JP2874462B2 - 多層プラスチック構造物 - Google Patents

多層プラスチック構造物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層構造を有する熱可
塑性プラスチック構造物に関するものであり、さらに詳
しくは、ポリエステル系樹脂とポリオレフィン系樹脂か
ら形成される遮光性多層ブロー成形容器、多層シート、
多層フィルムなどの多層構造物であって、ボトル、カッ
プなどの容器類、包装材料に使用することが出来る。
【0002】
【従来の技術】遮光性を有するプラスチック容器類は従
来から存在するが、充分な遮光性を有する為にはその容
器壁にカーボンブラック等光吸収性の強い顔料を使わざ
るを得ないという現状がある。カーボンブラックは、周
知のように強い黒色を有しているため、遮光性のあるプ
ラスチック容器で、白色、黄色、ピンク等の薄い色相に
着色された、なおかつ光沢を有する成形品を製造するこ
とは困難であった。例えば、カーボンブラックを高度に
充填可能なポリオレフィン樹脂を遮光性基材として選択
すると、外側隠ぺい層としては該遮光性基材と接着性を
有するポリオレフィン樹脂系の隠ぺい層を施さざるを得
ないという現状があった。しかしながら、ポリオレフィ
ン系樹脂は、高度な光沢を持ち得ないために、充分に光
沢感のある非黒色系遮光プラスチック容器は実現困難で
あるというのが現状であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の様な
従来技術の問題点を解決するためになされたものであ
り、光沢のある遮光プラスチック構造物として優れた性
能、外観を有する成形品を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記諸欠点に
鑑み種々研究、実験の結果、例えば特願平4ー2090
2にみられるようにポリエステル系樹脂とポリオレフィ
ン系樹脂との接着性樹脂を発明し、さらには、遮光性樹
脂層の外側樹脂層となる接着性樹脂層あるいは、ポリエ
ステル系樹脂層に隠ぺい性を持たせる事により諸欠点を
解消し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の多層プラスチック構造物は、隠蔽性ポリエステ
ル系樹脂層、接着性樹脂層、及び、遮光性顔料を含有す
るポリオレフィン系樹脂層のすくなくとも3層の樹脂構
成からなり、ポリエステル系樹脂層を最外層に有する多
層プラスチック構造物である。
【0005】また、ポリエステル系樹脂層、隠蔽性接着
性樹脂層、及び、遮光性顔料を含有するポリオレフィン
系樹脂層のすくなくとも3層の樹脂構成からなり、ポリ
エステル系樹脂層を最外層に有する多層プラスチック構
造物である。
【0006】さらには、隠蔽性ポリエステル系樹脂層、
隠蔽性接着性樹脂層、及び、遮光性顔料を含有するポリ
オレフィン系樹脂層のすくなくとも3層の樹脂構成から
なり、ポリエステル系樹脂層を最外層に有する多層プラ
スチック構造物である。
【0007】本発明の実施態様としては、隠蔽性ポリエ
ステル系樹脂層あるいは隠蔽性接着性樹脂層が、熱可塑
性ポリエステル系樹脂あるいは熱可塑性接着性樹脂層と
無機乃至有機顔料の混合物である多層プラスチック構造
物、隠蔽性接着性樹脂層がグリシジル基含有樹脂、エチ
レン・α−オレフィン共重合体、エチレン・α−オレフ
ィン・無水マレイン酸共重合体あるいはエチレン・α−
オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物のいずれか
を少なくとも含む樹脂層、あるいは該樹脂の混合物と無
機乃至有機顔料の混合物である多層プラスチック構造
物、遮光性顔料がカーボンブラック単体あるいは、カー
ボンブラックを主体とする顔料の混合物である多層プラ
スチック構造物、外側よりポリエステル系樹脂層、接着
性樹脂層、遮光性顔料含有ポリオレフィン系樹脂層、お
よび、遮光性顔料を含まないポリオレフィン系樹脂層を
有する少なくとも4層の構成からなる多層プラスチック
構造物、接着性樹脂層と遮光性樹脂層との間、あるいは
遮光性樹脂層の内側に外多層プラスチック構造物のリサ
イクル材料単体層あるいはリサイクル材料混合層を有す
ることを特徴とする少なくとも4層の構成からなる多層
プラスチック構造物、前記隠蔽性樹脂層の明度が前記遮
光性樹脂層乃至リサイクル層の明度より高い多層プラス
チック構造物、外表面がポリエステル系樹脂であり、内
層がポリオレフィン系樹脂である多層ブロー成形品であ
る多層プラスチック構造物が挙げられる。
【0008】本発明における多層プラスチック構造物
は、シート状物、あるいはこの成形加工物であってもよ
い。あるいはこれらの層構成からなるパリソンを積層押
出しし、圧縮空気を用いて中空ブロー成形した容器であ
ってもよい。
【0009】以下、本発明を図面を用いて詳細に説明す
る。図1には、外層隠蔽性ポリエステル系樹脂層1、中
間層接着性樹脂層2、内層には遮光性ポリオレフィン系
樹脂層3を順次有する多層プラスチック構造物の断面説
明図を示した。図2には、外層ポリエステル系樹脂層
4、中間層隠蔽性接着性樹脂層5、内層には遮光性ポリ
オレフィン系樹脂層3を有する多層プラスチック構造物
の断面説明図を示した。図3には、外層隠蔽性ポリエス
テル系樹脂層1、中間層隠蔽性接着性樹脂層5、内層遮
光性ポリオレフィン系樹脂層3を有する多層プラスチッ
ク構造物の断面説明図を示した。図4には、外層に隠蔽
性ポリエステル系樹脂層1を有し順次内側に接着性樹脂
層2、遮光性ポリオレフィン系樹脂層3、ポリオレフィ
ン系樹脂層6を有する多層プラスチック構造物の断面説
明図を示した。図5には、外層にポリエステル系樹脂層
4を有し順次内側に隠蔽性接着性樹脂層5、遮光性ポリ
オレフィン系樹脂層3、ポリオレフィン系樹脂層6を有
する多層プラスチック構造物の断面説明図を示した。
【0010】外層に用いるポリエステル系樹脂は多塩基
酸と多価アルコールの共重合体からなる。このような多
塩基酸としては、テレフタル酸を主成分として含むもの
が好ましく、また、多価アルコールとしてはエチレング
リコールを主成分として含むものが好ましい。上記多塩
基酸および多価アルコールはそれぞれコモノマー成分と
して他の多塩基酸および他の多価アルコールを含むこと
ができる。
【0011】多塩基酸にコモノマー成分として含むこと
ので出来る他の多塩基酸としてはイソフタル酸、ナフタ
リンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノ
キシエタンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボ
ン酸等の多塩基酸が挙げられる。
【0012】また、多価アルコールにコモノマー成分と
して含むことのできる他の多価アルコールとしては、ト
リメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘ
キサメチレングリコール、デカメチレングリコール、ネ
オペンチレングリコール、ジエチレングリコール、 1,4
ーシクロヘキサンジメチロール等の多価アルコール成分
を用いることが出来る。
【0013】ポリエステル系樹脂層に含まれる顔料とし
ては、通常の無機顔料あるいは有機顔料の単体あるいは
混合物で良く、例えば無機顔料としては二酸化チタン、
ニッケルチタンイエロー、弁柄、コバルトブルー等の酸
化物、黄色酸化鉄等の水酸化物、カドミウムイエロー等
の硫化物、ケイ酸塩、フェロシアン化物等を用いること
ができる。有機顔料としては、アゾレーキ、ベンズイミ
ダゾロン、ジアリライドイエロー、等のアゾ顔料、キナ
クリドン、イソインドリノン、フタロシアニン等の多環
系顔料を用いることが出来る。
【0014】接着性樹脂としては、グリシジルメタクリ
レート樹脂、エチレン・グリシジルメテクリレート共重
合樹脂等のグリシジル基含有樹脂、エチレン・αーオレ
フィン共重合体、エチレン・αーオレフィン無水マレイ
ン酸共重合体あるいはエチレン・α−オレフィン共重合
体の無水マレイン酸変性物等を含む樹脂およびこれら樹
脂の混合物を用いることができる。また、これら樹脂に
隠蔽性顔料を添加する場合には、上記ポリエステル系樹
脂に添加したと類似の隠蔽性顔料が使用でき、酸化物、
硫化物、ケイ酸塩、フェロシアン化物等の無機顔料、ア
ゾ系、多環系の有機顔料等が使用できる。
【0015】使用する顔料濃度は、樹脂層の層厚みや必
要とする隠蔽性、色相に応じて決定すればよく、内層に
位置する遮光性樹脂層との関係をも考慮する必要があ
る。また、顔料明度は、遮光性樹脂層の明度より高いも
のである必要があり、遮光性樹脂層の明度より低い場合
には、外観的印象が良くないものになる可能性がある。
【0016】遮光性樹脂層として用いるポリオレフィン
樹脂層としては、一般的な樹脂で良く、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチルペンテン樹脂等が
使用できる。また、遮光性顔料としては、カーボンブラ
ックが遮光性という点で特に優れているが、他にも必要
遮光性特性に応じて鉄黒等の顔料も使用できる。
【0017】遮光性顔料を含まないポリオレフィン樹脂
層を最内層に施す場合には、ポリオレフィン樹脂として
は、上記ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ
メチルペンテン樹脂等が使用できる。
【0018】前記多層プラスチック構造物のリサイクル
材料層を1層設ける場合には、成形時に発生するトップ
フラッシュおよびボトムフラッシュを粉砕し、粉砕物単
独あるいはバージン樹脂と混合してリサイクル材料層と
することが出来る。該リサイクル材料層は、接着性樹脂
と遮光性樹脂層の間、あるいは遮光性樹脂層の内側層と
して施すことが出来る。
【0019】
【作用】本発明の多層プラスチック構造物は、その多層
構造中の1層に遮光性顔料を含有するポリオレフィン層
を設けることにより外部からの光の侵入を防ぐことが出
来、外側層として設けた隠蔽性ポリエステル樹脂乃至
は、隠蔽性接着性樹脂により、該遮光性顔料含有樹脂層
の色相を隠蔽し、遮光性樹脂層の色が外観色相に与える
影響をほとんど無くす作用があり、なおかつ最外層のポ
リエステル系樹脂層により、光沢感のある多層プラスチ
ック構造物が得られる。
【0020】
【実施例】
<実施例1>3本のスクリュウ押出機を有する多層ブロ
ー成形機を用いて、スクリューAには、チタンホワイト
顔料を2wt%含有する非結晶性ポリエステル樹脂、ス
クリューBには、接着性樹脂層としてエチレン・αーオ
レフィン・無水マレイン酸共重合体樹脂、スクリューC
には、カーボンブラックを2wt%含有する高密度ポリ
エチレン樹脂を供給し、下記条件で可塑化押出しし、ブ
ローヘッドを介して、外層面より非結晶性ポリエステル
樹脂、接着性樹脂、高密度ポリエチレン樹脂を順次積層
し、積層パリソンを形成し、該パリソンを円筒ボトル形
状のキャビティを有するブロー金型中にはさみ、パリソ
ン上部を切断後、圧縮空気を用いてブロー成形を行っ
た。得られたボトルは、白色光沢外観を有し、外部光を
ボトル内部に透過しない性質を有し、その他物性も問題
の無いものであった。ボトル胴部平均肉厚は、ポリエス
テル樹脂層0.4mm,接着性樹脂層0.15mm, 遮
光性ポリオレフィン樹脂層0.45mmであった。
【0021】 スクリュー径 バレル温度 スクリューA 30mmφ 200℃ スクリューB 25mmφ 200℃ スクリューC 30mmφ 190℃
【0022】<実施例2>3本のスクリュー押出機を有
する多層ブロー成形機を用いて、スクリューAには非結
晶性ポリエステル樹脂、スクリューBには接着層として
チタンホワイトトフタロシアニンブルーの混合物をグリ
シジルメタクリレート・エチレン共重合体とエチレン・
αーオレフィン共重合体を同重量混合した樹脂にたいし
て3重量部添加、混合投入し、スクリューCには実施例
1で用いた遮光性樹脂を供給し、実施例1記載と同一方
法により円筒容器を成形した。ボトル容器はポリエステ
ル樹脂層0.1mm,接着性樹脂層0.4mm,遮光性
ポリオレフィン樹脂層0.3mmの平均肉厚を有し、外
観光沢性、遮光性を有し、物性的にも問題のない容器で
あった。
【0023】<実施例3>4本のスクリュー押出機を有
する多層ブロー成形機を用い、スクリューAには実施例
1で用いた隠蔽性ポリエステル樹脂、スクリューBには
実施例2で用いた隠蔽性顔料を含む接着性樹脂、スクリ
ューCには高密度ポリエチレンと、本実施例からなる多
層プラスチックの再生スクラップ材を40:60重量比
で混合した樹脂を供給し、スクリューDにはカーボンブ
ラックを2wt%含有する高密度ポリエチレン樹脂を供
給し、下記の温度条件で、可塑化押出しし、ブローヘッ
ドを介して、積層パリソンを形成し、パリソン外表面層
より順次ポリエステル樹脂層、接着性樹脂層、リサイク
ル層、遮光性樹脂層の4構成を有するパリソンを押しだ
した。該パリソンを偏平ボトル形状のキャビティを有す
るブロー成形金型中にはさみ、パリソン上部を切断後、
圧縮空気を用いてブロー成形を行った。
【0024】 スクリュー径 バレル温度 スクリューA 30mmφ 200℃ スクリューB 25mmφ 200℃ スクリューC 50mmφ 200℃ スクリューD 30mmφ 190℃
【0025】得られたボトルは、ポリエステル樹脂層/
接着性樹脂層/リサイクル層/遮光性樹脂層=3/1/
4/2 の層比を持ち、平均総厚みが0.9mmであ
り、光沢度、外観色相、遮光性ともに良好な容器であっ
た。
【0026】<実施例4>4本のスクリュー押出機を有
する多層シート押出機を用いて、スクリューEには実施
例1で用いたポリエステル樹脂、スクリューFにはチタ
ンホワイト顔料のみをふくんだ実施例2で用いた接着性
樹脂、スクリューGには実施例1で用いた遮光性ポリエ
チレン樹脂、スクリューHにはチタンホワイトを5wt
%含有する高密度ポリエチレンを供給し、下記条件で可
塑化押出しし、マニホールド内で各層を合流させ、厚さ
2.5mmのシートを押しだした。該シートを所定寸法
に切断後、再加熱し、カップ状真空圧空金型内で、真空
圧空成形し、成形品を得た。
【0027】カップは外表面が白色で光沢を有するポリ
エステル樹脂からなり、内層は白色ポリエチレン層を有
し、ポリエステル樹脂層/接着性樹脂層/遮光性樹脂層
/ポリエチレン樹脂層=4/1/2/3 の層比を持
ち、平均総厚みが0.8mmであり、光沢度、外観色
相、遮光性ともに良好な容器であった
【0028】 スクリュー径 バレル温度 スクリューE 60mmφ 200℃ スクリューF 40mmφ 200℃ スクリューG 50mmφ 200℃ スクリューH 60mmφ 200℃
【0029】<比較例1>実施例1で用いた多層ブロー
成形機を用いスクリューAにはチタンホワイトを3wt
%含有する高密度ポリエチレン樹脂、スクリューBには
カーボンブラックを2.5wt%含有する高密度ポリエ
チレン樹脂、スクリューCにはスクリューAと同一樹脂
を供給し、実施例1と同一条件により円筒ボトルを成形
した。得られたボトルは、白色色相をしており、物性的
にも問題はなかったが、外観光沢はないボトルであっ
た。
【0030】<比較例2>実施例1で用いた多層ブロー
成形機を用い、スクリューA,B,Cにチタンホワイト
を3wt%含有する高密度ポリエチレン樹脂を供給し、
比較例1と同一条件、方法で円筒ボトルを成形した。得
られたボトル、カップ容器の物性表を次に示した。
【0031】 (物性表) 外層光沢度 色差 光線透過率 落下強度 (%) (割れ本数) 実施例1 95 1.8 0 0 実施例2 95 12.3 0 0 実施例3 95 1.7 0 0 実施例4 95 1.7 0 0 比較例1 13 1.8 0 0 比較例2 13 0 20 0 注)色差は比較例2を標準とした時の色相差 落下強度はn=10、1.2m落下、5℃
【0032】
【発明の効果】本発明の方法によると、外観光沢が良好
で、種々の色相に着色可能な遮光性プラスチック構造物
が得られ、外観の良い、内容物を光から保護する性能を
有する容器等の成形品が得られる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す多層プラスチック構造
物の断面拡大説明図である。
【図2】本発明の別の一実施例を示す多層プラスチック
構造物の断面拡大説明図である。
【図3】本発明の別の一実施例を示す多層プラスチック
構造物の断面拡大説明図である。
【図4】本発明の別の一実施例を示す多層プラスチック
構造物の断面拡大説明図である。
【図5】本発明の別の一実施例を示す多層プラスチック
構造物の断面拡大説明図である。
【符号の説明】
1…隠蔽性ポリエステル系樹脂層 2…接着性樹脂層
3…遮光性ポリオレフィン系樹脂層 4…ポリエステル
系樹脂層 5…隠蔽性接着性樹脂層 6…ポリオレフィ
ン系樹脂層
フロントページの続き (72)発明者 小宮山 明彦 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 審査官 野村 康秀 (56)参考文献 実開 昭54−104353(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隠蔽性ポリエステル系樹脂層、接着性樹脂
    層、遮光性顔料含有ポリオレフィン系樹脂層、および、
    遮光性顔料を含まないポリオレフィン系樹脂層を有する
    少なくとも4層を順次積層した構成からなる多層プラス
    チック構造物。
  2. 【請求項2】ポリエステル系樹脂層、隠蔽性接着性樹脂
    層、及び、遮光性顔料を含有するポリオレフィン系樹脂
    層、および、遮光性顔料を含まないポリオレフィン系樹
    脂層を有する少なくとも4層を順次積層した構成からな
    る多層プラスチック構造物。
  3. 【請求項3】隠蔽性ポリエステル系樹脂層、隠蔽性接着
    性樹脂層、及び、遮光性顔料を含有するポリオレフィン
    系樹脂層、および、遮光性顔料を含まないポリオレフィ
    ン系樹脂層を有する少なくとも4層を順次積層した構成
    からなる多層プラスチック構造物。
  4. 【請求項4】隠蔽性ポリエステル系樹脂層、接着性樹脂
    層、遮光性顔料含有ポリオレフィン系樹脂層を順次積層
    した構成からなる多層プラスチック構造物において、接
    着性樹脂層と遮光性樹脂層との間、あるいは遮光性樹脂
    層の内側に該多層プラスチック構造物のリサイクル材料
    単体層あるいはリサイクル材料混合層を有することを特
    徴とする、少なくとも4層の構成からなる多層プラスチ
    ック構造物。
  5. 【請求項5】ポリエステル系樹脂層、隠蔽性接着性樹脂
    層、及び、遮光性顔料を含有するポリオレフィン系樹脂
    層を順次積層した構成からなる多層プラスチック構造物
    において、接着性樹脂層と遮光性樹脂層との間、あるい
    は遮光性樹脂層の内側に該多層プラスチック構造物のリ
    サイクル材料単体層あるいはリサイクル材料混合層を有
    することを特徴とする少なくとも4層の構成からなる多
    層プラスチック構造物。
  6. 【請求項6】隠蔽性ポリエステル系樹脂層、隠蔽性接着
    性樹脂層、及び、遮光性顔料を含有するポリオレフィン
    系樹脂層を順次積層した構成からなる多層プラスチック
    構造物において、接着性樹脂層と遮光性樹脂層との間、
    あるいは遮光性樹脂層の内側に該多層プラスチック構造
    物のリサイクル材料単体層あるいはリサイクル材料混合
    層を有することを特徴とする少なくとも4層の構成から
    なる多層プラスチック構造物。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項6から選ばれる1項に
    記載の多層プラスチック構造物において隠蔽性ポリエス
    テル系樹脂層あるいは隠蔽性接着性樹脂層が、熱可塑性
    ポリエステル系樹脂あるいは熱可塑性接着性樹脂と無機
    乃至有機顔料の混合物であることを特徴とする多層プラ
    スチック構造物。
  8. 【請求項8】請求項2乃至請求項3または請求項5乃至
    請求項7から選ばれる1項に記載の多層プラスチック構
    造物において、隠蔽性接着性樹脂層がグリシジル基含有
    樹脂、エチレン・α−オレフィン共重合体、エチレン・
    α−オレフィン・無水マレイン酸共重合体あるいはエチ
    レン・α−オレフィン共重合体の無水マレイン酸変性物
    のいずれかを少なくとも含む樹脂、あるいは該樹脂の混
    合物と無機乃至有機顔料の混合物であることを特徴とす
    る多層プラスチック構造物。
  9. 【請求項9】請求項1乃至請求項8から選ばれる1項に
    記載の多層プラスチック構造物において、遮光性顔料が
    カーボンブラック単体あるいは、カーボンブラックを主
    体とする顔料の混合物であることを特徴とする多層プラ
    スチック構造物。
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項9から選ばれる1項
    に記載の多層プラスチック構造物において、前記隠蔽性
    樹脂層の明度が前記遮光性樹脂層乃至リサイクル層の明
    度より高いことを特徴とする多層プラスチック構造物。
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