され、垂直電荷転送チャネル2
3の各々は、対応する画素列(光電変換素子列)に沿っ
て直線状に延在する。
【0121】電荷の読出しを画素の色に応じて別個に制
御するために、1つの画素行(光電変換素子行)につき
4本の垂直転送電極25A〜25Dが配置される。これ
ら4本の垂直転送電極25A〜25Dのうち、第1垂直
転送電極25Aおよび第2垂直転送電極25Bは、それ
ぞれ、所定の読出しゲート30r、30g、または30
bのゲート電極を兼ねる。第3垂直転送電極25Cおよ
び第4垂直転送電極25Eは、いずれも、読出しゲート
のゲート電極を兼ねない。
【0122】例えば図示のように、各第3垂直転送電極
25Cには配線WLV11 を介して垂直駆動信号φV1が
供給され、各第4垂直転送電極25Dには配線WLV14
を介して垂直駆動信号φV4が供給される。
【0123】全ての第1垂直転送電極25Aの中から1
本おきに選択された第1垂直転送電極25Aには配線W
V12 を介して垂直駆動信号φV2aが供給され、他の
1本おきに選択された第1垂直転送電極25Aには配線
WLV15 を介して垂直駆動信号φV2bが供給される。
【0124】全ての第2垂直転送電極25Bの中から1
本おきに選択された第2垂直転送電極25Bには配線W
V13 を介して垂直駆動信号φV3aが供給され、他の
1本おきに選択された第2垂直転送電極25Bには配線
WLV16 を介して垂直駆動信号φV2bが供給される。
【0125】垂直駆動信号φV2aと垂直駆動信号φV
2bとは、読出しパルスが重畳されるか否かが異なるの
みで、各垂直電荷転送素子20によって電荷を転送する
際には、互いに同じ位相を有する。垂直駆動信号φV3
a、φV3bは、重畳される読出しパルスが図1に示し
た読出しパルスRPG であるかRPB であるかが互いに
異なるのみで、各垂直電荷転送素子20によって電荷を
転送する際には、互いに同じ位相を有する。
【0126】垂直駆動信号φV2bの供給を受ける第1
垂直転送電極25Aにのみ読出しパルスを供給すれば、
読出しゲート30rのみが開になり、赤色画素Rを構成
する光電変換素子10に蓄積された電荷のみを垂直電荷
転送素子20に読出すことができる。垂直駆動信号φV
3aの供給を受ける第2垂直転送電極25Bにのみ読出
しパルスを供給すれば、読出しゲート30gのみが開に
なり、緑色画素Gを構成する光電変換素子10に蓄積さ
れた電荷のみを垂直電荷転送素子20に読出すことがで
きる。そして、垂直駆動信号φV3bの供給を受ける第
2垂直転送電極25Bにのみ読出しパルスを供給すれ
ば、読出しゲート30bのみが開になり、青色画素Bを
構成する光電変換素子10に蓄積された電荷のみを垂直
電荷転送素子20に読出すことができる。
【0127】前述したように、CCD型固体撮像素子1
00Aでの光電変換素子10と垂直電荷転送素子20と
の平面配置を除いた構成は、図2〜図4に示したCCD
型固体撮像素子100の構成と同様である。CCD型固
体撮像素子100Aは、電子シャッタ動作を行うことが
できる。
【0128】したがって、CCD型固体撮像素子100
Aは、前述した実施例による駆動方法によって駆動させ
ることができる。
【0129】前述した実施例による駆動方法によって駆
動させるCCD型固体撮像素子は、エリア・イメージセ
ンサとして利用される固体撮像素子に限定されるもので
はなく、リニア・イメージセンサとして利用されるCC
D型固体撮像素子にも適用することができる。
【0130】図7は、リニア・イメージセンサとして利
用されるCCD型固体撮像素子での光電変換素子、電荷
転送素子、および電荷検出回路の平面配置の一例を概略
的に示す。同図に示した構成要素のうちで図3に示した
構成要素と機能上共通するものについては、図3で用い
た参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略す
る。
【0131】図示のCCD型固体撮像素子300は、白
黒撮影およびカラー撮影が共に可能なリニア・イメージ
センサとして利用される固体撮像素子であり、このCC
D型固体撮像素子300では、半導体基板1の一表面に
多数個の光電変換素子10が4列に亘って配置される。
【0132】紙面中、最も手前に描かれている光電変換
素子列PC1中の各光電変換素子10は白黒撮影用の画
素を構成し、手前から2番目の光電変換素子列PC2中
の各光電変換素子10は青色画素を構成する。手前から
3番目の光電変換素子列PC3中の各光電変換素子10
は緑色画素を構成し、最も奥の光電変換素子列PC4中
の各光電変換素子10は赤色画素を構成する。
【0133】1つの光電変換素子列に1つずつ、この光
電変換素子列に沿って電荷転送素子320が配置され、
各電荷転送素子320の出力端に1つずつ、電荷検出回
路50が接続される。
【0134】個々の電荷転送素子320は、例えば、
(i) 図3に示した水平電荷転送素子40と同様の構造を
有する2相駆動型のCCD321と、(ii)対応する光電
変換素子10それぞれとの間に1つずつ配置された読出
しゲート30m、30b、30g、または30rとによ
って構成される。読出しゲート30mは、白黒撮影用の
画素から電荷を読出すための読出しゲートである。
【0135】1つの光電変換素子列とこの光電変換素子
列に対応するCCD321との間に1本の読出しゲート
用電極線335が配置されて、1つの光電変換素子列に
対応する読出しゲートそれぞれのゲート電極を構成す
る。
【0136】赤色画素から電荷を読出すための読出しパ
ルスRPR 、緑色画素から電荷を読出すための読出しパ
ルスRPG 、青色画素から電荷を読出すための読出しパ
ルスRPB 、および白黒撮影用の画素から電荷を読出す
ための読出しパルスRPm は、それぞれ、所定の1本の
読出しゲート用電極線335に供給される。
【0137】したがって、赤色画素からの電荷の読出
し、緑色画素からの電荷の読出し、および青色画素から
の電荷の読出しを、それぞれ別個に制御することができ
る。
【0138】光電変換素子列PC2に対応する電荷転送
素子320、光電変換素子列PC3に対応する電荷転送
素子320、光電変換素子列PC4に対応する電荷転送
素子320、およびこれらの電荷転送素子320に接続
された各電荷検出回路50は、1つの出力信号生成部を
構成する。
【0139】1列の光電変換素子列に1つずつ、この光
電変換素子列に沿ってドレイン領域360が配置され
る。個々のドレイン領域360は、例えば、半導体基板
1に形成されたn+ 型不純物添加領域によって構成され
る。1つのドレイン領域360と、これに対応する光電
変換素子列との間には、チャネル領域が介在する。この
チャネル領域は、半導体基板1上に電気的絶縁膜を介し
て配置された1本の掃出しゲート用電極線365によっ
て平面視上覆われて、掃出しゲートを構成する。
【0140】光電変換素子列PC2、PC3、またはP
C4に対応する掃出しゲート用電極線365には第1電
子シャッタパルスES1が供給され、光電変換素子列P
C1に対応する掃出しゲート用電極線365には第2電
子シャッタパルスES2が供給される。掃出しゲート用
電極線365に第1または第2電子シャッタパルスES
1またはES2が供給されると、この掃出しゲート用電
極線365に対応する光電変換素子10の各々に蓄積さ
れていた電荷が、当該掃出しゲート用電極線365に対
応するドレイン領域360に掃出される。すなわち、電
子シャッタ動作を行うことができる。
【0141】このように、CCD型固体撮像素子300
は、(i) 赤色画素からの電荷の読出し、緑色画素からの
電荷の読出し、および青色画素からの電荷の読出しを、
それぞれ別個に制御することができ、かつ、(ii)電子シ
ャッタ動作を行うことができるCCD型固体撮像素子で
あるので、カラー撮影に際しては、前述した実施例によ
る駆動方法によって駆動させることが可能である。
【0142】上述したCCD型固体撮像素子100、1
00A、300についての説明から容易に理解されるよ
うに、前述した実施例による駆動方法は、(A) 画素から
の電荷の読出しを画素の色に応じて別個に制御すること
ができ、かつ、(B) 電子シャッタ動作を行うことができ
るCCD型固体撮像素子であれば、その構造に拘わらず
適用可能である。
【0143】画素の配置、電荷転送素子の構造、電荷転
送素子に読出した電荷を当該電荷転送素子によって転送
する際の駆動信号の相数、電子シャッタ動作を行うため
の構造、電荷検出回路の構成等は、上記(A) および(B)
の条件を満たす範囲内で種々選定可能である。
【0144】同様に、上記(A) および(B) の条件を満た
すCCD型固体撮像素子を利用した撮像装置の構成も、
当該CCD型固体撮像素子を前述した実施例による駆動
法の下に駆動させることができさえすれば、その用途や
グレード等に応じて適宜選定可能である。
【0145】勿論、前述した実施例による駆動方法自体
も、ほぼホワイトバランスのとれた画素信号をCCD型
固体撮像素子から出力させることができさえすれば、種
々変更可能である。
【0146】例えば、1フレームの露光期間中にCCD
型固体撮像素子に供給する電子シャッタパルスESの数
は、概ね64〜256の範囲内で適宜選定可能である。
【0147】1フレームの露光期間中にCCD型固体撮
像素子に供給する読出しパルスRP R 、RPG 、RPB
の数は、赤色画素の感度SR 、緑色画素の感度SG 、お
よび青色画素の感度SB に応じて適宜選択可能である。
【0148】例えば、上記の各感度の比SR :SG :S
B が概ね4:2:1であれば、1フレームの露光期間中
での赤色画素の露光時間TR 、緑色画素の露光時間T
G 、および青色画素の露光時間TB の比TR :TG :T
B を概ね1:2:4とすることにより、ほぼホワイトバ
ランスのとれた画素信号をCCD型固体撮像素子から出
力させることが可能となる。
【0149】補色系の色フィルタを用いて画素を構成す
ることも可能である。この場合でも、CCD型固体撮像
素子から出力された画素信号を基に色分離を行ったとき
に得られる赤色信号、緑色信号、および青色信号がほぼ
ホワイトバランスのとれた色信号となるように、画素の
色毎にその露光時間を選定する。
【0150】その他、種々の変更、改良、組み合わせ等
が可能であることは、当業者に自明であろう。
【0151】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CCD型固体撮像素子からほぼホワイトバランスのとれ
た画素信号を出力させることが可能になる。
【0152】アンプゲインの調整という電気的な手法に
よらずに、ほぼホワイトバランスのとれた赤色信号、緑
色信号、および青色信号を得ることができるので、これ
らの色信号それぞれのノイズレベルをほぼ同じレベルに
維持することができる。高画質の再生画像が得られる撮
像装置を提供することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例による駆動方法によってCCD型固体撮
像素子を駆動させるときの、1フレームの露光期間中で
の電子シャッタ動作および電荷読出し動作の実施タイミ
ングの一例を示すタイミングチャートである。
【図2】実施例による駆動方法を適用することができる
CCD型固体撮像素子での色フィルタアレイの一例を概
略的に示す上面図である。
【図3】図2に示したCCD型固体撮像素子での光電変
換素子、垂直電荷転送素子、水平電荷転送素子、および
電荷検出回路の平面配置を示す概略図である。
【図4】図2に示したCCD型固体撮像素子のIV−IV線
に沿った断面を示す概略図である。
【図5】実施例による撮像装置を概略的に示すブロック
図である。
【図6】実施例による駆動方法を適用することができる
他のCCD型固体撮像素子での光電変換素子と垂直電荷
転送素子との平面配置の一例を示す概略図である。
【図7】実施例による駆動方法を適用することができる
他のCCD型固体撮像素子での光電変換素子、電荷転送
素子、および電荷検出回路の平面配置の一例を示す概略
図である。
【符号の説明】
1…半導体基板、 10…光電変換素子、 20…垂直
電荷転送素子、 30r、30g、30b…読出しゲー
ト、 40…水平電荷転送素子、 50…電荷検出回
路、 80…色フィルタアレイ、 80R…赤色フィル
タ、 80G…緑色フィルタ、 80B…青色フィル
タ、 100、100A、300…CCD型固体撮像素
子、 130…駆動信号生成部、 140…信号処理
部、 200…撮像装置、 320…電荷転送素子、
RPR …赤色画素からの電荷読出しを指示する読出しパ
ルス、 RPG …緑色画素からの電荷読出しを指示する
読出しパルス、 RPB …青色画素からの電荷読出しを
指示する読出しパルス、 ES…電子シャッタパルス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇家 眞司 宮城県黒川郡大和町松坂平1丁目6番地 富士フイルムマイクロデバイス株式会社内 (72)発明者 金 勇寛 宮城県黒川郡大和町松坂平1丁目6番地 富士フイルムマイクロデバイス株式会社内 Fターム(参考) 4M118 AA05 AA10 AB01 BA13 CA04 DA03 DA12 DB06 DB08 DB09 DB15 DD04 DD12 FA03 FA06 FA26 FA35 FA45 GB03 GB11 GC08 GD04 GD07 5C024 CX03 CY34 GY02 5C065 AA01 BB02 DD02 5F049 MA01 NA20 NB05 UA01 UA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー撮影に必要な複数色の画素を有
    し、前記複数色の画素それぞれに蓄積された電荷の読出
    しを該画素の色に応じて別個に制御することができると
    共に、電子シャッタ動作、および、前記読出した電荷に
    基づいての出力信号の生成を行うことができる固体撮像
    素子の駆動方法であって、(A)1フレームの露光期間
    中に、前記電子シャッタ動作を間歇的に複数回行うと共
    に、1回の電子シャッタ動作と該電子シャッタ動作の次
    に行われる電子シャッタ動作との間の期間内に前記画素
    の色に応じて選択的に前記電荷の読出しを行う工程と、
    (B)前記露光期間の終了後に、前記読出した電荷に基
    づいて前記出力信号を生成する工程とを含む固体撮像素
    子の駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記複数色の画素が、赤色画素、緑色画
    素、および青色画素に分類される請求項1に記載の固体
    撮像素子の駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記複数色の画素が複数行、複数列に亘
    って行列状に配置され、前記固体撮像素子が、さらに、
    1つの画素列に1つずつ配置されて前記電荷の読出し、
    および該読み出した電荷の転送を行う第1電荷転送素子
    と、前記第1電荷転送素子の各々に電気的に接続可能な
    第2電荷転送素子と、該第2電荷転送素子に接続された
    電荷検出回路とを有する請求項1または請求項2に記載
    の固体撮像素子の駆動方法。
  4. 【請求項4】 カラー撮影に必要な複数色の画素を備
    え、前記複数色の画素それぞれに蓄積された電荷の読出
    しを該画素の色に応じて別個に制御することができると
    共に、電子シャッタ動作、および、前記読出した電荷に
    基づいての出力信号の生成を行うことができる固体撮像
    素子と、 1フレームの露光期間中に、前記電子シャッタ動作の実
    施を指示する電子シャッタパルスを間歇的に複数回生成
    することができると共に、1回の電子シャッタ動作と該
    電子シャッタ動作の次に行われる電子シャッタ動作との
    間の期間内に、前記電荷の読出しを指示する読出しパル
    スを前記画素の色に応じて選択的に生成することができ
    る駆動信号生成部と、 前記出力信号に基づいて、再生画像用の画素信号を生成
    することができる信号処理部とを有する撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記複数色の画素が、赤色画素、緑色画
    素、および青色画素に分類される請求項4に記載の撮像
    装置。
  6. 【請求項6】 前記複数色の画素が複数行、複数列に亘
    って行列状に配置され、前記固体撮像素子が、さらに、
    1つの画素列に1つずつ配置されて前記電荷の読出し、
    および該読み出した電荷の転送を行う第1電荷転送素子
    と、前記第1電荷転送素子の各々に電気的に接続可能な
    第2電荷転送素子と、該第2電荷転送素子に接続された
    電荷検出回路とを有する請求項4または請求項5に記載
    の撮像装置。
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