JP2000277313A - 焼結磁石およびその製造方法 - Google Patents
焼結磁石およびその製造方法Info
- Publication number
- JP2000277313A JP2000277313A JP11076961A JP7696199A JP2000277313A JP 2000277313 A JP2000277313 A JP 2000277313A JP 11076961 A JP11076961 A JP 11076961A JP 7696199 A JP7696199 A JP 7696199A JP 2000277313 A JP2000277313 A JP 2000277313A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sintered magnet
- inorganic particles
- sectional area
- cross
- ferrite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/032—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
- H01F1/10—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites, e.g. [(Ba,Sr)O(Fe2O3)6] ferrites with hexagonal structure
- H01F1/11—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites, e.g. [(Ba,Sr)O(Fe2O3)6] ferrites with hexagonal structure in the form of particles
- H01F1/113—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites, e.g. [(Ba,Sr)O(Fe2O3)6] ferrites with hexagonal structure in the form of particles in a bonding agent
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Compounds Of Iron (AREA)
- Magnetic Ceramics (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 保磁力の高いフェライト焼結磁石を、Al2
O3やCr2O3の添加量を抑えて、あるいは添加せずに
実現する。 【解決手段】 六方晶構造を有するフェライトを主相と
する焼結磁石であって、少なくともSiO2を構成成分
として含む無機粒子が含有されており、断面積が0.0
25〜100μm2である無機粒子の合計断面積が、焼結
磁石断面の0.01〜3面積%を占める焼結磁石。
O3やCr2O3の添加量を抑えて、あるいは添加せずに
実現する。 【解決手段】 六方晶構造を有するフェライトを主相と
する焼結磁石であって、少なくともSiO2を構成成分
として含む無機粒子が含有されており、断面積が0.0
25〜100μm2である無機粒子の合計断面積が、焼結
磁石断面の0.01〜3面積%を占める焼結磁石。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェライト焼結磁
石およびその製造方法に関する。
石およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】酸化物永久磁石材料には、六方晶系のS
rフェライトまたはBaフェライトがあるが、現在はマ
グネトプランバイト型(M型)のSrフェライト、また
はBaフェライトが主に用いられており、これらの焼結
磁石やボンディッド磁石が製造されている。
rフェライトまたはBaフェライトがあるが、現在はマ
グネトプランバイト型(M型)のSrフェライト、また
はBaフェライトが主に用いられており、これらの焼結
磁石やボンディッド磁石が製造されている。
【0003】磁石特性のうち特に重要なものは、残留磁
束密度(Br)および固有保磁力(HcJ)である。
束密度(Br)および固有保磁力(HcJ)である。
【0004】本出願人は、特開平9−115715号公
報において、M型フェライトに例えばLaとZnとを適
量含有させることにより、4.5kG以上のBrを実現し
た焼結磁石を提案している。しかしこの場合、異方性磁
場(HA)が低下するため、高いHcJを同時に得ること
は困難であった。
報において、M型フェライトに例えばLaとZnとを適
量含有させることにより、4.5kG以上のBrを実現し
た焼結磁石を提案している。しかしこの場合、異方性磁
場(HA)が低下するため、高いHcJを同時に得ること
は困難であった。
【0005】高いHcJを得るためには、Al2O3やCr
2O3の添加が有効であることが従来から知られていた。
この場合、Al3+やCr3+はM型構造中の「上向き」ス
ピンをもつFe3+を置換してHAを増加させると共に、
粒成長を抑制する効果があるため、4.5kOe以上の高
いHcJが得られる。しかし、Al2O3やCr2O3を多量
に添加するとBrが著しく低下し、また、コスト高とな
り、Cr2O3に関しては安全性の問題もある。したがっ
て、Al2O3やCr2O3を添加せずに、あるいはAl2
O3やCr2O3の添加量を抑えて、高いHcJを実現する
ことが望まれる。
2O3の添加が有効であることが従来から知られていた。
この場合、Al3+やCr3+はM型構造中の「上向き」ス
ピンをもつFe3+を置換してHAを増加させると共に、
粒成長を抑制する効果があるため、4.5kOe以上の高
いHcJが得られる。しかし、Al2O3やCr2O3を多量
に添加するとBrが著しく低下し、また、コスト高とな
り、Cr2O3に関しては安全性の問題もある。したがっ
て、Al2O3やCr2O3を添加せずに、あるいはAl2
O3やCr2O3の添加量を抑えて、高いHcJを実現する
ことが望まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、保磁
力の高いフェライト焼結磁石を、Al2O3やCr2O3の
添加量を抑えて、あるいは添加せずに実現することであ
る。
力の高いフェライト焼結磁石を、Al2O3やCr2O3の
添加量を抑えて、あるいは添加せずに実現することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(8)の本発明により達成される。 (1) 六方晶構造を有するフェライトを主相とする焼
結磁石であって、少なくともSiO2を構成成分として
含む無機粒子が含有されており、断面積が0.025〜
100μm2である無機粒子の合計断面積が、焼結磁石断
面の0.01〜3面積%を占める焼結磁石。 (2) 焼結磁石断面に占める前記無機粒子の総断面積
に対し、断面積が100μm2を超える無機粒子の合計断
面積が占める比率が20%以下である上記(1)の焼結
磁石。 (3) Sr、Ba、CaおよびPbから選択される少
なくとも1種の元素であって、Srを必ず含むものをA
とし、希土類元素(Yを含む)およびBiから選択され
る少なくとも1種の元素であってLaを必ず含むものを
Rとし、Co、またはCoおよびZnをMとしたとき、
A,R,FeおよびMを含有する上記(1)または
(2)の焼結磁石。 (4) A,R,FeおよびMそれぞれの金属元素の総
計の構成比率が、全金属元素量に対し、A:1〜13原
子%、R:0.05〜10原子%、Fe:92〜95原
子%、M:0.1〜5原子%である上記(3)の焼結磁
石。 (5) 組成を 式 A1-xRx(Fe12-yMy)zO19 (x,y,zはモル数を表す)で表したとき、 0.04≦x≦0.9、 0.04≦y≦0.5、 0.7≦z≦1.2 である上記(4)の焼結磁石。 (6) 上記(1)〜(5)のいずれかの焼結磁石を製
造する方法であって、原料粉末を仮焼して仮焼体を得る
仮焼工程と、仮焼体を粉砕して仮焼粉末を得る粉砕工程
と、仮焼粉末を成形して成形体を得る成形工程と、成形
体を焼成して焼結磁石を得る焼成工程とを有し、前記成
形工程において、成形体に前記無機粒子が含有されてい
る焼結磁石の製造方法。 (7) 前記無機粒子の少なくとも一部を、前記粉砕工
程において添加する上記(6)の焼結磁石の製造方法。 (8) 前記無機粒子の少なくとも一部を、前記粉砕工
程の途中で添加する上記(7)の焼結磁石の製造方法。
(1)〜(8)の本発明により達成される。 (1) 六方晶構造を有するフェライトを主相とする焼
結磁石であって、少なくともSiO2を構成成分として
含む無機粒子が含有されており、断面積が0.025〜
100μm2である無機粒子の合計断面積が、焼結磁石断
面の0.01〜3面積%を占める焼結磁石。 (2) 焼結磁石断面に占める前記無機粒子の総断面積
に対し、断面積が100μm2を超える無機粒子の合計断
面積が占める比率が20%以下である上記(1)の焼結
磁石。 (3) Sr、Ba、CaおよびPbから選択される少
なくとも1種の元素であって、Srを必ず含むものをA
とし、希土類元素(Yを含む)およびBiから選択され
る少なくとも1種の元素であってLaを必ず含むものを
Rとし、Co、またはCoおよびZnをMとしたとき、
A,R,FeおよびMを含有する上記(1)または
(2)の焼結磁石。 (4) A,R,FeおよびMそれぞれの金属元素の総
計の構成比率が、全金属元素量に対し、A:1〜13原
子%、R:0.05〜10原子%、Fe:92〜95原
子%、M:0.1〜5原子%である上記(3)の焼結磁
石。 (5) 組成を 式 A1-xRx(Fe12-yMy)zO19 (x,y,zはモル数を表す)で表したとき、 0.04≦x≦0.9、 0.04≦y≦0.5、 0.7≦z≦1.2 である上記(4)の焼結磁石。 (6) 上記(1)〜(5)のいずれかの焼結磁石を製
造する方法であって、原料粉末を仮焼して仮焼体を得る
仮焼工程と、仮焼体を粉砕して仮焼粉末を得る粉砕工程
と、仮焼粉末を成形して成形体を得る成形工程と、成形
体を焼成して焼結磁石を得る焼成工程とを有し、前記成
形工程において、成形体に前記無機粒子が含有されてい
る焼結磁石の製造方法。 (7) 前記無機粒子の少なくとも一部を、前記粉砕工
程において添加する上記(6)の焼結磁石の製造方法。 (8) 前記無機粒子の少なくとも一部を、前記粉砕工
程の途中で添加する上記(7)の焼結磁石の製造方法。
【0008】
【作用および効果】本発明では、焼結後も磁石中に残留
する程度に大きな粒径であって、少なくともSiO2を
構成成分として含む無機粒子を、成形体中に含ませて焼
成し、焼結磁石を得る。これにより、Al2O3やCr2
O3の添加量を抑えても、あるいはこれらを添加しなく
ても、高い保磁力が得られる。
する程度に大きな粒径であって、少なくともSiO2を
構成成分として含む無機粒子を、成形体中に含ませて焼
成し、焼結磁石を得る。これにより、Al2O3やCr2
O3の添加量を抑えても、あるいはこれらを添加しなく
ても、高い保磁力が得られる。
【0009】上記無機粒子は、焼結時に焼結抑制剤とし
て働き、結晶粒の成長を抑えることにより保磁力劣化を
防ぐため、本発明では高保磁力が得られる。
て働き、結晶粒の成長を抑えることにより保磁力劣化を
防ぐため、本発明では高保磁力が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】焼結磁石 本発明の焼結磁石は、六方晶構造を有するフェライトを
主相とする焼結磁石であり、無機粒子を含有する。この
無機粒子は、少なくともSiO2を構成成分として含
む。本発明の焼結磁石の断面には、前記無機粒子の断面
が現れる。本発明の焼結磁石では、前記無機粒子のうち
断面積が0.025〜100μm2であるものの合計断面
積が、磁石断面の0.01〜3面積%を占める。無機粒
子全体の占める面積が上記範囲内であっても、断面積が
上記範囲を外れる無機粒子が主体であると本発明の効果
は実現せず、特に、断面積の大きな粒子が主体である場
合には、焼結磁石の強度が弱くなってしまう。一方、断
面積が上記範囲内である無機粒子が含まれていても、そ
のような無機粒子の合計断面積が上記範囲を下回ってい
ると、本発明の効果が実現せず、上記範囲を上回ってい
ると、残留磁束密度が低くなりすぎてしまう。
主相とする焼結磁石であり、無機粒子を含有する。この
無機粒子は、少なくともSiO2を構成成分として含
む。本発明の焼結磁石の断面には、前記無機粒子の断面
が現れる。本発明の焼結磁石では、前記無機粒子のうち
断面積が0.025〜100μm2であるものの合計断面
積が、磁石断面の0.01〜3面積%を占める。無機粒
子全体の占める面積が上記範囲内であっても、断面積が
上記範囲を外れる無機粒子が主体であると本発明の効果
は実現せず、特に、断面積の大きな粒子が主体である場
合には、焼結磁石の強度が弱くなってしまう。一方、断
面積が上記範囲内である無機粒子が含まれていても、そ
のような無機粒子の合計断面積が上記範囲を下回ってい
ると、本発明の効果が実現せず、上記範囲を上回ってい
ると、残留磁束密度が低くなりすぎてしまう。
【0011】焼結磁石断面に占める前記無機粒子の総断
面積に対し、断面積が100μm2を超える無機粒子の合
計断面積が占める比率は、好ましくは20%以下であ
り、より好ましくは10%以下である。この比率が低す
ぎると、無機粒子の全量が多くなりすぎるため、残留磁
束密度の低下や機械的強度の低下が生じやすくなる。
面積に対し、断面積が100μm2を超える無機粒子の合
計断面積が占める比率は、好ましくは20%以下であ
り、より好ましくは10%以下である。この比率が低す
ぎると、無機粒子の全量が多くなりすぎるため、残留磁
束密度の低下や機械的強度の低下が生じやすくなる。
【0012】なお、磁石断面における無機粒子の面積
は、SEM−EDSにより測定することができる。
は、SEM−EDSにより測定することができる。
【0013】本発明は、フェライト焼結磁石一般に適用
でき、いずれの場合でも効果が発現するが、以下に説明
するフェライト焼結磁石に適用した場合に特に高い保磁
力が得られる。
でき、いずれの場合でも効果が発現するが、以下に説明
するフェライト焼結磁石に適用した場合に特に高い保磁
力が得られる。
【0014】本発明が好ましく適用される焼結磁石は、
Sr、Ba、CaおよびPbから選択される少なくとも
1種の元素であって、Srを必ず含むものをAとし、希
土類元素(Yを含む)およびBiから選択される少なく
とも1種の元素であってLaを必ず含むものをRとし、
CoであるかCoおよびZnをMとしたとき、A,R,
FeおよびMを含有する。
Sr、Ba、CaおよびPbから選択される少なくとも
1種の元素であって、Srを必ず含むものをAとし、希
土類元素(Yを含む)およびBiから選択される少なく
とも1種の元素であってLaを必ず含むものをRとし、
CoであるかCoおよびZnをMとしたとき、A,R,
FeおよびMを含有する。
【0015】前記A,R,FeおよびMそれぞれの金属
元素の総計の構成比率は、全金属元素量に対し、好まし
くは A:1〜13原子%、R:0.05〜10原子%、F
e:80〜95原子%、M:0.1〜5原子%であり、
より好ましくは、A:3〜11原子%、R:0.2〜6
原子%、Fe:83〜94原子%、M:0.3〜4原子
%であり、さらに好ましくは、A:3〜9原子%、R:
0.5〜4原子%、Fe:86〜93原子%、M:0.
5〜3原子%である。
元素の総計の構成比率は、全金属元素量に対し、好まし
くは A:1〜13原子%、R:0.05〜10原子%、F
e:80〜95原子%、M:0.1〜5原子%であり、
より好ましくは、A:3〜11原子%、R:0.2〜6
原子%、Fe:83〜94原子%、M:0.3〜4原子
%であり、さらに好ましくは、A:3〜9原子%、R:
0.5〜4原子%、Fe:86〜93原子%、M:0.
5〜3原子%である。
【0016】上記各構成元素において、Aは、Sr、B
a、CaおよびPbから選択される少なくとも1種の元
素であって、Srを必ず含む。Aが小さすぎると、M型
フェライトが生成しないか、α−Fe2O3 等の非磁性
相が多くなる。Aが大きすぎるとM型フェライトが生成
しないか、SrFeO3-x 等の非磁性相が多くなる。A
中のSrの比率は、好ましくは51原子%以上、より好
ましくは70原子%以上、さらに好ましくは100原子
%である。A中のSrの比率が低すぎると、飽和磁化向
上と保磁力の著しい向上とを共に得ることができなくな
る。
a、CaおよびPbから選択される少なくとも1種の元
素であって、Srを必ず含む。Aが小さすぎると、M型
フェライトが生成しないか、α−Fe2O3 等の非磁性
相が多くなる。Aが大きすぎるとM型フェライトが生成
しないか、SrFeO3-x 等の非磁性相が多くなる。A
中のSrの比率は、好ましくは51原子%以上、より好
ましくは70原子%以上、さらに好ましくは100原子
%である。A中のSrの比率が低すぎると、飽和磁化向
上と保磁力の著しい向上とを共に得ることができなくな
る。
【0017】Rは、希土類元素(Yを含む)およびBi
から選択される少なくとも1種の元素である。Rには、
Laが必ず含まれる。Rが小さすぎると、Mの固溶量が
少なくなり、M添加による効果が得られにくくなる。R
が大きすぎると、オルソフェライト等の非磁性の異相が
多くなる。R中においてLaの占める割合は、好ましく
は40原子%以上、より好ましくは70原子%以上であ
り、飽和磁化向上のためにはRとしてLaだけを用いる
ことが最も好ましい。これは、六方晶M型フェライトに
対する固溶限界量を比較すると、Laが最も多いためで
ある。したがって、R中のLaの割合が低すぎるとRの
固溶量を多くすることができず、その結果、元素Mの固
溶量も多くすることができなくなる。また、Biを併用
すれば仮焼温度および焼結温度を低くすることができる
ので、生産上有利である。
から選択される少なくとも1種の元素である。Rには、
Laが必ず含まれる。Rが小さすぎると、Mの固溶量が
少なくなり、M添加による効果が得られにくくなる。R
が大きすぎると、オルソフェライト等の非磁性の異相が
多くなる。R中においてLaの占める割合は、好ましく
は40原子%以上、より好ましくは70原子%以上であ
り、飽和磁化向上のためにはRとしてLaだけを用いる
ことが最も好ましい。これは、六方晶M型フェライトに
対する固溶限界量を比較すると、Laが最も多いためで
ある。したがって、R中のLaの割合が低すぎるとRの
固溶量を多くすることができず、その結果、元素Mの固
溶量も多くすることができなくなる。また、Biを併用
すれば仮焼温度および焼結温度を低くすることができる
ので、生産上有利である。
【0018】元素Mは、CoであるかCoおよびZnで
ある。Mが少なすぎると、M添加による効果が不十分と
なり、Mが多すぎると、BrやHcJがかえって低下して
しまう。M中のCoの比率は、好ましくは10原子%以
上、より好ましくは20原子%以上である。Coの比率
が低すぎると、保磁力向上が不十分となる。
ある。Mが少なすぎると、M添加による効果が不十分と
なり、Mが多すぎると、BrやHcJがかえって低下して
しまう。M中のCoの比率は、好ましくは10原子%以
上、より好ましくは20原子%以上である。Coの比率
が低すぎると、保磁力向上が不十分となる。
【0019】本発明の焼結磁石の組成を 式 A1-xRx(Fe12-yMy)zO19 (x,y,zはモル数を表す)で表したとき、好ましく
は 0.04≦x≦0.9、特に0.04≦x≦0.6、 0.04≦y≦0.5、 0.7≦z≦1.2 であり、より好ましくは 0.04≦x≦0.5、 0.04≦y≦0.5、 0.7≦z≦1.2 であり、さらに好ましくは 0.1≦x≦0.4、 0.1≦y≦0.4、 0.8≦z≦1.1 であり、特に好ましくは 0.9≦z≦1.05 である。
は 0.04≦x≦0.9、特に0.04≦x≦0.6、 0.04≦y≦0.5、 0.7≦z≦1.2 であり、より好ましくは 0.04≦x≦0.5、 0.04≦y≦0.5、 0.7≦z≦1.2 であり、さらに好ましくは 0.1≦x≦0.4、 0.1≦y≦0.4、 0.8≦z≦1.1 であり、特に好ましくは 0.9≦z≦1.05 である。
【0020】上記式において、xが小さすぎると、すな
わち元素Rの量が少なすぎると、六方晶フェライトに対
する元素Mの固溶量を多くできなくなり、飽和磁化向上
効果および/または異方性磁場向上効果が不十分とな
る。xが大きすぎると六方晶フェライト中に元素Rが置
換固溶できなくなり、例えば元素Rを含むオルソフェラ
イトが生成して飽和磁化が低くなってしまう。yが小さ
すぎると飽和磁化向上効果および/または異方性磁場向
上効果が不十分となる。yが大きすぎると六方晶フェラ
イト中に元素Mが置換固溶できなくなる。また、元素M
が置換固溶できる範囲であっても、異方性定数(K1)
や異方性磁場(HA)の劣化が大きくなってしまう。z
が小さすぎるとSrおよび元素Rを含む非磁性相が増え
るため、飽和磁化が低くなってしまう。zが大きすぎる
とα−Fe2O3相または元素Mを含む非磁性スピネルフ
ェライト相が増えるため、飽和磁化が低くなってしま
う。なお、上記式は不純物が含まれていないものとして
規定されている。
わち元素Rの量が少なすぎると、六方晶フェライトに対
する元素Mの固溶量を多くできなくなり、飽和磁化向上
効果および/または異方性磁場向上効果が不十分とな
る。xが大きすぎると六方晶フェライト中に元素Rが置
換固溶できなくなり、例えば元素Rを含むオルソフェラ
イトが生成して飽和磁化が低くなってしまう。yが小さ
すぎると飽和磁化向上効果および/または異方性磁場向
上効果が不十分となる。yが大きすぎると六方晶フェラ
イト中に元素Mが置換固溶できなくなる。また、元素M
が置換固溶できる範囲であっても、異方性定数(K1)
や異方性磁場(HA)の劣化が大きくなってしまう。z
が小さすぎるとSrおよび元素Rを含む非磁性相が増え
るため、飽和磁化が低くなってしまう。zが大きすぎる
とα−Fe2O3相または元素Mを含む非磁性スピネルフ
ェライト相が増えるため、飽和磁化が低くなってしま
う。なお、上記式は不純物が含まれていないものとして
規定されている。
【0021】組成を表わす上記式において、酸素(O)
のモル数は19となっているが、これは、Rがすべて3
価であって、かつx=y、z=1のときの化学量論組成
比を示したものである。Rの種類やx、y、zの値によ
って、酸素のモル数は異なってくる。また、例えば焼成
雰囲気が還元性雰囲気の場合は、酸素の欠損(ベイカン
シー)ができる可能性がある。さらに、FeはM型フェ
ライト中においては通常3価で存在するが、これが2価
などに変化する可能性もある。また、Co等のMで示さ
れる元素も価数が変化する可能性があり、これらにより
金属元素に対する酸素の比率は変化する。本明細書で
は、Rの種類やx、y、zの値によらず酸素のモル数を
19と表示してあるが、実際の酸素のモル数は化学量論
組成比から多少偏倚していてもよい。例えば、Srフェ
ライト中に二価のFeが生成すると、フェライトの比抵
抗は低下すると考えられる(Fe2+→Fe3++e- )。
多結晶体の場合は、通常、粒界抵抗の方が粒内抵抗より
も大きいが、この原因により実際の焼結磁石の比抵抗は
変化する場合がある。
のモル数は19となっているが、これは、Rがすべて3
価であって、かつx=y、z=1のときの化学量論組成
比を示したものである。Rの種類やx、y、zの値によ
って、酸素のモル数は異なってくる。また、例えば焼成
雰囲気が還元性雰囲気の場合は、酸素の欠損(ベイカン
シー)ができる可能性がある。さらに、FeはM型フェ
ライト中においては通常3価で存在するが、これが2価
などに変化する可能性もある。また、Co等のMで示さ
れる元素も価数が変化する可能性があり、これらにより
金属元素に対する酸素の比率は変化する。本明細書で
は、Rの種類やx、y、zの値によらず酸素のモル数を
19と表示してあるが、実際の酸素のモル数は化学量論
組成比から多少偏倚していてもよい。例えば、Srフェ
ライト中に二価のFeが生成すると、フェライトの比抵
抗は低下すると考えられる(Fe2+→Fe3++e- )。
多結晶体の場合は、通常、粒界抵抗の方が粒内抵抗より
も大きいが、この原因により実際の焼結磁石の比抵抗は
変化する場合がある。
【0022】本発明では、前述したようにAl2O3およ
びCr2O3を添加せずに、フェライト焼結磁石の保磁力
を向上させることができるが、必要に応じ、Al2O3お
よび/またはCr2O3を添加してもよい。ただし、Al
2O3とCr2O3との合計含有量は、磁石の10重量%以
下、特に2重量%以下とすることが好ましい。なお、C
r2O3は安全性に問題があるため、できるだけ添加しな
いことが好ましい。
びCr2O3を添加せずに、フェライト焼結磁石の保磁力
を向上させることができるが、必要に応じ、Al2O3お
よび/またはCr2O3を添加してもよい。ただし、Al
2O3とCr2O3との合計含有量は、磁石の10重量%以
下、特に2重量%以下とすることが好ましい。なお、C
r2O3は安全性に問題があるため、できるだけ添加しな
いことが好ましい。
【0023】焼結磁石には、B2O3が含まれていてもよ
い。B2O3を含むことにより仮焼温度および焼結温度を
低くすることができるので、生産上有利である。B2O3
の含有量は、酸化物磁性材料に対しての0.5重量%以
下であることが好ましい。B 2O3含有量が多すぎると、
飽和磁化が低くなってしまう。
い。B2O3を含むことにより仮焼温度および焼結温度を
低くすることができるので、生産上有利である。B2O3
の含有量は、酸化物磁性材料に対しての0.5重量%以
下であることが好ましい。B 2O3含有量が多すぎると、
飽和磁化が低くなってしまう。
【0024】焼結磁石中には、Na、KおよびRbの少
なくとも1種が含まれていてもよい。これらをそれぞれ
Na2O、K2OおよびRb2Oに換算したとき、これら
の含有量の合計は、焼結磁石全体の3重量%以下である
ことが好ましい。これらの含有量が多すぎると、飽和磁
化が低くなってしまう。これらの元素をMIで表わした
とき、焼結磁石中においてMIは例えば Sr1.3-2aRaMI a-0.3Fe11.7M0.3O19 の形で含有される。なお、この場合、0.3<a≦0.
5であることが好ましい。aが大きすぎると、飽和磁化
が低くなってしまう他、焼成時に元素MIが多量に蒸発
してしまうという問題が生じる。
なくとも1種が含まれていてもよい。これらをそれぞれ
Na2O、K2OおよびRb2Oに換算したとき、これら
の含有量の合計は、焼結磁石全体の3重量%以下である
ことが好ましい。これらの含有量が多すぎると、飽和磁
化が低くなってしまう。これらの元素をMIで表わした
とき、焼結磁石中においてMIは例えば Sr1.3-2aRaMI a-0.3Fe11.7M0.3O19 の形で含有される。なお、この場合、0.3<a≦0.
5であることが好ましい。aが大きすぎると、飽和磁化
が低くなってしまう他、焼成時に元素MIが多量に蒸発
してしまうという問題が生じる。
【0025】また、これらの不純物の他、例えばSi,
Ga,In,Li,Mg,Mn,Ni,Cu,Ti,Z
r,Ge,Sn,V,Nb,Ta,Sb,As,W,M
o等を酸化物の形で、それぞれ酸化シリコン1重量%以
下、酸化ガリウム5重量%以下、酸化インジウム3重量
%以下、酸化リチウム1重量%以下、酸化マグネシウム
3重量%以下、酸化マンガン3重量%以下、酸化ニッケ
ル3重量%以下、酸化銅3重量%以下、酸化チタン3重
量%以下、酸化ジルコニウム3重量%以下、酸化ゲルマ
ニウム3重量%以下、酸化スズ3重量%以下、酸化バナ
ジウム3重量%以下、酸化ニオブ3重量%以下、酸化タ
ンタル3重量%以下、酸化アンチモン3重量%以下、酸
化砒素3重量%以下、酸化タングステン3重量%以下、
酸化モリブデン3重量%以下程度含有されていてもよ
い。
Ga,In,Li,Mg,Mn,Ni,Cu,Ti,Z
r,Ge,Sn,V,Nb,Ta,Sb,As,W,M
o等を酸化物の形で、それぞれ酸化シリコン1重量%以
下、酸化ガリウム5重量%以下、酸化インジウム3重量
%以下、酸化リチウム1重量%以下、酸化マグネシウム
3重量%以下、酸化マンガン3重量%以下、酸化ニッケ
ル3重量%以下、酸化銅3重量%以下、酸化チタン3重
量%以下、酸化ジルコニウム3重量%以下、酸化ゲルマ
ニウム3重量%以下、酸化スズ3重量%以下、酸化バナ
ジウム3重量%以下、酸化ニオブ3重量%以下、酸化タ
ンタル3重量%以下、酸化アンチモン3重量%以下、酸
化砒素3重量%以下、酸化タングステン3重量%以下、
酸化モリブデン3重量%以下程度含有されていてもよ
い。
【0026】焼結磁石の組成は、蛍光X線定量分析など
により測定することができる。また、主相、すなわち六
方晶構造を有するフェライト相の存在は、X線回折によ
り確認できる。
により測定することができる。また、主相、すなわち六
方晶構造を有するフェライト相の存在は、X線回折によ
り確認できる。
【0027】本発明の焼結磁石は、所定の形状に加工さ
れ、例えば下記に示すような幅広い用途に使用される。
れ、例えば下記に示すような幅広い用途に使用される。
【0028】例えば、フュエールポンプ用、パワーウイ
ンド用、ABS用、ファン用、ワイパ用、パワーステア
リング用、アクティブサスペンション用、スタータ用、
ドアロック用、電動ミラー用等の自動車用モータ;FD
Dスピンドル用、VTRキャプスタン用、VTR回転ヘ
ッド用、VTRリール用、VTRローディング用、VT
Rカメラキャプスタン用、VTRカメラ回転ヘッド用、
VTRカメラズーム用、VTRカメラフォーカス用、ラ
ジカセ等キャプスタン用、CD,LD,MDスピンドル
用、CD,LD,MDローディング用、CD,LD光ピ
ックアップ用等のOA、AVI機器用モータ;エアコンコ
ンプレッサー用、冷蔵庫コンプレッサー用、電動工具駆
動用、扇風機用、電子レンジファン用、電子レンジプレ
ート回転用、ミキサ駆動用、ドライヤーファン用、シェ
ーバー駆動用、電動歯ブラシ用等の家電機器用モータ;
ロボット軸、関節駆動用、ロボット主駆動用、工作機器
テーブル駆動用、工作機器ベルト駆動用等のFA機器用
モータ;その他、オートバイ用発電器、スピーカ・ヘッ
ドホン用マグネット、マグネトロン管、MRI用磁場発
生装置、CD−ROM用クランパ、ディストリビュータ
用センサ、ABS用センサ、燃料・オイルレベルセン
サ、マグネットラッチ等に好適に使用される。
ンド用、ABS用、ファン用、ワイパ用、パワーステア
リング用、アクティブサスペンション用、スタータ用、
ドアロック用、電動ミラー用等の自動車用モータ;FD
Dスピンドル用、VTRキャプスタン用、VTR回転ヘ
ッド用、VTRリール用、VTRローディング用、VT
Rカメラキャプスタン用、VTRカメラ回転ヘッド用、
VTRカメラズーム用、VTRカメラフォーカス用、ラ
ジカセ等キャプスタン用、CD,LD,MDスピンドル
用、CD,LD,MDローディング用、CD,LD光ピ
ックアップ用等のOA、AVI機器用モータ;エアコンコ
ンプレッサー用、冷蔵庫コンプレッサー用、電動工具駆
動用、扇風機用、電子レンジファン用、電子レンジプレ
ート回転用、ミキサ駆動用、ドライヤーファン用、シェ
ーバー駆動用、電動歯ブラシ用等の家電機器用モータ;
ロボット軸、関節駆動用、ロボット主駆動用、工作機器
テーブル駆動用、工作機器ベルト駆動用等のFA機器用
モータ;その他、オートバイ用発電器、スピーカ・ヘッ
ドホン用マグネット、マグネトロン管、MRI用磁場発
生装置、CD−ROM用クランパ、ディストリビュータ
用センサ、ABS用センサ、燃料・オイルレベルセン
サ、マグネットラッチ等に好適に使用される。
【0029】製造方法 本発明の焼結磁石は、以下に説明する方法により製造す
ることが好ましい。この製造方法は、原料粉末を仮焼し
て仮焼体を得る仮焼工程と、仮焼体を粉砕して仮焼粉末
を得る粉砕工程と、仮焼粉末を成形して成形体を得る成
形工程と、成形体を焼成して焼結磁石を得る焼成工程と
を有する。
ることが好ましい。この製造方法は、原料粉末を仮焼し
て仮焼体を得る仮焼工程と、仮焼体を粉砕して仮焼粉末
を得る粉砕工程と、仮焼粉末を成形して成形体を得る成
形工程と、成形体を焼成して焼結磁石を得る焼成工程と
を有する。
【0030】フェライトの原料粉末および添加物の原料
粉末としては、酸化物や、焼成により酸化物となる各種
化合物、例えば炭酸塩等を用いればよい。
粉末としては、酸化物や、焼成により酸化物となる各種
化合物、例えば炭酸塩等を用いればよい。
【0031】仮焼は、空気中において例えば1000〜
1350℃で1秒間〜10時間、特に1秒間〜3時間程
度行えばよい。仮焼体は、実質的にマグネトプランバイ
ト型のフェライト構造をもつ。
1350℃で1秒間〜10時間、特に1秒間〜3時間程
度行えばよい。仮焼体は、実質的にマグネトプランバイ
ト型のフェライト構造をもつ。
【0032】粉砕工程は、一般に顆粒状として得られる
仮焼体を粉砕ないし解砕するために設ける。なお、出発
原料の一部をこの段階で添加してもよい。粉砕工程で
は、まず、乾式粗粉砕を行うことが好ましい。乾式粗粉
砕には、フェライト粒子に結晶歪を導入して、保磁力H
cBをいったん小さくする効果もある。保磁力の低下によ
り粒子の凝集が抑制され、分散性が向上する。また、粒
子の凝集を抑制することにより、配向度が向上する。粒
子に導入された結晶歪は、後の焼成工程において解放さ
れ、保磁力が回復することによって永久磁石とすること
ができる。なお、乾式粗粉砕の際には、通常、SiO2
と、焼成によりCaOとなるCaCO3 とが添加され
る。SiO2 およびCaCO3 は、一部を仮焼前に添加
してもよい。不純物および添加されたSiやCaは、大
部分粒界や三重点部分に偏析するが、一部は粒内のフェ
ライト部分(主相)にも取り込まれる。特にCaは、S
rサイトにはいる可能性が高い。
仮焼体を粉砕ないし解砕するために設ける。なお、出発
原料の一部をこの段階で添加してもよい。粉砕工程で
は、まず、乾式粗粉砕を行うことが好ましい。乾式粗粉
砕には、フェライト粒子に結晶歪を導入して、保磁力H
cBをいったん小さくする効果もある。保磁力の低下によ
り粒子の凝集が抑制され、分散性が向上する。また、粒
子の凝集を抑制することにより、配向度が向上する。粒
子に導入された結晶歪は、後の焼成工程において解放さ
れ、保磁力が回復することによって永久磁石とすること
ができる。なお、乾式粗粉砕の際には、通常、SiO2
と、焼成によりCaOとなるCaCO3 とが添加され
る。SiO2 およびCaCO3 は、一部を仮焼前に添加
してもよい。不純物および添加されたSiやCaは、大
部分粒界や三重点部分に偏析するが、一部は粒内のフェ
ライト部分(主相)にも取り込まれる。特にCaは、S
rサイトにはいる可能性が高い。
【0033】なお、ここで添加するSiO2は、平均粒
径が0.01μm程度の微粉であり、本発明における無
機粒子としては機能しない。すなわち、この程度の微細
なSiO2を添加しても、焼成時に元素拡散などが生
じ、焼結磁石断面では確認することができなくなってい
る。また、無機粒子中のSiO2は、一部が磁石中に拡
散することにより上記SiO2微粉と同様に働くので、
無機粒子の添加量に応じて上記SiO2微粉の添加量を
減じてもよい。
径が0.01μm程度の微粉であり、本発明における無
機粒子としては機能しない。すなわち、この程度の微細
なSiO2を添加しても、焼成時に元素拡散などが生
じ、焼結磁石断面では確認することができなくなってい
る。また、無機粒子中のSiO2は、一部が磁石中に拡
散することにより上記SiO2微粉と同様に働くので、
無機粒子の添加量に応じて上記SiO2微粉の添加量を
減じてもよい。
【0034】本発明では、成形工程において、成形体に
前記無機粒子が含有されていればよく、無機粒子添加の
時期は特に限定されない。ただし、無機粒子の粒径制御
が容易であることから、無機粒子の少なくとも一部、好
ましくは全部を、粉砕工程において添加することが好ま
しく、粉砕工程の途中、特に粉砕終了直前に無機粒子を
添加することがより好ましい。
前記無機粒子が含有されていればよく、無機粒子添加の
時期は特に限定されない。ただし、無機粒子の粒径制御
が容易であることから、無機粒子の少なくとも一部、好
ましくは全部を、粉砕工程において添加することが好ま
しく、粉砕工程の途中、特に粉砕終了直前に無機粒子を
添加することがより好ましい。
【0035】無機粒子の粒径および添加量は、焼結磁石
断面において前記した断面積の無機粒子が前記した割合
で存在するように、無機粒子の組成や磁石の焼成条件を
考慮して適宜決定すればよい。例えば、無機粒子の粒径
は、0.03〜10μm程度とすることが好ましいが、
この範囲から外れていてもかまわない。また、無機粒子
の添加量は、仮焼体に対し0.02〜6重量%程度とす
ることが好ましいが、この範囲から外れていてもかまわ
ない。なお、無機粒子は、一般に焼成工程において構成
成分が反応ないし拡散して粒径が減少する。
断面において前記した断面積の無機粒子が前記した割合
で存在するように、無機粒子の組成や磁石の焼成条件を
考慮して適宜決定すればよい。例えば、無機粒子の粒径
は、0.03〜10μm程度とすることが好ましいが、
この範囲から外れていてもかまわない。また、無機粒子
の添加量は、仮焼体に対し0.02〜6重量%程度とす
ることが好ましいが、この範囲から外れていてもかまわ
ない。なお、無機粒子は、一般に焼成工程において構成
成分が反応ないし拡散して粒径が減少する。
【0036】無機粒子は、SiO2から構成されるもの
でもよく、SiO2に加え、他の化合物が含まれていて
もよい。例えば、Siに加え、Ca、Al、S、Sr、
Ba、Mn等の少なくとも1種を含有する複合酸化物、
特にSi、CaおよびAlを主成分とする複合酸化物で
あってもよく、酸化物と窒化物とを含む酸窒化物であっ
てもよい。ただし、無機粒子のSiO2含有率は、全体
の40%以上であることが好ましい。
でもよく、SiO2に加え、他の化合物が含まれていて
もよい。例えば、Siに加え、Ca、Al、S、Sr、
Ba、Mn等の少なくとも1種を含有する複合酸化物、
特にSi、CaおよびAlを主成分とする複合酸化物で
あってもよく、酸化物と窒化物とを含む酸窒化物であっ
てもよい。ただし、無機粒子のSiO2含有率は、全体
の40%以上であることが好ましい。
【0037】乾式粗粉砕の後、フェライト粒子と水とを
含む粉砕用スラリーを調製し、これを用いて湿式粉砕を
行うことが好ましい。
含む粉砕用スラリーを調製し、これを用いて湿式粉砕を
行うことが好ましい。
【0038】湿式粉砕後、粉砕用スラリーを濃縮して成
形用スラリーを調製する。濃縮は、遠心分離やフィルタ
ープレス等によって行えばよい。
形用スラリーを調製する。濃縮は、遠心分離やフィルタ
ープレス等によって行えばよい。
【0039】成形は、乾式で行っても湿式で行ってもよ
いが、配向度を高くするためには、湿式成形を行うこと
が好ましい。
いが、配向度を高くするためには、湿式成形を行うこと
が好ましい。
【0040】湿式成形工程では、成形用スラリーを用い
て磁場中成形を行う。成形圧力は0.1〜0.5t/cm2
程度、印加磁場は5〜15kOe程度とすればよい。
て磁場中成形を行う。成形圧力は0.1〜0.5t/cm2
程度、印加磁場は5〜15kOe程度とすればよい。
【0041】湿式成形では、非水系の分散媒を用いても
よく、水系の分散媒を用いてもよいが、環境への負荷を
考慮すると、水系の分散媒を用いることが好ましい。非
水系の分散媒を用いる場合には、例えば特開平6−53
064号公報に記載されているように、トルエンやキシ
レンのような有機溶媒に、例えばオレイン酸のような界
面活性剤を添加して、分散媒とする。このような分散媒
を用いることにより、分散しにくいサブミクロンサイズ
のフェライト粒子を用いた場合でも最高で98%程度の
高い磁気的配向度を得ることが可能である。一方、水系
の分散媒としては、水に各種界面活性剤を添加したもの
を用いればよいが、好ましくは、WO98/25278
に記載されている分散剤を用いることが好ましい。この
分散剤は、水酸基およびカルボキシル基を有する有機化
合物またはその中和塩もしくはそのラクトンであるか、
ヒロドキシメチルカルボニル基を有する有機化合物であ
るか、酸として解離し得るエノール型水酸基を有する有
機化合物またはその中和塩であって、前記有機化合物
が、炭素数3〜20であり、酸素原子と二重結合した炭
素原子以外の炭素原子の50%以上に水酸基が結合して
いる化合物、例えばグルコン酸やアスコルビン酸、であ
る。また、このほか、クエン酸またはその中和塩も上記
WO98/25278に挙げられている。
よく、水系の分散媒を用いてもよいが、環境への負荷を
考慮すると、水系の分散媒を用いることが好ましい。非
水系の分散媒を用いる場合には、例えば特開平6−53
064号公報に記載されているように、トルエンやキシ
レンのような有機溶媒に、例えばオレイン酸のような界
面活性剤を添加して、分散媒とする。このような分散媒
を用いることにより、分散しにくいサブミクロンサイズ
のフェライト粒子を用いた場合でも最高で98%程度の
高い磁気的配向度を得ることが可能である。一方、水系
の分散媒としては、水に各種界面活性剤を添加したもの
を用いればよいが、好ましくは、WO98/25278
に記載されている分散剤を用いることが好ましい。この
分散剤は、水酸基およびカルボキシル基を有する有機化
合物またはその中和塩もしくはそのラクトンであるか、
ヒロドキシメチルカルボニル基を有する有機化合物であ
るか、酸として解離し得るエノール型水酸基を有する有
機化合物またはその中和塩であって、前記有機化合物
が、炭素数3〜20であり、酸素原子と二重結合した炭
素原子以外の炭素原子の50%以上に水酸基が結合して
いる化合物、例えばグルコン酸やアスコルビン酸、であ
る。また、このほか、クエン酸またはその中和塩も上記
WO98/25278に挙げられている。
【0042】成形工程と焼成工程との間には、成形体を
大気中または窒素中において100〜500℃の温度で
熱処理して、添加した分散剤を十分に分解除去するため
の工程が、必要に応じて設けられる。
大気中または窒素中において100〜500℃の温度で
熱処理して、添加した分散剤を十分に分解除去するため
の工程が、必要に応じて設けられる。
【0043】焼成工程では、大気中で好ましくは115
0〜1270℃、より好ましくは1160〜1240℃
の温度で0.5〜3時間程度焼成する。
0〜1270℃、より好ましくは1160〜1240℃
の温度で0.5〜3時間程度焼成する。
【0044】
【実施例】以下の手順で、表1に示すフェライト焼結磁
石サンプルを作製した。
石サンプルを作製した。
【0045】まず、原料粉末として、Fe2O3およびS
rCO3を用意し、モル比がFe2O 3:SrCO3=6:
1となるように秤量し、これらを湿式アトライタで混合
・粉砕した後、乾燥して整粒し、空気中において125
0℃で3時間仮焼して、顆粒状の仮焼体を得た。
rCO3を用意し、モル比がFe2O 3:SrCO3=6:
1となるように秤量し、これらを湿式アトライタで混合
・粉砕した後、乾燥して整粒し、空気中において125
0℃で3時間仮焼して、顆粒状の仮焼体を得た。
【0046】この仮焼体に、Fe2O3、CoOおよびL
a(OH)3を、焼成後の組成が 式 Sr1-xLax(Fe12-yCoy)zO19 において x=0.198、 y=0.203、 z=1.05 となるように添加すると共に、SiO2(平均粒径0.
01μm)およびCaCO 3を添加し、振動ミルにより2
0分間乾式粗粉砕した。なお、SiO2の添加量は、後
に添加する無機粒子の添加量に応じて変更した。ただ
し、サンプルNo.3、4ではSiO2を添加しなかった。
また、CaCO3の添加量は、仮焼体に対し1.43重
量%とした。
a(OH)3を、焼成後の組成が 式 Sr1-xLax(Fe12-yCoy)zO19 において x=0.198、 y=0.203、 z=1.05 となるように添加すると共に、SiO2(平均粒径0.
01μm)およびCaCO 3を添加し、振動ミルにより2
0分間乾式粗粉砕した。なお、SiO2の添加量は、後
に添加する無機粒子の添加量に応じて変更した。ただ
し、サンプルNo.3、4ではSiO2を添加しなかった。
また、CaCO3の添加量は、仮焼体に対し1.43重
量%とした。
【0047】次いで、分散媒として水を、分散剤として
固形分に対し0.6重量%のグルコン酸を用い、これら
と上記仮焼体とを混合して粉砕用スラリーを調製した。
グルコン酸添加の際には、グルコン酸の中和当量の5倍
に相当するアンモニア水を加えて粉砕時のpHを調整し
た。なお、グルコン酸の添加量は、グルコン酸イオンに
換算した値である。
固形分に対し0.6重量%のグルコン酸を用い、これら
と上記仮焼体とを混合して粉砕用スラリーを調製した。
グルコン酸添加の際には、グルコン酸の中和当量の5倍
に相当するアンモニア水を加えて粉砕時のpHを調整し
た。なお、グルコン酸の添加量は、グルコン酸イオンに
換算した値である。
【0048】この粉砕用スラリーを用いて、湿式アトラ
イタにより粉砕を行い、粉砕終了3分前に、無機粒子を
添加した。この無機粒子の主成分は、SiO2:70重
量%、CaO:10.5重量%、Al2O3:10.5重
量%、S:7重量%であった。この無機粒子は、バルク
体を振動ミルにより粉砕することにより得たものであ
る。仮焼体に対する無機粒子の重量比、振動ミルによる
バルク体の粉砕時間、無機粒子の粒径を、それぞれ表1
に示す。
イタにより粉砕を行い、粉砕終了3分前に、無機粒子を
添加した。この無機粒子の主成分は、SiO2:70重
量%、CaO:10.5重量%、Al2O3:10.5重
量%、S:7重量%であった。この無機粒子は、バルク
体を振動ミルにより粉砕することにより得たものであ
る。仮焼体に対する無機粒子の重量比、振動ミルによる
バルク体の粉砕時間、無機粒子の粒径を、それぞれ表1
に示す。
【0049】湿式粉砕後、粉砕用スラリーを遠心分離し
て、成形用スラリーとした。この成形用スラリーから水
を除去しながら圧縮成形を行った。この成形は、圧縮方
向に約15kOe の磁場を印加しながら行った。得られた
成形体は、直径30mm、高さ14mmの円柱状であった。
て、成形用スラリーとした。この成形用スラリーから水
を除去しながら圧縮成形を行った。この成形は、圧縮方
向に約15kOe の磁場を印加しながら行った。得られた
成形体は、直径30mm、高さ14mmの円柱状であった。
【0050】次に、空気中において、1214℃で1時
間焼成し、焼結磁石サンプルとした。各サンプルの上下
面を加工した後、残留磁束密度(Br)および保磁力
(HcJ)を調べた。結果を表1に示す。
間焼成し、焼結磁石サンプルとした。各サンプルの上下
面を加工した後、残留磁束密度(Br)および保磁力
(HcJ)を調べた。結果を表1に示す。
【0051】また、各サンプルの断面をSEM−EDS
により調べ、断面積が0.025〜100μm2である無
機粒子の断面積合計が、焼結磁石断面に占める比率を求
めた。この結果をS100/SMとして表1に示す。また、
断面積100μm2を超える無機粒子の合計断面積が、サ
ンプル断面において検出可能な無機粒子の合計断面積に
占める比率を求めた。この結果を、S100/SIとして表
1に示す。また、蛍光X線分析により、サンプル中のS
iO2含有量を調べた。この結果を、仮焼体に添加した
SiO2量と共に表1に示す。
により調べ、断面積が0.025〜100μm2である無
機粒子の断面積合計が、焼結磁石断面に占める比率を求
めた。この結果をS100/SMとして表1に示す。また、
断面積100μm2を超える無機粒子の合計断面積が、サ
ンプル断面において検出可能な無機粒子の合計断面積に
占める比率を求めた。この結果を、S100/SIとして表
1に示す。また、蛍光X線分析により、サンプル中のS
iO2含有量を調べた。この結果を、仮焼体に添加した
SiO2量と共に表1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】表1から、本発明の効果が明らかである。
すなわち、無機粒子を添加し、S10 0/SMが0.01〜
3面積%であるサンプルでは、HcJが5000Oe前後と
極めて高く、しかも、4000G以上の十分なBrが得
られている。
すなわち、無機粒子を添加し、S10 0/SMが0.01〜
3面積%であるサンプルでは、HcJが5000Oe前後と
極めて高く、しかも、4000G以上の十分なBrが得
られている。
フロントページの続き Fターム(参考) 4G002 AA08 AA09 AA12 AB01 AE04 4G018 AA06 AA08 AA09 AA22 AA25 AA34 AB03 AC02 AC03 5E040 AB04 AB09 BD01 CA01 HB00 HB01 HB03 HB06 NN01 5E062 CC02 CD01 CE04 CF01 CG01 CG02
Claims (8)
- 【請求項1】 六方晶構造を有するフェライトを主相と
する焼結磁石であって、 少なくともSiO2を構成成分として含む無機粒子が含
有されており、断面積が0.025〜100μm2である
無機粒子の合計断面積が、焼結磁石断面の0.01〜3
面積%を占める焼結磁石。 - 【請求項2】 焼結磁石断面に占める前記無機粒子の総
断面積に対し、断面積が100μm2を超える無機粒子の
合計断面積が占める比率が20%以下である請求項1の
焼結磁石。 - 【請求項3】 Sr、Ba、CaおよびPbから選択さ
れる少なくとも1種の元素であって、Srを必ず含むも
のをAとし、 希土類元素(Yを含む)およびBiから選択される少な
くとも1種の元素であってLaを必ず含むものをRと
し、 Co、またはCoおよびZnをMとしたとき、 A,R,FeおよびMを含有する請求項1または2の焼
結磁石。 - 【請求項4】 A,R,FeおよびMそれぞれの金属元
素の総計の構成比率が、全金属元素量に対し、 A:1〜13原子%、 R:0.05〜10原子%、 Fe:92〜95原子%、 M:0.1〜5原子% である請求項3の焼結磁石。 - 【請求項5】 組成を 式 A1-xRx(Fe12-yMy)zO19 (x,y,zはモル数を表す)で表したとき、 0.04≦x≦0.9、 0.04≦y≦0.5、 0.7≦z≦1.2 である請求項4の焼結磁石。
- 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの焼結磁石を製
造する方法であって、 原料粉末を仮焼して仮焼体を得る仮焼工程と、仮焼体を
粉砕して仮焼粉末を得る粉砕工程と、仮焼粉末を成形し
て成形体を得る成形工程と、成形体を焼成して焼結磁石
を得る焼成工程とを有し、 前記成形工程において、成形体に前記無機粒子が含有さ
れている焼結磁石の製造方法。 - 【請求項7】 前記無機粒子の少なくとも一部を、前記
粉砕工程において添加する請求項6の焼結磁石の製造方
法。 - 【請求項8】 前記無機粒子の少なくとも一部を、前記
粉砕工程の途中で添加する請求項7の焼結磁石の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11076961A JP2000277313A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 焼結磁石およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11076961A JP2000277313A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 焼結磁石およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000277313A true JP2000277313A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=13620396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11076961A Withdrawn JP2000277313A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 焼結磁石およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000277313A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014087932A1 (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Tdk株式会社 | Srフェライト焼結磁石の製造方法 |
CN109133896A (zh) * | 2018-08-16 | 2019-01-04 | 横店集团东磁股份有限公司 | 一种永磁铁氧体材料及其制备方法 |
CN111423226A (zh) * | 2020-03-17 | 2020-07-17 | 江门江益磁材有限公司 | 一种永磁铁氧体及其制备方法和应用 |
-
1999
- 1999-03-19 JP JP11076961A patent/JP2000277313A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014087932A1 (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Tdk株式会社 | Srフェライト焼結磁石の製造方法 |
CN104380403A (zh) * | 2012-12-03 | 2015-02-25 | Tdk株式会社 | Sr铁氧体烧结磁铁的制造方法 |
CN109133896A (zh) * | 2018-08-16 | 2019-01-04 | 横店集团东磁股份有限公司 | 一种永磁铁氧体材料及其制备方法 |
CN111423226A (zh) * | 2020-03-17 | 2020-07-17 | 江门江益磁材有限公司 | 一种永磁铁氧体及其制备方法和应用 |
CN111423226B (zh) * | 2020-03-17 | 2022-05-24 | 江门江益磁材有限公司 | 一种永磁铁氧体及其制备方法和应用 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6248253B1 (en) | Hexagonal ferrite magnets | |
JP2000223307A (ja) | 酸化物磁性材料、フェライト粒子、ボンディット磁石、焼結磁石、これらの製造方法および磁気記録媒体 | |
JP2922864B2 (ja) | フェライト磁石およびその製造方法 | |
JP4194013B2 (ja) | フェライト磁石の製造方法 | |
JP4647731B2 (ja) | 磁石粉末、焼結磁石、それらの製造方法、ボンディッド磁石および磁気記録媒体 | |
JP4100665B2 (ja) | 六方晶フェライト焼結体の製造方法 | |
JP2001076919A (ja) | フェライト磁石およびその製造方法 | |
JP3657549B2 (ja) | フェライト焼結磁石およびその製造方法 | |
JP3935325B2 (ja) | フェライト磁石の製造方法 | |
JP3927401B2 (ja) | フェライト焼結磁石の製造方法 | |
JP3263694B2 (ja) | 六方晶フェライト焼結磁石 | |
JP4709338B2 (ja) | 六方晶フェライト磁石粉末と六方晶フェライト焼結磁石の製造方法 | |
JP3506174B2 (ja) | フェライト磁石及びその粉末の製造方法 | |
JP4301539B2 (ja) | 乾式成形焼結磁石の製造方法 | |
JP3960730B2 (ja) | 焼結磁石の製造方法 | |
JP2001223104A (ja) | 焼結磁石の製造方法 | |
JP2003297623A (ja) | 六方晶フェライト焼結体の製造方法 | |
JP2000277313A (ja) | 焼結磁石およびその製造方法 | |
JPH1197226A (ja) | 磁石粉末、焼結磁石、ボンディッド磁石、磁気記録媒体およびモータ | |
JP4599752B2 (ja) | フェライト焼結磁石の製造方法 | |
JP2000277312A (ja) | 焼結磁石およびその製造方法 | |
JP2002141212A (ja) | 回転機 | |
JP3183869B2 (ja) | 六方晶フェライト磁石 | |
JP3297023B2 (ja) | 磁石粉末、焼結磁石、これらの製造方法、ボンディッド磁石、モータおよび磁気記録媒体 | |
JPH11233326A (ja) | 磁石粉末、焼結磁石、ボンディッド磁石、モータおよび磁気記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20040601 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060606 |