JP3804873B2 - 反応性染料、それらの製造方法及びそれらの用途 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な反応性染料、それらの製造方法及びそれらの用途に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、反応性染料を用いる染色の実務が、染料の品質及び染色法の経済性に関してより高い基準を要求するようになった。その結果、特に適用に関して改善された性質を有する新規な反応性染料が今も求められている。
【0003】
今日、十分な直接性と、非固着部分の洗い落し易さとを同時に有する反応性染料が染色に求められる。さらに、これらは良好な染色収率を示し、高い反応性を有するべきであり、特に、高い固着度の染色物を提供すべきである。これらの要求は、公知の染料により、すべての性質において満たされているとはいえない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明は、繊維材料の染色及び捺染に用いるための新規で改良された反応性染料であって、上記の特性を高い程度に有する反応性染料を見いだすことを目的としている。この新規な染料は、特に、高い固着収率及び繊維−染料間結合の高い安定性において秀でた特徴を有するべきであり、さらに、繊維に固着していない部分は容易に洗い落せるべきである。さらに、このような染料は、良好な全般的堅牢性、例えば耐光堅牢性及び湿潤堅牢性を有する染色物を生産すべきである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以下に定める新規な反応性染料によって前記の目的をおおむね達成しうることが見いだされた。
【0006】
本発明は、式(1):
【0007】
【化14】
【0008】
〔式中、基B1 及びB2 の一方は、水素であり、他方は、スルホであり、
Kは、ナフチル系列又は複素環式系列のカップリング成分の基であり、
Zは、ベンゼン若しくはナフタレン系列のジアゾ成分(ヒドロキシル基をもたない)の基又はモノアゾ化合物の基であり、
基K又はZの少なくとも一方は、式(2a)、(2b)及び(2c):
【0009】
【化15】
【0010】
(上記式中、Xは、ハロゲン、3−カルボキシピリジン−1−イル又は3−カルバモイルピリジン−1−イルであり、
Yは、ビニル又は基−CH2 −CH2 −U(ここで、Uは、アルカリ条件下に切り離すことができる脱離基である)であり、
Tは、独立して、Xと同義であるか、又はヒドロキシル、C1 〜C4 アルコキシ、フェノキシ、C1 〜C4 アルキルチオ、モルホリノ、アミノ(これは、非置換又は非−反応性基で置換されている)であるか、又は
式(3a)、(3b)、(3c)、(3d)、(3e)若しくは(3f):
【0011】
【化16】
【0012】
(上記式中、R2 は、水素、C1 〜C4 アルキル(これは、非置換又はヒドロキシル、スルホ、スルファト、カルボキシル若しくはシアノによって置換されている)、又は基−alk(R3 )−SO2 Yであり、
R3 は、水素、ヒドロキシル、スルホ、スルファト、カルボキシル、シアノ、ハロゲン、C1 〜C4 アルコキシカルボニル、C1 〜C4 アルカノイルオキシ、カルバモイル又は基−SO2 −Yであり、
alk及びalk′は、互いに独立して、C1 〜C6 アルキレンであり、
aryleneは、フェニレン又はナフチレン(これらは、非置換又はスルホ、カルボキシル、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ若しくはハロゲンによって置換されている)であり、
Y1 は、基−CHX2 −CH2 X2 又は−CX2 =CH2 (ここで、X2 はクロロ又はブロモである)であり、
Qは、基−O−又は−NR1 −であり、
Wは、基−SO2 −NR2 −、−CONR2 −又は−NR2 CO−であり、
mは、0又は1の数であり、
Yは、上記と同義である)の反応性基であり、
R1 は、水素又はC1 〜C4 アルキルであり、そして
nは、1〜6の整数である)の基からなる群より選択されれる繊維−反応性基を含む〕で示される化合物に関する。
【0013】
式(I)の化合物は、少なくとも2個のスルホ基を含み、これらスルホ基のそれぞれは、遊離酸−SO3 Hの形態で、或いは塩、例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属若しくはアンモニウムの塩又は有機アミンの塩の形態で存在することができる。例は、ナトリウム、カリウム、リチウム若しくはアンモニウムの塩、モノ−、ジ−若しくはトリエタノールアミンの塩又はNa/Li若しくはNa/Li/NH4 の混合塩である。
【0014】
C1 〜C4 アルキルは、一般にはメチル、エチル、n−若しくはイソ−プロピル又はn−、イソ、sec −若しくはtert−ブチルである。C1 〜C4 アルコキシは、一般にはメトキシ、エトキシ、n−若しくはイソ−プロポキシ又はn−、イソ、sec −若しくはtert−ブトキシであり、好ましくはメトキシ又はエトキシである。ハロゲンは、一般には例えばブロモ又はクロロである。C2 〜C4 アルカノイルオキシの例は、アセチル又はプロピオニルであり、C1 〜C4 アルコキシの例は、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニルである。C1 〜C6 アルキレンは、一般に、直鎖状又は何らかの形で分岐状であるC1 〜C6 アルキレンをいうものと理解されよう。例は、メチレン、1,1−若しくは1,2−エチレン、1,2−若しくは1,3−プロピレン、1,2−、1,3−、1,4−若しくは2,3−ブチレン、1,4−、2,3−若しくは2,4−ペンチレン、2−メチル−1,5−ペンチレン及び1,6−ヘキシレンであり、これらの基は、定義したように置換されていてもよいし、メチレンの場合を除き、ヘテロ原子−O−又は−NR1 −によって中断されていてもよい。
【0015】
繊維−反応性基とは、セルロースのヒドロキシル基、羊毛及び絹の、アミノ、カルボキシル、ヒドロキシル及びチオール基又は合成ポリアミドのアミノ及びおそらくはカルボキシル基と反応して、共有結合を形成することができる基をいうものと理解されよう。式(2a)、(2b)及び(2c)の繊維−反応性基は、原則として、直接又は架橋員を介して染料基に結合している。
【0016】
アルカリ条件下に切り離すことができる適当な脱離基Uは、例えば、ハロゲン、例えば塩素若しくは臭素、アシルオキシ、例えばアセトキシ若しくはベンゾイルオキシ、ホスファト、スルファト又はチオスルファトである。
【0017】
したがって、適当な基Yの例は、ビニル、β−ブロモ−若しくはβ−クロロエチル、β−アセトキシエチル、β−ベンゾイルオキシエチル、β−ホスファトエチル、β−スルファトエチル及びβ−チオスルファトエチルである。Yは、好ましくはビニル又はβ−スルファトエチルである。
【0018】
R1 は、好ましくは水素、メチル又はエチルであり、特に好ましくは水素である。
【0019】
nは、好ましくは2又は3であり、特に好ましくは2である。mは、好ましくは0である。
【0020】
非置換若しくは非−反応性基置換アミノ基Tは、例えば、アミノ、N−C1 〜C4 アルキルアミノ若しくはN,N−ジ−C1 〜C4 アルキルアミノ(これらのアルキルは非置換であるか、又は例えばスルホ、スルファト、ヒドロキシル、カルボキシル若しくはフェニルによって置換されている)、シクロヘキシルアミノ、N−C1 〜C4 アルキル−N−フェニルアミノ若しくはフェニルアミノ又はナフチルアミノ(これらは非置換であるか、又はフェニル若しくはナフチルが例えばC1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ、C2 〜C4 アルカノイルアミノ、カルボキシル、スルホ若しくはハロゲンによって置換されている)であることができる。
【0021】
適当な非−反応性アミノ基Tの例は、アミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、β−ヒドロキシエチルアミノ、N,N−ジ−β−ヒドロキシエチルアミノ、β−スルホエチルアミノ、N−メチル−N−β−スルホエチルアミノ、N−メチル−N−β−ヒドロキシエチルアミノ、シクロヘキシルアミノ、モルホリノ、o−、m−若しくはp−クロロフェニルアミノ、o−、m−若しくはp−メチルフェニルアミノ、o−、m−若しくはp−メトキシフェニルミノ、o−、m−若しくはp−スルホフェニルアミノ、ジスルホフェニルアミノ、o−カルボキシフェニルアミノ、1−若しくは2−ナフチルアミノ、1−スルホ−2−ナフチルアミノ、4,8−ジスルホ−2−ナフチルアミノ、N−エチル−N−フェニルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、メトキシ、エトキシ、n−若しくはイソ−プロポキシ及びヒドロキシルである。
【0022】
非−反応性基Tは、好ましくは、C1 〜C4 アルコキシ、ヒドロキシル、アミノ、N−モノ−若しくはN,N−ジ−C1 〜C4 アルキルアミノ(これらのアルキルは非置換であるか、又はヒドロキシル、スルファト若しくはスルホによって置換されている)、モルホリノ又はフェニルアミノ若しくはN−C1 〜C4 アルキル−N−フェニルアミノ(これらは、いずれの場合にも、非置換であるか、又はフェニルがスルホ、カルボキシル、アセチルアミノ、メチル若しくはメトキシによって置換されている)である。
【0023】
非−反応性基Tは、特に好ましくは、アミノ、N−モノ−若しくはN,N−ジ−C1 〜C4 アルキルアミノ(これらのアルキルは非置換であるか、又はヒドロキシル、スルファト若しくはスルホによって置換されている)、モルホリノ又はフェニルアミノ若しくはN−C1 〜C4 アルキル−N−フェニルアミノ(これらのフェニルは、いずれの場合にも、非置換であるか、又はスルホ、カルボキシル、アセチルアミノ、メチル若しくはメトキシによって置換されている)である。
【0024】
特に好ましい非−反応性基Tは、アミノ、N−メチルアミノ、N−エチルアミノ、N−β−スルホエチルアミノ、N−メチル−N−β−スルホエチルアミノ、N−メチル−N−β−ヒドロキシエチルアミノ、モルホリノ、フェニルアミノ、2−、3−若しくは4−スルホフェニルアミノ又はN−C1 〜C4 アルキル−N−フェニルアミノである。
【0025】
Xは、好ましくはハロゲン、例えばフルオロ、塩素又は臭素であり、特に好ましくは塩素又はフッ素である。X2 は、好ましくは臭素である。
【0026】
alk及びalk′は、互いに独立して、例えばメチレン、エチレン、1,3−プロピレン、1,4−ブチレン、1,5−ペンチレン若しくは1,6−ヘキシレン基又はそれらの分岐状異性体である。
【0027】
alk及びalk′は、互いに独立して、好ましくはC1 〜C4 アルキレン基であり、特に好ましくはエチレン基又はプロピレン基である。
【0028】
aryleneは、好ましくは、非置換であるか、又は例えばスルホ、メチル、メトキシ若しくはカルボキシルによって置換されている、1,3−若しくは1,4−フェニレン基であり、特に好ましくは非置換の、1,3−若しくは1,4−フェニレン基である。
【0029】
R2 は、好ましくは水素又はC1 〜C4 アルキルであり、特に好ましくは水素、メチル又はエチルであり、とりわけ水素である。
【0030】
R3 は、好ましくは水素である。
【0031】
Qは、好ましくは−NH−又は−O−であり、特に好ましくは−O−である。
【0032】
Wは、好ましくは式−CONH−又は−NHCO−の基であり、特に式−CONH−の基である。
【0033】
好ましい式(3a)〜(3f)の反応性基は、
Wが、式−CONH−又は−NHCO−の基であり、
R1 、R2 及びR3 が、それぞれ、水素であり、
Qが、基−O−又は−NH−であり、
alk及びalk′が、互いに独立して、エチレン又はプロピレンであり、
aryleneが、非置換であるか、又はメチル、メトキシ、カルボキシル若しくはスルホによって置換されているフェニレンであり、
Yが、ビニル又はβ−スルファトエチルであり、
Y1 が、−CHBr−CH2 Br又は−CBr=CH2 であり、そして
mが、0の数である基である。
【0034】
Zが繊維−反応性基を含むならば、その反応性基は、好ましくは、
Yが、ビニル、β−ブロモ−若しくはβ−クロロエチル、β−アセトキシエチル、β−ベンゾイルオキシエチル、β−ホスファトエチル、β−スルファトエチル又はβ−チオスルファトエチルであり、
R1 が、水素、メチル又はエチルであり、
nが、2又は3の数であり、
Xが、ハロゲンであり、
Tが、C1 〜C4 アルコキシ、ヒドロキシル、アミノ、N−モノ−若しくはN,N−ジ−C1 〜C4 アルキルアミノ(これらのアルキルは非置換であるか、又はヒドロキシル、スルファト若しくはスルホによって置換されている)、モルホリノ又はフェニルアミノ若しくはN−C1 〜C4 アルキル−N−フェニルアミノ(これらのアルキルは非置換であるか、又はヒドロキシル、スルホ若しくはスルファトによって置換されており、かつフェニルは、いずれの場合にも、非置換であるか、又はスルホ、カルボキシル、アセチルアミノ、メチル若しくはメトキシによって置換されている)である、上述の式(2a)、(2b)又は(2c)の基である。
【0035】
Zに含まれる反応性基は、特に好ましくは、
Yが、ビニル又はβ−スルファトエチルであり、
R1 が、水素であり、
Xが、塩素又はフッ素であり、
Tが、アミノ、N−モノ−若しくはN,N−ジ−C1 〜C4 アルキルアミノ(これらのアルキルは非置換であるか、又はヒドロキシル、スルファト若しくはスルホによって置換されている)、モルホリノ又はフェニルアミノ若しくはN−C1 〜C4 アルキル−N−フェニルアミノ(これらのフェニルは、いずれの場合にも、非置換であるか、又はスルホ、カルボキシル、アセチルアミノ、メチル若しくはメトキシによって置換されている)である、上述の式(2a)又は(2c)の基である。
【0036】
Kが反応性基を含むならば、その反応性基は、好ましくは、
Yが、ビニル、β−ブロモ−若しくはβ−クロロエチル、β−アセトキシエチル、β−ベンゾイルオキシエチル、β−ホスファトエチル、β−スルファトエチル又はβ−チオスルファトエチルであり、
R1 が、水素、メチル又はエチルであり、
nが、2又は3の数であり、
Xが、ハロゲンであり、
Tが、C1 〜C4 アルコキシ、ヒドロキシル、アミノ、N−モノ−若しくはN,N−ジ−C1 〜C4 アルキルアミノ(これらのアルキルは非置換であるか、又はヒドロキシル、スルファト若しくはスルホによって置換されている)、モルホリノ、フェニルアミノ若しくはN−C1 〜C4 アルキル−N−フェニルアミノ(これらのアルキルは非置換であるか、又はヒドロキシル、スルホ若しくはスルファトによって置換されており、かつフェニルは、いずれの場合にも、非置換であるか、又はスルホ、カルボキシル、アセチルアミノ、メチル若しくはメトキシによって置換されている)、又は、式(3c′)若しくは(3d′):
【0037】
【化17】
【0038】
(式中、Yは、上記と同義である)
の繊維−反応性基である、上述の式(2a)、(2b)又は(2c)の基である。
【0039】
基K及びZは、1個以上の同一又は異なる繊維−反応性基を含むことができる。
【0040】
Kは、例えば、ナフタレン、フェニルアゾナフタレン、4−アルキル−6−ヒドロキシピリド−2−オン、2,5−ジアミノ−4−アルキルピリジン、1−アリールピラゾール−5−オン又は1−アリール−5−アミノピラゾール系列のカップリング成分の基であり、この成分は、染料での通常の置換基及び適切ならば1個以上の繊維反応性基を含むことができる。
【0041】
置換基の系列の例は、炭素原子1〜12個、特に1〜4個を有するアルキル基、例えばメチル、エチル、n−若しくはイソ−プロピル又はn−、イソ−、sec −若しくはtert−ブチル、炭素原子1〜8個、特に1〜4個を有するアルコキシ基、例えばメトキシ、エトキシ、n−若しくはイソ−プロポキシ又はn−、イソ−、sec −若しくはtert−ブトキシ、アルキル部分が例えばヒドロキシル、C1 〜C4 アルコキシ又はスルファトによって置換されているC1 〜C4 アルコキシ、例えば2−ヒドロキシエトキシ、3−ヒドロキシプロポキシ、2−スルファトエトキシ、2−メトキシエトキシ又は2−エトキシエトキシ、炭素原子2〜8個を有するアシルアミノ基、特にC2 〜C4 アルカノルアミノ基、例えばアセチルアミノ若しくはプロピオニルアミノ、ベンゾイルアミノ若しくはC2 〜C4 アルコキシカルボニルアミノ基、例えばメトキシカルボニルアミノ若しくはエトキシカルボニルアミノ、アミノ、アルキル部分が非置換又は例えばヒドロキシル、スルホ、スルファト若しくはC1 〜C4 アルコキシ置換の、N−モノ−若しくはN,N−ジ−C1 〜C4 アルキルアミノ、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、N,N−ジメチル−若しくはN,N−ジエチルアミノ、スルホメチルアミノ、β−ヒドロキシエチルアミノ、N,N−ジ−(2−ヒドロキシエチルアミノ)又はN−β−スルファトエチルアミノ、フェニル部分が非置換又はメチル、メトキシ、ハロゲン若しくはスルホ置換のフェニルアミノ、アルキル部分が非置換又はヒドロキシル、スルホ若しくはスルファト置換の、或いは、フェニル部分が非置換又はメチル、メトキシ、ハロゲン若しくはスルホ置換のN−C1 〜C4 アルキル−N−フェニルアミノ、例えばN−メチル−N−フェニルアミノ、N−エチル−N−フェニルアミノ、N−β−ヒドロキシエチル−N−フェニルアミノ若しくはN−β−スルホエチル−N−フェニルアミノ、非置換若しくはスルホ置換ナフチルアミノ、炭素原子2〜8個、特に2〜4個を有するアルカノイル基、例えばアセチル若しくはプロピオニル、ベンゾイル、アルコキシ基中に炭素原子1〜4個を有するアルコキシカルボニル、例えばメトキシカルボニル若しくはエトキシカルボニル、炭素原子1〜4個を有するアルキルスルホニル、例えばメチルスルホニル若しくはエチルスルホニル、フェニル−若しくはナフチルスルホニル、トリフルオロメチル、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、ハロゲン、例えばフッ素、塩素若しくは臭素、カルバモイル、N−C1 〜C4 アルキルカルバモイル、例えばN−メチルカルバモイル若しくはN−エチルカルバモイル、スルファモイル、N−C1 〜C4 アルキルスルファモイル、例えばN−メチルスルファモイル、N−エチルスルファモイル、N−プロピルスルファモイル、N−イソプロピルスルファモイル若しくはN−ブチルスルファモイル、N−(β−ヒドロキシエチル)−スルファモイル、N,N−ジ−(β−ヒドロキシエチル)−スルファモイル、N−フェニルスルファモイル、ウレイド、カルボキシル、スルホメチル、スルホ、スルファト、及び式(2c′):
【0042】
【化18】
【0043】
(式中、T1 及びT2 は、互いに独立して、ヒドロキシル、C1 〜C4 アルコキシ、モルホリノ、又は非置換若しくは非−反応性基置換アミノである)
の基並びに上記の繊維−反応性基である。アルキル基は、さらに、酸素(−O−)又は−NR1 −(R1 は上記と同義である)によって中断されていてもよい。
【0044】
式(2c′)において、
T1 及びT2 は、互いに独立して、好ましくはアミノ、N−モノ−若しくはN,N−ジ−C1 〜C4 アルキルアミノ(これらのアルキルは非置換であるか、又はヒドロキシル、スルファト若しくはスルホによって置換されている)、モルホリノ又はフェニルアミノ若しくはN−C1 〜C4 アルキル−N−フェニルアミノ(これらのフェニルは、いずれの場合にも、非置換であるか、又はスルホ、カルボキシル、アセチルアミノ、メチル若しくはメトキシによって置換されている)である。
【0045】
Kは、例えば式(4a)〜(4i):
【0046】
【化19】
【0047】
〔式中、(R7 )0-2 は、ヒドロキシル及び上記の式(2a)の繊維−反応性基からなる群より選択される0〜2個の同一又は異なる置換基R7 であり、
R8 は、水素又はC1 〜C4 アルキル(これは、非置換又はヒドロキシル、C1 〜C4 アルコキシ、スルファト、スルホ、ハロゲン若しくはシアノによって置換されている)であり、
R9 は、独立して、R8 と同義であるか、又はC2 〜C4 アルカノイル、ベンゾイル若しくは上記の式(2c)の繊維−反応性基であり、
R10及びR10′は、互いに独立して、カルバモイル、スルホメチル又はシアノであり、
R11は、水素、又はC1 〜C4 アルキル(これは非置換であるか、又は上記の式(2c)の基によって置換されている)であり、
R12及びR13は、互いに独立して、水素又はC1 〜C12アルキル(これは非置換であるか、或はヒドロキシル、C1 〜C4 アルコキシ、フェノキシ、スルファト、スルホ、カルボキシル、アミノ又はN−モノ−若しくはN,N−ジ−C1 〜C4 アルキルアミノ(これらのアルキル部分は、ヒドロキシル、C1 〜C4 アルコキシ、フェノキシ、スルファト、スルホ、カルボキシル又は上記の式(2c)の繊維−反応性基によって置換されていてもよい)によって置換されており、それと同時に、又は別の場合として、メチルの場合を除き、−O−によって中断されていてもよい)であり、
R14は、メチル又はカルボキシルであり、
R15は、ヒドロキシル又はアミノであり、
(R16)0-3 は、スルホ、ハロゲン、ヒドロキシル、C1 〜C4 アルコキシ及びC1 〜C4 アルキルからなる群より選択される0〜3個の同一又は異なる基R16であり、
(R17)0-2 は、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ、C1 〜C4 アルコキシ(このアルキル部分はヒドロキシル、C1 〜C4 アルコキシ又はスルファトによって置換されている)、C2 〜C4 アルカノイルアミノ、ウレイド、ハロゲン及びスルホからなる群より選択される0〜2個の同一又は異なる基R17であり、
K1 は、独立して、上記の式(4a)〜(4f)、(4h)又は(4i)の基であり、好ましくは式(4c)の基であり、
D1 は、スルホ、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ、ハロゲン又は式(2a)、(2b)若しくは(2c)の繊維−反応性基からなる群より選択される1〜3個の同一又は異なる基を有する、フェニル又は1−若しくは2−ナフチル基であり、そして
X及びYは、それぞれ、上記と同義である〕の基のいずれかである。
【0048】
好ましくは以下の定義が(4a)〜(4i)の要素に当てはまる。
【0049】
R8 は、好ましくは水素であり、
R9 は、好ましくはアセチル、プロピオニル、ベンゾイル又は上記の式(2c)の繊維−反応性基であり、
R10は、好ましくはカルバモイル又はスルホメチルであり、
R10′は、好ましくはシアノ又はカルバモイルであり、
R11は、好ましくはメチル又はエチルであり、
R12は、好ましくは水素又はC1 〜C6 アルキル(これは非置換であるか、又はヒドロキシル、メトキシ、エトキシ、スルファト若しくはスルホによって置換されている)であり、
R13は、好ましくは、独立して、R12と同義であるか、又は上記の式(2c)の基であり、
R15は、好ましくはヒドロキシルであり、
R12及びR13は、互いに独立して、特に好ましくは水素又はC1 〜C6 アルキル(これは非置換であるか、又はヒドロキシル、スルホ若しくはスルファトによって置換されている)であり、
(R16)0-3 は、好ましくは、スルホ、メチル、メトキシ、ヒドロキシル及び塩素からなる群より選択される0〜3個の同一又は異なる基R16であり、
(R17)0-2 は、好ましくは、メチル、メトキシ、C1 〜C4 アルコキシ(このアルキル部分は、ヒドロキシル又はスルファトによって置換されている)、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ及びスルホからなる群より選択される0〜2個の同一又は異なる基R17であり、
D1 は、好ましくは、スルホ、メチル、メトキシ、クロロ及び式(2a)又は(2c)の繊維−反応性基からなる群より選択される1〜3個の同一又は異なる基を有する、フェニル又は1−若しくは2−ナフチル基であり、
Kは、好ましくは、式(4a′)、(4a″)、(4c′)、(4d′)、(4f′)、(4h′)又は(4h″):
【0050】
【化20】
【0051】
(式中、Xは、塩素又はフッ素であり、
Tは、アミノ、N−モノ−若しくはN,N−ジ−C1 〜C4 アルキルアミノ(これらのアルキルは非置換であるか、又はヒドロキシル、スルファト若しくはスルホによって置換されている)、モルホリノ又はフェニルアミノ若しくはN−C1 〜C4 アルキル−N−フェニルアミノ(これらのフェニルは、いずれの場合にも、非置換であるか、又はスルホ、カルボキシル、アセチルアミノ、メチル若しくはメトキシによって置換されている)であり、そして
Yは、好ましいものを含めて上記と同義である)の基である。
【0052】
Kは、特に好ましくは、上記の式(4c′)、(4h′)又は(4h″)の基である。
【0053】
Zは、好ましくは、上記の式(2a)、(2b)又は(2c)の繊維−反応性基1個以上並びに有機染料での通常の置換基、例えばKに関して定義した置換基を含むことができる、フェニル、ナフチル、フェニルアゾ又はナフチルアゾフェニル基である。
【0054】
基Zにおける好ましい置換基の例は、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ、ハロゲン、スルホ又は上記の式(2c′)の基並びに上記の繊維−反応性基である。
【0055】
Zは、特に好ましくは、
Yが、ビニル又はβ−スルファトエチルであり、
R1 が、水素であり、
Xが、塩素又はフッ素であり、そして
Tが、アミノ、N−モノ−若しくはN,N−ジ−C1 〜C4 アルキルアミノ(これらのアルキルは非置換であるか、又はヒドロキシル、スルファト若しくはスルホによって置換されている)、モルホリノ、フェニルアミノ若しくはN−C1 〜C4 アルキル−N−フェニルアミノ(これらのフェニルは、いずれの場合にも、非置換であるか、又はスルホ、カルボキシル、アセチルアミノ、メチル若しくはメトキシによって置換されている、式(2a)及び/又は(2c)の繊維−反応性基を有し、そして、さらに非置換であるか、又はメチル、エチル、メトキシ、エトキシ、塩素、スルホ若しくは上記の式(2c′)(ここで、T1 及びT2 は好ましいものも含めて上記と同義である)の基によって置換されている、フェニル、ナフチル又はフェニルアゾフェニル基である。
【0056】
Zは、特に好ましくは、式(5a)、(5b)又は(5c):
【0057】
【化21】
【0058】
(式中、R18及びR18′は、互いに独立して、水素、スルホ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ又は塩素であり、
R19は、水素、スルホ、又は上記の式(2c)若しくは(2c′)(ここで、R1 、X、T、T1 及びT2 は、好ましいものも含めて上記と同義である)の基であり、そして
Yは、好ましいものも含めて上記と同義である)の基である。
【0059】
本発明の好ましい実施態様は、式(1a):
【0060】
【化22】
【0061】
(式中、基B1 及びB2 の一方は、水素であり、他方は、スルホであり、
K及びZは、好ましいものも含めて上記と同義である)で示される化合物を含む。
【0062】
ここで、特に好ましい式(1a)の化合物は、
B1 が、スルホであり、そして
B2 が、水素である化合物である。
【0063】
本発明のもう一つの好ましい実施態様は、式(1b):
【0064】
【化23】
【0065】
(式中、K及びZは、好ましいものも含めて上記と同義である)で示される化合物を含む。
【0066】
式(1)又は(1a)若しくは(1b)の化合物は、例えば、式(6):
【0067】
【化24】
【0068】
の化合物約1モル当量を、通常の方法で、酸、例えば塩酸の媒体中、亜硝酸塩、例えば亜硝酸ナトリウムでジアゾ化し、そのジアゾ化生成物を、式(7):
【0069】
【化25】
【0070】
の化合物約1モル当量とカップリングさせ、得られたモノアゾ化合物を再び通常の方法でジアゾ化し、そのジアゾ化生成物を、式(8):
【0071】
【化26】
【0072】
(上記式中、Z、B1 、B2 及びKは、いずれの場合にも、上記と同義である)の化合物とカップリングさせることによって得ることができる。
【0073】
上記の二つのカップリング反応は、例えば中性からわずかに酸性のpH、例えばpH3〜7及び−5〜30℃の温度で実施する。
【0074】
式(6)〜(8)の化合物は公知であるか、それ自体公知の方法で得ることができる。
【0075】
【発明の効果】
式(1)の化合物は、非常に多様な材料、例えば絹、皮革、羊毛、ポリアミド繊維及びポリウレタン、特にあらゆる種類のセルロース系繊維材料を染色し、捺染するための反応性染料として適している。そのような繊維材料は、例えば、天然のセルロース繊維、例えば綿、リネン及び大麻並びにセルロース及び再生セルロースである。式(1)の反応性染料は、また、配合織物、例えば綿とポリエステル繊維又はポリアミド繊維との混合物に含まれるヒドロキシル基含有繊維を染色したり捺染したりするのにも適している。
【0076】
本発明による染料は、特に染料水溶液及び捺染ペーストの形態で、種々の方法により、繊維材料に適用し、繊維に固着させることができる。これらは、吸尽法及びパジング法による染色のいずれにも適し、低い染色温度で用いることができ、パッドスチーム法では短い蒸熱時間しか要しない。固着の程度は高く、非固着部分は洗い落しやすく、吸尽の程度と固着の程度との差が顕著に小さく、すなわち、ソーピング損失が非常に低い。式(1)の反応性染料は、また、特に綿に捺染するのに適しているが、窒素含有繊維、例えば羊毛、絹又は羊毛含有配合織物に捺染するのにも同様に適している。
【0077】
本発明の染料を用いてセルロース系繊維材料に施された染色物及び捺染物は、酸性及びアルカリ性の両方の範囲で強い色の濃さ及び高い繊維−染料間結合の安定性を有し、さらに、良好な耐光堅牢性及び非常に良好な湿潤堅牢性、例えば洗浄、水、塩水、交差染色及び発汗に対する堅牢性ならびにプリーツ加工、熱圧及び摩擦に対する良好な堅牢性、そして特に塩素に対する堅牢性を有している。
【0078】
【実施例】
以下の実施例によって本発明を説明する。別段指定しない限り、温度は摂氏で示し、部は重量部で示し、%値は重量%で示す。キログラムがリットルに関連するように重量部が容量部に関連する。
【0079】
実施例1
2−(4−アミノフェニルスルホニル)−エチル硫酸水素28部を水150部に導入し、混合物を十分に攪拌した。濃縮塩酸16部をこの懸濁液に加え、混合物を0〜5℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム7部を水25部に溶解した溶液をゆっくりと滴下した。ジアゾ化の後、過剰の亜硝酸塩をスルファミン酸で分解した。
【0080】
次に、このようにして調製したジアゾ溶液を、水150部中の6−アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,5−ジスルホン酸32部の溶液に0〜5℃で加え、その間、水酸化ナトリウム溶液の添加によってpHを7の一定値に維持した。
【0081】
カップリングの終了後に得た下記式:
【0082】
【化27】
【0083】
のアミノアゾ化合物を、単離することなく、塩酸溶液中0〜5℃で、亜硝酸ナトリウム7部で再びジアゾ化し、最後に、過剰の亜硝酸塩をスルファミン酸で分解した(ジアゾ溶液1)。
【0084】
実施例2及び3
6−アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,5−ジスルホン酸に代えて等量の6−アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,7−ジスルホン酸又は7−アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用して、実施例1に記載の手順を繰り返した。第1表に示したアミノ化合物のジアゾ化合物の溶液を得た。
【0085】
【表1】
【0086】
実施例4
2−(2−アミノ−1−スルホナフト−6−イル−スルホニル)−エチル硫酸水素35部を水200部に導入し、混合物を十分に攪拌した。濃縮塩酸16部をこの懸濁液に加え、混合物を0〜5℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム7部を水25部に溶解した溶液をゆっくりと滴下した。ジアゾ化の後に、過剰の亜硝酸塩をスルファミン酸で分解した。
【0087】
次に、このようにして調製したジアゾ溶液を、水150部中の6−アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,5−ジスルホン酸32部の溶液に0〜5℃で加え、その間、水酸化ナトリウム溶液の添加によってpHを7の一定値に維持した。
【0088】
カップリングの完了後に得た下記式:
【0089】
【化28】
【0090】
のアミノアゾ化合物を、単離することなく、塩酸溶液中0〜5℃で、亜硝酸ナトリウム7部で再びジアゾ化し、最後に、過剰の亜硝酸塩をスルファミン酸で分解した(ジアゾ溶液4)。
【0091】
実施例5及び6
6−アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,5−ジスルホン酸に代えて等量の6−アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,7−ジスルホン酸又は7−アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用して、実施例4に記載の手順を繰り返した。第2表に示したアミノ化合物のジアゾ化合物の溶液を得た。
【0092】
【表2】
【0093】
実施例7
下記式:
【0094】
【化29】
【0095】
の化合物(欧州特許第0647683号にしたがって調製)63部を水600部に導入し、混合物を十分に攪拌した。濃縮塩酸16部をこの懸濁液に加え、混合物を0〜5℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム7部を水25部に溶解した溶液をゆっくりと滴下した。ジアゾ化の後に、過剰の亜硝酸塩をスルファミン酸で分解した。
【0096】
次に、このようにして調製したジアゾ溶液を、水150部中の6−アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,5−ジスルホン酸32部の溶液に0〜5℃で加え、その間、水酸化ナトリウム溶液の添加によってpHを7の一定値に維持した。
【0097】
カップリングの完了後に得た下記式:
【0098】
【化30】
【0099】
のアミノアゾ化合物を、単離することなく、塩酸溶液中0〜5℃で、亜硝酸ナトリウム7部で再びジアゾ化し、最後に、過剰の亜硝酸塩をスルファミン酸で分解した(ジアゾ溶液7)。
【0100】
実施例8及び9
6−アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,5−ジスルホン酸に代えて等量の6−アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,7−ジスルホン酸又は7−アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用して、実施例7に記載の手順を繰り返した。第3表に示したアミノ化合物のジアゾ化合物の溶液を得た。
【0101】
【表3】
【0102】
実施例10〜12
実施例7〜9に記載の方法と同様にして、第4表に示したアミノ化合物のジアゾ化合物を調製した。
【0103】
【表4】
【0104】
実施例13
1−エチル−4−メチル−5−カルバモイル−6−ヒドロキシピリド−2−オン20部を、実施例1のジアゾ溶液1に約5℃で導入した。その後、水酸化ナトリウム溶液の添加によって反応混合物のpHを徐々に7に上昇させ、カップリングが完了するまで混合物を攪拌した。透析によって染料溶液から塩を除き、減圧下に溶媒を蒸発させた。遊離酸の形態で、下記式:
【0105】
【化31】
【0106】
の化合物を帯赤色粉末として得た。これは、セルロースを、全般的に良好な性質を有する橙色の色合いに染色した。
【0107】
実施例14
1−(3−スルホフェニル)−3−メチルピラゾール−5−オン25部を、実施例2のジアゾ溶液2に約5℃で導入した。その後、水酸化ナトリウム溶液の添加によって反応混合物のpHを徐々に7に上昇させ、カップリングが完了するまで混合物を攪拌した。透析によって染料溶液から塩を除き、減圧下に溶媒を蒸発させた。遊離酸の形態で、下記式:
【0108】
【化32】
【0109】
の化合物を帯赤色粉末として得た。これは、セルロースを、全般的な良好な性質を有する橙色の色合いに染色した。
【0110】
実施例15
1,3,5−トリクロロトリアジン18部を氷/水の混合物100部に懸濁し、懸濁液をリン酸水素二ナトリウム3部で緩衝した。2−アミノエタンスルホン酸12部を水25部に加えた溶液を0〜5℃で滴下し、水酸化ナトリウム溶液の添加によってpHを7の値に維持した。縮合の終了後に、水酸化ナトリウム溶液によってpHを7の一定値に維持しながら6−アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3−スルホン酸24部を導入し、次いで、混合物を室温にまで暖めた。反応終了後に得たビス縮合物を実施例1のジアゾ溶液1に滴下し、水酸化ナトリウム溶液の添加によって反応混合物のpHを徐々に7に上昇させた。カップリングが完了するまで混合物を攪拌し、次いで、透析によって染料溶液から塩を除き、減圧下に溶媒を蒸発させた。遊離酸の形態で、下記式:
【0111】
【化33】
【0112】
の化合物を赤色粉末として得た。これは、セルロースを、全般的な良好な性質を有する赤色の色合いに染色した。
【0113】
実施例15a
6−アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3−スルホン酸24部に代えて6−メチルアミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3−スルホン酸26部を使用して、実施例15に記載の手順を繰り返した。下記式の化合物を得た。
【0114】
【化34】
【0115】
実施例16
1,3,5−トリクロロトリアジン18部を氷/水の混合物100部に懸濁し、懸濁液をリン酸水素二ナトリウム3部で緩衝した。1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−4,6−ジスルホン酸24部を水100部に加えた溶液を滴下し、温度を0〜5℃に維持した。縮合の終了後に、実施例9のジアゾ溶液9を加え、水酸化ナトリウム溶液の添加によってpHを7に上昇させた。pHを一定値に維持しながらこの混合物を室温まで暖め、カップリングが終了するまで攪拌した。次に、2−N−メチルアミノエタノール7.5部を加え、pHを9に上昇させ、このpHで、縮合が完了するまで混合物を攪拌した。透析によって染料溶液から塩を除き、減圧下に溶媒を蒸発させた。遊離酸の形態で、下記式:
【0116】
【化35】
【0117】
の化合物を暗色の粉末として得た。これは、セルロースを、全般的な良好な性質を有する濃紺色の色合いに染色した。
【0118】
実施例17〜19
ジアゾ溶液9に代えて等量の実施例10、11又は12のジアゾ溶液を使用して、実施例16に記載の手順を繰り返した。第5表に示した化合物を得た。
【0119】
【表5】
【0120】
これらの化合物は、いずれも、セルロースを、全般的な良好な性質を有する濃紺色の色合いに染色した。
【0121】
実施例20
2−(4−アミノフェニルスルホニル)−エチル硫酸水素28部を実施例1に記載のようにしてジアゾ化し、得られたジアゾ溶液を、水100部中1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸32部の懸濁液に0〜5℃で滴下した。混合物を室温にまで暖め、カップリングが完了するまで攪拌した。その後、混合物を5〜10℃に冷却し、水酸化ナトリウム溶液の添加によってpHを3〜4に上昇させ、pHを一定値に維持しながら実施例1のジアゾ溶液1をゆっくりと滴下した。カップリングの終了後に、透析によって染料溶液から塩を除き、減圧下に溶媒を蒸発させた。遊離酸の形態で、下記式:
【0122】
【化36】
【0123】
の化合物を暗色の粉末として得た。これは、セルロースを、全般的な良好な性質を有する濃紺の色合いに染色した。
【0124】
実施例21
2−(4−アミノフェニルスルホニル)−エチル硫酸水素28部を実施例1に記載のようにしてジアゾ化し、得られたジアゾ溶液を、水100部中1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸32部の懸濁液に0〜5℃で滴下した。混合物を室温にまで暖め、カップリングが完了するまで攪拌した。その後、混合物を5〜10℃に冷却し、水酸化ナトリウム溶液の添加によってpHを3〜4に上昇させ、pHを一定値に維持しながら実施例3のジアゾ溶液3をゆっくりと滴下した。カップリングの終了後に、透析によって染料溶液から塩を除き、減圧下に溶媒を蒸発させた。遊離酸の形態で、下記式:
【0125】
【化37】
【0126】
の化合物を暗色の粉末として得た。これは、セルロースを、全般的な良好な性質を有する濃紺色の色合いに染色した。
【0127】
実施例22
1,3,5−トリクロロトリアジン18部を氷/水の混合物100部に懸濁し、懸濁液をリン酸水素二ナトリウム3部で緩衝した。水酸化ナトリウム溶液で中和した、水100部中4,6−ジアミノベンゼン−1,3−ジスルホン酸27部の溶液を滴下し、水酸化ナトリウム溶液の添加によってpHを4.5にし、その値に維持した。縮合の終了後に、濃縮塩酸16部を加え、混合物を0〜5℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム7部を水25部に溶解した溶液をゆっくりと加えた。ジアゾ化の終了後に、過剰の亜硝酸塩をスルファミン酸で分解した。1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸32部を水100部に加えた懸濁液を、得られたジアゾ溶液に0〜5℃で滴下し、2−N−メチルアミノエタンスルホン酸14部を加え、pHをゆっくりと6.5に上昇させた。反応が終了すると、実施例6のジアゾ溶液6を滴下し、pHを6.5の一定値に維持した。カップリングの終了後に、透析によって染料溶液から塩を除き、減圧下に溶媒を蒸発させた。遊離酸の形態で、下記式:
【0128】
【化38】
【0129】
の化合物を暗色の粉末として得た。これは、セルロースを、全般的な良好な性質を有するオリーブの色合いに染色した。
【0130】
上述の染料のλmax 値を第6表に示した。
【0131】
【表6】
【0132】
染色例I
実施例10にしたがって得た染料2部を水400部に溶解し、1リットルあたり塩化ナトリウム53g を含む溶液1,500部を加えた。この染浴に40℃で綿布100部を導入した。45分後、1リットルあたり水酸化ナトリウム16g 及び焼成炭酸ナトリウム20g を含む溶液100部を加えた。さらに45分間、染浴の温度を40℃に維持した。その後、染色物をすすぎ、沸騰させながら非イオン系洗剤で15分間ソーピングし、再度すすぎ、乾燥した。
【0133】
染色例II
実施例11にしたがって得た反応性染料2部を水400部に溶解し、1リットルあたり塩化ナトリウム53g を含む溶液1,500部を加えた。この染浴に35℃で綿布100部を導入した。20分後、1リットルあたり水酸化ナトリウム16g 及び焼成炭酸ナトリウム20g を含む溶液100部を加えた。さらに15分間、染浴の温度を35℃に維持した。その後、20分かけて温度を60℃に上げた。さらに35分間、温度を60℃に維持した。その後、染色物をすすぎ、沸騰させながら非イオン系洗剤で15分間ソーピングし、再度すすぎ、乾燥した。
【0134】
染色例III
実施例12にしたがって得た反応性染料8部を水400部に溶解し、1リットルあたり硫酸ナトリウム100g を含む溶液1,400部を加えた。この染浴に25℃で綿布100部を導入した。10分後、1リットルあたりリン酸三ナトリウム150g を含む溶液200部を加えた。その後、10分かけて染浴の温度を60℃に上げた。さらに90分間、温度を60℃に維持した。その後、染色物をすすぎ、沸騰させながら非イオン系洗剤で15分間ソーピングし、再度すすぎ、乾燥した。
【0135】
染色例IV
実施例13にしたがって得た反応性染料4部を水50部に溶解し、1リットルあたり水酸化ナトリウム5g 及び焼成炭酸ナトリウム20g を含む溶液50部を加えた。得られた溶液を用いて、綿布を、その重量が70%増大するようにパジングしたのち、ロールに巻き付けた。このようにして綿布を室温で3時間維持した。その後、染色物をすすぎ、沸騰させながら非イオン系洗剤で15分間ソーピングし、再度すすぎ、乾燥した。
【0136】
染色例V
実施例14にしたがって得た反応性染料6部を水50部に溶解し、1リットルあたり水酸化ナトリウム16g 及び水ガラス(38°be)0.04リットルを含む溶液50部を加えた。得られた溶液を用いて、綿布を、その重量が70%増大するようにパジングしたのち、ロールに巻き付けた。このようにして綿布を室温で10時間維持した。その後、染色物をすすぎ、沸騰させながら非イオン系洗剤で15分間ソーピングし、再度すすぎ、乾燥した。
【0137】
染色例VI
実施例13にしたがって得た反応性染料2部を水100部に溶解し、同時にm−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5部を加えた。綿布を、得られた溶液に、その重量が75%増大するように含浸したのち、乾燥した。次に、この布を、1リットルあたり水酸化ナトリウム4g 及び塩化ナトリウム300g を含む20℃に暖めた溶液に含浸し、重量増が75%になるまで絞り、染色を100〜102℃で30秒間蒸熱し、すすぎ、非イオン系洗剤0.3%の沸騰溶液中で15分間ソーピングし、すすぎ、乾燥した。
【0138】
捺染例I
実施例15にしたがって得た反応性染料3部を、素早く攪拌しながら、5%アルギン酸ナトリウム増粘剤50部、水27.8部、尿素20部、m−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム1部及び炭酸水素ナトリウム1.2部を含む市販増粘剤100部に散布した。綿布を、このようにして得られた捺染ペーストで捺染し、乾燥し、得られた捺染物を飽和蒸気中102℃で2分間蒸熱した。そして、捺染した布をすすぎ、場合により、沸騰させながらソーピングし、再度すすぎ、次いで乾燥した。
【0139】
捺染例II
実施例16にしたがって得られた反応性染料5部を、素早く攪拌しながら、5%アルギン酸ナトリウム増粘剤50部、水36.5部、尿素10部、m−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム1部及び炭酸水素ナトリウム2.5部を含む市販増粘剤100部に散布した。綿布を、このようにして得られた、安定性が工業的要求基準を満たす捺染ペーストで捺染し、乾燥し、得られた捺染物を飽和蒸気中102℃で8分間蒸熱した。そして、捺染した布をすすぎ、場合により、沸騰させながらソーピングし、再度すすぎ、次いで乾燥した。
Claims (7)
- 式(1):
基B1 及びB2 の一方は、水素であり、他方は、スルホであり、
Kは、式(4a′)、(4a″)、(4c′)、(4d′)、(4h′)又は(4h″):
Xは、塩素又はフッ素であり、
Tは、アミノ、N−モノ−若しくはN,N−ジ−C1 〜C4 アルキルアミノ(これらのアルキルは非置換であるか、又はヒドロキシル、スルファト若しくはスルホによって置換されている)、モルホリノ又はフェニルアミノ若しくはN−C1 〜C4 アルキル−N−フェニルアミノ(これらのフェニルは、いずれの場合にも、非置換であるか、又はスルホ、カルボキシル、アセチルアミノ、メチル若しくはメトキシによって置換されている)であり、そして
Zは、式(5a)、(5b)又は(5c):
R18及びR18′は、互いに独立して、各々水素、スルホ、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ又は塩素であり、
R19は、水素、スルホ、又は式(2c):
Yは、ビニル又はβ−スルファトエチルである)〕
で示される化合物。 - Kが、式(4c′)、(4h′)又は(4h″)の基である、請求項1記載の化合物。
- ヒドロキシル基又は窒素含有繊維材料を染色又は捺染するための繊維−反応性染料としての、式(1)の化合物の使用。
- セルロース性繊維材料を染色又は捺染する、請求項5記載の使用。
- 木綿を含有するセルロース性繊維材料を染色又は捺染する、請求項6記載の使用。
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