JP2000264325A - 遮光性樹脂容器 - Google Patents

遮光性樹脂容器

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JP2000264325A
JP2000264325A JP6876099A JP6876099A JP2000264325A JP 2000264325 A JP2000264325 A JP 2000264325A JP 6876099 A JP6876099 A JP 6876099A JP 6876099 A JP6876099 A JP 6876099A JP 2000264325 A JP2000264325 A JP 2000264325A
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layer
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regrind
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JP6876099A
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Kozaburo Sakano
弘三郎 坂野
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器製造の際に生じるリグラインド樹脂を利
用してコストダウンを図ると共に、容器の外面の白色度
がより高い遮光性容器を提供することである。 【解決手段】 内層、黒色顔料配合樹脂から成る中間層
及び二酸化チタン配合樹脂から成る外層を備えた遮光性
樹脂容器において、前記中間層と前記外層との間には、
リグラインドから成る層を備え、前記リグラインドは色
差計で測定したL*値が20以上のものであると共に、
容器の外層側から求めた色差計でのL*値が85以上で
あることを特徴とする遮光性樹脂容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮光性樹脂容器に
関し、より詳細には紫外線及び可視光線を完全にカット
することが可能な白色樹脂容器に関する。
【0002】
【従来の技術】内容物の光線による劣化を防止するため
に、遮光性を有する樹脂容器は従来から知られている。
特に、牛乳や乳飲料、果汁等のように光の影響を受けや
すい内容物を充填する容器においては、樹脂組成物にカ
ーボンブラックや二酸化チタンを配合させた樹脂容器は
従来より公知である。例えば、特開昭58−16027
1号公報には、食品、特に牛乳の保存容器として、二酸
化チタンを含有する高密度ポリエチレンから成る内外層
と、カーボンブラックを含有する高密度ポリエチレンか
ら成る中間層という層構成を有する容器が記載されてお
り、また特開平7−205951号公報には、カーボン
ブラックを含有させた高密度ポリエチレン層から成る内
層と、チタンホワイトを含有させたナイロン層から成る
外層より構成される遮光性容器が記載されている。
【0003】上記従来技術は容器の遮光性を高めるとい
う点においては満足するものであるが、装飾性との関係
等の理由から容器の白色度をより高くしたい場合には、
中間層のカーボンブラック配合層の黒色を完全に隠蔽す
るために、二酸化チタンの配合量を高めるか、二酸化チ
タンを配合した白色の外層を厚く設ける必要が生じる。
このため、容器作成のための樹脂量が増大し、コストア
ップになるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、容器製造の際に生じるリグラインド樹脂を利用して
コストダウンを図ると共に、容器の外面の白色度がより
高い遮光性容器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、内層、
黒色顔料配合樹脂から成る中間層及び二酸化チタン配合
樹脂から成る外層を備えた遮光性樹脂容器において、前
記中間層と前記外層との間には、リグラインドから成る
層を備え、前記リグラインドは色差計で測定したL*値
が20以上のものであると共に、容器の外層側から求め
た色差計でのL*値が85以上であることを特徴とする
遮光性樹脂容器が提供される。
【0006】本発明においては、中間層にカーボンブラ
ック等の黒色顔料を配合し、外層に二酸化チタンを配合
し、更に色差計で測定したL*値が20以上である灰色
のリグラインド層を、外層と中間層の間に設けることに
より、このリグラインド層が中間層の黒色を充分に隠蔽
して外層の白色度を高く維持することができ、白色度の
高い樹脂容器が提供できるのである。すなわち、二酸化
チタン配合の白色層と黒色顔料配合の黒色層を有する樹
脂容器を作成する際に生じるリグラインド樹脂にバージ
ンの樹脂及び/又は二酸化チタンマスターバッチを配合
することによって、色差計で測定したL*値を20以上
に調整し、明度が高く灰色のリグラインド樹脂とする。
このリグラインド樹脂から成る層を、外層と中間層の間
に設けることにより、中間層の黒色が直接外層の白色に
影響を与えることがないのである。従って、このリグラ
インド樹脂を使用することにより、リグラインド層を設
けない場合に比して外層の厚みを薄くすることが可能と
なって、バージンの樹脂の使用量を少なくすることが可
能となるのである。また本発明の容器では、外層に二酸
化チタン及び中間層に黒色顔料が含有されているので、
紫外線や可視光線を遮光でき、これらの光線による内容
物の劣化を防止することも勿論できる。
【0007】
【発明の実施形態】本発明の遮光性樹脂容器を図1に示
す一例で説明する。図1に示す容器は、本発明の遮光性
樹脂容器を多層パリソンのダイレクトブロー成形容器に
応用したものである。全体を1で示す本発明の遮光性樹
脂容器は、首部2,首部2から胴部3に連なる肩部4及
び底部5から成っている。この樹脂容器1の胴部分の拡
大断面図から明らかなように、本発明の遮光性樹脂容器
1は、二酸化チタン配合樹脂から成る内層6、黒色顔料
配合樹脂から成る中間層7及び二酸化チタン配合樹脂か
ら成る外層8を基本構造とし、この基本構造に、多層パ
リソンのリグラインドから成る層9を少なくとも外層8
及び中間層7の間に設けてなるものである。
【0008】(外層)本発明の遮光性樹脂容器の外層に
は、二酸化チタンが1乃至10重量%、特に3.0乃至
5.0重量%の割合で配合されていることが、紫外線の
遮光性、成形性及び容器の白色度を高く維持する上で好
ましい。リグラインド層の白色度にも影響を受けるが、
外層の厚みは100乃至500μm、200乃至400
μmの範囲にあれば、二酸化チタンの配合量が上記範囲
にある限り、満足し得る白色度を得ることができる。外
層の白色度、すなわち完成品たる容器の白色度は、色差
計で測定したL*値が85以上、特に90以上であるこ
とが望ましい。なお、本発明で外層及びリグラインド層
の白色度について規定する、色差計で測定したL*値
は、色彩の明度を数値で表したものであり、L*=10
0を最高に、数値が大きいほど白色度が高いことを表し
ている。
【0009】(内層)本発明の遮光性樹脂容器の内層に
おいても、必要に応じて二酸化チタンを配合することが
可能であり、その配合量は3.0乃至5.0重量%の範
囲にあることが好ましい。また、内層の厚みは100乃
至500μm、特に200乃至400μmの範囲にある
ことが好ましい。
【0010】(中間層)本発明の遮光性樹脂容器の中間
層には、黒色顔料が0.05乃至1.0重量%、特に
0.1乃至0.5重量%の割合で含有されていることが
好ましい。中間層の厚みは20乃至200μm、特に8
0乃至150μmの範囲にあることが好ましい。中間層
に配合すべき、黒色顔料としては、カーボンブラック、
アセチレンブラック、ランプブラック、アニリンブラッ
ク、酸化鉄(Fe)、還元鉄等を挙げることがで
き、これらを単独又は二種以上の組み合わせで配合する
ことができる。中でもカーボンブラック、酸化鉄等を好
適に使用することができる。
【0011】(リグラインド層)本発明の遮光性樹脂容
器に用いられるリグラインド層は、二酸化チタン配合の
外層と、カーボンブラック配合の中間層を有する多層パ
リソンのリグラインドであり、多層パリソン作成の際に
生じるスクラップ樹脂から成るものである。すなわち、
このリグラインド樹脂には、外層に含まれていた二酸化
チタン及び中間層に含まれていた黒色顔料が含有されて
いるため、不透明で全体として灰色の色彩を呈してい
る。本発明に用いるリグラインド層は、このリグライン
ド樹脂にバージンの樹脂及び/又は二酸化チタンマスタ
ーバッチを配合することによって、色差計で測定したL
*値が20以上、特に25以上に調整されているため、
中間層の黒色顔料による黒色を有効に隠蔽でき、外面層
の白色度をより高いものにすることが可能となるのであ
る。リグラインド層の厚みは、50乃至500μm、特
に200乃至350μmの範囲にあることが好ましい。
【0012】(容器の層構成)本発明の遮光性樹脂容器
は、前述した図1に示す層構成以外にも他の構成を採用
することもできる。例えば、リグラインド層は、少なく
とも外層と中間層の間に設けられていれば、本発明の目
的を達成することができるものであるが、更に中間層と
内層の間に設けられていてもよい。すなわち、容器側壁
の断面図である図2に示すように、外層8と中間層7の
間にリグラインド層9aを設ける以外に、中間層7と内
層6の間にもリグラインド層9bを設けることにより、
容器の内面側における白色度を向上させることができ、
例えば内容物が牛乳のように白色度の高いものを充填す
る場合には、より好ましいものとなる。また、容器にガ
スバリヤー性を付与するために、ガスバリヤー性樹脂層
を設けても勿論よい。すなわち、図3に示すように、ガ
スバリヤー性樹脂層10を内層6と中間層7の間に接着
層11a及び11bを介して設けることもできる。更
に、図4に示すように、中間層7と外層8の間にリグラ
インド層9を設け、内層自体をガスバリヤー性樹脂層1
0として、接着剤層11を介して中間層7と隣接して設
けることも可能である。ガスバリヤー性樹脂層を設ける
場合にはその厚みは、5乃至40μm、特に20乃至3
5μmの範囲にあるのがよい。
【0013】(使用樹脂)本発明の内外層及び中間層に
用いる樹脂としては、熱可塑性樹脂、例えばオレフィン
系樹脂、スチレン系樹脂、ビニル系樹脂、カーボネート
系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂等を挙
げることができるが、中でも容器やその他の樹脂成形品
の製造に使用されているオレフィン系ホモポリマーやコ
ポリマーが好適に使用される。例えば、低密度、中密
度、高密度のポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブテン−1、ポリ4−メチルペン
テン−1、プロピレン−エチレン共重合体、アイオノマ
ー、エチレン−アクリル共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体等を挙げることができる。勿論これらのオレ
フィン系樹脂は単独でも二種以上の組み合わせでも使用
することができる。これらのオレフィン系樹脂は、一般
に0.1乃至50g/10分、特に0.2乃至30g/
10分のMFR(メルトフローレート)を有しているの
がよく、成形法に応じて、押出グレードのものや射出グ
レードのものを適宜選択使用することができる。
【0014】内外層及び中間層はすべて同一樹脂から成
ることが層間接着性の点から望ましいが、勿論二種以上
の樹脂の組み合わせで用いてもよい。また前述したよう
に、容器にガスバリヤー性を付与するために、ガスバリ
ヤー性樹脂層を設けるほか、中間層や内層自体に、ガス
バリヤー性樹脂を使用することももちろん可能である。
【0015】ガスバリヤー性樹脂としては、一般に酸素
透過係数が5.5×10−12cc・cm/cm2・sec・cmHg
以下、特に4.5×10−12cc・cm/cm2・sec・cmHg
以下で、特にエチレン含有量が20乃至50モル%で且
つ未ケン化ビニルエステル残基の含有量が5モル%以下
のエチレン−ビニルアルコール共重合体や、炭素数10
0個当たりのアミド基の数が3乃至30個、特に4乃至
25個の範囲で含有されるホモポリアミド、コポリアミ
ド又はそのブレンド物が好適に使用される。勿論、上述
したエチレン−ビニルアルコール共重合体とポリアミド
はブレンド物の形で使用することもできるし、これらの
本質を損なわない範囲で、例えば20重量%以下の範囲
で他の熱可塑性樹脂、例えばポリオレフィンやポリオレ
フィンとの間の接着性を付与する樹脂等をブレンドして
用いることもできる。
【0016】ガスバリヤー性樹脂を使用した場合等にお
いて、各層間に接着性がない場合には接着層を設けるこ
とができ、この場合それ自体公知の接着剤を用いること
ができる。一般には、上述したガスバリヤー性熱可塑性
樹脂及びオレフィン系樹脂の両者に対して接着性を示す
樹脂の任意のものが使用される。例えば、不飽和カルボ
ン酸、酸無水物、エステル、アミドなどの少なくとも一
種類のエチレン系不飽和単量体によって変性されたポリ
オレフィン、特にマレイン酸、アクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、フマル酸、無水マレイン酸、無水イタ
コン酸、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、マレ
イミド等で変性されたポリプロピレン、高密度ポリエチ
レン、低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合
体等を挙げることができる。
【0017】(製造方法)本発明の遮光性樹脂容器は、
ボトル状、カップ状、チューブ状等の種々の形状にする
ことができ、その製造方法も採用すべき容器形状や用い
る樹脂に対応して、押出ブロー成形(ダイレクトブロー
成形)、射出ブロー成形、二軸延伸ブロー成形、シート
成形等のそれ自体公知の方法により作成することができ
る。例えばダイレクトブロー成形による場合は、樹脂の
種類に対応する数の押出機を使用し、多層多重ダイス内
で複数の溶融樹脂流を合流させてダイス外に押し出し、
多層構成のパリソンとする。押し出されたパリソンをま
だそれが溶融状態にある間にブロー型内でブロー成形す
る。このブロー成形は、一般にパーティング面を備えた
一対の割型を使用し、パリソンを割型でピンチオフし、
この閉じ込められたパリソン内に加圧流体を流入するこ
とにより行われる。
【0018】ブロー型は、容器の不透明感を向上させる
ためにも艶消し(マット)調に加工することが好ましい
ことから、キャビティ面がサンドブラスト面のブロー型
を用いることが好ましい。このサンドブラスト面のブロ
ー型を用いることにより、成形される樹脂の型キャビテ
ィ面への粘着を防止し且つ型面と樹脂面との間のエアー
抜きを有効に行わせることも可能となる。サンドブラス
トに用いるガラスビーズの粒径は、100乃至500μ
m、特に250乃至300μmの範囲にあることが好ま
しい。
【0019】ブロー成形に用いる加圧流体としては、一
般に加圧空気が使用されるが、所望により窒素等の不活
性気体や水蒸気、その他の流体も使用でき、その圧力は
4乃至10kg/cm(ゲージ)にあるのがよい。ま
たブロー型は、冷却水等により強制冷却しておくことが
できる。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、これらの具体例は本発明を何等限定するものでは
ない。以下の実施例において、L*値は、日本電色工業
(株)製Σ80 COLORMEASURING SY
STEMにより測定した。また、可視光及び近紫外線の
光線透過率は、日本分光(株)製紫外・可視・近赤外分
光光度計タイプV−570により測定した。
【0021】(実施例1) 使用樹脂 内層 低密度ポリエチレン(密度0.923g/cc、
MFR0.3g/10分) 中間層 高密度ポリエチレン(密度0.945g/c
c、MFR0.3g/10分)99.5重量%,カーボ
ンブラック0.5重量%、 リグラインド層 容器製造時に発生するリグラインド樹
脂60重量%,高密度ポリエチレン(密度0.945g
/cc、MFR0.3g/10分)40重量% 外層 高密度ポリエチレン(密度0.945g/cc、
MFR0.3g/10分)96重量%,二酸化チタンマ
スターバッチ4重量% 上記樹脂をそれぞれ各層に対応する押出機に供給し、4
種4層ダイスを通して共押出し、ダイレクトブロー成形
により、胴部の各層の厚みが内層250μm、中間層1
50μm、リグラインド層300μm、外層200μm
で内容積が320mlの容器に成形した。容器の外層側
から測定したL*値は86.60,また容器から外層を
切削した後のリグラインド層のL*値は23.66であ
った。
【0022】(実施例2)上記実施例1において、リグ
ラインド層を、リグラインド樹脂60重量%、高密度ポ
リエチレン37重量%、二酸化チタンマスターバッチ3
重量%から成るものに変えた以外は、実施例1と同様に
して、容器を成形した。この容器の外層側から測定した
L*値は88.97,リグラインド層のL*値は46.3
4であった。
【0023】(実施例3)上記実施例1において、リグ
ラインド層を、リグラインド樹脂60重量%、高密度ポ
リエチレン36重量%、二酸化チタンマスターバッチ4
重量%から成るものに変えた以外は、実施例1と同様に
して、容器を成形した。この容器の外層側から測定した
L*値は89.21,リグラインド層のL*値は65.5
2であった。
【0024】(実施例4)上記実施例1において、リグ
ラインド層を、リグラインド樹脂60重量%、高密度ポ
リエチレン35重量%、二酸化チタンマスターバッチ5
重量%から成るものに変えた以外は、実施例1と同様に
して、容器を成形した。この容器の外層側から測定した
L*値は90.42,リグラインド層のL*値は76.8
3であった。
【0025】(比較例1)比較のため、リグラインド層
を設けない容器を成形した。尚、リグラインド層を設け
ない以外は実施例1と同様である。この容器の外層側か
ら測定したL*値は63.11であった。
【0026】(比較例2)上記実施例1において、リグ
ラインド層を、高密度ポリエチレン及び二酸化チタンマ
スターバッチを配合しないリグラインド樹脂100%の
ものに変えた以外は、実施例1と同様にして、容器を成
形した。この容器の外層側から測定してL*値は77.
61,リグラインド層のL*値は18.52であった。
【0027】また、上記実施例1乃至4及び比較例1乃
至2により作成された容器において、波長が600nm
及び800nmの可視光、波長が200乃至390nm
の近紫外線での光線透過率はいずれも0%であった。
【0028】
【発明の効果】本発明の遮光性樹脂容器は、波長600
nm及び800nmの可視光、波長200乃至390n
mの近紫外線で測定したときの光線透過率が限りなくゼ
ロに近く、ほぼ完全な遮光性を有し、光線による内容物
の劣化を防止することが可能となる。また、容器外面か
ら求めた色差計でのL*値が85以上と、白色度が高い
ため外観特性に優れているとともに、リグラインド樹脂
の利用によりバージンの樹脂の使用量を低減させ、コス
トダウンを図ることも可能となる。更に、ガスバリヤー
性樹脂層を設けた場合には、容器の遮光性と相俟って、
内容物の保存性をより高めることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遮光性樹脂容器を一例を示す側面図及
び胴部拡大断面図である。
【図2】本発明の遮光性樹脂容器の容器側壁の他の一例
の拡大断面図である。
【図3】本発明の遮光性樹脂容器の容器側壁の他の一例
の拡大断面図である。
【図4】本発明の遮光性樹脂容器の容器側壁の他の一例
の拡大断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29C 49/04 B29C 49/04 B29K 105:28 B29L 9:00 22:00 Fターム(参考) 3E033 AA01 AA08 BA13 BA14 BA17 BA21 BA22 BB05 BB08 CA16 CA20 FA03 GA02 3E067 AA03 AB26 BA03A BA07A BA14A BB14A BB22A CA04 CA12 CA13 EE32 EE33 GD10 4F100 AA21C AA21D AA37 AA37H AK01A AK01B AK01C AK01D AK05 AK06 AR00D BA03 BA04 BA07 CA13B CA13D DA01 EJ81D GB16 HB00 JA20D JD02 JD09 JL02 JL10B JL10D JL16D JN08 JN30 4F208 AA05 AA07 AB17 AB18 AC08 AE10 AG03 AG07 AH55 LA01 LB01 LB22 LB28 LD04 LD14 LG06 LG23 LG26 LG31 LJ09 LW45

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層、黒色顔料配合樹脂から成る中間層
    及び二酸化チタン配合樹脂から成る外層を備えた遮光性
    樹脂容器において、前記中間層と前記外層との間には、
    リグラインドから成る層を備え、前記リグラインドは色
    差計で測定したL*値が20以上のものであると共に、
    容器の外層側から求めた色差計でのL*値が85以上で
    あることを特徴とする遮光性樹脂容器。
  2. 【請求項2】 前記リグラインドが、二酸化チタン配合
    の外層と黒色顔料配合の中間層を有する樹脂容器を作成
    する際に生じるリグラインド樹脂にバージンの樹脂及び
    /又は二酸化チタンマスターバッチを配合することによ
    り調整されたものである請求項1記載の遮光性樹脂容
    器。
  3. 【請求項3】 多層パリソンのダイレクトブロー成形で
    形成された請求項1又は2のいずれかに記載の遮光性樹
    脂容器。
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