JP2683701B2 - 積層体および積層容器 - Google Patents

積層体および積層容器

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JP2683701B2 JP63092564A JP9256488A JP2683701B2 JP 2683701 B2 JP2683701 B2 JP 2683701B2 JP 63092564 A JP63092564 A JP 63092564A JP 9256488 A JP9256488 A JP 9256488A JP 2683701 B2 JP2683701 B2 JP 2683701B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、積層体および積層容器に関し、さらに詳し
く言うと、パール顔料を含有する熱可塑性樹脂組成物層
と無機充填剤を含有する熱可塑性樹脂組成物層とを積層
してなり、美麗なパール調外観を有し、たとえば包装材
料や装飾材料として好適に用いられる積層体およびその
積層体で形成した積層容器に関する。
[従来の技術] 従来、各種包装材料、装飾材料としては、紙、合成樹
脂シートあるいは合成樹脂フィルム、及び紙と合成樹脂
シートあるいは合成樹脂フィルムとのラミネート等が使
用されている。これらの材料は着色剤や印刷等により見
晴えを良くされて使用されることが多い。
特に、シート、フィルム、容器等について、真珠光沢
を有するパール調外観を有する素材が求められる。中で
もシート類から熱成形されるトレー状容器にあっては、
機械的性質である剛性を適性に保持させることを目的に
ポリスチレンなどのパール調外観の素材が使用されてい
るが、易焼却性、耐熱性等の点に不十分であった。そこ
でパール調外観を有し、かつ他の諸性質も充分満足され
る材料を安価に得ようとして従来から種々の研究、開発
が行なわれて来た。
そこで、通常、熱可塑性樹脂にパール調外観を付与す
る方法としては、一般的に屈折率の異なる熱可塑性樹脂
をブレンドする方法や、樹脂にパール顔料を添加する方
法等が行なわれた。
前記ブレンドする方法は、例えばポリカーボネートと
ポリメチルメタクリレートとをブレンドしてパール調外
観を出現させる。
しかし、樹脂同士は相溶性が悪く、層状剥離が生じ易
く、また、組合わせて使用する樹脂に制限があり、また
高価であった。
またパール顔料を添加する方法において、パール調外
観を付与するには、マイカ等のパール顔料を多量に樹脂
に配合する必要があり、コストが高価になり、しかもパ
ール調外観が必ずしも充分であるとは言い難かった。
そこでパール顔料を配合した樹脂層を他の樹脂層にラ
ミネートする工夫も行なわれた。
例えば特開昭54−7485号公報の開示によると、パール
顔料を混入した変性ポリオレフィンを接着層とし、その
接着層の内側面には着色剤を混入した樹脂からなる着色
層を、その接着層の外側面には透明樹脂層を積層した厚
生、即ち透明樹脂層/パール材料混入層/着色層からな
る三層構成の被覆材を造り、この被覆材を容器の外壁に
対して着色層を接着し、透明樹脂層を表面になるように
してパール材料混入層の保護層とした。そして光が被覆
材に入射すると、パール材料混入層中のパール材料から
光が乱反射され、着色層からは光が反射しないようにし
てパール調外観を出す。この構成物は被覆材であり、剛
性、耐熱性が不十分で、外観上プラスチック感が強く美
麗なパール調を有さず、また三層構成であるが故に製造
工程が複雑でコストアップとなった。またこの被覆材の
着色層はあくまでも光を通さなければよく、他の効果例
えば機械的強度、易焼却性等を目的とするものでなかっ
た。
また、特開昭55−154159号公報にはポリオレフィン樹
脂の積層物が開示され、無機充填材を含有するポリオレ
フィン樹脂よりなる基材層と、非白色系顔料を含有する
被覆層との積層体が示されているが、これは被覆層によ
って基材層の汚染を防ぐことを目的とし、積層体にパー
ル調外観を付与することは全く考慮されていなかった。
[発明が解決しようとする課題] 上述したように、従来のパール調外観を有する樹脂組
成物からなる材料は、パール調外観が悪く、剛性までの
機械的性質、耐熱性が不十分であり、また焼却時の燃焼
カロリーが大きくて焼却炉を損傷させる等の欠点を有し
ている。しかしパール調外観を有する材料は、包装材、
装飾材として広く求められているので、これらの欠点を
解決した材料が要望されていた。
従って、本発明の目的は、プラスチック様でない美麗
なパール調外観を有し、しかも強度、剛性に優れた熱可
塑性樹脂組成物層からなる積層体であって、その積層体
はシート、フィルムとして使用され、更にそれらからト
レー状容器、カップ状容器を造って使用することがで
き、かつ易燃焼性、廃棄性に優れた積層体を提供するこ
とにある。
[問題点を解決するための手段] 前記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、
10〜80重量%の割合で無機充填剤を含有する熱可塑性樹
脂組成物層(A)と、1〜10重量%の割合でパール顔料
を含有する熱可塑性樹脂組成物層(B)とを積層してな
ることを特徴とする積層体であり、 前記請求項2に記載の発明は、前記積層体が共押出し
成形法により成形されてなる積層シートである前記請求
項1に記載の積層体であり、 前記請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載の
積層体により形成されてなることを特徴とする積層容器
である。
本発明において特筆す可きことは、本発明の積層体
は、特定の配合量で配合されたパール顔料を有する組成
物層と、特定の配合量で配合された無機充填剤を有する
樹脂組成物層とから構成されていることである。
樹脂組成物層(A) 熱可塑性樹脂 熱可塑性樹脂層(A)に用いられる熱可塑性樹脂は、
いずれの熱可塑性樹脂でもよく、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリスチレ
ン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリレート、またはポリメ
タクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
ポリエーテル、ポリカーボネート、熱可塑性ポリエステ
ル、ポリアミド、ジエン系プラスチック、ポリウレタン
等を挙げることができる。
中でもポリオレフィンが好ましく、低密度ポリエチレ
ン、中高密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリ
プロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ハロゲン
含有のポリエチレン(例えばポリクロロトリフロロエチ
レン等)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体のケン化物、エチレン−アクリル酸
共重合体、カルボン酸をグラフトした変性ポリエチレ
ン、ポリオレフィン、を骨格とするアイオノマー、アミ
ドまたはイミドをグラフトした変性ポリエチレン等が例
示される。
前記ポリオレフィンの中でも、ポリエチレンおよび/
またはポリプロピレンが好ましい。
無機充填剤 無機充填剤は熱可塑性樹脂に混入されて耐熱性、剛
性、焼却性などを改善し、得られる積層体のパール調外
観を損はないものならばいずれのものでも使用できる。
無機充填剤としては例えば、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、塩基性炭酸マグネシウム、ドロマイト等の
炭酸塩;硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリ
ウム等の硫酸塩;亜硫酸カルシウム等の亜硫酸塩;酸化
カルシウむ、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム等の
金属酸化物;水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、水酸化カルシウム等の金属水酸化物;タルク、クレ
ー、シリカ、アスベスト、ガラス繊維、ガラスビーズ、
ケイ酸カルシウム、モンモリロナイト、ベントナイト等
のケイ酸塩ないしケイ酸塩鉱物;鉄、亜鉛、アルミニウ
ム等の金属粉末等が挙げられる。
これらの各種の無機充填剤の中でもタルク、炭酸塩、
シリカ等が好ましく、特にタルク、炭酸カルシウム、又
はその混合物が好ましい。
更に前記無機充填剤と共に、必要に応じて白色顔料を
添加することもできる。白色顔料として酸化チタン、硫
化亜鉛、酸化亜鉛等が挙げられ、特に酸化チタンが好し
い。そのとき白色顔料は充填剤としての作用を兼ねる。
またこの他に着色剤、安定剤、酸化防止剤等の添加剤を
加えることができる。
配合量、層の厚さ等 この熱可塑性樹脂層(A)においては、無機充填剤と
熱可塑性樹脂との合計量に対して、無機充填剤を10〜80
重量%、好ましくは20〜60重量%の割合で含有する。
無機充填剤を10重量%より少なく含有させると剛性、
耐熱性が低下し、また80重量%を超えて含有させると機
械的性質、加工性が劣ることがある。
そして熱可塑性樹脂(A)の代表的な組成例は、 ポリプロピレン(出光ポリプロE100G,MI=0.5) 20wt% ポリエチレン(出光ポリエチレン520MB,MI=0.4) 30wt% タルク(平均粒径12μ) 48wt% 酸化チタン(ルチル型) 2wt% の組成で示される。
この熱可塑性樹脂層(A)の厚さは、本発明の積層体
をどのような用途に供するかにより相違して一概に決定
することができないが、多くの場合、この熱可塑性樹脂
層(A)の厚さは、本発明の主要部を構成し、積層体の
全厚みに対して、通常、50%以上であり、具体的には10
0〜2,000μm、好ましくは200〜1,800μmである。
熱可塑性樹脂層(B) 熱可塑性樹脂 この熱可塑性樹脂(B)に共される熱可塑性樹脂の種
類としては、前記熱可塑性樹脂層(A)において例示さ
れたものを制限なく使用することができる。
また、この熱可塑性樹脂層(B)に好適な熱可塑性樹
脂の種類も前記熱可塑性樹脂層(A)において例示され
たものと同様である。
ただし、熱可塑性樹脂としてポリオレフィンを採用す
る場合、その溶融粘度は、前記熱可塑性樹脂層(A)に
おける熱可塑性樹脂の溶融粘度と同等もしくはそれより
も小さい溶融粘度を有するものが好ましい。
ポリオレフィンの好ましい溶融粘度は、一概に決定す
ることができないが、樹脂温度が230℃で剪断速度が10s
ec-1である条件において、7×104ポアズ以下、特に3
×104ポアズ以下である。
このように熱可塑性樹脂の溶融粘度を小さくすると良
い理由は、共押出し成形が容易になること、及び本発明
の積載体を用いて容器又はトレー等を熱成形により製造
する場合、(金型の仕上げ精度にもよるが)光沢が発現
し易く、パール調効果を顕著に発揮することができるか
らである。
パール顔料 パール顔料は熱可塑性樹脂に混合されてパール調外観
を発現するものならばいずれの顔料でも使用できる。
パール顔料としては例えば、最終製品の積層物が食品
用に使用される場合にはマイカ、魚鱗粉等、装飾用に使
用される場合にはマイカ、魚鱗は勿論のこと、其の他の
チタン顔料(酸化チタン)、ビスマス系顔料(三塩化ビ
スマス)等が使用される。上記のパール顔料の中でも特
にマイカが好ましい。
特にマイカは平均粒子径60μm以下のものを用いるの
が好ましく、平均粒子径60μ以上のものを用いても押出
成形時に押出機内またはスクリーンを通過する際に粉砕
されるので意味がない。
配合量、層の厚さ等 この熱可塑性樹脂組成物層(B)はパール顔料を、熱
可塑性樹脂とパール顔料との合計に対して1〜10重量
%、好ましくは1.5〜8重量%の割合で含有する。
パール顔料を1重量%より少なく含有させるとパール
効果が出なく、また10重量%を超えて含有させるとマイ
カによる二次凝集が発生し易く、またコストアップにな
る。
この熱可塑性樹脂層(B)の厚さは、本発明の積層体
をどのような用途に供するかにより相違して一概に決定
することができないが、多くの場合、この熱可塑性樹脂
層(B)の厚さは、通常、30〜1,000μmであり、好ま
しくは50〜500μmである。
積層体 本発明における積層体は、前記熱可塑性樹脂層(A)
の片面または両面に熱可塑性樹脂層(B)を積層してな
る。
たとえば、第1図に示すように、本発明の積層体は、
熱可塑性樹脂組成物層(A)1の片面にパール調外観を
有する熱可塑性樹脂組成物層(B)2を積層した2層構
造であっても良く、また第2図に示すように、熱可塑性
樹脂組成物層(A)1の片面に熱可塑性樹脂組成物層
(B)2、他の一面に熱可塑性樹脂組成物層(B)又は
パール調機能以外の他の機能を有する層(C)3を積層
した3層構造を有していても良い。
即ち、積層体の多層構造は、A/B B/A/B、B/A/Cの他
に、B/A/C/A/B等の多層構造を、目的に応じて任意に形
成することができる。
なお、パール調外観をより一層優れたものにするに
は、熱可塑性樹脂組成物層(A)と熱可塑性樹脂組成物
層(B)との層厚比を20:1ないし5:1の範囲にすること
が好ましい。
上記の熱可塑性樹脂組成物層(A)と熱可塑性樹脂組
成物層(B)とを積層して多層構造物に成形する方法と
しては一般に行なわれている共押出方法、接着方法等を
採用することができ、中でも共押出方法が好ましい。
共押出方法は、例えば押出機2台を用い、各々の押出
機で熱可塑性樹脂層(A)と熱可塑性樹脂組成物層
(B)を押出し、多層のフィードブロック、フラットダ
イを用いて多層積層体を製造する方法である。
積層容器 上述のようにして得られる積層体はフィルム又はシー
トの形態にされ、そのフィルム又はシートから製袋して
包装袋を作ったり、また熱成形法によりトレー状容器、
カプ状容器等に成形される。また積層体を多層ブロー成
形法によるボトル容器に成形し、あるいはチューブ押出
成形法によりチューブ容器に成形される。
なお、この積層体のフィルムあるいはシートは適当な
大きさにカットされ、装飾用品にも使用される。本発明
の美麗な天然のパール調外観を有する積層体は包装用、
装飾用材料に有用に使用されるものである。
本発明の積層体は、無機充填剤を含有する熱可塑性樹
脂組成物層(A)とパール顔料を含有する熱可塑性樹脂
組成物層(B)とを積層した構成である。従って熱可塑
性樹脂組成物層(B)層によってパール調外観を出現
し、パール顔料のマイカ等を樹脂組成物層(B)にのみ
に混入するだけでよいのでコストを下げることができ
る。また、樹脂組成物層(A)に無機充填剤を適量含有
させ、強度、剛性、耐熱性に優れさせ、かつ廃棄焼却時
の発熱カロリーの発生を低下させて焼却炉を損傷しない
ようにして易焼却性にし得るものである。このようにパ
ール調外観機能の熱可塑性樹脂組成物層(B)と機械的
性質、焼却性に優れた熱可塑性樹脂組成物層(A)とを
組み合せて積層することにより、パール調外観、機械的
強度、易焼却性に優れた性状を有する積層体である。
[実施例] (実施例1〜4) 押出機A(スクリュー径65mmφ)と押出機B(スクリ
ュー径50mmφ)の2台を使用し、熱可塑性樹脂組成物
(A)と熱可塑性樹脂組成物(B)の2種類を原料と
し、2種2層又は2種3層用フィードブロック及びフラ
ットダイから共押出し、全厚0.5mmの多層積層体を製造
した。樹脂組成物(A)及び樹脂組成物(B)の組成、
並びにその各層構成を第1表に示す。各実施例1〜4に
おいて組成層構成を変えて積層体を製造した。樹脂組成
物(A)は熱可塑性樹脂としてHDPE(出光ポリエチレン
520MB,密度0.963g/cm3,MI=0.4)とPP2(出光ポリプロ
E−100G,MI=0.5)を用い、無機充填剤としてタルク、
TiO2、炭酸カルシウムを用い、樹脂組成物(B)は熱可
塑性樹脂としてPP1(出光ポリプロF−200S,MI=2.0)
とLDPE(東ソー(株)製,ペトロセン172,密度0.920g/c
m3,MI=0.3)を用い、パール顔料としてマイカを使用し
た。得られた各実施例1〜4の性状を第1表に示す。
次に、このシートを用いて、真空成形により、径200m
mφ、深さ20mmのトレー状容器を成形した。
各実施例の容器共、すぐれたパール調外観を有すると
ともに、剛性が高く、ケーキ容器として好適であった。
評価方法 1.パール調外観…目視により比較検討した。
2.コスト…材料コストとして相対比較した。
3.燃焼カロリー…JISK=2279に準拠 4.オルゼン剛性…ASTM−D−747に準拠 第1表から明らかなように各実施例1〜4の積層体は
美麗な天然のパール調外観を有し、またコスト、燃焼カ
ロリー、オルゼン剛性も良好な性状を有するものであっ
た。また無機充填剤の材料コストは一般のポリマーより
安価であり、充填剤量が多くなる程コストは低減になっ
た。
(比較例1〜4) 比較列1〜4は実施例1〜4と同じ装置を使用し、熱
可塑性樹脂組成物層(A)及び熱可塑性樹脂組成物層
(B)の組成を第1表に示すように変えて積層体を製造
した。比較例1は樹脂組成物層(A)中に無機充填剤が
殆ど含まれない場合であり、その為に剛性が低下し、易
焼却性も劣った。比較例2、3は樹脂組成物層(B)中
のマイカ量が少ないか、これを添加しない場合であり、
パール調外観を呈しなかった。また比較例4は樹脂組成
物(B)中にマイカ量が多過ぎる場合であり、その為に
加工性不良で実用上不適であった。
[発明の効果] 本発明によると、プラスチックライク様でない、極め
て美麗なパール調外観を有し、かつ剛性、耐熱性を有
し、更に良好な焼却性を有し、かつ安価に得られ、包装
用、装飾用材料に有用に使用される積層体および極めて
美麗なパール調外観を有し、かつ剛性、耐熱性を有し、
更に良好な焼却性を有し、かつ安価に得られる一般容器
包装容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱可塑性樹脂組成物層(A)と熱可塑
性樹脂組成物層(B)との2層構造の積層体、第2図は
第1図の2層構造に熱可塑性樹脂組成物層(B)又は他
の層(C)を積層した3層構造の積層体を示す。 1……熱可塑性樹脂組成物層(A) 2……熱可塑性樹脂組成物層(B)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】10〜80重量%の割合で無機充填剤を含有す
    る熱可塑性樹脂組成物層(A)と、1〜10重量%の割合
    でパール顔料を含有する熱可塑性樹脂組成物層(B)と
    を積層してなることを特徴とする積層体。
  2. 【請求項2】前記積層体が共押出し成形法により成形さ
    れてなる積層シートである前記請求項1に記載の積層
    体。
  3. 【請求項3】前記請求項1に記載の積層体により形成さ
    れてなることを特徴とする積層容器。
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