JP2000260243A - 電気接続箱におけるグロメット装着構造 - Google Patents

電気接続箱におけるグロメット装着構造

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JP2000260243A
JP2000260243A JP11063471A JP6347199A JP2000260243A JP 2000260243 A JP2000260243 A JP 2000260243A JP 11063471 A JP11063471 A JP 11063471A JP 6347199 A JP6347199 A JP 6347199A JP 2000260243 A JP2000260243 A JP 2000260243A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グロメットの装着作業を容易にし、しかも、
確実に正しく装着する。 【解決手段】 下側ケース10の周壁13に設けたハー
ネス挿通部14には、その周縁13aに沿って設けた内
側案内壁15と外側案内壁16とにより、ハーネス挿通
部14側に開口するとともに開口部12の側の一部が下
側ケース10の外側に開口する導入部17を備えた係合
溝18を形成する。グロメット11には、周縁19が係
合溝18に係合する基部20と、導入部17において基
部20の周縁19を内側案内壁5に当接させるときに下
側ケース10の外側面に当接して下側ケース10の外側
から内側に向かう向きの移動を規制する規制片25を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両において電装
品を収容するために使用される電気接続箱におけるグロ
メット装着構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のエンジン室等に設けられて
いるヒューズボックス、リレーボックス等の電気接続箱
は、上面に装着されたヒューズ、リレー等の電装品と下
面に接続された各ワイヤとの電気接続を行う電気接続体
と、電気接続体の上側を電装品と共に覆う上側ケース
と、電気接続体の下側を各ワイヤと共に覆う下側ケース
とを備えている。下側ケースには、各ワイヤからなるハ
ーネスがグロメットを挿通して導入されている。
【0003】図7に示すように、開口部40を上にして
配置される下側ケース41の周壁42には、ハーネスH
を導入するためのハーネス挿通部43が開口部40の周
縁44から下側ケース41の底部に向かって延びるよう
に設けられている。ハーネス挿通部43には、グロメッ
ト45を係合するための係合溝46がその周縁44に沿
って形成されている。係合溝46は、ハーネス挿通部4
3の周縁44に沿って、ハーネス挿通部43の内側と外
側にそれぞれ設けた案内壁47,48によって形成され
ている。
【0004】一方、グロメット45は、係合溝46に周
縁49が係合した状態でハーネス挿通部43を閉塞する
とともにハーネスHを挿通させるための挿通孔50が設
けられた基部51と、挿通孔50の周縁から外側に延び
るように形成され、挿通孔50に挿通されたハーネスH
を覆う覆い部52とを備えている。
【0005】そして、ハーネスHが挿通孔50に挿通さ
れたグロメット45をハーネス挿通部43に装着するに
は、基部51を開口部40側からハーネス挿通部43が
延びる方向に押し込んで移動させ、周縁49を係合溝4
6に次第に係合させる。すると、グロメット45の基部
51によってハーネス挿通部43が防滴状態に閉塞され
た状態で、覆い部52によって覆われた状態のハーネス
Hが下側ケース41内に導入される。
【0006】ところで、電気接続箱の車両への取り付け
は、先ず、予め車両に固定した下側ケース41に、各ワ
イヤが接続された電気接続体と、ハーネスHに装着され
たグロメット45とを組み付ける。従って、グロメット
45を下側ケース41のハーネス挿通部43に組み付け
るときの作業者の姿勢が制限されることが多い。このた
め、グロメット45の基部51を係合溝46に係合させ
る作業を容易に行うことができなかった。
【0007】そこで、本出願人は、図7に示す特開平1
0−012070号公報にて開示されるグロメツト装着
構造のように、係合溝46を形成する外側案内壁48の
開口部40側の一部をなくすことで形成された切り欠き
段部53を備えたグロメット装着構造を提案している。
このグロメット装着構造では、組み付け時に、先ずグロ
メット45をハーネス挿通部43の切り欠き段部53に
対して下側ケース41の外側から横方向に押し当てる。
すると、グロメット45の基部51が、切り欠き段部5
3の長さだけ係合溝46に係合したような状態で内側案
内壁47に当接し、内側案内壁47によって、ハーネス
挿通部43が延びる方向に基部51を押し下げるだけで
周縁49が係合溝46に係合する状態でグロメット45
の姿勢が規制される。従って、従来のグロメット装着構
造に比較して基部51を押し下げる距離が切り欠き段部
53の長さだけ短くなるので、グロメット45の組み付
け作業を容易に行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、下側ケース
41がエンジン室の奥まった場所に取り付けられている
ような場合、グロメット45の組み付け時に、基部51
を切り欠き段部53において内側案内壁47に当接させ
る作業を手探り状態で行なわなけばならないことがあ
る。そのような場合、内側案内壁47に当接させるとき
のグロメット45の姿勢がハーネス挿通部43に対して
傾斜した状態となり、基部51の左側あるいは右側のい
ずれか一方の周縁49が内側案内壁47を越えて下側ケ
ース41の内側に配置されることが考えられる。このよ
うに基部51が正しく内側案内壁47に当接していない
状態を気づかないで作業者がグロメット45を押し下げ
てしまうと、図8に示す断面図のように、係合溝46に
基部51の周縁49が正しく係合せず、ハーネス挿通部
43にグロメット45が正しく装着されないことが考え
られる。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、グロメットの装着作
業を容易に行うことができ、しかも、確実に正しく装着
することができる電気接続箱におけるグロメット装着構
造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、電気接続箱を構成する収
容ケースの開口部を形成する周壁の周縁から延びるよう
に開口されたハーネス挿通部にグロメットを装着するた
めの電気接続箱におけるグロメット装着構造であって、
前記収容ケースには、前記周壁によって形成される前記
ハーネス挿通部の周縁に沿って設けられた第1の案内壁
と、該第1の案内壁の開口部側の一部が形成された周縁
の一部を除く残りの周縁に沿うように設けられた第2の
案内壁とによって、ハーネス挿通部側に開口するととも
に開口部側の一部が周壁の第2の案内壁の側に開口され
た導入部を備えた係合溝が形成され、前記グロメット
は、前記係合溝に係合する周縁を備えるとともに、該周
縁が係合溝に係合した状態でハーネス挿通部を閉塞する
とともにハーネスを挿通可能に形成された基部と、グロ
メットをハーネス挿通部を貫く装着方向において第2の
案内壁から第1の案内壁に向かう装着向きに移動させ
て、ハーネス挿通部に対し開口部と反対側に配置される
基部の一部の周縁を前記導入部において第1の案内壁に
当接させるときに、周壁の第2の案内壁が設けられた側
に当接して前記装着方向における装着向きの基部のそれ
以上の移動を規制する移動規制部とを備えている電気接
続箱におけるグロメット装着構造である。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記移動規制部は、前記ハーネス挿通
部が延びる方向に対してハーネス挿通部内で直交する方
向における基部の両側に一対で設けられ、それぞれが前
記第2の案内壁の一部を覆う状態で前記周壁に当接する
ように形成されるとともに、前記導入部において基部の
一部の周端が第1の案内壁に当接するときに、前記係合
溝の開口部側の端部が前記装着方向における装着向きに
視認可能であるように形成されている。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記第1の案内壁は、収
容ケースの内側に設けられた内側案内壁であり、前記第
2の案内壁は、同じく外側案内壁である。
【0013】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
グロメットをハーネス挿通部を貫通する装着方向に第2
案内壁から第1案内壁に向かう装着向きに移動させて、
導入部において、ハーネス挿通部の開口部と反対側に配
置される基部の一部を第1案内壁に当接させると、グロ
メットに設けられた移動規制部が、周壁の第2案内壁が
設けられた側に当接して、装着方向における装着向きの
それ以上の移動が規制される。その結果、グロメットを
導入部に向かって移動させるときに、基部の姿勢がハー
ネス挿通部に対して傾くことで、基部の周端の一部が第
1案内壁に当接しない状態となっていても、移動規制部
が、周壁の第2案内壁が設けられた壁面に当接して、基
部が第1当接部を越えた位置に配置されない。従って、
グロメットを係合溝に係合するためにハーネス挿通部が
延びる方向に移動させる距離が、同方向におけるハーネ
ス挿通部の長さより短い第2の案内壁の同方向における
長さだけとなる。又、基部の周縁が係合溝に正しく係合
しない状態でグロメットがハーネス挿通部に装着される
ことがない。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、導入部において基部の一
部の周縁を第1の案内壁に当接させたときに、係合溝の
開口部側の端部が装着方向における装着向きに視認可能
な状態で露出する。従って、導入部において基部の一部
の周縁が第1の案内壁に確実に当接したか否かが、係合
溝と移動規制部との位置関係、あるいは、係合溝と周縁
との位置関係で判断可能となる。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、グロメット
の基部は、収容ケースの外側から導入部において内側案
内壁に当接される。従って、グロメットの装着を収容ケ
ースの外側から行うように形成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両用の電気接続
箱に具体化した一実施の形態を図1〜図6に従って説明
する。
【0017】電気接続箱は、電気接続体、上側ケース及
び収容ケースとしての下側ケースによって構成される。
図2は、使用時の状態で配置された下側ケース10を示
す。下側ケース10は、ハーネスHがグロメット11を
介して導入されるとともに、ハーネスHの図示しない各
ワイヤが接続された電気接続体の下面を覆うように形成
され、上面に開口部12が形成されている。
【0018】図1は、グロメット11を装着する前の下
側ケース10とグロメット11とを示す。下側ケース1
0において開口部12を形成する周壁13には、その周
縁13aから真下に向かって延びるように開口されたハ
ーネス挿通部14が形成されている。
【0019】ハーネス挿通部14を形成する周壁13の
周縁13aには、開口部12側の端部を除く周縁13a
に沿って第1の案内壁としての内側案内壁15が形成さ
れ、又、内側案内壁15の開口部12側の一部を除く周
縁13aに沿って第2の案内壁としての外側案内壁16
が形成されている。内側案内壁15及び外側案内壁16
とによって、ハーネス挿通部14側に開口するとともに
開口部12側の一部が周壁13の外側案内壁16の側
(即ち、下側ケース10の外側)に開口された導入部1
7を備えた係合溝18が形成されている。
【0020】図3は、グロメット11の背面を示す。グ
ロメット11は、係合溝18に係合する周縁19を備
え、係合溝18に周縁19が係合した状態でハーネス挿
通部14を閉塞するとともにハーネスHを挿通可能に形
成された基部20を備えている。基部20には、ハーネ
スHを挿通させるための挿通孔21と、挿通孔21に挿
通されたハーネスHを案内するように挿通孔21の周縁
から外側に向かって延びる覆い部22が設けられてい
る。
【0021】図4はグロメット11が装着されたハーネ
ス挿通部14の縦断面を示し、図5は図4におけるA−
A線断面、又、図6は図4におけるB−B線断面を示
す。図3,5,6に示すように、基部20には、その左
右両側に、係合溝18に周縁19が係合した状態で、下
側ケース10の外側から外側案内壁16を覆う外側覆い
壁23が、周縁19に沿って平行に設けられている。さ
らに、基部20には、その左右両側に、係合溝18に周
縁19が係合した状態で、下側ケース10の内側から内
側案内壁15の導入部17に相対する一部を覆う内側覆
い壁24が、周縁19に沿って平行に設けられている。
【0022】又、図1,2,3に示すように、基部20
には、ハーネス挿通部14が延びる方向にハーネス挿通
部14内で直交する方向における両側、即ち、下側ケー
ス10の外側からハーネス挿通部14を見たときの基部
の左右両側に、移動規制部としての規制片25が外側覆
い壁23の下部に一体で設けられている。両規制片25
は、グロメット11のハーネス挿通部14への装着時
に、グロメット11をハーネス挿通部14を貫く装着方
向において外側案内壁16から内側案内壁15に向かう
装着向きに移動させて、ハーネス挿通部14に対し開口
部12と反対側に配置される基部20の一部の周縁19
を導入部17において内側案内壁15に当接させるとき
に、周壁13の外側案内壁16が設けられた側に当接し
て装着方向における装着向きの基部20のそれ以上の移
動を協同して規制するように設けられている。
【0023】各規制片25は、外側案内部16の一部を
覆う状態で周壁13に当接するように形成されている。
又、各規制片25は、導入部17において基部20の一
部の周縁19が内側案内壁15に当接するときに、係合
溝18の開口部12側の端部が、前記装着方向における
装着向きに視認可能であるように形成されている。
【0024】次に、以上のように構成された電気接続箱
におけるグロメット装着構造の作用について説明する。
グロメット11をハーネス挿通部14を貫く装着方向に
沿って第2の案内壁から第1の案内壁に向かう装着向き
に移動させて、導入部17において、基部20の下部の
周縁19を内側案内壁15に当接させると、グロメット
11に設けられている一対の規制片25が、周壁13の
外側面に当接して、装着方向における装着向きの移動が
規制される。その結果、グロメット11を導入部17に
向かって移動させるときに、基部20の姿勢がハーネス
挿通部14に対して傾くことで、基部20の周端19の
一部が内側案内壁15に当接しない状態となっていて
も、一対の規制片25が、周壁13の外側案内壁16が
設けられた外側面に当接して、基部20が内側案内壁1
5を越えた位置に配置されない。従って、グロメット1
1を係合溝18に係合するためにハーネス挿通部14が
延びる方向に移動させる距離が、同方向におけるハーネ
ス挿通部14の長さより短い第2の案内壁の同方向にお
ける長さだけとなる。又、基部20の周縁19が係合溝
18に正しく係合しない状態でグロメット11がハーネ
ス挿通部14に装着されることがない。
【0025】又、導入部17において基部20の周縁1
9を内側案内壁15に当接させたときに、係合溝18の
開口部12側の端部が装着方向における装着向きに視認
可能な状態で露出する。従って、導入部17において基
部20の一部の周縁19が内側案内壁15に確実に当接
したか否かが、係合溝18と各規制片25との位置関係
から判断可能となる。
【0026】又、グロメット11の基部20は、下側ケ
ース10の外側から導入部17において内側案内壁15
に当接される。従って、グロメット11の装着を下側ケ
ース10の外側から行うように形成される。
【0027】以上詳述した本実施の形態によれば、以下
に記載の各効果を得ることができる。 (a) グロメット11をハーネス挿通部14に装着す
るために、導入部17において基部20の周縁19を内
側案内壁15に当接させるときに、一対の規制片が下側
ケース10の外側面に当接して、基部20が内側案内壁
15を越えて下側ケース10の内側に移動しないように
した。従って、図8に示すように、基部20の周縁19
の左側又は右側の部分が係合溝18に正しく係合しない
状態でグロメット11がハーネス挿通部14に装着され
ることがないので、グロメット11の装着作業を容易に
行うことができ、しかも、確実に正しく装着することが
できる。
【0028】(b) 基部20の左右両側に設けた規制
片25が、導入部17において基部20の周縁19が内
側案内壁15に当接するときに、係合溝18の開口部1
2側の端部が装着方向における装着向きに視認可能であ
るように形成した。従って、導入部17において基部2
0の一部が内側案内壁15に当接したか否かが、係合溝
18と各規制片25との位置関係で判断可能となるの
で、グロメット11の装着作業を一層容易かつ確実に行
うことができる。
【0029】(c) グロメット11の基部20を、下
側ケース10の内側に設けられた内側案内壁15に当接
させるようにした。従って、グロメット11の装着を下
側ケース10の外側から行うことができるので、装着作
業をさらに容易に行うことができる。
【0030】(d) グロメット11に、内側案内壁1
5を外側から覆う内側覆い壁24と、外側案内壁16を
外側から覆う外側覆い壁23とを設けたので、グロメッ
ト11の防水性能を一層高くすることができる。
【0031】以下、本発明を具体化した上記実施の形態
以外の実施の形態を別例として列挙する。 ・ 基部20の左右両側に一対で設けた規制片25が、
基部20の周縁19が内側案内壁15に当接するとき
に、導入部17を形成する内側案内壁15の開口部12
側の一部を覆ってしまうようにしてもよい。この構成で
は、上記実施の形態の(a)に記載の効果がある。
【0032】・ 第1の案内壁を外側案内壁とし、グロ
メット11を下側ケースの内側から導入部に装着するよ
うにする。この構成では、上記実施の形態の(a),
(b)に記載の各効果がある。
【0033】・ 外側覆い壁23及び内側覆い壁24が
ないグロメット11を使用して実施してもよい。この場
合には、導入部17において基部20の周縁19が内側
案内壁15に当接したか否かが、係合溝18と周縁19
との位置関係でも判断可能となる。
【0034】・ グロメット装着構造を設ける電気接続
箱は、ハーネスが導入されるとともに、開口部の周縁か
ら延びる導入部を形成する平坦壁を有する収容ケースを
備えたものであればよく、リレーボックス、ヒューズボ
ックス又はECUボックス等のいずれでもよい。又、リ
レー、ヒューズ及びECU等の電装品内のいずれか2つ
以上のもが装着されるものであってもよい。
【0035】以下、特許請求の範囲に記載した各発明の
外に前述した実施の形態又は各別例から把握される技術
的思想をその効果とともに記載する。 (1) 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電
気接続箱におけるグロメット装着構造を形成する電気接
続箱の収容ケース。このような構成によれば、請求項1
〜請求項3のいずれか一項に記載の電気接続箱における
グロメット装着構造を形成するグロメットと共に、請求
項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明の作用を備
える。
【0036】(2) 請求項1〜請求項3のいずれか一
項に記載の電気接続箱におけるグロメット装着構造を形
成する電気接続箱のグロメット。このような構成によれ
ば、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電気接
続箱におけるグロメット装着構造を形成する収容ケース
と共に、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発
明の作用を備える。
【0037】(3) 上記(3)に記載の電気接続箱の
グロメットに、前記係合溝に基部の周縁が係合した状態
で前記第1の案内壁を外側から覆う第1の覆い部(内側
覆い壁24)と、同じく前記第2の案内壁を外側から覆
う第2の覆い部(外側覆い壁23)とが設ける。このよ
うな構成によれば、グロメットの防水性能を一層高くす
ることができる。
【0038】(4) 請求項1〜請求項3のいずれか一
項に記載の電気接続箱におけるグロメット装着構造を備
えた電気接続箱。このような構成によれば、請求項1〜
請求項3のいずれか一項に記載の発明の作用を備えたグ
ロメット装着構造によってハーネスが導入される。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
3に記載の発明によれば、グロメットの装着作業を容易
に行うことができ、しかも、確実に正しく装着すること
ができる。
【0040】請求項2又は請求項3に記載の発明によれ
ば、グロメットの装着作業を一層容易かつ確実に行うこ
とができる。請求項3に記載の発明によれば、グロメッ
トの装着作業をさらに容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 グロメット装着構造を構成する下側ケース及
びグロメットの斜視図。
【図2】 グロメットが装着された下側ケースの斜視
図。
【図3】 グロメットの背面からの斜視図。
【図4】 グロメットの縦断面図。
【図5】 図4におけるA−A線断面図。
【図6】 図4におけるB−B線断面図。
【図7】 従来のグロメット装着構造を構成する下側ケ
ース及びグロメットを示す斜視図。
【図8】 グロメットが装着された下側ケースの平断面
図。
【符号の説明】
10…収容ケースとしての下側ケース、11…グロメッ
ト、12…開口部、13…周壁、14…ハーネス挿通
部、15…第1の案内壁としての内側案内壁、16…第
2の案内壁としての外側案内壁、17…導入部、18…
係合溝、19…周縁、20…基部、25…移動規制部と
しての規制片。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続箱を構成する収容ケースの開口
    部を形成する周壁の周縁から延びるように開口されたハ
    ーネス挿通部にグロメットを装着するための電気接続箱
    におけるグロメット装着構造であって、 前記収容ケースには、前記周壁によって形成される前記
    ハーネス挿通部の周縁に沿って設けられた第1の案内壁
    と、該第1の案内壁の開口部側の一部が形成された周縁
    の一部を除く残りの周縁に沿うように設けられた第2の
    案内壁とによって、ハーネス挿通部側に開口するととも
    に開口部側の一部が周壁の第2の案内壁の側に開口され
    た導入部を備えた係合溝が形成され、 前記グロメットは、前記係合溝に係合する周縁を備える
    とともに、該周縁が係合溝に係合した状態でハーネス挿
    通部を閉塞するとともにハーネスを挿通可能に形成され
    た基部と、グロメットをハーネス挿通部を貫く装着方向
    において第2の案内壁から第1の案内壁に向かう装着向
    きに移動させて、ハーネス挿通部に対し開口部と反対側
    に配置される基部の一部の周縁を前記導入部において第
    1の案内壁に当接させたときに、周壁の第2の案内壁が
    設けられた側に当接して前記装着方向における装着向き
    の基部のそれ以上の移動を規制する移動規制部とを備え
    ている電気接続箱におけるグロメット装着構造。
  2. 【請求項2】 前記移動規制部は、前記ハーネス挿通部
    が延びる方向に対してハーネス挿通部内で直交する方向
    における基部の両側に一対で設けられ、それぞれが前記
    第2の案内壁の一部を覆う状態で前記周壁に当接するよ
    うに形成されるとともに、前記導入部において基部の一
    部の周端が第1の案内壁に当接するときに、前記係合溝
    の開口部側の端部が前記装着方向における装着向きに視
    認可能であるように形成されている請求項1に記載の電
    気接続箱におけるグロメット装着構造。
  3. 【請求項3】 前記第1の案内壁は、収容ケースの内側
    に設けられた内側案内壁であり、前記第2の案内壁は、
    同じく外側案内壁である請求項1又は請求項2に記載の
    電気接続箱におけるグロメット装着構造。
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CN113690819A (zh) * 2021-08-23 2021-11-23 一汽解放汽车有限公司 线束过孔护套

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