JPH09172569A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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Publication number
JPH09172569A
JPH09172569A JP7331846A JP33184695A JPH09172569A JP H09172569 A JPH09172569 A JP H09172569A JP 7331846 A JP7331846 A JP 7331846A JP 33184695 A JP33184695 A JP 33184695A JP H09172569 A JPH09172569 A JP H09172569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strobe
gain
video camera
timing
video
Prior art date
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Pending
Application number
JP7331846A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Kasahara
雄司 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP7331846A priority Critical patent/JPH09172569A/ja
Publication of JPH09172569A publication Critical patent/JPH09172569A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明条件が悪くて暗い場合でもピント合わせ
や構図決定が容易で、被写体の状態が変わったとしても
その都度絞り調整操作を行う必要もなく、シャッタチャ
ンスを逃す虞れが少なく、さらに得られる画像のノイズ
を少なくすることを可能とする。 【解決手段】 被写体像を結像する光学系1と、光学系
1からの入射光を光電変換して撮像信号に変換するCC
D3R,3G,3Bと、これらCCD3R,3G,3Bより出
力された撮像信号から映像信号を生成するサンプルホー
ルド回路4R,4G,4Bから信号処理回路8R,8G,8B
までの構成と、映像信号が供給され、利得制御信号に応
じて利得が制御されるAGC回路6R,6G,6Bと、ス
トロボの発光に応じてAGC回路6R,6G,6Bの利得
を制御するための利得制御信号を生成するカメラCPU
13とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ストロボを発光さ
せて静止画を得ることができるビデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CCD(Charge Coupled Dev
ise)等の撮像素子を用いたビデオカメラにおいては、
撮影の際にストロボを発光させて被写体を明るく照明
し、良好な静止画像を得ることができるものが存在す
る。
【0003】このようなビデオカメラにストロボを同調
させ、静止画像を得るようなシステムでは、通常は明る
い照明状態でピント合わせや構図の決定等を行ってから
静止画の撮影を行うが、例えば照明条件が悪くて周囲が
非常に暗い場合にも、ピント合わせや構図の決定が行え
るように、レンズ系の絞りを例えば開放にし、明るい映
像を得るようにしている。このようにレンズ系の絞りを
開放にして、ピント合わせや構図の決定等を行い、その
後は、レンズの絞りをストロボの発光量に合った絞り値
に戻すことが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように照
明条件が悪くて周囲が非常に暗い場合に行われるレンズ
系の絞りの開放操作とその後のストロボの発光量に合わ
せた絞りの調整とは、通常は手動にて行われているた
め、例えば、被写体の状態が変わったり照明状態が変わ
ったりしたときには、上記絞りの調整操作をその都度行
わなければならず、非常に煩雑である。また、当該手動
による絞り調整操作を行うための人が、ビデオカメラの
側に常に居なければならない。
【0005】一方、レンズの絞り機構を駆動する機構を
設け、自動で絞り値を変えられるようなシステムも存在
するが、通常のビデオカメラ用の絞り機構は応答速度が
遅く、したがって絞り調整の操作にも時間がかかり、こ
のため撮影時のシャッタチャンスを逃すことも多い。
【0006】さらに、例えば顕微鏡や望遠鏡のような絞
り機構のない光学機器に、ビデオカメラを接続した場合
には、被写体の照明を変える以外に露光量を変える(す
なわち映像レベルの輝度を変える)方法がない。
【0007】そこで、本発明は、上述のような問題点に
鑑みてなされたものであり、照明条件が悪くて暗い場合
でもピント合わせや構図決定が容易で、また、被写体の
状態が変わったとしてもその都度絞り調整操作を行う必
要もなく、シャッタチャンスを逃す虞れが少なく、さら
に得られる画像のノイズを少なくすることも可能なビデ
オカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のビデオカメラで
は、光学系を介した被写体像の結像光を光電変換して映
像信号に変換する変換手段と、映像信号が供給され、利
得制御信号に応じて利得が制御される利得制御手段と、
ストロボの発光に応じて利得制御手段の利得を制御する
ための利得制御信号を生成する利得制御信号生成手段と
を有することにより、上述の課題を解決する。
【0009】すなわち、本発明によれば、ストロボの発
光に応じて利得制御手段の利得を制御するようにしてお
り、例えば、ストロボ発光前は利得を上げ、ストロボ発
光時には利得を下げるようにすれば、ストロボの発光前
後で映像信号のレベルが変更され、したがってストロボ
の発光前後で絞りを調整する必要がない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】本発明が適用されるビデオカメラの全体の
システム構成例を図1に示す。この図1に示すシステム
は、ビデオカメラ100に設けたストロボ発光トリガス
イッチをONすることでストロボ101を発光させて、
被写体140の静止画像を得るシステムである。
【0012】すなわちこの図1において、ストロボ10
1とビデオカメラ100とは例えばケーブル102を介
して接続されており、ビデオカメラ100の例えば操作
パネルに設けられているストロボ発光トリガスイッチを
ユーザが押すと、当該ストロボ発光トリガスイッチのO
N操作に応じてストロボ101が発光するようになって
いる。なお、ストロボ発光トリガスイッチは、当該ビデ
オカメラ100をリモートコントロールするための装置
(いわゆるリモコン)上に設けることも可能である。ま
た、図1では、ストロボ101をビデオカメラ100上
に固定した例を示しているが、必ずしもストロボ101
をビデオカメラ100上に固定する必要はなく、分離し
てストロボ101を別の任意の場所に設置することも可
能である。ただし、この場合もストロボ101とビデオ
カメラ100はケーブル102によって接続されてい
る。このように、ストロボ101とビデオカメラ100
とを分離すれば、ストロボ101による照明位置を自由
に設定できることになる。
【0013】ビデオカメラ100の映像出力端子は、フ
レームメモリを備えた映像蓄積装置120にケーブル1
03を介して接続されており、ビデオカメラ100から
出力された映像データが当該ケーブル103を介して上
記映像蓄積装置120に送られ、この映像蓄積装置12
0のフレームメモリに蓄積されるようになっている。そ
して、当該映像蓄積装置120は、ケーブル104を介
してモニタ130と接続されており、この映像蓄積装置
120から出力された映像データが当該ケーブル104
を介してモニタ130に送られ、当該モニタ130の表
示画面上に表示可能となっている。なお、モニタ130
には、映像蓄積装置120での映像蓄積を経ずに直接ビ
デオカメラ100から出力された映像を表示することも
可能である。
【0014】ここで、当該図1に示すシステムにおいて
ストロボ発光による静止画像の取り込み処理の流れは、
以下のようになる。
【0015】先ず、ストロボ発光を伴う静止画の撮影前
の待機状態では、当該ビデオカメラ100は通常の動作
を行っている。したがって、この待機状態のとき、ユー
ザは、ビデオカメラ100のファインダに表示された映
像、或いはモニタ130に表示された映像を見ながら構
図を決定すると共に、ユーザがビデオカメラ100のピ
ントリングを操作してピント合わせを行うこと、或いは
いわゆるオートフォーカス機構を備えている場合にはビ
デオカメラ自身が自動的にピント合わせを行うことがで
きる。また、この待機状態では、ホワイトバランス調整
等の各種調整処理も、ビデオカメラ100に設けられて
いる操作パネル上の調整ダイヤル(又は調整ボタン)を
ユーザが操作して調整すること、或いはビデオカメラ自
身の自動調整によって行われる。なお、ビデオカメラ1
00の上述したような各種操作は、上記リモコンによっ
て行うことも可能である。
【0016】上記待機状態となっているとき、ユーザが
上記ストロボ発光トリガスイッチを押すと、当該ストロ
ボ発光トリガスイッチからストロボトリガパルスが出力
される。このときのビデオカメラ100は、上記ストロ
ボトリガパルスが供給されると直ちにCCDの読み出し
を停止し、当該CCDを所定期間Tだけ蓄積状態にす
る。また、上記ビデオカメラ100は上記ストロボトリ
ガパルスに応じたストロボ発光パルスを生成し、これを
ケーブル102を介してストロボ101に供給する。当
該ストロボ101は上記ストロボ発光パルスに応じて発
光する。すなわち、上記ストロボ101の発光は、ビデ
オカメラ100のCCDが上記所定期間Tの蓄積状態に
なった後に行われることになる。このように、ストロボ
101の発光は、上記所定期間T内であれば、発光タイ
ミングや発光時間が制限されないことになるため、使用
可能なストロボを選択する際の自由度が高くなる。
【0017】上記ストロボ101からのストロボ光は被
写体140に照射され、当該被写体140により反射さ
れた光がビデオカメラ100のレンズ系に入射する。当
該ビデオカメラ100のレンズ系は、上記被写体140
からの光をCCD上に結像する。このときのCCDは、
上述のようにストロボトリガパルスのタイミングから所
定期間Tだけ読み出しが停止されて蓄積状態となってお
り、したがって当該CCDに蓄積された光電荷が撮像信
号として読み出されるのは、当該所定期間T経過後であ
る。ビデオカメラ100では、当該CCDから出力され
た撮像信号を映像信号に変換して映像信号端子から出力
する。またこのとき、当該ビデオカメラ100からは、
上記ストロボ101の発光時の映像と同期した後述する
タイミングパルスも出力される。
【0018】このビデオカメラ100から出力された映
像信号及びタイミングパルスは、ケーブル103を介し
て画像蓄積装置120に送られる。当該画像蓄積装置1
20は、上記タイミングパルスを基準にして上記映像信
号を捕らえ、内部のフレームメモリに蓄積する。この画
像蓄積装置120内に蓄積された上記被写体140の静
止画像は、必要に応じて取り出され、ケーブル104を
介してモニタ130に送られて表示される。
【0019】次に、本発明が適用されるビデオカメラの
システム構成の他の例としては図2に示すようなものも
考えられる。この図2に示すシステムは、ビデオカメラ
100とストロボ111とを電気的に分離し、ビデオカ
メラ100側には受光素子を有する受光ユニット150
を設けて、ストロボ111からのストロボ光を当該受光
ユニット150で検出するようにし、この検出タイミン
グに応じて静止画像を得るシステムである。
【0020】すなわちこの図2において、受光ユニット
101とビデオカメラ100とは例えばケーブル105
を介して接続されており、上記ストロボ111の発光に
よるストロボ光を当該受光ユニット101が検出する
と、この受光ユニット101からはストロボ発光検出パ
ルスが出力され、上記ケーブル105を介してビデオカ
メラ100に送られるようになっている。なお、図2で
は、受光ユニット150をビデオカメラ100上に固定
した例を示しているが、必ずしも受光ユニット150を
ビデオカメラ100上に固定する必要はなく、分離して
受光ユニット150を例えばストロボ光を受光し易い場
所に設置することも可能である。ただし、この場合も受
光ユニット150とビデオカメラ100はケーブル10
5によって接続されている。このように、受光ユニット
150とビデオカメラ100とを分離し、受光ユニット
150をストロボ光の受光に適した場所に設置すれば、
ストロボ光の検出ミスを減らすことが可能となる。
【0021】また、ビデオカメラ100の映像出力端子
は、図1同様にケーブル103を介して映像蓄積装置1
20に接続されており、このビデオカメラ100から出
力された映像データが当該映像蓄積装置120に蓄積さ
れるようになっている。さらに、この図2のシステムに
おいても図1同様に、映像蓄積装置120は、ケーブル
104を介してモニタ130と接続されており、この映
像蓄積装置120から取り出された映像がモニタ130
に表示可能となっている。なお、モニタ130には、映
像蓄積装置120での映像蓄積を経ずに直接ビデオカメ
ラ100から出力された映像を表示することも可能であ
る。
【0022】ここで、当該図2に示すシステムにおい
て、ストロボ発光と、受光ユニットによる当該ストロボ
光の検出とに応じた静止画像の取り込み処理の流れは、
以下のようになる。
【0023】ビデオカメラ100が待機状態となってい
るときの構図の決定からピント合わせ及び各種色調整処
理等までは図1の例と同様である。図1同様にビデオカ
メラ100が待機状態となっているとき、ユーザが上記
ストロボ111を発光させると、当該ストロボ111か
ら発せられたストロボ光は被写体140に照射されると
共に、受光ユニット150の受光素子にて検出される。
このとき、受光ユニット150は、ストロボ発光検出パ
ルスを発生し、この検出パルスがケーブル105を介し
てビデオカメラ100に送られる。ビデオカメラ100
は、当該ストロボ発光検出パルスが供給されると直ちに
CCDの読み出しを停止し、当該CCDを所定期間Tだ
け蓄積状態にする。また、上記被写体140により反射
されたストロボ光は、ビデオカメラ100のレンズ系を
介して、CCD上に到達する。このように、図2のシス
テムにおいては、ビデオカメラ100のCCDが上記所
定期間Tの蓄積状態になると同時に、上記被写体140
によって反射された光がCCD上に到達することにな
る。したがって、当該システムにおいても、上記所定期
間T内にストロボ111の発光タイミングや発光時間が
入ることになるため、使用可能なストロボを選択する際
の自由度が高くなる。
【0024】上記CCDからは上記所定期間Tの経過後
に、蓄積した光電荷が撮像信号として読み出され、この
読み出された撮像信号が映像信号に変換されて、ビデオ
カメラ100の映像信号端子から出力される。またこの
とき、当該ビデオカメラ100からは、上記受光ユニッ
ト150の検出時の映像、すなわちストロボ111の発
光時の映像と同期した後述するタイミングパルスも出力
される。
【0025】このビデオカメラ100から出力された映
像信号及びタイミングパルスは、ケーブル103を介し
て画像蓄積装置120に送られ、以下図1同様に、当該
画像蓄積装置120では当該タイミングパルスを基準に
して上記映像信号を捕らえ、内部のフレームメモリに蓄
積する。この画像蓄積装置120内に蓄積された上記被
写体140の静止画像は、必要に応じて取り出され、ケ
ーブル104を介してモニタ130に送られて表示され
る。
【0026】ところで、上述した図1や図2のシステム
において、上記待機状態でピント合わせや構図の決定を
行う際には、通常の明るい照明状態であることが好まし
いが、上記待機状態において例えば照明条件が悪い場
合、すなわち周囲が非常に暗い場合には、ビデオカメラ
100のファインダに表示された映像、或いはモニタ1
30に表示された映像も非常に暗くなり、ピント合わせ
や構図の決定等が非常に困難になる。さらにはシャッタ
チャンスのタイミングを知ることも困難となる。また、
ビデオカメラ100においてストロボの発光を同調させ
て静止画像を得る場合、ストロボの発光時とそれ以外の
待機状態とでは、被写体の適正照明条件が大きく異なる
ため、例えばストロボ発光時に適正レベルの映像信号が
得られるようにビデオカメラの映像利得を設定すると、
逆に待機状態の映像信号のレベルは適正レベルよりもか
なり低い値となり、得られる映像も暗いものとなってし
まう。この場合も上述同様にピント合わせや構図決定が
困難で、シャッタチャンスを逃す虞れが多くなる。
【0027】照明条件が悪いときの上記待機状態におい
て上述のような欠点を補うためには、前述したように、
通常はレンズ系の絞りを例えば開放にし、明るい映像を
得るようにしてから、ピント合わせや構図の決定等を行
い、その後、レンズの絞りをストロボの発光量に合った
絞り値に戻すことが行われる。しかし、これだと静止画
撮影毎及び被写体の状態が変わる毎に上記動作を毎回手
動で行わなければならず、また、ピント合わせや構図決
定後のシャッタチャンスを待っている状態では、やはり
暗い映像となり、シャッタチャンスを逃す虞れがある。
このため、通常のスチルカメラのように、常時絞りを開
放状態にしておいて、レリーズボタンが押された時に、
瞬時に絞りを適正値に絞るようなことも考えられるが、
通常のビデオカメラの絞り機構のレスポンスは遅いた
め、上記スチルカメラのようなことはできない。もちろ
ん、スチルカメラの絞り機構をビデオカメラに搭載する
ことも考えられるが、コストやレンズ系の違い等から困
難である。
【0028】そこで、本発明構成例のビデオカメラ10
0では、上述のように待機状態において照明条件が悪い
場合には、当該待機状態とストロボ発光時とで映像利得
を素早く切り換えるようにしている。すなわち、照明状
態の悪い待機状態のときには、映像利得を大きくして映
像の暗さを補うようにし、一方ストロボを発光させて静
止画像を得るときには映像利得をストロボ発光量に合っ
た適正レベルに下げるようにしている。このように、ス
トロボ発光時に利得調整量を少なくすることは、高品位
の画像を得ることが望まれる静止画撮影時において、利
得調整によって発生する虞れのあるノイズを少なくする
ことにもつながる。
【0029】上記図1及び図2のシステムにて説明した
ストロボ発光から静止画像の取り込みまでの流れを実現
する具体的構成は、例えば図3に示すようになる。
【0030】すなわち、本発明のビデオカメラは、被写
体像を結像する光学系1と、上記光学系1からの入射光
を光電変換して光電荷を蓄積し、当該蓄積した光電荷を
読み出して撮像信号に変換するCCD3R,3G,3
Bと、上記CCD3R,3G,3Bより出力された撮像信号
から映像信号を生成するサンプルホールド回路4R
G,4Bから信号処理回路8R,8G,8Bまでの構成
と、上記CCD3R,3G,3Bから光電荷を読み出すた
めの読み出しパルスSG1,SG2を生成するタイミン
グジェネレータ11と、ストロボの発光に応じて、上記
タイミングジェネレータ11の読み出しパルスSG1,
SG2を所定期間Tだけ停止させる読み出しパルス発生
制御回路12とを有している。また、本発明のビデオカ
メラ100は、利得制御信号に応じて利得が制御される
AGC(自動利得制御)回路6R,6G,6Bを有し、こ
れらAGC回路6R,6G,6Bは、カメラCPU13か
らの利得制御信号に応じて利得が制御されることで映像
信号のレベルを変化させる。また、カメラCPU13
は、ストロボの発光タイミングの映像信号と同期したタ
イミングパルスを生成するタイミングパルス生成手段と
しても動作し、さらにストロボ発光トリガスイッチ32
からのストロボトリガパルスや受光ユニット150から
のストロボ発光検出パルスからストロボの発光を知る。
【0031】この図3において、ビデオカメラ100の
光学系1は、被写体からの光をCCD上に結像するため
のレンズや、光量調節或いは被写界深度設定のための絞
り機構、ピント合わせのためのレンズ駆動機構等を有
し、さらに必要に応じて赤外線カットフィルタや紫外線
カットフィルタ等を有してなるものである。また、プリ
ズム2は例えばダイクロイックプリズム等により構成さ
れ、上記光学系1を介した入射光を、赤色(R)光と緑
色(G)光と青色(B)光とに分解し、これら分解した
赤色光を赤色用CCD3Rへ、緑色光を緑色用CCD3G
へ、青色光を青色用CCD3Bへ、それぞれ導く。
【0032】各CCD3R,3G,3Bは、複数の受光部
が行列方向にマトリクス状に配され、受光部内の蓄積電
荷を行方向に転送する垂直転送レジスタが列方向に配さ
れたものである。垂直転送レジスタの転送電極には水平
ブランキング期間内に垂直転送パルスが印加され、この
垂直転送パルスが印加されると、当該印加タイミングで
蓄積電荷が行単位で転送されることになる。また、垂直
ブランキング期間内には、互いに位相の異なる読み出し
パルスSG1,SG2が上記垂直転送パルスに重畳され
て上記転送電極に印加され、各受光部と垂直転送レジス
タ間の読み出しのゲートのポテンシャルが上がって、受
光部に蓄積されていた各フレーム毎の第1,第2のフィ
ールド(奇数フィールド,偶数フィールド)の電荷が垂
直転送レジスタ側に読み出される。また、水平周期の有
効画素出力期間においては、水平転送レジスタに例えば
互いに位相の異なる2相の水平転送パルスが供給され
て、垂直転送レジスタから水平転送レジスタに転送され
た電荷を水平走査のタイミングで順次出力部側に出力す
る。出力部は電荷/電圧変換手段を有し、この電荷/電
圧変換手段に上記水平転送レジスタからの電荷が順次転
送されて電圧に変換される、この電圧値からなる信号が
撮像信号として取り出される。
【0033】これらCCD3R,3G,3Bに供給される
垂直転送パルス、読み出しパルスSG1,SG2、水平
転送パルス等は、後述する読み出しパルス発生制御回路
12にて制御されるタイミングジェネレータ11から供
給される。当該タイミングジェネレータ11は、高周波
発信器を備え、当該高周波発信器からの基準クロックに
基づいて、上記各パルスと共に垂直同期信号及び水平同
期信号をも発生する。
【0034】上記各CCD3R,3G,3Bからそれぞれ
出力された撮像信号は、それぞれ対応して設けられたサ
ンプルホールド回路4R,4G,4Bに送られる。これら
サンプルホールド回路4R,4G,4Bでは、それぞれ供
給された撮像信号を相関二重サンプリングして、赤色、
緑色、青色の色信号(以下、R,G,B信号と呼ぶ)に
変換する。これらR,G,B信号は、それぞれ対応する
プリアンプ5R,5G,5Bにて増幅された後、さらに自
動利得制御がなされるAGC(自動利得制御)回路
R,6G,6Bを介して、続くホワイトバランス調整回
路7R,7G,7Bにそれぞれ送られる。
【0035】ここで、上記AGC回路6R,6G,6B
カメラCPU13からの利得制御信号に応じて利得が制
御可能になされているものである。例えば前記待機状態
において照明条件が悪い場合には、例えばユーザがビデ
オカメラ100の操作パネル上に設けられた切換スイッ
チ或いはボリュームを操作して、上記AGC回路6R
G,6Bの利得を上げるようにカメラCPU13に指示
を与える。これによりカメラCPU13は当該待機状態
のときに上記AGC回路6R,6G,6Bの利得を上げる
ように制御し、その後のストロボ発光時にはカメラCP
U13の制御により上記AGC回路6R,6G,6Bの利
得を下げるようにする。なお、上記待機状態で照明状態
が悪いときには、カメラCPU13自身が映像信号のレ
ベルを見ていて、例えば所定値以下のレベルである場合
には自動的に上記AGC回路6R,6G,6Bの利得を上
げるように制御することも可能である。このように、待
機状態で照明状態が悪い場合に、AGC回路6R,6G
Bの利得を上げる(例えば最大利得にする)と、前記
モニタ130或いはファインダ上に映し出されている映
像が明るく且つ見やすくなり、ピント合わせや構図の決
定が容易となり、また、シャッタチャンスを逃す虞れも
少なくなる。一方、ストロボ発光時にAGC回路6R
G,6Bの利得を下げるようにすれば、当該ストロボ発
光時に適正レベルの映像が得られるようになり、また、
利得を例えば0dBにすれば、利得調整によるカラーバ
ランスの崩れ、すなわちノイズの発生を抑えることも可
能となる。
【0036】上記ホワイトバランス調整回路7R,7G
Bにてホワイトバランス調整がなされたR,G,B信
号は、それぞれ対応する信号処理回路8R,8G,8B
て、ガンマ(γ)処理,ホワイトクリップ処理、ニー
(knee)処理等のディジタル信号処理が施された後、当
該ビデオカメラ100の映像出力端子9R,9G,9B
ら出力される。なお、図3の例では、映像出力端子から
出力される映像信号を、R,G,B信号のコンポーネン
ト信号とした例を挙げているが、上記信号処理回路
R,8G,8Bにて信号処理された各色信号をマトリク
ス回路により輝度信号と色差信号のコンポジット信号に
変換して出力することも可能であり、この場合には上記
信号処理回路8R,8G,8Bの後段にマトリクス回路が
設けられると共に、映像出力端子も上記コンポジット信
号からなる映像信号を出力する端子に変更される。
【0037】上記映像出力端子9R,9G,9Bは前記ケ
ーブル103と接続され、上記映像信号は当該ケーブル
103を介して前記映像蓄積装置120に送られ、フレ
ームメモリ30に蓄えられることになる。また、端子1
7も上記ケーブル103と接続されており、この端子1
7にはカメラCPU13から出力されるタイミングパル
スがバッファアンプ14を介して供給されるようになさ
れている。当該タイミングパルスはフレームメモリ30
の書き込みイネーブル信号WENとして当該端子17か
ら出力され、上記ストロボ発光時の映像信号と共に映像
蓄積装置120に送られることになる。なお、ビデオカ
メラ100から出力される映像信号がアナログ信号であ
る場合には、映像蓄積装置120においてディジタル信
号に変換してからフレームメモリ30に蓄積する。
【0038】また、この図3のビデオカメラ100の端
子18には前記ケーブル102が接続可能となってお
り、前記ストロボ101はこのケーブル102を介して
当該ビデオカメラ100と接続されることになる。この
端子18は切換スイッチ15を介してカメラCPU13
と接続され、したがってストロボ101の発光を指示す
るためのストロボ発光パルスは、当該カメラCPU13
から出力され、閉制御されている切換スイッチ15を介
して上記ストロボ101に送られることになる。また、
端子20には前記ケーブル105が接続可能となってお
り、前記受光ユニット150はこのケーブル105を介
して当該ビデオカメラ100と接続されることになる。
さらに、前記ストロボ発光トリガスイッチ32は、端子
19を介して切換スイッチ16の被切換端子aに接続さ
れており、一方この切換スイッチ16の被切換端子bは
前記端子20と接続されている。当該切換スイッチ16
の共通端子はカメラCPU13と前記読み出しパルス発
生制御回路12に接続されている。したがって、上記切
換スイッチ16が被切換端子a側に切り換えられている
とき、上記ストロボ発光トリガスイッチ32からのスト
ロボトリガパルスは、当該切換スイッチ16を介してカ
メラCPU13と読み出しパルス発生回路12に送られ
ることになる。また、上記切換スイッチ16が被切換端
子b側に切り換えられているとき、上記受光ユニット1
50からのストロボ発光検出パルスは、当該切換スイッ
チ16を介してカメラCPU13と読み出しパルス発生
制御回路12に送られることになる。
【0039】カメラCPU13は、当該ビデオカメラ1
00に接続されているストロボ101を使用して静止画
像を取り込むようにするか、或いは別のストロボ111
を使用して受光ユニット150のストロボ発光検出パル
スに応じて静止画像を取り込むようにするかの何れかに
応じて、切換スイッチ15及び16を制御する。すなわ
ち、ストロボ101を使用する場合には切換スイッチ1
5を閉制御すると共に切換スイッチ16を被切換端子a
側に切り換え、一方受光ユニット150を使用する場合
には切換スイッチ15を開制御すると共に切換スイッチ
16を被切換端子b側に切り換える。なお、ストロボ1
01と受光ユニット150の何れを使用するかは、ここ
では例えばユーザがビデオカメラ100の操作パネル上
に設けられた選択スイッチにて選択することにする。し
たがって上記カメラCPU13は、上記選択スイッチの
状態に応じて、上述した切換スイッチ15,16の切換
制御を行う。
【0040】また、このカメラCPU13は、前記スト
ロボ発光トリガスイッチ32からのストロボトリガパル
スが上記切換スイッチ16を介して供給されたとき、ス
トロボ発光パルスを発生し、当該ストロボ発光パルスを
閉制御された切換スイッチ15を介してストロボ101
に送ると共に、上記ストロボトリガパルスのタイミング
から時間t経過後にフレームメモリ30への前記タイミ
ングパルスすなわち書き込みイネーブル信号WENを出
力する。同様に、当該カメラCPU13は、上記受光ユ
ニット150からのストロボ発光検出パルスが供給され
たときも、当該検出パルスから時間t経過後にフレーム
メモリ30への書き込みイネーブル信号WENを出力す
る。なお、上記書き込みイネーブル信号は、バッファア
ンプ14を介して端子17に送られるようになってい
る。また、このカメラCPU13は、前記待機状態にお
いて照明条件が悪い場合には、前記AGC回路6R
G,6Bの利得を前述したように上げるようにしてお
り、一方、前記ストロボ発光トリガスイッチ32からの
ストロボトリガパルス或いは受光ユニット150からの
ストロボ発光検出パルスの何れかが供給されたとき、前
記AGC回路6R,6G,6Bの利得を前述したようにス
トロボ発光量に応じて下げる(例えば0dBに)ように
制御する。
【0041】上記読み出しパルス発生制御回路12は、
前記ストロボ発光トリガスイッチ32からのストロボト
リガパルス或いは受光ユニット150からのストロボ発
光検出パルスの何れかが、上記切換スイッチ16を介し
て供給されたとき、上記タイミングジェネレータ11に
対して前記CCDの読み出しパルスPG1及びPG2
を、所定期間Tだけ停止する制御を行う。
【0042】次に、前記図1に示したシステムのよう
に、ストロボ発光トリガスイッチ32のON操作に応じ
てストロボ101を発光させて静止画像を取り込む場
合、より具体的には、図3の構成は図4及び図5のタイ
ミングチャートに示すように動作する。ここで、以下の
説明では、ビデオカメラ100はピント合わせや構図の
決定等が行われた後の待機状態になっており、また、前
記垂直同期信号は図4及び図5のVDにて示すようなタ
イミングで発生されているとする。なお、図4にはCC
Dの読み出しタイミングが奇数フィールドに対応するオ
ッドタイミング時にストロボ発光トリガスイッチ32の
ストロボトリガパルスが発生した場合のタイミングチャ
ートを、図5は偶数フィールドに対応するイーブンタイ
ミング時にストロボトリガパルスが発生した場合のタイ
ミングチャートを示している。また、図4及び図5の図
中Oは奇数フィールドに対応し、Eは偶数フィールドに
対応している。
【0043】先ず、オッドタイミング時にストロボトリ
ガパルスが発生した場合を示す図4において、ユーザが
上記ストロボ発光トリガスイッチ23を押すと、当該ス
トロボ発光トリガスイッチ23から図に示すようなスト
ロボトリガパルスが出力される。同時に、カメラCPU
13は、上記ストロボトリガパルスに応じてストロボ発
光パルスを発生し、これによりストロボ101は当該ス
トロボ発生パルスのタイミングで発光する。一方、読み
出しパルス発生制御回路12は、当該オッドタイミング
時のCCDの読み出しを所定期間T2だけ停止するため
の読み出し停止信号HTSGを発生し、タイミングジェ
ネレータ11に送る。タイミングジェネレータ11は、
上記読み出し停止信号HTSGにより示される所定期間
2だけ、CCD読み出しパルスSG1及びSG2の発
生を停止する。これにより、前記CCD3R,3G,3B
は、当該オッドタイミング時には所定期間T2の間だ
け、蓄積状態となる。タイミングジェネレータ11は、
当該読み出し停止信号HTSGにより示される所定期間
2後、上記CCD読み出しパルスSG1及びSG2の
発生を再開する。これにより、当該ビデオカメラ100
からの映像信号の出力も再開される。また、上記ストロ
ボトリガパルスの発生後、当該オッドタイミング時には
時間t2後に、カメラCPU13は、フレームメモリ3
0の書き込みイネーブル信号(前記タイミングパルス)
WENを発生し、フレームメモリ30は当該書き込みイ
ネーブル信号WENが発生されてから一定時間TW
に、上記ビデオカメラ100から供給された映像信号の
蓄積を行う。
【0044】一方、イーブンタイミング時にストロボト
リガパルスが発生し場合を示す図5において、ストロボ
発光トリガスイッチ23から図に示すようなストロボト
リガパルスが出力されると、それに応じたストロボ発光
パルスのタイミングでストロボ101が発光する。一
方、読み出しパルス発生制御回路12は、このイーブン
タイミング時にはCCDの読み出しを所定期間T1だけ
停止するための読み出し停止信号HTSGを発生し、タ
イミングジェネレータ11に送る。タイミングジェネレ
ータ11は、当該所定期間T1だけCCD読み出しパル
スSG1及びSG2の発生を停止する。これにより、当
該イーブンタイミング時には、前記CCD3R,3G,3
Bが上記所定期間T1の間だけ蓄積状態となる。タイミン
グジェネレータ11は、当該所定期間T1後、上記CC
D読み出しパルスSG1及びSG2の発生を再開する。
これにより、当該ビデオカメラ100からの映像信号の
出力も再開される。また、上記ストロボトリガパルスの
発生後、当該オッドタイミング時には時間t1後に、カ
メラCPU13はフレームメモリ30の書き込みイネー
ブル信号(前記タイミングパルス)WENを発生し、フ
レームメモリ30は当該書き込みイネーブル信号WEN
が発生されてから一定時間TW後に、上記ビデオカメラ
100から供給された映像信号の蓄積を行う。
【0045】次に、図6を用いて、上記図4及び図5の
ようなタイミングで動作する図3の構成の処理の流れを
説明する。
【0046】この図6において、ステップS1では、ス
トロボ発光トリガスイッチ32からストロボトリガパル
スが発生される。当該ストロボトリガパルスが発生され
ると、ステップS2では読み出しパルス発生制御回路1
2にて前記読み出しパルス停止信号HTSGを発生し、
これがタイミングジェネレータ11に送られる。タイミ
ングジェネレータ11では、ステップS3に示すように
読み出しパルスSG1とSG2の発生を停止し、これに
よってステップS4に示すようにCCD3R,3G,3B
が蓄積状態になる。ステップS5では、上記読み出しパ
ルス停止信号HTSGにて示される所定期間T後に上記
CCD3R,3G,3Bから撮像信号が読み出され、ステ
ップS6にて映像信号に変換された後に出力される。こ
の映像信号はステップS30に示すようにフレームメモ
リ30に送られて蓄積される。
【0047】一方、ステップS1にてストロボトリガパ
ルスが発生された時、カメラCPU13では、ステップ
S10のようにストロボ101を発光させるためのスト
ロボ発光パルスを発生し、ステップS11で当該パルス
がストロボ101に出力される。これにより、ステップ
S12に示すように、ストロボ101が発光する。
【0048】同時に、ステップS1にてストロボトリガ
パルスが発生された時、カメラCPU13では、ステッ
プS20のように前記時間tを設定するためのカウンタ
がスタートし、次のステップS21ではオッドタイミン
グかイーブンタイミングかを検出する。ステップS22
では、オッドタイミングであるか否かが判断され、Ye
sと判断した時すなわちオッドタイミングであると判断
した時にはステップS24にて上記時間tを当該オッド
タイミング用の時間t2にし、一方、Noと判断した時
すなわちイーブンタイミングであると判断した時にはス
テップS23にて上記時間tを当該イーブンタイミング
用の時間t1にする。次のステップS25では、上記設
定された時間t後に前記書き込みイネーブル信号WEN
を発生し、ステップS26ではこの書き込みイネーブル
信号WENをフレームメモリ30に出力する。次のステ
ップS30では当該書き込みイネーブル信号WENがフ
レームメモリ30に入力される。
【0049】次に、前記図2に示したシステムのよう
に、受光ユニット150でのストロボ光の検出に応じて
静止画像を取り込む場合、より具体的には、図3の構成
は図7及び図8のタイミングチャートに示すように動作
する。この場合も前記図4及び図5と同様に、以下の説
明では、ビデオカメラ100はピント合わせや構図の決
定等が行われた後の待機状態になっており、また、前記
垂直同期信号は図6のVDにて示すようなタイミングで
発生されているとする。なお、図7にはCCDの読み出
しタイミングが奇数フィールドに対応するオッドタイミ
ング時にストロボ発光があった場合のタイミングチャー
トを、図8は偶数フィールドに対応するイーブンタイミ
ング時にストロボ発光があった場合のタイミングチャー
トを示している。また、図7及び図8の図中Oは奇数フ
ィールドに対応し、Eは偶数フィールドに対応してい
る。
【0050】先ず、オッドタイミング時にストロボ発光
があった場合を示す図7において、ユーザが前記図2の
ストロボ111を図7に示すタイミングで発光させる
と、図3の受光ユニット150からは当該ストロボ光を
検出したストロボ発光検出パルスが出力される。一方、
読み出しパルス発生制御回路12は、当該ストロボ発光
検出パルスが供給されると、当該オッドタイミング時の
CCDの読み出しを所定期間T2だけ停止するための読
み出し停止信号HTSGを発生し、タイミングジェネレ
ータ11に送る。タイミングジェネレータ11は、上記
読み出し停止信号HTSGにより示される所定期間T2
だけ、CCD読み出しパルスSG1及びSG2の発生を
停止する。これにより、前記CCD3R,3G,3Bは、
当該オッドタイミング時には所定期間T2の間だけ、蓄
積状態となる。タイミングジェネレータ11は、当該読
み出し停止信号HTSGにより示される所定期間T
2後、上記CCD読み出しパルスSG1及びSG2の発
生を再開する。これにより、当該ビデオカメラ100か
らの映像信号の出力も再開される。また、上記検出パル
スの発生後、当該オッドタイミング時には時間t2
に、カメラCPU13は、フレームメモリ30の書き込
みイネーブル信号(前記タイミングパルス)WENを発
生し、フレームメモリ30は当該書き込みイネーブル信
号WENが発生されてから一定時間TW後に、上記ビデ
オカメラ100から供給された映像信号の蓄積を行う。
【0051】一方、イーブンタイミング時にストロボ発
光があった場合を示す図8において、受光ユニット15
0から図に示すようなストロボ発光検出パルスが出力さ
れると、そのタイミングで読み出しパルス発生制御回路
12からは、このイーブンタイミング時にCCDの読み
出しを所定期間T1だけ停止するための読み出し停止信
号HTSGが発生され、これがタイミングジェネレータ
11に送られる。タイミングジェネレータ11は、当該
所定期間T1だけCCD読み出しパルスSG1及びSG
2の発生を停止する。これにより、当該イーブンタイミ
ング時には、前記CCD3R,3G,3Bが上記所定期間
1の間だけ蓄積状態となる。タイミングジェネレータ
11は、当該所定期間T1後、上記CCD読み出しパル
スSG1及びSG2の発生を再開する。これにより、当
該ビデオカメラ100からの映像信号の出力も再開され
る。また、上記検出パルスの発生後、当該オッドタイミ
ング時には時間t1後に、カメラCPU13はフレーム
メモリ30の書き込みイネーブル信号(前記タイミング
パルス)WENを発生し、フレームメモリ30は当該書
き込みイネーブル信号WENが発生されてから一定時間
W後に、上記ビデオカメラ100から供給された映像
信号の蓄積を行う。
【0052】次に、図9を用いて、上記図7及び図8の
ようなタイミングで動作する図3の構成の処理の流れを
説明する。
【0053】この図9において、ステップS50では、
ストロボ111にてストロボ発光がなされる。当該スト
ロボ発光がなされると、ステップS51では、受光ユニ
ット150からストロボ発光検出パルスが発生される。
次にステップS52では読み出しパルス発生制御回路1
2にて前記読み出しパルス停止信号HTSGを発生し、
これがタイミングジェネレータ11に送られる。タイミ
ングジェネレータ11では、ステップS53に示すよう
に読み出しパルスSG1とSG2の発生を停止し、これ
によってステップS54に示すようにCCD3R,3G
Bが蓄積状態になる。ステップS55では、上記読み
出しパルス停止信号HTSGにて示される所定期間T後
に上記CCD3R,3G,3Bから撮像信号が読み出さ
れ、ステップS56にて映像信号に変換された後に出力
される。この映像信号はステップS80に示すようにフ
レームメモリ30に送られて蓄積される。
【0054】同時に、ステップS51にてストロボ発光
検出パルスが発生された時、カメラCPU13では、ス
テップS60のように前記時間tを設定するためのカウ
ンタがスタートし、次のステップS61ではオッドタイ
ミングかイーブンタイミングかを検出する。ステップS
62では、オッドタイミングであるか否かが判断され、
Yesと判断した時すなわちオッドタイミングであると
判断した時にはステップS64にて上記時間tを当該オ
ッドタイミング用の時間t2にし、一方、Noと判断し
た時すなわちイーブンタイミングであると判断した時に
はステップS63にて上記時間tを当該イーブンタイミ
ング用の時間t1にする。次のステップS65では、上
記設定された時間t後に前記書き込みイネーブル信号W
ENを発生し、ステップS66ではこの書き込みイネー
ブル信号WENをフレームメモリ30に出力する。次の
ステップS80では当該書き込みイネーブル信号WEN
がフレームメモリ30に入力される。
【0055】次に、前述したように待機状態において照
明条件が悪く、かつ、静止画撮影時にはストロボを発光
させる場合の前記AGC回路6R,6G,6Bの利得制御
の際のタイミングチャートは図10に示すようになる。
なお、この図10のタイミングチャートは前記図1のシ
ステムと図2のシステムの両方に対応している。
【0056】すなわちこの図10において、前記カメラ
CPU13は、待機状態において照明条件が悪い場合に
は、前記AGC回路6R,6G,6Bを制御して利得を上
げておき、一方、この状態において、前記ストロボ発光
トリガスイッチ32からのストロボトリガパルス、或い
は前記受光ユニット150からのストロボ発光検出パル
スが供給されると、前記AGC回路6R,6G,6Bを制
御して利得をある一定時間だけ下げるようにする。上述
したようなことから、実際の映像出力のレベルを見る
と、待機状態においてはAGC回路6R,6G,6Bの利
得は大となり、映像出力のレベルも大きくなる。一方、
ストロボ発光時にはAGC回路6R,6G,6Bの利得は
小となるが、ストロボ発光期間中は当該ストロボの光に
より得られる映像出力のレベルは大となり、その後AG
C回路6R,6G,6Bの利得が小となるように制御され
ている期間の映像出力のレベルは小となる。このように
ストロボ発光時の利得制御が行われた後は、待機状態と
同じようにAGC回路6R,6G,6Bの利得は大とな
り、映像出力のレベルも大きくなる。
【0057】次に、上記待機状態において照明条件が悪
く、かつ、静止画撮影時にはストロボを発光させる場合
の処理の流れは図11のフローチャートに示すようにな
る。なお、この図11のフローチャートは、前記図6の
フローチャートの前記ステップS21の後に前記ステッ
プS21とは別系統で追加されるものであり、また同様
に図9のフローチャートの前記ステップS60の後に前
記ステップS61とは別系統で追加されるものである。
【0058】すなわちこの図11において、ステップS
20或いはステップS60の後、ステップS91では、
図10に示したように、前記カメラCPU13からAG
C回路6R,6G,6Bでの利得をある一定時間だけ下げ
るようにコントロールするためのAGCコントロールパ
ルスが出力される。次のステップS92では当該AGC
コントロールパルスがAGC回路6R,6G,6Bに送ら
れ、ステップS93では各AGC回路6R,6G,6B
AGCゲインが例えば最小値に設定される。ステップS
94では上記AGCコントロールパルスの供給が終了し
た後、AGC回路6R,6G,6Bのゲインは元に戻さ
れ、ステップS95で待機状態になされる。
【0059】上述したように、本発明の構成例では、ス
トロボを発光させる前は、常に通常動作をさせながら待
機状態とし、さらに照明状態が悪い場合にも明るい映像
を得ることにができるため、ストロボの静止画像を得る
前にピント合わせや構図の決定、色調整等を動画にて確
認することを容易に行うことができると共にシャッタチ
ャンスを逃す虞れも少ない。また、ストロボの発生はC
CDが蓄積状態にあるときに行われるため、ストロボの
発光タイミングや発光期間に制限されず、したがってス
トロボの選択の自由度が高くなる。さらに、ストロボ発
光時の映像レベルも適正化され、映像のノイズも少なく
なる。また、図1のようにビデオカメラにストロボを接
続した場合のみならず、図2のようにストロボをビデオ
カメラから離すこともできるので、静止画像の撮影の方
法や領域を広げることが可能となる。
【0060】また、絞りの調整値は例えばストロボ発光
量に応じた値にしておけばよいため、撮影毎の絞り調整
が不要で、かつ絞り機構の応答速度を速くする必要もな
く、さらに、絞り調整操作を行うための人がビデオカメ
ラの側に常にいる必要はない。また、例えば顕微鏡や望
遠鏡のような絞り機構のない光学機器であっても、良好
な露光量が得られる。
【0061】さらに、ストロボ光を当てた被写体が高輝
度のときにCCDの特徴であるスミアが発生することが
あるが、撮像信号は受光部に蓄積され、スミアは垂直転
送レジスタに漏れ込むので、スミアのみ先に転送される
ことになる。図4及び図5や図7及び図8の例では、ス
トロボ発光の次の垂直同期のタイミングで出力される。
これにより映像はスミアの影響から逃れられる。
【0062】
【発明の効果】本発明においては、光学系を介した被写
体像の結像光を光電変換して映像信号に変換する光電変
換手段と、映像信号が供給され、利得制御信号に応じて
利得が制御される利得制御手段と、ストロボの発光に応
じて利得制御手段の利得を制御するための利得制御信号
を生成する利得制御信号生成手段と有し、例えばストロ
ボ発光前は利得制御手段の利得を上げ、ストロボ発光時
には利得を下げるようにすれば、ストロボの発光前後で
絞りを調整する必要がなく、したがって、照明条件が悪
くて暗い場合でもピント合わせや構図決定が容易で、ま
た、被写体の状態が変わったとしてもその都度絞り調整
操作を行う必要もなく、シャッタチャンスを逃す虞れが
少なく、さらに得られる画像のノイズを少なくすること
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビデオカメラが適用されるシステムの
一例としてストロボをビデオカメラに接続した場合の概
略構成例を示す図である。
【図2】本発明のビデオカメラが適用されるシステムの
一例としてストロボをビデオカメラから離した場合の概
略構成例を示す図である。
【図3】本発明のビデオカメラの内部構成を説明するた
めのブロック回路図である。
【図4】本発明のビデオカメラにストロボを接続したシ
ステムにおいて、オッドタイミング時にストロボトリガ
パルスが発生した場合の各部のタイミングチャートであ
る。
【図5】本発明のビデオカメラにストロボを接続したシ
ステムにおいて、イーブンタイミング時にストロボトリ
ガパルスが発生した場合の各部のタイミングチャートで
ある。
【図6】本発明のビデオカメラにストロボを接続したシ
ステムにおける静止画像撮影までの処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明のビデオカメラに受光ユニットを接続し
たシステムにおいて、オッドタイミング時にストロボト
リガパルスが発生した場合の各部のタイミングチャート
である。
【図8】本発明のビデオカメラに受光ユニットを接続し
たシステムにおいて、イーブンタイミング時にストロボ
トリガパルスが発生した場合の各部のタイミングチャー
トである。
【図9】本発明のビデオカメラに受光ユニットを接続し
たシステムにおける静止画像撮影までの処理の流れを示
すフローチャートである。
【図10】待機状態で照明条件が悪い時のAGC回路の
利得制御のタイミングチャートである。
【図11】待機状態で照明条件が悪いときのAGC回路
の利得制御の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 光学系 2 プリズム 3R,3G,3B CCD 6R,6G,6B AGC回路 11 タイミングジェネレータ 12 読み出しパルス発生制御回路 13 カメラCPU 15,16 切換スイッチ 30 フレームメモリ 32 ストロボ発光トリガスイッチ 100 ビデオカメラ 101,111 ストロボ 120 画像蓄積装置 150 受光ユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を結像する光学系と、 上記光学系からの入射光を光電変換して光電荷を蓄積
    し、当該蓄積した光電荷を読み出して映像信号に変換す
    る変換手段と、 上記映像信号が入力され、利得制御信号に応じて利得が
    制御される利得制御手段と、 ストロボの発光に応じて上記利得制御手段の利得を制御
    するための利得制御信号を生成する利得制御信号生成手
    段とを有することを特徴とするビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 ストロボの発光を検出する検出手段を設
    け、 上記検出手段にてストロボの発光を検出したとき、上記
    利得制御信号生成手段は上記利得制御手段の利得を下げ
    るような上記利得制御信号を生成することを特徴とする
    請求項1記載のビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 ストロボの発光を検出する検出手段を設
    け、 上記利得制御信号生成手段は、上記検出手段にてストロ
    ボの発光を検出する前には上記利得制御手段の利得を上
    げるような利得制御信号を生成し、上記検出手段にてス
    トロボの発光を検出したときには上記利得制御手段の利
    得を下げるような利得制御信号を生成することを特徴と
    する請求項1記載のビデオカメラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000354197A (ja) * 1999-06-14 2000-12-19 Sanyo Electric Co Ltd ディジタルカメラ
KR100588205B1 (ko) * 2004-12-23 2006-06-08 주식회사 팬택앤큐리텔 카메라폰의 플래쉬 제어 장치 및 방법
JP2006229564A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Chinontec Kk 撮像装置

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