JP2000273335A - アゾ染料、その調製方法及びその用途 - Google Patents
アゾ染料、その調製方法及びその用途Info
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Abstract
洗い落としやすく、良好な着色収率及び高い反応性を有
するアゾ染料の提供。 【解決手段】 式(1) の少なくとも一つの構造単位を含むアゾ染料。
Description
その調製方法及びその用途に関する。
色法の利益性に関する要求を増大させるに至った。その
結果、特に塗布に関して良好な性質を有する、容易に得
ることができる新規な染料の需要があり続ける。
今日、たとえば十分な直接性を有すると同時に非固着部
分を洗い落としやすいような染料が求められている。さ
らに、良好な着色収率及び高い反応性を有するべきであ
り、特に、高い固着度を有する染料が提供されるべきで
ある。これらの要求は、公知の染料によってすべての性
質に関して満たされているわけではない。
色及び捺染するための、上記で特徴づけた特質を高い程
度に有する新規なアゾ染料を発見する目的に基づく。こ
のような染料は、良好な万能の性質、たとえば耐光堅ロ
ウ性及び濡れ堅ロウ性を有する染色を生じさせるべきで
ある。
式(1)
料に関する。
応じて種々のクラスの染料に属することができる。これ
らの染料クラスは、たとえばVenkataraman「The Chemis
tryof Synthetic Dyes」Volume 1, pp. 268-303, Academ
ic Press, New York, London 1952及びVolume 6, pp. 1
-4, Academic Press, New York, London 1972に記載さ
れている。本発明のアゾ染料は、好ましくは、綿、羊
毛、皮革、紙及び木を染色するための酸性、直接又は反
応性染料であり、特に、綿及び羊毛を染色するための反
応性染料である。すなわち、少なくとも1個、好ましく
は少なくとも2個の繊維反応性基を含有し、セルロース
のヒドロキシル基又は天然及び合成ポリアミドの反応性
中心と反応して共有化学結合を形成することができる。
(2)、(3)又は(4)を有する。
であり、R′は、水素又は置換もしくは非置換である、
又は酸素によって中断されていてもよいC1〜C12アル
キルであり、Bは、脂肪族又は芳香族の架橋員であり、
D1、D2及びD3は、互いに独立して、それぞれベンゼ
ン又はナフタレン系のジアゾ成分の基であり、D4は、
芳香族テトラゾ成分の基であり、Rは、水素又は脂肪族
もしくは芳香族基であるか、基R及びR′が窒素原子と
一緒になって複素環式基を形成する。
って中断されていてもよいR′としてのC1〜C12アル
キル、好ましくはC1〜C6アルキル、特にC1〜C4アル
キルは、直鎖状又は分岐鎖状であり、たとえばメチル、
エチル、n−もしくはイソプロピル、n−、イソ−、se
c−もしくはtert−ブチル、n−ペンチル、ネオペンチ
ル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−
ノニル、n−デシル、n−ウンデシル又はn−ドデシル
である。前記アルキル基は、1、2又は3個の酸素原子
によって中断されていてもよく、非置換であるか、C2
〜C4アルカノイルアミノ、たとえばアセチルアミノも
しくはプロピオニルアミノ、C1〜C4アルコキシ、たと
えばメトキシもしくはエトキシ、ヒドロキシル、スル
ホ、スルファト、カルボキシル、シアノ又はカルバモイ
ル、スルファモイル、β−スルファトエチルスルホニル
もしくはβ−クロロエチルスルホニルによって置換され
ている。アルキル基R′の好ましい置換基は、ヒドロキ
シル、スルホ、カルボキシル又はスルファト、特にヒド
ロキシル又はスルファト、特にヒドロキシルである。置
換アルキル基及び酸素によって中断されているアルキル
基の例は、β−ヒドロキシエチル、2−(β−ヒドロキ
シエトキシ)エチル、2−〔2−(β−ヒドロキシエト
キシ)エトキシ〕エチル、2−(β−クロロエチルスル
ホニル)エチル、2−(β−スルファトエチルスルホニ
ル)エチル、β−スルファトエチル、β−スルホエチ
ル、カルボキシメチル又はβ−カルボキシエチルであ
る。
ルキレン基、特にC2〜C6アルキレン基であり、これら
は、−NH−、−N(CH3)−及び特に−O−からな
る群より選択される1、2又は3個の員によって中断さ
れていることができ、非置換であるか、ヒドロキシル、
スルホ、スルファト、シアノ又はカルボキシルによって
置換されている。アルキレン基Bの好ましい置換基は、
ヒドロキシル、スルホ又はスルファト、特にヒドロキシ
ルである。
C9シクロアルキレン基、たとえば特にシクロへキシレ
ン基である。前記シクロアルキレン基は、非置換である
こともできるし、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキ
シ、C2〜C4アルカノイルアミノ、スルホ、ハロゲン又
はカルボキシル、特にC1〜C4アルキルによって置換さ
れていることもできる。脂肪族架橋員Bはさらに、非置
換であるか、シクロへキシレン環をC1〜C4アルキル、
特にメチルによって置換されているメチレン−シクロへ
キシレン、エチレン−シクロへキシレン又はメチレン−
シクロへキシレン−メチレン基である。
か、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C2〜C4
アルカノイルアミノ、スルホ、ハロゲン又はカルボキシ
ルによって置換されているC1〜C6アルキレンフェニレ
ン、たとえばメチレンフェニレン、C1〜C4アルキレン
フェニレン−C1〜C4アルキレン、たとえばメチレンフ
ェニレンメチレン又はフェニレンであるか、式
あるか、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C2
〜C4アルカノイルアミノ、スルホ、ハロゲン又はカル
ボキシルによって置換されており、Lは、直接結合又は
1、2もしくは3個の酸素原子によって中断されている
ことができるC2〜C10アルキレン基であるか、式−C
H=CH−、−N=N−、−NH−、−CO−、−NH
−CO−、−NH−SO2−、−NH−CO−NH−、
−O−、−S−又は−SO2−の架橋員である)の基で
ある。前記芳香族架橋員Bは、好ましくは非置換である
か、スルホによって置換されている。
ば、芳香族架橋員Bは、好ましくは、ベンゼン環I及び
IIが非置換であるか、上記定義のとおりに置換されてお
り、Lが、上記定義及び上で述べた好ましいもののとお
りである式(5)の基である。好ましくは、ベンゼン環
I及びIIは非置換であり、Lはイソプロピレンである。
基、特にC2〜C6アルキレン基であり、1、2又は3個
の員−O−によって中断されていることができ、非置換
であるか、ヒドロキシ又はスルファトによって置換され
ている。
に通例の置換基である。例は、メチル、エチル、n−も
しくはイソ−プロピル、n−、イソ−、sec−もしくはt
ert−ブチルをいうものと理解されるC1〜C4アルキ
ル、メトキシ、エトキシ、n−もしくはイソ−プロポキ
シ又はn−、イソ−、sec−もしくはtert−ブトキシを
いうものと理解されるC1〜C4アルコキシ、ヒドロキシ
−C1〜C4アルコキシ、フェノキシ、非置換であるか、
アルキル部分をヒドロキシル又はC1〜C4アルコキシに
よって置換されているC2〜C6アルカノイルアミノ、た
とえばアセチルアミノ、ヒドロキシアセチルアミノ、メ
トキシアセチルアミノ又はプロピオニルアミノ、非置換
であるか、フェニル部分をヒドロキシル、スルホ、ハロ
ゲン、C1〜C4アルキル又はC1〜C4アルコキシによっ
て置換されているベンゾイルアミノ、非置換であるか、
アルキル部分をヒドロキシル、C1〜C4アルキル又はC
1〜C4アルコキシによって置換されているC1〜C6アル
コキシカルボニルアミノ、非置換であるか、フェニル部
分をヒドロキシル、C1〜C4アルキル又はC1〜C4アル
コキシによって置換されているフェノキシカルボニルア
ミノ、アミノ、非置換であるか、アルキル部分をヒドロ
キシル、C1〜C4アルコキシ、カルボキシル、シアノ、
ハロゲン、スルホ、スルファト、フェニル又はスルホフ
ェニルによって置換されているN−C1〜C4アルキル−
もしくはN,N−ジ−C1〜C4アルキルアミノ、たとえ
ばメチルアミノ、エチルアミノ、N,N−ジメチルアミ
ノ、N,N−ジエチルアミノ、β−シアノエチルアミ
ノ、β−ヒドロキシエチルアミノ、N,N−ジ−β−ヒ
ドロキシエチルアミノ、β−スルホエチルアミノ、γ−
スルホ−n−プロピルアミノ、β−スルファトエチルア
ミノ、N−エチル−N−(3−スルホベンジル)アミノ
又はN−(β−スルホエチル)−N−ベンジルアミノ、
シクロヘキシルアミノ、非置換であるか、フェニル部分
をニトロ、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、カ
ルボキシル、ハロゲン又はスルホによって置換されてい
るN−フェニルアミノもしくはN−C1〜C4アルキル−
N−フェニルアミノ、C1〜C4アルコキシカルボニル、
たとえばメトキシ−もしくはエトキシカルボニル、トリ
フルオロメチル、ニトロ、シアノ、たとえばフルオロ、
ブロモ又は特にクロロをいうものと一般に理解されるハ
ロゲン、ウレイド、ヒドロキシル、カルボキシル、スル
ホ、スルホメチル、カルバモイル、カルバミド、スルフ
ァモイル、非置換であるか、フェニル部分をスルホ又は
カルボキシルによって置換されているN−フェニルスル
ファモイルもしくはN−C1〜C4アルキル−N−フェニ
ルスルファモイルならびにメチル−もしくはエチルスル
ホニルである。
の可能な置換基である。
ル基、羊毛及び絹のアミノ、カルボキシル、ヒドロキシ
ル及びチオール基又は合成ポリアミドのアミノ及びおそ
らくはカルボキシル基と反応して共有化学結合を形成す
ることができる基をいうものと理解される。繊維反応性
基は、原則として、直接又は架橋員を介して染料基に結
合される。適当な繊維反応性基は、たとえば脂肪族、芳
香族又は複素環式基上に開裂することができる少なくと
も1個の置換基を含む基又は前記基が、繊維材料と反応
することができる基、たとえばビニル基を含む基であ
る。
は、好ましくは、式(6a)、(6b)、(6c)、
(6d)、(6e)、(6f)又は(6g)を有する。
り、X1は、ハロゲン、3−カルボキシピリジン−1−
イル又は3−カルバモイルピリジン−1−イルであり、
T1は、独立して、X1の意味を有するか、繊維反応性で
はない置換基又は式(7a)、(7b)、(7c)、
(7d)、(7e)もしくは(7f)の繊維反応性基で
ある。
して、それぞれ水素又はC1〜C4アルキルであり、R2
は、水素、非置換であるか、ヒドロキシル、スルホ、ス
ルファト、カルボキシル又はシアノによって置換されて
いるC1〜C4アルキル又は基
ルホ、スルファト、カルボキシル、シアノ、ハロゲン、
C1〜C4アルコキシカルボニル、C1〜C4アルカノイル
オキシ、カルバモイル又は基−SO2−Yであり、al
k及びalk1は、互いに独立して、直鎖状又は分岐鎖
状のC1〜C6アルキレンであり、アリーレンは、非置換
であるか、スルホ、カルボキシル、C1〜C4アルキル、
C1〜C4アルコキシ又はハロゲンによって置換されてい
るフェニレン又はナフチレン基であり、Qは、基−O−
又は−NR1−(R1は、上記定義のとおりである)であ
り、Wは、基−SO2−NR2−、−CONR2−又は−
NR2CO−(R2は、上記定義のとおりである)であ
り、Yは、ビニル又は基−CH2−CH2−U(Uは、ア
ルカリ性条件下で開裂させることができる基である)で
あり、Y1は、基−CH(Hal)−CH2−Hal又は
−C(Hal)=CH2(Halは、クロロ又はブロモ
である)であり、i及びmは、互いに独立して、1〜6
の整数であり、nは、0又は1であり、X2は、ハロゲ
ン又はC1〜C4アルキルスルホニルであり、X3は、ハ
ロゲン又はC1〜C4アルキルであり、T2は、水素、シ
アノ又はハロゲンである。
る基Uは、たとえば−Cl、−Br、−F、−OSO3
H、−SSO3H、−OCO−CH3、−OPO3H2、−
OCO−C6H5、−OSO2−C1〜C4アルキル又は−
OSO2−N(C1〜C4アルキル)2である。Uは、好ま
しくは式−Cl、−OSO3H、−SSO3H、−OCO
−CH3、−OCO−C6H5又は−OPO3H2、特に−
Cl又は−OSO3H、とりわけ−OSO3Hである。
β−ブロモ−もしくはβ−クロロエチル、β−アセトキ
シエチル、β−ベンゾイルオキシエチル、β−ホスファ
トエチル、β−スルファトエチル及びβ−チオスルファ
トエチルである。Yは、好ましくはビニル、β−クロロ
エチル又はβ−スルファトエチル、特にビニル又はβ−
スルファトエチルである。
それぞれ好ましくは水素、メチル又はエチル、特に好ま
しくは水素である。
キル、たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec−ブチルもしくはtert−
ブチル、特に好ましくは水素、メチル又はエチルであ
る。R2は、特に好ましくは水素である。
2、3又は4、特に好ましくは2又は3である。
ある。
ば、ヒドロキシル、C1〜C4アルコキシ、たとえばメト
キシ、エトキシ、n−もしくはイソ−プロポキシ又はn
−、sec−、イソ−もしくはtert−ブトキシ、特にメト
キシ又はエトキシ(前記基は、非置換であるか、アルキ
ル部分をたとえばC1〜C4アルコキシ、ヒドロキシル、
スルホ又はカルボキシルによって置換されている)、C
1〜C4アルキルチオ、たとえばメチルチオ、エチルチ
オ、n−もしくはイソプロピルチオ又はn−ブチルチオ
(前記基は、非置換であるか、アルキル部分をたとえば
C1〜C4アルコキシ、ヒドロキシル、スルホ又はカルボ
キシルによって置換されている)、アミノ、N−モノ−
又はN,N−ジ−C1〜C6アルキルアミノ、好ましくは
N−モノ−もしくはN,N−ジ−C1〜C4アルキルアミ
ノ(前記基は、非置換であり、中断されていないか、ア
ルキル部分を酸素によって中断されているか、アルキル
部分をたとえばC2〜C4アルカノイルアミノ、C1〜C4
アルコキシ、ヒドロキシル、スルホ、スルファト、カル
ボキシル、シアノ、カルバモイル又はスルファモイルに
よって置換されている)、たとえばN−メチルアミノ、
N−エチルアミノ、N−プロピルアミノ、N,N−ジ−
メチルアミノもしくはN,N−ジ−エチルアミノ、N−
β−ヒドロキシエチルアミノ、N,N−ジ−β−ヒドロ
キシエチルアミノ、N−2−(β−ヒドロキシエトキ
シ)エチルアミノ、N−2−〔2−(β−ヒドロキシエ
トキシ)エトキシ〕エチルアミノ、N−β−スルファト
エチルアミノ、N−β−スルホエチルアミノ、N−カル
ボキシメチルアミノ、N−β−カルボキシエチルアミ
ノ、N−α,β−ジカルボキシエチルアミノ、N−α,
γ−ジカルボキシプロピルアミノ、N−エチル−N−β
−ヒドロキシエチルアミノもしくはN−メチル−N−β
−ヒドロキシエチルアミノ、非置換基及びシクロアルキ
ル環をたとえばC1〜C4アルキル、特にメチル又はカル
ボキシルによって置換されている基を含むC5〜C7シク
ロアルキルアミノ、たとえばシクロヘキシルアミノ、非
置換基及びフェニル環をたとえばC1〜C4アルキル、C
1〜C4アルコキシ、C2〜C4アルカノイルアミノ、カル
ボキシル、カルバモイル、スルホ又はハロゲンによって
置換されている基を含むフェニルアミノもしくはN−C
1〜C4アルキル−N−フェニルアミノ、たとえば2−、
3−もしくは4−クロロフェニルアミノ、2−、3−も
しくは4−メチルフェニルアミノ、2−、3−もしくは
4−メトキシフェニルアミノ、2−、3−もしくは4−
スルホフェニルアミノ、ジスルホフェニルアミノ又は2
−、3−もしくは4−カルボキシフェニルアミノ、非置
換であるか、ナフチル環をたとえばスルホ、好ましくは
1〜3個のスルホ基によって置換されているナフチルア
ミノ、たとえば1−もしくは2−ナフチルアミノ、1−
スルホ−2−ナフチルアミノ、1,5−ジスルホ−2−
ナフチルアミノ又は4,8−ジスルホ−2−ナフチルア
ミノ、又は非置換であるか、フェニル部分をたとえばC
1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、カルボキシル、
スルホ又はハロゲンによって置換されているベンジルア
ミノである。
は、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、ヒド
ロキシル、アミノ、場合によってはアルキル部分をヒド
ロキシル、スルファト又はスルホによって置換されてい
るN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1〜C4アルキルア
ミノ、モルホリノ、非置換であるか、フェニル環をスル
ホ、カルボキシル、アセチルアミノ、クロロ、メチル又
はメトキシによって置換されており、アルキルが非置換
であるか、ヒドロキシル、スルホ又はスルファトによっ
て置換されているフェニルアミノもしくはN−C1〜C4
アルキル−N−フェニルアミノ又は非置換であるか、1
〜3個のスルホ基によって置換されているナフチルアミ
ノである。
は、アミノ、N−メチルアミノ、N−エチルアミノ、N
−β−ヒドロキシエチルアミノ、N−メチル−N−β−
ヒドロキシエチルアミノ、N−エチル−N−β−ヒドロ
キシエチルアミノ、N,N−ジ−β−ヒドロキシエチル
アミノ、モルホリノ、2−、3−もしくは4−カルボキ
シフェニルアミノ、2−、3−もしくは4−スルホフェ
ニルアミノ又はN−C 1〜C4アルキル−N−フェニルア
ミノである。
ルオロ、クロロ又はブロモ、特に好ましくはクロロ又は
フルオロである。
ルオロ、クロロ又はブロモ、特にクロロ又はフルオロで
ある。
えばエチルスルホニル又はメチルスルホニル、特にメチ
ルスルホニルである。
ル、エチル、n−もしくはイソ−プロピル又はn−、イ
ソ−もしくはtert−ブチル、特にメチルである。
はクロロ又はフルオロである。
る。
たとえばメチレン、エチレン、1,3−プロピレン、
1,4−ブチレン、1,5−ペンチレンもしくは1,6
−ヘキシレン基又はそれらの分岐鎖状異性体である。
好ましくはそれぞれC1〜C4アルキレン基、特に好まし
くはエチレン基又はプロピレン基である。
か、たとえばスルホ、メチル、メトキシ又はカルボキシ
ルによって置換されている1,3−又は1,4−フェニ
レン基、特に好ましくは非置換1,3−又は1,4−フ
ェニレン基である。
に好ましくは−O−である。
HCO−の基、特に式−CONH−の基である。
しくは、Wが式−CONH−の基であり、R1、R2及び
R3がそれぞれ水素であり、Qが基−O−又は−NH−
であり、alk及びalk1が、互いに独立して、それ
ぞれエチレン又はプロピレンであり、アリーレンが、非
置換であるか、メチル、メトキシ、カルボキシル又はス
ルホによって置換されているフェニレンであり、Yがビ
ニル又はβ−スルファトエチルであり、Y1が−CHB
r−CH2Br又は−CBr=CH2であり、nが0であ
る基である。
は、特に好ましくは、Yがビニル、β−クロロエチル又
はβ−スルファトエチルであり、Halがブロモであ
り、R 2及びR1aが水素であり、mが2又は3であり、
X1がハロゲンであり、T1がC1〜C4アルコキシ、C1
〜C4アルキルチオ、ヒドロキシル、アミノ、非置換で
あるか、アルキル部分をヒドロキシル、スルファト又は
スルホによって置換されているN−モノ−もしくはN,
N−ジ−C1〜C4アルキルアミノ、モルホリノ、非置換
であるか、フェニル環をスルホ、カルボキシル、アセチ
ルアミノ、クロロ、メチル又はメトキシによって置換さ
れており、アルキルが非置換であるか、ヒドロキシル、
スルホ又はスルファトによって置換されているフェニル
アミノもしくはN−C1〜C4アルキル−N−フェニルア
ミノ又は非置換であるか、1〜3個のスルホ基によって
置換されているナフチルアミノである式(6a)、(6
c)、(6d)、(6e)又は(6f)の基であるか、
式(7a′)、(7b′)、(7c′)、(7d′)又
は(7f′)
おりであり、Y1が基−CH(Br)−CH2−Br又は
−C(Br)=CH2である式(7c′)又は(7
d′)の繊維反応性基である。
Yは好ましくはβ−クロロエチルである。式(7c′)
及び(7d′)の基の場合、Yは、好ましくはビニル又
はβ−スルファトエチルである。
びD3に含まれる基が式(6h)
ましいもののとおりであり、T3は、式(8)又は
(9)
り、式中、Dは、ベンゼン又はナフタレン系のジアゾ成
分の基であり、Mは、ベンゼン又はナフタレン系の中間
成分の基であり、Kは、ベンゼン、ナフタレン、ピラゾ
ロン、6−ヒドロキシピリド−2−オン又はアセト酢酸
アリールアミド系のカップリング成分の基であり、R1
は、上記定義及び好ましいもののとおりであり、uは、
0又は1であり、D、M及びKは、アゾ染料で通例の置
換基を有することができる)を有する染料に関する。
応性の置換基及び繊維反応性ではない置換、たとえばD
1、D2及びD3に関して上記で定義した置換基をいう。
反応性ではない置換基は、好ましくは、非置換である
か、ヒドロキシル、スルホ又はスルファトによってさら
に置換されているC1〜C4アルキルもしくはC1〜C4ア
ルコキシ、ハロゲン、カルボキシル、スルホ、ニトロ、
シアノ、トリフルオロメチル、スルファモイル、カルバ
モイル、アミノ、ウレイド、ヒドロキシル、スルホメチ
ル、C2〜C4アルカノイルアミノ、非置換であるか、フ
ェニル環をC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハ
ロゲン又はスルホによってさらに置換されているベンゾ
イルアミノ又は非置換であるか、C1〜C4アルキル、C
1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル又はスルホ
によって置換されているフェニルである。
アゾアミノ基は、好ましくは少なくとも1個のスルホ基
を含む。
T3は、式(10a)、(10b)、(10c)、(1
0d)、(10e)、(10f)、(10g)、(10
h)、(10i)、(10j)、(10k)、(10
l)、(10m)、(10n)、(10o)又は(10
p)の基である。
C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスル
ホからなる群より選択される0〜3個の同一又は異なる
置換基であり、(R5)0-3は、ハロゲン、ニトロ、シア
ノ、トリフルオロメチル、スルファモイル、カルバモイ
ル、C1〜C4アルキル、非置換であるか、ヒドロキシ
ル、スルファト又はC1〜C4アルコキシによって置換さ
れているC1〜C4アルコキシ、アミノ、C2〜C4アルカ
ノイルアミノ、ウレイド、ヒドロキシル、カルボキシ
ル、スルホメチル、C1〜C4アルキルスルホニルアミノ
及びスルホからなる群より選択される0〜3個の同一又
は異なる置換基であり、Z1は、式(6a)、(6
c)、(6d)、(6e)、(6f)又は(6g)、好
ましくは(6a)、(6c)、(6d)又は(6e)、
特に(6a)の基(前記基は、上記定義及び好ましいも
ののとおりである)である。
ベンゾイルである。
C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスル
ホからなる群より選択される0〜3個の同一又は異なる
置換基である。
水素、C1〜C4アルキル又はフェニルであり、R9は、
水素、シアノ、カルバモイル又はスルホメチルである。
0-3は、いずれの場合にも、上記定義のとおりであり、
(R11)0-3及び(R12)0-3は、互いに独立して、C1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボ
キシル及びスルホからなる群より選択される0〜3個の
同一又は異なる置換基であり、Z1は、上記定義及び好
ましいもののとおりである。
(10d)、(10e)、(10g)及び(10h)の
基のナフチル環上の数が可能な結合位置を識別する。
ミノ基における(R4)0-3は、好ましくは0〜3個のス
ルホ基である。
ノ基T3は、式(10a)、(10b)、(10d)、
(10e)、(10f)、(10k)又は(10m)、
特に式(10b)、(10k)又は(10m)の基であ
る。
及び好ましいもののとおりである式(6h)の基は、基
D1、D2及びD3の1個、特にD1のみに含まれる。
換ジアゾ成分の基D1、D2及びD3は、互いに独立し
て、たとえば、非置換であるか、たとえばC1〜C4アル
キル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、スルホ、ニト
ロ、カルボキシル又は式(6a)、(6b)、(6
c)、(6d)、(6e)、(6f)もしくは(6
g)、特に式(6a)、(6c)、(6d)、(6e)
もしくは(6f)の繊維反応性基(前記繊維反応性基は
上記定義及び好ましいもののとおりである)によって置
換されているフェニル又はナフチルである。
換ジアゾ成分の基D1、D2及びD3はまた、互いに独立
して、モノアゾ基、たとえば式(11)又は(12)
式中、D*は、ベンゼン又はナフタレン系のジアゾ成分
の基であり、K*は、ベンゼン、ナフタレン、ピラゾロ
ン、6−ヒドロキシピリド−2−オン又はアセト酢酸ア
リールアミド系のカップリング成分の基であり、K
**は、ベンゼン又はナフタレン系のカップリング成分の
基であり、D*、K*及びK**は、アゾ染料で通例の置換
基を有することができる。
**は、好ましくは、非置換であるか、ヒドロキシル、C
1〜C4アルコキシ、スルホ又はスルファトによってさら
に置換されているC1〜C4アルキルもしくはC1〜C4ア
ルコキシ、ハロゲン、カルボキシル、スルホ、ニトロ、
シアノ、トリフルオロメチル、スルファモイル、カルバ
モイル、アミノ、ウレイド、ヒドロキシル、スルホメチ
ル、C2〜C4アルカノイルアミノ、C1〜C4アルキルス
ルホニルアミノ、非置換であるか、フェニル環をC1〜
C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン又はスル
ホによって置換されているベンゾイルアミノ又は非置換
であるか、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハ
ロゲン、カルボキシル又はスルホによって置換されてい
るフェニルである。
好ましくは、式(6a)、(6c)、(6d)、(6
e)又は(6f)、特に式(6a)の基(前記基は上記
定義及び好ましいもののとおりである)である。
好ましくは、少なくとも1個のスルホ基を含む。
及びD3は、式(12a)、(12b)、(12c)、
(12d)、(12e)、(12f)、(12g)、
(12h)、(12i)又は(12j)の基である。
C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、カルボキシル及びスル
ホからなる群より選択される0〜3個の同一又は異なる
置換基であり、Z1は、式(6a)、(6c)、(6
d)、(6e)、(6f)又は(6g)、好ましくは式
(6a)、(6c)、(6d)又は(6e)、特に式
(6a)の繊維反応性基(前記繊維反応性基は、上記定
義及び好ましいもののとおりである)である。
あり、(R′5)0-3は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ト
リフルオロメチル、スルファモイル、カルバモイル、C
1〜C4アルキル、非置換であるか、ヒドロキシル、スル
ファト又はC1〜C4アルコキシによって置換されている
C1〜C4アルコキシ、アミノ、C2〜C4アルカノイルア
ミノ、ウレイド、ヒドロキシル、カルボキシル、スルホ
メチル、C1〜C4アルキルスルホニルアミノ、スルホ及
び式6(f)(基R1a、T1及びX1は、上記定義のとお
りである)の繊維反応性基からなる群より選択される0
〜3個の同一又は異なる置換基であり、Z1は、上記定
義及び好ましいもののとおりである。
び(12f)の基のナフチル環上の数が可能な結合位置
を識別する。
る基D1、D2及びD3ならびに本発明の式(4)の染料
における基D1及びD2は、同一であるか、同一ではな
い。
置換であるか、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキ
シ、C2〜C4アルカノイルアミノ、スルホ、ハロゲン又
はカルボキシルによって置換されているフェニレンもし
くナフチレン又は式(5)の基(上記定義のとおりであ
る)である。
(5′)の基である。
は2個のスルホ基によって置換されているナフチレン、
式(5′)の基又は式(5)(ベンゼン環I及びIIが非
置換であるか、1又は2個のスルホ基によって置換され
ており、Lが直接結合、C2〜C4アルキレン基又は式−
CH=CH−、−NH−、−CO−、−NH−CO−、
−NH−SO2−、−NH−CO−NH−、−O−、−
S−もしくは−SO2−の架橋員である)の基である。
か、非置換である、又は酸素によって中断されているC
1〜C12アルキル基R′に関して上記に定義した基であ
る。Rのさらなる例は、2,5−ジ−(β−クロロエチ
ルスルホニル)ペンチル、2−〔2−(β−クロロエチ
ルスルホニル)エトキシ〕エチル又は2−〔2−(β−
スルファトエチルスルホニル)エトキシ〕エチルの基で
ある。
C7シクロアルキル基、たとえば特にシクロヘキシル基
である。前記シクロアルキル基は、非置換であることも
できるし、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C
2〜C4アルカノイルアミノ、スルホ、ハロゲン又はカル
ボキシル、特にC1〜C4アルキルによって置換されてい
ることもできる。脂肪族基Rはさらに、非置換である
か、シクロヘキシル環をC 1〜C4アルキル、特にメチル
によって置換されているメチレン−シクロヘキシル又は
エチレン−シクロヘキシル基である。
か、置換されており、非置換基及びC 1〜C4アルキル、
たとえばメチルもしくはエチル、C1〜C4アルコキシ、
たとえばメトキシもしくはエトキシ、C2〜C4アルカノ
イルアミノ、カルボキシル、カルバモイル、スルホ又は
ハロゲン、たとえばクロロもしくはブロモによって置換
されている基を含むフェニルもしくはナフチル又は式
(6a)、(6b)、(6c)、(6d)、(6e)、
(6f)もしくは(6g)の繊維反応性基(上記定義の
とおりである)である。例は、o−、m−もしくはp−
クロロフェニル、o−、m−もしくはp−メチルフェニ
ル、o−、m−もしくはp−メトキシフェニル、o−、
m−もしくはp−スルホフェニル、ジスルホフェニル、
o−、m−もしくはp−カルボキシフェニル、1−もし
くは2−ナフチル、1−スルホ−2−ナフチル、1,5
−ジスルホ−2−ナフチル、4,8−ジスルホ−2−ナ
フチル又は4−(β−スルファトエチルスルホニル)フ
ェニルである。
はさらに、たとえば、式(13)又は(14)
び(9)の下での上記定義のとおりである)のモノアゾ
又はジスアゾ基である。
よって置換されているならば、モノアゾ基Rは、たとえ
ば、上記に定義した式(10a)、(10b)、(10
c)、(10d)、(10e)、(10f)、(10
g)、(10h)、(10i)、(10j)、(10
k)、(10l)、(10m)、(10n)、(10
o)又は(10p)の基である。
形成される複素環式基は、たとえばモルホリンである。
ゾ染料の好ましい実施態様では、Aは、酸素又は基−N
R′−である。
るAが基−NR′−であるならば、R′は、好ましくは
水素であり、Rは、好ましくは水素、非置換であるか、
ヒドロキシル、スルホ、カルボキシル又はスルファト、
特にヒドロキシル又はスルファト、特にヒドロキシルに
よって置換されているC1〜C4アルキル又は2−(β−
スルファトエチルスルホニル)エチルである。
るAが酸素であるならば、Rは、好ましくは水素又は非
置換であるか、ヒドロキシルによって置換されているC
1〜C4アルキル、特に水素である。
好ましくは基−NR′−(R′は、水素、メチル又はエ
チル、特に水素である)である。
特に好ましい実施態様では、Aが酸素であり、Rが水素
である。
(2)のアゾ染料が好ましい。
好ましくはそれぞれ式(15)又は(16)の基であ
る。
1は、互いに独立して、式(6a)、(6c)、(6
d)、(6e)もしくは(6f)の基であり、式中、R
1a及びR2は、水素であり、Halは、ブロモであり、
Yは、ビニル、β−クロロエチル又はβ−スルファトエ
チルであり、T1は、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ア
ルキルチオ、ヒドロキシル、アミノ、非置換であるか、
アルキル部分をヒドロキシル、スルファト又はスルホに
よって置換されているN−モノ−もしくはN,N−ジ−
C1〜C4アルキルアミノ、モルホリノ、非置換である
か、フェニル環をスルホ、カルボキシル、アセチルアミ
ノ、クロロ、メチル又はメトキシによって置換されてお
り、アルキルが非置換であるか、ヒドロキシル、スルホ
又はスルファトによって置換されているフェニルアミノ
もしくはN−C1〜C4アルキル−N−フェニルアミノ、
非置換であるか、1〜3個のスルホ基によって置換され
ているナフチルアミノ又は式(7c′)もしくは(7
d′)
定義のとおりであり、X1は、クロロ又はフルオロであ
り、mは、2又は3であり、(R4)0-3及び(R13)0-3
は、互いに独立して、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C
1〜C4アルコキシ、カルボキシル及びスルホからなる群
より選択される0〜3個の同一又は異なる置換基であ
り、R′5は、水素、スルホ又は非置換であるか、アル
キル部分をヒドロキシル又はスルファトによって置換さ
れているC1〜C4アルコキシであり、R′5aは、水素、
C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C2〜C4アル
カノイルアミノ、ウレイド又は式(6f)(基R1a、T
1及びX1は、上記定義のとおりである)の基である。
13は、互いに独立して、たとえばメチル、エチル、n−
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、t
ert−ブチル又はイソブチル、好ましくはメチル又はエ
チル、特にメチルである。
びR13は、互いに独立して、たとえばメトキシ、エトキ
シ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ又
はイソブトキシ、好ましくはメトキシ又はエトキシ、特
にメトキシである。R′5は、非置換であるか、アルキ
ル部分をヒドロキシル又はスルファトによって置換され
ていてもよい。
て、たとえばフルオロ、クロロ又はブロモ、好ましくは
クロロ又はブロモ、特にクロロである。
とえばアセチルアミノ又はプロピオニルアミノ、特にア
セチルアミノである。
1aが水素であり、T1がアミノ、非置換であるか、アル
キル部分をヒドロキシル、スルファト又はスルホによっ
て置換されているN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1
〜C4アルキルアミノ、モルホリノ、非置換であるか、
フェニル環をスルホ、カルボキシル、アセチルアミノ、
クロロ、メチル又はメトキシによって置換されており、
アルキルが非置換であるか、ヒドロキシル、スルホ又は
スルファトによって置換されているフェニルアミノもし
くはN−C1〜C4アルキル−N−フェニルアミノ又は非
置換であるか、1〜3個のスルホ基によって置換されて
いるナフチルアミノであり、X1がフルオロ又はクロロ
である基である。
は、環ii中のスルホ基は、好ましくは、3又は4位で結
合している。環iiがスルホ基を含むならば、式(17
b)の基は、好ましくは、1、2又は3位で環iiに結合
している。環ii中にスルホ基が存在しないならば、式
(17b)の基は、好ましくは、2又は3位で環iiに結
合している。
特に好ましくは、それぞれ式(15a)、(15b)、
(15c)、(15d)又は(16a)の基である。
であるか、アルキル部分をヒドロキシル又はスルファト
によって置換されているエトキシであり、R′5aは、水
素、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、アセチルア
ミノ、プロピオニルアミノ又はウレイドであり、
(R13)0-2は、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4
アルコキシ及びスルホ、特にメチル、メトキシ及びスル
ホからなる群より選択される0〜2個の同一又は異なる
置換基であり、Y1は、基−CH(Br)−CH2−Br
又は−C(Br)=CH2であり、Yは、ビニル、β−
クロロエチル又はβ−スルファトエチル、特にビニル又
はβ−スルファトエチルであり、mは、2又は3、特に
2である。
の基中の数が繊維反応性基の可能な結合位置を識別す
る。
ずれの場合にも、好ましくは式(15a)、(15b)
又は(16a)の基である。
h)を有する上記に定義した本発明の具体的な実施態様
では、D1は、好ましくは、式(18)
にクロロであり、T3は、式(10a)、(10b)、
(10d)、(10e)、(10f)、(10k)又は
(10m)(基(R4)0-3、(R5)-3、R8、R10、R9
及び(R1 1)0-3は、上記定義のとおりである)のモノア
ゾ−又はジスアゾアミノ基である)の基であり、Z
1は、式(6a)、(6c′)、(6d′)又は(6
e′)
エチル又はβ−スルファトエチル、特にビニル又はβ−
スルファトエチルである(6a)の基である)の基であ
り、基D2及びD3は、互いに独立して、それぞれ式(1
5a)、(15b)、(15c)又は(15d)(基
(R13)0-2、Y、Y1及びmは、上記定義のとおりであ
る)の基である。
料である。
びD3の少なくとも1個が繊維反応性基を含む場合、互
いに独立して、いずれの場合にも、式(15a)、(1
5b)、(15c)、(15d)又は(16a)、好ま
しくは(15a)、(15b)又は(16a)の基であ
るか、D1が、式(18)(X1がクロロであり、T
3が、式(10a)、(10b)、(10d)、(10
e)、(10f)、(10k)又は(10m)、好まし
くは(10b)、(10k)又は(10m)の基であ
る)の基であり、D2及びD3が、基D2及びD3の少なく
とも1個が繊維反応性基を含む場合、互いに独立して、
いずれの場合にも、式(15a)、(15b)、(15
c)又は(15d)、好ましくは(15a)又は(15
b)の基である。
D1、D2及びD3の少なくとも2個が繊維反応性基を含
む。
方法であって、1個又は2個以上のジアゾ化アミンを、
一緒に又は所望の順序で、式(19)
とカップリングさせて、式(1)の少なくとも一つの構
造単位を含むアゾ染料を得る方法に関する。
えば2又は3個のジアゾ化アミンをいう。
は、たとえばジアゾ化することができ、たとえばVenkat
araman「The Chemistry of Synthetic Dyes」Volume 1,
pp.210-214, and 409-441, Academic Press, New Yor
k, London 1952に記載されているような、そのもの公知
の方法にしたがってカップリングさせることができるベ
ンゼン又はナフタレン系の芳香族アミン類である。
アルカリ金属亜硝酸塩、たとえば亜硝酸ナトリウムによ
り、鉱酸媒体、たとえば塩酸媒体中、たとえば−5〜4
0℃、好ましくは−5〜10℃でジアゾ化する。
リングは、そのもの公知の方法で、酸性又は中性ないし
弱アルカリ性pH、たとえばpH1〜10で、たとえば−5
〜40℃、好ましくは0〜30℃で実施する。
酸性媒体、たとえばpH1で実施し、反応が進行するにつ
れ、反応混合物のpHをたとえばpH5〜8まで徐々に高め
る。
D2≠D3又はD2=D3≠D1である式(2)のアゾ染料
は、まず、酸性媒体中、式(20a)
a)
(21a)
合物を、高めたpHで、式(20b)
しいもののとおりである)のジアゾ化アミン約2モル当
量と反応させる工程とによって得られる。
Rが脂肪族又は芳香族基であり、D 1=D2≠D3又はD2
=D3≠D1である式(2)のアゾ染料は、式(22a)
法で反応させて、式(22b)
合物を、そのもの公知の方法で、式(19c)
しいもののとおりである)の化合物に還元する工程と、
さらに、上記手順と同様にして式(19c)の化合物を
式(20a)及び(20b)のジアゾ化アミンと段階的
に反応させる工程とによって得られる。
(3)のアゾ染料は、たとえば、式(22a)の化合物
約2モル当量を式(24)
法で反応させて、式(22c)
合物を、そのもの公知の方法で、式(19d)
いもののとおりである)の化合物に還元する工程と、さ
らに、上記手順と同様にして、式(19d)の化合物を
式(20a)及び(20b)のジアゾ化アミンの当量と
段階的に反応させる工程とによって得られる。
元の条件は、有利には、R、R′又はB中に存在する官
能基が還元されないように選択する。そのような選択的
還元反応は公知であり、関連の文献に広く記載されてい
る。
及びD3−NH2の、たとえばモル比1:1の混合物の等
モル量をジアゾ化アミンD2−NH2に代えて使用するこ
とを除いて上記手順を踏襲するならば、D1≠D2≠D3
である本発明の式(2)及び(3)の染料を得ることが
できる。原則的に、これらの染料は混合物として得られ
る。
D2である式(4)のアゾ染料は、たとえば、まず、塩
酸媒体中、式(20c)
(19a)の化合物約2モル当量と反応させて、式(2
1b)
合物を、高めたpHで、式D1−NH2(式中、D1及びD4
は、上記定義及び好ましいもののとおりである)のジア
ゾ化アミン約4モル当量と反応させる工程とによって得
られる。
9a)の化合物に代えて使用することを除いて上記手順
を踏襲するならば、Aが酸素、硫黄又は基−NR′−で
あり、Rが脂肪族又は芳香族基であり、D1=D2である
式(4)のアゾ染料が得られる。
及びD2−NH2の、たとえばモル比1:1の混合物の等
モル量をジアゾ化アミンD1−NH2に代えて使用するこ
とを除いて上記手順を踏襲するならば、D1≠D2である
本発明の式(4)の染料を得ることができる。原則的
に、これらの染料は混合物として得られる。
(20c)、(22a)、(23)及び(24)の化合
物は公知であるか、そのもの公知の方法で得ることがで
きる。
ニル基を繊維反応性基として排他的に含み、X1がクロ
ロ又はフルオロであり、T1が繊維反応性ではない基で
ある本発明の染料から、さらに染料を、ハロゲノトリア
ジニルの量に等しい量の、たとえば式T1−H(T1は、
上記定義のとおりである)の化合物と反応させて繊維反
応性基を除くことにより、貴重な直接染料を得ることが
できる。特に、T1−Hは、アンモニア、非置換である
か、上記定義のとおりに置換されているアミン又はモル
ホリンである。このような反応は、そのものは公知の方
法によって実施することができる。
にヒドロキシル基又は窒素を含有する繊維材料を染色及
び捺染するのに適している。例は、紙、絹、皮革、羊
毛、ポリアミド繊維及びポリウレタン類ならびに特にす
べてのタイプのセルロース系繊維材料である。このよう
な繊維材料は、たとえば天然セルロース繊維、たとえば
綿、リネン及び大麻ならびにパルプ及び再生セルロース
である。本発明の染料はまた、混紡布、たとえば綿とポ
リエステル繊維又はポリアミド繊維との混合物に含まれ
るヒドロキシル基含有繊維を染色又は捺染するのにも適
している。
ル基又は窒素を含有する、特に綿を含有する繊維材料を
染色また捺染するための式(1)の化合物の用途に関す
る。
水溶液及び捺染ペーストの形態で繊維材料に塗布し、繊
維に固着させることができる。これらは、エキゾースト
法及びパダー法の両方に適し、低い染色温度で用いるこ
とができ、パッド蒸気法では短い蒸熱時間しか要しな
い。固着度は高く、非固着部は容易に洗い落とすことが
でき、エキゾーストの程度と固着の程度との差が著しく
小さく、すなわちソーピング損失が非常に低い。本発明
の染料はまた、特に綿に対して捺染するのに適している
が、同じく、窒素含有繊維、たとえば羊毛、絹又は羊毛
を含む混紡布を捺染するのにも適している。
造される染色及び捺染は、酸性範囲及びアルカリ性範囲
の両方で高い色強度及び高い繊維−染料間の結合を有
し、さらには、良好な耐光堅ロウ性及び非常に良好な濡
れ堅ロウ性、たとえば洗浄、水、海水、クロス染め及び
発汗に対する堅ロウ性を有する。繊維及び表面にわたっ
て均一である染料が得られる。
段指定しない限り、温度は摂氏度で表記し、部は質量部
であり、%データは質量%に関する。質量部と容量部と
の関係は、キログラムとリットルとの関係と同じであ
る。
5部に導入し、混合物を徹底的に攪拌した。得られた溶
液に4N亜硝酸ナトリウム溶液25部を0℃で加えたの
ち、濃塩酸20部を0〜5℃でゆっくりと滴下した。混
合物をこの温度で1時間攪拌した。
0部に導入し、混合物を徹底的に攪拌した。得られた懸
濁液に、まず4N亜硝酸ナトリウム溶液50部、次に3
1%ナフタレンスルホン酸溶液90部を10℃で加え
た。そして、混合物を15〜20℃で3時間攪拌した
ミンに代えて、表1に一覧する式Dxy−NH2のアミン
の等モル量を使用することにより、例1又は2に記載の
手順と同様にして、表1に一覧するアミンのジアゾ化合
物を調製した。
下で水160部に溶解した。濃塩酸13部及び次に4N
亜硝酸ナトリウム溶液19.5部を0℃でゆっくりと加
えた。ジアミンが反応して対応するテトラゾ化合物を与
えると、スルファミド酸の添加によって過剰な亜硝酸塩
を分解した。
て、表2に一覧する式H2N−Dxy−NH2のジアミンの
等モル量を使用することにより、例34に記載の手順と
同様にして、表2に一覧するジアミンのテトラゾ化合物
を調製した。
塩酸100部中3,5−ジアミノ安息香酸15.2部の
溶液を0〜5℃で加えた。40%酢酸ナトリウム溶液に
よって4時間かけて反応混合物のpHを3.2にした。次
に、混合物を6〜7℃でさらに30分間攪拌した。遊離
酸の形態で式(101)
例2にしたがって得られた酸ジアゾ化合物懸濁液を7℃
及びpH3.2で加えた。反応混合物のpHを、12〜15
℃で40%酢酸ナトリウム溶液によって45分かけて
3.5にし、15〜19℃で炭酸水素ナトリウムによっ
て1時間かけて6.3にした。次に、混合物を約25℃
でさらに45分間攪拌した。得られた溶液をアセトン4
50部で処理し、濃塩酸によってpHを1.5にし、塩化
カリウム4.6部を加えた。沈殿した染料をろ別し、ア
セトンで洗浄した。遊離酸の形態で式(102)
羊毛をオレンジの色合いに染める化合物70.1部を得
た。
ジアゾ化合物から、一般式(103)
にも、表3に一覧する基であり、これらの基は、例1及
び2ならびに表1での定義のとおりである)の染料を調
製した。染料は、良好な万能の性質をもって綿及び羊毛
を表3に記載の色合いに染めた。
2N塩酸100部中3,5−ジアミノ安息香酸15.2
部の溶液を0〜5℃で加えた。40%酢酸ナトリウム溶
液によって4時間かけて反応混合物のpHを3.2にし
た。次に、混合物を6〜7℃でさらに30分間攪拌し
た。遊離酸の形態で式(104)
例2にしたがって得られた酸ジアゾ化合物懸濁液を7℃
及びpH3.2で加えた。反応混合物のpHを、12〜15
℃で40%酢酸ナトリウム溶液によって45分間かけて
3.5にし、15〜19℃で炭酸水素ナトリウムによっ
て1時間かけて6.3にした。次に、混合物を約25℃
でさらに45分間攪拌した。得られた溶液にアセトン4
50部を加え、濃塩酸によってpHを1.5にし、塩化カ
リウム4.6部を加えた。沈殿した染料をろ別し、アセ
トンで洗浄した。遊離酸の形態で式(105)
羊毛を褐色〜オレンジの色合いに染める化合物68部を
得た。
ラゾ化合物ならびに例2及び4に記載のジアゾ化合物か
ら、一般式(106)
にも、表4に一覧する基であり、これらの基は、表2な
らびに例2及び4での定義のとおりである)の染料を調
製した。染料は、良好な万能の性質をもって綿及び羊毛
を表4に記載の色合いに染めた。
塩酸67部中3,5−ジアミノ安息香酸10.1部の溶
液を0〜5℃で加えた。反応混合物のpHを、40%酢酸
ナトリウム溶液によって1時間かけて3.2にし、炭酸
水素ナトリウムによってさらに1時間かけて5.8に
し、20%炭酸ナトリウム溶液によって45分かけて
7.8にした。得られた溶液を濃塩酸によってpH0.8
にし、アセトン80部及び塩化カリウム112部を加え
た。沈殿した染料をろ別し、アセトンで洗浄した。遊離
酸の形態で式(107)
羊毛をオレンジの色合いに染める化合物64.6部を得
た。
2、14、15〜20及び23〜25に記載のジアゾ化
合物から、一般式(108)
に一覧する基であり、これらの基は、表1での定義のと
おりである)の染料を得た。染料は、良好な万能の性質
をもって綿及び羊毛を表5に記載の色合いに染めた。
アニリン14.4部及び4−(β−スルファトエチルス
ルホニル)アニリン22.7部を水120部に導入し、
混合物を徹底的に攪拌した。得られた懸濁液に、まず、
4N亜硝酸ナトリウム30部、次に31%ナフタレンス
ルホン酸溶液50部を10℃で加えた。次に、混合物を
15〜20℃で3時間攪拌した。この懸濁液に2N塩酸
40部中3,5−ジアミノ安息香酸6.1部の溶液を0
〜5℃で加えた。反応混合物のpHを、40%酢酸ナトリ
ウム溶液によって1時間かけて0〜5℃で3.2にし、
炭酸水素ナトリウムによってさらに1時間かけて5.8
にし、20%炭酸ナトリウム溶液によって45分かけて
7.8にした。得られた溶液を蒸発させた。遊離酸の形
態で式(109)、(110)、(111)、(11
2)、(113)及び(114)
定義のとおりである)を有する化合物の混合物を実質的
に含む生成物66.9部を得た。染料混合物は、良好な
万能の性質をもって綿及び羊毛をオレンジの色合いに染
めた。
15部に導入し、混合物を徹底的に攪拌した。得られた
溶液に4N亜硝酸ナトリウム溶液25部を0℃で加えた
のち、濃塩酸20部を0〜5℃でゆっくりと滴下した。
混合物をこの温度で1時間攪拌した。
ルホン酸30.3部を水215部に導入し、混合物を徹
底的に攪拌した。得られた溶液に4N亜硝酸ナトリウム
溶液25部を0℃で加えたのち、濃塩酸20部を0〜5
℃でゆっくりと滴下した。混合物をこの温度で1時間攪
拌した。
ル)アニリン28.1部を水110部に導入し、混合物
を徹底的に攪拌した。得られた懸濁液に、まず、4N亜
硝酸ナトリウム25部、次に31%ナフタレンスルホン
酸溶液45部を10℃で加えた。次に、混合物を15〜
20℃で3時間攪拌した。
塩酸100部中3,5−ジアミノ安息香酸15.2部の
溶液を0〜5℃で加えた。40%酢酸ナトリウム溶液に
よって反応混合物のpHを4時間かけて3.2にした。次
に、混合物を6〜7℃でさらに30分間攪拌した。
られた酸ジアゾ化合物懸濁液を7℃及びpH3.2で加え
た。40%酢酸ナトリウム溶液によって反応混合物のpH
を45分かけて4.5にした。次に、混合物を約15℃
でさらに30分間攪拌した。
られた酸ジアゾ化合物懸濁液を15℃及びpH4.5で加
えた。炭酸水素ナトリウムによって反応混合物のpHを1
時間かけて6.3にした。次に、混合物を約25℃でさ
らに45分間攪拌した。得られた溶液にアセトン450
部を加え、濃塩酸でpHを1.5にし、塩化カリウム4.
6部を加えた。沈殿した生成物をろ別し、アセトンで洗
浄した。遊離酸の形態で式(115)
能の性質をもって綿及び羊毛をオレンジの色合いに染め
る生成物72部を得た。
〜33に記載のジアゾ化合物から、一般式(116)
れの場合にも、表6に一覧する基であり、これらの基
は、例2及び表1での定義のとおりである)の化合物を
実質的に含む染料を調製した。染料は、良好な万能の性
質をもって綿及び羊毛を表6に記載の色合いに染めた。
17)、(118)、(119)、(120)又は(1
21)
き、例38〜108及び114〜192に記載の手順を
繰り返した。良好な万能の性質をもって綿及び羊毛を染
めるさらなる貴重な染料を調製した。
17)、(118)又は(119)の化合物の等モル量
を使用したことを除き、例109〜113の一つに記載
の手順を繰り返した。良好な万能の性質をもって綿及び
羊毛を染める貴重な染料を同様に調製した。
(120)及び(121)の化合物は公知であるか、公
知の化合物と同様にして調製することができる。
したがって得られた反応性染料2部を含む染浴1500
部に60℃で導入した。60℃で45分後、焼成炭酸ナ
トリウム20g/lを加えた。この温度でさらに45分
間、染色を実施した。その後、染色品をすすぎ、非イオ
ン系洗剤を用いて沸騰状態で15分間ソーピングし、再
度すすぎ、乾燥させた。
なく80℃で染色を実施した。
リウム0.5部、均染助剤(高級脂肪族アミンとエチレ
ンオキシドとの縮合物に基づく)0.1部及び酢酸ナト
リウム0.5部を加えた。次に、酢酸(80%)によっ
てpHを5.5の値にした。染浴を10分間50℃に加熱
したのち、羊毛布10部を加えた。約50分かけて染浴
を100℃まで加熱し、この温度で60分間、染色を実
施した。その後、染浴を90℃まで冷却し、染色品を取
り出した。羊毛布を温水及び冷水で洗浄したのち、スピ
ンさせ、乾燥させた。
拌しながら、5%アルギン酸ナトリウム増粘剤50部、
水27.8部、尿素20部、m−ニトロベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム1部及び炭酸水素ナトリウム1.2部か
らなるストップ増粘剤(Stop thickener)100部の中
に散布した。このようにして得られた捺染ペーストで綿
布を捺染し、乾燥させ、得られた捺染布材を飽和蒸気中
102℃で2分間蒸熱した。そして、捺染布をすすぎ、
沸騰状態でソーピングし、再度すすいたのち、乾燥させ
た。
長を示す
Claims (12)
- 【請求項1】 式(1) 【化1】 の少なくとも一つの構造単位を含むアゾ染料。
- 【請求項2】 式(2)、(3)又は(4) 【化2】 (式中、 Aは、酸素、硫黄又は基−NR′−であり、R′は、水
素又は置換もしくは非置換である、又は酸素によって中
断されていてもよいC1〜C12アルキルであり、 Bは、脂肪族又は芳香族の架橋員であり、 D1、D2及びD3は、互いに独立して、それぞれベンゼ
ン又はナフタレン系のジアゾ成分の基であり、 D4は、芳香族テトラゾ成分の基であり、 Rは、水素又は脂肪族もしくは芳香族基であるか、基R
及びR′が窒素原子と一緒になって複素環式基を形成す
る)を有する、請求項1記載のアゾ染料。 - 【請求項3】 Aが酸素又は基−NR′−である、請求
項2記載のアゾ染料。 - 【請求項4】 Aが酸素であり、Rが水素である、請求
項2又は3記載の式(2)又は(4)のアゾ染料。 - 【請求項5】 式(2)を有する、請求項2〜4のいず
れか1項記載のアゾ染料。 - 【請求項6】 D1、D2及びD3が、互いに独立して、
それぞれ式(15)又は(16) 【化3】 (式中、 Kは、式(17a)又は(17b) 【化4】 のカップリング成分の基であり、 Z及びZ1は、互いに独立して、式(6a)、(6
c)、(6d)、(6e)又は(6f) 【化5】 の基であり、 式中、 R1a及びR2は、水素であり、 Halは、ブロモであり、 Yは、ビニル、β−クロロエチル又はβ−スルファトエ
チルであり、 T1は、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、
ヒドロキシル、アミノ、非置換であるか、アルキル部分
がヒドロキシル、スルファト又はスルホによって置換さ
れているN−モノ−もしくはN,N−ジ−C1〜C4アル
キルアミノ、モルホリノ、非置換であるか、フェニル環
がスルホ、カルボキシル、アセチルアミノ、クロロ、メ
チル又はメトキシによって置換されており、アルキルが
非置換であるか、ヒドロキシル、スルホ又はスルファト
によって置換されているフェニルアミノもしくはN−C
1〜C4アルキル−N−フェニルアミノ、非置換である
か、1〜3個のスルホ基によって置換されているナフチ
ルアミノ又は式(7c′)もしくは(7d′) 【化6】 の繊維反応性基であり、 式中、Yは、上記定義のとおりであり、 X1は、クロロ又はフルオロであり、 mは、2又は3であり、 (R4)0-3及び(R13)0-3は、互いに独立して、ハロゲ
ン、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、カルボキ
シル及びスルホからなる群より選択される0〜3個の同
一又は異なる置換基であり、 R′5は、水素、スルホ又は非置換であるか、アルキル
部分をヒドロキシル又はスルファトによって置換されて
いるC1〜C4アルコキシであり、 R′5aは、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキ
シ、C2〜C4アルカノイルアミノ、ウレイド又は式(6
f)(式中、基R1a、T1及びX1は、上記定義のとおり
である)の基である)の基である、請求項2〜5のいず
れか1項記載のアゾ染料。 - 【請求項7】 基D1、D2及びD3が、互いに独立し
て、それぞれ式(15a)、(15b)、(15c)、
(15d)又は(16a) 【化7】 (式中、 R′5は、水素、スルホ又は非置換であるか、アルキル
部分がヒドロキシル又はスルファトによって置換されて
いるエトキシであり、 R′5aは、水素、メチル、エチル、メトキシ、エトキ
シ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ又はウレイド
であり、 (R13)0-2は、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4
アルコキシ及びスルホ、特にメチル、メトキシ及びスル
ホからなる群より選択される0〜2個の同一又は異なる
置換基であり、 Y1は、基−CH(Br)−CH2−Br又は−C(B
r)=CH2であり、 Yは、ビニル、β−クロロエチル又はβ−スルファトエ
チルであり、 mは、2又は3である)の基である、請求項6記載のア
ゾ染料。 - 【請求項8】 D1が、式(18) 【化8】 (式中、 X1は、クロロ又はフルオロであり、 T3は、式(10a)、(10b)、(10d)、(1
0e)、(10f)、(10k)又は(10m) 【化9】 の基であり、 式中、 (R4)0-3は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキ
シ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホからなる群より
選択される0〜3個の同一又は異なる置換基であり、 (R5)0-3は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオ
ロメチル、スルファモイル、カルバモイル、C1〜C4ア
ルキル、非置換であるか、ヒドロキシル、スルファト又
はC1〜C4アルコキシによって置換されているC1〜C4
アルコキシ、アミノ、C2〜C4アルカノイルアミノ、ウ
レイド、ヒドロキシル、カルボキシル、スルホメチル、
C1〜C4アルキルスルホニルアミノ及びスルホからなる
群より選択される0〜3個の同一又は異なる置換基であ
り、 R8及びR10は、互いに独立して、水素、C1〜C4アル
キル又はフェニルであり、 R9は、水素、シアノ、カルバモイル又はスルホメチル
であり、 (R11)0-3は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキ
シ、ハロゲン、カルボキシル及びスルホからなる群より
選択される0〜3個の同一又は異なる置換基であり、 Z1は、式(6a)、(6c′)、(6d′)又は(6
e′) 【化10】 の基であり、 式中、Yは、ビニル、β−クロロエチル又はβ−スルフ
ァトエチルである)の基であり、 基D2及びD3が、互いに独立して、それぞれ式(15
a)、(15b)、(15c)又は(15d) 【化11】 (式中、 (R13)0-2は、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4
アルコキシ及びスルホ、特にメチル、メトキシ及びスル
ホからなる群より選択される0〜2個の同一又は異なる
置換基であり、 Y1は、基−CH(Br)−CH2−Br又は−C(B
r)=CH2であり、 Yは、上記定義のとおりであり、 mは、2又は3である)の基である、請求項2〜5のい
ずれか1項記載のアゾ染料。 - 【請求項9】 式(2a) 【化12】 (式中、 D1、D2及びD3は、基D1、D2及びD3の少なくとも一
つが繊維反応性基を含む場合、互いに独立して、いずれ
の場合にも、式(15a)、(15b)、(15c)、
(15d)又は(16a)の基であるか、又はD1は式
(18)(式中、X1は、クロロであり、T3は、式(1
0a)、(10b)、(10d)、(10e)、(10
f)、(10k)又は(10m)の基である)の基であ
り、 D2及びD3は、基D2及びD3の少なくとも一つが繊維反
応性基を含む場合、互いに独立して、いずれの場合に
も、式(15a)、(15b)、(15c)又は(15
d)の基である)を有する、請求項7又は8記載のアゾ
染料。 - 【請求項10】 請求項1記載のアゾ染料の調製方法で
あって、1個以上のジアゾ化アミンを、一緒に又は任意
の順序で、式(19) 【化13】 の少なくとも一つの構造単位を含む化合物とカップリン
グさせて、式(1)の少なくとも一つの構造単位を含む
アゾ染料を得る方法。 - 【請求項11】 ヒドロキシル基又は窒素を含有する繊
維材料を染色又は捺染するための、請求項1〜9のいず
れか1項記載のアゾ染料又は請求項10記載の方法にし
たがって得られるアゾ染料の使用。 - 【請求項12】 セルロース系繊維材料、特に綿繊維材
料を染色又は捺染する、請求項11記載の使用。
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