JPH09270951A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH09270951A
JPH09270951A JP8103281A JP10328196A JPH09270951A JP H09270951 A JPH09270951 A JP H09270951A JP 8103281 A JP8103281 A JP 8103281A JP 10328196 A JP10328196 A JP 10328196A JP H09270951 A JPH09270951 A JP H09270951A
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JP
Japan
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period
flash
image pickup
electronic shutter
light
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JP8103281A
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English (en)
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Toshio Nakao
利雄 中尾
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュの発光と機械的なシャッターを持
たない固体撮像素子の動作期間とを一致させるとこがで
きる。 【解決手段】 CCD撮像素子11の出力信号は、CD
S回路12へ供給され、CDS回路12では、相関二重
サンプリング回路の構成とされ、ノイズの除去、波形整
形、欠陥画素の補間が行われる。カメラ用プロセス回路
13では、ゲイン補正、ブラックバランス、ホワイトバ
ランスおよびプリニーが施され、γ補正回路14では、
γ補正が行われる。これらの信号は、ドライバ15を介
してプロセッサ部24へ供給される。メモリ22からの
制御信号に応じてマイコン17は、タイミング発生回路
18、シンク発生回路20を動作させ、ドライバ21を
介してCCD撮像素子11を駆動させる。端子26から
電子シャッターのトリガ信号が供給され、X接点25に
は、フラッシュが接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固体撮像素子に
フラッシュ以外の光が入射することを低減できる撮像装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮像素子を用いた電子スチルカメ
ラにおいては、機械的なシャッターを開制御した後、フ
ラッシュの発光により被写体を明るく照明し、そのフラ
ッシュの発光と同調して所望の被写体を撮像するように
なされている。
【0003】すなわち、この従来の電子スチルカメラ
は、光学系に配置された機械的なシャッターをレリーズ
のオン操作に応動して開制御し、これにより被写体の画
像を撮像素子の撮像面に形成する。さらに電子スチルカ
メラは、レリーズのオン操作に応動してフラッシュにト
リガ信号を出力し、これにより被写体を照明する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
に示すように室内光などのフラッシュ以外の光が撮像素
子に感知されてしまい、その結果、撮影された画像の色
再現性が低下する等の影響が生じる。この影響を取り除
くために、機械的なシャッターを用いることがあるが、
耐久性に問題があった。また、フラッシュの発光の検出
のために測光センサを使用すると、価格の上昇のみなら
ず、取り付け場所が必要となり、さらに撮影の仕方によ
っては、測光センサが動作しない問題があった。
【0005】他の方法として、撮像素子の電子シャッタ
ーを用いる方法が考えられるが、フラッシュにトリガ信
号を与えてから実際にフラッシュが発光するまでのタイ
ミングは、電子スチルカメラおよびフラッシュの製品や
条件等により異なるため、電子シャッターの有効発光期
間とフラッシュの発光タイミングを一致させることは、
困難であった。
【0006】従って、この発明の目的は、フラッシュに
よる照明が最適な場合に画像を取り込むことができる撮
像装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、フラッシュの発光と同期して撮影する機能を有し、
且つ電子シャッターを有する固体撮像素子を備える撮像
装置において、画像取り込み操作に応答してトリガ信号
を発生する手段と、トリガ信号に応答して発生する駆動
信号によって発光するフラッシュと、フラッシュの発光
期間で、発光のピーク値を含むように、電子シャッター
の動作期間を制御するタイミング制御手段とからなるこ
とを特徴とする撮像装置である。
【0008】リモコンのレリーズが押圧操作され、フラ
ッシュが発光される場合、フラッシュの光を範囲を限定
して電子シャッターを開制御することで、フラッシュ以
外の光をCCD撮像素子に入射するとを削減できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。まず、この発明の理解を容
易とするため図1に示す全体システムの概略図を用いて
説明する。1で示す被写体を撮影するためにディジタル
電子スチルカメラ2が用意される。このディジタル電子
スチルカメラ2には、静止画記録装置3およびフラッシ
ュ4が接続される。ディジタル電子スチルカメラ2は、
機械的なシャッター機構を具備せず、固体撮像素子に電
子シャッター機能を有するCCD(Charge Coupled Dev
ice )撮像素子を適用する。
【0010】静止画記録装置3は、ディジタル電子スチ
ルカメラ2からの撮像信号を記録する内部メモリを有
し、フラッシュ4は、ディジタル電子スチルカメラ2に
よって、発光が制御される。静止が記録装置3には、リ
モコン5およびモニタ6が接続される。リモコン5から
撮影開始のトリガ信号が供給され、撮影された静止画
は、モニタ6に表示される。
【0011】すなわち、ディジタル電子スチルカメラ2
は、静止画を取り込まない通常の動作状態(以下、ノー
マルモードと称する)において、通常のテレビジョンカ
メラと同様に動作し、規定フォーマットの標準ビデオ信
号を出力する。さらに、このディジタル電子スチルカメ
ラ2は、レリーズが押圧操作されるとノーマルモードを
静止画撮影モードに切り換わり、フラッシュ4を発光し
て静止画を撮像する。このとき、後述するようにフラッ
シュ4の発光に合わせて、電子シャッターの開制御が行
われる。
【0012】ここで、この発明が適用されるディジタル
電子スチルカメラ2の詳細なブロック図を図2に示す。
ディジタル電子スチルカメラ2への入射光は、例えば色
分解プリズムなどを使用して赤色(R)、緑色(G)、
青色(B)の光線に分解され、それぞれがCCD撮像素
子11R、11G、11Bの撮像面に集光する。CCD
撮像素子11R、11G、11Bからの出力信号は、C
DS(Corelated Double Sampling )回路12R、12
G、12Bへ供給される。CDS回路12R、12G、
12Bは、相関二重サンプリング回路の構成とされ、ノ
イズの除去、波形整形、欠陥画素の補間がなされる。C
DS回路12R、12G、12Bの出力信号は、カメラ
用プロセス回路13R、13G、13Bへ供給される。
【0013】カメラ用プロセス回路13R、13G、1
3Bでは、ゲイン調整、ブラックバランスおよびホワイ
トバランスの調整がなされ、さらにプリニーのプロセス
処理がアナログ的に行われる。そして、γ補正回路14
R、14G、14Bでは、γ補正が行われ、その出力信
号は、それぞれドライバ15R、15G、15Bを介し
てプロセッサ部24へ供給され、またA/D変換回路1
6を介してディジタル化され、マイコン17へ供給され
る。
【0014】マイコン17では、リモコン5からの指示
が端子26を介して供給され、X接点25に接続された
フラッシュ4へトリガ信号が出力される。また、マイコ
ン17では、調整データ用のメモリ22とのやり取りが
行われ、予め獲得された電子シャッターの動作期間の制
御コードID等がタイミング発生回路(TG)18およ
びシンク発生回路(SG)20へ供給される。このメモ
リ22は、一例としてE2 PROMが使用されている。
タイミング発生回路18、シンク発生回路20およびド
ライバ21によりCCD撮像素子11R、11G、11
Bの駆動回路が形成され、後述するようにタイミング発
生回路18より駆動信号が切り換えられることにより、
ノーマルモードと静止画撮影モードとで動作が切り換え
られるようになされると共に、電子シャッターの動作が
制御される。
【0015】すなわち、シンク発生回路20は、内蔵の
水晶発振回路により基準信号を生成し、この基準信号を
分周することにより、垂直同期信号VDおよび水平同期
信号HDを生成してタイミング発生回路18へ供給する
と共に、取り出される。また、タイミング発生回路18
からシンク発生回路20へタイミング信号が供給され
る。タイミング発生回路18は、オシレータ19からの
タイミング信号とマイコン17からのトリガ信号とに応
じて、ドライバ20を介してCCD撮像素子11R、1
1G、11Bに出力する駆動信号を切り換える。
【0016】マイコン17は、このディジタル電子スチ
ルカメラ2全体の動作を制御するコンピュータで形成さ
れ、ユーザの操作に応動し、倍率、フォーカス等、撮像
の条件を設定する。さらに、マイコン17は、ユーザが
シャッター速度を設定してレリーズを押圧操作すると、
所望のシャッター速度で静止画を撮影する。また、これ
らの条件は、マイコン17から通信用ドライバ23を介
してプロセッサ部24へ供給される。
【0017】次に、上述の一実施例のタイミングチャー
トを図3に示す。図3Aは、マイコン17からタイミン
グ発生回路18へのトリガ信号TGを示し、時点t0に
おいて、リモコン5のレリーズが押圧操作され、トリガ
信号TGは、立ち下がる。このトリガ信号TGが立ち下
がるとノーマルモードから静止画撮影モードに切り換え
られ、トリガ信号TGが立ち下がっている期間T1の
間、電荷転送パルスXV(図3E)は、通常の周期より
短い周期で出力される。すなわち、タイミング発生回路
18からの電荷転送パルスXVは、トリガ信号TGが立
ち下がっている期間T1の間、CCD撮像素子11R、
11G、11Bの垂直転送部に保持された電荷を高速に
水平転送部に転送する。転送された電荷は、水平転送部
から読み出される。しかしながら、この読み出される期
間は、垂直ブランキング期間のため、その出力は、無視
される。このように、後で有効電荷に加算されるのを防
ぐため、垂直転送部に蓄積された不要電荷は掃き捨てら
れる。
【0018】図3Bは、フラッシュ4の発光Lを示し、
時点t0でレリーズが押圧操作され、期間T1が経過す
る(時点t1)とフラッシュ4が発光される。この一実
施例では、図4に示すように、フラッシュ4の発光のピ
ークを含むように、電子シャッターが開制御され、フラ
ッシュ4の発光が光電変換素子に入射される。図3C
は、垂直同期信号VDを示し、図3Dは、水平同期信号
HDを示す。この垂直同期信号VDおよび水平同期信号
HDに同期したタイミングで各種駆動信号がタイミング
発生回路18から送出される。
【0019】図3Eは、電荷転送パルスXVを示し、こ
の電荷転送パルスXVは、垂直同期信号VDおよび水平
同期信号HDに同期したタイミングでタイミング発生回
路18から出力される。よって、垂直同期信号VDおよ
び水平同期信号HDに対応するタイミングで撮像結果が
出力される。また、不要電荷を掃き捨てるために、期間
T1の間、電荷転送パルスXVは、短い周期で出力さ
れ、垂直転送部から水平転送部を介して不要電荷が転送
される。
【0020】図3Fは、センサ読み出しパルスXSGを
示し、このセンサ読み出しパルスXSGは、静止画撮影
モードにおいて、光電変換素子(センサ)から電荷を読
み出すためのパルスであり、垂直同期信号VDが立ち下
がるタイミングでタイミング発生回路18から出力され
る。このセンサ読み出しパルスXSGの出力後、垂直映
像期間の間に各光電変換部に蓄積された信号電荷が垂直
転送部に転送される。また、時点t1からセンサ読み出
しパルスXSGが出力される時点t2までの期間をT2
とする。
【0021】図3Gは、水平ブランキング期間毎に発生
する電荷掃き捨てパルスXSUBを示し、この電荷掃き
捨てパルスXSUBは、トリガ信号TGが立ち下がって
いる期間T1の間、タイミング発生回路18から出力さ
れる。この電荷掃き捨てパルスXSUBによって、CC
D撮像素子11R、11G、11Bで光電変換された不
要な電荷がCCD撮像素子の基板を介して掃き捨てられ
る。このように、電荷転送パルスXVおよび電荷掃き捨
てパルスXSUBにおいて、トリガ信号TGが立ち下が
っている期間T1の間、それまで蓄積された撮像結果
(電荷)が廃棄されると共に、この期間T1の間、新た
な撮像結果が何ら蓄積されないように、CCD撮像素子
11R、11G、11Bの動作が制御される。
【0022】図3Hは、予め学習により獲得された調整
データと対応する制御コードIDを示し、この制御コー
ドIDは、マイコン17から供給される制御コードID
で決まる期間T2の間、光電変換された電荷を各画素単
位で蓄積する。すなわち、トリガ信号TGの信号レベル
が時点t1で立ち上がり、続く水平同期信号HDのタイ
ミングで電荷掃き捨てパルスXSUBの出力が停止さ
れ、水平同期信号HDがカウントされる。この水平同期
信号HDのカウント値が制御コードIDによって設定さ
れる。
【0023】図3Iは、BUSY信号を示し、このBU
SY信号は、レリーズが押圧操作された時点t0から静
止画が撮影され、それによって蓄積された電荷の出力が
完了するまでの期間、水平同期信号HDに同期して立ち
上がっている。このBUSY信号の状態は、マイコン1
7へ伝送される。図3Jは、撮像信号SR、SG、SB
を示し、この撮像信号SR、SG、SBは、センサ読み
出しパルスXSGが出力された後、すなわち制御コード
IDで決まる期間T2が経過した後(時点t2)、CC
D撮像素子11R、11G、11Bより順次各画素の蓄
積された電荷が垂直転送部に転送され、電荷転送パルス
XVに同期して、水平転送部を介して出力される。
【0024】具体的には、時点t0において、リモコン
5のレリーズが押圧操作され、マイコン17からのトリ
ガ信号TGが立ち下がる。この立ち下がったトリガ信号
の直後の水平同期信号HDの立ち下がりに同期して、電
荷転送パルスXVは短い周期で出力され、電荷掃き捨て
パルスXSUBによって蓄積された電荷を掃き捨て、制
御コードIDによって期間T2が設定され、BUSY信
号は立ち上がる。このとき、各CCD撮像素子11R、
11G、11Bの入射光は、各光電変換素子(センサ)
により光電変換された後、即座に掃き捨てられ、またそ
れまで転送部に残る蓄積された電荷も高速に掃き捨てら
れる。この状態は、フラッシュの発光Lが得られるまで
の期間T1だけ経過すると、トリガ信号TGが立ち上が
る。
【0025】そして、トリガ信号TGが所定の期間終了
直後の水平同期信号HDの立ち下がりに同期して、すな
わち期間T1が経過した時点t1のときに、フラッシュ
が発光(L)し、次の水平同期信号HDの立ち下がりに
同期して電荷転送パルスXVは、通常の周期となる。こ
の発明は、後述する学習によってフラッシュの発光のピ
ーク期間を含むように、電子シャッターの動作期間が設
定される。より具体的には、期間T2の開始のタイミン
グまで水平同期信号HDに同期して、電荷掃き捨てパル
スXSUBは、出力される。
【0026】制御コードIDによって設定された期間T
2(カウント値)は、時点t1から水平同期信号HDの
立ち下がりがカウントされ、所定のカウント値になった
時(時点t2)、撮像信号SR、SG、SBが垂直転送
部から水平転送部を介して、出力される。また、制御コ
ードIDは、通常の信号へ戻る。そして、撮像信号S
R、SG、SBの出力が終了すると、BUSY信号が立
ち下がり、その直後の垂直同期信号VDの立ち下がり
(時点t3)で、レリーズが押圧操作された時点t0か
らの静止画撮影モードは終了し、ノーマルモードへ切り
換えられる。
【0027】このノーマルモードでは、タイミング発生
回路18は、偶数フィールドおよび奇数フィールドに応
じて、垂直方向に隣接する画素の蓄積された電荷を加算
して出力するように、CCD撮像素子11R、11G、
11Bに電荷転送パルスXVを出力する。これによりデ
ィジタル電子スチルカメラ2では、ノーマルモードにお
いて、CCD撮像素子11R、11G、11Bより標準
ビデオ信号に対応するラスタ走査で撮像結果が出力され
る。
【0028】このように、ディジタル電子スチルカメラ
2では、静止画を撮影するときに、垂直同期信号VDの
タイミングと無関係にCCD撮像素子11R、11G、
11Bを駆動し、制御コードIDで決まる期間T2と電
荷掃き捨てパルスXSUBによって、所望のタイミング
で電子シャッターを開制御し、撮像結果を取り込み得る
ようになされている。
【0029】上述したメモリ22に格納される調整デー
タを獲得するための学習の一例を図5のフローチャート
に示す。以下に述べる学習は、フラッシュを交換した場
合に、手動操作または自動的に行われる。このフローチ
ャートの制御は、ステップS1から始まり、このステッ
プS1では、フラッシュの光量の計測期間の設定が行わ
れ、一例として計測期間は、垂直同期期間とする。ま
た、CCD撮像素子に含まれる電子シャッターの最高速
度をMAXとして設定する。そして、ステップS2で
は、測定期間の前半部分の光量L1および後半部分の光
量L2に0が代入される。すなわち、前半分の光量L1
および後半部分の光量L2の初期化が実行される。
【0030】ステップS3では、図6に示すように電子
シャッターの動作期間を前半部分の測定期間が設定され
る。ステップS4では、フラッシュ4を発光させ、設定
された前半部分の測定期間に電子シャッターを動作さ
せ、光量の測定が実行される。測定された光量は、前半
部分の光量L1へ代入される。この光量の測定の方法と
して、CCD撮像素子からの出力される、例えば輝度信
号の平均値および/またはピーク値が使用される。ステ
ップS5では、図7に示すように電子シャッターの動作
期間が後半部分の測定期間に設定される。ステップS6
では、フラッシュ4を発光させ、設定された後半部分の
測定期間に電子シャッターを動作させ、光量の測定が実
行される。測定された光量は、後半部分の光量L2へ代
入される。
【0031】ステップS7では、前半部分の光量L1と
後半部分の光量L2との大小関係が比較され、すなわち
フラッシュの光量(輝度信号)の平均値および/または
ピーク値が判断される。光量L1が大きい場合、ステッ
プS7からステップS8へ制御が移り、光量L2が大き
い場合、ステップS9へ制御が移る。ステップS8で
は、測定期間が前半部分に再設定され、ステップS9で
は、測定期間が後半部分に再設定される。ステップS8
およびS9からステップS10へ制御が移り、ステップ
S10では、再設定された計測期間が電子シャッターの
最高速度より大きいか否かが判断される。電子シャッタ
ーの最高速度より大きいと判断された場合、ステップS
2へ制御が移り、小さいと判断された場合、ステップS
11へ制御が移る。そして、ステップS11では、計測
期間が電子シャッターの動作期間としてメモリ22に記
憶され、このフローチャートの制御は、終了する。
【0032】このフローチャートの制御では、垂直同期
信号をV(秒)、電子シャッターの最高速度をM(秒)
とすると、フラッシュの発光回数Nは、 N= log2 (V/M)×2 (1) となる。
【0033】フラッシュの寿命と作業時間の短縮を考慮
すると、フラッシュの発光回数は、少ないほど良い。そ
こで、制御を改善したフローチャートを図8に示す。ス
テップS21からこのフローチャートの制御は始まり、
ステップS21では、上述と同様にフラッシュの光量の
計測期間の設定が行われる。また、CCD撮像素子に含
まれる電子シャッターの最高速度がMAXとして設定さ
れ、フラッシュの発光回数Nに1が設定される。そし
て、ステップS22では、測定期間の前半部分の光量L
1および後半部分の光量L2に0が代入される。すなわ
ち、前半分の光量L1および後半部分の光量L2の初期
化が実行される。
【0034】ステップS23では、図6に示すように電
子シャッターの動作期間を前半部分の測定期間に設定す
る。ステップS24では、フラッシュ4を発光させ、設
定された前半部分の測定期間に電子シャッターを動作さ
せ、光量の測定が実行される。測定された光量は、前半
部分の光量L1へ代入される。ステップS25では、フ
ラッシュの発光回数Nが1か否かが判断され、1と判断
された場合、ステップS26へ制御が移り、1でないと
判断された場合、ステップS27へ制御が移る。ステッ
プS26では、記憶された前回の光量Sから前半部分の
光量L1が減算され、後半部分の光量L2へ代入され
る。
【0035】ステップS27では、1回目の測定のた
め、図7に示すように電子シャッターの動作期間が後半
部分の測定期間に設定される。ステップS28では、フ
ラッシュ4を発光させ、設定された後半部分の測定期間
に電子シャッターを動作させ、光量の測定が実行され
る。測定された光量は、後半部分の光量L2へ代入され
る。
【0036】ステップS29では、前半部分の光量L1
と後半部分の光量L2との大小関係が比較され、光量L
1が大きい場合、ステップS30へ制御が移り、光量L
2が大きい場合、ステップS31へ制御が移る。ステッ
プS30では、測定期間が前半部分に再設定され、この
ときの光量L1が光量Sに記憶される。そして、フラッ
シュの発光回数Nがインクリメント `+1' され、ステ
ップS32へ制御が移る。ステップS31では、測定期
間が後半部分に再設定され、このときの光量L2が光量
Sに記憶される。そして、フラッシュの発光回数Nがイ
ンクリメント `+1' され、ステップS32へ制御が移
る。
【0037】ステップS32では、再設定された計測期
間が電子シャッターの最高速度より大きいか否かが判断
される。電子シャッターの最高速度より大きいと判断さ
れた場合、ステップS22へ制御が移り、小さいと判断
された場合、ステップS33へ制御が移る。そして、ス
テップS33では、計測期間が電子シャッターの動作期
間を示す調整データとしてメモリ22に記憶され、この
フローチャートの制御は、終了する。
【0038】このように、1回目の光量の比較は、計測
期間の前半部分および後半部分でフラッシュを発光さ
せ、図5に示すフローチャートの制御と同様の処理が行
われるが、2回目以降の光量の比較は、前回に計測して
値が大きかった方の光量を光量Sとして記憶させる。そ
して、再設定された計測期間の前半部分は、フラッシュ
を発光させ、光量L1を計測するが、後半部分は、(S
−L1)とすることで、後半部分の光量L2を近似す
る。これによって、フラッシュの発光回数は、式(2)
に示すように削減できる。
【0039】 n= log2 (V/M)×1 (2)
【0040】図9は、この一実施例で用いられている電
子シャッターの一例を示す。上述したように電荷掃き捨
てパルスXSUBは、CCD撮像素子のn型基板に与え
る電圧を変えることで電荷を掃き捨てる。すなわち、通
常動作時には、設定したVsub によって、光電変換部に
電荷31aが蓄積される。画像を取り込む時には、設定
したVsub にさらに加えたΔVsub によって基板側のバ
リヤが崩れ、光電変換部に蓄積された電荷31aは、電
荷31bに示すようにn型基板へ掃き出される。また、
正孔32は、蓄積層を構成する。
【0041】この電子シャッターに加えたΔVsub のパ
ルスのタイミングの一例を図10に示す。図10Aに示
すように、すなわち電子シャッターの動作期間(シャッ
タースピード)は、1垂直走査期間に加えられるΔV
sub のパルスの数で制御される。また、図10Bに示す
ように、水平ブランキング期間中にΔVsub のパルスを
出力する。このため、電子シャッターの動作期間を1水
平期間単位で調整できる。
【0042】上述の学習により獲得された電子シャッタ
ーの動作期間は、電子シャッターの最高速度である。し
かしながら、ディジタル電子スチルカメラを用いて静止
画を得る場合、最適となる電子シャッターの動作期間
は、さまざまである。この場合、ユーザによって電子シ
ャッターの動作時間が設定され、その動作時間は、獲得
された電子シャッターの最高速度を中心を移動させるこ
となく、時間的に前後に長くすることで対応できる。
【0043】
【発明の効果】この発明に依れば、フラッシュ以外の光
をCCD撮像素子に取り込まないため、撮影した画像の
品質が向上できる。さらに、機械的なシャッターを使用
しないので、製品の耐久性が向上でき、特別な装置を準
備する必要がないため、製品のコストを削減することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を説明するための概略図である。
【図2】この発明が適用されたディジタル電子スチルカ
メラの実施例である。
【図3】この発明が適用されたディジタル電子スチルカ
メラのタイミングチャートである。
【図4】この発明を説明するための略線図である。
【図5】この発明の学習方法の一実施例を示すフローチ
ャートである。
【図6】この発明の学習方法の説明に用いる略線図であ
る。
【図7】この発明の学習方法の説明に用いる略線図であ
る。
【図8】この発明の学習方法の他の実施例を示すフロー
チャートである。
【図9】この発明に適用される電子シャッターの説明に
用いる略線図である。
【図10】この発明に適用される電子シャッターの説明
に用いる略線図である。
【図11】従来のCCD撮像素子に入射される光を説明
するための略線図である。
【符号の説明】
11R、11G、11B・・・CCD撮像素子、12
R、12G、12B・・・CDS回路、13R、13
G、13B・・・カメラ用プロセス回路、14R、14
G、14B・・・γ補正回路、15R、15G、15
B、21・・・ドライバ、16・・・A/D変換回路、
17・・・マイコン、18・・・タイミング発生回路、
19・・・オシレータ、20・・・シンク発生回路、2
2・・・メモリ、23・・・通信用ドライバ、24・・
・プロセッサ部、25・・・X接点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラッシュの発光と同期して撮影する機
    能を有し、且つ電子シャッターを有する固体撮像素子を
    備える撮像装置において、 画像取り込み操作に応答してトリガ信号を発生する手段
    と、 上記トリガ信号に応答して発生する駆動信号によって発
    光するフラッシュと、 上記フラッシュの発光期間で、発光のピーク値を含むよ
    うに、上記電子シャッターの動作期間を制御するタイミ
    ング制御手段とからなることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の撮像装置において、 上記タイミング制御手段は、予め学習により獲得された
    調整データを受け取り、上記固体撮像素子の電子シャッ
    ターを動作させるための信号を発生するタイミング発生
    手段からなることを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の撮像装置において、 上記調整データを獲得する学習は、 垂直同期期間を計測期間と設定するステップと、 垂直同期期間の半分の一方を電子シャッターの第1の動
    作期間とするステップと、 上記第1の動作期間のフラッシュの光量を計測するステ
    ップと、 垂直同期期間の半分の他方を電子シャッターの第2の動
    作期間とするステップと、 上記第2の動作期間のフラッシュの光量を計測するステ
    ップと、 上記第1および上記第2の動作期間のフラッシュの光量
    を比較するステップと、 上記比較結果に応じて計測期間を再設定するステップ
    と、 電子シャッターの最高速度と上記再設定された計測期間
    とを比較するステップと、 上記電子シャッターの最高速度が大きいとと判断された
    場合、上記再設定された計測期間を上記電子シャッター
    の動作期間として登録するステップとからなることを特
    徴とする撮像装置。
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