JP2000263187A - 金型冷却装置 - Google Patents

金型冷却装置

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JP2000263187A
JP2000263187A JP11069690A JP6969099A JP2000263187A JP 2000263187 A JP2000263187 A JP 2000263187A JP 11069690 A JP11069690 A JP 11069690A JP 6969099 A JP6969099 A JP 6969099A JP 2000263187 A JP2000263187 A JP 2000263187A
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Japan
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cooling water
water
negative pressure
cooling
tank
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JP11069690A
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English (en)
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Shizuo Ebisawa
賜寿雄 海老澤
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AKUTO CORP KK
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AKUTO CORP KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型で管理の負担が大きい減圧タンクや真空
ポンプを用いることなく冷却水路に負圧を与えて、冷却
水路中に多少のクラックがあっても冷却水の漏出を防止
するとともに、冷却水循環経路中を流れる不純物を除去
してポンプ等にダメージを与えないようにする。 【解決手段】 冷却水は、冷却水タンク7から金型1内
に配設された冷却水路2を通して負圧発生器3に流す。
負圧発生器3は、冷却水路2の出口側に設けられ、噴射
ノズルから噴射されるジェット水流により負圧を発生し
て、冷却水路2に負圧を与える。そして、負圧発生器3
の出口側に、前記ジェット水流の水と冷却水路2から吸
引した冷却水とを受ける受水タンク4を設け、該受水タ
ンク4の中にフィルタ6を設け、該フィルタ6を通した
水を噴射水ポンプ5により負圧発生器3の噴射ノズルに
送り込むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイカスト等に用
いられる鋳造用金型が、キャビティ部に圧入される金属
溶湯により高温化するのを抑制するための金型冷却装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、金型内部の冷却配管を示す図で
ある。図3において、1は金型、2−1,2−2は冷却
水路、10はキャビティ、11は蓋、12は溶接部であ
る。冷却水路は、冷却を良くするため、冷却水路2−1
のようにできるだけキャビティ10の近くに設けたり、
また、冷却水路2−2のように断面積を大きくして十分
な水量を供給できるようにしたりする。冷却水路2−2
は、リング状の溝を設け、その上にリング状の蓋11を
被せてから境界部を溶接することにより形成している。
【0003】そのような冷却水路2−1では、水路とキ
ャビティ10との間が近いため、鋳造を繰り返している
間に、クラックが発生してキャビティ10の中に冷却水
が漏れ出して、製品の品質を低下させるおそれがある。
また、冷却水路2−2では、溶接部12にクラックが発
生して冷却水が漏れ出すことがある。そのような冷却水
の漏出が原因となって金型の寿命が短くなっていた。
【0004】そこで、例えば、特開平6-190529号公報に
示されるように、金型からの冷却水出口側配管を減圧タ
ンクに導いて、冷却水路の冷却水を負圧状態に保つこと
により、冷却水路に多少のクラックが発生しても冷却水
が漏れ出ないようにした金型冷却装置が開発されてい
る。
【0005】図4は、従来の金型冷却装置を示す図であ
る。図4において、1は金型、2は冷却水路、20は冷
却水槽、21は冷却水ポンプ、22は減圧タンク、23
は真空ポンプ、24は排水ポンプである。
【0006】冷却水槽20の中の冷却水を冷却水ポンプ
21で金型1の中を通る冷却水路2に送り込む。冷却水
路2を出た冷却水は、減圧タンク22に導かれる。減圧
タンク22内の水位は、図示しない水位センサにより監
視していて、水位が所定以上になったら排水ポンプ24
を作動させて、減圧タンク22内の水を冷却水槽20に
排出する。また、減圧タンク22内は、真空ポンプ23
により吸気されて減圧されており、冷却水路2の金型入
口における水圧が大気圧以下になるようにしている。
【0007】そのようにすれば、金型1内の冷却水路2
中に多少のクラックがあっても冷却水の漏出を防止でき
る。その結果、金型の寿命を伸ばすことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の金型冷却装置では、大型の減圧タンク22と真
空ポンプ23が必要になる上、減圧タンク22内の水位
や圧力のコントロールが必要で管理に負担がかかるとい
う問題点があった。また、冷却水循環経路内面には、水
垢が付着していき、それが剥がれ落ち、小さく固いゴミ
となって冷却水中を流れるようになるが、それが排水ポ
ンプ24の中を通ってしまい、排水ポンプ24にダメー
ジを与えるという問題点もあった。
【0009】本発明は、そのような問題点を解決し、大
型で管理の負担が大きい減圧タンクや真空ポンプを不要
とし、しかも、冷却水循環経路中を流れるゴミが除去さ
れてポンプ等にダメージを与えないようにすることを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1に記載の金型冷却装置は、金型内に配設さ
れた冷却水路と、該冷却水路の出口側に設けられ、噴射
ノズルから噴射されるジェット水流により負圧を発生し
て、前記冷却水路に負圧を与える負圧発生器とを具えた
ことを特徴とする。このようにすると、大型で管理の負
担が大きい減圧タンクや真空ポンプを用いることなく冷
却水路に負圧を与えることができ、金型1内の冷却水路
2中に多少のクラックがあっても冷却水の漏出を防止で
きる。
【0011】そして、請求項2に記載の金型冷却装置
は、前記負圧発生器の出口側に、前記ジェット水流の水
と前記冷却水路から吸引した冷却水とを受ける受水タン
クを設け、該受水タンクの中にフィルタを設け、該フィ
ルタを通した水を噴射水ポンプにより前記負圧発生器の
噴射ノズルに送り込むようにしたことを特徴とする。こ
のようにすると、冷却水循環経路中を流れるゴミを除去
してポンプ等にダメージを与えないようにすることがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の金型冷却
装置の一実施形態を示す図である。図1において、1は
金型、2は冷却水路、3は負圧発生器、4は受水タン
ク、5は噴射水ポンプ、6はフィルタ、7は冷却水タン
ク、8は水槽、9は給水ポンプである。
【0013】負圧発生器3は、図2に示すような構造を
しており、噴射ノズル3aから出口3bに向かってジェ
ット水流を流すことにより、開口部3cに負圧を発生さ
せるようにしている。噴射ノズル3aには噴射水ポンプ
5が接続され、出口3bは受水タンク4に導かれる。そ
して、開口部3cには、金型1の中を通った冷却水路2
の出口側が接続される。
【0014】冷却水は、冷却水タンク7に貯められ、自
然流下により冷却水路2の中を流れて負圧発生器3の開
口部3cに導かれて吸引され、負圧発生器3のジェット
水流と共に受水タンク4の中に流れ込む。受水タンク4
の中の水は、フィルタ6を通して、水路内に付着して固
化した後剥がれ落ちてゴミとなった不純物を除去した
後、噴射水ポンプ5により負圧発生器3の噴射ノズル3
aに送り込む。
【0015】また、受水タンク4の中の水の余った分
は、水槽8に流れ落ちた後、給水ポンプ9により冷却水
タンク7に送られる。冷却水タンク7では、フロートス
イッチ等により水位が監視されており、タンクの水位が
所定レベル以下になったら給水ポンプ9を運転し、タン
クの水位が所定レベル以上になったら給水ポンプ9の運
転を止めて、水位を所定の範囲内に維持するようにして
いる。
【0016】本発明の金型冷却装置では、このように負
圧発生器3を用いることにより、大型で管理の負担が大
きい減圧タンクや真空ポンプを用いることなく冷却水路
2に負圧を与えることができ、冷却水路2中に多少のク
ラックがあっても冷却水の漏出を防止できる。しかも、
フィルタ6により冷却水循環経路中を流れる不純物を除
去してポンプ等にダメージを与えないようにすることが
できる。しかも、受水タンク4の中は減圧の必要はなく
いつでも蓋を開けてフィルタ6の掃除や交換ができる。
【0017】また、冷却水路2の中を負圧の状態に維持
できるため、冷却水中に溶け込んでいるガスが気泡とな
って弾けるようになり、その時発生する超音波振動によ
り冷却水路2を含む冷却水循環路内のクリーニングがで
きるという利点もある。
【0018】なお、上記実施形態では、受水タンク4と
冷却水タンク7との間に水槽8を介在させたが、受水タ
ンク4の水を直接冷却水タンク7に送るようにしてもよ
い。ただしその場合は、冷却水タンク7の容量を十分余
裕を持たせて確保しておく必要がある。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載するような効果を奏する。すなわ
ち、金型内に配設された冷却水路の出口側に、噴射ノズ
ルから噴射されるジェット水流により負圧を発生して、
冷却水路に負圧を与える負圧発生器を設けたので、大型
で管理の負担が大きい減圧タンクや真空ポンプを用いる
ことなく、冷却水路中に多少のクラックがあっても冷却
水の漏出を防止することができる。
【0020】そして、請求項2に記載の金型冷却装置
は、前記負圧発生器の出口側に、前記ジェット水流の水
と前記冷却水路から吸引した冷却水とを受ける受水タン
クを設け、該受水タンクの中にフィルタを設け、該フィ
ルタを通した水を噴射水ポンプにより前記負圧発生器の
噴射ノズルに送り込むようにしたので、冷却水循環経路
中を流れる不純物を除去してポンプ等にダメージを与え
ないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金型冷却装置の一実施形態を示す図で
ある。
【図2】負圧発生ノズルの断面図である。
【図3】金型内部の冷却配管を示す図である。
【図4】従来の金型冷却装置を示す図である。
【符号の説明】
1…金型 2…冷却水路 3…負圧発生器 4…受水タンク 5…噴射水ポンプ 6…フィルタ 7…冷却水タンク 8…水槽 9…給水ポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型内に配設された冷却水路と、該冷却
    水路の出口側に設けられ、噴射ノズルから噴射されるジ
    ェット水流により負圧を発生して、前記冷却水路に負圧
    を与える負圧発生器とを具えたことを特徴とする金型冷
    却装置。
  2. 【請求項2】 前記負圧発生器の出口側に、前記ジェッ
    ト水流の水と前記冷却水路から吸引した冷却水とを受け
    る受水タンクを設け、該受水タンクの中にフィルタを設
    け、該フィルタを通した水を噴射水ポンプにより前記負
    圧発生器の噴射ノズルに送り込むようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の金型冷却装置。
JP11069690A 1999-03-16 1999-03-16 金型冷却装置 Pending JP2000263187A (ja)

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