JPH09331478A - 撮像装置及び方法 - Google Patents

撮像装置及び方法

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Publication number
JPH09331478A
JPH09331478A JP8149497A JP14949796A JPH09331478A JP H09331478 A JPH09331478 A JP H09331478A JP 8149497 A JP8149497 A JP 8149497A JP 14949796 A JP14949796 A JP 14949796A JP H09331478 A JPH09331478 A JP H09331478A
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JP
Japan
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timing signal
photoelectric
image
generating
light emission
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JP8149497A
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English (en)
Inventor
Akito Kageura
章人 影浦
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストロボ発光前に映像信号レベルやレンズ絞
りのF値をストロボ発光時に最適な画像が得られる値に
設定し、映像信号レベルの高速可変回路やレンズ絞り機
構の高速動作機構を不要とする。 【解決手段】 CCD3R,3G,3Bと、レリーズスイ
ッチ26の半押し動作に応じたトリガパルスを生成する
パルス発生回路29と、ストロボ発光に応じた受光パル
スを発生する受光ユニット23と、各CCDの蓄積光電
荷を4フレームに1回取り出す長時間蓄積モードとトリ
ガパルスに応じて各CCDの蓄積光電荷を掃き捨て、受
光パルスに応じて各CCDに光電荷を蓄積させた後に取
り出すランダムトリガモードとを切り換えるマイクロコ
ンピュータ15及びタイミング信号発生部22と、ビデ
オメモリ7の書き込みと読み出しを制御するメモリコン
トロール13とを有し、トリガパルスに応じて長時間蓄
積モードからランダムトリガモードに切り換え、ビデオ
メモリ7では画像データを繰り返し読み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えばストロボを
発光させて静止画像を生成する撮像装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、CCD(Charge Coupled Dev
ise)等の撮像素子を用いたビデオカメラとストロボと
を組み合わせ、撮影の際にストロボを発光させて被写体
を明るく照明し、良好な静止画像を得るようにした撮像
システムが存在する。なお、撮影時にストロボ発光が必
要である場合とは、例えば、撮影場所の照明条件が悪く
て暗い場合や、逆に撮影場所の照明条件は良くて明るく
ても被写体自体が暗い場合等である。
【0003】また、上記ビデオカメラの場合、ビデオカ
メラのピント合わせや画角合わせ、構図の決定等は、ビ
デオカメラのビューファインダの表示状態を見ながら行
ったり、或いはビデオカメラのビデオ出力をモニタ装置
のモニタ画面に表示させてこの表示状態を見ながら行う
ことになる。
【0004】さらに、このような撮像システムにおいて
は、ストロボを発光して撮影したときに最適な明るさの
静止画像が得られるように、レンズ絞りのF値や映像信
号レベルを設定しておくことが多い。
【0005】しかし、このようにストロボ発光時に最適
な明るさの静止画像が得られるようにレンズ絞りのF値
や映像信号のレベルを設定しておくと、実際の撮影前す
なわちストロボを発光させる前にビューファインダやモ
ニタ画面上に表示される画像の明るさは暗いことにな
り、このため、上記ピント合わせ等が困難となる。すな
わち、上記撮影場所の照明条件が悪い場合には、上記表
示される画像全体が暗くなるため、ピント合わせのみな
らず構図の決定も困難であり、また、上記撮影場所の照
明条件は良くても被写体自体が暗い場合には例えば構図
の決定等は可能でもピント合わせ等は困難となる。
【0006】このため、従来の撮像システムにおいて
は、ストロボを発光させて実際に撮影を行う前、すなわ
ちストロボを発光させる前に、例えば、ビデオカメラの
映像信号のレベル調整機構を操作して映像信号のレベル
を増幅(すなわち映像信号増幅器のゲインを上げる)し
たり、レンズ絞りを例えば開放絞りにすること、或いは
これらの両方を行うことで、上記ビューファインダやモ
ニタ画面に表示される画像自体を明るくし、上記ピント
合わせ等を容易にすることが行われている。なお、上記
映像信号のレベルを調整する場合のレンズ絞りは、スト
ロボ発光時に最適な静止画像が得られる値に絞られてお
り、一方、上記レンズ絞りを開放にする場合の映像信号
のレベルは、ストロボ発光時に最適な映像信号レベルが
得られる値に調整しておくようにする。また、上記映像
信号のレベルを増幅してピント合わせ等を行った場合
は、その後当該映像信号のレベルを上記ストロボ発光時
に最適な映像信号レベルが得られる値に下げておき、一
方、上記レンズ絞りを開放にしてピント合わせ等を行っ
た場合は、その後当該レンズ絞りを上記ストロボ発光時
に最適な静止画像が得られる値に絞っておくようにす
る。もちろん、上記映像信号とレンズ絞りの両方を調整
した場合にも、上記ピント合わせ等を行った後に、これ
らをストロボ発光時に最適な画像が得られるように戻し
ておくようにする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な映像信号のレベル調整やレンズ絞りの操作等を、スト
ロボ発光の前後、すなわち撮影毎に行うことは、非常に
煩雑であり、迅速な撮影ができないだけでなく、撮影へ
の集中の妨げにもなる。
【0008】このようなことから、ストロボ発光前の上
記ビューファインダ等に表示される画像が上記ピント合
わせ等を行うのに十分な明るさとなるように、上記映像
信号のレベルやレンズ絞りのF値を予め調整しておき、
その後のストロボ発光(すなわちレリーズシャッタオ
ン)と同時に、上記映像信号のレベルやレンズ絞りのF
値を上記ストロボ発光に最適な値となるように高速かつ
自動的に可変することが考えられる。
【0009】ところが、安定した映像信号を得ながら、
映像信号のレベルを高速に可変する(すなわち映像信号
増幅器のゲインを高速に可変する)ことは、回路設計上
難しく、回路構成の複雑化と高コスト化を招くことにな
る。
【0010】一方、レンズ絞りを自動的に可変するに
は、そのための機構が必要であり、光学系の部分の構成
の大型化と高コスト化が避けられない。さらに、レンズ
絞りの自動可変機構は、物理的にレンズ絞りを駆動する
ことになるため、レンズ絞りを駆動し始めてから所定の
F値になるまでのスピードが遅く、また、機械的な部分
が存在するために耐久性の問題もある。
【0011】そこで、本発明は、上述のような問題点に
鑑みてなされたものであり、ストロボ発光前であって
も、映像信号のレベルやレンズ絞りのF値を実際のスト
ロボ発光時に最適な画像が得られる値に設定しておくこ
とができ、且つ、ピント合わせや構図の決定も容易であ
り、さらに、映像信号のレベルを高速に可変する工夫や
レンズ絞り機構を高速に動作させる機構も必要ない撮像
装置及び方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、入
射光を光電変換して光電荷を蓄積して取り出し画像信号
を出力する光電変換手段と、光電変換手段に蓄積した光
電荷を複数フィールドに1回取り出す制御を行う第1の
光電荷蓄積動作制御モードと、光電変換手段に蓄積した
光電荷を第1のタイミング信号に応じて掃き捨て、第2
のタイミングに応じて光電変換手段に所定時間光電荷を
蓄積させた後に取り出す制御を行う第2の光電荷蓄積動
作制御モードとを少なくとも有する光電荷蓄積動作制御
手段と、記憶手段における画像信号の書き込みと読み出
しを制御する書き込み/読み出し制御手段と、第1のタ
イミング信号を生成する第1のタイミング信号生成手段
と、第2のタイミング信号を生成する第2のタイミング
信号生成手段とを具備し、光電荷蓄積動作制御手段は第
1のタイミング信号に応じて第1の光電荷蓄積動作制御
モードから第2の光電荷蓄積動作制御モードに切り換
え、書き込み/読み出し制御手段では画像信号を記憶手
段に書き込み、繰り返し読み出す制御を行うことによ
り、上述した課題を解決する。
【0013】また、本発明の撮像方法は、入射光を光電
変換して光電荷を蓄積する光電荷蓄積工程と、上記蓄積
した光電荷を複数フィールドに1回取り出す第1の光電
蓄積取り出し工程と、第1のタイミング信号を生成する
第1のタイミング信号生成工程と、第1のタイミング信
号に応じて上記蓄積した光電荷を掃き捨てる光電荷掃き
捨て工程と、第2のタイミング信号を生成する第2のタ
イミング信号生成工程と、第2のタイミングに応じて所
定時間光電荷を蓄積させた後に取り出す第2の光電荷蓄
積取り出し工程と、取り出された光電荷から形成された
画像信号を記憶する記憶工程と、記憶した画像信号を繰
り返し読み出す画像信号読み出し工程とを有することに
より、上述した課題を解決する。
【0014】すなわち、本発明によれば、例えばストロ
ボ発光前には第1の光電荷蓄積モードにて複数フィール
ド分の光電荷を蓄積することで画像を明るくし、例えば
ストロボ発光直前に第2の光電荷蓄積動作モードにし
て、ストロボ発光に応じて光電荷を所定時間だけ蓄積す
ることでストロボ発光時に最適な画像を得ることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照しながら説明する。
【0016】図1には、本発明の撮像装置としての撮像
システム一実施の形態の構成例を示す。
【0017】図1に示す本発明構成例の撮像システム
は、動画像だけでなく静止画像をも取り込み可能なビデ
オカメラ30と、撮影時に被写体を明るく照明して良好
な静止画像を得るためのストロボ24と、上記ストロボ
24が例えばケーブルを介して接続され当該ストロボ2
4を発光させるストロボ発光装置25と、当該ストロボ
発光装置25に例えばケーブルを介して接続されて上記
ストロボ24を発光させるタイミングと共にビデオカメ
ラ30における静止画像取り込みのタイミングを入力す
るためのレリーズスイッチ26と、上記ビデオカメラ3
0に例えばケーブルを介して接続されて上記ストロボ2
4からの光を受光した時点で受光パルスを発生する受光
ユニット23とを少なくとも有してなるものである。ま
た、ストロボ発光装置25にはストロボ発光後にビデオ
カメラ30の動作をリセットするためのリセットスイッ
チ27も例えばケーブルを介して接続されており、さら
に当該ストロボ発光装置25は上記レリーズスイッチ2
6やリセットスイッチ27の操作に応じたパルス(トリ
ガパルス,リセットパルス)を発生するパルス発生回路
29も内蔵している。これらトリガパルスやリセットパ
ルスはケーブルを介してビデオカメラ30に供給され
る。
【0018】先ず、上記ビデオカメラ30から説明す
る。
【0019】図1に示す撮像システムのビデオカメラ3
0は、前記CCDを構成する複数の受光部に蓄積された
蓄積電荷を取り出す際に、オッドフィールド(奇数フィ
ールド)に対応する受光部の蓄積電荷とイーブンフィー
ルド(偶数フィールド)に対応する受光部の蓄積電荷を
同時に読み出す、いわゆる全画素読み出し方式を採用
し、さらに、3枚のCCDを用いて赤色(R)光と緑色
(G)光と青色(B)光の各撮像信号を生成するいわゆ
る3板式CCDを適用した例を挙げている。なお、コス
ト低減や構成の小型化等を勘案して、3板式CCDでは
なく、CCDを1枚のみ用いる通常のビデオカメラにす
ることも可能であり、この場合も本発明は適用可能であ
る。
【0020】この図1に示すビデオカメラ30おいて、
光学系1を介して入射した被写体等からの光は、色分解
プリズム2に導かれる。なお、光学系1には、被写体か
らの光を光電変換手段であるCCD上に結像するための
結像レンズと、光量調節或いは被写界深度設定のための
絞り機構8と、ピント合わせのためのレンズ駆動機構と
を有し、さらに必要に応じて赤外線カットフィルタや紫
外線カットフィルタ等を有してなるものである。また、
色分解プリズム2は例えばダイクロイックプリズム等に
より構成され、上記光学系1を介した入射光を赤色
(R)光と緑色(G)光と青色(B)光とに分解し、こ
れら分解した各色の光のうち、R光をR用CCD3
Rへ、G光をG用CCD3Gへ、B光をB用CCD3
Bへ、それぞれ導く。
【0021】これらCCD3R,3G,3Bからは、タイ
ミング信号発生部22のタイミングジェネレータ20か
らのCCD垂直レジスタ駆動用クロックやCCD水平レ
ジスタ駆動用クロック,CCDのクランプ用パルス出
力,ブランキングリクーニングパルス出力等よりなる各
種CCD駆動パルスに応じて、それぞれ蓄積した光電荷
がR,G,Bの撮像信号として取り出される。これらC
CD3R,3G,3Bでは、それぞれCCDを構成する複
数の受光部に蓄積された蓄積電荷を取り出す際に、オッ
ドフィールドに対応する受光部の蓄積電荷とイーブンフ
ィールドに対応する受光部の蓄積電荷を垂直帰線期間毎
に同時に読み出す、いわゆる全画素読み出し方式が用い
られている。なお、当該図1のビデオカメラ30におい
て、各CCD3R,3G,3Bの配置をずらして固着する
ことにより、疑似信号の抑圧や解像度の向上を図るいわ
ゆる画素ずらしという手法を適用することも可能であ
る。この画素ずらしの手法を用いる場合、各CCD
R,3G,3Bの配置は、R及びB用のCCD3R,3B
をG用のCCD3Gに対して水平方向に1/2画素ピッ
チ分オフセットさせたものとする。この画素ずらしの手
法を適用すると、各CCD3R,3G,3Bに入射した映
像は、Gの撮像信号とR,Gの撮像信号が相補的にサン
プリングされ、サンプリング周波数の1/2以上の周波
数の映像信号でも疑似信号とはならず、高解像度が得ら
れるようになる。
【0022】上記CCD3R,3G,3Bに供給されるC
CD駆動パルスを生成するタイミングジェネレータ11
は、例えば高周波発信器を備え、同じくタイミング信号
発生部22内に設けられたシンクジェネレータ12から
の垂直駆動パルスVD及び水平駆動パルスHDに基づい
て、上記CCD駆動パルスを発生する。
【0023】なお、上記タイミング信号発生部22のタ
イミングジェネレータ20とシンクジェネレータ12
は、後述するマイクロコンピュータ15にて制御される
ものである。
【0024】上記CCD3R,3G,3BからのR,G,
Bの各撮像信号は、それぞれ対応して設けられたサンプ
リング回路4R,4G,4Bに送られる。これらサンプリ
ング回路4R,4G,4Bでは、上記供給された各撮像信
号に対して相関二重サンプリングを施すことで、CCD
のランダム雑音を低減する。
【0025】これらサンプリング回路4R,4G,4B
て相関二重サンプリングされたR,G,Bの各撮像信号
は、それぞれ対応するプリアンプ5R,5G,5Bにより
増幅された後、アナログ/ディジタル変換回路(以下、
A/D変換回路と言う)6R,6G,6Bにて各々ディジ
タル信号に変換される。ここで、各A/D変換回路
R,6G,6Bでは、上記各CCD3R,3G,3Bでのサ
ンプリングクロックと同一周波数のクロックを用いて上
記各撮像信号をディジタル変換している。なお、図1の
例では、上記A/D変換回路6R,6G,6Bをそれぞれ
別々の構成としているが、1チップ内で上記R,G,B
の各撮像信号をディジタル変換するものを用いてもよ
い。また、例えば上記画素ずらしの手法を適用した場
合、G用のA/D変換回路6Gにおいては当該画素ずら
しの効果が得られるようにR,B用のA/D変換回路6
R,6Bよりも位相が180度遅れたクロックでディジタ
ル変換を行う。
【0026】上記A/D変換回路6R,6G,6Bから出
力された上記R,G,Bの撮像信号、すなわち上記CC
D13R,13G,13Bの各受光部にそれぞれ対応する
各画素データは、フレームメモリであるビデオメモリ7
に送られる。このビデオメモリ7は、コントロール部2
1のメモリコントローラ13にて書き込みと読み出しが
制御されるものである。また、ビデオメモリ7として
は、一つの構成ではなく、R,G,Bに対応して3つ設
けることも可能である。
【0027】メモリコントローラ13は、後述するマイ
クロコンピュータ13により制御されるものであって、
上記ビデオメモリ7に対して、上記R,G,Bの各画素
データを例えばそれぞれ別の記憶領域に振り分けて記憶
させる書き込みアドレス制御を行い、また、当該書き込
まれた各画素データを読み出す際の読み出しアドレス制
御を行うものである。ここで、本構成例のビデオカメラ
30では、ビデオ出力端子11から出力するビデオ信号
をフレーム単位で出力するようにしており、したがっ
て、上記メモリコントローラ13は、上記ビデオメモリ
7に対して上記各CCDの全画素データすなわち1フレ
ーム分の画素データを例えば順番に出力するような読み
出しアドレス制御を行う。なお、本構成例のビデオカメ
ラ30のビデオ出力端子11から出力するビデオ信号
を、例えばNTSC(National Television System Com
mittee)方式やPAL(Phase Alternation by Line)方
式やSECAM(sequential a memoire color televisi
on system)方式に対応するものとした場合、上記メモリ
コントローラ13は、上記ビデオメモリ7に対して、上
記各CCDの全画素データすなわち1フレーム分の画素
データを、オッドフィールドに対応する画素データとイ
ーブンフィールドに対応する画素データとで、フィール
ド毎に時間的にずらして読み出させる読み出しアドレス
制御を行う。なお、当該メモリコントローラ13が上記
フレーム毎の読み出しアドレス制御とフィールド毎の読
み出しアドレス制御の何れの制御を行うかは、マイクロ
コンピュータ15からのメモリコントローラコントロー
ル信号によって選択される。
【0028】上記ビデオメモリ7から読み出された画素
データ、すなわちR,G,Bに対応する各ディジタル撮
像信号は、ディジタルプロセス回路9に送られる。当該
ディジタルプロセス回路9では、供給されたR,G,B
の各ディジタル撮像信号に対して、γ(ガンマ)処理、
ホワイトバランス調整やホワイトクリップ処理,ニー
(knee)処理等の各種ディジタル調整処理を施す。な
お、例えば上記画素ずらしの手法を適用した場合、この
ディジタルプロセス回路9では、当該画素ずらしの効果
を維持するために、CCDのサンプリングクロックの倍
の周波数で処理を行う。また、プロセス回路9における
上記各種調整処理は、アナログ領域にて行うことも可能
である。この場合は、上記ビデオメモリ7からの各ディ
ジタル撮像信号をそれぞれディジタル/アナログ変換回
路にてアナログ変換したものを、アナログプロセス回路
に送ることになる。
【0029】上記ディジタルプロセス回路9にて得られ
た上記R,G,Bのディジタル映像信号は、出力回路1
0に送られる。この出力回路10は、例えば出力ドライ
バであり、ビデオ出力端子11を介して接続される外部
装置に上記ディジタルビデオ信号を出力するためのもの
である。なお、上記プロセス回路9をアナログ構成とし
た場合は、当該出力回路10もアナログ対応の構成とな
る。また、出力回路10は、上記R,G,Bのコンポー
ネントビデオ信号を例えば上記NTSC方式やPAL方
式やSECAM方式等のコンポジットビデオ信号に変換
することも可能である。この場合、当該出力回路10内
には、R,G,Bのコンポーネントビデオ信号をコンポ
ジットビデオ信号に変換するためのマトリクス回路が設
けられることになる。その他、出力回路10は、上記
R,G,Bに対応した3つの構成からなるものとするこ
ともできる。
【0030】上記ビデオ出力端子11から出力されたビ
デオ信号は、例えばケーブル等にて接続された外部装置
に供給されることになる。なお、外部装置としては、例
えば後述するようなモニタ装置やディジタルプリンタ等
が考えられる。
【0031】次に、本発明構成例の撮像システムのスト
ロボ発光装置25には、ストロボ24とレリーズスイッ
チ26とリセットスイッチ27とが接続されている。
【0032】上記レリーズスイッチ26は、指によって
押圧力を加えることにより、ボタンスイッチが半押し状
態から全押し状態へと移行するような半押し状態を取り
得るものであって、上記半押し状態と全押し状態とで区
別可能な信号を生成可能なものである。また、リセット
スイッチ27は、上記レリーズスイッチ26のような半
押し状態がなく、ボタンスイッチのオン/オフのみが可
能なものである。
【0033】ストロボ発光装置25は、上記レリーズス
イッチ27が半押し状態になった時点で前記パルス発生
回路29から第1のタイミング信号として後述するトリ
ガパルスを発生し、その後、上記レリーズスイッチ27
のボタンスイッチが全押し状態になった時点でストロボ
24を発光させる。また、ストロボ発光装置25は、上
記リセットスイッチ27がオンされると、パルス発生回
路29から第3のタイミング信号として後述するリセッ
トパルスを発生する。上記トリガパルスはビデオカメラ
30のトリガパルス入力端子17を介してマイクロコン
ピュータ15に送られ、上記リセットパルスはビデオカ
メラ30のリセットパルス入力端子18を介してマイク
ロコンピュータ15に送られる。
【0034】次に、本構成例の撮像システムの受光ユニ
ット23は、上記ストロボ24の発光を受光する受光素
子と、当該受光素子がストロボ発光を検出したときに第
2のタイミング信号として発光検出パルス(以下、受光
パルスと呼ぶ)を発生する発光検出パルス発生手段とか
らなる。当該受光ユニット23から出力された受光パル
スはビデオカメラ30の受光パルス入力端子19に送ら
れ、タイミング信号発生部22のシンクジェネレータ1
2に送られるようになっている。
【0035】上述したような構成からなる撮像システム
においては、ストロボ24を発光させ、ビデオカメラ3
0にて当該ストロボ発光時の静止画像の取り込みを行う
ことになるが、当該ビデオカメラ30は、上記ストロボ
発光前と、ストロボ発光時点と、ストロボ発光後とで、
以下のように内部動作状態が変化するするようになされ
ている。図2には、上記トリガパルス,リセットパル
ス,受光パルスと、本構成例のビデオカメラ30内部の
要部のタイミングチャートを示し、この図2のタイミン
グチャートと図1の構成とを用いて上記ビデオカメラ3
0の内部動作状態の変化の様子について説明する。
【0036】ここで、本発明構成例の撮像システムにお
いては、前述したようにストロボ発光を用いて静止画像
の撮影を行うようにしており、ストロボ発光前のビデオ
カメラ30の映像信号のレベルとレンズ絞り8のF値
は、ストロボ24を発光させて撮影したときに最適な明
るさの静止画像が得られるような値に予め設定してあ
る。
【0037】ただし、このようにストロボ24を発光さ
せて撮影したときに最適な明るさの静止画像が得られる
ような値に、上記映像信号のレベルとレンズ絞り8のF
値を予め設定しておくと、前述した従来例の課題にて述
べたように、実際の撮影前すなわちストロボを発光させ
る前にビューファインダやモニタ画面上に表示される画
像の明るさは暗くなり、上記ピント合わせ等は困難とな
る。
【0038】このようなことから、本構成例のビデオカ
メラ30では、ストロボ発光前であってもビューファイ
ンダやモニタ画面上に表示される画像が、ピント合わせ
等を行うのに十分な明るさとなるように、CCDにおけ
る電荷蓄積時間を設定している。すなわち、本構成例の
ビデオカメラ30では、CCDの電荷蓄積時間を通常の
1フィールドや1フレーム分の時間よりも長くし、長時
間の電荷蓄積を行うことで、ストロボ発光前であっても
上記表示画像がピント合わせ等を行うのに十分な明るさ
となるようにしている。上記CCDの電荷蓄積時間とし
ては、2フレーム,3フレーム,4フレーム等の任意の
時間が設定可能である。
【0039】ところで、上記表示画面を明るくするため
には上記CCDの電荷蓄積時間は長いほどよいが、電荷
蓄積時間が長すぎると、ビューファインダやモニタ画面
上の表示画像はいわゆるコマ落としのような状態とな
り、当該表示画面を見ながらピント合わせ等を行うこと
が困難となる。すなわち、上記表示画面を見ながらピン
トリングを操作してピント合わせ等を行ったり、ビデオ
カメラをパンニング,チルティング操作して構図の決定
を行ったり、光学系のズームリングを操作して画角を変
えるようなことを行う場合において、例えばCCDの電
荷蓄積時間が長すぎると、ピントリングの操作やビデオ
カメラのパンニング,チルティング操作、或いは画角の
変更操作等を行った時点で得られるはずの画像と、CC
Dにて実際に撮像されて得られた上記表示画像との間に
時間的なズレが生じ、このため、上記ピント合わせ等に
時間がかかってしまう。そこで、本構成例では、上記表
示画面の明るさや、上記ピント合わせ等の際の時間的な
ズレを人間が実際に操作する上で許容できる範囲などを
勘案して、上記CCDの電荷蓄積時間を例えば4フレー
ム分(フィールド換算で8フィールド分)の時間に設定
している。
【0040】また、上述のようにCCDの電荷蓄積時間
を例えば4フレーム分のような長時間に設定すると、C
CDからは4フレーム分の時間に1回だけ蓄積電荷の取
り出しが行われることになる。この場合のビューファイ
ンダやモニタ画面に表示される映像は、4フレーム分の
時間のうち1フレーム或いは1フィールド分の時間だけ
映像が表示され、残りの時間は映像が表示されていない
状態となる。このような映像は非常に見難いものとな
る。このようなことから、本構成例のビデオカメラ30
は、上記ビデオメモリ7を備えており、上記CCDから
電荷の取り出しがなされていないときには、当該ビデオ
メモリ7に蓄積した1フレーム分のデータを繰り返し読
み出すことで、上述したような表示がなされない状態が
発生することを回避している。
【0041】上述したように、ストロボ発光前において
CCDの長時間蓄積とビデオメモリ7からの繰り返し読
み出しとを行っている状態でのビデオカメラ30の要部
のタイミングチャートは、図2の長時間蓄積モード区間
LSBのようになる。当該長時間蓄積モード区間LSB
おけるビデオカメラ30の動作モード、すなわち第1の
光電荷蓄積動作制御モードを、以下、長時間蓄積モード
と呼ぶ。
【0042】当該図2の長時間蓄積モード区間LSB
おいて、タイミング信号発生部22のシンクジェネレー
タ12からは図2に示すように1V(Vは垂直走査期
間)毎の垂直駆動パルスVDが出力され、タイミングジ
ェネレータ20からは、図2に示すように4フレームに
1回のCCD電荷読み出しパルス(センサゲートパル
ス)XSGが出力される。これにより、図2に示すよう
に、CCD出力としては4フレーム分の時間毎に1フレ
ーム分だけの撮像信号F1,F2,F3,・・・が取り出
される。当該ビデオカメラ30のメモリコントローラ1
3は、上記CCD出力の4フレーム毎に1フレーム分だ
けが取り出される撮像信号F1,F2,F3,・・・を、
ビデオメモリ7に記憶させる。その後、メモリコントロ
ーラ13は、当該ビデオメモリ7に記憶させた1フレー
ム分のデータを4フレームの間繰り返して取り出すよう
にする。これにより、図2に示すように、ビデオ出力と
しては、4フレームの間同じ撮像信号F1に対応するビ
デオ信号が取り出され、次の4フレームの間は撮像信号
2に対応するビデオ信号が取り出されるようになる。
当該長時間蓄積モード区間LSBの間は、上述したよう
に、CCDから4フレーム毎に1フレーム分の撮像信号
が取り出され、ビデオメモリ7からはCCDにて撮像さ
れた1フレーム分のデータを4フレームの間繰り返し読
み出す動作が繰り返される。
【0043】次に、ビデオカメラ30の動作モードがス
トロボ発光前の上述した長時間蓄積モード(図2の長時
間蓄積モード区間LSB)となっているとき、上記レリ
ーズスイッチ26のボタンスイッチが半押し状態になさ
れると、本構成例のビデオカメラ30の動作モードは第
2の光電荷蓄積動作制御モードであるランダムトリガモ
ードに移行する。当該ランダムトリガモードとは、上記
CCDが通常の電子シャッタとは異なり、露光開始を任
意に設定できるようになる動作モードである。なお、露
光時間(シャッタスピード)については通常の電子シャ
ッタと同様に設定できる。
【0044】すなわち、上記レリーズスイッチ26のボ
タンスイッチが半押し状態になると、上記ストロボ発光
装置25のパルス発生回路29からは、当該半押し状態
になった時点で例えば”H(ハイ)”レベルから”L
(ロー)”レベルに立ち下がる図2に示すようなトリガ
パルスが出力される。
【0045】当該トリガパルスの立ち下がりを受け取っ
た上記マイクロコンピュータ15は、シンクジェネレー
タ12に対してランダムトリガ設定信号を出力する。な
お、このランダムトリガ設定信号は、通常は例えば”H
(ハイ)”レベルとなっており、上記トリガパルスの立
ち下がりに応じて”L(ロー)”レベルに立ち下がるよ
うな信号である。勿論、当該ランダムトリガ設定信号
の”H(ハイ)”レベルと”L(ロー)”レベルの設定
の仕方は逆であってもよい。当該ランダムトリガ設定信
号を受け取ることで、上記シンクジェネレータ12は長
時間蓄積モードからランダムトリガモードに応じた動作
の待ち状態に移行する。
【0046】また、当該トリガパルスの立ち下がりを受
け取った後のマイクロコンピュータ15は、タイミング
ジェネレータ20に対して、図2に示すように、CCD
の露光開始を任意に設定できるようにするためのデータ
からなるシリアルデータ(DATA)を送る。当該シリアルデ
ータが供給されると、タイミングジェネレータ20から
は、図2に示すように当該シリアルデータが供給された
後の最初の垂直駆動パルスVDのタイミングで、1H
(Hは水平走査期間)毎にCCDの電荷を掃き捨てるた
めのCC電荷掃き捨てパルスXSUBが立ち、これによ
りCCDは蓄積した電荷を常に捨てる状態となる。ま
た、このときのタイミングジェネレータ20は、前記C
CD垂直レジスタ駆動用クロックも連続動作させ、これ
によりCCD垂直レジスタ内の不要電荷は排除される。
上記CCDの電荷掃き捨て状態は、上記レリーズスイッ
チ26が全押し状態になるまで、すなわちストロボ発光
を受光ユニット23が検出して受光パルスの立ち下がり
が発生するまでの期間TD続くことになる。
【0047】上記レリーズスイッチ26の半押し状態に
て当該ランダムトリガモードに移行した後、上記レリー
ズスイッチ26が全押し状態となると、図2に示すよう
に時刻tRでストロボ24が発光し、受光ユニット23
からは通常は例えば”H(ハイ)”レベルとなってお
り、上記ストロボ24の発光で”L(ロー)”レベルに
立ち下がるような受光パルスが出力される。当該受光パ
ルスの立ち下がりを受け取ると、上記シンクジェネレー
タ12では、当該立ち下がりに合わせて水平駆動パルス
HDが強制的にリセットされる。なお、上記レリーズス
イッチ26が全押し状態となると、上記パルス発生回路
29からのトリガパルスは、上記半押し状態になった時
点の”L(ロー)”レベルから”H(ハイ)”レベルに
立ち上がる。
【0048】当該シンクジェネレータ12からの水平駆
動パルスHDが強制的にリセットされると、タイミング
ジェネレータ20は、図2に示すように、上記CCDの
電荷掃き捨てパルスXSUBを1回だけ立てた後、当該
CCDの電荷掃き捨てパルスXSUBを停止させる。な
お、このときのCCD電荷読み出しパルスXSGはシン
クジェネレータ12からの垂直駆動パルスVDに依ら
ず、通常の電子シャッタで設定された露光時間で立てら
れる。また、タイミングジェネレータ20は、CCD垂
直レジスタ駆動用クロックとCCDのクランプ用パルス
出力とブランキングリクーニングパルス出力も上記垂直
駆動パルスHDのリセットに合わせてリセットする。こ
れにより、CCDでは、当該リセット時点から露光が開
始される。タイミングジェネレータ20は当該リセット
時点から予め設定された露光時間TAの後に、CCD電
荷読み出しパルスXSGを立てる。これにより、CCD
ではCCD垂直レジスタに電荷が転送され、露光が終了
する。なお、上述のように垂直駆動パルスHDはリセッ
トされるため、1H(Hは水平走査期間)単位で制御さ
れる露光時間は正確なものとなる。
【0049】その後、シンクジェネレータ12からは、
上記タイミングジェネレータ20におけるCCD電荷読
み出しパルスXSGに同期した書き込みイネーブル信号
WENが出力され、メモリコントローラ13に送られ
る。当該書き込みイネーブル信号WENは信号の先頭を
規定しているものなので、メモリコントローラ13は、
当該書き込みイネーブル信号WENを上記ビデオメモリ
7に画像データを書き込む際の同期信号として使用す
る。
【0050】これにより、図2に示すように、CCD出
力のうち例えば上記ストロボ発光後に得られた撮像信号
3に対応する画像データが、ビデオメモリ7に書き込
まれるようになる。当該ビデオメモリ7に書き込まれた
撮像信号F3に対応する画像データは、リセットスイッ
チ27のオン操作に対応してパルス発生回路29からリ
セットパルスが供給されるまで、当該ビデオメモリ7か
らフレーム毎に繰り返し読み出される。すなわち、上記
リセットパルスは、通常は例えば”H(ハイ)”レベル
となっており、上記リセットスイッチ27のオン操作に
応じて”L(ロー)”レベルに立ち下がるようなパルス
であり、マイクロコンピュータ15は当該リセットパル
スの立ち下がりを受け取るまで、上記メモリコントロー
ラ13をランダムトリガモードに設定しておく。メモリ
コントローラ13は、ランダムトリガモードの間は、上
記ストロボ発光時に上記書き込んだ画像データを繰り返
し読み出すように上記ビデオメモリ7の読み出しアドレ
ス制御を行う。
【0051】上述したリセットパルスの立ち下がりが供
給されると、マイクロコンピュータ15は、当該ビデオ
カメラ30の動作モードを再び長時間蓄積モードに戻
す。
【0052】この時、マイクロコンピュータ15は、先
のランダムトリガモード時にタイミング信号発生部22
のタイミングジェネレータ20とシンクジェネレータ1
2の機能を上述したようなランダムトリガモードに応じ
た機能に設定しているため、長時間蓄積モードに戻す設
定を行う。すなわち、当該マイクロコンピュータ15
は、タイミングジェネレータ20に対してと当該長時間
蓄積モードに戻すためのシリアルデータを供給し、シン
クジェネレータ12に対してはランダムトリガ設定信号
を上記”L(ロー)”レベルから長時間蓄積モードの設
定用のレベルである”H(ハイ)”レベルに戻すように
する。
【0053】これにより、図2に示す長時間蓄積モード
区間LSAのように、ビデオカメラ30の動作は、先の
長時間蓄積モード区間LSBと同じ動作に戻る。
【0054】上述したように、本構成例の撮像システム
においては、ストロボ発光前後ではCCDを長時間蓄積
モードとすることで、上記ビューファインダ等に表示さ
れる画像が上記ピント合わせ等を行うのに十分な明るに
することができ、また、ストロボ発光前の映像信号のレ
ベルやレンズ絞り8のF値はストロボ発光時に最適とな
る値に予め設定されているため、映像信号レベルを高速
に可変したりレンズ絞り8を高速に可変するための構成
が不要となり、構成の大型化とコストの上昇を防ぐこと
ができ耐久性も落ちることがない。さらに、レリーズス
イッチ26の半押しによりランダムトリガモードにする
ことで、ストロボ発光時点で静止画像の取り込みが可能
になると共に、ストロボ発光時に最適な明るさの静止画
像が得られるようになる。このようなことから、本発明
構成例の撮像システムを用いれば、ピント合わせや構図
の決定も容易迅速な撮影ができなるだけでなく、撮影へ
の集中も可能となる。
【0055】次に、図3には、本発明構成例の撮像シス
テムの、より具体的なシステム構成例を示す。
【0056】この図3に示す撮像システムは、銀塩フィ
ルムを用いたフィルムカメラ35で撮影を行う際に、ビ
デオカメラ30で撮影した静止画像をモニタ装置31に
映し出したり、ディジタルプリンタ32にて印刷するこ
とによって、フィルムカメラ35での撮影時の露出状態
や構図,画角等が良好なものであるかどうかを、補助的
に予め知ることを可能とするための撮像システムであ
る。
【0057】図3において、本発明構成例の上記ビデオ
カメラ30のビデオ出力端子はモニタ装置31に接続さ
れる。このモニタ装置31はビデオカメラ30から供給
されたビデオ信号をディスプレイ上に表示する。また、
このモニタ装置31に供給されたビデオ信号は、ディジ
タルプリンタ32にも送られ、当該ディジタルプリンタ
32にてビデオカメラ30で撮影した静止画像を印刷す
ることが可能となっている。
【0058】また、前記ストロボ発光装置25は、ビデ
オカメラ30にケーブルによって接続されていると共
に、前記レリーズスイッチ26とリセットスイッチ27
もケーブルによって接続されている。さらに、当該スト
ロボ発光装置25にはストロボ24もケーブルを介して
接続されている。したがって、上記レリーズスイッチ6
を半押しすると前記トリガパルスがビデオカメラ30に
送られ、上記レリーズスイッチ26を全押しすると上記
ストロボ24が発光する。これにより、ビデオカメラ3
0は被写体のストロボ発光時の静止画像を撮影できるこ
とになる。なお、リセットスイッチ27をオン操作する
と、当該スイッチ発光装置25からは、前記リセットパ
ルスがビデオカメラ30に送られる。
【0059】また、上記レリーズスイッチ26は上記フ
ィルムカメラ35とも接続されている。したがって、当
該フィルムカメラ35は、レリーズスイッチ26が全押
しされるとシャッタが降りて銀塩フィルムへの撮影が行
われることなる。なお、当該フィルムカメラ35の絞り
値及びシャッタスピードは、ストロボ発光時に最適な露
出が得られる値に設定されている。
【0060】一方、受光ユニット23も前述同様にビデ
オカメラ30にケーブルを介して接続されており、した
がって、上記ストロボ24が発光すると当該受光ユニッ
ト23からの受光パルスがビデオカメラ30に送られる
ことになる。
【0061】なお、上述した本発明構成例では、ビデオ
カメラ30に対して、レリーズスイッチ26やストロボ
発光装置29,リセットスイッチ27,受光ユニット2
3,ストロボ24等がそれぞれ分離した別の構成とする
システム構成を例に挙げて説明しているが、ビデオカメ
ラ30に対して上記レリーズスイッチ6やストロボ発光
装置29,リセットスイッチ27,受光ユニット23,
ストロボ24を内蔵させて一体化することも可能であ
る。したがって、本発明に言う撮像装置とは、上述した
ようなビデオカメラとストロボ等のその他の各構成要素
が分離したシステム構成と、ビデオカメラ内にストロボ
等のその他の各構成要素を含む装置構成のいずれをも含
むものである。
【0062】また、前述した構成例では、ストロボ24
を発光させたときにビデオカメラ30において最適な画
像が得られるようにした例を挙げているが、ストロボ2
4を発光させるのではなく、例えば被写体等が通常は暗
い状態であって、例えばある時間になると急激に明るく
なる(或いは明るく照らされる)ようなものである場合
も、本発明は適用可能であり、この場合のビデオカメラ
は、上記暗い状態のときに長時間蓄積モードとし、上記
明るくなる時間の直前で前記ランダムトリガモードに
し、明るくなったときに撮影することになる。
【0063】
【発明の効果】本発明の撮像装置及び方法においては、
例えばストロボ発光前には第1の光電荷蓄積動作モード
にして複数フィールド分の光電荷を蓄積することで得ら
れる画像を明るくし、例えばストロボ発光直前に第2の
光電荷蓄積動作モードにして、ストロボ発光に応じて光
電荷を所定時間だけ蓄積することでストロボ発光時に最
適な画像を得ることができるようにしており、したがっ
て、ストロボ発光前であっても、映像信号のレベルやレ
ンズ絞りのF値を実際のストロボ発光時に最適な画像が
得られる値に設定しておくことができ、且つ、ピント合
わせや構図の決定も容易であり、さらに、映像信号のレ
ベルを高速に可変する工夫やレンズ絞り機構を高速に動
作させる機構も必要なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明構成例の撮像システムの概略構成及びビ
デオカメラの内部構成を示すブロック回路図である。
【図2】本発明構成例のビデオカメラの要部構成の動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】本発明の撮像システムの具体的なシステム構成
例を示す図である。
【符号の説明】
1 光学系、 2 プリズム、 3R,3G,3B CC
D、 6R,6G,6BA/D変換回路、 7 ビデオメ
モリ、 9 プロセス回路、 10 出力回路、 12
シンクジェネレータ、 13 メモリコントローラ、
15 マイクロコンピュータ、 20 タイミングジ
ェネレータ、 21 コントロール部、22 タイミン
グ信号発生部、 23 受光ユニット、 24 ストロ
ボ、25 ストロボ発光装置、 26 レリーズスイッ
チ、 27 リセットスイッチ、 29 パルス発生回
路、 30 ビデオカメラ、 35 フィルムカメラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を光電変換して光電荷を蓄積し、
    当該蓄積した光電荷を取り出して画像信号を出力する光
    電変換手段と、 上記光電変換手段での光電荷蓄積動作を制御すると共
    に、上記光電変換手段に蓄積した光電荷を複数フィール
    ドに1回取り出す制御を行う第1の光電荷蓄積動作制御
    モードと、第1のタイミング信号に応じて上記光電変換
    手段に蓄積した光電荷を掃き捨て、第2のタイミングに
    応じて上記光電変換手段に所定時間光電荷を蓄積させた
    後に取り出す制御を行う第2の光電荷蓄積動作制御モー
    ドとを少なくとも有する光電荷蓄積動作制御手段と、 上記画像信号を記憶する記憶手段と、 上記記憶手段における画像信号の書き込みと読み出しを
    制御する書き込み/読み出し制御手段と、 上記第1のタイミング信号を生成する第1のタイミング
    信号生成手段と、 上記第2のタイミング信号を生成する第2のタイミング
    信号生成手段とを具備し、 上記光電荷蓄積動作制御手段は、上記第1のタイミング
    信号に応じて上記第1の光電荷蓄積動作制御モードから
    第2の光電荷蓄積動作制御モードに切り換え、 上記書き込み/読み出し制御手段では、上記光電変換手
    段から上記取り出された画像信号を上記記憶手段に書き
    込み、繰り返し読み出す制御を行うことを特徴とする撮
    像装置。
  2. 【請求項2】 上記第1のタイミング信号生成手段は、
    ストロボを発光させるスイッチ手段と、上記スイッチ手
    段のスイッチング動作に同期したトリガパルスを上記第
    1のタイミング信号として発生するトリガパルス発生手
    段とを有してなり、 上記第2のタイミング信号生成手段は、ストロボ発光を
    検出した発光検出パルスを上記第2のタイミング信号と
    して発生する発光検出パルス発生手段からなることを特
    徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 第3のタイミング信号を生成する第3の
    タイミング信号生成手段を設け、 上記光電荷蓄積動作制御手段は、上記第3のタイミング
    信号に応じて上記第1の光電荷蓄積動作制御モードに切
    り換えることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記光電荷蓄積動作制御手段は、上記第
    1の光電荷蓄積動作制御モード時には上記光電変換手段
    に蓄積した光電荷を4フレームに1回取り出す制御を行
    うことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 入射光を光電変換して光電荷を蓄積する
    光電荷蓄積工程と、 上記光電荷蓄積工程で蓄積した光電荷を複数フィールド
    に1回取り出す第1の光電蓄積取り出し工程と、 第1のタイミング信号を生成する第1のタイミング信号
    生成工程と、 上記第1のタイミング信号に応じて上記光電蓄積工程で
    蓄積した光電荷を掃き捨てる光電荷掃き捨て工程と、 第2のタイミング信号を生成する第2のタイミング信号
    生成工程と、 上記第2のタイミングに応じて上記光電荷蓄積工程で所
    定時間光電荷を蓄積させた後に取り出す第2の光電荷蓄
    積取り出し工程と、 上記取り出された光電荷から形成された画像信号を記憶
    する記憶工程と、 上記記憶工程で記憶した画像信号を繰り返し読み出す画
    像信号読み出し工程とを有することを特徴とする撮像方
    法。
  6. 【請求項6】 上記第1のタイミング信号生成工程で
    は、ストロボを発光させるスイッチ手段のスイッチング
    動作に同期したトリガパルスを上記第1のタイミング信
    号として生成し、 上記第2のタイミング信号生成工程では、ストロボ発光
    を検出した発光検出パルスを上記第2のタイミング信号
    として生成することを特徴とする請求項5記載の撮像方
    法。
  7. 【請求項7】 第3のタイミング信号を生成する第3の
    タイミング信号生成工程を設け、 上記第3のタイミング信号に応じて上記第1の光電蓄積
    取り出し工程に戻ることを特徴とする請求項5記載の撮
    像方法。
  8. 【請求項8】 上記第1の光電荷蓄積取り出し工程で
    は、上記光電荷蓄積工程で蓄積した光電荷を4フレーム
    に1回取り出すことを特徴とする請求項5記載の撮像方
    法。
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