JP2007312494A - 電気接続箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】短い移動行程でサイドカバーを組付けることができる電気接続箱を提供する。
【解決手段】電気接続箱1は箱本体2とサイドカバー3を備えている。箱本体2は箱状に形成されている。箱本体2の外壁8aには凹み9が設けられている。箱本体2の外壁8aには第1係合受け部10と第2係合受け部11とが設けられている。第1係合受け部10と第2係合受け部11とはサイドカバー3の箱本体2への取り付け方向Tに沿って互いに間隔をあけて配置されている。サイドカバー3には第1係合部20と第2係合部21とが設けられている。第1係合部20と第2係合部21とは取り付け方向Tに沿って互いに間隔をあけて配置されている。第1係合部20が第1係合受け部10に係合し第2係合部21が第2係合受け部11に係合して凹み9を塞いだ格好でサイドカバー3が箱本体2に取り付けられる。
【選択図】図3
【解決手段】電気接続箱1は箱本体2とサイドカバー3を備えている。箱本体2は箱状に形成されている。箱本体2の外壁8aには凹み9が設けられている。箱本体2の外壁8aには第1係合受け部10と第2係合受け部11とが設けられている。第1係合受け部10と第2係合受け部11とはサイドカバー3の箱本体2への取り付け方向Tに沿って互いに間隔をあけて配置されている。サイドカバー3には第1係合部20と第2係合部21とが設けられている。第1係合部20と第2係合部21とは取り付け方向Tに沿って互いに間隔をあけて配置されている。第1係合部20が第1係合受け部10に係合し第2係合部21が第2係合受け部11に係合して凹み9を塞いだ格好でサイドカバー3が箱本体2に取り付けられる。
【選択図】図3
Description
本発明は、移動体としての自動車などに搭載される電気接続箱に関する。
移動体としての自動車には、一般に、ヘッドランプ及びテールランプなどのランプ類、スタータモータ及びエアコンディショナ用のモータ等のモータ類、などの多種多様な電子機器が搭載されている。
前述した多種多様な電子機器に電力を供給するために、前記自動車は、ジャンクションブロックを適宜箇所に配置してきた。前記ジャンクションブロックは、多数のヒューズやリレー等の各種の電気回路ユニットを集約して構成されている。
なお、ジャンクションブロックは、ヒューズ、リレー、ブスバーなどを有することもあることから、ヒューズブロック、リレーボックス、又は総称して電気接続箱とも呼ばれる。本明細書では、前述したヒューズブロック、リレーボックス、ジャンクションブロックを、総称して以下電気接続箱(例えば、特許文献1参照)と呼ぶ。
特許文献1に示された電気接続箱は、外郭を形成する箱本体と、配線盤と、サイドカバーなどを備えている。箱本体には、ヒューズやリレーなどの電気部品が装着される。また、箱本体には、ワイヤハーネスのコネクタなどが嵌合する。また、箱本体の外壁には、前述したワイヤハーネスの電線などを通す直線状の凹みが設けられている。凹みの互いに相対する内面には、前述した凹みの長手方向に沿って、該凹みの全長に亘って延在した溝が設けられている。
配線盤は、箱本体内に収容されており、前述したヒューズやリレーなどの電気部品と、ワイヤハーネスのコネクタの端子とを予め定められたパターンにしたがって、互いに電気的に接続する。
サイドカバーは、その平面形状が略矩形の板状に形成されている。サイドカバーは、その幅方向の両縁が前述した溝内に通されて、前述した凹みの長手方向に沿ってスライドされることで、箱本体に取り付けられる。サイドカバーは、箱本体に取り付けられると、凹みを塞いで、前述したワイヤハーネスの電線を保護する。また、サイドカバーと箱本体とには、凹みをサイドカバーが完全に塞いだ状態で、互いに係止する係止部が設けられている。
特開2004−64881号公報
前述した特許文献1に示された電気接続箱は、サイドカバーを箱本体に取り付ける際に、該箱本体の外壁の高さ分(凹みの長手方向の寸法分)、該サイドカバーを箱本体に対してスライドさせる必要があった。そのために、箱本体に取り付ける際に、サイドカバーを移動させる距離(ストローク)が長くなる傾向であった。このため、サイドカバーを箱本体に取り付ける際に作業性が低下する傾向であった。
したがって、本発明の目的は、短い移動行程で容易にサイドカバーを組付けることができる電気接続箱を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電気接続箱は、外壁に直線状に延びた凹みが設けられた箱本体と、前記凹みの長手方向に沿ってスライドされることで、前記箱本体に取り付けられるとともに、該箱本体に取り付けられると前記凹みを塞ぐサイドカバーと、を備えた電気接続箱において、前記サイドカバーの前記スライド方向に沿って、互いに間隔をあけて前記サイドカバーに配置されているとともに、該サイドカバーのスライド方向を案内する第1係合部及び第2係合部と、前記箱本体に設けられかつ前記第1係合部が係合する第1係合受け部と、前記箱本体に設けられかつ前記第2係合部が係合する第2係合受け部と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の電気接続箱は、請求項1記載の電気接続箱において、前記第1係合部が、前記サイドカバーから該サイドカバーの外方向に突出して形成されているとともに、前記第2係合部が、前記サイドカバーから該サイドカバーの外方向に突出して形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の本発明の電気接続箱は、請求項1又は請求項2記載の電気接続箱において、前記第1係合部及び前記第1係合受け部と、前記第2係合部及び前記第2係合受け部と、のうち少なくとも一方に、互いに係止する係止突起が設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載した本発明の電気接続箱によれば、サイドカバーのスライド方向の両端部に互いに間隔をあけて第1係合部と第2係合部とを設けて、箱本体に第1係合部と第2係合部各々と係合する第1係合受け部と第2係合受け部を設けている。このため、一方の係合部を第1係合受け部と第2係合受け部との間に位置した状態から対応する係合部を係合受け部に係合させることができる程度、サイドカバーを箱本体にスライドさせることで該箱本体に取り付けることができる。
また、係合部がサイドカバーの前述したスライド方向の両端部に設けられているので、箱本体に取り付けられたサイドカバーを該箱本体に安定して保持することができる。
請求項2に記載した本発明の電気接続箱によれば、第1及び第2係合部がサイドカバーの縁から突出しているので、該サイドカバーを確実にスライドさせて箱本体に取り付けることができる。
請求項3に記載した本発明の電気接続箱によれば、第1係合部及び第1係合受け部と、第2係合部及び第2係合受け部との少なくとも一方に互いに係止する係止突起が設けられているので、箱本体に取り付けられたサイドカバーを該箱本体に確実に安定して保持することができる。
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、一方の係合部を第1係合受け部と第2係合受け部との間に位置した状態から対応する係合部を係合受け部に係合させることができる程度、サイドカバーを箱本体にスライドさせることで該箱本体に取り付けることができる。このため、サイドカバーを取り付ける際に、サイドカバーを移動させる距離(ストローク)が短くなって作業性が向上して、サイドカバーを容易に組付けることができる。したがって、本発明の電気接続箱は、サイドカバーを短い移動行程で容易に組付けることができる。
また、箱本体に取り付けられたサイドカバーを該箱本体に安定して保持することができるので、箱本体に対してサイドカバーが振動することを防止でき、異音が発生することを防止できる。
請求項2に記載の本発明は、サイドカバーを確実にスライドさせて箱本体に取り付けることができるので、より容易にサイドカバーを箱本体に取り付けることができる。
請求項3に記載の本発明は、箱本体に取り付けられたサイドカバーを該箱本体に確実に安定して保持することができるので、箱本体に対してサイドカバーが振動することを防止でき、異音が発生することを防止できる。
以下、本発明の一実施形態にかかる電気接続箱を、図1ないし図4に基づいて説明する。本実施形態にかかる図1に示す電気接続箱1は、移動体としての自動車に搭載される。電気接続箱1は、図1乃至図4に示すように、箱本体2と、図示しないカセットブロックと、連結部としての連結梁4と、連結部としての連結壁5と、サイドカバー3とを備えている。
箱本体2は、絶縁性の合成樹脂からなり、周知の射出成形により成形される。箱本体2は、図1及び図4に示すように、本体部6と、複数の隔壁7とを備えている。本体部6は、互いに端が連なる複数の外壁8により枠状(箱状)に形成されている。隔壁7は、本体部6を構成する外壁8の内面に連なっており、該本体部6内の空間を多数の空間に仕切っている。隔壁7は、外壁8の両表面に沿って延在しており、本体部6内に格子状に配置されている。隔壁7及び外壁8間の空間は、図1及び図4中の上下に位置する両端が開口している。
さらに、箱本体2の本体部6には、図1、図2及び図4に示すように、一つの外壁8(以下、符号8aで示す)の表面から凹の凹み9が設けられている。凹み9は、前述した外壁8及び隔壁7などで囲まれた空間の開口部同士が互いに相対する方向(即ち、カセットブロックが前述した空間内に挿入される方向)に沿って、直線状に延びている。
凹み9は、カセットブロックの表面(カセットブロックが前述した空間内への挿入方向の後端に位置する面)に取り付けられるワイヤハーネスを内側に通す。
また、前述した箱本体2の本体部6の外壁8aには、第1係合受け部10と、第2係合受け部11とが設けられている。即ち、電気接続箱1は、第1係合受け部10と、第2係合受け部11とを備えている。
第1係合受け部10は、外壁8の凹み9の長手方向の中央に設けられている。第1係合受け部10は、一対の係合受け片13を備えている。一対の係合受け片13は、互いの間に凹み9を位置付ける位置に設けられている。係合受け片13は、図3に示すように、外壁8aより箱本体2の外側に向かって立設した立設部14と、該立設部14の外壁8aから離れた側の先端から凹み9の長手方向に沿ってサイドカバー3の凹み9への取り付け方向T(図4中に矢印で示し、特許請求の範囲のスライド方向に相当する)の後方に向かって延在した延在部15と、一対のリブ16とを備えている。
延在部15の前述した取り付け方向Tの後方側の端には、図3に示すように、係止突起17が設けられている。係止突起17は、延在部15の端から外壁8aに対して直交する方向に沿って箱本体2の外側に向かって凸に形成されている。係止突起17の取り付け方向Tの後方側には、テーパ面17aが設けられている。テーパ面17aは、前述した取り付け方向Tの後方に向かうにしたがって係止突起17を徐々に薄肉にする方向に該取り付け方向Tに対して傾斜している。リブ16は、外壁8から立設した壁状に形成されており、立設部14と延在部15と係止突起17の幅方向の端に連なっている。リブ16は、互いの間に立設部14と延在部15と係止突起17を位置付けている。リブ16は、係合受け片13の機械的な強度を向上させている。
前述した第1係合受け部10の係合受け片13は、それぞれ、サイドカバー3に設けられた後述する第1係合部20の係合用筒22と係合する。即ち、第1係合受け部10は、サイドカバー3に設けられた第1係合部20と係合する。
第2係合受け部11は、外壁8aの凹み9の長手方向の前述した取り付け方向Tの後方側の端部に設けられている。第2係合受け部11は、一対の係合溝18を備えている。係合溝18は、凹み9の該凹み9の長手方向に対して直交する方向に沿って互いに相対する内面9aに設けられている。係合溝18は、内面9aの前述した取り付け方向Tの後方側の端から該取り付け方向の前方に向かって延在している。また、係合溝18の前述した取り付け方向Tの後方側の端部には、係合溝18を互いの間に形成する一対の壁のうちの外側の壁を切り欠いて、箱本体2の外側と連通した開口部19が設けられている。
前述した第2係合受け部11の係合溝18は、それぞれ、サイドカバー3に設けられた第2係合部21の係合板24が内側に侵入して該係合板24と係合する。即ち、第2係合受け部11は、サイドカバー3に設けられた第2係合部21と係合する。
カセットブロックは、複数設けられている。カセットブロックは、各々、前述した隔壁7及び外壁8で囲まれる空間内に収容可能な大きさの箱状に形成されている。カセットブロックは、前述した空間の図1、図2及び図4中の下方側の開口を通して、これらの空間内に挿入する。
カセットブロックは、ワイヤハーネスの電線の端末に取り付けられた端子金具を収容する。カセットブロックの前述した空間内への挿入方向の後端に位置する一方の表面には、図示しないリレー、ヒューズやヒュージブルリンクなどの電気部品が装着される。端子金具は、前述したリレー、ヒューズやヒュージブルリンクなどの電気部品と接続する。即ち、端子金具は、前述した電線と電気部品とを互いに電気的に接続する。さらに、一部のカセットブロックには、前述した表面にワイヤハーネスの電線の端末が取り付けられる。
連結梁4は、図示例では、一つ設けられている。連結梁4は、梁状に形成されている。連結梁4は、互いに平行でかつ間隔をあけて相対して互いの間に前述したカセットブロックを位置付ける一対の隔壁7のカセットブロックの空間への挿入方向の後方に位置する端同士を連結している。
連結壁5は、図示例では、一つ設けられている。連結壁5は、平板状に形成されている。連結壁5は、互いに平行でかつ間隔をあけて相対して互いの間に前述したカセットブロックを位置付ける一対の隔壁7のカセットブロックの空間への挿入方向の後方に位置する端に連なっている。連結壁5の両表面は、隔壁7の両表面と交差(図示例では、直交)している。このように、連結壁5は、互いに隣り合う隔壁7の端7a同士を連結して、両表面が隔壁7の両表面と交差した平板状に形成されている。
また、連結壁5には、複数の開口窓12が設けられている。開口窓12は、連結壁5を貫通した孔である。複数の開口窓12は、連結壁5の長手方向に沿って、互いに間隔をあけて配置されている。開口窓12は、内側にカセットブロックに取り付けられる電気部品の端子などが通ることを許容して、該端子即ち電気部品がカセットブロックに取り付けられることを許容する。
サイドカバー3は、絶縁性の合成樹脂で構成され、周知の射出成形により成形される。サイドカバー3は、図1、図2及び図4に示すように、平面形状が矩形状に形成されて、凹み9を塞ぐことが可能な大きさに形成されている。サイドカバー3は、凹み9の長手方向に沿う前述した取り付け方向Tに沿ってスライドされることで、箱本体2に取り付けられるとともに、該箱本体2に取り付けられると凹み9を塞ぐ。
サイドカバー3の長手方向即ち取り付け方向Tの中央部には、第1係合部20が設けられ、かつサイドカバー3の長手方向即ち取り付け方向Tの後方に位置する端部には、第2係合部21が設けられている。即ち、電気接続箱1は、前述した取り付け方向に沿って互いに間隔をあけて配置された第1係合部20及び第2係合部21を備えている。
第1係合部20は、一対の係合用筒22を備えている。係合用筒22は、サイドカバー3の幅方向の両縁に取り付けられている。即ち、第1係合部20の係合用筒22は、サイドカバー3の幅方向の縁から該サイドカバー3の外方向に突出して形成されている。係合用筒22の長手方向は、サイドカバー3の長手方向即ち取り付け方向Tと平行である。係合用筒22の内面には、係合受け片13の係止突起17と係止する係止突起23が設けられている。係止突起23は、係合用筒22の内面から凸に形成されている。係止突起23には、前述した取り付け方向Tの前方に向かうにしたがって該係止突起23を徐々に薄くするテーパ面23aが形成されている。
第1係合部20は、取り付け方向Tと平行な係合用筒22内に係合受け片13の延在部15が侵入可能である。第1係合部20は、取り付け方向Tと平行な係合用筒22内に係合受け片13の延在部15が侵入することで、サイドカバー3がスライドする方向を前述した取り付け方向T即ち凹み9及びサイドカバー3の長手方向に案内する。また、第1係合部20は、係止突起23が係止突起17と係止することで、第1係合受け部10と係合する。
第2係合部21は、一対の係合板24を備えている。係合板24は、サイドカバー3の幅方向の両縁から該サイドカバー3の幅方向に沿って突出している。即ち、第2係合部21の係合板24は、サイドカバー3の幅方向の縁から該サイドカバー3の外方向に突出して形成されている。係合板24は、それぞれ、板状に形成されて、その両表面がサイドカバー3の両表面と平行に配置されている。即ち、係合板24の長手方向は、サイドカバー3の長手方向即ち前述した取り付け方向Tと平行である。
第2係合部21は、取り付け方向Tと平行な係合板24が係合溝18内に侵入可能である。第2係合部21は、取り付け方向Tと平行な係合板24が係合溝18内に侵入することで、サイドカバー3がスライドする方向を前述した取り付け方向T即ち凹み9及びサイドカバー3の長手方向に案内する。また、第2係合部21は、係合板24が係合溝18内に挿入されることで、第2係合受け部11と係合する。
前述したサイドカバー3は、係合用筒22内に係合受け片13の延在部15が侵入し、係合板24が係合溝18内に侵入することで、取り付け方向Tに沿ってスライドして、箱本体2に取り付けられる。また、サイドカバー3は、箱本体2に取り付けられると、前述した凹み9の外壁8aにおける開口を塞ぐ。こうして、サイドカバー3は、箱本体2に取り付けられると、前述した凹み9を塞ぐ。また、サイドカバー3は、箱本体2に取り付けられると、前述した凹み9の箱本体2の上面及び下面側の開口を塞がない(開放する)。
前述した構成の電気接続箱1は、以下のように組み立てられる。まず、各端子金具に電線が取り付けられる。そして、端子金具は、前述した開口を通してカセットブロック内に挿入される。その後、カセットブロックが前述した空間内に挿入されて、該カセットブロックが箱本体2に取り付けられる。その後、各カセットブロックにリレー、ヒューズ、ヒュージブルリンクなどの所望の電気部品が装着される。また、凹み9内にワイヤハーネスが通されて、該ワイヤハーネスの端末がカセットブロックの表面に取り付けられる。
そして、係合用筒22内に係合受け片13の延在部15を挿入し、係合板24を係合溝18内に挿入して、サイドカバー3を取り付け方向Tに沿ってスライドさせる。係合用筒22の内面に設けられた係止突起17と、係合受け片13の延在部15に設けられた係止突起17とが互いに係止して、サイドカバー3が箱本体2に固定される。すると、サイドカバー3は凹み9を塞ぐ。こうして、前述した構成の電気接続箱1が組み立てられる。
電気接続箱1は、図示しない防水ケース内に収容されて、自動車の車体を構成するパネルなどに固定される。前述したワイヤハーネスの電線は、自動車などに搭載される多種多様な電子機器と接続される。こうして、電気接続箱1は、前述した自動車などに搭載されて、この自動車に搭載される多種多様な電子機器と、前述した各種の電気部品とを予め定められるパターンにしたがって電気的に接続する。
本実施形態によれば、サイドカバー3の取り付け方向Tに沿って互いに間隔をあけて第1係合部20と第2係合部21とを設けて、箱本体2に第1係合部20と第2係合部21各々と係合する第1係合受け部10と第2係合受け部11を設けている。このため、第1係合部20を第1係合受け部10と第2係合受け部11との間に位置した状態から対応する係合部10,11を係合受け部20,21に係合させることができる程度、サイドカバー3を箱本体2にスライドさせることで該箱本体2に取り付けることができる。
このため、サイドカバー3を取り付ける際に、サイドカバー3を移動させる距離(ストローク)がサイドカバー3の全長よりも短くなって作業性が向上して、サイドカバー3を箱本体2に容易に組付けることができる。したがって、電気接続箱1は、サイドカバー3を短い移動行程で容易に組付けることができる。
また、係合部20,21がサイドカバー3の前述した取り付け方向Tに沿って間隔をあけて設けられているので、箱本体2に取り付けられたサイドカバー3を該箱本体2に安定して保持することができる。このため、箱本体2に対してサイドカバー3が振動することを防止でき、異音が発生することを防止できる。
第1及び第2係合部20,21がサイドカバー3の縁から突出しているので、該サイドカバー3を確実にスライドさせて箱本体2に取り付けることができる。
第1係合部20及び第1係合受け部10に互いに係止する係止突起23,17が設けられているので、箱本体2に取り付けられたサイドカバー3を該箱本体2に確実に安定して保持することができる。したがって、箱本体2に対してサイドカバー3が振動することを防止でき、異音が発生することを防止できる。
本体部6内の空間を仕切る隔壁7の端7aに連結梁4及び連結壁5が連なっている。このため、本体部6即ち箱本体2の剛性が向上して歪みにくくなるとともに、成型時などに本体部6即ち箱本体2が歪みにくくなる。このように、箱本体2が歪みにくくなるので、容易に電気部品を装着するカセットブロックを本体部6の隔壁7間に収容して箱本体2に取り付けることができる。
また、連結梁4及び連結壁5が隔壁7の端7aに連なっているので、隔壁7同士を連結した連結梁4及び連結壁5を設けても、カセットブロックに何ら影響をあたえることがなく(カセットブロックの形状を何ら変更することなく)、該カセットブロックを互いの間に連結梁4及び連結壁5が掛け渡された隔壁7間に収容することができる。したがって、連結梁4及び連結壁5を設けていない従来から用いられてきた電気接続箱のカセットブロックをそのまま用いることができる。
さらに、係合溝18の前述した取り付け方向Tの後方側の端部に開口部19が設けられているので、該開口部19を通して係合溝18内に第2係合部21の係合板24を挿入することができる。したがって、凹み9内にサイドカバー3を容易に挿入することができる。
前述した実施形態では、連結部としての一つの連結梁4と、連結部としての一つの連結壁5とを設けている。しかしながら、本発明では、連結部としての連結梁4と連結部としての連結壁5とのうち少なくとも一方を、少なくとも一つ設ければ良い。要するに、本発明では、連結部を少なくとも一つ設ければ良い。
前述した実施形態では、第1係合部20と第1係合受け部10に互いに係止する係止突起23,17を設けている。しかしながら、本発明では、第2係合部21と第2係合受け部11に互いに係止する係止突起を設けても良く、第1係合部20と第1係合受け部10に互いに係止する係止突起23,17を設けかつ第2係合部21と第2係合受け部11に互いに係止する係止突起を設けても良い。第1係合部20と第1係合受け部10に互いに係止する係止突起23,17を設けなくても良く第2係合部21と第2係合受け部11に互いに係止する係止突起を設けなくても良い。
要するに、本発明では、係止突起23,17を設けなくても良く、設ける場合にも、第1係合部20及び第1係合受け部10と、第2係合部21及び第2係合受け部11とのうち少なくとも一方に設ければ良い。
また、本発明では、第1係合部20及び第1係合受け部10と、第2係合部21及び第2係合受け部11とを、それぞれ、如何なる形状及び構成としても良い。
さらに、前述した実施形態では、連結壁5に開口窓12を複数設けているが、本発明では、連結壁5に開口窓12を一つのみ設けても良い。要するに、本発明では、連結壁5に開口窓12を少なくとも一つ設ければ良い。
なお、前述した実施形態は、本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 電気接続箱
2 箱本体
3 サイドカバー
9 凹み
10 第1係合受け部
11 第2係合受け部
17 係止突起
20 第1係合部
21 第2係合部
23 係止突起
T 取り付け方向(スライド方向)
2 箱本体
3 サイドカバー
9 凹み
10 第1係合受け部
11 第2係合受け部
17 係止突起
20 第1係合部
21 第2係合部
23 係止突起
T 取り付け方向(スライド方向)
Claims (3)
- 外壁に直線状に延びた凹みが設けられた箱本体と、
前記凹みの長手方向に沿ってスライドされることで、前記箱本体に取り付けられるとともに、該箱本体に取り付けられると前記凹みを塞ぐサイドカバーと、を備えた電気接続箱において、
前記サイドカバーの前記スライド方向に沿って、互いに間隔をあけて前記サイドカバーに配置されているとともに、該サイドカバーのスライド方向を案内する第1係合部及び第2係合部と、
前記箱本体に設けられかつ前記第1係合部が係合する第1係合受け部と、
前記箱本体に設けられかつ前記第2係合部が係合する第2係合受け部と、
を備えたことを特徴とする電気接続箱。 - 前記第1係合部が、前記サイドカバーから該サイドカバーの外方向に突出して形成されているとともに、
前記第2係合部が、前記サイドカバーから該サイドカバーの外方向に突出して形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。 - 前記第1係合部及び前記第1係合受け部と、前記第2係合部及び前記第2係合受け部と、のうち少なくとも一方に、互いに係止する係止突起が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電気接続箱。
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