JPH0749513A - フラッシュ光量制御装置 - Google Patents

フラッシュ光量制御装置

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JPH0749513A
JPH0749513A JP5214897A JP21489793A JPH0749513A JP H0749513 A JPH0749513 A JP H0749513A JP 5214897 A JP5214897 A JP 5214897A JP 21489793 A JP21489793 A JP 21489793A JP H0749513 A JPH0749513 A JP H0749513A
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flash light
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JP5214897A
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Norihiko Akamatsu
範彦 赤松
Masataka Hamada
正隆 浜田
Kazuhiko Yugawa
和彦 湯川
Hiroshi Otsuka
博司 大塚
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設定されているAFモードに応じてフラッシ
ュ発光量制御方法を切替えるようにして、パンニング動
作などで制御領域から被写体が外れてしまった場合も適
正にフラッシュの発光量を制御することができる。 【構成】 コンティニュアス・オートフォーカスモード
であれば、主被写体が存在すると判定された領域の素子
出力に基づいてフラッシュ発光量が制御され、フォーカ
スロックモードであれば、主被写体の距離情報に基づい
てフラッシュ発光量が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主被写体に対してフラ
ッシュの発光量を適切に制御するフラッシュ光量制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動焦点検出(オートフォー
カス、以下、AFという)機能を有し、かつ、フラッシ
ュ光量を制御して自動露光が可能なカメラがある。図1
7は従来のこの種のカメラの一例として一眼レフカメラ
の光学系の概略構成を示す。本カメラにおいて、焦点検
出動作を行う時には、撮影レンズ2を通過した被写体光
束は、主ミラー12の透光部を通った後、副ミラー14
によってカメラボディBの下方へ反射され、AF用の焦
点検出モジュール18へ導かれる。一方、レリーズ動作
によって露光される時には、主ミラー12と副ミラー1
4は連動してカメラボディBの上方に押し上げられ、撮
影レンズ2を通過した光束はフィルム面F0上で結像す
る。このとき、フィルム面からの反射光は、フラッシュ
光量制御用の光束として、フラッシュ光量制御用の素子
36に導かれる。
【0003】カメラボディBの下方へ反射された光束に
よる焦点検出の原理はTTL位相差方式である。図18
は位相差方式の焦点検出のための光学系を模式的に示
す。撮影レンズ2の予定結像面FSの近傍にはコンデン
サレンズ4が設けられている。この予定結像面FSは、
フィルム面F0(図17)と等価な位置にある。予定結
像面FSの後方には撮影レンズ2の光軸AXに対して対
称に一対の再結像レンズ6,8が設けられている。撮影
レンズ2で予定結像面FSに形成される像は、この一対
の再結像レンズ6,8によって再結像される。A0,B
0及びC0は撮影レンズ2によって形成される前ピン
像、合焦像、後ピン像をそれぞれ示している。再結像レ
ンズ6,8はそれらの前ピン像A0、合焦像B0、及び
後ピン像C0に対応して、A1及びA2、B1及びB
2、並びにC1及びC2をそれぞれ第1像及び第2像と
して形成する。
【0004】ここで、前ピン像A0、合焦像B0、後ピ
ン像C0が上向きの矢印で示した像として形成される場
合、それらに対応する第1像及び第2像は共に下向きの
矢印で示した像として形成され、第1像と第2像との間
隔は撮影レンズ2の焦点調節状態に応じて変化する。従
って、再結像レンズ6,8に関して予定結像面FSと共
役な位置あるいはその近傍に、それぞれ受光素子列を配
置し、それらの受光素子列の出力から第1像及び第2像
の位置の変化を検出すれば、撮影レンズ2の焦点調節状
態を検出することができる。なお、再結像レンズ6,8
の前方には絞りマスク10−1,10−2が設けられて
いる。このように、受光素子列の出力による第1像と第
2像の間隔により、デフォーカス量を検出することがで
きる構成とされている。
【0005】なお、図17において、Lは交換レンズ、
12aは主ミラー12の透光部、10は絞マスク、16
はミラーボックス、16aはAFモジュールへ光を通す
開口部、18aはAFモジュールの各部材を取り付け保
持する筐体、20は受光素子パッケージ、22は視野マ
スク、24は光路屈曲ミラー、26は赤外光カットフィ
ルタ、28はフレネルレンズ、35はコンデンサレン
ズ、30はペンタプリズム、32は接眼レンズ、33は
光路屈曲レンズ、34は測光素子である。
【0006】図19は図18における光学系の全光路長
を伸ばした場合の模式図である。光路長を伸ばした場合
には、同じ撮影レンズ条件における前ピン像A0及び後
ピン像C0が再結像レンズ6,8によって再結像され、
像A1及びA2、B1及びB2を形成するが、このとき
受光素子上での像A1,B1,C1及びA2,B2,C
2の像間隔が図18に比較して広がることになる。すな
わち、同じデフォーカス量のずれに対応する再結像され
た像の受光面での位置のずれが大きくなることになる。
従って、受光素子によって小さなデフォーカス量のずれ
を検出することができ、焦点検出の精度を上げることが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図17の構
成では、焦点検出用モジュール18の光路長は、フラッ
シュ光量制御用の素子36を収納する部分によって制限
されており、焦点検出精度にも限界を生じる。そこで、
AF用の光電変換素子やその光量モニタ用素子を、フラ
ッシュ光量制御用素子と兼用したものがあり、その場
合、スペース効率、低コスト化、AF性能に有利となる
が、AFと調光の制御領域が限定されることになる。す
なわち、主被写体が制御領域内にある場合は、その領域
の素子を用いて調光すれば主被写体に対して適切な調光
ができるが、例えばパンニング動作などで制御領域から
主被写体が外れてしまった場合は、フラッシュ光量の制
御が適切に行われなくなる。
【0008】なお、AF機能を有したカメラにおいて、
主要な被写体に適正な露出が得られるように、撮影画面
を複数エリアに分割して測光及び測距を行い、これらの
測定情報に基づいて主要被写体のあるエリアに重点をお
いて調光を行うことが知られている。
【0009】また、各種のAFモード(コンティニュア
スAFやAFロック)を有したカメラにおいて、手振れ
があった場合には不確かな焦点検出情報となることか
ら、手振れ検出結果に基づいてAFモードを適切なもの
に切替えることが知られている(例えば特開平3−16
1722号公報参照)。
【0010】さらには、フォーカシング時にAFロック
が行われると共に、露光制御のための露光量設定値もロ
ック(AEロック)されるようなカメラにおいて、被写
体が動体であっても、適正な露出が得られるように、A
Eロックを解除するものがある(例えば特開平1−28
8818号公報参照)。
【0011】ところが、上述のいずれのものも、AFと
調光のための制御領域から被写体が外れた場合に、フラ
ッシュの調光制御をどのように行うかを具体的に示して
いない。本発明は、上記した問題点に鑑みなされたもの
で、設定されているAFモードに応じてフラッシュ発光
量制御方法を切替えるようにして、パンニング動作など
で制御領域から被写体が外れてしまった場合も適正にフ
ラッシュの発光量を制御し、適正な調光が可能なフラッ
シュ光量制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、オートフォーカスモードに応じて
フラッシュの発光量を制御するフラッシュ光量制御装置
であって、オートフォーカスの設定モードを判別する手
段と、この判別手段により判別された設定モードに応じ
てフラッシュの発光量を制御する制御手段とを備えたも
のである。
【0013】請求項2の発明は、上記において、被写体
に対するフォーカシング状態を検出する焦点検出手段を
備え、前記オートフォーカス設定モード判別手段は少な
くともコンティニュアス・オートフォーカスモードであ
るかフォーカスロックモードであるかを判別し、前記制
御手段は、コンティニュアス・オートフォーカスモード
時には前記焦点検出手段により主被写体が存在すると判
定された領域の素子出力に基づいてフラッシュ発光量を
制御し、フォーカスロックモード時には主被写体の距離
情報に基づいてフラッシュ発光量を制御するようにした
ものである。
【0014】請求項3の発明は、カメラが振られた状況
に応じてフラッシュ発光量を制御するフラッシュ光量制
御装置であって、カメラが振られたことを検出するカメ
ラ振れ検出手段と、前記カメラ振れ検出手段により検出
されたカメラ振れ状況に応じてフラッシュの発光量を制
御する制御手段とを備えたものである。
【0015】請求項4の発明は、上記において、被写体
に対するフォーカシング状態を検出する焦点検出手段
と、オートフォーカスの設定モードを判別する手段とを
備え、前記制御手段は、前記判別手段により設定モード
がオートフォーカスロックモードであると判別され、前
記カメラ振れ検出手段によりカメラ振れが検出されたと
きは、被写体距離に基づいてフラッシュ発光量を制御
し、カメラ振れが検出されないときは、前記焦点検出手
段により主被写体が存在すると判定された領域の素子出
力に基づいてフラッシュ発光量を制御するようにしたも
のである。
【0016】請求項5の発明は、被写体距離に応じてフ
ラッシュの発光量を制御するフラッシュ光量制御装置で
あって、被写体に対するフォーカシング状態を検出する
焦点検出手段と、前記焦点検出手段により得られた被写
体の距離情報に信頼性があるか否かを判定する判定手段
と、前記判定手段により距離情報に信頼性がないと判定
されたとき、誤差範囲の遠い方の距離に基づいてフラッ
シュの発光量を制御する制御手段とを備えたものであ
る。
【0017】
【作用】請求項1,2に記載の構成によれば、コンティ
ニュアス・オートフォーカスモードであれば、主被写体
が存在すると判定された領域の素子出力に基づいてフラ
ッシュ発光量が制御され、フォーカスロックモードであ
れば、主被写体の距離情報に基づいてフラッシュ発光量
が制御されるので、パンニング動作等で主被写体が移動
した際にも適切なフラッシュ発光量の制御が行える。
【0018】請求項3,4に記載の構成によれば、オー
トフォーカスロック状態時に、カメラ振れが検出されれ
ば、被写体距離に基づいてフラッシュ発光量が制御さ
れ、カメラ振れが検出されなければ、オートフォーカス
手段により主被写体が存在すると判定された領域の素子
出力に基づいてフラッシュ発光量が制御されるので、パ
ンニング動作等により焦点検出領域から主被写体が大き
くずれても、適切にフラッシュ発光量が制御される。
【0019】請求項5に記載の構成によれば、焦点検出
手段により得られた被写体の距離情報に信頼性がないと
判定されれば、誤差範囲の遠い方の距離に基づいてフラ
ッシュ発光量が制御されるので、露光オーバー気味にな
る可能性はあるが、露光不足になることがなくなる。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本実施例が用いられた一眼レフカメラ全体の
光学系を断面的に示しており、特に焦点検出及びフラッ
シュの光量制御を行うための光路及び測光・焦点検出装
置の配置を示している。なお、モータ等の構成・配置は
図示を省略している。図1において、Bはカメラボデ
ィ、LはカメラボディBに装着される交換レンズを示し
ている。可動ミラーである主ミラー12は、撮影レンズ
2を通過して入射された光を反射し、ファインダー光学
系に導くと同時に、ミラーの背後に斜めに設けられた副
ミラー14に撮影レンズ2を通過した光束を通過させる
ための透光部(完全透明部又は半透鏡部)12aを有し
ている。主ミラー12が図のように下がった状態では、
自動焦点検出が可能である。透光部12aを通過した光
束は、副ミラー14によりカメラボディBの下方へ反射
され、自動焦点調節用の光束として自動焦点検出モジュ
ール18(以下、AFモジュールという)に導かれる。
【0021】主ミラー12を収容したミラーボックスの
底壁16の一部には、副ミラー14で反射された上記光
束を通過させるための開口部16aが形成されている。
ミラーボックス底壁16の下方に設けられたAFモジュ
ール18は、焦点検出とフラッシュの光量検出を行うモ
ジュールであり、その筐体18aに、光路屈曲用ミラー
24、コンデンサレンズ4、赤外光カットフィルタ2
6、再結像レンズ6、焦点検出用の光電変換素子列及び
フラッシュ光量検出用のSPCを封入した受光素子パッ
ケージ20、視野マスク22、絞りマスク10が取り付
け保持されている。ファインダー光学系には、フレネル
レンズ28、コンデンサレンズ35、ペンタプリズム3
0、接眼レンズ32、光路屈曲レンズ33、及び撮影前
に被写体輝度を測定する測光素子34などが設けられて
いる。
【0022】図2は、本実施例の一眼レフカメラにおい
て、シャッターレリーズ動作が行われているときの状態
を示している。シャッターレリーズ動作が行われると、
主ミラー12と副ミラー14は連動してカメラボディ上
部に押し上げられ、撮影レンズ2を通過した光束はフィ
ルム面F0上で結像する。この状態でフォーカルプレー
ンシャッターが開くことにより露光される。このとき、
モジュール18は、フラッシュ光量検出用モジュールと
して機能する。カメラボディ内蔵のフラッシュ又は外部
に別設のフラッシュ(図示せず)によって、フラッシュ
撮影されると、撮影レンズ2を通過した光束はフィルム
面F0で結像した後、その反射光は、フラッシュ光量制
御用の光束としてボディ下方のモジュール18へ導かれ
る。この光束は、各部材を通過した後、受光素子パッケ
ージ20内にあるフラッシュ光量制御用のSPCで受光
される。受光量が所定値に達すると、フラッシュに発光
停止の信号を出力することにより、適切な光量のフラッ
シュ撮影を行うことができる。
【0023】図3は、フラッシュ光量の制御を行う時の
AF光学系を模式的に示したものである。コンデンサレ
ンズ4は焦点検出用のものと同じもので、レンズ13は
撮影レンズ2とコンデンサレンズ4を通ったフィルム面
からの反射光束を適切な光束として、センサチップ上の
調光用素子部15に導くためのレンズである。
【0024】図4は、本実施例に用いられる光電変換素
子列及びフラッシュ光量検出用のセンサチップの構成を
示している。焦点検出用の光電変換素子列とフラッシュ
光量検出用のSPCは別の領域に配置されており、各々
の検出時にそれぞれの領域に適切な光束が導かれるよう
に構成されている。これらはすべてワンチップの半導体
基板上に形成されている。本実施例では図のように、3
組の焦点検出用光電変換素子列IS1,IS2,IS3
を用いている。この構成により、水平方向と垂直方向の
焦点検出を同時に行えることになり、水平線等の焦点検
出が可能となる。各領域には、基準部及び参照部をそれ
ぞれ設けており、位相差検出方式の焦点検出を可能とし
ている。
【0025】図5は、センサチップ構成の別の実施例を
示したものである。光電変換素子列とフラッシュ光量検
出用のSPCは、特に別の領域に形成する必要はなく、
再結像レンズ等モジュール内の部材で光束を適切に導く
ことにより、焦点検出用の光電変換素子列の領域のう
ち、特に必要のないスペースを用いることも可能であ
る。このように構成すれば、スペースを有効に活用で
き、センサチップの小型化が実現できる。
【0026】図6は、センサチップ構成のもう1つ例を
示したものである。図4及び図5には省略しているが、
光電変換素子列の近傍には、電荷を蓄積する蓄積時間を
制御するためのモニタ用の受光素子MPD1,MPD
2,MPD3を設けている。この例では、このモニタ用
の受光素子をフラッシュ光量検出用の素子と兼用しよう
とするものである。このように構成すれば、特にフラッ
シュ光量検出用の素子を別に設ける必要がなくなり、コ
スト面で有効である。この例でのモニタ用受光素子は応
答性を速くするために、各々のモニタを幾つかの部分に
分割し、別々の信号線で読み出せるように構成すること
が望ましい。このモニタ用受光素子を用いたフラッシュ
光量の制御方法については後述する。
【0027】図7は、図1とは別の実施例の構成を示し
たものである。受光素子パッケージ20に封入されたチ
ップには、焦点検出用の光電変換素子のみが形成されて
いる。フラッシュ光量検出用のSPC33は、光路屈曲
用ミラー24上の焦点検出用の光束が通過しない部分に
設けられており、フィルム面からの反射光束を直接受光
する。このように構成すると、モジュール内部の光学系
の構成が簡素化できる。また、光路屈曲用ミラー24を
半透鏡で構成し、フラッシュ光量検出用のSPC33を
ミラーの裏面側またはミラー内部に組み込む等して配置
すれば、AF用の光束が通過する部分にSPC33を配
置することも可能である。
【0028】図8は本実施例カメラにおけるセンサ20
0及びコントローラ40とその周辺回路を開示してい
る。コントローラ40は、ワンチップのマイクロコンピ
ュータで形成され、その中にセンサ200の光電変換値
を出力するアナログ信号出力ラインから得られる信号を
デジタル信号に変換するA/D変換部41と、撮影レン
ズ(交換レンズ)のROMを含むレンズデータ出力部5
0からそれぞれのレンズで異なるデフォーカス量−レン
ズ繰り出し量変換係数KL、色温度補正値等のデータを
予め入力し、かつA/D変換部41からのデジタルデー
タを逐一格納するRAMで形成されたメモリ部42とを
有している。
【0029】さらに、コントローラ40は、メモリ部4
2の出力に基づいて焦点を検出し、その検出された焦点
データとレンズデータ等から補正量を算出する焦点検出
演算部43と、その補正量に基づいてレンズを駆動する
ための信号をレンズ駆動回路52に送出すると共に、レ
ンズの移動状況データをエンコーダ54から受けるレン
ズ駆動制御部44と、センサ200と信号の送受を行う
センサ制御部46と、フラッシュ発光動作に応じてシン
クロスイッチSxを閉じ、発光開始信号をフラッシュ5
7に送り、フィルム感度読取装置55によって読取られ
たフィルム感度値に基づいて、内蔵又は外部フラッシュ
57の発光を制御するフラッシュ制御部45と、フラッ
シュ光量制御用のSPCの出力に基づいて、フラッシュ
に発光禁止信号を送る調光用回路56とを有する。
【0030】また、53はレンズ駆動用のモータ、51
はコントローラ40によって制御される表示回路であ
る。センサ200、コントローラ40はそれぞれワンチ
ップずつ別個に形成されている。センサ200は焦点検
出検出用の光電変換素子201及び光電変換素子の駆動
回路202とフラッシュ光量制御用のSPC素子203
を含んでいる。図8では調光用回路56を外部に配して
いるが、この回路をセンサチップ上に集積形成すること
で、さらに、空間的スペースの効率化が実現できる。
【0031】次に、図9を用いて、駆動回路202及び
フラッシュ光量制御用の調光用回路56の具体的構成を
説明する。この回路は、露光中のフィルム面からの反射
光を測光素子SPCに蓄積し、フラッシュ光量を制御す
る調光用回路である。すなわち、調光用回路56はpn
接合フォトセルなどでなる測光素子SPC、MOSトラ
ンジスタQ11〜Q14、積分用コンデンサC11、可
変電圧器E11、比較器60等から構成され、測光素子
SPCの受光により出力される電流を対数化し、その電
荷をコンデンサC11に蓄積する。
【0032】上記回路の構成を詳細に説明すると、測光
素子SPCのアノードは、第1のnチャネルMOSトラ
ンジスタQ11のドレインとゲート及び第2のnチャネ
ルMOSトランジスタQ12のゲートに接続されてい
る。また、測光素子SPCのカソードにはDC電圧VD
D1が、トランジスタQ12のドレインにはDC電圧V
DD2がそれぞれ印加されている。さらに、トランジス
タQ12のソースにはMOSトランジスタQ13、コン
デンサC11を介してDC電圧VSS2が接続されてい
る。一方、MOSトランジスタQ11,Q12の基板に
は、VSUB1が印加される。本回路では測光素子SP
Cによる光電流の積分値は対数圧縮されてMOSトラン
ジスタQ13のソースとコンデンサC11の接続点の電
圧V0となる。比較器60はV0と基準となる可変電圧
器E11の電圧V1とを比較し、比較信号を信号線62
に出力する。
【0033】積分制御動作を説明すると、フラッシュ撮
影条件で、シャッタレリーズを開始し、シャッターが開
くと、コントローラ40(図8)からフラッシュ57に
発光開始信号が送信される。同時にコンデンサC11に
並列に接続したトランジスタQ14のゲートに信号φR
を印加し、コンデンサC11をリセットした後、信号φ
GをトランジスタQ13のゲートに印加してトランジス
タQ13をONさせて積分を開始させる。この積分値
と、フィルム感度に基づいて予め設定された可変電圧器
E11で与えられる基準電圧V1とを比較器60で比較
し、同レベルに達したときに信号線62により、フラッ
シュ57に発光停止信号を送信して、発光が完了する。
以上のようにして、フィルム感度に応じた適切なフラッ
シュ発光が実現できる。
【0034】なお、可変電圧器E11で与えられる基準
値は、コントローラ40からのデジタル信号をD/A変
換器(不図示)でアナログ信号に変換し、調光用回路5
6に入力することで、Q11,Q12の特性がばらつき
の誤差を吸収し、フィルム感度に応じた効率の良いフラ
ッシュ発光制御が可能である。
【0035】図10は、フラッシュの光量制御に特別の
素子を用いず、焦点検出用素子の蓄積時間制御用のモニ
タを用いた図6の実施例についての詳細を示している。
図10の構成は、図6の1つの領域、例えば光電変換素
子列IS2について記したものである。光電変換素子
は、照射された光量に応じて光電荷を発生するフォトダ
イオードアレイ部71、バリアゲート部72、電荷を一
時的に蓄える蓄積部73、蓄積部クリアゲート74、シ
フトゲート75、シフトレジスタ83及び色温度検出用
のフォトダイオード76,77の要素から構成される。
【0036】また、光電変換素子は、上記の各出力バッ
ファとして、シフトレジスタ83の出力用バッファ8
1、色温度検出用フォトダイオード76,77の出力用
バッファ84,85、モニタ用のフォトダイオード8
6,87(MPD2)の出力を暗時補正するためのモニ
タ出力補償信号の出力用バッファ78、並びにモニタ用
のフォトダイオード86,87の出力を焦点検出用に用
いる時の出力用バッファ79有しており、さらには、フ
ラッシュの発光制御用に用いるときの出力の対数圧縮部
Q2,Q3及び比較器80が具備されている。なお、図
中BG,ST,ICG,SHは上記光電変換素子の各素
子を制御するための制御信号である。
【0037】色温度検出用のフォトダイオード76,7
7は表面に各異なる特性をもつ色フィルタが設けられて
いる。これらは、各々黄色温度検出信号OSY、赤色信
号検出信号OSRとして出力される。この2つの出力V
OSR とVOSY の比Rによって概ね被写体の色温度を検出
することができる。すなわち、この比が大きければ入射
光は長波長成分が多く、色温度が高いと判断され、逆に
この比が小さければ入射光は短波長成分が多く、色温度
が低いと判断される。この色温度情報と撮影レンズの色
温度補正係数を用いると、撮影レンズの持つ軸上色収差
に起因する焦点検出手段の検出誤差の影響を減らすこと
ができる。
【0038】モニタ用フォトダイオード86,87の出
力を焦点検出のモニタ用に用いる場合とフラッシュの光
量制御に用いる場合の切り換えは、切り換えスイッチQ
4,Q5を用いて行われる。焦点検出のモニタ用として
用いる場合には、AGCSWをHi信号にし、トランジ
スタQ5をオン、Q4をオフ状態にすることで、モニタ
用フォトダイオードの出力はコンデンサC3に蓄積さ
れ、出力用バッファ79を通してAGCOSに出力する
ことで、モニタ用フォトダイオード86,87の出力が
焦点検出用の電荷蓄積時間制御に用いられる。
【0039】一方、フラッシュの光量制御に用いる場合
には、AGCSWをLo信号にして、Q5をオフ、Q4
をオン状態にすることで、モニタ用フォトダイオードの
出力は、トランジスタQ2,Q3により対数圧縮の形で
コンデンサC2に蓄積される。コンデンサC2に蓄積さ
れた量とフィルム感度に応じて予め設定された可変電圧
器82の基準電圧とを比較器80によって比較し、同レ
ベルに達したところで、FLOSにフラッシュ発光の停
止信号を出力する。
【0040】次に、上述の図6に示したモニタ用光電変
換素子をフラッシュ発光制御用の素子とを兼用する場合
の制御方法を説明する。素子を兼用した場合、フラッシ
ュ発光制御用のフィルム面からの反射光の検出は焦点検
出領域、例えば、本実施例では3つの領域に限られる。
従って、特に、パンニング撮影などで焦点検出領域から
主被写体が外れた場合等に、適切なフラッシュ発光が行
われない場合が起こり得る。
【0041】このことを鑑みて、適切なフラッシュ発光
を行うための制御フローを図11に示す。撮影者が撮影
したい静止被写体を確定し、自動焦点調節動作を停止し
ている(以降AFロックと称す)モードかどうかを判定
し(S1)、AFロックモードでなければコントローラ
40が選んだ被写体領域(以降、選択領域と称す)のモ
ニタ用光電変換素子により得られた出力に基づいて、フ
ラッシュ発光制御を行う(S6)。AFロックモードか
どうかは、例えば、撮影者が操作部材を操作してから複
数回焦点検出を行い、その検出結果で焦点位置が所定範
囲内に入っていれば、静止被写体としてAFロックモー
ドに入り、範囲外なら動被写体として自動焦点調節動作
を続行する(コンティニュアスAF)。
【0042】コントローラは例えば図12に示されるフ
ローに従って選択領域を選択する。まず、図13に示す
第2(中央)領域の被写体倍率β2が所定値βより大き
いかどうかを判定し(S11)、大きければ中央領域を
選択して、その領域の被写体について自動合焦動作を行
なう。被写体倍率β2が所定値βより小さければ、3つ
の領域に対応する被写体距離D1,D2,D3のうち最
も近い距離の被写体を選択し(S12,S13)、その
被写体について自動合焦動作を行う(S14,S15,
S16)。また、操作部材の操作により、撮影者がその
被写体の合焦動作の領域を選んだ場合には、その領域の
モニタ用光電変換素子によりフラッシュ発光制御を行
う。
【0043】再び図11に戻って、撮影者がAFロック
モードを設定していれば(S1でYES)、次に、構図
を変えるためにカメラを振る動作(以降、パンニング動
作と呼ぶ)を行ったかどうかを判定する(S2)。パン
ニング動作の判定は、焦点検出用の光電変換素子または
測光素子またはパンニング検出用の専用素子の出力に基
いて行われる。パンニング検出の手法としては、例え
ば、上記素子の出力の所定時間間隔の光分布パターンの
相関関係を求めて時間的ずれ量を求めて、パンニング量
を検知することができる。さらに、これを詳述すると、
【0044】
【数1】時刻tにおける素子の水平方向の出力を、 x0 (t),x1 (t),…,xn (t) さらに、時間T経過した後の素子の水平方向の出力を、 x0 (t+T),x1 (t+T),…,xn (t+T) とする。上記2出力の相関関係を で表すとするとN画素ずらしたときの相関関係は、
【0045】で表すことができる。Nの値を変えたとき
に、PN の値が最小になるずらし量Nが時間Tあたりの
パンニング量になる。フィルム面上の画素間隔をlとす
ればN・lが時間Tあたりのフィルム面上でのパンニン
グ量になる。この値が所定値を越えればパンニング動作
が行われたと判断できる。また、所定時間間隔の光分布
パターンの重心相当位置の変化量でパンニング動作を検
知することもできる。さらに、光電変換素子の出力のみ
ならず角加速度センサ等の専用の素子を用いることも可
能である。
【0046】パンニング動作の判定によってパンニング
が検知されなかった場合は(S2でNO)、選択した領
域のモニタ用光電変換素子の出力によってフラッシュ発
光制御を行う(S6)。パンニング動作が検知された時
は(S2でYES)、移動量が正確に求められたかどう
かを判定する(S3)。上記のようなパンニング検出方
法では、大きくパンニングされて、素子領域以外に被写
体が出てしまった時などは正確な移動量が検出できな
い。また、素子領域外の被写体に対しては、フラッシュ
光量制御ができない。そこで、正確に移動量が検出でき
たときには、主被写体が移動していると推測される領域
のモニタ素子により、フラッシュ発光制御を行う(S
7)。正確に移動量が検出できないときには、AFロッ
クされる前の距離情報(D)を用いてフラッシュ発光制
御つまり、フラッシュマチック制御を行う(S8〜S1
0)。ただし、システムの誤差等により、必ずしも距離
情報が信頼できるとは限らない。従って、距離情報の信
頼性を判断し(S4)、信頼性があるときのみ上記の制
御を用いる(S8)。
【0047】距離情報の信頼性は、撮影レンズの焦点距
離f、撮影倍率β、被写体距離D等に依存し、定量化で
きるが、例えばfとβの積が所定値を越えるかどうか
で、信頼性を判定することができる。距離情報の信頼性
があるときには、モニタ用光電変換素子によるフラッシ
ュ発光制御をせずに、AFロックされる前の距離D及び
フラッシュのガイドナンバーGNを用いて、 F=GN/D で表される開口絞り値Fで絞り制御する。よって、被写
体が素子被写体が素子領域外に出た場合でも適切な発光
量を得ることができる。
【0048】次に、距離情報の信頼性がないときには
(S4でNO)、撮影レンズ中に設けられたレンズ位置
に対応した距離エンコーダ情報を用いて上記同様の絞り
による制御を行う。撮影レンズ内にはレンズ位置d1 ,
d2 ,…,dN に応じてエンコーダを持ち、各々のエン
コーダ値に対応する距離情報D1 ,D2 ,…DN を内部
に記憶している。ただし、D1 を最近撮影距離とする。
撮影者がAFロックしたときのレンズ位置に対応する距
離情報をDN とすると、エンコーダ値の分解能に起因す
るフラッシュ光量の制御誤差は、最大(DN+1 /DN-1
2 起こり得る。この値をフラッシュの調光誤差と考
え、この値が所定値以内のときは調光誤差が大でないと
判断し(S5でNO)、 F=GN/DN をもって上記同様の絞り制御を行う(S9)。
【0049】上記の値が所定値を越えたときには調光誤
差が大きいと判断し(S5でYES)、誤差領域内の最
も遠距離を制御対象にし、 F=GN/DN+1 をもって上記同様の絞り制御を行う(S10)。これに
より、露光は多少オーバー気味になる可能性はあるが、
露光不足になることはなく見苦しさを与えない状況を作
ることができる。
【0050】上記の制御方法において、距離エンコーダ
を内部に持たないレンズなどの場合には、コントローラ
内の距離カウンタを用いて同様の制御をしてもよい。な
お、上記に示した距離情報に信頼性のない場合には警告
表示、シャッタレリーズの禁止、フラッシュ発光の禁止
など、誤差を含む可能性の多い撮影状況を避けてもよい
し、電動式のズームレンズを用いる場合には、一度、距
離情報に信頼性のある領域にズーム駆動して、距離を求
めてから、元の焦点距離に戻って絞り制御による発光制
御をしてもよい。
【0051】また、以上の例では、ある領域の被写体に
対して、自動合焦動作を行った場合であるが、撮影者が
手動によって焦点調節を行った場合でも、最も合焦状態
に近い領域を選択領域として同様の制御をすればよい。
さらに、フラッシュ発光量を制御する領域を手動で選択
できるようにすることもできる。
【0052】次に、フラッシュ光量制御とカメラボディ
内の表示装置との関係を説明する。コントローラ40が
選んだ選択領域のモニタ素子により、フラッシュ光制御
を行った場合には、図14に示すように、その選択領域
を示す表示を行う。図はパンニング等でフラッシュ光量
制御領域と焦点調節領域が異なっている場合である。も
ちろん、焦点調節された領域を示す表示と兼用してもよ
い。また、被写体距離によるフラッシュ光量制御が行わ
れた場合には、図15に示すように、表示器にそれを示
す表示(図ではフラッシュマチックであることを示す
「FM」が表示されている)及びその時の距離を表示す
る。被写体の距離情報の信頼性がないときには、図16
のように、表示の点滅等の方法で撮影者にその旨を知ら
せればよい。
【0053】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
AF制御モードに応じてフラッシュの発光量制御方法を
切替えるようにしているので、主被写体が調光制御領域
から外れても適正なフラッシュ発光量制御ができる。請
求項2の発明によれば、上記において、フォーカスロッ
クモード時には主被写体の距離情報に基づいてフラッシ
ュマチックによる発光制御を行うので、パンニング動作
などが行われても適切に制御が行われる。
【0054】請求項3の発明によれば、カメラ振れ状況
に応じてフラッシュ発光量を制御するようにしているの
で、上記と同様に、主被写体に向けての適切な発光量制
御ができる。請求項4の発明によれば、上記において、
フォーカスロックモード時にカメラ振れが検出されても
適切なフラッシュ発光制御がなされる。
【0055】請求項5の発明によれば、被写体距離情報
に信頼性がないときであっても、露光が多少オーバー気
味になる可能性はあるが、露光不足となって見苦しい写
真となるようなことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるフラッシュ光量制御装
置を備えたカメラの概略構成図である。
【図2】同カメラのフィルム露光時を示す図である。
【図3】同カメラのフラッシュ光量制御のための光学系
を模式的に示した図である。
【図4】焦点検出用素子とフラッシュ光量検出用素子の
配置を示す図である。
【図5】焦点検出用素子とフラッシュ光量検出用素子の
配置を示す図である。
【図6】フラッシュ光量検出用素子に焦点検出のモニタ
用の素子を用いる場合の各素子の配置を示す図である。
【図7】フラッシュ光量検出用素子の他の配置例を示し
たカメラの概略構成図である。
【図8】同カメラの制御部のブロック図である。
【図9】フラッシュ光量制御回路の回路図である。
【図10】図6のIS2及びMPD2部分の詳細図であ
る。
【図11】フラッシュ光量制御を示すフローチャートで
ある。
【図12】光量制御領域の選択制御を示すフローチャー
トである。
【図13】焦点検出領域を示す図である。
【図14】フラッシュ制御領域を表示する表示器を示す
図である。
【図15】フラッシュ制御状況を表示する表示器を示す
図である。
【図16】フラッシュ制御状況を表示する表示器を示す
図である。
【図17】従来のフラッシュ光量制御装置を備えたカメ
ラの概略構成を示す図である。
【図18】位相差方式の焦点検出用の光学系を模式的に
示した図である。
【図19】位相差方式の焦点検出用の光学系を模式的に
示した図である。
【符号の説明】
40 コントローラ 45 フラッシュ制御部 56 調光用回路 200 センサチップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 5/00 L 7513−2K 17/00 Z (72)発明者 湯川 和彦 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 大塚 博司 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートフォーカスモードに応じてフラッ
    シュの発光量を制御するフラッシュ光量制御装置であっ
    て、 オートフォーカスの設定モードを判別する手段と、 前記判別手段により判別された設定モードに応じてフラ
    ッシュの発光量を制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とするフラッシュ光量制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフラッシュ光量制御装置
    において、被写体に対するフォーカシング状態を検出す
    る焦点検出手段を備え、前記オートフォーカス設定モー
    ド判別手段は少なくともコンティニュアス・オートフォ
    ーカスモードであるかフォーカスロックモードであるか
    を判別し、前記制御手段は、コンティニュアス・オート
    フォーカスモード時には前記焦点検出手段により主被写
    体が存在すると判定された領域の素子出力に基づいてフ
    ラッシュ発光量を制御し、フォーカスロックモード時に
    は主被写体の距離情報に基づいてフラッシュ発光量を制
    御するようにしたことを特徴とするフラッシュ光量制御
    装置。
  3. 【請求項3】 カメラが振られた状況に応じてフラッシ
    ュ発光量を制御するフラッシュ光量制御装置であって、 カメラが振られたことを検出するカメラ振れ検出手段
    と、 前記カメラ振れ検出手段により検出されたカメラ振れ状
    況に応じてフラッシュの発光量を制御する制御手段とを
    備えたことを特徴とするフラッシュ光量制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のフラッシュ光量制御装置
    において、被写体に対するフォーカシング状態を検出す
    る焦点検出手段と、オートフォーカスの設定モードを判
    別する手段とを備え、前記制御手段は、前記判別手段に
    より設定モードがオートフォーカスロックモードである
    と判別され、前記カメラ振れ検出手段によりカメラ振れ
    が検出されたときは、被写体距離に基づいてフラッシュ
    発光量を制御し、カメラ振れが検出されないときは、前
    記焦点検出手段により主被写体が存在すると判定された
    領域の素子出力に基づいてフラッシュ発光量を制御する
    ようにしたことを特徴とするフラッシュ光量制御装置。
  5. 【請求項5】 被写体距離に応じてフラッシュの発光量
    を制御するフラッシュ光量制御装置であって、 被写体に対するフォーカシング状態を検出する焦点検出
    手段と、 前記焦点検出手段により得られた被写体の距離情報に信
    頼性があるか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により距離情報に信頼性がないと判定され
    たとき、誤差範囲の遠い方の距離に基づいてフラッシュ
    の発光量を制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
    るフラッシュ光量制御装置。
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